JP2003126661A - 膜モジュールベッセル - Google Patents
膜モジュールベッセルInfo
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- JP2003126661A JP2003126661A JP2001329462A JP2001329462A JP2003126661A JP 2003126661 A JP2003126661 A JP 2003126661A JP 2001329462 A JP2001329462 A JP 2001329462A JP 2001329462 A JP2001329462 A JP 2001329462A JP 2003126661 A JP2003126661 A JP 2003126661A
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Abstract
レメントの挿抜を容易に行うことができる膜モジュール
ベッセルを提供する。 【解決手段】 筒形の膜モジュールベッセル1は、ベッ
セルトップ2、ベッセルミドル3及びベッセルロワー4
がそれぞれ連結バンド9A,9Bによって連結されたも
のである。連結バンド9Bは、ベッセルミドル3のフラ
ンジ3cとベッセルロワー4のフランジ4cとを密着さ
せるように外嵌している。ベッセル1は、連結バンド9
Bを外すことにより長手方向の中間付近において分割可
能とされている。分割数を3とした場合には長手方向に
3分割する所で分割可能とし、各々連結バンドで緊縛す
ればよい。
Description
る膜濾過装置用の膜モジュールベッセルに関する。
モジュールは、一般に、筒形の膜モジュールベッセル内
に、スパイラル型、中空糸型等の膜エレメントを装填し
た構造とされている。図3に示す如く、従来の膜モジュ
ールベッセル11は、円筒形の本体部12の両端に、検
査ないし膜エレメントの挿抜のために、エンドキャップ
13A,13Bがフランジ結合等によって着脱可能に取
り付けられた構造とされている。図3の膜モジュールベ
ッセル11においては、原水はキャップ13A側の導入
口14Aから導入され、濃縮水はキャップ13B側の排
出口14Bから排出される。膜透過水は、本体部12の
側面に設けられた排出口(図示せず)から取り出され
る。なお、原水の導入口、濃縮水及び膜透過水の排出口
の位置が図示のものとは異なる膜モジュールベッセルも
種々用いられている。例えば、本体部12の側面に設け
られた導入口から原水を導入し、同じく本体部12の側
面に設けられた排出口から濃縮水を排出し、膜透過水を
両端のキャップ13A,13Bに設けられた取出口から
取り出すタイプのものもある。
ジュールベッセル11では、膜エレメント交換時には、
一方の端部のキャップ13A又は13Bを取り外し、本
体部12内の膜エレメントをモジュール長さに等しい距
離だけ引き出さなければならない。膜モジュール長さが
短い場合には、膜エレメントの引き出し長さも短いた
め、この作業には特段の支障はない。しかしながら、膜
モジュールが例えば、2m以上と長い場合、引き出しス
トロークが長くなり、広い作業スペースが必要となり、
膜モジュールの設置に制約が生じる。特に膜モジュール
が鉛直に設置されベッセルが架台に固定されている場
合、膜モジュールベッセルの上端のキャップを取り外し
て膜エレメントを上方に引き出すためには、4m以上の
高さにまで膜エレメントを持ち上げる必要がある。この
ため、膜エレメントの交換作業のために膜モジュールを
建て屋から搬出したり、或いは膜濾過装置を設置する建
て屋の天井高さを5〜6m程度にまで十分に高くするこ
とが必要となる。
っても、膜エレメントの交換を容易に行うことができる
膜モジュールベッセルを提供することを目的とする。
ッセルは、筒形の膜モジュールベッセルにおいて、長手
方向に複数のベッセルに分割可能であることを特徴とす
る。
分割数を2つとした場合、長手方向の中間付近において
分割し、内部の膜エレメントを全長の半分だけ引き出す
だけで該膜エレメントをベッセル外に取り出すことがで
きる。この場合、膜エレメントの引き出しストロークは
膜モジュールベッセル長さの約半分程度で足りる。従っ
て、縦置型の膜モジュールであっても、膜モジュールの
上側に膜モジュールベッセル長さの約半分強程度の作業
空間があれば容易に膜エレメントの挿抜作業を行うこと
ができる。なお、「中間付近」とは、膜モジュールベッ
セルの一端から該ベッセル全長の40〜60%好ましく
は45〜55%の範囲をいう。また本発明では分割数を
3つとした場合には、長手方向に略3等分する位置で分
割するのが好ましい。そうすると、引き出しストローク
はより短くなる。
モジュールベッセルの実施の形態を詳細に説明する。
るようにした場合の本発明の膜モジュールベッセルの実
施の形態を示す断面図、図(b)は平面図、図(c)は
図(a)のC付近の拡大図である。
ルは、長手方向を鉛直方向として設置される縦置き型の
ものであり、FRP(繊維強化合成樹脂)製のベッセル
トップ2、ベッセルミドル3及びベッセルロワー4の3
体よりなり、これらがそれぞれ連結バンド9(9A,9
B)によって連結されている。連結バンド9A,9Bは
同一構成のものである。ベッセルトップ2は円筒状の筒
体部2aの上部にエンドキャップ2bを接着したもので
あり、下部外周面からはフランジ2cが突設されてい
る。
と、該筒体部3aの上端及び下端の外周面からそれぞれ
突設されたフランジ3b,3cを有する。ベッセルロワ
ー4は、円筒状の筒体部4aと、該筒体部4aの下部に
接着されたボトム側エンドキャップ4bとを有する。
の流入口5が設けられ、下端に濃縮水の流出口6が設け
られ、側周面に透過水の取出口7,8が設けられてい
る。流入口5はエンドキャップ2bに設けられ、流出口
6はエンドキャップ4bに設けられ、取出口7は筒体部
2aに設けられ、取出口8は筒体部4aの下部に設けら
れている。
ル1はFRP製であり、各部分の接合は上記の通り接着
により行われているが、膜モジュールベッセルの材質は
金属など他の材料であってもよい。金属材の場合、各部
分は溶接により接合されるのが好ましい。
ル1の全長の約1/2の長さ(筒軸心方向長さ)を有し
ており、ベッセルトップ2及びベッセルミドル3の連結
体も膜モジュールベッセル1の全長の約1/2の長さを
有している。図示はしないが、このベッセルロワー4の
下部には、膜モジュールベッセル1を自立させるための
脚が設けられ、かつベッセルロワー4と架台を固定する
ための連結具を設けていてもよい。脚を設けることによ
り横倒しのリスクが小さくなり好ましい。
びベッセルミドル3とベッセルロワー4とは、それぞれ
フランジ2c,3b同士及びフランジ3c,4c同士を
当接させ、それらの外側に連結バンド9(9A,9B)
を装着することにより連結される。フランジ2c,3
b,3c,4cは、いずれも外周側ほど厚みが減少する
テーパ形断面形状のものである。各フランジの突き合わ
せ面はそれぞれ筒体部の筒軸心線に対し垂直面となって
いる。突き合わされる一方のフランジ例えばフランジ4
cの突き合わせ面には凹溝が周設され、この凹溝に装着
されたOリング10が他方のフランジの突き合わせ面に
密着される。
c,4cの外周を取り巻くバンド9aの内周面にアタッ
チメント9bを固着した構成のものである。アタッチメ
ント9bは、内方ほど相互間の間隔が開く1対の傾斜片
9c,9cを有しており、この傾斜片9c,9cがフラ
ンジ2c,3b,3c,4cの傾斜面に係合する。バン
ド9aの両端同士をボルトによって連結し、このボルト
を締め込んでバンド9aを縮径させることにより、アタ
ッチメント9bの傾斜片9cがフランジ2c,3b及び
フランジ3c,4c同士を密着方向に押圧し、これによ
りベッセルトップ2とベッセルミドル3、ベッセルミド
ル3とベッセルロワー4とがそれぞれ水密的に且つ強固
に連結される。9dはアタッチメント9bの強度を高め
るための張出部である。
ル1内に中空糸膜エレメント20を装填した膜モジュー
ルを図2に示す。この中空糸膜エレメント20はポッテ
ィング材よりなる一対のエンドプレート21,22間に
多数本の中空糸膜23を架設したものである。各中空糸
膜23の両端はエンドプレート21,22内に埋設さ
れ、且つエンドプレート21,22の反対側の端面に露
出している。このエンドプレート21,22の外周にO
リング24を装着し、それぞれエンドキャップ2b,4
bに内嵌する。
バンド9Bを外し、ベッセルミドル3とベッセルロワー
4とを分離しておき、ベッセルミドル3とベッセルトッ
プ2とは連結バンド9Aによって連結しておく。そし
て、エンドプレート22をエンドキャップ4bに内嵌さ
せ、次いでベッセルミドル3をベッセルロワー4に当接
させ、連結バンド9Bによって両者を連結する。
ッセル1内から取り出すときには、連結バンド9Bを外
し、ベッセルミドル3とベッセルロワー4とを分離し、
ベッセルミドル3及びベッセルトップ2の連結体を上方
に引き上げる。この引き上げストロークは、中空糸膜エ
レメント20の約半分強の長さで足りる。中空糸膜エレ
メント20の上半分が露出するまでベッセルミドル3及
びベッセルトップ2を上方に移動させた後、好ましくは
側方に退避させる。
引き上げ、中空糸膜エレメント20の全体をベッセルロ
ワー4から取り出す。この際の中空糸膜エレメント20
の引き上げストロークも、中空糸膜エレメント20の約
半分強で足りる。従って、膜モジュールベッセル1の上
方のスペースは従来に比べて著しく小さくて済む。
ッセル1内の点検を行うときに外される。連結バンド9
Aを外してベッセルトップ2を取り出し、内部を点検す
ることができる。また、ベッセルトップ2の代りに検査
用ユニットを接続して点検運転を行ってもよい。
発明は上記以外の態様をもとりうる。例えば、分割数を
3としてもよいし、中空糸膜エレメントを多孔質に入れ
てモジュール内に装填してもよい。又、結合手段もベッ
セルミドル3とベッセルロワー4とはボルト締めによる
フランジ結合など、他の結合手段によって着脱可能とさ
れてもよい。さらに、上記実施の形態では開口5を原水
流入口とし、開口6を濃縮水流出口としているが、側面
の開口7を原水流入口とし、開口8を濃縮水流出口と
し、中空糸膜23の透過水を開口5,6から取り出すよ
うにしてもよい。分割数を3つとした場合には、上のベ
ッセルから順次とり除く。
のスパイラル型エレメントなど各種のエレメントを膜モ
ジュールベッセル内に配置できる。ベッセルトップ、ベ
ッセルミドル、ベッセルロワ―にフォークリフトのフォ
ークの係止部を設けてもよい。
い縦置型の膜モジュールベッセルであっても、広い作業
空間を必要とすることなく、膜エレメントの交換を容易
に行うことができる。
示す断面図、平面図及び要部拡大断面図である。
ールの断面図である。
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 筒形の膜モジュールベッセルにおいて、
長手方向に複数のベッセルに分割可能であることを特徴
とする膜モジュールベッセル。 - 【請求項2】 請求項1において、縦置型であることを
特徴とする膜モジュールベッセル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001329462A JP2003126661A (ja) | 2001-10-26 | 2001-10-26 | 膜モジュールベッセル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001329462A JP2003126661A (ja) | 2001-10-26 | 2001-10-26 | 膜モジュールベッセル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003126661A true JP2003126661A (ja) | 2003-05-07 |
Family
ID=19145361
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001329462A Pending JP2003126661A (ja) | 2001-10-26 | 2001-10-26 | 膜モジュールベッセル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003126661A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005224796A (ja) * | 2004-01-14 | 2005-08-25 | Toray Ind Inc | 中空糸膜モジュールおよびそれのカートリッジの交換方法 |
JP2018094539A (ja) * | 2016-12-16 | 2018-06-21 | 株式会社東芝 | 水蒸気分離装置 |
JP2021521006A (ja) * | 2018-06-08 | 2021-08-26 | コーロン インダストリーズ インク | 中空糸膜モジュールの製造方法及びこれによって製造された中空糸膜モジュール |
WO2023199773A1 (ja) * | 2022-04-13 | 2023-10-19 | 栗田工業株式会社 | 逆浸透膜モジュールのベッセル |
-
2001
- 2001-10-26 JP JP2001329462A patent/JP2003126661A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2023199773A1 (ja) * | 2022-04-13 | 2023-10-19 | 栗田工業株式会社 | 逆浸透膜モジュールのベッセル |
JP2023158662A (ja) * | 2022-04-13 | 2023-10-31 | 栗田工業株式会社 | 逆浸透膜モジュールを収容したベッセルを備える水処理装置 |
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