JP2003124865A - 衛星搭載アンテナパターン測定システム、衛星搭載アンテナパターン測定システムにおける地球局及びマルチビーム通信衛星 - Google Patents
衛星搭載アンテナパターン測定システム、衛星搭載アンテナパターン測定システムにおける地球局及びマルチビーム通信衛星Info
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- JP2003124865A JP2003124865A JP2001313768A JP2001313768A JP2003124865A JP 2003124865 A JP2003124865 A JP 2003124865A JP 2001313768 A JP2001313768 A JP 2001313768A JP 2001313768 A JP2001313768 A JP 2001313768A JP 2003124865 A JP2003124865 A JP 2003124865A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 軌道上での衛星搭載受信アンテナパターンを
より高い精度に取得する。 【解決手段】 姿勢制御処理部41により姿勢制御され
た衛星1は、通信用受信アンテナ2にて受信した地球局
3からの無変調RF信号37に応じて進行波管増幅器2
7から出力される電力値及びヘリックス電流値をテレメ
トリ信号38としてコマンド受信/テレメトリ送信用ア
ンテナ31を介して地球局3に送信する。飽和時検出処
理部42は、送られてきた進行波管増幅器27の出力電
力値とヘリックス電流値の双方とも飽和状態であること
を検出すると、その飽和検出時点においてアップリンク
電力測定用パワーメータ11が測定したRF信号の送信
電力値に基づき進行波管増幅器27の飽和電力束密度を
算出する。そして、変更、設定した衛星1の各姿勢にお
いて算出した飽和電力束密度に基づき衛星搭載の通信用
受信アンテナ2のパターンマップを算出する。
より高い精度に取得する。 【解決手段】 姿勢制御処理部41により姿勢制御され
た衛星1は、通信用受信アンテナ2にて受信した地球局
3からの無変調RF信号37に応じて進行波管増幅器2
7から出力される電力値及びヘリックス電流値をテレメ
トリ信号38としてコマンド受信/テレメトリ送信用ア
ンテナ31を介して地球局3に送信する。飽和時検出処
理部42は、送られてきた進行波管増幅器27の出力電
力値とヘリックス電流値の双方とも飽和状態であること
を検出すると、その飽和検出時点においてアップリンク
電力測定用パワーメータ11が測定したRF信号の送信
電力値に基づき進行波管増幅器27の飽和電力束密度を
算出する。そして、変更、設定した衛星1の各姿勢にお
いて算出した飽和電力束密度に基づき衛星搭載の通信用
受信アンテナ2のパターンマップを算出する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衛星搭載アンテナ
パターン測定システム、特に受信側カバレッジと送信側
カバレッジが相異なる送/受信アンテナを有するマルチ
ビーム通信衛星の受信アンテナパターンを測定する装置
に関する。
パターン測定システム、特に受信側カバレッジと送信側
カバレッジが相異なる送/受信アンテナを有するマルチ
ビーム通信衛星の受信アンテナパターンを測定する装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】通常の通信衛星に搭載されるアンテナの
受信側カバレッジと送信側カバレッジはほぼ同一であ
る。衛星搭載進行波管増幅器の飽和点となる電力束密度
の測定は、上記カバレッジ内に設置された地球測定局か
ら当該進行波管増幅器に向けてRF(無線周波数)信号
を送信し、衛星からの折り返し信号を同地球測定局で受
信し、前記RF信号の送信出力を調整することにより当
該進行波管増幅器の飽和点を確認し、その時の電力束密
度を記録することにより行ってきた。衛星の姿勢を変更
し、各姿勢点での上記進行波管増幅器の飽和電力束密度
を求めることにより、軌道上での衛星搭載アンテナの受
信アンテナパターンマップを取得していた。ところが、
受信側カバレッジと送信側カバレッジが相異なる送/受
信アンテナを有するマルチビーム衛星通信方式による通
信衛星(以下「マルチビーム通信衛星」)の場合、送信
したRF信号に対するマルチビーム通信衛星からの折り
返しRF信号が同一地球測定局において受信できないた
め、上記測定方法では軌道上での衛星搭載アンテナの受
信パターンを取得できなかった。
受信側カバレッジと送信側カバレッジはほぼ同一であ
る。衛星搭載進行波管増幅器の飽和点となる電力束密度
の測定は、上記カバレッジ内に設置された地球測定局か
ら当該進行波管増幅器に向けてRF(無線周波数)信号
を送信し、衛星からの折り返し信号を同地球測定局で受
信し、前記RF信号の送信出力を調整することにより当
該進行波管増幅器の飽和点を確認し、その時の電力束密
度を記録することにより行ってきた。衛星の姿勢を変更
し、各姿勢点での上記進行波管増幅器の飽和電力束密度
を求めることにより、軌道上での衛星搭載アンテナの受
信アンテナパターンマップを取得していた。ところが、
受信側カバレッジと送信側カバレッジが相異なる送/受
信アンテナを有するマルチビーム衛星通信方式による通
信衛星(以下「マルチビーム通信衛星」)の場合、送信
したRF信号に対するマルチビーム通信衛星からの折り
返しRF信号が同一地球測定局において受信できないた
め、上記測定方法では軌道上での衛星搭載アンテナの受
信パターンを取得できなかった。
【0003】図3は、従来の衛星搭載アンテナパターン
測定システムの構成図を示した図である。衛星搭載アン
テナパターン測定システムは、マルチビーム通信衛星
(以下、単に「衛星」ともいう)1と、衛星1に搭載さ
れた通信用受信アンテナ2のアンテナパターンを測定す
る地球局3とで構成される。
測定システムの構成図を示した図である。衛星搭載アン
テナパターン測定システムは、マルチビーム通信衛星
(以下、単に「衛星」ともいう)1と、衛星1に搭載さ
れた通信用受信アンテナ2のアンテナパターンを測定す
る地球局3とで構成される。
【0004】地球局3には、RF信号送信用地球局アン
テナ5、信号発生器6、高出力増幅器7、方向性結合器
8、センサ入力レベル調整用パッド9、パワーセンサ1
0、アップリンク電力測定用パワーメータ11、コマン
ド送信/テレメトリ受信用地球局アンテナ12、送受分
波器13、テレメトリ受信器14、コマンド送信器1
5、コマンド信号用高出力増幅器16、中央処理装置1
7、データ入力装置18、データ記憶装置19及びデー
タ表示装置20が搭載されている。一方、軌道上にある
マルチビーム通信衛星方式による衛星1には、上記通信
用受信アンテナ2の他に、低雑音増幅器23、周波数変
換器24、入力分波器25、複数台のチャネル増幅器2
6、複数台の進行波管増幅器27、出力合波器28、通
信用送信アンテナ29、コマンド受信/テレメトリ送信
用アンテナ31、送受分波器32、コマンド受信装置3
3、テレメトリ送信装置34及びパワーモニタ35が搭
載されている。
テナ5、信号発生器6、高出力増幅器7、方向性結合器
8、センサ入力レベル調整用パッド9、パワーセンサ1
0、アップリンク電力測定用パワーメータ11、コマン
ド送信/テレメトリ受信用地球局アンテナ12、送受分
波器13、テレメトリ受信器14、コマンド送信器1
5、コマンド信号用高出力増幅器16、中央処理装置1
7、データ入力装置18、データ記憶装置19及びデー
タ表示装置20が搭載されている。一方、軌道上にある
マルチビーム通信衛星方式による衛星1には、上記通信
用受信アンテナ2の他に、低雑音増幅器23、周波数変
換器24、入力分波器25、複数台のチャネル増幅器2
6、複数台の進行波管増幅器27、出力合波器28、通
信用送信アンテナ29、コマンド受信/テレメトリ送信
用アンテナ31、送受分波器32、コマンド受信装置3
3、テレメトリ送信装置34及びパワーモニタ35が搭
載されている。
【0005】次に従来のシステムの動作について図4に
示したフローチャートを用いて説明する。
示したフローチャートを用いて説明する。
【0006】ステップ101において、中央処理装置1
7は、予めストアされたプログラムに従い、衛星1に搭
載の通信用受信アンテナ2のピークゲイン点が地球局3
の位置に向かうように衛星1のピッチ角、ロール角を設
定し、そのピッチ角、ロール角となるようにコマンド送
信器15から該当するコマンドを送出する。そのコマン
ドは、高出力増幅器16にて所要信号レベルに増幅され
た後、送受分波器13を通過し、コマンド送信/テレメ
トリ受信用地球局アンテナ12を介してコマンドアップ
リンク信号36として衛星1に送信される。当該コマン
ド信号は、衛星1に搭載のコマンド受信/テレメトリ送
信用アンテナ31にて受信され、送受分波器32を介し
てコマンド受信装置33に入力される。コマンド受信装
置33で復調されたコマンドベースバンド信号に従い、
衛星1は、指定されたピッチ角、ロール角となるように
姿勢を変更する。
7は、予めストアされたプログラムに従い、衛星1に搭
載の通信用受信アンテナ2のピークゲイン点が地球局3
の位置に向かうように衛星1のピッチ角、ロール角を設
定し、そのピッチ角、ロール角となるようにコマンド送
信器15から該当するコマンドを送出する。そのコマン
ドは、高出力増幅器16にて所要信号レベルに増幅され
た後、送受分波器13を通過し、コマンド送信/テレメ
トリ受信用地球局アンテナ12を介してコマンドアップ
リンク信号36として衛星1に送信される。当該コマン
ド信号は、衛星1に搭載のコマンド受信/テレメトリ送
信用アンテナ31にて受信され、送受分波器32を介し
てコマンド受信装置33に入力される。コマンド受信装
置33で復調されたコマンドベースバンド信号に従い、
衛星1は、指定されたピッチ角、ロール角となるように
姿勢を変更する。
【0007】ステップ103において、衛星1が指定さ
れた姿勢となった後(ステップ102)、地球局3で
は、中央処理装置17は、ストアされたプログラムに従
い、信号発生器6で所要周波数の無変調RF信号を発生
させる。発生された無変調RF信号は、高出力増幅器7
にて所定のレベルに増幅された後、方向性結合器8を通
過した後、RF信号送信用地球局アンテナ5を介して衛
星1に向けてアップリンク信号37として送信される。
れた姿勢となった後(ステップ102)、地球局3で
は、中央処理装置17は、ストアされたプログラムに従
い、信号発生器6で所要周波数の無変調RF信号を発生
させる。発生された無変調RF信号は、高出力増幅器7
にて所定のレベルに増幅された後、方向性結合器8を通
過した後、RF信号送信用地球局アンテナ5を介して衛
星1に向けてアップリンク信号37として送信される。
【0008】衛星1は、アップリンク信号37を通信用
受信アンテナ2にて受信した後、低雑音増幅器23にて
増幅した後、パワーモニタ35にて信号電力を検知す
る。その検知された電力データは、テレメトリ送信装置
34にて量子化された後、テレメトリ信号として送受分
波器32を通過し、コマンド受信/テレメトリ送信用ア
ンテナ31を介してテレメトリダウンリンク信号38と
して地球局3に送信される。
受信アンテナ2にて受信した後、低雑音増幅器23にて
増幅した後、パワーモニタ35にて信号電力を検知す
る。その検知された電力データは、テレメトリ送信装置
34にて量子化された後、テレメトリ信号として送受分
波器32を通過し、コマンド受信/テレメトリ送信用ア
ンテナ31を介してテレメトリダウンリンク信号38と
して地球局3に送信される。
【0009】ステップ104において、テレメトリダウ
ンリンク信号38は、コマンド送信/テレメトリ受信用
地球局アンテナ12にて受信され、送受分波器13を介
してテレメトリ受信器14に入力される。そして、テレ
メトリ受信器14にてベースバンドデータに復調された
後、中央処理装置17にストアされたプログラムに従
い、データ記憶装置19にストアする。
ンリンク信号38は、コマンド送信/テレメトリ受信用
地球局アンテナ12にて受信され、送受分波器13を介
してテレメトリ受信器14に入力される。そして、テレ
メトリ受信器14にてベースバンドデータに復調された
後、中央処理装置17にストアされたプログラムに従
い、データ記憶装置19にストアする。
【0010】その後、ステップ105において、中央処
理装置17に予めストアされたプログラムに従い、衛星
1のロール角、ピッチ角を変更・設定した後、アップリ
ンク信号37の送信電力を一定値に保持しながら、上記
ステップ102〜105を所要回数繰り返すことによ
り、地球局3は、衛星1の各姿勢におけるアップリンク
信号37に対する受信電力データを衛星1からテレメト
リダウンリンク信号38として取得し、データ記憶装置
19にストアする。
理装置17に予めストアされたプログラムに従い、衛星
1のロール角、ピッチ角を変更・設定した後、アップリ
ンク信号37の送信電力を一定値に保持しながら、上記
ステップ102〜105を所要回数繰り返すことによ
り、地球局3は、衛星1の各姿勢におけるアップリンク
信号37に対する受信電力データを衛星1からテレメト
リダウンリンク信号38として取得し、データ記憶装置
19にストアする。
【0011】その後、ステップ106において、中央処
理装置17は、プログラムに従って、データ記憶装置1
9にストアされた受信電力データにより衛星1に搭載の
通信用受信アンテナ2のパターンマップを算出し、その
算出結果をデータ表示装置20に出力する(ステップ1
07)。
理装置17は、プログラムに従って、データ記憶装置1
9にストアされた受信電力データにより衛星1に搭載の
通信用受信アンテナ2のパターンマップを算出し、その
算出結果をデータ表示装置20に出力する(ステップ1
07)。
【0012】以上のように、従来のマルチビーム通信衛
星向けの衛星搭載アンテナパターン測定システムにおい
ては、中央処理装置17に予めストアされたプログラム
に従って衛星1の姿勢を制御し、地球局3から一定の出
力レベルにてRF信号を送信する。この送信信号に応じ
て、各姿勢点において衛星1における受信電力は、低雑
音増幅器23の出力端に備えられたパワーモニタ35で
検知され、その検知された信号電力データは、テレメト
リ送信装置34を介して地球局3に送信される。地球局
3における中央処理装置17は、送られてきた受信電力
データから衛星1に搭載の通信用受信アンテナ2のパタ
ーンを取得していた。
星向けの衛星搭載アンテナパターン測定システムにおい
ては、中央処理装置17に予めストアされたプログラム
に従って衛星1の姿勢を制御し、地球局3から一定の出
力レベルにてRF信号を送信する。この送信信号に応じ
て、各姿勢点において衛星1における受信電力は、低雑
音増幅器23の出力端に備えられたパワーモニタ35で
検知され、その検知された信号電力データは、テレメト
リ送信装置34を介して地球局3に送信される。地球局
3における中央処理装置17は、送られてきた受信電力
データから衛星1に搭載の通信用受信アンテナ2のパタ
ーンを取得していた。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のシ
ステムでは、衛星搭載受信アンテナのパターンマップ
を、地球局から送信される一定レベルのRF信号に対す
る衛星側の受信電力のテレメトリデータから算出してい
たので、衛星側の受信電力をテレメトリデータ化する際
に生じる量子化誤差により、受信電力データに基づき算
出される受信アンテナのパターンマップは大きな測定誤
差を含んでいた。
ステムでは、衛星搭載受信アンテナのパターンマップ
を、地球局から送信される一定レベルのRF信号に対す
る衛星側の受信電力のテレメトリデータから算出してい
たので、衛星側の受信電力をテレメトリデータ化する際
に生じる量子化誤差により、受信電力データに基づき算
出される受信アンテナのパターンマップは大きな測定誤
差を含んでいた。
【0014】本発明は以上のような問題を解決するため
になされたものであり、その目的は、軌道上での衛星搭
載受信アンテナパターンをより高い精度に取得する衛星
搭載アンテナパターン測定システム、衛星搭載アンテナ
パターン測定システムにおける地球局及びマルチビーム
通信衛星を提供することにある。
になされたものであり、その目的は、軌道上での衛星搭
載受信アンテナパターンをより高い精度に取得する衛星
搭載アンテナパターン測定システム、衛星搭載アンテナ
パターン測定システムにおける地球局及びマルチビーム
通信衛星を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】以上のような目的を達成
するために、本発明に係る衛星搭載アンテナパターン測
定システムにおける地球局は、無線周波数信号が送信さ
れる通信用送信アンテナと、コマンド送信/テレメトリ
受信用アンテナとを有し、無線周波数信号を受信する通
信用受信アンテナ及びコマンド受信/テレメトリ送信用
アンテナを有するマルチビーム通信衛星における通信用
受信アンテナパターンを測定する衛星搭載アンテナパタ
ーン測定システムにおける地球局において、無線周波数
信号を発生する信号発生手段と、前記コマンド送信/テ
レメトリ受信用アンテナを介して前記マルチビーム通信
衛星へコマンドを送信するコマンド送信手段と、前記通
信用送信アンテナから送信される無線周波数信号の電力
値を測定する送信電力測定手段と、前記マルチビーム通
信衛星が前記地球局から送信された無線周波数信号を受
信したときの受信電力に応じた出力値をテレメトリ信号
として発したとき、そのテレメトリ信号を前記コマンド
送信/テレメトリ受信用アンテナを介して受信するテレ
メトリ信号受信手段と、前記信号発生手段及び前記コマ
ンド送信手段の動作制御及並びに前記通信用受信アンテ
ナパターンを測定する中央制御処理手段とを有し、前記
中央制御処理手段は、前記信号発生手段に所定レベルの
無線周波数信号を発生させ、前記通信用送信アンテナを
介して送信する信号送信制御処理部と、前記マルチビー
ム通信衛星の姿勢制御用のコマンドを生成し、前記コマ
ンド送信手段に前記コマンド送信/テレメトリ受信用ア
ンテナを介して送信させる姿勢制御処理部と、前記テレ
メトリ信号受信手段が受信したテレメトリ信号に基づい
て各姿勢における前記マルチビーム通信衛星の受信能力
の飽和時を検出する飽和時検出処理部とを有し、前記マ
ルチビーム通信衛星の姿勢を変更しながら、各姿勢にお
いて前記飽和時検出処理部が前記マルチビーム通信衛星
の受信能力の飽和時を検出した時、その時点における前
記送信電力測定手段により測定された送信電力値に基づ
いて各姿勢における前記マルチビーム通信衛星の飽和電
力束密度を算出し、その飽和電力束密度により軌道上で
の前記マルチビーム通信衛星における通信用受信アンテ
ナパターンを自動的に取得するものである。
するために、本発明に係る衛星搭載アンテナパターン測
定システムにおける地球局は、無線周波数信号が送信さ
れる通信用送信アンテナと、コマンド送信/テレメトリ
受信用アンテナとを有し、無線周波数信号を受信する通
信用受信アンテナ及びコマンド受信/テレメトリ送信用
アンテナを有するマルチビーム通信衛星における通信用
受信アンテナパターンを測定する衛星搭載アンテナパタ
ーン測定システムにおける地球局において、無線周波数
信号を発生する信号発生手段と、前記コマンド送信/テ
レメトリ受信用アンテナを介して前記マルチビーム通信
衛星へコマンドを送信するコマンド送信手段と、前記通
信用送信アンテナから送信される無線周波数信号の電力
値を測定する送信電力測定手段と、前記マルチビーム通
信衛星が前記地球局から送信された無線周波数信号を受
信したときの受信電力に応じた出力値をテレメトリ信号
として発したとき、そのテレメトリ信号を前記コマンド
送信/テレメトリ受信用アンテナを介して受信するテレ
メトリ信号受信手段と、前記信号発生手段及び前記コマ
ンド送信手段の動作制御及並びに前記通信用受信アンテ
ナパターンを測定する中央制御処理手段とを有し、前記
中央制御処理手段は、前記信号発生手段に所定レベルの
無線周波数信号を発生させ、前記通信用送信アンテナを
介して送信する信号送信制御処理部と、前記マルチビー
ム通信衛星の姿勢制御用のコマンドを生成し、前記コマ
ンド送信手段に前記コマンド送信/テレメトリ受信用ア
ンテナを介して送信させる姿勢制御処理部と、前記テレ
メトリ信号受信手段が受信したテレメトリ信号に基づい
て各姿勢における前記マルチビーム通信衛星の受信能力
の飽和時を検出する飽和時検出処理部とを有し、前記マ
ルチビーム通信衛星の姿勢を変更しながら、各姿勢にお
いて前記飽和時検出処理部が前記マルチビーム通信衛星
の受信能力の飽和時を検出した時、その時点における前
記送信電力測定手段により測定された送信電力値に基づ
いて各姿勢における前記マルチビーム通信衛星の飽和電
力束密度を算出し、その飽和電力束密度により軌道上で
の前記マルチビーム通信衛星における通信用受信アンテ
ナパターンを自動的に取得するものである。
【0016】また、本発明に係るマルチビーム通信衛星
は、無線周波数信号を受信する通信用受信アンテナと、
コマンド受信/テレメトリ送信用アンテナとを有し、通
信用送信アンテナ及びコマンド送信/テレメトリ受信用
アンテナを有する地球局によって通信用受信アンテナパ
ターンが測定されるマルチビーム通信衛星において、前
記地球局から送信された無線周波数信号を前記通信用受
信アンテナが受信したときの受信電力値に応じた出力値
を発する出力手段と、前記出力手段からの出力値をテレ
メトリ信号として前記コマンド受信/テレメトリ送信用
アンテナを介して前記地球局へ送信するテレメトリ信号
送信手段とを有するものである。
は、無線周波数信号を受信する通信用受信アンテナと、
コマンド受信/テレメトリ送信用アンテナとを有し、通
信用送信アンテナ及びコマンド送信/テレメトリ受信用
アンテナを有する地球局によって通信用受信アンテナパ
ターンが測定されるマルチビーム通信衛星において、前
記地球局から送信された無線周波数信号を前記通信用受
信アンテナが受信したときの受信電力値に応じた出力値
を発する出力手段と、前記出力手段からの出力値をテレ
メトリ信号として前記コマンド受信/テレメトリ送信用
アンテナを介して前記地球局へ送信するテレメトリ信号
送信手段とを有するものである。
【0017】また、前記出力手段は、進行波管増幅器を
有し、出力値として前記進行波管増幅器の出力電力値及
びヘリックス電流値を出力するものである。
有し、出力値として前記進行波管増幅器の出力電力値及
びヘリックス電流値を出力するものである。
【0018】また、本発明に係る衛星搭載アンテナパタ
ーン測定システムは、上記発明における地球局と上記発
明におけるマルチビーム通信衛星とを有するものであ
る。
ーン測定システムは、上記発明における地球局と上記発
明におけるマルチビーム通信衛星とを有するものであ
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明の
好適な実施の形態について説明する。なお、従来例と同
じ構成要素には同じ符号を付ける。
好適な実施の形態について説明する。なお、従来例と同
じ構成要素には同じ符号を付ける。
【0020】図1は、本発明に係る衛星搭載アンテナパ
ターン測定システムの一実施の形態を示した構成図であ
る。本実施の形態における衛星搭載アンテナパターン測
定システムは、従来例と同様にマルチビーム通信衛星1
と、衛星1に搭載された通信用受信アンテナ2のアンテ
ナパターンを測定する地球局3とで構成される。
ターン測定システムの一実施の形態を示した構成図であ
る。本実施の形態における衛星搭載アンテナパターン測
定システムは、従来例と同様にマルチビーム通信衛星1
と、衛星1に搭載された通信用受信アンテナ2のアンテ
ナパターンを測定する地球局3とで構成される。
【0021】地球局3には、RF信号送信用地球局アン
テナ5、信号発生器6、高出力増幅器7、方向性結合器
8、センサ入力レベル調整用パッド9、パワーセンサ1
0、アップリンク電力測定用パワーメータ11、コマン
ド送信/テレメトリ受信用地球局アンテナ12、送受分
波器13、テレメトリ受信器14、コマンド送信器1
5、コマンド信号用高出力増幅器16、中央処理装置1
7、データ入力装置18、データ記憶装置19及びデー
タ表示装置20が搭載されている。
テナ5、信号発生器6、高出力増幅器7、方向性結合器
8、センサ入力レベル調整用パッド9、パワーセンサ1
0、アップリンク電力測定用パワーメータ11、コマン
ド送信/テレメトリ受信用地球局アンテナ12、送受分
波器13、テレメトリ受信器14、コマンド送信器1
5、コマンド信号用高出力増幅器16、中央処理装置1
7、データ入力装置18、データ記憶装置19及びデー
タ表示装置20が搭載されている。
【0022】本実施の形態における中央処理装置17
は、アップリンク電力測定用パワーメータ11により測
定された送信電力値を受信できるように、アップリンク
電力測定用パワーメータ11と伝送線39にて接続され
ており、また、その内部には、信号送信制御処理部4
0、姿勢制御処理部41、飽和時検出処理部42が示さ
れている。信号送信制御処理部40は、信号発生器6に
所定レベルの無線周波数信号を発生させ、RF信号送信
用地球局アンテナ5を介して送信する。姿勢制御処理部
41は、衛星1の姿勢制御用のコマンドを生成し、コマ
ンド送信器15にコマンド送信/テレメトリ受信用地球
局アンテナ12を介して送信させる。飽和時検出処理部
42は、テレメトリ受信器14が受信したテレメトリ信
号に基づいて各姿勢における衛星1の受信能力の飽和時
を検出する。なお、信号送信制御処理部40及び姿勢制
御処理部41は、従来例においても保持している。
は、アップリンク電力測定用パワーメータ11により測
定された送信電力値を受信できるように、アップリンク
電力測定用パワーメータ11と伝送線39にて接続され
ており、また、その内部には、信号送信制御処理部4
0、姿勢制御処理部41、飽和時検出処理部42が示さ
れている。信号送信制御処理部40は、信号発生器6に
所定レベルの無線周波数信号を発生させ、RF信号送信
用地球局アンテナ5を介して送信する。姿勢制御処理部
41は、衛星1の姿勢制御用のコマンドを生成し、コマ
ンド送信器15にコマンド送信/テレメトリ受信用地球
局アンテナ12を介して送信させる。飽和時検出処理部
42は、テレメトリ受信器14が受信したテレメトリ信
号に基づいて各姿勢における衛星1の受信能力の飽和時
を検出する。なお、信号送信制御処理部40及び姿勢制
御処理部41は、従来例においても保持している。
【0023】一方、軌道上にあるマルチビーム通信衛星
方式による衛星1には、低雑音増幅器23、周波数変換
器24、入力分波器25、複数台のチャネル増幅器2
6、複数台の進行波管増幅器27、出力合波器28、通
信用送信アンテナ29、コマンド受信/テレメトリ送信
用アンテナ31、送受分波器32、コマンド受信装置3
3及びテレメトリ送信装置34が搭載されている。従来
例とは、構成上、パワーモニタ35を搭載していない
点、各進行波管増幅器27とテレメトリ送信装置34
を、各進行波管増幅器27からの出力値である出力電力
値及びヘリックス電流値をテレメトリ送信装置34へ送
信するための伝送線43で接続した点が異なる。
方式による衛星1には、低雑音増幅器23、周波数変換
器24、入力分波器25、複数台のチャネル増幅器2
6、複数台の進行波管増幅器27、出力合波器28、通
信用送信アンテナ29、コマンド受信/テレメトリ送信
用アンテナ31、送受分波器32、コマンド受信装置3
3及びテレメトリ送信装置34が搭載されている。従来
例とは、構成上、パワーモニタ35を搭載していない
点、各進行波管増幅器27とテレメトリ送信装置34
を、各進行波管増幅器27からの出力値である出力電力
値及びヘリックス電流値をテレメトリ送信装置34へ送
信するための伝送線43で接続した点が異なる。
【0024】本実施の形態においては、衛星1における
アップリンク信号(RF信号)37の受信電力は地球局
1からの送信電力に比例することに着目し、衛星1にお
ける受信電力値に応じて変化する進行波管増幅器27の
出力電力値及びヘリックス電流値をテレメトリ信号とし
て地球局3へ送信するようにし、かつ進行波管増幅器2
7の飽和時における電力束密度を地球局3が衛星1へ送
信するRF信号の送信電力値に基づき算出するようにし
たことを特徴としている。従来例においては、衛星側電
力束密度をテレメトリデータ化した衛星側受信電力によ
り求めていたのに対し、本実施の形態においては、テレ
メトリデータ化していないRF信号の送信電力値に基づ
き算出するようにしたので、テレメトリデータ化をする
際に生じる量子化誤差の影響を受けずに衛星搭載受信ア
ンテナパターンをより高い精度で取得することができ
る。
アップリンク信号(RF信号)37の受信電力は地球局
1からの送信電力に比例することに着目し、衛星1にお
ける受信電力値に応じて変化する進行波管増幅器27の
出力電力値及びヘリックス電流値をテレメトリ信号とし
て地球局3へ送信するようにし、かつ進行波管増幅器2
7の飽和時における電力束密度を地球局3が衛星1へ送
信するRF信号の送信電力値に基づき算出するようにし
たことを特徴としている。従来例においては、衛星側電
力束密度をテレメトリデータ化した衛星側受信電力によ
り求めていたのに対し、本実施の形態においては、テレ
メトリデータ化していないRF信号の送信電力値に基づ
き算出するようにしたので、テレメトリデータ化をする
際に生じる量子化誤差の影響を受けずに衛星搭載受信ア
ンテナパターンをより高い精度で取得することができ
る。
【0025】次に本実施の形態において衛星搭載受信ア
ンテナパターンを測定する処理について図2に示したフ
ローチャートを用いて説明する。なお、従来例と同じ処
理には同じステップ番号をつける。
ンテナパターンを測定する処理について図2に示したフ
ローチャートを用いて説明する。なお、従来例と同じ処
理には同じステップ番号をつける。
【0026】ステップ101において、中央処理装置1
7の姿勢制御処理部41は、予めストアされたプログラ
ムに従い、衛星1に搭載の通信用受信アンテナ2のピー
クゲイン点が地球局3の位置に向かうように衛星1のピ
ッチ角、ロール角を設定する。なお、正確には、中央処
理装置17が予めストアされた姿勢制御用のプログラム
に従い処理することで姿勢制御処理部41が実現され
る。後述する信号送信制御処理部40及び飽和時検出処
理部42についても同様である。そして、衛星1の姿勢
が設定したピッチ角、ロール角となるようなコマンドを
コマンド送信器15から送出する。そのコマンドは、高
出力増幅器16にて所要信号レベルに増幅された後、送
受分波器13を通過し、コマンド送信/テレメトリ受信
用地球局アンテナ12を介してコマンドアップリンク信
号36として衛星1に送信される。当該コマンド信号
は、衛星1に搭載のコマンド受信/テレメトリ送信用ア
ンテナ31にて受信され、送受分波器32を介してコマ
ンド受信装置33に入力される。コマンド受信装置33
で復調されたコマンドベースバンド信号に従い、衛星1
は、指定されたピッチ角、ロール角となるように姿勢を
変更する。
7の姿勢制御処理部41は、予めストアされたプログラ
ムに従い、衛星1に搭載の通信用受信アンテナ2のピー
クゲイン点が地球局3の位置に向かうように衛星1のピ
ッチ角、ロール角を設定する。なお、正確には、中央処
理装置17が予めストアされた姿勢制御用のプログラム
に従い処理することで姿勢制御処理部41が実現され
る。後述する信号送信制御処理部40及び飽和時検出処
理部42についても同様である。そして、衛星1の姿勢
が設定したピッチ角、ロール角となるようなコマンドを
コマンド送信器15から送出する。そのコマンドは、高
出力増幅器16にて所要信号レベルに増幅された後、送
受分波器13を通過し、コマンド送信/テレメトリ受信
用地球局アンテナ12を介してコマンドアップリンク信
号36として衛星1に送信される。当該コマンド信号
は、衛星1に搭載のコマンド受信/テレメトリ送信用ア
ンテナ31にて受信され、送受分波器32を介してコマ
ンド受信装置33に入力される。コマンド受信装置33
で復調されたコマンドベースバンド信号に従い、衛星1
は、指定されたピッチ角、ロール角となるように姿勢を
変更する。
【0027】ステップ111において、衛星1が指定さ
れた姿勢となった後(ステップ102)、地球局3にお
ける中央処理装置17の信号送信制御処理部40は、地
球局3内の信号発生器6で所要周波数の無変調RF信号
を発生させる。信号発生器6により発生された所定レベ
ルの無変調RF信号は、高出力増幅器7にて衛星1に搭
載の進行波管増幅器27の飽和レベル(SAT)−15
db相当の送信電力に増幅された後、方向性結合器8を
通過した後、RF信号送信用地球局アンテナ5を介して
衛星1に向けてアップリンク信号37として送信され
る。
れた姿勢となった後(ステップ102)、地球局3にお
ける中央処理装置17の信号送信制御処理部40は、地
球局3内の信号発生器6で所要周波数の無変調RF信号
を発生させる。信号発生器6により発生された所定レベ
ルの無変調RF信号は、高出力増幅器7にて衛星1に搭
載の進行波管増幅器27の飽和レベル(SAT)−15
db相当の送信電力に増幅された後、方向性結合器8を
通過した後、RF信号送信用地球局アンテナ5を介して
衛星1に向けてアップリンク信号37として送信され
る。
【0028】衛星1は、当該アップリンク信号37を通
信用受信アンテナ2にて受信した後、衛星1に搭載の低
雑音増幅器23にて増幅された後、周波数変換器24、
入力分波器25、複数台のチャネル増幅器26を介して
それぞれに対応する進行波管増幅器27に入力される。
進行波管増幅器27の出力電力値及びヘリックス電流値
は、伝送ライン43を介してテレメトリ送信装置34に
伝送される。低雑音増幅器23、周波数変換器24、入
力分波器25、チャネル増幅器26及び進行波管増幅器
27は、上記のように通信用受信アンテナ2が受信した
RF信号の受信電力に応じた出力値として、進行波管増
幅器27の出力電力値及びヘリックス電流値を出力す
る。テレメトリ送信装置34は、送られてきた出力電力
値とヘリックス電流値を量子化し、送受分波器32、コ
マンド受信/テレメトリ送信用アンテナ31を介してテ
レメトリ(ダウンリンク)信号36として地球局3に送
信される。
信用受信アンテナ2にて受信した後、衛星1に搭載の低
雑音増幅器23にて増幅された後、周波数変換器24、
入力分波器25、複数台のチャネル増幅器26を介して
それぞれに対応する進行波管増幅器27に入力される。
進行波管増幅器27の出力電力値及びヘリックス電流値
は、伝送ライン43を介してテレメトリ送信装置34に
伝送される。低雑音増幅器23、周波数変換器24、入
力分波器25、チャネル増幅器26及び進行波管増幅器
27は、上記のように通信用受信アンテナ2が受信した
RF信号の受信電力に応じた出力値として、進行波管増
幅器27の出力電力値及びヘリックス電流値を出力す
る。テレメトリ送信装置34は、送られてきた出力電力
値とヘリックス電流値を量子化し、送受分波器32、コ
マンド受信/テレメトリ送信用アンテナ31を介してテ
レメトリ(ダウンリンク)信号36として地球局3に送
信される。
【0029】ステップ112,113において、衛星1
から送信されたテレメトリ信号37は、コマンド送信/
テレメトリ受信用地球局アンテナ12にて受信され、送
受分波器13を介してテレメトリ受信器14に入力され
る。そして、テレメトリ受信器14にてベースバンドデ
ータに復調された後、中央処理装置17の飽和時検出処
理部42は、テレメトリ信号として送られてきた進行波
管増幅器27の出力電力値とヘリックス電流値の双方と
も、既知である進行波管増幅器27の飽和動作時におけ
る値と同じか否かを判断する。双方とも進行波管増幅器
27の飽和動作時における値と同じと判断した場合、進
行波管増幅器27は飽和状態にあると判断する。一方、
進行波管増幅器27の出力電力値又はヘリックス電流値
の少なくとも一方が飽和動作時の値より低いと判断した
場合には衛星1へ送信するRF信号の送信電力を信号送
信制御処理部40により数db増加させ(ステップ11
4)、アップリンク信号37として衛星1へ再度送信す
る(ステップ111)。この上記ステップ111〜11
4を進行波管増幅器27の出力電力値とヘリックス電流
値の両方が飽和動作時における値と同じと判断されるま
で繰り返す。このようにして、飽和時検出処理部42
は、進行波管増幅器27の出力電力値とヘリックス電流
値の両方が飽和動作時における値と同じであるときに衛
星1の受信能力の飽和時を検出する。
から送信されたテレメトリ信号37は、コマンド送信/
テレメトリ受信用地球局アンテナ12にて受信され、送
受分波器13を介してテレメトリ受信器14に入力され
る。そして、テレメトリ受信器14にてベースバンドデ
ータに復調された後、中央処理装置17の飽和時検出処
理部42は、テレメトリ信号として送られてきた進行波
管増幅器27の出力電力値とヘリックス電流値の双方と
も、既知である進行波管増幅器27の飽和動作時におけ
る値と同じか否かを判断する。双方とも進行波管増幅器
27の飽和動作時における値と同じと判断した場合、進
行波管増幅器27は飽和状態にあると判断する。一方、
進行波管増幅器27の出力電力値又はヘリックス電流値
の少なくとも一方が飽和動作時の値より低いと判断した
場合には衛星1へ送信するRF信号の送信電力を信号送
信制御処理部40により数db増加させ(ステップ11
4)、アップリンク信号37として衛星1へ再度送信す
る(ステップ111)。この上記ステップ111〜11
4を進行波管増幅器27の出力電力値とヘリックス電流
値の両方が飽和動作時における値と同じと判断されるま
で繰り返す。このようにして、飽和時検出処理部42
は、進行波管増幅器27の出力電力値とヘリックス電流
値の両方が飽和動作時における値と同じであるときに衛
星1の受信能力の飽和時を検出する。
【0030】ステップ115において、中央処理装置1
7は、衛星1の受信能力の飽和時を検出した時点で、ア
ップリンク電力測定用パワーメータ11による測定値、
すなわち、飽和検出時において衛星1へ送信したRF信
号の送信電力値を読み取り、当該測定値からその時点に
おける衛星1の進行波管増幅器27の飽和電力束密度を
算出する。この算出した飽和電力束密度が、設定した姿
勢(つまり設定したロール角、ピッチ角)における飽和
電力束密度となり、データ記憶装置19に記録する。
7は、衛星1の受信能力の飽和時を検出した時点で、ア
ップリンク電力測定用パワーメータ11による測定値、
すなわち、飽和検出時において衛星1へ送信したRF信
号の送信電力値を読み取り、当該測定値からその時点に
おける衛星1の進行波管増幅器27の飽和電力束密度を
算出する。この算出した飽和電力束密度が、設定した姿
勢(つまり設定したロール角、ピッチ角)における飽和
電力束密度となり、データ記憶装置19に記録する。
【0031】その後、ステップ105において、中央処
理装置17の姿勢制御処理部41は、衛星1のロール
角、ピッチ角を変更・設定した後、上記ステップ111
〜115を衛星1のロール角、ピッチ角の可変範囲内に
おいて所要回数繰り返すことにより、地球局3は、衛星
1の各姿勢における進行波管増幅器27の飽和電力束密
度データを取得し、データ記憶装置19にストアする。
理装置17の姿勢制御処理部41は、衛星1のロール
角、ピッチ角を変更・設定した後、上記ステップ111
〜115を衛星1のロール角、ピッチ角の可変範囲内に
おいて所要回数繰り返すことにより、地球局3は、衛星
1の各姿勢における進行波管増幅器27の飽和電力束密
度データを取得し、データ記憶装置19にストアする。
【0032】その後、ステップ106において、中央処
理装置17が、予めストアされたプログラムに従って、
データ記憶装置19にストアされた飽和電力束密度デー
タ(SFD値)により衛星1に搭載の通信用受信アンテ
ナ2のパターンマップを算出し、その算出結果をデータ
表示装置20に出力する(ステップ107)。
理装置17が、予めストアされたプログラムに従って、
データ記憶装置19にストアされた飽和電力束密度デー
タ(SFD値)により衛星1に搭載の通信用受信アンテ
ナ2のパターンマップを算出し、その算出結果をデータ
表示装置20に出力する(ステップ107)。
【0033】本実施の形態によれば、以上のようにして
衛星搭載受信アンテナパターンを自動的に測定すること
ができるが、衛星搭載受信アンテナパターンを求める際
に本実施の形態においてはテレメトリデータ化したデー
タを用いずに地球局3側のアップリンク電力測定用パワ
ーメータ11による測定値を用いて算出するようにした
ので、テレメトリデータ化する際に生じる量子化誤差の
影響を受けることなく衛星搭載受信アンテナパターンを
高精度に測定することができる。
衛星搭載受信アンテナパターンを自動的に測定すること
ができるが、衛星搭載受信アンテナパターンを求める際
に本実施の形態においてはテレメトリデータ化したデー
タを用いずに地球局3側のアップリンク電力測定用パワ
ーメータ11による測定値を用いて算出するようにした
ので、テレメトリデータ化する際に生じる量子化誤差の
影響を受けることなく衛星搭載受信アンテナパターンを
高精度に測定することができる。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、マルチビーム通信衛星
の受信能力の飽和検出時点における送信電力測定手段に
よる測定送信電力値に基づいて各姿勢におけるマルチビ
ーム通信衛星の飽和電力束密度を算出し、その飽和電力
束密度により軌道上での衛星搭載受信アンテナパターン
を取得するようにしたので、テレメトリデータ化する際
に生じる量子化誤差の影響を受けることなく衛星搭載受
信アンテナパターンを高精度に測定することができる。
の受信能力の飽和検出時点における送信電力測定手段に
よる測定送信電力値に基づいて各姿勢におけるマルチビ
ーム通信衛星の飽和電力束密度を算出し、その飽和電力
束密度により軌道上での衛星搭載受信アンテナパターン
を取得するようにしたので、テレメトリデータ化する際
に生じる量子化誤差の影響を受けることなく衛星搭載受
信アンテナパターンを高精度に測定することができる。
【0035】また、衛星搭載受信アンテナパターンを測
定する地球局に対して、通信用受信アンテナによる受信
電力に応じた出力値をテレメトリ信号として送信するよ
うにしたので、テレメトリデータ化する際に生じる量子
化誤差の影響を受けることなく地球局において衛星搭載
受信アンテナパターンを測定させることができる。
定する地球局に対して、通信用受信アンテナによる受信
電力に応じた出力値をテレメトリ信号として送信するよ
うにしたので、テレメトリデータ化する際に生じる量子
化誤差の影響を受けることなく地球局において衛星搭載
受信アンテナパターンを測定させることができる。
【図1】 本発明に係る衛星搭載アンテナパターン測定
システムの一実施の形態を示した構成図である。
システムの一実施の形態を示した構成図である。
【図2】 本実施の形態において衛星搭載受信アンテナ
のパターンマップを算出する処理を示したフローチャー
トである。
のパターンマップを算出する処理を示したフローチャー
トである。
【図3】 従来の衛星搭載アンテナパターン測定システ
ムの構成図を示した図である。
ムの構成図を示した図である。
【図4】 従来のシステムにおいて衛星搭載受信アンテ
ナのパターンマップを算出する処理を示したフローチャ
ートである。
ナのパターンマップを算出する処理を示したフローチャ
ートである。
1 マルチビーム通信衛星、2 通信用受信アンテナ、
3 地球局、5 RF信号送信用地球局アンテナ、6
信号発生器、7 高出力増幅器、8 方向性結合器、9
センサ入力レベル調整用パッド、10 パワーセン
サ、11 アップリンク電力測定用パワーメータ、12
コマンド送信/テレメトリ受信用地球局アンテナ、1
3 送受分波器、14 テレメトリ受信器、15 コマ
ンド送信器、16 コマンド信号用高出力増幅器、17
中央処理装置、18 データ入力装置、19 データ
記憶装置、20 データ表示装置、23 低雑音増幅
器、24 周波数変換器、25 入力分波器、26 チ
ャネル増幅器、27 進行波管増幅器、28 出力合波
器、29 通信用送信アンテナ、31 コマンド受信/
テレメトリ送信用アンテナ、32 送受分波器、33
コマンド受信装置、34テレメトリ送信装置、35 パ
ワーモニタ、36 コマンドアップリンク信号、37
アップリンク信号(無変調RF信号)、38 テレメト
リダウンリンク信号、39,43 伝送線 40 信号
送信制御処理部、41 姿勢制御処理部、42 飽和時
検出処理部。
3 地球局、5 RF信号送信用地球局アンテナ、6
信号発生器、7 高出力増幅器、8 方向性結合器、9
センサ入力レベル調整用パッド、10 パワーセン
サ、11 アップリンク電力測定用パワーメータ、12
コマンド送信/テレメトリ受信用地球局アンテナ、1
3 送受分波器、14 テレメトリ受信器、15 コマ
ンド送信器、16 コマンド信号用高出力増幅器、17
中央処理装置、18 データ入力装置、19 データ
記憶装置、20 データ表示装置、23 低雑音増幅
器、24 周波数変換器、25 入力分波器、26 チ
ャネル増幅器、27 進行波管増幅器、28 出力合波
器、29 通信用送信アンテナ、31 コマンド受信/
テレメトリ送信用アンテナ、32 送受分波器、33
コマンド受信装置、34テレメトリ送信装置、35 パ
ワーモニタ、36 コマンドアップリンク信号、37
アップリンク信号(無変調RF信号)、38 テレメト
リダウンリンク信号、39,43 伝送線 40 信号
送信制御処理部、41 姿勢制御処理部、42 飽和時
検出処理部。
Claims (4)
- 【請求項1】 無線周波数信号が送信される通信用送信
アンテナと、 コマンド送信/テレメトリ受信用アンテナと、 を有し、無線周波数信号を受信する通信用受信アンテナ
及びコマンド受信/テレメトリ送信用アンテナを有する
マルチビーム通信衛星における通信用受信アンテナパタ
ーンを測定する衛星搭載アンテナパターン測定システム
における地球局において、 無線周波数信号を発生する信号発生手段と、 前記コマンド送信/テレメトリ受信用アンテナを介して
前記マルチビーム通信衛星へコマンドを送信するコマン
ド送信手段と、 前記通信用送信アンテナから送信される無線周波数信号
の電力値を測定する送信電力測定手段と、 前記マルチビーム通信衛星が前記地球局から送信された
無線周波数信号を受信したときの受信電力に応じた出力
値をテレメトリ信号として発したとき、そのテレメトリ
信号を前記コマンド送信/テレメトリ受信用アンテナを
介して受信するテレメトリ信号受信手段と、 前記信号発生手段及び前記コマンド送信手段の動作制御
及並びに前記通信用受信アンテナパターンを測定する中
央制御処理手段と、 を有し、 前記中央制御処理手段は、 前記信号発生手段に所定レベルの無線周波数信号を発生
させ、前記通信用送信アンテナを介して送信する信号送
信制御処理部と、 前記マルチビーム通信衛星の姿勢制御用のコマンドを生
成し、前記コマンド送信手段に前記コマンド送信/テレ
メトリ受信用アンテナを介して送信させる姿勢制御処理
部と、 前記テレメトリ信号受信手段が受信したテレメトリ信号
に基づいて各姿勢における前記マルチビーム通信衛星の
受信能力の飽和時を検出する飽和時検出処理部と、 を有し、前記マルチビーム通信衛星の姿勢を変更しなが
ら、各姿勢において前記飽和時検出処理部が前記マルチ
ビーム通信衛星の受信能力の飽和時を検出した時、その
時点における前記送信電力測定手段により測定された送
信電力値に基づいて各姿勢における前記マルチビーム通
信衛星の飽和電力束密度を算出し、その飽和電力束密度
により軌道上での前記マルチビーム通信衛星における通
信用受信アンテナパターンを自動的に取得することを特
徴とする衛星搭載アンテナパターン測定システムにおけ
る地球局。 - 【請求項2】 無線周波数信号を受信する通信用受信ア
ンテナと、 コマンド受信/テレメトリ送信用アンテナと、 を有し、通信用送信アンテナ及びコマンド送信/テレメ
トリ受信用アンテナを有する地球局によって通信用受信
アンテナパターンが測定されるマルチビーム通信衛星に
おいて、 前記地球局から送信された無線周波数信号を前記通信用
受信アンテナが受信したときの受信電力値に応じた出力
値を発する出力手段と、 前記出力手段からの出力値をテレメトリ信号として前記
コマンド受信/テレメトリ送信用アンテナを介して前記
地球局へ送信するテレメトリ信号送信手段と、 を有することを特徴とするマルチビーム通信衛星。 - 【請求項3】 前記出力手段は、進行波管増幅器を有
し、出力値として前記進行波管増幅器の出力電力値及び
ヘリックス電流値を出力することを特徴とする請求項2
記載のマルチビーム通信衛星。 - 【請求項4】 請求項1記載の地球局と請求項2又は3
に記載のマルチビーム通信衛星とを有することを特徴と
する衛星搭載アンテナパターン測定システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001313768A JP2003124865A (ja) | 2001-10-11 | 2001-10-11 | 衛星搭載アンテナパターン測定システム、衛星搭載アンテナパターン測定システムにおける地球局及びマルチビーム通信衛星 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001313768A JP2003124865A (ja) | 2001-10-11 | 2001-10-11 | 衛星搭載アンテナパターン測定システム、衛星搭載アンテナパターン測定システムにおける地球局及びマルチビーム通信衛星 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003124865A true JP2003124865A (ja) | 2003-04-25 |
Family
ID=19132187
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001313768A Pending JP2003124865A (ja) | 2001-10-11 | 2001-10-11 | 衛星搭載アンテナパターン測定システム、衛星搭載アンテナパターン測定システムにおける地球局及びマルチビーム通信衛星 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003124865A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6915238B2 (en) * | 2000-12-29 | 2005-07-05 | Ses Americom, Inc. | System and method for providing automatically processed, network-accessible telemetry data |
US7415329B2 (en) | 2004-11-01 | 2008-08-19 | Ses Americom, Inc. | System and method of providing N-tiered enterprise/web-based management, procedure coordination, and control of a geosynchronous satellite fleet |
KR101364831B1 (ko) * | 2010-11-08 | 2014-02-20 | 한국전자통신연구원 | 텔레메트리 데이터의 통계적 분석을 이용하여 위성중계기의 상태를 감시하는 장치 및 방법 |
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