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JP2003123285A - 光学ピックアップ及びディスクドライブ装置 - Google Patents

光学ピックアップ及びディスクドライブ装置

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Publication number
JP2003123285A
JP2003123285A JP2001313635A JP2001313635A JP2003123285A JP 2003123285 A JP2003123285 A JP 2003123285A JP 2001313635 A JP2001313635 A JP 2001313635A JP 2001313635 A JP2001313635 A JP 2001313635A JP 2003123285 A JP2003123285 A JP 2003123285A
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JP
Japan
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tracking
magnetized
magnet
recording medium
shaped recording
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Application number
JP2001313635A
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English (en)
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Inventor
Hideo Okuma
英生 大熊
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2001313635A priority Critical patent/JP3918490B2/ja
Publication of JP2003123285A publication Critical patent/JP2003123285A/ja
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Publication of JP3918490B2 publication Critical patent/JP3918490B2/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2軸アクチュエーターの薄型化を図ると共に
2軸アクチュエーターの動作の信頼性の向上を図る。 【解決手段】 マグネット18、18のトラッキング方
向における両端部を、トラッキングコイル14、14、
・・・に対向する面側がそれぞれ同極に着磁された一対
の第1の着磁部18a、18a、・・・として形成し、
マグネットの一対の第1の着磁部間の部分を、トラッキ
ングコイル14、14、・・・に対向する面側が第1の
着磁部と異なる極に着磁された第2の着磁部18b、1
8bとして形成し、複数のトラッキングコイル14、1
4、・・・について、マグネットのトラッキング方向に
おける中央部側に位置する内側部14a、14a、・・
・をマグネットの第2の着磁部に対向して位置させ、マ
グネットのトラッキング方向における両端部側に位置す
る外側部14b、14b、・・・をマグネットの第1の
着磁部に対向して位置させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光学ピックアップ及
びこれを備えたディスクドライブ装置に関する。詳しく
は、発光素子から照射されたレーザー光を立ち上げミラ
ー及び対物レンズを介してディスク状記録媒体の記録面
に照射する光学ピックアップ及びこれを備えたディスク
ドライブ装置についての技術分野に関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスク等のディスク状記録媒体に対
して情報信号の記録や再生を行うディスクドライブ装置
があり、このようなディスクドライブ装置にあっては、
情報信号の記録や再生をする際に、光学ピックアップの
移動ベースに支持された2軸アクチュエーターを動作さ
せて対物レンズのフォーカシング調整及びトラッキング
調整を行うようにしている。
【0003】2軸アクチュエーターは、一般に、移動ベ
ースに固定された固定部と、該固定部に対してフォーカ
シング方向及びトラッキング方向に動作可能される可動
部と、該可動部を固定部に対して動作させるための磁気
回路とを備えている。可動部は、対物レンズを保持した
レンズホルダーにフォーカシングコイル及びトラッキン
グコイルが巻回されて成る。磁気回路はヨーク片、該ヨ
ーク片に取り付けられたマグネット、可動部のフォーカ
シングコイル及びトラッキングコイル等によって構成さ
れている。
【0004】移動ベースには、レンズホルダーに保持さ
れた対物レンズの真下の位置に立ち上げミラーが配置さ
れている。
【0005】光学ピックアップにあっては、移動ベース
に配置された発光素子からレーザー光が出射されると、
出射されたレーザー光が所定の各光学部品を介して立ち
上げミラーに入射され、入射されたレーザー光が立ち上
げミラーで反射されて立ち上げられ対物レンズを介して
ディスク状記録媒体の記録面に照射される。このとき駆
動電流がフォーカシングコイル及びトラッキングコイル
にそれぞれ供給され、2軸アクチュエーターの可動部が
固定部に対して動作されてレーザー光がディスク状記録
媒体の記録面の記録トラック上に集光するようにフォー
カシング調整及びトラッキング調整が為される。
【0006】2軸アクチュエーターにあっては、磁気回
路の配置の違いによって、両側駆動タイプと片側駆動タ
イプとに大別される。
【0007】両側駆動タイプの2軸アクチュエーターに
あっては、一対の磁気回路が、可動部に保持された対物
レンズを挟んで可動部の両側、即ち、発光素子から出射
され立ち上げミラーに入射されるレーザー光の光軸方向
に離間して配置されている。
【0008】従って、両側駆動タイプの2軸アクチュエ
ーターにあっては、立ち上げミラーに入射されるレーザ
ー光の光路と磁気回路とが干渉しないようにするため
に、磁気回路のヨーク片やマグネットが当該光路より上
側に位置するように配置されている。
【0009】一方、片側駆動タイプの2軸アクチュエー
ターにあっては、レンズホルダーの一端部、即ち、固定
部が配置された側と反対側の端部に対物レンズが保持さ
れている。
【0010】従って、片側駆動タイプの2軸アクチュエ
ーターにあっては、立ち上げミラーに入射されるレーザ
ー光の光路と磁気回路との干渉を考慮する必要がない。
【0011】しかしながら、片側駆動タイプの2軸アク
チュエーターは、レンズホルダーの一端部に対物レンズ
が保持されているため、レンズホルダーの剛性不足によ
る高域共振周波数の低下、可動部の駆動中心と可動部の
重心とを一致させるためのバランサーの配置による重量
化に伴う感度の低下等の問題点を有している。
【0012】以上のように両側駆動タイプの2軸アクチ
ュエーターは、磁気回路のヨーク片やマグネットを当該
光路より上側に配置させる必要があるため、一般に、片
側駆動タイプの2軸アクチュエーターよりも厚みが大き
くなってしまうという問題点を有し、片側駆動タイプの
2軸アクチュエーターは、レンズホルダーに対する対物
レンズの位置に起因する高域共振周波数の低下、重量化
に伴う感度の低下等の問題点を有している。
【0013】ところで、2軸アクチュエーターにあって
は、可動部のフォーカシング方向における可動範囲に対
してマグネットの同方向における幅が小さいと、モーメ
ントの発生によるローリングが生じてしまう。このロー
リングの発生について以下に説明する(図9参照)。
【0014】マグネットa、aは横長の直方体状を為
し、一方のマグネットaがN極に着磁され、他方のマグ
ネットaがS極に着磁されている。
【0015】レンズホルダーに設けられたトラッキング
コイルb、b、・・・はコイル線が略角筒状に巻回され
て成り、それぞれマグネットa、aの長手方向、即ち、
トラッキング方向における両端部に対向するようにして
位置されている。トラッキングコイルb、b、・・・
は、略内側半分の部分がマグネットa、aに対応して位
置され、略外側半分の部分がマグネットa、aの両端か
ら側方へ突出された状態で位置されている。
【0016】トラッキングコイルbは、マグネットaの
長手方向における中央部側に位置し上下に延びるメイン
推力発生部cと、該メイン推力発生部cに平行なリター
ン部dと、メイン推力発生部c及びリターン部d間に位
置し左右に延びる上側不要推力発生部e、下側不要推力
発生部fとによって構成されている。
【0017】2軸アクチュエーターにおいて、トラッキ
ングコイルb、b、・・・に駆動電流が供給されると、
可動部が固定部に対してトラッキング方向に移動されト
ラッキング調整が行われる。例えば、図9で見て左奥側
のトラッキングコイルbのメイン推力発生部cに上向き
の電流が供給されると共に右奥側のトラッキングコイル
bのメイン推力発生部cに上向きの電流が供給される
と、メイン推力発生部c、cに右向きの推力F1、F1
が発生する。このとき、図9で見て左手前側及び右手前
側のトラッキングコイルb、bにも電流が供給され各部
に推力が発生するが、その説明は省略する。
【0018】同時に、リターン部d、dには左向きの推
力F2、F2が発生するが、リターン部d、dはマグネ
ットaから側方へ突出した状態で位置されているため、
推力F2、F2よりも推力F1、F1の方が大きく、可
動部は右方へ移動される。
【0019】上記のようにトラッキング調整が行われて
いる際には、トラッキングコイルb、bの上側不要推力
発生部e、eに左向き又は右向きの電流が流れ、下側不
要推力発生部f、fに右向き又は左向きの電流が流れ
る。従って、上側不要推力発生部e、eには上向き又は
下向きの不要推力P1、P1が発生し、下側不要推力発
生部f、fには下向き又は上向きの不要推力P2、P2
が発生する。この不要推力P1、P1、P2、P2は可
動部のトラッキング方向への移動のためには不必要な力
である。
【0020】上記のようにトラッキング調整が行われる
ときには、同時にフォーカシング調整も行われる。フォ
ーカシング調整は、可動部がディスクテーブルに装着さ
れたディスク状記録媒体の記録面に離接する方向へ移動
されることにより行われるが、フォーカシング調整が行
われると、トラッキングコイルb、b、・・・のマグネ
ットa、aに対する位置が変化する。
【0021】例えば、可動部がディスク状記録媒体の記
録面から離間する方向へ移動されたときに下側不要推力
発生部f、fがマグネットaよりも下方へ突出される
と、下側不要推力発生部f、fに発生する不要推力P
2、P2が上側不要推力発生部e、eに発生する不要推
力P1、P1よりも小さくなる。従って、可動部に図9
で見て右側のトラッキングコイルb、bが下方へ移動す
る向きの回転モーメントMtが発生してローリングが生
じ、2軸アクチュエーターの動作に支障を来してしま
う。
【0022】逆に、可動部がディスク状記録媒体の記録
面に接する方向へ移動されたときに上側不要推力発生部
e、eがマグネットaよりも上方へ突出されると、上側
不要推力発生部e、eに発生する不要推力P1、P1が
下側不要推力発生部f、fに発生する不要推力P2、P
2よりも小さくなる。従って、可動部に図9で見て左側
のトラッキングコイルb、bが下方へ移動する向きの回
転モーメントMt′が発生し、ローリングが生じ2軸ア
クチュエーターの動作に支障を来してしまう。
【0023】このようなローリングの発生を防止するた
めに、2軸アクチュエーターにあっては、マグネット
a、aのフォーカシング方向における幅を、可動部がフ
ォーカシング方向へ移動されたときにトラッキングコイ
ルb、b、・・・がマグネットa、aから上方及び下方
へ突出されないような大きさにする必要がある。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】ところが、フォーカシ
ング方向における幅を、トラッキングコイルb、b、・
・・がマグネットa、aから突出されないような大きさ
にするために、その分、2軸アクチュエーターの厚みが
大きくなり薄型化に支障を来している。特に、上記した
両側駆動タイプの2軸アクチュエーターにあっては、磁
気回路のマグネットを発光素子から立ち上げミラーに向
かうレーザー光の光路より上側に配置させる必要がある
ため、一層薄型化が困難となる。
【0025】一方、2軸アクチュエーターにあっては、
片側駆動タイプが有する高域共振周波数の低下や重量化
に伴う感度の低下等の問題を解決して、動作の信頼性を
向上させる必要もある。
【0026】さらに、近年、2種類の異なるフォーマッ
トを有するディスク状記録媒体、例えば、DVD(Digi
tal Versatile Disc)とCD(Compact Disc)の双方に
ついて、一の光学ピックアップを用いて情報信号の記録
や再生を行うディスクドライブ装置が普及されている
が、このような装置では、2軸アクチュエーターの可動
部のディスク状記録媒体に対する基準となる位置がDV
Dの場合とCDの場合とで異なるため、少なくとも一方
の位置では可動部の駆動中心とマグネットの中心とを合
致させることができない。このため、トラッキングコイ
ルに駆動電流が供給され推力が生じたときに、双方の中
心のずれに起因した回転モーメントが発生しローリング
が生じてしまう。従って、特に、このような2種類の異
なるフォーマットを有するディスク状記録媒体が用いら
れるディスクドライブ装置にあっては、可能な限りロー
リングの発生を抑制し動作の信頼性の向上を図る必要が
ある。
【0027】そこで、本発明光学ピックアップ及びディ
スクドライブ装置は、上記した問題点を克服し、2軸ア
クチュエーターの薄型化を図ると共に2軸アクチュエー
ターの動作の信頼性の向上を図ることを課題とする。
【0028】
【課題を解決するための手段】本発明光学ピックアップ
は、上記した課題を解決するために、ディスクテーブル
に装着されるディスク状記録媒体の半径方向へ移動自在
に支持された移動ベースと、対物レンズを有しディスク
状記録媒体の記録面に対するレーザー光のフォーカシン
グ調整及びトラッキング調整を行う2軸アクチュエータ
ーとを設け、該2軸アクチュエーターに、移動ベースに
固定された固定部と、対物レンズを保持すると共にフォ
ーカシングコイル及び複数のトラッキングコイルが巻回
されディスク状記録媒体の記録面に離接する方向である
フォーカシング方向及びディスク状記録媒体の半径方向
であるトラッキング方向へ固定部に対して動作される可
動部と、対物レンズを挟んで立ち上げミラーに入射され
るレーザー光の光軸方向に離間して配置された一対のヨ
ーク片と、該一対のヨーク片に互いに対向するようにし
て取り付けられると共に複数のトラッキングコイルに対
向して配置された一対のマグネットとを設け、該マグネ
ットのトラッキング方向における両端部を、トラッキン
グコイルに対向する面側がそれぞれ同極に着磁された一
対の第1の着磁部として形成し、マグネットの一対の第
1の着磁部間の部分を、トラッキングコイルに対向する
面側が第1の着磁部と異なる極に着磁された第2の着磁
部として形成し、上記複数のトラッキングコイルを、そ
の軸方向が立ち上げミラーに入射されるレーザー光の光
軸方向に略平行となるように巻回すると共に、マグネッ
トのトラッキング方向における中央部側に位置する内側
部をマグネットの第2の着磁部に対向して位置し、マグ
ネットのトラッキング方向における両端部側に位置する
外側部をマグネットの第1の着磁部に対向して位置する
ようにしたものである。
【0029】本発明ディスクドライブ装置は、上記した
課題を解決するために、上記光学ピックアップに、ディ
スクテーブルに装着されるディスク状記録媒体の半径方
向へ移動自在に支持された移動ベースと、対物レンズを
有しディスク状記録媒体の記録面に対するレーザー光の
フォーカシング調整及びトラッキング調整を行う2軸ア
クチュエーターとを設け、該2軸アクチュエーターに、
移動ベースに固定された固定部と、対物レンズを保持す
ると共にフォーカシングコイル及び複数のトラッキング
コイルが巻回されディスク状記録媒体の記録面に離接す
る方向であるフォーカシング方向及びディスク状記録媒
体の半径方向であるトラッキング方向へ固定部に対して
動作される可動部と、対物レンズを挟んで立ち上げミラ
ーに入射されるレーザー光の光軸方向に離間して配置さ
れた一対のヨーク片と、該一対のヨーク片に互いに対向
するようにして取り付けられると共に複数のトラッキン
グコイルに対向して配置された一対のマグネットとを設
け、該マグネットのトラッキング方向における両端部
を、トラッキングコイルに対向する面側がそれぞれ同極
に着磁された一対の第1の着磁部として形成し、マグネ
ットの一対の第1の着磁部間の部分を、トラッキングコ
イルに対向する面側が第1の着磁部と異なる極に着磁さ
れた第2の着磁部として形成し、上記複数のトラッキン
グコイルを、その軸方向が立ち上げミラーに入射される
レーザー光の光軸方向に略平行となるように巻回すると
共に、マグネットのトラッキング方向における中央部側
に位置する内側部をマグネットの第2の着磁部に対向し
て位置し、マグネットのトラッキング方向における両端
部側に位置する外側部をマグネットの第1の着磁部に対
向して位置するようにしたものである。
【0030】従って、本発明光学ピックアップ及びディ
スクドライブ装置にあっては、マグネットに第1の着磁
部と第2の着磁部とを結ぶような磁束が生じる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下に、本発明光学ピックアップ
及びディスクドライブ装置の実施の形態を添付図面に従
って説明する。
【0032】ディスクドライブ装置1は、外筐2内に所
要の各部材及び各機構が配置されて成り(図1参照)、
外筐2には図示しないディスク挿入口が形成されてい
る。
【0033】外筐2内には図示しないシャーシが配置さ
れ、該シャーシに取り付けられたスピンドルモーターの
モーター軸にディスクテーブル3が固定されている。
【0034】シャーシには、平行なガイド軸4、5が取
り付けられると共に図示しない送りモーターによって回
転される図示しないリードスクリューが支持されてい
る。
【0035】光学ピックアップ6は、移動ベース7と該
移動ベース7に設けられた所要の光学部品と移動ベース
7上に支持された2軸アクチュエーター8とを有し、移
動ベース7の両端部に設けられた軸受部7a、7bがそ
れぞれガイド軸4、5に摺動自在に支持されている(図
1参照)。移動ベース7に設けられた図示しないナット
部材がリードスクリューに螺合され、送りモーターによ
ってリードスクリューが回転されるとナット部材がリー
ドスクリューの回転方向に応じた方向へ送られ、光学ピ
ックアップ6がディスクテーブル3に装着されるディス
ク状記録媒体100の半径方向へ移動される。
【0036】2軸アクチュエーター8は移動ベース7上
に固定された固定部9と該固定部9に対して動作される
可動部10と移動ベース7上に設けられたベース部材1
1とから成る(図2乃至図6参照)。
【0037】可動部10は対物レンズ12とフォーカシ
ングコイル13及びトラッキングコイル14、14、・
・・が巻回されたレンズホルダー15とを有している
(図4参照)。
【0038】レンズホルダー15には周方向に離間して
4つの巻回部15a、15a、・・・が設けられ、該巻
回部15a、15a、・・・はレンズホルダー15の周
面から略前方又は略後方に突出されている。フォーカシ
ングコイル13はレンズホルダー15の周面に軸方向が
上下方向となるように巻回されており、トラッキングコ
イル14、14、・・・はレンズホルダー15の巻回部
15a、15a、・・・にそれぞれ軸方向が略前後方向
となるように巻回されている。
【0039】トラッキングコイル14は略角筒状に形成
され、内側に位置し上下に延びるメイン推力発生部14
aと、外側に位置しメイン推力発生部14aに平行なリ
ターン部14bと、メイン推力発生部14a及びリター
ン部14b間に位置し左右に延びる上側部14c、下側
部14dとによって構成されている(図6参照)。
【0040】可動部10は4本の金属製の直線状を為す
サスペンション16、16、17、17を介して中空に
位置するように支持され、該サスペンション16、1
6、17、17は固定部9の両側面部と可動部10の両
側面部とに上下に離間して2本ずつが取り付けられてい
る(図2及び図3参照)。一方の側面側に取り付けられ
たサスペンション16、16と他方の側面側に取り付け
られたサスペンション17、17は、可動部10から固
定部9に近づくに従って互いの間隔が広がるように平面
で見てハの字状に配置されている(図2及び図3参
照)。
【0041】可動部10は、フォーカシングコイル13
に流れる電流の向きに応じた方向へ固定部9に対してデ
ィスク状記録媒体100の記録面に離接する方向である
フォーカシング方向へ動作され、トラッキングコイル1
4、14、・・・に流れる電流の向きに応じた方向へ固
定部9に対してディスク状記録媒体100の半径方向で
あるトラッキング方向へ動作される。
【0042】ベース部材11は磁性金属材料から成り、
移動ベース7に取り付けられた被取付部11aと該被取
付部11aの前後方向における両端部から上方へ突出さ
れたヨーク片11b、11cとが一体に形成されて成る
(図5参照)。ヨーク片11b、11cには、対向する
面にそれぞれマグネット18、18が固定されており、
ヨーク片11b、11cはそれぞれ可動部10を挟んで
前後に配置されている(図2及び図3参照)。
【0043】マグネット18、18は左右方向、即ち、
トラッキング方向に長い直方体状に形成されており、マ
グネット18、18の対向する面側には、レンズホルダ
ー15に設けられた上記トラッキングコイル14、1
4、・・・が対向して位置さていれる(図2、図3及び
図6参照)。マグネット18の左右両端部は、それぞれ
トラッキングコイル14、14に対向する面側がともに
同極のS極に着磁された第1の着磁部18a、18aと
して形成されている。マグネット18の第1の着磁部1
8a、18a間の部分は、トラッキングコイル14、1
4に対向する面側が第1の着磁部18a、18aとは異
極のN極に着磁された第2の着磁部18bとして形成さ
れている。
【0044】尚、マグネット18の左右両端部を、それ
ぞれトラッキングコイル14、14に対向する面側がと
もに同極のN極に着磁された第1の着磁部18a、18
aとして形成し、マグネット18の第1の着磁部18
a、18a間の部分を、トラッキングコイル14、14
に対向する面側が第1の着磁部18a、18aとは異極
のS極に着磁された第2の着磁部18bとして形成して
もよい。
【0045】トラッキングコイル14、14、・・・
は、内側に位置するメイン推力発生部14a、14a、
・・・がそれぞれマグネット18、18の第2の着磁部
18b、18bの左右両端部に対向するように位置さ
れ、外側に位置するリターン部14b、14b、・・・
がそれぞれ第1の着磁部18a、18a、・・・に対向
するように位置され、上側部14c、14c、・・・と
下側部14d、14d、・・・とがそれぞれ第1の着磁
部18a、18a、・・・と第2の着磁部18b、18
bとに跨った状態で位置される(図6参照)。
【0046】以上のようにして、2軸アクチュエーター
8にあっては、ヨーク片11bとマグネット18、ヨー
ク片11cとマグネット18を含む2つの磁気回路が構
成される。
【0047】ベース部材11には、ヨーク片11bから
被取付部11aに亘る部分に開口部19が形成され、該
開口部19はヨーク片11bに形成された光通過部19
aと被取付部11aに形成されたミラー配置部19bと
から成る(図2、図5及び図7参照)。
【0048】光通過部19aは下方に開口され、上側開
口縁がヨーク片11bに取り付けられたマグネット18
の下端に一致されている(図7参照)。光通過部19a
には図示しない発光素子(半導体レーザー)から出射さ
れるレーザー光を平行光束とするコリメーターレンズ2
0が配置されている(図2、図5及び図7参照)。
【0049】このように、ベース部材11に開口部19
を形成し、該開口部19にコリメーターレンズ20を配
置することにより、2軸アクチュエーター8の外側にコ
リメーターレンズ20の専用の配置スペースを確保する
必要がなく、光学ピックアップ6の小型化を図ることが
できる。
【0050】開口部19のミラー配置部19bは前方に
開口され、該ミラー配置部19bに移動ベース7に取り
付けられた立ち上げミラー21が対物レンズ12の下方
に位置するように配置されている(図5及び図7参
照)。
【0051】以上のように構成されたディスクドライブ
装置1において、スピンドルモーターの回転に伴ってデ
ィスクテーブル3が回転されると、該ディスクテーブル
3に装着されたディスク状記録媒体100が回転され、
同時に、光学ピックアップ6がディスク状記録媒体10
0の半径方向へ移動されてディスク状記録媒体100に
対する記録動作又は再生動作が行われる。
【0052】この記録動作及び再生動作において、移動
ベース7に設けられた発光素子から出射されたレーザー
光が所定の各光学部品及びコリメーターレンズ20を介
して立ち上げミラー21に入射され、入射されたレーザ
ー光Pが立ち上げミラー21で反射されて立ち上げられ
対物レンズ12を介してディスク状記録媒体100の記
録面に照射される(図7参照)。このとき駆動電流がフ
ォーカシングコイル13及びトラッキングコイル14、
14、・・・にそれぞれ供給され、レーザー光がディス
ク状記録媒体100の記録面の記録トラック上に集光す
るようにフォーカシング調整及びトラッキング調整が為
される。
【0053】上記のように、トラッキングコイル14、
14、・・・に駆動電流が供給された場合に、図6で見
て左奥側のトラッキングコイル14のメイン推力発生部
14aに下向きの電流が供給されると共に右奥側のトラ
ッキングコイル14のメイン推力発生部14aに下向き
の電流が供給されたときには、メイン推力発生部14
a、14aに左向きの推力が発生し、リターン部14
b、14bにはメイン推力発生部14a、14aに発生
する推力より小さな左向きの推力が発生する。従って、
可動部10が固定部8に対して図6で見て左方へ移動さ
れる。尚、このとき図6で見て左手前側及び右手前側の
トラッキングコイル14、14にも電流が供給され各部
に推力が発生するが、その説明は省略する。
【0054】逆に、トラッキングコイル14、14、・
・・に駆動電流が供給された場合に、図6で見て左奥側
のトラッキングコイル14のメイン推力発生部14aに
上向きの電流が供給されると共に右奥側のトラッキング
コイル14のメイン推力発生部14aに上向きの電流が
供給されたときには、メイン推力発生部14a、14a
に右向きの推力が発生し、リターン部14b、14bに
はメイン推力発生部14a、14aに発生する推力より
小さな右向きの推力が発生する。従って、可動部10が
固定部8に対して図6で見て右方へ移動される。
【0055】上記のようにトラッキング調整が行われて
いる際には、トラッキングコイル14、14の上側部1
4c、14c及び下側部14d、14dに内向き又は外
向きの電流が流れる。
【0056】一方、このときマグネット18にはN極か
らS極に向かう磁束が発生している(図8参照)。従っ
て、マグネット18、18の左右両端部においては、図
6及び図8に示すように、第2の着磁部18bと第1の
着磁部18a、18aとを結ぶ方向への磁束M、M、・
・・が発生している。
【0057】磁束M、M、・・・の向きはトラッキング
コイル14、14の上側部14c、14c及び下側部1
4d、14dに流れる電流と略平行であるため、上側部
14c、14c及び下側部14d、14dには上向き又
は下向きの推力が発生しない。従って、可動部10に第
1の着磁部18a、18aが上方又は下方へ移動する方
向への磁束の影響による回転モーメントが発生せずロー
リングが生じない。
【0058】以上に記載した通り、2軸アクチュエータ
ー8にあっては、可動部10に第1の着磁部18a、1
8a、・・・が上方又は下方へ移動する方向への磁束の
影響による回転モーメントが発生しないため、可動部1
0がフォーカシング方向へ移動されたときにトラッキン
グコイル14、14、・・・がマグネット18、18か
ら上方又は下方へ突出されないような大きさにする必要
がなく、マグネット18、18のフォーカシング方向に
おける幅をその分小さくすることができ、2軸アクチュ
エーター8の薄型化による光学ピックアップ6の薄型化
を図ることができる。
【0059】また、薄型化を考慮して、レンズホルダー
の一端部に対物レンズが保持される片側駆動タイプの2
軸アクチュエーターを光学ピックアップ6に用いる必要
がなく、片側駆動タイプの2軸アクチュエーターの問題
点、即ち、レンズホルダーの剛性不足による高域共振周
波数の低下、可動部の駆動中心と可動部の重心とを一致
させるためのバランサーの配置による重量化に伴う感度
の低下等という問題点が生じず、2軸アクチュエーター
8の動作の信頼性を確保することができる。
【0060】2軸アクチュエーター8にあっては、上記
したように、ベース部材11のヨーク片11bから被取
付部11aに亘る部分に開口部19が形成されている。
従って、ヨーク片11b側の駆動力がヨーク片11c側
の駆動力より弱くなるため、サスペンション16、1
6、17、17がバネ力を発揮していない慣性領域にお
いては、可動部10がヨーク片11b側の一点を中心と
してA―A方向へ回動運動される(図3参照)。
【0061】一方、サスペンション16、16、17、
17がバネ力を発揮するバネ領域においては、サスペン
ション16、16、17、17が平行に配置されている
ときには、可動部10がB―B方向へ並進運動されるた
め(図3参照)、慣性領域における回動運動とバネ領域
における並進運動とのゲイン差により、上下方向に延び
る仮想軸を考えたときに、その軸回り方向に可動部10
が回転する所謂ヨーイングが発生し位相変動が生じてし
まう。
【0062】そこで、2軸アクチュエーター8にあって
は、上記したように、サスペンション16、16とサス
ペンション17、17とを、可動部10から固定部9に
近づくに従って互いの間隔が広がるように平面で見てハ
の字状に配置することにより、バネ領域においても慣性
領域と同様に可動部10を回動動作させ、ヨーイングに
よる位相変動を解消するようにしている。従って、2軸
アクチュエーター8の良好な感度を確保することがで
き、2軸アクチュエーター8の動作の信頼性を向上させ
ることができる。
【0063】尚、上記には、1つの部材を領域を分けて
それぞれN極又はS極に着磁し、第1の着磁部18a、
18aと第2の着磁部18bとを形成したマグネット1
8を示したが、第1の着磁部18a、18aと第2の着
磁部18bとを各別に形成し、これらを結合してマグネ
ット18を形成してもよい。
【0064】この場合には、単極着磁した各部を結合す
ればよく、1つの部材を領域を分けて着磁作業を行う必
要がないため、マグネット18の製造が容易であり、ま
た、1つの部材を領域を分けて着磁したマグネットでは
分割面付近が不感帯となるが、単極着磁した各部を結合
して形成したマグネットには不感帯が形成されないた
め、2軸アクチュエーター8の感度の向上を図ることが
できる。
【0065】上記した実施の形態において示した各部の
具体的な形状及び構造は、何れも本発明を実施する際の
具体化のほんの一例を示したものにすぎず、これらによ
って本発明の技術的範囲が限定的に解釈されることがあ
ってはならないものである。
【0066】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本発明光学ピックアップは、ディスクテーブルに装
着されるディスク状記録媒体の半径方向へ移動すると共
に発光素子から照射されたレーザー光を立ち上げミラー
及び対物レンズを介してディスク状記録媒体の記録面に
照射する光学ピックアップであって、ディスクテーブル
に装着されるディスク状記録媒体の半径方向へ移動自在
に支持された移動ベースと、対物レンズを有しディスク
状記録媒体の記録面に対するレーザー光のフォーカシン
グ調整及びトラッキング調整を行う2軸アクチュエータ
ーとを備え、該2軸アクチュエーターは、移動ベースに
固定された固定部と、対物レンズを保持すると共にフォ
ーカシングコイル及び複数のトラッキングコイルが巻回
されディスク状記録媒体の記録面に離接する方向である
フォーカシング方向及びディスク状記録媒体の半径方向
であるトラッキング方向へ固定部に対して動作される可
動部と、対物レンズを挟んで立ち上げミラーに入射され
るレーザー光の光軸方向に離間して配置された一対のヨ
ーク片と、該一対のヨーク片に互いに対向するようにし
て取り付けられると共に複数のトラッキングコイルに対
向して配置された一対のマグネットとを有し、該マグネ
ットのトラッキング方向における両端部は、トラッキン
グコイルに対向する面側がそれぞれ同極に着磁された一
対の第1の着磁部として形成され、マグネットの一対の
第1の着磁部間の部分は、トラッキングコイルに対向す
る面側が第1の着磁部と異なる極に着磁された第2の着
磁部として形成され、上記複数のトラッキングコイル
は、その軸方向が立ち上げミラーに入射されるレーザー
光の光軸方向に略平行となるように巻回されると共に、
マグネットのトラッキング方向における中央部側に位置
する内側部がマグネットの第2の着磁部に対向して位置
され、マグネットのトラッキング方向における両端部側
に位置する外側部がマグネットの第1の着磁部に対向し
て位置されるようにしたことを特徴とする。
【0067】従って、2軸アクチュエーターの可動部に
磁束の影響による回転モーメントが発生しないため、マ
グネットのフォーカシング方向における幅を小さくする
ことができ、2軸アクチュエーターの薄型化による光学
ピックアップの薄型化を図ることができる。
【0068】また、薄型化を考慮して、レンズホルダー
の一端部に対物レンズが保持される片側駆動タイプの2
軸アクチュエーターを光学ピックアップに用いる必要が
なく、片側駆動タイプの種々の問題点が生じず、2軸ア
クチュエーターの動作の信頼性を確保することができ
る。
【0069】本発明ディスクドライブ装置は、ディスク
状記録媒体が装着されて回転されるディスクテーブル
と、該ディスクテーブルに装着されるディスク状記録媒
体の半径方向へ移動すると共に発光素子から照射された
レーザー光を立ち上げミラー及び対物レンズを介してデ
ィスク状記録媒体の記録面に照射する光学ピックアップ
とを備えたディスクドライブ装置であって、上記光学ピ
ックアップは、ディスクテーブルに装着されるディスク
状記録媒体の半径方向へ移動自在に支持された移動ベー
スと、対物レンズを有しディスク状記録媒体の記録面に
対するレーザー光のフォーカシング調整及びトラッキン
グ調整を行う2軸アクチュエーターとを備え、該2軸ア
クチュエーターは、移動ベースに固定された固定部と、
対物レンズを保持すると共にフォーカシングコイル及び
複数のトラッキングコイルが巻回されディスク状記録媒
体の記録面に離接する方向であるフォーカシング方向及
びディスク状記録媒体の半径方向であるトラッキング方
向へ固定部に対して動作される可動部と、対物レンズを
挟んで立ち上げミラーに入射されるレーザー光の光軸方
向に離間して配置された一対のヨーク片と、該一対のヨ
ーク片に互いに対向するようにして取り付けられると共
に複数のトラッキングコイルに対向して配置された一対
のマグネットとを有し、該マグネットのトラッキング方
向における両端部は、トラッキングコイルに対向する面
側がそれぞれ同極に着磁された一対の第1の着磁部とし
て形成され、マグネットの一対の第1の着磁部間の部分
は、トラッキングコイルに対向する面側が第1の着磁部
と異なる極に着磁された第2の着磁部として形成され、
上記複数のトラッキングコイルは、その軸方向が立ち上
げミラーに入射されるレーザー光の光軸方向に略平行と
なるように巻回されると共に、マグネットのトラッキン
グ方向における中央部側に位置する内側部がマグネット
の第2の着磁部に対向して位置され、マグネットのトラ
ッキング方向における両端部側に位置する外側部がマグ
ネットの第1の着磁部に対向して位置されるようにした
ことを特徴とする。
【0070】従って、2軸アクチュエーターの可動部に
磁束の影響による回転モーメントが発生しないため、マ
グネットのフォーカシング方向における幅を小さくする
ことができ、2軸アクチュエーターの薄型化によるディ
スクドライブ装置の薄型化を図ることができる。
【0071】また、薄型化を考慮して、レンズホルダー
の一端部に対物レンズが保持される片側駆動タイプの2
軸アクチュエーターを光学ピックアップに用いる必要が
なく、片側駆動タイプの種々の問題点が生じず、ディス
クドライブ装置の動作の信頼性を確保することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2乃至図8と共に本発明光学ピックアップ及
びディスクドライブ装置の実施の形態を示すものであ
り、本図はディスクドライブ装置の概略平面図である。
【図2】2軸アクチュエーターの拡大斜視図である。
【図3】2軸アクチュエーターの拡大平面図である。
【図4】2軸アクチュエーターの可動部を示す拡大斜視
図である。
【図5】ベース部材と立ち上げミラー及びコリメーター
レンズとの位置関係を示す拡大斜視図である。
【図6】マグネットとトラッキングコイルの位置関係を
示す拡大斜視図である。
【図7】ベース部材と立ち上げミラーとコリメーターレ
ンズの位置関係を示す拡大断面図である。
【図8】磁気回路に生じる磁束とトラッキングコイルと
の関係を示す概念図である。
【図9】従来の2軸アクチュエーターにおけるマグネッ
トとトラッキングコイルとの関係を示す拡大斜視図であ
る。
【符号の説明】
1…ディスクドライブ装置、3…ディスクテーブル、6
…光学ピックアップ、7…移動ベース、8…2軸アクチ
ュエーター、9…固定部、10…可動部、11b…ヨー
ク片、11c…ヨーク片、12…対物レンズ、13…フ
ォーカシングコイル、14…トラッキングコイル、14
a…メイン推力発生部(内側部)、14b…リターン部
(外側部)、18…マグネット、18a…第1の着磁
部、18b…第2の着磁部、21…立ち上げミラー、1
00…ディスク状記録媒体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクテーブルに装着されるディスク
    状記録媒体の半径方向へ移動すると共に発光素子から照
    射されたレーザー光を立ち上げミラー及び対物レンズを
    介してディスク状記録媒体の記録面に照射する光学ピッ
    クアップであって、 ディスクテーブルに装着されるディスク状記録媒体の半
    径方向へ移動自在に支持された移動ベースと、 対物レンズを有しディスク状記録媒体の記録面に対する
    レーザー光のフォーカシング調整及びトラッキング調整
    を行う2軸アクチュエーターとを備え、 該2軸アクチュエーターは、 移動ベースに固定された固定部と、 対物レンズを保持すると共にフォーカシングコイル及び
    複数のトラッキングコイルが巻回されディスク状記録媒
    体の記録面に離接する方向であるフォーカシング方向及
    びディスク状記録媒体の半径方向であるトラッキング方
    向へ固定部に対して動作される可動部と、 対物レンズを挟んで立ち上げミラーに入射されるレーザ
    ー光の光軸方向に離間して配置された一対のヨーク片
    と、 該一対のヨーク片に互いに対向するようにして取り付け
    られると共に複数のトラッキングコイルに対向して配置
    された一対のマグネットとを有し、 該マグネットのトラッキング方向における両端部は、ト
    ラッキングコイルに対向する面側がそれぞれ同極に着磁
    された一対の第1の着磁部として形成され、 マグネットの一対の第1の着磁部間の部分は、トラッキ
    ングコイルに対向する面側が第1の着磁部と異なる極に
    着磁された第2の着磁部として形成され、 上記複数のトラッキングコイルは、その軸方向が立ち上
    げミラーに入射されるレーザー光の光軸方向に略平行と
    なるように巻回されると共に、マグネットのトラッキン
    グ方向における中央部側に位置する内側部がマグネット
    の第2の着磁部に対向して位置され、マグネットのトラ
    ッキング方向における両端部側に位置する外側部がマグ
    ネットの第1の着磁部に対向して位置されるようにした
    ことを特徴とする光学ピックアップ。
  2. 【請求項2】 ディスク状記録媒体が装着されて回転さ
    れるディスクテーブルと、該ディスクテーブルに装着さ
    れるディスク状記録媒体の半径方向へ移動すると共に発
    光素子から照射されたレーザー光を立ち上げミラー及び
    対物レンズを介してディスク状記録媒体の記録面に照射
    する光学ピックアップとを備えたディスクドライブ装置
    であって、 上記光学ピックアップは、 ディスクテーブルに装着されるディスク状記録媒体の半
    径方向へ移動自在に支持された移動ベースと、 対物レンズを有しディスク状記録媒体の記録面に対する
    レーザー光のフォーカシング調整及びトラッキング調整
    を行う2軸アクチュエーターとを備え、 該2軸アクチュエーターは、 移動ベースに固定された固定部と、 対物レンズを保持すると共にフォーカシングコイル及び
    複数のトラッキングコイルが巻回されディスク状記録媒
    体の記録面に離接する方向であるフォーカシング方向及
    びディスク状記録媒体の半径方向であるトラッキング方
    向へ固定部に対して動作される可動部と、 対物レンズを挟んで立ち上げミラーに入射されるレーザ
    ー光の光軸方向に離間して配置された一対のヨーク片
    と、 該一対のヨーク片に互いに対向するようにして取り付け
    られると共に複数のトラッキングコイルに対向して配置
    された一対のマグネットとを有し、 該マグネットのトラッキング方向における両端部は、ト
    ラッキングコイルに対向する面側がそれぞれ同極に着磁
    された一対の第1の着磁部として形成され、 マグネットの一対の第1の着磁部間の部分は、トラッキ
    ングコイルに対向する面側が第1の着磁部と異なる極に
    着磁された第2の着磁部として形成され、 上記複数のトラッキングコイルは、その軸方向が立ち上
    げミラーに入射されるレーザー光の光軸方向に略平行と
    なるように巻回されると共に、マグネットのトラッキン
    グ方向における中央部側に位置する内側部がマグネット
    の第2の着磁部に対向して位置され、マグネットのトラ
    ッキング方向における両端部側に位置する外側部がマグ
    ネットの第1の着磁部に対向して位置されるようにした
    ことを特徴とするディスクドライブ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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