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JP2003120465A - 燃料供給装置の蓄圧用配管 - Google Patents

燃料供給装置の蓄圧用配管

Info

Publication number
JP2003120465A
JP2003120465A JP2001311390A JP2001311390A JP2003120465A JP 2003120465 A JP2003120465 A JP 2003120465A JP 2001311390 A JP2001311390 A JP 2001311390A JP 2001311390 A JP2001311390 A JP 2001311390A JP 2003120465 A JP2003120465 A JP 2003120465A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
branch
fuel
hole
pressure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001311390A
Other languages
English (en)
Inventor
Norihiko Sumi
範彦 住
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2001311390A priority Critical patent/JP2003120465A/ja
Publication of JP2003120465A publication Critical patent/JP2003120465A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な構成で長さを延長することなく必要燃料
容積を確保でき、超高圧化に対応可能な燃料供給装置の
蓄圧用配管を提供する。 【解決手段】コモンレール13の本体部19の内部には、レ
ール孔19aが一定径で形成されている。本体部19と一体
形成される複数の分岐部には、燃料供給用分岐部22と、
燃料分配用分岐部23a〜23dと、第3分岐部24a,24b
との三種類の分岐部がある。第3分岐部24a,24bは、
その外周が雄ネジ部となるように構成され、その内部に
は絞り部を有しない連通孔29が形成されている。パイプ
30はコ字状に形成され、その両端部30aは略球状に形成
されている。2個のナット部27の貫通孔にはパイプ30が
遊挿され、両端部30aが貫通孔から抜けない状態で雄ネ
ジ部とナット部27とが螺合されて、パイプ30が第3分岐
部24a,24bに連結されている。レール孔19aとパイプ
30とで蓄圧室が構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料を蓄圧するた
めの蓄圧室を有する燃料供給装置の蓄圧用配管に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、ディーゼルエンジン用の
燃料供給装置の一つとして、高圧化された燃料の噴射量
等を制御するために使用される蓄圧用配管(以下、「コ
モンレール」と記す。)が知られている。コモンレール
には、一定径に形成された蓄圧室が設けられ、該蓄圧室
とインジェクションパイプとの間には絞り部が設けら
れ、該蓄圧室には燃料が蓄圧された状態で保持されてい
る。
【0003】ところで、近年、燃料の超高圧化が要求さ
れているが、従来のコモンレールに対して燃料の圧力を
高圧化させると、絞り部の開口部に高圧燃料による応力
が集中する。この従来の構成において、絞り部の開口部
への応力集中を抑制したまま、燃料の高圧に耐えるに
は、コモンレールを肉厚に形成する等、コモンレール自
体の大きさが大きくなるという問題があった。
【0004】前記問題を解決するコモンレールとして、
特開2001−20828号公報に記載されたものがあ
る。この公報のコモンレールでは、図5に示すように、
コモンレール50には、内径が相対的に小さい主通路部
51と、内径が相対的に大きい内容積調整部52とが設
けられている。主通路部51と内容積調整部52とで構
成されるレール穴53は、その長さ及び内容積は、それ
ぞれ従来品と同等となるように構成されている。そし
て、主通路部51には分岐穴54が形成され、内容積調
整部52には分岐穴54が形成されないように構成され
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、各気筒イン
ジェクタへの管が接合されるシール部の構成及び内部の
洗浄に対する要求から、主通路部51及び内容積調整部
52は、コモンレール50の同一中心線上が望ましく、
長さ方向へのある程度の延長が不可避であった。
【0006】また、内容積調整部52の周縁に合わせ
て、主通路部51の外周縁も、所定量の鋳物肉厚が必要
となることにより、その分の重量が増加するという問題
があった。
【0007】さらに、内容積調整部52は、その内径を
段付き加工するため、主通路部51を形成した後に、主
通路部51の内径とは別の内容積調整部52の内径に応
じたドリルにより、内容積調整部52を加工しなければ
ならず、加工時間が長くなるという問題もあった。
【0008】本発明は前述した事情に鑑みてなされたも
のであって、その目的は、簡単な構成で長さを延長する
ことなく必要燃料容積を確保でき、超高圧化に対応可能
な燃料供給装置の蓄圧用配管を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】以下、上記目的を達成す
るための手段及びその作用効果について記載する。請求
項1に記載の発明は、燃料ポンプから燃料を導入する導
入路が連結される第1分岐部と、前記燃料を内燃機関に
供給する供給路が連結される第2分岐部と、複数の第3
分岐部と、一定径で長手方向に延びるように形成された
孔とを有する本体部を備え、前記第1分岐部及び前記第
2分岐部には絞り部を有し前記孔と連通する連通孔が設
けられ、前記第3分岐部には前記絞り部を有しない前記
孔と連通する連通孔が設けられ、かつ、前記第3分岐部
には内容積調整部としてのパイプが連結され、前記孔と
前記パイプとで燃料を蓄圧するための蓄圧室が構成され
ていることを要旨とする。
【0010】この発明によれば、燃料が、燃料ポンプか
ら導入路及び第1分岐部を介して孔内に供給されるとと
もに、第3分岐部を介してパイプ内にも燃料が供給さ
れ、蓄圧室を構成する孔及びパイプ内で蓄圧された状態
で保持される。従って、孔の径を従来より小さく形成す
ることで耐圧性をもたせ、径が小さくなることで減少す
る本体部の内容積をパイプの内容積で補うことにより、
簡単な構成で蓄圧用配管の長さを延長することなく、燃
料の圧力が超高圧となっても、必要燃料容積が確保され
る。
【0011】また、孔の内径は、従来の構成より小さく
形成されることにより、絞り部の開口部付近に作用する
高圧燃料による応力が、より低減される。また、第3分
岐部に絞り部が形成されないことにより、連通孔の開口
部付近に作用する高圧燃料による応力が、分岐部に絞り
部が設けられる場合と比較して低減される。
【0012】また、パイプは容易に加工可能であること
により、車両への搭載上及び性能上の要求により、自由
に長さ、経路、容積を変更することができる。従って、
パイプのみを変更することで、排気量の異なるエンジン
に対して、本体部を共用することができる。
【0013】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明において、前記パイプは、前記供給路及び
前記導入路を構成するパイプと共用可能であることを要
旨とする。
【0014】この発明によれば、本体部へのパイプ、供
給路及び導入路の組み付け時において、各分岐部を同様
に構成することで、共通部品を使用して容易に連結する
ことができる。従って、蓄圧用配管の製造が容易とな
る。また、部品の保管時においても、パイプ、供給路及
び導入路を区別して保管する必要がなくなる。
【0015】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
又は請求項2に記載の発明において、前記本体部は2個
設けられ、一方の前記本体部の第3分岐部と、他方の前
記本体部の第3分岐部とが前記パイプで連結されている
ことを要旨とする。
【0016】この発明によれば、2個の本体部がパイプ
を介して連結されることにより、2個の本体部の圧力を
一定に保持することができるとともに、超高圧化に対応
した状態で必要燃料容積を確保することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明をディーゼルエンジ
ン用のコモンレールに具体化した一実施形態を図1〜図
3に従って説明する。なお、図3は、燃料供給装置の概
略構成を示している。
【0018】内燃機関としてのディーゼルエンジン11
は、図3に示すように、燃料供給装置を備えている。該
燃料供給装置は、燃料ポンプとしてのサプライポンプ1
2と、蓄圧用配管としてのコモンレール13と、インジ
ェクタ14と、ECU(電子制御装置)15とを備えて
いる。
【0019】サプライポンプ12は、吸入ポート12a
を介して燃料タンク16から燃料を吸入し、その燃料を
図示しないプランジャの往復動に基づいて高圧に加圧
し、吐出ポート12bから導入路17を介してコモンレ
ール13に圧送するように構成されている。
【0020】インジェクタ14は、ECU15により開
閉駆動される電磁弁であり、コモンレール13から供給
路としてのインジェクションパイプ18を介して供給さ
れる燃料を、各気筒#1〜#4の燃焼室内に噴射するよ
うに構成されている。
【0021】ECU15は、サプライポンプ12の燃料
圧送や、インジェクタ14の燃料噴射に係る制御を実行
するものであり、各種演算処理を実行するCPU等によ
り構成されている。また、ECU15には、ディーゼル
エンジン11の運転状態やコモンレール13内の燃料状
態等を検出するための各種センサが接続されており、こ
れら各センサから検出信号がそれぞれ入力されるように
構成されている。
【0022】コモンレール13には、その一端にリリー
フバルブ20が設けられ、他端に圧力センサ21が設け
られている。コモンレール13について詳述すると、図
1に示すように、本体部19と、複数(本実施の形態で
は7個)の分岐部とを備え、複数の分岐部は、本体部1
9と直交するように鋳物により一体形成されている。
【0023】本体部19の内部には、その長手方向に沿
って延びる孔としてのレール孔19aが、一定径で、従
来のレール孔よりも小さい所定内径で形成されている。
複数の分岐部には、第1分岐部としての燃料供給用分岐
部22と、第2分岐部としての燃料分配用分岐部23a
〜23dと、第3分岐部24a,24bとの三種類の分
岐部がある。燃料供給用分岐部22と、燃料分配用分岐
部23a〜23dとが所定間隔毎に設けられている。
【0024】燃料分配用分岐部23a〜23dは、ディ
ーゼルエンジン11の気筒数(本実施の形態では4個)
に応じて設けられ、燃料分配用分岐部23a〜23dと
各インジェクションパイプ18とが、着脱可能に連結さ
れている。詳述すると、図2(a)に示すように、燃料
分配用分岐部23a〜23dの外周には、雄ネジ部25
が形成され、燃料分配用分岐部23a〜23dの内部に
は、連通孔26が形成されている。該連通孔26は、そ
の一端に絞り部26aと、他端にテーパ部26bとを備
え、該テーパ部26bは、燃料分配用分岐部23a〜2
3dの先端に向かって拡径するように構成されている。
なお、図2(a)では、燃料分配用分岐部23aの構成
を示しているが、燃料分配用分岐部23b〜23dにつ
いても燃料分配用分岐部23aと同様の構成である。
【0025】インジェクションパイプ18の端部18a
は、インジェクションパイプ18の外径よりも膨らんだ
略球状となるように形成されている。ナット部27は、
燃料分配用分岐部23a〜23dの雄ネジ部25と螺合
可能に形成され、ナット部27の貫通孔27aには、イ
ンジェクションパイプ18が遊挿され、端部18aが貫
通孔27aから抜けないように構成されている。そし
て、雄ネジ部25にナット部27が螺合されて、端部1
8aがナット部27によりテーパ部26bに押圧される
ことで、インジェクションパイプ18が燃料分配用分岐
部23a〜23dに連結される。なお、ナット部27
は、燃料供給用分岐部22及び第3分岐部24a,24
bに対しても共用できるように構成されている。
【0026】燃料供給用分岐部22は、その外周が、燃
料分配用分岐部23a〜23dと同様に雄ネジ部25と
なるように構成され、連通孔26が形成されている。該
連通孔26は、その一端に絞り部26aと、他端にテー
パ部26bとを備え、該テーパ部26bは、燃料供給用
分岐部22の先端に向かって拡径するように構成されて
いる。また、サプライポンプ12に連結される導入路1
7の端部17aも、インジェクションパイプ18の端部
18aと同様に略球状に形成されている。ナット部27
の貫通孔27aには、導入路17が遊挿され、端部17
aが貫通孔27aから抜けないように構成されている。
そして、雄ネジ部25にナット部27が螺合されて、端
部17aがナット部27によりテーパ部26bに押圧さ
れることで、導入路17が燃料供給用分岐部22に連結
される。
【0027】第3分岐部24a,24bは、その外周
が、燃料分配用分岐部23a〜23dと同様に雄ネジ部
25となるように構成され、その内部には、図2(b)
に示すように、連通孔29が形成されている。該連通孔
29は、第3分岐部24aの先端側にテーパ部29aを
備え、該テーパ部29aは、第3分岐部24a,24b
の先端に向かって拡径するように構成されている。ま
た、連通孔29の内径は、燃料供給用分岐部22及び燃
料分配用分岐部23a〜23dに設けられた連通孔26
の中間部の内径とほぼ同じ内径となるように構成されて
いる。なお、図2(b)では、第3分岐部24aの構成
を示しているが、第3分岐部24bについても第3分岐
部24aと同様の構成である。
【0028】内容積調整部としてのパイプ30は、分岐
部22、23a〜23d、24a,24bよりも肉薄と
なるように構成され、導入路17及びインジェクション
パイプ18と同じ材質及び管径で、コ字状に形成されて
いる。パイプ30の両端部30aは、インジェクション
パイプ18の端部18aと同様に略球状に形成されてい
る。2個のナット部27の貫通孔27aには、パイプ3
0が遊挿され、両端部30aが貫通孔27aから抜けな
いように構成されている。そして、雄ネジ部25にナッ
ト部27が螺合されて、両端部30aがナット部27に
よりテーパ部29aに押圧されることで、パイプ30が
第3分岐部24a,24bに連結されている。
【0029】次に、上記のように構成されたコモンレー
ル13の製造方法について説明する。まず、鋳物により
複数の分岐部と一体形成された本体部19に、レール孔
19aが形成される。そして、燃料供給用分岐部22及
び燃料分配用分岐部23a〜23dに連通孔26が形成
され、第3分岐部24a,24bに連通孔29が形成さ
れる。
【0030】そして、第3分岐部24a,24bの雄ネ
ジ部25とナット部27とが螺合されることにより、パ
イプ30の両端部30aが、テーパ部29aに押圧固定
され、パイプ30が第3分岐部24a,24bに連結さ
れて、コモンレール13が完成する。
【0031】完成したコモンレール13は、車両に搭載
されるとともに、パイプ30と同様に、燃料供給用分岐
部22及び燃料分配用分岐部23a〜23dの雄ネジ部
25とナット部27とが螺合される。このことにより、
導入路17の端部17a及びインジェクションパイプ1
8の端部18aが、各々燃料供給用分岐部22及び燃料
分配用分岐部23a〜23dのテーパ部26bに押圧固
定され、導入路17及びインジェクションパイプ18
が、対応する分岐部22,23a〜23dに連結され
る。
【0032】次に、上記のように構成されたコモンレー
ル13の作用について説明する。サプライポンプ12内
で加圧された高圧燃料が、導入路17及び燃料供給用分
岐部22の絞り部26aを介して、レール孔19aに圧
送されて充填されるとともに、第3分岐部24a,24
bを介して、パイプ30にも燃料が充填される。
【0033】ここで、絞り部26aの開口部の内径と、
レール孔19aの内径との差が大きくなると、前記開口
部付近に高圧燃料による応力が集中して、コモンレール
13が破損する虞がある。本実施の形態では、絞り部の
開口部付近が所定圧に耐えられるように、レール孔19
aの内径は、従来のレール孔より小さい内径に形成され
ているため、過大な応力集中がない。なお、レール孔1
9aの内容積が、従来の構成のレール孔と比較して減少
した分は、パイプ30により補われる。即ち、レール孔
19aの内容積とパイプ30の内容積とで、必要燃料容
積が確保される。
【0034】また、第3分岐部24a,24bには、絞
り部26aが形成されていないことにより、絞り部26
aが形成される構成と比較して、第3分岐部24a,2
4bの連通孔29のレール孔19a側の開口部付近に対
して高圧燃料により発生する応力が低減される。
【0035】また、高圧燃料が、所定圧でレール孔19
aに圧送されるとともに、燃料分配用分岐部23a〜2
3dの絞り部26aを介して、各インジェクションパイ
プ18に供給される。そして、ECU15により開閉駆
動されるインジェクタ14が開放されると、蓄圧された
状態のレール孔19a内の燃料が、インジェクションパ
イプ18を介してインジェクタ14に供給されて、各気
筒#1〜#4の燃焼室内に高圧燃料が噴射される。ま
た、コモンレール13内の燃料圧が、予め定められた上
限設定圧以上となると、リリーフバルブ20が開弁さ
れ、リリーフバルブ20から燃料が燃料タンク16に排
出されて、前記燃料圧が低下される。
【0036】この実施の形態は、以下のような効果を有
する。 (1)コモンレール13に第3分岐部24a,24bが
設けられ、コ字状のパイプ30が該第3分岐部24a,
24bに連結され、レール孔19aとパイプ30とで蓄
圧室が構成されている。このことにより、従来の蓄圧室
が一直線上に形成される構成と比較して、燃料の圧力が
超高圧になっても、簡単な構成で長さを延長することな
く容易に必要燃料容積を確保することができる。
【0037】(2)第3分岐部24a,24bに絞り部
26aが形成されないことにより、絞り部26aが形成
される構成と比較して、高圧燃料により第3分岐部24
a,24bの連通孔29のレール孔19a側の開口部付
近に対して発生する応力を低減することができる。
【0038】(3)パイプ30は容易に加工可能である
ことにより、車両への搭載上及び性能上の要求により、
長さ、経路、容積を自由に変更することができる。従っ
て、パイプ30のみを変更することで、排気量の異なる
エンジンに対して、コモンレール13の本体部19を共
用することができる。
【0039】(4)パイプ30は、燃料供給用分岐部2
2及び燃料分配用分岐部23a〜23dと共用できるよ
うに同じ材質及び管径で形成されていることにより、保
管時において、パイプ30、燃料供給用分岐部22及び
燃料分配用分岐部23a〜23dを区別して保管する必
要がなくなる。さらに、各分岐部22、23a〜23
d、24a,24bに共通部品のナット部27と係合可
能な雄ネジ部25が形成されている。このことにより、
本体部19へのパイプ30、導入路17及びインジェク
ションパイプ18の組み付け時において、ナット部27
により容易に連結することができる。従って、コモンレ
ール13の製造が容易となり、コモンレール13を簡単
に車両に組み付けることができる。
【0040】(5)パイプ30は、分岐部22、23a
〜23d、24a,24bよりも肉薄となるように構成
されることにより、従来のようにコモンレール全体が肉
厚に形成される構成と比較して、燃料の圧力が超高圧に
なっても、簡単に必要燃料容積を確保するとともに軽量
化させることができる。
【0041】(6)本体部19のレール孔19aが一定
径となるように形成されていることにより、特開200
1−20828号公報に開示された構成のようにドリル
径を変えて製造する必要がない。従って、レール孔19
aの加工時間を短縮させることができる。
【0042】なお、実施の形態は上記に限らず、例えば
以下のように変更してもよい。 ・コモンレール13が1個だけ設けられる構成に限ら
ず、複数設けられる構成に変更してもよい。この場合、
図4に示すように、例えば、6気筒のV型エンジンで
は、気筒が左右に分割されて配置されることにより、左
側に配設される気筒に対してコモンレール13(A)が
設けられ、右側に配設される気筒に対して同じ構成で別
のコモンレール13(B)が設けられる。詳述すると、
コモンレール13(A)には、燃料分配用分岐部23a
〜23cと、燃料供給用分岐部22と、第3分岐部24
a,24bとが設けられる。同様に、コモンレール13
(B)には、燃料分配用分岐部23d〜23fと、燃料
供給用分岐部22と、第3分岐部24a,24bとが設
けられる。そして、パイプ30は2本用意され、一方の
パイプ30は、その一端がコモンレール13(A)の第
3分岐部24aと連結され、他端はコモンレール13
(B)の第3分岐部24aと連結される。同様に、他方
のパイプ30は、その一端がコモンレール13(A)の
第3分岐部24bに連結され、他端はコモンレール13
(B)の第3分岐部24bと連結される。
【0043】従って、コモンレール13(A)の本体部
19と、コモンレール13(B)の本体部19とが、2
本のパイプ30を介して連結されることにより、2個の
コモンレール13(A)、13(B)の圧力を一定に保
持することができるとともに、超高圧化に対応した状態
で必要燃料容積を確保することができる。
【0044】・図1及び図3に示すように、導入路17
の反対側に第3分岐部24aが設けられ、燃料分配用分
岐部23dの反対側に第3分岐部24bが設けられる構
成に限らず、第3分岐部24a,24bが燃料供給用分
岐部22及び燃料分配用分岐部23a〜23dのいずれ
の位置の反対側に形成される構成に変更してもよい。こ
の場合、本体部19の長さを変更することなく、第3分
岐部24a,24bの位置を変更することができる。
【0045】・レール孔19aの内径は、従来のレール
孔の内径よりも小さく形成される構成に限らず、レール
孔19aの内径を従来のレール孔と同じ内径に形成して
もよい。この場合、簡単な構成で長さを延長することな
く、容易に必要燃料容積を従来の構成より多く確保する
ことができる。
【0046】・第3分岐部24a,24bを2個形成す
る構成に限らず、例えば、第3分岐部を3個形成し、全
ての第3分岐部と連通するようにパイプを設ける構成に
変更してもよい。また、2個の第3分岐部24a,24
bが形成される場合において、パイプ30はコ字状に形
成される構成に限らず、車両へのコモンレール13の搭
載上の要求に応じて、例えば、円弧状等、パイプ30の
形状を適宜変更してもよい。
【0047】・各分岐部22、23a〜23d、24
a,24bと、共通部品のナット部27とで係合される
構成に限らず、各分岐部が別々の連結部材により係合さ
れる構成に変更してもよい。また、パイプ30は、導入
路17及びインジェクションパイプ18と異なる材質及
び管径で形成される構成に変更してもよい。
【0048】次に上記実施の形態から把握できる技術的
思想について、以下に記載する。 (1)請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の発明
において、前記第1分岐部及び前記導入路と、前記第2
分岐部及び前記供給路と、前記第3分岐部及び前記パイ
プとの連結に使用されるナット部は、同一部品で構成さ
れている。
【0049】(2)請求項1〜請求項3のいずれか一項
に記載の発明において、前記パイプは、前記第1分岐
部、前記第2分岐部、前記第3分岐部及び前記本体部よ
りも肉薄となるように構成されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】コモンレールの模式断面図。
【図2】(a)は燃料分配用分岐部の連結状態を示す部
分拡大図、(b)は第3分岐部の連結状態を示す部分拡
大図。
【図3】燃料供給装置の全体構成を示す模式図。
【図4】別例を示す模式図。
【図5】従来技術を示す模式断面図。
【符号の説明】
11…内燃機関としてのディーゼルエンジン、12…燃
料ポンプとしてのサプライポンプ、13…蓄圧用配管と
してのコモンレール、17…導入路、18…供給路とし
てのインジェクションパイプ、19…本体部、19a…
蓄圧室を構成する孔としてのレール孔、22…第1分岐
部としての燃料供給用分岐部、23a〜23d…第2分
岐部としての燃料分配用分岐部、24a,24b…第3
分岐部、26…連通孔、26a…絞り部、29…連通
孔、30…蓄圧室を構成する内容積調整部としてのパイ
プ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】燃料ポンプから燃料を導入する導入路が連
    結される第1分岐部と、前記燃料を内燃機関に供給する
    供給路が連結される第2分岐部と、複数の第3分岐部
    と、一定径で長手方向に延びるように形成された孔とを
    有する本体部を備え、前記第1分岐部及び前記第2分岐
    部には絞り部を有し前記孔と連通する連通孔が設けら
    れ、前記第3分岐部には前記絞り部を有しない前記孔と
    連通する連通孔が設けられ、かつ、前記第3分岐部には
    内容積調整部としてのパイプが連結され、前記孔と前記
    パイプとで燃料を蓄圧するための蓄圧室が構成されてい
    ることを特徴とする燃料供給装置の蓄圧用配管。
  2. 【請求項2】前記パイプは、前記供給路及び前記導入路
    を構成するパイプと共用可能であることを特徴とする請
    求項1に記載の燃料供給装置の蓄圧用配管。
  3. 【請求項3】前記本体部は2個設けられ、一方の前記本
    体部の第3分岐部と、他方の前記本体部の第3分岐部と
    が前記パイプで連結されていることを特徴とする請求項
    1又は請求項2に記載の燃料供給装置の蓄圧用配管。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100632233B1 (ko) 2004-05-19 2006-10-12 우수이 고쿠사이 산교 가부시키가이샤 커먼레일용 분기 접속체의 조인트 구조

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KR100632233B1 (ko) 2004-05-19 2006-10-12 우수이 고쿠사이 산교 가부시키가이샤 커먼레일용 분기 접속체의 조인트 구조

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