JP2003120386A - 内燃機関の運転制御方法及び装置 - Google Patents
内燃機関の運転制御方法及び装置Info
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Abstract
の燃料を混合し供給される内燃機関の不適正な燃焼状態
に対処する運転制御方法及びその装置を提供する。 【解決手段】 燃焼状態が不適正となったことをセンサ
(11)で検出する検出工程(S1)と、不適正な燃焼
状態を適正な燃焼状態とするべく燃料の混合割合或いは
当該内燃機関の点火時期を制御装置(8)で制御する制
御工程(S2、S3)とを備える。
Description
発熱量が異なる複数種類の燃料をその混合割合を選択し
て使用する内燃機関の運転制御方法およびその装置に関
する。
成燃料などの組成や発熱量の異なる燃料を、主として気
体状の石油燃料と混合して供給し、運転する場合に、そ
の混合燃料の組成に対応して調整制御する必要がある。
そして、これらの燃料のうちその一部が継続的に均一な
組成、あるいは所定量の供給がなされない場合には、不
適正な燃焼状態が発生することがあり、一定の制御では
良好な運転状態を維持できない。
等は、継続的に同一組成で所定量の供給が困難な場合が
あり、そこで本発明では、発熱量の異なる2種類以上の
主として気体状の燃料を混合し供給される内燃機関にお
いて、燃料組成などの変化に基づく不適正な燃焼状態に
対処する運転制御方法及びその装置を提供することを目
的としている。
制御方法は、発熱量が異なる複数種類の燃料を混合した
燃料を用いる内燃機関の運転制御方法において、当該内
燃機関の燃焼状態が不適正となったことを検出する検出
工程と、不適正な燃焼状態を適正な燃焼状態とするため
に燃料の混合割合或いは当該内燃機関の点火時期を制御
する制御工程とを備えたことを特徴とする(請求項
1)。
状態である場合は、前記検出工程で排気温度センサ或い
は内燃機関の回転数センサによって失火の発生を検出
し、前記制御工程で失火が検出された際に、発熱量の高
い燃料の割合を選択的に増加させて失火を回避するよう
に制御する(請求項2、図2)。可能であれば、排気温
度センサに代えて、排気圧力を検出する手段(排気圧セ
ンサ)を設けても良い。
くすることにより当量比が高くなり(過剰空気が減
少)、着火性がよくなって失火を解消することができ
る。
は、気体燃料の場合、容積(Nm3)当たりの低位発熱
量をいうものとする。
生する状態である場合は、前記検出工程では筒内圧セン
サ或いは加速度センサによってノッキングの発生を検出
し、前記制御工程ではノッキングが検出された際に、発
熱量の高い(またはオクタン価の低い)燃料の割合を減
少し、且つ発熱量の低い(またはオクタン価の高い)燃
料の割合を増加するか、或いは、点火時期を遅角し、ま
たパイロット着火の場合には燃料噴射時期を遅角して制
御する(請求項3、図4)。
が負荷に対して不足している状態である場合は、前記検
出工程では、負荷に対する内燃機関の出力不足を出力セ
ンサによって検出し、前記制御工程では、負荷に対する
内燃機関の出力が不足している際に、発熱量の高い燃料
の割合を選択的に増加させるか、或いは、点火時期また
は燃料噴射時期を進角するよう制御する(請求項4、図
6)。
足の検出において、発電機を駆動する場合は、出力セン
サによる検出値として、出力電流・電圧の低下あるいは
周波数の低下を検出するのが好ましい。
ガス中の窒素酸化物(以下、NOxと記す)濃度が閾値
以上となった状態である場合は、前記検出工程では、内
燃機関の排気管に取り付けられたNOxセンサにより排
気ガス中のNOx濃度を検出し、前記制御工程では、内
燃機関の排気ガス中のNOx濃度が閾値以上となった際
に、発熱量の高い燃料の割合を減少し且つ発熱量の低い
燃料の割合を増加するか、或いは、点火時期または燃料
噴射時期を遅角するよう制御する(請求項5、図8)。
した状態が発生した場合には、前記検出工程では内燃機
関の負荷応答性が悪化した状態を検出し、前記制御工程
では、内燃機関の負荷応答性が悪化した際に、発熱量の
高い燃料の割合を増加し且つ発熱量の低い燃料の割合を
減少するよう制御する(請求項6、図9)。
ば、スロットル弁の操作に対する回転数変化のレスポン
スや、あるいは発電機駆動の場合に電気負荷変化に対す
る電圧または周波数のレスポンス等が所定時間内で対応
あるいは収斂したかを云い、これらは、例えば回転数セ
ンサ、あるいは電圧センサまたは周波数センサで検出
し、所定値と比較し判断する。
量が異なる複数種類の燃料を混合した燃料を用いる内燃
機関の運転制御装置において、当該内燃機関の燃焼状態
が不適正となったことを検出する検出手段と、不適正な
燃焼状態を適正な燃焼状態とするため燃料の混合割合或
いは当該内燃機関の点火時期を制御する制御手段とを備
えたことを特徴とする。(請求項7)
状態である場合に、前記検出手段は失火の発生を検出す
る排気温度センサ或いは内燃機関の回転数センサであ
り、前記制御手段は、失火の発生が検出された際に、発
熱量の高い燃料の割合を選択的に増加させて失火を回避
する制御を行う様に構成されている。(請求項8、図
1)
生する状態である場合に、前記検出手段はノッキングの
発生を検出する筒内圧センサ或いは加速度センサであ
り、前記制御手段は、ノッキングの発生が検出された際
に、発熱量の高い燃料の割合を減少し且つ発熱量の低い
燃料の割合を増加するか、或いは、点火時期または燃料
噴射時期を遅角する制御を行う様に構成されている。
(請求項9、図3)
が負荷に対して不足している状態である場合に、前記検
出手段は内燃機関に取り付けられた出力センサであり、
前記制御手段は、前記出力センサで検出された内燃機関
の出力が負荷に対して不足している際に、発熱量の高い
燃料の割合を選択的に増加させるか、或いは、点火時期
または燃料噴射時期を進角する制御を行う様に構成され
ている(請求項10、図5)。
ガス中のNOx濃度が閾値以上となった状態である場合
に、前記検出手段は、排気ガス中のNOx濃度を検出す
るため内燃機関の排気管に取り付けられたNOxセンサ
であり、前記制御手段は、内燃機関の排気ガス中のNO
x濃度が閾値以上となった際に、発熱量の高い燃料の割
合を減少し且つ発熱量の低い燃料の割合を増加するか、
或いは、点火時期または燃料噴射時期を遅角する制御を
行う様に構成されている。(請求項11、図7)
した状態が発生した場合に対し、前記検出手段は内燃機
関の負荷応答性が悪化した状態を検出する様に構成され
ており、前記制御手段は、内燃機関の負荷応答性が悪化
した際に、発熱量の高い燃料の割合を増加し且つ発熱量
の低い燃料の割合を減少する制御を行う様に構成されて
いる。(請求項12、図9)
燃焼である、失火、ノッキング、出力不足、排気ガスの
NOx濃度、および負荷応答性悪化が発生した際に、発
熱量の高い燃料と低い燃料との混合割合(あるいは点火
時期または噴射時期)を変更し、適正状態の燃焼に復帰
するように制御が行われる。
施の形態を説明する。図1に示す第1の実施形態は、不
適正な燃焼として失火が起きた場合の対処手段である。
図において、気体状燃料(以下、燃料ガス、あるいは単
に燃料と記す)を燃料とする内燃機関(以下、エンジン
と記す)1の吸気系2には、スロットル弁6およびミキ
サ3が介装されている。そのミキサ3には、燃料タンク
4から、混合ガスGが供給されて空気Aと混合されエン
ジン1に供給されている。燃料タンク4には、図示例で
は4種のそれぞれ発熱量の異なる燃料ガスG1〜G4が
燃料弁5A〜5Dを介して供給され、各燃料弁5A〜5
Dは制御装置8によって開度が制御され、タンク4の混
合ガスGの混合割合が調整されている。
数センサ11が設けられ、排気系9には、排気ガスEの
温度を検出する排気温度センサ12が設けられてそれぞ
れ、制御装置8に接続されている。なお、符号7は、点
火手段である点火栓を示している。
御装置8による運転制御方法を説明する。まず、ステッ
プS1において、排気温度センサ12から排気温度が、
あるいは回転数センサ11から回転数が検出されて制御
装置8に送信される。制御装置8では、排気温度または
回転数の信号を解析し、失火が発生したか否か判断する
(ステップS2)。
進み、高発熱量の燃料(例えばG1)の燃料弁(5A)
の開度を選択的に広げる。そして、ステップS1に戻
り、失火が解消したか(ステップS2で)判定する。ま
た、ステップS2の失火判定でNoと判定されれば、ス
テップS4では各燃料弁(5A〜5D)の開度をそのま
ま維持する。以下、ステップS1からの制御を繰り返
し、不適正な燃焼に対しは、適正な燃焼に復帰するよう
制御する。
この実施形態は、不適正な燃焼状態として、ノッキング
が発生した場合の対処手段である。なお、図において前
記第1の実施形態と同様の構成部品は同じ符号で示して
ある。(以下、図5以降の各実施形態に対しても同様)
符号13は、シリンダ内の圧力を検出する筒内圧センサ
を示し、制御装置8Aに接続されている。そして、制御
装置8Aからは、各燃料弁5A〜5Dの開度、および点
火手段である点火栓7の点火時期が制御されている。
構成されるノックセンサを示し、制御装置8Aに接続さ
れ、前記筒内圧センサ13とは、いずれかその一方が設
けられ、ノッキングの判定ができるように構成されてい
ればよい。
し、制御装置8Aによる運転制御方法を説明する。ま
ず、ステップS1Aにおいて、筒内圧センサ13からシ
リンダ内圧力が、あるいはノックセンサ14からノッキ
ングが検出されて制御装置8Aに信号が送信される。そ
して、制御装置8Aでは、シリンダ内圧力またはノック
センサの信号を解析し、ノッキングが発生したか否か判
断する(ステップS2A)。
Aに進み、高発熱量の燃料(例えばG1)の燃料弁(5
A)の開度を狭め、低発熱量の燃料(例えばG2)の燃
料弁(5B)の開度を広げる。あるいは、点火栓(点火
手段)7の点火時期を遅らせる。そして、ステップS1
Aに戻り、ノッキングが解消したか(ステップS2A
で)判定する。また、ステップS2Aの判定でノッキン
グがNoと判定されれば、ステップS4Aでは各燃料弁
(5A〜5D)の開度、または点火時期をそのまま維持
する。以下、ステップS1Aからの制御を繰り返し、不
適正な燃焼に対処する。
て点火栓を用いた例を示しているが、液体燃料を噴射弁
からパイロット噴射を行って着火させるガスディーゼル
機関(パイロット噴射ガス機関)であっても同様で、噴
射時期を遅角し、着火を遅らせる。
る。この実施形態はエンジン1の燃焼状態が変化し、出
力が負荷に対して不足した場合の制御手段である。図示
例は、発電手段(発電機)2を駆動している場合を示
し、出力センサ15としては発電機20の出力電流・電
圧(あるいは周波数)を検出し、制御装置8Bでは、所
定の電流・電圧(あるいは周波数)か判定することで出
力不足を検出している。そして、各燃料弁5開度および
点火手段7は、前例同様に制御装置8Bによって制御さ
れている。
し、制御装置8Bによる運転制御方法を説明する。ま
ず、ステップS1Bにおいて、出力センサ15により出
力電流・電圧(あるいは周波数)が検出されて信号が制
御装置8Bに送信される。制御装置8Bでは、その信号
から出力電流・電圧(あるいは周波数)が所定値以下で
あれば出力不足と判定し、ステップS3Bに進み、高発
熱量の燃料(例えばG1)の燃料弁(5A)の開度を選
択的に広げる。あるいは、点火手段(点火栓または噴射
手段)7の点火時期を進角させる。そして、ステップS
1Bに戻り、出力不足が解消したか(ステップS2B
で)判定する。ステップS2Bで出力不足でないと判定
されれば、ステップS4Bにて各燃料弁(5A〜5D)
の開度、または点火時期をそのまま維持する。以下、ス
テップS1Bからの制御を繰り返す。
燃焼状態とし、排気ガスEのNOx濃度を検出してNO
x濃度が閾値を越えた場合の対処手段が示されている。
排気系9には、排気ガスEのNOx濃度を検出するNO
xセンサ16が設けられ、その検出信号が制御装置8C
に送信されている。そして、制御装置8Cから、各燃料
弁5、点火手段7へ接続され制御されている。
し、制御装置8Cによる運転制御方法を説明する。ま
ず、ステップS1Cにおいて、NOxセンサ16から排
気ガスE中のNOx濃度が検出され制御装置8Cに送信
される。制御装置8Cでは、検出されたNOx濃度が閾
値を越えたか否か判断する(ステップS2C)。閾値を
越えていれば、ステップS3Cに進み、高発熱量の燃料
(例えばG1)の燃料弁(5A)の開度を狭め、低発熱
量の燃料(例えばG2)の燃料弁(5B)の開度を広げ
る。あるいは、点火栓(点火手段)7の点火時期を遅ら
せる。そして、ステップS1Cに戻り、NOx濃度が閾
値以下となったか(ステップS2Cで)判定する。
判定されれば、ステップS4Cでは各燃料弁(5A〜5
D)の開度、または点火時期を維持する。以下、ステッ
プS1Cからの制御を繰り返し、NOx濃度を閾値以下
に制御する。
燃焼状態が発生し、負荷に対する応答性が悪化した場合
に対応して制御する構成の一例が示されている。この例
では回転数センサ17を設けて負荷変動を検出し、制御
装置8Dに送信しており、負荷変動が生じ所定時間内に
回転数が所定値にならない、あるいは収斂安定しない等
の現象が生じた場合に制御装置8Dは、制御信号を燃料
弁(5A〜5D)あるいは点火手段7に出力し制御す
る。また、スロットル弁6を操作した際のレスポンスに
対しても同様の構成で検出し、応答性悪化と判断した場
合には対応制御を行う。
る構成においては、センサ15によって出力電圧または
周波数を検出し、制御装置8Bにおいて応答性をチェッ
クし、応答性悪化と判断された場合に燃料弁(5A〜5
D)あるいは点火手段7の制御を行う。
照し、制御装置8Dによる運転制御方法を説明する。ま
ず、ステップS1Dにおいて、センサ17から例えば回
転数が検出されて制御装置8Dに送信される。制御装置
8Dでは、センサ17の信号から負荷対応性を検討する
(ステップS2D)。例えば、負荷変動に対し、回転数
を検出して所定時間内に所定回転数に安定したか、ある
いは発電機駆動の場合に出力電圧または周波数を検出
し、所定時間内に所定値に安定したか等の負荷対応性
(安定性や追従性)の検討を行う。
化していないかの判定を行い、負荷対応性悪化と判定さ
れれば、ステップS4Dに進み、高発熱量の燃料(例え
ばG1)の燃料弁(5A)の開度を大きくし、低発熱量
の燃料(例えばG2)の燃料弁(5B)の開度を小さく
する。そして、ステップS1Dに戻り、負荷対応性の検
討を行う。
していないと判定されれば、ステップS5Dで各燃料弁
(5A〜5D)の開度をそのまま維持する。以下、ステ
ップS1Dからの制御を繰り返し、負荷対応性の悪化が
発生していないか検出し制御を続ける。
燃焼である、失火(第1実施形態)、ノッキング(第2
実施形態)、出力不足(第3実施形態)、排気ガスのN
Ox濃度(第4実施形態)、および負荷応答性悪化(第
5実施形態)のいずれかが発生した際に、それぞれセン
サ(11〜17)により検出し、燃料タンク4に供給混
合される発熱量の高い燃料と低い燃料との混合割合を燃
料弁5A〜5Dの開度の制御によって変更し(あるいは
点火手段7の点火時期または噴射時期を変更し)、適正
状態の燃焼に復帰するように制御が行われる。
の効果を奏するものである。 (1) 複数種類の主として気体状の燃料を混合して供
給し内燃機関を運転する場合に、その燃料組成の変化な
どに起因して不適正な燃焼、例えばノッキング、失火な
どが運転中に発生しても、その不適正な状態を検出して
燃料混合割合(あるいは点火時期など)を変更し正常な
運転状態へ復帰させることができる。 (2) したがって、例えばバイオマス燃料のように継
続的に一定した組成や量の供給が困難な場合であって
も、問題を最小限にして運転を継続することができる。
ャート。
ャート。
ャート。
ャート。
チャート。
Claims (12)
- 【請求項1】 発熱量が異なる複数種類の燃料を混合し
た燃料を用いる内燃機関の運転制御方法において、当該
内燃機関の燃焼状態が不適正となったことを検出する検
出工程と、不適正な燃焼状態を適正な燃焼状態とするべ
く燃料の混合割合或いは当該内燃機関の点火時期を制御
する制御工程、とを備えたことを特徴とする内燃機関の
運転制御方法。 - 【請求項2】 前記不適正な燃焼状態は失火が発生する
状態であり、前記検出工程では排気温度センサ或いは内
燃機関の回転数センサにより失火の発生を検出し、前記
制御工程では、失火が検出された際に、発熱量の高い燃
料の割合を選択的に増加させて失火を回避する請求項1
の内燃機関の運転制御方法。 - 【請求項3】 前記不適正な燃焼状態はノッキングが発
生する状態であり、前記検出工程では筒内圧センサ或い
は加速度センサによりノッキングの発生を検出し、前記
制御工程では、ノッキングが検出された際に、発熱量の
高い燃料の割合を減少し且つ発熱量の低い燃料の割合を
増加するか、或いは、点火時期または燃料噴射時期を遅
角している請求項1の内燃機関の運転制御方法。 - 【請求項4】 前記不適正な燃焼状態は内燃機関の出力
が負荷に対して不足している状態であり、前記検出工程
では、負荷に対する内燃機関の出力不足を出力センサに
よって検出し、前記制御工程では、負荷に対する内燃機
関の出力が不足している際に、発熱量の高い燃料の割合
を選択的に増加させるか、或いは、点火時期、または燃
料噴射時期を進角している請求項1の内燃機関の運転制
御方法。 - 【請求項5】 前記不適正な燃焼状態は内燃機関の排気
ガス中の窒素酸化物濃度が閾値以上となった状態であ
り、前記検出工程では、内燃機関の排気管に取り付けら
れた窒素酸化物センサにより排気ガス中の窒素酸化物濃
度を検出し、前記制御工程では、内燃機関の排気ガス中
の窒素酸化物濃度が閾値以上となった際に、発熱量の高
い燃料の割合を減少し且つ発熱量の低い燃料の割合を増
加するか、或いは、点火時期または燃料噴射時期を遅角
する請求項1の内燃機関の運転制御方法。 - 【請求項6】 前記不適正な燃焼に伴い負荷応答性が悪
化した状態が発生した場合に、前記検出工程では内燃機
関の負荷応答性が悪化した状態を検出し、前記制御工程
では、内燃機関の負荷応答性が悪化した際に、発熱量の
高い燃料の割合を増加し且つ発熱量の低い燃料の割合を
減少する請求項1の内燃機関の運転制御方法。 - 【請求項7】 発熱量が異なる複数種類の燃料を混合し
た燃料を用いる内燃機関の運転制御装置において、当該
内燃機関の燃焼状態が不適正となったことを検出する検
出手段と、不適正な燃焼状態を適正な燃焼状態とするべ
く燃料の混合割合或いは当該内燃機関の点火時期を制御
する制御手段、とを備えたことを特徴とする内燃機関の
運転制御装置。 - 【請求項8】 前記不適正な燃焼状態は失火が発生する
状態であり、前記検出手段は失火の発生を検出する排気
温度センサ或いは内燃機関の回転数センサであり、前記
制御手段は、失火の発生が検出された際に、発熱量の高
い燃料の割合を選択的に増加させて失火を回避する制御
を行う様に構成されている請求項7の内燃機関の運転制
御装置。 - 【請求項9】 前記不適正な燃焼状態はノッキングが発
生する状態であり、前記検出手段はノッキングの発生を
検出する筒内圧センサ或いは加速度センサであり、前記
制御手段は、ノッキングの発生が検出された際に、発熱
量の高い燃料の割合を減少し且つ発熱量の低い燃料の割
合を増加するか、或いは、点火時期または燃料噴射時期
を遅角する制御を行う様に構成されている請求項7の内
燃機関の運転制御装置。 - 【請求項10】 前記不適正な燃焼状態は内燃機関の出
力が負荷に対して不足している状態であり、前記検出手
段は内燃機関に取り付けられた出力センサであり、前記
制御手段は、前記出力センサで検出された内燃機関の出
力が負荷に対して不足している際に、発熱量の高い燃料
の割合を選択的に増加させるか、或いは、点火時期また
は燃料噴射時期を進角する制御を行う様に構成されてい
る請求項7の内燃機関の運転制御装置。 - 【請求項11】 前記不適正な燃焼状態は内燃機関の排
気ガス中の窒素酸化物濃度が閾値以上となった状態であ
り、前記検出手段は、排気ガス中の窒素酸化物濃度を検
出するため内燃機関の排気管に取り付けられた窒素酸化
物センサであり、前記制御手段は、内燃機関の排気ガス
中の窒素酸化物濃度が閾値以上となった際に、発熱量の
高い燃料の割合を減少し且つ発熱量の低い燃料の割合を
増加するか、或いは、点火時期または燃料噴射時期を遅
角する制御を行う様に構成されている請求項7の内燃機
関の運転制御装置。 - 【請求項12】 前記不適正な燃焼に伴い負荷応答性が
悪化した状態が発生した場合に対し、前記検出手段は内
燃機関の負荷応答性が悪化した状態を検出する様に構成
されており、前記制御手段は、内燃機関の負荷応答性が
悪化した際に、発熱量の高い燃料の割合を増加し且つ発
熱量の低い燃料の割合を減少する制御を行う様に構成さ
れている請求項7の内燃機関の運転制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001312936A JP2003120386A (ja) | 2001-10-10 | 2001-10-10 | 内燃機関の運転制御方法及び装置 |
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