JP2003116870A - 超音波ハンドピ−スとこれに使用する超音波ホ−ン - Google Patents
超音波ハンドピ−スとこれに使用する超音波ホ−ンInfo
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 骨等の硬組織の切削に使用する超音波ハンド
ピ−スにおいて、切削動作の微妙な制御を全般的に容易
にするとともに、特に狭隘な深凹部での精細な手術が効
率的かつ安全にできるようにする。 【解決手段】 超音波振動機構と、外筒部と、外筒部の
一端に取り付けられたホ−ンと、を具え、前記ホ−ンは
本体部と、この本体部の先端に形成され骨等の硬組織を
切削するメス部とからなり、該メス部の端部には、骨等
の硬組織の対象部位に対する応力集中を排して過大な穿
刺を防止するとともに振動を伝達して微細破砕層を形成
するため少なくとも１以上の面部からなる作業部と、こ
の作業部により微細に破砕された骨組織を掻き取るため
のエッジ部とを形成するとともに、前記ホーン本体部に
は縦貫通する通路を設け、その一端はメス部近傍に形成
された１以上の開口部に連結され、他端は吸引機構およ
び又は送水機構に連結するようにした超音波ハンドピ−
ス。
ピ−スにおいて、切削動作の微妙な制御を全般的に容易
にするとともに、特に狭隘な深凹部での精細な手術が効
率的かつ安全にできるようにする。 【解決手段】 超音波振動機構と、外筒部と、外筒部の
一端に取り付けられたホ−ンと、を具え、前記ホ−ンは
本体部と、この本体部の先端に形成され骨等の硬組織を
切削するメス部とからなり、該メス部の端部には、骨等
の硬組織の対象部位に対する応力集中を排して過大な穿
刺を防止するとともに振動を伝達して微細破砕層を形成
するため少なくとも１以上の面部からなる作業部と、こ
の作業部により微細に破砕された骨組織を掻き取るため
のエッジ部とを形成するとともに、前記ホーン本体部に
は縦貫通する通路を設け、その一端はメス部近傍に形成
された１以上の開口部に連結され、他端は吸引機構およ
び又は送水機構に連結するようにした超音波ハンドピ−
ス。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本願発明は、生体手術におけ
る骨の切削に用いる超音波ハンドピ−スとこれに使用す
る超音波ホ−ンに関するものである。
る骨の切削に用いる超音波ハンドピ−スとこれに使用す
る超音波ホ−ンに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】医療関係では、従来より外科分野におけ
る各種手術具の一つとして超音波ハンドピ−スが多く使
用されている。図９は、このような超音波ハンドピ−ス
のうち、特に骨の切削に用いられる超音波ハンドピ−ス
Ａを示す図である。図において、１は、磁歪タイプ、電
歪タイプ等の振動子を具え所定周波数の超音波を出力す
る超音波振動機構を収納する外筒部、２は外筒部の一端
開口部に嵌挿されて前記超音波振動機構から伝達される
振動によりその先端部で骨等の硬組織３を切削するホ−
ン、１ａはイリゲ−ション液、切削片等を吸引するため
のチュ−ブの継ぎ手、１ｂは振動による先端部の発熱、
骨の切削時に発生する摩擦熱を冷却するイリゲ−ション
液を注入するためのチュ−ブの継ぎ手、１ｃは高周波電
気エネルギを前記超音波振動機構に送給するためのケ−
ブルである。超音波振動機構から伝達される振動により
ホ−ン２はその軸方向に所定の周波数で振動し、骨等の
硬組織３に当接する先端で所要箇所の切削を行う。
る各種手術具の一つとして超音波ハンドピ−スが多く使
用されている。図９は、このような超音波ハンドピ−ス
のうち、特に骨の切削に用いられる超音波ハンドピ−ス
Ａを示す図である。図において、１は、磁歪タイプ、電
歪タイプ等の振動子を具え所定周波数の超音波を出力す
る超音波振動機構を収納する外筒部、２は外筒部の一端
開口部に嵌挿されて前記超音波振動機構から伝達される
振動によりその先端部で骨等の硬組織３を切削するホ−
ン、１ａはイリゲ−ション液、切削片等を吸引するため
のチュ−ブの継ぎ手、１ｂは振動による先端部の発熱、
骨の切削時に発生する摩擦熱を冷却するイリゲ−ション
液を注入するためのチュ−ブの継ぎ手、１ｃは高周波電
気エネルギを前記超音波振動機構に送給するためのケ−
ブルである。超音波振動機構から伝達される振動により
ホ−ン２はその軸方向に所定の周波数で振動し、骨等の
硬組織３に当接する先端で所要箇所の切削を行う。
【０００３】図１０は、前記超音波ハンドピ−スＡのホ
−ンによる骨等の硬組織の切削動作を示す図である。
ホ−ン２の先端にはフック状のメス部２ａが形成されて
いて、術者は矢符Ｃに示す視野方向から超音波ハンドピ
−スＡを操作して、ホ−ン２を矢符Ｂ方向に移動させつ
つ、矢符Ａ方向に往復動するメス部２ａ先端で骨等の硬
組織３の所要部位の切削を実行するが、この切削の機序
を分析すると、図１１に示すようにメス部２ａ先端から
の振動を伝達して先端に対向する骨等の硬組織ＨのＰ部
を微細に破砕し、次いで微細に破砕された部分をメス部
２ａ先端で掻き取り動作を順次なすことにより切削がな
されている。
−ンによる骨等の硬組織の切削動作を示す図である。
ホ−ン２の先端にはフック状のメス部２ａが形成されて
いて、術者は矢符Ｃに示す視野方向から超音波ハンドピ
−スＡを操作して、ホ−ン２を矢符Ｂ方向に移動させつ
つ、矢符Ａ方向に往復動するメス部２ａ先端で骨等の硬
組織３の所要部位の切削を実行するが、この切削の機序
を分析すると、図１１に示すようにメス部２ａ先端から
の振動を伝達して先端に対向する骨等の硬組織ＨのＰ部
を微細に破砕し、次いで微細に破砕された部分をメス部
２ａ先端で掻き取り動作を順次なすことにより切削がな
されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、メス部
２ａの先端は２００μm のストロ−クで、通常２５，０
００サイクル／秒で微細に振動しており、このため先端
の速度は最大で５０Ｋｍ／ｈに達する。したがって、尖
鋭に形成された先端の当接部分において応力が集中し、
メス部２ａの先端は内部に深く侵入してしまうケ−スが
頻発する。このように先端が組織内部に深く食い込む
と、前記矢符Ｂ方向に削る際に、一度に大きな量を削る
ことになり、大きな超音波振動エネルギ−を要するばか
りか、術者によるメス部の操作にも大きな力を必要とす
る。 また、メス部先端が骨に深く刺さりやすいことか
ら、切削量を微妙に制御することが難かしいという不都
合も生じてくる。さらに、上記の従来技術にあっては、
メス部がホ−ン本体に対して直角に突出形成されている
から、図８に示すように、操作時におけるホ−ンと骨Ｈ
表面との位置関係はほぼ平行とならざるを得ず、術者は
前記矢符Ｃ方向に示される極めて狭い視野での操作を余
儀なくされていた。さらに、上記の従来技術にあって
は、骨などの硬組織を切削する場合は、切削部位にイリ
ゲーション液等を放水して切削する骨と振動しているホ
ーンとの間で発生する摩擦熱を冷却するようにしてい
る。 しかしながら、切削箇所が凹部、特に深凹部のよ
うな場合、送水されたイリゲーション液等が凹部に溜ま
り、水分のたまっている部位にメス部が触れると振動に
より水分が霧化するため、術者の視界が妨げられるとい
う不都合があった。 また、骨の切削とその周りにでき
た腫瘍の破砕吸引を交互に実行する場合、従来は骨切削
用のハンドピ−スと腫瘍破砕吸引用のハンドピ−スとを
用意してこれらを使い分ける必要があった。
２ａの先端は２００μm のストロ−クで、通常２５，０
００サイクル／秒で微細に振動しており、このため先端
の速度は最大で５０Ｋｍ／ｈに達する。したがって、尖
鋭に形成された先端の当接部分において応力が集中し、
メス部２ａの先端は内部に深く侵入してしまうケ−スが
頻発する。このように先端が組織内部に深く食い込む
と、前記矢符Ｂ方向に削る際に、一度に大きな量を削る
ことになり、大きな超音波振動エネルギ−を要するばか
りか、術者によるメス部の操作にも大きな力を必要とす
る。 また、メス部先端が骨に深く刺さりやすいことか
ら、切削量を微妙に制御することが難かしいという不都
合も生じてくる。さらに、上記の従来技術にあっては、
メス部がホ−ン本体に対して直角に突出形成されている
から、図８に示すように、操作時におけるホ−ンと骨Ｈ
表面との位置関係はほぼ平行とならざるを得ず、術者は
前記矢符Ｃ方向に示される極めて狭い視野での操作を余
儀なくされていた。さらに、上記の従来技術にあって
は、骨などの硬組織を切削する場合は、切削部位にイリ
ゲーション液等を放水して切削する骨と振動しているホ
ーンとの間で発生する摩擦熱を冷却するようにしてい
る。 しかしながら、切削箇所が凹部、特に深凹部のよ
うな場合、送水されたイリゲーション液等が凹部に溜ま
り、水分のたまっている部位にメス部が触れると振動に
より水分が霧化するため、術者の視界が妨げられるとい
う不都合があった。 また、骨の切削とその周りにでき
た腫瘍の破砕吸引を交互に実行する場合、従来は骨切削
用のハンドピ−スと腫瘍破砕吸引用のハンドピ−スとを
用意してこれらを使い分ける必要があった。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本願発明は、所定周波数
の縦超音波振動、ねじれ超音波振動、または縦、ねじれ
の両者により合成された超音波振動を出力する超音波振
動機構と、この超音波振動機構を収納する外筒部と、外
筒部の一端に取り付けられて前記超音波振動機構から伝
達される振動により骨等の硬組織を切削するホ−ンと、
を具えた超音波ハンドピ−スにおいて、前記ホ−ンは本
体部と、この本体部の先端に形成され骨等の硬組織を切
削するメス部とからなり、該メス部の端部には、骨等の
硬組織の対象部位に対する応力集中を排して過大な穿刺
を防止するとともに振動を伝達して微細破砕層を形成す
るため少なくとも１以上の面部からなる作業部と、この
作業部により微細に破砕された骨組織を掻き取るための
エッジ部とを形成するとともに、前記ホーン本体部には
縦貫通する吸引路を設け、その一端はメス部近傍に形成
された１以上の開口部に連結され、他端は吸引機構に連
結することにより、上記従来の課題を解決しようとする
ものである。
の縦超音波振動、ねじれ超音波振動、または縦、ねじれ
の両者により合成された超音波振動を出力する超音波振
動機構と、この超音波振動機構を収納する外筒部と、外
筒部の一端に取り付けられて前記超音波振動機構から伝
達される振動により骨等の硬組織を切削するホ−ンと、
を具えた超音波ハンドピ−スにおいて、前記ホ−ンは本
体部と、この本体部の先端に形成され骨等の硬組織を切
削するメス部とからなり、該メス部の端部には、骨等の
硬組織の対象部位に対する応力集中を排して過大な穿刺
を防止するとともに振動を伝達して微細破砕層を形成す
るため少なくとも１以上の面部からなる作業部と、この
作業部により微細に破砕された骨組織を掻き取るための
エッジ部とを形成するとともに、前記ホーン本体部には
縦貫通する吸引路を設け、その一端はメス部近傍に形成
された１以上の開口部に連結され、他端は吸引機構に連
結することにより、上記従来の課題を解決しようとする
ものである。
【０００６】上記構成において、前記メス部は、本体部
の先端において本体部側壁から突出するように鈎状に形
成することがある。
の先端において本体部側壁から突出するように鈎状に形
成することがある。
【０００７】また、上記構成において、本体部に対する
鈎状メス部の開度は、鈎状メス部の内側面と本体部側壁
とのなす角が直角より大で２直角より小となる範囲に設
定して被切削部と本体部との間に術者の視野空間を確保
できるようにすることがある。
鈎状メス部の開度は、鈎状メス部の内側面と本体部側壁
とのなす角が直角より大で２直角より小となる範囲に設
定して被切削部と本体部との間に術者の視野空間を確保
できるようにすることがある。
【０００８】さらに、上記超音波ハンドピ−スにおい
て、鈎状メス部先端の作業部には骨等の硬組織との接触
において滑動を防止するための係合部を形成することが
ある。
て、鈎状メス部先端の作業部には骨等の硬組織との接触
において滑動を防止するための係合部を形成することが
ある。
【０００９】また、上記において、鈎状メス部の断面に
おける外郭部は曲線形状、すなわち、鈎状メス部は例え
ばその断面においてほぼ円弧状となし、本体部とメス部
との間に切削された骨組織の誘出部を形成し、切削動作
を容易になすることがある。
おける外郭部は曲線形状、すなわち、鈎状メス部は例え
ばその断面においてほぼ円弧状となし、本体部とメス部
との間に切削された骨組織の誘出部を形成し、切削動作
を容易になすることがある。
【００１０】さらに、上記いずれかの超音波ハンドピ−
スにおいて、吸引路の一端はメス部近傍に形成された１
以上の開口部に連結され、他端はスイッチ機構を介して
吸引機構および送水機構に連結され、前記スイッチ機構
の操作により吸引又は送水のいずれかを選択的にできる
ように構成することがある。
スにおいて、吸引路の一端はメス部近傍に形成された１
以上の開口部に連結され、他端はスイッチ機構を介して
吸引機構および送水機構に連結され、前記スイッチ機構
の操作により吸引又は送水のいずれかを選択的にできる
ように構成することがある。
【００１１】本願発明は、また、超音波振動源から伝達
される振動により、骨等の硬組織の切削をなすための超
音波ホ−ンを、本体部と、この本体部の先端に形成され
骨等の硬組織を切削するメス部とからなり、該メス部の
端部には、骨等の硬組織の対象部位に対する応力集中を
排して過大な穿刺を防止するとともに振動を伝達して微
細破砕層を形成するため少なくとも１以上の面部からな
る作業部と、この作業部により微細に破砕された骨組織
を掻き取るためのエッジ部と、前記ホーン本体部には縦
貫通する吸引路とを設け、前記吸引路の一端はメス部近
傍に形成された１以上の開口部に連結される構成となす
ことにより上記従来の課題を解決しようとするものであ
る。
される振動により、骨等の硬組織の切削をなすための超
音波ホ−ンを、本体部と、この本体部の先端に形成され
骨等の硬組織を切削するメス部とからなり、該メス部の
端部には、骨等の硬組織の対象部位に対する応力集中を
排して過大な穿刺を防止するとともに振動を伝達して微
細破砕層を形成するため少なくとも１以上の面部からな
る作業部と、この作業部により微細に破砕された骨組織
を掻き取るためのエッジ部と、前記ホーン本体部には縦
貫通する吸引路とを設け、前記吸引路の一端はメス部近
傍に形成された１以上の開口部に連結される構成となす
ことにより上記従来の課題を解決しようとするものであ
る。
【００１２】前記超音波ホ−ンにおいて、前記メス部
は、本体部の先端において本体部側壁から突出するよう
に鈎状に形成することがある。
は、本体部の先端において本体部側壁から突出するよう
に鈎状に形成することがある。
【００１３】また、上記超音波ホ−ンにおいて、本体部
に対する鈎状メス部の開度は、鈎状メス部の内側面と本
体部側壁とのなす角が直角より大で２直角より小となる
範囲に設定して被切削部と本体部との間に術者の視野空
間を確保できるようになすことがある。
に対する鈎状メス部の開度は、鈎状メス部の内側面と本
体部側壁とのなす角が直角より大で２直角より小となる
範囲に設定して被切削部と本体部との間に術者の視野空
間を確保できるようになすことがある。
【００１４】さらに、上記超音波ホ−ンにおいて、鈎状
メス部先端の作業部には骨等の硬組織との接触において
滑動を防止するための係合部を形成することがある。
メス部先端の作業部には骨等の硬組織との接触において
滑動を防止するための係合部を形成することがある。
【００１５】さらにまた、上記超音波ホ−ンにおいて、
鈎状メス部の断面における外郭部は曲線形状、すなわち
鈎状メス部は例えばその断面においてほぼ円弧状に形成
し、本体部とメス部との間に切削された骨組織の誘出部
を形成することがある。
鈎状メス部の断面における外郭部は曲線形状、すなわち
鈎状メス部は例えばその断面においてほぼ円弧状に形成
し、本体部とメス部との間に切削された骨組織の誘出部
を形成することがある。
【００１６】
【発明の実施形態】以下、本願発明の実施形態を説明す
る。なお、以下の各実施形態で説明する超音波ホ−ン
は、図４に示す超音波ハンドピ−スＡの構成部材である
が、ホ−ン部材を除いた他の構成は全く同一であるため
重複説明は省略する。図１は、本願発明の第１実施形態
に係る超音波ホ−ンの一部切欠斜視図であり、ホ−ン２
１は本体部２２と、この本体部２２の先端に形成され骨
等の硬組織を切削するメス部２３とからなり、該メス部
２３の先端には、作業部２３ａが形成されている。 こ
の作業部２３ａは、骨等の硬組織への接触により振動を
伝達して微細破砕層を形成するもので、骨等の硬組織の
対象部位に対する応力を拡散してメス部２３が骨等の硬
組織の組織内に必要以上に刺さるのを防止するために平
坦面で構成されている。
る。なお、以下の各実施形態で説明する超音波ホ−ン
は、図４に示す超音波ハンドピ−スＡの構成部材である
が、ホ−ン部材を除いた他の構成は全く同一であるため
重複説明は省略する。図１は、本願発明の第１実施形態
に係る超音波ホ−ンの一部切欠斜視図であり、ホ−ン２
１は本体部２２と、この本体部２２の先端に形成され骨
等の硬組織を切削するメス部２３とからなり、該メス部
２３の先端には、作業部２３ａが形成されている。 こ
の作業部２３ａは、骨等の硬組織への接触により振動を
伝達して微細破砕層を形成するもので、骨等の硬組織の
対象部位に対する応力を拡散してメス部２３が骨等の硬
組織の組織内に必要以上に刺さるのを防止するために平
坦面で構成されている。
【００１７】そして、平坦面で構成されたこの作業部２
３ａの周縁には、エッジ部３０が形成されていて、作業
部２３ａの振動伝達によって微細に破砕された骨組織を
掻き取り所定の切削をなすようになっている。また、作
業部２３ａには、イリゲ−ション液とともに切削された
骨組織変片等を吸引排出するための孔部（開口部）３２
が形成されている。 この孔部（開口部）３２は、前記
本体部２２を縦貫通する吸引路（不図示）を介して外部
の吸引機構に連通している。 該実施形態では、作業部
２３ａは円形となっているが、この形状に限定されるこ
となく４角、６角、８角等の多角形状でもよい。
３ａの周縁には、エッジ部３０が形成されていて、作業
部２３ａの振動伝達によって微細に破砕された骨組織を
掻き取り所定の切削をなすようになっている。また、作
業部２３ａには、イリゲ−ション液とともに切削された
骨組織変片等を吸引排出するための孔部（開口部）３２
が形成されている。 この孔部（開口部）３２は、前記
本体部２２を縦貫通する吸引路（不図示）を介して外部
の吸引機構に連通している。 該実施形態では、作業部
２３ａは円形となっているが、この形状に限定されるこ
となく４角、６角、８角等の多角形状でもよい。
【００１８】さらに、この実施形態において、作業部２
３ａは一つの平坦面で構成されているが、この作業部２
３ａは組織への接触時に応力が点または線に集中するの
を防止する手段として面部を有すればよいから、曲面と
なしてもよく、所望の多面構成としても良い。
３ａは一つの平坦面で構成されているが、この作業部２
３ａは組織への接触時に応力が点または線に集中するの
を防止する手段として面部を有すればよいから、曲面と
なしてもよく、所望の多面構成としても良い。
【００１９】図２は、本願発明の第２実施形態に係る超
音波ホ−ンの構成を示す図であり、（ａ）は一部切欠斜
視図、（ｂ）、（ｃ）（ｄ）、（ｄ）はその断面図であ
る。図において、２１は超音波ホ−ンであり、所定周波
数の超音波を出力する超音波振動機構と、この超音波振
動機構を収納する外筒部等を具えた超音波ハンドピ−ス
の外筒部の開口端に先端部を突出して装着されて前記超
音波振動機構から伝達される振動により骨等の硬組織を
切削するようになっている。この超音波ホ−ン２１は、
本体部２２と、この本体部２２の先端において本体部側
壁から突出するように形成され生体組織に接触する鈎状
メス部２３とからなり、該鈎状メス部２３の先端には、
骨等の硬組織の対象部位に対する応力集中を排して過大
な穿刺を防止するとともに振動を伝達して微細破砕層を
形成するための作業部２３ａが形成され、平坦面で構成
されるこの作業部２３ａの周縁には、エッジ部３０が形
成されていて、作業部２３ａの振動伝達によって形成さ
れた微細破砕層を掻き取るようにして所定の切削をなす
ようになっている。
音波ホ−ンの構成を示す図であり、（ａ）は一部切欠斜
視図、（ｂ）、（ｃ）（ｄ）、（ｄ）はその断面図であ
る。図において、２１は超音波ホ−ンであり、所定周波
数の超音波を出力する超音波振動機構と、この超音波振
動機構を収納する外筒部等を具えた超音波ハンドピ−ス
の外筒部の開口端に先端部を突出して装着されて前記超
音波振動機構から伝達される振動により骨等の硬組織を
切削するようになっている。この超音波ホ−ン２１は、
本体部２２と、この本体部２２の先端において本体部側
壁から突出するように形成され生体組織に接触する鈎状
メス部２３とからなり、該鈎状メス部２３の先端には、
骨等の硬組織の対象部位に対する応力集中を排して過大
な穿刺を防止するとともに振動を伝達して微細破砕層を
形成するための作業部２３ａが形成され、平坦面で構成
されるこの作業部２３ａの周縁には、エッジ部３０が形
成されていて、作業部２３ａの振動伝達によって形成さ
れた微細破砕層を掻き取るようにして所定の切削をなす
ようになっている。
【００２０】このように、骨等の硬組織へ当接する鈎状
メス部２３の先端には、作業部２３ａとしての平端面が
形成されているため、尖鋭先端を有する従来技術の場合
と異なり、骨等の硬組織への当接時に点または線への応
力集中がなく、必要な範囲で骨等の硬組織の切削部位に
適正な微細破砕層を形成でき、先端が骨等の硬組織へ深
く刺さり過ぎることに起因する不都合も生じない。した
がって、切削動作もスム−ズになすことができ微細な制
御も可能となる。なお、図２（ｂ）に示すように前記平
端部２３ａの厚みａは、切削効率、操作性等を勘案する
と０．５ｍｍ＜ａ＜２．５ｍｍの範囲に設定するのが望
ましいことが実験の結果判明している。 また、図にお
いて、３２は鈎状メス部２３の近傍に形成された開口部
で前記本体部２２を縦貫通する吸引路３３を介して外部
の吸引機構（不図示）に連通され、動作時に発生する切
削片やイリゲーション液を排出する。なお、前記開口部
３２は、図示のように1以上設けられている。 すなわ
ち、図２（ｂ）に示す実施形態では、開口部３２は本体
部２２において鈎状メス部２３の根元近傍に形成され、
吸引路３３に連通している。 また、図２（ｃ）に示す
実施形態では、開口部３２は本体部２２の先端面に形成
されている。 さらに、図２（ｄ）に示す実施形態で
は、開口部３２は2箇所の形成され、その一方は前記図
２（ｂ）と同様の位置に、他方は図２（ｃ）と同様の位
置に形成されている。なお、吸引路３３の端末は装置外
部のスイッチ機構（不図示）を介して前記吸引機構およ
び送水機構（装置外部にあり、不図示）に連結され、前
記スイッチ機構の操作により吸引又は送水のいずれかを
選択的にできるようになすことがある。
メス部２３の先端には、作業部２３ａとしての平端面が
形成されているため、尖鋭先端を有する従来技術の場合
と異なり、骨等の硬組織への当接時に点または線への応
力集中がなく、必要な範囲で骨等の硬組織の切削部位に
適正な微細破砕層を形成でき、先端が骨等の硬組織へ深
く刺さり過ぎることに起因する不都合も生じない。した
がって、切削動作もスム−ズになすことができ微細な制
御も可能となる。なお、図２（ｂ）に示すように前記平
端部２３ａの厚みａは、切削効率、操作性等を勘案する
と０．５ｍｍ＜ａ＜２．５ｍｍの範囲に設定するのが望
ましいことが実験の結果判明している。 また、図にお
いて、３２は鈎状メス部２３の近傍に形成された開口部
で前記本体部２２を縦貫通する吸引路３３を介して外部
の吸引機構（不図示）に連通され、動作時に発生する切
削片やイリゲーション液を排出する。なお、前記開口部
３２は、図示のように1以上設けられている。 すなわ
ち、図２（ｂ）に示す実施形態では、開口部３２は本体
部２２において鈎状メス部２３の根元近傍に形成され、
吸引路３３に連通している。 また、図２（ｃ）に示す
実施形態では、開口部３２は本体部２２の先端面に形成
されている。 さらに、図２（ｄ）に示す実施形態で
は、開口部３２は2箇所の形成され、その一方は前記図
２（ｂ）と同様の位置に、他方は図２（ｃ）と同様の位
置に形成されている。なお、吸引路３３の端末は装置外
部のスイッチ機構（不図示）を介して前記吸引機構およ
び送水機構（装置外部にあり、不図示）に連結され、前
記スイッチ機構の操作により吸引又は送水のいずれかを
選択的にできるようになすことがある。
【００２１】図３は、本願発明の第３実施形態に係る超
音波ホ−ンの構成を示す図で、（ａ）は一部切欠斜視
図、（ｂ）はその断面図である。該実施形態では、鈎状
メス部２３の先端は断面円弧状に形成され、したがって
作業部２３ａは曲面で構成されており、この曲面の一端
には作業部２３ａの振動伝達によって形成された微細破
砕層から骨組織を掻き取るためのエッジ部３０が形成さ
れている。 このように作業部２３ａは曲面構成となっ
ているため、前記各実施形態と同様に骨等の硬組織への
当接時に応力集中がなく、必要な範囲で骨等の硬組織の
切削部位に適正な微細破砕層を形成でき、先端が骨等の
硬組織へ深く刺さり過ぎることに起因する不都合も生じ
ない。先端が骨等の硬組織へ深く刺さり過ぎることがな
いので、切削動作もスム−ズになすことができ、微細な
制御も可能となる。
音波ホ−ンの構成を示す図で、（ａ）は一部切欠斜視
図、（ｂ）はその断面図である。該実施形態では、鈎状
メス部２３の先端は断面円弧状に形成され、したがって
作業部２３ａは曲面で構成されており、この曲面の一端
には作業部２３ａの振動伝達によって形成された微細破
砕層から骨組織を掻き取るためのエッジ部３０が形成さ
れている。 このように作業部２３ａは曲面構成となっ
ているため、前記各実施形態と同様に骨等の硬組織への
当接時に応力集中がなく、必要な範囲で骨等の硬組織の
切削部位に適正な微細破砕層を形成でき、先端が骨等の
硬組織へ深く刺さり過ぎることに起因する不都合も生じ
ない。先端が骨等の硬組織へ深く刺さり過ぎることがな
いので、切削動作もスム−ズになすことができ、微細な
制御も可能となる。
【００２２】また、前記応力拡散端面部としての円弧部
２３ａの厚み，すなわち骨の被切削面に対向する部分の
厚みａは、前記実施形態と同様に、切削効率、操作性等
を勘案すると０．５ｍｍ＜ａ＜２．５ｍｍの範囲に設定
するのが望ましいことが実験の結果判明している。 ま
た、図において、３２は鈎状メス部２３の近傍に形成さ
れた開口部で前記本体部２２を縦貫通する吸引路３３を
介して外部の吸引機構に連通され、動作時に発生する切
削片やイリゲーション液を排出するようになっている。
そして、前記開口部３２は、図示のように1以上設けら
れている。 すなわち、図３（ｂ）に示す実施形態で
は、開口部３２は本体部２２において鈎状メス部２３の
根元近傍に形成され、吸引路３３に連通している。 ま
た、図３（ｃ）に示す実施形態では、開口部３２は本体
部２２の先端面に形成されている。 さらに、図３
（ｄ）に示す実施形態では、開口部３２は２箇所の形成
され、その一方は前記図３（ｂ）と同様の位置に、他方
は図３（ｃ）と同様の位置に形成されている。なお、吸
引路３３の端末は装置外部のスイッチ機構（不図示）を
介して前記吸引機構および送水機構（装置外部にあり、
不図示）に連結され、前記スイッチ機構の操作により吸
引又は送水のいずれかを選択的にできるようになすこと
がある。
２３ａの厚み，すなわち骨の被切削面に対向する部分の
厚みａは、前記実施形態と同様に、切削効率、操作性等
を勘案すると０．５ｍｍ＜ａ＜２．５ｍｍの範囲に設定
するのが望ましいことが実験の結果判明している。 ま
た、図において、３２は鈎状メス部２３の近傍に形成さ
れた開口部で前記本体部２２を縦貫通する吸引路３３を
介して外部の吸引機構に連通され、動作時に発生する切
削片やイリゲーション液を排出するようになっている。
そして、前記開口部３２は、図示のように1以上設けら
れている。 すなわち、図３（ｂ）に示す実施形態で
は、開口部３２は本体部２２において鈎状メス部２３の
根元近傍に形成され、吸引路３３に連通している。 ま
た、図３（ｃ）に示す実施形態では、開口部３２は本体
部２２の先端面に形成されている。 さらに、図３
（ｄ）に示す実施形態では、開口部３２は２箇所の形成
され、その一方は前記図３（ｂ）と同様の位置に、他方
は図３（ｃ）と同様の位置に形成されている。なお、吸
引路３３の端末は装置外部のスイッチ機構（不図示）を
介して前記吸引機構および送水機構（装置外部にあり、
不図示）に連結され、前記スイッチ機構の操作により吸
引又は送水のいずれかを選択的にできるようになすこと
がある。
【００２３】図４は、本願発明の第４実施形態に係る超
音波ホ−ンの構成を示す断面図である。該実施形態にあ
っては、鈎状メス部２３先端の作業部部２３ａを構成す
る面部には骨等の硬組織との接触において滑動を防止す
るための係合部が形成されている。図４において、
（ａ）、（ｂ）、（ｃ）は、作業部（応力拡散端面部）
２３ａに前記係合部２３ｂとして数条の曲面突条を形成
した場合を示している。
音波ホ−ンの構成を示す断面図である。該実施形態にあ
っては、鈎状メス部２３先端の作業部部２３ａを構成す
る面部には骨等の硬組織との接触において滑動を防止す
るための係合部が形成されている。図４において、
（ａ）、（ｂ）、（ｃ）は、作業部（応力拡散端面部）
２３ａに前記係合部２３ｂとして数条の曲面突条を形成
した場合を示している。
【００２４】また、図４（ｄ）、（ｅ）、（ｆ）は前記
係合部２３ｂとして丘状部を形成した場合を示してい
る。これら係合部２３ｂは、図１、２に示す応力拡散端
面部２３ａのいずれにも形成することができる。このよ
うに、作業部２３ａに係合部２３ｂを設けることによ
り、切削時に鈎状メス部２３先端に思わぬ滑動が発生す
ることを防止し得て、より精妙な切削制御が可能にな
る。なお、これらの実施形態において、エッジ部が作業
部２３ａの周縁に形成されることは前記各実施形態と同
様である。また、図において、３２は鈎状メス部２３の
近傍に形成された開口部で前記本体部２２を縦貫通する
吸引路３３を介して外部の吸引機構に連通され、動作時
に発生する切削片やイリゲーション液を排出するように
なっている。そして、前記開口部３２は、図示のように
1以上設けられている。 すなわち、図４（ａ）、
（ｄ）に示す実施形態では、開口部３２は本体部２２に
おいて鈎状メス部２３の根元近傍に形成され、吸引路３
３に連通している。 また、図４（ｂ）、（ｅ）に示す
実施形態では、開口部３２は本体部２２の先端面に形成
されている。 さらに、図４（ｃ）、（ｆ）に示す実施
形態では、開口部３２は２箇所の形成され、その一方は
前記図４（ａ）、（ｄ）と同様の位置に、他方は図４
（ｂ）、（ｅ）と同様の位置に形成されている。なお、
吸引路３３の端末は装置外部のスイッチ機構（不図示）
を介して前記吸引機構および送水機構（装置外部にあ
り、不図示）に連結され、前記スイッチ機構の操作によ
り吸引又は送水のいずれかを選択的にできるようになす
ことがある。
係合部２３ｂとして丘状部を形成した場合を示してい
る。これら係合部２３ｂは、図１、２に示す応力拡散端
面部２３ａのいずれにも形成することができる。このよ
うに、作業部２３ａに係合部２３ｂを設けることによ
り、切削時に鈎状メス部２３先端に思わぬ滑動が発生す
ることを防止し得て、より精妙な切削制御が可能にな
る。なお、これらの実施形態において、エッジ部が作業
部２３ａの周縁に形成されることは前記各実施形態と同
様である。また、図において、３２は鈎状メス部２３の
近傍に形成された開口部で前記本体部２２を縦貫通する
吸引路３３を介して外部の吸引機構に連通され、動作時
に発生する切削片やイリゲーション液を排出するように
なっている。そして、前記開口部３２は、図示のように
1以上設けられている。 すなわち、図４（ａ）、
（ｄ）に示す実施形態では、開口部３２は本体部２２に
おいて鈎状メス部２３の根元近傍に形成され、吸引路３
３に連通している。 また、図４（ｂ）、（ｅ）に示す
実施形態では、開口部３２は本体部２２の先端面に形成
されている。 さらに、図４（ｃ）、（ｆ）に示す実施
形態では、開口部３２は２箇所の形成され、その一方は
前記図４（ａ）、（ｄ）と同様の位置に、他方は図４
（ｂ）、（ｅ）と同様の位置に形成されている。なお、
吸引路３３の端末は装置外部のスイッチ機構（不図示）
を介して前記吸引機構および送水機構（装置外部にあ
り、不図示）に連結され、前記スイッチ機構の操作によ
り吸引又は送水のいずれかを選択的にできるようになす
ことがある。
【００２５】図５は、本願発明の第５実施形態に係る超
音波ホ−ンの構成を示す断面図である。この実施形態で
は、ホ−ン本体部２２に対する鈎状メス部２３の開度θ
を、鈎状メス部の内側面と本体部側壁とのなす角、また
は鈎状メス部の内側面と本体部の中心軸とのなす角が直
角より大で２直角より小となる範囲に設定して被切削部
と本体部との間に術者の視野空間を確保できるようにし
ている。
音波ホ−ンの構成を示す断面図である。この実施形態で
は、ホ−ン本体部２２に対する鈎状メス部２３の開度θ
を、鈎状メス部の内側面と本体部側壁とのなす角、また
は鈎状メス部の内側面と本体部の中心軸とのなす角が直
角より大で２直角より小となる範囲に設定して被切削部
と本体部との間に術者の視野空間を確保できるようにし
ている。
【００２６】すなわち、図５（ａ）に示すように、鈎状
メス部２３の内側面２３ｃと本体部２２側壁とのなす角
θは約１２０度に設定されている。このため、図５
（ｂ）に示すように、ホ−ン本体部２２を傾斜させて骨
等の硬組織Ｈの切削をなすことができるので、術者は矢
符に示すように広い視野を確保して状況を確認しながら
操作できるのでより適正な切削が可能になる。なお、こ
こで説明したホ−ン本体部２２に対する鈎状メス部２３
の開度の設定に関する構成は、図２ないし４に係る超音
波ホ−ンに適用できることは言うまでもない。 また、
作業部、エッジ部に関する構成は上述の各実施形態と同
様である。 また、図示しないが、作業部２３ａおよび
鈎状メス部２３の内側面２３ｃの双方またはいずれか一
方に開口部を形成し、この開口部を前記本体部２２に縦
貫通するように形成される吸引路を介して外部の吸引機
構に連通して、動作時に発生する切削片やイリゲーショ
ン液を排出するようになすことがある。 なお、前記開
口部、吸引路は、それぞれリゲーション液等の送水口、
送水路として作用することがあるのは前述の各実施形態
と同様である。
メス部２３の内側面２３ｃと本体部２２側壁とのなす角
θは約１２０度に設定されている。このため、図５
（ｂ）に示すように、ホ−ン本体部２２を傾斜させて骨
等の硬組織Ｈの切削をなすことができるので、術者は矢
符に示すように広い視野を確保して状況を確認しながら
操作できるのでより適正な切削が可能になる。なお、こ
こで説明したホ−ン本体部２２に対する鈎状メス部２３
の開度の設定に関する構成は、図２ないし４に係る超音
波ホ−ンに適用できることは言うまでもない。 また、
作業部、エッジ部に関する構成は上述の各実施形態と同
様である。 また、図示しないが、作業部２３ａおよび
鈎状メス部２３の内側面２３ｃの双方またはいずれか一
方に開口部を形成し、この開口部を前記本体部２２に縦
貫通するように形成される吸引路を介して外部の吸引機
構に連通して、動作時に発生する切削片やイリゲーショ
ン液を排出するようになすことがある。 なお、前記開
口部、吸引路は、それぞれリゲーション液等の送水口、
送水路として作用することがあるのは前述の各実施形態
と同様である。
【００２７】図６は、本願発明の第６実施形態に係る超
音波ホ−ンの構成を示す斜視図である。この実施形態で
は、鈎状メス部２３はスプ−ン形状に類似していて作業
部２３ａは凹曲面で構成され、この作業部２３ａの上端
縁にエッジ部３０が形成されている。作業部２３ａの前
記凹曲面部は切削片の誘出部として機能し、この凹曲面
部に吸引チュ−ブに連通する開口部を設けることによ
り、イリゲ−ション液、切削片の排出を極めて容易にな
すことができる。 すなわち、図７に示すように、図６
に示す超音波ホ−ンのメス部の近傍に１以上の開口部を
設けこの開口部からホ−ン本体部を通り吸引機構に連結
される吸引路を形成し、手術部位における水分、切削
片、破砕片等の吸引除去を容易にして、適正かつ効率的
な手術を実現する。図７（ａ）において、３３はホ−ン
本体部２２を貫通して不図示の吸引機構に連結される吸
引通路であり、メス部２３の近傍内側すなわち作業部２
３ａの前記凹曲面部に開口部３２を有している。また、
図７（ｂ）に示す超音波ホ−ンでは、吸引路３３は２つ
の開口部３２を有しており、一方は図７（ａ）に示す位
置と同一箇所に形成され、他方はホ−ン本体部２２の先
端においてメス部２３の近傍外側に形成されている。そ
して、図７（ｃ）に示す超音波ホ−ンでは、吸引路３３
の開口部３２はホ−ン本体部２２の先端においてメス部
２３の近傍外側に形成されている。手術部位における水
分、切削片、破砕片等は矢符に示すように開口部３２に
おいて吸引され吸引路３３を経て排出されることになる
音波ホ−ンの構成を示す斜視図である。この実施形態で
は、鈎状メス部２３はスプ−ン形状に類似していて作業
部２３ａは凹曲面で構成され、この作業部２３ａの上端
縁にエッジ部３０が形成されている。作業部２３ａの前
記凹曲面部は切削片の誘出部として機能し、この凹曲面
部に吸引チュ−ブに連通する開口部を設けることによ
り、イリゲ−ション液、切削片の排出を極めて容易にな
すことができる。 すなわち、図７に示すように、図６
に示す超音波ホ−ンのメス部の近傍に１以上の開口部を
設けこの開口部からホ−ン本体部を通り吸引機構に連結
される吸引路を形成し、手術部位における水分、切削
片、破砕片等の吸引除去を容易にして、適正かつ効率的
な手術を実現する。図７（ａ）において、３３はホ−ン
本体部２２を貫通して不図示の吸引機構に連結される吸
引通路であり、メス部２３の近傍内側すなわち作業部２
３ａの前記凹曲面部に開口部３２を有している。また、
図７（ｂ）に示す超音波ホ−ンでは、吸引路３３は２つ
の開口部３２を有しており、一方は図７（ａ）に示す位
置と同一箇所に形成され、他方はホ−ン本体部２２の先
端においてメス部２３の近傍外側に形成されている。そ
して、図７（ｃ）に示す超音波ホ−ンでは、吸引路３３
の開口部３２はホ−ン本体部２２の先端においてメス部
２３の近傍外側に形成されている。手術部位における水
分、切削片、破砕片等は矢符に示すように開口部３２に
おいて吸引され吸引路３３を経て排出されることになる
【００２８】図８は、本願発明の第７実施形態に係る超
音波ホ−ンの構成を示す断面図である。 この実施形態
では、鈎状メス部の断面における外郭部は曲線形状にな
っている。 すなわち、図８（ａ）に示す超音波ホ−ン
は、先細りに形成されたホ−ン本体部２２の端部に曲線
を描いて屈曲する鈎状メス部２３が一体に形成されてい
る。 換言すれば、この鈎状メス部２３の上面部２４と
下面部２５は所定径の円弧曲面に形成され、先端部には
１以上の平坦面およびまたは曲面で構成される作業部２
３ａが形成され、その周縁にはエッジ部が形成されてい
る。なお、この作業部２３ａには必要に応じて前述の係
合部２３ｂを具えることがある。
音波ホ−ンの構成を示す断面図である。 この実施形態
では、鈎状メス部の断面における外郭部は曲線形状にな
っている。 すなわち、図８（ａ）に示す超音波ホ−ン
は、先細りに形成されたホ−ン本体部２２の端部に曲線
を描いて屈曲する鈎状メス部２３が一体に形成されてい
る。 換言すれば、この鈎状メス部２３の上面部２４と
下面部２５は所定径の円弧曲面に形成され、先端部には
１以上の平坦面およびまたは曲面で構成される作業部２
３ａが形成され、その周縁にはエッジ部が形成されてい
る。なお、この作業部２３ａには必要に応じて前述の係
合部２３ｂを具えることがある。
【００２９】また、図８（ｂ）に示す超音波ホ−ンで
は、鈎状メス部２３はホ−ン本体部２２の内側（骨に対
向する側）端部に切り欠き部を形成するように断面ほぼ
円弧形状をなして形成されている。 すなわち、鈎状メ
ス部２３の上面部２４と下面部２５は、前記（ａ）と同
様に所定径の円弧曲面に形成され、先端部には、１以上
の平坦面およびまたは曲面で構成される作業部２３ａを
具えている。また、図において、２６は、ホ−ン本体部
２２の内側（骨に対向する側）端部に形成された断面半
円状の切削片誘出部であり、エッジ部３０が微細破砕部
から掻き取った切削片がここに導かれるようになってい
る。なお、ここでも作業部２３ａには必要に応じて前述
の係合部２３ｂが形成される。 図８に示す実施形態に
おいて、鈎状メス部２３は上記の構成を採用することに
より、骨等の硬組織の切削に際して、術者は図５（ｂ）
に示す場合と同様に超音波ホ−ンを骨の切削面に対して
傾けた状態で使用できるから、広い視野を得ることがで
きる。また、図示しないが、作業部２３ａおよび鈎状メ
ス部２３の前記上面２４または切削片誘出部２６の双
方、あるいはいずれか一方に開口部を形成し、この開口
部を前記本体部２２に縦貫通するように形成される吸引
路を介して外部の吸引機構に連通して、動作時に発生す
る切削片やイリゲーション液を排出するようになすこと
がある。
は、鈎状メス部２３はホ−ン本体部２２の内側（骨に対
向する側）端部に切り欠き部を形成するように断面ほぼ
円弧形状をなして形成されている。 すなわち、鈎状メ
ス部２３の上面部２４と下面部２５は、前記（ａ）と同
様に所定径の円弧曲面に形成され、先端部には、１以上
の平坦面およびまたは曲面で構成される作業部２３ａを
具えている。また、図において、２６は、ホ−ン本体部
２２の内側（骨に対向する側）端部に形成された断面半
円状の切削片誘出部であり、エッジ部３０が微細破砕部
から掻き取った切削片がここに導かれるようになってい
る。なお、ここでも作業部２３ａには必要に応じて前述
の係合部２３ｂが形成される。 図８に示す実施形態に
おいて、鈎状メス部２３は上記の構成を採用することに
より、骨等の硬組織の切削に際して、術者は図５（ｂ）
に示す場合と同様に超音波ホ−ンを骨の切削面に対して
傾けた状態で使用できるから、広い視野を得ることがで
きる。また、図示しないが、作業部２３ａおよび鈎状メ
ス部２３の前記上面２４または切削片誘出部２６の双
方、あるいはいずれか一方に開口部を形成し、この開口
部を前記本体部２２に縦貫通するように形成される吸引
路を介して外部の吸引機構に連通して、動作時に発生す
る切削片やイリゲーション液を排出するようになすこと
がある。
【００３０】なお、上記図７、図８に示す各実施形態に
おいて、前記吸引路３３の一端はメス部２３近傍に形成
された１以上の開口部３２に連通させるとともに、他端
はスイッチ機構を介して吸引機構および送水機構に連通
させ、前記スイッチ機構の操作により吸引又は送水のい
ずれかを選択的にできるように構成することがある。こ
れにより、装置の小型化が可能となり、切削動作の容易
性も確保でき、特に狭隘な深凹部での精細かつ効率的な
切削動作を実現できる。
おいて、前記吸引路３３の一端はメス部２３近傍に形成
された１以上の開口部３２に連通させるとともに、他端
はスイッチ機構を介して吸引機構および送水機構に連通
させ、前記スイッチ機構の操作により吸引又は送水のい
ずれかを選択的にできるように構成することがある。こ
れにより、装置の小型化が可能となり、切削動作の容易
性も確保でき、特に狭隘な深凹部での精細かつ効率的な
切削動作を実現できる。
【００３１】本願発明において、作業部は骨等の硬組織
への接触時に、振動エネルギ−の点または線への一挙集
中を回避することにより、微細破砕層の特に深さ方向へ
の必要以上の拡大に起因する弊害を防止しようとするも
のである。したがって、作業部は上記作用を奏するため
に、必然的に面を具えることとなり、この面は、単数で
も複数でも、また平坦でも、曲面でもよく、要は、エネ
ルギ−の分散伝達を実現できればよい。また、本願発明
では、発生する切削片、イリゲーション液等の排出を切
削動作継続中に実行できるうえ、排出経路も超音波ホー
ン内部に収納されるため、特に深くかつ狭隘な凹部箇所
での作業が極めて容易になる。さらに、吸引路を送水路
としても使用できるので装置の小型化が実現でき、切削
動作も容易になる。
への接触時に、振動エネルギ−の点または線への一挙集
中を回避することにより、微細破砕層の特に深さ方向へ
の必要以上の拡大に起因する弊害を防止しようとするも
のである。したがって、作業部は上記作用を奏するため
に、必然的に面を具えることとなり、この面は、単数で
も複数でも、また平坦でも、曲面でもよく、要は、エネ
ルギ−の分散伝達を実現できればよい。また、本願発明
では、発生する切削片、イリゲーション液等の排出を切
削動作継続中に実行できるうえ、排出経路も超音波ホー
ン内部に収納されるため、特に深くかつ狭隘な凹部箇所
での作業が極めて容易になる。さらに、吸引路を送水路
としても使用できるので装置の小型化が実現でき、切削
動作も容易になる。
【００３２】
【付記事項１】 超音波振動源から伝達される振動に
より、骨等の硬組織の切削をなすための超音波ホ−ンで
あって、 前記ホ−ンは本体部と、この本体部の先端に
形成され骨等の硬組織を切削するために前記ホーン本体
から外方に突出するフック状のメス部とからなり、該メ
ス部は、球面または湾曲面に形成された先端部と外方に
突出する部分の内側面（前記先端部とは反対側の面）で
構成される作業面と、この作業面の端縁で構成されるエ
ッジ部とからなり、前記作業面またはその近傍には１以
上の開口部を設け、この開口部を切削片等の吸引または
切削部位への冷却水の送水のための経路として前記本体
部に縦貫通させた通路に連通させてなる超音波ホーン。
より、骨等の硬組織の切削をなすための超音波ホ−ンで
あって、 前記ホ−ンは本体部と、この本体部の先端に
形成され骨等の硬組織を切削するために前記ホーン本体
から外方に突出するフック状のメス部とからなり、該メ
ス部は、球面または湾曲面に形成された先端部と外方に
突出する部分の内側面（前記先端部とは反対側の面）で
構成される作業面と、この作業面の端縁で構成されるエ
ッジ部とからなり、前記作業面またはその近傍には１以
上の開口部を設け、この開口部を切削片等の吸引または
切削部位への冷却水の送水のための経路として前記本体
部に縦貫通させた通路に連通させてなる超音波ホーン。
【付記事項２】 付記事項１記載の超音波ホーンにおい
て、開口部はさらにメス部先端面にも設けたことを特徴
とする超音波ホーン。
て、開口部はさらにメス部先端面にも設けたことを特徴
とする超音波ホーン。
【付記事項３】 超音波振動源から伝達される振動によ
り、骨等の硬組織の切削をなすための超音波ホ−ンであ
って、 前記ホ−ンは本体部と、この本体部の先端に形
成され骨等の硬組織を切削するために前記ホーン本体か
ら外方に突出するフック状のメス部とからなり、該メス
部は、球面または湾曲面に形成された先端部と外方に突
出する部分の内側面（前記先端部とは反対側の面）で構
成される作業面と、この作業面の端縁で構成されるエッ
ジ部とからなり、前記先端部には開口部を設け、この開
口部を切削片等の吸引または切削部位への冷却水の送水
のための経路として前記本体部に縦貫通させた通路に連
通させてなる超音波ホーン。
り、骨等の硬組織の切削をなすための超音波ホ−ンであ
って、 前記ホ−ンは本体部と、この本体部の先端に形
成され骨等の硬組織を切削するために前記ホーン本体か
ら外方に突出するフック状のメス部とからなり、該メス
部は、球面または湾曲面に形成された先端部と外方に突
出する部分の内側面（前記先端部とは反対側の面）で構
成される作業面と、この作業面の端縁で構成されるエッ
ジ部とからなり、前記先端部には開口部を設け、この開
口部を切削片等の吸引または切削部位への冷却水の送水
のための経路として前記本体部に縦貫通させた通路に連
通させてなる超音波ホーン。
【００３３】
【発明の効果】本願発明にあっては、以上説明した構成
作用により、次のような効果を期待できる。 （１）メス部が被切削部位に、必要以上に深く刺さるこ
とに起因する種々の弊害を防止して、メス部の動きを精
妙にコントロ−ルできるので治療目的に則した適正な骨
等の硬組織の切削が実現できる。 （２）術者は、広い視野の下に、切削状況を常に把握で
きるので作業が安全、容易になる。 （３）発生する切削片、イリゲーション液等の排出を切
削動作継続中に実行できるうえ、排出経路も超音波ホー
ン内部に収納されるため、特に深くかつ狭隘な凹部箇所
での作業が極めて容易になり、精細かつ安全な手術作業
を迅速容易になしえる。 （４）吸引路と送水路とを共用とすることにより、装置
の小型化が可能となり、切削動作の容易性も確保でき、
特に狭隘な深凹部での精細かつ効率的な切削動作を実現
できる。
作用により、次のような効果を期待できる。 （１）メス部が被切削部位に、必要以上に深く刺さるこ
とに起因する種々の弊害を防止して、メス部の動きを精
妙にコントロ−ルできるので治療目的に則した適正な骨
等の硬組織の切削が実現できる。 （２）術者は、広い視野の下に、切削状況を常に把握で
きるので作業が安全、容易になる。 （３）発生する切削片、イリゲーション液等の排出を切
削動作継続中に実行できるうえ、排出経路も超音波ホー
ン内部に収納されるため、特に深くかつ狭隘な凹部箇所
での作業が極めて容易になり、精細かつ安全な手術作業
を迅速容易になしえる。 （４）吸引路と送水路とを共用とすることにより、装置
の小型化が可能となり、切削動作の容易性も確保でき、
特に狭隘な深凹部での精細かつ効率的な切削動作を実現
できる。
【図１】 第１実施形態に係る超音波ホ−ンを示す斜視
図および断面図である。
図および断面図である。
【図２】 第２実施形態に係る超音波ホ−ンを示す斜視
図および断面図である。
図および断面図である。
【図３】 第３実施形態に係る超音波ホ−ンを示す断面
図である。
図である。
【図４】 第４実施形態に係る超音波ホ−ンを示す説明
図である。
図である。
【図５】 第５実施形態に係る超音波ホ−ンを示す断面
図である。
図である。
【図６】 第６実施形態に係る超音波ホ−ンを示す斜視
図である。
図である。
【図７】 第６実施形態に係る超音波ホ−ンを示す断面
図である。
図である。
【図８】 第７実施形態に係る超音波ホ−ンを示す断面
図である。
図である。
【図９】 従来の超音波ハンドピ−スを示す側面図であ
る。
る。
【図１０】 従来の超音波ホ−ンによる骨の切削状態を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図１１】従来の超音波ホ−ンによる微細破砕層の形成
状態を示す説明図である。
状態を示す説明図である。
Ａ．．．．．．．．．超音波ハンドピ−ス
２１．．．．．．．．超音波ホ−ン
２２．．．．．．．．超音波ホ−ン本体部
２３．．．．．．．．鈎状メス部
２３ａ．．．．．．．応力拡散端面部（メス部先端）
２３ｂ．．．．．．．係合部
２４．．．．．．．．鈎状メス部の上面部
２５．．．．．．．．鈎状メス部の下面部
２６．．．．．．．．切削片誘出部
３０．．．．．．．．エッジ部
３２．．．．．．．．開口部
３３．．．．．．．．吸引路
Claims (11)
- 【請求項１】 所定周波数の縦超音波振動、ねじれ超音
波振動、または縦、捩れの両者により合成された超音波
振動を出力する超音波振動機構と、この超音波振動機構
を収納する外筒部と、外筒部の一端に取り付けられて前
記超音波振動機構から伝達される振動により骨等の硬組
織を切削するホ−ンと、を具えた超音波ハンドピ−スに
おいて、前記ホ−ンは本体部と、この本体部の先端に形
成され骨等の硬組織を切削するメス部とからなり、該メ
ス部の端部には、骨等の硬組織の対象部位に対する応力
集中を排して過大な穿刺を防止するとともに振動を伝達
して微細破砕層を形成するため少なくとも１以上の面部
からなる作業部と、この作業部により微細に破砕された
骨組織を掻き取るためのエッジ部とを形成するととも
に、前記ホーン本体部には縦貫通する吸引路を設け、そ
の一端はメス部又はその近傍に形成された１以上の開口
部に連結され、他端は吸引機構に連結するようにしてな
る超音波ハンドピ−ス。 - 【請求項２】 請求項１記載の超音波ハンドピ−スにお
いて、前記メス部は、本体部の先端において本体部側壁
から突出するように鈎状に形成したことを特徴とする超
音波ハンドピ−ス - 【請求項３】 請求項２において、本体部に対する鈎状
メス部の開度は、鈎状メス部の内側面と本体部側壁との
なす角が直角より大で２直角より小となる範囲に設定し
て被切削部と本体部との間に術者の視野空間を確保でき
るようにしたことを特徴とする超音波ハンドピ−ス。 - 【請求項４】 メス部先端の作業部には骨等の硬組織と
の接触において滑動を防止するための係合部を形成した
ことを特徴とする請求項１ないし３いずれかの超音波ハ
ンドピ−ス。 - 【請求項５】 鈎状メス部はその断面においてほぼ円弧
形状に形成し本体部とメス部との間に切削された骨組織
の誘出部を形成したことを特徴とする請求項２ないし４
いずれかの超音波ハンドピ−ス。 - 【請求項６】 請求項１ないし５いずれか記載の超音波
ハンドピ−スにおいて、吸引路の一端はメス部近傍に形
成された１以上の開口部に連結され、他端はスイッチ機
構を介して吸引機構および送水機構に連結され、前記ス
イッチ機構の操作により吸引又は送水のいずれかを選択
的にできるようにしたことを特徴とする超音ハンドピー
ス。 - 【請求項７】 超音波振動源から伝達される振動によ
り、骨等の硬組織の切削をなすための超音波ホ−ンであ
って、 前記ホ−ンは本体部と、この本体部の先端に形成され骨
等の硬組織を切削するメス部とからなり、該メス部の端
部には、骨等の硬組織の対象部位に対する応力集中を排
して過大な穿刺を防止するとともに振動を伝達して微細
破砕層を形成するため少なくとも１以上の面部からなる
作業部と、この作業部により微細に破砕された骨組織を
掻き取るためのエッジ部と、前記ホーン本体部には縦貫
通する吸引路とを設け、前記吸引路の一端はメス部近傍
に形成された１以上の開口部に連結され、他端はホーン
外の吸引機構に連結できるようにしたことを特徴とする
超音波ホ−ン。 - 【請求項８】 請求項７に記載の超音波ホ−ンにおい
て、前記メス部は、本体部の先端において本体部側壁か
ら突出するように鈎状に形成したことを特徴とする超音
波ホ−ン。 - 【請求項９】 請求項８に記載の超音波ホ−ンにおい
て、本体部に対する鈎状メス部の開度は、鈎状メス部の
内側面と本体部側壁とのなす角が直角より大で２直角よ
り小となる範囲に設定して被切削部と本体部との間に術
者の視野空間を確保できるようにしたことを特徴とする
超音波ホ−ン。 - 【請求項１０】 メス部先端の作業部には骨等の硬組織
との接触において滑動を防止するための係合部を形成し
たことを特徴とする請求項７ないし９いずれかの超音波
ホ−ン。 - 【請求項１１】 鈎状メス部はその断面においてほぼ円
弧形状に形成し本体部とメス部との間に切削された骨組
織の誘出部を形成したことを特徴とする請求項８ないし
１０いずれかの超音波ホ−ン。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002307872A JP2003116870A (ja) | 2002-10-23 | 2002-10-23 | 超音波ハンドピ−スとこれに使用する超音波ホ−ン |
| CNA021540691A CN1491616A (zh) | 2002-10-23 | 2002-12-10 | 超声波手动器件和其上使用的超声波磨头 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002307872A JP2003116870A (ja) | 2002-10-23 | 2002-10-23 | 超音波ハンドピ−スとこれに使用する超音波ホ−ン |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000338488A Division JP2002143177A (ja) | 2000-11-07 | 2000-11-07 | 超音波ハンドピ−スとこれに使用する超音波ホーン |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003116870A true JP2003116870A (ja) | 2003-04-22 |
Family
ID=19197441
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002307872A Pending JP2003116870A (ja) | 2002-10-23 | 2002-10-23 | 超音波ハンドピ−スとこれに使用する超音波ホ−ン |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003116870A (ja) |
| CN (1) | CN1491616A (ja) |
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