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JP2003116022A - 画像表示方法 - Google Patents

画像表示方法

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Publication number
JP2003116022A
JP2003116022A JP2002197057A JP2002197057A JP2003116022A JP 2003116022 A JP2003116022 A JP 2003116022A JP 2002197057 A JP2002197057 A JP 2002197057A JP 2002197057 A JP2002197057 A JP 2002197057A JP 2003116022 A JP2003116022 A JP 2003116022A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
brightness
circuit
contrast
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002197057A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeo Azuma
健夫 吾妻
Atsushi Morimura
森村  淳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2002197057A priority Critical patent/JP2003116022A/ja
Publication of JP2003116022A publication Critical patent/JP2003116022A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Picture Signal Circuits (AREA)
  • Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 低コントラストのディスプレイ上にコントラ
ストの改善された画像を表示する画像表示方法及び画像
表示装置を提供すること。 【解決手段】 画像中で輝度変化があり輝度値が大きく
明るい点は暗くなるように変換し、逆に、画像中で輝度
変化があり輝度値が小さく暗い点は明るくなるように変
換する輝度レベル補正回路を具備し、画像の明暗部で輝
度変化のある点を表示デバイスの表現能力の高い明るさ
で表示することを特徴とする画像表示方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばテレビジョ
ン信号の表示ディスプレイ上でより高画質の画像を得る
ことのできる画像表示方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年テレビ画面の大画面化が進み、40
インチ以上の画面のものについては液晶パネルを用いた
投写型のシステムが有望視されている。また、高品位テ
レビの放送が開始され、高解像度で大面積の表示デバイ
スの必要性が高まっている。しかし、高解像度で大面積
の表示デバイスはコントラスト性能が充分でなく、これ
を改善する手法として従来、 1)輝度頻度の均一化 2)採光量の異なる画像の合成 等の方法によって、表示する信号レベルを表示可能なダ
イナミックレンジにマッピング(輝度変換)する手法が
取られてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな手法では、表示デバイスのダイナミックレンジより
広範囲の信号を入力として表示する際に、コントラスト
が低下したり、ノイズ成分が増幅されるという課題を有
していた。即ち、従来の画像全体に対するマッピング手
法では、マッピング先の輝度範囲が一定範囲に制限され
ているため、特定の輝度範囲のコントラストを改善する
と、その他の輝度範囲ではコントラストが低下する。ま
た、変換後の輝度頻度が均一になるように輝度変換を行
うヒストグラム・イコライゼーション法及びこれを局所
的に行うローカル・ヒストグラム・イコライゼーション
法では、輝度頻度の高い輝度範囲が輝度変換時に広い輝
度範囲にマッピングされるため、面積が大きく輝度が一
様な領域においてノイズ成分が増幅される。
【0004】本発明はかかる点に鑑み、ダイナミックレ
ンジが狭く低コントラストのディスプレイ上に、ノイズ
成分を増幅せずにコントラストの改善された画像を表示
する画像表示方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、入力画像から
エッジを検出するエッジ抽出ステップと、着目画素近傍
でエッジとして検出された画素の輝度の頻度分布に基づ
き、輝度変換テーブルを計算する輝度変換テーブル計算
ステップと、前記輝度変換テーブルを利用して、画素毎
に異なる輝度変換を行う読み出し制御ステップと、前記
画像の低周波成分を減衰させる低周波成分減衰ステップ
と、前記低周波成分減衰ステップの出力の特性を変換す
る特性変換ステップと、前記特性変換ステップの出力を
前記読み出し制御ステップの出力に重畳する加算ステッ
プとを具備し、表示デバイス上にコントラストの改善さ
れた画像を表示することを特徴とする画像表示方法であ
る。
【0006】また、入力画像からエッジを検出するエッ
ジ検出ステップと、画像内にフレームを設定し、前記フ
レームにおけるエッジとして検出された画素の輝度の頻
度分布に基づき、各フレームについて輝度変換テーブル
を計算する輝度変換テーブル計算ステップと、輝度変換
を行う際に、各フレームの有する各輝度変換テーブルを
画素の位置に応じて重み付け加算する輝度変換テーブル
補間ステップと、前記重み付け加算により得られた輝度
変換テーブルを利用して画素毎に輝度変換を行う読み出
し制御ステップと、前記画像の低周波成分を減衰させる
低周波成分減衰ステップと、前記低周波成分減衰ステッ
プの出力の特性を変換する特性変換ステップと、前記特
性変換ステップの出力を前記読み出し制御ステップの出
力に重畳する加算ステップとを具備し、表示デバイス上
にコントラストの改善された画像を表示することを特徴
とする画像表示方法である。
【0007】
【発明の実施の形態】図2は本発明の第1の実施例にお
ける画像表示装置の構成図を示すものである。
【0008】図2において21は入力画像を1フレーム
遅延して出力する1フレーム遅延回路であり、1は入力
画像の輝度レベルを低コントラストの表示デバイスで表
示可能な輝度レベルに変換する輝度レベル変換回路であ
り、17は入力画像からノイズを除去するノイズ除去フ
ィルタ(メディアンフィルタ)であり、2は輝度レベル
の錯視を生じさせる波形を入力画像に重畳し、低コント
ラストの表示デバイス上に表示される画像のコントラス
トを改善するコントラスト改善回路であり、3aは入力
画像の低周波成分を減衰させる低周波成分減衰フィルタ
であり、4aは低周波成分減衰フィルタ3aの出力の特
性を変換する特性変換回路であり、5は特性変換回路4
aの出力を輝度レベル変換回路1の出力に重畳する加算
回路である。
【0009】以下に上記構成の動作を説明する。1フレ
ーム遅延回路21は入力画像を1フレーム遅延して出力
する。輝度レベル変換回路1は入力画像の輝度レベルを
低コントラストの表示デバイスで表示可能な輝度レベル
に変換する。図4は輝度レベル変換回路1の入出力特性
の1例を示す。
【0010】ノイズ除去フィルタ17は、入力画像のノ
イズを除去し、コントラスト改善回路2によって画像中
のノイズ成分が入力画像に加算されることを防ぐ。図3
にノイズ除去フィルタの構成の1例を示す。図3におい
て、18はフレームメモリへの書き込み切り替えスイッ
チ、19a、19b、19cは時間的に連続した3フレ
ーム分の画像を記憶するフレームメモリ、20は時間的
に連続した3フレームの画像の各画素に対してメディア
ン値を計算するメディアン値計算回路である。
【0011】以下にノイズ除去フィルタ17の動作を説
明する。書き込み切り替えスイッチ18は1フレーム毎
に順次切り替わり、フレームメモリ19a、19b、1
9cに時間的に連続した3フレーム分の画像を書き込
む。メディアン値計算回路20はフレームメモリ19
a、19b、19cからそれぞれ走査順に画像データ
(画素値)を読み出し、読み出した3画素のメディアン
値(中央値)を計算し、ノイズ除去後の画素値として出
力する。画像の静止部では、画像中に生ずるノイズは時
間方向に相関性が少ないので、メディアン値を計算する
ことでノイズを除去できる。また、画像の動画部におい
ては着目位置の画素値は連続的に変化するので、メディ
アン値を計算することで不自然な動きにはならない。
【0012】コントラスト改善回路2は輝度レベルの錯
視を生じさせる波形を入力画像に重畳し、低コントラス
トの表示デバイス上に表示される画像のコントラストを
改善する。コントラスト改善回路2は、低周波成分減衰
フィルタ3a、特性変換回路4aおよび加算回路5によ
って構成される。低周波成分減衰フィルタ3aはノイズ
除去後の入力画像の低周波成分を減衰させる。図5に低
周波成分減衰フィルタ3aのブロック図を示す。図5に
おいて、10bはローパスフィルタ、11bは入力画像
とローパスフィルタ10bの出力の差を計算する減算回
路である。
【0013】以下に、簡単のために入力画像を階段状の
ステップ入力としたときのコントラストの改善について
説明する。
【0014】図6、図7、図8はステップ入力及び、ロ
ーパスフィルタ10bと低周波成分減衰フィルタ3aの
ステップ応答をそれぞれ示す。図6、図7及び図8では
簡単のために輝度分布を1次元的に表しており、図5の
ローパスフィルタ10bのステップ応答はガウシアンの
積分関数とし、図7に示す。図5に示す回路によって、
入力画像とローパスフィルタ10bの出力の差を計算す
ることにより、図6に示す入力画像の低周波成分を減衰
させた出力(図8)を得ることができる。
【0015】特性変換回路4aは、図8に示す低周波成
分減衰フィルタ3aの出力の特性を変換し、加算回路5
は特性変換回路4aの出力を輝度レベル変換回路1の出
力に重畳する。特性変換回路4aの入出力特性は、コン
トラスト改善回路2によってコントラストを強調した画
像を観察する際に、観察者が違和感を感じない範囲でコ
ントラスト改善回路2の出力による錯視量が大きくなる
ように決定する。図9に特性変換回路4aの入出力特性
の1例を示す。本実施例においては特性変換回路4aの
出力レベルを入力画像の±10%以下に変換している。
【0016】図10はコントラスト改善回路2のステッ
プ応答および観察時に知覚される輝度分布を示す。図1
0において実線はコントラスト改善回路2のステップ応
答であり、波線は観察時に知覚される輝度分布である。
図10の波線は、コントラスト改善回路2によって心理
的なコントラストが改善されることを示す。さらに、図
11の実線のような輝度分布の場合には、波線で示すよ
うに位置x1においてi1−i0の輝度差を知覚し、位
置x2においてi2−i1の輝度差を知覚し、位置x1
とx2の間ではi1とi2の輝度差を知覚しないため、
I3−I0の輝度範囲にI3−I0の輝度範囲よりも総
和の大きな輝度差I1−I0,I3−I2を表示するこ
とができ、コントラストを改善できる。
【0017】以上のように本実施例によれば、入力画像
の輝度レベルを低コントラストの表示デバイスで表示可
能な輝度レベルに変換し、これに輝度レベルの錯視を生
じさせる波形を入力画像に重畳することで、低コントラ
ストの表示デバイス上に表示される画像のコントラスト
を改善することができる。また、輝度レベルの錯視を生
じさせる波形は、入力画像をノイズ除去フィルタに通し
た画像から生成することにより、画像のノイズ成分を強
調せずに画像のコントラストを改善できる。
【0018】なお、入力画像中に極端に輝度レベルの明
るい点や暗い点が存在せず、輝度レベルの錯視を生じさ
せる波形を入力画像に重畳した画像が低コントラストの
表示デバイスで表示可能な場合には、輝度レベル変換回
路による変換を行わなくてもよい。また、ノイズ除去フ
ィルタ17において本実施例で用いたメディアン値計算
回路の替わりに、ガウシアンフィルタ等の重み付け平均
化回路もしくは平均値計算回路のいずれを用いても本実
施例と同様の効果を得ることができる。また、ノイズ除
去フィルタ17を低周波成分減衰回路3aと特性変換回
路4aの間に配置しても本実施例と同様の効果を得るこ
とができる。またフレームメモリ19aから19cは、
信号の入力される同じタイミングで画像を出力できる場
合、フレームメモリは2個で良く、3つめの信号は、入
力信号をそのままメディアン値計算回路20に入力する
ことで処理が可能となる。また、ステップ応答が2次式
もしくは3次式となるローパスフィルタを用いても、本
実施例においてステップ応答がガウシアンの積分関数と
なるローパスフィルタを用いて得られる効果とほぼ同様
の効果を得ることができる。また、特性変換回路4aの
入出力特性は、重畳する画像の輝度に応じて変化させて
もよい。その様な実施例について以下に説明する。
【0019】図12は本発明の第2の実施例における画
像表示装置の構成図を示すものである。図12において
1は入力画像の輝度レベルを低コントラストの表示デバ
イスで表示可能な輝度レベルに変換する輝度レベル変換
回路であり、17は入力画像からノイズを除去するノイ
ズ除去フィルタであり、12は輝度レベルの錯視を生じ
させる波形を入力画像に重畳し、低コントラストの表示
デバイス上に表示される画像のコントラストを改善する
コントラスト改善回路であり、10は輝度レベル変換回
路1の出力を平滑化するローパスフィルタであり、3a
は入力画像の低周波成分を減衰させる低周波成分減衰フ
ィルタであり、4cは低周波成分減衰フィルタ3aの出
力の特性を輝度レベル変換回路1のローパス出力に応じ
て変換する特性変換回路であり、5は特性変換回路4c
の出力を輝度レベル変換回路1の出力に重畳する加算回
路である。
【0020】上記構成のうちローパスフィルタ10a及
び特性変換回路4c以外の動作は、本発明の第1の実施
例と同様であるので説明を省略し、以下にローパスフィ
ルタ10及び特性変換回路4cの動作について説明す
る。
【0021】ローパスフィルタ10は輝度レベル変換回
路1の出力を平滑化する。
【0022】特性変換回路4cは、図8に示す低周波成
分減衰フィルタ3aの出力の特性を変換し、加算回路5
は特性変換回路4cの出力を輝度レベル変換回路1の出
力に重畳する。特性変換回路4cによる特性変換は、ス
テップ入力の平均輝度を考慮して行う。ステップ入力の
平均輝度を考慮した特性変換の方法について以下に説明
する。
【0023】図13は低周波成分減衰フィルタ3aのス
テップ応答のオフセット波形および観察時に知覚される
輝度分布を示す。図13において実線のグラフは、低周
波成分減衰フィルタ3aのステップ応答をステップ入力
の平均輝度(i0+i1)/2でオフセットした波形を
示す。この波形による錯視について以下に説明する。
【0024】図6のステップ入力の平均輝度(i0+i
1)/2に対する図8のステップ応答のピーク値Amp
のコントラストを
【0025】
【数1】
【0026】と定義すると、コントラストが低い場合
(25〜30%以下)には観察時の違和感が少なく、実
際の明るさに対して10%〜20%の錯視を生じさせ、
図13において波線で示す輝度分布の様に知覚される。
しかし、コントラストが高い場合(30%以上)には、
エッジ近傍での輝度勾配が知覚され観察時に違和感を与
える。そこで、特性変換回路4cの入出力特性は、コン
トラスト改善回路12によってコントラストを強調した
画像を観察する際に、観察者が違和感を感じない範囲で
コントラスト改善回路12の出力による錯視量が大きく
なるように決定する。前記ローパスフィルタ10の出力
は(数1)の分母(i0+i1)/2に相当し、特性変
換回路4cは、輝度レベル変換回路1のローパス出力に
応じて低周波成分減衰フィルタ3cの出力特性を変換す
る。図14は特性変換回路4cのブロック図を示す。
【0027】図14において、特性変換回路4cは、除
算回路13、コントラスト変換率計算回路14、乗算回
路9によって構成される。除算回路13は低周波成分減
衰フィルタ3cの出力をローパスフィルタ10の出力で
除算し、(数1)で表されるコントラストを計算する。
コントラスト変換率計算回路14はコントラストが30
%以下になるように除算回路13の出力を変換する。特
性変換率計算回路14の入出力特性の1例を図15に示
す。乗算回路9はコントラスト変換率計算回路14によ
って変換されたコントラストに低周波成分減衰フィルタ
3aの出力を乗じ、コントラストを改善するために重畳
する波形を出力する。
【0028】以上のように本実施例によれば、入力画像
の輝度レベルを低コントラストの表示デバイスで表示可
能な輝度レベルに変換し、これに輝度レベルの錯視を生
じさせる波形を画像の輝度に応じて重畳することで、低
コントラストの表示デバイス上に表示される画像のコン
トラストを改善することができる。その際、入力画像の
輝度レベルに応じてコントラスト改善回路の出力を決定
することで、観察時に違和感を生じさせずに、第1の実
施例よりもさらにコントラストを改善できる。
【0029】なお、本実施例においてはローパスフィル
タ10の入力を輝度レベル変換回路1の出力としたが、
入力画像を直接ローパスフィルタ10の入力としても、
本実施例において得られる効果と同様の効果を得ること
ができる。また、ステップ応答が2次式もしくは3次式
となるローパスフィルタを用いても、本実施例において
ステップ応答がガウシアンの積分関数となるローパスフ
ィルタを用いて得られる効果とほぼ同様の効果を得るこ
とができる。また、特性変換回路4cによる特性変換を
本実施例と異なる方法で行っても同様の効果を得ること
ができる。
【0030】図1は本発明の第3の実施例における画像
表示装置の構成図を示すものである。図1において、1
は入力画像の輝度レベルを低コントラストの表示デバイ
スで表示可能な輝度レベルに変換する輝度レベル変換回
路であり、17は入力画像からノイズを除去するノイズ
除去フィルタであり、12は輝度レベルの錯視を生じさ
せる波形を入力画像に重畳し、低コントラストの表示デ
バイス上に表示される画像のコントラストを改善するコ
ントラスト改善回路であり、6は入力画像の輝度変化の
分布に応じて輝度レベルを補正する輝度レベル補正回路
である。
【0031】上記構成のうち輝度レベル補正回路6以外
の動作は、本発明の第1もしくは第2の実施例と同様で
あるので説明を省略し、以下に輝度レベル補正回路6の
動作について説明する。
【0032】図18は輝度レベル補正回路6のブロック
図の1例を示す。輝度レベル補正回路6は、低周波成分
減衰フィルタ3b、絶対値計算回路7、オフセット回路
8、乗算回路9、特性変換回路4b、ローパスフィルタ
10aおよび減算回路11aによって構成される。
【0033】低周波成分減衰フィルタ3bは入力画像の
低周波成分を減衰させる。低周波成分減衰フィルタ3b
のブロック図は、図4に示す低周波成分減衰フィルタ3
aと同様である。絶対値計算回路7は低周波成分減衰フ
ィルタ3bの出力の絶対値を計算する。オフセット回路
8は入力画像の各画素の輝度レベルを階調数の約2分の
1マイナス方向にオフセットする。乗算回路9は絶対値
計算回路7の出力とオフセット回路8の出力の各画素に
ついて乗算を行う。その結果、乗算回路9の出力レベル
は、入力画像中で輝度変化がありしかも輝度値が階調数
の1/2と比較して輝度差がある点、即ち、明るいか暗
いところで大きくなる。
【0034】特性変換回路4bは乗算回路9の出力の特
性を変換する。図19に特性変換回路4bの入出力特性
を示す。図19において特性変換回路4bの入出力特性
は輝度レベルの補正によって観察時に違和感が生じない
ように、出力レベルの範囲を階調数の±10%程度に決
定する。
【0035】ローパスフィルタ10aは特性変換回路4
bの出力を平滑化する。減算回路11aはローパスフィ
ルタ10aの出力を符号反転しコントラスト改善回路2
の出力に重畳する。
【0036】上記の方法と手段により、輝度レベル補正
回路6は、入力画像中で輝度変化があり輝度値が大きく
明るい点は暗くなるように補正し、逆に、入力画像中で
輝度変化があり輝度値が小さく暗い点は明るくなるよう
に補正する。その結果、画像の明暗部で輝度変化のある
点を表示デバイスの表現能力の高い明るさで表示でき、
また、画像全体の輝度の分布範囲をより狭くできる。
【0037】以上のように本実施例によれば、画像の輝
度レベルを低コントラストの表示デバイスで表示可能な
輝度レベルに変換し、これに輝度レベルの錯視を生じさ
せる波形を入力画像に重畳することで、低コントラスト
の表示デバイス上に表示される画像のコントラストを改
善することができ、さらに、入力画像中で輝度変化があ
り輝度値が大きく明るい点は暗くなるように補正し、逆
に、入力画像中で輝度変化があり輝度値が小さく暗い点
は明るくなるように補正することで、画像の明暗部で輝
度変化のある点を表示デバイスの表現能力の高い明るさ
で表示できる。
【0038】図22は本発明の第4の実施例における画
像表示装置の構成図を示すものである。図22におい
て、21は入力画像を1フレーム遅延して出力する1フ
レーム遅延回路であり、1は入力画像の輝度レベルを低
コントラストの表示デバイスで表示可能な輝度レベルに
変換する輝度レベル変換回路であり、17は入力画像か
らノイズを除去するノイズ除去フィルタであり、12は
輝度レベルの錯視を生じさせる波形を入力画像に重畳
し、低コントラストの表示デバイス上に表示される画像
のコントラストを改善するコントラスト改善回路であ
り、6bは入力画像の輝度変化の分布に応じて輝度レベ
ルを補正する輝度レベル補正回路である。
【0039】上記構成のうち輝度レベル補正回路6b以
外の動作は、本発明の第1、第2もしくは第3の実施例
と同様であるので説明を省略し、以下に輝度レベル補正
回路6bの動作について説明する。
【0040】図23は輝度レベル補正回路6bのブロッ
ク図の1例を示す。輝度レベル補正回路6bは、フレー
ムメモリ23a、23b、エッジ検出回路24、輝度変
換テーブル計算回路25、テーブルメモリ26および輝
度変換回路27によって構成される。
【0041】フレームメモリ23aは1フレーム分の入
力画像データを記憶する。エッジ抽出回路24はフレー
ムメモリ23aの画像データからエッジを検出し、検出
結果(2値画像)をフレームメモリ23bに書き込む。
輝度変換テーブル計算回路25は、着目画素近傍でエッ
ジとして抽出された画素の輝度頻度をもとに輝度変換テ
ーブルを計算し、テーブルメモリ26に書き込む。読み
出し制御回路27はフレームメモリ23aから輝度デー
タを走査順に読み込み、輝度に応じてテーブルメモリ2
6から変換テーブルデータを読み出して変換後の輝度値
として出力する。
【0042】図24は輝度変換テーブル計算回路のブロ
ック図の1例である。座標値発生装置28は走査順に画
素の座標値を発生する。読みだしアドレス制御装置29
aは座標値発生装置28が発生した画素の座標値に対し
て、フレームメモリ23aからその近傍(縦横h×w画
素)領域の画像データを読み出す。読みだしアドレス制
御装置29bは座標値発生装置28が発生した画素の座
標値に対して、フレームメモリ23bからその近傍(縦
横h×w画素)領域の画像データを読み出す。
【0043】読みだしアドレス制御装置29a、29b
が読み出す近傍領域は、図25、図26に示すように、
座標値発生装置28が発生した座標の画素pの近傍、縦
横h×w画素の領域である。頻度計算回路30はフレー
ムメモリ23bから読み込んだデータがエッジとして検
出された画素である時、フレームメモリ23bから読み
込んだ同じ座標値の輝度データの輝度に応じてテーブル
メモリのデータ値をインクリメントし、輝度頻度を計算
する。カウンタ31はフレームメモリ23bから読み出
された着目画素近傍領域の画素数をカウントする。累積
加算回路32はカウンタ31の値がh×wになった時点
で、カウンタ31のデータを0クリアし、テーブルメモ
リ上の輝度頻度データを輝度の小さい順に累積加算し、
演算結果の累積頻度データをテーブルメモリに書き込ん
だ後、最終の累積加算値即ちw×hの領域内でエッジと
して抽出された画素の総数Sを正規化回路33に出力す
る。
【0044】正規化回路33は累積加算回路32がテー
ブルメモリ26に書き込んだ累積頻度データを255/
S倍(8bit/pixelの場合)して正規化し、輝
度変換テーブルデータとしてテーブルメモリ26に書き
込む。
【0045】上記の方法と手段により、輝度レベル補正
回路6bは、入力画像中で輝度変化がある画素をエッジ
として抽出し、エッジとして抽出された画素の輝度頻度
を基にローカル・ヒストグラム・イコライゼーション法
によって輝度変換を行う。その結果、画像中での面積の
大小に依らず、輝度変化のみによって輝度変換テーブル
を計算でき、また、画像中の各座標毎に局所的に輝度変
換テーブルを計算できるので、輝度が一様で面積の大き
な領域のノイズ成分を増幅することなく、画像中の場所
に応じてコントラストを改善でき、画像の明暗部で輝度
変化のある点を表示デバイスの表現能力の高い明るさで
表示しコントラストを改善できる。
【0046】なお、上記実施例の輝度レベル補正回路6
bにおいてはローカル・ヒストグラムを各画素について
計算するが、これを簡略計算する方法及び装置について
以下に説明する。
【0047】図27は輝度レベル補正回路6bの1例で
ある。フレームメモリ23cは1フレーム分の輝度入力
を記憶する。エッジ抽出回路24bは輝度入力からエッ
ジを検出する。輝度変換テーブル計算回路25bは図2
8に示す9領域の9点、q1〜q9における輝度変換テ
ーブルを計算しテーブルメモリ26bに書き込む。輝度
変換テーブル補間回路34は、輝度変換を行う座標値を
読み出し制御回路27bから読み込み、座標値に応じて
q1〜q9における輝度変換テーブルを補間(例えば近
傍4点での輝度変換テーブルを、4点と着目画素間の距
離によって重みづけ加算する線形補間)しテーブルメモ
リ26cに書き込む。読み出し制御回路27bは、フレ
ームメモリ23cから走査順に輝度データを読み出し、
読み出した座標値を輝度変換テーブル補間回路に出力
し、テーブルメモリ26cから輝度に応じた変換値を読
み出し、変換後の輝度として出力する。
【0048】上記の方法と手段により演算量とメモリ量
を低減して本発明の第4の実施例と同様の効果を得るこ
とができる。なお、図28において輝度変換テーブルを
計算する9領域は互いに境界を接し全画像領域を占めて
いるが、各領域の面積を小さくして互いに境界を接しな
いように配置しても構わない。
【0049】なお、上記本発明の第4の実施例において
構成回路が輝度レベル補正回路6b単独の場合において
も、輝度が一様で面積の大きな領域のノイズ成分を増幅
することなく、画像中の場所に応じてコントラストを改
善でき、画像の明暗部で輝度変化のある点を表示デバイ
スの表現能力の高い明るさで表示しコントラストを改善
できることは明白であり、本発明に含まれる。
【0050】なお、上記各実施例のコントラスト改善回
路において、ステップ応答が2次式もしくは3次式とな
るローパスフィルタを用いても、ステップ応答がガウシ
アンの積分関数となるローパスフィルタを用いて得られ
る効果と同様の効果を得ることができる。また、画像の
明るい部分、暗い部分、および輝度変化の有無の検出手
段として他の方法を用いても同様の効果を得ることがで
きる。
【0051】なお、上記各実施例においてノイズ除去フ
ィルタ17はフレーム間の相関性に基づいてノイズを除
去するものであるが、低周波成分減衰回路3a、3bを
図20に示すコアリング回路22を付加した低周波成分
減衰回路3cに置き換えることで、1フレーム遅延回路
21およびノイズ除去フィルタ17を用いずにノイズを
除去できる。図20においてコアリング回路22以外の
LPF10bおよび減算回路11bの動作は図5のもの
と同様であるので省略し、以下にコアリング回路22の
動作について説明する。コアリング回路22は減算回路
11bの出力に対してレベルの低い信号を0に変換し、
それ以外の信号はそのまま出力する。画像に含まれるノ
イズ成分は実際の信号レベルと比較してレベルが小さい
ため、コアリング処理によってノイズを除去できる。図
21にコアリング回路22の入出力特性の一例を示す。
図21において、入力レベルの±1%のレベルに対する
出力レベルが0となっているが、この範囲については画
像に含まれるノイズのレベルに応じて設定すればよい。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
画像の輝度レベルを低コントラストの表示デバイスで表
示可能な輝度レベルに変換し、これに輝度レベルの錯視
を生じさせる波形を入力画像に重畳し、さらに、入力画
像中で輝度変化があり輝度値が大きく明るい点は暗くな
るように補正し、逆に、入力画像中で輝度変化があり輝
度値が小さく暗い点は明るくなるように補正すること
で、低コントラストの表示デバイス上に表示される画像
のコントラストを改善することができ、また、輝度レベ
ルの錯視を生じさせる波形に対してノイズ除去を行うこ
とにより、画像のノイズ成分を強調せずに画像のコント
ラストを改善でき、その実用的効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第3の実施例における画像表示装置の
構成図
【図2】本発明の第1の実施例における画像表示装置の
構成図
【図3】本発明におけるノイズ除去フィルタの構成図
【図4】輝度レベル変換回路の入出力特性の説明図
【図5】低周波成分減衰フィルタのブロック図
【図6】ステップ入力の説明図
【図7】ローパスフィルタのステップ応答の説明図
【図8】低周波成分減衰フィルタのステップ応答の説明
【図9】特性変換回路4aの入出力特性の説明図
【図10】コントラスト改善回路のステップ応答の説明
【図11】コントラスト改善結果の説明図
【図12】本発明の第2の実施例における画像表示装置
の構成図
【図13】低周波成分減衰フィルタのステップ応答のオ
フセット波形の説明図
【図14】特性変換回路4cのブロック図(その1)
【図15】特性変換率計算回路14の入出力特性の説明
【図16】特性変換回路4c(その1)による変換例の
説明図
【図17】特性変換回路4cのブロック図(その2)
【図18】輝度レベル補正回路6のブロック図
【図19】特性変換回路4bの入出力特性の説明図
【図20】コアリング回路を付加した低周波減衰回路の
ブロック図
【図21】コアリング回路22の入出力特性の一例を示
す図
【図22】本発明の第4の実施例における画像表示装置
の構成図
【図23】輝度レベル補正回路6bのブロック図
【図24】輝度変換テーブル計算回路25のブロック図
【図25】ローカル・ヒストグラム・イコライゼーショ
ン法で参照する近傍領域の説明図(着目画素が画像の端
部から離れている場合)
【図26】ローカル・ヒストグラム・イコライゼーショ
ン法で参照する近傍領域の説明図(着目画素が画像の端
部に位置している場合)
【図27】輝度レベル補正回路6bのブロック図
【図28】ローカル・ヒストグラムを計算する領域の説
明図
【符号の説明】
1 輝度レベル変換回路 6b 輝度レベル補正回路 12 コントラスト改善回路 17 ノイズ除去回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/74 G09G 5/36 520A 530W Fターム(参考) 5C021 PA12 PA17 PA33 PA34 PA66 PA77 PA80 PA99 RA02 RB00 RB03 RB04 RB08 SA24 XA13 XB00 XB03 ZA00 5C058 AA06 BA35 EA26 5C082 BA20 BA41 BB15 BB25 BB51 CA11 CA21 CA81 CB01 DA51 DA71 MM10

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力画像からエッジを検出するエッジ抽
    出ステップと、 着目画素近傍でエッジとして検出された画素の輝度の頻
    度分布に基づき、輝度変換テーブルを計算する輝度変換
    テーブル計算ステップと、 前記輝度変換テーブルを利用して、画素毎に異なる輝度
    変換を行う読み出し制御ステップと、 前記画像の低周波成分を減衰させる低周波成分減衰ステ
    ップと、 前記低周波成分減衰ステップの出力の特性を変換する特
    性変換ステップと、 前記特性変換ステップの出力を前記読み出し制御ステッ
    プの出力に重畳する加算ステップとを具備し、 表示デバイス上にコントラストの改善された画像を表示
    することを特徴とする画像表示方法。
  2. 【請求項2】 入力画像からエッジを検出するエッジ検
    出ステップと、 画像内にフレームを設定し、前記フレームにおけるエッ
    ジとして検出された画素の輝度の頻度分布に基づき、各
    フレームについて輝度変換テーブルを計算する輝度変換
    テーブル計算ステップと、輝度変換を行う際に、各フレ
    ームの有する各輝度変換テーブルを画素の位置に応じて
    重み付け加算する輝度変換テーブル補間ステップと、 前記重み付け加算により得られた輝度変換テーブルを利
    用して画素毎に輝度変換を行う読み出し制御ステップ
    と、 前記画像の低周波成分を減衰させる低周波成分減衰ステ
    ップと、 前記低周波成分減衰ステップの出力の特性を変換する特
    性変換ステップと、 前記特性変換ステップの出力を前記読み出し制御ステッ
    プの出力に重畳する加算ステップとを具備し、 表示デバイス上にコントラストの改善された画像を表示
    することを特徴とする画像表示方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010070732A1 (ja) * 2008-12-16 2010-06-24 パイオニア株式会社 画像処理装置、表示装置、画像処理方法、そのプログラム、および、そのプログラムを記録した記録媒体

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WO2010070732A1 (ja) * 2008-12-16 2010-06-24 パイオニア株式会社 画像処理装置、表示装置、画像処理方法、そのプログラム、および、そのプログラムを記録した記録媒体

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