JP2003113703A - バルブタイミング調整装置 - Google Patents
バルブタイミング調整装置Info
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- JP2003113703A JP2003113703A JP2001307881A JP2001307881A JP2003113703A JP 2003113703 A JP2003113703 A JP 2003113703A JP 2001307881 A JP2001307881 A JP 2001307881A JP 2001307881 A JP2001307881 A JP 2001307881A JP 2003113703 A JP2003113703 A JP 2003113703A
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- housing
- recess
- hole
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01L—CYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
- F01L1/00—Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
- F01L1/02—Valve drive
- F01L1/022—Chain drive
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01L—CYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
- F01L1/00—Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
- F01L1/34—Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of means for changing the timing of the valves without changing the duration of opening and without affecting the magnitude of the valve lift
- F01L1/344—Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of means for changing the timing of the valves without changing the duration of opening and without affecting the magnitude of the valve lift changing the angular relationship between crankshaft and camshaft, e.g. using helicoidal gear
- F01L1/3442—Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of means for changing the timing of the valves without changing the duration of opening and without affecting the magnitude of the valve lift changing the angular relationship between crankshaft and camshaft, e.g. using helicoidal gear using hydraulic chambers with variable volume to transmit the rotating force
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- F01L2001/3445—Details relating to the hydraulic means for changing the angular relationship
- F01L2001/34453—Locking means between driving and driven members
- F01L2001/34469—Lock movement parallel to camshaft axis
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- F01L2001/34479—Sealing of phaser devices
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Valve Device For Special Equipments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡単な構造でハウジング部材とベーン部材と
の滑らかな相対回動を実現するバルブタイミング調整装
置を提供する。 【解決手段】 チェーンスプロケット11のベーンロー
タ側の内側壁に、嵌合リングを圧入する凹部14が形成
されている。嵌合リングにストッパピストンが嵌合する
ことにより、ハウジング部材とベーンロータとの相対回
動が拘束される。凹部14の貫通孔13側に、嵌合リン
グを圧入したときに嵌合リングと非接触の逃げ部15が
円弧状に形成されている。貫通孔13にはカムシャフト
が挿入されている。凹部14に嵌合リングを圧入すると
き、凹部14の貫通孔13側に応力が生じないので、貫
通孔13が変形することを防止できる。貫通孔13を形
成する内周壁12とカムシャフトとの間の摺動抵抗の増
加を防止し、内周壁12とカムシャフトとが滑らかに摺
動する。
の滑らかな相対回動を実現するバルブタイミング調整装
置を提供する。 【解決手段】 チェーンスプロケット11のベーンロー
タ側の内側壁に、嵌合リングを圧入する凹部14が形成
されている。嵌合リングにストッパピストンが嵌合する
ことにより、ハウジング部材とベーンロータとの相対回
動が拘束される。凹部14の貫通孔13側に、嵌合リン
グを圧入したときに嵌合リングと非接触の逃げ部15が
円弧状に形成されている。貫通孔13にはカムシャフト
が挿入されている。凹部14に嵌合リングを圧入すると
き、凹部14の貫通孔13側に応力が生じないので、貫
通孔13が変形することを防止できる。貫通孔13を形
成する内周壁12とカムシャフトとの間の摺動抵抗の増
加を防止し、内周壁12とカムシャフトとが滑らかに摺
動する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関(以下、
「内燃機関」をエンジンという)の吸気弁および排気弁
の少なくともいずれか一方の開閉タイミング(以下、
「開閉タイミング」をバルブタイミングという)を運転
条件に応じて変更するためのバルブタイミング調整装置
に関する。
「内燃機関」をエンジンという)の吸気弁および排気弁
の少なくともいずれか一方の開閉タイミング(以下、
「開閉タイミング」をバルブタイミングという)を運転
条件に応じて変更するためのバルブタイミング調整装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、エンジンのクランクシャフトから
駆動力を受けるハウジング部材にカムシャフトとともに
回転するベーン部材を相対回動自在に収容し、ハウジン
グ部材に対するベーン部材の位相、つまりクランクシャ
フトとカムシャフトとの相対回動による位相差を油圧制
御することにより、吸気弁および排気弁の少なくともい
ずれか一方のバルブタイミングを油圧制御するベーン式
のバルブタイミング調整装置が知られている。
駆動力を受けるハウジング部材にカムシャフトとともに
回転するベーン部材を相対回動自在に収容し、ハウジン
グ部材に対するベーン部材の位相、つまりクランクシャ
フトとカムシャフトとの相対回動による位相差を油圧制
御することにより、吸気弁および排気弁の少なくともい
ずれか一方のバルブタイミングを油圧制御するベーン式
のバルブタイミング調整装置が知られている。
【0003】特開平10−110603号公報に開示さ
れているバルブタイミング調整装置では、ベーン部材に
収容されているストッパピストンがハウジング部材の側
壁に圧入保持されている環状部材に嵌合することによ
り、ハウジング部材に対するベーン部材の相対回動を拘
束している。
れているバルブタイミング調整装置では、ベーン部材に
収容されているストッパピストンがハウジング部材の側
壁に圧入保持されている環状部材に嵌合することによ
り、ハウジング部材に対するベーン部材の相対回動を拘
束している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ハウジング部材の側壁
には、ベーン部材と結合しハウジング部材と相対回動す
るカムシャフト、あるいはベーン部材とともに回転しハ
ウジング部材と相対回動するブッシュ等の摺動部材を挿
入するため、貫通孔が形成されている。カムシャフトお
よびブッシュはベーン部材と回転するので、貫通孔を形
成するハウジング部材の側壁の内周壁とカムシャフトお
よびブッシュとは摺動する。ハウジング部材の側壁にス
トッパピストンが嵌合する環状部材を圧入すると、環状
部材周囲の側壁に応力が生じ、この応力が貫通孔に伝わ
り貫通孔が変形する恐れがある。貫通孔が変形すると貫
通孔を形成している側壁の内周壁とカムシャフトやブッ
シュとの摺動抵抗が増加し、ハウジング部材とベーン部
材との滑らかな相対回動が妨げられるという問題があ
る。本発明の目的は、簡単な構造でハウジング部材とベ
ーン部材との滑らかな相対回動を実現するバルブタイミ
ング調整装置を提供することにある。
には、ベーン部材と結合しハウジング部材と相対回動す
るカムシャフト、あるいはベーン部材とともに回転しハ
ウジング部材と相対回動するブッシュ等の摺動部材を挿
入するため、貫通孔が形成されている。カムシャフトお
よびブッシュはベーン部材と回転するので、貫通孔を形
成するハウジング部材の側壁の内周壁とカムシャフトお
よびブッシュとは摺動する。ハウジング部材の側壁にス
トッパピストンが嵌合する環状部材を圧入すると、環状
部材周囲の側壁に応力が生じ、この応力が貫通孔に伝わ
り貫通孔が変形する恐れがある。貫通孔が変形すると貫
通孔を形成している側壁の内周壁とカムシャフトやブッ
シュとの摺動抵抗が増加し、ハウジング部材とベーン部
材との滑らかな相対回動が妨げられるという問題があ
る。本発明の目的は、簡単な構造でハウジング部材とベ
ーン部材との滑らかな相対回動を実現するバルブタイミ
ング調整装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
バルブタイミング調整装置によると、可動部材が当接す
る拘束部材を圧入するために側壁に凹部が形成されてお
り、側壁の中央部に形成している貫通孔側の凹部に、拘
束部材を圧入した状態で拘束部材と非接触の逃げ部が形
成されている。凹部に拘束部材を圧入したときに凹部の
逃げ部側、つまり貫通孔側に応力が生じないので、貫通
孔の変形を防止できる。貫通孔を形成する側壁の内周壁
と、この内周壁と摺動する摺動部材との間の摺動抵抗が
増加することを防止し、側壁と摺動部材とが滑らかに摺
動する。したがって、ハウジング部材とベーン部材とが
滑らかに相対回動する。本発明の請求項2記載のバルブ
タイミング調整装置によると、逃げ部が形成する空間
は、拘束部材との当接状態を解消する方向に可動部材に
流体圧力を加える流路を兼ねている。したがって、流路
を形成する工数を低減できる。
バルブタイミング調整装置によると、可動部材が当接す
る拘束部材を圧入するために側壁に凹部が形成されてお
り、側壁の中央部に形成している貫通孔側の凹部に、拘
束部材を圧入した状態で拘束部材と非接触の逃げ部が形
成されている。凹部に拘束部材を圧入したときに凹部の
逃げ部側、つまり貫通孔側に応力が生じないので、貫通
孔の変形を防止できる。貫通孔を形成する側壁の内周壁
と、この内周壁と摺動する摺動部材との間の摺動抵抗が
増加することを防止し、側壁と摺動部材とが滑らかに摺
動する。したがって、ハウジング部材とベーン部材とが
滑らかに相対回動する。本発明の請求項2記載のバルブ
タイミング調整装置によると、逃げ部が形成する空間
は、拘束部材との当接状態を解消する方向に可動部材に
流体圧力を加える流路を兼ねている。したがって、流路
を形成する工数を低減できる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を示す
複数の実施例を図に基づいて説明する。 (第1実施例)本発明の第1実施例によるエンジン用バ
ルブタイミング調整装置を図2および図3に示す。図3
は、図2に示すフロントプレート17を取り除いた状態
においてバルブタイミング調整装置1を矢印X方向から
見た矢視図を示している。本実施例のバルブタイミング
調整装置1は油圧制御式であり、吸気弁のバルブタイミ
ングを制御するものである。
複数の実施例を図に基づいて説明する。 (第1実施例)本発明の第1実施例によるエンジン用バ
ルブタイミング調整装置を図2および図3に示す。図3
は、図2に示すフロントプレート17を取り除いた状態
においてバルブタイミング調整装置1を矢印X方向から
見た矢視図を示している。本実施例のバルブタイミング
調整装置1は油圧制御式であり、吸気弁のバルブタイミ
ングを制御するものである。
【0007】駆動側回転体としてのハウジング部材10
は、チェーンスプロケット11、周壁16およびフロン
トプレート17を有している。チェーンスプロケット1
1、周壁16およびフロントプレート17はボルト22
により同軸上に固定されている。チェーンスプロケット
11およびフロントプレート17はハウジング部材10
の側壁である。チェーンスプロケット11は図示しない
2個のチェーンにより図示しないエンジンの駆動軸とし
てのクランクシャフトと結合して駆動力を伝達され、ク
ランクシャフトと同期して回転する。従動軸としてのカ
ムシャフト2は、バルブタイミング調整装置1を介して
クランクシャフトから駆動力を伝達され、図示しない吸
気弁を開閉駆動する。カムシャフト2は、ハウジング部
材10に対し所定の位相差をおいて回動可能である。ハ
ウジング部材10およびカムシャフト2は図2に示す矢
印X方向からみて時計方向に回転する。以下この回転方
向を進角方向とする。
は、チェーンスプロケット11、周壁16およびフロン
トプレート17を有している。チェーンスプロケット1
1、周壁16およびフロントプレート17はボルト22
により同軸上に固定されている。チェーンスプロケット
11およびフロントプレート17はハウジング部材10
の側壁である。チェーンスプロケット11は図示しない
2個のチェーンにより図示しないエンジンの駆動軸とし
てのクランクシャフトと結合して駆動力を伝達され、ク
ランクシャフトと同期して回転する。従動軸としてのカ
ムシャフト2は、バルブタイミング調整装置1を介して
クランクシャフトから駆動力を伝達され、図示しない吸
気弁を開閉駆動する。カムシャフト2は、ハウジング部
材10に対し所定の位相差をおいて回動可能である。ハ
ウジング部材10およびカムシャフト2は図2に示す矢
印X方向からみて時計方向に回転する。以下この回転方
向を進角方向とする。
【0008】図3に示すように、ハウジング部材10の
周壁16は、回転方向にほぼ等間隔に配置され、台形状
に形成された仕切部としてのシュー16a、16b、1
6cを有している。シュー16a、16b、16cの内
周面は断面円弧状に形成されている。シュー16a、1
6b、16cにより回転方向に3箇所形成される間隙に
はそれぞれベーン20a、20b、20cを収容する扇
状の収容室50が形成されている。
周壁16は、回転方向にほぼ等間隔に配置され、台形状
に形成された仕切部としてのシュー16a、16b、1
6cを有している。シュー16a、16b、16cの内
周面は断面円弧状に形成されている。シュー16a、1
6b、16cにより回転方向に3箇所形成される間隙に
はそれぞれベーン20a、20b、20cを収容する扇
状の収容室50が形成されている。
【0009】ベーン部材としてのベーンロータ20は、
ボス部20dと、ボス部20dの外周側に回転方向にほ
ぼ等間隔に配置されたベーン20a、20b、20cと
を有している。ベーン20a、20b、20cは各収容
室50内に回動可能に収容されている。各ベーンは、各
収容室50を仕切り遅角油圧室と進角油圧室とに二分し
ている。図3に示す遅角方向、進角方向を表す矢印は、
ハウジング部材10に対するベーンロータ20の遅角方
向、進角方向を表している。
ボス部20dと、ボス部20dの外周側に回転方向にほ
ぼ等間隔に配置されたベーン20a、20b、20cと
を有している。ベーン20a、20b、20cは各収容
室50内に回動可能に収容されている。各ベーンは、各
収容室50を仕切り遅角油圧室と進角油圧室とに二分し
ている。図3に示す遅角方向、進角方向を表す矢印は、
ハウジング部材10に対するベーンロータ20の遅角方
向、進角方向を表している。
【0010】図2に示すように、従動側回転体としての
ベーンロータ20はカムシャフト2の回転軸方向端面と
当接し、図示しないボルトによりカムシャフト2に一体
に固定されている。カムシャフト2はチェーンスプロケ
ット11に形成した貫通孔13に挿入されており、貫通
孔13を形成する内周壁12とカムシャフト2とは摺動
する。ハウジング部材10とベーンロータ20とは相対
回動可能であり、ハウジング部材10の回転軸方向両側
の内側面とベーンロータ20の回転軸方向両側の外側面
とは互いに向かい合い摺動している。
ベーンロータ20はカムシャフト2の回転軸方向端面と
当接し、図示しないボルトによりカムシャフト2に一体
に固定されている。カムシャフト2はチェーンスプロケ
ット11に形成した貫通孔13に挿入されており、貫通
孔13を形成する内周壁12とカムシャフト2とは摺動
する。ハウジング部材10とベーンロータ20とは相対
回動可能であり、ハウジング部材10の回転軸方向両側
の内側面とベーンロータ20の回転軸方向両側の外側面
とは互いに向かい合い摺動している。
【0011】図2および図3に示すように、シール部材
25は径方向に向き合うハウジング部材10とベーンロ
ータ20との間に形成されている隙間に配設されてい
る。シール部材25は、ベーン20a、20b、20c
およびボス部20dに形成されている凹部に嵌合してい
る。ベーンロータ20の外周壁と周壁16の内周壁との
間には微小クリアランスが設けられており、このクリア
ランスを介して油圧室間に作動油が漏れることをシール
部材25により防止している。シール部材25は長板状
の板ばね26の付勢力により径方向に対向する摺動面に
向けて押されている。
25は径方向に向き合うハウジング部材10とベーンロ
ータ20との間に形成されている隙間に配設されてい
る。シール部材25は、ベーン20a、20b、20c
およびボス部20dに形成されている凹部に嵌合してい
る。ベーンロータ20の外周壁と周壁16の内周壁との
間には微小クリアランスが設けられており、このクリア
ランスを介して油圧室間に作動油が漏れることをシール
部材25により防止している。シール部材25は長板状
の板ばね26の付勢力により径方向に対向する摺動面に
向けて押されている。
【0012】図2に示すように、ベーン20aに形成さ
れている収容孔38に円筒状のガイドリング30が圧入
されている。ガイドリング30は可動部材としてのスト
ッパピストン31を回転軸方向に摺動可能に収容してい
る。拘束部材としての嵌合リング36はチェーンスプロ
ケット11に形成された図1に示す凹部14に圧入保持
されている。凹部14は、ベーンロータ20と向き合う
チェーンスプロケット11の内側壁に形成されている。
凹部14の貫通孔13側に、嵌合リング36を圧入した
ときに嵌合リング36と非接触の逃げ部15が円弧状に
形成されている。図2に示すように、ストッパピストン
31は嵌合リング36に嵌合可能である。ストッパピス
トン31および嵌合リング36の嵌合側はテーパ状に形
成されているので、ストッパピストン31は嵌合リング
36に滑らかに嵌合する。付勢手段としてのスプリング
37は嵌合リング36側にストッパピストン31を付勢
している。
れている収容孔38に円筒状のガイドリング30が圧入
されている。ガイドリング30は可動部材としてのスト
ッパピストン31を回転軸方向に摺動可能に収容してい
る。拘束部材としての嵌合リング36はチェーンスプロ
ケット11に形成された図1に示す凹部14に圧入保持
されている。凹部14は、ベーンロータ20と向き合う
チェーンスプロケット11の内側壁に形成されている。
凹部14の貫通孔13側に、嵌合リング36を圧入した
ときに嵌合リング36と非接触の逃げ部15が円弧状に
形成されている。図2に示すように、ストッパピストン
31は嵌合リング36に嵌合可能である。ストッパピス
トン31および嵌合リング36の嵌合側はテーパ状に形
成されているので、ストッパピストン31は嵌合リング
36に滑らかに嵌合する。付勢手段としてのスプリング
37は嵌合リング36側にストッパピストン31を付勢
している。
【0013】油圧室40および油圧室41に供給される
作動油の圧力は、嵌合リング36からストッパピストン
31が抜け出す方向に働く。油圧室40は油路66(図
3参照)を介して進角油圧室55と連通し、油圧室41
は遅角油圧室51と連通している。ストッパピストン3
1の先端部は、ハウジング部材10に対しベーンロータ
20が図3に示す最遅角位置に位置するとき嵌合リング
36に嵌合可能である。ストッパピストン31が嵌合リ
ング36に嵌合、つまり当接した状態においてハウジン
グ部材10に対するベーンロータ20の相対回動は拘束
されている。
作動油の圧力は、嵌合リング36からストッパピストン
31が抜け出す方向に働く。油圧室40は油路66(図
3参照)を介して進角油圧室55と連通し、油圧室41
は遅角油圧室51と連通している。ストッパピストン3
1の先端部は、ハウジング部材10に対しベーンロータ
20が図3に示す最遅角位置に位置するとき嵌合リング
36に嵌合可能である。ストッパピストン31が嵌合リ
ング36に嵌合、つまり当接した状態においてハウジン
グ部材10に対するベーンロータ20の相対回動は拘束
されている。
【0014】ハウジング部材10に対しベーンロータ2
0が最遅角位置から進角側に回転するとストッパピスト
ン31と嵌合リング36との回転方向位置がずれること
により、ストッパピストン31は嵌合リング36に嵌合
不能になる。ベーン20aに形成された図3に示す連通
路42とフロントプレート17に形成された図示しない
連通路とは、ハウジング部材10に対しベーンロータ2
0が最遅角位置にあるとき互いに連通する。連通路42
は収容孔38と連通しているので、最遅角位置における
ストッパピストン31の往復移動が妨げられない。
0が最遅角位置から進角側に回転するとストッパピスト
ン31と嵌合リング36との回転方向位置がずれること
により、ストッパピストン31は嵌合リング36に嵌合
不能になる。ベーン20aに形成された図3に示す連通
路42とフロントプレート17に形成された図示しない
連通路とは、ハウジング部材10に対しベーンロータ2
0が最遅角位置にあるとき互いに連通する。連通路42
は収容孔38と連通しているので、最遅角位置における
ストッパピストン31の往復移動が妨げられない。
【0015】図3に示すように、シュー16aとベーン
20aとの間に遅角油圧室51が形成され、シュー16
bとベーン20bとの間に遅角油圧室52が形成され、
シュー16cとベーン20cとの間に遅角油圧室53が
形成されている。また、シュー16cとベーン20aと
の間に進角油圧室55が形成され、シュー16aとベー
ン20bとの間に進角油圧室56が形成され、シュー1
6bとベーン20cとの間に進角油圧室57が形成され
ている。
20aとの間に遅角油圧室51が形成され、シュー16
bとベーン20bとの間に遅角油圧室52が形成され、
シュー16cとベーン20cとの間に遅角油圧室53が
形成されている。また、シュー16cとベーン20aと
の間に進角油圧室55が形成され、シュー16aとベー
ン20bとの間に進角油圧室56が形成され、シュー1
6bとベーン20cとの間に進角油圧室57が形成され
ている。
【0016】図2に示すように、通路部材70はフロン
トプレート17に嵌合している。通路部材70は図示し
ないエンジンブロック等に回転不能に支持されている。
通路部材70から、各遅角油圧室および各進角油圧室に
作動油が供給される。図3に示すように、ベーンロータ
20に、ベーンロータ20を軸方向に貫通して油路6
0、61、62が形成されている。油路63、64、6
5はそれぞれ油路60、61、62から径方向外側に向
けて形成されており、それぞれ遅角油圧室51、52、
53と連通している。各進角油圧室と連通する油路の説
明は省略する。
トプレート17に嵌合している。通路部材70は図示し
ないエンジンブロック等に回転不能に支持されている。
通路部材70から、各遅角油圧室および各進角油圧室に
作動油が供給される。図3に示すように、ベーンロータ
20に、ベーンロータ20を軸方向に貫通して油路6
0、61、62が形成されている。油路63、64、6
5はそれぞれ油路60、61、62から径方向外側に向
けて形成されており、それぞれ遅角油圧室51、52、
53と連通している。各進角油圧室と連通する油路の説
明は省略する。
【0017】各遅角油圧室または各進角油圧室に作動油
が供給され、油圧室41または油圧室40に作動油が供
給されると、ストッパピストン31は図2の左側に向け
て力を受けるので、スプリング37の付勢力に抗して嵌
合リング36からストッパピストン31が抜け出す。こ
れにより、ハウジング部材10とベーンロータ20との
結合が解除されるので、遅角油圧室51、52、53、
進角油圧室55、56、57に加わる作動油圧によりハ
ウジング部材10に対してベーンロータ20が相対回動
し、クランクシャフトに対するカムシャフト2の相対位
相差が調整される。
が供給され、油圧室41または油圧室40に作動油が供
給されると、ストッパピストン31は図2の左側に向け
て力を受けるので、スプリング37の付勢力に抗して嵌
合リング36からストッパピストン31が抜け出す。こ
れにより、ハウジング部材10とベーンロータ20との
結合が解除されるので、遅角油圧室51、52、53、
進角油圧室55、56、57に加わる作動油圧によりハ
ウジング部材10に対してベーンロータ20が相対回動
し、クランクシャフトに対するカムシャフト2の相対位
相差が調整される。
【0018】第1実施例では、嵌合リング36を圧入す
るためにチェーンスプロケット11に形成した凹部14
に、嵌合リング36を圧入したときに嵌合リング36と
非接触の円弧状の逃げ部15を形成しいている。凹部1
4に嵌合リング36を圧入するとき、凹部14の貫通孔
13側に応力が生じないので、貫通孔13が変形するこ
とを防止する。貫通孔13を形成する内周壁12とカム
シャフト2との間の摺動抵抗の増加を防止し、内周壁1
2とカムシャフト2とが滑らかに摺動する。したがっ
て、ハウジング部材10とベーンロータ20とが滑らか
に相対回動する。
るためにチェーンスプロケット11に形成した凹部14
に、嵌合リング36を圧入したときに嵌合リング36と
非接触の円弧状の逃げ部15を形成しいている。凹部1
4に嵌合リング36を圧入するとき、凹部14の貫通孔
13側に応力が生じないので、貫通孔13が変形するこ
とを防止する。貫通孔13を形成する内周壁12とカム
シャフト2との間の摺動抵抗の増加を防止し、内周壁1
2とカムシャフト2とが滑らかに摺動する。したがっ
て、ハウジング部材10とベーンロータ20とが滑らか
に相対回動する。
【0019】(第2実施例)本発明の第2実施例を図4
に示す。第1実施例と実質的に同一構成部分に同一符号
を付し、説明を省略する。チェーンスプロケット11に
形成した嵌合リング36を圧入する凹部80に、嵌合リ
ング36を圧入するときに嵌合リング36と非接触であ
る四角形状の逃げ部81が形成されている。第1実施例
と同様に、凹部80に嵌合リング36を圧入するとき、
凹部80の貫通孔13側に応力が生じないので、貫通孔
13が変形することを防止する。貫通孔13を形成する
内周壁12とカムシャフト2とが滑らかに摺動するの
で、ハウジング部材10とベーンロータ20とが滑らか
に相対回動する。
に示す。第1実施例と実質的に同一構成部分に同一符号
を付し、説明を省略する。チェーンスプロケット11に
形成した嵌合リング36を圧入する凹部80に、嵌合リ
ング36を圧入するときに嵌合リング36と非接触であ
る四角形状の逃げ部81が形成されている。第1実施例
と同様に、凹部80に嵌合リング36を圧入するとき、
凹部80の貫通孔13側に応力が生じないので、貫通孔
13が変形することを防止する。貫通孔13を形成する
内周壁12とカムシャフト2とが滑らかに摺動するの
で、ハウジング部材10とベーンロータ20とが滑らか
に相対回動する。
【0020】(第3実施例)本発明の第3実施例を図5
および図6に示す。第1実施例と実質的に同一構成部分
に同一符号を付し、説明を省略する。ハウジング部材の
一方の側壁であるチェーンスプロケット90には、カム
シャフト2を挿入する貫通孔92が形成されている。貫
通孔92を形成するチェーンスプロケット90の内周壁
91はカムシャフト2と摺動する。チェーンスプロケッ
ト90に嵌合リング36を圧入する凹部95が形成され
ている。凹部95の貫通孔92側に、凹部95に嵌合リ
ング36を圧入したときに嵌合リング36と非接触であ
り、凹部95と貫通孔92とを接続している四角形状の
逃げ部としての通路溝96が形成されている、通路溝9
6は、嵌合リング36からストッパピストン31が抜け
出る方向に油圧が働く油圧室40に作動油を供給する油
路97を形成している。
および図6に示す。第1実施例と実質的に同一構成部分
に同一符号を付し、説明を省略する。ハウジング部材の
一方の側壁であるチェーンスプロケット90には、カム
シャフト2を挿入する貫通孔92が形成されている。貫
通孔92を形成するチェーンスプロケット90の内周壁
91はカムシャフト2と摺動する。チェーンスプロケッ
ト90に嵌合リング36を圧入する凹部95が形成され
ている。凹部95の貫通孔92側に、凹部95に嵌合リ
ング36を圧入したときに嵌合リング36と非接触であ
り、凹部95と貫通孔92とを接続している四角形状の
逃げ部としての通路溝96が形成されている、通路溝9
6は、嵌合リング36からストッパピストン31が抜け
出る方向に油圧が働く油圧室40に作動油を供給する油
路97を形成している。
【0021】通路溝96は嵌合リング36を圧入すると
きに嵌合リング36と非接触であるから、凹部95に嵌
合リング36を圧入するとき、凹部95の貫通孔92側
に応力が生じない。凹部95に嵌合リング36を圧入す
るときに貫通孔92が変形することを防止するので、貫
通孔92を形成する内周壁91とカムシャフト2とが滑
らかに摺動する。したがって、ハウジング部材10とベ
ーンロータ20とが滑らかに相対回動する。
きに嵌合リング36と非接触であるから、凹部95に嵌
合リング36を圧入するとき、凹部95の貫通孔92側
に応力が生じない。凹部95に嵌合リング36を圧入す
るときに貫通孔92が変形することを防止するので、貫
通孔92を形成する内周壁91とカムシャフト2とが滑
らかに摺動する。したがって、ハウジング部材10とベ
ーンロータ20とが滑らかに相対回動する。
【0022】以上説明した本発明の上記複数の実施例で
は、ハウジング部材の一方の側壁であるチェーンスプロ
ケットに嵌合リング36を圧入する凹部を形成した。こ
れに対し、ベーンロータとともに回転するブッシュ、あ
るいは第1実施例の通路部材70等の、ハウジング部材
の他方の側壁であるフロントプレートと摺動しハウジン
グ部材と相対回動する摺動部材を挿入するため中央部に
貫通孔が形成されているフロントプレートに、嵌合リン
グ36を圧入する凹部を形成してもよい。この場合に
も、凹部に嵌合リング36を圧入するときにフロントプ
レートに形成した貫通孔が変形することを防止するた
め、凹部の貫通孔側に嵌合リング36と非接触の逃げ部
を形成する。
は、ハウジング部材の一方の側壁であるチェーンスプロ
ケットに嵌合リング36を圧入する凹部を形成した。こ
れに対し、ベーンロータとともに回転するブッシュ、あ
るいは第1実施例の通路部材70等の、ハウジング部材
の他方の側壁であるフロントプレートと摺動しハウジン
グ部材と相対回動する摺動部材を挿入するため中央部に
貫通孔が形成されているフロントプレートに、嵌合リン
グ36を圧入する凹部を形成してもよい。この場合に
も、凹部に嵌合リング36を圧入するときにフロントプ
レートに形成した貫通孔が変形することを防止するた
め、凹部の貫通孔側に嵌合リング36と非接触の逃げ部
を形成する。
【0023】上記複数の実施例では、吸気弁を駆動する
バルブタイミング調整装置について説明したが、上記複
数の実施例のバルブタイミング調整装置により排気弁だ
け、あるいは吸気弁および排気弁の両方を駆動すること
も可能である。また上記複数の実施例では、チェーンス
プロケットによりクランクシャフトの回転駆動力をカム
シャフトに伝達する構成を採用したが、タイミンプーリ
またはタイミングギア等を用いる構成にすることも可能
である。また、駆動軸としてのクランクシャフトの駆動
力をベーン部材で受け、従動軸としてのカムシャフトと
ハウジング部材とを一体に回転させることも可能であ
る。
バルブタイミング調整装置について説明したが、上記複
数の実施例のバルブタイミング調整装置により排気弁だ
け、あるいは吸気弁および排気弁の両方を駆動すること
も可能である。また上記複数の実施例では、チェーンス
プロケットによりクランクシャフトの回転駆動力をカム
シャフトに伝達する構成を採用したが、タイミンプーリ
またはタイミングギア等を用いる構成にすることも可能
である。また、駆動軸としてのクランクシャフトの駆動
力をベーン部材で受け、従動軸としてのカムシャフトと
ハウジング部材とを一体に回転させることも可能であ
る。
【図1】(A)は本発明の第1実施例によるバルブタイ
ミング調整装置のチェーンスプロケットをベーンロータ
側から見た図であり、(B)はチェーンスプロケットに
形成した凹部の拡大図である。
ミング調整装置のチェーンスプロケットをベーンロータ
側から見た図であり、(B)はチェーンスプロケットに
形成した凹部の拡大図である。
【図2】第1実施例のバルブタイミング調整装置を示す
示す縦断面図である。
示す縦断面図である。
【図3】図2においてフロントプレートを取り除きX方
向から見た矢視図である。
向から見た矢視図である。
【図4】本発明の第2実施例においてチェーンスプロケ
ットに形成した凹部を示す図である。
ットに形成した凹部を示す図である。
【図5】本発明の第3実施例によるバルブタイミング調
整装置のチェーンスプロケットをベーンロータ側から見
た図である。
整装置のチェーンスプロケットをベーンロータ側から見
た図である。
【図6】図5のVI−VI線断面図である。
1 バルブタイミング調整装置
2 カムシャフト(従動軸)
10 ハウジング部材
11、90 チェーンスプロケット(ハウジング部
材、側壁) 12、91 内周壁 13、92 貫通孔 14、80、95 凹部 15、81、96 逃げ部 16 周壁(ハウジング部材) 16a、16、16c シュー 17 フロントプレート(ハウジング部材、側壁) 20 ベーンロータ(ベーン部材) 20a、20b、20c ベーン(ベーン部材) 25 シール部材 31 ストッパピストン(可動部材) 36 嵌合リング(拘束部材) 37 スプリング(付勢手段)
材、側壁) 12、91 内周壁 13、92 貫通孔 14、80、95 凹部 15、81、96 逃げ部 16 周壁(ハウジング部材) 16a、16、16c シュー 17 フロントプレート(ハウジング部材、側壁) 20 ベーンロータ(ベーン部材) 20a、20b、20c ベーン(ベーン部材) 25 シール部材 31 ストッパピストン(可動部材) 36 嵌合リング(拘束部材) 37 スプリング(付勢手段)
Claims (2)
- 【請求項1】 内燃機関の駆動軸から吸気弁および排気
弁の少なくともいずれか一方を開閉駆動する従動軸に駆
動力を伝達する駆動力伝達系に設けられ、前記吸気弁お
よび前記排気弁の少なくともいずれか一方の開閉タイミ
ングを調整するバルブタイミング調整装置において、 周壁および前記周壁の回転軸方向両側で前記周壁と接続
している側壁を有し、前記駆動軸または前記従動軸の一
方と回転するハウジング部材と、 前記駆動軸または前記従動軸の他方と回転するベーン部
材であって、前記ハウジング部材に形成した収容室に収
容され前記収容室を仕切って回転方向両側に遅角室およ
び進角室を形成しているベーンを有し、所定角度範囲に
限り前記ハウジング部材に対し流体圧力により相対回動
駆動されるベーン部材と、 前記ベーン部材に回転軸方向に往復移動可能に収容され
ている可動部材と、 前記ハウジング部材のいずれか一方の側壁に形成された
凹部に圧入されており、前記ハウジング部材に対し前記
ベーン部材が所定角度位置にあるとき、前記可動部材が
当接することにより前記ハウジング部材に対する前記ベ
ーン部材の相対回動を拘束する拘束部材とを備え、 前記凹部が形成されている前記側壁の中央部に前記ハウ
ジング部材と相対回動する摺動部材を挿入する貫通孔が
形成されており、 前記凹部の前記貫通孔側に前記拘束部材と非接触の逃げ
部を有することを特徴とするバルブタイミング調整装
置。 - 【請求項2】 前記逃げ部が形成する空間は、前記拘束
部材との当接状態を解消する方向に前記可動部材に流体
圧力を加える流路であることを特徴とする請求項1記載
のバルブタイミング調整装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001307881A JP2003113703A (ja) | 2001-10-03 | 2001-10-03 | バルブタイミング調整装置 |
US10/261,943 US6595173B2 (en) | 2001-10-03 | 2002-10-02 | Variable valve timing controller |
DE10246173A DE10246173A1 (de) | 2001-10-03 | 2002-10-02 | Steuerung zur variablen Ventilzeitabstimmung |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001307881A JP2003113703A (ja) | 2001-10-03 | 2001-10-03 | バルブタイミング調整装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003113703A true JP2003113703A (ja) | 2003-04-18 |
Family
ID=19127275
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001307881A Pending JP2003113703A (ja) | 2001-10-03 | 2001-10-03 | バルブタイミング調整装置 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6595173B2 (ja) |
JP (1) | JP2003113703A (ja) |
DE (1) | DE10246173A1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7287498B2 (en) | 2004-08-31 | 2007-10-30 | Hitachi, Ltd. | Valve timing control apparatus and its assembling method |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4165750B2 (ja) * | 2003-08-04 | 2008-10-15 | ヤマハ発動機株式会社 | エンジンのバルブタイミング制御装置の取付構造 |
DE102005007942B4 (de) * | 2004-02-27 | 2007-10-04 | Hydraulik-Ring Gmbh | Nockenwellenverstelleinrichtung für Brennkraftmaschinen von Kraftfahrzeugen |
ATE356280T1 (de) | 2004-02-27 | 2007-03-15 | Hydraulik Ring Gmbh | Nockenwellenverstelleinrichtung für brennkraftmaschinen von kraftfahrzeugen |
DE102006020314A1 (de) * | 2006-05-03 | 2007-11-08 | Schaeffler Kg | Verriegelungselement für Nockenwellenversteller |
DE102007020526A1 (de) * | 2007-05-02 | 2008-11-06 | Schaeffler Kg | Nockenwellenversteller für eine Brennkraftmaschine mit verbesserter Ausführung der Druckräume |
DE102010009393A1 (de) | 2010-02-26 | 2011-09-01 | Schaeffler Technologies Gmbh & Co. Kg | Vorrichtung zur variablen Einstellung der Steuerzeiten von Gaswechselventilen einer Brennkraftmaschine |
EP2806119B1 (en) * | 2012-01-16 | 2016-11-16 | Aisin Seiki Kabushiki Kaisha | Valve opening/closing timing control device |
DE102014208601B4 (de) * | 2014-05-08 | 2022-09-29 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Nockenwellenversteller mit längenveränderlichem Einlegeteil |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3262207B2 (ja) | 1996-10-02 | 2002-03-04 | 株式会社デンソー | 内燃機関用バルブタイミング調整装置 |
US6269785B1 (en) * | 1998-01-29 | 2001-08-07 | Denso Corporation | Variable valve timing mechanism |
JP3971887B2 (ja) * | 2000-06-22 | 2007-09-05 | 株式会社日立製作所 | 内燃機関のバルブタイミング変更装置 |
JP3983457B2 (ja) * | 2000-06-22 | 2007-09-26 | 株式会社日立製作所 | 内燃機関のバルブタイミング変更装置 |
-
2001
- 2001-10-03 JP JP2001307881A patent/JP2003113703A/ja active Pending
-
2002
- 2002-10-02 DE DE10246173A patent/DE10246173A1/de not_active Ceased
- 2002-10-02 US US10/261,943 patent/US6595173B2/en not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7287498B2 (en) | 2004-08-31 | 2007-10-30 | Hitachi, Ltd. | Valve timing control apparatus and its assembling method |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US6595173B2 (en) | 2003-07-22 |
DE10246173A1 (de) | 2003-04-17 |
US20030062011A1 (en) | 2003-04-03 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060818 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060908 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20061219 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20081020 |