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JP2003106420A - 自動変速機の潤滑構造 - Google Patents

自動変速機の潤滑構造

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JP2003106420A
JP2003106420A JP2001303901A JP2001303901A JP2003106420A JP 2003106420 A JP2003106420 A JP 2003106420A JP 2001303901 A JP2001303901 A JP 2001303901A JP 2001303901 A JP2001303901 A JP 2001303901A JP 2003106420 A JP2003106420 A JP 2003106420A
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Japan
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lubricating oil
bearing
passage
input shaft
automatic transmission
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JP2001303901A
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Toshio Takanashi
俊雄 高梨
Gijon Han
ギジョン ハン
Toshikazu Suzuki
利和 鈴木
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JATCO Ltd
Original Assignee
JATCO Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H57/00General details of gearing
    • F16H57/04Features relating to lubrication or cooling or heating
    • F16H57/042Guidance of lubricant
    • F16H57/043Guidance of lubricant within rotary parts, e.g. axial channels or radial openings in shafts

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Details Of Gearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 出力ギヤを回転自在に支持するベアリングに
対する潤滑を良好に行うことができる自動変速機の潤滑
構造を提供する。 【解決手段】 ミッションケース180に形成された中
間隔壁195の円盤部196内周部に形成された支持円
筒部197にベアリング175を介して出力ギヤとなる
カウンタドライブギヤ17を回転自在に支持し、支持円
筒部197に潤滑油供給路197aを形成し、円盤部1
96に潤滑油戻り路196aを形成し、軸受用ナット1
96の前端とクラッチハブ72に形成したラビリンス7
2bとによって潤滑油案内部177を形成し、この潤滑
油案内部177を分流部、潤滑油通路72e、潤滑油案
内路179、潤滑油通路51aを通じて入力軸50内の
潤滑油供給路51に連通させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動変速機の潤滑
構造に関し、特にミッションケースに形成した中間隔壁
に配設した出力ギヤを回転自在に支持するベアリングの
潤滑構造に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の自動変速機としては、例えば特
開2000−220704号公報に記載されているもの
が知られている。この従来例は、図5に示すように、変
速機ケース500内に、エンジンからの回転力が伝達さ
れる入力回転軸501が回転自在に配設されていると共
に、変速機ケース500の軸方向中央部にボルト止め固
定されるサポート壁502を有し、このサポート壁50
2に形成した入力軸501と同心的なボス部503にベ
アリング504を介して出力ギヤとしてのカウンタドラ
イブギヤ505が回転自在に支持された構成を有する。
ここで、ベアリング504には、サポート壁502のボ
ス部503に形成された潤滑油路506と、サポート壁
502に形成した潤滑油路507とが形成され、潤滑油
路506の内側端が図示しないクラッチへ動力を伝達す
る動力伝達部材508の円筒部509に間隙を開けて対
向していると共に、潤滑油路507が同様に動力伝達部
材508の円板部510に対向しており、サポート壁5
02と動力伝達部材508との間に円板部510の円筒
部509寄り位置にラビリンス511が形成されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の自動変速機にあっては、サポート壁502とこれに
対向する動力伝達部材508との間にラビリンス511
が形成されていることにより、入力回転軸501から供
給される潤滑油がサポート壁502と動力伝達部材50
8との間隙を通じて外方に流れることが抑制されるが、
動力伝達部材508の円筒部509と対向して遊星歯車
機構512のキャリア513が配設されており、このキ
ャリア513とサポート壁502に形成したボス部50
3との間に間隙が形成されているので、入力回転軸50
1側から供給される潤滑油が潤滑油路506とボス部5
03及びキャリア513間の間隙とに分流されることに
なり、ベアリング504に対する潤滑を効率良く行うこ
とができないという未解決の課題がある。
【0004】そこで、本発明は、上記従来例の未解決の
課題に着目してなされたものであり、出力ギヤを回転自
在に支持するベアリングに対する潤滑を良好に行うこと
ができる自動変速機の潤滑構造を提供することを目的と
している。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る自動変速機の潤滑構造は、ミッショ
ンケース内周面に半径方向に形成した円盤部とその内周
縁入力軸と同心的に形成した支持円筒部とで構成される
中間隔壁が形成され、該中間隔壁の支持円筒部にベアリ
ングを介して支持された出力ギヤとを有する自動変速機
において、前記支持円筒部に前記ベアリングに潤滑油を
供給する潤滑油供給路を形成すると共に、前記円盤部に
ベアリングを潤滑した潤滑油を戻す潤滑油戻り路を形成
し、さらに当該潤滑油供給路入口に形成したラビリンス
と軸受用ナットとで前記入力軸から供給される潤滑油を
前記潤滑油供給路に案内する潤滑油案内路を形成したこ
とを特徴としている。
【0006】この請求項1に係る発明では、中間隔壁に
形成された支持円筒部にベアリングを介して出力ギヤが
回転自在に支持されている場合に、支持円筒部に形成さ
れた潤滑油供給路の入側にラビリンスと潤滑用ナットと
で構成される潤滑油案内路を形成したので、潤滑油供給
路に対して入力軸側から供給する潤滑油を確保して、潤
滑油供給路及びベアリングのインナーレース側から潤滑
油戻り路及び反対側の解放端面に向かう潤滑経路を形成
して、ベアリングに対する潤滑を良好に行うことができ
る。また、潤滑油戻り路をベアリングのインナーレース
を望む位置に形成することにより、ベアリング抜き治具
用穴と兼用することができる。
【0007】また、請求項2に係る自動変速機の潤滑構
造は、請求項1に係る発明において、前記ラビリンスが
前記軸受用ナットの内側から中間隔壁の円板部に沿って
延長するクラッチハブに形成したことを特徴としてい
る。この請求項2に係る発明では、クラッチハブはプレ
ス成形品又は鍛造品であるので、ラビリンスを容易正確
にに形成することができる。
【0008】さらに、請求項3に係る自動変速機の潤滑
構造は、請求項1又は2に係る発明において、前記ラビ
リンスはクラッチハブの前記潤滑油供給路の入口の前方
側に内周面から支持円筒部に近接する外周面に向かう壁
面で構成されていることを特徴としている。この請求項
3に係る発明では、ラビリンスがクラッチハブの内周面
から支持円筒部に近接する外周面に向かう壁面で構成さ
れているので、潤滑油を潤滑油供給路に確実に案内する
ことができる。
【0009】さらにまた、請求項4に係る自動変速機の
潤滑構造は、請求項1乃至3の何れかの発明において、
前記入力軸と前記潤滑油案内路との間に潤滑油を当該潤
滑油案内路側及び前記ベアリングの側面側に分流する分
流部が形成されていることを特徴としている。この請求
項4に係る発明では、潤滑油案内路の入力軸側に分流路
が設けられているので、この分流路でベアリングのイン
ナーレース側とベアリングの側面側とに潤滑油を分流し
て、ベアリング及びこれに隣接する変速機構部品の潤滑
を行うことができる。
【0010】なおさらに、請求項5に係る自動変速機の
潤滑構造は、請求項4に係る発明において、前記分流部
は支持円筒部内周面に螺合された軸受用ナットの内周面
に形成されていることを特徴としている。この請求項5
に係る発明では、分流部が軸受用ナットの内周面に形成
されているで、分流部を容易正確にに形成することがで
きる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
について説明する。この実施の形態は、本発明を、歯車
変速構造を有する自動変速機に適用したものである。図
1は、本発明を適用し得る自動変速機の全体構成を断面
を示す。また、図2は、自動変速機のギヤトレインをス
ケルトンで示す。
【0012】この自動変速機は、図1及び図2に示すよ
うに、いわゆる3軸構成とされ、フロントエンジン・フ
ロントドライブ(FF)車又はリヤエンジン・リヤドラ
イブ(RR)車用の横置式トランスアクスルの形態を有
し、さらに変速機構としては、前進6速・後進1速を実
現するギアトレインを備えている。自動変速機は、ミッ
ションケース180内に、互いに並列的に配置された第
1軸である入力軸50、第2軸であるカウンタ軸40
1、第3軸であるドライブシャフト453a,453b
の各軸上に変速ユニットやギヤ等の各種要素が配設され
た構成を有する。
【0013】入力軸50は、図示しないエンジンからト
ルクコンバータ230を介してトルクが入力され、且つ
出力側をトルクコンバータ230側に設けており、ま
た、カウンタ軸401は、入力軸50に平行に配置さ
れ、この入力軸50の出力ギヤと噛み合ったカウンタギ
ヤ400を有し、さらに、ドライブシャフト453a,
453bを支持するデフケース451には、カウンタ軸
401のカウンタギヤ400を介してトルク伝達される
ファイナルギヤ452が設けられている。ここで、ドラ
イブシャフト453a,453bは、具体的には、差動
歯車により差動回転する左右軸である。
【0014】自動変速機は、図1及び図2に示すよう
に、入力軸50の周りに、変速ユニットが設けられてい
る。この変速ユニットは、入力軸50の減速回転と非減
速回転とを入力として複数の変速回転を出力する第1の
遊星歯車機構10と、入力軸50の回転を減速させて出
力する第2の遊星歯車機構30と、第2の遊星歯車機構
30と第1の遊星歯車機構10の2つの異なるサンギヤ
11,12との間にそれぞれ介挿された締結及び解放自
在の第1及び第3のクラッチ60及び80と、入力軸5
0と第1の遊星歯車機構10のキャリア14との間に介
挿された締結及び解放自在の第2のクラッチ70と、第
1の遊星歯車機構10のサンギヤ11及びキャリア13
にブレーキ力を作用させる第1及び第2のブレーキ10
0及び110と、第2のブレーキ110と並列に介挿さ
れたワンウェイクラッチ90とを備えている。また、自
動変速機は、第1,第2及び第3のクラッチ60,70
及び80に対応して配置される第1,第2及び第3の油
圧サーボ機構120,130及び140と、第1及び第
2のブレーキ100及び110に対応して配置される第
4及び第5の油圧サーボ機構150及び160とを備え
ている。
【0015】第1,第2及び第3のクラッチ60,70
及び80並びに第1及び第2のブレーキ100及び11
0は、摩擦部材による多板構成とされており、第1のク
ラッチ60は、第2の遊星歯車機構30の外周側近傍に
配置され、その後方近傍に第3のクラッチ80が配置さ
れ、第2のクラッチ70は、ミッションケース180の
前端部に配置され、第1のブレーキ100は、第1のク
ラッチ60とミッションケース180の内周面との間に
配置され、第2のブレーキ110は、第1の遊星歯車機
構10とミッションケース180の内周面との間に配置
されている。また、ワンウェイクラッチ90は、第1の
ブレーキ100と第2のブレーキ110との間に配置さ
れている。
【0016】また、第1,第2,第3,第4及び第5の
油圧サーボ機構120,130,140,150及び1
60は、各第1,第2及び第3のクラッチ60,70及
び80並びに第1及び第2のブレーキ100及び110
を、コントロールバルブからの油圧により制御されるピ
ストンにより締結及び解放を行うように構成されてい
る。ここで、第1の油圧サーボ機構120は、第2の遊
星歯車機構30の後方側に配設され、第2の油圧サーボ
機構130は、第2のクラッチ70の内周側近傍に配設
され、第3の油圧サーボ機構140は、第1の油圧サー
ボ機構120の後方でミッションケース180を構成す
るサイドカバー200の内側近傍に配設され、第4の油
圧サーボ機構150は、第1のブレーキ100の後方近
傍に配設され、第5の油圧サーボ機構160は、第2の
ブレーキ110の前方近傍に配設されている。
【0017】ミッションケース180には、各油圧サー
ボ機構120,130,140,150,160のピス
トンを制御する油路が適宜形成されている。ミッション
ケース180には、さらに各種油路が適宜形成されてお
り、さらに、入力軸50には、軸内油路51が形成され
ており、この軸内油路51に潤滑油を供給することによ
り、第1及び第2の遊星歯車機構10及び30、第1、
第2及び第3のクラッチ60,70及び80、並びに第
1及び第2のブレーキ100及び110の摩擦部材間の
潤滑が行われる。
【0018】第1の遊星歯車機構10は、図1に示すよ
うに、カウンタドライブギヤ170の後方近傍に配置さ
れており、図2に示すように、大径のサンギヤ11、小
径のサンギヤ12、キャリア13,14及びリングギヤ
17の4つの変速要素からなる。第1の遊星歯車機構1
0は、ロングピニオン15が大径のサンギヤ11に噛合
し、ショートピニオン16が小径のサンギヤ12に噛合
し、ロングピニオン15がリングギヤ17の内歯と噛合
するラビニヨ式で構成されている。
【0019】大径のサンギヤ11及び小径のサンギヤ1
2は、第2の遊星歯車機構30を介して入力軸50から
の入力がなされる減速回転の入力要素をなす。すなわ
ち、小径のサンギヤ12は、第1のクラッチ60に連結
されて、第2の遊星歯車機構30からの入力がなされ、
また、大径のサンギヤ11は、第3のクラッチ80に連
結されて、第2の遊星歯車機構30からの入力がなされ
る。また、大径のサンギヤ11は、第1のブレーキ10
0によりミッションケース180に固定可能とされてい
る。
【0020】キャリア13,14は、互いに噛合するロ
ングピニオン15とショートピニオン16とを支持して
おり、入力軸50からの入力が直接なされる非減速回転
の入力要素をなす。キャリア14は、第2のクラッチ7
0を介して入力軸50に連結され、キャリア13は、第
2のブレーキ110によりミッションケース180に固
定可能とされるとともに、ワンウェイクラッチ90によ
りミッションケース180に一方向の回転のみが可能と
されている。ここで、ワンウェイクラッチ90は、係合
方向が第1速時の反力トルク支持方向に設定されて第2
のブレーキ110の機能を発揮するものである。また、
リングギヤ17は出力要素をなし、カウンタドライブギ
ヤ170に連結されており、カウンタドライブギヤ17
0は、第1の遊星歯車機構10と第2のクラッチ70と
の間に位置しており、後述するように、入力軸50とは
切離された中間隔壁195に回転自在に支持されてい
る。
【0021】第2の遊星歯車機構30は、図1に示すよ
うに、第1の遊星歯車機構10の後方近傍に配置されて
おり、図2に示すように、サンギヤ31、リングギヤ3
2及びキャリア33の3つの変速要素からなる。第2の
遊星歯車機構30は、サンギヤ31が後述するミッショ
ンケース180のサイドカバー200に形成されたスリ
ーブ部材210に固定され、リングギヤ32が入力要素
として入力軸50に連結され、キャリア33が出力要素
として第1及び第2のクラッチ60及び70を介して、
第1の遊星歯車機構10に接続されている。
【0022】カウンタギヤ400は、入力軸50と平行
でこの入力軸50に比較して短尺なカウンタ軸401の
後端側に固定された入力軸50のカウンタドライブギヤ
170に噛合する大径のカウンタドリブンギヤ402
と、カウンタ軸401においてカウンタドリブンギヤ4
02より前端側に固定された出力要素としての小径のリ
ダクションギヤ403とを備えている。ここで、カウン
タ軸401は、両端が第1及び第2の軸受404a,4
04bにより回転自在に支持されている。このカウンタ
ギヤ400は、カウンタドリブンギヤ402及びリダク
ションギヤ403により、入力軸50からの出力を減速
するとともに、反転させてディファレンシャル装置45
0に伝達することで、適宜の減速比を得るようにしてい
る。
【0023】ディファレンシャル装置450は、デフケ
ース451に固定されたファイナルギヤ452をカウン
タギヤ400のリダクションギヤ403に噛合させ、デ
フケース451内に配置された差動歯車の差動回転が左
右のドライブシャフト453a,453bに出力される
構成とされている。このディファレンシャル装置450
は、ミッションケース180及びその前端に取付けられ
たコンバータハウジング231に支持されている。
【0024】ミッションケース180は、入力軸50及
びこれに取付けられている各要素、カウンタギヤ400
並びにディファレンシャル装置450を収納可能な形状
として形成されている。ミッションケース180は、図
4及び図5に示すように、大別して、ケース本体190
とその後端を覆うサイドカバー200とから構成されて
いる。
【0025】ケース本体190は、各軸上の各要素を収
納するように最適形状に形成された周壁により筒状に構
成されている。すなわち、ケース本体190は、入力軸
50の外周側を覆って入力軸50を収納する円筒状の第
1軸収納部191と、図4で第1軸収納部191の右上
部に連接して設けられ、カウンタ軸401の外周側を覆
うと共に、カウンタ軸401の後端面を覆ってカウンタ
軸401を収納する第2軸収納部192と、図4で第1
軸収納部191の右下部に設けられ、一方のドライブシ
ャフト453aの外周側を覆うようにして収納する第3
軸収納部193とを備えている。
【0026】第1軸収納部191には、第1及び第2の
遊星歯車機構10及び30、第1,第2及び第3のクラ
ッチ60,70及び80、並びに第1及び第2のブレー
キ100及び110等で構成される変速ユニットが収納
され、且つ出力ギヤとなるカウンタドライブギヤ170
が前面側に配設されており、第2軸収納部192には、
カウンタドライブギヤ170に噛合するカウンタドリブ
ンギヤ402及びその前面側に配置されたリダクション
ギヤ403で構成されるカウンタギヤ400のみが設け
られていることにより、第1軸収納部191の後端側が
第2軸収納部192の後端側より大きく後方に突出され
ている。また、第1軸収納部191の後端開口面に、略
皿形状のサイドカバー200が複数のボルト221によ
り取付けられている。
【0027】第2軸収納部192は、カウンタ軸401
の後端面を覆う部分の内側面に取付けられた第1の軸受
404aにより、カウンタ軸401の一端を回転自在に
支持している。第3軸収納部193は、第2軸収納部1
92におけるカウンタ軸401の後端面を覆う部分に連
接された部分に、ドライブシャフト453aを外部に出
すための開口部が形成されている。
【0028】また、ケース本体190の前端面を閉塞す
るように、オイルポンプ240を収納したオイルポンプ
ケース241及びオイルポンプカバー242が配置され
ている。オイルポンプ240により、コントロールバル
ブ250に供給される油圧が形成される。また、ケース
本体190の前端には、オイルポンプケース241の前
方に位置して、コンバータハウジング231が取付けら
れており、コンバータハウジング231の内側にトルク
コンバータ230が配置されている。
【0029】サイドカバー200には、その内側面に、
入力軸50を回転自在に支持すると共に、第1及び第3
のクラッチ60及び80と第2の遊星歯車機構30を支
持するスリーブ部材210が取付けられている。以上の
ような構成を有する自動変速機は、図示しない電子制御
装置と油圧制御装置とによる制御で、運転者により選択
されたレンジに応じた変速段の範囲で車両負荷に基づ
き、前進6速(1ST〜6TH)、後進1速(REV)
の変速を行う。前進6速、後進1速を行う際の動作につ
いては以下のようになる。なお、図3は各クラッチ及び
ブレーキの係合及び解放(○印で係合、無印で解放を表
す)で達成される変速段を図表化して示す。
【0030】第1速(1ST)は、第1のクラッチ60
とワンウェイクラッチ90の締結により達成される。こ
の場合、第1速では、入力軸50から第2の遊星歯車機
構30を経て減速された回転が第1のクラッチ60経由
で小径のサンギヤ12に入力され、ワンウェイクラッチ
90の締結によりミッションケース180に係止された
キャリア14に反力を取って、リングギヤ17の最大減
速比の減速回転がカウンタドライブギヤ170に出力さ
れる。なお、エンジンコースト時には、キャリア13に
かかる反力トルクが逆転するので、図3で括弧付きの○
で示すように、第2のブレーキ110を締結させる。
【0031】また、第2速(2ND)は、第1のクラッ
チ60と第1のブレーキ100の締結により達成され
る。この場合、入力軸50から第2の遊星歯車機構30
を経て減速された回転が第1のクラッチ60経由で小径
のサンギヤ12に入力され、第1のブレーキ100の締
結によりミッションケース180に固定された大径のサ
ンギヤ11に反力を取って、リングギヤ17の減速回転
がカウンタドライブギヤ170に出力される。このとき
の減速比は、第1速(1ST)より小さくなる。
【0032】また、第3速(3RD)は、第1のクラッ
チ60と第3のクラッチ80との同時締結により達成さ
れる。この場合、入力軸50から第2の遊星歯車機構3
0を経て減速された回転が第3のクラッチ80と第1の
クラッチ60経由で同時に大径のサンギヤ11と小径の
サンギヤ12に入力され、第1の遊星歯車機構10が直
結状態となるため、両サンギヤ11,12への入力回転
と同じリングギヤ17の回転が、入力軸50の回転に対
しては減速された回転として、カウンタドライブギヤ1
70に出力される。
【0033】また、第4速(4TH)は、第1のクラッ
チ60と第2のクラッチ70との同時締結により達成さ
れる。この場合、一方で入力軸50から第2の遊星歯車
機構30を経て減速された回転が第1のクラッチ60経
由で小径のサンギヤ12に入力され、他方で入力軸50
から第2のクラッチ70経由で入力された非減速回転が
キャリア14に入力され、2つの入力回転の中間の回転
が、入力軸50の回転に対しては僅かに減速されたリン
グギヤ17の回転としてカウンタドライブギヤ170に
出力される。
【0034】また、第5速(5TH)は、第2のクラッ
チ70と第3のクラッチ80との同時締結により達成さ
れる。この場合、一方で入力軸50から第2の遊星歯車
機構30を経て減速された回転が第3のクラッチ80経
由で大径のサンギヤ11に入力され、他方で入力軸50
から第2のクラッチ70経由で入力された非減速回転が
キャリア14に入力され、リングギヤ17の入力軸50
の回転より僅かに増速された回転がカウンタドライブギ
ヤ170に出力される。
【0035】また、第6速(6TH)は、第2のクラッ
チ70と第1のブレーキ100の締結により達成され
る。この場合、入力軸50から第2のクラッチ70経由
で非減速回転がキャリア14にのみ入力され、第1のブ
レーキ100の締結によりミッションケース180に固
定されたサンギヤ11に反力を取るリングギヤ17の更
に増速された回転がカウンタドライブギヤ170に出力
される。
【0036】また、後進(REV)は、第3のクラッチ
80と第2のブレーキ110の締結により達成される。
この場合、入力軸50から第2の遊星歯車機構30を経
て減速された回転が第3のクラッチ80経由でサンギヤ
11に入力され、第2のブレーキ110の締結によりミ
ッションケース180に固定されたキャリア14に反力
を取るリングギヤ17の逆転がカウンタドライブギヤ1
70に出力される。
【0037】以上が本発明を適用し得る自動変速機の概
略構成であるが、本発明では、ミッションケース180
の内周面側におけるコンバータハウジング231側に、
中間隔壁195が配設され、この中間隔壁195にベア
リング175を介して出力ギヤとしてのカウンタドライ
ブギヤ170が回転自在に配設され、このベアリング1
75に入力軸50側から潤滑油が供給される。
【0038】すなわち、ミッションケース180のケー
ス本体190には、図4に示すように、前端にこれを閉
塞するように上記オイルポンプケース241及びオイル
ポンプカバー242が取付けられており、オイルポンプ
ケース241及びオイルポンプカバー242は、オイル
ポンプ240の収納部を形成するとともに、ミッション
ケース180の固定側隔壁を形成している。
【0039】ここで、オイルポンプカバー242は、中
心部に後方に突出延長し入力軸50を回転自在に支持す
る突出円筒部242aを有する。また、ケース本体19
0には、オイルポンプカバー242の後方側に所定間隔
を保って中間隔壁195が設けられている。この中間隔
壁195は、ケース本体190の内周面に一体とされた
略ドーナツ形状をなす円盤部196と、この円盤部19
6の内周縁に入力軸50と所定間隔を保って同軸的に後
方に突出して配設された支持円筒部197とから構成さ
れている。
【0040】そして、中間隔壁195の円盤部196、
ケース本体190の内周面190b及びオイルポンプカ
バー242で囲まれる空間部に、前述した第2のクラッ
チ70が配置されている。また、中間隔壁195の支持
円筒部197の外周面にベアリング175を介して前述
したカウンタドライブギヤ170が回転自在に配設さ
れ、さらに、カウンタドライブギヤ170の後方側に前
述した第1の遊星歯車機構10が配設され、この第1の
遊星歯車機構10とケース本体190の内周面との間に
第2のブレーキ110及びワンウェイクラッチ90が配
設されている。
【0041】第2のクラッチ70は、入力軸50にスプ
ライン結合され且つ前端面がオイルポンプカバー242
に沿って外方に延長し円筒外側面がケース本体190の
内周面に僅かな間隔を介して対向するクラッチドラム7
1と、このクラッチドラム71の内周側に配設され且つ
後端面が中間隔壁195に沿って内方に延長して支持円
筒部197の内側で第1の遊星歯車機構10のキャリア
14にスプライン結合されたクラッチハブ72と、これ
らクラッチドラム71及びクラッチハブ72間に交互に
配設された、クラッチドラム71にスプライン結合され
た摩擦板73及びハブ72にスプライン結合された摩擦
板74とで構成され、摩擦板73及び74の締結状態及
び解放状態が第2の油圧サーボ機構130で制御され
る。
【0042】ここで、クラッチドラム71は、入力軸5
0に連結された内筒形状のインナ部材71aと、このイ
ンナ部材71aから外方に延長する外筒形状を有し、内
周面にスプライン溝71bを形成したアウタ部材71c
とで構成され、インナ部材71a内に第2の油圧サーボ
機構130が配設されている。さらに、カウンタドライ
ブギヤ170は、外周面に形成された歯部170aの外
径が第2のクラッチ70のクラッチドラム71の外径よ
り若干小さく選定され、その内側の基部170bが第1
の遊星歯車機構10のリングギヤ17に噛合するリング
ギヤ171連結されて、リングギヤ17と一体に回転駆
動される。
【0043】さらにまた、カウンタドライブギヤ170
を回転自在に支持するベアリング175は、2つの単列
アンギュラ玉軸受175a及び175bを突条175c
を挟んで並列に配列し、アンギュラ玉軸受175bのイ
ンナーレース175dの前端が中間隔壁195の円盤部
196及び支持円筒部197の隅部に当接され、アンギ
ュラ玉軸受175aのインナーレース175dの後端が
支持円筒部196の内周面に螺合された軸受用ナット1
76によって支持されている。ここで、各アンギュラ玉
軸受175a及び175bのインナーレース175dに
は、夫々スペーサ175c側に円周方向に所定間隔を保
って複数の潤滑油通路175eが形成されている。
【0044】また、軸受用ナット176は、支持円筒部
197の内周面に螺合する円筒部176aと、この円筒
部176aの後端から円筒支持部196の後端面に沿っ
て延長しさらに外方に延長するフランジ部176bとで
構成され、フランジ部176aが軸受用座金176cを
介してアンギュラ玉軸受175aに当接した状態で、円
筒部176aの前端面が円筒支持部196の中心部より
前端側となるようにその長さが選定されている。この円
筒部176aの前端側内周面に分流部を構成する突条部
176dが形成されている。
【0045】そして、支持円筒部197に軸受用ナット
176の円筒部176aの前端面側位置からアンギュラ
玉軸受175a,175bの潤滑油通路175eに向か
って傾斜延長する潤滑油供給路197aが形成され、円
盤部196のアンギュラ玉軸受175bのインナーレー
ス175dを望ませるように潤滑油戻り路196aが形
成されている。
【0046】また、前述したクラッチハブ72は、プレ
ス加工又は鍛造によって製作され、軸受用ナット176
の円筒部176aの内側に所定間隔保って同心的に配設
された円筒部72aと、この円筒部72aの潤滑油供給
路197aの入口より前側位置から外方に延長して円筒
支持部196の内周面と近接対向するラビリンス72b
と、このラビリンス72bから円盤部176に沿って外
方に延長する円板部72cと、この円板部72cの外周
縁から後方に延長する円筒部72dとで構成されてい
る。
【0047】そして、潤滑油供給路197aの入口即ち
内周縁側に、軸受用ナット176の前端面と、クラッチ
ハブ72に形成されたラビリンス72bとで潤滑油案内
路177が形成されている。また、クラッチハブ72の
円筒部72aにおける軸受用ナット176の突条部17
6dより僅かに後方側に半径方向に貫通する潤滑油通路
72eが形成され、入力軸50の潤滑油通路72eと対
向する位置に内部に形成された潤滑油供給路51に連通
する潤滑油通路51aが形成されている。
【0048】そして、クラッチハブ72の円筒部72a
の内周面に、入力軸50の外周面にブッシュ52を介し
て回転自在に支持された前述した第1の遊星歯車機構1
0のキャリア14がスプライン結合され、このキャリア
14と軸受用ナット176のフランジ部176bとの間
にスラストベアリング178が介挿され、このスラスト
ベアリング178によってキャリア14の後方側位置決
めが行われている。
【0049】このキャリア14の前端面と所定距離を保
って入力軸50にスプライン結合されたクラッチドラム
71のインナ部材71aの後端面が配設され、キャリア
14の前端面及びインナ部材71aの後端面で潤滑油路
51a及び72e間を連通する潤滑油案内路179が形
成されている。上記構成を有する実施形態では、入力軸
50内に形成された潤滑油供給路51に潤滑油が供給さ
れると、この潤滑油が入力軸50に形成された潤滑油通
路51aを通じてキャリア14及びクラッチドラム71
のインナ部材71aで構成される潤滑油案内路179を
通じてクラッチハブ72の円筒部72aに形成された潤
滑油路72eに供給される。
【0050】この潤滑油路72eの外側から出力される
潤滑油は軸受用ナット176に形成された分流部を形成
する突条部176dによって軸受用ナット176の円筒
部176aとクラッチハブ72の円筒部72aとの間を
通ってスラストベアリング178に達する潤滑系統と、
軸受用ナット176の前端面とクラッチハブ72のラビ
リンス72bとで形成される潤滑油案内路177とに分
流される。
【0051】そして、潤滑油案内路177に供給された
潤滑油は、クラッチハブ72のラビリンス72bと中間
隔壁195の円筒支持部197との間が近接対向して、
流路抵抗が大きいため、その大部分が中間隔壁195の
支持円筒部197に形成された潤滑油供給路197aに
供給され、この潤滑油供給路197aの外側からアンギ
ュラ玉軸受175a及び175bのインナーレース17
5dに形成された潤滑油通路175eを通じてその内側
の転動ボール175fに供給される。
【0052】そして、アンギュラ玉軸受175bの転動
ボール175fに供給された潤滑油は、中間隔壁195
の円盤部196に形成された潤滑油戻り路196aを通
じて第2のクラッチ70に供給され、この第2のクラッ
チ70を潤滑する。一方、アンギュラ玉軸受175aの
転動ボール175fに供給された潤滑油は、第1の遊星
歯車機構10のキャリア14側でスラストベアリング1
78を潤滑した潤滑油と合流されて第1の遊星歯車機構
10のリングギヤ17との噛合部に供給される。
【0053】したがって、中間隔壁195の支持円筒部
197の外周側に配設されたベアリング175に対して
良好な潤滑油供給経路が形成され、ベアリング175に
十分な潤滑油を供給することができる。しかも、中間隔
壁195の円盤部196に形成した潤滑油戻り路196
aがアンギュラ玉軸受175bのインナーレース175
dを望むように形成されているので、自動変速機を分解
して点検修理する際に、アンギュラ玉軸受175a及び
175bを円筒支持部197から取り外すためのベアリ
ング抜き治具を挿通する治具挿通穴として共用すること
ができる。
【0054】また、潤滑油案内路177を構成するラビ
リンスをクラッチハブ72側に形成しているので、この
クラッチハブ72がプレス加工品又は鍛造品として製作
されるので、鋳造されるミッションケース180におけ
る中間隔壁195の支持円筒部196にラビリンスを形
成する場合に比較してラビリンス72bを高精度で形成
することができ、ラビリンス72b位置での流路抵抗の
バラツキを抑制して、潤滑油通路197aに対して十分
な潤滑油量を確保することができる。
【0055】なお、上記実施形態においては、クラッチ
ハブ72の中間隔壁195の支持円筒部197の後端側
に対向する位置にラビリンス72dを形成する場合につ
いて説明したが、これに限定されるものではなく、潤滑
油供給路197aと潤滑油戻り路196aとの間の任意
の位置にラビリンスを形成するようにすればよい。ま
た、上記実施形態においては、クラッチハブ72にラビ
リンスを形成した場合について説明したが、これに限定
されるものではなく、中間隔壁195の円盤部196又
は支持円筒部197にラビリンスを設けるようにしても
よい。
【0056】また、上記実施形態においては、分流部を
構成する突条部196cを軸受用ナット196の円筒部
196aの前端側に形成した場合について説明したが、
これに限定されるものではなく、潤滑油通路72eの後
端側に対向する位置に形成するようにしてもよく、さら
にはクラッチハブ72の円筒部72a側に形成するよう
にしてもよい。
【0057】さらに、上記実施形態においては、自動変
速機を前進6速を実現するギヤトレインを構成している
が、これに限定されるものではなく、前進5速以下又は
7速以上の自動変速機にも本発明を適用することができ
る。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明によれば、中間隔壁に形成された支持円筒部にベアリ
ングを介して出力ギヤが回転自在に支持されている場合
に、支持円筒部に形成された潤滑油供給路の入側にラビ
リンスと潤滑用ナットとで構成される潤滑油案内路を形
成したので、潤滑油供給路に対して入力軸側から供給す
る潤滑油を確保して、潤滑油供給路及びベアリングのイ
ンナーレース側から潤滑油戻り路及び反対側の解放端面
に向かう潤滑経路を形成して、ベアリングに対する潤滑
を良好に行うことができるという効果が得られる。ま
た、潤滑油戻り路をベアリングのインナーレースを外部
に臨ませる位置に形成することにより、ベアリング抜き
治具用穴と兼用することができるという効果が得られ
る。
【0059】また、請求項2に係る発明によれば、クラ
ッチハブはプレス成形品又は鍛造品であるので、ラビリ
ンスを容易に正確に形成することができるという効果が
得られる。さらに、請求項3に係る発明によれば、ラビ
リンスがクラッチハブの内周面から支持円筒部に近接す
る外周面に向かう壁面で構成されているので、潤滑油を
潤滑油供給路に確実に案内することができるという効果
が得られる。
【0060】さらにまた、請求項4に係る発明によれ
ば、潤滑油案内路の入力軸側に分流路が設けられている
ので、この分流路でベアリングのインナーレース側とベ
アリングの側面側とに潤滑油を分流して、ベアリング及
びこれに隣接する変速機構部品の潤滑を行うことができ
るという効果が得られる。さらにまた、請求項5に係る
発明によれば、分流部が軸受用ナットの内周面に形成さ
れているで、分流部を容易正確にに形成することができ
るという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された自動変速機の構成を示す断
面図である。
【図2】上記自動変速機を示すスケルトン図である。
【図3】上記自動変速機の作動を示す図である。
【図4】本発明の要部を示す拡大断面図である。
【図5】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
50 入力軸 70 第2のクラッチ 71 クラッチドラム 72 クラッチハブ 72a 円筒部 72b ラビリンス 72e 潤滑油通路 170 カウンタドライブギヤ 175 ベアリング 175a,175b 単列アンギュラ玉軸受 175c スペーサ 175d インナーレース 175e 潤滑油通路 176 軸受用ナット 176d 突条部 177 潤滑油案内路 179 潤滑油案内路 180 ミッションケース 190 ケース本体 195 中間隔壁 196 円盤部 196a 潤滑油戻り路 197 円筒部 197a 潤滑油供給路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 利和 静岡県富士市吉原宝町1番1号 ジヤト コ・トランステクノロジー株式会社内 Fターム(参考) 3J063 AA02 AB12 AB53 AC04 BA11 XD03 XD23 XD33 XD43 XD73

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ミッションケース内周面に半径方向に形
    成した円盤部とその内周縁入力軸と同心的に形成した支
    持円筒部とで構成される中間隔壁が形成され、該中間隔
    壁の支持円筒部にベアリングを介して支持された出力ギ
    ヤとを有する自動変速機において、 前記支持円筒部に前記ベアリングに潤滑油を供給する潤
    滑油供給路を形成すると共に、前記円盤部にベアリング
    を潤滑した潤滑油を戻す潤滑油戻り路を形成し、さらに
    当該潤滑油供給路入口に形成したラビリンスと軸受用ナ
    ットとで前記入力軸から供給される潤滑油を前記潤滑油
    供給路に案内する潤滑油案内路を形成したことを特徴と
    する自動変速の潤滑構造。
  2. 【請求項2】 前記ラビリンスは前記軸受用ナットの内
    側から中間隔壁の円盤部に沿って延長するクラッチハブ
    に形成したことを特徴とする請求項1記載の自動変速機
    の潤滑構造。
  3. 【請求項3】 前記ラビリンスはクラッチハブの前記潤
    滑油供給路の入口の前方側に内周面から支持円筒部に近
    接する外周面に向かう壁面で構成されていることを特徴
    とする請求項2記載の自動変速機の潤滑構造。
  4. 【請求項4】 前記入力軸と前記潤滑油案内路との間に
    潤滑油を当該潤滑油案内路側及び前記ベアリングの側面
    側に分流する分流部が形成されていることを特徴とする
    請求項1乃至3の何れかに記載の自動変速機の潤滑構
    造。
  5. 【請求項5】 前記分流部は支持円筒部内周面に螺合さ
    れた軸受用ナットの内周面に形成されていることを特徴
    とする請求項4に記載の自動変速機の潤滑構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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