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JP2003098901A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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Publication number
JP2003098901A
JP2003098901A JP2001294229A JP2001294229A JP2003098901A JP 2003098901 A JP2003098901 A JP 2003098901A JP 2001294229 A JP2001294229 A JP 2001294229A JP 2001294229 A JP2001294229 A JP 2001294229A JP 2003098901 A JP2003098901 A JP 2003098901A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
heating member
image forming
forming apparatus
heating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001294229A
Other languages
English (en)
Inventor
Naohiko Haniyu
羽生  直彦
Tetsuko Oomoto
大本  哲子
Miho Toyoda
豊田  美帆
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2001294229A priority Critical patent/JP2003098901A/ja
Publication of JP2003098901A publication Critical patent/JP2003098901A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • General Induction Heating (AREA)
  • Fixing For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 誘導加熱定着装置の加熱部材に設けられた誘
導コイルの自己発熱による過昇温を抑制し、コイルの耐
久性を確保し、焼損を防止する。 【解決手段】 ニップ部Nに挿通される記録材Pを加熱
および加圧して、記録材P上のトナー画像を定着させる
誘導加熱定着装置40を備える画像形成装置である。誘
導加熱定着装置40は、誘導コイル13により誘導加熱
される加熱部材14と、該加熱部材10に圧接してニッ
プ部Nを形成する加圧部材20とを有する。加熱部材1
0の温度を検知する加熱部材温度検知手段16と、該加
熱部材温度検知手段16による検知温度が所定のウォー
ムアップ温度に達するまで加熱部材10をウォームアッ
プしてからの経過時間を計測するタイマー102とを備
える。タイマーにより計測した経過時間に応じて加熱部
材10の制御温度を変更する変更手段100を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式の画像形成装置では、感光
体たとえば感光ドラムの表面を所定の電位に帯電し、こ
れに画像露光を施して静電潜像を形成し、この感光ドラ
ム表面の潜像を現像手段で現像剤(トナー)を用いて現
像してトナー画像として可視化し、得られたトナー画像
を感光ドラムに搬送された紙等の記録材に転写し、この
ようにしてトナー画像を担持した記録材を定着装置に送
って、そこで記録材上の未定着トナー画像を定着させ
て、記録材にプリント画像を得るものである。
【0003】定着装置40は、図21に示すように、内
側に加熱源を備える加熱部材としての加熱ローラ42
と、この加熱ローラ42に圧接してニップ部Nを形成す
る加圧部材としての加圧ローラ46とを備え、加熱ロー
ラ42は図示しない駆動源により回転駆動され、加圧ロ
ーラ46は加熱ローラ42に従動して回転される。加熱
ローラ42と加圧ローラ46とは、記録材Pをニップ部
Nで挟持して搬送する間に加熱および加圧して、記録材
P上のトナー画像を溶融定着する。
【0004】従来、この加熱ローラ42の加熱源にはハ
ロゲンランプが用いられてきたが、近年、省エネルギー
化を図るために、高エネルギー効率の加熱源として、誘
導コイルを用いた誘導加熱方式が採用されている。
【0005】この誘導加熱方式の加熱ローラ42は、図
21に示すように、芯金44内に誘導コイル43を備
え、芯金44上に弾性層および離型層を含む被覆層45
を設けてなっている。誘導コイル43に交流電流を供給
すると、誘導コイル43に磁界(磁束)が発生し、芯金
44に作用して芯金42に渦電流が誘導され、芯金42
が発熱する。芯金42で発生した熱は被覆層45に伝え
られ、加熱ローラ42が加熱される。通常、誘導コイル
43には数10kHzの交流電流が供給される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、加熱ロ
ーラ42が加熱されると、加熱ローラ42からの伝導熱
や輻射熱によって誘導コイル43も加熱される。また誘
導コイル43自身の抵抗によるジュール損によっても自
己発熱する。誘導コイルが過剰に昇温すると、誘導コイ
ルの耐久性が低下し、場合によっては誘導コイルが焼損
することもある。従って、プリント時のコイル自己発熱
によるコイル過昇温を抑制する必要がある。
【0007】本発明の課題は、誘導加熱定着装置の加熱
部材に設けられた誘導コイルの自己発熱による過昇温を
抑制し、コイルの耐久性を確保し、焼損を防止すること
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、誘導コイルと、該誘導コイ
ルにより誘導加熱される加熱部材と、該加熱部材に圧接
してニップ部を形成する加圧部材とを有し、前記ニップ
部に挿通される記録材を加熱および加圧して、該記録材
上のトナー画像を定着させる誘導加熱定着装置を備える
画像形成装置において、前記加熱部材の温度又は該加熱
部材近傍温度を検知する加熱部材温度検知手段と、該加
熱部材温度検知手段による検知温度が所定のウォームア
ップ温度に達するまで加熱部材をウォームアップしてか
らの経過時間を計測するタイマーと、該タイマーにより
計測した経過時間に応じて前記加熱部材の制御温度を変
更する変更手段とを備えることを特徴としている。
【0009】請求項5記載の発明は、誘導コイルと、該
誘導コイルにより誘導加熱される加熱部材と、該加熱部
材に圧接してニップ部を形成する加圧部材とを有し、前
記ニップ部に挿通される記録材を加熱および加圧して、
該記録材上のトナー画像を定着させる誘導加熱定着装置
を備える画像形成装置において、前記加熱部材の温度又
は該加熱部材近傍温度を検知する加熱部材温度検知手段
と、該加熱部材温度検知手段による検知温度が所定のウ
ォームアップ温度に達するまで加熱部材をウォームアッ
プしてからの経過時間を計測するタイマーと、プリント
動作時間を積算するプリントモード時間積算手段と、前
記タイマーにより計測した経過時間および前記プリント
モード時間積算手段により積算したプリントモード積算
時間に応じて前記加熱部材の制御温度を変更する変更手
段とを備えることを特徴としている。
【0010】請求項11記載の発明は、誘導コイルと、
該誘導コイルにより誘導加熱される加熱部材と、該加熱
部材に圧接してニップ部を形成する加圧部材とを有し、
前記ニップ部に挿通される記録材を加熱および加圧し
て、該記録材上のトナー画像を定着させる誘導加熱定着
装置を備える画像形成装置において、前記加熱部材の温
度又は該加熱部材近傍温度を検知する加熱部材温度検知
手段と、該加熱部材温度検知手段による検知温度が所定
のウォームアップ温度に達するまで加熱部材をウォーム
アップしてからの経過時間を計測するタイマーと、前記
ウォームアップしてからの前記誘導コイルの通電時間を
積算するコイル通電時間積算手段と、前記タイマーによ
り計測した経過時間および前記コイル通電時間積算手段
により積算したコイル通電積算時間に応じて前記加熱部
材の制御温度を変更する変更手段とを備えることを特徴
としている。
【0011】請求項15記載の発明は、誘導コイルと、
該誘導コイルにより誘導加熱される加熱部材と、該加熱
部材に圧接してニップ部を形成する加圧部材とを有し、
前記ニップ部に挿通される記録材を加熱および加圧し
て、該記録材上のトナー画像を定着させる誘導加熱定着
装置を備える画像形成装置において、前記加熱部材の温
度又は該加熱部材近傍温度を検知する加熱部材温度検知
手段と、該加熱部材温度検知手段による検知温度が所定
のウォームアップ温度に達するまで加熱部材をウォーム
アップしてからの経過時間を計測するタイマーと、前記
ウォームアップしてから前記誘導コイルで消費するコイ
ル電力を積算するコイル電力積算手段と、前記タイマー
により計測した経過時間および前記コイル電力積算手段
により積算したコイル積算電力に応じて前記加熱部材の
制御温度を変更する変更手段とを備えることを特徴とし
ている。
【0012】請求項19記載の発明は、誘導コイルと、
該誘導コイルにより誘導加熱される加熱部材と、該加熱
部材に圧接してニップ部を形成する加圧部材とを有し、
前記ニップ部に挿通される記録材を加熱および加圧し
て、該記録材上のトナー画像を定着させる誘導加熱定着
装置を備える画像形成装置において、前記加熱部材の温
度又は該加熱部材近傍温度を検知する加熱部材温度検知
手段と、該加熱部材温度検知手段による検知温度が所定
のウォームアップ温度に達するまで加熱部材をウォーム
アップしてからの経過時間を計測するタイマーと、前記
ウォームアップしてからのプリント数を積算するプリン
ト枚数積算手段と、前記タイマーにより計測した経過時
間および前記プリント枚数積算手段により積算したプリ
ント積算数に応じて前記加熱部材の制御温度を変更する
変更手段とを備えることを特徴としている。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づき詳述する。 [実施の形態1]図1は、本発明の一実施の形態にかか
る画像形成装置を示す模式図、図2は、図1の画像形成
装置が備える誘導加熱定着装置を示す断面図である。本
実施形態の画像形成装置は、図1に示すように感光ドラ
ム30を備え、この感光ドラム30の表面を帯電器32
により所定の電位に帯電し、露光手段34で画像露光し
て、感光ドラム30の表面に静電潜像を形成し、この潜
像を現像器36で現像剤(トナー)を用いて現像してト
ナー画像として可視化し、得られたトナー画像を感光ド
ラム30に搬送された紙などの記録材Pに転写手段38
で転写する。転写が終了した感光ドラム30は、その表
面に残留した転写残りのトナーをクリーナ39で除去し
た後、つぎの画像形成に供される。
【0014】一方、上記のようにしてトナー画像を担持
した記録材Pは、感光ドラム30から定着装置40に送
られ、そこで記録材P上の未定着トナー画像が定着さ
れ、記録材Pにプリント画像が得られる(プリントされ
る)。
【0015】定着装置(誘導加熱定着装置)40は誘導
加熱方式とされ、図2に示すように、誘導加熱される加
熱ローラ(加熱部材)10と、この加熱ローラ10に圧
接してニップ部Nを形成する加圧ローラ(加圧部材)2
0とを備える。定着装置40は、加熱ローラ10および
加圧ローラ20を回転することにより、ニップ部Nに挿
通される記録材Pを加熱および加圧して、記録材P上の
トナー画像を定着する。
【0016】加熱ローラ10は、芯金12の周囲に被覆
層14を有し、芯金12の内側に誘導コイル13を備え
る。被覆層14は弾性層および表面の離型層を有する。
被覆層14は弾性層を含まず、離型層のみでもよい。誘
導コイル13は、本例では、例えば図3に示すように、
コイル線材をローラ軸方向両端でヘアピン状にターンさ
せながらコイル軸方向に延線することによって、円筒状
の支持体13a上に形成されている。なお、図4および
図5に示すように、加熱ローラ10の芯金12内に配置
する誘導コイル13は、支持体13a上にコイル線材を
周方向に巻回したいわゆるスプリング型であってもよ
い。
【0017】この誘導コイル13には図示しない交流電
源から例えば数10kHzの交流電流が供給される。こ
れによって誘導コイル13に磁界(磁束)が発生し、芯
金12に作用して芯金12に渦電流が誘導され、芯金1
2が発熱する。芯金12で発生した熱は被覆層14に伝
えられ、このようにして加熱ローラ10が加熱される。
【0018】加熱ローラ10の温度は、加熱ローラ10
表面に接触配置させた、例えばサーミスタ等の温度セン
サである加熱部材温度検知手段16(図6)によって検
知される。その加熱ローラ10表面温度の検知結果に基
づき、コイル13に通電する交流電流をON/OFF制
御することにより、加熱ローラ10は所定の制御温度に
維持される。
【0019】本実施の形態では、加熱部材温度検知手段
16で加熱ローラ10の温度を測定して、加熱ローラ1
0のウォームアップが完了したことを検知したら(加熱
ローラ10が所定のウォームアップ温度に達したら)、
タイマー102によりウォームアップ完了からの経過時
間を計測し、ウォームアップ完了からの経過時間に応じ
て加熱ローラ10の制御温度を変更する。より具体的に
は、例えばタイマー102により計測した経過時間が所
定値(例えば、図8に示すように20分)以上となった
場合に、加熱ローラ10の制御温度を下げる。しかも、
経過時間が大きいほど加熱ローラ10の制御温度を下げ
る。ウォームアップ完了からの経過時間が大きくなる
と、コイル自己発熱総量が大きくなるためコイル温度は
上昇する。そこで、加熱ローラ10の制御温度を下げる
ことでコイル通電オンデューティーが低下し、コイルの
単位時間あたりの自己発熱量が低下し、結果としてコイ
ル温度上昇を抑制できる。また、画像形成装置の機内温
度に応じて加熱ローラ10の制御温度を変更しても良
い。すなわち、本実施の形態では、機内温度を検知する
機内温度検知手段103(図6)を備え、該機内温度検
知手段103により検知した機内温度が高いほど加熱ロ
ーラ10の制御温度を下げる。機内温度が高いほど、コ
イルからの放熱効率が低下し、その結果コイル温度は高
くなる傾向にある。そこで、加熱ローラの制御温度を下
げることで、加熱ローラからの輻射熱低下およびコイル
通電デューティー低下によるコイル自己発熱量低下によ
って、コイル温度上昇を抑制することが出来る。さら
に、ウォームアップ開始の際に加熱部材温度検知手段1
6が検知した温度に応じて加熱ローラ10の制御温度を
変更しても良い。すなわち、本実施の形態では、ウォー
ムアップ開始の際に加熱部材温度検知手段16が検知し
た温度が高いほど加熱ローラ10の制御温度を下げる。
加熱ローラ10の制御温度の変更は、例えば図8に示す
ような制御温度テーブルに基づいて行う。この制御温度
テーブルは、加熱ローラ10の制御温度をウォームアッ
プ完了からの経過時間に応じて定めたものである。な
お、図8の場合、ウォームアップ開始時の加熱ローラ1
0の温度に応じても制御温度を定めている。すなわち、
具体的には、ウォームアップ開始の際に加熱部材検知手
段16で検知した加熱ローラ10の温度が高いほど、ウ
ォームアップ完了からの経過時間に応じて変更する制御
温度を低くする。ウォームアップ開始の際の加熱部材検
知温度が高いほど、加熱部材からの輻射熱によってコイ
ル温度が高い傾向にある。そこで、加熱ローラの制御温
度を下げることで、加熱ローラからの輻射熱量低下およ
びコイル通電デューティー低下によるコイル自己発熱量
低下によって、コイル温度上昇を抑制することが出来
る。
【0020】本実施の形態における制御系のブロック図
を図6に示し、制御の手順のフローチャートを図7
(a)、図7(b)に示す。制御系は、画像形成装置の
制御部100を中心に構成されている。制御部100
は、記憶部120、画像形成装置の表示部121、作像
部122、画像読みとり部123および給紙部124に
接続され、これら各部からの情報を受け取り、判断し、
各部に動作指示等の情報を出力して、各部を統括制御し
ている。また制御部100は定着装置40のコイル用電
源101に接続され、電源101から誘導コイル13へ
供給する誘導電流の通電を制御する。制御部100には
加熱部材温度検知手段16が接続され、加熱ローラ10
の表面温度を検知した信号が入力される。また制御部1
00にはタイマー102、機内温度検知手段103が接
続される。図7(a)に示すように、処理がスタートす
ると、ステップS1で温度検知手段16による検知に基
づき、加熱ローラ10が所定のウォームアップ温度に達
するまでウォームアップした(ウォームアップ完了し
た)か否かを判断し、ウォームアップが完了していなけ
れば(「いいえ」)処理を終了する。ウォームアップが
完了していれば、ステップS2で、タイマー102で計
測したウォームアップ完了からの経過時間twを読み込
み、ステップS3で制御温度テーブルを参照して、ステ
ップS4で加熱ローラ10の制御温度を設定してから処
理を終了する。以上のルーチンを所定時間ごと、例えば
1秒ごとに繰り返して行う。ここで、制御部100は、
本発明の変更手段として機能する。図7(b)の制御で
は、ステップS11で加熱ローラ10のウォームアップ
が完了したか否かを判断し、ウォームアップが完了して
いなければ(「いいえ」)処理を終了する。ウォームア
ップが完了していれば(「はい」)、ステップS12
で、ウォームアップ完了からの経過時間twを読み込
み、ステップS13で、機内温度検知手段103で検知
した画像形成装置の機内温度Tkを読み込み、ステップ
S14で、温度検知手段1016で検知したウォームア
ップ開始時の加熱部材温度をThを読み込み、ステップ
S15で制御テーブルを参照して、ステップS16で加
熱ローラ10の制御温度を設定して処理を終了する。以
上のルーチンを所定時間ごと、例えば1秒ごとに繰り返
して行う。ここで、制御部100は、本発明の変更手段
として機能する。以後は、この設定した制御温度に加熱
ローラ10を温度制御する。本実施の形態では、以上の
ような制御を行うので、コイルの温度上昇を抑制して、
コイルの過昇温を防止することができる。
【0021】[実施の形態2]実施の形態2では、プリ
ントモード時間(実際のプリント動作時間)を積算する
プリントモード時間積算手段104(図9)を備え、該
プリントモード時間積算手段104により積算したプリ
ントモード積算時間およびタイマー102により計測し
たウォームアップ完了時からの経過時間に応じて加熱ロ
ーラ10の制御温度を変更する。より具体的には、例え
ばタイマー102により計測した経過時間が大きくなる
ほど、又、プリントモード時間積算手段104により積
算したプリントモード積算時間が大きくなるほど、加熱
ローラ10の制御温度を下げる。ウォームアップ完了か
らのプリントモード積算時間およびウォームアップから
の経過時間が大きくなると、コイル自己発熱総量が大き
くなるためコイル温度は上昇する。そこで、加熱ローラ
10の制御温度を下げることでコイル通電オンデューテ
ィーが低下し、コイルの単位時間あたりの自己発熱量が
低下し、結果としてコイル温度上昇を抑制できる。
【0022】加熱ローラ10の制御温度の変更は、例え
ば図11に示すような制御温度テーブルに基づいて行
う。この制御温度テーブルは、加熱ローラ10の制御温
度をウォームアップ完了からの経過時間およびプリント
モード積算時間に応じて定めたものである。
【0023】さらに、画像形成装置の機内温度に応じて
加熱ローラ10の制御温度を変更しても良い。すなわ
ち、本実施の形態では、機内温度を検知する機内温度検
知手段103(図9)を備え、該機内温度検知手段10
3により検知した機内温度が高いほど加熱ローラ10の
制御温度を下げる。機内温度が高いほど、コイルからの
放熱効率が低下し、その結果コイル温度は高くなる傾向
にある。そこで、加熱ローラの制御温度を下げること
で、加熱ローラからの輻射熱低下およびコイル通電デュ
ーティー低下によるコイル自己発熱量低下によって、コ
イル温度上昇を抑制することが出来る。また、画像形成
装置では、トナー画像を形成可能とするプリントモード
が複数種類に設定されているとともに、プリントモード
の種類に応じて加熱ローラ10の初期制御温度設定が異
なるようになっていて、プリントモードの種類を検知す
るプリントモード種類検知手段105(図9)を備え、
該プリントモード種類検知手段105により検知したプ
リントモードの種類に応じて加熱ローラ10の制御温度
を変更するようにしても良い。ここで、プリントモード
には、例えば、厚紙用のプリントモード、薄紙用のプリ
ントモード等があり、このうち厚紙用のプリントモード
では、薄紙用のプリントモードよりも加熱ローラ10の
初期制御温度が高くなっている。プリントモードの種類
によって加熱ローラ10から奪う熱量が異なるために、
コイル通電オンデューティーが異なり、コイル自己発熱
量も異なる。その結果、プリントモードの種類によって
コイル温度上昇速度も異なるため、プリントモードの種
類毎に制御温度テーブルを設けるのが好ましい。さら
に、記録材の種類(サイズ等)に応じて加熱ローラ10
の制御温度を変更しても良い。記録材の種類によって加
熱ローラ10から奪う熱量が異なるために、コイル通電
オンデューティーが異なり、コイル自己発熱量も異な
る。その結果、記録材の種類によってコイル温度上昇速
度も異なるため、記録材の種類毎に制御温度テーブルを
設けるのが好ましい。具体的には、例えば記録材種類検
知手段106(図9)により検知した記録材のサイズが
大きくなるほど加熱ローラ10の制御温度を下げる。ま
た、ウォームアップ開始の際に加熱部材温度検知手段1
6が検知した温度に応じて加熱ローラ10の制御温度を
変更しても良い。すなわち、本実施の形態では、ウォー
ムアップ開始の際に加熱部材温度検知手段16が検知し
た温度が高いほど加熱ローラ10の制御温度を下げる。
ウォームアップ開始の際の加熱部材検知温度が高いほ
ど、加熱部材からの輻射熱によってコイル温度が高い傾
向にある。そこで、加熱ローラの制御温度を下げること
で、加熱ローラからの輻射熱量低下およびコイル通電デ
ューティー低下によるコイル自己発熱量低下によって、
コイル温度上昇を抑制することが出来る。
【0024】本実施の形態における制御系のブロック図
を図9に示し、制御の手順のフローチャートを図10
(a)、図10(b)に示す。本実施の形態における制
御系は、図6に示した制御系と比べて、プリントモード
時間積算手段104、プリントモード種類検知手段10
5および記録材種類検知手段106が付加されている点
が異なる。図10(a)に示すように、処理がスタート
とすると、ステップS21で加熱ローラ10のウォーム
アップが完了したか否かを判断し、ウォームアップが完
了していなければ処理を終了する。ウォームアップが完
了していれば、ステップS22で、タイマー102で計
測したウォームアップ完了からの経過時間twを読み込
み、ステップS23で、プリントモード時間積算手段1
04で積算したプリントモード積算時間tpを読み込
み、ステップS24で温度制御テーブルを参照して、ス
テップS25で加熱ローラ10の制御温度を設定して処
理を終了する。以上のルーチンを所定時間ごと、例えば
1秒ごとに繰り返して行う。ここで、制御部100は、
本発明の変更手段として機能する。図10(b)の制御
では、処理がスタートすると、ステップS31で加熱ロ
ーラ10のウォームアップが完了したか否かを判断し、
ウォームアップが完了していなければ処理を終了する。
ウォームアップが完了していれば、ステップS32で、
タイマー102で計測したウォームアップ完了からの経
過時間twを読み込み、ステップS33で、プリントモ
ード時間積算手段104で積算したプリントモード積算
時間tpを読み込み、ステップS34で、機内温度検知
手段103で検知した機内温度Tkを読み込み、ステッ
プS35で、加熱部材温度検知手段16で検知したウォ
ームアップ開始時の加熱部材温度Thを読み込み、ステ
ップS36で、プリントモード種類検知手段105で検
知したプリントモード情報(種類)を読み込み、ステッ
プS37で、記録材種類検知手段106で検知した記録
材情報(種類)を読み込み、ステップS38で温度制御
テーブルを参照して、ステップS39で加熱ローラ10
の制御温度を設定して処理を終了する。以上のルーチン
を所定時間ごと、例えば1秒ごとに繰り返して行う。こ
こで、制御部100は、本発明の変更手段として機能す
る。以後は、この設定した制御温度に加熱ローラ10を
温度制御する。本実施の形態では、以上のような制御を
行うので、コイルの温度上昇を抑制して、コイルの過昇
温を防止することができる。
【0025】[実施の形態3]実施の形態3では、加熱
ローラ10がウォームアップしてからの誘導コイル13
の通電時間を積算するコイル通電時間積算手段107
(図12)を備え、該コイル通電時間積算手段107に
より積算したコイル通電積算時間およびタイマー102
により計測したウォームアップ完了時からの経過時間に
応じて加熱ローラ10の制御温度を変更する。より具体
的には、例えばタイマー102により計測した経過時間
が大きくなるほど、又、コイル通電時間積算手段107
により積算したコイル通電積算時間が大きくなるほど、
加熱ローラ10の制御温度を下げる。ウォームアップ完
了からの経過時間とコイル通電積算時間が大きくなる
と、コイル自己発熱総量が大きくなるためコイル温度は
上昇する。そこで、加熱ローラ10の制御温度を下げる
ことでコイル通電オンデューティーが低下し、コイルの
単位時間あたりの自己発熱量が低下し、結果としてコイ
ル温度上昇を抑制できる。
【0026】加熱ローラ10の制御温度の変更は、例え
ば図14に示すような制御温度テーブルに基づいて行
う。この制御温度テーブルは、加熱ローラ10の制御温
度をウォームアップ完了からの経過時間およびコイル通
電積算時間に応じて定めたものである。
【0027】さらに、画像形成装置の機内温度に応じて
加熱ローラ10の制御温度を変更しても良い。すなわ
ち、本実施の形態では、機内温度を検知する機内温度検
知手段103(図12)を備え、該機内温度検知手段1
03により検知した機内温度が高いほど加熱ローラ10
の制御温度を下げる。機内温度が高いほど、コイルから
の放熱効率が低下し、その結果コイル温度は高くなる傾
向にある。そこで、加熱ローラの制御温度を下げること
で、加熱ローラからの輻射熱低下およびコイル通電デュ
ーティー低下によるコイル自己発熱量低下によって、コ
イル温度上昇を抑制することが出来る。また、ウォーム
アップ開始の際に加熱部材温度検知手段16が検知した
温度に応じて加熱ローラ10の制御温度を変更しても良
い。すなわち、本実施の形態では、ウォームアップ開始
の際に加熱部材温度検知手段16が検知した温度が高い
ほど加熱ローラ10の制御温度を下げる。ウォームアッ
プ開始の際の加熱部材検知温度が高いほど、加熱部材か
らの輻射熱によってコイル温度が高い傾向にある。そこ
で、加熱ローラの制御温度を下げることで、加熱ローラ
からの輻射熱量低下およびコイル通電デューティー低下
によるコイル自己発熱量低下によって、コイル温度上昇
を抑制することが出来る。
【0028】本実施の形態における制御系のブロック図
を図12に示し、制御の手順のフローチャートを図13
(a)、図13(b)に示す。本実施の形態における制
御系は、図6に示した制御系と比べて、コイル通電時間
積算手段107が付加されている点が異なる。図13
(a)に示すように、処理がスタートとすると、ステッ
プS41で加熱ローラ10のウォームアップが完了した
か否かを判断し、ウォームアップが完了していなければ
処理を終了する。ウォームアップが完了していれば、ス
テップS42でウォームアップ完了からの経過時間tw
を読み込み、ステップS43で、コイル通電時間積算手
段107で積算したコイル通電積算時間tcを読み込
み、ステップS44で温度制御テーブルを参照して、ス
テップS45で加熱ローラ10の制御温度を設定して処
理を終了する。以上のルーチンを所定時間ごと、例えば
1秒ごとに繰り返して行う。ここで、制御部100は、
本発明の変更手段として機能する。図13(b)の制御
では、処理がスタートすると、ステップS51で加熱ロ
ーラ10のウォームアップが完了したか否かを判断し、
ウォームアップが完了していなければ処理を終了する。
ウォームアップが完了していれば、ステップS52でウ
ォームアップ完了からの経過時間twを読み込み、ステ
ップS53でコイル通電積算時間tcを読み込み、ステ
ップS54で機内温度Tkを読み込み、ステップS55
でウォームアップ開始時の加熱部材温度Thを読み込
み、ステップS56で温度制御テーブルを参照して、ス
テップS57で加熱ローラ10の制御温度を設定する。
以上のルーチンを所定時間ごと、例えば1秒ごとに繰り
返して行う。ここで、制御部100は、本発明の変更手
段として機能する。以後は、この設定した制御温度に加
熱ローラ10を温度制御する。本実施の形態では、以上
のような制御を行うので、コイルの温度上昇を抑制し
て、コイルの過昇温を防止することができる。
【0029】[実施の形態4]実施の形態4では、加熱
ローラ10がウォームアップしてから誘導コイル13で
消費するコイル電力を積算するコイル電力積算手段10
8(図15)を備え、該コイル電力積算手段108によ
り積算したコイル積算電力およびタイマー102により
計測したウォームアップ完了時からの経過時間に応じて
加熱ローラ10の制御温度を変更する。より具体的に
は、例えばタイマー102により計測した経過時間が大
きくなるほど、又、コイル通電時間積算手段107によ
り積算したコイル通電積算時間が大きくなるほど、加熱
ローラ10の制御温度を下げる。ウォームアップ完了か
らの経過時間とコイル積算電力が大きくなると、コイル
自己発熱総量が大きくなるためコイル温度は上昇する。
そこで、加熱ローラ10の制御温度を下げることでコイ
ル通電オンデューティーが低下し、コイルの単位時間あ
たりの自己発熱量が低下し、結果としてコイル温度上昇
を抑制できる。
【0030】加熱ローラ10の制御温度の変更は、例え
ば図17に示すような制御温度テーブルに基づいて行
う。この制御温度テーブルは、加熱ローラ10の制御温
度をウォームアップ完了からの経過時間およびコイル積
算電力に応じて定めたものである。
【0031】さらに、画像形成装置の機内温度に応じて
加熱ローラ10の制御温度を変更しても良い。すなわ
ち、本実施の形態では、機内温度を検知する機内温度検
知手段103(図15)を備え、該機内温度検知手段1
03により検知した機内温度が高いほど加熱ローラ10
の制御温度を下げる。機内温度が高いほど、コイルから
の放熱効率が低下し、その結果コイル温度は高くなる傾
向にある。そこで、加熱ローラの制御温度を下げること
で、加熱ローラからの輻射熱低下およびコイル通電デュ
ーティー低下によるコイル自己発熱量低下によって、コ
イル温度上昇を抑制することが出来る。また、ウォーム
アップ開始の際に加熱部材温度検知手段16が検知した
温度に応じて加熱ローラ10の制御温度を変更しても良
い。すなわち、本実施の形態では、ウォームアップ開始
の際に加熱部材温度検知手段16が検知した温度が高い
ほど加熱ローラ10の制御温度を下げる。ウォームアッ
プ開始の際の加熱部材検知温度が高いほど、加熱部材か
らの輻射熱によってコイル温度が高い傾向にある。そこ
で、加熱ローラの制御温度を下げることで、加熱ローラ
からの輻射熱量低下およびコイル通電デューティー低下
によるコイル自己発熱量低下によって、コイル温度上昇
を抑制することが出来る。
【0032】本実施の形態における制御系のブロック図
を図15に示し、制御の手順のフローチャートを図16
(a)、図16(b)に示す。本実施の形態における制
御系は、図6に示した制御系と比べて、コイル通電時間
積算手段107がなく、制御部100にコイル電力積算
手段108が付加されている点が異なる。図16(a)
に示すように、処理がスタートとすると、ステップS6
1で加熱ローラ10のウォームアップが完了したか否か
を判断し、ウォームアップが完了していなければ処理を
終了する。ウォームアップが完了していれば、ステップ
S62でウォームアップ完了からの経過時間twを読み
込み、ステップS63で、コイル電力積算手段107で
積算したコイル積算電力Wcを読み込み、ステップS6
4で温度制御テーブルを参照して、ステップS65で加
熱ローラ10の制御温度を設定して処理を終了する。以
上のルーチンを所定時間ごと、例えば1秒ごとに繰り返
して行う。ここで、制御部100は、本発明の変更手段
として機能する。図16(b)の制御では、制御がスタ
ートすると、ステップS71で加熱ローラ10のウォー
ムアップ完了したか否かを判断し、ウォームアップが完
了していなければ処理を終了する。ウォームアップが完
了していれば、ステップS72でウォームアップ完了か
らの経過時間twを読み込み、ステップS73でコイル
積算電力Wcを読み込み、ステップS74で機内温度T
kを読み込み、ステップS75でウォームアップ開始時
の加熱部材温度Thを読み込み、ステップS76で温度
制御テーブルを参照して、ステップS77で加熱ローラ
10の制御温度を設定して処理を終了する。以上のルー
チンを所定時間ごと、例えば1秒ごとに繰り返して行
う。ここで、制御部100は、本発明の変更手段として
機能する。以後は、この設定した制御温度に加熱ローラ
10を温度制御する。本実施の形態では、以上のような
制御を行うので、コイルの温度上昇を抑制して、コイル
の過昇温を防止することができる。
【0033】[実施の形態5]実施の形態5では、加熱
ローラ10がウォームアップしてからのプリント数(記
録材Pにプリント画像を得た数)を積算するプリント枚
数積算手段109(図18)を備え、該プリント枚数積
算手段109により積算したプリント積算数およびタイ
マー102により計測したウォームアップ完了時からの
経過時間に応じて加熱ローラ10の制御温度を変更す
る。より具体的には、例えばタイマー102により計測
した経過時間が大きくなるほど、又、プリント枚数積算
手段109により積算したプリント積算数が大きくなる
ほど、加熱ローラ10の制御温度を下げる。ウォームア
ップ完了からの経過時間とプリント積算数が大きくなる
と、コイル自己発熱総量が大きくなるためコイル温度は
上昇する。そこで、加熱ローラ10の制御温度を下げる
ことでコイル通電オンデューティーが低下し、コイルの
単位時間あたりの自己発熱量が低下し、結果としてコイ
ル温度上昇を抑制できる。
【0034】加熱ローラ10の制御温度の変更は、例え
ば図20に示すような制御温度テーブルに基づいて行
う。この制御温度テーブルは、加熱ローラ10の制御温
度をウォームアップ完了からの経過時間およびプリント
積算数に応じて定めたものである。
【0035】さらに、画像形成装置の機内温度に応じて
加熱ローラ10の制御温度を変更しても良い。すなわ
ち、本実施の形態では、機内温度を検知する機内温度検
知手段103(図18)を備え、該機内温度検知手段1
03により検知した機内温度が高いほど加熱ローラ10
の制御温度を下げる。機内温度が高いほど、コイルから
の放熱効率が低下し、その結果コイル温度は高くなる傾
向にある。そこで、加熱ローラの制御温度を下げること
で、加熱ローラからの輻射熱低下およびコイル通電デュ
ーティー低下によるコイル自己発熱量低下によって、コ
イル温度上昇を抑制することが出来る。また、ウォーム
アップ開始の際に加熱部材温度検知手段16が検知した
温度に応じて加熱ローラ10の制御温度を変更しても良
い。すなわち、本実施の形態では、ウォームアップ開始
の際に加熱部材温度検知手段16が検知した温度が高い
ほど加熱ローラ10の制御温度を下げる。ウォームアッ
プ開始の際の加熱部材検知温度が高いほど、加熱部材か
らの輻射熱によってコイル温度が高い傾向にある。そこ
で、加熱ローラの制御温度を下げることで、加熱ローラ
からの輻射熱量低下およびコイル通電デューティー低下
によるコイル自己発熱量低下によって、コイル温度上昇
を抑制することが出来る。
【0036】本実施の形態における制御系のブロック図
を図18に示し、制御の手順のフローチャートを図19
(a)、図19(b)に示す。本実施の形態における制
御系は、図6に示した制御系と比べて、プリント枚数積
算手段109が付加されている点が異なる。図19
(a)に示すように、処理がスタートとすると、ステッ
プS81で加熱ローラ10のウォームアップが完了した
か否かを判断し、ウォームアップが完了していなけれ
ば、待機状態にリターンする。ウォームアップが完了し
ていれば、ステップS82でウォームアップ完了からの
経過時間twを読み込み、ステップS83で、プリント
枚数積算手段109で積算したプリント積算枚数Npを
読み込み、ステップS84で温度制御テーブルを参照し
て、ステップS85で加熱ローラ10の制御温度を設定
して処理を終了する。以上のルーチンを所定時間ごと、
例えば1秒ごとに繰り返して行う。ここで、制御部10
0は、本発明の変更手段として機能する。図19(b)
の制御では、処理がスタートすると、ステップS91で
ウォームアップが完了したか否かを判断し、ウォームア
ップが完了していなければ処理を終了する。ウォームア
ップが完了していれば、ステップS92でウォームアッ
プ完了からの経過時間twを読み込み、ステップS93
でプリント積算枚数Npを読み込み、ステップS94で
機内温度Tkを読み込み、ステップS95でウォームア
ップ開始時の加熱部材温度Thを読み込み、ステップS
96で温度制御テーブルを参照して、ステップS97で
加熱ローラ10の制御温度を設定して処理を終了する。
以上のルーチンを所定時間ごと、例えば1秒ごとに繰り
返して行う。ここで、制御部100は、本発明の変更手
段として機能する。以後は、この設定した制御温度に加
熱ローラ10を温度制御する。本実施の形態では、以上
のような制御を行うので、コイルの温度上昇を抑制し
て、コイルの過昇温を防止することができる。
【0037】なお、加熱部材温度検知手段16を、例え
ばサーミスタとしたが、これに限らず、例えば熱電対、
赤外センサなど、加熱ローラ10の温度又は加熱ローラ
10近傍の温度を検知できるものであれば何でも良い。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像形成
装置によれば、定着装置の加熱部材に設けられた誘導コ
イルの自己発熱による過昇温を抑制し、コイルの耐久性
を確保し、焼損を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の一実施の形態を示す模
式図である。
【図2】図1の画像形成装置に設置された定着装置を示
す断面図である。
【図3】図2の定着装置の加熱ローラ内に配置された誘
導コイルを示す斜視図である。
【図4】本発明で使用し得る定着装置の他の例を示す断
面図である。
【図5】図4の定着装置の加熱ローラ内に配置された誘
導コイルを示す斜視図である。
【図6】本発明の実施の形態1における制御系を示すブ
ロック図である。
【図7】実施の形態1における制御手順を示すフローチ
ャートである。
【図8】実施の形態1の制御で使用する制御温度テーブ
ルを示す図表である。
【図9】実施の形態2における制御系を示すブロック図
である。
【図10】実施の形態2における制御手順を示すフロー
チャートである。
【図11】実施の形態2の制御で使用する制御温度テー
ブルを示す図表である。
【図12】実施の形態3における制御系を示すブロック
図である。
【図13】実施の形態3における制御手順を示すフロー
チャートである。
【図14】実施の形態3の制御で使用する制御温度テー
ブルを示す図表である。
【図15】実施の形態4における制御系を示すブロック
図である。
【図16】実施の形態4における制御手順を示すフロー
チャートである。
【図17】実施の形態4の制御で使用する制御温度テー
ブルを示す図表である。
【図18】実施の形態5における制御系を示すブロック
図である。
【図19】実施の形態5における制御手順を示すフロー
チャートである。
【図20】実施の形態5の制御で使用する制御温度テー
ブルを示す図表である。
【図21】従来の定着装置を示す断面図である。
【符号の説明】
10 加熱ローラ(加熱部材) 13 誘導コイル 16 加熱部材温度検知手段 20 加圧ローラ(加圧部材) 40 定着装置(誘導加熱定着装置) 100 制御部(変更手段) 102 タイマー 103 機内温度検知手段 104 プリントモード時間積算手段 105 プリントモード種類検知手段 106 記録材種類検知手段 107 コイル通電時間積算手段 108 コイル電力積算手段 109 プリント枚数積算手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 豊田 美帆 東京都八王子市石川町2970番地 コニカ株 式会社内 Fターム(参考) 2H033 AA23 BA25 BA26 BA31 BB14 BB18 BB21 BB28 BE06 CA05 CA07 CA08 CA16 CA23 CA30 3K059 AB19 AC33 AC35 CD03

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誘導コイルと、該誘導コイルにより誘導
    加熱される加熱部材と、該加熱部材に圧接してニップ部
    を形成する加圧部材とを有し、前記ニップ部に挿通され
    る記録材を加熱および加圧して、該記録材上のトナー画
    像を定着させる誘導加熱定着装置を備える画像形成装置
    において、前記加熱部材の温度又は該加熱部材近傍温度
    を検知する加熱部材温度検知手段と、該加熱部材温度検
    知手段による検知温度が所定のウォームアップ温度に達
    するまで加熱部材をウォームアップしてからの経過時間
    を計測するタイマーと、該タイマーにより計測した経過
    時間に応じて前記加熱部材の制御温度を変更する変更手
    段とを備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像形成装置において、
    前記変更手段は、前記タイマーにより計測した経過時間
    が大きくなるほど前記加熱部材の制御温度を下げること
    を特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の画像形成装置にお
    いて、当該画像形成装置の機内温度を検知する機内温度
    検知手段を備え、前記変更手段は、前記機内温度検知手
    段により検知した機内温度に応じて前記加熱部材の制御
    温度を変更することを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の画像形
    成装置において、前記変更手段は、ウォームアップ開始
    の際に前記加熱部材温度検知手段が検知した温度に応じ
    て前記加熱部材の制御温度を変更することを特徴とする
    画像形成装置。
  5. 【請求項5】 誘導コイルと、該誘導コイルにより誘導
    加熱される加熱部材と、該加熱部材に圧接してニップ部
    を形成する加圧部材とを有し、前記ニップ部に挿通され
    る記録材を加熱および加圧して、該記録材上のトナー画
    像を定着させる誘導加熱定着装置を備える画像形成装置
    において、前記加熱部材の温度又は該加熱部材近傍温度
    を検知する加熱部材温度検知手段と、該加熱部材温度検
    知手段による検知温度が所定のウォームアップ温度に達
    するまで加熱部材をウォームアップしてからの経過時間
    を計測するタイマーと、プリント動作時間であるプリン
    トモード時間を積算するプリントモード時間積算手段
    と、前記タイマーにより計測した経過時間および前記プ
    リントモード時間積算手段により積算したプリントモー
    ド積算時間に応じて前記加熱部材の制御温度を変更する
    変更手段とを備えることを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の画像形成装置において、
    前記変更手段は、前記タイマーにより計測した経過時間
    が大きくなるほど、又、前記プリントモード時間積算手
    段により積算したプリントモード積算時間が大きくなる
    ほど、前記加熱部材の制御温度を下げることを特徴とす
    る画像形成装置。
  7. 【請求項7】 請求項5又は6記載の画像形成装置にお
    いて、当該画像形成装置の機内温度を検知する機内温度
    検知手段を備え、前記変更手段は、前記機内温度検知手
    段により検知した機内温度に応じて前記加熱部材の制御
    温度を変更することを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】 トナー画像を形成可能とするプリントモ
    ードが複数種類に設定されているとともにプリントモー
    ドの種類に応じて前記加熱部材の初期制御温度設定が異
    なる請求項5〜7のいずれかに記載の画像形成装置にお
    いて、プリントモードの種類を検知するプリントモード
    種類検知手段を備え、前記変更手段は、前記プリントモ
    ード種類検知手段により検知したプリントモードの種類
    に応じて前記加熱部材の制御温度を変更することを特徴
    とする画像形成装置。
  9. 【請求項9】 請求項5〜8のいずれかに記載の画像形
    成装置において、記録材の種類を検知する記録材種類検
    知手段を備え、前記変更手段は、前記記録材種類検知手
    段により検知した記録材種類に応じて前記加熱部材の制
    御温度を変更することを特徴とする画像形成装置。
  10. 【請求項10】 請求項5〜9のいずれかに記載の画像
    形成装置において、前記変更手段は、ウォームアップ開
    始の際に前記加熱部材温度検知手段が検知した温度に応
    じて前記加熱部材の制御温度を変更することを特徴とす
    る画像形成装置。
  11. 【請求項11】 誘導コイルと、該誘導コイルにより誘
    導加熱される加熱部材と、該加熱部材に圧接してニップ
    部を形成する加圧部材とを有し、前記ニップ部に挿通さ
    れる記録材を加熱および加圧して、該記録材上のトナー
    画像を定着させる誘導加熱定着装置を備える画像形成装
    置において、前記加熱部材の温度又は該加熱部材近傍温
    度を検知する加熱部材温度検知手段と、該加熱部材温度
    検知手段による検知温度が所定のウォームアップ温度に
    達するまで加熱部材をウォームアップしてからの経過時
    間を計測するタイマーと、前記ウォームアップしてから
    の前記誘導コイルの通電時間を積算するコイル通電時間
    積算手段と、前記タイマーにより計測した経過時間およ
    び前記コイル通電時間積算手段により積算したコイル通
    電積算時間に応じて前記加熱部材の制御温度を変更する
    変更手段とを備えることを特徴とする画像形成装置。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の画像形成装置におい
    て、前記変更手段は、前記タイマーにより計測した経過
    時間が大きくなるほど、又、前記コイル通電時間積算手
    段により積算したコイル通電積算時間が大きくなるほ
    ど、前記加熱部材の制御温度を下げることを特徴とする
    画像形成装置。
  13. 【請求項13】 請求項11又は12記載の画像形成装
    置において、当該画像形成装置の機内温度を検知する機
    内温度検知手段を備え、前記変更手段は、前記機内温度
    検知手段により検知した機内温度に応じて前記加熱部材
    の制御温度を変更することを特徴とする画像形成装置。
  14. 【請求項14】 請求項11〜13のいずれかに記載の
    画像形成装置において、前記変更手段は、ウォームアッ
    プ開始の際に前記加熱部材温度検知手段が検知した温度
    に応じて前記加熱部材の制御温度を変更することを特徴
    とする画像形成装置。
  15. 【請求項15】 誘導コイルと、該誘導コイルにより誘
    導加熱される加熱部材と、該加熱部材に圧接してニップ
    部を形成する加圧部材とを有し、前記ニップ部に挿通さ
    れる記録材を加熱および加圧して、該記録材上のトナー
    画像を定着させる誘導加熱定着装置を備える画像形成装
    置において、前記加熱部材の温度又は該加熱部材近傍温
    度を検知する加熱部材温度検知手段と、該加熱部材温度
    検知手段による検知温度が所定のウォームアップ温度に
    達するまで加熱部材をウォームアップしてからの経過時
    間を計測するタイマーと、前記ウォームアップしてから
    前記誘導コイルで消費するコイル電力を積算するコイル
    電力積算手段と、前記タイマーにより計測した経過時間
    および前記コイル電力積算手段により積算したコイル積
    算電力に応じて前記加熱部材の制御温度を変更する変更
    手段とを備えることを特徴とする画像形成装置。
  16. 【請求項16】 請求項15記載の画像形成装置におい
    て、前記変更手段は、前記タイマーにより計測した経過
    時間が大きくなるほど、又、前記コイル電力積算手段に
    より積算したコイル積算電力が大きくなるほど、前記加
    熱部材の制御温度を下げることを特徴とする画像形成装
    置。
  17. 【請求項17】 請求項15又は16記載の画像形成装
    置において、当該画像形成装置の機内温度を検知する機
    内温度検知手段を備え、前記変更手段は、前記機内温度
    検知手段により検知した機内温度に応じて前記加熱部材
    の制御温度を変更することを特徴とする画像形成装置。
  18. 【請求項18】 請求項15〜17のいずれかに記載の
    画像形成装置において、前記変更手段は、ウォームアッ
    プ開始の際に前記加熱部材温度検知手段が検知した温度
    に応じて前記加熱部材の制御温度を変更することを特徴
    とする画像形成装置。
  19. 【請求項19】 誘導コイルと、該誘導コイルにより誘
    導加熱される加熱部材と、該加熱部材に圧接してニップ
    部を形成する加圧部材とを有し、前記ニップ部に挿通さ
    れる記録材を加熱および加圧して、該記録材上のトナー
    画像を定着させる誘導加熱定着装置を備える画像形成装
    置において、前記加熱部材の温度又は該加熱部材近傍温
    度を検知する加熱部材温度検知手段と、該加熱部材温度
    検知手段による検知温度が所定のウォームアップ温度に
    達するまで加熱部材をウォームアップしてからの経過時
    間を計測するタイマーと、前記ウォームアップしてから
    のプリント枚数を積算するプリント枚数積算手段と、前
    記タイマーにより計測した経過時間および前記プリント
    枚数積算手段により積算したプリント積算数に応じて前
    記加熱部材の制御温度を変更する変更手段とを備えるこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  20. 【請求項20】 請求項19記載の画像形成装置におい
    て、前記変更手段は、前記タイマーにより計測した経過
    時間が大きくなるほど、又、前記プリント枚数積算手段
    により積算したプリント積算数が大きくなるほど、前記
    加熱部材の制御温度を下げることを特徴とする画像形成
    装置。
  21. 【請求項21】 請求項19又は20記載の画像形成装
    置において、当該画像形成装置の機内温度を検知する機
    内温度検知手段を備え、前記変更手段は、前記機内温度
    検知手段により検知した機内温度に応じて前記加熱部材
    の制御温度を変更することを特徴とする画像形成装置。
  22. 【請求項22】 請求項19〜21のいずれかに記載の
    画像形成装置において、前記変更手段は、ウォームアッ
    プ開始の際に前記加熱部材温度検知手段が検知した温度
    に応じて前記加熱部材の制御温度を変更することを特徴
    とする画像形成装置。
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