JP2003095304A - ノズルキャップ - Google Patents
ノズルキャップInfo
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- JP2003095304A JP2003095304A JP2001292743A JP2001292743A JP2003095304A JP 2003095304 A JP2003095304 A JP 2003095304A JP 2001292743 A JP2001292743 A JP 2001292743A JP 2001292743 A JP2001292743 A JP 2001292743A JP 2003095304 A JP2003095304 A JP 2003095304A
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- mogiri
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Abstract
ぎ取りによりノズル孔を開設するようにしたノズルキャ
ップにおいて、指先によるもぎ取りが容易なモギリ栓
を、もぎ取り跡のケバ等が内容物の塗布に悪影響を与え
ない構成で一体成形可能とすることにより、安定して安
全な成形処理を得ることができ、また安全で良好な使用
状態を得る。 【解決手段】 組付き筒2の上端に肩壁を介してノズル
筒を立設し、ノズル筒の上端に、上面に上方に拡径した
凹部8を有し、中央にノズル孔9を開設した頂壁7を連
設し、ノズル孔9を封止するモギリ栓10を薄肉部12
を介してノズル孔9孔縁に連設し、モギリ栓10の上端
に、凹部8から突出して大径となった指掛け部11を起
立状に設け、組付き筒2と頂壁7との間に弾性変形部1
3を設け、凹部8の深さを、モギリ栓10のもぎ取り跡
のケバ等の突出高さよりも大きく設定することにより、
安全な成形と良好な使用状態を得る。
Description
れて、延出位置するノズル孔を形成し、このノズル孔
を、一体設したモギリ栓のもぎ取りにより開放する合成
樹脂製のノズルキャップに関するものである。
は、例えば特開2001−114326号公報に開示さ
れた技術があるが、この技術にあっては、ノズル筒の上
端に位置するノズル孔の上端開口縁がモギリ栓との連結
部であるので、もぎ取り跡のケバ等が開放されたノズル
孔の上端開口縁に残存形成され、内容物の注出使用時
に、このケバ等が頭皮等の皮膚に触れて、この皮膚に不
快な触感を与えたり傷をつけたりする、と云う不都合が
あった。
許第2696236号(特開平2−152652号公
報)に開示された技術があるが、この従来技術は、ノズ
ル孔の下端縁をモギリ栓との連結部としたので、もぎ取
り跡のケバ等は、ノズル孔の下端部に形成されることに
なり、これにより内容物の注出使用時に、ケバ等が頭皮
等の皮膚に触れることがなく、ノズルキャップを利用し
て、内容物を快適に注出塗布することができる。
たノズル部の成形金型からの離型の都合上、モギリ栓に
側方への突出片を付形することができず、このためモギ
リ栓の指先によるもぎ取りが行い難いので、モギリ栓も
ぎ取り用の開栓部材を後加工によりモギリ栓に取付けて
いる。
た従来技術にあっては、開栓部材を後加工によりモギリ
栓に取付けるので、その分、作業工数が多くなって、人
手と時間とを多く要することになる、と云う問題があっ
た。
してノズル部に一体設されているので、モギリ栓側に、
他の物品との接触等により外力が作用すると、この外力
が薄肉部に集中して作用し、これにより薄肉部が不正に
破断される、と云う問題があった。
用して、注出した内容物を塗布するに際して、頭皮等に
ノズル部が強く当って不快な思いをすることが多い、と
云う問題があった。
ける問題点を解消すべく創案されたもので、指先による
もぎ取りが容易なモギリ栓を、もぎ取り跡のケバ等が内
容物の塗布に悪影響を与えない構成で一体成形可能とす
ることを技術的課題とし、もって安定して安全な成形処
理を得ることができ、また安全で良好な使用状態を得る
ことができるようにすることを目的とする。
る本発明の内、請求項1記載の発明の手段は、壜口筒に
密に組付く組付き筒を有すること、組付き筒の上端に、
内鍔状の肩壁を介して立設されたノズル筒を有するこ
と、このノズル筒の上端に連設された、上面に上方に拡
径した凹部を形成すると共に、中央にノズル孔を開設し
た頂壁を有すること、ノズル孔の孔縁に、破断し易い薄
肉部を介して起立状に連設されてノズル孔を封止するモ
ギリ栓を有すること、このモギリ栓の上端に、モギリ栓
よりも大径となって、頂壁の凹部から上方に突出して起
立状に連設された指掛け部を有すること、組付き筒と頂
壁との間の部分に設けられ、組付き筒側部分に対する頂
壁側部分の変位を、弾性変形により許容させる弾性変形
部を有すること、頂壁上面の凹部の深さを、モギリ栓の
もぎ取り跡に発生するケバ等の突出高さよりも大きい値
に設定すること、にある。
ので、この指掛け部に対するモギリ栓を摘んだ指先の引
っ掛かりにより、モギリ栓にもぎ取り力を無理なく有効
に作用させることができ、これによりモギリ栓のもぎ取
り、すなわちノズル孔の開放は、用具を用いることな
く、指先だけで無理なく簡単に達成することができる.
ル孔の開孔縁には、この開孔縁がモギリ栓のもぎ取り跡
となるので、ケバ等が発生するが、ノズル孔を底部に開
放させた凹部の深さが、発生したケバ等の突出高さより
も大きいので、このケバ等が凹部内から突き出ることが
なく、このためノズル筒を頭皮等の皮膚に接触させなが
ら、壜容器から内容物を注出して使用する際に、ケバ等
が皮膚に接触することがない。
るので、射出成形されたノズルキャップの離型の関係か
ら、成形金型のキャビティ金型は割型タイプとなるが、
このため凹部を形成している頂壁部分は、型開きするキ
ャビティ金型に対して“むり抜き”状態となり、離型時
に潰れ変形し易い構造となっている。
の部分には、頂壁側部分の変位を、弾性変形により許容
させる弾性変形部が設けられているので、割型タイプの
キャビティ金型が型開きして、頂壁部分が“むり抜き”
状態になろうとすると、この弾性変形部が弾性変形し
て、頂壁部分を“むり抜き”状態とならない方向に変位
させるので、頂壁部分は、不正に潰れ変形することな
く、円滑に離型する。
端、すなわち頂壁を皮膚に断続的に押付けて、マッサー
ジしながら、注出した内容物を塗布する場合、頂壁の断
続的な押付けに対してクッション効果を発揮し、同様
に、他の物品との突き当り等によりモギリ栓に不正に外
力が作用した場合、この弾性変形部が弾性変形して外力
を吸収するので、薄肉部の不正破断が発生し難い。
明における弾性変形部を、壜口筒への組付きに寄与しな
い肩壁の中央部分を、容易に弾性変形できる程度の肉厚
として構成した、ものである。
の中央部分の肉厚を薄くするだけで弾性変形部を構成す
るので、ノズルキャップ全体の構造が簡単となり、既存
の金型に僅かな加工を施すだけで、簡単に成形すること
ができる。
明における弾性変形部を、ノズル筒の一部に、弾性変形
できる程度の肉厚である段部を周設して構成した、もの
である。
変形部を頂壁の近くに位置させることができるので、頂
壁の変位を速やかにかつ安定的に行わせることができ
る。
参照しながら説明する。ノズルキャップ1は、壜口筒1
4に密に組付く組付き筒2と、この組付き筒2の上端か
ら内鍔状に連設された肩壁4と、この肩壁4の内周端縁
から起立連設された、上方に縮径した縦長な円筒状のノ
ズル筒6と、このノズル筒6の上端に連設されて、この
ノズル筒6の上端開口部を閉鎖する頂壁7と、この頂壁
7に起立設されたモギリ栓10とから構成されている。
上方に拡径した凹部8としており、この凹部8の底部で
ある頂壁7の中央部にノズル孔9を開設し、このノズル
孔9の開孔縁に、破断し易い薄肉部12を介してモギリ
栓10を一体設することにより、ノズル孔9をモギリ栓
10で封止しており、モギリ栓10の上端には、凹部8
から上方に突出した部分の側面に、左右一対の突片を突
設した指掛け部11が起立連設されている。
3を内周面に刻設し、外周面に滑り止め用に複数の縦条
を設けている。
外周端部分の下面に、壜口筒14の開口部に密に嵌入す
る短円筒片状のシール筒片5を垂下設している。
れた弾性変形部13は、図1および図3図示実施例の場
合、シール筒片5よりも内側となる肩壁4部分と、ノズ
ル筒6の下端縁部とを、肉薄にして構成されており、ま
た図4図示実施例の場合、ノズル筒6の略中央高さ位置
に、下位のノズル筒6部分が拡径する段部を形成し、こ
の段部を肉薄にすることにより構成されている。
いて、本発明によるノズルキャップ1の離型動作の一例
を、図5ないし図8を参照しながら説明する。図5は、
型締め状態の金型装置15を示すもので、金型装置15
は、コアー金型を構成するセンターコア16とネジコア
17との組合せと、キャビティ金型である左右一対の割
金型18と、固定プレート20と、そしてエジェクター
プレート21とから構成されており、両割金型18に
は、ノズルキャップ1の凹部8を成形するための凹部成
形型部19が設けられている。
が終了した状態から、図6に示すように、固定プレート
20に対して、他の金型部分を、図において下方に移動
させて第一の型開き動作を行うが、この際、センターコ
ア16だけを、他の金型部分よりも大きく変位させて、
このセンターコア16とノズルキャップ1との間に隙間
を形成する。
との間に形成された隙間は、上下方向に沿った隙間間隔
が、凹部8の深さよりも大きい値となる。
間に、凹部8の深さよりも大きい隙間が形成されたなら
ば、図7に示すように、ネジコア17の離型動作と相前
後して、両割金型18を左右に型開きして、ノズルキャ
ップ1の離型を行うが、この際、頂壁7部分が割金型1
8の凹部成形型部19により下方に押されるが、この凹
部成形型部19からの押し下げ力により、弾性変形部1
3が弾性変形してノズル筒6を下降変位させるので、頂
壁7部分はむり抜き状態となることなく離型することに
なり、この頂壁7部分に潰れ変形が発生することはな
い。
充分に達成されたならば、エジェクタープレート21、
もしくは図示省略したロボットにより、ノズルキャップ
1を落下または取出し排出する。
で、以下に示す効果を奏する。請求項1記載の発明にあ
っては、ノズル筒の頂壁の凹部底部に起立連設されたモ
ギリ栓の上端に、凹部から上方に突出した大径の指掛け
部を起立状に連設したので、ノズル孔を設けた頂壁の構
造を、モギリ栓のもぎ取り跡のケバ等の悪影響が生じな
いように構成しているにも係らず、モギリ栓をもぎ取り
し易い構造とすることができ、これにより成形操作を複
雑にすることなく、モギリ栓のもぎ取りが容易であると
共に、モギリ栓のもぎ取り跡のケバ等の悪影響がないノ
ズルキャップを簡単に得ることができる。
設けた頂壁との間の部分に、弾性変形部を設けたので、
この弾性変形部の弾性変形により、モギリ栓に作用した
不要な外力、およびノズル筒の先端に作用する衝撃を吸
収することができ、これによりモギリ栓の不正なもぎ取
れを防止することができると共に、注出した内容物の塗
布を良好な状態で行うことができる。
型装置に僅かな加工を施すだけで、簡単に成形すること
ができるので、製作に要する経費を、大幅に低減させる
ことが可能となる。
部をノズル孔に近く位置させることができるので、頂壁
の変位を速やかにかつ確実に行わせることができ、これ
により安定した潰れ防止動作および緩衝動作を得ること
ができる。
図。
図。
図。
第一の説明図。
第二の説明図。
第三の説明図。
第四の説明図。
Claims (3)
- 【請求項1】 壜口筒(14)に密に組付く組付き筒(2)の
上端に、内鍔状の肩壁(4)を介してノズル筒(6)を立設
し、該ノズル筒(6)の上端に、上面に上方に拡径した凹
部(8)を形成すると共に、中央にノズル孔(9)を開設した
頂壁(7)を連設し、前記ノズル孔(9)の孔縁に、破断し易
い薄肉部(12)を介して連設されて前記ノズル孔(9)を封
止するモギリ栓(10)を起立連設し、該モギリ栓(10)の上
端に、前記凹部(8)から上方に突出した、前記モギリ栓
(10)よりも大径の指掛け部(11)を連設し、前記組付き筒
(2)と頂壁(7)との間の部分に、前記組付き筒(2)側部分
に対する頂壁(7)側部分の変位を、弾性変形により許容
させる弾性変形部(13)を設け、前記凹部(8)の深さを、
前記モギリ栓(10)のもぎ取り跡に発生するケバ等の突出
高さよりも大きい値に設定した合成樹脂製ノズルキャッ
プ。 - 【請求項2】 弾性変形部(13)を、壜口筒(14)への組付
きに寄与しない肩壁(4)の中央部分を、容易に弾性変形
できる程度の肉厚として構成した請求項1記載のノズル
キャップ。 - 【請求項3】 弾性変形部(13)を、ノズル筒(6)の一部
に、弾性変形できる程度の肉厚である段部を周設して構
成した請求項1記載のノズルキャップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001292743A JP2003095304A (ja) | 2001-09-26 | 2001-09-26 | ノズルキャップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001292743A JP2003095304A (ja) | 2001-09-26 | 2001-09-26 | ノズルキャップ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003095304A true JP2003095304A (ja) | 2003-04-03 |
Family
ID=19114648
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001292743A Pending JP2003095304A (ja) | 2001-09-26 | 2001-09-26 | ノズルキャップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003095304A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014076815A (ja) * | 2012-10-10 | 2014-05-01 | Mikasa Sangyo Co Ltd | ガスバリア性を有する注出具 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4073406A (en) * | 1975-11-17 | 1978-02-14 | L'oreal | Container for storing two products separately and dispensing a mixture thereof |
-
2001
- 2001-09-26 JP JP2001292743A patent/JP2003095304A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4073406A (en) * | 1975-11-17 | 1978-02-14 | L'oreal | Container for storing two products separately and dispensing a mixture thereof |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014076815A (ja) * | 2012-10-10 | 2014-05-01 | Mikasa Sangyo Co Ltd | ガスバリア性を有する注出具 |
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