JP2003093849A - 浸漬型膜濾過装置 - Google Patents
浸漬型膜濾過装置Info
- Publication number
- JP2003093849A JP2003093849A JP2001295752A JP2001295752A JP2003093849A JP 2003093849 A JP2003093849 A JP 2003093849A JP 2001295752 A JP2001295752 A JP 2001295752A JP 2001295752 A JP2001295752 A JP 2001295752A JP 2003093849 A JP2003093849 A JP 2003093849A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- filtration
- membrane module
- liquid
- treated
- immersion type
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000005374 membrane filtration Methods 0.000 title claims abstract description 36
- 238000007654 immersion Methods 0.000 title claims abstract description 33
- 239000012528 membrane Substances 0.000 claims abstract description 153
- 238000001914 filtration Methods 0.000 claims abstract description 151
- 239000007788 liquid Substances 0.000 claims abstract description 74
- 238000003860 storage Methods 0.000 claims abstract description 41
- 239000000706 filtrate Substances 0.000 claims abstract description 29
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 9
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 claims description 7
- 238000007599 discharging Methods 0.000 claims description 5
- 238000000034 method Methods 0.000 abstract description 15
- 239000012510 hollow fiber Substances 0.000 description 8
- 238000011001 backwashing Methods 0.000 description 5
- 239000000356 contaminant Substances 0.000 description 5
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 3
- 238000001471 micro-filtration Methods 0.000 description 3
- 244000005700 microbiome Species 0.000 description 3
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 3
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 3
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 3
- 229920002803 thermoplastic polyurethane Polymers 0.000 description 3
- 238000009295 crossflow filtration Methods 0.000 description 2
- 239000010419 fine particle Substances 0.000 description 2
- 239000012535 impurity Substances 0.000 description 2
- 239000004745 nonwoven fabric Substances 0.000 description 2
- 229920001225 polyester resin Polymers 0.000 description 2
- 239000004645 polyester resin Substances 0.000 description 2
- 239000011148 porous material Substances 0.000 description 2
- 239000004743 Polypropylene Substances 0.000 description 1
- 230000001174 ascending effect Effects 0.000 description 1
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 description 1
- 229920002678 cellulose Polymers 0.000 description 1
- 239000001913 cellulose Substances 0.000 description 1
- 239000002131 composite material Substances 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000004907 flux Effects 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 230000014759 maintenance of location Effects 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 229920000620 organic polymer Polymers 0.000 description 1
- 230000035699 permeability Effects 0.000 description 1
- 229920005672 polyolefin resin Polymers 0.000 description 1
- -1 polypropylene Polymers 0.000 description 1
- 229920001155 polypropylene Polymers 0.000 description 1
- 229920001296 polysiloxane Polymers 0.000 description 1
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 1
- 238000009287 sand filtration Methods 0.000 description 1
- 239000010802 sludge Substances 0.000 description 1
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 1
- 238000000108 ultra-filtration Methods 0.000 description 1
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 1
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
Abstract
を、簡易な方法で、長期間、効率的に実施できるように
する。 【解決手段】 貯留槽30内に貯留された被処理液31
に浸漬型膜濾過方式を適用して濾液を得るためのもので
あり、被処理液31の濾過機能を有し、収納容器4内に
収容、保持された管状濾過膜モジュール5などの濾過膜
モジュールと、濾過膜モジュールに向けて空気泡14を
供給するための空気泡供給装置9とを備え、前記収納容
器4に濾過膜モジュールの上縁より上方に延在する延在
部11を設けるか、前記空気泡供給装置9に空気泡14
の上昇力によって回転する回転翼7を設けるか、の少な
くとも一方を具備してなる。
Description
れた被処理液を浸漬型膜濾過方式により濾過処理し、濾
液を得るための浸漬型膜濾過装置に関するもので、さら
に詳しく言えば、空気泡によって、被処理液が前記浸漬
型膜濾過装置に用いる濾過膜モジュールの下方から上方
に流れて濾過されるようにした装置において、前記空気
泡を、濾過膜モジュールを構成する多数の濾過膜エレメ
ントに対して均等に供給することができるようにした浸
漬型膜濾過装置に関するものである。
ールを浸漬し、空気泡の浮力を利用しながら濾過するク
ロスフロー濾過方法が、高汚濁液の省エネルギー精密ろ
過方式として多方面で利用されるようになった。このよ
うな濾過方法は、例えば、特開昭61−129094号
公報に記載されており、この濾過方法は浸漬型膜濾過方
法とも言われ、これに使用する膜モジュールは浸漬型膜
モジュールとも言われ、多数の中空糸膜エレメントから
なる中空糸膜モジュールや多数の平膜エレメントからな
る平膜モジュールを被処理液中に浸漬したものが使用さ
れてきた。同様に、被処理液中に膜モジュールを浸漬
し、水頭差で濾過する濾過方法にも、中空糸膜モジュー
ルや平膜モジュールが使用され、従来の砂濾過方法に代
わる省エネルギー、低コストの濾過方法として注目され
ているが、このような濾過方法も浸漬型膜濾過方法と言
われ、これに使用する膜モジュールも浸漬型膜モジュー
ルと言われる。
する濾過方法と限外濾過方法とは、前者が空気泡の浮力
や水頭差を利用して被処理液を膜モジュールに供給して
いるのに対し、後者がポンプなどの機械的循環手段を用
いて膜モジュールに被処理液を供給している点で相違
し、それぞれは明確に区別されるものである。
処理液中には、多様な夾雑物が混在しており、これに使
用する膜モジュールを長期間、良好な濾過効率で運転す
るためには、被処理液の流路が閉塞されないように、あ
らかじめ大きな夾雑物を除去しておいたり、逆洗によっ
て膜面に付着したケーク層を除去する必要がある。この
膜モジュールに、平膜モジュールを使用した場合は、そ
れと同じ幅の被処理液の流路が確保できて、あらかじめ
大きな夾雑物を除去しなくても被処理液の流路が閉塞さ
れることはないが、逆洗に耐える強度を持たせることが
難しく、中空糸膜モジュールを使用した場合は、中空糸
膜の耐圧を利用して逆洗を行うことができるが、中空糸
膜と中空糸膜との間隙が被処理液の流路になるため、あ
らかじめ大きな夾雑物を除去しておかないと被処理液の
流路が閉塞されて、長期間、良好な濾過効率を維持する
ことが難しかった。
モジュールは平膜モジュールや中空糸膜モジュールに対
して多くの利点がある。すなわち、すべての空気の流
れがクロスフローの平行流れを大きくするために利用で
きること、空気泡と被処理液の通路が円筒形であるた
めに物質移動係数が他の形式のモジュールに比べて大き
く、原理的にフラックス(単位膜面積当たりのろ過流
量)が大きくできること、膜自身が空気泡と被処理液
の通路を構成するためにモジュール構造をコンパクトに
できること、内径が中空糸膜よりもはるかに大きいの
で、圧力損失が小さく逆洗による効果が大きくできるこ
と、などである。ところが、管状濾過膜モジュールを浸
漬型膜濾過方式に適用することについては、浸漬型膜濾
過方法が適用される被処理液中には多様な夾雑物が含ま
れるために管状濾過膜自体がこれらによって閉塞するこ
とが予想されたため、特別な関心が払われなかった。
過膜モジュールを用いて実現するに際しては、多数の濾
過膜エレメントに対して空気泡が均等に供給され、被処
理液の流速も均等になるようにする必要があるため、こ
のような濾過膜モジュールや空気泡を供給するための空
気泡供給装置を設置するに当たっては、濾過膜モジュー
ルが鉛直になり、空気泡供給装置が水平になるように調
整しなければならず、そのために多大な工数を要してい
た。
置のために多大な工数を要しないようにすることによ
り、各種の濾過膜モジュールを用いた浸漬型膜濾過方法
を、長期間にわたって効率的に実施できるようにするこ
とにある。
の発明は、貯留槽内に貯留された被処理液を浸漬型膜濾
過方式によって濾過処理し、濾液を得るための浸漬型膜
濾過装置が、濾過膜モジュールと空気泡供給装置とを少
なくとも有し、前記濾過膜モジュールは収納容器内に収
容、保持されて前記貯留槽内に配置され、前記空気泡供
給装置は空気泡を発生させる空気泡発生装置と前記空気
泡を濾過膜モジュールに向けて案内する案内筒とを有
し、前記空気泡によって被処理液が濾過膜モジュールの
下方から上方に流れて濾過されるように濾過膜モジュー
ルの下方に配置され、さらに前記収納容器に上端が前記
濾過膜モジュールの上縁より上方に延在する延在部を設
けるか、前記空気泡供給装置に空気泡の上昇力によって
回転する回転翼を設けるか、の少なくとも一方を具備し
たことを特徴とするものであり、これにより、濾過膜モ
ジュールの上縁より上方に延在した延在部または空気泡
の上昇力によって回転する回転翼によって、管状濾過膜
モジュールが鉛直になり、空気泡供給装置が水平になる
ように調整しなくても、空気泡を均等に濾過膜エレメン
トに供給することができるとともに、被処理液の流速も
均等にすることができる。
載の浸漬型膜濾過装置において、濾過膜モジュールは、
収納容器が濾液を排出する排出口を有し、この排出口か
ら延びる濾液排出経路を有していることを特徴とするも
のであり、これにより、収納容器を通じて濾液を円滑に
排出することができる。
載の浸漬型膜濾過装置において、濾過膜モジュールは複
数の管状濾過膜を収納容器内に収容した管状濾過膜モジ
ュールであり、かつ前記収納容器が、内側に間隔を設け
て、濾液を導入する導入口と濾液を排出する排出口を有
する筒状の集水管を有し、この間に管状濾過膜の複数本
を収容し、前記排出口から延びる濾液排出経路を有して
いることを特徴とするものであり、これにより、管状濾
過膜モジュールを用いた浸漬型膜濾過装置において、集
水管を通じて濾液を円滑に排出することができる。
る浸漬型膜濾過装置が採用される浸漬型膜濾過システム
の概略構成を示したものである。
は、被処理液31が貯留された貯留槽30内に、濾過膜
モジュールとしての管状濾過膜モジュール5と空気泡供
給装置9とを主に備えた浸漬型膜濾過装置2が浸漬され
ている。
器状に形成されており、内部に被処理液31が貯留され
ている。
部切欠き縦断面図に示したように、例えば樹脂製の部材
からなる円筒状の収納容器4と、この収納容器4内に充
填された複数本の管状濾過膜3とを備え、この管状濾過
膜3は内面に被処理液31の濾過機能を有していて、被
処理液31は、空気泡14とともに下方の入口12から
管状濾過膜3の内側の被処理液流路20を通って上方の
出口13に流れて濾過処理され、濾過処理後の被処理液
(濾液)は、管状濾過膜3の外側の処理液流路21を通
って、収納容器4側面の排出口6から排出されるように
構成されている。
状に形成されたものであり、各管状濾過膜3は、図示し
ていない外周の突起によって互いに密着しないように、
すなわち互いに間隔を設けて、収納容器4の上下の開口
方向に沿って互いに平行に密に集合させ、その上端部お
よび下端部は、それぞれウレタン樹脂などの樹脂材料を
用いて形成された保持部によって各管状濾過膜の開放状
態を維持しつつ収納容器4に対して一体的に保持されて
固定されている。この結果、収納容器4の両端部は当該
保持部によって液密に閉鎖されることになる。
1の濾過機能を持たせ、全体の強度を確保するために、
内周面側から外周面側に向けて順に濾過膜層および支持
膜層を備えた二層構造を有し、濾過膜層の種類は、特に
限定されるものではないが、被処理液から除去すべき濾
別成分の種類に応じて適宜選択することができる。たと
えば、微生物などの微粒子を除去する必要がある場合は
精密濾過膜が用いられる。精密濾過膜は、例えばJIS
K 3802によれば、0.01〜数μm程度の微粒
子および微生物を濾過によって分離するために用いる膜
と定義されているが、ここでは、20kPa以下の圧力
で実用的な濾過が可能な、孔径が0.04μmよりも大
きい微孔を多数有する、セルロース膜やポリオレフィン
系樹脂膜などの有機高分子多孔膜を用いるのが好まし
い。また、支持膜層は、上述の濾過膜層に対して形状保
持性を付与し、濾過膜層を円筒状に設定するためのもの
である。このような支持膜層は、通液性を有する多孔質
材料であれば各種のものを用いることができるが、通常
は、腰の強さ、優れた強度、優れた耐薬品性、高い耐熱
性および経済性を備えたポリプロピレン樹脂製あるいは
ポリエステル樹脂製の不織布を用いるのが好ましく、特
にポリエステル樹脂製の不織布を用いるのが好ましい。
15mmであるのが好ましく、5〜10mmに設定され
ているのがより好ましい。内径が3mm未満の場合は、
被処理液、特に、高汚濁の被処理液を濾過する際におい
て、被処理液中に含まれる各種の濾別成分や夾雑物によ
り管状濾過膜3が閉塞しやすくなり、濾過処理を長期間
安定に継続するのが困難になるおそれがある。逆に、内
径が15mmを超える場合は、容積の限られた収納容器
4内に充填可能な管状濾過膜3の本数が減少することに
なるため、管状濾過膜モジュール5の単位容積当りの濾
過面積(有効膜面積)が小さくなる。その結果、濾過流
量が低下することになるので、管状濾過膜モジュール5
のコンパクト化を図りながら被処理液の効率的な濾過処
理を実施するのが困難になるおそれがある。
層の和で表される肉厚(A)と外径(B)との比(A/
B)が0.025〜0.1であるのが好ましく、0.0
3〜0.1に設定されているのがより好ましい。この比
が0.025未満の場合は、管状濾過膜3に対して外側
から圧力を加えた場合、管状濾過膜3が潰れやすくな
る。この結果、管状濾過膜3の内周面に堆積する濾別成
分などからなるケーク層を排除するために、管状濾過膜
3に対して外側から圧力を加えて逆洗操作を実施した場
合、管状濾過膜が潰れてしまい、管状濾過膜3を逆洗す
るのが実質的に困難になる。なお、20kPa以上の耐
圧性を達成するためには、この比を0.03以上に設定
するのが好ましい。一方、この比が0.1を超える場合
は、管状濾過膜モジュール5の単位容積当りの濾過面積
(有効膜面積)が小さくなる。その結果、濾過流量が低
下することになるため、管状濾過膜モジュール5のコン
パクト化を図りながら被処理液の効率的な濾過処理を実
施するのが困難になるおそれがある。
膜層の表面からの突出量は、0.02〜0.2mmであ
るのが好ましい。突起の高さが0.02mm未満の場合
は、管状濾過膜3同士が密着し易くなり、結果的に濾過
液の流動性を高めるのが困難になるおそれがある。一
方、0.2mmを超える場合は、管状濾過膜3の本数、
すなわち、管状濾過膜モジュール5の収納容器4内に充
填可能な管状濾過膜3の本数が減少することになるた
め、管状濾過膜モジュール5の単位容積当りの濾過面積
が小さくなる。その結果、濾過流量が低下することにな
るため、管状濾過膜モジュール5のコンパクト化を図り
ながら被処理液の効率的な濾過処理を実施するのが困難
になるおそれがある。なお、突起の高さは、被処理液の
種類に応じて適宜選択することもできる。たとえば、被
処理液が活性汚泥液のように濾過流量が比較的小さいも
のである場合は、濾過面積を確保する観点から突起は低
めに設定するのが好ましい。一方、被処理液が河川の水
のように濾過流量が比較的大きいものである場合は、濾
液の流動性を高める観点から、突起は高めに設定するの
が好ましい。
濾過膜層が一体に積層された、幅が2cmのテープ状複
合膜を準備し、これを直径が7mmの心棒に対し、支持
膜層が表面になるように幅方向の両端部を重ね合わせな
がら螺旋状に巻き付け、重なり部分を超音波溶着するこ
とによって作製する。こうして、内径が7mm、肉厚が
0.15mmの管状濾過膜3を得ることができ、重なり
部分によって前述した突起を形成することができる。
モジュール5を作製する方法は、複数本の管状濾過膜3
の両端をヒートシ−ルし、これを収納容器4に充填し、
未硬化のウレタン樹脂を入れたシリコン製のモールド内
に一端を浸漬し、ウレタン樹脂が硬化するまで放置す
る。そして、他端もこれと同様のことを行う。そうする
と、それぞれ収納容器4と管状濾過膜3との間隙が閉鎖
されるので、閉鎖された後の管状濾過膜3の両端を収納
容器4に合わせて切り揃える。
ジュール5に対して空気泡14を供給するためのもので
あり、図1に示すように、貯留槽30内において、管状
濾過膜モジュール5の下方に配置されている。この空気
泡供給装置9は、ブロワー41から送出された空気を、
空気供給パイプ42を介して貯留槽30内の被処理液3
1中に導入して空気泡14を発生させる空気泡発生装置
43と前記空気泡14を管状濾過膜モジュール5に向け
て案内する案内筒8とを有しており、さらに前記収納容
器4に上端が前記管状濾過膜モジュール5の上縁より上
方に延在する延在部11を設けるか、前記空気泡供給装
置9に空気泡14の上昇力によって回転する回転翼7を
設けるか、の少なくとも一方を具備し、空気泡14が均
等に管状濾過膜モジュール5の下方から上方に流れ、こ
れによって被処理液31も均等に管状濾過膜モジュール
5の下方から上方に流れて濾過されるように構成されて
いる。なお、前記収納容器4は下端が前記案内筒8に接
続されている。
6から濾液排出経路44を通って外部に排出される。な
お、図1のものでは、濾液排出経路44に設けたポンプ
40による吸引によって排出しているが、このようなポ
ンプを用いずに水頭差によって排出することもできる。
4に設けられているが、管状濾過膜モジュール5を、収
納容器4が内側に間隔を設けて集水管を有したもので、
この間に管状濾過膜3の複数本を収納したものとする
と、該集水管に濾液を導入する導入口と濾液を排出する
排出口を設け、この排出口から濾液排出経路を通って外
部に排出されるようにしてもよい。
液31から長繊維状の夾雑物の流入を阻止しながら被処
理液31を内部に導入する網状フィルター10を設けて
もよい。この網状フィルター10は目開きが7mm程度
のものがよい。
型膜濾過装置2を用いた被処理液31の濾過処理操作に
ついて説明する。
コロイド成分、微生物などの濾別成分を含む被処理液3
1を供給して貯留する。この状態で、ブロワー41から
空気供給パイプ42を介して空気を供給すると、この空
気は空気泡発生装置43から空気泡14となって噴出す
る。この空気泡14は、案内筒8により案内されながら
上昇するが、その上昇力によって回転翼7が回転し、管
状濾過膜モジュール5に含まれる各管状濾過膜3の入口
12から内部の被処理液流路20に対してほぼ均等に供
給され、これによって被処理液31も、図1、図2に矢
印で示すように、各管状濾過膜3の被処理液流路20を
均等に流れて出口13から流出し、収納容器4の延在部
11によってその流速も均等になる。そして、各管状濾
過膜3内の被処理液流路20を通過する際、被処理液3
1を濾過し、得られた濾液を排出口6から濾液排出経路
44を通って外部に排出するため、濾液排出経路44に
設けたポンプ40による吸引を行っている。なお、図1
のものでは、ポンプ40による吸引によって排出してい
るが、このようなポンプ40を用いずに水頭差によって
排出することもできる。
の被処理液流路20に対してほぼ均等に被処理液31を
供給するために、空気泡供給装置を水平に配置し、管状
濾過膜モジュール5を鉛直に配置しようとしていたが、
上述したように、収納容器4の延在部11と空気泡14
の上昇力によって回転する回転翼7を設けたことによ
り、空気泡供給装置が水平に配置され、管状濾過膜モジ
ュール5が鉛直に配置されなくても、空気泡14を各管
状濾過膜3の被処理液流路20に対してほぼ均等に供給
することができ、被処理液31が各管状濾過膜3の被処
理液流路20を流れる流速も均等になって、ケーク層も
均等に堆積することになる。
成分は管状濾過膜3の濾過膜層20によって採取され、
被処理液31から取り除かれる。このような濾過処理に
よって貯留槽30内の被処理液31は、図1に矢印で示
すように、管状濾過膜モジュール5を下側から上側方向
に通過して自然に循環することになる。
が管状濾過膜モジュールの場合について説明したが、他
の形状のもの、すなわち、中空糸膜モジュールや平膜モ
ジュールであっても適用することができる。
4の延在部11と空気泡14の上昇力によって回転する
回転翼7を設けたものであるが、いずれか一方のみを設
けたものであってもよい。
うに、濾過膜モジュールを収容した収納容器の上端に延
在部を設けるか、空気泡供給装置に前記空気泡の上昇力
によって回転する回転翼を設けるか、の少なくとも一方
を具備しているから、空気泡を均等に濾過膜エレメント
に供給することができるとともに、被処理液の流速も均
等にすることができる。その結果、被処理液の濾過処理
を、長期間、効率的に実施するのに寄与することができ
る。
概略図である。
モジュールの一部切り欠き縦断面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 貯留槽内に貯留された被処理液を浸漬型
膜濾過方式によって濾過処理し、濾液を得るための浸漬
型膜濾過装置であって、前記浸漬型膜濾過装置は濾過膜
モジュールと空気泡供給装置とを少なくとも有し、前記
濾過膜モジュールは収納容器内に収容、保持されて前記
貯留槽内に配置され、前記空気泡供給装置は空気泡を発
生させる空気泡発生装置と前記空気泡を濾過膜モジュー
ルに向けて案内する案内筒とを有し、前記空気泡によっ
て被処理液が濾過膜モジュールの下方から上方に流れて
濾過されるように濾過膜モジュールの下方に配置され、
さらに前記収納容器に上端が前記濾過膜モジュールの上
縁より上方に延在する延在部を設けるか、前記空気泡供
給装置に空気泡の上昇力によって回転する回転翼を設け
るか、の少なくとも一方を具備したことを特徴とする浸
漬型膜濾過装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の浸漬型膜濾過装置におい
て、濾過膜モジュールは、収納容器が濾液を排出する排
出口を有し、この排出口から延びる濾液排出経路を有し
ていることを特徴とする浸漬型膜濾過装置。 - 【請求項3】 請求項1記載の浸漬型膜濾過装置におい
て、濾過膜モジュールは、複数の管状濾過膜を収納容器
内に収容した管状濾過膜モジュールであり、かつ前記収
納容器が、内側に間隔を設けて、濾液を導入する導入口
と濾液を排出する排出口を有する筒状の集水管を有し、
この間に管状濾過膜の複数本を収容し、前記排出口から
延びる濾液排出経路を有していることを特徴とする浸漬
型膜濾過装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001295752A JP2003093849A (ja) | 2001-09-27 | 2001-09-27 | 浸漬型膜濾過装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001295752A JP2003093849A (ja) | 2001-09-27 | 2001-09-27 | 浸漬型膜濾過装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003093849A true JP2003093849A (ja) | 2003-04-02 |
Family
ID=19117125
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001295752A Pending JP2003093849A (ja) | 2001-09-27 | 2001-09-27 | 浸漬型膜濾過装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003093849A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009144770A1 (ja) * | 2008-05-30 | 2009-12-03 | 株式会社クボタ | 浸漬型膜分離装置 |
CN118785958A (zh) * | 2022-03-02 | 2024-10-15 | 株式会社明电舍 | 气泡产生装置以及液体过滤装置 |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62103404U (ja) * | 1985-12-17 | 1987-07-01 | ||
JPH04247288A (ja) * | 1991-01-31 | 1992-09-03 | Kubota Corp | 水処理装置 |
JPH0670825U (ja) * | 1993-03-17 | 1994-10-04 | 石垣機工株式会社 | 内圧形ろ過膜による原液のろ過装置 |
JPH07236819A (ja) * | 1994-02-25 | 1995-09-12 | Nok Corp | 気泡分散機 |
JPH08332358A (ja) * | 1995-06-09 | 1996-12-17 | Kubota Corp | 膜分離装置 |
JPH0947639A (ja) * | 1995-08-09 | 1997-02-18 | Kurita Water Ind Ltd | 中空管状膜による膜分離装置 |
JPH09141066A (ja) * | 1995-11-21 | 1997-06-03 | Kubota Corp | 浸漬型膜分離装置 |
JPH11179385A (ja) * | 1997-12-18 | 1999-07-06 | Hitachi Zosen Corp | 浄水処理方法 |
-
2001
- 2001-09-27 JP JP2001295752A patent/JP2003093849A/ja active Pending
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62103404U (ja) * | 1985-12-17 | 1987-07-01 | ||
JPH04247288A (ja) * | 1991-01-31 | 1992-09-03 | Kubota Corp | 水処理装置 |
JPH0670825U (ja) * | 1993-03-17 | 1994-10-04 | 石垣機工株式会社 | 内圧形ろ過膜による原液のろ過装置 |
JPH07236819A (ja) * | 1994-02-25 | 1995-09-12 | Nok Corp | 気泡分散機 |
JPH08332358A (ja) * | 1995-06-09 | 1996-12-17 | Kubota Corp | 膜分離装置 |
JPH0947639A (ja) * | 1995-08-09 | 1997-02-18 | Kurita Water Ind Ltd | 中空管状膜による膜分離装置 |
JPH09141066A (ja) * | 1995-11-21 | 1997-06-03 | Kubota Corp | 浸漬型膜分離装置 |
JPH11179385A (ja) * | 1997-12-18 | 1999-07-06 | Hitachi Zosen Corp | 浄水処理方法 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009144770A1 (ja) * | 2008-05-30 | 2009-12-03 | 株式会社クボタ | 浸漬型膜分離装置 |
JP5283696B2 (ja) * | 2008-05-30 | 2013-09-04 | 株式会社クボタ | 浸漬型膜分離装置 |
CN118785958A (zh) * | 2022-03-02 | 2024-10-15 | 株式会社明电舍 | 气泡产生装置以及液体过滤装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4360057B2 (ja) | 浸漬型膜濾過装置および浸漬型膜濾過方法 | |
EP1043276B1 (en) | Apparatus and method for treating water | |
CN100354032C (zh) | 中空纤维膜组件、中空纤维膜组件单元及使用该组件的膜过滤装置和它的运转方法 | |
US6190557B1 (en) | Spiral wound type membrane element, running method and washing method thereof | |
CN1864824B (zh) | 过滤装置 | |
EP0734758A1 (en) | Membrane device having means for charging the membranes | |
JP2003024751A (ja) | 中空糸膜カートリッジ | |
US20100237014A1 (en) | Membrane module with multiple bottom headers and filtration process | |
JP2000157846A (ja) | 中空糸膜カートリッジ | |
US5651889A (en) | Sludge treatment membrane apparatus | |
KR101958154B1 (ko) | 공기세정 일체형 침지식 중공사막 모듈 장치 | |
JP3091015B2 (ja) | 膜分離装置 | |
JP5326571B2 (ja) | ろ過処理方法 | |
WO2014192476A1 (ja) | 濾過装置及びこれを用いた濾過方法 | |
JP2000343095A (ja) | 活性汚泥処理装置 | |
KR20080087899A (ko) | 막 여과 장치 및 이의 운전 방법 | |
JPH09131517A (ja) | 中空糸膜モジュールおよびその使用方法 | |
JP2000271457A (ja) | スパイラル型膜エレメントおよびスパイラル型膜モジュールの運転方法ならびにスパイラル型膜モジュール | |
JP2003093849A (ja) | 浸漬型膜濾過装置 | |
KR101392755B1 (ko) | 관형막을 이용한 수처리시스템 | |
JP2010188250A (ja) | 水処理方法 | |
JP6937175B2 (ja) | 中空糸膜濾過装置及びその洗浄方法 | |
JP3572267B2 (ja) | 管状膜分離装置 | |
JP6731820B2 (ja) | 中空糸膜モジュール及びこれを用いた濾過方法 | |
JP3801046B2 (ja) | 浸漬型膜ろ過装置および浸漬型膜ろ過方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20051219 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060125 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060330 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080131 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090313 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20090721 |