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JP2003092561A - 受信装置及び受信方法 - Google Patents

受信装置及び受信方法

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Publication number
JP2003092561A
JP2003092561A JP2001284100A JP2001284100A JP2003092561A JP 2003092561 A JP2003092561 A JP 2003092561A JP 2001284100 A JP2001284100 A JP 2001284100A JP 2001284100 A JP2001284100 A JP 2001284100A JP 2003092561 A JP2003092561 A JP 2003092561A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
gain
burst
timing
received signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001284100A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Usui
隆志 臼居
Hideaki Sato
秀明 佐藤
Kenji Komori
健司 小森
Masataka Wakamatsu
正孝 若松
Kazuyuki Saijo
和幸 西城
Shinichi Tanabe
伸一 田辺
Hideo Morohashi
英雄 諸橋
Kazuhiro Fujimura
和弘 藤村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2001284100A priority Critical patent/JP2003092561A/ja
Publication of JP2003092561A publication Critical patent/JP2003092561A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 伝送路状態が変動しても伝送路推定を行うこ
とができ、FFTタイミングだけでなくAGCに関して
も安定して制御することにより送信された信号を受信す
ることができる受信装置及び受信方法を提供する。 【解決手段】 受信装置は、受信信号からバースト周期
のデータシンボルを検出すると共に受信信号の強度の測
定を行うバースト検出手段4と、検出された受信信号の
レベルから受信信号を利得制御増幅手段1により増幅し
て所定レベルにすると共に増幅の利得はリファレンスシ
ンボルから次のリファレンスシンボルの期間毎に保持し
て所定の更新タイミングで更新する利得制御手段6と、
利得制御手段6に対する増幅の利得を更新する更新タイ
ミングをリファレンスシンボルの正の整数倍となるよう
に生成するタイミング制御手段5とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線通信システム
において使用されるものであって、屋内マルチパス環境
のように比較的緩やかな時間変化をもつ環境で最適なA
GC(Automatic Gain Contro
l:自動利得制御)制御特性を実現することにより伝送
された情報を受信する受信装置及び受信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、ワイヤレス(Wireles
s)1394、IEEE802.11a、HIPERL
AN/2などの無線通信規格により家屋内や屋外におけ
る5GHz帯における高速ディジタル通信システムが開
発されている。
【0003】これらの無線通信システムにおける伝送特
定の劣化の主な要因は複数経路の反射によるマルチパス
フェージングである。5GHz帯の波長は約6cmであ
るので、無線装置のわずかな位置の変化はもちろん、周
囲の物体や人体の移動によってもマルチパスフェージン
グの様子が変化し、受信機における受信電力が大きく変
化する。
【0004】無線通信により、高速な画像伝送を実現す
るための変調方式として、OFDM(Orthogon
al Frequency Division Mul
tiplex:直交周波数分割多重)変調方式が知られ
ている。OFDM変調方式は、マルチキャリア変調方式
で、数十から数百、または、システムによっては、数千
の直交した搬送波周波数を持つデジタル変調波を多重し
た信号を送信する方式である。
【0005】この変調方式は周波数選択性フェージング
に強く、マルチキャリアを作成するためにDFT(Di
scet Fourier Transform:離散
フーリエ変換)または、その高速演算が可能なFFT
(Fast FourierTransform:高速
フーリエ変換)が使用されるという特徴を持つ。
【0006】OFDM通信システムは信号の歪みによっ
て大きく誤り訂正特性が劣化するために、AGCの性能
が重要である。AGCは、自動利得制御のことで、受信
機において、強い電波のときはゲインを下げて、弱い電
波のときはゲインを上げて、出力を一定に保つ働きをす
る回路であり、つまり、受信機の増幅度を自動的に制御
し、受信電波の強弱にかかわらず出力を一定にする作用
をする。
【0007】従来の無線通信システムではAGCの時定
数を比較的大きくとり、信号電力の包絡線に追従させた
ものであった。このため、受信信号が大きく落ち込む区
間ではAGCが追従できずに復号誤りを生じる。この復
号誤りは時間インターリーブを用いて誤り訂正すること
ができる。
【0008】しかし、室内向けの5GHz帯無線通信シ
ステムでは、比較的緩やかな信号強度の変化をする。こ
のために時間インターリーブ長を長くする必要があり、
この処理のためのメモリーが大きくなりすぎて実用的で
はない。しかも高速データ通信を行う画像伝送アプリケ
ーションに適用される無線通信システムではなおさらで
ある。
【0009】ひとまとまりのデータを間欠的に伝送する
ためにバースト通信が利用されるが、伝送路特性が変化
するためにワイヤレス1394規格の通信ではバースト
の途中にリファレンスシンボルを挿入し、このリファレ
ンスシンボルを用いて伝送路の推定を行う。このように
バーストの途中にリファレンスシンボルを挿入すること
で復号誤りを低減させている。
【0010】このようなバーストの途中にリファレンス
シンボルを挿入する無線通信システムは以前から存在
し、例えば特開平2000−151548号公報にて開
示されている。しかし、放送と異なり、バースト通信で
は短時間でバーストが終了することから、バーストの先
頭にあるプリアンブルで一旦AGC利得を固定すると、
バーストの終了までその利得を維持するようにしてい
た。
【0011】また、従来の室内用アプリケーションでは
FM(Frequency Modulation)変
調がもっぱら用いられ、FM変調ではリミッターアンプ
が用いられるのでAGCの必要はなかった。
【0012】図11は、従来の受信機の構成を示すブロ
ック図である。図11において、自動利得制御増幅手段
111は、受信信号を自動利得制御して最適な信号レベ
ルとして、アナログ/デジタル変換器117によりアナ
ログ信号をデジタル信号に変換した後に、後段のOFD
M復調手段112、遅延手段113およびバースト検出
手段114に出力する。
【0013】OFDM復調手段112は、変調信号を復
調して復調信号を出力する。なお、本出願人による先願
(特開平1−205278号)では、変調信号としてO
FDM変調方式について記述しているため、復調手段と
してOFDM復調手段に限定している。
【0014】遅延手段113は、自動利得制御増幅手段
111による利得制御後の受信信号をバースト周期分遅
延させる。
【0015】バースト検出手段114は、自動利得制御
増幅手段111による利得制御後の受信信号と遅延手段
113による遅延信号との相関をとり、通信システムの
定めた周期のバースト信号を検出する。
【0016】パケット検出手段115は、バースト検出
手段114によりバースト検出された復調信号からパケ
ットの先頭のユニークワードを検出し、パケットが正確
に復調されたか否かを検出する。
【0017】自動利得増幅制御手段116は、バースト
検出手段114によるバースト検出結果およびパケット
検出手段115によるパケット検出結果に基づいて、自
動利得制御増幅手段111に対する自動制御利得を固定
にするか否かの制御を行う。自動利得増幅制御手段11
6は、バースト検出手段114によるバースト検出結果
およびパケット検出手段115によるパケット検出結果
により、パケットを検出したと判断したときは自動利得
制御増幅手段111に対する自動制御利得を固定にす
る。
【0018】図12は、従来のAGC制御を示すフロー
チャートである。図12において、ステップS11で、
受信信号の到来を待つ状態となる。具体的には、バース
ト検出手段114はバースト信号の到来を待機する。ス
テップS12で、バーストが検出されたか否かを判断を
する。具体的には、バースト検出手段114はプリアン
ブルを検出する。
【0019】ステップS12でバーストが検出されたと
きは、ステップS13で、AGCゲインを固定する。具
体的には、自動利得制御増幅手段111は検出されたプ
リアンブルのエネルギーを測定し、AGCゲインを適切
な利得に調整して固定する。
【0020】ステップS14で、復調の間はAGCゲイ
ンを固定してステップS11へ戻る。具体的には、OF
DM復調手段2が復調を開始すると、規定のバースト長
の間復調動作が行われる。OFDM復調手段2において
復調すべき復調データが終了すると、再びバースト検出
手段114はバースト信号の到来を待機する。なお、ス
テップS12でバーストが検出されないときは、ステッ
プS11へ戻る。このようにして、AGC利得はバース
ト中は一定値に保たれるように制御されていた。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の通信
システムにおいては、家屋内の高速データ無線伝送にお
いて注目される技術として、MPEG(Moving
Picture Experts Group)2やD
V(Digital Video)画像の伝送が用いら
れていた。これらのアプリケーションに適用される送信
機では数msec程度の比較的長いバーストを断続させ
て送信することが必要になる。そうすると、これらのア
プリケーションに適用される受信機では1つのバースト
内でAGC利得を固定した場合に、バースト内の信号強
度が変化してしまうので、AGC利得を追従させる必要
が出てくる。
【0022】近年、OFDM通信システムが5GHz帯
で用いられるようになり、受信機の復号動作において線
形性が高く求められるようになった。そのため、AGC
の動作が非常に重要となる。しかし、このようなバース
ト通信を行うためにAGC利得を追従させる受信機が存
在しないという不都合があった。
【0023】さらに、受信信号の強度変化とマルチパス
フェージングによる伝送路応答(チャンネルレスポン
ス)の変化が密接に関係している。そのためAGCと同
時に伝送路応答の推定も作用する必要がある。しかし、
このようなAGCと同時に伝送路応答の推定をすること
がでる受信機が存在しないという不都合があった。
【0024】本発明は、このような実情を鑑みてなされ
たものであり、伝送路状態が変動しても伝送路推定を行
うことができ、FFTタイミングだけでなくAGCに関
しても安定して制御することにより送信された信号を受
信することができる受信装置及び受信方法を提供するこ
とを目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明の受信装置および
受信方法は、以下の手段により以下の作用をする。ワイ
ヤレス(Wireless)1394規格の無線通信シ
ステムでは、リファレンスシンボルをバーストの途中に
挿入することができるため、このリファレンスシンボル
のタイミングにタイミングを合わせて直前にAGC制御
利得を変化させ、瞬時に利得が切り替わったところでリ
ファレンスシンボルを用いて再度伝送路推定を行う。
【0026】このように、リファレンスシンボルの直前
でAGC利得を変化させれば伝送路推定結果に影響を及
ぼさずに安定した伝送信号の受信を行うことができる。
【0027】従来のようにゆっくりとした時定数により
AGCを行う無線通信システムとは異なり、本発明で
は、例えば数Hz程度の比較的高速な信号強度の変化に
追従する点が特徴である。そのために以下の要件を満た
すAGC制御を行う。
【0028】第1に、AGCの時間応答性が要求され
る。AGCの時間応答性は非常に高速であり、データシ
ンボルとリファレンスシンボルの間で利得を切り替え
る。切り替え後の利得が安定してから伝送路推定および
エネルギー測定を行うために、利得が安定するまでの時
間は例えば数百nsecという瞬時である必要がある。
【0029】第2に、AGC利得は一定に保つことが要
求される。リファレンスシンボルと次のリファレンスシ
ンボルの間の区間ではAGC利得を一定に保つ。
【0030】第3に、AGC利得を切り替える時間間隔
が要求される。AGC利得を切り替える時間間隔は、リ
ファレンスシンボルの間隔またはその整数倍と一致させ
る。
【0031】
【発明の実施の形態】以下に、発明の実施の形態を説明
する。本実施の形態による受信装置は、無線LAN(L
ocal Area Network)等のバースト同
期型無線通信を行う受信装置であって、データ信号中に
一定期間ごとにリファレンスシンボルを挿入し、このリ
ファレンスシンボル毎に受信信号のレベル捕捉の微調整
を行うことにより、マルチパス環境下でのレベル補正を
より正確に実現するものである。
【0032】以下に、本実施の形態を説明する。図1は
本実施の形態に適用されるバースト通信システムの受信
装置の構成を示すブロック図である。図1において、利
得制御増幅手段1は、受信信号を利得Gにより制御して
最適な信号レベルとして、アナログ/デジタル変換器8
によりアナログ信号をデジタル信号に変換した後に、後
段のOFDM復調手段2、遅延手段3およびバースト検
出手段4に出力する。
【0033】OFDM復調手段2は、変調信号を復調し
て復調信号を出力する。遅延手段3は、利得制御増幅手
段1による利得制御後の受信信号をバースト周期分遅延
させる。
【0034】バースト検出手段4は、利得制御増幅手段
1による利得制御後の受信信号と遅延手段3による遅延
信号との相関をとり、通信システムの定めた周期のバー
スト信号を検出する。
【0035】タイミング制御手段5は、バースト検出手
段4によりバースト検出された復調信号からパケットの
先頭のパケット情報を解読し、パケットが正確に復調さ
れたか否かを検出する。また、タイミング制御手段5
は、パケットおよびフレーム構造に関するパラメータを
検出し、同期タイミング窓信号を出力する。
【0036】利得制御手段6は、利得制御増幅手段1に
よる利得制御後の受信信号、後述する受信信号電力観測
手段7による受信信号レベル、バースト検出手段4によ
るバースト検出結果(ΔPrx)およびタイミング制御
手段5による同期タイミング窓信号に基づいて、同期バ
ースト検出タイミングに合わせて、利得制御増幅手段1
に対する制御利得Gを変化させて利得制御後の受信信号
が最適な信号レベルとなるように制御を行うための制御
利得信号を出力する。
【0037】受信信号電力観測手段7は、受信信号の電
力Prxを観測して、受信信号電力信号PrxRFを出
力する。
【0038】以下、バースト同期型無線通信方式の例と
して、5GHz帯無線LANシステムの自動利得制御シ
ステムについて説明する。
【0039】5GHz帯無線LANシステムは、広帯域
に渡って優れた通信性能を実現するため、OFDM変調
方式が採用されている。
【0040】OFDM変調方式は、ゴースト及びマルチ
パスに対する強度が大きい反面、回路のノンリニアリテ
ィ(非線形性)に対する強度が弱い。このため、アナロ
グ/デジタル変換器等における受信信号の変換による歪
みが生じると、受信信号の品質の著しい劣化を招いてし
まう。
【0041】このため、5GHz帯無線LANシステム
では、変調信号の先頭にプリアンブル信号と呼ばれる1
0〜20μscのバースト信号を挿入し、この区間内で
タイミング同期をとる一方、アナログ/デジタル変換器
8に入力される受信信号の電圧振幅を歪みの生じない信
号許容範囲内にレベル捕捉する必要がある。
【0042】また、プリアンブル信号の後半の数μse
cには、リファレンスシンボルと呼ばれる伝送路の周波
数特性を観測してプリアンブル信号に続くデータ信号
(実際の通信データ)を補正するための基準信号が入っ
ており、リファレンス信号とデータ信号では、アナログ
/デジタル変換器8後のデジタル信号のレベルを変動す
ることは許されず、このため、利得制御増幅手段1によ
る利得を一定に保つ必要がある。
【0043】従って、5GHz帯無線LANシステムで
は、10μsecの時間で、歪みの生じない信号許容範
囲内にレベル捕捉する高速且つ高性能の自動利得増幅方
式が求められる。
【0044】上述したプリアンブル区間内で行う高速且
つ高性能なレベル捕捉を実現するため、以下の4段階の
レベル捕捉を行う。
【0045】第1段階として、バースト検出開始時に
は、利得制御手段6より利得制御信号を最大値で出力
し、利得制御増幅手段1による利得制御を最大利得に
し、バースト検出手段4は、利得制御増幅手段1による
最大利得制御後の受信信号と遅延手段3による遅延信号
との相関をとり、通信システムの定めた周期のバースト
信号の検出を行う。
【0046】このとき、アナログ/デジタル変換器8の
デジタル信号出力は歪んでしまうが、データ信号ではな
いプリアンブル信号なので受信信号の品質の劣化を招く
ことにはならない。
【0047】また、プリアンブル信号がマルチパス歪み
を含んでいても、バースト検出手段4において自己相関
器を用いることにより、検出率を低下させることなくバ
ースト検出が可能となる。
【0048】このようにして、受信信号の先頭のプリア
ンブル信号の到来を待つ。これと同時に、受信信号電力
観測手段7により、受信信号の電力Prxを観測して、
受信信号電力信号PrxRFを利得制御手段6へ出力す
る。ここでは、急峻な信号変化に対応するため、平均値
ではなく尖塔値を検波する。なお、バースト検出開始時
にリセット信号を与え、尖塔値検波回路をリセットし、
それ以降の最大尖塔値を観測するようにする。
【0049】第2段階として、バースト検出時には、バ
ースト検出手段4よりバースト検出信号を利得制御手段
6へ出力する。これを受けて、利得制御手段6より利得
制御信号が利得制御増幅手段1へ出力される。
【0050】このときの利得制御信号は、受信信号電力
観測手段7にて観測した受信信号電力信号PrxPFを
元に利得Gを計算したものである。この計算式は、受信
信号電力1を受信信号電力観測手段7にて観測した受信
信号電力、基準信号電力値1をアナログ/デジタル変換
器8のデジタル信号出力を歪ませない適切な値とする
と、以下の数1式で表される。
【0051】
【数1】制御利得1[dB]=受信信号電力1[dB
v]−基準信号電力値1[dBv]
【0052】ただし、このときの利得は、受信信号電力
の尖塔値の算出過程にアナログ信号処理を含んでおり、
若干のバラツキが含まれており、粗い利得制御となる。
【0053】このため、この利得でアナログ/デジタル
変換器8を無歪みで通した後に利得制御手段6にて受信
信号のデジタル値を積分して正確な信号電力を測定して
おく。
【0054】第3段階として、第2段階にてある程度時
間が経過した後、タイミング制御手段5より利得制御手
段6に同期タイミング信号を出力する。これを受けて、
利得制御手段6にてアナログ/デジタル変換器8を無歪
みで通した受信信号のデジタル積分値を元に計算した制
御利得信号を利得制御増幅手段1へ出力し、利得制御増
幅手段1で利得を最適化する。この計算式は、受信信号
電力2を利得制御手段6にて積分して求めたアナログ/
デジタル変換器8通過後の受信信号電力、基準信号電力
値2を利得制御後の受信信号電力の最適値とすると、数
2式で表される。
【0055】
【数2】制御利得2[dB]=受信信号電力2[dB
v]−基準信号電力値2[dBv]
【0056】こうして、最適化された利得値は一旦固定
される。従来例では、この後バーストの終了まで利得は
固定されたままであった。
【0057】本実施の形態では、第4段階の動作によっ
て特徴付けられる。すなわち、第3段階でAGC利得が
固定された後、時間Trだけ経つと、次のリファレンス
シンボルが送られてくる。タイミング制御手段5はこの
時間Trを計時しており、データ信号とリファレンスシ
ンボルの境界にてすばやくAGC利得を更新する。ここ
で更新する制御利得は、数2式と同一のアルゴリズムを
再度適用する。その後、バーストが終了するまで、繰り
返しこの第4段階を適用する。これにより、最適な利得
値への高速且つ正確なレベル捕捉が実現できる。
【0058】なお、上述の説明を補足するため、5GH
z帯無線LANシステムに関するいくつかの説明を記述
する。
【0059】5GHz帯無線LANシステムには、IE
EE802.11a、BRAN(HIPERLAN/
2)、ワイヤレス(Wireless)1394などの
無線通信規格によるものがある。
【0060】各システムの代表的なプリアンブル信号を
以下の図2〜図4に示す。図2は、IEEE802.1
1aのプリアンブル信号の構造を示す図である。図2に
おいて、B16はバーストパターンとバーストの周期を
表し、C32はガードインターバル部を表し、C64は
リファレンス信号を表している。
【0061】図3は、BRAN(HIPERLAN/
2)のプリアンブル信号の構造を示す図である。図3に
おいて、A16は第1のバーストパターンとバーストの
周期を表し、IA16は位相反転した第1のバーストパ
ターンを表し、B16は第2のバーストパターンとバー
ストの周期を表し、IB16は位相反転した第2のバー
ストパターンを表し、C32はガードインターバル部を
表し、C64はリファレンス信号を表している。
【0062】図4は、ワイヤレス(Wireless)
1394のプリアンブル信号の構造を示す図である。図
4において、A16はバーストパターンとバーストの周
期を表し、IA16は位相反転したバーストパターンを
表し、C32はガードインターバル部を表し、C64は
リファレンス信号を表している。
【0063】図5は、ワイヤレス(Wireless)
1394で採用されているバースト構造の一例を示す図
である。ワイヤレス(Wireless)1394規格
の無線通信システムでは、同期転送モードをサポートし
ているため、映像信号などの時間的に連続した信号を通
信することができる。しかしながら、長期間におよぶデ
ータ信号を通信しているとマルチパス環境下では受信信
号の先頭のプリアンブル信号Pに続くリファレンス信号
R1の受信時の伝送特性からバーストBの伝送特性が変
化していってしまい、受信性能が劣化してしまう。
【0064】このため、一定期間Tr以上のデータ信号
区間D1,D2,D3,D4,D5・・・には、リファ
レンス信号R1,R2,R3,R4,R5・・・を挿入
している。これにより、このリファレンス信号R1,R
2,R3,R4,R5・・・毎に伝送特性を測定し直
し、受信性能の劣化を防いでいる。
【0065】このようにワイヤレス(Wireles
s)1394規格の無線通信システムでは、同期転送モ
ードをサポートするために、データ信号区間D1,D
2,D3,D4,D5・・・には、一定間隔Trでリフ
ァレンス信号R1,R2,R3,R4,R5・・・が挿
入されている。
【0066】そこで、本実施の形態では、このリファレ
ンス信号R1,R2,R3,R4,R5・・・のタイミ
ングT1,T2,T3,T4,T5・・・で、利得制御
手段6からの利得制御信号を変化させるように構成して
いる。このように、リファレンス信号R1,R2,R
3,R4,R5・・・のタイミングT1,T2,T3,
T4,T5・・・で、利得制御手段6からの利得制御信
号を変化させることにより、レベル捕捉の微調整をする
ことができ、これにより、同期転送モードでの受信性能
を高品質に保つことが可能となる。
【0067】なお、リファレンス信号R1,R2,R
3,R4,R5・・・のタイミングT1,T2,T3,
T4,T5・・・で、利得制御手段6から出力する利得
制御信号は、前回のリファレンス信号R1,R2,R
3,R4,R5・・・のリファレンス信号のC64区間
での積分値を元に数2式を用いて計算することができ
る。
【0068】上述した本実施の形態によれば、無線LA
N等のバースト同期型無線受信装置であって、データ信
号中に一定期間ごとにリファレンスシンボルを挿入して
あるバーストを受信する際に、リファレンスシンボルご
とにレベル捕捉の微調整を行うことにより、マルチパス
環境下でのレベル捕捉をより正確に実現することができ
る。
【0069】図6は、一般的なOFDM通信システムの
送信機の構成を示すブロック図である。図6は、データ
信号中に一定期間ごとにリファレンスシンボルを挿入し
てあるバーストを送信する送信機を示すものである。
【0070】OFDM変調方式に、16QAM(Qua
drature Amplitude Modulat
ion(Amplitude and Phase S
hift Keying))等の多値変調を組み合わせ
る場合には同期検波で実現する必要がある。
【0071】図6において、OFDMブロック61は、
例えば図示しないFECCode(Forward E
rror Correction)部などで畳み込み符
号化等の符号化を行った後に、図示しないMAP部で1
6QAM等のマッピングを行ったデータDに対して、O
FDMブロック61のIFFT(Inverse FF
T)部62で逆FFT演算を行う。逆FFT演算の後に
GI(Gird Interval)挿入部63でガー
ドインターバルの挿入を行ってOFDMデータを発生す
る。
【0072】逆FFT演算の後にGI挿入部63でガー
ドインターバルの挿入を行って発生されたOFDMデー
タと、プリアンブル発生部64により発生されたプリア
ンブルとを、タイミング制御部66からのタイミング信
号に基づいて切替部65で切り替えて、D/A(Dig
ital/Analog)部67でアナログ信号に変換
した後に、RF部68で高周波処理のアナログ回路部を
通り、アンテナ69で伝送路である空間に電波として送
り出される。この場合、リファレンスの繰り返し周期
は、Trとする。
【0073】図7は、AGC制御を示すフローチャート
である。図7において、ステップS1で、受信信号の到
来を待つ状態となる。具体的には、バースト検出手段4
はバースト信号の到来を待機する。ステップS2で、バ
ーストが検出されたか否かを判断をする。具体的には、
バースト検出手段4はプリアンブルを検出する。
【0074】ステップS2でバーストが検出されたとき
は、ステップS3で、AGCゲインを固定して、時間△
t=0とする。具体的には、利得制御手段6は検出され
たプリアンブルのエネルギーを測定し、制御利得信号の
AGCゲインを適切な利得に調整して固定する。OFD
M復調手段2が復調を開始すると、規定のバースト長の
間復調動作が行われる。利得制御手段6はバースト中の
データ信号のエネルギーの変化をモニターしている。
【0075】ステップS4で、バーストが終了したか否
かを判断する。具体的には、バースト検出手段4は復調
開始後バーストの終了を検出する。ステップS4でバー
ストが終了していないときは、ステップS5で、時間△
t=NTr(Nは正の整数、Trはリファレンスシンボ
ルの間隔)になったら、制御利得信号のAGCゲインを
アップデートする。ステップS5の後にステップS6で
再び時間△t=0として、ステップS4へ戻る。具体的
には、利得制御手段6は復調開始後時間△t=NTr経
過するとリファレンス信号が到来するので、この直前に
AGCゲインを適切な利得に調整することにより、リフ
ァレンスシンボルの間隔Tr毎に制御利得信号のAGC
ゲインを更新する。今回のリファレンスシンボルから次
のリファレンスシンボルの間隔Trの間制御利得信号の
AGCゲインは一定値に保たれる。
【0076】ステップS2でバーストが検出されないと
き、ステップS4でバーストが終了したときは、ステッ
プS1へ戻る。具体的には、OFDM復調手段2におい
て復調すべき復調データが終了すると、再びバースト検
出手段4はバースト信号の到来を待機する。
【0077】図8は、受信機の詳細な構成を示すブロッ
ク図である。図8は、図1に示した受信機のOFDM復
調手段の構成を詳細に示し、制御利得信号の更新のタイ
ミングを説明するようにしたものである。図1に対応す
る部分には同一の符号を付してその説明を省略する。
【0078】図8において、アンテナ9で受信した信号
は、図示しないRF部で高周波処理のアナログ回路部を
通り、利得制御増幅手段1に供給される。
【0079】利得制御増幅手段1は、受信信号を利得G
により制御して最適な信号レベルとして、アナログ/デ
ジタル変換器8によりアナログ信号をデジタル信号に変
換した後に、後段のOFDM復調手段2、遅延手段3お
よびバースト検出手段4に出力する。
【0080】アナログ/デジタル変換器8により変換さ
れたデジタル信号を、パケット同期等の同期回路で同期
をとり、図示しないGI除去部でFFT演算への入力デ
ータの切り出しを行った後に、切り出されたFFT演算
用の入力データはOFDM復調手段2のFFT部2aに
供給される。OFDM復調手段2は、変調信号を復調し
て復調信号を出力する。
【0081】FFT部2aで後述するFFT窓Twに基
づいてFFT演算を行った周波数軸上に戻されたデータ
は、伝送路推定手段2bで後述する更新タイミングTn
に基づいて伝送路推定が行われる。伝送路推定されたデ
ータは後段の図示しない等化器で信号の振幅や位相を補
正される。従って、等化器は受信機のFFT変換処理の
後に配置される。等化器は、送信機側から予め既知であ
る信号、リファレンスシンボルおよびパイロットキャリ
アを使用して伝送路の状態を推定する。
【0082】ここで、シンボルとは、FFT変換処理に
おいて64ポイントのデータの切り出しを行う場合に、
その64ポイントのうちの52ポイントのデータをシン
ボルという。リファレンスシンボルは、既知のパターン
のOFDM信号である。ユーザデータのデータシンボル
は、データキャリアとパイロットキャリアとで構成され
る。
【0083】FFT変換処理の出力は、52キャリア分
の52個のデータである。このデータは、後述する利得
制御増幅手段1における制御利得信号のAGCゲインの
微調整により、マルチパス等の伝送路の影響による振幅
と位相の歪みを除去することができる。
【0084】遅延手段3は、利得制御増幅手段1による
利得制御後の受信信号をバースト周期分遅延させる。
【0085】バースト検出手段4は、利得制御増幅手段
1による利得制御後の受信信号と遅延手段3による遅延
信号との相関をとり、通信システムの定めた周期のバー
スト信号を検出する。ここで、遅延手段3とバースト検
出手段4は相関器を構成する。そして、バースト検出手
段4は、バーストの先頭タイミングを示すトリガーTr
igをタイミング制御手段5aに出力すると共に信号エ
ネルギー△Prxを利得制御手段6に出力する。
【0086】タイミング制御手段5は、バースト検出手
段4によりバースト検出された復調信号からパケットの
先頭のパケット情報を解読し、パケットが正確に復調さ
れたか否かを検出する。また、タイミング制御手段5
は、パケットおよびフレーム構造に関するパラメータを
検出し、トリガーTrigをもとに、FFT窓信号Tw
をFFT部2aに出力すると共に制御利得信号の更新タ
イミング信号Tnを利得制御手段6および伝送路推定手
段26に出力する。
【0087】タイミング制御手段5から出力される制御
利得信号の更新タイミング信号Tnは、リファレンス信
号の直前のタイミングとする。
【0088】利得制御手段6は、利得制御増幅手段1に
よる利得制御後の受信信号、後述する受信信号電力観測
手段7による受信信号レベル、バースト検出手段4によ
るバースト検出結果(ΔPrx)およびタイミング制御
手段5による同期タイミング窓信号Twに基づいて、同
期バースト検出タイミングに合わせて、利得制御増幅手
段1に対する制御利得Gを変化させて利得制御後の受信
信号が最適な信号レベルとなるように制御を行うための
制御利得信号を出力する。
【0089】受信信号電力観測手段7は、受信信号の電
力Prxを観測して、受信信号電力信号PrxRFを利
得制御手段6に出力する。
【0090】受信信号の電力Prxは、受信信号電力観
測手段7から出力される受信信号電力信号PrxRF
と、バースト検出手段4から出力される信号エネルギー
△Prxから以下の数3式により求められる。
【0091】
【数3】Prx=PrxRF+△Prx
【0092】また、FFT部2aの入力電力をPBBと
すると、AGC利得GはPBBが一定値、すなわち、数
4式となるように決められる。
【0093】
【数4】PBB=Prx/G=一定
【0094】時間Tr毎にPrxが変化しPBBが変化
するのでPBBが一定値となるようにAGC利得Gをア
ップデートする。
【0095】以下に、具体的な信号電力の他のモニター
方法を示す。時刻t=NTr(Nは正の整数)において
AGC利得をアップデートするには、△t=NTr前に
おけるリファレンス信号のエネルギーを利用する方法が
ある。t=(N−1)Trにおけるリファレンスのエネ
ルギーPrx{(N−1)Tr}をPrxRFと△Pr
xから求め、保存しておく。これらの値から新しい利得
G(NTr)を求め、時刻t=NTrにおいてアップデ
ートする。
【0096】なお、振幅に情報を載せる16QAM等の
多値変調方式では、受信装置では位相と振幅の補正を各
キャリア毎に行う必要があり、このための等化器が必要
となる。等化器は、送信した信号がフェージング等の伝
送路の影響により振幅の変化や位相の回転等の歪みを受
けた場合に、それを元の状態に戻す処理を施すための装
置である。
【0097】等化器の原理としては、伝送路の伝達関数
を推定し、その逆フィルターを受信信号にかけることに
より伝送路の歪みをキャンセルすることにより実現す
る。OFDM変調方式による無線通信システムにおいて
は、FFT変換処理後において周波数軸上としてのデー
タを持つことができるため、OFDM変調方式のための
等化器は、FFT変換処理後に配置される場合が多い。
【0098】図9は、AGC制御を示す波形図である。
図9Aは受信電力Prx、図9Bは送信信号、図9Cは
FFT入力、図9Dは制御利得信号のAGCゲイン、図
9Eは制御後のFFT入力である。
【0099】図9Aにおいて、受信電力Prxの時間変
化を表している。図9Bにおいて、バーストのプリアン
ブルP、リファレンスR、データシンボルDの位置を示
すバースト信号のパターンを表している。図9Cにおい
て、FFT入力の包絡線91の時間変化を表している。
図9Dにおいて、制御利得信号92のAGCゲインの時
間変化を表している。図9Eにおいて、AGCで利得制
御された後の信号の振幅93を表している。
【0100】図9Aに示すように信号強度である受信電
力Prxが変化する信号では、従来のように制御利得信
号のAGCゲインを固定すると、図9CにFFT入力の
包絡線91で示すように信号強度が変化してしまい、復
調誤りが大きくなる原因でもあったものが、図9Bに示
すリファレンスシンボルRのタイミングTr毎に図9D
のように制御利得信号92のAGCゲインを変化させる
ことにより、図9Eに制御後のFFT入力の制御された
信号振幅93に示すように、信号強度がほぼ一定値に保
たれ、復調誤りを小さくすることができるようになる。
【0101】図10は、AGC更新タイミングとFFT
窓タイミングの発生を示す図である。図10において、
タイミング制御手段5aから制御利得信号が更新される
AGC更新タイミングTnとFFT演算区間の開始を示
すFFT窓タイミングTwとが発生される。この2つの
タイミングは、以下のようになる。まず、リファレンス
Rの直前のタイミングでAGC更新タイミングTnが出
力される。このリファレンスRの直前のタイミングで出
力されるAGC更新タイミングTnから固定オフセット
時間OFSだけ経過したときにFFT窓タイミングTw
が出力される。
【0102】このようにAGC更新タイミングTnによ
り制御利得信号のAGCゲインが更新され、制御後の受
信信号について、OFDMシンボル64ポイントのうち
の52ポイントのデータシンボルに対してFFT窓タイ
ミングTwによりFFT区間でOFDM復調部2のFF
T部2aによるFFT演算が施される。
【0103】これにより、リファレンスシンボルのタイ
ミング毎に制御利得信号のAGCゲインを変化させるこ
とにより、制御後のFFT入力の制御された信号振幅は
ほぼ一定となり、信号強度がほぼ一定値に保たれるた
め、FFT演算による復調誤りを小さくすることができ
る。
【0104】また、AGC更新タイミングTnから固定
オフセット時間OFSだけ経過したときにFFT窓タイ
ミングTwが出力されることにより、OFDMシンボル
64ポイントのうちの52ポイントのデータシンボルに
対してFFT窓タイミングTwによりFFT区間で非常
に高速にOFDM復調部2のFFT部2aによるFFT
演算を行うことができる。
【0105】上述した本実施の形態において、ワイヤレ
スネットワークを規定するワイヤレス(Wireles
s)1394における例を示したが、これに限らず、他
のIEEE802.11a、HIPERLAN/2に適
用しても良い。
【0106】
【発明の効果】この発明の受信装置は、バースト通信さ
れるデータシンボル挿入領域に複数のリファレンスシン
ボルが挿入された信号を、所定の無線通信方式により変
調して無線伝送された変調信号を受信して復調する受信
装置において、受信信号からバースト周期のデータシン
ボルを検出すると共に受信信号の強度の測定を行うバー
スト検出手段と、検出された受信信号のレベルから受信
信号を利得制御増幅手段により増幅して所定レベルにす
ると共に増幅の利得はリファレンスシンボルから次のリ
ファレンスシンボルの期間毎に保持して所定の更新タイ
ミングで更新する自動利得制御手段と、自動利得制御手
段に対する増幅の利得を更新する更新タイミングをリフ
ァレンスシンボルの正の整数倍となるように生成するタ
イミング制御手段とを備えたので、無線LAN等のバー
スト同期型無線受信装置であって、データ信号中に一定
期間ごとにリファレンスシンボルを挿入してあるバース
トを受信する際に、リファレンスシンボルごとにレベル
捕捉の微調整を行うことにより、マルチパス環境下での
レベル捕捉をより正確に実現することができ、マルチパ
ス環境下における通信品質の低下を防止することができ
るという効果を奏する。
【0107】また、この発明の受信装置は、上述におい
て、無線通信方式は、バースト通信されるデータシンボ
ル挿入領域に複数のリファレンスシンボルが挿入された
信号を、複数の搬送波を使用して変調する直交周波数分
割多重方式であり、複数の搬送波を復調するための高速
演算が可能な高速フーリエ変換手段をさらに備え、タイ
ミング制御手段は、さらに高速フーリエ変換手段に対す
る演算期間の開始タイミングを生成するので、OFDM
リファレンスシンボルのタイミング毎に制御利得信号を
変化させることにより、制御後のFFT入力の制御され
た信号振幅はほぼ一定となり、信号強度がほぼ一定値に
保たれるため、FFT演算による復調誤りを小さくする
ことができるという効果を奏する。
【0108】また、この発明の受信装置は、上述におい
て、タイミング制御手段により生成される高速フーリエ
変換手段に対する演算期間の開始タイミングは、更新タ
イミングに基づいて生成されるので、更新タイミングか
らオフセット時間だけ経過したときに演算タイミングが
出力されることにより、OFDMシンボル64ポイント
のうちの52ポイントのデータシンボルに対して演算タ
イミングによりFFT区間で非常に高速にOFDM復調
部の高速フーリエ変換手段によるFFT演算を行うこと
ができるという効果を奏する。
【0109】また、この発明の受信方法は、バースト通
信されるデータシンボル挿入領域に複数のリファレンス
シンボルが挿入された信号を、所定の無線通信方式によ
り変調して無線伝送された変調信号を受信して復調する
受信方法において、受信信号からバースト周期のデータ
シンボルを検出すると共に受信信号の強度の測定を行う
バースト検出ステップと、検出された受信信号のレベル
から受信信号を利得制御増幅手段により増幅して所定レ
ベルにすると共に増幅の利得はリファレンスシンボルか
ら次のリファレンスシンボルの期間毎に保持して所定の
更新タイミングで更新する自動利得制御ステップと、自
動利得制御ステップに対する増幅の利得を更新する更新
タイミングをリファレンスシンボルの正の整数倍となる
ように生成するタイミング制御ステップとを備えたの
で、無線LAN等のバースト同期型無線受信方法であっ
て、データ信号中に一定期間ごとにリファレンスシンボ
ルを挿入してあるバーストを受信する際に、リファレン
スシンボルごとにレベル捕捉の微調整を行うことによ
り、マルチパス環境下でのレベル捕捉をより正確に実現
することができ、マルチパス環境下における通信品質の
低下を防止することができるという効果を奏する。
【0110】また、この発明の受信方法は、上述におい
て、無線通信方式は、バースト通信されるデータシンボ
ル挿入領域に複数のリファレンスシンボルが挿入された
信号を、複数の搬送波を使用して変調する直交周波数分
割多重方式であり、複数の搬送波を復調するための高速
演算が可能な高速フーリエ変換ステップをさらに備え、
タイミング制御ステップは、さらに高速フーリエ変換ス
テップに対する演算期間の開始タイミングを生成するの
で、OFDMリファレンスシンボルのタイミング毎に制
御利得信号を変化させることにより、制御後のFFT入
力の制御された信号振幅はほぼ一定となり、信号強度が
ほぼ一定値に保たれるため、FFT演算による復調誤り
を小さくすることができるという効果を奏する。
【0111】また、この発明の受信方法は、上述におい
て、タイミング制御ステップにより生成される高速フー
リエ変換ステップに対する演算期間の開始タイミング
は、更新タイミングに基づいて生成されるので、OFD
Mシンボル64ポイントのうちの52ポイントのデータ
シンボルに対して演算タイミングによりFFT区間で非
常に高速にOFDM復調部の高速フーリエ変換手段によ
るFFT演算を行うことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に適用されるバースト通信システ
ムの受信機の構成を示すブロック図である。
【図2】IEEE802.11aのプリアンブル構造を
示す図である。
【図3】BRAN(HIPERLAN/2)のプリアン
ブル構造を示す図である。
【図4】ワイヤレス(Wireless)1394のプ
リアンブル構造を示す図である。
【図5】ワイヤレス(Wireless)1394で採
用されているバーストの構造の一例を示す図である。
【図6】送信機の構成を示すブロック図である。
【図7】AGC制御を示すフローチャートである。
【図8】受信機の詳細な構成を示すブロック図である。
【図9】AGC制御を示す波形図であり、図9Aは受信
電力、図9Bは送信信号、図9CはFFT入力、図9D
はAGCゲイン、図9Eは制御後FFT入力である。
【図10】AGC更新タイミングとFFT窓タイミング
の発生を示す図である。
【図11】従来の受信機の構成を示すブロック図であ
る。
【図12】従来のAGC制御を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1……利得制御増幅手段部、2……OFDM復調手段、
3……遅延手段、4……バースト検出手段、5……タイ
ミング制御手段、6……利得制御手段、7……受信信号
電力観測手段、8……アナログ/デジタル変換器、9…
…アンテナ、B16……バースト、A16……バース
ト、IB16……位相反転パターン、IA16……位相
反転パターン、C32……ガードインターバル、C64
……リファレンス、P……プリアンブル、R1〜R5…
…リファレンス、D1〜D5……データ、B……バース
ト、T1〜T5……AGCゲイン更新タイミング、Tr
……リファレンスタイミング、61……OFDMブロッ
ク、62……IFFT、63……GI挿入部、64……
プリアンブル発生部、65……切替部、66……タイミ
ング制御部、67……D/A部、68……RF部、69
……アンテナ、2a……FFT、2b……伝送路推定手
段、5a……タイミング制御手段、91……包絡線、9
2……利得制御信号、93……制御された信号振幅、5
a……タイミング制御手段、Tn……AGC更新タイミ
ング、Tw……FFT窓タイミング、OFS……固定オ
フセット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小森 健司 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 若松 正孝 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 西城 和幸 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 田辺 伸一 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 諸橋 英雄 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 藤村 和弘 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5K022 DD01 DD33

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バースト通信されるデータシンボル挿入
    領域に複数のリファレンスシンボルが挿入された信号
    を、所定の無線通信方式により変調して無線伝送された
    変調信号を受信して復調する受信装置において、 受信信号からバースト周期のデータシンボルを検出する
    と共に上記受信信号の強度の測定を行うバースト検出手
    段と、 検出された上記受信信号のレベルから上記受信信号を利
    得制御増幅手段により増幅して所定レベルにすると共に
    上記増幅の利得はリファレンスシンボルから次のリファ
    レンスシンボルの期間毎に保持して所定の更新タイミン
    グで更新する自動利得制御手段と、 上記自動利得制御手段に対する増幅の利得を更新する上
    記更新タイミングをリファレンスシンボルの正の整数倍
    となるように生成するタイミング制御手段とを備えたこ
    とを特徴とする受信装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の受信装置において、 上記無線通信方式は、バースト通信されるデータシンボ
    ル挿入領域に複数のリファレンスシンボルが挿入された
    信号を、複数の搬送波を使用して変調する直交周波数分
    割多重方式であり、 上記複数の搬送波を復調するための高速演算が可能な高
    速フーリエ変換手段をさらに備え、 上記タイミング制御手段は、さらに上記高速フーリエ変
    換手段に対する演算期間の開始タイミングを生成するこ
    とを特徴とする受信装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の受信装置において、 上記タイミング制御手段により生成される上記高速フー
    リエ変換手段に対する演算期間の開始タイミングは、上
    記更新タイミングに基づいて生成されることを特徴とす
    る受信装置。
  4. 【請求項4】 バースト通信されるデータシンボル挿入
    領域に複数のリファレンスシンボルが挿入された信号
    を、所定の無線通信方式により変調して無線伝送された
    変調信号を受信して復調する受信方法において、 受信信号からバースト周期のデータシンボルを検出する
    と共に上記受信信号の強度の測定を行うバースト検出ス
    テップと、 検出された上記受信信号のレベルから上記受信信号を利
    得制御増幅手段により増幅して所定レベルにすると共に
    上記増幅の利得はリファレンスシンボルから次のリファ
    レンスシンボルの期間毎に保持して所定の更新タイミン
    グで更新する自動利得制御ステップと、 上記自動利得制御ステップに対する増幅の利得を更新す
    る上記更新タイミングをリファレンスシンボルの正の整
    数倍となるように生成するタイミング制御ステップとを
    備えたことを特徴とする受信方法。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の受信方法において、 上記無線通信方式は、バースト通信されるデータシンボ
    ル挿入領域に複数のリファレンスシンボルが挿入された
    信号を、複数の搬送波を使用して変調する直交周波数分
    割多重方式であり、 上記複数の搬送波を復調するための高速演算が可能な高
    速フーリエ変換ステップをさらに備え、 上記タイミング制御ステップは、さらに上記高速フーリ
    エ変換ステップに対する演算期間の開始タイミングを生
    成することを特徴とする受信方法。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の受信方法において、 上記タイミング制御ステップにより生成される上記高速
    フーリエ変換ステップに対する演算期間の開始タイミン
    グは、上記更新タイミングに基づいて生成されることを
    特徴とする受信方法。
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