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JP2003091697A - 2次元コードシステムおよびその方法 - Google Patents

2次元コードシステムおよびその方法

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Publication number
JP2003091697A
JP2003091697A JP2001280940A JP2001280940A JP2003091697A JP 2003091697 A JP2003091697 A JP 2003091697A JP 2001280940 A JP2001280940 A JP 2001280940A JP 2001280940 A JP2001280940 A JP 2001280940A JP 2003091697 A JP2003091697 A JP 2003091697A
Authority
JP
Japan
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dimensional code
data
cell
cells
color
Prior art date
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Pending
Application number
JP2001280940A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Fukunaga
秀樹 福永
Mario Fuse
マリオ 布施
Shoji Yamaguchi
昭治 山口
Tetsuya Kimura
哲也 木村
Hideaki Ashikaga
英昭 足利
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
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Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2001280940A priority Critical patent/JP2003091697A/ja
Publication of JP2003091697A publication Critical patent/JP2003091697A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 白黒2色の2次元コードよりも、データ容量
が大きい2次元コードを提供する。 【解決手段】各セルの平均光学濃度Cの基準を、図3
(c)に例示するように、C(0),C(1),C
(2),C(3)の4段階の多階調とし、平均光学濃度
が最も低いセル1を2ビットデータ00に、次に低いセ
ル3を2ビットデータ01に、次に低いセル4を2ビッ
トデータ10に、最も平均光学濃度が高いセル2を2ビ
ットデータ11に対応させる。こうすることにより、本
発明にかかる2次元コードにおいては、6ビットデータ
は、図3(d)に例示するように3個の多階調セルで表
すことができる。従って、本発明にかかる2次元コード
は、モノクロの2次元コードに対して、2倍の情報密度
を実現することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データを2次元コ
ードに変換し、2次元コードからデータを解読する2次
元コードシステムおよびその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、POSシステムなどにおいて
は、データをバーコードと呼ばれる1次元的なパターン
(1次元コード)に変換して管理対象に付し、管理対象
に付したコードを光学的に読み出して、管理を行う方法
が用いられている。また、データを表現するコードが表
現するデータ量を増やすために、データを2次元的な白
黒のコードに変換する方法が用いられるようになってき
ている。例えば、「特開平2000−123132号公
報」(文献1)は、データをカラーの2次元コードに変
換する方法を開示する。
【0003】しかしながら、白黒2色の2次元コードを
用いて、表現するデータ量を増やそうとすると、2次元
コードを印刷し、また、印刷された2次元パターンを読
み取るための解像度を上げる必要がある。また、文献1
に開示された方法は、カラーで画像を印刷・読み取り可
能なカラープリンタおよびカラースキャナを必要とし、
例えば、白黒プリンタおよび白黒スキャナのみを備えた
システムに対して適用できない。また、文献1に開示さ
れた方法を用いても、カラースキャナは、カラー画像
を、色の三原色(R,G,B)に分解して読み込むの
で、データ容量を3倍以上の増やすことはできない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した従
来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、白黒2色
の2次元コードよりも、データ容量を大きく増やすこと
ができる2次元コードシステムおよびその方法を提供す
ることを目的とする。また、本発明は、カラープリンタ
・カラースキャナを用いない場合であっても、データ容
量が大きい2次元コードを作成し、この2次元コードか
ら元のデータを復元することができる2次元コードシス
テムおよびその方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】[2次元コードシステ
ム]上記目的を達成するために、本発明にかかる2次元
コードシステムは、データを、複数のセルを2次元の配
列で含む2次元コードに変換し、変換したコードから前
記データを復元する2次元コードシステムであって、前
記データを、前記2次元コードに含まれる複数のセルの
色の濃度に変換して、前記2次元コードを作成する2次
元コード作成手段と、前記作成された2次元コードを画
像出力する2次元コード出力手段とを有する。
【0006】好適には、前記2次元コードは1つの色で
表現され、前記2次元コードに含まれるセルの色の濃淡
は、前記1つの色の複数の階調により表現され、前記2
次元コード作成手段は、前記データを、前記2次元コー
ドに含まれる複数のセルそれぞれの前記1色の階調に変
換して前記2次元コードを作成する。
【0007】好適には、前記出力された2次元コードに
含まれる複数のセルそれぞれの前記1色の階調に基づい
て、前記データを復元するデータ復元手をさらに有す
る。
【0008】好適には、前記2次元コードは、複数の色
で表現され、前記2次元コードに含まれるセルそれぞれ
の色の濃淡は、前記複数の色それぞれの階調の重ね合わ
せにより表現され、前記2次元コード作成手段は、前記
データを、前記2次元コードに含まれる複数のセルそれ
ぞれの前記複数の色それぞれの階調の重ね合わせに変換
して前記2次元コードを作成する。
【0009】好適には、前記出力された2次元コードに
含まれる複数のセルそれぞれの前記複数の色それぞれの
階調に基づいて、前記データを復元するデータ復元手段
をさらに有する。
【0010】好適には、前記出力手段は、前記2次元コ
ードに含まれる複数のセルの色の濃淡を表現する色の階
調を示すパターンの画像を、前記2次元コード以外にさ
らに出力する。
【0011】[方法]また、本発明にかかる方法は、デ
ータを、複数のセルを2次元の配列で含む2次元コード
に変換し、変換したコードから前記データを復元する方
法であって、前記データを、前記2次元コードに含まれ
る複数のセルの色の濃度に変換して、前記2次元コード
を作成し、前記作成された2次元コードを画像出力す
る。
【0012】[プログラム]また、本発明にかかるプロ
グラムは、データを、複数のセルを2次元の配列で含む
2次元コードに変換し、変換したコードから前記データ
を復元するプログラムであって、前記データを、前記2
次元コードに含まれる複数のセルの色の濃度に変換し
て、前記2次元コードを作成するステップと、前記作成
された2次元コードを画像出力するステップとをコンピ
ュータに実行させる。
【0013】
【発明の実施の形態】[本発明の背景]本発明の実施形
態の説明に先立ち、本発明の理解を助けるために、その
背景を説明する。図1は、本発明の背景技術として示す
2次元コード101の図である。図1に示した2次元コ
ード101は、セル102と呼ばれる白または黒で印刷
された矩形を最小単位として構成されている。図1に示
した2次元コード以外の2次元コードもセルから構成さ
れるが、セルの形状は正方形とは限らない。図1に示し
た以外の種類の2次元コードにおいては、正方形以外の
形状、例えば長方形、円、楕円あるいは線状といった、
様々な形状のセルが用いられることもある。
【0014】2次元コードにおいては、セルの全てがデ
ータを表すために用いられているのではなく、例えば、
2次元コード101は、データを表すデータ領域105
のセルの他に、正確な読み取りのための基準を与える位
置検出パターン102およびタイミングパターン104
のセルを含んでいる。図1に示した2次元コード101
は、1000バイト程度のデータを表すことが可能であ
る。
【0015】更に情報量を増やすためには、2次元コー
ドを複数作成する方法か、2次元コードを構成するセル
の最小サイズを微細化する方法が考えられる。しかしな
がら、2次元コードを複数作成した場合、配置面積が大
きくなる上に、複数の2次元コードを個々に読取る手間
が生じる。また、セルの最小サイズを微小化した場合、
微小なゴミや汚れによる読み取りエラーが生じ易くなっ
たり、読み取りのために高解像度の光学系を用いる必要
が生じる。
【0016】図2は、2次元コードのカラー化を説明す
る図である。これらの他に、情報量を増やす手段とし
て、2次元コードをカラー化して、情報量を3倍まで増
やす方法がある。例えば、図2に示すように、白色の面
上の2次元コード106は、2次元コード106の左辺
および下辺のセルに黒色を付し、他の2辺上のセルに白
色と黒色とを交互に付すことにより作成されたガイドセ
ル107と、ガイドセル107の内側に配置され、赤・
緑・青・黒の組み合わせによりデータを表すデータセル
108とから構成される。
【0017】光の色合成では、赤・緑・青の3色を合成
すると白となり、赤・緑・黒を合成すると黄色になり、
緑・青・黒を合成するとシアンになり、青・赤・黒を合
成するとマゼンタとなる。2次元コード106は、ガイ
ドセル107の内側のセルそれぞれに白(地の色と同
じ)黄色・シアン・マゼンダを付すことにより、モノク
ロで表現された2次元コードの3倍の情報量を表現する
ことができる。2次元コード106からデータを復元す
るためには、2次元コード106を読み取って、各セル
の色をRGB分解すればよい。
【0018】通常のカラースキャナーは、RGBの3色
に色分離を行うので、2次元コード106におけるよう
に、カラー化を図っても、表現しうるデータ量を3倍以
上に増やすことはできない。また、2次元コード106
の印刷には、当然のことながらカラープリンタが必要で
あり、2次元コード106を白黒プリンターのみを有す
るシステムでは印刷することができない。従って、モノ
クロの2次元コード101(図1)と同じ面積で、カラ
ー化した2次元コード106(図2)よりもさらに多く
の量のデータを表すことができれば、非常に便利であ
り、広範な用途が期待できる。
【0019】本発明にかかる2次元コードは、読み出し
時に位置検出等に用いる2次元状に配列されたセルから
構成された基本領域と、二進データで表される入力され
たデータを格納する2次元状に配列されたセルで構成さ
れたデータ領域とから形成された2次元コードにおい
て、前記データ領域内のセルが2つ以上の複数の二進デ
ータを1つのセルで表現する値に応じて複数の光学濃度
からなることを特徴とする。
【0020】好適には、複数の色のセルによって形成さ
れるカラー2次元コードにおいて、前記データ領域内の
同一色のセルがデータに応じて前記複数の光学濃度から
なり、それぞれの色の前記セルが重ね合わされて一体化
されたものである。
【0021】好適には、前記データ領域内のセルがデー
タに応じて前記複数の光学濃度からなる2次元コードに
おいて、前記データ領域以外の所定の位置で光学濃度が
規定されたパターンを有する。
【0022】[第1実施形態]以下、本発明の第1の実
施形態を説明する。図3は、本発明にかかるカラー2次
元コードのセルを説明する図であって、(a)はモノク
ロの2次元コードに含まれるセルの光学濃度Cを示し、
(b)はモノクロの2次元コードに含まれるセルのパタ
ーンを例示し、(c)は本発明にかかる2次元コードの
セルの光学濃度Cを示す図であり、(d)は本発明にか
かる2次元コードに含まれるセルのパターンを示す。
【0023】モノクロの2次元コードのセルは、図3
(a)に示すように、セルの平均光学濃度が高いC
(1)の黒セル2と、平均光学濃度が低いC(0)の白
セル1とに分けられる。例えば。白セル1はビット値0
を示し、黒セル2はビット値1を表し、図3(b)に示
すように、モノクロの2次元コードは、白セル1と黒セ
ル2とのパターン配列によりデータを表現する。
【0024】これに対し、本発明にかかる2次元コード
は、各セルの平均光学濃度Cの基準を、図3(c)に例
示するように、C(0),C(1),C(2),C
(3)の4段階の多階調とし、平均光学濃度が最も低い
セル1を2ビットデータ00に、次に低いセル3を2ビ
ットデータ01に、次に低いセル4を2ビットデータ1
0に、最も平均光学濃度が高いセル2を2ビットデータ
11に対応させる。こうすることにより、本発明にかか
る2次元コードにおいては、6ビットデータは、図3
(d)に例示するように3個の多階調セルで表すことが
できる。従って、本発明にかかる2次元コードは、モノ
クロの2次元コードに対して、2倍の情報密度を実現す
ることができる。
【0025】図3(c),(d)には、セルの階調を4
段階とする場合を例示したが、セルの階調をさらに増や
し、例えば、平均光学濃度を8値とすると、情報密度を
モノクロの2次元コードの3倍とすることができ、さら
に、平均光学濃度を16値とすると、情報密度を4倍と
することができる。つまり、1つのセルの平均高額密度
を2のn乗(nは整数)段階とすると、1つのセルに格
納できるデータ量は、セルの平均光学濃度が2値(白・
黒)の時のn倍になる。
【0026】このような平均光学濃度を変えた多階調で
表現するセルは、一般に知られているような、PDF41
7、Micro PDF417、Code49、Code16K、Cod
ablock、SuperCode、UltraCode、QRコード、Micr
o Qrコード、VeriCode、CPCode、DataMatrix、
Code1、MaxiCode、AztecCode、DataMatrix E
CC200、スキャントークコード、SPコード、DDコー
ド、Intacta Code、Cyber Codeなどの2次元コー
ドにも適用できる他、一般的なバーコードに用いること
もできる。
【0027】[本発明にかかる2次元コードの作成方
法]以下、本発明にかかる2次元コードの作成方法を説
明する。入力された24ビットデータの値が、例えば、
[0111 0010 1000 0001 0001
1101]である場合に、これら24ビットのデータ
をRGBの3色に対応させて8個づつ、Rのデータとし
てR[0111 0010]、GのデータとしてG[1
000 0001]、BのデータとしてB[0001
1101]の3つに分割する。各色におけるデータをR
[01|11|00|10],G[10|00|00|0
1],B[00|01|11|01]のように2個づつに
分け、[00],[01],[10],[11]を、R
の場合ではそれぞれ平均光学濃度R(0),R(1),
R(2),R(3)の4値に変換することによって、R
[R(1)|R(3)|R(0)|R(2)]のように4
個のデータが形成される。
【0028】図4は、本発明にかかる2次元コードに含
まれるセルのパターンを例示する図であって、(a)は
Rのデータを示し、(b)はGのデータを示し、(c)
はBのデータを示し、(d)は(a)〜(c)に示した
データを重ね合わせた状態を示す図である。このように
して平均光学濃度の値に変換されたデータを、所定のフ
ォーマットに従って配置し、2次元状のマトリックスを
形成する。
【0029】図4(a)に示すように、2×2のマトリ
ックM(2,2)5の場合、M(1,1)6,M(1,
2)7,M(2,1)8,M(2,2)9の順にデータ
を配置したとすると、平均光学濃度の値のデータはR
(1)→M(1,1)6,R(3)→M(1,2)7,
R(0)→M(2,1)8,R(2)→M(2,2)9
のようにマトリックス5に格納される。さらに、図4
(b),(c)に示すように、G,Bについても同様の
処理を行う。こうして形成されたRGBそれぞれのマト
リックスを図4(d)に示すように重ね合わせ、各マト
リックスのRGBで同じ行列に位置するセルでそれぞれ
の色を指定された平均光学濃度で合成し、データセル1
0を作成する。
【0030】以上はデータが2×2のマトリックスで構
成される例を示したが、実際には2次元コードのデータ
領域にあるセル全てで同様なことを行う。図5に示すよ
うに2次元コード11には、データを格納するデータ領
域12の他に、一般にはそれぞれのセルの位置を検出す
るための位置検出用パターン13〜15が備わってい
る。ここで、第1の位置検出用パターン13をR
(3),G(3),B(3)の平均光学濃度の色で形成
し、第2の位置検出用パターン14をR(2),G
(2),B(2)の平均光学濃度の色で形成し、第3の
位置検出用パターン15をR(1),G(1),B
(1)の平均光学濃度の色で形成することにより、読み
取り時に基準とする平均光学濃度の設定を容易に行うこ
とができる。
【0031】なお、平均光学濃度の基準とするパターン
は、位置検出用パターンと必ずしも一致させる必要はな
く、位置検出用パターンと同様にデータを含まない基準
パターンとして2次元コード11内に配置してもよい。
このようにして多階調で表現されたカラー2次元コード
の画像が印刷装置によって出力される。
【0032】ここでは各色のマトリックスの要素数とセ
ルの大きさを同じにしたが、マトリックスやセルの大き
さはRGBそれぞれで異なっていてもよい。これは読み
取り後にRGBに色分解した場合、それぞれ独立にデコ
ードを行うため、データの取り扱いを行う上で、互いの
相関がないためである。また、本発明の実施の形態で示
した多階調のセルは、図5に示した2次元コードのパタ
ーンに限られるものではなく、従来から用いられている
モノクロあるいはカラーで表現された2次元コードにも
適用可能である。
【0033】次に、作成された2次元コードからのデー
タの復元方法について図6を用いて説明する。スキャナ
ーに2次元コードの記載された媒体をセットした後、ス
キャナーをスタートさせる。一般のスキャナーでは、レ
ンズを通過した光はカラーフィルターを通して色分離さ
れ、RGBそれぞれに対応したCCDセンサーに入射す
る。CCDセンサーによって電気信号に変換された信号
をアナログ/デジタル(A/D)変換し、色毎にメモリ
ーに格納される。
【0034】各色毎に位置検出パターンを検出した後、
この情報をもとに光学濃度基準パターンの位置を特定
し、基準パターンの濃度を読取って基準濃度を設定す
る。次にデータ領域の各セルの光学濃度を基準濃度と比
較することによって4値に振り分け、位置検出パターン
の情報をもとに所定のフォーマットに従って4値から2
値のデータに展開することで復号を行うと共に、誤り訂
正を行う。RGBそれぞれのデータが復号された後、各
データを合成することによって入力されたデータが復元
され、所定の方法で出力される。
【0035】ここでは一般に用いられているスキャナー
を例に挙げたが、一般のカメラを用いてもよく、その場
合カメラレンズで読取った2次元コードを色分離し、A/
D変換後メモリーに格納した後の処理は同様である。ま
た、色分離を行うにあたって、ここではフィルターを用
いているが、RGBに色分離する場合にはRGBの単色
光を当てることで、モノクロ対応のスキャナーやカメラ
を用いることも可能である。さらにここでは、光学濃度
の基準パターンとの比較によって各セルの平均光学濃度
の値を決定したが、データ領域を広く確保するために光
学濃度の基準パターンを用いない場合には、データ領域
内にあるセルから読み込んだ光学濃度の分布を解析する
ことによって基準値を算出してもよい。
【0036】以上、本発明の第1の実施形態において
は、RGB3色によるカラー2次元コードを用いて説明
を行ったが、可視光に対して透明でかつ赤外光を吸収す
る材料や、あるいは可視光に対して透明でかつ紫外光を
吸収する材料を用いた場合、RGBを構成する材料が赤
外光や紫外光に対し吸収材料に比べて十分に透明であれ
ば、これらを本発明に適用することによって2次元コー
ドを合成し、大容量化を図ることも可能である。
【0037】[第2実施形態]以下、本発明の第2の実
施形態を説明する。図7は、濃度階調を適用した本発明
にかかる2次元コードを例示する図である。銀塩写真や
昇華型プリンターでは、画像を形成する最小ドットの濃
度を直接変調することが可能であることから、通常濃度
階調が用いられている。本発明にかかる2次元コードを
実現するにあたっても、1つのセルを複数のドットで構
成する場合、各ドットの光学濃度を銀塩写真では露光強
度と露光時間によって、また昇華型プリンターでは、抵
抗体の発熱量をコントロールすることによって、1つの
セルの光学濃度CをC(0)16a、C(1)16b、
C(2)16c、C(3)16dのように変えることが
できる。この時の光学濃度は平均光学濃度にほぼ一致す
る。ここでは4階調の場合を例に挙げたが、正確な濃度
変調を行った場合、256階調程度まで階調をとること
ができ、その場合には1つのセルを1色で8ビット分の
データを格納することが可能である。
【0038】[第3実施形態]以下、版を用いた印刷や
電子写真プリンター、熱転写プリンター、あるいはイン
クジェットプリンターで用いられている面積階調を適用
した本発明の第3の実施形態を説明する。印刷や電子写
真プリンター、熱転写プリンターあるいはインクジェッ
トプリンターの場合、画像を形成する最小ドットの濃度
を直接制御することが一般には困難なため、画像の構成
単位を複数のドットで形成する画素とし、この画素内の
ドットの占有面積によって一つの画素内での平均濃度に
よって階調をとる方式が用いられている。2次元コード
において、セルをこの画素に対応させ、セル内の平均濃
度を階調に用いることができる。
【0039】図8は、面階調を適用した本発明にかかる
2次元コードを模式的に示す図である。図8において
は、1個のセル16が、4つの最小ドットから形成さ
れ、これを最小ドットを4個の光電変換素子17で読取
る解像度のCCDで読み取る場合を、模式図に示してあ
る。ここで、a(1,1)〜a(2,2)はセル16を
構成する印字した時の最小ドットで、b(1,1)〜b
(5,5)はCCDの光電変換素子17の配列を示して
いる。
【0040】図8(a)に示したように、2×2のドッ
トで構成されるセル16が、4×4の光電変換素子上に
対応している場合には、位置検出パターンからのデータ
に基づいてセルを読取るのに最も適した光電変換素子が
選択され、a(1,1)の光学濃度がB(1,1),B
(2,1),B(1,2),B(2,2)の光電変換素
子に読み取られる。印字されたセルの光学濃度を、印字
された時に1、印字されない時に0とすると、a(1,
1)が印字されている場合には、b(1,1),b
(2,1),b(1,2),b(2,2)にはそれぞれ
光学濃度1の光量が入射する。このような時には誤差は
生じず、正確な階調を読取ることができる。
【0041】しかしながら、通常はセル16と光電変換
素子17が完全に重なるということは難しく、図8
(b)に示すように、光電変換素子17のピッチの半分
だけセル16の位置がずれた場合には、光電変換素子B
(1,1)〜B(5,5)の中からB(1〜4,1〜
4)の組合せAか、B(1〜4,2〜5)の組合せB
か、B(2〜5,1〜4)の組合せCかもしくはB(2
〜5,2〜5)の組合せDの4通りのうちから任意の1
組の光電変換素子16個が選ばれる。
【0042】4つのドットからなるセルでは、4つのド
ットのうち何個を光学濃度1にするか設定することによ
って、理想的には最大5つの階調を表現することができ
る。そこで以下では階調の表現方法について述べる。な
おここでは、光電変換素子の1個の全面に光学濃度1の
印字面からの反射光が入射した時を光学値1で、入射し
た光電変換素子の面積に比例すると定義する。これによ
り、1つのセルに対応した全ての光電変換素子の光学値
の和をとり、これを光電変換素子の数で割った値がセル
の階調(平均光学濃度)となる。
【0043】[ドット1の場合]セル内のドットのうち、
1個が光学濃度1とすると、a(1,1)のドットが光
学濃度1だった場合、このセルを読取る光電変換素子の
組み合わせAでは、B(1,1)には4分の1の面積に
光学濃度1の光が入射するため、B(1,1)での光学
値は0.25、同様にB(2,1)では0.5、B(3,
1)では0.25、B(2,1)では0.5、B(2,
2)では1、B(2,3)では0.5、B(3,1)で
は0.25、B(3,2)では0.5、B(3,3)では
0.25で、その総和は光学値4となる。同じようにし
て組合せB、C、Dでの光学値はそれぞれ3、3、2.2
5となり、ドット1個を光学濃度1にした場合の得られ
る光学値は2.25〜4の範囲となる。これはセル内4
つのドットのうちどのドットを選んでも同じである。
【0044】[ドット2の場合]セル内のドットのうち、
2個が光学濃度1とすると、縦横に隣り合った組合せと
してa(1,1)とa(2,1)を光学濃度1とした場
合、光電変換素子の組み合わせAでの光学値は7、組合
せB、C、Dではそれぞれ5.25、7、5.25とな
る。一方、対角の組合せとしてa(1,1)とa(2,
2)を光学濃度1とした場合、組合せA、B、C、Dの光
学値はそれぞれ6.25、6、6、6.25となる。
【0045】縦横でも対角でも光学値の期待値(総和÷
組合せの数)は6.125で同じではあるが、バラツキ
(最大と最小の差÷期待値×100)は縦横が約29
%、対角が約4%であることから、4ドットからなるセル
で2ドットを選ぶ場合には対角で選ぶことが好ましい。
そうするとドット2個の時の光学値は6〜6.25の範
囲である。
【0046】[ドット3の場合]セル内のドットのうち、
3個が光学濃度1とすると、セル内の光学濃度1のドッ
ト3個を選ぶことは、どれか光学濃度0のドット1個を
選ぶことと等価であるため、これはドット1個の場合と
同じように選び方に依存しない。a(1,1)、a
(2,1)、a(1,2)を光学濃度1とすると、組合
せA、B、C、Dの光学値はそれぞれ10、9.25、
9.25、8.25となり、光学値の範囲は8.25〜1
0である。
【0047】[ドット4の場合]セル内が全て光学濃度1
の場合では、光学値は12.25となる。上記では、注
目したセル以外の周囲のセルは全て光学濃度が0である
としているが、実際にはいろいろなパターンとなってい
る。その場合、セルの端にあたるB(1,1〜5),B
(2,1),B(2,5),B(3,1),B(3,
5), B(4,1), B(4,5), B(5,1〜
5)の光電変換素子には、セルに隣り合った他のセルか
らの反射光が入射するため、誤差を生じることになる。
周囲のセルが全て光学濃度0だった時にはセルの端での
光電変換素子の光学値は0だが、周囲のセルが全て光学
濃度1だった時には、4隅の光電変換素子B(1,
1),B(1,5),B(5,1),B(5,5)には
最大で光学値0.75変動があり、それ以外の端の光電
変換素子では最大で光学値0.5の変動がある。
【0048】すると、光学変換素子の組合せ4通りのう
ちのいずれかが選択された場合にも、光学値の変動は最
大3.75(例えば、B(1,1〜4),B(2,1〜
4),B(3,1〜4),B(4,1〜4)の組合せが
選択された場合、B(1,2〜4)、B(2〜4,1)
の6個の光電変換素子ではそれぞれ光学値0.5なので
合計3.0、B(1,1)の光電変換素子では光学値0.
75)となる。ここで、上記に示したように、セルが2
×2のドットから形成され、1個のドットを4個の光電
変換素子で検出する場合に得られる光学値を図9に表形
式で示す。
【0049】階調を検出するためには、光学値の変動の
大きさよりも、光学値の変化量が大きくなるようドット
の光学濃度を設定しなければならない。上記の例では、
ドット0、ドット2、ドット4の間では光学値が変動量
よりも離れているため、3値をとることができる。以上
では、1個のドットを4個の光電変換素子で検出する例
を挙げたが、1個のドットを4個の光電変換素子数以外
でも検出する場合の光学値を、図10に表形式で示す。
【0050】図10からわかるように、1ドット当たり
の光電変換素子の数が9個以上であれば、光学値の変動
があっても各ドット数における光学値を5値に分離する
ことが可能である。したがって、セルを4個のドットで
形成し、4値以上に分離する場合には、1個のドットを
少なくとも9個、望ましくは16個以上の光電変換素子
により検出する。ここでは1ドットの1辺に対して整数
倍の光電変換素子数となるようにしているが、整数倍以
外でもよく、またセルの構成も正方形に限らず、長方
形、三角形などにおいても得られる光学値と変動量につ
いて同様の考えを適用することができる。
【0051】[第4実施形態]以下、本発明の第4の実
施形態として、セルを形成するドットが4個よりも多い
例を示す。図11にはセル16が9個のドットの最小ド
ットから形成され、これを最小ドットの倍の解像度の光
電変換素子17が配列したCCDで読取った時の模式図
を示す。ここでa(1,1)〜a(3,3)はセル16
を構成する印字した時の最小ドットで、B(1,1)〜
B(7,7)はCCDの光電変換素子17の配列を示し
ている。
【0052】ここで、光電変換素子17のピッチの半分
だけセルの位置がずれた場合には、光電変換素子B
(1,1)〜B(7,7)の中からB(1〜6,1〜
6),の組合せAか、B(1〜6,2〜7)の組合せB
か、B(2〜7,1〜6)の組合せCかもしくはB(2
〜7,2〜7)の組合せDの4通りのうちから任意の1
組の光電変換素子36個が選ばれる。
【0053】[ドット1の場合]セル内のドットのうち、
1個の選び方は基本的にはa(1,1)、a(1,
2)、a(2,2)の3通りで、残りはこの3つのうち
のどれかと等価である。a(1,1)を光学濃度1とす
ると、組合せABCDの光学値はそれぞれ4、3、3、
2.25で、セル内の4隅あるドットではいずれも光学
値は2.25〜4の値をとる。a(1,2)を光学濃度
1とすると、組合せABCDの光学値はそれぞれ4、4、
3、3となる。a(2,2)を光学濃度1とすると、組
合せABCDの光学値はいずれの場合も1である。
【0054】従って、ドット1個を光学濃度1にする場
合にはa(2,2)のドットを光学濃度1とすることが
望ましい。さらにセルを形成するドット数が増えた場合
においても、セルが他のセルと接触しない中央部のドッ
トから光学濃度を変えることによって、光学値の変動を
抑えることができる。
【0055】[ドット2の場合]セル内のドットのうち、
2個の選び方は基本的にはa(1,1)+a(1,
2)、a(1,1)+a(1,3)、a(1,1)+a
(2,2)、a(1,1)+a(2,3)、a(1,
1)+a(3,3)、a(1,2)+a(2,1)、a
(1,2)+a(2,2)、a(1,2)+a(3,
2)の8通りで、残りはこの8つのうちのどれかと等価
である。これら8つの光学値は、a(1,1)+a
(1,2)が5.25〜8、a(1,1)+a(1,
3)が5.25〜7、a(1,1)+a(2,2)が6.
25〜8、a(1,1)+a(2,3)が6.25〜
7、a(1,1)+a(3,3)が6.25、a(1,
2)+a(2,1)が6〜8、a(1,2)+a(2,
2)が7〜8、a(1,2)+a(3,2)が7とな
る。
【0056】これより、a(2,2)を中心にして縦横
もしくは対角に並んだ場合、光学値の変動が少なく、a
(2,2)を含んだ場合は光学値の上限が高くなるが、
a(1,1)を含むと下限が低くなる傾向にある。ここ
では、光学値が比較的高くかつ変動が少ないa(1,
2)+a(3,2)のパターンを選ぶ。
【0057】[ドット3の場合]セル内のドットのうち、
3個の選び方は多数あるが、ここではドット1の場合と
ドット2の場合を考慮して選ぶ。光学値の変動が少ない
点からドット1で選んだa(2,2)とドット2で選ん
だa(1,2)+a(3,2)を選択することにより、
光学値は11が得られる。
【0058】[ドット4の場合]ドット3で選んだドット
に、セルの4隅を除いた端のドットからa(2,1)を
加えることによって光学値14〜15が得られる。
【0059】[ドット5の場合]ドット4で選んだドット
に、a(2,2)に対してa(2,1)の対称な位置に
あるa(2,3)を加えることによって光学値18が得
られる。
【0060】[ドット6の場合]ドット5で選んだドット
に、残ったセルの4隅のいずれかとして、a(1,1)
を加えることによって光学値20.25〜22が得られ
る。
【0061】[ドット7の場合]ドット6で選んだドット
に、a(2,2)に対してa(1,1)の対角の位置に
あるa(3,3)を加えることによって光学値24〜2
4.25が得られる。
【0062】[ドット8の場合]ドット7で選んだドット
に、残ったセルのいずれかとしてa(1,3)を加える
ことによって光学値26.25〜28が得られる。
【0063】[ドット9の場合]全てのドットが光学濃度
1では、光学値30.25となる。
【0064】次に、注目したセル以外からの影響を考慮
すると、B(1〜6,1〜6)の光電変換素子が選択さ
れた場合、B(2〜6,1)とB(1,2〜6)にはそ
れぞれ光学値0.5の変動があり、B(1,1)には光
学値0.75の変動があるため、全体の光学値の変動は
最大5.75となる。ここで、上記に示したように、セ
ルが3×3のドットから形成され、1個のドットを4個
の光電変換素子で検出する場合に得られる光学値を、図
12に表形式で示す。
【0065】図12からわかるように、ここで示した例
では、ドット0、ドット3、ドット6、ドット9を階調
表現のために選ぶことにより、変動よりも大きな光学値
の差を得ることができる。ここで示した変動とドット全
てを光学濃度1にした時の光学値は、実施例1において
表2に示したように、1個のドット当たりの光電変換素
子数が9個の時と同じである。これは、セルを検出する
光電変換素子の全数がどちらも同じ36個になるためで
ある。従って、光学値の変動と上限はセルを検出する光
電変換素子数によって決まることがわかる。一方、セル
を形成するドットの数が多いほど光学値の値を多数に分
離することができ、多数の階調を表現することができ
る。
【0066】第4の実施形態からわかるように、セルの
中心部や隣接するセルとの接触領域が小さいドットほど
光学値への変動の寄与が小さい。したがって、セルを形
成するドット数がさらに増えた場合には、始めにセルの
中央部のドットから光学濃度を変え、次にセルの端では
隣接するセルとの接触領域が小さいドットの光学濃度を
変える。また、セルの中央部以外のドットの光学濃度を
変える場合、セルの中央に対して対称となる位置のドッ
トも同時に同じ光学濃度にすることにより、変動を抑え
ることができる。なお、本実施例ではセルの縦横に並ぶ
方向が、光電変換素子の縦横に並ぶ方向が同じであった
が、セルの縦横に並ぶ方向が、光電変換素子の縦横に並
ぶ方向とずれていた場合においても、始めにセルの中央
部のドットから光学濃度を変え、次にセルの端では隣接
するセルとの接触領域が小さいドットの光学濃度を変
え、さらにセルの中央部以外のドットの光学濃度を変え
る場合、セルの中央に対して対称となる位置のドットも
同時に同じ光学濃度にすることは有効である。
【0067】また、ドットの1つ1つが解像できるよう
な高い解像度の光学系によって光電変換素子上にセルの
像を結像させた場合には、各ドットをセルとみなすこと
ができる。しかしながら、その場合には周辺ドットの影
響による変動は検出する光電変換素子の数で決まるた
め、セル全体に比べてドット1つの変動は増大する。さ
らに、高解像の光学系は焦点深度が浅いため、デフォー
カスによる誤差が大きい。一方、多階調方式では、複数
のドットで1つのセルを形成するため、セルの中央部で
のデフォーカスは検出誤差とはならない。
【0068】本発明にかかる2次元コードによれば、モ
ノクロで表された2次元コードにおいて、専用の装置を
用いなくとも、汎用の印刷装置・プリンター、スキャナ
ー・カメラにより、同一の面積で従来より大容量のデー
タを格納することが可能である。また、本発明にかかる
2次元コードは、、カラー化された2次元コードにおい
てもそのまま適用することができる。
【0069】[画像処理装置]なお、以上説明した本発
明にかかる2次元コードの作成およびデータの復元は、
たとえば、図13〜15に示す画像処理装置50、およ
び、画像処理装置50が実行するプログラムにより実現
することができる。図13に示すように、画像処理装置
50は、CPU500およびメモリ502などを含む本
体、記録装置510、CRT表示装置およびキーボード
などの表示・入力装置520、デジタルカメラ522、
スキャナ524およびプリンタ526から構成される。
つまり、画像処理装置50は、画像の読み取りおよび印
刷が可能なコンピュータとしての構成部分を含む。
【0070】[コード作成プログラム60]図14は、
本発明にかかる2次元コードを作成するコード作成プロ
グラム60の構成を示す図である。コード作成プログラ
ム60は、データ受入部600、コード作成部602お
よび印刷制御部604から構成される。コード作成プロ
グラム60は、例えば、記録媒体512を介して画像処
理装置50のメモリにロードされて実行される。コード
作成プログラム60は、これらの構成部分により、表示
・入力装置から受け入れたデータを2次元コードに変換
し、プリンタ526により印刷する。
【0071】[データ復号プログラム70]図15は、
本発明にかかる2次元コードからデータを復号するデー
タ復号プログラム70構成を示す図である。図15に示
すように、データ復号プログラム70は、コード読取部
700、コード復号部702および表示制御部704か
ら構成される。データ復号プログラム70も、記録媒体
512を介して画像処理装置50のメモリにロードされ
て実行される。データ復号プログラム70は、デジタル
カメラ522およびスキャナ524などから読み込んだ
本発明にかかる2次元コードから、元のデータを復号
し、表示・入力装置524に表示する。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にかかる2
次元コードシステムおよびその方法によれば、白黒2色
の2次元コードよりも、データ容量を大きく増やすこと
ができる。また、本発明にかかる2次元コードシステム
およびその方法によれば、カラープリンタ・カラースキ
ャナを用いない場合であっても、データ容量が大きい2
次元コードを作成して記録し、この2次元コードから元
のデータを復元することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の背景技術として示す2次元コ
ードの図である。
【図2】2次元コードのカラー化を説明する図である。
【図3】本発明にかかるカラー2次元コードのセルを説
明する図である。
【図4】図4は、本発明にかかる2次元コードに含まれ
るセルのパターンを例示する図である。
【図5】2次元コードにおける、データを格納するデー
タ領域と、一般にはそれぞれのセルの位置を検出するた
めの位置検出用パターンとを示す図である。
【図6】2次元コードからのデータの復元方法を示す図
である。
【図7】濃度階調を適用した本発明にかかる2次元コー
ドを例示する図である。
【図8】面階調を適用した本発明にかかる2次元コード
を模式的に示す図である。
【図9】セルが2×2のドットから形成され、1個のド
ットを4個の光電変換素子で検出する場合に得られる光
学値を表形式で示す図である。
【図10】1個のドットを4個の光電変換素子数以外で
も検出する場合の光学値を表形式で示す図である。
【図11】セルが9個のドットの最小ドットから形成さ
れ、これを最小ドットの倍の解像度の光電変換素子が配
列したCCDで読取った時の模式図である。
【図12】セルが3×3のドットから形成され、1個の
ドットを4個の光電変換素子で検出する場合に得られる
光学値を表形式で示す図である。
【図13】画像処理装置の構成を示す図である。
【図14】本発明にかかる2次元コードを作成するコー
ド作成プログラムの構成を示す図である。
【図15】本発明にかかる2次元コードからデータを復
号するデータ復号プログラム構成を示す図である。
【符号の説明】
50・・・画像処理装置 60・・・コード作成プログラム 70・・・データ復号プログラム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山口 昭治 神奈川県足柄上郡中井町境430グリーンテ クなかい 富士ゼロックス株式会社内 (72)発明者 木村 哲也 神奈川県足柄上郡中井町境430グリーンテ クなかい 富士ゼロックス株式会社内 (72)発明者 足利 英昭 神奈川県足柄上郡中井町境430グリーンテ クなかい 富士ゼロックス株式会社内 Fターム(参考) 2C055 JJ00 JJ07 JJ12 5B035 BA01 BB03 5B072 CC21 CC32 DD01 DD21

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】データを、複数のセルを2次元の配列で含
    む2次元コードに変換し、変換したコードから前記デー
    タを復元する2次元コードシステムであって、 前記データを、前記2次元コードに含まれる複数のセル
    の色の濃度に変換して、前記2次元コードを作成する2
    次元コード作成手段と、 前記作成された2次元コードを画像出力する2次元コー
    ド出力手段とを有する2次元コードシステム。
  2. 【請求項2】前記2次元コードは1つの色で表現され、
    前記2次元コードに含まれるセルの色の濃淡は、前記1
    つの色の複数の階調により表現され、 前記2次元コード作成手段は、前記データを、前記2次
    元コードに含まれる複数のセルそれぞれの前記1色の階
    調に変換して前記2次元コードを作成する請求項1に記
    載の2次元コードシステム。
  3. 【請求項3】前記出力された2次元コードに含まれる複
    数のセルそれぞれの前記1色の階調に基づいて、前記デ
    ータを復元するデータ復元手段をさらに有する請求項2
    に記載の2次元コードシステム。
  4. 【請求項4】前記2次元コードは、複数の色で表現さ
    れ、前記2次元コードに含まれるセルそれぞれの色の濃
    淡は、前記複数の色それぞれの階調の重ね合わせにより
    表現され、 前記2次元コード作成手段は、前記データを、前記2次
    元コードに含まれる複数のセルそれぞれの前記複数の色
    それぞれの階調の重ね合わせに変換して前記2次元コー
    ドを作成する請求項1に記載の2次元コードシステム。
  5. 【請求項5】前記出力された2次元コードに含まれる複
    数のセルそれぞれの前記複数の色それぞれの階調に基づ
    いて、前記データを復元するデータ復元手段をさらに有
    する請求項4に記載の2次元コードシステム。
  6. 【請求項6】前記出力手段は、前記2次元コードに含ま
    れる複数のセルの色の濃淡を表現する色の階調を示すパ
    ターンの画像を、前記2次元コード以外にさらに出力す
    る請求項1〜5のいずれかに記載の2次元コードシステ
    ム。
  7. 【請求項7】データを、複数のセルを2次元の配列で含
    む2次元コードに変換し、変換したコードから前記デー
    タを復元する方法であって、 前記データを、前記2次元コードに含まれる複数のセル
    の色の濃度に変換して、前記2次元コードを作成し、 前記作成された2次元コードを画像出力する方法。
  8. 【請求項8】データを、複数のセルを2次元の配列で含
    む2次元コードに変換し、変換したコードから前記デー
    タを復元するプログラムであって、 前記データを、前記2次元コードに含まれる複数のセル
    の色の濃度に変換して、前記2次元コードを作成するス
    テップと、 前記作成された2次元コードを画像出力するステップと
    をコンピュータに実行させるプログラム。
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