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JP2003091218A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JP2003091218A
JP2003091218A JP2001282218A JP2001282218A JP2003091218A JP 2003091218 A JP2003091218 A JP 2003091218A JP 2001282218 A JP2001282218 A JP 2001282218A JP 2001282218 A JP2001282218 A JP 2001282218A JP 2003091218 A JP2003091218 A JP 2003091218A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toner
cartridge
image forming
forming apparatus
life
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001282218A
Other languages
English (en)
Inventor
Sotaro Nakamura
聡太郎 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2001282218A priority Critical patent/JP2003091218A/ja
Publication of JP2003091218A publication Critical patent/JP2003091218A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Dry Development In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 カートリッジの寿命検知の信頼性を向上させ
る。 【解決手段】 画像情報の画素数カウンタと、少なくと
も感光体ドラムとトナー容器とが一体化されたカートリ
ッジであって画素数カウンタによる画素数を記録する不
揮発メモリを有すると共にリサイクル可能なカートリッ
ジとを備えた画像形成装置において、種類の異なる複数
の寿命検知項目に従ってカートリッジの寿命検知を制御
する手段4と、前記制御手段4により寿命検知項目別に
制御されるカートリッジの寿命検知手段39,39,4
0,41を有する。このとき各検知手段ごとにカートリ
ッジのリサイクル回数を計数し、リサイクル回数が所定
回数以内のとき、前記寿命検知手段の検知結果に基いて
カートリッジの動作を制御し、或いは前記検知結果を表
示させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、画像情報の画素数カ
ウンタと、少なくとも感光体ドラムとトナー容器とが一
体化されたカートリッジであって画素数カウンタによる
画素数を記録する不揮発メモリを有すると共にリサイク
ル可能なカートリッジとを備えた画像形成装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、トナーセンサと、書き込んだ画素
数を数える画素カウンタとを併用することにより、トナ
ーニアエンド、トナーエンドをはじめとするトナー残量
を検知する画像形成装置の存在が知られている。特開平
8-166712号公報に記載された発明は、トナー補給時期か
らの累積印刷枚数、転写紙一枚値のトナー使用率からト
ナー残量、残コピー枚数、トナー補給交換予定時期を表
示し、トナー補給を促すようにしている。昨今、画像形
成装置において、感光体ドラムとトナー容器と廃トナー
容器が一体化されたカートリッジであってカートリッジ
の履歴を記憶する不揮発メモリを備えたカートリッジが
使用されている。このカートリッジは、トナーの詰め替
えによりリサイクル可能であり、リサイクル時期をトナ
ーの残量という寿命検知項目に基いて決めリサイクルし
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、リサイ
クルの回数が多くなるにつれて、従来の一つの寿命検知
項目からリサイクルの時期を決定する手法では、信頼性
に乏しく、一つの寿命検知項目が正常でも他の項目にお
いて正常でないため画像形成装置の使用に支障が生じる
という状況があった。本発明は、このような実情に鑑み
てなされたものであり、その目的は、複数の寿命検知項
目に順次従ってカートリッジの寿命を検知し、カートリ
ッジの寿命検知の信頼性を向上させることである。ま
た、その結果に基きカートリッジを制御したり、その状
況を表示させることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、画像
形成に用いた画素数カウンタと、少なくとも感光体ドラ
ムとトナー容器とが一体化され、画素数カウンタによる
画素数を記録する不揮発メモリを有するリサイクル可能
なカートリッジとを備えた画像形成装置において、種類
の異なる複数の寿命検知項目に従ってカートリッジの寿
命検知動作を制御する手段と、前記制御手段により寿命
検知項目別に制御されるカートリッジの寿命検知手段と
を備えたことを特徴とする画像形成装置である。
【0005】請求項2の発明は、請求項1記載の画像形
成装置において、前記カートリッジの寿命を検知する手
段は、カートリッジのリサイクルごとにカートリッジの
寿命を検知することを特徴とする画像形成装置である。
【0006】請求項3の発明は、請求項1又は2記載の
画像形成装置において、前記カートリッジの寿命を検知
する手段は、トナー容器のトナーの有無を検知するトナ
ーエンドセンサ、及びカートリッジ使用開始時からの印
刷枚数カウンタ、及び感光体ドラムの回転時間カウン
タ、及びカートリッジへの書き込み回数の総和カウンタ
であることを特徴とする画像形成装置である。
【0007】請求項4の発明は、請求項3記載の画像形
成装置において、前記トナーエンドセンサは、トナー有
りを検知したとき、トナー容量と、トナーセーブ率で補
正された1画素当りのトナー消費量と、画素数カウンタ
が計数した画素数とに基いて演算したトナー残量を表示
させることを特徴とする画像形成装置である。
【0008】請求項5の発明は、請求項3記載の画像形
成装置において、前記トナーエンドセンサは、トナー有
りを検知したとき、トナー容量と印刷用紙のサイズで補
正されたトナー消費量とに基いて演算したトナー残量を
表示させることを特徴とする画像形成装置である。
【0009】請求項6の発明は、請求項3記載の画像形
成装置において、前記カートリッジ使用開始時からの印
刷枚数カウンタは、印刷用紙サイズで補正された印刷枚
数のカウント値に到達したときカートリッジの動作を制
御することを特徴とする画像形成装置である。
【0010】請求項7の発明は、請求項1又は3記載の
画像形成装置において、前記不揮発メモリは、カートリ
ッジの寿命検知手段のリサイクル回数別にアドレスを変
えて記憶することを特徴とする画像形成装置である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装
置のブロック構成図である。図1において、ROM1
は、画像形成装置のエンジン部の制御プログラムが格納
される不揮発性メモリ、RAM2は、前記制御プログラ
ムが動作している時に使われる揮発性のメモリである。
CPU4は、この制御プログラムによってエンジン部を
制御する。
【0012】次に、トナー容器6、感光体ドラム7、廃
トナー回収容器8、不揮発メモリ9は、プロセスカート
リッジ11に設けられている。プロセスカートリッジの
不揮発メモリ9には、リサイクル回数、新品情報、廃ト
ナーあふれカウンタ、感光体ドラム回転時間などプロセ
スカートリッジ固有の情報が格納されている。
【0013】画像形成装置の電源投入直後、ROM1内
に格納されている制御プログラムを読み込みが行われ、
CPU4からRAM2、ROM3などの各部に対して命
令を行われる。画像形成装置の両面装置18、増設給紙
装置19、増設排紙装置20、高圧装置22、電源供給
装置23、定着装置24、メインモータ26、ファンモ
ータ27、レジストクラッチ28、搬送クラッチ29、
本体給紙クラッチ30、手差しソレノイド31などの各
負荷の制御と、レジストセンサ32、本体給紙用紙サイ
ズ検知センサ33、本体給紙用紙残量検知センサ34、
排紙センサ35、排紙満杯センサ36、手差し用紙残量
検知センサ37、廃トナーあふれセンサ38、トナーエ
ンドセンサ39、書き込み回数センサ40、感光体ドラ
ム回転センサ41などの入力の制御は、入出力制御装置
5を介して行われる。なお、両面装置、増設給紙装置、
増設排紙装置、定着装置は増設するものであるため、画
像形成部と連結コネクタ40を介して接続される。
【0014】コントローラ16は、印刷枚数や給紙段の
設定などの各種設定を行う操作部13からのコマンドを
受け付け、また廃トナーあふれ、感光体ドラム寿命など
の画像形成装置の状態を表示部14に表示させる。さら
にコントローラ16は、PC15からの印刷したい画像
データや、印刷要求コマンドを受け付け、PCIを介し
て、書き込み・LD制御部に送っている。
【0015】図2は、書き込み・LD制御部のブロック
構成図である。図2において、コントローラ16から送
られてきた画像データや印刷要求コマンドは、まずPC
Iブリッジ51に送られ、印刷要求コマンドは、通信制
御部56を介してエンジン制御部のCPU4へ送られ、
一方、画像データは、バッファRAM52へ送られる。
バッファRAM52では、PCIブリッジ51から画像
処理制御部53に対して画像データ送信速度の変換が行
われる。画像処理制御部53では、白黒や灰色の階調処
理を行う2値/多値変換や変倍処理などの画像処理が行
われる。トナーセーブ処理も画像処理制御部53で行わ
れる。画素カウンタも画像処理制御部53に含まれてお
り、画像変換後の画像に対して画素カウンタが動作す
る。なお、トナーセーブ処理については後述する。
【0016】書き込みタイミング制御部54では、画像
処理制御部53で変換された画像データを、クロック発
生部60、LD駆動板61、同期検知62、ポリゴンモ
ータ63を使って、感光体ドラムに画像データの潜像を
生成する。
【0017】なお、クロック発生部60、駆動版61、
同期検知62、ポリゴンモータ63は、それぞれクロッ
ク制御部58、LD変調制御部59、同期検知部55、
ポリゴン制御部57を介して制御される。
【0018】図3は、プロセスカートリッジに設けられ
た不揮発メモリのメモリマップの配置例を示す図であ
る。図3においてB1はリサイクル回数である。まず、
新品状態を検知したときリサイクル回数は0になる。プ
ロセスカートリッジのトナーを一度使い切った時、トナ
ー回収業者がそのプロセスカートリッジに対してトナー
を入れてリサイクル状態にするときにリサイクル回数を
1ずつカウントアップさせる。プロセスカートリッジの
トナーの入れ直しの許容回数を最大リサイクル回数とし
て予め決めておき、その値をNとする。リサイクル回数
はNまでカウントアップすることができ、それ以降はリ
サイクル状態できないものとする。
【0019】B11は新品情報である。プロセスカート
リッジ製造時に新品情報を新品状態にし、画像形成装置
本体にプロセスカートリッジ装着時に新品状態を検知し
た場合、新品状態を無効にしてから、プロセスカートリ
ッジの不揮発メモリに格納されている各値を初期化させ
る。
【0020】B12はトナー容量である。プロセスカー
トリッジの種類によって満杯時のトナー容量が異なる場
合があるため、その満杯時のトナー容量をプロセスカー
トリッジの不揮発メモリに格納させる。
【0021】B13からB15は画素カウンタ群であ
る。リサイクル回数別に書き込むアドレスを変えてい
る。リサイクル回数が0のとき、印刷毎に画素カウンタ
(0)B13を1印刷中に画像処理制御部53内の画像
カウンタがカウントアップした分だけカウントアップさ
せる。リサイクル回数が1のとき、印刷毎に廃トナーあ
ふれカウンタ(1)B14をカウントアップさせる。リ
サイクル回数が最大リサイクル回数Nのときは画素カウ
ンタ(N)B15をカウントアップさせる。リサイクル
回数がN+1以上の場合、リサイクル回数の許容範囲を
超えているため、そのプロセスカートリッジを使用する
と画像形成装置本体が壊れる可能性があるので、画素カ
ウンタを書き込む必要がない。従って、リサイクル回数
がN+1以上のときの画素カウンタの領域は確保する必
要がない。
【0022】このように、リサイクル回数別に画素カウ
ンタを分けることは特定のアドレスへの書き込みの集中
を防ぐことができ、その分、不揮発メモリの寿命を遅ら
せることができる。また、最大リサイクル回数があらか
じめ決められているので、プロセスカートリッジの不揮
発メモリ内に0からNまでのN+1個数分の画素カウン
タの領域を確保すれば十分で、不揮発メモリ内の画素の
領域の見積りが簡単に計算でき、不揮発メモリの必要容
量を決める判断材料となる。
【0023】B02からB04は廃トナーあふれカウン
タ群である。ここで、廃トナーあふれカウンタとは、廃
トナーあふれ防止のため、プロセスカートリッジ使用開
始時からの印刷枚数を計数するカウンタである。前記カ
ウンタ群では、リサイクル回数別に書き込むアドレスを
変えている。リサイクル回数が0のとき、印刷毎に廃ト
ナーあふれカウンタ(0)B02をカウントアップさせ
る。リサイクル回数が1のとき、印刷毎に廃トナーあふ
れカウンタ(1)B04をカウントアップさせる。リサ
イクル回数が最大リサイクル回数Nのときは廃トナーあ
ふれカウンタ(N)B07をカウントアップさせる。リ
サイクル回数がN+1以上の場合、リサイクル回数の許
容範囲を超えているため、そのプロセスカートリッジを
使用すると画像形成装置本体が壊れる可能性があるの
で、廃トナーあふれカウンタを書き込む必要がない。従
って、リサイクル回数がN+1以上のときの廃トナーあ
ふれカウンタの領域は確保する必要がない。
【0024】このように、リサイクル回数別に廃トナー
あふれカウンタを分けることは特定のアドレスへの書き
込みの集中を防ぐことができ、その分、不揮発メモリの
寿命を遅らせせることができる。また、最大リサイクル
回数があらかじめ決められているので、プロセスカート
リッジの不揮発メモリ内に0からNまでのN+1個数分
の廃トナーあふれカウンタの領域を確保すれば十分で、
不揮発メモリ内の廃トナーカウンタの領域の見積もりが
簡単に計算でき、不揮発メモリの必要容量を決める判断
材料となる。
【0025】B21からB23はトナー残存群である。
前記廃トナーあふれカウンタの場合と同様にリサイクル
回数別に書き込むアドレスを変えていて、リサイクル回
数がiのとき、トナー残量(i)の値を変化があるごと
に更新させる。前記廃トナーあふれカウンタの場合と同
様に、リサイクル回数別にトナー残量を分けることは特
定のアドレスへの書き込みの集中を防ぐことができ、そ
の分、不揮発性メモリの寿命を遅らせることができる。
また、最大リサイクル回数が決まっているため、不揮発
メモリの必要容量を決める判断材料となる。
【0026】B05からB07は感光体ドラム回転時間
群である。前述の画素カウンタの場合と同様にリサイク
ル回数別に書き込むアドレスを変えていて、リサイクル
回数がiのとき、感光体ドラム回転時間(i)をカウン
トアップさせる。また前記画素カウンタの場合と同様
に、リサイクル回数別に感光体ドラム回転時間を分ける
ことは、特定のアドレスへの書き込みの集中を防ぐこと
ができ、その分、不揮発メモリの寿命を遅らせることが
できる。また、最大リサイクル回数が決まっているた
め、不揮発メモリの必要容量を決める判断材料となる。
【0027】B08からB10は書き込み回数カウンタ
群である。前記画素カウンタの場合と同様にリサイクル
回数別に書き込むアドレスを変えていて、リサイクル回
数がiのとき、書き込み回数カウンタ(i)をカウント
アップさせる。また前記画素カウンタの場合と同様に、
リサイクル回数別に感光体ドラム回転時間を分けること
は特定のアドレスへの書き込みの集中を防ぐことがで
き、その分、不揮発メモリの寿命を遅らせることができ
る。また、最大リサイクル回数が決まっているため、不
揮発メモリの必要容量を決める判断材料となる。
【0028】(実施形態1)次に、本発明の実施形態1
に係る画像形成装置のプロセスカートリッジの寿命検知
について説明する。本実施形態1は、プロセスカートリ
ッジの寿命検知のために、トナー残量制御、カートリッ
ジ新品検知制御、廃トナーあふれ検知制御、感光体ドラ
ム寿命検知制御、書き込み回数制御を順次行うことを特
徴とする。
【0029】図4は、前記寿命検知のメインルーチンを
示す図である。画像形成装置の電源が投入されると、メ
インルーチンS1が開始する。なお、Sはルーチンのス
テップを表す。メインルーチンが開始されると、ルーチ
ンの初期化が行われる(S2)。初期化ではプロセスカ
ートリッジが装着されていた場合に、CPU4は、プロ
セスカートリッジの不揮発メモリ9からのデータの読込
みを行い、電源OFF時に不揮発メモリ9に格納されて
いる前記リサイクル回数、新品情報、廃トナーあふれカ
ウンタ、感光体ドラム回転時間カウンタを読み出す。も
し、初期時にプロセスカートリッジが挿入されなくて
も、挿入されたときにプロセスカートリッジの不揮発メ
モリを読み出す。初期化の後、画像形成装置が正常なら
ば画像形成装置のウォーミングアップ制御を行い、画像
形成がいつでも行われるための準備を行う。
【0030】次に、ステップS3に移り、カートリッジ
新品検知制御を行う。カートリッジ新品制御ではプロセ
スカートリッジが新品であることを検知した場合、前記
印刷枚数カウンタなどの不揮発メモリ9の初期化を行う
ことにより、装着したプロセスカートリッジに対するリ
サイクル回数、廃トナーあふれカウンタ、感光体ドラム
回転時間、書き込み回数カウンタの初期化を行う。な
お、カートリッジ新品制御については図5で後述する。
【0031】次に、ステップS4に移り、トナー残量制
御を行う。トナー残量制御ではプロセスカートリッジの
トナー容量と画素カウンタによるトナー残量を表示す
る。また、トナーニアエンド、トナーエンド検知時には
トナーニアエンド、トナーエンドの検知を表示部へ表示
する。なお、トナー残量制御については図8で後述す
る。
【0032】次に、ステップS5に移り、廃トナーあふ
れ検知制御を行う。廃トナーあふれ検知制御では、カー
トリッジ使用開始時からの廃トナーあふれカウンタより
廃トナーあふれの状態を決定する。廃トナー満杯を検知
した場合、表示部に廃トナー満杯を表示し、それ以降の
印刷要求を受け付けない。なお、廃トナー残量検知制御
については図9で後述する。
【0033】次に、ステップS6に移り、感光体ドラム
寿命検知制御を行う。感光体ドラム回転時間を用いて感
光体ドラムの寿命を検知する。感光体ドラムの寿命を検
知した場合、表示部に感光体ドラムが寿命を迎えたこと
を表示し、それ以降の印刷要求を受け付けない。感光体
ドラム寿命検知制御については図10で後述する。
【0034】次に、ステップS7に移り、書き込み回数
制御を行う。書き込み回数によりプロセスカートリッジ
の不揮発メモリの寿命を検知する。不揮発メモリの寿命
を検知した場合、表示部に不揮発メモリが寿命を迎えた
ことを表示し、それ以降の印刷要求を受け付けない。書
き込み回数制御については図11で後述する。
【0035】次に、ステップS8に移り、画像生成制御
を行い、操作部13、PC15などからの印刷要求に応
じて画像生成を行う。
【0036】次に、ステップS9に移る。廃トナー残量
検知、トナー残量検知、・感光体ドラム寿命検知、画像
形成制御を、10msecオーダなどの一定周期で監視・制
御させるために、一定周期になるまでステップ10に移
行させない。
【0037】そして、ステップS10に移り、電源スイ
ッチがOFFになった場合、このメインルーチンを終了
する。電源スイッチがONのままの場合、ステップS3
に戻り、再び、カートリッジ新品検知制御、廃トナーあ
ふれ検知制御、感光体ドラム寿命検知制御、書き込み回
数制御、画像生成制御を順次に行う。
【0038】次に、カートリッジ新品検知制御、廃トナ
ーあふれ検知制御、感光体ドラム寿命検知制御、書き込
み回数制御の各サブルーチンについて説明する。
【0039】まず、カートリッジ新品検知制御のルーチ
ンを図5のカートリッジ新品検知制御の流れ図を参照し
て説明する。図5において、カートリッジ新品検知制御
のルーチンを開始すると(S21)、新品状態が有効で
あるか否かが検知される(S22)。プロセスカートリ
ッジの不揮発メモリの新品情報を読み込み、新品状態が
有効になっていること検知した場合(S22,YE
S)、不揮発データの初期化を行う。すなわち、リサイ
クル回数を0にし、廃トナーあふれカウンタ[0]〜[N]、
感光体ドラム回転時間[0]〜[N]、書き込み回数カウンタ
[0]〜[N]、画素カウンタ[0]〜[N]をすべて0として不揮
発メモリに書き込む(S23)。そしてカートリッジの
新品状態を無効にし(S24)、このルーチンを終了す
る(S25)。このようにプロセスカートリッジに設け
られているカートリッジ新品状態を無効にすることで、
現在、装着されているプロセスカートリッジが新品でな
くなるようにする。新品状態が無効になっていることを
検知した場合(S22,NO)、何もせずカートリッジ
新品制御のルーチンを終了する。
【0040】次に、トナーの残量制御のルーチンについ
て説明する。はじめに、トナーセーブ処理について述べ
ると、図6は、トナーセーブ処理の画像パターンの例を
示す図、図7はトナーセーブ処理の例を示す図である。
トナーセーブは、トナーが残り少なくなってきたときな
ど、トナーを節約したいときに実行する処理である。図
6において、図6(A)はトナーセーブ率25%パター
ンの例であり、図6(B)は、トナーセーブ率50%の
パターンの例を示している。両図において、1マスは1
ドット分を表し、白いマスはマスクドット、つまり、画
素があっても出力しないドットを表し、黒いマスは非マ
スクドット、つまり、画素をそのまま出力するドットを
表している。図6の例では、列ごとにマスクビットと非
マスクビットに分類され、トナーセーブ率25%パター
ンの例では、マスクビットの列と非マスクビットの列の
比が3:1になっており、また、トナーセーブ率50%
パターンの例ではマスクビットの列と非マスクビットの
列の比が1:1になっている。
【0041】図7は、図6のトナーセーブ率50%のパ
ターンを使ってトナーセーブ処理を行う例である。図7
(A)は、元の画像であり、図7(B)は、トナーセー
ブ処理を実行した画像である。トナーセーブ処理を行う
と画素が飛び飛びになるが、巨視的にみれば、画像は元
の画像より薄い画像として見える。このようにして、ト
ナーセーブ処理を行っている。
【0042】このようにトナーセーブとトナー使用率の
関係は、トナーセーブ率の値が大きいと、例えば、トナ
ーセーブ率が100%の場合(すべての画素が非マスク
ドット)、印字される画素の間隔がつまっていることが
多い。理論的な1画素の幅よりもドラム上に潜像を作成
するLDの1画素分の幅の方が若干、大きいため、印字
される画素の間隔がつまっていると、隣り合っている画
素でトナーが重なり合い、その分、孤立した画素よりも
トナーの消費量が多くなる。したがって、トナーセーブ
率の値が大きいと、1画素あたりのトナー消費量が多く
なる。反対に、トナーセーブ率の値が小さい場合、例え
ば、トナーセーブ率が25%の場合、印字される画素が
まばらであることが多い。この場合、隣り合っている画
素の数が少ないため、隣り合っている画素間におけるト
ナーの重なりの数が少ない。したがって、トナーセーブ
率の値が小さいと、1画素あたりのトナー消費量が少な
くなる。このように、トナーセーブ率によって1画素あ
たりの消費量が変化するため、トナー残量を算出するさ
いに、1画素あたりの消費量が必要になるが、トナーセ
ーブ率ごとに1画素あたりの消費量を用意する。
【0043】図8の流れ図を参照して説明する。図8に
おいて、トナーの残量制御のルーチンを開始すると(S
31)、前回のポーリングから今回のポーリングまでに
画像出力信号を見て、画像の書き込みが行われたか否か
が判断される(S32)。画像の書き込みが行われなか
った場合(S32,NO)、後述するステップS35に
移る。画像の書き込みが行われた場合(S32,YE
S)、リサイクル回数が最大値N以下(Nを含む)か否
かが判断される(S33)。リサイクル回数がN以下で
ある場合(S33,YES)、画素カウンタ[リサイク
ル回数]を前回のポーリングから今回のポーリングまで
の間における書き込み画素数分だけ、カウントアップさ
せる(S34)。それに同時に、書き込み回数カウンタ
[リサイクル回数]も1つカウントアップさせて、不揮発
メモリの書き込み回数をカウントし(S34)、ステッ
プS35に移る。リサイクル回数がNを超える場合は
(S33,NO)、プロセスカートリッジがリサイクル
の寿命を迎えているため、画素カウンタをカウントアッ
プさせることなくステップS35に移る。ステップS3
5において、トナーエンドセンサの出力波形により制御
を振り分ける。このトナーセンサは、トナー容器内にト
ナーがない場合は数KHzで振動を繰り返し、トナーが
ある場合には、トナーの重みにより圧電振動子の振動が
止まることから振動子の出力波形によりトナーの有無が
わかる。即ち、トナーエンドセンサのトナー有りの波形
を検知したか否かを判断する(S35)。トナー有りの
波形を検知した場合においては(S35,YES)、ト
ナー残量をプロセスカートリッジの満杯時のトナー容量
に対する残トナーの割合の百分率換算として換算するよ
うにする(S36)。つまりステップS36では、 トナー残量=(プロセスカートリッジの満杯時のトナー
容量−現在の設定のトナーセーブ率の1画素あたりのト
ナー消費量×画素カウンタ[リサイクル回数]×100/
プロセスカートリッジの満杯時のトナー容量 として満杯時のトナー容量に対する残トナーの割合を表
している。ここで、現在の設定のトナーセーブ率の1画
素あたりのトナー消費量とあるのは、前記したように、
トナーセーブ率によって1画素あたりの消費量が変化す
るためであり、トナーセーブ率の設定も時間によって変
化する可能性があるためである。そして、ユーザーの照
会要求などによって前記のように得られた百分率換算の
トナー残量を表示部へ表示することにより、現時点のト
ナー残量の状態が一目で把握できる。また、ステップS
35において、トナー有りの波形を検知しなかった場合
においては(S35,NO)、トナーエンドセンサがト
ナーニアエンドの出力波形を検知したか否かを判断する
(S37)。トナーニアエンドの出力波形を検知した場
合(S37,YES)、トナー残量を、トナーニアエン
ドを表現するトナー残量(例えば、1%)として、トナ
ーニアエンドを検知したことを表示部へ表示する(S3
8)。また、ステップS37において、トナーニアエン
ドの出力波形を検知しなかった場合(S37,NO)、
トナーエンドセンサがトナーエンドの出力波形を検知し
たと判断して、トナー残量を、トナーエンドを表現する
トナー残量(例えば、0%)として、トナーエンドを検
知したことを表示部へ表示し、更に、トナーエンド状態
での印刷による画像形成装置本体へのダメージを防止す
るために、印刷動作を受け付けない状態にする(S3
9)。トナー残量が確定した後、ステップS40へ移
り、トナー残量制御を終了する。
【0044】次に廃トナーあふれ検知制御のルーチンに
ついて説明する。図9は、廃トナーあふれ検知制御の流
れ図である。図9において、廃トナーあふれ検知制御の
ルーチンを開始すると(S51)、前回廃トナーあふれ
検知制御ルーチンが呼ばれてから今回廃トナーあふれ検
知制御ルーチンが呼ばれるまでの間に印刷が行われてい
たか否かが判断される(S52)。印刷が行われていた
場合(S52,YES)、リサイクル回数がN以下(N
を含む)であるか否かが判断される(S53)。リサイ
クル回数がN以下であるときは、廃トナーあふれカウン
タ[リサイクル回数]を1つカウントアップさせる(S5
4)。それに同時に、書き込み回数カウンタ[リサイク
ル回数]も1つカウントアップさせて(S54)、不揮
発メモリの書き込み回数をカウントする。前記印刷が行
われていなかった場合(S52,NO)、何もせずステ
ップS45に移る。またリサイクル回数がNを超える場
合は、プロセスカートリッジがリサイクルの寿命を迎え
ているため、廃トナーカウンタをカウントアップさせる
ことなくステップS55に移る。ステップS55におい
て、廃トナーあふれカウンタ[リサイクル回数]が廃トナ
ーボトル満杯のしきい値を超えたか否かが判断される
(S55)。前記しきい値を超えた場合(S55,YE
S)、廃トナーボトル満杯になったことを表示部に表示
させ、さらに、印刷動作禁止状態にして、それ以降の印
刷要求を受け付けないようにする(S56)。また、ス
テップS55において、廃トナーボトル満杯のしきい値
を超えなかった場合においては(S55,NO)、廃ト
ナーあふれカウンタが廃トナーボトルニア満杯のしきい
値を超えたか否かを判断する(S57)。廃トナーボト
ルニア満杯のしきい値を超えた場合(S57,YE
S)、廃トナーボトルニア満杯を表示部へ表示する(S
58)。また、ステップS57において、廃トナーボト
ルニア満杯のしきい値を超えなかった場合(S57,N
O)、前記両しきい値を超えていないので、表示部には
何も表示させない(S59)。そして、廃トナーあふれ
検知制御のルーチンを終了する(S60)。なお、廃ト
ナーボトル満杯のしきい値は廃トナーボトルニア満杯の
しきい値よりも大きな値であると仮定する。また、廃ト
ナーボトル満杯のしきい値、廃トナーボトルニア満杯の
しきい値はサービスマン対象に表示部にて値を変更する
ことが可能である。
【0045】次に、感光体ドラム寿命検知制御のルーチ
ンについて説明する。図10は、感光体ドラム寿命検知
制御の流れ図である。図10において、感光体ドラム寿
命検知制御のルーチンを開始すると(S71)、前回感
光体ドラム寿命検知制御ルーチンが呼ばれてから今回感
光体ドラム寿命検知制御ルーチンが呼ばれるまでの間に
ドラムが回転したか否かが判断される(S72)。回転
した場合(S72,YES)、リサイクル回数がN以下
(Nを含む)であるか否かが判断される(S73)。リ
サイクル回数がN以下であるときは、前回本ルーチンが
呼ばれてから今回本ルーチンが呼ばれるまでにドラムが
回転した時間分、カウントアップさせる。感光体ドラム
回転時間カウンタ[リサイクル回数]を1つカウントアッ
プさせる(S74)。それに同時に、書き込み回数カウ
ンタ[リサイクル回数]も1つカウントアップさせて(S
74)、不揮発メモリの書き込み回数をカウントする。
前記回転が行われていなかった場合(S72,NO)、
何もせずステップS75に移る。またリサイクル回数が
Nを超える場合は、プロセスカートリッジがリサイクル
の寿命を迎えているため、感光体ドラム回転時間をカウ
ントアップさせることなくステップS75に移る。ステ
ップS75において、感光体ドラム回転時間カウンタ
[リサイクル回数]がドラム寿命のしきい値を超えたか否
かが判断される(S75)。前記しきい値を超えた場合
(S75,YES)、感光体ドラムが寿命を迎えたこと
を表示部に表示させ、さらに、印刷動作禁止状態にし
て、それ以降の印刷要求を受け付けないようにする(S
76)。また、ステップS75において、回転ドラム寿
命のしきい値を超えなかった場合においては(S75,
NO)、感光体ドラム回転時間カウンタがドラム寿命を
迎える前のしきい値を超えたか否かを判断する(S7
7)。ドラム寿命を迎える前のしきい値を超えた場合
(S77,YES)、まもなくドラム寿命を迎えること
を表示部へ表示する(S78)。また、ステップS77
において、ドラム寿命を迎える前のしきい値を超えてい
ない場合(S77,NO)、前記両しきい値を超えてい
ないので、表示部には何も表示させない(S79)。そ
して、感光体ドラム寿命検知制御のルーチンを終了する
(S80)。なお、感光体ドラム寿命のしきい値は、感
光体ドラム寿命を迎える前のしきい値よりも大きな値で
あると仮定する。また、感光体ドラム寿命のしきい値、
感光体ドラム寿命を迎える前のしきい値はサービスマン
対象に表示部にて値を変更することが可能である。
【0046】次に、書き込み回数制御のルーチンについ
て説明する。図11は、書き込み回数制御の流れ図であ
る。図11において、書き込み回数制御のルーチンを開
始すると(S91)、プロセスカートリッジの不揮発メ
モリに格納されている不揮発メモリへの書き込み回数
[0]から[N]を読み込み、不揮発メモリへの書き込み回数
の総和を求める(S92)。ここで、不揮発メモリへの
書き込み回数の総和を求めるのは、リサイクル回数別に
アドレスを変えて不揮発メモリへの書き込み回数を書き
込んでいるため、その総和を求めれば、リサイクル回数
が0からの、すなわち、プロセスカートリッジ0からの
書き込み回数の総和が求められるからである。続いて、
書き込み回数の総和が書き込み回数のしきい値を超えた
か否かが判断される(S93)。前記しきい値を超えた
場合(S93,YES)、プロセスカートリッジの不揮
発メモリが寿命を迎えたことを表示部に表示させ、さら
に、印刷動作禁止状態にして、それ以降の印刷要求を受
け付けないようにする(S94)。そしてこのルーチン
を終了する(S96)。ステップS93において、書き
込み回数の総和が書き込み回数のしきい値を超えていな
い場合(S93,NO)、書き込み回数を迎える前のし
きい値を超えたか否かが判断される(S95)。前記し
きい値を超えていれば(S95,YES)、間もなくカ
ートリッジの不揮発メモリの寿命を迎えることを表示部
へ表示し(S96)、このルーチンを終了する(S9
8)。ステップS95において、書き込み回数の総和が
書き込み回数を迎える前のしきい値を超えていない場合
(S95,NO)、前記両しきい値とも超えていないの
で、表示部には何も表示させず(S97)、このルーチ
ンを終了する(S98)。なお、書き込み回数のしきい
値は、書き込み回数の寿命を迎える前のしきい値よりも
大きな値であると仮定する。また、書き込み回数のしき
い値、書き込み回数の寿命を迎える前のしきい値はサー
ビンマン対象に表示部にて値を変更することが可能であ
る。
【0047】(実施形態2)次に、本発明の実施形態2
に係る画像形成装置のプロセスカートリッジの寿命検知
の判別について説明する。本実施形態2は、印刷する用
紙のサイズに従ってトナー残量制御及び廃トナーあふれ
検知制御を行うことを特徴とする。本実施形態2におい
ても、図4で示したプロセスカートリッジの寿命検知の
判別を行う流れ図に従って、前記トナー残量制御及び廃
トナーあふれ検知制御が行われる。
【0048】このために、図4のトナー残量制御(S
4)において、プロセスカートリッジのトナー容量と印
刷する用紙のサイズに対応してカウントする廃トナーあ
ふれカウンタによるトナー残量を表示する。また、実施
形態1と同様、トナーニアエンド、トナーエンド検知時
にはそれらの検知を表示部へ表示する。なお、このトナ
ー残量制御については図13で後述する。
【0049】また、図4の廃トナーあふれ検知制御(S
5)において、印刷する用紙のサイズに対応してカウン
トする廃トナーあふれカウンタにより廃トナーあふれの
状態を決定する。実施形態1と同様、廃トナー満杯を検
知した場合、表示部に廃トナー満杯を表示し、それ以降
の印刷要求を受け付けない。なお、この廃トナーあふれ
検知については図14で後述する。
【0050】ここで、各用紙サイズと用紙サイズ乗数に
ついて説明する。図12は、用紙サイズと用紙サイズ乗
数の対応関係を示す図であり、図中、用紙サイズ乗数
は、A4サイズの用紙面積を基準とする面積比となって
いる。図から明らかなように、A4サイズが基準である
ため、用紙サイズ乗数を1としている。A3はA4の2
倍の用紙面積をもつため、用紙サイズ乗数は2となり、
また、A5はA4の半分の用紙面積をもつため、用紙サ
イズ乗数は0.5となる。用紙サイズ乗数は印刷する用
紙サイズに応じて廃トナーカウンタをカウントアップさ
せる度合いを計算するために用いる。
【0051】次に、用紙サイズに従ってトナー残量を制
御するルーチンについて説明する。図13は、トナー残
量制御の流れ図である。ステップS31からステップS
33までは図8と同じ動作を行うので、図8に係る説明
を参照することとし再説明を省略する。ステップS35
0において、図8と同様、トナーセンサは、トナー有り
の波形を検知したか否かを判断する(S350)。トナ
ー有りの波形を検知した場合においては(S350,Y
ES)、トナー残量を、トナー残量=(プロセスカート
リッジの満杯時のトナー容量−A41枚あたりのトナー
使用率×廃トナーあふれカウンタ)×100/プロセス
カートリッジの満杯時のトナー容量として満杯時のトナ
ー容量に対する残トナーの割合を求める。ここで、A4
1枚あたりのトナー使用率とはA41枚あたりに消費さ
れるトナーの使用量であり、トナーの使用の実験によっ
てこのパラメータを算出する。そして、ユーザーの照会
要求などによって上記のように得られた百分率換算のト
ナー残量を表示部へ表示する(S360)ことにより、
現時点のトナー残量の状態が一目で把握できる。また、
S350において、トナー有りの波形を検知しない場合
においては(S350,NO)、トナーニアエンドの波
形を検知したか否かが判断される(S370)。トナー
エンドセンサがトナーニアエンドの出力波形を示した場
合(S370,YES)、ステップS380へ移り、ト
ナー残量を、トナーニアエンドを表現するトナー残量
(例えば、1%)として、トナーニアエンドを検知した
ことを表示部へ表示する(S380)。また、S370
において、トナーエンドセンサがニアトナーエンドの出
力波形を検知したと判断されない場合(S370,N
O)、ステップS390へ移り、トナー残量を、トナー
エンドを表現するトナー残量(例えば、0%)として、
トナーエンドを検知したことを表示部へ表示し、更に、
トナーエンド状態での印刷による画像形成装置本体への
ダメージを防止するために、印刷動作を受け付けない状
態にする(S390)。トナー残量が確定した後、トナ
ー残量制御を終了する(S400)。
【0052】次に、用紙サイズに従って廃トナーあふれ
検知制御を行うルーチンについて説明する。図14は、
廃トナーあふれ検知制御の流れ図である。図14におい
て、まず、廃トナーあふれ検知制御のルーチンを開始す
る(S510)。そして、ステップS520に移り、前
回廃トナーあふれ検知制御ルーチンが呼ばれてから今回
廃トナーあふれ検知制御ルーチンが呼ばれるまでの間に
印刷が行われていた場合、ステップS530でリサイク
ル回数がN以下である場合に、ステップS540にて、
廃トナーあふれカウンタ[リサイクル回数]を用紙サイズ
乗数分カウントアップさせる。図12で説明したよう
に、A4の用紙サイズ乗数が1であるため、A4を1枚
通紙したときに廃トナーあふれカウンタは1カウントす
る。ちなみに、A3はA4の2倍の用紙面積であるた
め、A3を1枚通紙すると廃トナーあふれカウンタは2
カウントさせる。A3はA4の約2倍トナーを消費する
と考えられるため、2カウントさせている。要するに、
A4サイズを基準に廃トナーあふれカウンタをカウント
させたいために、1枚の用紙に対して廃トナーあふれカ
ウンタを用紙サイズ乗数分カウントさせている。カウン
トアップに同時に、書き込み回数カウンタ[リサイクル
回数]も1つカウントアップさせて、不揮発メモリの書
き込み回数をカウントしている。リサイクル回数がNを
超える場合は、プロセスカートリッジがリサイクルの寿
命を迎えているため、廃トナーカウンタをカウントアッ
プさせない。その後、S550へステップを進める。前
回本ルーチンが呼ばれてから今回本ルーチンが呼ばれる
までの間に印刷が行われなかった場合、何もせず、S5
50へステップを進める。ステップS550において、
廃トナーあふれカウンタ[リサイクル回数]が廃トナーボ
トル満杯のしきい値を超えたか否かが判断される(S5
50)。前記しきい値を超えた場合(S550,YE
S)、廃トナーボトル満杯になったことを表示部に表示
させ、さらに、印刷動作禁止状態にして、それ以降の印
刷要求を受け付けないようにする(S560)。また、
ステップS550において、廃トナーボトル満杯のしき
い値を超えなかった場合においては(S550,N
O)、廃トナーあふれカウンタが廃トナーボトルニア満
杯のしきい値を超えたか否かを判断する(S570)。
廃トナーボトルニア満杯のしきい値を超えた場合(S5
70,YES)、廃トナーボトルニア満杯を表示部へ表
示する(S580)。また、ステップS570におい
て、廃トナーボトルニア満杯のしきい値を超えなかった
場合(S570,NO)、前記両しきい値を超えていな
いので、表示部には何も表示させない(S590)。そ
して、廃トナーあふれ検知制御のルーチンを終了する
(S600)。なお、この場合も廃トナーボトル満杯の
しきい値は廃トナーボトルニア満杯のしきい値よりも大
きな値であると仮定する。また、廃トナーボトル満杯の
しきい値、廃トナーボトルニア満杯のしきい値はサービ
スマン対象に表示部にて値を変更することが可能であ
る。
【0053】本実施形態1,2によれば、リサイクルご
とに、トナー残量制御、カートリッジ新品検知制御、廃
トナーあふれ検知制御、感光体ドラム寿命検知制御及び
書き込み回数制御を行ってプロセスカートリッジの寿命
の検知を行い、その結果により、引き続いて継続使用が
可能であれば何も表示せず、間もなく寿命を迎えるとき
はその旨を表示し、或いは寿命を迎えたときは印刷動作
を禁止にするので、画像形成装置を多用するとき安心し
て使用することができる。
【0054】
【発明の効果】請求項1,2,3の発明に対応する効
果:種類の異なる複数の項目に従って順次且つその項目
のリサイクル毎にカートリッジの寿命を検知し、その結
果によりカートリッジの動作を制御し、或いは寿命状況
を表示させるので、カートリッジの寿命検知の信頼性を
向上させることができる。 請求項4,5,6の発明に対応する効果:トナー残量を
きめ細かく検知することができる。従って、リサイクル
時期をより正確に決定することができる。よってカート
リッジの寿命を使用限界近くまで伸ばすことができる。 請求項7の発明に対応する効果:不揮発メモリ内におけ
る各検知手段の領域の見積りが簡単に計算でき、不揮発
メモリの必要容量を容易に決めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る画像形成装置のブロッ
ク構成図である。
【図2】図1の画像形成装置の書き込み・LD制御部のブ
ロック構成図である。
【図3】図1の画像形成装置で使用されるプロセスカー
トリッジの不揮発メモリのメモリ配置例を示す図である
【図4】図1の画像形成装置のカートリッジ寿命検知の
流れ図である。
【図5】図1の画像形成装置のカートリッジ新品検知制
御の流れ図である。
【図6】図1の画像形成装置におけるトナーセーブ処理
の画像パターンを示す図である。
【図7】図1の画像形成装置におけるトナーセーブ処理
を示す図である。
【図8】図1の画像形成装置のトナー残量制御の流れ図
である。
【図9】図1の画像形成装置の廃トナーあふれ検知制御
の流れ図である。
【図10】図1の画像形成装置の感光体ドラム寿命検知
制御の流れ図である。
【図11】図1の画像形成装置のカートリッジ書き込み
回数制御の流れ図である。
【図12】用紙サイズと用紙サイズ乗数の対応関係を示
す図である。
【図13】図1の画像形成装置のトナー残量制御の流れ
図である。
【図14】図1の画像形成装置の廃トナーあふれ検知制
御の流れ図である。
【符号の説明】
1・・ROM、2・・RAM、4・・CPU、5・・入出力制御
装置、11・・プロセスカートリッジ、13・・操作部、1
4・・表示部、16・・コントローラ、38・・廃トナーあふ
れセンサ、39・・トナーエンドセンサ、40・・書き込み
回数センサ、41・・感光体ドラム回転センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 DA15 DA38 DA41 DA44 DA45 DB01 DC10 DD02 DD09 DE01 DE07 DE09 EC06 EC09 EE07 EE08 GB01 HA02 HA03 HA12 HB02 HB12 HB13 HB14 HB15 HB17 2H071 BA03 BA33 DA08 DA15 DA32 2H077 AA01 BA09 DA16 DA22 DA32 DA51 DA78 DA80 DA82 DB10 DB14 GA04

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成に用いた画素数カウンタと、少
    なくとも感光体ドラムとトナー容器とが一体化され、画
    素数カウンタによる画素数を記録する不揮発メモリを有
    するリサイクル可能なカートリッジとを備えた画像形成
    装置において、種類の異なる複数の寿命検知項目に従っ
    てカートリッジの寿命検知動作を制御する手段と、前記
    制御手段により寿命検知項目別に制御されるカートリッ
    ジの寿命検知手段とを備えたことを特徴とする画像形成
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像形成装置において、
    前記カートリッジの寿命を検知する手段は、カートリッ
    ジのリサイクルごとにカートリッジの寿命を検知するこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の画像形成装置にお
    いて、前記カートリッジの寿命を検知する手段は、トナ
    ー容器のトナーの有無を検知するトナーエンドセンサ、
    及びカートリッジ使用開始時からの印刷枚数カウンタ、
    及び感光体ドラムの回転時間カウンタ、及びカートリッ
    ジへの書き込み回数の総和カウンタであることを特徴と
    する画像形成装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の画像形成装置において、
    前記トナーエンドセンサは、トナー有りを検知したと
    き、トナー容量と、トナーセーブ率で補正された1画素
    当りのトナー消費量と、画素数カウンタが計数した画素
    数とに基いて演算したトナー残量を表示させることを特
    徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の画像形成装置において、
    前記トナーエンドセンサは、トナー有りを検知したと
    き、トナー容量と印刷用紙のサイズで補正されたトナー
    消費量とに基いて演算したトナー残量を表示させること
    を特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 請求項3記載の画像形成装置において、
    前記カートリッジ使用開始時からの印刷枚数カウンタ
    は、印刷用紙サイズで補正された印刷枚数のカウント値
    に到達したときカートリッジの動作を制御することを特
    徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 請求項1又は3記載の画像形成装置にお
    いて、前記不揮発メモリは、カートリッジの寿命検知手
    段のリサイクル回数別にアドレスを変えて記憶すること
    を特徴とする画像形成装置。
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