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JP2003089284A - 糊付け製本装置 - Google Patents

糊付け製本装置

Info

Publication number
JP2003089284A
JP2003089284A JP2001281317A JP2001281317A JP2003089284A JP 2003089284 A JP2003089284 A JP 2003089284A JP 2001281317 A JP2001281317 A JP 2001281317A JP 2001281317 A JP2001281317 A JP 2001281317A JP 2003089284 A JP2003089284 A JP 2003089284A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glue
paper
sheet
image forming
nozzle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001281317A
Other languages
English (en)
Inventor
Takenobu Kimura
丈信 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2001281317A priority Critical patent/JP2003089284A/ja
Publication of JP2003089284A publication Critical patent/JP2003089284A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 用紙間の接着強度を強くしたい場合と、用紙
の波打ちを小さくしたい場合とを、ユーザが選択可能と
し、目的や必要に応じた品質の冊子を作製する。 【解決手段】 画像形成装置Aから排出される用紙Sの
側縁部近傍に、糊吐出手段80によりエマルジョン糊を
塗布して、帯状の糊塗布部Nを形成し、糊塗布済みの用
紙Sを整合、加圧して冊子Saを作製する糊付け製本装
置Cにおいて、画像形成装置Aの操作部9において用紙
波打ち防止モードが設定されると、画像形成装置Aは糊
塗布部Nとなる用紙側縁部近傍に予め特定画像T1を形
成し、その後、糊付け製本装置Cの糊吐出手段80によ
り用紙Sの特定画像T1上に、エマルジョン糊を塗布し
て糊塗布部Nを形成する糊付け製本装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置から
排出された画像形成処理済みの用紙に対して、用紙搬送
中に用紙側縁近傍に帯状に糊塗布部を形成して冊子を作
製する糊付け製本装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、複写機、プリンタ、これらの複合
機等の画像形成装置本体により画像が記録された用紙の
所定位置に、糊付け処理をして、製本化する糊付け製本
装置が提供されている。
【0003】糊付け製本装置としては、(1)糊吐出ノ
ズルを用いて用紙に糊を吐出する装置、(2)糊収容箱
に糊車を設置し、該回転する糊車の外周に糊を付着さ
せ、糊車の外周を用紙に接触させて接触転写する装置、
(3)ノズルよりホットメルト剤(熱融着剤)と加熱圧
縮空気の混合体を吐出するホットメルト塗布装置、
(4)粘着性を有する糊が予め塗布された両面粘着テー
プを加熱しながら用紙束の一側縁に貼り付けるテープ貼
り装置、等が用いられている。
【0004】特開平7−80377号公報に記載の糊付
け方法及び装置は、糊吐出ノズルから吐出した糊に高圧
空気を吹き付けて薄膜状にするものである。
【0005】特表昭59−500907号公報に記載の
製本装置は、第1の方向に搬送する用紙を、その搬送方
向と直交する第2の搬送方向に偏向し、その後、走行す
る用紙の端部に線状に糊を塗布し、積載、整合後に加圧
して製本するものである。
【0006】背面テープ貼り製本方法としては、加熱時
に粘着性を有する糊が予め塗布されたテープを加熱しな
がら貼り付けたり、水を含むと粘着性を有する糊が予め
塗布されたテープを用いる方法が知られている。従来の
テープ貼りの方式は、特開昭62−284795号公
報、米国特許第4,985,729号明細書、特開平3
−151286号公報等に開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の糊付け製本装置
には、以下の課題がある。
【0008】(1) エマルジョン糊により用紙間を接
着する場合、水性のエマルジョン糊に含まれる水分が、
用紙に吸収される事により、用紙に波打ちが発生する。
この用紙の波打ちの程度は、用紙に吸収される水分の量
により決まるが、接着力を得ようとすると、用紙の繊維
間へ水分に溶けた接着剤が用紙に充分吸収される必要が
ある。したがって、用紙の波打ちが少なく、且つ、充分
な接着力が得られる条件を満たす事は困難である。そこ
で、波打ちが少ない事を重視するか、接着力を重視する
かを、条件によりに変更できると便利である。
【0009】(2) 酢酸ビニルエマルジョン糊を使用
する糊付け製本装置において、酢酸ビニルエマルジョン
糊から特有の臭いが発生して、周囲の環境を不快にす
る。特に、糊付け製本装置を備えた画像形成装置を設置
したオフィス等においては、この不快な臭い発生が問題
となる。
【0010】(3) エマルジョン糊を糊吐出手段の糊
吐出用ノズルにより吐出させて用紙表面に糊塗布部を形
成する場合、少量のエマルジョン糊を用紙表面に均一に
塗布させる為には、用紙とノズル先端部との距離を近接
させる必要がある。特に、エマルジョン糊の粘度が数百
ないし千mPa・sの場合、界面張力によりノズル先端
部でエマルジョン糊が玉状になりやすく、均一な塗布が
困難である。
【0011】(4) 用紙間接着に両面粘着テープを使
用する糊付け製本装置において、用紙1枚毎に両面粘着
テープを貼着すると、粘着テープの厚さの分だけ、接着
部が分厚くなる。用紙の枚数が多いほど、接着部と非接
着部との厚さの差が大きく目立ち、出来上がり冊子の外
観が損なわれるという問題がある。例えば、100枚の
用紙を接着して冊子を作製する場合、用紙1枚の厚さが
0.1mm、両面粘着テープの厚さが0.6mmの場
合、用紙1枚毎に両面粘着テープを挟んで転着すると、
接着部の厚さは約16mmとなり、非接着部の厚さ10
mmと、6mmの差を生じ、著しい段差となり、冊子の
外観品質が低下する。
【0012】本発明は上記の各課題を解消して糊付け製
本装置を改良し、糊塗布処理の安定化、糊塗布部の用紙
搬送不良の解消、不良冊子作製の防止を実現することを
目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題は、本発明の下
記の糊塗布装置及び糊付け製本装置により解決される。
【0014】(1) 画像形成装置から排出される用紙
の側縁部近傍に、糊吐出手段によりエマルジョン糊を塗
布して、帯状の糊塗布部を形成し、糊塗布済みの用紙を
整合、加圧して冊子を作製する糊付け製本装置におい
て、前記画像形成装置の操作部において用紙波打ち防止
モードが設定されると、前記画像形成装置は前記糊塗布
部となる用紙側縁部近傍に予め特定画像を形成し、その
後、前記糊付け製本装置の糊吐出手段により前記用紙の
特定画像上に、エマルジョン糊を塗布して糊塗布部を形
成することを特徴とする糊付け製本装置。
【0015】(2) 画像形成装置から排出される用紙
の側縁部近傍に、糊吐出手段によりエマルジョン糊を塗
布して、帯状の糊塗布部を形成し、糊塗布済みの用紙を
整合、加圧して冊子を作製する糊付け製本装置におい
て、前記糊付け製本装置の本体に、脱臭フィルタと排気
用ファンとを設けたことを特徴とする糊付け製本装置。
【0016】(3) 画像形成装置から排出される用紙
の側縁部近傍に、糊吐出手段によりエマルジョン糊を塗
布して、帯状の糊塗布部を形成し、糊塗布済みの用紙を
整合、加圧して冊子を作製する糊付け製本装置におい
て、前記糊吐出手段の糊吐出用ノズルの先端部を、通紙
する用紙の表面に接触させて、糊塗布部を形成すること
を特徴とする糊付け製本装置。
【0017】(4) 画像形成装置から排出される用紙
の側縁部近傍に、両面粘着テープを貼着して、帯状の粘
着面部を形成した用紙を整合、加圧して冊子を作製する
糊付け製本装置において、前記両面粘着テープを貼着す
る前記粘着面部に複数の透孔があけられた用紙、又は複
数の切れ込みの入った用紙と、前記透孔又は切れ込みの
ない用紙とを混合して重ね合わせ接着して冊子を作製す
ることを特徴とする糊付け製本装置。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明の糊付け製本装置、
及び糊付け製本装置を備えた画像形成装置を図面に基づ
いて説明する。
【0019】[画像形成装置の一実施形態]図1は画像
形成装置A、画像読み取り装置B、糊付け製本装置Cか
ら成る画像形成システムの全体構成図である。
【0020】画像形成装置本体Aは、回転する像担持体
(以下、感光体と称す)1の周囲に、帯電手段2、像露
光手段(書き込み手段)3、現像手段4、転写手段5
A、除電手段5B、分離爪5C、及びクリーニング手段
5Dを配置し、帯電手段2によって感光体1の表面に一
様帯電を行った後に、像露光手段3のレーザビームによ
って原稿から読み取られた画像データに基づく露光走査
を行って潜像を形成し、該潜像を現像手段4により反転
現像して感光体1の表面にトナー像を形成する。
【0021】一方、第1給紙手段6A又は第2給紙手段
6Bから給紙された用紙Sは、中間給紙手段7Aを経て
転写位置へと送られる。転写位置において転写手段5A
により前記トナー像が用紙S上に転写される。その後
に、用紙Sは除電手段5Bにより裏面の電荷が消去さ
れ、分離爪5Cにより感光体1から分離され、搬送手段
7Bにより搬送され、引き続き定着手段8により加熱定
着され、排紙ローラ7Cにより排出される。
【0022】用紙Sの両面に画像形成を行う場合には、
定着手段8により加熱定着された用紙Sを、搬送路切り
替え板7Dにより通常の排紙通路から分岐し、反転搬送
手段7Eにおいてスイッチバックして表裏反転した後、
排紙ローラ7Cにより装置外に排出される。排紙ローラ
7Cから排出された用紙Sは、糊付け製本装置Cの受入
部11に送り込まれる。
【0023】一方、感光体1の画像処理後の表面は、分
離爪5Cの下流においてクリーニング手段5Dにより表
面に残留している現像剤が除去され、次の画像形成に備
える。
【0024】画像形成装置Aの上部には、原稿移動型読
み取り方式の自動原稿送り装置を備えた画像読み取り装
置Bが設置されている。
【0025】[糊付け製本装置]糊付け製本装置Cの用
紙搬送装置は、直接排紙手段10、水平搬送手段20、
方向変換搬送手段30、用紙収納部40、排出手段5
0、排紙手段60、表表紙給紙手段70A、裏表紙給紙
手段70Bから成る。糊付け製本装置Cの糊塗布装置
は、用紙Sの第1面に糊塗布部を形成する第1糊吐出手
段80A、用紙Sの第2面に糊塗布部を形成する第2糊
吐出手段80B、及び第1糊吐出手段80Aと第2糊吐
出手段80Bに糊を供給する糊供給装置89から成る。
【0026】図2は糊付け製本装置Cの正面断面図であ
る。受入部11に導入された用紙Sは、切り換え板12
により、上部の直接排紙手段10と水平搬送手段20と
の何れかに選択される。
【0027】直接排紙手段10に導入された用紙Sは、
上方に搬送され、搬送ローラ13,14に挟持されて排
出ローラ15により固定排紙皿16上に排出される。
【0028】シフト処理又はノンソート大量排紙の搬送
モードに設定されると、切り替え板12は直接排紙手段
10の搬送路を閉鎖し、水平搬送手段20の搬送路を開
放し用紙Sの通過を可能にする。水平搬送手段20に導
入された用紙Sは、搬送ローラ21,22,23,24
に挟持されて搬送され、糊塗布処理を行わない用紙Sは
図示しないシフト手段を経て排出ローラ61により挟持
されて、第1の排出口62から機外の昇降排紙台63上
に排出される。昇降排紙台63上には、例えば、最大3
000枚の大量の用紙Sを積載する事が可能である。
【0029】・(糊塗布処理の用紙搬送)図3は糊付け
製本装置Cの側断面図、図4は平面図である。図5及び
図6は糊付け製本装置Cの模式斜視図である。
【0030】・方向変換搬送手段30による用紙の直交
Uターン搬送 糊付け製本処理のモードに設定されると、画像形成装置
本体Aから排出される用紙Sは、モータM1により駆動
回転される搬送ローラ21〜24により挟持されて搬送
される。用紙Sの先端部が位置決め部材25に当接する
と、用紙Sの曲がりが修正され、搬送方向に位置決めが
行われる(図2、図4〜図6矢示の第1搬送方向X
1)。その後、モータM1の駆動が停止され、図示され
ていない駆動手段により搬送ローラ21〜24の各上ロ
ーラが用紙面から上方に待避して圧接が解除される。
【0031】更に、用紙SはモータM2により駆動回転
される搬送ローラ31,32に挟持されて、90度偏向
された搬送方向に搬送される(図3〜図6矢示の第2搬
送方向Y1)。用紙Sは引き続き搬送ローラ33,34
により挟持されてUターン搬送され用紙収納部40に送
り込まれる(図3〜図6矢示の第3搬送方向Z)。
【0032】・(糊吐出手段)糊吐出手段は、用紙Sの
第1面に糊塗布部Nを形成する第1糊吐出手段80A
と、用紙Sの第2面に糊塗布部Nを形成する第2糊吐出
手段80Bとから成る。第1糊吐出手段80Aと第2糊
吐出手段80Bは、ほぼ同一構成をなすから、以下、糊
吐出手段80と称して、構成を説明する。
【0033】図7は糊吐出手段80の断面図、図8は糊
塗布状態の糊吐出手段80の断面図である。
【0034】糊吐出手段80は、糊を吐出する開口部8
1aを有するノズル部材(以下、ノズルと称す)81、
開口部81aを開閉する移動可能なニードル部材(以
下、ニードルと称す)82、ニードル82を移動可能に
収容するケーシング83、ニードル82を移動可能に駆
動するソレノイドSL等から構成されている。
【0035】復帰バネ85は、糊吐出手段80の筐体8
4の底部と、フランジ部82bの上面との間に嵌挿さ
れ、ニードル82を下方に押圧している。ソレノイドS
Lの非作動時には、復帰バネ85によりニードル82の
先端部82aはノズル81の開口部81aを閉止してい
る。
【0036】ソレノイドSLに電圧を印加すると、プラ
ンジャSLaが上方に移動され、プランジャSLaに直
結するニードル82が引き上げられ、ノズル81の開口
部81aを開放し、糊吐出を可能にする。開口部81a
と先端部82aとの開放時の間隙距離は、ノズル調整つ
まみ86により可変である。
【0037】ケーシング83の側面には入口部材87が
固定され、後述の糊供給装置89から供給された糊を供
給管88を経て糊収容室83a内に導入する。
【0038】・(用紙Sへの糊塗布処理)図9は、用紙
Sの側縁部近傍に形成された線状の糊塗布部Nを示す平
面図である。図9(a)は用紙Sの長辺側に形成された
直線状の糊塗布部Nを示す。図9(b)は用紙Sの短辺
側に形成された直線状の糊塗布部Nを示す。直線状の糊
塗布部Nは、用紙Sの側縁部近傍のほぼ全長にわたっ
て、用紙間を強固に接着し、糊付けされた用紙束を作製
する。
【0039】本発明の実施の形態で使用される糊は、水
溶性の酢酸ビニル樹脂系エマルジョン糊で、粘度は常温
で750〜1500mPa・sである。この水溶性の糊
により接着された用紙束は再生紙として再利用可能であ
る。
【0040】・(用紙Sの積載、整合、加圧処理)(図
3〜図5参照) 1枚目の糊塗布処理されない用紙Sは、駆動回転される
搬送ローラ33,34によって挟持搬送されて第4搬送
方向Y2に搬送され、用紙載置台41上に載置される。
後続の2枚目以降の糊塗布処理された用紙Sは、搬送ロ
ーラ33,34により挟持搬送されて第4搬送方向Y2
に搬送され、用紙載置台41上の先行の用紙S上に積載
される。
【0041】即ち、搬送ローラ34により挟持搬送され
た用紙Sの先端部は、回動する無端状ベルト42に保持
された把持手段(グリッパ)43に把持されて、用紙載
置台41の上方を第4搬送方向Y2に搬送される。移動
する把持手段43に保持された加圧手段44は、用紙載
置台41上に載置された先行の用紙Sの糊塗布部N形成
面の背面側を加圧して移動し、用紙間の接着を確実にす
る。把持手段43に把持された用紙Sの先端部は、先端
ストッパ45に当接して、先端揃えされる。先端ストッ
パ45は図示しない駆動手段により移動可能であり、用
紙Sのサイズ設定により所定位置に停止する。用紙Sの
後端部は、移動可能に駆動される用紙整合押圧部材46
により、用紙後端部の整合及び用紙後端上面部の押圧が
行われる。
【0042】用紙Sの両側端部は、幅整合基準部材47
と用紙整合押圧部材46とから成る整合手段により位置
決めされる。なお、用紙Sの先端部、後端部、両側端部
の整合、位置決めは、加圧手段44による加圧処理の前
に行う。加圧手段44による用紙Sの加圧処理は、2枚
目以降の用紙Sが用紙載置台41上に載置される都度行
っても良い。又は、用紙Sが複数枚積載される毎に加圧
処理を行ってもよい。
【0043】以上の工程により糊付け製本された1冊の
用紙束が完成する。この糊付け製本装置Cでは、例え
ば、最大200枚の用紙Sを糊付け処理して製本化する
事ができる。
【0044】・(排紙)用紙載置台41の用紙積載面の
一部には、駆動ローラ51と従動ローラ52に巻回され
た複数本の排出ベルト53が回動可能に配置されてい
る。
【0045】最終の用紙Snが用紙載置台41上に積載
され、加圧処理される。糊付け製本された冊子Saは、
モータM3により回動される排出ベルト53の排出爪5
3aにより保持されて、用紙載置台41の載置面上を滑
走して、排紙手段60の第2の排出口65に設けた排出
ローラ64に挟持されて、昇降排紙台63上に排出、積
載される(図5に矢示の第5搬送方向X2)。この排紙
処理に先立って、加圧手段44及び幅整合基準部材47
を図示しない駆動手段により搬送路の上方に待避させて
おく。
【0046】昇降排紙台63には、第1の排出口62か
ら排出された糊塗布処理されない用紙Sと、第2の排出
口65から排出された糊塗布処理された冊子Saとが積
載可能であり、昇降駆動により大量の用紙S及び冊子S
aを収容する事ができる。
【0047】・(用紙束作製処理)糊付け製本装置C
は、用紙の側縁部を糊付け製本する用紙束作製機能と、
用紙束の表裏面に表表紙と裏表紙を貼着して糊付け製本
する表紙くるみ製本作製機能とを有する。
【0048】図10(a)は、用紙束作製機能による用
紙束工程を示す部分拡大断面図、図10(b)は、作製
された用紙束の部分拡大断面図である。
【0049】1枚目の用紙S1には糊塗布部Nを形成さ
せず、用紙載置台41上に載置する。2枚目以降の用紙
Sには糊塗布部Nを形成させて、用紙載置台41上の先
行の用紙S上に順次積載する。最終の用紙Snが載置さ
れて接着された後、加圧手段44により糊塗布部Nを加
圧して接着を均一化する。
【0050】・(表紙くるみ製本作製処理)図11
(a)は、表紙くるみ製本作製機能による用紙束工程を
示す部分拡大断面図、図11(b)は、作製された表紙
くるみ製本の部分拡大断面図である。
【0051】表表紙Kaが第1の折り目aで、用紙載置
台41上で直角に折り曲げられた後、糊塗布部Nが形成
された用紙Sが先行の用紙S上に順次積載される。最終
の用紙Snの側縁部近傍には、第1糊吐出手段80Aに
よる用紙表面側の糊塗布部Nと、第2糊吐出手段80B
による用紙裏面側の糊塗布部Naとが形成された後、先
行の用紙Sn−1上に積載され接着される。
【0052】その後、図示しない折り曲げ手段により、
表表紙Kaが背表紙部cを第2の折り目dで直角に折り
曲げられ、折り返し部が形成される。折り返し部を加圧
手段により加圧して接着を均一化する。
【0053】裏表紙Kbを用紙Sと同様にして糊塗布部
Nを形成して搬送して、糊塗布部Nを下側にして用紙載
置台41上に送り込み、最終の用紙Sn、及び表表紙K
aの折り返し部上に載置して、糊塗布部Nにより接着さ
れる。
【0054】[第1の実施の形態]図12は、糊塗布部
Nを形成する範囲に、画像形成装置Aにより予め特定画
像を形成させた用紙Sの平面図であり、図12(a)
は、特定画像が中間濃度画像T1である一例を示し、図
12(b)は、特定画像が格子模様画像T2である一例
を示す。
【0055】糊付け製本装置は、画像形成装置Aから排
出される用紙Sの側縁部近傍に、糊吐出手段80により
エマルジョン糊を塗布して、帯状の糊塗布部Nを形成
し、糊塗布済みの用紙Sを整合、加圧して冊子Saを作
製する。
【0056】画像形成装置Aの操作部9に用紙波打ち防
止モード設定手段を設けた。この用紙波打ち防止モード
設定手段は、特定画像形成用の入力手段、或いは薄紙と
厚紙とを選択する手段である。用紙波打ち防止モードが
設定されると、画像形成装置Aは、画像形成領域の外
で、糊塗布部Nとなる位置の用紙側縁部近傍に予め特定
画像を形成する。
【0057】特定画像を形成した用紙Sは、画像形成装
置Aから排出され、糊付け製本装置Cに導入され、糊吐
出手段80により用紙Sの特定画像上に、エマルジョン
糊を塗布して糊塗布部Nを形成する。
【0058】用紙Sの特定画像上に、エマルジョン糊を
塗布して糊塗布部Nを形成する事により、用紙Sの表面
にトナー樹脂が介在し、部分的に用紙Sと糊との接触を
妨げ、エマルジョン糊中の水分の用紙Sへの吸収が弱ま
る。したがって、特定画像のない白地に糊付けするより
も、特定画像上に糊付けした場合の方が、接着力は弱い
が、水分吸収が少なく、用紙Sの波打ちが少なくなる。
よって、特定画像を制御する事により、接着力と波打ち
を制御する事ができるから、用紙Sの種類や目的に合っ
た製本品質が得られる。なお、特定画像は中間濃度画像
や格子模様画像に限定されるものではない。
【0059】・(実施例)糊吐出手段80のノズル81
から酢酸ビニルエマルジョン糊を流出し、用紙Sに糊を
塗布する糊付け製本装置Cにおいて、糊の流量を変えて
接着強度と波打ちの評価を行った。
【0060】糊流量は、糊吐出手段80のノズル81内
のニードル82のストロークと、ノズル81内の糊に加
えられる圧力によって決まる。ここでは、10秒間連続
での糊の流量を測定して、それを糊流量とした(図7、
図8参照)。
【0061】図13(a)は、用紙Sの接着強度測定を
説明する平面図、図13(b)は、その正面図である。
【0062】接着強度は、冊子Saを180°見開きに
した状態で、用紙Sの端部をバネばかりSBで引っ張
り、用紙Sが破損する時の荷重を測定した。
【0063】図14は、用紙Sの波打ちを測定する装置
の模式図である。波打ちの状態は、個々に異なるため
に、波打ちの高さ、或いは波打ちの数のみで評価するこ
とは困難である。そこで、ある決まった指標で評価する
ために以下の方法をとった。
【0064】冊子Saを移動ステージ上に載せ、非接触
のレーザー変位センサ下の被検位置を通過させ、波打ち
のプロファイルを読み取り、メモリーハイコーダによっ
て波打ちの各波の傾き角を求めて、グラフを描き、横軸
の走査距離と交わる面積の大小により、評価を行う。
【0065】図15は、糊流量と接着強度、糊流量と波
打ちを示す特性図である。画像形成装置Aから排出され
た用紙Sに糊付け処理する場合、糊代部に中間濃度画像
を予め形成した場合と、糊代部が白紙である場合とにつ
いて、接着強度と波打ちを評価した。
【0066】図15に示す折り線は糊代部が白紙であ
る場合の接着強度を示し、折り線は糊代部が中間濃度
画像である場合の接着強度を示す。折り線は糊代部が
白紙である場合の波打ちを示し、折り線は糊代部が中
間濃度画である場合の波打ちを示す。なお、波打ちは、
用紙Sの表面の波打ちをメモリーハイコーダで読み取っ
たときの数値である。
【0067】図15に示すように、中間濃度画像を形成
した場合は、白紙の場合に比べて、接着強度が弱いが、
波打ちは少ない事が判る。したがって、接着強度を強く
したい場合と、波打ちを小さくしたい場合とを、ユーザ
が中間濃度画像の有無の設定を選択することができるの
で、目的や必要に応じた品質の冊子Saを作製する事が
できる。
【0068】[第2の実施の形態]酢酸ビニルエマルジ
ョン糊を使用する糊付け製本装置Cにおいて、酢酸ビニ
ルエマルジョン糊から特有の臭いが発生して、周囲の環
境を不快にする。特に、糊付け製本装置Cを備えた画像
形成装置Aを設置したオフィス等においては、この不快
な臭い発生が問題となる。
【0069】糊付け製本装置Cの外装体の背面側に、フ
ァンモータFMと活性炭等の脱臭フィルタFを設置し
た。ファンモータFMにより糊付け製本装置C内に空気
の流れを作り、糊付け製本装置C内の空気を機外に排出
させる前に、脱臭フィルタFにより臭気が外部に漏出す
る事を防止する(図3参照)。
【0070】糊付け製本装置Cを連続作動させ、用紙S
に糊塗布を行った時、ファンモータFMと脱臭フィルタ
Fを設置した糊付け製本装置Cと、これを設置しない糊
付け製本装置Cについて、10人によって臭気官能評価
をおこなった結果を、表1により示す。
【0071】
【表1】
【0072】表1に示すように、個人差はあるものの、
ファンモータFMと脱臭フィルタFを設置した糊付け製
本装置Cでは、臭いを不快に感じた人はおらず、脱臭対
策の効果が認められた。
【0073】[第3の実施の形態]エマルジョン糊を糊
吐出手段80のノズル81により吐出させて用紙表面に
糊塗布部Nを形成する場合、少量のエマルジョン糊を用
紙表面に均一に塗布させる為には、用紙Sとノズル先端
部との距離を近接させる必要がある。特に、エマルジョ
ン糊の粘度が数百ないし千mPa・sの場合、界面張力
によりノズル先端部でエマルジョン糊が玉状になりやす
く、均一な塗布が困難である。
【0074】図16は、ノズル81の先端部を用紙Sに
接触させて塗布する状態を示す部分断面図である。
【0075】ノズル81の先端部を通紙する用紙Sの表
面に接触させて糊塗布を行う事により、ソレノイドSL
のオンの時間内で一定量の糊を用紙Sに塗布する事がで
き、少量の糊で、しかも均一な糊塗布層を形成する事が
可能となり、且つ、接着強度も得られる。
【0076】図17は、ノズル81の先端部を用紙Sの
表面と接触させた場合と、ノズル81の先端部を用紙S
の表面から0.5mm離れた位置にした場合とについ
て、糊流量を変えて接着強度を測定した特性図である。
【0077】接着強度は、図13に示したように、冊子
Saを180°見開きにした状態で、用紙Sの端部をバ
ネばかりSBで引っ張り、用紙Sが破損する時の荷重を
測定したものである。
【0078】図17は、ノズル81の先端部と用紙Sの
表面とを接触又は非接触にした場合の糊流量と接着強度
の関係を示す特性図である。
【0079】図17に示すように、ノズル81の先端部
を用紙Sの表面と接触させた場合の方が、非接触(0.
5mm)の場合より均一な糊塗布が可能であるから、接
着強度(用紙の引き裂き強度)が大きいことが判り、そ
の強度差は、糊流量が少ないほど顕著に現れている。
【0080】しかし、数万枚ないし数十万枚の用紙Sを
糊塗布位置に通紙させると、ステンレス鋼製のノズル8
1であっても、用紙Sとの摩擦により、ノズル81の先
端部が摩耗する。
【0081】そこで、ノズル81を用紙Sの表面に対し
て選択的に非接触の位置で使用する事により、常時接触
させた場合に比して、ノズル81の寿命を延ばすことが
できる。
【0082】また、通紙する用紙Sの種類によって、ノ
ズル81を接触/非接触に可変制御する。図7に示す糊
吐出手段80は、図示しない駆動源と昇降手段とにより
昇降駆動可能に支持される。
【0083】糊中の水分の吸収によって糊塗布面の波打
ちが発生しやすく、少量の糊塗布を必要とする薄紙等の
用紙Sの場合は、接触位置において糊塗布を行う。波打
ちが起こりにくく、比較的多い量の糊を塗布する事がで
きる厚紙等の場合には、非接触位置に設定する事によ
り、用紙Sの剛性が強く摩擦力が大きい厚紙等による摩
耗を減少させ、効果的に接着強度とノズル81の耐久性
とを向上させる事が可能である。
【0084】また、図8に示すように、ノズル81の用
紙搬送方向上流側に、通紙する用紙Sの先端部をノズル
81の先端部に案内する案内板91を設けた。案内板9
1はポリエチレンテレフタレート(PET)等のフィル
ム状の樹脂材から成る。案内板91は、用紙Sの先端部
がノズル81に当接して、用紙詰まりを発生する事を防
止する。
【0085】[第4の実施の形態]図18は、用紙間接
着に両面粘着テープを使用する本発明の糊付け製本装置
の部分断面図である。
【0086】両面粘着テープ保持手段は、無端状ベルト
42に保持されて直線移動可能な加圧手段44に搭載さ
れ、用紙搬送方向に移動可能である。両面粘着テープ保
持手段は、両面粘着テープNTをロール状に保持して供
給する元巻き部48と、両面粘着テープNTの離型紙を
巻き取る巻き取り部49とから成る。
【0087】元巻き部48から引き出された帯状の両面
粘着テープNTは、加圧手段44の加圧ローラ44Aを
巻回して、巻き取り部49に巻き取られる。両面粘着テ
ープNTは、加圧ローラ44Aに押圧されて、粘着糊が
用紙束Saの最上層の用紙上に接着される。
【0088】図19(a)は、複数枚の用紙Sと両面粘
着テープNTの積み重ねを説明する図、図19(b)
は、両面粘着テープNTが貼着された透孔hを有する用
紙Sの平面図である。図20(a)は、複数枚の用紙S
と両面粘着テープNTの積み重ねを説明する断面図、図
20(b)は、両面粘着テープNTにより貼着された複
数枚の用紙Sの断面図である。
【0089】用紙載置台41上に、透孔hのない1枚目
の用紙S1を載置し、その上に透孔hがあけられた2枚
目の用紙S2を載置する。次に、用紙S2上に両面粘着
テープNTを貼着して剥離紙を除去した後、その上に透
孔hがあけられた3枚目の用紙S3を載置して、更にそ
の上に透孔hのない4枚目の用紙S4を載置して加圧す
る。
【0090】この加圧により、両面粘着テープNTの粘
着糊が、透孔hを通過して用紙S1と用紙S4に進入し
接着する。
【0091】このようにして、1枚の両面粘着テープN
Tにより、透孔hのない2枚の用紙S1,S4と、透孔
hがあけられた2枚目の用紙S2,S3から成る4枚の
用紙を接着することができる。
【0092】以下、同様にして、2枚の両面粘着テープ
NTにより、後続の透孔hのない用紙S7,S9と、透
孔hを有する用紙S5,S6,S8から成る5枚の用紙
を接着する。
【0093】このようにして、従来は、9枚の用紙Sを
接着するのに8枚の両面粘着テープNTを要したが、本
発明の糊付け製本装置Cにおいては、9枚の用紙Sを接
着するのに3枚の両面粘着テープNTで済む。したがっ
て、両面粘着テープNTの使用量は1/3となり、用紙
束の接着部の厚さが少なくなる。
【0094】なお、用紙S2,S3,S5,S6,S8
の透孔hの配列は、すべて同じであるが、透孔hの配列
位置をずらす事により、1枚の両面粘着テープNTによ
り、更に多くの用紙Sを接着することが可能である。
【0095】このように、両面粘着テープNTを貼着す
る貼着面部に複数の透孔hがあけられた用紙Sと、透孔
hのない用紙Sとを混合して重ね合わせて、複数枚の用
紙Sを両面粘着テープNTで接着する事により、両面粘
着テープNTの使用量を低減することができる。且つ、
両面粘着テープNTの接着による用紙束の厚さ増を最小
にする事ができる。
【0096】図21(a)は、透孔hがあけられた用紙
の代わりに切れ込みeを有する用紙を配置した用紙束作
製を説明する図、図21(b)は、両面粘着テープNT
が貼着された切れ込みeの入った用紙S2Aの平面図で
ある。
【0097】両面粘着テープNTを貼着する粘着面部に
複数の切れ込みeの入った用紙S2A,S3A,S5
A,S6A,S8Aと、切れ込みeのない用紙S1,S
4,S7,S9とを混合して重ね合わせ、用紙S2A、
S3A間、用紙S5A、S6A間、及びS8A,S9間
に、それぞれ両面粘着テープNTを介在させて接着し、
用紙束を作製する。
【0098】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の糊付け製本装置により、以下の効果が奏せられる。
【0099】(1) 用紙間の接着強度を強くしたい場
合と、用紙の波打ちを小さくしたい場合とを、ユーザが
用紙波打ち防止モードの設定を選択する事により、目的
や必要に応じた品質の冊子を作製する事ができる。
【0100】(2) 糊付け製本装置本体にファンを設
置し、装置本体内に空気の流れを作り、装置本体内の空
気を装置外に排出する前に、脱臭フィルタを通す事によ
り、装置本体内の接着糊から発散した臭気が外部に漏出
する事がなく、環境汚染が防止される。
【0101】(3) 糊吐出手段のノズルの先端部を用
紙に接触させて糊塗布をする事により、少量の糊により
均一に塗布する事が可能となり、接着強度も充分得られ
る。また、用紙の種類によって、ノズルの先端部を用紙
に接触/非接触に切り替え可能に選択する事により、ノ
ズルの先端部の寿命を延ばすことができる。さらに、ノ
ズルの用紙搬送方向上流側に、案内板を設置して、用紙
をノズルの下方に付勢する事により、搬送される用紙の
先端部がノズルに突き当たる紙詰まり発生を防止でき
る。
【0102】(4) 両面粘着テープを貼着する貼着面
部に複数の透孔、又は切れ込みを有する用紙と、透孔、
又は切れ込みのない用紙とを混合して重ね合わせて、複
数枚の用紙を両面粘着テープで接着する事により、両面
粘着テープの使用量を低減することができる。且つ、両
面粘着テープの接着による用紙束の厚さ増を最小にする
事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置本体、画像読み取り装置、糊付け
製本装置から成る画像形成システムの全体構成図。
【図2】糊付け製本装置の正面断面図。
【図3】糊付け製本装置の側断面図。
【図4】糊付け製本装置の平面図。
【図5】糊付け製本装置の模式斜視図。
【図6】糊付け製本装置の模式斜視図。
【図7】糊吐出手段の断面図。
【図8】糊塗布状態の糊吐出手段の断面図。
【図9】用紙の側縁部近傍に形成された線状の糊塗布部
を示す平面図。
【図10】用紙束作製機能による用紙束工程と、作製さ
れた用紙束の部分拡大断面図。
【図11】表紙くるみ製本作製機能による用紙束工程
と、作製された表紙くるみ製本の部分拡大断面図。
【図12】糊塗布部を形成する範囲に、画像形成装置に
より予め特定画像を形成させた用紙の平面図。
【図13】用紙の接着強度測定を説明する平面図、及び
正面図。
【図14】用紙の浪打ちを測定する装置の模式図。
【図15】糊流量と接着強度、糊流量と波打ちを示す特
性図。
【図16】ノズルの先端部を用紙に接触させて塗布する
状態を示す部分断面図。
【図17】ノズルの先端部と用紙の表面とを接触又は非
接触にした場合の糊流量と接着強度の関係を示す特性
図。
【図18】用紙間接着に両面粘着テープを使用する糊付
け製本装置の部分断面図。
【図19】複数枚の用紙と両面粘着テープの積み重ねを
説明する図、及び、両面粘着テープが貼着された透孔を
有する用紙の平面図。
【図20】複数枚の用紙と両面粘着テープの積み重ねを
説明する断面図、及び、両面粘着テープにより貼着され
た複数枚の用紙の断面図。
【図21】切れ込みを有する用紙を配置した用紙束作製
を説明する図、及び、両面粘着テープが貼着された切れ
込みの入った用紙の平面図。
【符号の説明】
9 操作部 48 元巻き部 49 巻き取り部 80 糊吐出手段 81 ノズル部材(ノズル) 82 ニードル部材(ニードル) 89 糊供給装置 91 案内板 A 画像形成装置 C 糊付け製本装置 F 脱臭フィルタ FM ファンモータ N,Na 糊塗布部 NT 両面粘着テープ S,S1〜S9,Sn−1,Sn 用紙 T1 中間濃度画像(特定画像) T2 格子模様画像(特定画像) e 切れ込み h 透孔

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成装置から排出される用紙の側縁
    部近傍に、糊吐出手段によりエマルジョン糊を塗布し
    て、帯状の糊塗布部を形成し、糊塗布済みの用紙を整
    合、加圧して冊子を作製する糊付け製本装置において、
    前記画像形成装置の操作部において用紙波打ち防止モー
    ドが設定されると、前記画像形成装置は前記糊塗布部と
    なる用紙側縁部近傍に予め特定画像を形成し、その後、
    前記糊付け製本装置の糊吐出手段により前記用紙の特定
    画像上に、エマルジョン糊を塗布して糊塗布部を形成す
    ることを特徴とする糊付け製本装置。
  2. 【請求項2】 前記用紙波打ち防止モード設定手段は、
    薄紙と厚紙とを選択する手段であることを特徴とする請
    求項1に記載の糊付け製本装置。
  3. 【請求項3】 画像形成装置から排出される用紙の側縁
    部近傍に、糊吐出手段によりエマルジョン糊を塗布し
    て、帯状の糊塗布部を形成し、糊塗布済みの用紙を整
    合、加圧して冊子を作製する糊付け製本装置において、
    前記糊付け製本装置の本体に、脱臭フィルタと排気用フ
    ァンとを設けたことを特徴とする糊付け製本装置。
  4. 【請求項4】 画像形成装置から排出される用紙の側縁
    部近傍に、糊吐出手段によりエマルジョン糊を塗布し
    て、帯状の糊塗布部を形成し、糊塗布済みの用紙を整
    合、加圧して冊子を作製する糊付け製本装置において、
    前記糊吐出手段の糊吐出用ノズルの先端部を、通紙する
    用紙の表面に接触させて、糊塗布部を形成することを特
    徴とする糊付け製本装置。
  5. 【請求項5】 前記糊吐出手段は、駆動手段により移動
    可能に支持され、前記糊吐出手段の糊吐出用ノズルの先
    端部が、通紙する用紙に対して接触又は非接触に制御さ
    れることを特徴とする請求項4に記載の糊付け製本装
    置。
  6. 【請求項6】 前記用紙に対する接触又は非接触の制御
    は、通紙する用紙の種類によって可変にすることを特徴
    とする請求項4又は5に記載の糊付け製本装置。
  7. 【請求項7】 前記糊吐出用ノズルの用紙搬送方向上流
    側に、前記通紙する用紙の先端部を前記糊吐出用ノズル
    の先端部に案内する案内板を設けたことを特徴とする請
    求項4に記載の糊付け製本装置。
  8. 【請求項8】 画像形成装置から排出される用紙の側縁
    部近傍に、両面粘着テープを貼着して、帯状の粘着面部
    を形成した用紙を整合、加圧して冊子を作製する糊付け
    製本装置において、前記両面粘着テープを貼着する前記
    粘着面部に複数の透孔があけられた用紙、又は複数の切
    れ込みの入った用紙と、前記透孔又は切れ込みのない用
    紙とを混合して重ね合わせ接着して冊子を作製すること
    を特徴とする糊付け製本装置。
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