JP2003088131A - Pwm回路およびこのpwm回路を用いたインバータ装置 - Google Patents
Pwm回路およびこのpwm回路を用いたインバータ装置Info
- Publication number
- JP2003088131A JP2003088131A JP2001269444A JP2001269444A JP2003088131A JP 2003088131 A JP2003088131 A JP 2003088131A JP 2001269444 A JP2001269444 A JP 2001269444A JP 2001269444 A JP2001269444 A JP 2001269444A JP 2003088131 A JP2003088131 A JP 2003088131A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- register
- signal
- data
- value
- cpu
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 230000000694 effects Effects 0.000 abstract description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 abstract description 2
- 230000032683 aging Effects 0.000 abstract 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 21
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 4
- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 description 3
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 2
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 2
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 1
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 230000001788 irregular Effects 0.000 description 1
- 238000004904 shortening Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Inverter Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 搬送波の周波数を信号波と時間的に無関係に
変化させ、装置の磁気音や機械振動を低減させる方式の
PWM回路は、周波数を変化させるために高価なV/F
コンバータやD/Aコンバータを必要とし、また、周波
数を変化させるアナログ信号処理を含むため経時的・温
度的に変化が大きく、安定しないという問題があった。 【解決手段】 この発明のPWM回路では、搬送波(三
角波)の振幅と、電圧信号の振幅とを同時に同じ割合で
変更するための振幅指令用レジスタ17を設けた。この
レジスタ17に設定した値が搬送波の振幅を決定(変
更)し、振幅を連続的に変化させる。一方、搬送波の電
圧変化速度(波形の傾斜)は、アップ/ダウンカウンタ
5がカウントする発振器4の周波数により一定に決まっ
ているため、振幅の変更は搬送波の周波数を変化させた
と同等の効果を得る。
変化させ、装置の磁気音や機械振動を低減させる方式の
PWM回路は、周波数を変化させるために高価なV/F
コンバータやD/Aコンバータを必要とし、また、周波
数を変化させるアナログ信号処理を含むため経時的・温
度的に変化が大きく、安定しないという問題があった。 【解決手段】 この発明のPWM回路では、搬送波(三
角波)の振幅と、電圧信号の振幅とを同時に同じ割合で
変更するための振幅指令用レジスタ17を設けた。この
レジスタ17に設定した値が搬送波の振幅を決定(変
更)し、振幅を連続的に変化させる。一方、搬送波の電
圧変化速度(波形の傾斜)は、アップ/ダウンカウンタ
5がカウントする発振器4の周波数により一定に決まっ
ているため、振幅の変更は搬送波の周波数を変化させた
と同等の効果を得る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、インバータ装置
の主回路素子のオンオフ動作を制御するPWM回路およ
びこのPWM回路を用いたインバータ装置に関するもの
である。
の主回路素子のオンオフ動作を制御するPWM回路およ
びこのPWM回路を用いたインバータ装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】電力変換システムのインバータ装置にお
いて、インバータの主回路を構成する半導体素子のオン
オフを制御する信号(以下ゲートパルスという)を発生
する回路には、三角波比較PWM(Pulse Wid
th Modulation、パルス幅変調とも言う)
回路が一般に用いられる。三角波比較PWM回路では、
三角波を搬送波、電圧指令値を信号波とし、三角波と電
圧指令値との大小により電力半導体のスイッチング時間
を決定し、電圧指令値を変化させることによりインバー
タの出力電圧を制御することができる。この種の三角波
比較PWM回路では、一般には三角波の周波数は一定で
あり、電圧指令値は正弦波状の信号となるが、このよう
な自励式インバータ装置では、装置に用いられているリ
アクトルなどの回路素子から、搬送波周波数を基本波周
波数とする磁気音や機械振動が発生する。その磁気音の
低減策として、三角波の周波数を電圧指令値波とは無関
係に時間的に変化させる方式が用いられている。
いて、インバータの主回路を構成する半導体素子のオン
オフを制御する信号(以下ゲートパルスという)を発生
する回路には、三角波比較PWM(Pulse Wid
th Modulation、パルス幅変調とも言う)
回路が一般に用いられる。三角波比較PWM回路では、
三角波を搬送波、電圧指令値を信号波とし、三角波と電
圧指令値との大小により電力半導体のスイッチング時間
を決定し、電圧指令値を変化させることによりインバー
タの出力電圧を制御することができる。この種の三角波
比較PWM回路では、一般には三角波の周波数は一定で
あり、電圧指令値は正弦波状の信号となるが、このよう
な自励式インバータ装置では、装置に用いられているリ
アクトルなどの回路素子から、搬送波周波数を基本波周
波数とする磁気音や機械振動が発生する。その磁気音の
低減策として、三角波の周波数を電圧指令値波とは無関
係に時間的に変化させる方式が用いられている。
【0003】図19は、例えば電気学会技術報告第59
6号(1996年7月)に示された従来の自励式インバ
ータ装置のPWM回路部を示す。図において1はCPU
(中央処理装置)であって、2はCPU1から出力され
る電圧指令(信号波)を格納する電圧指令用レジスタで
ある。一般には、自励式インバータから出力しようとす
る電圧波形に対応した正弦波状の信号をCPU1から電
圧指令用レジスタ2に出力する。3はD/Aコンバータ
であって、CPU1からの指令に応じたアナログ信号を
出力する。34はV/Fコンバータであって、D/Aコ
ンバータ3から入力されるアナログ信号に比例した周波
数のパルス列を出力する。5はアップ/ダウンカウンタ
であってV/Fコンバータ34から出力されるパルス列
をカウントすることにより搬送波である三角波を生成す
る。6は比較器であってアップ/ダウンカウンタ5と電
圧指令用レジスタ2の値を比較し、その大小により電力
半導体のスイッチング時間を決定し、信号波を変化させ
ることによりインバータの出力電圧を制御する。
6号(1996年7月)に示された従来の自励式インバ
ータ装置のPWM回路部を示す。図において1はCPU
(中央処理装置)であって、2はCPU1から出力され
る電圧指令(信号波)を格納する電圧指令用レジスタで
ある。一般には、自励式インバータから出力しようとす
る電圧波形に対応した正弦波状の信号をCPU1から電
圧指令用レジスタ2に出力する。3はD/Aコンバータ
であって、CPU1からの指令に応じたアナログ信号を
出力する。34はV/Fコンバータであって、D/Aコ
ンバータ3から入力されるアナログ信号に比例した周波
数のパルス列を出力する。5はアップ/ダウンカウンタ
であってV/Fコンバータ34から出力されるパルス列
をカウントすることにより搬送波である三角波を生成す
る。6は比較器であってアップ/ダウンカウンタ5と電
圧指令用レジスタ2の値を比較し、その大小により電力
半導体のスイッチング時間を決定し、信号波を変化させ
ることによりインバータの出力電圧を制御する。
【0004】次に動作について説明する。図20のよう
にCPU1からは自励式インバータから出力しようとす
る電圧波形に対応した正弦波状の信号波100を電圧指
令用レジスタ2へと出力する。一方、CPU1からD/
Aコンバータ3に指令を与えることにより、それに応じ
たアナログ信号が出力される。そのアナログ信号を受け
電圧値に比例した周波数のパルス列がV/Fコンバータ
34から出力される。アップ/ダウンカウンタ5からは
V/Fコンバータ34からのパルス列をカウントするこ
とにより搬送波となる三角波(搬送波とも言う)101
を生成する。比較器6でアップ/ダウンカウンタ5から
出力される三角波101と電圧指令用レジスタ2の出力
100とが比較される。電圧指令用レジスタ2の値のほ
うが三角波であるアップ/ダウンカウンタの値より大き
い場合は比較器6からは1が出力され、その逆の場合は0
が出力される。この信号を102として図中に示す。
にCPU1からは自励式インバータから出力しようとす
る電圧波形に対応した正弦波状の信号波100を電圧指
令用レジスタ2へと出力する。一方、CPU1からD/
Aコンバータ3に指令を与えることにより、それに応じ
たアナログ信号が出力される。そのアナログ信号を受け
電圧値に比例した周波数のパルス列がV/Fコンバータ
34から出力される。アップ/ダウンカウンタ5からは
V/Fコンバータ34からのパルス列をカウントするこ
とにより搬送波となる三角波(搬送波とも言う)101
を生成する。比較器6でアップ/ダウンカウンタ5から
出力される三角波101と電圧指令用レジスタ2の出力
100とが比較される。電圧指令用レジスタ2の値のほ
うが三角波であるアップ/ダウンカウンタの値より大き
い場合は比較器6からは1が出力され、その逆の場合は0
が出力される。この信号を102として図中に示す。
【0005】図20の102に示すように、三角波10
1の周波数が一定で、信号波100を正弦波状に変化さ
せると、信号波100の大小に応じて比較器6から出力
される信号102の1の期間と0の期間との比率が長く
なったり短くなったりする。インバータ装置の磁気音や
機械振動を低減させるためには、搬送波101の周波数
を時間的に変化させることが効果的なことは知られてお
り、例えばアップ/ダウンカウンタ5へ入力するクロッ
ク周波数を変化させることにより実現することができ
る。そのためには、前記構成でCPU1からD/Aコン
バータ3に与える指令を信号波とは無関係に変化させ、
V/Fコンバータ34から出力されるパルス列の周波数
を変化させる。その結果、そのパルス列をカウントして
アップ/ダウンカウンタ5で生成される三角波の周波数
が変化することになる。
1の周波数が一定で、信号波100を正弦波状に変化さ
せると、信号波100の大小に応じて比較器6から出力
される信号102の1の期間と0の期間との比率が長く
なったり短くなったりする。インバータ装置の磁気音や
機械振動を低減させるためには、搬送波101の周波数
を時間的に変化させることが効果的なことは知られてお
り、例えばアップ/ダウンカウンタ5へ入力するクロッ
ク周波数を変化させることにより実現することができ
る。そのためには、前記構成でCPU1からD/Aコン
バータ3に与える指令を信号波とは無関係に変化させ、
V/Fコンバータ34から出力されるパルス列の周波数
を変化させる。その結果、そのパルス列をカウントして
アップ/ダウンカウンタ5で生成される三角波の周波数
が変化することになる。
【0006】しかしこの構成では、D/Aコンバータ3
やV/Fコンバータ34などに、幅広い周波数変化に対
応可能な、比較的高価な部品を使用する必要がある。さ
らに処理回路の中でアナログ信号を介在することとなる
ため、温度変化や経時変化により使用する抵抗やコンデ
ンサの値が変化して、搬送波の周波数の安定性が十分に
得られないという問題も生じる。
やV/Fコンバータ34などに、幅広い周波数変化に対
応可能な、比較的高価な部品を使用する必要がある。さ
らに処理回路の中でアナログ信号を介在することとなる
ため、温度変化や経時変化により使用する抵抗やコンデ
ンサの値が変化して、搬送波の周波数の安定性が十分に
得られないという問題も生じる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
搬送波(三角波)の周波数を、信号波の位相や大きさと
は無関係に変化させ、装置の磁気音や機械振動を低減さ
せる方式のPWM回路では、高価な部品を必要とすると
ともに、アナログ信号を介在しているため、温度変化・
経時変化の影響を受けて状態が変化しやすいという問題
点があった。
搬送波(三角波)の周波数を、信号波の位相や大きさと
は無関係に変化させ、装置の磁気音や機械振動を低減さ
せる方式のPWM回路では、高価な部品を必要とすると
ともに、アナログ信号を介在しているため、温度変化・
経時変化の影響を受けて状態が変化しやすいという問題
点があった。
【0008】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたものであり、高価なコンバータを使用せ
ず、またアナログ信号を介在させないPWM回路を提供
するものである。
めになされたものであり、高価なコンバータを使用せ
ず、またアナログ信号を介在させないPWM回路を提供
するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明のPWM回路
は、インバータ装置の出力電圧波形の基準となる波形信
号のデータ列を出力するCPU、前記波形信号のデータ
列を保持して、前記CPUから指令された大きさの電圧
信号データに変換し、必要なタイミングで出力する電圧
指令用レジスタ、あらかじめ定めた所定の周波数のパル
スを発振する発振器、前記パルス列をアップカウント又
はダウンカウントし、このカウント数が前記CPUから
指令された上限値に達するか又はゼロになる度に、この
カウント方向を切り替えることにより搬送波データを生
成するアップダウンカウンタ、前記搬送波データと、前
記電圧信号データとを比較して、その大小に応じた2値
信号を前記インバータ装置のゲートパルス信号として出
力する比較器、前記CPUの指令により、前記アップダ
ウンカウンタの前記上限値と、前記電圧指令用レジスタ
の前記電圧信号データとを、同時に同じ割合で変化させ
る振幅指令用レジスタを備え、この振幅指令用レジスタ
によって前記ゲートパルス信号のデューティ比を一定に
保ちつつ前記搬送波データの周波数を変更するものであ
る。
は、インバータ装置の出力電圧波形の基準となる波形信
号のデータ列を出力するCPU、前記波形信号のデータ
列を保持して、前記CPUから指令された大きさの電圧
信号データに変換し、必要なタイミングで出力する電圧
指令用レジスタ、あらかじめ定めた所定の周波数のパル
スを発振する発振器、前記パルス列をアップカウント又
はダウンカウントし、このカウント数が前記CPUから
指令された上限値に達するか又はゼロになる度に、この
カウント方向を切り替えることにより搬送波データを生
成するアップダウンカウンタ、前記搬送波データと、前
記電圧信号データとを比較して、その大小に応じた2値
信号を前記インバータ装置のゲートパルス信号として出
力する比較器、前記CPUの指令により、前記アップダ
ウンカウンタの前記上限値と、前記電圧指令用レジスタ
の前記電圧信号データとを、同時に同じ割合で変化させ
る振幅指令用レジスタを備え、この振幅指令用レジスタ
によって前記ゲートパルス信号のデューティ比を一定に
保ちつつ前記搬送波データの周波数を変更するものであ
る。
【0010】また、インバータ装置の出力電圧波形の基
準となる波形信号のデータ列を出力するCPU、前記波
形信号のデータ列を保持して、前記CPUから指令され
た大きさの電圧信号データに変換し、必要なタイミング
で出力する電圧指令用レジスタ、あらかじめ定めた所定
の周波数のパルスを発振する発振器、前記パルス列をア
ップカウント又はダウンカウントし、このカウント数が
前記CPUから指令された上限値に達するか又はゼロに
なる度に、このカウント方向を切り替えることにより搬
送波データを生成するアップダウンカウンタ、前記搬送
波データと、前記電圧信号データとを比較して、その大
小に応じた2値信号を前記インバータ装置のゲートパル
ス信号として出力する比較器、前記アップダウンカウン
タの現在カウント値を、前記CPUにより前記上限値以
下に設定された新たな値に強制的に書き換える現在カウ
ント数変更用レジスタを備え、この現在カウント数変更
用レジスタによって前記搬送波データの位相を変更する
ものである。
準となる波形信号のデータ列を出力するCPU、前記波
形信号のデータ列を保持して、前記CPUから指令され
た大きさの電圧信号データに変換し、必要なタイミング
で出力する電圧指令用レジスタ、あらかじめ定めた所定
の周波数のパルスを発振する発振器、前記パルス列をア
ップカウント又はダウンカウントし、このカウント数が
前記CPUから指令された上限値に達するか又はゼロに
なる度に、このカウント方向を切り替えることにより搬
送波データを生成するアップダウンカウンタ、前記搬送
波データと、前記電圧信号データとを比較して、その大
小に応じた2値信号を前記インバータ装置のゲートパル
ス信号として出力する比較器、前記アップダウンカウン
タの現在カウント値を、前記CPUにより前記上限値以
下に設定された新たな値に強制的に書き換える現在カウ
ント数変更用レジスタを備え、この現在カウント数変更
用レジスタによって前記搬送波データの位相を変更する
ものである。
【0011】また、インバータ装置の出力電圧波形の基
準となる波形信号のデータ列を出力するCPU、前記波
形信号のデータ列を保持して、前記CPUから指令され
た大きさの電圧信号データに変換し、必要なタイミング
で出力する電圧指令用レジスタ、あらかじめ定めた所定
の周波数のパルスを発振する発振器、前記パルス列をア
ップカウント又はダウンカウントし、このカウント数が
前記CPUから指令された上限値に達するか又はゼロに
なる度に、このカウント方向を切り替えることにより搬
送波データを生成するアップダウンカウンタ、前記搬送
波データと、前記電圧信号データとを比較して、その大
小に応じた2値信号を前記インバータ装置のゲートパル
ス信号として出力する比較器、前記アップダウンカウン
タの現在カウント値に、指令された値を加算して前記比
較器に出力する加算器、前記CPUの指令にもとづいて
前記加算器に前記値を指令する加算用レジスタを備え、
この加算用レジスタによって前記搬送波データの位相を
変更するものである。
準となる波形信号のデータ列を出力するCPU、前記波
形信号のデータ列を保持して、前記CPUから指令され
た大きさの電圧信号データに変換し、必要なタイミング
で出力する電圧指令用レジスタ、あらかじめ定めた所定
の周波数のパルスを発振する発振器、前記パルス列をア
ップカウント又はダウンカウントし、このカウント数が
前記CPUから指令された上限値に達するか又はゼロに
なる度に、このカウント方向を切り替えることにより搬
送波データを生成するアップダウンカウンタ、前記搬送
波データと、前記電圧信号データとを比較して、その大
小に応じた2値信号を前記インバータ装置のゲートパル
ス信号として出力する比較器、前記アップダウンカウン
タの現在カウント値に、指令された値を加算して前記比
較器に出力する加算器、前記CPUの指令にもとづいて
前記加算器に前記値を指令する加算用レジスタを備え、
この加算用レジスタによって前記搬送波データの位相を
変更するものである。
【0012】また、前記加算用レジスタの出力を保持
し、前記比較器の出力があらかじめ定めた特定の条件を
満たすタイミングで、前記保持した値を前記加算器に入
力する第2の加算用レジスタを備えたものである。
し、前記比較器の出力があらかじめ定めた特定の条件を
満たすタイミングで、前記保持した値を前記加算器に入
力する第2の加算用レジスタを備えたものである。
【0013】また、前記あらかじめ定めた特定の条件
は、前記搬送波信号の大きさが前記電圧信号の大きさよ
り大となることとしたものである。
は、前記搬送波信号の大きさが前記電圧信号の大きさよ
り大となることとしたものである。
【0014】また、前記搬送波のデータの最上位ビット
と、前記電圧信号のデータの最上位ビットとの排他的論
理和が1である期間に、前記加算用レジスタの値を前記
第2の加算用レジスタを介して前記加算器へ入力させる
トリガー信号を出力するタイミング生成回路を備えたも
のである。
と、前記電圧信号のデータの最上位ビットとの排他的論
理和が1である期間に、前記加算用レジスタの値を前記
第2の加算用レジスタを介して前記加算器へ入力させる
トリガー信号を出力するタイミング生成回路を備えたも
のである。
【0015】また、前記加算用レジスタの値を前記第2
加算用レジスタに保持して前記加算器へ移動させるトリ
ガー信号を、前記アップダウンカウンタの出力が前記電
圧信号より大で、かつ、前記アップダウンカウンタに位
相用レジスタの値を加算した加算器の出力が前記電圧信
号より大である期間に生成する第2タイミング生成回路
を備えたものである。
加算用レジスタに保持して前記加算器へ移動させるトリ
ガー信号を、前記アップダウンカウンタの出力が前記電
圧信号より大で、かつ、前記アップダウンカウンタに位
相用レジスタの値を加算した加算器の出力が前記電圧信
号より大である期間に生成する第2タイミング生成回路
を備えたものである。
【0016】この発明によるインバータ装置は、インバ
ータ装置を構成する回路素子から生じる磁気音を、上記
のいずれかのPWM回路を用いて低減させたものであ
る。
ータ装置を構成する回路素子から生じる磁気音を、上記
のいずれかのPWM回路を用いて低減させたものであ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、この発明の
実施の形態1のPWM回路を図1に基づいて説明する。
図1に於いて、1はCPUであり、インバータの出力電
圧の波形を指令するためにPWMの変調値である電圧指
令値の基準となる波形信号のデータ列を電圧指令用レジ
スタ2に出力する。4は発振器であり、PWMの搬送波
である三角波を発生させるための元となるあらかじめ定
めた所定の周波数のパルス(クロック)を発生する。発
振器4の信号を受けてアップ/ダウンカウンタ(アップ
ダウンカウンタとも言う)5はアップ又はダウンカウン
ト動作を行い、CPU1から設定される振幅指令用レジ
スタ17にセットされた値までカウントアップする。上
限値に達するとカウントダウン動作に移行し、ゼロまで
カウントダウンし、以後これを繰り返す。アップ/ダウ
ンカウンタ5のカウント値がインバータのPWMの搬送
波である三角波の振幅データとなり、電圧指令値データ
(電圧信号)である電圧指令用レジスタ2の出力と比較
器6で比較される。比較器6は三角波と電圧指令値とを
比較し、電圧指令値の方が三角波より大きい場合は1を
出力し、小さい場合は0を出力する(2値信号を出力す
る)ように動作する。この出力がインバータの電力半導
体のゲートパルスとなりインバータの出力を制御する。
実施の形態1のPWM回路を図1に基づいて説明する。
図1に於いて、1はCPUであり、インバータの出力電
圧の波形を指令するためにPWMの変調値である電圧指
令値の基準となる波形信号のデータ列を電圧指令用レジ
スタ2に出力する。4は発振器であり、PWMの搬送波
である三角波を発生させるための元となるあらかじめ定
めた所定の周波数のパルス(クロック)を発生する。発
振器4の信号を受けてアップ/ダウンカウンタ(アップ
ダウンカウンタとも言う)5はアップ又はダウンカウン
ト動作を行い、CPU1から設定される振幅指令用レジ
スタ17にセットされた値までカウントアップする。上
限値に達するとカウントダウン動作に移行し、ゼロまで
カウントダウンし、以後これを繰り返す。アップ/ダウ
ンカウンタ5のカウント値がインバータのPWMの搬送
波である三角波の振幅データとなり、電圧指令値データ
(電圧信号)である電圧指令用レジスタ2の出力と比較
器6で比較される。比較器6は三角波と電圧指令値とを
比較し、電圧指令値の方が三角波より大きい場合は1を
出力し、小さい場合は0を出力する(2値信号を出力す
る)ように動作する。この出力がインバータの電力半導
体のゲートパルスとなりインバータの出力を制御する。
【0018】例えば振幅指令用レジスタ17の値が40
95の場合、発振器4の信号を受けアップ/ダウンカウ
ンタ5は0から4095までアツプ動作をし、4095
に達すると0までダウン動作を行うことにより、搬送波
である三角波を発生させる。したがって、搬送波周波数
を10KHZにするには発振器4からは4096×2×
10KHZの周波数を発生させることが必要となる。こ
こで振幅指令用レジスタ17の値が2047に設定され
ると、アップ/ダウンカウンタ5の値は2047で折り
返すことになり、発振器4から発生される信号の周波数
が前記と同じ4096×2×10KHZの場合、搬送波周
波数は(4096×2×10)/(2048×2)KH
Z=20KHZとなる。
95の場合、発振器4の信号を受けアップ/ダウンカウ
ンタ5は0から4095までアツプ動作をし、4095
に達すると0までダウン動作を行うことにより、搬送波
である三角波を発生させる。したがって、搬送波周波数
を10KHZにするには発振器4からは4096×2×
10KHZの周波数を発生させることが必要となる。こ
こで振幅指令用レジスタ17の値が2047に設定され
ると、アップ/ダウンカウンタ5の値は2047で折り
返すことになり、発振器4から発生される信号の周波数
が前記と同じ4096×2×10KHZの場合、搬送波周
波数は(4096×2×10)/(2048×2)KH
Z=20KHZとなる。
【0019】以上のように、搬送波のピーク値すなわち
搬送波の振幅を変更することにより発振器4の周波数が
同じであっても、搬送波の周波数を変更することができ
る。しかし、搬送波ピーク値の変更前後で電圧指令値を
格納する電圧指令用レジスタ2の値が同じままである
と、比較器6から出力されるパルス幅(1の期問と0の
期間の時間比率)が変化することになり、場合によって
は1が連続してしまう場合がある。したがって、振幅指
令用レジスタ17は、搬送波のピーク値を変更するとと
もに、その変更と同じ割合で電圧指令用レジスタ2の出
力である電圧指令値も変更する。
搬送波の振幅を変更することにより発振器4の周波数が
同じであっても、搬送波の周波数を変更することができ
る。しかし、搬送波ピーク値の変更前後で電圧指令値を
格納する電圧指令用レジスタ2の値が同じままである
と、比較器6から出力されるパルス幅(1の期問と0の
期間の時間比率)が変化することになり、場合によって
は1が連続してしまう場合がある。したがって、振幅指
令用レジスタ17は、搬送波のピーク値を変更するとと
もに、その変更と同じ割合で電圧指令用レジスタ2の出
力である電圧指令値も変更する。
【0020】理解を助けるため、以上の説明を、図2に
波形を用いて再度説明する。図2に於いて、110は三
角波の搬送波であり、110aはその振幅が4095の
とき、110bは同じく三角波で、その振幅が2047
のものである。例えば搬送波ピークが4095の場合
に、比較器6から出力される1と0の出力の時間長さの
比率を25対75にする(デューティ比が25/100
と言う)ためには、電圧指令用レジスタ2には1024
(ここで1024は4095×25/(25+75)か
ら得られたものである)を設定することにより実現でき
る。この場合の搬送波周波数は10KHZとなる。ここ
で搬送波ピーク値を図の右側部分のように、2047に
変更すると、搬送波周波数は20KHZとなる。ここで
電圧指令値が1024のままであると、比較器6からの
1と0の出力比率は、図2の112bのように50対5
0(50は1024/2047×100から得られる)
になる。そこで振幅指令用レジスタ17はアップダウン
カウンタ5の変更と同時に、電圧指令用レジスタ2の出
力電圧指令値を512に変更することにより、図2の1
12Cに示すように、比較器6から出力される1と0の出
力時間比率は同じく25:75を継続させる(即ちデュ
ーティ比を一定に保つ)ことができる。以上のように、
振幅指令用レジスタ17と電圧指令用レジスタ2を同時
に、同じ割合で変更することにより、ゲートパルスのデ
ューティ比を一定に保ちつつ、搬送波周波数を任意に変
更することができる。この構成ではアナログ信号を介在
させることなく搬送波周波数を変更でき、経時的・温度
的に安定したPWM回路が実現できる。
波形を用いて再度説明する。図2に於いて、110は三
角波の搬送波であり、110aはその振幅が4095の
とき、110bは同じく三角波で、その振幅が2047
のものである。例えば搬送波ピークが4095の場合
に、比較器6から出力される1と0の出力の時間長さの
比率を25対75にする(デューティ比が25/100
と言う)ためには、電圧指令用レジスタ2には1024
(ここで1024は4095×25/(25+75)か
ら得られたものである)を設定することにより実現でき
る。この場合の搬送波周波数は10KHZとなる。ここ
で搬送波ピーク値を図の右側部分のように、2047に
変更すると、搬送波周波数は20KHZとなる。ここで
電圧指令値が1024のままであると、比較器6からの
1と0の出力比率は、図2の112bのように50対5
0(50は1024/2047×100から得られる)
になる。そこで振幅指令用レジスタ17はアップダウン
カウンタ5の変更と同時に、電圧指令用レジスタ2の出
力電圧指令値を512に変更することにより、図2の1
12Cに示すように、比較器6から出力される1と0の出
力時間比率は同じく25:75を継続させる(即ちデュ
ーティ比を一定に保つ)ことができる。以上のように、
振幅指令用レジスタ17と電圧指令用レジスタ2を同時
に、同じ割合で変更することにより、ゲートパルスのデ
ューティ比を一定に保ちつつ、搬送波周波数を任意に変
更することができる。この構成ではアナログ信号を介在
させることなく搬送波周波数を変更でき、経時的・温度
的に安定したPWM回路が実現できる。
【0021】実施の形態2.一定周波数の搬送波の位相
を急に変化させると、搬送波の周波数が変化したのと類
似したゲートパルス信号を得ることができる。例えば搬
送波位相を進めた場合は、搬送波周波数が上がった場合
と類似、また、逆に、位相を遅らせた場合は周波数が低
下したのと類似となる。即ち、図3において、120は
途中(A点とB点)で位相を変化させた搬送波である。
搬送波120のA点で位相を進めると、ゲートパルス信
号は121に示すように、三角波120の周波数を上げ
た場合と類似し、逆にB点で位相を遅らせると周波数を
下げた場合と類似となる。
を急に変化させると、搬送波の周波数が変化したのと類
似したゲートパルス信号を得ることができる。例えば搬
送波位相を進めた場合は、搬送波周波数が上がった場合
と類似、また、逆に、位相を遅らせた場合は周波数が低
下したのと類似となる。即ち、図3において、120は
途中(A点とB点)で位相を変化させた搬送波である。
搬送波120のA点で位相を進めると、ゲートパルス信
号は121に示すように、三角波120の周波数を上げ
た場合と類似し、逆にB点で位相を遅らせると周波数を
下げた場合と類似となる。
【0022】このように搬送波の位相を調整できるよう
にしたPWM回路の構成を図4に示す。図4に於いて、
1はCPU、2は電圧指令用レジスタ、4はPWMの搬
送波である三角波を生成するためのクロックを発生する
発振器、5は三角波を発生させるアップ/ダウンカウン
タである。このアップ/ダウンカウンタ5はプリセッタ
ブルなものであり、指令されたタイミングで現在カウン
ト数変更用レジスタ27の値がアップ/ダウンカウンタ
5に強制的にセットされ、アップ/ダウンカウンタ5は
その値から継続してカウント動作を行う。
にしたPWM回路の構成を図4に示す。図4に於いて、
1はCPU、2は電圧指令用レジスタ、4はPWMの搬
送波である三角波を生成するためのクロックを発生する
発振器、5は三角波を発生させるアップ/ダウンカウン
タである。このアップ/ダウンカウンタ5はプリセッタ
ブルなものであり、指令されたタイミングで現在カウン
ト数変更用レジスタ27の値がアップ/ダウンカウンタ
5に強制的にセットされ、アップ/ダウンカウンタ5は
その値から継続してカウント動作を行う。
【0023】図4では、CPU1が現在カウント数変更
用レジスタ27にデータをセットしたタイミングで、ア
ップ/ダウンカウンタ5のカウント数は現在カウント数
変更用レジスタ27の値に書き換えられ、その値からア
ップ/ダウンカウンタ5が継続してカウントアツプもし
くはダウン動作を行う。即ち、図5に示すように、現在
カウント数変更用レジスタ27へ新たな値をセットする
時点(図中のA点)のアップ/ダウンカウンタ5の値
が、現在カウント数変更用レジスタ27の新たな値と相
違している場合は位相が急激に変化し、等価的に周波数
が変化したことになる。勿論、現在カウント数変更用レ
ジスタ27へ新たな値をセットする時点のアツプ/ダウ
ンカウンタ5の値が、たまたま現在カウント数変更用レ
ジスタ27の新たな値と同じ場合は、位相が変化しない
こととなり、搬送波は同じ位相・同じ周波数のまま継続
することになる。
用レジスタ27にデータをセットしたタイミングで、ア
ップ/ダウンカウンタ5のカウント数は現在カウント数
変更用レジスタ27の値に書き換えられ、その値からア
ップ/ダウンカウンタ5が継続してカウントアツプもし
くはダウン動作を行う。即ち、図5に示すように、現在
カウント数変更用レジスタ27へ新たな値をセットする
時点(図中のA点)のアップ/ダウンカウンタ5の値
が、現在カウント数変更用レジスタ27の新たな値と相
違している場合は位相が急激に変化し、等価的に周波数
が変化したことになる。勿論、現在カウント数変更用レ
ジスタ27へ新たな値をセットする時点のアツプ/ダウ
ンカウンタ5の値が、たまたま現在カウント数変更用レ
ジスタ27の新たな値と同じ場合は、位相が変化しない
こととなり、搬送波は同じ位相・同じ周波数のまま継続
することになる。
【0024】図6に示すように、例えば搬送波のピーク
が4095のアップ/ダウンカウンタ5の場合、アップ
/ダウンカウンタ5の値が1024のとき(図中のA
点)に現在カウント数変更用レジスタ27に2048を
設定すると、位相が45゜変化したことになる。同じ4
5゜の変化を希望する場合、アップ/ダウンカウンタ5
の値が3072のとき(図中のB点)なら4095を現在
カウント数変更用レジスタ27に設定することにより実
現できる。
が4095のアップ/ダウンカウンタ5の場合、アップ
/ダウンカウンタ5の値が1024のとき(図中のA
点)に現在カウント数変更用レジスタ27に2048を
設定すると、位相が45゜変化したことになる。同じ4
5゜の変化を希望する場合、アップ/ダウンカウンタ5
の値が3072のとき(図中のB点)なら4095を現在
カウント数変更用レジスタ27に設定することにより実
現できる。
【0025】したがって、現時点のアップ/ダウンカウ
ンタ5の値を常に検知しながら、そのアップ/ダウンカ
ウンタ5の値と異なる新たな値(所望の位相差に相当す
る値)を現在カウント数変更用レジスタ27にセットす
ることにより、位相を任意の値に変化させることができ
る。
ンタ5の値を常に検知しながら、そのアップ/ダウンカ
ウンタ5の値と異なる新たな値(所望の位相差に相当す
る値)を現在カウント数変更用レジスタ27にセットす
ることにより、位相を任意の値に変化させることができ
る。
【0026】実施の形態3.実施の形態2では、CPU
1が搬送波の周波数を変更する前に、アップ/ダウンカ
ウンタの現在値を常に検知しなければならない。もしそ
うしなければ、同じ数値を設定しても、すすみ、遅れが
逆の結果となることが生じる場合がある。そこで、この
点を改良したPWM回路の構成を図7に示す。図7に於
いて、1はCPU、2は電圧指令用レジスタ、4は発振
器、5はアップ/ダウンカウンタ、7は加算用レジスタ
である。アップ/ダウンカウンタ5は初期設定により、
カウントアップもしくはカウントダウンの設定、および
任意のカウント値が設定されているものとする。例え
ば、アップ動作ならびにある任意のカウント値αが設定
されている場合は、カウント値αからアップカウントを
行い、最大カウント値になるとカウントダウンに移行
し、最小カウント値になるとカウントアップに移行す
る。つまり、アップ/ダウンカウンタ5は、初期設定さ
れている値からカウントアップダウンの繰り返し動作を
おこなうカウンタである。加算用レジスタ7は搬送波の
位相を変えるため、カウンタ5の値に任意の値を加算又
は減算するためのレジスタである。
1が搬送波の周波数を変更する前に、アップ/ダウンカ
ウンタの現在値を常に検知しなければならない。もしそ
うしなければ、同じ数値を設定しても、すすみ、遅れが
逆の結果となることが生じる場合がある。そこで、この
点を改良したPWM回路の構成を図7に示す。図7に於
いて、1はCPU、2は電圧指令用レジスタ、4は発振
器、5はアップ/ダウンカウンタ、7は加算用レジスタ
である。アップ/ダウンカウンタ5は初期設定により、
カウントアップもしくはカウントダウンの設定、および
任意のカウント値が設定されているものとする。例え
ば、アップ動作ならびにある任意のカウント値αが設定
されている場合は、カウント値αからアップカウントを
行い、最大カウント値になるとカウントダウンに移行
し、最小カウント値になるとカウントアップに移行す
る。つまり、アップ/ダウンカウンタ5は、初期設定さ
れている値からカウントアップダウンの繰り返し動作を
おこなうカウンタである。加算用レジスタ7は搬送波の
位相を変えるため、カウンタ5の値に任意の値を加算又
は減算するためのレジスタである。
【0027】加減算器8はアップ/ダウンカウンタ5が
カウントアップ動作時には加算器として動作し、カウン
トダウン動作時には減算器として動作を行う加減算器
(この発明に言う加算器)である。この発明ではCPU
1により加算用レジスタ7にデータをセットしたタイミ
ングで、加算用レジスタ7の値が加減算器8によってカ
ウンタの値に加減算される。加減算器8により加減算さ
れた値がPWMの搬送波となる。
カウントアップ動作時には加算器として動作し、カウン
トダウン動作時には減算器として動作を行う加減算器
(この発明に言う加算器)である。この発明ではCPU
1により加算用レジスタ7にデータをセットしたタイミ
ングで、加算用レジスタ7の値が加減算器8によってカ
ウンタの値に加減算される。加減算器8により加減算さ
れた値がPWMの搬送波となる。
【0028】図8に示すように、例えば搬送波のピーク
が4095のアップ/ダウンカウンタでカウントアツプ
/ダウンの動作が繰り返し行われている場合で、CPU
1から加算用レジスタ7に任意の変化量(図示α)のデ
ータが設定されると、カウントアップ動作時には、加減
算器8により加算用レジスタ7のデータが加算されて、
位相が進みに変化する。位相を元に戻すには加算用レジ
スタ7に新たに0をセットすることで対応できる。位相
遅れを実現する場合には、加算用レジスタ7に新たにマ
イナスの値をセットすることで対応できる。
が4095のアップ/ダウンカウンタでカウントアツプ
/ダウンの動作が繰り返し行われている場合で、CPU
1から加算用レジスタ7に任意の変化量(図示α)のデ
ータが設定されると、カウントアップ動作時には、加減
算器8により加算用レジスタ7のデータが加算されて、
位相が進みに変化する。位相を元に戻すには加算用レジ
スタ7に新たに0をセットすることで対応できる。位相
遅れを実現する場合には、加算用レジスタ7に新たにマ
イナスの値をセットすることで対応できる。
【0029】また図9に示すように、例えばカウントダ
ウン動作時に、CPU1から加算用レジスタ7に任意の
変化量βのデータが設定された場合には、加減算器8に
よりβが減算されて位相が進みに変化する。位相を元に
戻すには、加算用レジスタ7に新たに0をセットし、位
相遅れを実現するには、加算用レジスタ7に新たにマイ
ナス値をセットすることで対応できる。したがってアッ
プ/ダウンカウンタ5の値を常に検知していなくても、
加算用レジスタ7に値をセツトすることにより、加減算
器8によって搬送波の位相を進みや遅れに変化させるこ
とができる。
ウン動作時に、CPU1から加算用レジスタ7に任意の
変化量βのデータが設定された場合には、加減算器8に
よりβが減算されて位相が進みに変化する。位相を元に
戻すには、加算用レジスタ7に新たに0をセットし、位
相遅れを実現するには、加算用レジスタ7に新たにマイ
ナス値をセットすることで対応できる。したがってアッ
プ/ダウンカウンタ5の値を常に検知していなくても、
加算用レジスタ7に値をセツトすることにより、加減算
器8によって搬送波の位相を進みや遅れに変化させるこ
とができる。
【0030】実施の形態4.図10は、本実施の形態の
理解を助けるため、実施の形態2又は3のようにして搬
送波の位相を進めた場合について説明するものである。
位相を進める前の搬送波119と、進めた後の搬送波1
20、およびそれぞれに対応する信号波122、123
に於いて、位相変化が図10に示すC時点で指令された
場合には、加算用レジスタ7に変化量のデータが設定さ
れ、位相が進みに変化した場合、位相変化前のゲートパ
ルス122の幅に比べて、位相変化後のゲートパルス1
23の幅が図示125の部分だけ変わることになり、本
来必要であるゲートパルス幅を確保できない、即ち、ゲ
ートパルスのデューティを一定に保持できない場合があ
るという問題がある。
理解を助けるため、実施の形態2又は3のようにして搬
送波の位相を進めた場合について説明するものである。
位相を進める前の搬送波119と、進めた後の搬送波1
20、およびそれぞれに対応する信号波122、123
に於いて、位相変化が図10に示すC時点で指令された
場合には、加算用レジスタ7に変化量のデータが設定さ
れ、位相が進みに変化した場合、位相変化前のゲートパ
ルス122の幅に比べて、位相変化後のゲートパルス1
23の幅が図示125の部分だけ変わることになり、本
来必要であるゲートパルス幅を確保できない、即ち、ゲ
ートパルスのデューティを一定に保持できない場合があ
るという問題がある。
【0031】そこで、このような点を改良したPWM回
路の構成を図11に示す。図11に於いて、CPU1
は、加算用レジスタ7に位相変化量のデータをセットす
る。9は加算用レジスタ7の値が後述するトリガ信号に
よりセットされる第2の加算用レジスタである。第2の
加算用レジスタ9の値の初期値は0であるため、加減算
器8の出力は、アツプ/ダウンカウンタ5のデータが、
そのままPWM信号の搬送波となっている。加減算器8
のデータと電圧指令用レジスタ2のデータを比較器6に
より比較した結果、搬送波の方が大(即ちゲートパルス
が0)となるタイミングをトリガとし、加算用レジスタ
7のデータを第2の加算用レジスタ9にセツトする。即
ち、図12において、加減算器8のデータと電圧指令レ
ジスタ2のデータとを比較器6で比較し、加減算器8の
データの方が大きいと判定した場合に(即ち、ゲートパ
ルスが出力されていない時点で)、第2の加算用レジス
タ9の値を加減算器8により加算することで、ゲートパ
ルスのパルス幅を保持することができる。
路の構成を図11に示す。図11に於いて、CPU1
は、加算用レジスタ7に位相変化量のデータをセットす
る。9は加算用レジスタ7の値が後述するトリガ信号に
よりセットされる第2の加算用レジスタである。第2の
加算用レジスタ9の値の初期値は0であるため、加減算
器8の出力は、アツプ/ダウンカウンタ5のデータが、
そのままPWM信号の搬送波となっている。加減算器8
のデータと電圧指令用レジスタ2のデータを比較器6に
より比較した結果、搬送波の方が大(即ちゲートパルス
が0)となるタイミングをトリガとし、加算用レジスタ
7のデータを第2の加算用レジスタ9にセツトする。即
ち、図12において、加減算器8のデータと電圧指令レ
ジスタ2のデータとを比較器6で比較し、加減算器8の
データの方が大きいと判定した場合に(即ち、ゲートパ
ルスが出力されていない時点で)、第2の加算用レジス
タ9の値を加減算器8により加算することで、ゲートパ
ルスのパルス幅を保持することができる。
【0032】実施の形態5.実施の形態4の構成では、
位相を進めるときには問題がないが、遅らせるときに
は、図13に示すように、そのタイミングによっては、
遅らせた結果、搬送波120が電圧信号100よりもよ
り低くなってしまい、正規のゲートパルスが終了した後
に、改めて、不正なゲートパルス126が発生する場合
が生じる。そこで、本実施の形態では、図14に示すよ
うに、加減算器8のデータと、電圧指令用レジスタ2の
データとをタイミング生成回路10に入力する。タイミ
ング生成回路10の動作について説明する。加減算器8
から出力される搬送波120のデータと、電圧指令用レ
ジスタ2から出力される電圧信号100のデータは、い
ずれも2進数のn桁(たとえば12桁)で表されるもの
とすると、図13の0レベル〜2047のレベルまで
は、前述の12桁の最上位ビットは0である。そして、
2048〜4095レベルまでは、12桁の最上位ビッ
トは1である。
位相を進めるときには問題がないが、遅らせるときに
は、図13に示すように、そのタイミングによっては、
遅らせた結果、搬送波120が電圧信号100よりもよ
り低くなってしまい、正規のゲートパルスが終了した後
に、改めて、不正なゲートパルス126が発生する場合
が生じる。そこで、本実施の形態では、図14に示すよ
うに、加減算器8のデータと、電圧指令用レジスタ2の
データとをタイミング生成回路10に入力する。タイミ
ング生成回路10の動作について説明する。加減算器8
から出力される搬送波120のデータと、電圧指令用レ
ジスタ2から出力される電圧信号100のデータは、い
ずれも2進数のn桁(たとえば12桁)で表されるもの
とすると、図13の0レベル〜2047のレベルまで
は、前述の12桁の最上位ビットは0である。そして、
2048〜4095レベルまでは、12桁の最上位ビッ
トは1である。
【0033】そこで、タイミング生成回路10は、加減
算器8のデータ(搬送波120)と、電圧指令用レジス
タ2のデータ(電圧信号100)との、それぞれの最上
位ビット値の排他的論理和をとり、その結果が1である
タイミングにおいてのみ、第2加算用レジスタ9にトリ
ガ信号を出力する。これを表にして示すと表1のように
なる。
算器8のデータ(搬送波120)と、電圧指令用レジス
タ2のデータ(電圧信号100)との、それぞれの最上
位ビット値の排他的論理和をとり、その結果が1である
タイミングにおいてのみ、第2加算用レジスタ9にトリ
ガ信号を出力する。これを表にして示すと表1のように
なる。
【0034】
【表1】
【0035】表1を図に示すと、図15のようになる。
これによつて、ゲートパルスの立ち上がり点の前後、立
ち下がり点の前後では、位相を変化する指令は出力され
なくなり、図13に示したような余分なパルス126の
発生は防止される。トリガ信号により、加算用レジスタ
7の値が第2の加算用レジスタ9のデータとしてセット
される。第2の加算用レジスタ9のデータを加減算器8
で加算することで、図13で発生した不正パルスを防止
でき、よって、図16に示すようにゲート信号の立ち上
がり、立ち下がり付近を避けた位置で位相の変更を実行
して、不正パルス126が発生することなく位相を変化
させることができる。
これによつて、ゲートパルスの立ち上がり点の前後、立
ち下がり点の前後では、位相を変化する指令は出力され
なくなり、図13に示したような余分なパルス126の
発生は防止される。トリガ信号により、加算用レジスタ
7の値が第2の加算用レジスタ9のデータとしてセット
される。第2の加算用レジスタ9のデータを加減算器8
で加算することで、図13で発生した不正パルスを防止
でき、よって、図16に示すようにゲート信号の立ち上
がり、立ち下がり付近を避けた位置で位相の変更を実行
して、不正パルス126が発生することなく位相を変化
させることができる。
【0036】実施の形態6.実施の形態4の構成では、
位相を進めるときには問題がないが、位相を遅らせると
きには、実施の形態5の図13に示したように、搬送波
120>電圧信号100、の条件だけで位相を遅らせる
と、遅らせた結果、搬送波120が電圧信号100より
低くなってしまい不正なゲートパルス126を発生する
場合がある。そこで、図17に示すように、アップダウ
ンカウンタ5のデータ(加減算する前の搬送波)と、加
減算器8のデータ(加減算した後の搬送波)と、電圧指
令用レジスタ2のデータとを第2タイミング生成回路3
0に出力する。第2タイミング生成回路30は、アップ
ダウンカウンタ5のデータ(加減算する前の搬送波)と
電圧指令用レジスタ2のデータの大小を比較して、搬送
波の方が大のとき1を出力する第1の比較器30aと、
加減算器8のデータ(加減算した後の搬送波)と電圧指令
用レジスタ2の大小を比較して搬送波の方が大のとき1
を出力する第2の比較器30bと、第1、第2の比較器
の出力がともに1のとき信号を出力するAND回路とを
含んでいる。
位相を進めるときには問題がないが、位相を遅らせると
きには、実施の形態5の図13に示したように、搬送波
120>電圧信号100、の条件だけで位相を遅らせる
と、遅らせた結果、搬送波120が電圧信号100より
低くなってしまい不正なゲートパルス126を発生する
場合がある。そこで、図17に示すように、アップダウ
ンカウンタ5のデータ(加減算する前の搬送波)と、加
減算器8のデータ(加減算した後の搬送波)と、電圧指
令用レジスタ2のデータとを第2タイミング生成回路3
0に出力する。第2タイミング生成回路30は、アップ
ダウンカウンタ5のデータ(加減算する前の搬送波)と
電圧指令用レジスタ2のデータの大小を比較して、搬送
波の方が大のとき1を出力する第1の比較器30aと、
加減算器8のデータ(加減算した後の搬送波)と電圧指令
用レジスタ2の大小を比較して搬送波の方が大のとき1
を出力する第2の比較器30bと、第1、第2の比較器
の出力がともに1のとき信号を出力するAND回路とを
含んでいる。
【0037】この信号は第2の加算用レジスタ9にトリ
ガ信号として出力される。トリガ信号により加算用レジ
スタ7の値が第2加算用レジスタ9のデータとしてセツ
トされる。第2加算用レジスタ9のデータを加減算器8
で加減算することで、前述の不正パルス126を防止す
ることが実現できる。図18は上記の状態を示す波形図
である。図において130は加減算前の搬送波も、加減
算後の搬送波もともに信号波100より大である時間の
範囲を示しており、第2タイミング生成回路30はこの
範囲130の間にトリガ信号を出力する。よって図18
に示すように不正パルス126が発生することなく位相
を変化させることが出来る。以上に説明した実施の形態
1〜6のPWM回路のいずれかを用いて構成したインバ
ータ装置では、搬送波の周波数、又は位相を任意に変化
させることにより、インバータ装置に用いられているリ
アクトルなどの磁気音が不規則になり、騒音の低減が期
待できる。
ガ信号として出力される。トリガ信号により加算用レジ
スタ7の値が第2加算用レジスタ9のデータとしてセツ
トされる。第2加算用レジスタ9のデータを加減算器8
で加減算することで、前述の不正パルス126を防止す
ることが実現できる。図18は上記の状態を示す波形図
である。図において130は加減算前の搬送波も、加減
算後の搬送波もともに信号波100より大である時間の
範囲を示しており、第2タイミング生成回路30はこの
範囲130の間にトリガ信号を出力する。よって図18
に示すように不正パルス126が発生することなく位相
を変化させることが出来る。以上に説明した実施の形態
1〜6のPWM回路のいずれかを用いて構成したインバ
ータ装置では、搬送波の周波数、又は位相を任意に変化
させることにより、インバータ装置に用いられているリ
アクトルなどの磁気音が不規則になり、騒音の低減が期
待できる。
【0038】
【発明の効果】以上のように、この発明のPWM回路
は、搬送波(三角波)を一定の周波数をカウントするア
ップダウンカウンタで生成し、その傾斜を一定のまま、
その振幅を変更することによりゲートパルスの周波数を
変更しているので、回路構成がディジタル化され、簡単
で、安定な性能を得ることができる。
は、搬送波(三角波)を一定の周波数をカウントするア
ップダウンカウンタで生成し、その傾斜を一定のまま、
その振幅を変更することによりゲートパルスの周波数を
変更しているので、回路構成がディジタル化され、簡単
で、安定な性能を得ることができる。
【0039】また、アップダウンカウンタのカウント値
を強制的に書き換える現在カウント数変更用レジスタを
備えているので、搬送波の位相を変更することができ、
見かけ上周波数を変更したと同等の効果を得ることがで
きる。
を強制的に書き換える現在カウント数変更用レジスタを
備えているので、搬送波の位相を変更することができ、
見かけ上周波数を変更したと同等の効果を得ることがで
きる。
【0040】また、アップダウンカウンタの出力に位相
用レジスタの値を加算する加算器を備え、アップダウン
カウンタのカウント値を任意に変更できるので、搬送波
の位相を変更することができ、見かけ上周波数を変更し
たと同等の効果を得ることができる。
用レジスタの値を加算する加算器を備え、アップダウン
カウンタのカウント値を任意に変更できるので、搬送波
の位相を変更することができ、見かけ上周波数を変更し
たと同等の効果を得ることができる。
【0041】また、比較器の出力があらかじめ定めた特
定の条件を満たすときに、アップダウンカウンタのカウ
ント値に加算用レジスタの値を加算するための第2の加
算用レジスタを備えたので、位相の変更時に余分なゲー
トパルスの出力や、ゲートパルスの不足を生じないよう
にできる。
定の条件を満たすときに、アップダウンカウンタのカウ
ント値に加算用レジスタの値を加算するための第2の加
算用レジスタを備えたので、位相の変更時に余分なゲー
トパルスの出力や、ゲートパルスの不足を生じないよう
にできる。
【0042】また、前記あらかじめ定めた条件は、搬送
波信号が電圧信号より大、即ち、ゲートパルスが出力さ
れていないタイミングであるので、ゲートパルスのパル
ス幅に影響しない。
波信号が電圧信号より大、即ち、ゲートパルスが出力さ
れていないタイミングであるので、ゲートパルスのパル
ス幅に影響しない。
【0043】また、加算用レジスタの値が第2の加算用
レジスタに保持されるタイミングを、加減算器の出力と
電圧指令用レジスタの値から生成するので、位相の変更
時に余分なゲートパルスの出力を生じないようにでき
る。
レジスタに保持されるタイミングを、加減算器の出力と
電圧指令用レジスタの値から生成するので、位相の変更
時に余分なゲートパルスの出力を生じないようにでき
る。
【0044】また、加算用レジスタの値が第2の加算用
レジスタに保持されるタイミングを、加算前の搬送波
も、加算後の搬送波もともに電圧指令用レジスタの値よ
り大となるタイミングから生成するので、位相の変更時
に余分なゲートパルスの出力や、ゲートパルスの短縮、
延長を生じないようにできる。
レジスタに保持されるタイミングを、加算前の搬送波
も、加算後の搬送波もともに電圧指令用レジスタの値よ
り大となるタイミングから生成するので、位相の変更時
に余分なゲートパルスの出力や、ゲートパルスの短縮、
延長を生じないようにできる。
【0045】この発明のインバータ装置は、上記のPW
M回路のいずれかを用いているので、インバータ装置を
構成する回路素子から発生する磁気音を低減することが
できる。
M回路のいずれかを用いているので、インバータ装置を
構成する回路素子から発生する磁気音を低減することが
できる。
【図1】 この発明の実施の形態1のPWM回路のブロ
ツク図を示す。
ツク図を示す。
【図2】 図1の動作を説明するタイミング図である。
【図3】 搬送波の位相を変更したことによる周波数変
化を説明する説明図である。
化を説明する説明図である。
【図4】 この発明の実施の形態2のPWM回路のブロ
ツク図を示す。
ツク図を示す。
【図5】 図4の動作を説明するタイミング図である。
【図6】 図4の動作を説明するタイミング図である。
【図7】 この発明の実施の形態3のPWM回路のブロ
ツク図を示す。
ツク図を示す。
【図8】 図7の動作を説明するタイミング図である。
【図9】 図7の動作を説明するタイミング図である。
【図10】 図7の動作の問題点を説明するタイミング
図を示す。
図を示す。
【図11】 この発明の実施の形態4のPWM回路のブ
ロツク図を示す。
ロツク図を示す。
【図12】 図11の動作を説明するタイミング図を示
す。
す。
【図13】 図11の問題点を説明するタイミング図を
示す。
示す。
【図14】 この発明の実施の形態5のPWM回路ブロ
ツク図を示す。
ツク図を示す。
【図15】 図14の動作を説明するタイミング図を示
す。
す。
【図16】 図14の動作を説明するタイミング図を示
す。
す。
【図17】 この発明の実施の形態6のPWM回路ブロ
ツク図を示す。
ツク図を示す。
【図18】 図17の動作を説明するタイミング図を示
す。
す。
【図19】 従来のPWM回路のブロツク図である。
【図20】 図19の動作を説明するタイミング説明図
である。
である。
1 CPU、 2 電圧指令用レジスタ、 3 D
/Aコンバータ、4 発振器、 5 アップ/ダウン
カウンタ、 6 比較器、7 加算用レジスタ、
8 加減算器、 9 第2の加算用レジスタ、10
タイミング生成回路、 17 振幅指令用レジスタ、
27 現在カウント数変更用レジスタ、30 第2のタ
イミング生成回路、 100 電圧信号、110 搬
送波(三角波)、 112 ゲートパルス信号、11
9 位相変化前の搬送波、 120 位相を変化させ
た搬送波、121 位相変化に対応するゲートパルス信
号。
/Aコンバータ、4 発振器、 5 アップ/ダウン
カウンタ、 6 比較器、7 加算用レジスタ、
8 加減算器、 9 第2の加算用レジスタ、10
タイミング生成回路、 17 振幅指令用レジスタ、
27 現在カウント数変更用レジスタ、30 第2のタ
イミング生成回路、 100 電圧信号、110 搬
送波(三角波)、 112 ゲートパルス信号、11
9 位相変化前の搬送波、 120 位相を変化させ
た搬送波、121 位相変化に対応するゲートパルス信
号。
Claims (8)
- 【請求項1】 インバータ装置の出力電圧波形の基準と
なる波形信号のデータ列を出力するCPU、 前記波形信号のデータ列を保持して、前記CPUから指
令された大きさの電圧信号データに変換し、必要なタイ
ミングで出力する電圧指令用レジスタ、 あらかじめ定めた所定の周波数のパルスを発振する発振
器、 前記パルス列をアップカウント又はダウンカウントし、
このカウント数が前記CPUから指令された上限値に達
するか又はゼロになる度に、このカウント方向を切り替
えることにより搬送波データを生成するアップダウンカ
ウンタ、 前記搬送波データと、前記電圧信号データとを比較し
て、その大小に応じた2値信号を前記インバータ装置の
ゲートパルス信号として出力する比較器、 前記CPUの指令により、前記アップダウンカウンタの
前記上限値と、前記電圧指令用レジスタの前記電圧信号
データとを、同時に同じ割合で変化させる振幅指令用レ
ジスタを備え、この振幅指令用レジスタによって前記ゲ
ートパルス信号のデューティ比を一定に保ちつつ前記搬
送波データの周波数を変更することを特徴とするPWM
回路。 - 【請求項2】 インバータ装置の出力電圧波形の基準と
なる波形信号のデータ列を出力するCPU、 前記波形信号のデータ列を保持して、前記CPUから指
令された大きさの電圧信号データに変換し、必要なタイ
ミングで出力する電圧指令用レジスタ、 あらかじめ定めた所定の周波数のパルスを発振する発振
器、 前記パルス列をアップカウント又はダウンカウントし、
このカウント数が前記CPUから指令された上限値に達
するか又はゼロになる度に、このカウント方向を切り替
えることにより搬送波データを生成するアップダウンカ
ウンタ、 前記搬送波データと、前記電圧信号データとを比較し
て、その大小に応じた2値信号を前記インバータ装置の
ゲートパルス信号として出力する比較器、 前記アップダウンカウンタの現在カウント値を、前記C
PUにより前記上限値以下に設定された新たな値に強制
的に書き換える現在カウント数変更用レジスタを備え、
この現在カウント数変更用レジスタによって前記搬送波
データの位相を変更することを特徴とするPWM回路。 - 【請求項3】 インバータ装置の出力電圧波形の基準
となる波形信号のデータ列を出力するCPU、 前記波形信号のデータ列を保持して、前記CPUから指
令された大きさの電圧信号データに変換し、必要なタイ
ミングで出力する電圧指令用レジスタ、 あらかじめ定めた所定の周波数のパルスを発振する発振
器、 前記パルス列をアップカウント又はダウンカウントし、
このカウント数が前記CPUから指令された上限値に達
するか又はゼロになる度に、このカウント方向を切り替
えることにより搬送波データを生成するアップダウンカ
ウンタ、 前記搬送波データと、前記電圧信号データとを比較し
て、その大小に応じた2値信号を前記インバータ装置の
ゲートパルス信号として出力する比較器、 前記アップダウンカウンタの現在カウント値に、指令さ
れた値を加算して前記比較器に出力する加算器、 前記CPUの指令にもとづいて前記加算器に前記値を指
令する加算用レジスタを備え、この加算用レジスタによ
って前記搬送波データの位相を変更することを特徴とす
るPWM回路。 - 【請求項4】 前記加算用レジスタの出力を保持し、前
記比較器の出力があらかじめ定めた特定の条件を満たす
タイミングで、前記保持した値を前記加算器に入力する
第2の加算用レジスタを備えたことを特徴とする請求項
3に記載のPWM回路。 - 【請求項5】 前記あらかじめ定めた特定の条件は、前
記搬送波信号の大きさが前記電圧信号の大きさより大と
なることであることを特徴とする請求項4に記載のPW
M回路。 - 【請求項6】 前記搬送波のデータの最上位ビットと、
前記電圧信号のデータの最上位ビットとの排他的論理和
が1である期間に、前記加算用レジスタの値を前記第2
の加算用レジスタを介して前記加算器へ入力させるトリ
ガー信号を出力するタイミング生成回路を備えたことを
特徴とする請求項4に記載のPWM回路。 - 【請求項7】 前記加算用レジスタの値を前記第2加算
用レジスタに保持して前記加算器へ移動させるトリガー
信号を、前記アップダウンカウンタの出力が前記電圧信
号より大で、かつ、前記アップダウンカウンタに位相用
レジスタの値を加算した加算器の出力が前記電圧信号よ
り大である期間に生成する第2タイミング生成回路を備
えたことを特徴とする請求項4記載のPWM回路。 - 【請求項8】 請求項1乃至7のいずれか一項に記載の
PWM回路を用いることにより、インバータ装置を構成
する回路素子から生じる磁気音を低減させたことを特徴
とするインバータ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001269444A JP2003088131A (ja) | 2001-09-05 | 2001-09-05 | Pwm回路およびこのpwm回路を用いたインバータ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001269444A JP2003088131A (ja) | 2001-09-05 | 2001-09-05 | Pwm回路およびこのpwm回路を用いたインバータ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003088131A true JP2003088131A (ja) | 2003-03-20 |
Family
ID=19095258
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001269444A Pending JP2003088131A (ja) | 2001-09-05 | 2001-09-05 | Pwm回路およびこのpwm回路を用いたインバータ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003088131A (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006014449A (ja) * | 2004-06-24 | 2006-01-12 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Pwm回路およびpwm回路制御方法 |
JP2008022636A (ja) * | 2006-07-13 | 2008-01-31 | Fuji Electric Holdings Co Ltd | パルス幅変調方法 |
JP2009278731A (ja) * | 2008-05-13 | 2009-11-26 | Nissan Motor Co Ltd | 電力変換装置の制御装置および制御方法 |
JP2010103680A (ja) * | 2008-10-22 | 2010-05-06 | Seiko Epson Corp | パルス幅変調回路 |
JP2011193704A (ja) * | 2010-03-17 | 2011-09-29 | Meidensha Corp | 直流−交流電力変換装置 |
JP2014161190A (ja) * | 2013-02-20 | 2014-09-04 | Fujitsu Ltd | 制御装置、制御方法および電源装置 |
JP2016082606A (ja) * | 2014-10-09 | 2016-05-16 | 富士通株式会社 | 電源回路 |
JP2017188987A (ja) * | 2016-04-04 | 2017-10-12 | 株式会社豊田中央研究所 | Pwm回路 |
US9948285B2 (en) | 2015-03-11 | 2018-04-17 | Denso Corporation | Drive control device |
JP2022037310A (ja) * | 2020-08-25 | 2022-03-09 | ニチコン株式会社 | スイッチング電源装置 |
-
2001
- 2001-09-05 JP JP2001269444A patent/JP2003088131A/ja active Pending
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006014449A (ja) * | 2004-06-24 | 2006-01-12 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Pwm回路およびpwm回路制御方法 |
JP4681830B2 (ja) * | 2004-06-24 | 2011-05-11 | パナソニック株式会社 | Pwm回路およびpwm回路制御方法 |
JP2008022636A (ja) * | 2006-07-13 | 2008-01-31 | Fuji Electric Holdings Co Ltd | パルス幅変調方法 |
JP2009278731A (ja) * | 2008-05-13 | 2009-11-26 | Nissan Motor Co Ltd | 電力変換装置の制御装置および制御方法 |
JP2010103680A (ja) * | 2008-10-22 | 2010-05-06 | Seiko Epson Corp | パルス幅変調回路 |
JP2011193704A (ja) * | 2010-03-17 | 2011-09-29 | Meidensha Corp | 直流−交流電力変換装置 |
JP2014161190A (ja) * | 2013-02-20 | 2014-09-04 | Fujitsu Ltd | 制御装置、制御方法および電源装置 |
US9438107B2 (en) | 2013-02-20 | 2016-09-06 | Fujitsu Limited | Control device, control method, and power supply device |
JP2016082606A (ja) * | 2014-10-09 | 2016-05-16 | 富士通株式会社 | 電源回路 |
US9948285B2 (en) | 2015-03-11 | 2018-04-17 | Denso Corporation | Drive control device |
JP2017188987A (ja) * | 2016-04-04 | 2017-10-12 | 株式会社豊田中央研究所 | Pwm回路 |
JP2022037310A (ja) * | 2020-08-25 | 2022-03-09 | ニチコン株式会社 | スイッチング電源装置 |
JP7387558B2 (ja) | 2020-08-25 | 2023-11-28 | ニチコン株式会社 | スイッチング電源装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5023788B2 (ja) | 電力変換装置の制御装置および制御方法 | |
JPH07108095B2 (ja) | インバータ装置及びその制御方法 | |
JPS6152193A (ja) | Pwm制御回路 | |
JP2003088131A (ja) | Pwm回路およびこのpwm回路を用いたインバータ装置 | |
KR101561372B1 (ko) | Pwm 신호 생성 회로, 프린터, 및 pwm 신호 생성 방법 | |
WO2007031940A2 (en) | Generating a pulse signal with a modulated duty cycle | |
JP2001186752A (ja) | 電源高調波抑制装置および空気調和機 | |
JPH0685633B2 (ja) | ポール・スイッチ点孤制御回路 | |
JPH0468867B2 (ja) | ||
JPS6311871B2 (ja) | ||
US5499177A (en) | Inverter device with a circuit for generating pulse width modulation signals | |
JPH07177678A (ja) | 車両用発電機の制御装置 | |
JPH0622556A (ja) | Pwmパターン発生回路 | |
JPH04248714A (ja) | 制御可能な周波発生器 | |
JP3777242B2 (ja) | モータ制御装置 | |
JP3258508B2 (ja) | スイッチング電源装置の制御方式 | |
JPS6332034B2 (ja) | ||
JPS63200918A (ja) | 放電加工装置 | |
JP2002186251A (ja) | 電力変換装置の制御装置 | |
JP2004364409A (ja) | パルス幅変調信号発生装置及びパルス幅変調信号発生方法 | |
JP2679307B2 (ja) | Pwmパルス発生方法 | |
JP2006333473A (ja) | 信号発生装置および方法 | |
US5656913A (en) | Microcomputer for driving induction motor | |
SU720636A1 (ru) | Стабилизированный по напр жению трехфазный мостовой инвертор | |
RU2138903C1 (ru) | Электропривод постоянного тока |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20040315 |