JP2003086108A - プラズマディスプレイパネルおよびその駆動方法 - Google Patents
プラズマディスプレイパネルおよびその駆動方法Info
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Landscapes
- Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
- Gas-Filled Discharge Tubes (AREA)
- Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)
- Control Of Gas Discharge Display Tubes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 暗コントラストを向上させることが出来るプ
ラズマディスプレイパネルを提供する。 【解決手段】 単位発光領域が、各行電極対(X,Y)
の行電極XとYが互いに対向する部分に対向してこの行
電極X,Y間での放電が行われる表示放電セルC1と、
この表示放電セルC1に並設されて、行電極Yとこの行
電極Yと背中合わせに位置している隣接する他の行電極
対(X,Y)の行電極Xとが互いに対向する部分に対向
してこの行電極Yと他の行電極対(X,Y)の行電極X
間での放電が行われるリセット・アンド・アドレス放電
セルC2とによって構成され、この単位発光領域の表示
放電セルC1とリセット・アンド・アドレス放電セルC
2が互いに連通されているとともに、リセット・アンド
・アドレス放電セルC2の表示面側に対向する部分に光
吸収層18が形成されている。
ラズマディスプレイパネルを提供する。 【解決手段】 単位発光領域が、各行電極対(X,Y)
の行電極XとYが互いに対向する部分に対向してこの行
電極X,Y間での放電が行われる表示放電セルC1と、
この表示放電セルC1に並設されて、行電極Yとこの行
電極Yと背中合わせに位置している隣接する他の行電極
対(X,Y)の行電極Xとが互いに対向する部分に対向
してこの行電極Yと他の行電極対(X,Y)の行電極X
間での放電が行われるリセット・アンド・アドレス放電
セルC2とによって構成され、この単位発光領域の表示
放電セルC1とリセット・アンド・アドレス放電セルC
2が互いに連通されているとともに、リセット・アンド
・アドレス放電セルC2の表示面側に対向する部分に光
吸収層18が形成されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、面放電方式交流
型プラズマディスプレイパネルのパネル構造およびその
駆動方法に関する。
型プラズマディスプレイパネルのパネル構造およびその
駆動方法に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】近年、大型で薄型のカ
ラー画面表示装置として面放電方式交流型プラズマディ
スプレイパネルが注目を集めており、家庭などへの普及
が図られてきている。
ラー画面表示装置として面放電方式交流型プラズマディ
スプレイパネルが注目を集めており、家庭などへの普及
が図られてきている。
【0003】図10ないし12は、この面放電方式交流
型プラズマディスプレイパネルの従来の構成を模式的に
表す図面であって、図10はこの従来の面放電方式交流
型プラズマディスプレイパネルの正面図、図11はこの
図10のV−V線における断面図、図12は図10のW
−W線における断面図である。
型プラズマディスプレイパネルの従来の構成を模式的に
表す図面であって、図10はこの従来の面放電方式交流
型プラズマディスプレイパネルの正面図、図11はこの
図10のV−V線における断面図、図12は図10のW
−W線における断面図である。
【0004】この図10ないし12において、プラズマ
ディスプレイパネル(以下、PDPという)の表示面と
なる前面ガラス基板1側には、その裏面に、複数の行電
極対(X’,Y’)と、この行電極対(X’,Y’)を
被覆する誘電体層2と、この誘電体層2の裏面を被覆す
るMgOからなる保護層3が順に設けられている。
ディスプレイパネル(以下、PDPという)の表示面と
なる前面ガラス基板1側には、その裏面に、複数の行電
極対(X’,Y’)と、この行電極対(X’,Y’)を
被覆する誘電体層2と、この誘電体層2の裏面を被覆す
るMgOからなる保護層3が順に設けられている。
【0005】各行電極X’,Y’は、それぞれ、幅の広
いITO等の透明導電膜からなる透明電極Xa’,Y
a’と、その導電性を補う幅の狭い金属膜からなるバス
電極Xb’,Yb’とから構成されている。
いITO等の透明導電膜からなる透明電極Xa’,Y
a’と、その導電性を補う幅の狭い金属膜からなるバス
電極Xb’,Yb’とから構成されている。
【0006】そして、行電極X’とY’とが放電ギャッ
プg’を挟んで対向するように列方向に交互に配置され
ており、各行電極対(X’,Y’)によって、マトリク
ス表示の1表示ライン(行)Lが構成されている。
プg’を挟んで対向するように列方向に交互に配置され
ており、各行電極対(X’,Y’)によって、マトリク
ス表示の1表示ライン(行)Lが構成されている。
【0007】一方、放電ガスが封入された放電空間S’
を介して前面ガラス基板1に対向する背面ガラス基板4
には、行電極対X’,Y’と直交する方向に延びるよう
に配列された複数の列電極D’と、この列電極D’間に
それぞれ平行に延びるように形成された帯状の隔壁5
と、この隔壁5の側面と列電極D’を被覆するそれぞれ
赤(R),緑(G),青(B)の蛍光材料によって形成
された蛍光体層6とが設けられている。
を介して前面ガラス基板1に対向する背面ガラス基板4
には、行電極対X’,Y’と直交する方向に延びるよう
に配列された複数の列電極D’と、この列電極D’間に
それぞれ平行に延びるように形成された帯状の隔壁5
と、この隔壁5の側面と列電極D’を被覆するそれぞれ
赤(R),緑(G),青(B)の蛍光材料によって形成
された蛍光体層6とが設けられている。
【0008】そして、各表示ラインLにおいて、放電空
間S’が、列電極D’と行電極対(X’,Y’)が交差
する部分ごとに隔壁5によって区画されることによっ
て、それぞれ単位発光領域である放電セルC’が形成さ
れている。
間S’が、列電極D’と行電極対(X’,Y’)が交差
する部分ごとに隔壁5によって区画されることによっ
て、それぞれ単位発光領域である放電セルC’が形成さ
れている。
【0009】上記の面放電方式交流型PDPにおける画
像の形成には、中間調を表示させるための方法として、
従来から、1フィールドの表示期間をNビットの表示デ
ータの各ビット桁の重み付けに対応した回数だけ発光す
るN個のサブフィールドに分割する、いわゆる、サブフ
イールド法が用いられている。
像の形成には、中間調を表示させるための方法として、
従来から、1フィールドの表示期間をNビットの表示デ
ータの各ビット桁の重み付けに対応した回数だけ発光す
るN個のサブフィールドに分割する、いわゆる、サブフ
イールド法が用いられている。
【0010】このサブフイールド法において、1フィー
ルドの表示期間が分割された各サブフィールドは、図1
3に示されるように、それぞれ、一斉リセット期間Rc
とアドレス期間Wc,サスティン放電期間Icによって
構成されている。
ルドの表示期間が分割された各サブフィールドは、図1
3に示されるように、それぞれ、一斉リセット期間Rc
とアドレス期間Wc,サスティン放電期間Icによって
構成されている。
【0011】すなわち、一斉リセット期間Rcでは、互
いに対をなす行電極X1−nとY1 −n間にリセットパ
ルスRPx,RPyが一斉に印加されることによって、
全ての放電セルにおいて一斉にリセット放電が行われ、
これによって、一旦、各放電セル内に所定量の壁電荷が
形成される。
いに対をなす行電極X1−nとY1 −n間にリセットパ
ルスRPx,RPyが一斉に印加されることによって、
全ての放電セルにおいて一斉にリセット放電が行われ、
これによって、一旦、各放電セル内に所定量の壁電荷が
形成される。
【0012】次のアドレス期間Wcでは、行電極対の一
方の行電極Y1−nに、順次、走査パルスSPが印加さ
れるとともに、列電極D1−mに、各表示ライン毎に画
像の表示データに対応した表示データパルスDP1−n
が印加されて、アドレス放電(選択消去放電)が生起さ
れる。
方の行電極Y1−nに、順次、走査パルスSPが印加さ
れるとともに、列電極D1−mに、各表示ライン毎に画
像の表示データに対応した表示データパルスDP1−n
が印加されて、アドレス放電(選択消去放電)が生起さ
れる。
【0013】このとき、各放電セルは、画像の表示デー
タに対応して、消去放電が発生されずに壁電荷が形成さ
れたままの発光セルと、消去放電が発生して壁電荷が消
滅した非発光セルとに分けられる。
タに対応して、消去放電が発生されずに壁電荷が形成さ
れたままの発光セルと、消去放電が発生して壁電荷が消
滅した非発光セルとに分けられる。
【0014】次のサスティン発光期間Icでは、互いに
対をなす行電極X1−nとY1−n間にサスティンパル
スIPx,IPyが各サブフィールドの重み付けに対応
した数だけ印加され、これによって、壁電荷が残留した
ままの発光セルのみが、印加される維持パルスIPx,
IPyの数に対応した数だけサスティン放電を繰り返
す。
対をなす行電極X1−nとY1−n間にサスティンパル
スIPx,IPyが各サブフィールドの重み付けに対応
した数だけ印加され、これによって、壁電荷が残留した
ままの発光セルのみが、印加される維持パルスIPx,
IPyの数に対応した数だけサスティン放電を繰り返
す。
【0015】そして、前面基板と背面基板の間の放電空
間内には、キセノンXeを5体積パーセント含むNe−
Xeガスが封入されており、維持放電によってキセノン
Xeから波長147nmの真空紫外線が放射されて、こ
の真空紫外線により背面基板上に形成された赤(R),
緑(G),青(B)の蛍光体層がそれぞれ励起されて可
視光が発生されることにより、表示データに対応する画
像が形成される。
間内には、キセノンXeを5体積パーセント含むNe−
Xeガスが封入されており、維持放電によってキセノン
Xeから波長147nmの真空紫外線が放射されて、こ
の真空紫外線により背面基板上に形成された赤(R),
緑(G),青(B)の蛍光体層がそれぞれ励起されて可
視光が発生されることにより、表示データに対応する画
像が形成される。
【0016】このようなPDPにおける画像形成におい
ては、上記のように、アドレス放電やサスティン放電の
安定化のためにその放電の開始前にリセット放電が行わ
れ、さらに、アドレス放電も各サブフィールドごとに行
われるが、上記従来のPDPでは、このリセット放電お
よびアドレス放電が、サスティン放電によって画像形成
のための可視光を発生させる放電セルC’内において行
われる。
ては、上記のように、アドレス放電やサスティン放電の
安定化のためにその放電の開始前にリセット放電が行わ
れ、さらに、アドレス放電も各サブフィールドごとに行
われるが、上記従来のPDPでは、このリセット放電お
よびアドレス放電が、サスティン放電によって画像形成
のための可視光を発生させる放電セルC’内において行
われる。
【0017】このため、黒などの画像の表示が行われる
際にも、リセット放電やアドレス放電による発光がパネ
ルの表示面に現れて、画像面が明るくなってしまうため
に、暗コントラスト比が低下して、視聴者に画質が悪い
といった印象を与える虞がある。
際にも、リセット放電やアドレス放電による発光がパネ
ルの表示面に現れて、画像面が明るくなってしまうため
に、暗コントラスト比が低下して、視聴者に画質が悪い
といった印象を与える虞がある。
【0018】この発明は、上記のような従来の面放電方
式交流型プラズマディスプレイパネルにおける問題点を
解決するために為されたものである。すなわち、この発
明は、暗コントラストを向上させることが出来るプラズ
マディスプレイパネルを提供することを第1の目的とし
ている。
式交流型プラズマディスプレイパネルにおける問題点を
解決するために為されたものである。すなわち、この発
明は、暗コントラストを向上させることが出来るプラズ
マディスプレイパネルを提供することを第1の目的とし
ている。
【0019】さらに、この発明は、上記第1の目的を達
成するプラズマディスプレイパネルの駆動方法を提供す
ることを第2の目的としている。
成するプラズマディスプレイパネルの駆動方法を提供す
ることを第2の目的としている。
【0020】
【課題を解決するための手段】第1の発明によるプラズ
マディスプレイパネルは、上記第1の目的を達成するた
めに、前面基板の背面側に、行方向に延び列方向に並設
されてそれぞれ表示ラインを形成する複数の行電極対と
この行電極対を被覆する誘電体層が設けられ、背面基板
の前面基板と放電空間を介して対向する側に、列方向に
延び行方向に並設されて行電極対と交差する位置におい
てそれぞれ放電空間に単位発光領域を構成する複数の列
電極が設けられたプラズマディスプレイパネルにおい
て、前記単位発光領域が、各行電極対を構成する第1行
電極と第2行電極が互いに対向する部分に対向してこの
第1行電極と第2行電極間での放電が行われる第1放電
領域と、この第1放電領域に並設されて、行電極対の第
2行電極とこの第2行電極と背中合わせに位置している
隣接する他の行電極対の第1行電極とが互いに対向する
部分に対向してこの第2行電極と他の行電極対の第1行
電極間での放電が行われる第2放電領域とによって構成
され、この単位発光領域の第1放電領域と第2放電領域
が互いに連通されており、前記前面基板の背面側の第2
放電領域に対向する部分に光吸収層が形成されているこ
とを特徴としている。
マディスプレイパネルは、上記第1の目的を達成するた
めに、前面基板の背面側に、行方向に延び列方向に並設
されてそれぞれ表示ラインを形成する複数の行電極対と
この行電極対を被覆する誘電体層が設けられ、背面基板
の前面基板と放電空間を介して対向する側に、列方向に
延び行方向に並設されて行電極対と交差する位置におい
てそれぞれ放電空間に単位発光領域を構成する複数の列
電極が設けられたプラズマディスプレイパネルにおい
て、前記単位発光領域が、各行電極対を構成する第1行
電極と第2行電極が互いに対向する部分に対向してこの
第1行電極と第2行電極間での放電が行われる第1放電
領域と、この第1放電領域に並設されて、行電極対の第
2行電極とこの第2行電極と背中合わせに位置している
隣接する他の行電極対の第1行電極とが互いに対向する
部分に対向してこの第2行電極と他の行電極対の第1行
電極間での放電が行われる第2放電領域とによって構成
され、この単位発光領域の第1放電領域と第2放電領域
が互いに連通されており、前記前面基板の背面側の第2
放電領域に対向する部分に光吸収層が形成されているこ
とを特徴としている。
【0021】この第1の発明によるプラズマディスプレ
イパネルは、単位発光領域が、各行電極対を構成する第
1行電極と第2行電極の互いに対向している部分に対向
する第1放電領域と、各行電極対を構成する一方の第2
行電極と隣接する行電極対の他方の第1行電極の互いに
対向している部分に対向する第2放電領域とに区画され
ていることによって、この第2放電領域内において、画
像形成のための発光を直接行わない放電、例えば、全て
の単位発光領域においてその誘電体層に壁電荷を形成、
または、誘電体層の壁電荷を消去する放電(リセット放
電)や、単位発光領域の誘電体層に形成された壁電荷を
選択的に消去、または、誘電体層に壁電荷を選択的に形
成する放電(アドレス放電)を行わせるようにすること
が出来る。
イパネルは、単位発光領域が、各行電極対を構成する第
1行電極と第2行電極の互いに対向している部分に対向
する第1放電領域と、各行電極対を構成する一方の第2
行電極と隣接する行電極対の他方の第1行電極の互いに
対向している部分に対向する第2放電領域とに区画され
ていることによって、この第2放電領域内において、画
像形成のための発光を直接行わない放電、例えば、全て
の単位発光領域においてその誘電体層に壁電荷を形成、
または、誘電体層の壁電荷を消去する放電(リセット放
電)や、単位発光領域の誘電体層に形成された壁電荷を
選択的に消去、または、誘電体層に壁電荷を選択的に形
成する放電(アドレス放電)を行わせるようにすること
が出来る。
【0022】すなわち、第2放電領域に対向する部分に
おいて対向している各行電極対の一方の第2行電極と隣
接する行電極対の他方の第1行電極間に電圧が印加され
ることによって、第2放電領域内においてリセット放電
が発生され、このリセット放電によって生成された荷電
粒子が、第2放電領域内からこの第2放電領域に連通さ
れた同じ単位発光領域を構成している第1放電領域内に
導入されて、第1放電領域に対向する部分の誘電体層に
おける壁電荷の形成、または、誘電体層に形成された壁
電荷の消去が行われる。
おいて対向している各行電極対の一方の第2行電極と隣
接する行電極対の他方の第1行電極間に電圧が印加され
ることによって、第2放電領域内においてリセット放電
が発生され、このリセット放電によって生成された荷電
粒子が、第2放電領域内からこの第2放電領域に連通さ
れた同じ単位発光領域を構成している第1放電領域内に
導入されて、第1放電領域に対向する部分の誘電体層に
おける壁電荷の形成、または、誘電体層に形成された壁
電荷の消去が行われる。
【0023】また、第2放電領域を挟んで対向する行電
極対の一方の第2行電極と列電極間に選択的に電圧が印
加されることによって、第2放電領域内においてアドレ
ス放電が発生され、このアドレス放電によって生成され
た荷電粒子が、第2放電領域内からこの第2放電領域に
連通された同じ単位発光領域を構成している第1放電領
域内に導入されて、第1放電領域に対向する部分の誘電
体層に形成された壁電荷の選択的な消去、または、誘電
体層に対する壁電荷の選択的な形成が行われる。
極対の一方の第2行電極と列電極間に選択的に電圧が印
加されることによって、第2放電領域内においてアドレ
ス放電が発生され、このアドレス放電によって生成され
た荷電粒子が、第2放電領域内からこの第2放電領域に
連通された同じ単位発光領域を構成している第1放電領
域内に導入されて、第1放電領域に対向する部分の誘電
体層に形成された壁電荷の選択的な消去、または、誘電
体層に対する壁電荷の選択的な形成が行われる。
【0024】そして、第2放電領域の表示側の面が光吸
収層によって覆われていることによって、この第2放電
領域内において発生される上記のような画像形成のため
の発光を直接行わない放電による光が、光吸収層によっ
て遮られて前面基板の表示面側に漏れるのが防止され
る。
収層によって覆われていることによって、この第2放電
領域内において発生される上記のような画像形成のため
の発光を直接行わない放電による光が、光吸収層によっ
て遮られて前面基板の表示面側に漏れるのが防止され
る。
【0025】以上のように、上記第1の発明によれば、
単位発光領域に、画像形成のための発光を行う放電(サ
スティン放電)が発生される第1放電領域とは分離し
て、この第1放電領域に連通されるとともにその表示側
の面が光吸収層によって遮光された第2放電領域が形成
されていることによって、この第2放電領域内において
画像形成のための発光を直接行わない放電を行うことが
できるので、この画像形成のための発光を直接行わない
放電による発光がパネルの表示面側から遮光され、これ
によって、リセット放電やアドレス放電などのような画
像形成のための発光を直接行わない放電によって画像面
が明るくなるのが防止されるので、プラズマディスプレ
イパネルの暗コントラストの向上を図ることが出来るよ
うになる。
単位発光領域に、画像形成のための発光を行う放電(サ
スティン放電)が発生される第1放電領域とは分離し
て、この第1放電領域に連通されるとともにその表示側
の面が光吸収層によって遮光された第2放電領域が形成
されていることによって、この第2放電領域内において
画像形成のための発光を直接行わない放電を行うことが
できるので、この画像形成のための発光を直接行わない
放電による発光がパネルの表示面側から遮光され、これ
によって、リセット放電やアドレス放電などのような画
像形成のための発光を直接行わない放電によって画像面
が明るくなるのが防止されるので、プラズマディスプレ
イパネルの暗コントラストの向上を図ることが出来るよ
うになる。
【0026】第2の発明によるプラズマディスプレイパ
ネルは、前記第1の目的を達成するために、第1の発明
の構成に加えて、第2放電領域が隔壁によって区画され
て、隣接する他の単位発光領域の第1放電領域および第
2放電領域との間が閉じられていることを特徴としてい
る。
ネルは、前記第1の目的を達成するために、第1の発明
の構成に加えて、第2放電領域が隔壁によって区画され
て、隣接する他の単位発光領域の第1放電領域および第
2放電領域との間が閉じられていることを特徴としてい
る。
【0027】この第2の発明によるプラズマディスプレ
イパネルによれば、単位発光領域を構成する第2放電領
域は、同じ単位発光領域を構成する第2放電領域にのみ
連通されており、その周囲が単位発光領域を放電空間か
ら区画する隔壁によって仕切られて、他の単位発光領域
の列方向において隣接する他の第1放電領域や行方向に
おいて隣接する他の第2放電領域との間が遮断されてい
ることによって、第2放電領域内において行われた放電
によって生成された荷電粒子が、同じ単位発光領域を構
成する第1放電領域内にのみ導入される。
イパネルによれば、単位発光領域を構成する第2放電領
域は、同じ単位発光領域を構成する第2放電領域にのみ
連通されており、その周囲が単位発光領域を放電空間か
ら区画する隔壁によって仕切られて、他の単位発光領域
の列方向において隣接する他の第1放電領域や行方向に
おいて隣接する他の第2放電領域との間が遮断されてい
ることによって、第2放電領域内において行われた放電
によって生成された荷電粒子が、同じ単位発光領域を構
成する第1放電領域内にのみ導入される。
【0028】第3の発明によるプラズマディスプレイパ
ネルは、前記第1の目的を達成するために、第1の発明
の構成に加えて、前記第2放電領域を挟んで第2行電極
が列電極に対向されて、第2放電領域内において第2行
電極と列電極間での放電が行われることを特徴としてい
る。
ネルは、前記第1の目的を達成するために、第1の発明
の構成に加えて、前記第2放電領域を挟んで第2行電極
が列電極に対向されて、第2放電領域内において第2行
電極と列電極間での放電が行われることを特徴としてい
る。
【0029】この第3の発明によるプラズマディスプレ
イパネルによれば、第2放電領域を挟んで行電極対の一
方の第2行電極と列電極とが対向されていることによ
り、この第2放電領域内において第2行電極と列電極間
での放電が行われるようになるので、第1放電領域に対
向する部分の誘電体層に形成された壁電荷の選択的な消
去、または、誘電体層に対する壁電荷の選択的な形成を
行うアドレス放電を第2放電領域内において行って、そ
の放電による発光がパネルの表示面側に漏れるのを防止
することが出来るようになる。
イパネルによれば、第2放電領域を挟んで行電極対の一
方の第2行電極と列電極とが対向されていることによ
り、この第2放電領域内において第2行電極と列電極間
での放電が行われるようになるので、第1放電領域に対
向する部分の誘電体層に形成された壁電荷の選択的な消
去、または、誘電体層に対する壁電荷の選択的な形成を
行うアドレス放電を第2放電領域内において行って、そ
の放電による発光がパネルの表示面側に漏れるのを防止
することが出来るようになる。
【0030】第4の発明によるプラズマディスプレイパ
ネルは、前記第1の目的を達成するために、第1の発明
の構成に加えて、前記行電極対を構成する第1行電極お
よび第2行電極が、それぞれ、行方向に延びる電極本体
部と、この電極本体部から第1放電領域に対向する側に
列方向に突出して対になっている他方の行電極との間で
第1放電領域に対向する部分において互いに放電ギャッ
プを介して対向する第1電極部と、電極本体部から第2
放電領域に対向する側に列方向に突出して隣接する他の
行電極対の背中合わせに位置している他の行電極との間
で第2放電領域に対向する部分において互いに放電ギャ
ップを介して対向する第2電極部とを備えていることを
特徴としている。
ネルは、前記第1の目的を達成するために、第1の発明
の構成に加えて、前記行電極対を構成する第1行電極お
よび第2行電極が、それぞれ、行方向に延びる電極本体
部と、この電極本体部から第1放電領域に対向する側に
列方向に突出して対になっている他方の行電極との間で
第1放電領域に対向する部分において互いに放電ギャッ
プを介して対向する第1電極部と、電極本体部から第2
放電領域に対向する側に列方向に突出して隣接する他の
行電極対の背中合わせに位置している他の行電極との間
で第2放電領域に対向する部分において互いに放電ギャ
ップを介して対向する第2電極部とを備えていることを
特徴としている。
【0031】この第4の発明によるプラズマディスプレ
イパネルによれば、第1行電極と第2行電極を構成する
行方向に延びる電極本体部からそれぞれ第1電極部が、
互いに第1放電領域に対向する側に列方向に突出して、
対になっている他方の行電極と第1放電領域に対向する
部分において放電ギャップを介して対向されていること
によって、この行電極対を構成する第1行電極と第2行
電極の互いに対向する第1電極部間で、第1放電領域内
における放電が行われる。
イパネルによれば、第1行電極と第2行電極を構成する
行方向に延びる電極本体部からそれぞれ第1電極部が、
互いに第1放電領域に対向する側に列方向に突出して、
対になっている他方の行電極と第1放電領域に対向する
部分において放電ギャップを介して対向されていること
によって、この行電極対を構成する第1行電極と第2行
電極の互いに対向する第1電極部間で、第1放電領域内
における放電が行われる。
【0032】また、第1行電極と第2行電極を構成する
電極本体部からそれぞれ第2電極部が、第2放電領域に
対向する側に列方向に突出して隣接する他の行電極対の
背中合わせに位置している他の行電極と第2放電領域に
対向する部分において放電ギャップを介して対向されて
いることによって、この第2電極部と隣接する他の行電
極対の他の行電極の第2電極部間、または、第2電極部
と第2放電領域を介して対向する列電極との間で、第2
放電領域内における放電が行われる。
電極本体部からそれぞれ第2電極部が、第2放電領域に
対向する側に列方向に突出して隣接する他の行電極対の
背中合わせに位置している他の行電極と第2放電領域に
対向する部分において放電ギャップを介して対向されて
いることによって、この第2電極部と隣接する他の行電
極対の他の行電極の第2電極部間、または、第2電極部
と第2放電領域を介して対向する列電極との間で、第2
放電領域内における放電が行われる。
【0033】第5の発明によるプラズマディスプレイパ
ネルは、前記第1の目的を達成するために、第4の発明
の構成に加えて、前記第1行電極の第2電極部の列方向
の幅が第2行電極の第2電極部の列方向の幅よりも大き
くなるように形成されていることを特徴としている。
ネルは、前記第1の目的を達成するために、第4の発明
の構成に加えて、前記第1行電極の第2電極部の列方向
の幅が第2行電極の第2電極部の列方向の幅よりも大き
くなるように形成されていることを特徴としている。
【0034】この第5の発明によるプラズマディスプレ
イパネルによれば、第2放電領域に対向する部分におい
て互いに放電ギャップを介して対向する第1行電極およ
び第2行電極のそれぞれの第2電極部の列方向の幅が、
第1行電極の方が第2行電極の第2電極部よりも大き
く、これによって、両者の間の放電ギャップが、第2放
電領域に対向する部分のうち、同じ単位発光領域を構成
する第1放電領域に近い位置に位置される。
イパネルによれば、第2放電領域に対向する部分におい
て互いに放電ギャップを介して対向する第1行電極およ
び第2行電極のそれぞれの第2電極部の列方向の幅が、
第1行電極の方が第2行電極の第2電極部よりも大き
く、これによって、両者の間の放電ギャップが、第2放
電領域に対向する部分のうち、同じ単位発光領域を構成
する第1放電領域に近い位置に位置される。
【0035】これによって、第2放電領域内において発
生される第1行電極と第2行電極の第2電極部間の放
電、または、第2行電極の第2電極部と列電極間の放電
によって生成される荷電粒子が、この第2放電領域から
同じ単位発光領域を構成する第1放電領域内に導入され
易くなる。
生される第1行電極と第2行電極の第2電極部間の放
電、または、第2行電極の第2電極部と列電極間の放電
によって生成される荷電粒子が、この第2放電領域から
同じ単位発光領域を構成する第1放電領域内に導入され
易くなる。
【0036】第6の発明によるプラズマディスプレイパ
ネルは、前記第1の目的を達成するために、第4の発明
の構成に加えて、前記第2行電極の第2電極部と列電極
が第2放電領域を挟んで互いに対向する位置に配置され
て、第2放電領域内において、この第2行電極の第2電
極部と列電極間での放電が行われることを特徴としてい
る。
ネルは、前記第1の目的を達成するために、第4の発明
の構成に加えて、前記第2行電極の第2電極部と列電極
が第2放電領域を挟んで互いに対向する位置に配置され
て、第2放電領域内において、この第2行電極の第2電
極部と列電極間での放電が行われることを特徴としてい
る。
【0037】この第6の発明によるプラズマディスプレ
イパネルによれば、第2行電極の電極本体部から第2放
電領域に対向する側に列方向に延びる第2電極部が、第
2放電領域を挟んで列電極と対向されていることによっ
て、この第2行電極の第2電極部と列電極間で第2放電
領域内における放電が行われる。
イパネルによれば、第2行電極の電極本体部から第2放
電領域に対向する側に列方向に延びる第2電極部が、第
2放電領域を挟んで列電極と対向されていることによっ
て、この第2行電極の第2電極部と列電極間で第2放電
領域内における放電が行われる。
【0038】第7の発明によるプラズマディスプレイパ
ネルは、前記第1の目的を達成するために、第6の発明
の構成に加えて、前記背面基板側の第2放電領域に対向
する部分の背面基板と列電極との間に、前面基板側に向
かって第2放電領域内に突出する突起部が形成され、こ
の突起部によって列電極の第2放電領域に対向する部分
が前面基板側に向かって張り出して第2行電極の第2電
極部に対向されていることを特徴としている。
ネルは、前記第1の目的を達成するために、第6の発明
の構成に加えて、前記背面基板側の第2放電領域に対向
する部分の背面基板と列電極との間に、前面基板側に向
かって第2放電領域内に突出する突起部が形成され、こ
の突起部によって列電極の第2放電領域に対向する部分
が前面基板側に向かって張り出して第2行電極の第2電
極部に対向されていることを特徴としている。
【0039】この第7の発明によるプラズマディスプレ
イパネルによれば、第2放電領域内において、第2行電
極の第2電極部と対向する列電極が、背面基板と列電極
との間に形成された突起部によって背面基板から第2行
電極の第2電極部に接近する側に持ち上げられ、これに
よって、列電極と第2電極部との間の放電距離が第1放
電領域内における列電極と第2行電極の第1電極部との
間の距離よりも小さくなるので、第1放電領域における
放電空間を大きく設定したまま第2放電領域内における
列電極と第2電極部との間の放電距離を縮めて、その間
に発生される放電の放電開始電圧を低下させることが出
来る。
イパネルによれば、第2放電領域内において、第2行電
極の第2電極部と対向する列電極が、背面基板と列電極
との間に形成された突起部によって背面基板から第2行
電極の第2電極部に接近する側に持ち上げられ、これに
よって、列電極と第2電極部との間の放電距離が第1放
電領域内における列電極と第2行電極の第1電極部との
間の距離よりも小さくなるので、第1放電領域における
放電空間を大きく設定したまま第2放電領域内における
列電極と第2電極部との間の放電距離を縮めて、その間
に発生される放電の放電開始電圧を低下させることが出
来る。
【0040】第8の発明によるプラズマディスプレイパ
ネルは、前記第1の目的を達成するために、第1の発明
の構成に加えて、前記第1放電領域内にのみ放電によっ
て発光する蛍光体層が形成されていることを特徴として
いる。
ネルは、前記第1の目的を達成するために、第1の発明
の構成に加えて、前記第1放電領域内にのみ放電によっ
て発光する蛍光体層が形成されていることを特徴として
いる。
【0041】この第8の発明によるプラズマディスプレ
イパネルによれば、第2行電極と列電極間での放電が行
われる第2放電領域内には、放電によって発光する蛍光
体層が形成されないことによって、この第2放電領域内
で行われる放電が、蛍光体層によって阻害されたりまた
蛍光材料による放電特性の違いや蛍光体層の層の厚さの
ばらつきによって影響を受けることがなくなり、これに
よって、第2放電領域内における放電の放電特性の安定
化を図ることが出来るようになる。
イパネルによれば、第2行電極と列電極間での放電が行
われる第2放電領域内には、放電によって発光する蛍光
体層が形成されないことによって、この第2放電領域内
で行われる放電が、蛍光体層によって阻害されたりまた
蛍光材料による放電特性の違いや蛍光体層の層の厚さの
ばらつきによって影響を受けることがなくなり、これに
よって、第2放電領域内における放電の放電特性の安定
化を図ることが出来るようになる。
【0042】第9の発明によるプラズマディスプレイパ
ネルは、前記第1の目的を達成するために、第1の発明
の構成に加えて、前記単位発光領域が第1横壁と縦壁に
よってその周囲を区画されているとともに、この単位発
光領域の第1放電領域と第2放電領域との間が第1横壁
よりも高さが低い第2横壁によって仕切られて、この第
2横壁と前面基板側との間に形成される隙間によって第
1放電領域と第2放電領域が連通されていることを特徴
としている。
ネルは、前記第1の目的を達成するために、第1の発明
の構成に加えて、前記単位発光領域が第1横壁と縦壁に
よってその周囲を区画されているとともに、この単位発
光領域の第1放電領域と第2放電領域との間が第1横壁
よりも高さが低い第2横壁によって仕切られて、この第
2横壁と前面基板側との間に形成される隙間によって第
1放電領域と第2放電領域が連通されていることを特徴
としている。
【0043】この第9の発明によるプラズマディスプレ
イパネルによれば、上下の両縁部がそれぞれ行方向に延
びる第1横壁によってそれぞれ仕切られ、また左右の両
側縁部がそれぞれ列方向に延びる縦壁によってそれぞれ
仕切られて、前面基板と背面基板の間の放電空間がそれ
ぞれの単位発光領域に区画される。
イパネルによれば、上下の両縁部がそれぞれ行方向に延
びる第1横壁によってそれぞれ仕切られ、また左右の両
側縁部がそれぞれ列方向に延びる縦壁によってそれぞれ
仕切られて、前面基板と背面基板の間の放電空間がそれ
ぞれの単位発光領域に区画される。
【0044】そして、この第1横壁および縦壁によって
区画された単位発光領域内が、行方向に延びる第2横壁
によって第1放電領域と第2放電領域に仕切られるとと
もに、この第2横壁が第1横壁および縦壁の高さよりも
小さくなっていることによって、この第2横壁と前面基
板側の壁面との間に隙間が形成され、この隙間を介し
て、第1放電領域と第2放電領域との連通が行われる。
区画された単位発光領域内が、行方向に延びる第2横壁
によって第1放電領域と第2放電領域に仕切られるとと
もに、この第2横壁が第1横壁および縦壁の高さよりも
小さくなっていることによって、この第2横壁と前面基
板側の壁面との間に隙間が形成され、この隙間を介し
て、第1放電領域と第2放電領域との連通が行われる。
【0045】第10の発明によるプラズマディスプレイ
パネルは、前記第1の目的を達成するために、第3の発
明の構成に加えて、前記第2放電領域内に、比誘電率が
50以上の材料によって形成された誘電層が、第2行電
極と列電極との間に介在された状態で設けられているこ
とを特徴としている。
パネルは、前記第1の目的を達成するために、第3の発
明の構成に加えて、前記第2放電領域内に、比誘電率が
50以上の材料によって形成された誘電層が、第2行電
極と列電極との間に介在された状態で設けられているこ
とを特徴としている。
【0046】この第10の発明によるプラズマディスプ
レイパネルによれば、第2放電領域内に形成された比誘
電率が50以上の材料による誘電層によって、この第2
放電領域における第2行電極と列電極との間の見かけの
放電距離が短くなり、これによって、第2放電領域にお
いて発生される第2行電極と列電極間の放電の放電開始
電圧が小さくなる。
レイパネルによれば、第2放電領域内に形成された比誘
電率が50以上の材料による誘電層によって、この第2
放電領域における第2行電極と列電極との間の見かけの
放電距離が短くなり、これによって、第2放電領域にお
いて発生される第2行電極と列電極間の放電の放電開始
電圧が小さくなる。
【0047】第11の発明によるプラズマディスプレイ
パネルの駆動方法は、前記第2の目的を達成するため
に、前面基板の背面側に、行方向に延び列方向に並設さ
れてそれぞれ表示ラインを形成する複数の行電極対とこ
の行電極対を被覆する誘電体層が設けられ、背面基板の
前面基板と放電空間を介して対向する側に、列方向に延
び行方向に並設されて行電極対と交差する位置において
それぞれ放電空間に単位発光領域を構成する複数の列電
極が設けられ、単位発光領域が、各行電極対を構成する
第1行電極と第2行電極が互いに対向する部分に対向す
る第1放電領域と、この第1放電領域に並設されて、行
電極対の第2行電極とこの第2行電極と背中合わせに位
置している隣接する他の行電極対の第1行電極とが互い
に対向する部分に対向する第2放電領域とによって構成
され、この単位発光領域の第1放電領域と第2放電領域
が互いに連通されており、前面基板の背面側の第2放電
領域に対向する部分に光吸収層が形成されているプラズ
マディスプレイパネルの駆動方法であって、前記行電極
対の第2行電極とこの第2行電極と背中合わせに位置し
ている隣接する他の行電極対の第1行電極との間に電圧
を印加して、第2放電領域内において、第1放電領域に
対向する部分の誘電体層に壁電荷を形成する、または、
第1放電領域に対向する部分の誘電体層に形成されてい
る壁電荷を消去する荷電粒子を生成するリセット放電を
発生させることを特徴としている。
パネルの駆動方法は、前記第2の目的を達成するため
に、前面基板の背面側に、行方向に延び列方向に並設さ
れてそれぞれ表示ラインを形成する複数の行電極対とこ
の行電極対を被覆する誘電体層が設けられ、背面基板の
前面基板と放電空間を介して対向する側に、列方向に延
び行方向に並設されて行電極対と交差する位置において
それぞれ放電空間に単位発光領域を構成する複数の列電
極が設けられ、単位発光領域が、各行電極対を構成する
第1行電極と第2行電極が互いに対向する部分に対向す
る第1放電領域と、この第1放電領域に並設されて、行
電極対の第2行電極とこの第2行電極と背中合わせに位
置している隣接する他の行電極対の第1行電極とが互い
に対向する部分に対向する第2放電領域とによって構成
され、この単位発光領域の第1放電領域と第2放電領域
が互いに連通されており、前面基板の背面側の第2放電
領域に対向する部分に光吸収層が形成されているプラズ
マディスプレイパネルの駆動方法であって、前記行電極
対の第2行電極とこの第2行電極と背中合わせに位置し
ている隣接する他の行電極対の第1行電極との間に電圧
を印加して、第2放電領域内において、第1放電領域に
対向する部分の誘電体層に壁電荷を形成する、または、
第1放電領域に対向する部分の誘電体層に形成されてい
る壁電荷を消去する荷電粒子を生成するリセット放電を
発生させることを特徴としている。
【0048】この第11の発明によるプラズマディスプ
レイパネルの駆動方法によれば、行電極対の一方の第2
行電極とこの第2行電極と背中合わせに位置している隣
接する他の行電極対の他方の第1行電極との間に電圧が
印加されて、この第2行電極と隣接する他の行電極対の
第1行電極とが放電ギャップを介して対向する部分に対
向する第2放電領域内においてリセット放電が行われ
る。
レイパネルの駆動方法によれば、行電極対の一方の第2
行電極とこの第2行電極と背中合わせに位置している隣
接する他の行電極対の他方の第1行電極との間に電圧が
印加されて、この第2行電極と隣接する他の行電極対の
第1行電極とが放電ギャップを介して対向する部分に対
向する第2放電領域内においてリセット放電が行われ
る。
【0049】このとき、第2放電領域の表示側の面に形
成された光吸収層によって、この第2放電領域内におい
て行われるリセット放電による発光が遮蔽されて、前面
基板の表示側の面に漏れ出るのが防止される。
成された光吸収層によって、この第2放電領域内におい
て行われるリセット放電による発光が遮蔽されて、前面
基板の表示側の面に漏れ出るのが防止される。
【0050】この第2放電領域内において行われたリセ
ット放電によって生成される荷電粒子は、同じ単位発光
領域を構成して第2放電領域と連通されている第1放電
領域内にその連通部を介して導入される。
ット放電によって生成される荷電粒子は、同じ単位発光
領域を構成して第2放電領域と連通されている第1放電
領域内にその連通部を介して導入される。
【0051】そして、このリセット放電によって第2放
電領域から第1放電領域内に導入された荷電粒子によっ
て、第1放電領域に対向する部分の誘電体層に壁電荷が
形成、または、第1放電領域に対向する部分の誘電体層
に形成されている壁電荷が消去されて、プラズマディス
プレイパネルにおける画像形成工程のうちのリセット工
程が行われる。
電領域から第1放電領域内に導入された荷電粒子によっ
て、第1放電領域に対向する部分の誘電体層に壁電荷が
形成、または、第1放電領域に対向する部分の誘電体層
に形成されている壁電荷が消去されて、プラズマディス
プレイパネルにおける画像形成工程のうちのリセット工
程が行われる。
【0052】以上のように、上記第11の発明によれ
ば、リセット放電が、画像形成のための発光が行われる
第1放電領域から分離されるとともにその表示面側が光
吸収層によって覆われた第2放電領域内において行われ
ることにより、画像形成のための発光を直接行わないリ
セット放電によって画像面が明るくなるのを防止するこ
とができるので、プラズマディスプレイパネルの暗コン
トラストの向上を図ることが出来るようになる。
ば、リセット放電が、画像形成のための発光が行われる
第1放電領域から分離されるとともにその表示面側が光
吸収層によって覆われた第2放電領域内において行われ
ることにより、画像形成のための発光を直接行わないリ
セット放電によって画像面が明るくなるのを防止するこ
とができるので、プラズマディスプレイパネルの暗コン
トラストの向上を図ることが出来るようになる。
【0053】第12の発明によるプラズマディスプレイ
パネルの駆動方法は、前記第2の目的を達成するため
に、第11の発明の構成に加えて、前記第2行電極とこ
れに対向する隣接する他の行電極対の第1行電極に対す
る電圧を、第2行電極の奇数行目と偶数番目とで互いに
タイミングをずらして印加し、前記リセット放電を、第
2行電極の奇数行目と偶数番目とで時間的にずらして発
生させることを特徴としている。
パネルの駆動方法は、前記第2の目的を達成するため
に、第11の発明の構成に加えて、前記第2行電極とこ
れに対向する隣接する他の行電極対の第1行電極に対す
る電圧を、第2行電極の奇数行目と偶数番目とで互いに
タイミングをずらして印加し、前記リセット放電を、第
2行電極の奇数行目と偶数番目とで時間的にずらして発
生させることを特徴としている。
【0054】この第12の発明によるプラズマディスプ
レイパネルの駆動方法によれば、第2放電領域内におい
て行われるリセット放電を発生させるための第2行電極
とこれに対向する隣接する他の行電極対の第1行電極に
対する電圧の印加が、第2行電極の奇数行目と偶数番目
とで互いにタイミングをずらして行われることによっ
て、各単位発光領域におけるリセット放電の放電制御を
容易に行うことが出来るようになる。
レイパネルの駆動方法によれば、第2放電領域内におい
て行われるリセット放電を発生させるための第2行電極
とこれに対向する隣接する他の行電極対の第1行電極に
対する電圧の印加が、第2行電極の奇数行目と偶数番目
とで互いにタイミングをずらして行われることによっ
て、各単位発光領域におけるリセット放電の放電制御を
容易に行うことが出来るようになる。
【0055】第13の発明によるプラズマディスプレイ
パネルの駆動方法は、前記第2の目的を達成するため
に、前面基板の背面側に、行方向に延び列方向に並設さ
れてそれぞれ表示ラインを形成する複数の行電極対とこ
の行電極対を被覆する誘電体層が設けられ、背面基板の
前面基板と放電空間を介して対向する側に、列方向に延
び行方向に並設されて行電極対と交差する位置において
それぞれ放電空間に単位発光領域を構成する複数の列電
極が設けられ、単位発光領域が、各行電極対を構成する
第1行電極と第2行電極が互いに対向する部分に対向す
る第1放電領域と、この第1放電領域に並設されて、行
電極対の第2行電極とこの第2行電極と背中合わせに位
置している隣接する他の行電極対の第1行電極とが互い
に対向する部分に対向する第2放電領域とによって構成
され、この単位発光領域の第1放電領域と第2放電領域
が互いに連通され、第2放電領域を挟んで第2行電極が
列電極に対向され、前面基板の背面側の第2放電領域に
対向する部分に光吸収層が形成されているプラズマディ
スプレイパネルの駆動方法であって、前記行電極対の第
2行電極と列電極との間に選択的に電圧を印加して、第
2放電領域内において、第1放電領域に対向する部分の
誘電体層に形成されている壁電荷を消去する、または、
第1放電領域に対向する部分の誘電体層に壁電荷を形成
する荷電粒子を生成するアドレス放電を発生させること
を特徴としている。
パネルの駆動方法は、前記第2の目的を達成するため
に、前面基板の背面側に、行方向に延び列方向に並設さ
れてそれぞれ表示ラインを形成する複数の行電極対とこ
の行電極対を被覆する誘電体層が設けられ、背面基板の
前面基板と放電空間を介して対向する側に、列方向に延
び行方向に並設されて行電極対と交差する位置において
それぞれ放電空間に単位発光領域を構成する複数の列電
極が設けられ、単位発光領域が、各行電極対を構成する
第1行電極と第2行電極が互いに対向する部分に対向す
る第1放電領域と、この第1放電領域に並設されて、行
電極対の第2行電極とこの第2行電極と背中合わせに位
置している隣接する他の行電極対の第1行電極とが互い
に対向する部分に対向する第2放電領域とによって構成
され、この単位発光領域の第1放電領域と第2放電領域
が互いに連通され、第2放電領域を挟んで第2行電極が
列電極に対向され、前面基板の背面側の第2放電領域に
対向する部分に光吸収層が形成されているプラズマディ
スプレイパネルの駆動方法であって、前記行電極対の第
2行電極と列電極との間に選択的に電圧を印加して、第
2放電領域内において、第1放電領域に対向する部分の
誘電体層に形成されている壁電荷を消去する、または、
第1放電領域に対向する部分の誘電体層に壁電荷を形成
する荷電粒子を生成するアドレス放電を発生させること
を特徴としている。
【0056】この第13の発明によるプラズマディスプ
レイパネルの駆動方法によれば、行電極対の一方の第2
行電極とこの第2行電極に第2放電領域を挟んで対向す
る列電極との間に電圧が選択的に印加されて、第2放電
領域内において選択的なアドレス放電が行われる。
レイパネルの駆動方法によれば、行電極対の一方の第2
行電極とこの第2行電極に第2放電領域を挟んで対向す
る列電極との間に電圧が選択的に印加されて、第2放電
領域内において選択的なアドレス放電が行われる。
【0057】このとき、第2放電領域の表示側の面に形
成された光吸収層によって、この第2放電領域内におい
て行われるアドレス放電による発光が遮蔽されて、前面
基板の表示側の面に漏れ出るのが防止される。
成された光吸収層によって、この第2放電領域内におい
て行われるアドレス放電による発光が遮蔽されて、前面
基板の表示側の面に漏れ出るのが防止される。
【0058】この第2放電領域内において行われたアド
レス放電によって生成される荷電粒子は、同じ単位発光
領域を構成して第2放電領域と連通されている第1放電
領域内にその連通部を介して導入される。
レス放電によって生成される荷電粒子は、同じ単位発光
領域を構成して第2放電領域と連通されている第1放電
領域内にその連通部を介して導入される。
【0059】そして、このアドレス放電によって第2放
電領域から第1放電領域内に導入された荷電粒子によっ
て、第1放電領域に対向する部分の誘電体層に形成され
ている壁電荷の選択的な消去、または、第1放電領域に
対向する部分の誘電体層に選択的に壁電荷の形成が行わ
れて、プラズマディスプレイパネルにおける画像形成工
程のうちのアドレス工程が行われる。
電領域から第1放電領域内に導入された荷電粒子によっ
て、第1放電領域に対向する部分の誘電体層に形成され
ている壁電荷の選択的な消去、または、第1放電領域に
対向する部分の誘電体層に選択的に壁電荷の形成が行わ
れて、プラズマディスプレイパネルにおける画像形成工
程のうちのアドレス工程が行われる。
【0060】以上のように、上記第13の発明によれ
ば、アドレス放電が、画像形成のための発光が行われる
第1放電領域から分離されるとともにその表示面側が光
吸収層によって覆われた第2放電領域内において行われ
ることにより、画像形成のための発光を直接行わないア
ドレス放電によって画像面が明るくなるのを防止するこ
とができるので、プラズマディスプレイパネルの暗コン
トラストの向上を図ることが出来るようになる。
ば、アドレス放電が、画像形成のための発光が行われる
第1放電領域から分離されるとともにその表示面側が光
吸収層によって覆われた第2放電領域内において行われ
ることにより、画像形成のための発光を直接行わないア
ドレス放電によって画像面が明るくなるのを防止するこ
とができるので、プラズマディスプレイパネルの暗コン
トラストの向上を図ることが出来るようになる。
【0061】第14の発明によるプラズマディスプレイ
パネルの駆動方法は、前記第2の目的を達成するため
に、第13の発明の構成に加えて、前記第2行電極とこ
れに対向する列電極に対する電圧を、第2行電極の奇数
行目と偶数番目とで互いにタイミングをずらして印加
し、前記アドレス放電を、第2行電極の奇数行目と偶数
番目とで時間的にずらして発生させることを特徴として
いる。
パネルの駆動方法は、前記第2の目的を達成するため
に、第13の発明の構成に加えて、前記第2行電極とこ
れに対向する列電極に対する電圧を、第2行電極の奇数
行目と偶数番目とで互いにタイミングをずらして印加
し、前記アドレス放電を、第2行電極の奇数行目と偶数
番目とで時間的にずらして発生させることを特徴として
いる。
【0062】この第14の発明によるプラズマディスプ
レイパネルの駆動方法によれば、第2放電領域内におい
て行われるアドレス放電を発生させるための第2行電極
とこれに対向する列電極に対する電圧の印加が、第2行
電極の奇数行目と偶数番目とで互いにタイミングをずら
して行われることによって、各単位発光領域におけるア
ドレス放電の放電制御を容易に行うことが出来るように
なる。
レイパネルの駆動方法によれば、第2放電領域内におい
て行われるアドレス放電を発生させるための第2行電極
とこれに対向する列電極に対する電圧の印加が、第2行
電極の奇数行目と偶数番目とで互いにタイミングをずら
して行われることによって、各単位発光領域におけるア
ドレス放電の放電制御を容易に行うことが出来るように
なる。
【0063】第15の発明によるプラズマディスプレイ
パネルの駆動方法は、前記第2の目的を達成するため
に、第13または14の発明の構成に加えて、前記アド
レス放電を発生させる前に、第2行電極とこの第2行電
極と背中合わせに位置している隣接する他の行電極対の
第1行電極との間に電圧を印加して、第2放電領域内に
おいて、プライミング粒子を生成するプライミング放電
を発生させることを特徴としている。
パネルの駆動方法は、前記第2の目的を達成するため
に、第13または14の発明の構成に加えて、前記アド
レス放電を発生させる前に、第2行電極とこの第2行電
極と背中合わせに位置している隣接する他の行電極対の
第1行電極との間に電圧を印加して、第2放電領域内に
おいて、プライミング粒子を生成するプライミング放電
を発生させることを特徴としている。
【0064】この第15の発明によるプラズマディスプ
レイパネルの駆動方法によれば、リセット放電またはそ
のリセット放電後の時間経過による第2放電領域内に残
留するプライミング粒子の減少が、このリセット放電後
アドレス放電前に第2放電領域内において行われるプラ
イミング放電によって生成されるプライミング粒子によ
って補充されることにより、その後に行われるアドレス
放電の安定化とその放電電圧の低下を図ることが出来
る。
レイパネルの駆動方法によれば、リセット放電またはそ
のリセット放電後の時間経過による第2放電領域内に残
留するプライミング粒子の減少が、このリセット放電後
アドレス放電前に第2放電領域内において行われるプラ
イミング放電によって生成されるプライミング粒子によ
って補充されることにより、その後に行われるアドレス
放電の安定化とその放電電圧の低下を図ることが出来
る。
【0065】第16の発明によるプラズマディスプレイ
パネルの駆動方法は、前記第2の目的を達成するため
に、第13の発明の構成に加えて、前記アドレス放電の
後、行電極対の第1行電極と第2行電極との間に電圧を
印加して第1放電領域内において発光のためのサスティ
ン放電を発生させる前に、第2行電極とこの第2行電極
と背中合わせに位置している隣接する他の行電極対の第
1行電極との間に電圧を印加して、第2放電領域内にお
いて、プライミング粒子を生成するプライミング放電を
発生させることを特徴としている。
パネルの駆動方法は、前記第2の目的を達成するため
に、第13の発明の構成に加えて、前記アドレス放電の
後、行電極対の第1行電極と第2行電極との間に電圧を
印加して第1放電領域内において発光のためのサスティ
ン放電を発生させる前に、第2行電極とこの第2行電極
と背中合わせに位置している隣接する他の行電極対の第
1行電極との間に電圧を印加して、第2放電領域内にお
いて、プライミング粒子を生成するプライミング放電を
発生させることを特徴としている。
【0066】この第16の発明によるプラズマディスプ
レイパネルの駆動方法によれば、時間経過に伴って減少
する第1放電領域内のプライミング粒子の残留量が、第
1放電領域内においてサスティン放電が行われる前に、
この第2放電領域内において、第2行電極と隣接する行
電極対の第1行電極間への電圧の印加によるプライミン
グ放電が行われて、このプライミング放電によって第2
放電領域内に生成されたプライミング粒子が第1放電領
域内に導入されて補充されるので、その後に行われるサ
スティン放電の安定化とその放電電圧の低下を図ること
が出来る。
レイパネルの駆動方法によれば、時間経過に伴って減少
する第1放電領域内のプライミング粒子の残留量が、第
1放電領域内においてサスティン放電が行われる前に、
この第2放電領域内において、第2行電極と隣接する行
電極対の第1行電極間への電圧の印加によるプライミン
グ放電が行われて、このプライミング放電によって第2
放電領域内に生成されたプライミング粒子が第1放電領
域内に導入されて補充されるので、その後に行われるサ
スティン放電の安定化とその放電電圧の低下を図ること
が出来る。
【0067】
【発明の実施の形態】以下、この発明の最も好適と思わ
れる実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説
明を行う。
れる実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説
明を行う。
【0068】図1ないし5は、この発明によるプラズマ
ディスプレイパネル(以下、PDPという)の実施形態
の一例を模式的に表す図面であり、図1はこの例におけ
るPDPのセル構造の一部を示す正面図、図2は図1の
V1−V1線における断面図、図3は図1のV2−V2
線における断面図、図4は図1のW1−W1線における
断面図、図5は図1のW2−W2線における断面図であ
る。
ディスプレイパネル(以下、PDPという)の実施形態
の一例を模式的に表す図面であり、図1はこの例におけ
るPDPのセル構造の一部を示す正面図、図2は図1の
V1−V1線における断面図、図3は図1のV2−V2
線における断面図、図4は図1のW1−W1線における
断面図、図5は図1のW2−W2線における断面図であ
る。
【0069】この図1ないし5に示されるPDPは、表
示面である前面ガラス基板10の背面に、複数の行電極
対(X,Y)が、前面ガラス基板10の行方向(図1の
左右方向)に延びるように平行に配列されている。
示面である前面ガラス基板10の背面に、複数の行電極
対(X,Y)が、前面ガラス基板10の行方向(図1の
左右方向)に延びるように平行に配列されている。
【0070】行電極Xは、T字形状に形成されたITO
等の透明導電膜からなる透明電極Xaと、前面ガラス基
板10の行方向に延びて透明電極Xaの幅が小さい基端
部に接続された金属膜からなる黒色のバス電極Xbによ
って構成されている。
等の透明導電膜からなる透明電極Xaと、前面ガラス基
板10の行方向に延びて透明電極Xaの幅が小さい基端
部に接続された金属膜からなる黒色のバス電極Xbによ
って構成されている。
【0071】行電極Yも同様に、T字形状に形成された
ITO等の透明導電膜からなる透明電極Yaと、前面ガ
ラス基板10の行方向に延びて透明電極Yaの幅が小さ
い基端部に接続された金属膜からなる黒色のバス電極Y
bによって構成されている。
ITO等の透明導電膜からなる透明電極Yaと、前面ガ
ラス基板10の行方向に延びて透明電極Yaの幅が小さ
い基端部に接続された金属膜からなる黒色のバス電極Y
bによって構成されている。
【0072】この行電極XとYは、前面ガラス基板10
の列方向(図1の上下方向、および、図2の左右方向)
に交互に配列されており、バス電極XbとYbに沿って
等間隔に並列されたそれぞれの透明電極XaとYaが、
互いに対となる相手の行電極側に延びて、透明電極Xa
とYaの幅が広い先端部Xa1とYa1が、それぞれ所
要の幅の第1放電ギャップg1を介して互いに対向され
ている。
の列方向(図1の上下方向、および、図2の左右方向)
に交互に配列されており、バス電極XbとYbに沿って
等間隔に並列されたそれぞれの透明電極XaとYaが、
互いに対となる相手の行電極側に延びて、透明電極Xa
とYaの幅が広い先端部Xa1とYa1が、それぞれ所
要の幅の第1放電ギャップg1を介して互いに対向され
ている。
【0073】この各行電極対(X,Y)ごとに、行方向
に延びる表示ラインLがそれぞれ構成される。
に延びる表示ラインLがそれぞれ構成される。
【0074】前面ガラス基板10の背面には、行電極対
(X,Y)を被覆するように誘電体層11が形成されて
おり、この誘電体層11の背面側には、行電極Xのバス
電極Xbと対向する位置に、誘電体層11から背面側
(図2ないし5において下方)に向かって突出する第1
嵩上げ誘電体層11Aが、バス電極Xb,Ybに対して
平行方向(行方向)に延びるように形成されている。
(X,Y)を被覆するように誘電体層11が形成されて
おり、この誘電体層11の背面側には、行電極Xのバス
電極Xbと対向する位置に、誘電体層11から背面側
(図2ないし5において下方)に向かって突出する第1
嵩上げ誘電体層11Aが、バス電極Xb,Ybに対して
平行方向(行方向)に延びるように形成されている。
【0075】さらに、誘電体層11の背面側には、行電
極X,Yのバス電極Xb,Ybに沿ってそれぞれ等間隔
に配設されて互いに隣接する透明電極Xa,Yaの中間
位置に対向する部分に、誘電体層11から背面側(図2
ないし5において下方)に向かって突出する第2嵩上げ
誘電体層11Bが、バス電極Xb,Ybに対して直交す
る方向(列方向)に延びるように形成されている。
極X,Yのバス電極Xb,Ybに沿ってそれぞれ等間隔
に配設されて互いに隣接する透明電極Xa,Yaの中間
位置に対向する部分に、誘電体層11から背面側(図2
ないし5において下方)に向かって突出する第2嵩上げ
誘電体層11Bが、バス電極Xb,Ybに対して直交す
る方向(列方向)に延びるように形成されている。
【0076】この第2嵩上げ誘電体層11Bには、図3
に示されるように、それぞれの行電極対(X,Y)にお
けるバス電極XbとYbの間の部分に対向する位置に、
その両端面が第2嵩上げ誘電体層11Bの両側面に開口
する連通溝11Baが形成されている。
に示されるように、それぞれの行電極対(X,Y)にお
けるバス電極XbとYbの間の部分に対向する位置に、
その両端面が第2嵩上げ誘電体層11Bの両側面に開口
する連通溝11Baが形成されている。
【0077】そして、この誘電体層11と第1嵩上げ誘
電体層11A,第2嵩上げ誘電体層11Bの背面側は、
MgOからなる保護層12によって被覆されている。
電体層11A,第2嵩上げ誘電体層11Bの背面側は、
MgOからなる保護層12によって被覆されている。
【0078】この前面ガラス基板10と放電空間を介し
て平行に配置された背面ガラス基板13の表示側の面上
には、複数の列電極Dが、各行電極対(X,Y)の互い
に対となった透明電極XaおよびYaにそれぞれ対向す
る位置においてバス電極Xb,Ybと直交する方向(列
方向)に延びるように、互いに所定の間隔を開けて平行
に配列されている。
て平行に配置された背面ガラス基板13の表示側の面上
には、複数の列電極Dが、各行電極対(X,Y)の互い
に対となった透明電極XaおよびYaにそれぞれ対向す
る位置においてバス電極Xb,Ybと直交する方向(列
方向)に延びるように、互いに所定の間隔を開けて平行
に配列されている。
【0079】この背面ガラス基板13の表示側の面上に
は、さらに、列電極Dを被覆する白色の列電極保護層
(誘電体層)14が形成され、この列電極保護層14上
に、下記に詳述するような形状の隔壁15が形成されて
いる。
は、さらに、列電極Dを被覆する白色の列電極保護層
(誘電体層)14が形成され、この列電極保護層14上
に、下記に詳述するような形状の隔壁15が形成されて
いる。
【0080】すなわち、この隔壁15は、前面ガラス基
板10の表示面側から見て、各行電極Xのバス電極Xb
および第1嵩上げ誘電体層11Aと対向する位置におい
てそれぞれ行方向に延びる第1横壁15Aと、各行電極
Yのバス電極Ybと対向する位置においてそれぞれ行方
向に延びる第2横壁15Bと、行電極X,Yのバス電極
Xb,Ybに沿って等間隔に配置された各透明電極X
a,Yaの間の中間の第2嵩上げ誘電体層11Bと対向
する位置においてそれぞれ列方向に延びる縦壁15Cと
によって、略格子状に形成されている。
板10の表示面側から見て、各行電極Xのバス電極Xb
および第1嵩上げ誘電体層11Aと対向する位置におい
てそれぞれ行方向に延びる第1横壁15Aと、各行電極
Yのバス電極Ybと対向する位置においてそれぞれ行方
向に延びる第2横壁15Bと、行電極X,Yのバス電極
Xb,Ybに沿って等間隔に配置された各透明電極X
a,Yaの間の中間の第2嵩上げ誘電体層11Bと対向
する位置においてそれぞれ列方向に延びる縦壁15Cと
によって、略格子状に形成されている。
【0081】そして、第1横壁15Aおよび縦壁15C
の高さが、第1嵩上げ誘電体層11Aおよび第2嵩上げ
誘電体層11Bの背面側を被覆している保護層12と列
電極Dを被覆している列電極保護層14との間の間隔と
等しくなるように設定され、第2横壁15Bは、その高
さがこの第1横壁15Aおよび縦壁15Cの高さよりも
僅かに小さくなるように設定されていて、第1横壁15
Aと縦壁15Cの表側の面(図2において上側の面)は
第1嵩上げ誘電体層11Aおよび第2嵩上げ誘電体層1
1Bを被覆している保護層12の背面側に当接されてい
るが、第2横壁15Bは誘電体層11を被覆する保護層
12に当接されておらず、その表側の面と誘電体層11
を被覆している保護層12との間に、図2に示されるよ
うに、隙間rがそれぞれ形成されている。
の高さが、第1嵩上げ誘電体層11Aおよび第2嵩上げ
誘電体層11Bの背面側を被覆している保護層12と列
電極Dを被覆している列電極保護層14との間の間隔と
等しくなるように設定され、第2横壁15Bは、その高
さがこの第1横壁15Aおよび縦壁15Cの高さよりも
僅かに小さくなるように設定されていて、第1横壁15
Aと縦壁15Cの表側の面(図2において上側の面)は
第1嵩上げ誘電体層11Aおよび第2嵩上げ誘電体層1
1Bを被覆している保護層12の背面側に当接されてい
るが、第2横壁15Bは誘電体層11を被覆する保護層
12に当接されておらず、その表側の面と誘電体層11
を被覆している保護層12との間に、図2に示されるよ
うに、隙間rがそれぞれ形成されている。
【0082】この隔壁15の第1横壁15Aと第2横壁
15B,縦壁15Cによって、前面ガラス基板10と背
面ガラス基板13の間の放電空間が、それぞれ互いに対
向されて対になっている透明電極XaとYaに対向する
領域ごとに区画されて表示放電セルC1が形成され、さ
らに、第1横壁15Aと第2横壁15Bに挟まれて隣接
する行電極対(X,Y)の背中合わせに位置するバス電
極XbとYbの間の部分に対向する放電空間が、縦壁1
5Cによって区画されることによって、それぞれ、表示
放電セルC1と列方向において互い違いに配置されるリ
セット・アンド・アドレス放電セルC2が形成されてい
る。
15B,縦壁15Cによって、前面ガラス基板10と背
面ガラス基板13の間の放電空間が、それぞれ互いに対
向されて対になっている透明電極XaとYaに対向する
領域ごとに区画されて表示放電セルC1が形成され、さ
らに、第1横壁15Aと第2横壁15Bに挟まれて隣接
する行電極対(X,Y)の背中合わせに位置するバス電
極XbとYbの間の部分に対向する放電空間が、縦壁1
5Cによって区画されることによって、それぞれ、表示
放電セルC1と列方向において互い違いに配置されるリ
セット・アンド・アドレス放電セルC2が形成されてい
る。
【0083】そして、列方向において第2横壁15Bを
挟んで隣接するそれぞれの表示放電セルC1とリセット
・アンド・アドレス放電セルC2とは、第2横壁15B
の表側の面と嵩上げ誘電体層11Aを被覆する保護層1
2との間に形成された隙間rを介して互いに連通されて
おり(図2参照)、これによって、第2横壁15Bを挟
んで列方向に隣接する表示放電セルC1とリセット・ア
ンド・アドレス放電セルC2とが、互いに対になってい
る。
挟んで隣接するそれぞれの表示放電セルC1とリセット
・アンド・アドレス放電セルC2とは、第2横壁15B
の表側の面と嵩上げ誘電体層11Aを被覆する保護層1
2との間に形成された隙間rを介して互いに連通されて
おり(図2参照)、これによって、第2横壁15Bを挟
んで列方向に隣接する表示放電セルC1とリセット・ア
ンド・アドレス放電セルC2とが、互いに対になってい
る。
【0084】また、行方向に隣接する表示放電セルC1
の間は、第2嵩上げ誘電体層11Bに形成された連通溝
11Baを介して連通されている(図4参照)。
の間は、第2嵩上げ誘電体層11Bに形成された連通溝
11Baを介して連通されている(図4参照)。
【0085】行電極X,Yの透明電極Xa,Yaは、そ
れぞれ、その後端部Xa2,Ya2がバス電極Xb,Y
bとの接続部からリセット・アンド・アドレス放電セル
C2に対向する部分まで延びており、この透明電極X
a,Yaのリセット・アンド・アドレス放電セルC2上
に延びている後端部Xa2,Ya2は、それぞれ、バス
電極Xb,Ybとの接続部分よりも行方向に幅広に形成
されている。
れぞれ、その後端部Xa2,Ya2がバス電極Xb,Y
bとの接続部からリセット・アンド・アドレス放電セル
C2に対向する部分まで延びており、この透明電極X
a,Yaのリセット・アンド・アドレス放電セルC2上
に延びている後端部Xa2,Ya2は、それぞれ、バス
電極Xb,Ybとの接続部分よりも行方向に幅広に形成
されている。
【0086】また、行電極Xの後端部Xa2は、その列
方向の幅が、行電極Yの後端部Ya2の列方向の幅より
も大きくなるように形成されている。
方向の幅が、行電極Yの後端部Ya2の列方向の幅より
も大きくなるように形成されている。
【0087】そして、列方向において互いに隣接する行
電極対(X,Y)の互いに背中合わせに位置する行電極
X,Yの透明電極Xa,Yaの後端部Xa2とYa2
が、リセット・アンド・アドレス放電セルC2に対向す
る部分において、互いに第2放電ギャップg2を介して
互いに対向されている。
電極対(X,Y)の互いに背中合わせに位置する行電極
X,Yの透明電極Xa,Yaの後端部Xa2とYa2
が、リセット・アンド・アドレス放電セルC2に対向す
る部分において、互いに第2放電ギャップg2を介して
互いに対向されている。
【0088】各表示放電セルC1の放電空間に面する隔
壁15の第1横壁15Aおよび第2横壁15B,縦壁1
5Cの各側面と列電極保護層14の表面には、これらの
五つの面を全て覆うように蛍光体層16が形成されてお
り、この蛍光体層16の色は、各表示放電セルC1毎に
赤(R),緑(G),青(B)の色が行方向に順に並ぶ
ように配置されている。
壁15の第1横壁15Aおよび第2横壁15B,縦壁1
5Cの各側面と列電極保護層14の表面には、これらの
五つの面を全て覆うように蛍光体層16が形成されてお
り、この蛍光体層16の色は、各表示放電セルC1毎に
赤(R),緑(G),青(B)の色が行方向に順に並ぶ
ように配置されている。
【0089】背面ガラス基板13の各リセット・アンド
・アドレス放電セルC2に対向する面上には、第2横壁
15Bよりも高さが低く背面ガラス基板13の表示側の
面からアドレス放電セルC2内に突出する突起リブ17
が、それぞれ方形の島状に形成されている。
・アドレス放電セルC2に対向する面上には、第2横壁
15Bよりも高さが低く背面ガラス基板13の表示側の
面からアドレス放電セルC2内に突出する突起リブ17
が、それぞれ方形の島状に形成されている。
【0090】この突起リブ17は、透明電極Xa,Ya
の後端部Xa2とYa2の間の放電ギャップg2に対向
する位置に形成され、行電極Xの後端部Xa2の列方向
の幅が行電極Yの後端部Ya2の列方向の幅よりも大き
くなるように形成されていることによって、図2に示さ
れるように、リセット・アンド・アドレス放電セルC2
の中央位置よりも第2横壁15B側の位置に位置されて
いる。
の後端部Xa2とYa2の間の放電ギャップg2に対向
する位置に形成され、行電極Xの後端部Xa2の列方向
の幅が行電極Yの後端部Ya2の列方向の幅よりも大き
くなるように形成されていることによって、図2に示さ
れるように、リセット・アンド・アドレス放電セルC2
の中央位置よりも第2横壁15B側の位置に位置されて
いる。
【0091】この突起リブ17によって、各リセット・
アンド・アドレス放電セルC2に対向する部分の列電極
Dとこの列電極Dを被覆している列電極保護層14が背
面ガラス基板13から持ち上げられることによって、リ
セット・アンド・アドレス放電セルC2内にそれぞれ突
出されて、表示放電セルC1に対向している部分の列電
極Dと透明電極Xa,Yaとの間隔s1よりも、リセッ
ト・アンド・アドレス放電セルC2に対向している透明
電極Xa,Yaの後端部Xa2,Ya2との間隔s2の
ほうが小さくなっている。
アンド・アドレス放電セルC2に対向する部分の列電極
Dとこの列電極Dを被覆している列電極保護層14が背
面ガラス基板13から持ち上げられることによって、リ
セット・アンド・アドレス放電セルC2内にそれぞれ突
出されて、表示放電セルC1に対向している部分の列電
極Dと透明電極Xa,Yaとの間隔s1よりも、リセッ
ト・アンド・アドレス放電セルC2に対向している透明
電極Xa,Yaの後端部Xa2,Ya2との間隔s2の
ほうが小さくなっている。
【0092】この突起リブ17は、列電極保護層14と
同一の誘電材料によって形成するようにしても良く、ま
たは、背面ガラス基板13上にサンドプラストやウェッ
トエッチングなどの方法によって凹凸を形成することに
より構成してもよい。
同一の誘電材料によって形成するようにしても良く、ま
たは、背面ガラス基板13上にサンドプラストやウェッ
トエッチングなどの方法によって凹凸を形成することに
より構成してもよい。
【0093】前面ガラス基板10の背面側には、リセッ
ト・アンド・アドレス放電セルC2と対向する部分の誘
電体層11,透明電極Xa,Yaの後端部Xa2,Ya
2,バス電極Xb,Ybとの間に、黒または暗褐色の光
吸収層18が行方向に沿って帯状に形成されており、こ
の光吸収層18によって前面ガラス基板10の表示面側
から見てリセット・アンド・アドレス放電セルC2の全
面がカバーされている。
ト・アンド・アドレス放電セルC2と対向する部分の誘
電体層11,透明電極Xa,Yaの後端部Xa2,Ya
2,バス電極Xb,Ybとの間に、黒または暗褐色の光
吸収層18が行方向に沿って帯状に形成されており、こ
の光吸収層18によって前面ガラス基板10の表示面側
から見てリセット・アンド・アドレス放電セルC2の全
面がカバーされている。
【0094】各表示放電セルC1およびリセット・アン
ド・アドレス放電セルC2内には、放電ガスが封入され
ている。
ド・アドレス放電セルC2内には、放電ガスが封入され
ている。
【0095】図6は、このPDPの駆動回路を示す回路
構成図である。この図6において、行電極Xのうちパネ
ル面の上方から奇数番目の行電極Xに奇数X電極ドライ
バXDoが接続され、偶数番目の行電極Xに偶数X電極
ドライバXDeが接続されており、さらに、行電極Yの
うちパネル面の上方から奇数番目の行電極Yに奇数Y電
極ドライバYDoが接続され、偶数番目の行電極Yに偶
数Y電極ドライバYDeが接続されている。そして、列
電極Dには、アドレス・ドライバADが接続されてい
る。
構成図である。この図6において、行電極Xのうちパネ
ル面の上方から奇数番目の行電極Xに奇数X電極ドライ
バXDoが接続され、偶数番目の行電極Xに偶数X電極
ドライバXDeが接続されており、さらに、行電極Yの
うちパネル面の上方から奇数番目の行電極Yに奇数Y電
極ドライバYDoが接続され、偶数番目の行電極Yに偶
数Y電極ドライバYDeが接続されている。そして、列
電極Dには、アドレス・ドライバADが接続されてい
る。
【0096】次に、図7に示されるパルス出力タイミン
グチャートに基づいて、上記PDPの駆動方法について
説明を行う。
グチャートに基づいて、上記PDPの駆動方法について
説明を行う。
【0097】この図7は、サブフイールド法において1
フィールドの表示期間がN個のサブフィールドに分割さ
れた際の、一つのサブフィールドのパルス出力タイミン
グチャートを示している。
フィールドの表示期間がN個のサブフィールドに分割さ
れた際の、一つのサブフィールドのパルス出力タイミン
グチャートを示している。
【0098】このサブフイールドSFは、その放電期間
が、奇数番目の行電極Yにおける奇数ライン放電期間D
oddと偶数番目の行電極Yに対する偶数ライン放電期
間Deven,一斉プライミング放電期間P,一斉サス
ティン放電期間Iから構成されている。
が、奇数番目の行電極Yにおける奇数ライン放電期間D
oddと偶数番目の行電極Yに対する偶数ライン放電期
間Deven,一斉プライミング放電期間P,一斉サス
ティン放電期間Iから構成されている。
【0099】そして、奇数ライン放電期間Doddは、
奇数ライン・リセット期間Roddと奇数ライン・プラ
イミング期間Podd,奇数ライン・アドレス期間Wo
ddから構成され、偶数ライン放電期間Devenは、
偶数ライン・リセット期間Revenと偶数ライン・プ
ライミング期間Peven,偶数ライン・アドレス期間
Wevenから構成されている。
奇数ライン・リセット期間Roddと奇数ライン・プラ
イミング期間Podd,奇数ライン・アドレス期間Wo
ddから構成され、偶数ライン放電期間Devenは、
偶数ライン・リセット期間Revenと偶数ライン・プ
ライミング期間Peven,偶数ライン・アドレス期間
Wevenから構成されている。
【0100】このサブフイールドSFにおける放電が開
始されると、先ず、奇数ライン放電期間Doddの奇数
ライン・リセット期間Roddにおいて、奇数Y電極ド
ライバYDo(図6参照)によって奇数列の各行電極Y
oddにリセット・パルスRPyが一斉に印加されると
ともに、偶数X電極ドライバXDe(図6参照)によっ
て偶数列の各行電極XevenにリセットパルスRPx
が一斉に印加される。
始されると、先ず、奇数ライン放電期間Doddの奇数
ライン・リセット期間Roddにおいて、奇数Y電極ド
ライバYDo(図6参照)によって奇数列の各行電極Y
oddにリセット・パルスRPyが一斉に印加されると
ともに、偶数X電極ドライバXDe(図6参照)によっ
て偶数列の各行電極XevenにリセットパルスRPx
が一斉に印加される。
【0101】これによって、列方向において互いに隣接
する行電極対(X,Y)の互いに背中合わせに位置して
いる行電極XとYのうち、奇数列の行電極Yと偶数列の
行電極Xとの間でリセット放電が発生される。
する行電極対(X,Y)の互いに背中合わせに位置して
いる行電極XとYのうち、奇数列の行電極Yと偶数列の
行電極Xとの間でリセット放電が発生される。
【0102】このリセット放電は、図1および2におい
て、奇数列の行電極Yの後端部Ya2とこれに対向する
偶数列の行電極Xの後端部Xa2との間において行わ
れ、これによって、この奇数列の行電極Yの後端部Ya
2と偶数列の行電極Xの後端部Xa2に対向するリセッ
ト・アンド・アドレス放電セルC2内に荷電粒子が生成
される。
て、奇数列の行電極Yの後端部Ya2とこれに対向する
偶数列の行電極Xの後端部Xa2との間において行わ
れ、これによって、この奇数列の行電極Yの後端部Ya
2と偶数列の行電極Xの後端部Xa2に対向するリセッ
ト・アンド・アドレス放電セルC2内に荷電粒子が生成
される。
【0103】そして、このリセット・アンド・アドレス
放電セルC2内に発生した荷電粒子が、第2横壁15B
と保護層12との間の隙間rを通って、隣接する表示放
電セルC1内に導入され、これによって、奇数列に配列
された各表示放電セルC1に対向する誘電体層11に壁
電荷が形成される。
放電セルC2内に発生した荷電粒子が、第2横壁15B
と保護層12との間の隙間rを通って、隣接する表示放
電セルC1内に導入され、これによって、奇数列に配列
された各表示放電セルC1に対向する誘電体層11に壁
電荷が形成される。
【0104】次いで、奇数ライン・プライミング期間P
oddにおいて、奇数列の行電極Yと偶数列の行電極X
にそれぞれ交互にプライミング・パルスPPyとPPx
が印加されることにより、リセット・アンド・アドレス
放電セルC2内において奇数列の行電極Yの後端部Ya
2と偶数列の行電極Xの後端部Xa2との間にプライミ
ング放電が行われて、リセット・アンド・アドレス放電
セルC2内にプライミング粒子(種火)が生成される。
oddにおいて、奇数列の行電極Yと偶数列の行電極X
にそれぞれ交互にプライミング・パルスPPyとPPx
が印加されることにより、リセット・アンド・アドレス
放電セルC2内において奇数列の行電極Yの後端部Ya
2と偶数列の行電極Xの後端部Xa2との間にプライミ
ング放電が行われて、リセット・アンド・アドレス放電
セルC2内にプライミング粒子(種火)が生成される。
【0105】この奇数ライン・プライミング期間Pod
dの後、奇数ライン・アドレス期間Woddにおいて、
順次、奇数列の行電極Yoddに走査パルスSPが印加
されるとともに、列電極Dに、アドレス・ドライバAD
によって各表示ライン毎に画像の表示データに対応した
表示データパルスDPmが印加されて、アドレス放電
(選択消去放電)が行われる。
dの後、奇数ライン・アドレス期間Woddにおいて、
順次、奇数列の行電極Yoddに走査パルスSPが印加
されるとともに、列電極Dに、アドレス・ドライバAD
によって各表示ライン毎に画像の表示データに対応した
表示データパルスDPmが印加されて、アドレス放電
(選択消去放電)が行われる。
【0106】そして、このアドレス放電によってリセッ
ト・アンド・アドレス放電セルC2内に生成された荷電
粒子が、第2横壁15Bと保護層12との間の隙間rを
通って隣接する表示放電セルC1内に導入され、これに
よって、表示放電セルC1に対向する誘電体層11に形
成されている壁電荷が選択的に消去されることにより、
パネル面の奇数の表示ラインL上に、画像の表示データ
に対応して、発光セル(誘電体層11に壁電荷が形成さ
れている表示放電セルC1)と非発光セル(誘電体層1
1の壁電荷が消去された表示放電セルC1)とが分布さ
れる。
ト・アンド・アドレス放電セルC2内に生成された荷電
粒子が、第2横壁15Bと保護層12との間の隙間rを
通って隣接する表示放電セルC1内に導入され、これに
よって、表示放電セルC1に対向する誘電体層11に形
成されている壁電荷が選択的に消去されることにより、
パネル面の奇数の表示ラインL上に、画像の表示データ
に対応して、発光セル(誘電体層11に壁電荷が形成さ
れている表示放電セルC1)と非発光セル(誘電体層1
1の壁電荷が消去された表示放電セルC1)とが分布さ
れる。
【0107】なお、この奇数ライン・アドレス期間Wo
ddにおいてアドレス放電が行われる際に、その直前の
奇数ライン・プライミング期間Poddにおいて行われ
たプライミング放電によって、リセット・アンド・アド
レス放電セルC2内にプライミング粒子(種火)が生成
されていることによって、奇数ライン・アドレス期間W
oddにおけるアドレス放電の安定度が向上されるとと
もに、そのスキャンレートが高速化される。
ddにおいてアドレス放電が行われる際に、その直前の
奇数ライン・プライミング期間Poddにおいて行われ
たプライミング放電によって、リセット・アンド・アド
レス放電セルC2内にプライミング粒子(種火)が生成
されていることによって、奇数ライン・アドレス期間W
oddにおけるアドレス放電の安定度が向上されるとと
もに、そのスキャンレートが高速化される。
【0108】この奇数ライン放電期間Doddの後、偶
数ライン放電期間Devenにおいても、同様に、リセ
ット放電およびプライミング放電,アドレス放電が行わ
れる。
数ライン放電期間Devenにおいても、同様に、リセ
ット放電およびプライミング放電,アドレス放電が行わ
れる。
【0109】すなわち、偶数ライン・リセット期間Re
venにおいて、偶数Y電極ドライバYDe(図6参
照)によって偶数列の各行電極Yevenにリセット・
パルスRPyが一斉に印加されるとともに、奇数X電極
ドライバXDo(図6参照)によって奇数列の各行電極
XoddにリセットパルスRPxが一斉に印加される。
venにおいて、偶数Y電極ドライバYDe(図6参
照)によって偶数列の各行電極Yevenにリセット・
パルスRPyが一斉に印加されるとともに、奇数X電極
ドライバXDo(図6参照)によって奇数列の各行電極
XoddにリセットパルスRPxが一斉に印加される。
【0110】これによって、列方向において互いに隣接
する行電極対(X,Y)の互いに背中合わせに位置して
いる行電極XとYのうち、偶数列の行電極Yと奇数列の
行電極Xとの間でリセット放電が発生される。
する行電極対(X,Y)の互いに背中合わせに位置して
いる行電極XとYのうち、偶数列の行電極Yと奇数列の
行電極Xとの間でリセット放電が発生される。
【0111】このリセット放電は、偶数列の行電極Yの
後端部Ya2とこれに対向する奇数列の行電極Xの後端
部Xa2との間において行われ、これによって、この偶
数列の行電極Yの後端部Ya2と奇数列の行電極Xの後
端部Xa2に対向するリセット・アンド・アドレス放電
セルC2内に荷電粒子が生成される。
後端部Ya2とこれに対向する奇数列の行電極Xの後端
部Xa2との間において行われ、これによって、この偶
数列の行電極Yの後端部Ya2と奇数列の行電極Xの後
端部Xa2に対向するリセット・アンド・アドレス放電
セルC2内に荷電粒子が生成される。
【0112】そして、このリセット・アンド・アドレス
放電セルC2内に発生した荷電粒子が、第2横壁15B
と保護層12との間の隙間rを通って、隣接する表示放
電セルC1内に導入され、これによって、偶数列に配列
された各表示放電セルC1に対向する誘電体層11に壁
電荷が形成される。
放電セルC2内に発生した荷電粒子が、第2横壁15B
と保護層12との間の隙間rを通って、隣接する表示放
電セルC1内に導入され、これによって、偶数列に配列
された各表示放電セルC1に対向する誘電体層11に壁
電荷が形成される。
【0113】次いで、偶数ライン・プライミング期間P
evenにおいて、偶数列の行電極Yと奇数列の行電極
Xにそれぞれ交互にプライミング・パルスPPyとPP
xが印加されることにより、リセット・アンド・アドレ
ス放電セルC2内において偶数列の行電極Yの後端部Y
a2と奇数列の行電極Xの後端部Xa2との間にプライ
ミング放電が行われて、リセット・アンド・アドレス放
電セルC2内にプライミング粒子(種火)が生成され
る。
evenにおいて、偶数列の行電極Yと奇数列の行電極
Xにそれぞれ交互にプライミング・パルスPPyとPP
xが印加されることにより、リセット・アンド・アドレ
ス放電セルC2内において偶数列の行電極Yの後端部Y
a2と奇数列の行電極Xの後端部Xa2との間にプライ
ミング放電が行われて、リセット・アンド・アドレス放
電セルC2内にプライミング粒子(種火)が生成され
る。
【0114】この偶数ライン・プライミング期間Pev
enの後、偶数ライン・アドレス期間Wevenにおい
て、順次、偶数列の行電極Yevenに走査パルスSP
が印加されるとともに、列電極Dに、アドレス・ドライ
バADによって各表示ライン毎に画像の表示データに対
応した表示データパルスDPnが印加されて、アドレス
放電(選択消去放電)が行われる。
enの後、偶数ライン・アドレス期間Wevenにおい
て、順次、偶数列の行電極Yevenに走査パルスSP
が印加されるとともに、列電極Dに、アドレス・ドライ
バADによって各表示ライン毎に画像の表示データに対
応した表示データパルスDPnが印加されて、アドレス
放電(選択消去放電)が行われる。
【0115】そして、このアドレス放電によってリセッ
ト・アンド・アドレス放電セルC2内に生成された荷電
粒子が、第2横壁15Bと保護層12との間の隙間rを
通って隣接する表示放電セルC1内に導入され、これに
よって、表示放電セルC1に対向する誘電体層11に形
成されている壁電荷が選択的に消去されることにより、
パネル面の偶数の表示ラインL上に、表示する画像デー
タに対応して、発光セル(誘電体層11に壁電荷が形成
されている表示放電セルC1)と非発光セル(誘電体層
11の壁電荷が消去された表示放電セルC1)とが分布
される。
ト・アンド・アドレス放電セルC2内に生成された荷電
粒子が、第2横壁15Bと保護層12との間の隙間rを
通って隣接する表示放電セルC1内に導入され、これに
よって、表示放電セルC1に対向する誘電体層11に形
成されている壁電荷が選択的に消去されることにより、
パネル面の偶数の表示ラインL上に、表示する画像デー
タに対応して、発光セル(誘電体層11に壁電荷が形成
されている表示放電セルC1)と非発光セル(誘電体層
11の壁電荷が消去された表示放電セルC1)とが分布
される。
【0116】なお、奇数ライン放電期間Doddにおけ
る場合と同様に、偶数ライン・アドレス期間Weven
においてアドレス放電が行われる際に、その直前の偶数
ライン・プライミング期間Pevenにおいて行われた
プライミング放電によって、リセット・アンド・アドレ
ス放電セルC2内にプライミング粒子(種火)が生成さ
れていることによって、偶数ライン・アドレス期間We
venにおけるアドレス放電の安定度が向上されるとと
もに、そのスキャンレートが高速化される。
る場合と同様に、偶数ライン・アドレス期間Weven
においてアドレス放電が行われる際に、その直前の偶数
ライン・プライミング期間Pevenにおいて行われた
プライミング放電によって、リセット・アンド・アドレ
ス放電セルC2内にプライミング粒子(種火)が生成さ
れていることによって、偶数ライン・アドレス期間We
venにおけるアドレス放電の安定度が向上されるとと
もに、そのスキャンレートが高速化される。
【0117】このPDPにおいては、上記リセット放電
およびプライミング放電,アドレス放電が行われる際
に、これらの放電が行われるリセット・アンド・アドレ
ス放電セルC2の表示面側が、光吸収層18によって覆
われていることによって、リセット・アンド・アドレス
放電セルC2内における放電の光が完全に遮光されて、
前面ガラス基板10の表示面側に漏れ出るのが防止され
るので、黒表示の際のパネル面の輝度レベルがほとんど
零になる。
およびプライミング放電,アドレス放電が行われる際
に、これらの放電が行われるリセット・アンド・アドレ
ス放電セルC2の表示面側が、光吸収層18によって覆
われていることによって、リセット・アンド・アドレス
放電セルC2内における放電の光が完全に遮光されて、
前面ガラス基板10の表示面側に漏れ出るのが防止され
るので、黒表示の際のパネル面の輝度レベルがほとんど
零になる。
【0118】なお、上記において、列方向において第1
横壁15Aを挟んで隣接する表示放電セルC1および行
方向において隣接する他のリセット・アンド・アドレス
放電セルC2のそれぞれの間が、第1横壁15Aと第1
嵩上げ誘電体層11Aおよび縦壁15Cと第2嵩上げ誘
電体層11Bによって閉じられていることによって、リ
セット・アンド・アドレス放電セルC2内において発生
されるリセット放電およびアドレス放電によって生成さ
れる荷電粒子が、第2横壁15Bを挟んで隣接する表示
放電セルC1以外に流れ出ることはない。
横壁15Aを挟んで隣接する表示放電セルC1および行
方向において隣接する他のリセット・アンド・アドレス
放電セルC2のそれぞれの間が、第1横壁15Aと第1
嵩上げ誘電体層11Aおよび縦壁15Cと第2嵩上げ誘
電体層11Bによって閉じられていることによって、リ
セット・アンド・アドレス放電セルC2内において発生
されるリセット放電およびアドレス放電によって生成さ
れる荷電粒子が、第2横壁15Bを挟んで隣接する表示
放電セルC1以外に流れ出ることはない。
【0119】さらに、アドレス放電の際に、突起リブ1
7によって、列電極Dと行電極Yの後端部Ya2との間
隔s2が小さくなるように構成されていることによっ
て、このアドレス放電の開始電圧が小さくなり、また、
行電極Xの後端部Xa2の列方向の幅が行電極Yの後端
部Ya2の列方向の幅よりも大きくなるように形成され
て、アドレス放電がリセット・アンド・アドレス放電セ
ルC2の中央位置よりも第2横壁15B側の位置に行わ
れることによって、このアドレス放電によって生成され
た荷電粒子が隙間rを介して隣接する表示放電セルC1
内に容易に導入される。
7によって、列電極Dと行電極Yの後端部Ya2との間
隔s2が小さくなるように構成されていることによっ
て、このアドレス放電の開始電圧が小さくなり、また、
行電極Xの後端部Xa2の列方向の幅が行電極Yの後端
部Ya2の列方向の幅よりも大きくなるように形成され
て、アドレス放電がリセット・アンド・アドレス放電セ
ルC2の中央位置よりも第2横壁15B側の位置に行わ
れることによって、このアドレス放電によって生成され
た荷電粒子が隙間rを介して隣接する表示放電セルC1
内に容易に導入される。
【0120】以上のようにして、奇数および偶数の表示
ラインLに画像の表示データに対応した発光セルと非発
光セルの分布が完了すると、次に、一斉プライミング放
電期間Pにおいて、奇数列の行電極Yoddと偶数列の
行電極Xodd、および、偶数列の行電極Yevenと
奇数列の行電極Xoddに、それぞれ所要のタイミング
でプライミング・パルスPPyとPPxが印加されて、
各リセット・アンド・アドレス放電セルC2内において
プライミング放電が行われ、このリセット・アンド・ア
ドレス放電セルC2にプライミング粒子(種火)が生成
される。
ラインLに画像の表示データに対応した発光セルと非発
光セルの分布が完了すると、次に、一斉プライミング放
電期間Pにおいて、奇数列の行電極Yoddと偶数列の
行電極Xodd、および、偶数列の行電極Yevenと
奇数列の行電極Xoddに、それぞれ所要のタイミング
でプライミング・パルスPPyとPPxが印加されて、
各リセット・アンド・アドレス放電セルC2内において
プライミング放電が行われ、このリセット・アンド・ア
ドレス放電セルC2にプライミング粒子(種火)が生成
される。
【0121】このプライミング粒子は、第2横壁15B
を介して隣接している表示放電セルC1内に、この第2
横壁15Bと保護層12との間の隙間rを通って導入さ
れる。
を介して隣接している表示放電セルC1内に、この第2
横壁15Bと保護層12との間の隙間rを通って導入さ
れる。
【0122】そして、この一斉プライミング放電期間P
の後、一斉サスティン放電期間Iにおいて、各行電極対
(X,Y)の互いに対をなす行電極XとY間に維持パル
スIPx,IPyが、サブフィールドの重み付けに対応
した数だけ印加される。
の後、一斉サスティン放電期間Iにおいて、各行電極対
(X,Y)の互いに対をなす行電極XとY間に維持パル
スIPx,IPyが、サブフィールドの重み付けに対応
した数だけ印加される。
【0123】これによって、誘電体層11に壁電荷が形
成されている発光セルにおいて、サスティン・パルスI
Px,IPyが印加される毎にその印加の数に対応して
サスティン放電を繰り返し、このサスティン放電によっ
て発生される紫外線によって、表示放電セルC1に面し
ている赤(R),緑(G),青(B)の各蛍光体層16
がそれぞれ励起されて発光することにより、表示画像が
形成される。
成されている発光セルにおいて、サスティン・パルスI
Px,IPyが印加される毎にその印加の数に対応して
サスティン放電を繰り返し、このサスティン放電によっ
て発生される紫外線によって、表示放電セルC1に面し
ている赤(R),緑(G),青(B)の各蛍光体層16
がそれぞれ励起されて発光することにより、表示画像が
形成される。
【0124】なお、この一斉サスティン放電期間Iの直
前の一斉プライミング放電期間Pにおいて行われる一斉
のプライミング放電によって、リセット・アンド・アド
レス放電セルC2内に発生されたプライミング粒子(種
火)が表示放電セルC1内に導入されていることによっ
て、一斉サスティン放電期間Iにおけるサスティン放電
の安定度が向上される。
前の一斉プライミング放電期間Pにおいて行われる一斉
のプライミング放電によって、リセット・アンド・アド
レス放電セルC2内に発生されたプライミング粒子(種
火)が表示放電セルC1内に導入されていることによっ
て、一斉サスティン放電期間Iにおけるサスティン放電
の安定度が向上される。
【0125】また、一斉サスティン放電期間Iにおい
て、第2嵩上げ誘電体層11Bに形成された連通溝11
Baによって、表示放電セルC1内において行われるサ
スティン放電によって発生するプライミング粒子(火
種)がこの連通溝11Baを介して行方向に隣接してい
る他の表示放電セルC1内に導入されることによる、所
謂、プライミング効果が確保される。
て、第2嵩上げ誘電体層11Bに形成された連通溝11
Baによって、表示放電セルC1内において行われるサ
スティン放電によって発生するプライミング粒子(火
種)がこの連通溝11Baを介して行方向に隣接してい
る他の表示放電セルC1内に導入されることによる、所
謂、プライミング効果が確保される。
【0126】上記のようなサブフィールド法によるPD
Pの駆動においては、さらに、クリア駆動法を適用する
ことが出来る。
Pの駆動においては、さらに、クリア駆動法を適用する
ことが出来る。
【0127】このクリア駆動法とは、1フィールドの分
割された複数(ここではN個)のサブフイールドのう
ち、先頭のサブフイールドのみにおいてリセット放電を
行い、次いで、画像の表示データに対応してアドレス放
電を行った後、選択消去アドレス法(アドレス放電によ
って壁電荷を消去することにより画像データの書き込み
を行う方法)においては先頭のサブフイールドから順
に、また、選択書込みアドレス法(アドレス放電によっ
て壁電荷を形成することにより画像データの書き込みを
行う方法)においては最後尾のサブフイールドから順に
サスティン放電を行って放電セルを発光(点灯)させて
ゆくことにより、N+1階調の画像表示を行うPDPの
駆動方法をいう。
割された複数(ここではN個)のサブフイールドのう
ち、先頭のサブフイールドのみにおいてリセット放電を
行い、次いで、画像の表示データに対応してアドレス放
電を行った後、選択消去アドレス法(アドレス放電によ
って壁電荷を消去することにより画像データの書き込み
を行う方法)においては先頭のサブフイールドから順
に、また、選択書込みアドレス法(アドレス放電によっ
て壁電荷を形成することにより画像データの書き込みを
行う方法)においては最後尾のサブフイールドから順に
サスティン放電を行って放電セルを発光(点灯)させて
ゆくことにより、N+1階調の画像表示を行うPDPの
駆動方法をいう。
【0128】図8は、上記例のPDPのサブフィールド
法によるPDPの駆動に、クリア駆動法を適用した場合
の発光駆動フォーマットを示した図であり、図9は、こ
の図8の駆動法における発光パターンを示す図である。
法によるPDPの駆動に、クリア駆動法を適用した場合
の発光駆動フォーマットを示した図であり、図9は、こ
の図8の駆動法における発光パターンを示す図である。
【0129】この図8と9は、選択消去アドレス法にお
ける発光駆動フォーマットと発光パターンを示してい
て、図8において、先頭のサブフイールドSF1のみに
奇数ライン・リセット期間Roddと偶数ライン・リセ
ット期間Revenが設定される。
ける発光駆動フォーマットと発光パターンを示してい
て、図8において、先頭のサブフイールドSF1のみに
奇数ライン・リセット期間Roddと偶数ライン・リセ
ット期間Revenが設定される。
【0130】サブフイールドSF2には、奇数ライン・
プライミング期間Poddと偶数ライン・プライミング
期間Pevenが設定されている。
プライミング期間Poddと偶数ライン・プライミング
期間Pevenが設定されている。
【0131】そして、一斉サスティン放電期間Iにおけ
るサスティン放電は、それぞれのサブフイールドにおい
て、奇数ライン・アドレス期間Woddおよび偶数ライ
ン・アドレス期間Wevenにおけるアドレス放電(選
択消去放電)の後、先頭のサブフイールドSF1から順
に行われる。
るサスティン放電は、それぞれのサブフイールドにおい
て、奇数ライン・アドレス期間Woddおよび偶数ライ
ン・アドレス期間Wevenにおけるアドレス放電(選
択消去放電)の後、先頭のサブフイールドSF1から順
に行われる。
【0132】この奇数ライン・アドレス期間Woddお
よび偶数ライン・アドレス期間Wevenにおけるアド
レス放電は、画像データに対応するサブフイールドSF
において行われて、このアドレス放電が行われたリセッ
ト・アンド・アドレス放電セルC2と隣接する表示放電
セルC1(図1および2参照)の壁電荷が消去(消灯)
される。
よび偶数ライン・アドレス期間Wevenにおけるアド
レス放電は、画像データに対応するサブフイールドSF
において行われて、このアドレス放電が行われたリセッ
ト・アンド・アドレス放電セルC2と隣接する表示放電
セルC1(図1および2参照)の壁電荷が消去(消灯)
される。
【0133】このアドレス放電が行われるサブフイール
ドが、図9において黒丸によって示されている。
ドが、図9において黒丸によって示されている。
【0134】なお、先頭からこのアドレス放電が行われ
るサブフイールドまでの先行するサブフイールドにおい
ては、この図9に白丸によって示されるように、表示放
電セルC1に壁電荷が形成されている(点灯)状態が維
持されている。
るサブフイールドまでの先行するサブフイールドにおい
ては、この図9に白丸によって示されるように、表示放
電セルC1に壁電荷が形成されている(点灯)状態が維
持されている。
【0135】図8において、1フィールドの最後尾のサ
ブフイールドSFNの最後に、全面消去放電Eが行われ
る。
ブフイールドSFNの最後に、全面消去放電Eが行われ
る。
【0136】上記クリア駆動法をこの発明によるPDP
の駆動に適用することによって、1フィールドの画像表
示期間におけるリセット放電の回数が減少されるので、
PDPの低消費電力化を達成することが可能になる。
の駆動に適用することによって、1フィールドの画像表
示期間におけるリセット放電の回数が減少されるので、
PDPの低消費電力化を達成することが可能になる。
【0137】上記においては、PDPにおける画像形成
を選択消去アドレス法によって行う場合について主に説
明を行ったが、画像形成を選択書込みアドレス法によっ
て行う場合も同様である。
を選択消去アドレス法によって行う場合について主に説
明を行ったが、画像形成を選択書込みアドレス法によっ
て行う場合も同様である。
【0138】なお、上記例のPDPにおいて、リセット
・アンド・アドレス放電セルC2内の行電極Yの後端部
Ya2と列電極Dとの間に、比誘電率が50以上(50
〜250)の高ε材料によって形成された誘電層を形成
するようにしてもよい。
・アンド・アドレス放電セルC2内の行電極Yの後端部
Ya2と列電極Dとの間に、比誘電率が50以上(50
〜250)の高ε材料によって形成された誘電層を形成
するようにしてもよい。
【0139】この場合には、行電極Yの後端部Ya2と
列電極Dとの間で行われるアドレス放電が、誘電層の高
ε材料を介して行われて、行電極Yの後端部Ya2と列
電極Dとの間の見かけの放電距離が短くなることによ
り、アドレス放電の開始電圧を小さくすることが出来
る。この誘電層を形成する高ε材料としては、例えば、
SrTiO3などがある。
列電極Dとの間で行われるアドレス放電が、誘電層の高
ε材料を介して行われて、行電極Yの後端部Ya2と列
電極Dとの間の見かけの放電距離が短くなることによ
り、アドレス放電の開始電圧を小さくすることが出来
る。この誘電層を形成する高ε材料としては、例えば、
SrTiO3などがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態における一例を模式的に表
す正面図である。
す正面図である。
【図2】図1のV1−V1線における断面図である。
【図3】図1のV2−V2線における断面図である。
【図4】図1のW1−W1線における断面図である。
【図5】図1のW2−W2線における断面図である。
【図6】同例におけるプラズマディスプレイパネルの駆
動装置の概略構成を示すブロックである。
動装置の概略構成を示すブロックである。
【図7】この発明によるプラズマディスプレイパネルの
駆動方法の実施形態におけるパルス出力タイミングチャ
ートの一例を示す図である。
駆動方法の実施形態におけるパルス出力タイミングチャ
ートの一例を示す図である。
【図8】この発明によるプラズマディスプレイパネルの
駆動方法の実施形態における発光駆動フォーマットの一
例を示す図である。
駆動方法の実施形態における発光駆動フォーマットの一
例を示す図である。
【図9】この発明によるプラズマディスプレイパネルの
駆動方法の実施形態における発光パターンを示す図であ
る。
駆動方法の実施形態における発光パターンを示す図であ
る。
【図10】従来のPDPの構成を模式的に表す正面図で
ある。
ある。
【図11】図10のV−V線における断面図である。
【図12】図12のW−W線における断面図である。
【図13】従来のプラズマディスプレイパネルの駆動方
法のパルス出力タイミングチャートを示す図である。
法のパルス出力タイミングチャートを示す図である。
10 …前面ガラス基板(前面基板)
11 …誘電体層
11A …第1嵩上げ誘電体層
11B …第2嵩上げ誘電体層
12 …保護層
13 …背面ガラス基板(背面基板)
14 …列電極保護層
15 …隔壁
15A …第1横壁
15B …第2横壁
15C …縦壁
16 …蛍光体層
17 …突起リブ(突起部)
18 …光吸収層
X …行電極(第1行電極)
Xa …透明電極
Xa1 …先端部(第1電極部)
Xa2 …後端部(第2電極部)
Xb …バス電極(電極本体部)
Y …行電極(第2行電極)
Ya …透明電極
Ya1 …先端部(第1電極部)
Ya2 …後端部(第2電極部)
Yb …バス電極(電極本体部)
D …列電極
C1 …表示放電セル(第1放電領域)
C2 …リセット・アンド・アドレス放電セ
ル(第2放電領域) L …表示ライン g1,g2 …放電ギャップ r …隙間 XDo …奇数X電極ドライバ XDe …偶数X電極ドライバ YDo …奇数Y電極ドライバ YDe …偶数Y電極ドライバ AD …アドレス・ドライバ Dodd …奇数ライン放電期間 Deven …偶数ライン放電期間 Rodd …奇数ライン・リセット期間 Reven …偶数ライン・リセット期間 Podd …奇数ライン・プライミング期間 Peven …偶数ライン・プライミング期間 Wodd …奇数ライン・アドレス期間 Weven …偶数ライン・アドレス期間 P …一斉プライミング放電期間 I …一斉サスティン放電期間 E …全面消去放電期間 RPx,RPy …リセットパルス PPx,PPy …プライミングパルス DD …データパルス SP …走査パルス IPx,IPy …サスティンパルス
ル(第2放電領域) L …表示ライン g1,g2 …放電ギャップ r …隙間 XDo …奇数X電極ドライバ XDe …偶数X電極ドライバ YDo …奇数Y電極ドライバ YDe …偶数Y電極ドライバ AD …アドレス・ドライバ Dodd …奇数ライン放電期間 Deven …偶数ライン放電期間 Rodd …奇数ライン・リセット期間 Reven …偶数ライン・リセット期間 Podd …奇数ライン・プライミング期間 Peven …偶数ライン・プライミング期間 Wodd …奇数ライン・アドレス期間 Weven …偶数ライン・アドレス期間 P …一斉プライミング放電期間 I …一斉サスティン放電期間 E …全面消去放電期間 RPx,RPy …リセットパルス PPx,PPy …プライミングパルス DD …データパルス SP …走査パルス IPx,IPy …サスティンパルス
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
H01J 11/00 G09G 3/28 B
H04N 5/66 101 E
H
Fターム(参考) 5C040 FA01 GB03 GB14 GC01 GC11
MA02
5C058 AA11 AB01 BA03 BA07 BA08
BB03 BB22
5C080 AA05 BB05 DD03 EE28 HH02
HH04 HH05 JJ02 JJ04 JJ06
Claims (16)
- 【請求項1】 前面基板の背面側に、行方向に延び列方
向に並設されてそれぞれ表示ラインを形成する複数の行
電極対とこの行電極対を被覆する誘電体層が設けられ、
背面基板の前面基板と放電空間を介して対向する側に、
列方向に延び行方向に並設されて行電極対と交差する位
置においてそれぞれ放電空間に単位発光領域を構成する
複数の列電極が設けられたプラズマディスプレイパネル
において、 前記単位発光領域が、各行電極対を構成する第1行電極
と第2行電極が互いに対向する部分に対向してこの第1
行電極と第2行電極間での放電が行われる第1放電領域
と、この第1放電領域に並設されて、行電極対の第2行
電極とこの第2行電極と背中合わせに位置している隣接
する他の行電極対の第1行電極とが互いに対向する部分
に対向してこの第2行電極と他の行電極対の第1行電極
間での放電が行われる第2放電領域とによって構成さ
れ、 この単位発光領域の第1放電領域と第2放電領域が互い
に連通されており、 前記前面基板の背面側の第2放電領域に対向する部分に
光吸収層が形成されている、 ことを特徴とするプラズマディスプレイパネル。 - 【請求項2】 第2放電領域が隔壁によって区画され
て、隣接する他の単位発光領域の第1放電領域および第
2放電領域との間が閉じられている請求項1に記載のプ
ラズマディスプレイパネル。 - 【請求項3】 前記第2放電領域を挟んで第2行電極が
列電極に対向されて、第2放電領域内において第2行電
極と列電極間での放電が行われる請求項1に記載のプラ
ズマディスプレイパネル。 - 【請求項4】 前記行電極対を構成する第1行電極およ
び第2行電極が、それぞれ、行方向に延びる電極本体部
と、この電極本体部から第1放電領域に対向する側に列
方向に突出して対になっている他方の行電極との間で第
1放電領域に対向する部分において互いに放電ギャップ
を介して対向する第1電極部と、電極本体部から第2放
電領域に対向する側に列方向に突出して隣接する他の行
電極対の背中合わせに位置している他の行電極との間で
第2放電領域に対向する部分において互いに放電ギャッ
プを介して対向する第2電極部とを備えている請求項1
に記載のプラズマディスプレイパネル。 - 【請求項5】 前記第1行電極の第2電極部の列方向の
幅が第2行電極の第2電極部の列方向の幅よりも大きく
なるように形成されている請求項4に記載のプラズマデ
ィスプレイパネル。 - 【請求項6】 前記第2行電極の第2電極部と列電極が
第2放電領域を挟んで互いに対向する位置に配置され
て、第2放電領域内において、この第2行電極の第2電
極部と列電極間での放電が行われる請求項4に記載のプ
ラズマディスプレイパネル。 - 【請求項7】 前記背面基板側の第2放電領域に対向す
る部分の背面基板と列電極との間に、前面基板側に向か
って第2放電領域内に突出する突起部が形成され、この
突起部によって列電極の第2放電領域に対向する部分が
前面基板側に向かって張り出して第2行電極の第2電極
部に対向されている請求項6に記載のプラズマディスプ
レイパネル。 - 【請求項8】 前記第1放電領域内にのみ放電によって
発光する蛍光体層が形成されている請求項1に記載のプ
ラズマディスプレイパネル。 - 【請求項9】 前記単位発光領域が第1横壁と縦壁によ
ってその周囲を区画されているとともに、この単位発光
領域の第1放電領域と第2放電領域との間が第1横壁よ
りも高さが低い第2横壁によって仕切られて、この第2
横壁と前面基板側との間に形成される隙間によって第1
放電領域と第2放電領域が連通されている請求項1に記
載のプラズマディスプレイパネル。 - 【請求項10】 前記第2放電領域内に、比誘電率が5
0以上の材料によって形成された誘電層が、第2行電極
と列電極との間に介在された状態で設けられている請求
項3に記載のプラズマディスプレイパネル。 - 【請求項11】 前面基板の背面側に、行方向に延び列
方向に並設されてそれぞれ表示ラインを形成する複数の
行電極対とこの行電極対を被覆する誘電体層が設けら
れ、背面基板の前面基板と放電空間を介して対向する側
に、列方向に延び行方向に並設されて行電極対と交差す
る位置においてそれぞれ放電空間に単位発光領域を構成
する複数の列電極が設けられ、単位発光領域が、各行電
極対を構成する第1行電極と第2行電極が互いに対向す
る部分に対向する第1放電領域と、この第1放電領域に
並設されて、行電極対の第2行電極とこの第2行電極と
背中合わせに位置している隣接する他の行電極対の第1
行電極とが互いに対向する部分に対向する第2放電領域
とによって構成され、この単位発光領域の第1放電領域
と第2放電領域が互いに連通されており、前面基板の背
面側の第2放電領域に対向する部分に光吸収層が形成さ
れているプラズマディスプレイパネルの駆動方法であっ
て、 前記行電極対の第2行電極とこの第2行電極と背中合わ
せに位置している隣接する他の行電極対の第1行電極と
の間に電圧を印加して、第2放電領域内において、第1
放電領域に対向する部分の誘電体層に壁電荷を形成す
る、または、第1放電領域に対向する部分の誘電体層に
形成されている壁電荷を消去する荷電粒子を生成するリ
セット放電を発生させる、 ことを特徴とするプラズマディスプレイパネルの駆動方
法。 - 【請求項12】 前記第2行電極とこれに対向する隣接
する他の行電極対の第1行電極に対する電圧を、第2行
電極の奇数行目と偶数番目とで互いにタイミングをずら
して印加し、前記リセット放電を、第2行電極の奇数行
目と偶数番目とで時間的にずらして発生させる請求項1
1に記載のプラズマディスプレイパネルの駆動方法。 - 【請求項13】 前面基板の背面側に、行方向に延び列
方向に並設されてそれぞれ表示ラインを形成する複数の
行電極対とこの行電極対を被覆する誘電体層が設けら
れ、背面基板の前面基板と放電空間を介して対向する側
に、列方向に延び行方向に並設されて行電極対と交差す
る位置においてそれぞれ放電空間に単位発光領域を構成
する複数の列電極が設けられ、単位発光領域が、各行電
極対を構成する第1行電極と第2行電極が互いに対向す
る部分に対向する第1放電領域と、この第1放電領域に
並設されて、行電極対の第2行電極とこの第2行電極と
背中合わせに位置している隣接する他の行電極対の第1
行電極とが互いに対向する部分に対向する第2放電領域
とによって構成され、この単位発光領域の第1放電領域
と第2放電領域が互いに連通され、第2放電領域を挟ん
で第2行電極が列電極に対向され、前面基板の背面側の
第2放電領域に対向する部分に光吸収層が形成されてい
るプラズマディスプレイパネルの駆動方法であって、 前記行電極対の第2行電極と列電極との間に選択的に電
圧を印加して、第2放電領域内において、第1放電領域
に対向する部分の誘電体層に形成されている壁電荷を消
去する、または、第1放電領域に対向する部分の誘電体
層に壁電荷を形成する荷電粒子を生成するアドレス放電
を発生させる、 ことを特徴とするプラズマディスプレイパネルの駆動方
法。 - 【請求項14】 前記第2行電極とこれに対向する列電
極に対する電圧を、第2行電極の奇数行目と偶数番目と
で互いにタイミングをずらして印加し、前記アドレス放
電を、第2行電極の奇数行目と偶数番目とで時間的にず
らして発生させる請求項13に記載のプラズマディスプ
レイパネルの駆動方法。 - 【請求項15】 前記アドレス放電を発生させる前に、
第2行電極とこの第2行電極と背中合わせに位置してい
る隣接する他の行電極対の第1行電極との間に電圧を印
加して、第2放電領域内において、プライミング粒子を
生成するプライミング放電を発生させる請求項13また
は14に記載のプラズマディスプレイパネルの駆動方
法。 - 【請求項16】 前記アドレス放電の後、行電極対の第
1行電極と第2行電極との間に電圧を印加して第1放電
領域内において発光のためのサスティン放電を発生させ
る前に、第2行電極とこの第2行電極と背中合わせに位
置している隣接する他の行電極対の第1行電極との間に
電圧を印加して、第2放電領域内において、プライミン
グ粒子を生成するプライミング放電を発生させる請求項
13に記載のプラズマディスプレイパネルの駆動方法。
Priority Applications (8)
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JP2001279504A JP2003086108A (ja) | 2001-09-14 | 2001-09-14 | プラズマディスプレイパネルおよびその駆動方法 |
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EP02020452A EP1294006A3 (en) | 2001-09-14 | 2002-09-11 | Display device and method of driving display panel |
KR10-2002-0055886A KR100482256B1 (ko) | 2001-09-14 | 2002-09-13 | 표시장치 및 표시패널의 구동방법 |
US10/242,666 US7075504B2 (en) | 2001-09-14 | 2002-09-13 | Display device having unit light emission region with discharge cells and corresponding driving method |
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CNB021431841A CN1263069C (zh) | 2001-09-14 | 2002-09-16 | 显示装置和驱动显示面板的方法 |
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---|---|
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CN (2) | CN1801272A (ja) |
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---|---|---|---|---|
KR20040088701A (ko) * | 2003-04-10 | 2004-10-20 | 엘지전자 주식회사 | 플라즈마 디스플레이 패널과 그 구동방법 및 장치 |
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-
2001
- 2001-09-14 JP JP2001279504A patent/JP2003086108A/ja active Pending
-
2002
- 2002-09-16 CN CN 200510131440 patent/CN1801272A/zh active Pending
- 2002-09-16 CN CN 200510131439 patent/CN1801271A/zh active Pending
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