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JP2003084751A - 表示制御装置およびマイクロコンピュータならびにグラフィックシステム - Google Patents

表示制御装置およびマイクロコンピュータならびにグラフィックシステム

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Publication number
JP2003084751A
JP2003084751A JP2002145122A JP2002145122A JP2003084751A JP 2003084751 A JP2003084751 A JP 2003084751A JP 2002145122 A JP2002145122 A JP 2002145122A JP 2002145122 A JP2002145122 A JP 2002145122A JP 2003084751 A JP2003084751 A JP 2003084751A
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JP
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address
data
display
format
memory
Prior art date
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Application number
JP2002145122A
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JP2003084751A5 (ja
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Yuji Obayashi
雄次 大林
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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Priority to US10/180,535 priority patent/US20030001853A1/en
Publication of JP2003084751A publication Critical patent/JP2003084751A/ja
Publication of JP2003084751A5 publication Critical patent/JP2003084751A5/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ビデオメモリ上に描画形式の異なる複数の表
示データが混在する場合でも、各描画形式に対応したア
ドレス変換をハード的に行うことが可能で、それにより
描画処理におけるメモリアクセス性能およびCPUの負
荷低減とを共に図ることのできる表示制御装置を提供す
る。 【解決手段】 表示データとアドレスデータが入力され
る入力部10と、表示画面を分割してなる2×2
(nとmは自然数)の矩形領域の各画素が連続する物
理アドレスに対応付けられているビデオメモリ40に対
して上記入力された表示データを書き込むビデオメモリ
インターフェース16と、外部から描画用のコマンドコ
ードを受けて指定された描画処理を行う描画回路12と
を備えた表示制御装置1であって、外部から入力された
上記アドレスデータのビット配列を入れ替えるとともに
入替えるビット部分を複数のアドレス範囲毎に設定する
ことが可能なアドレス変換手段18とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、描画機能を有す
る表示制御装置に適用して有用な技術に関し、例えばC
PUや表示制御装置を1個の半導体チップ上に集積した
マイクロコンピュータに利用して有用な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】2点間の線描画などの描画機能を有する
従来のグラフィックコントローラの中には、表示画面の
各画素とビデオメモリの物理アドレスとが、例えば縦横
各32画素程度の小さな矩形領域に対応する物理アドレ
スが連続的になるように関連付けられたタイルアドレス
形式を採用するものがある。例えばビデオメモリがSD
RAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)
により構成される場合には、同一行アドレス内の連続し
たアクセスを高速に行えるので、上記のようにタイルア
ドレス形式を適用することで、例えば、細かい線を描画
する際などに、同一行アドレス内の書込み処理のみで描
画処理が完了するので高速な描画処理が可能となる。
【0003】例えば、特開平8−297605号公報に
は、描画機能を有しタイルアドレス形式のフレームバッ
ファを用いたグラフィックコントローラが掲載されてい
る。このグラフィックコントローラは、8ビットカラー
/画素の場合に横32画素および縦16画素の矩形領域
でビデオメモリの物理アドレスが連続に扱われ、16ビ
ットカラー/画素の場合には横16画素および縦16画
素の矩形領域でビデオメモリの物理アドレスが連続に扱
われるように構成されている。すなわち、1つの矩形領
域に対応するビデオメモリの容量は512バイトと固定
になっている。また、このグラフィックコントローラで
は、描画領域の幅は512画素又は1024画素の何れ
かに切替え可能になっている。
【0004】一方、コンピュータのオペレーティングシ
ステムに備わる一般的なユーザインターフェースでは、
描画領域の左端から右端までを連続アドレスとするリニ
アアドレス形式を採用するのが一般的である。したがっ
て、このようなオペレーティングシステムにおいて上記
タイルアドレス形式の表示制御装置を使用する場合に
は、リニアアドレス形式からタイルアドレス形式へのア
ドレス変換が必要となる。
【0005】例えば、特開平8−50573号公報に
は、第2の従来例として、リニアアドレス形式からタイ
ルアドレス形式にアドレス変換して描画を行うマイクロ
コンピュータについて開示されている。このマイクロコ
ンピュータでは、フレームバッファがメインメモリ上に
構成されているものであるが、CPUからフレームバッ
ファへアクセスする際に、アドレスビットの入れ替えが
行われるようになっている。この入れ替えにより、CP
Uにより扱われるアドレスはリニアアドレス形式で、実
際のフレームバッファ上ではタイルアドレス形式で表示
データを扱うことが可能になっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】近年では、オペレーテ
ィングシステムが複数種の描画領域サイズや例えば色数
など複数種の画素形式を扱い、更に、複数のアプリケー
ションが同時に実行されるマルチタスク処理の機能も有
しているため、ビデオメモリ上に描画領域のサイズや画
素形式の異なる複数の表示データが混在することがあ
る。描画領域のサイズや画素形式が異なればリニアアド
レス形式からタイルアドレス形式へのアドレス変換の方
式も異なってくるので、オペレーティングシステムから
上記複数の表示データを同時に扱えるようにするために
は、アプリケーションから表示領域へのアクセス時にオ
ペレーティングシステムにより適切なアドレス変換方式
の選択がなされる必要がある。
【0007】しかしながら、上記第1従来例のグラフィ
ックコントローラでは、グラフィックスコントローラの
描画機能やCPUによるソフトウェア処理により、オペ
レーティングシステムの扱うリニアアドレス形式の画面
データをグラフィックスコントローラが表示可能なタイ
ルアドレス形式に変換しなければならず、システムの処
理性能が圧迫される。また、システムバスとグラフィッ
クコントローラが接続されるアドレスバスの並び順を入
れ替えることでCPU側からはフレームバッファをリニ
アアドレス形式で扱うことも可能となるが、この場合、
アドレス変換の形式は1つに固定されてしまうため、8
ビットカラー/画素の場合と16ビットカラー/画素の
場合の何れかに合わせると他方が対応しないという問題
があり実用的でない。
【0008】また、上記の第2従来例のマイクロコンピ
ュータでは、メモリ制御レジスタの設定値を用いてフレ
ームバッファ領域とそれ以外の領域とを区別し、フレー
ムバッファ領域に対してのみアドレスバスの入れ替えを
行うように構成されているため、描画処理の際のメモリ
アクセスの性能は向上するものの、描画処理はソフトウ
ェアにより全て処理されるため、描画処理が多発した場
合にCPU負荷が増してシステムの処理効率が低下する
という問題がある。
【0009】この発明の目的は、ビデオメモリ上に描画
領域のサイズや画素形式の異なる複数の表示データが混
在する場合でも、これら複数の表示データに対してそれ
ぞれリニアアドレス形式からタイルアドレス形式へハー
ドウェア処理により変換が可能で、描画処理におけるメ
モリアクセス性能およびCPUの負荷低減とを共に図る
ことのできる表示制御装置ならびにマイクロコンピュー
タを提供することにある。この発明の前記ならびにその
ほかの目的と新規な特徴については、本明細書の記述お
よび添附図面から明らかになるであろう。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を説明すれば、下記のと
おりである。すなわち、表示データとアドレスが入力さ
れる入力部と、表示画面を分割してなる2×2(n
とmは自然数)の矩形領域の各画素が連続する物理アド
レスに対応付けられているビデオメモリに対して上記入
力された表示データを書き込むビデオメモリインターフ
ェースと、外部から描画用のコマンドコードを受けて指
定された描画処理を行う描画回路とを備えた表示制御装
置であって、外部から入力された上記アドレスのビット
配列を相互に入れ替えるアドレス変換手段と、該アドレ
ス変換手段により入替えが行われるビット部分を複数の
アドレス範囲毎に設定することが可能なアドレス変換設
定手段とを備えたものである。
【0011】このような手段によれば、上記のアドレス
変換設定手段とアドレス変換手段とにより、ビデオメモ
リ上に描画領域のサイズや画素形式の異なる複数の表示
データが混在する場合でも、これら複数の表示データに
それぞれ対応してハードウェア処理によりリニアアドレ
ス形式からタイルアドレス形式への変換が可能である。
また、描画回路によりCPUの負荷を低減して描画処理
を行うことが出来るので、描画処理におけるメモリアク
セス性能およびCPUの負荷低減とを共に図ることが出
来る。
【0012】望ましくは、上記ビデオメモリの記憶領域
は複数のアドレス範囲に分割され各アドレス範囲毎に異
なる画面の表示データが格納されるとともに、上記アド
レス変換設定手段は、上記分割されたアドレス範囲毎に
ビット配列の入替え部分が設定可能なように構成すると
良い。
【0013】このような構成によれば、例えば並列処理
により複数のアプリケーションが描画領域のサイズや画
素形式の異なる表示データを扱う場合に、各アプリケー
ション毎に適切なアドレスのビット配列の入れ替えを行
うことが出来る。
【0014】さらに望ましくは、上記アドレス変換設定
手段は、分割されたアドレス範囲を表すアドレスの上位
所定ビットを登録データを引き出すためのインデックス
とし、該アドレス範囲における入替え部分を決定するビ
ットデータを登録データとしたデータテーブルから構成
すると良い。このような構成により、アドレス範囲から
ビット配列の入替え部分の特定を高速に行うことが出来
る。
【0015】また、本発明に係るマイクロコンピュータ
は、描画処理を含むシステム制御処理を行う中央演算処
理ユニットと、上述の表示制御装置とが1個の半導体基
板上に形成されてなるものである。
【0016】また、描画処理を含むシステム制御処理を
行う中央演算処理ユニットと、該中央演算処理ユニット
により扱われる論理アドレスを主記憶の物理アドレスに
変換するメモリ管理ユニットと、上記中央演算処理ユニ
ットから描画用のコマンドコードを受けて指定された描
画処理を行う描画回路とを有するマイクロコンピュータ
において、上記メモリ管理ユニットは、上記中央演算処
理ユニットが表示画面を分割してなる2×2(nと
mは自然数)の矩形領域の各画素が連続する物理アドレ
スに対応付けられているビデオメモリへ表示データの書
込みを行う際に、該中央演算処理ユニットから供給され
る論理アドレスのビット配列を相互に入替えることによ
りビデオメモリの物理アドレスに変換するアドレス変換
手段を有するとともに、当該メモリ管理ユニットに、ビ
ット配列の入れ替えを行う部分をビデオメモリの複数の
アドレス範囲毎に設定することが可能なアドレス変換設
定手段が設けられているものである。
【0017】このような構成によれば、ビデオメモリの
アドレスの変換についてもメモリ管理ユニットが管理す
るので、同じような回路構成の重複を削減してチップ面
積の削減を図ることが出来る。
【0018】また、本発明に係るグラフィックシステム
は、演算処理を行うCPUと、表示データが格納される
メモリと、タイルアドレス形式の表示データに基づき映
像信号を生成する表示部とを備えたグラフィックシステ
ムであって、CPUから上記メモリへのアクセス経路上
に、リニアアドレス形式の表示データをタイルアドレス
形式のデータへ変換するアドレス変換部を備えたもので
ある。
【0019】このような手段によれば、多くの描画処理
において高速描画が可能なタイルアドレス形式の表示デ
ータをメモリに展開可能であるとともに、CPU側では
汎用性のあるリニアアドレス形式の表示データを扱うこ
とが出来る。従って、該CPUが制御する情報処理装置
に対し、リニアアドレス形式で表示データを扱う汎用O
S(オペレーションシステム)を適用することができ、
専用のOSを適用する場合に較べて、システム開発やア
プリケーション開発を容易にすることが出来る。この場
合、CPU側はアドレス変換部に対して、データがリニア
アドレス形式なのかタイルアドレス形式なのかをアドレ
ス変換部内のレジスタ等に指示するだけでアドレス変換
部は受け取った表示データのアドレスを変換するか否か
決定し、必要に応じてアドレス変換をすることが可能と
なる。
【0020】また、上記アドレス変換部には、上記アド
レス変換の実行の有無を設定可能な設定レジスタ(例え
ばアドレス変換方法テーブル81の[e]ビット)を備
えると良く、これによりリニアアドレス形式の表示デー
タはアドレス変換を行い、その他、描画コマンドのファ
イルデータやタイルアドレス形式の表示データなどはア
ドレス変換を行わずにそのままメモリに格納させるとい
ったデータ転送ができる。
【0021】望ましくは、上記アドレス変換部は複数の
変換方式でアドレス変換が実行可能に構成され、且つ、
上記アドレス変換部により実行される変換方式が所定条
件に基づき変更されるように構成すると良い。これによ
り、異なる画面構成の複数のウィンドウを用いてマルチ
ウィンドウ表示を行う場合でも、各ウィンドウの表示デ
ータごとに異なるアドレス変換を適用することが出来
る。
【0022】ここで、上記プログラム可能とする構成と
は、具体的には、アドレス変換方法テーブル81の4ビ
ット×256エントリに値を設定することで、アクセス
するビデオRAM40のアドレス範囲に応じてアドレス
変換方式が変更されるようにする構成などである。その
他、例えばCPUが実行する制御プログラムにより変換
方式を決定し、CPUからアドレス変換部に変換方式を
伝える信号を出力して変更方式を変更するようもでき
る。
【0023】また、アドレス変換部は、表示データのア
ドレスのうち2つのビット範囲の値を相互に入れ替える
ことで上記リニアアドレス形式から上記タイルアドレス
形式への変換を行うように構成することが出来る。その
他、種々のアルゴリズムを用いてアドレス変換を行うこ
とで、アドレス範囲を所定長ずらした上でリニアアドレ
ス形式からタイルアドレス形式へ変換させることも可能
である。
【0024】さらに望ましくは、データ受信が可能な通
信手段を備え、該通信手段を介して受信されたリニアア
ドレス形式の表示データがタイルアドレス形式の表示デ
ータに変換されて上記メモリに展開され、上記表示部に
より前記表示データに基づく映像信号が出力されるよう
にすると良い。これにより、内部ではメモリアクセス性
能の高い描画処理が行える一方、描画性能の高い方式で
外部との表示データのやり取りは汎用性の高い方式を用
いることが出来る。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施例を図
面に基づいて説明する。図1は、本発明を適用して有用
なグラフィックコントローラの実施例を示す構成図であ
る。この実施例のグラフィックコントローラ1は、特に
制限されるものではないが、単結晶シリコンのような1
個の半導体チップ上に形成されて構成されるものであ
り、ホストバスを介して例えばCPUからのデータを入
出力するホストI/F部10、制御部14の指示により
ビデオRAM40の描画箇所のデータを取り込んでハー
ド的に描画処理を行う描画部(描画回路)12、各ブロ
ックの動作制御を行ったりCPUからのコマンドコード
を受けて描画部12に描画処理の指示を行う制御部1
4、外付けのビデオRAM(Random Access Memory)4
0に表示データの読み書きを行うメモリI/F部16、
CPUから入力されるアドレスをその所定部分のビット
位置を入れ替えるアドレス変換部18、ビデオRAM4
0のフレームメモリに格納された表示データを例えばR
GB映像信号に変換して出力する表示部20等から構成
される。ビデオRAM40は、例えば、SDRAM(Sy
nchronous Dynamic RAM)であり、例えば、複数画面の
表示データを一度に展開できる容量を有している。
【0026】描画部12は、2点の指定と直線描画のコ
マンドコードを入力することで該2点間を直線で結んだ
表示データをビデオRAM40に書き込むハードウェア
描画機能など、種々の描画機能が設けられている。ま
た、この描画部12はタイルアドレス形式に対応してお
り、ビデオRAM40への表示データのアクセスが高速
に行えるようになっている。
【0027】このグラフィックコントローラ1は、外部
からドライバソフトウェアを介して種々の描画要求を受
けるが、ドライバソフトウェアは描画部12により処理
可能なものと、不可能なものとを分けて、処理可能なも
のだけを取り込んで描画部12に処理を行わせる。そし
て、処理できないものについてはドライバソフトウェア
によりソフト的に描画処理を行ったり、オペレーティン
グシステムから提供されている汎用の標準描画ライブラ
リを用いてソフト的な描画処理が行われる。
【0028】汎用の標準描画ライブラリは、リニアアド
レス形式の画素配置を仮定して作成されているため、そ
のままではグラフィックコントローラ1の描画機能と互
換性がない。そこで、アドレス変換部18を用いてアド
レスビットの入替えを行うことで互換操作が行われるよ
うになっている。
【0029】図2は、グラフィックコントローラ1を搭
載したシステムにおいて、複数の画面表示を同時に行う
際のビデオRAMとCPUとの関係を説明する図であ
る。グラフィックコントローラ1は、マルチタスク処理
により複数のアプリケーションを並行して実行可能なシ
ステムへの搭載を想定されている。このようなシステム
では、1つの表示画面に複数のアプリケーションの画像
表示がウィンドウ表示により同時に行われるようになっ
ている。このような複数の画像表示が行われる場合に
は、ビデオRAM40の記憶領域は複数のアドレス範囲
に分割され、各アプリケーションに1つのアドレス範囲
の記憶領域が割り当てられる。各アプリケーションは、
この割り当てられた記憶領域内に表示データを展開す
る。そして、グラフィックコントローラ1が、これら複
数の表示データの中からウィンドウサイズのデータを読
出し、ウィンドウの位置に合わせて表示優先順位による
重ね合わせ処理や透過処理・半透過処理を行なった後、
RGBビデオ信号に変換して出力することで、1つの表
示画面に複数のウィンドウ画像を写し出すことが可能に
なっている。
【0030】図2の例では、第1〜第3領域41〜43
の画像データは、例えば、第1領域41のものがオペレ
ーティングシステムにより展開された背景画、第2領域
42のものがアプリケーションのウィンドウ画面、第3
領域43のものが動画ソフトウェアによる動画再生画面
である。これらの画像データは、それぞれ描画領域のサ
イズや、例えばカラービットなど画素形式が異なる構成
となっている。例えば、第1領域41の表示データは1
024×1024画素で16bitカラー/画素の形
式、第2領域42の表示データは512×512画素で
8bitカラー/画素の形式、第3領域43のデータは
512×512画素で16bitカラー/画素の形式の
ものである。また、本実施例のグラフィックコントロー
ラ1では、その他、1024×1024画素で8bit
カラー/画素の形式にも対応可能になっている。また、
表示サイズとは、実際に表示画面に映し出すウィンドウ
サイズのことであり、描画領域サイズの範囲内で任意に
変更可能なものである。
【0031】ビデオRAM40のアドレスはタイルアド
レス形式に設定されている。また、タイルアドレス形式
において、連続アドレスとされる画素ブロックのサイズ
は、描画領域のサイズや画素形式によって異なる特定の
値の組み合わせに固定されている。この実施例では、例
えば、1024×1024画素の場合に連続アドレスと
なる画素ブロックは32×32画素、描画サイズが51
2×512画素の場合には連続アドレスとなる画素ブロ
ックは32×16画素に設定されている。
【0032】ビデオRAM40を構成するSDRAMは
一般にアドレスの上位部分に当たる行アドレスが同一で
ある場合に高速でアクセス可能である。従って、上記画
素ブロックのメモリ量を、ビデオRAM40のSDRA
Mで行アドレスが同一となる領域の大きさ以下にするこ
とで、様々な描画処理においてメモリアクセスが高速に
なる。例えば、描画領域の一部の画素ブロック♯0に短
い線を書く場合には、当該画素ブロック#0に対応する
SDRAMの同一行アドレス内への書き込みのみで描画
処理が完了する。その他、小領域への描画や縦線の描画
など、多くの描画処理において同様の処理効率が図れ、
リニアアドレス形式の場合に比べてビデオRAM40へ
のアクセス速度が向上し、短時間での描画処理が可能と
なる。
【0033】上記のようなビデオRAM40の構成によ
れば、リニアアドレス形式で作られた汎用の標準描画ラ
イブラリを使用してCPU50からビデオRAM40に
アクセスする場合には、CPU50から出力されたリニ
アアドレス形式のアドレスをタイルアドレス形式に変換
することで、正常なアクセスが可能となる。また、リニ
アアドレス形式からタイルアドレス形式への変換は、そ
の描画領域の形式により異なってくるので、上記3つの
アドレス範囲へのアクセス毎に異なるアドレス変換X,
Y,Zが必要となってくる。そして、上記のようなアド
レス変換をして描画処理を行った場合には、リニアアド
レス形式の標準描画ライブラリを用いた描画処理であっ
ても、タイルアドレス形式でビデオRAM40へのアク
セスが行われるので、多くの描画処理において処理速度
が向上されるようになっている。
【0034】次に、各描画領域ごとのアドレスの変換方
式について説明する。図3は、図2のウィンドウ表示に
おける(A)画素ブロックと(B)描画領域全体の構成
を示す図、図4は、描画形式bにおけるアドレスの変換
方法を説明する図である。
【0035】図2のウィンドウ表示の描画形式は、描画
領域のサイズが512×512画素、8ビットカラー/
画素、アドレスが連続となる画素ブロックが横32×縦
16画素となっている。このような描画形式では、描画
領域全体のデータ容量は512×512×8ビット=2
18バイトであるので、図4に示すように、描画領域内
のアドレスは18ビットデータとなる。(L)のリニア
アドレス形式において、アドレスの上位9ビット[d+
b]は描画平面のy座標、下位9ビット[c+a]は描
画平面のx座標を表す。また、上位9ビット[d+b]
のうち上位5ビット[d]は描画平面内でy方向に何番
目の画素ブロックかを示し、下位4ビット[b]は当該
画素ブロック内でのy座標を示す。また、x座標を表す
下位9ビット[c+a]のうち上位4ビット[c]は描
画平面内でx方向に何番目の画素ブロックかを示し、下
位5ビット[a]は当該画素ブロック内でのx座標を示
す。
【0036】したがって、このような描画領域の構成に
おいて、(L)のリニアアドレス形式から(M)のタイ
ルアドレス形式へ変換するには、第5〜第8ビット
[c]と、下位第9〜第12ビット[b]とを入れ替え
ることで達成される。このように変換することで、
(M)のタイルアドレス形式において、上位9ビット
[d+c]により描画領域内でxy方向に何番目の画素
ブロックかが示され、下位9ビット[b+a]により当
該画素ブロック中のxy座標が示されることになる。
【0037】図5は、図2の背景表示における画素ブロ
ック(A)と描画領域全体の構成(B)を示す図、図4
は、この背景表示におけるアドレスの変換方式を示す図
である。この背景表示の描画形式は、描画領域が102
4×1024画素、16ビットカラー/画素、アドレス
が連続に扱われる画素ブロックは横32×縦32画素と
なっている。なお、この場合、ビデオRAM40へのア
クセスは、バーストアクセスにより例えば2048バイ
トのブロックデータ毎にデータアクセスを行うことで、
1個の画素ブロックごとにまとめて表示データの読み書
きが可能となる。
【0038】このような描画形式の場合、描画領域全体
のデータ容量は1024×1024×16ビット=2
21バイトとなるので、図6に示すように、アドレスは
21ビットデータとなる。(B)のリニアアドレス形式
において、アドレスの第11〜第20ビット[d+b]
は描画平面のy座標、第1〜第10ビット[c+a]は
描画平面のx座標、下位1ビット[x]は1画素におけ
る16ビットカラーの上位バイトか下位バイトかをそれ
ぞれ表す。そして、第16〜第20ビット[d]と第6
〜第10ビット[c]により描画画面内でxy方向に何
番目の画素ブロックかが示され、第11〜第15ビット
[b]と第1〜第5ビット[a]により画素ブロック内
でのxy座標が示される。従って、(A)のタイルアド
レス形式へ変換するには、第11〜第15ビット[b]
と第6〜第10ビット[c]とを入れ替えることで達成
される。
【0039】同様に、1024×1024画素、8bi
tカラー/画素の形式と、512×512画素、16b
itカラー/画素の形式においても、アドレスの所定ビ
ットの入れ替えを行うことでリニアアドレス形式からタ
イルアドレス形式への変換が可能となる。
【0040】図8は、グラフィックコントローラ1のア
ドレス変換部の詳細を示す図である。アドレス変換部1
8は、アドレスを上述のビット入れ替えをハード的に実
行するためのアドレス変換手段としてのバレルシフタs
〜uやセレクタa〜f、アドレス範囲毎にアドレス変換
の方法を設定可能なアドレス変換設定手段としてのアド
レス変換方法テーブル81、並びに、このアドレス変換
方法テーブルから引き出された登録データに基づきアド
レスビットの入れ替え制御用の信号を生成する制御信号
生成部83から構成される。
【0041】アドレス変換方法テーブル81は、4ビッ
ト×256エントリのデータテーブルであり、ビデオメ
モリの上位8ビットのアドレスをインデックスとして、
このインデックスに対応して1エントリのデータが引き
出されるようになっている。このアドレス変換方法テー
ブル81のエントリデータは、アドレス変換の有無を示
すビット[e]と、描画領域の幅が512画素か102
4画素を示すビット[w]と、描画領域の高さが512
画素か1024画素を示すビット[h]と、8ビットカ
ラーか16ビットカラーかを示すビット[c]との4ビ
ットデータとされる。
【0042】そして、例えば、ビデオRAM40の上位
8ビットアドレスが“00000100”〜“0011
1111”のアドレス範囲に描画領域が割り当てられた
場合には、この範囲内の8ビットの値をインデックスと
する全てのエントリ(エントリ#4から#63)に、そ
の描画領域の属性を表す上記[e,w,h,c]の4ビ
ットのデータがそれぞれ登録されるようになっている。
また、同様に異なるアドレス範囲に複数の描画領域が割
り当てられた場合には、それらのおのおのの描画領域に
対して、その割り当てられた上位8ビットアドレスの範
囲内の8ビットの値をインデックスとする全てのエント
リに、対応する描画領域の属性情報が登録される。
【0043】このアドレス変換方法テーブル81へのデ
ータ登録は、アプリケーションにビデオRAM40の一
部の領域が割り当てられた際に、外部のCPU等から、
データ登録用のセレクト信号SELECTと、割り当て
られた領域を示す8ビットのアドレスと、該領域の属性
情報を表す4ビットのエントリデータとがそれぞれ入力
されることで行われる。
【0044】制御信号生成部83は、アドレス変換方法
テーブルから引き出されたエントリデータに基づき、各
バレルシフタおよび各セレクタの選択を定める制御信号
を生成してそれぞれに供給する。バレルシフタs〜uお
よびセレクタa〜fは、CPU側から入力した24ビッ
トの変換前の物理アドレスA[23:0]を入力し、上
記制御信号生成部83からの制御信号により適宜アドレ
スビットの並べ替えを行い、変換後の実アドレスMA
[23:0]を出力する。それにより、上述した4通り
のアドレスビットの入れ替えが選択的に実行されるよう
になっている。ここで、A[j:k]とはアドレスの第
kビット〜第jビットを表す。
【0045】例えば、図4のアドレスビットの入れ替え
(A[12:9]とA[8:5]の入れ替え)が行われ
る場合には、先ずバレルシフタsは入力された7ビット
A[15:9]をシフトして上位4ビットにA[12:
9]を、バレルシフタtは入力された6ビットA[1
0:5]をシフトして下位4ビットにA[8:5]を選
択し、セレクタaはバレルシフタtの出力を、セレクタ
bはバレルシフタsの出力を選択する。また、セレクタ
cはA[15]、セレクタdはA[14]、セレクタe
はA[13]をそれぞれ選択する。
【0046】バレルシフタuの入力は、セレクタa,b
の出力が上下に連結されたものであるため、その値は
{**、A[8],A[7],A[6],A[5],A
[12],A[11],A[10],A[9],**
(「**」は無効ビット)}の10ビットになる。ここ
で、バレルシフタuは第2ビットから第8ビットの7ビ
ットを、セレクタfはA[9]を選択する。それによ
り、ビデオRAM40側のアドレスMA[23:0]
は、上位ビットから順に{A[23:16],A[1
5],A[14],A[13],A[8:5],A[1
2:10],A[9],A[4:0]}となり、図4に
示した変換が達成される。
【0047】また、図6のアドレスビットの入替え(A
[15:11]とA[10:6]の入れ替え)が行われ
る場合には、先ずバレルシフタsはA[15:11]
を、バレルシフタtはA[10:6]を選択し、セレク
タaはバレルシフタtの出力を、セレクタbはバレルシ
フタsの出力を選択する。続いてセレクタcはA[1
0]を、セレクタdはA[9]を,セレクタeはA
[8]を選択する。バレルシフタuの入力は、セレクタ
a,bの出力を上下に連結したものなので、その値は
{A[10],A[9],A[8],A[7],A
[6],A[15],A[14],A[13],A[1
2],A[10]}の10ビットとなっている。ここ
で、セレクタuは第4ビットから第10ビットまでの7
ビットを選択する。これにより、ビデオメモリ側のアド
レスMA[23:0]は、上位ビットから順に{A[2
3:16],A[10],A[9],A[8],A
[7:6],A[15:10],A[5],A[4:
0]}となり、図6の変換が達成される。
【0048】つまり、上記構成のアドレス変換部18に
より、CPU50で扱われるリニアアドレス形式からビ
デオRAM40の実アドレスであるタイルアドレス形式
への変換がハード的に実現されるとともに、さらに、こ
のアドレス変換方法がビデオRAM40に割り当てられ
た各描画領域毎に4種類の中から選択的に設定すること
が可能になっている。
【0049】以上のように、この実施例のグラフィック
コントローラ1によれば、1つの画面中に描画領域のサ
イズやカラービットの異なる複数の画像表示が行われ、
且つ、CPU50により標準的な描画処理がリニアアド
レス形式で行われるようなシステムであっても、CPU
50からビデオRAM40へのアクセス時に各画像表示
の形態にあわせて適宜リニアアドレス形式からタイルア
ドレス形式へハード的なアドレス変換が行われるので、
CPU負荷を高めずに、且つ、高速な描画処理を行うこ
とが可能となる。また、タイルアドレス形式でのビデオ
RAM40へアクセスにより、多くの描画処理において
ビデオRAM40へのアクセス回数を減らすことが出来
るので、その分、消費電力の削減を図ることも出来る。
【0050】[第2実施例]図8は、本発明に係るマイ
クロコンピュータの実施例を示す構成図、図9はそのM
MU(メモリマネージメントユニット)によるアドレス
変換の方式を説明する図である。この実施例のマイクロ
コンピュータ100は、特に制限されないが単結晶シリ
コンのような1個の半導体チップ上に形成されるワンチ
ップマイクロコンピュータであり、図8に示すように、
表示制御を含めたシステム全体の制御を行うCPU50
と、CPU50で扱われる仮想アドレスをハード的に実
アドレスに変換するMMU51と、制御プログラムや制
御データが格納されるフラッシュROM32と、CPU
50に作業領域を提供するRAM31と、外部信号を入
出力する入出力インターフェース33と、上記実施例の
グラフィックコントローラ1において示した描画部1
2、制御部14および表示部20と、ビデオRAM40
と、各ユニットを接続するシステムバス34等から構成
されている。なお、ビデオRAMは外付けの構成とした
りRAM31と一体に構成することも出来る。
【0051】この実施例のMMU51は、例えば、RA
Mの一部の領域が独立的にプログラムに割り当てられる
セグメント方式のものである。さらに、この実施例で
は、このMMU51に、ビデオRAM40についての領
域割り当てを行う機能と、アドレスビットの入替えを行
うアドレス変換回路18aとが付加されている。
【0052】セグメント方式のMMUには、図9に示す
ように、プログラム毎に独立的に割り当てられるRAM
の記憶領域(主記憶セグメント)と実アドレスとの対応
関係が記されるセグメントテーブルSTが設けられる
が、このセグメントテーブルSTに、プログラム毎に割
り当てられるビデオRAM40の描画領域(VRAMセ
グメント)の開始アドレスと、アドレスビットの入れ替
え方法を示す描画構成データとが登録されるようにして
おく。さらに、MMU51に、図8に示した制御信号生
成部83やバレルシフタs〜uおよびセレクタa〜fか
らなるアドレス変換回路18aを設ける。
【0053】このような構成によれば、CPU50から
ビデオRAM40にアクセスされる際には、先ずCPU
50から仮想アドレス(セクタ番号+セクタ内アドレ
ス)がMMU51に出力され、それにより、MMU51
において開始アドレスとアドレスビットの入替え方法を
表す描画構成データとが引き出される。そして、この描
画構成データに基づきアドレス変換回路18aの制御信
号生成部83からバレルシフタs〜uおよびセレクタa
〜fに制御信号が出力されて、上記セクタ内アドレスに
対して所定ビットの入替えが行われる。そして、セグメ
ントテーブルから引き出した開始アドレスと変換後のセ
クタ内アドレスとが連結されて、タイルアドレス方式の
実アドレスが生成される。それにより、ビデオRAM4
0への正常なアクセスが可能となる。
【0054】以上のように、上記のマイクロコンピュー
タ100によれば、MMU51を用いてビデオRAM4
0の領域割当てとリニアアドレス形式からタイルアドレ
ス形式への変換方法の指示が行われるので、同様の構成
を別個に設ける場合に比べて、チップ面積の削減を図る
ことが出来る。
【0055】[第3実施例]図10には、本発明の実施
例のグラフィックシステムを適用した情報処理装置のブ
ロック図を示す。この実施例は、例えばカーナビゲーシ
ョンシステムやPDA(Personal DataAssistant)など
の情報処理装置に、本発明に係るグラフィックシステム
を適用したものである。情報処理装置は、描画処理を含
む装置の全体的な制御を行うCPU50と、CPU50
に作業用のメモリ空間を提供するRAM102と、OS
(オペレーティングシステム)やアプリケーション・ソ
フトウェアなどの制御プログラムや制御データが格納さ
れるROM103と、外部とデータを入出力するI/O
インターフェース104と、表示データが格納されるビ
デオRAM40と、CPU50とビデオRAM40との
間のデータのやり取りに介在したりビデオRAM40に
書き込まれた表示データに基づき映像信号を生成・出力
するグラフィックコントローラ1Aと、CPU50、R
AM102、ROM103、I/Oインターフェース1
04およびグラフィックコントローラ1Aを接続するホ
ストバス105a,105bと、ビデオRAM40とグ
ラフィックコントローラ1Aとを接続するメモリバス1
06a,106bとを備えている。
【0056】また、上記のI/Oインターフェース10
4には、ユーザからの入力操作を受ける入力キー111
や、DVDドライブなど大容量の記憶装置112、並び
に、携帯電話機などの通信機器を接続してデータ通信を
行う通信インターフェース113などが接続されてい
る。
【0057】また、この情報処理装置には、図示しない
ディスプレイが接続され、グラフィックコントローラ1
Aからの映像信号がこのディスプレイに出力されて、デ
ィスプレイ上に画像出力が行われるようになっている。
【0058】グラフィックコントローラ1Aは、ホスト
バス105a,105bからのデータを入出力するホス
トI/F部10と、制御部14からの指示により所定の
描画内容の表示データをタイルアドレス形式でハード的
に生成する描画部12と、各ブロックの動作制御やホス
トバス105a,105bから入力された描画コマンド
を解釈して描画部12に描画処理の指示を行う制御部1
4と、外付けのビデオRAM40に表示データや描画コ
マンドの読み書きを行うメモリI/F部16と、CPU
50から入力される表示データのアドレスを変換するア
ドレス変換部18と、ビデオRAM40に格納された表
示データを例えばRGB映像信号に変換して出力する表
示部20とを、表示データの転送に使用される内部バス
21a,21bにそれぞれ接続して構成される。
【0059】これらグラフィックコントローラ1A内の
各ブロックの構成は、第1実施例のものと同様である。
第1実施例で説明したように、アドレス変換部18は、
設定レジスタとしてのアドレス変換方法テーブル81
(図7)の値に応じて、ビデオRAM40の所定のアド
レス範囲毎に、アドレス変換の実行・非実行の選択と、
描画サイズとカラー数の異なる複数種類のウィンドウ構
成にそれぞれ対応した複数通りのアドレス変換が選択的
に可能に構成されている。
【0060】第1実施例の説明でも述べたが、図7に示
すように、アドレス変換方法テーブル81には、ビデオ
RAM40の所定のアドレス範囲ごとにそれぞれ割り当
てられた256個のエントリが設けられ、各エントリに
は、アドレス変換の有無を示すビット[e]と、描画領
域の幅が512画素か1024画素を示すビット[w]
と、描画領域の高さが512画素か1024画素を示す
ビット[h]と、8ビットカラーか16ビットカラーか
を示すビット[c]とが設けられている。そして、1つ
のウィンドウが開かれる際には、該ウィンドウの表示デ
ータを展開するビデオRAM40の領域割当てが行われ
るとともに、この領域に対応するアドレス変換方法テー
ブル81のエントリに、このウィンドウの表示データに
適用するアドレス変換方法を表わす値が設定されるよう
になっている。そして、それにより、図2に示すよう
に、CPU50から各ウィンドウの表示データの展開領
域にアクセスが行われる際に、各ウィンドウの表示形式
に応じたアドレス変換が適用されるようになっている。
【0061】なお、上記のアドレス変換方法テーブル8
1を用いずに、例えばCPU50が実行する制御プログ
ラムにより変換方式を決定し、CPU50から変換方式
を指示する信号を出力してアドレス変換部18における
アドレス変更方式を変更させるように構成することも出
来る。
【0062】上記の情報処理装置で動作するOS(オペ
レーションシステム)は、汎用のOSであり、表示デー
タは表示画面の左端から右端にかけてライン方向に並ぶ
画素データが連続的なアドレスに対応づけられたリニア
アドレス形式のものを扱うように構築されたものであ
る。なお、OSの格納場所はROM103のほか、例え
ば、I/Oインターフェース104に接続される例えば
PCカード型の記憶装置に格納されてCPU50により
実行されるようにすることも出来る。
【0063】また、このOSは、GUI(Graphical Us
er Interface)のウィンドウ機能により1画面に複数の
ウィンドウを開いて、これら複数のウィンドウの各々に
マルチタスク処理により異なる色数設定の画像表示を行
えるように構築されている。複数のウィンドウを開く際
には、1個のウィンドウごとにビデオRAM40の1つ
のメモリ領域が割り当てられ、さらに、この領域割当て
の際に、CPU50からビデオRAM40に表示データ
を書き込むときにそのウィンドウ構成に応じたアドレス
変換が行われるようにグラフィックコントローラ1Aの
アドレス変換方法テーブル81の設定も同時に行われる
ようになっている。これらのメモリ領域の割当ておよび
アドレス変換方式をプログラムするテーブルの設定は、
OSからの要求に基づきCPU50が実行するグラフィ
ックコントローラ1Aのドライバソフトウェア(以下、
ビデオドライバと呼ぶ)が行うようにすることができ
る。
【0064】加えて、アプリケーションプログラムによ
り、例えば指定座標に所定形状の描画を行うと云ったよ
うな描画コマンドが発せられたり、或いは、外部からこ
のような描画コマンドが受信された場合には、OSが該
描画コマンドをビデオドライバに渡して、CPU50に
より実行されるビデオドライバ或いはグラフィックコン
トローラ1Aにより描画処理が行われるようになってい
る。
【0065】次に、CPU50のソフト処理により実現
される上記ビデオドライバの処理手順について詳細に説
明する。図11には、ビデオドライバにより実行される
描画処理のフローチャートを示す。この描画処理は、ア
プリケーション・ソフトウェアにより描画コマンドが発
せられたり、受信した描画コマンドに基づき描画処理開
始の命令が発せられた場合に、それらの描画コマンドが
OSからビデオドライバに送られることで開始される
(ステップS1)。
【0066】ビデオドライバは描画コマンドを受ける
と、該描画コマンドが描画部12の描画処理により対応
可能か判別し(ステップS2)、対応可能であれば描画
部12で描画処理を行わせてビデオRAM40の指定さ
れた領域に表示データを書き込ませる(ステップS
3)。描画部12はタイルアドレス形式の表示データを
生成するので、ビデオRAM40にはそのまま表示デー
タが書き込まれる。
【0067】一方、描画部12による対応が不能であれ
ばOSから提供されている汎用の標準描画ライブラリを
用いてCPU50のソフト処理により描画を行って、そ
の表示データをCPU50からビデオRAM40の指定
された領域に書き込ませる(ステップS4)。汎用の標
準描画ライブラリでは、表示データをリニアアドレス形
式で扱うが、CPU50からビデオRAM40に書き込
む際に、アドレス変換部18によりタイルアドレス形式
に変換される。
【0068】ステップS3又はステップS4の処理が完
了したら、この描画処理は終了して次の描画コマンドが
渡されるのを待機する。そして、このような描画処理が
描画コマンドの数だけ繰り返し実行されて、一連の描画
処理が行われていく。
【0069】ビデオドライバによる上記描画処理によ
り、外部からは汎用の描画コマンドを受け入れることが
可能であるとともに、描画部12の処理により描画処理
によるCPU負荷を低減することが出来る。
【0070】図12には、ビデオドライバにより実行さ
れる領域作成処理のフローチャートを示す。この領域作
成処理は、アプリケーションプログラムの起動や1つの
アプリケーションプログラムの中で異なる情報表示を行
う際などに、アプリケーションプログラムからOSに対
してウィンドウ表示(バックグランド表示も含む)の要
求が発せられ、この要求に基づきOSからビデオドライ
バに対してこのウィンドウ表示に対応するビデオRAM
40の領域作成の要求が送られることで開始される(ス
テップS11)。この領域作成要求にはウィンドウ構成
(ウィンドウの縦横の画素数と色数)を表わす情報も付
加される。
【0071】加えて、この領域作成処理は、アプリケー
ションプログラムやデータ受信などにより多数の描画コ
マンドを含むデータファイルが生成または入力された場
合に、OSからビデオドライバに対してこの描画コマン
ドの格納領域の作成要求が送られた場合にも開始される
(ステップS11)。
【0072】ビデオドライバは領域作成要求を受ける
と、先ず、要求された領域が描画コマンドの格納領域か
或いはウィンドウやバックグランドの表示データの展開
領域かの判別を行い(ステップS12)、表示データの
展開領域だった場合にその描画領域の画素数や色数など
表示形式の判別(ステップS15,S18,S21,S
24)を行う。なお、図12のフローチャートではウィ
ンドウ画面の縦方向の画素数の判別やそれについての設
定については省略し、横方向の画素数と色数の判別およ
びそれらについての設定のみ記している。
【0073】上記の判別処理の結果、該当する内容があ
った場合には、その内容に応じたメモリ割当て(ステッ
プS13,S16,S19,S22,S25)と、アド
レス変換方法テーブル81の設定(ステップS14,S
17,S20,S23,S26)とを行う。一方、上記
判別処理の結果、該当する内容がなかった場合には、O
Sにエラーを報告して(ステップS27)、この領域作
成処理を終了する。
【0074】ステップS13,S16,S19,S2
2,S25のメモリの割当ては、ビデオRAM40の空
いている領域の中からその描画に必要な大きさのメモリ
領域を確保することで行われる。ビデオドライバは、ア
ドレス変換方法テーブル81の各エントリに対応づけら
れたビデオRAM40の各領域を1単位として扱い、こ
の1単位の領域を複数個確保してメモリ割当てを行う。
【0075】ステップS14,S17,S20,S2
3,S26の設定は、割当てを行ったメモリ領域に対応
付けられたアドレス変換方法テーブル81の各エントリ
に、格納データやウィンドウ構成に応じた値を書き込む
ことで行われる。すなわち、描画コマンドの格納領域だ
った場合には、アドレス変換は行わないので[e]ビッ
トに“0”を、その他のビットには任意の値を設定する
(ステップS14)。
【0076】また、表示データの格納領域であり且つウ
ィンドウ構成が幅512画素以下で8bitカラーの場
合には、アドレス変換の有無を示す[e]ビットに
“1”、描画領域の幅を示す[w]ビットに“0”、色
数を示す[c]ビットに“0”を設定する(ステップS
17)。ステップS20,S23,S26はウィンドウ
構成の違いに応じてその設定値を変えたものである。そ
して、メモリの割当てとアドレス変換方法テーブル81
の設定とが済んだらこの領域作成処理を終了して、次に
領域作成の要求が来るのを待機する。
【0077】このようなビデオドライバにより、画面構
成の異なる複数のウィンドウを表示する場合でも、ビデ
オRAM40にはメモリアクセス性能の高いタイルアド
レス形式の表示データが展開される一方、OS側では表
示データを汎用性の高いリニアアドレス形式で扱うこと
ができる。
【0078】以上のように、この実施例のグラフィック
システムを搭載した情報処理装置によれば、ビデオRA
M40にはタイルアドレス形式の表示データが展開され
るので、グラフィックコントローラ1Aに備わる描画部
12やCPU50による描画処理の高速化並びに低消費
電力化を図ることが出来る。さらに、CPU50からビ
デオRAM40へ表示データを書き込む際に、グラフィ
ックコントローラ1Aのアドレス変換部18がハード的
な処理により表示データをリニアアドレス形式からタイ
ルアドレス形式に変換するので、ビデオRAM40側で
は高速な描画処理が可能なタイルアドレス形式で表示デ
ータを扱う一方、CPU50側では汎用性の高いリニア
アドレス形式の表示データを扱うことが出来る。
【0079】加えて、ビデオRAM40のアドレス範囲
に応じてアドレス変換の方式を幾つかの中から選択的に
設定することが出来るので、1画面中にウィンドウ幅や
色数など画面構成の異なる複数のウィンドウ表示を行う
場合でも、各ウィンドウ構成に合わせたアドレス変換が
可能となる。従って、画面構成の異なる複数のウィンド
ウ表示を行う場合でも、CPU50側では汎用性の高い
リニアアドレス形式の表示データを扱いながら、ビデオ
RAM40では高速な描画処理が可能なタイルアドレス
形式の表示データとして格納することが出来る。
【0080】また、ビデオRAM40のアドレス範囲に
応じてアドレス変換の実行・非実行の設定も出来るの
で、例えばファイル入力などにより描画コマンドをビデ
オRAM40に格納する場合には、アドレス変換をせず
にCPU50からビデオRAM40に直接データを書き
込むことが出来る。
【0081】従って、この実施例のグラフィックシステ
ムを搭載した情報処理装置は、画像データをリニアアド
レス形式で扱う汎用OSを適用することができ、汎用O
Sに備わる標準化されたAPI(Application Programm
ing Interface)を用いてグラフィックス機能を使用で
きることから、アプリケーション・ソフトウェアの開発
が容易なものとなる。
【0082】次に、上記の情報処理装置を利用した情報
提供システムについて説明する。図13には、この情報
提供システムの全体構成図を示す。この情報提供システ
ムは、ホストセンタに設置され情報提供システムの全体
的な制御を司るホストコンピュータ201と、企業や一
般家庭に設置され有線或いは無線によりホストコンピュ
ータ201に接続される例えばセットトップボックスな
どの端末装置211〜213や、車両に搭載され無線で
ホストコンピュータ201に接続されるカーナビゲーシ
ョンシステム214、並びに、通信機能を有し無線によ
りホストコンピュータ201に接続可能なPDA(携帯
型情報処理装置)215などから構成される。各情報処
理装置には、上述した図10のグラフィックシステムが
それぞれ搭載されている。
【0083】そして、情報処理装置としての上記端末装
置211〜213、カーナビゲーションシステム214
およびPDA215などの要求に応じて、上記のホスト
コンピュータ201により各情報処理装置が必要として
いる情報の提供、収集および管理を行うことで、各情報
処理装置を保有する加入者に様々なサービスを提供する
ものである。
【0084】上記の情報提供システムにおいて、カーナ
ビゲーションシステム214を対象としたサービスとし
ては、例えば、道路のナビゲーション情報の提供、有料
道路やドライブスルー店舗での料金決済情報の提供、収
集および管理、現在地近傍の店舗情報などドライブ関連
情報の提供等を行う個人向けサービス、配送ルート制御
用の情報提供や在庫情報の管理など物流向けサービス、
或いは、一般業務向けのサービスなどがある。
【0085】PDA215を対象とするサービスとして
は、ビルや地下街などの情報を詳細に表示する歩行者向
けのナビゲーションサービスなどがある。一般家庭に設
置される端末装置212,213を対象とするサービス
としては、例えば、映像データや音声データの配信や、
カーナビゲーションシステム214やPDAと連携した
交通関連情報の提供などがある。映像データや音声デー
タは端末装置212,213において映像音声信号に変
換されてテレビ装置に出力されて映像音声出力される。
企業に設置される端末装置211を対象とするサービス
としては、業務用の車に搭載されるカーナビゲーション
システム214や従業者が携帯するPDA215に提供
されるサービスと連携して業務支援情報の提供や、従業
者の位置情報など企業内の交通関連情報の提供を行うサ
ービスがある。
【0086】このような情報提供システムにおいて、各
情報処理装置211〜215に図10のグラフィックシ
ステムが搭載されていることから、タイルアドレス形式
の表示制御によって多くの描画処理においてメモリアク
セス性能が向上し、それほど周波数の高くないクロック
でシステムが動作される場合であっても描画処理能力の
向上が図られるようになる。PDA215など低消費電
力性が求められる装置にとっては、低い周波数の動作ク
ロックで高い描画処理能力が得られることは非常に有用
である。
【0087】さらに、各情報処理装置211〜215に
おいて、CPU50は汎用性のあるリニアアドレス形式
で画像データを扱うことが出来るので、ホストコンピュ
ータ201から提供される画像データには、汎用性のあ
るリニアアドレス形式のものを用いることが出来る。
【0088】従って、ホストコンピュータ201や各情
報処理装置211〜215には、画像データをリニアア
ドレス形式で扱う汎用OSを用いることができ、汎用O
Sに備わる標準化されたAPIを用いてグラフィックス
機能を使用できることから、専用OSを新たに構築する
のに比べて、様々なサービスを行うためのアプリケーシ
ョン・ソフトウェアの開発も容易になる。
【0089】また、ホストコンピュータ201から各情
報処理装置211〜215に画像情報を提供する場合
に、データ量が小さくなる描画コマンドを用いることが
出来るが、各情報処理装置211〜215に搭載された
グラフィックシステムには、タイルマップ形式で描画処
理を行う描画部12が搭載されており、該描画部12で
処理可能な描画コマンドは該描画部12が行い、処理で
きない描画コマンドについてのみCPU50に処理させ
ると云った振り分けが可能であるため、標準化された描
画コマンドを用いて描画処理を行う場合でもCPU50
の処理負荷を低減することが出来る。
【0090】また、描画コマンドが送られてきた際に
は、該描画コマンドを格納する領域に対するアドレス変
換の設定を非実行にして、この描画コマンドをビデオR
AM40の任意の領域に一旦格納し、後に描画部12と
CPU50により描画処理させるようにすることも出来
る。
【0091】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で
種々変更可能であることはいうまでもない。
【0092】例えば、実施例のグラフィックコントロー
ラ1では、アドレスの上位ビットをインデックスとして
アドレス変換方法を示すデータをエントリデータとした
アドレス変換方法テーブルを用いて、各アドレス範囲毎
のアドレス変換方法の設定を行うようにしたが、そのほ
か、アプリケーションにビデオRAMの領域を割り当て
た際に、該領域のアドレス範囲(例えば、開始アドレス
と容量など)と該領域におけるアドレス変換方法を決定
するデータとをレジスタに登録しておき、ビデオRAM
へのアクセス要求があった際にこのレジスタ値を参照し
て当該アクセス範囲でのアドレス変換方法を決定するよ
うにしても良い。この場合、上記レジスタによりアドレ
ス変換設定手段が構成される。
【0093】また、各アプリケーションに割り当てられ
る描画領域のサイズやカラービットなどの画素形式の種
類は様々な変更が可能である。前記実施例では画素形式
毎に固定されていたタイルアドレス形式における画素ブ
ロックの幅と高さとを、設定により変更できるような構
成にすれば、実行頻度の比較的高い描画が少ない数の画
素ブロックに収まるように設定を変更して性能を向上さ
せることも可能となる。
【0094】また、実施例においてはアドレス変換の方
式として、アドレスの2つのビット範囲の値を相互に入
れ替える方式を例示したが、その他、種々のアルゴリズ
ムを用いてアドレス範囲を所定長ずらした上でリニアア
ドレス形式からタイルアドレス形式へ変換させるように
することも可能である。
【0095】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野である1チッ
プのグラフィックコントローラやマイクロコンピュータ
などについて説明したがこの発明はそれに限定されるも
のでなく、表示制御を行う種々の装置に広く利用するこ
とができる。
【0096】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
のとおりである。すなわち、本発明に従うと、ビデオメ
モリ上に描画領域のサイズや画素形式の異なる複数の表
示データが混在する場合でも、これら複数の表示データ
にそれぞれ対応してハードウェア処理によりリニアアド
レス形式からタイルアドレス形式への変換ができるの
で、描画処理におけるビデオメモリへのアクセス性能の
向上およびCPUの負荷低減とを同時に達成することが
出来るという効果がある。
【0097】また、本発明のビデオシステムを搭載した
情報処理装置によれば、上記の効果に加えて、例えば、
情報処理装置にリニアアドレス形式の表示データを扱う
汎用OSを適用することが出来るので、グラフィックス
機能を標準APIを用いて実現できるなど、アプリケー
ション・ソフトウェアの開発も容易なものとなる。
【0098】また、本発明の表示制御装置およびビデオ
システムによれば、例えばビデオRAMなどのメモリ上
の指定のアドレス範囲に対してはアドレス変換を行わな
いように設定することが出来るため、例えば、上記メモ
リに描画コマンドのファイルデータなどをアドレス変換
を行わずに一時的に格納するなどメモリを有効に利用す
ることが出来るという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用して有用なグラフィックコントロ
ーラの実施例を示す構成図である。
【図2】複数の画像表示を同時に行う際のビデオメモリ
とCPUとの関係を説明する図である。
【図3】図2のウィンドウ表示における(A)画素ブロ
ックと(B)描画領域の構成を示す図である。
【図4】図2のウィンドウ表示におけるアドレス変換方
法を説明する図である。
【図5】図2の背景表示における(A)画素ブロックと
(B)画面領域の構成を示す図である。
【図6】図2の背景表示におけるアドレス変換方法を説
明する図である。
【図7】図1のアドレス変換部の詳細な構成を示す図で
ある。
【図8】本発明に係るマイクロコンピュータの実施例を
示す構成図である。
【図9】図8のメモリマネージメントユニットによるア
ドレス変換方法を説明する図である。
【図10】本発明の実施例であるグラフィックシステム
の構成図である。
【図11】本発明に係るグラフィックシステムで使用さ
れるビデオドライバの描画処理を示す流れ図である。
【図12】本発明に係るグラフィックシステムで使用さ
れるビデオドライバの領域作成処理を示す流れ図であ
る。
【図13】本発明の応用である情報処理装置を使用した
情報提供サービスの形態を示した図である。
【符号の説明】
1 グラフィックコントローラ 10 ホストインターフェース 12 描画部 16 メモリI/F部 18 アドレス変換部 20 表示部 40 ビデオRAM 50 CPU 51 MMU 81 アドレス変換方法テーブル 83 制御信号生成部 s〜u バレルシフタ a〜f セレクタ 100 マイクロコンピュータ 102 RAM 103 ROM 104 I/Oインターフェース 111 入力キー 112 DVDドライブ 113 通信インターフェース 201 ホストコンピュータ 211〜213 端末装置 214 カーナビゲーションシステム 215 PDA
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09G 5/00 550 G09G 5/00 550T 5/36 530E 5/39 530G Fターム(参考) 5B047 EA02 EA05 EB13 5B060 GA11 5B069 AA14 BA03 BB01 BB14 BC02 5C082 AA01 BA12 BA27 BA41 BB15 CB01 DA22 DA54 DA57 DA64 DA67 DA86 MM02

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示データとアドレスが入力される入力
    部と、表示画面を分割してなる2×2(nとmは自
    然数)の矩形領域の各画素が連続する物理アドレスに対
    応付けられているビデオメモリに対して上記入力された
    表示データを書き込むビデオメモリインターフェース
    と、外部から描画用のコマンドコードを受けて指定され
    た描画処理を行う描画回路とを備えた表示制御装置であ
    って、 外部から入力された上記アドレスのビット配列を相互に
    入れ替えるアドレス変換手段と、 該アドレス変換手段により入替えが行われるビット部分
    を複数のアドレス範囲毎に設定することが可能なアドレ
    ス変換設定手段と、 を備えたことを特徴とする表示制御装置。
  2. 【請求項2】 上記ビデオメモリの記憶領域は複数のア
    ドレス範囲に分割され各アドレス範囲毎に異なる画面の
    表示データが格納されるとともに、 上記アドレス変換設定手段は、上記分割されたアドレス
    範囲毎にビット配列の入替え部分が設定可能なように構
    成されていることを特徴とする請求項1記載の表示制御
    装置。
  3. 【請求項3】 上記アドレス変換設定手段は、分割され
    たアドレス範囲を表すアドレスの上位所定ビットを登録
    データを引き出すためのインデックスとし、該アドレス
    範囲における入替え部分を決定するビットデータを登録
    データとしたデータテーブルであることを特徴とする請
    求項2記載の表示制御装置。
  4. 【請求項4】 描画処理を含むシステム制御処理を行う
    中央演算処理ユニットと、請求項1〜3の何れかに記載
    の表示制御装置とが1個の半導体基板上に形成されてな
    ることを特徴とするマイクロコンピュータ。
  5. 【請求項5】 描画処理を含むシステム制御処理を行う
    中央演算処理ユニットと、該中央演算処理ユニットによ
    り扱われる論理アドレスを主記憶の物理アドレスに変換
    するメモリ管理ユニットと、上記中央演算処理ユニット
    から描画用のコマンドコードを受けて指定された描画処
    理を行う描画回路とを有するマイクロコンピュータにお
    いて、 上記メモリ管理ユニットは、上記中央演算処理ユニット
    が表示画面を分割してなる2×2(nとmは自然
    数)の矩形領域の各画素が連続する物理アドレスに対応
    付けられているビデオメモリへ表示データの書込みを行
    う際に、該中央演算処理ユニットから供給される論理ア
    ドレスのビット配列を相互に入替えることによりビデオ
    メモリの物理アドレスに変換するアドレス変換手段を有
    するとともに、当該メモリ管理ユニットに、ビット配列
    の入れ替えを行う部分をビデオメモリの複数のアドレス
    範囲毎に設定することが可能なアドレス変換設定手段が
    設けられていることを特徴とするマイクロコンピュー
    タ。
  6. 【請求項6】 演算処理を行うCPUと、表示データが
    格納されるメモリと、表示画面を縦横複数に分割してな
    る各矩形領域における画素データが連続するアドレスに
    対応づけられるタイルアドレス形式の表示データを上記
    メモリから読み出してディスプレイに出力可能な映像信
    号を生成するタイルアドレス形式の表示部とを備えたグ
    ラフィックシステムであって、 上記CPUから上記メモリへのアクセス経路上に、表示
    画面の左端から右端にかけてライン方向に並ぶ画素デー
    タが連続するアドレスに対応づけられるリニアアドレス
    形式の表示データを、アドレス変換により上記タイルア
    ドレス形式のデータに変換するアドレス変換部を備えて
    いることを特徴とするグラフィックシステム。
  7. 【請求項7】 上記アドレス変換部はアドレス変換の実
    行の有無を設定可能な設定レジスタを備えていることを
    特徴とする請求項6記載のグラフィックシステム。
  8. 【請求項8】 上記アドレス変換部は複数の変換方式に
    よりアドレス変換を行うことが可能であるとともに、適
    用される変換方式は所定条件に基づき変更されるように
    構成され、さらに、上記の所定条件が設定変更可能にさ
    れていることを特徴とする請求項6又は7に記載のグラ
    フィックシステム。
  9. 【請求項9】 上記アドレス変換部は、表示データのア
    ドレスのうち2つのビット範囲の値を相互に入れ替える
    ことで上記リニアアドレス形式から上記タイルアドレス
    形式への変換を行うように構成されていることを特徴と
    する請求項6〜8の何れかに記載のグラフィックシステ
    ム。
  10. 【請求項10】 データ受信が可能な通信手段を備え、
    該通信手段を介して受信されたリニアアドレス形式の表
    示データがタイルアドレス形式の表示データに変換され
    て上記メモリに展開され、上記表示部により前記表示デ
    ータに基づく映像信号が出力されることを特徴とする請
    求項6〜9の何れかに記載のグラフィックシステム。
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