JP2003082398A - 洗浄剤製品 - Google Patents
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 経済性に優れる薄肉のボトルを用いて、水分
や香料が揮散しにくく、匂いの変わりにくい安定な洗浄
剤製品を提供する。 【解決手段】 薄肉プラスチックボトルに液体洗浄剤が
充填された洗浄剤製品であって、前記薄肉プラスチック
ボトルは、ポリオレフィン系樹脂、ポリエステル系樹
脂、ビニール系樹脂の少なくとも1種を含む樹脂を、ダ
イレクトブロー、インジェクションブロー、又はインジ
ェクションストレッチブローによって成形したものであ
り、平均肉厚が100〜400μmであると共に、前記
樹脂の単位容量あたりの量が7/500〜1/20g/
mLであり、前記液体洗浄剤は、シトロネロール、リナ
ロール、テトラヒドロリナロール、テルピネオール、メ
ントールから選ばれる香料を、合計で0.0001〜
0.1%含むことを特徴とする。
や香料が揮散しにくく、匂いの変わりにくい安定な洗浄
剤製品を提供する。 【解決手段】 薄肉プラスチックボトルに液体洗浄剤が
充填された洗浄剤製品であって、前記薄肉プラスチック
ボトルは、ポリオレフィン系樹脂、ポリエステル系樹
脂、ビニール系樹脂の少なくとも1種を含む樹脂を、ダ
イレクトブロー、インジェクションブロー、又はインジ
ェクションストレッチブローによって成形したものであ
り、平均肉厚が100〜400μmであると共に、前記
樹脂の単位容量あたりの量が7/500〜1/20g/
mLであり、前記液体洗浄剤は、シトロネロール、リナ
ロール、テトラヒドロリナロール、テルピネオール、メ
ントールから選ばれる香料を、合計で0.0001〜
0.1%含むことを特徴とする。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラスチックボト
ルに充填した衣料、野菜、トイレ、食器、調理用具、住
居(ガラス、換気扇等)等の各種洗浄に用いる水性液体
洗浄剤製品に関する。 【0002】 【従来の技術】液体洗浄剤や飲料水などの液体を充填す
るための容器として、ポリエチレンテレフタレート製、
ポリエチレン製またはポリプロピレン製などのプラスチ
ック製のボトル(以下、単に「ボトル」ともいう)が、
盛んに用いられてきた。これらボトルに充填された液体
製品類は、日常生活のあらゆる場面で多量に消費される
ものであるので、より安価に消費者に提供することが望
まれている。そのため、一本のボトル成形に用いる樹脂
量をできるだけ少なくする工夫がまず考えられる。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、コスト
面を考慮して少ない樹脂量でボトルを成形すると、当然
のことであるが、ボトルの肉厚も薄くなる。しかしなが
ら、ボトルの肉厚が薄くなってくると、気体の透過性が
増大し、長期間の保存のための容器としては問題が生ず
ることが一般的に知られている。具体的には、肉薄のボ
トルに液体洗浄剤を充填密栓した製品を、倉庫でしばら
く保管したり、店頭で陳列したりしておくと、液体中の
成分がボトル内から外に透過揮散する。特に成分中の香
料が揮散してしまうと、匂いが変化してしまい、さらに
は、洗浄剤の素材臭が表に出てしまう。すなわち、液体
洗浄剤は商品の目的上、爽やかな香り立ちが要求される
ため、主として、シトラスオイル(オレンジ、レモン、
ライムオイル等)類やミントオイル(和種薄荷、洋種薄
荷等)類が香料として配合される。しかしながら、長期
保存安定性においてシトラス類の主要成分であるリモネ
ン、ピネン、テルピノーレン等の炭化水素類は、容器内
面に吸着、透過して本来の香気とは異なる香気に変化し
てしまう。そのため、洗浄剤製品としての製品価値が失
われてしまうものであった。本発明は上記事情に鑑み、
薄肉のボトルを用いても、水分や香料が揮散しにくく、
匂いの変わりにくい安定な洗浄剤製品を提供することを
課題とする。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
解決するため鋭意検討した結果、特定の香料を所定濃度
以上含むと、香料安定性に優れた洗浄剤製品となること
を見出した。すなわち、本発明の洗浄剤製品は、薄肉プ
ラスチックボトルに液体洗浄剤が充填された洗浄剤製品
であって、前記薄肉プラスチックボトルは、ポリオレフ
ィン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ビニール系樹脂の少
なくとも1種を含む樹脂を、ダイレクトブロー、インジ
ェクションブロー、又はインジェクションストレッチブ
ローによって成形したものであり、平均肉厚が100〜
400μmであると共に、前記樹脂の単位容量あたりの
量が7/500〜1/20g/mLであり、前記液体洗
浄剤は、シトロネロール、リナロール、テトラヒドロリ
ナロール、テルピネオール、メントールから選ばれる香
料(以下、これらの香料を総称して特定香料という。)
を、合計で0.0001〜0.1%含むことを特徴とす
る。 【0005】本発明によれば、薄肉のボトルであるた
め、経済性に優れると共に、水分や香料が揮散しにく
く、匂いの変わりにくい安定な洗浄剤製品とすることが
できる。 【0006】 【発明の実施の形態】以下、本発明の洗浄剤製品の実施
形態を説明する。まず、本実施形態の薄肉プラスチック
ボトルについて説明する。本実施形態の薄肉プラスチッ
クボトルは、ポリオレフィン系樹脂、ポリエステル系樹
脂、アクリル系樹脂、ビニール系樹脂の少なくとも1種
を含む樹脂を用いて成形される。 【0007】ここで、ポリオレフィン系樹脂としては、
例えば、高密度ポリエチレン(HDPE)、低密度ポリ
エチレン(LDPE)、中密度ポリエチレン(MDP
E)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、ポリ
プロピレン(PP)(ブロック、ホモ、ランダム)等が
挙げられる。また、ポリエステル系樹脂としては、例え
ば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチ
レンナフタレート(PEN)等が挙げられる。また、ビ
ニール系樹脂としては、例えば、エチレンビニルアセテ
ート(EVA)、エチレンビニルアルコール(EVO
H)等が挙げられる。 【0008】また、本実施形態の薄肉プラスチックボト
ルに用いる樹脂は、メルトフローインデックスが0.1
〜10g/10分であることが好ましい。0.1g/1
0分未満では主にフィルム状グレードでボトルに成形し
にくい。また、10g/10分を越えるとドローダウン
しやすく安定な成形が困難だからである。 【0009】また、本実施形態の薄肉プラスチックボト
ルに用いる樹脂は、ダイレクトブロー、インジェクショ
ンブロー、又はインジェクションストレッチブローによ
って成形されたものであり、平均肉厚が100〜400
μmである。平均肉厚を100μm以上としたのは、安
定した成形と香りの安定性確保に最低限必要な肉厚だか
らであるが、120μm以上とすることがより香りの安
定性を確保するためにさらに好ましい。また、平均肉厚
を400μm以下としたのは、400μmを越える場合
には、香料の種類に関わらず香りの安定性確保が容易で
あり、特定香料を配合することによる効果が求められな
いからである。なお、350μm以下とすることが、特
定香料の効果がより顕著であり好ましい。また、本実施
形態の薄肉プラスチックボトルに用いる樹脂の単位容量
あたりの量は、7/500〜1/20g/mLである。
樹脂の単位容量あたりの量を7/500g/mL以上と
したのは、安定した成形を確保するためであるが、9/
500g/mL以上とすることがより好ましい。成形が
安定し、特定香料を配合することによる効果を充分に発
揮できるからである。また、樹脂の単位容量あたりの量
を1/20g/mL以下としたのは、特定香料の効果を
出すためであるが15/400g/mL以下とすること
がより好ましい。特定香料の配合効果が大きくなるから
である。また、本実施形態の薄肉プラスチックボトル
は、充填する洗浄剤の成分にもよるが、50℃で1ヶ月
保存した場合に、充填された洗浄剤が0.2〜1.5%
減量するものである。 【0010】次に、本実施形態の洗浄剤製品の液体洗浄
剤について説明する。本実施形態における液体洗浄剤
は、洗浄用界面活性剤成分と、香料と、その他の添加物
とを、水と混合して構成される。 【0011】洗浄用界面活性剤成分には、アニオン界面
活性剤、両性界面活性剤、非イオン界面活性剤、カチオ
ン界面活性剤を挙げることができる。アニオン界面活性
剤としては、−COO-、−OSO3 -、−SO3 -等の基
をもつ化合物とそれらの塩が挙げられ、具体的には以下
のものが例示される。 (1)カルボン酸系アニオン界面活性剤 ・C10〜C18の脂肪酸 ・エステル部分の炭素数が3〜15のコハク酸モノアル
キルエステル塩 ・一般式R0(EO)nCH2COOM(式中、Rは炭素
数10〜18のアルキル基もしくはアルケニル基、nは
1〜6、Mはアルカリ金属、アルカリ土類金属を示す)
で表わされるアルキルエーテルカルボン酸塩 (2)硫酸エステル系アニオン界面活性剤 ・C10〜C18のアルキル硫酸塩 ・アルキル基またはアルケニル基の炭素数10〜18の
アルキル(またはアルケニル)ポリエトキシ硫酸塩(エ
チレンオキシドの平均付加モル数P=2〜7) (3)スルホン酸系アニオン界面活性剤 ・C10〜C18のアルカンスルホン酸塩 ・C10〜C18のオレフィンスルホン酸塩 ・アルキル基の炭素数がC10〜C18のアルキルベンゼン
スルホン酸塩 (4)炭素数8〜18のアシルアミノ酸塩、具体的には
C12Nメチルβアラニン酸ナトリウム塩など (5)上記アニオン界面活性剤の塩 ・アルカリ金属塩 ・アルカリ土類金属塩 ・アンモニウム塩 ・アルカノールアミン塩など 【0012】両性界面活性剤としては、ラウリルジメチ
ルアミンオキシド、椰子脂肪酸アミドプロピルベタイ
ン、アルキルジメチルアミノヒドロキシスルホベタイ
ン、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン等が例示され
る。 【0013】非イオン界面活性剤としては、高級アルコ
ールのエチレンオキシド付加物(飽和モしくは不飽和の
アルコールで直鎖状でも分岐を有していてもよい、アル
コールの平均炭素鎖長は7〜15、エチレンオキシドの
付加モル数は特に制約はないが、通常5〜25モル程
度)が例示される。脂肪酸のモノ又はジエタノールアミ
ドも例示される。炭素数8〜14の飽和または不飽和脂
肪酸由来のジアルカノールアミドが好ましい。その他、
C6〜C16のN−メチルグルカミド、C8〜C14のアルキ
ルグルコシド、C5〜C14のポリオキシエチレンソルビ
タンエステル、C8〜C18のショ糖脂肪酸エステル、グ
ルコース誘導体、アルキルサッカライド化合物、糖アミ
ド化合物、C6〜C12のメチル又はエチルグルコシドエ
ステル等が例示される。 【0014】本実施形態の液体洗浄剤には、製品の用途
等を勘案して、種々の香料組成物が添加される。香料組
成物の添加量は特に制限されるものではないが、液体洗
浄剤の0.0001〜0.1重量%、より好ましくは
0.003〜0.05重量%である。また、本実施形態
における香料組成物には、シトロネロール、リナロー
ル、テトラヒドロリナロール、テルピネオール、メント
ールから選ばれる香料が含まれており、特定香料が液体
洗浄剤全体に対して、合計で0.0001〜0.1%含
まれるように添加される。特定香料の合計量の液体洗浄
剤全体に対する割合を0.0001%以上としたのは、
実施例(下記参照)に記載したように、少ないと重量変
化が大きく、かつ、保存安定性評価時の香気の変化が激
しく商品価値を維持できないため、特定香料を0.00
3%以上にすることが好ましい。また、特定香料の合計
量の液体洗浄剤全体に対する割合を0.1%以下とした
のは、配合量が多いと重量変化には問題がないが、配合
初期の香気評価及び保存安定性評価時の香気評価におい
て嗜好性が確保できないからである。商品の嗜好性を向
上させるためには、0.05%以下がより好ましい。 【0015】また、本実施形態の液体洗浄剤には、香料
の他に、任意の成分を添加できる。液体洗浄剤に添加さ
れる任意成分としては、以下のものを挙げることができ
る。色素、抗菌剤、防腐剤、酸化防止剤、エタノール等
のハイドロトロープ剤、紫外線吸収剤、固体分散エマル
ションラテックス。これらの任意成分は、適宜添加する
ものであり、添加量は制限されるものではないが、通常
液体洗浄剤の5〜80重量%程度である。 【0016】本実施形態によれば、薄肉のボトルである
ため、経済性に優れると共に、水分や香料が揮散しにく
く、匂いの変わりにくい安定な洗浄剤製品とすることが
できる。 【0017】 【実施例】次に、本発明を実施例及び比較例により更に
詳しく説明するが、本発明は下記実施例に限定されるも
のではない。 【0018】〔比較例1〕メルトフローインデックス0.
45g/10分、密度0.937、オルゼン剛性5200kg/cm2、ピカ
ット軟化点107℃の高密度ポリエチレン樹脂12gをダイレ
クトブロー成形し、容量400mlのシリンダー型薄肉プラ
スチックボトル(平均胴部肉厚:0.27mm)とした。この
ボトルに液体洗浄剤として住居用の洗剤Aを充填して洗
浄剤製品とした。洗剤Aの組成を表1に示す。表1に示
すように、洗剤Aには香料組成物が0.2%配合されてい
る。この洗剤Aに配合されている香料組成物X1の組成
については、表5〜表13に示す。この洗浄剤製品を50
℃で1ケ月保存したところ、液体洗浄剤の重量が1.9%減
量して香りにかなりの変化が認められ、商品価値が損な
われた。 【0019】〔実施例1〕メルトフローインデックス0.
45g/10分、密度0.937、オルゼン剛性5200kg/cm2、ピカ
ット軟化点107℃の高密度ポリエチレン樹脂15gをダイレ
クトブロー成形し、容量400mlのシリンダー型薄肉プラ
スチックボトル(平均胴部肉厚:0.35mm)とした。この
ボトルに液体洗浄剤として住居用の洗剤Bを充填して洗
浄剤製品とした。洗剤Bの組成を表1に示す。表1に示
すように、洗剤Bには香料組成物が0.2%配合されてい
る。この洗剤Bに配合されている香料組成物X2の組成
については、表5〜表13に示す。この洗浄剤製品を50
℃で1ケ月保存したところ、液体洗浄剤の重量が0.6%減
量し、香りにわずかな変化が認められるが、商品価値の
維持範囲内であると認められた。 【0020】 【表1】 【0021】〔比較例2〕メルトフローインデックス
0.7g/10分、密度0.91、ピカット軟化点150
℃のポリプロピレンに二酸化チタンを0.02%配合し
た樹脂9gをインジェクションストレッチブロー成形
し、容量500mlのシリンダー型薄肉プラスチックボトル
(平均胴部肉厚:0.18mm)とした。このボトルに液体洗
浄剤として台所用の洗剤Cを充填して洗浄剤製品とし
た。洗剤Cの組成を表2に示す。表2に示すように、洗
剤Cには香料組成物が0.5%配合されている。この洗剤C
に配合されている香料組成物Y1の組成については、表
5〜表13に示す。この洗浄剤製品を50℃で1ケ月保存し
たところ、液体洗浄剤の重量が1.8%減量して香りにか
なりの変化が認められ、商品価値が損なわれた。 【0022】〔実施例2〕メルトフローインデックス
0.5g/10分、密度0.91、ピカット軟化点155
℃のポリプロピレンに二酸化チタンを0.03%配合し
た樹脂12.5gをインジェクションストレッチブロー
成形し、容量500mlのシリンダー型薄肉プラスチックボ
トル(平均胴部肉厚:0.20mm)とした。このボトルに液
体洗浄剤として台所用の洗剤Dを充填して洗浄剤製品と
した。洗剤Dの組成を表2に示す。表2に示すように、
洗剤Dには香料組成物が0.5%配合されている。この洗剤
Dに配合されている香料組成物Y2の組成については、
表5〜表13に示す。この洗浄剤製品を50℃で1ケ月保存
したところ、液体洗浄剤の重量が1.3%減量し、香りに
わずかな変化が認められるが、商品価値の維持範囲内で
あると認められた。 【0023】 【表2】【0024】〔比較例3〕メルトフローインデックス0.
36g/10分、密度0.958、オルゼン剛性1100g/cm2、ピカ
ット軟化点123℃の高密度ポリエチレン樹脂20gをダイレ
クトブロー成形し、容量580mlのオーバル(扁平)型波
リブ付薄肉プラスチックボトル(平均胴部肉厚:0.25m
m)とした。このボトルに液体洗浄剤としてトイレ用の
洗剤Eを充填して洗浄剤製品とした。洗剤Eの組成を表
3に示す。表3に示すように、洗剤Eには香料組成物が
0.05%配合されている。この洗剤Eに配合されている香
料組成物Z1の組成については、表5〜表13に示す。
この洗浄剤製品を50℃で1ケ月保存したところ、液体洗浄
剤の重量が1.6%減量して香りにかなりの変化が認めら
れ、商品価値が損なわれた。 【0025】〔実施例3〕メルトフローインデックス0.
36g/10分、密度0.958、オルゼン剛性1100g/cm2、ピカ
ット軟化点123℃の高密度ポリエチレン樹脂30gをダイレ
クトブロー成形し、容量580mlのオーバル(扁平)型波
リブ付薄肉プラスチックボトル(平均胴部肉厚:0.4m
m)とした。このボトルに液体洗浄剤としてトイレ用の
洗剤Fを充填して洗浄剤製品とした。洗剤Fの組成を表
3に示す。表3に示すように、洗剤Fには香料組成物が
0.05%配合されている。この洗剤Eに配合されている香
料組成物Z2の組成については、表5〜表13に示す。
この洗浄剤製品を50℃で1ケ月保存したところ、液体洗浄
剤の重量が0.8%減量し、香りにわずかな変化が認めら
れるが、商品価値の維持範囲内であると認められた。 【0026】 【表3】 【0027】〔比較例4〕比較例1及び実施例1で用い
たポリエチレン樹脂と、比較例3及び実施例3で用いた
高密度ポリエチレン樹脂とを2:8の肉厚比で積層した
樹脂20gをダイレクトブロー成形し、容量500mlの扁平型
薄肉プラスチックボトル(平均胴部肉厚:0.3mm)とし
た。このボトルに液体洗浄剤として医療用の洗剤Gを充
填して洗浄剤製品とした。洗剤Gの組成を表4に示す。
表4に示すように、洗剤Gには香料組成物が0.15%配合
されている。この洗剤Gに配合されている香料組成物P
1の組成については、表5〜表13に示す。この洗浄剤
製品を50℃で1ケ月保存したところ、液体洗浄剤の重量が
1.7%減量して香りにかなりの変化が認められ、商品価
値が損なわれた。 【0028】〔実施例4〕比較例1及び実施例1で用い
たポリエチレン樹脂と、比較例3及び実施例3で用いた
高密度ポリエチレン樹脂とを2:8の肉厚比で積層した
樹脂25gをダイレクトブロー成形し、容量500mlの扁平型
薄肉プラスチックボトル(平均胴部肉厚:0.35mm)とし
た。このボトルに液体洗浄剤として医療用の洗剤Hを充
填して洗浄剤製品とした。洗剤Hの組成を表4に示す。
表4に示すように、洗剤Hには香料組成物が0.15%配合
されている。この洗剤Hに配合されている香料組成物P
2の組成については、表5〜表13に示す。この洗浄剤
製品を50℃で1ケ月保存したところ、液体洗浄剤の重量が
0.9%減量し、香りに変化が認められるが、商品価値の
維持範囲内であると認められた。 【0029】 【表4】 【0030】なお、表4における略語の意味は、各々以
下の通りである。 ・非イオン界面活性剤1;炭素鎖12の直鎖1級アルコ
ールにエチレンオキサイドを平均2モル付加したもの
(ナロー率:93%) ・非イオン界面活性剤2;炭素鎖12の直鎖1級アルコ
ールにエチレンオキサイドを平均5モル付加したもの
(ナロー率:42%) ・非イオン界面活性剤3;ドバノール23(三菱化学
(株)製)にエチレンオキサイドを平均5モル付加した
もの(ナロー率:86%) ・非イオン界面活性剤4;ダイアドール13(三菱化学
(株)製)にエチレンオキサイドを平均15モル付加し
たもの(ナロー率:33%) ・脂肪酸1;パルミチン酸 ・脂肪酸2;硬化牛脂脂肪酸(リプトールCY−100
0:日本油脂(株)製) ・脂肪酸3;オレイン酸(エキストラオレイン99:日
本油脂(株)製) ・酵素1;Savinase16L(NOVO Nor
disk社製)・酵素2;Everlase16L(N
OVO Nordisk社製) ・ポリエチレングリコール;質量平均分子量1000 ・色素;LANASOL Yellow 4G(チバ・
スペシャルティー・ケミカルズ株式会社) ナロー率:エチレンオキサイドの平均付加モル数の前後
±2モルの範囲の非イオン界面活性剤の合計含有量の、
その非イオン界面活性剤全質量に対する割合 【0031】 【表5】【0032】 【表6】【0033】 【表7】【0034】 【表8】【0035】 【表9】【0036】 【表10】【0037】 【表11】【0038】 【表12】【0039】 【表13】【0040】表14は、表5〜表13を基に、各洗剤に
用いた香料組成物中の特定香料(シトロネロール、リナ
ロール、テトラヒドロリナロール、テルピネオール、メ
ントールから選ばれる香料)の配合率を求め、これに各
洗剤中の香料組成物の配合率を掛け合わせて、各洗剤中
の特定香料の配合率を求めたものである。なお、コリア
ンダーオイルはリナロールを約60%、シトロネラオイ
ルはシトロネロールを約20%、ゼラニウムオイルはシ
トロネロールを約40%、ハッカオイルはメントールを
約40%各々含有する精油である。したがって、表14
の計算においては、各々60%、20%、40%、40
%の特定香料を含むものとして計算した。 【0041】 【表14】 【0042】表15は、各実施例と比較例について、表
14の計算結果と評価結果とをまとめたものである。な
お、表15において、重量変化の判定基準は、以下のと
おりである。 ・◎:重量変化が1%未満の場合 ・○:重量変化が1%以上3%未満の場合 ・×:重量変化が35以上の場合 また、香りの評価の範囲的順は、以下のとおりとした。 ・5:ほとんど変化が認められなく、商品価値あり ・4:わずかな変化が認められるが、商品価値あり ・3:変化が認められるが、商品価値あり ・2:かなりの変化が認められ、商品価値なし ・1:著しい変化が認められ、商品価値なし 【0043】 【表15】 【0044】表15に示すように、洗剤に対する特定香
料の配合率がゼロ又は僅かである比較例では、重量変化
及び香りの評価を総合的に考慮すると低い評価であっ
た。一方、洗剤に対する特定香料の配合率が比較的高い
実施例では、重量変化及び香りの評価を総合的に考慮す
ると高い評価であった。 【0045】 【発明の効果】本発明によれば、薄肉のボトルであるた
め、経済性に優れると共に、水分や香料が揮散しにく
く、匂いの変わりにくい安定な洗浄剤製品とすることが
できる。
ルに充填した衣料、野菜、トイレ、食器、調理用具、住
居(ガラス、換気扇等)等の各種洗浄に用いる水性液体
洗浄剤製品に関する。 【0002】 【従来の技術】液体洗浄剤や飲料水などの液体を充填す
るための容器として、ポリエチレンテレフタレート製、
ポリエチレン製またはポリプロピレン製などのプラスチ
ック製のボトル(以下、単に「ボトル」ともいう)が、
盛んに用いられてきた。これらボトルに充填された液体
製品類は、日常生活のあらゆる場面で多量に消費される
ものであるので、より安価に消費者に提供することが望
まれている。そのため、一本のボトル成形に用いる樹脂
量をできるだけ少なくする工夫がまず考えられる。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、コスト
面を考慮して少ない樹脂量でボトルを成形すると、当然
のことであるが、ボトルの肉厚も薄くなる。しかしなが
ら、ボトルの肉厚が薄くなってくると、気体の透過性が
増大し、長期間の保存のための容器としては問題が生ず
ることが一般的に知られている。具体的には、肉薄のボ
トルに液体洗浄剤を充填密栓した製品を、倉庫でしばら
く保管したり、店頭で陳列したりしておくと、液体中の
成分がボトル内から外に透過揮散する。特に成分中の香
料が揮散してしまうと、匂いが変化してしまい、さらに
は、洗浄剤の素材臭が表に出てしまう。すなわち、液体
洗浄剤は商品の目的上、爽やかな香り立ちが要求される
ため、主として、シトラスオイル(オレンジ、レモン、
ライムオイル等)類やミントオイル(和種薄荷、洋種薄
荷等)類が香料として配合される。しかしながら、長期
保存安定性においてシトラス類の主要成分であるリモネ
ン、ピネン、テルピノーレン等の炭化水素類は、容器内
面に吸着、透過して本来の香気とは異なる香気に変化し
てしまう。そのため、洗浄剤製品としての製品価値が失
われてしまうものであった。本発明は上記事情に鑑み、
薄肉のボトルを用いても、水分や香料が揮散しにくく、
匂いの変わりにくい安定な洗浄剤製品を提供することを
課題とする。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
解決するため鋭意検討した結果、特定の香料を所定濃度
以上含むと、香料安定性に優れた洗浄剤製品となること
を見出した。すなわち、本発明の洗浄剤製品は、薄肉プ
ラスチックボトルに液体洗浄剤が充填された洗浄剤製品
であって、前記薄肉プラスチックボトルは、ポリオレフ
ィン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ビニール系樹脂の少
なくとも1種を含む樹脂を、ダイレクトブロー、インジ
ェクションブロー、又はインジェクションストレッチブ
ローによって成形したものであり、平均肉厚が100〜
400μmであると共に、前記樹脂の単位容量あたりの
量が7/500〜1/20g/mLであり、前記液体洗
浄剤は、シトロネロール、リナロール、テトラヒドロリ
ナロール、テルピネオール、メントールから選ばれる香
料(以下、これらの香料を総称して特定香料という。)
を、合計で0.0001〜0.1%含むことを特徴とす
る。 【0005】本発明によれば、薄肉のボトルであるた
め、経済性に優れると共に、水分や香料が揮散しにく
く、匂いの変わりにくい安定な洗浄剤製品とすることが
できる。 【0006】 【発明の実施の形態】以下、本発明の洗浄剤製品の実施
形態を説明する。まず、本実施形態の薄肉プラスチック
ボトルについて説明する。本実施形態の薄肉プラスチッ
クボトルは、ポリオレフィン系樹脂、ポリエステル系樹
脂、アクリル系樹脂、ビニール系樹脂の少なくとも1種
を含む樹脂を用いて成形される。 【0007】ここで、ポリオレフィン系樹脂としては、
例えば、高密度ポリエチレン(HDPE)、低密度ポリ
エチレン(LDPE)、中密度ポリエチレン(MDP
E)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、ポリ
プロピレン(PP)(ブロック、ホモ、ランダム)等が
挙げられる。また、ポリエステル系樹脂としては、例え
ば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチ
レンナフタレート(PEN)等が挙げられる。また、ビ
ニール系樹脂としては、例えば、エチレンビニルアセテ
ート(EVA)、エチレンビニルアルコール(EVO
H)等が挙げられる。 【0008】また、本実施形態の薄肉プラスチックボト
ルに用いる樹脂は、メルトフローインデックスが0.1
〜10g/10分であることが好ましい。0.1g/1
0分未満では主にフィルム状グレードでボトルに成形し
にくい。また、10g/10分を越えるとドローダウン
しやすく安定な成形が困難だからである。 【0009】また、本実施形態の薄肉プラスチックボト
ルに用いる樹脂は、ダイレクトブロー、インジェクショ
ンブロー、又はインジェクションストレッチブローによ
って成形されたものであり、平均肉厚が100〜400
μmである。平均肉厚を100μm以上としたのは、安
定した成形と香りの安定性確保に最低限必要な肉厚だか
らであるが、120μm以上とすることがより香りの安
定性を確保するためにさらに好ましい。また、平均肉厚
を400μm以下としたのは、400μmを越える場合
には、香料の種類に関わらず香りの安定性確保が容易で
あり、特定香料を配合することによる効果が求められな
いからである。なお、350μm以下とすることが、特
定香料の効果がより顕著であり好ましい。また、本実施
形態の薄肉プラスチックボトルに用いる樹脂の単位容量
あたりの量は、7/500〜1/20g/mLである。
樹脂の単位容量あたりの量を7/500g/mL以上と
したのは、安定した成形を確保するためであるが、9/
500g/mL以上とすることがより好ましい。成形が
安定し、特定香料を配合することによる効果を充分に発
揮できるからである。また、樹脂の単位容量あたりの量
を1/20g/mL以下としたのは、特定香料の効果を
出すためであるが15/400g/mL以下とすること
がより好ましい。特定香料の配合効果が大きくなるから
である。また、本実施形態の薄肉プラスチックボトル
は、充填する洗浄剤の成分にもよるが、50℃で1ヶ月
保存した場合に、充填された洗浄剤が0.2〜1.5%
減量するものである。 【0010】次に、本実施形態の洗浄剤製品の液体洗浄
剤について説明する。本実施形態における液体洗浄剤
は、洗浄用界面活性剤成分と、香料と、その他の添加物
とを、水と混合して構成される。 【0011】洗浄用界面活性剤成分には、アニオン界面
活性剤、両性界面活性剤、非イオン界面活性剤、カチオ
ン界面活性剤を挙げることができる。アニオン界面活性
剤としては、−COO-、−OSO3 -、−SO3 -等の基
をもつ化合物とそれらの塩が挙げられ、具体的には以下
のものが例示される。 (1)カルボン酸系アニオン界面活性剤 ・C10〜C18の脂肪酸 ・エステル部分の炭素数が3〜15のコハク酸モノアル
キルエステル塩 ・一般式R0(EO)nCH2COOM(式中、Rは炭素
数10〜18のアルキル基もしくはアルケニル基、nは
1〜6、Mはアルカリ金属、アルカリ土類金属を示す)
で表わされるアルキルエーテルカルボン酸塩 (2)硫酸エステル系アニオン界面活性剤 ・C10〜C18のアルキル硫酸塩 ・アルキル基またはアルケニル基の炭素数10〜18の
アルキル(またはアルケニル)ポリエトキシ硫酸塩(エ
チレンオキシドの平均付加モル数P=2〜7) (3)スルホン酸系アニオン界面活性剤 ・C10〜C18のアルカンスルホン酸塩 ・C10〜C18のオレフィンスルホン酸塩 ・アルキル基の炭素数がC10〜C18のアルキルベンゼン
スルホン酸塩 (4)炭素数8〜18のアシルアミノ酸塩、具体的には
C12Nメチルβアラニン酸ナトリウム塩など (5)上記アニオン界面活性剤の塩 ・アルカリ金属塩 ・アルカリ土類金属塩 ・アンモニウム塩 ・アルカノールアミン塩など 【0012】両性界面活性剤としては、ラウリルジメチ
ルアミンオキシド、椰子脂肪酸アミドプロピルベタイ
ン、アルキルジメチルアミノヒドロキシスルホベタイ
ン、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン等が例示され
る。 【0013】非イオン界面活性剤としては、高級アルコ
ールのエチレンオキシド付加物(飽和モしくは不飽和の
アルコールで直鎖状でも分岐を有していてもよい、アル
コールの平均炭素鎖長は7〜15、エチレンオキシドの
付加モル数は特に制約はないが、通常5〜25モル程
度)が例示される。脂肪酸のモノ又はジエタノールアミ
ドも例示される。炭素数8〜14の飽和または不飽和脂
肪酸由来のジアルカノールアミドが好ましい。その他、
C6〜C16のN−メチルグルカミド、C8〜C14のアルキ
ルグルコシド、C5〜C14のポリオキシエチレンソルビ
タンエステル、C8〜C18のショ糖脂肪酸エステル、グ
ルコース誘導体、アルキルサッカライド化合物、糖アミ
ド化合物、C6〜C12のメチル又はエチルグルコシドエ
ステル等が例示される。 【0014】本実施形態の液体洗浄剤には、製品の用途
等を勘案して、種々の香料組成物が添加される。香料組
成物の添加量は特に制限されるものではないが、液体洗
浄剤の0.0001〜0.1重量%、より好ましくは
0.003〜0.05重量%である。また、本実施形態
における香料組成物には、シトロネロール、リナロー
ル、テトラヒドロリナロール、テルピネオール、メント
ールから選ばれる香料が含まれており、特定香料が液体
洗浄剤全体に対して、合計で0.0001〜0.1%含
まれるように添加される。特定香料の合計量の液体洗浄
剤全体に対する割合を0.0001%以上としたのは、
実施例(下記参照)に記載したように、少ないと重量変
化が大きく、かつ、保存安定性評価時の香気の変化が激
しく商品価値を維持できないため、特定香料を0.00
3%以上にすることが好ましい。また、特定香料の合計
量の液体洗浄剤全体に対する割合を0.1%以下とした
のは、配合量が多いと重量変化には問題がないが、配合
初期の香気評価及び保存安定性評価時の香気評価におい
て嗜好性が確保できないからである。商品の嗜好性を向
上させるためには、0.05%以下がより好ましい。 【0015】また、本実施形態の液体洗浄剤には、香料
の他に、任意の成分を添加できる。液体洗浄剤に添加さ
れる任意成分としては、以下のものを挙げることができ
る。色素、抗菌剤、防腐剤、酸化防止剤、エタノール等
のハイドロトロープ剤、紫外線吸収剤、固体分散エマル
ションラテックス。これらの任意成分は、適宜添加する
ものであり、添加量は制限されるものではないが、通常
液体洗浄剤の5〜80重量%程度である。 【0016】本実施形態によれば、薄肉のボトルである
ため、経済性に優れると共に、水分や香料が揮散しにく
く、匂いの変わりにくい安定な洗浄剤製品とすることが
できる。 【0017】 【実施例】次に、本発明を実施例及び比較例により更に
詳しく説明するが、本発明は下記実施例に限定されるも
のではない。 【0018】〔比較例1〕メルトフローインデックス0.
45g/10分、密度0.937、オルゼン剛性5200kg/cm2、ピカ
ット軟化点107℃の高密度ポリエチレン樹脂12gをダイレ
クトブロー成形し、容量400mlのシリンダー型薄肉プラ
スチックボトル(平均胴部肉厚:0.27mm)とした。この
ボトルに液体洗浄剤として住居用の洗剤Aを充填して洗
浄剤製品とした。洗剤Aの組成を表1に示す。表1に示
すように、洗剤Aには香料組成物が0.2%配合されてい
る。この洗剤Aに配合されている香料組成物X1の組成
については、表5〜表13に示す。この洗浄剤製品を50
℃で1ケ月保存したところ、液体洗浄剤の重量が1.9%減
量して香りにかなりの変化が認められ、商品価値が損な
われた。 【0019】〔実施例1〕メルトフローインデックス0.
45g/10分、密度0.937、オルゼン剛性5200kg/cm2、ピカ
ット軟化点107℃の高密度ポリエチレン樹脂15gをダイレ
クトブロー成形し、容量400mlのシリンダー型薄肉プラ
スチックボトル(平均胴部肉厚:0.35mm)とした。この
ボトルに液体洗浄剤として住居用の洗剤Bを充填して洗
浄剤製品とした。洗剤Bの組成を表1に示す。表1に示
すように、洗剤Bには香料組成物が0.2%配合されてい
る。この洗剤Bに配合されている香料組成物X2の組成
については、表5〜表13に示す。この洗浄剤製品を50
℃で1ケ月保存したところ、液体洗浄剤の重量が0.6%減
量し、香りにわずかな変化が認められるが、商品価値の
維持範囲内であると認められた。 【0020】 【表1】 【0021】〔比較例2〕メルトフローインデックス
0.7g/10分、密度0.91、ピカット軟化点150
℃のポリプロピレンに二酸化チタンを0.02%配合し
た樹脂9gをインジェクションストレッチブロー成形
し、容量500mlのシリンダー型薄肉プラスチックボトル
(平均胴部肉厚:0.18mm)とした。このボトルに液体洗
浄剤として台所用の洗剤Cを充填して洗浄剤製品とし
た。洗剤Cの組成を表2に示す。表2に示すように、洗
剤Cには香料組成物が0.5%配合されている。この洗剤C
に配合されている香料組成物Y1の組成については、表
5〜表13に示す。この洗浄剤製品を50℃で1ケ月保存し
たところ、液体洗浄剤の重量が1.8%減量して香りにか
なりの変化が認められ、商品価値が損なわれた。 【0022】〔実施例2〕メルトフローインデックス
0.5g/10分、密度0.91、ピカット軟化点155
℃のポリプロピレンに二酸化チタンを0.03%配合し
た樹脂12.5gをインジェクションストレッチブロー
成形し、容量500mlのシリンダー型薄肉プラスチックボ
トル(平均胴部肉厚:0.20mm)とした。このボトルに液
体洗浄剤として台所用の洗剤Dを充填して洗浄剤製品と
した。洗剤Dの組成を表2に示す。表2に示すように、
洗剤Dには香料組成物が0.5%配合されている。この洗剤
Dに配合されている香料組成物Y2の組成については、
表5〜表13に示す。この洗浄剤製品を50℃で1ケ月保存
したところ、液体洗浄剤の重量が1.3%減量し、香りに
わずかな変化が認められるが、商品価値の維持範囲内で
あると認められた。 【0023】 【表2】【0024】〔比較例3〕メルトフローインデックス0.
36g/10分、密度0.958、オルゼン剛性1100g/cm2、ピカ
ット軟化点123℃の高密度ポリエチレン樹脂20gをダイレ
クトブロー成形し、容量580mlのオーバル(扁平)型波
リブ付薄肉プラスチックボトル(平均胴部肉厚:0.25m
m)とした。このボトルに液体洗浄剤としてトイレ用の
洗剤Eを充填して洗浄剤製品とした。洗剤Eの組成を表
3に示す。表3に示すように、洗剤Eには香料組成物が
0.05%配合されている。この洗剤Eに配合されている香
料組成物Z1の組成については、表5〜表13に示す。
この洗浄剤製品を50℃で1ケ月保存したところ、液体洗浄
剤の重量が1.6%減量して香りにかなりの変化が認めら
れ、商品価値が損なわれた。 【0025】〔実施例3〕メルトフローインデックス0.
36g/10分、密度0.958、オルゼン剛性1100g/cm2、ピカ
ット軟化点123℃の高密度ポリエチレン樹脂30gをダイレ
クトブロー成形し、容量580mlのオーバル(扁平)型波
リブ付薄肉プラスチックボトル(平均胴部肉厚:0.4m
m)とした。このボトルに液体洗浄剤としてトイレ用の
洗剤Fを充填して洗浄剤製品とした。洗剤Fの組成を表
3に示す。表3に示すように、洗剤Fには香料組成物が
0.05%配合されている。この洗剤Eに配合されている香
料組成物Z2の組成については、表5〜表13に示す。
この洗浄剤製品を50℃で1ケ月保存したところ、液体洗浄
剤の重量が0.8%減量し、香りにわずかな変化が認めら
れるが、商品価値の維持範囲内であると認められた。 【0026】 【表3】 【0027】〔比較例4〕比較例1及び実施例1で用い
たポリエチレン樹脂と、比較例3及び実施例3で用いた
高密度ポリエチレン樹脂とを2:8の肉厚比で積層した
樹脂20gをダイレクトブロー成形し、容量500mlの扁平型
薄肉プラスチックボトル(平均胴部肉厚:0.3mm)とし
た。このボトルに液体洗浄剤として医療用の洗剤Gを充
填して洗浄剤製品とした。洗剤Gの組成を表4に示す。
表4に示すように、洗剤Gには香料組成物が0.15%配合
されている。この洗剤Gに配合されている香料組成物P
1の組成については、表5〜表13に示す。この洗浄剤
製品を50℃で1ケ月保存したところ、液体洗浄剤の重量が
1.7%減量して香りにかなりの変化が認められ、商品価
値が損なわれた。 【0028】〔実施例4〕比較例1及び実施例1で用い
たポリエチレン樹脂と、比較例3及び実施例3で用いた
高密度ポリエチレン樹脂とを2:8の肉厚比で積層した
樹脂25gをダイレクトブロー成形し、容量500mlの扁平型
薄肉プラスチックボトル(平均胴部肉厚:0.35mm)とし
た。このボトルに液体洗浄剤として医療用の洗剤Hを充
填して洗浄剤製品とした。洗剤Hの組成を表4に示す。
表4に示すように、洗剤Hには香料組成物が0.15%配合
されている。この洗剤Hに配合されている香料組成物P
2の組成については、表5〜表13に示す。この洗浄剤
製品を50℃で1ケ月保存したところ、液体洗浄剤の重量が
0.9%減量し、香りに変化が認められるが、商品価値の
維持範囲内であると認められた。 【0029】 【表4】 【0030】なお、表4における略語の意味は、各々以
下の通りである。 ・非イオン界面活性剤1;炭素鎖12の直鎖1級アルコ
ールにエチレンオキサイドを平均2モル付加したもの
(ナロー率:93%) ・非イオン界面活性剤2;炭素鎖12の直鎖1級アルコ
ールにエチレンオキサイドを平均5モル付加したもの
(ナロー率:42%) ・非イオン界面活性剤3;ドバノール23(三菱化学
(株)製)にエチレンオキサイドを平均5モル付加した
もの(ナロー率:86%) ・非イオン界面活性剤4;ダイアドール13(三菱化学
(株)製)にエチレンオキサイドを平均15モル付加し
たもの(ナロー率:33%) ・脂肪酸1;パルミチン酸 ・脂肪酸2;硬化牛脂脂肪酸(リプトールCY−100
0:日本油脂(株)製) ・脂肪酸3;オレイン酸(エキストラオレイン99:日
本油脂(株)製) ・酵素1;Savinase16L(NOVO Nor
disk社製)・酵素2;Everlase16L(N
OVO Nordisk社製) ・ポリエチレングリコール;質量平均分子量1000 ・色素;LANASOL Yellow 4G(チバ・
スペシャルティー・ケミカルズ株式会社) ナロー率:エチレンオキサイドの平均付加モル数の前後
±2モルの範囲の非イオン界面活性剤の合計含有量の、
その非イオン界面活性剤全質量に対する割合 【0031】 【表5】【0032】 【表6】【0033】 【表7】【0034】 【表8】【0035】 【表9】【0036】 【表10】【0037】 【表11】【0038】 【表12】【0039】 【表13】【0040】表14は、表5〜表13を基に、各洗剤に
用いた香料組成物中の特定香料(シトロネロール、リナ
ロール、テトラヒドロリナロール、テルピネオール、メ
ントールから選ばれる香料)の配合率を求め、これに各
洗剤中の香料組成物の配合率を掛け合わせて、各洗剤中
の特定香料の配合率を求めたものである。なお、コリア
ンダーオイルはリナロールを約60%、シトロネラオイ
ルはシトロネロールを約20%、ゼラニウムオイルはシ
トロネロールを約40%、ハッカオイルはメントールを
約40%各々含有する精油である。したがって、表14
の計算においては、各々60%、20%、40%、40
%の特定香料を含むものとして計算した。 【0041】 【表14】 【0042】表15は、各実施例と比較例について、表
14の計算結果と評価結果とをまとめたものである。な
お、表15において、重量変化の判定基準は、以下のと
おりである。 ・◎:重量変化が1%未満の場合 ・○:重量変化が1%以上3%未満の場合 ・×:重量変化が35以上の場合 また、香りの評価の範囲的順は、以下のとおりとした。 ・5:ほとんど変化が認められなく、商品価値あり ・4:わずかな変化が認められるが、商品価値あり ・3:変化が認められるが、商品価値あり ・2:かなりの変化が認められ、商品価値なし ・1:著しい変化が認められ、商品価値なし 【0043】 【表15】 【0044】表15に示すように、洗剤に対する特定香
料の配合率がゼロ又は僅かである比較例では、重量変化
及び香りの評価を総合的に考慮すると低い評価であっ
た。一方、洗剤に対する特定香料の配合率が比較的高い
実施例では、重量変化及び香りの評価を総合的に考慮す
ると高い評価であった。 【0045】 【発明の効果】本発明によれば、薄肉のボトルであるた
め、経済性に優れると共に、水分や香料が揮散しにく
く、匂いの変わりにくい安定な洗浄剤製品とすることが
できる。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
Fターム(参考) 4H003 AB03 AB15 AB19 AB31 AC08
AC13 AD04 AE05 BA12 BA21
DA01 DA06 DA17 EB07 EB08
EB16 EB22 EB36 ED02 ED29
FA26
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 薄肉プラスチックボトルに液体洗浄剤
が充填された洗浄剤製品であって、 前記薄肉プラスチックボトルは、ポリオレフィン系樹
脂、ポリエステル系樹脂、ビニール系樹脂の少なくとも
1種を含む樹脂を、ダイレクトブロー、インジェクショ
ンブロー、又はインジェクションストレッチブローによ
って成形したものであり、平均肉厚が100〜400μ
mであると共に、前記樹脂の単位容量あたりの量が7/
500〜1/20g/mLであり、 前記液体洗浄剤は、シトロネロール、リナロール、テト
ラヒドロリナロール、テルピネオール、メントールから
選ばれる香料を、合計で0.0001〜0.1%含むこ
とを特徴とする洗浄剤製品。
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JP2001275613A JP2003082398A (ja) | 2001-09-11 | 2001-09-11 | 洗浄剤製品 |
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