JP2003080847A - 熱転写シート - Google Patents
熱転写シートInfo
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 被転写体の記録面の色や絵柄等の影響を受け
ずに、被転写体に熱転写される着色層が、その本来の色
相を被転写体上で再現でき、鮮明な記録ができる、基材
上に着色層を設けた熱転写シートを提供する。 【解決手段】 基材の一方の面に、少なくとも着色層を
設けた熱転写シートであって、前記熱転写シートを、有
色の記録面を備える被転写体と組み合わせて使用する場
合に、前記被転写体に熱転写されたインキ層の色と、熱
転写される前の前記基材の他方の面から測定されるイン
キ層の色との色差が、国際照明委員会(CIE)のL*
a*b*表色系の色差式で、10以下とする。
ずに、被転写体に熱転写される着色層が、その本来の色
相を被転写体上で再現でき、鮮明な記録ができる、基材
上に着色層を設けた熱転写シートを提供する。 【解決手段】 基材の一方の面に、少なくとも着色層を
設けた熱転写シートであって、前記熱転写シートを、有
色の記録面を備える被転写体と組み合わせて使用する場
合に、前記被転写体に熱転写されたインキ層の色と、熱
転写される前の前記基材の他方の面から測定されるイン
キ層の色との色差が、国際照明委員会(CIE)のL*
a*b*表色系の色差式で、10以下とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、溶融転写方式の熱
転写シートに関し、さらに詳しくは、被転写体の記録面
の色や絵柄等の影響を受けずに、被転写体に熱転写され
る着色層が、その本来の色相を被転写体上で再現でき、
鮮明な記録ができる、基材上に着色層を設けた熱転写シ
ートに関する。
転写シートに関し、さらに詳しくは、被転写体の記録面
の色や絵柄等の影響を受けずに、被転写体に熱転写され
る着色層が、その本来の色相を被転写体上で再現でき、
鮮明な記録ができる、基材上に着色層を設けた熱転写シ
ートに関する。
【0002】
【従来技術】従来、顔料、染料等の着色剤を熱溶融性の
ワックスや樹脂等のバインダーに分散させた着色層を、
プラスチックフィルム等の基材シートに担持させた熱転
写シートを用いて、サーマルヘッド等の加熱デバイスに
より画像情報に応じたエネルギーを印加し、紙やプラス
チックシートなどの受像シート上に着色剤をバインダー
とともに転写する溶融転写方式が知られている。この溶
融転写方式によって形成される印字画像は、高濃度で鮮
鋭性に優れ、文字、線画等の2値画像の記録に適してい
る。
ワックスや樹脂等のバインダーに分散させた着色層を、
プラスチックフィルム等の基材シートに担持させた熱転
写シートを用いて、サーマルヘッド等の加熱デバイスに
より画像情報に応じたエネルギーを印加し、紙やプラス
チックシートなどの受像シート上に着色剤をバインダー
とともに転写する溶融転写方式が知られている。この溶
融転写方式によって形成される印字画像は、高濃度で鮮
鋭性に優れ、文字、線画等の2値画像の記録に適してい
る。
【0003】また、上記の溶融転写方式の熱転写記録方
式は、ラベル、カード等の各種の被転写体に、宛名、顧
客情報、ナンバリング、バーコード等の属性情報(場合
によって、小ロットの固定情報も含む)を代表とする可
変情報を、コンピューター及び熱転写プリンターを用い
て、簡単に出力して記録できるものである。このような
出力物は、多品種小ロットのものや、1枚ずつが可変の
固有情報を有する記録物としての多くの用途に好適に使
用されている。
式は、ラベル、カード等の各種の被転写体に、宛名、顧
客情報、ナンバリング、バーコード等の属性情報(場合
によって、小ロットの固定情報も含む)を代表とする可
変情報を、コンピューター及び熱転写プリンターを用い
て、簡単に出力して記録できるものである。このような
出力物は、多品種小ロットのものや、1枚ずつが可変の
固有情報を有する記録物としての多くの用途に好適に使
用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
熱転写記録方式において記録される被転写体の記録面の
色が濃色であったり、その記録面に絵柄が施されてした
りしていると、その記録面(下地)の影響により、熱転
写された着色層の色相がその本来のものと異なって、記
録面の色と、着色層の色の混ざった混色として見えてし
まい、記録された情報が見えづらくなったり、判読でき
ないという問題が生じている。
熱転写記録方式において記録される被転写体の記録面の
色が濃色であったり、その記録面に絵柄が施されてした
りしていると、その記録面(下地)の影響により、熱転
写された着色層の色相がその本来のものと異なって、記
録面の色と、着色層の色の混ざった混色として見えてし
まい、記録された情報が見えづらくなったり、判読でき
ないという問題が生じている。
【0005】したがって、上記の問題を解決するため、
本発明は、被転写体の記録面の色や絵柄等の影響を受け
ずに、被転写体に熱転写される着色層が、その本来の色
相を被転写体上で再現でき、鮮明な記録ができる、基材
上に着色層を設けた熱転写シートを提供することを目的
とする。
本発明は、被転写体の記録面の色や絵柄等の影響を受け
ずに、被転写体に熱転写される着色層が、その本来の色
相を被転写体上で再現でき、鮮明な記録ができる、基材
上に着色層を設けた熱転写シートを提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の熱転写シートは、基材の一方の面に、少な
くとも着色層を設けた熱転写シートであって、前記熱転
写シートを、有色の記録面を備える被転写体と組み合わ
せて使用する場合に、前記被転写体に熱転写されたイン
キ層の色と、熱転写される前の前記基材の他方の面から
測定されるインキ層の色との色差が、国際照明委員会
(CIE)のL*a*b*表色系の色差式で、10以下
であることを特徴とする。
に、本発明の熱転写シートは、基材の一方の面に、少な
くとも着色層を設けた熱転写シートであって、前記熱転
写シートを、有色の記録面を備える被転写体と組み合わ
せて使用する場合に、前記被転写体に熱転写されたイン
キ層の色と、熱転写される前の前記基材の他方の面から
測定されるインキ層の色との色差が、国際照明委員会
(CIE)のL*a*b*表色系の色差式で、10以下
であることを特徴とする。
【0007】また、本発明の熱転写シートは、基材の一
方の面に、少なくとも着色層を設けた熱転写シートであ
って、前記熱転写シートを、有色の記録面を備える被転
写体と組み合わせて使用する場合に、前記有色記録面の
地色と、前記被転写体に熱転写されたインキ層の色との
色差が、国際照明委員会(CIE)のL*a*b*表色
系の色差式で、55以上であることを特徴とする。
方の面に、少なくとも着色層を設けた熱転写シートであ
って、前記熱転写シートを、有色の記録面を備える被転
写体と組み合わせて使用する場合に、前記有色記録面の
地色と、前記被転写体に熱転写されたインキ層の色との
色差が、国際照明委員会(CIE)のL*a*b*表色
系の色差式で、55以上であることを特徴とする。
【0008】さらに、本発明の熱転写シートは、基材の
一方の面に、少なくとも着色層を設けた熱転写シートで
あって、前記熱転写シートを、有色の記録面を備える被
転写体と組み合わせて使用する場合に、前記有色記録面
の地色と、前記被転写体に熱転写されたインキ層の色と
における、国際照明委員会(CIE)のL*a*b*表
色系での〔(Δa*)2+(Δb*)2〕1/2の値
が、40以上であることを特徴とする。
一方の面に、少なくとも着色層を設けた熱転写シートで
あって、前記熱転写シートを、有色の記録面を備える被
転写体と組み合わせて使用する場合に、前記有色記録面
の地色と、前記被転写体に熱転写されたインキ層の色と
における、国際照明委員会(CIE)のL*a*b*表
色系での〔(Δa*)2+(Δb*)2〕1/2の値
が、40以上であることを特徴とする。
【0009】このように記録面の地色と被転写体に熱転
写されたインキ層との色について、国際照明委員会(C
IE)のL*a*b*表色系で、色差式による色差が5
5以上、または〔(Δa*)2+(Δb*)2〕1/2
の値が、40以上であるように規定することで、あるい
は被転写体に熱転写されたインキ層の色と、熱転写シー
トの基材の他方の面から測定されるインキ層との色差が
10以下であるように規定することで、被転写体の記録
面の色等の影響を受けずに、被転写体に熱転写される着
色層が、その本来の色相を被転写体上で再現できる。
写されたインキ層との色について、国際照明委員会(C
IE)のL*a*b*表色系で、色差式による色差が5
5以上、または〔(Δa*)2+(Δb*)2〕1/2
の値が、40以上であるように規定することで、あるい
は被転写体に熱転写されたインキ層の色と、熱転写シー
トの基材の他方の面から測定されるインキ層との色差が
10以下であるように規定することで、被転写体の記録
面の色等の影響を受けずに、被転写体に熱転写される着
色層が、その本来の色相を被転写体上で再現できる。
【0010】前記の着色層の上に、樹脂バインダーと酸
化チタン、酸化亜鉛、シリカ、水酸化アルミニウム、タ
ルク、クレー、カオリナイトのうち1種以上からなる白
色隠蔽層を設けることが好ましく、これにより被転写体
の有色である記録面をより完全に隠蔽して、着色層本来
の色相を被転写体上で再現しやすい。
化チタン、酸化亜鉛、シリカ、水酸化アルミニウム、タ
ルク、クレー、カオリナイトのうち1種以上からなる白
色隠蔽層を設けることが好ましく、これにより被転写体
の有色である記録面をより完全に隠蔽して、着色層本来
の色相を被転写体上で再現しやすい。
【0011】また、前記の白色隠蔽層の上に、接着層を
設けることが望ましく、これにより被転写体への着色層
等の熱転写される、インキ層の定着性を向上させること
ができる。
設けることが望ましく、これにより被転写体への着色層
等の熱転写される、インキ層の定着性を向上させること
ができる。
【0012】本発明の熱転写シートの別の態様として、
基材の一方の面に、少なくとも着色層を設けた熱転写シ
ートであって、前記熱転写シートを透明媒体に熱転写
し、前記の熱転写された透明媒体の印字面に、表面が有
色の媒体を重ね合わせて使用する場合に、前記透明媒体
に熱転写されたインキ層の色を前記透明媒体を通じて測
定した、前記透明媒体印字面側に前記着色媒体を重ね合
わす前の前記インキ層の色と、重ね合わした後の前記イ
ンキ層の色との色差が、国際照明委員会(CIE)のL
*a*b*表色系の色差式で、10以下であることを特
徴とする。
基材の一方の面に、少なくとも着色層を設けた熱転写シ
ートであって、前記熱転写シートを透明媒体に熱転写
し、前記の熱転写された透明媒体の印字面に、表面が有
色の媒体を重ね合わせて使用する場合に、前記透明媒体
に熱転写されたインキ層の色を前記透明媒体を通じて測
定した、前記透明媒体印字面側に前記着色媒体を重ね合
わす前の前記インキ層の色と、重ね合わした後の前記イ
ンキ層の色との色差が、国際照明委員会(CIE)のL
*a*b*表色系の色差式で、10以下であることを特
徴とする。
【0013】また、基材の一方の面に、少なくとも着色
層を設けた熱転写シートであって、前記熱転写シートを
透明媒体に熱転写し、前記の熱転写された透明媒体の印
字面に、表面が有色の媒体を重ね合わせて使用する場合
に、前記透明媒体に熱転写されたインキ層の色を前記透
明媒体を通じて測定した、印字面と非印字面との色差
が、国際照明委員会(CIE)のL*a*b*表色系の
色差式で、55以上であることを特徴とする。
層を設けた熱転写シートであって、前記熱転写シートを
透明媒体に熱転写し、前記の熱転写された透明媒体の印
字面に、表面が有色の媒体を重ね合わせて使用する場合
に、前記透明媒体に熱転写されたインキ層の色を前記透
明媒体を通じて測定した、印字面と非印字面との色差
が、国際照明委員会(CIE)のL*a*b*表色系の
色差式で、55以上であることを特徴とする。
【0014】さらに、基材の一方の面に、少なくとも着
色層を設けた熱転写シートであって、前記熱転写シート
を透明媒体に熱転写し、前記の熱転写された透明媒体の
印字面に、表面が有色の媒体を重ね合わせて使用する場
合に、前記透明媒体に熱転写されたインキ層の色を前記
透明媒体を通じて測定した、印字面と非印字面における
国際照明委員会(CIE)のL*a*b*表色系での
〔(Δa*)2+(Δb *)2〕1/2の値が、40以
上であることを特徴とする。
色層を設けた熱転写シートであって、前記熱転写シート
を透明媒体に熱転写し、前記の熱転写された透明媒体の
印字面に、表面が有色の媒体を重ね合わせて使用する場
合に、前記透明媒体に熱転写されたインキ層の色を前記
透明媒体を通じて測定した、印字面と非印字面における
国際照明委員会(CIE)のL*a*b*表色系での
〔(Δa*)2+(Δb *)2〕1/2の値が、40以
上であることを特徴とする。
【0015】このように熱転写シートを透明媒体に熱転
写し、前期透明媒体の印字面に表面が有色の媒体を重ね
合わせて使用する場合においても、印字面と非印字面と
の色差が、国際照明委員会(CIE)のL*a*b*表
色系の色差式で、55以上、または〔(Δa*)2+
(Δb*)2〕1/2の値が40以上であるように規定
することで、あるいは透明媒体印字面側に前記着色媒体
を重ね合わす前の前記インキ層の色と、重ね合わした後
の前記インキ層の色との色差が、国際照明委員会(CI
E)のL*a*b*表色系の色差式で10以下であるよ
うに規定することで、着色媒体の色等の影響を受けず
に、被転写透明媒体に熱転写される着色層が、その本来
の色相を着色媒体上で再現できる。
写し、前期透明媒体の印字面に表面が有色の媒体を重ね
合わせて使用する場合においても、印字面と非印字面と
の色差が、国際照明委員会(CIE)のL*a*b*表
色系の色差式で、55以上、または〔(Δa*)2+
(Δb*)2〕1/2の値が40以上であるように規定
することで、あるいは透明媒体印字面側に前記着色媒体
を重ね合わす前の前記インキ層の色と、重ね合わした後
の前記インキ層の色との色差が、国際照明委員会(CI
E)のL*a*b*表色系の色差式で10以下であるよ
うに規定することで、着色媒体の色等の影響を受けず
に、被転写透明媒体に熱転写される着色層が、その本来
の色相を着色媒体上で再現できる。
【0016】透明媒体に熱転写し、印字された透明媒体
を、有色媒体に重ね合わせて使用する場合は、熱転写シ
ートの着色層と基材との間に、樹脂バインダーと酸化チ
タン、酸化亜鉛、シリカ、水酸化アルミニウム、タル
ク、クレー、カオリナイトのうち1種以上からなる白色
隠蔽層を設けることが好ましく、これにより印字部分に
重ねあわされた有色媒体の色をより完全に隠蔽して、着
色層本来の色相を着色媒体上で再現しやすい。
を、有色媒体に重ね合わせて使用する場合は、熱転写シ
ートの着色層と基材との間に、樹脂バインダーと酸化チ
タン、酸化亜鉛、シリカ、水酸化アルミニウム、タル
ク、クレー、カオリナイトのうち1種以上からなる白色
隠蔽層を設けることが好ましく、これにより印字部分に
重ねあわされた有色媒体の色をより完全に隠蔽して、着
色層本来の色相を着色媒体上で再現しやすい。
【0017】また、前記の着色層の上に接着層を設ける
ことが望ましく、これにより被転写透明媒体への着色層
等の熱転写される、インキ層の定着性を向上させること
ができる。
ことが望ましく、これにより被転写透明媒体への着色層
等の熱転写される、インキ層の定着性を向上させること
ができる。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、発明の実施の形態につい
て、詳述する。
て、詳述する。
【0019】図1は、本発明の熱転写シートにおいて、
有色の記録面を備える被転写体に熱転写を行う場合の実
施形態を示したものである。基材1の一方の面に着色層
2からなる熱転写インキ層を設け、基材1の他方の面に
サーマルヘッドの滑り性を良くし、かつスティッキング
を防止する耐熱層6を設けた構成である。
有色の記録面を備える被転写体に熱転写を行う場合の実
施形態を示したものである。基材1の一方の面に着色層
2からなる熱転写インキ層を設け、基材1の他方の面に
サーマルヘッドの滑り性を良くし、かつスティッキング
を防止する耐熱層6を設けた構成である。
【0020】図2は本発明の熱転写シートにおいて、有
色の記録面を備える被転写体に熱転写を行う場合の他の
実施形態を示し、基材1の一方の面に着色層2、白色隠
蔽層3からなる熱転写インキ層を設け、基材1の他方の
面に耐熱層6を設けた構成である。
色の記録面を備える被転写体に熱転写を行う場合の他の
実施形態を示し、基材1の一方の面に着色層2、白色隠
蔽層3からなる熱転写インキ層を設け、基材1の他方の
面に耐熱層6を設けた構成である。
【0021】さらに、図3は本発明の熱転写シートにお
いて、有色の記録面を備える被転写体に熱転写を行う場
合の他の実施形態を示し、基材1の一方の面に着色層
2、白色隠蔽層3、接着層4からなる熱転写インキ層を
設け、基材1の他方の面に耐熱層6を設けた構成であ
る。この場合、熱転写シートに接着層4を設けたため、
熱転写されるインキ層の被転写体への定着性が向上す
る。
いて、有色の記録面を備える被転写体に熱転写を行う場
合の他の実施形態を示し、基材1の一方の面に着色層
2、白色隠蔽層3、接着層4からなる熱転写インキ層を
設け、基材1の他方の面に耐熱層6を設けた構成であ
る。この場合、熱転写シートに接着層4を設けたため、
熱転写されるインキ層の被転写体への定着性が向上す
る。
【0022】図4は、本発明の熱転写シートにおいて、
有色の記録面を備える被転写体に熱転写を行う場合の他
の実施形態を示し、基材1の一方の面に剥離層5、着色
層2、白色隠蔽層3、接着層4からなる熱転写インキ層
を設け、基材1の他方の面に耐熱層6を設けた構成であ
る。この形態では、熱転写シートに剥離層5を設けたた
め、熱転写時に溶融して着色層の基材からの剥離性を良
くし、転写後は転写画像の表面に少なくとも一部が着色
層と共に転写され、着色層の保護層、特に転写画像に良
好な滑り性を与えて、転写画像の耐擦過性を向上させる
ことができる。
有色の記録面を備える被転写体に熱転写を行う場合の他
の実施形態を示し、基材1の一方の面に剥離層5、着色
層2、白色隠蔽層3、接着層4からなる熱転写インキ層
を設け、基材1の他方の面に耐熱層6を設けた構成であ
る。この形態では、熱転写シートに剥離層5を設けたた
め、熱転写時に溶融して着色層の基材からの剥離性を良
くし、転写後は転写画像の表面に少なくとも一部が着色
層と共に転写され、着色層の保護層、特に転写画像に良
好な滑り性を与えて、転写画像の耐擦過性を向上させる
ことができる。
【0023】また、図5は、本発明の熱転写シートにお
いて、透明な被転写体に熱転写を行う場合の他の実施形
態を示し、基材1の一方の面に白色隠蔽層3、着色層2
からなる熱転写インキ層を設け、基材1の他方の面に耐
熱層6を設けた構成である。
いて、透明な被転写体に熱転写を行う場合の他の実施形
態を示し、基材1の一方の面に白色隠蔽層3、着色層2
からなる熱転写インキ層を設け、基材1の他方の面に耐
熱層6を設けた構成である。
【0024】図6は、本発明の熱転写シートにおいて、
透明な被転写体に熱転写を行う場合の他の実施形態を示
し、基材1の一方の面に、白色隠蔽層3、着色層2、接
着層4からなる熱転写インキ層を設け、基材1の他方の
面に耐熱層6を設けた構成である。この場合、熱転写シ
ートに接着層4を設けたため、熱転写されるインキ層の
被転写体への定着性が向上する。
透明な被転写体に熱転写を行う場合の他の実施形態を示
し、基材1の一方の面に、白色隠蔽層3、着色層2、接
着層4からなる熱転写インキ層を設け、基材1の他方の
面に耐熱層6を設けた構成である。この場合、熱転写シ
ートに接着層4を設けたため、熱転写されるインキ層の
被転写体への定着性が向上する。
【0025】さらに、図7は、本発明の熱転写シートに
おいて、透明な被転写体に熱転写を行う場合の他の実施
形態を示し、基材1の一方の面に剥離層5、白色隠蔽層
3、着色層2、接着層4からなる熱転写インキ層を設
け、基材1の他方の面に耐熱層6を設けた構成である。
この形態では、熱転写シートに剥離層5を設けたため、
熱転写時に溶融して白色隠蔽層の基材からの剥離性を良
くし、転写後は転写画像の表面に少なくとも一部が着色
層および白色隠蔽層と共に転写され、着色層および白色
隠蔽層の保護層、特に転写画像に良好な滑り性を与え
て、転写画像の耐擦過性を向上させることができる。
おいて、透明な被転写体に熱転写を行う場合の他の実施
形態を示し、基材1の一方の面に剥離層5、白色隠蔽層
3、着色層2、接着層4からなる熱転写インキ層を設
け、基材1の他方の面に耐熱層6を設けた構成である。
この形態では、熱転写シートに剥離層5を設けたため、
熱転写時に溶融して白色隠蔽層の基材からの剥離性を良
くし、転写後は転写画像の表面に少なくとも一部が着色
層および白色隠蔽層と共に転写され、着色層および白色
隠蔽層の保護層、特に転写画像に良好な滑り性を与え
て、転写画像の耐擦過性を向上させることができる。
【0026】以下に、本発明の熱転写シートを構成する
各層について、詳しく説明する。
各層について、詳しく説明する。
【0027】基材:本発明で用いる熱転写シートの基材
1としては、従来の熱転写シートに使用されていると同
じ基材がそのまま用いることが出来ると共に、その他の
ものも使用することが出来、特に制限されない。好まし
い基材の具体例としては、例えば、ポリエステル、ポリ
プロピレン、セロハン、ポリカーボネート、酢酸セルロ
ース、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、
ナイロン、ポリイミド、ポリ塩化ビニリデン、ポリビニ
ルアルコール、フッ素樹脂、塩化ゴム、アイオノマー等
のプラスチックフィルム、コンデンサー紙、パラフィン
紙等の紙類、不織布等があり、また、これらを複合した
基材であってもよい。特に好ましい基材はポリエチレン
テレフタレートフィルムである。この基材の厚さは、そ
の強度及び熱伝導性が適切になるように材料に応じて適
宜変更することが出来るが、その厚さは、例えば、2〜
10μm程度が好ましい。
1としては、従来の熱転写シートに使用されていると同
じ基材がそのまま用いることが出来ると共に、その他の
ものも使用することが出来、特に制限されない。好まし
い基材の具体例としては、例えば、ポリエステル、ポリ
プロピレン、セロハン、ポリカーボネート、酢酸セルロ
ース、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、
ナイロン、ポリイミド、ポリ塩化ビニリデン、ポリビニ
ルアルコール、フッ素樹脂、塩化ゴム、アイオノマー等
のプラスチックフィルム、コンデンサー紙、パラフィン
紙等の紙類、不織布等があり、また、これらを複合した
基材であってもよい。特に好ましい基材はポリエチレン
テレフタレートフィルムである。この基材の厚さは、そ
の強度及び熱伝導性が適切になるように材料に応じて適
宜変更することが出来るが、その厚さは、例えば、2〜
10μm程度が好ましい。
【0028】着色層:本発明の熱転写シートの着色層2
は、着色剤とバインダーと、必要に応じて可塑剤、界面
活性剤、滑剤、流動性調整剤等の助剤を加え、溶媒に溶
解または分散させた塗工液を、従来公知のホットメルト
コート、ホットラッカーコート、グラビアダイレクトコ
ート、グラビアリバースコート、ナイフコート、エアコ
ート、ロールコート等の方法により、基材上に乾燥状態
で厚さ0.1〜5g/m2程度、好ましくは0.3〜
1.5g/m2を設けるものである。
は、着色剤とバインダーと、必要に応じて可塑剤、界面
活性剤、滑剤、流動性調整剤等の助剤を加え、溶媒に溶
解または分散させた塗工液を、従来公知のホットメルト
コート、ホットラッカーコート、グラビアダイレクトコ
ート、グラビアリバースコート、ナイフコート、エアコ
ート、ロールコート等の方法により、基材上に乾燥状態
で厚さ0.1〜5g/m2程度、好ましくは0.3〜
1.5g/m2を設けるものである。
【0029】乾燥塗膜の厚さが、0.1g/m2未満の
場合、成膜性の問題で均一なインキ層が得られず、ま
た、厚さが5g/m2を越えた場合、印字転写の際に、
高エネルギーが必要となり、特殊な熱転写プリンターで
しか印字できない問題がある。
場合、成膜性の問題で均一なインキ層が得られず、ま
た、厚さが5g/m2を越えた場合、印字転写の際に、
高エネルギーが必要となり、特殊な熱転写プリンターで
しか印字できない問題がある。
【0030】着色剤としては、イエロー、マゼンタ、シ
アン、ブラック、ホワイトなどの各着色剤が、従来公知
の染料、顔料より適宜選択可能である。但し、後述する
白色隠蔽層を設けずに熱転写シートを構成する場合等
は、着色剤として透明性の低い顔料タイプが好ましく用
いられる。その顔料としては、例えば、カーボンブラッ
ク、黒鉛等の黒色顔料、ベンガラ、アンチモン赤等の赤
色顔料、黄土、亜鉛黄等の黄色顔料、紺青、群青等の青
色顔料、酸化チタン、硫化亜鉛等の白色顔料等の公知の
無機顔料が使用できる。また、ベンズイミダゾロン系モ
ノアゾ、キナクリドン系、フタロシアニン系、スレン
系、ジオキサジン系、イソインドリノン系、ペリレン
系、チオインジゴ系、ピロコリン系、フルオルピン系、
キノフタロン系の有機顔料も挙げられる。上記の無機ま
たは有機顔料は、透明性が低いだけでなく、熱転写印画
物を屋外用途で使用する場合は、特に退色せずに、優れ
た耐候性を有している。
アン、ブラック、ホワイトなどの各着色剤が、従来公知
の染料、顔料より適宜選択可能である。但し、後述する
白色隠蔽層を設けずに熱転写シートを構成する場合等
は、着色剤として透明性の低い顔料タイプが好ましく用
いられる。その顔料としては、例えば、カーボンブラッ
ク、黒鉛等の黒色顔料、ベンガラ、アンチモン赤等の赤
色顔料、黄土、亜鉛黄等の黄色顔料、紺青、群青等の青
色顔料、酸化チタン、硫化亜鉛等の白色顔料等の公知の
無機顔料が使用できる。また、ベンズイミダゾロン系モ
ノアゾ、キナクリドン系、フタロシアニン系、スレン
系、ジオキサジン系、イソインドリノン系、ペリレン
系、チオインジゴ系、ピロコリン系、フルオルピン系、
キノフタロン系の有機顔料も挙げられる。上記の無機ま
たは有機顔料は、透明性が低いだけでなく、熱転写印画
物を屋外用途で使用する場合は、特に退色せずに、優れ
た耐候性を有している。
【0031】また、本発明では熱転写される被転写体の
記録面の色や絵柄に応じて、熱転写記録される熱転写イ
ンキ層である着色層の色相を調整する。その色相は着色
層に含有する着色剤の有する色相により決定するため、
上記に挙げたような顔料のなから希望する色相に合った
種類を選択する。また、1種類の顔料に限定されず、多
種類の顔料を着色剤として着色層に添加することが可能
である。
記録面の色や絵柄に応じて、熱転写記録される熱転写イ
ンキ層である着色層の色相を調整する。その色相は着色
層に含有する着色剤の有する色相により決定するため、
上記に挙げたような顔料のなから希望する色相に合った
種類を選択する。また、1種類の顔料に限定されず、多
種類の顔料を着色剤として着色層に添加することが可能
である。
【0032】着色層に用いるバインダーは、樹脂を主体
として構成することが好ましく、樹脂として具体的に
は、セルロース系樹脂、メラミン系樹脂、ポリエステル
系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ア
クリル系樹脂、スチレン系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニ
ル共重合体、スチレン−ブタジエンゴム等の熱可塑性エ
ラストマーが挙げられる。バインダーとして用いられる
樹脂のなかでも、特に転写性、擦過性、耐熱性等の点
で、ポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂、塩化ビニル
−酢酸ビニル共重合体が、好ましく用いられる。その
他、必要に応じて、耐熱性等を阻害しない程度に、ワッ
クス成分を混合し使用することができる。
として構成することが好ましく、樹脂として具体的に
は、セルロース系樹脂、メラミン系樹脂、ポリエステル
系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ア
クリル系樹脂、スチレン系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニ
ル共重合体、スチレン−ブタジエンゴム等の熱可塑性エ
ラストマーが挙げられる。バインダーとして用いられる
樹脂のなかでも、特に転写性、擦過性、耐熱性等の点
で、ポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂、塩化ビニル
−酢酸ビニル共重合体が、好ましく用いられる。その
他、必要に応じて、耐熱性等を阻害しない程度に、ワッ
クス成分を混合し使用することができる。
【0033】ワックスとしては、例えば、マイクロクリ
スタリンワックス、カルナバワックス、パラフィンワッ
クス等がある。更に、フィッシャートロプシュワック
ス、各種低分子量ポリエチレン、木ロウ、ミツロウ、鯨
ロウ、イボタロウ、羊毛ロウ、セラックワックス、キャ
ンデリラワックス、ペトロラクタム、ポリエステルワッ
クス、一部変性ワックス、脂肪酸エステル、脂肪酸アミ
ド等、種々のワックスが挙げられる。このなかで、特に
融点が50〜85℃であるものが好ましい。50℃以下
であると、保存性に問題が生じ、又85℃以上であると
印字の感度不足になる。
スタリンワックス、カルナバワックス、パラフィンワッ
クス等がある。更に、フィッシャートロプシュワック
ス、各種低分子量ポリエチレン、木ロウ、ミツロウ、鯨
ロウ、イボタロウ、羊毛ロウ、セラックワックス、キャ
ンデリラワックス、ペトロラクタム、ポリエステルワッ
クス、一部変性ワックス、脂肪酸エステル、脂肪酸アミ
ド等、種々のワックスが挙げられる。このなかで、特に
融点が50〜85℃であるものが好ましい。50℃以下
であると、保存性に問題が生じ、又85℃以上であると
印字の感度不足になる。
【0034】上記の着色層は、着色剤20〜70重量
%、バインダー80〜30重量%の割合で混合したイン
キ組成物を使用することが好ましい。着色剤が上記の範
囲より少ない場合、濃度を得るために、塗布量を多くし
なくてはならず、印字感度が不足する。また、着色剤が
上記の範囲より多い場合、成膜性が得られず、印字後
に、擦過性の低下の原因になる。
%、バインダー80〜30重量%の割合で混合したイン
キ組成物を使用することが好ましい。着色剤が上記の範
囲より少ない場合、濃度を得るために、塗布量を多くし
なくてはならず、印字感度が不足する。また、着色剤が
上記の範囲より多い場合、成膜性が得られず、印字後
に、擦過性の低下の原因になる。
【0035】白色隠蔽層:本発明の熱転写シートは、着
色層の上に白色隠蔽層3を設けることができる。この白
色隠蔽層を設けることにより、被転写体の有色である記
録面をより完全に隠蔽するため、その記録面(下地)の
影響により、熱転写された着色層の色相がその本来のも
のと異なって、記録面の色と、着色層の色の混ざった混
色として見えてしまい、記録された情報が見えづらくな
ったり、判読できないという問題を解消できる。
色層の上に白色隠蔽層3を設けることができる。この白
色隠蔽層を設けることにより、被転写体の有色である記
録面をより完全に隠蔽するため、その記録面(下地)の
影響により、熱転写された着色層の色相がその本来のも
のと異なって、記録面の色と、着色層の色の混ざった混
色として見えてしまい、記録された情報が見えづらくな
ったり、判読できないという問題を解消できる。
【0036】白色隠蔽層は、隠蔽性の高い酸化チタン、
酸化亜鉛、シリカ、水酸化アルミニウム、タルク、クレ
ー、カオリナイト等の白色顔料、重質及び軽質炭酸カル
シウム、硫酸バリウム等の体質顔料、ポリスチレン粒
子、ラテックス中空粒子、ポリオレフィン粒子、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体粒子、アイオノマー粒子等のプ
ラスチックピグメント等を、熱可塑性樹脂やワックスの
バインダーと、有機溶剤や水等に分散させた白色の塗工
液を調整し、従来公知の塗工手段により、固形分重量の
塗工量で0.1〜20g/m2程度の範囲で設ける。上
記の白色顔料等の隠蔽剤は、バインダー1重量部に対
し、0.1〜10重量部程度を加えることができる。
酸化亜鉛、シリカ、水酸化アルミニウム、タルク、クレ
ー、カオリナイト等の白色顔料、重質及び軽質炭酸カル
シウム、硫酸バリウム等の体質顔料、ポリスチレン粒
子、ラテックス中空粒子、ポリオレフィン粒子、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体粒子、アイオノマー粒子等のプ
ラスチックピグメント等を、熱可塑性樹脂やワックスの
バインダーと、有機溶剤や水等に分散させた白色の塗工
液を調整し、従来公知の塗工手段により、固形分重量の
塗工量で0.1〜20g/m2程度の範囲で設ける。上
記の白色顔料等の隠蔽剤は、バインダー1重量部に対
し、0.1〜10重量部程度を加えることができる。
【0037】上記白色顔料等の隠蔽剤の中で、二酸化チ
タンと酸化亜鉛が、不透明度、白色度、分散性及び安定
性の点から好ましく用いられる。その二酸化チタンはル
チル型であっても、アナターゼ型でも良く、それらを単
独又は混合して使用しても良い。また、硫酸法で製造さ
れたものでも、塩素法で製造されたものでも良い。二酸
化チタンとしては、含水アルミナ処理、含水二酸化ケイ
素処理または酸化亜鉛処理などの無機物質による表面被
覆処理したもの、トリメチロールメタン、トリメチロー
ルエタンなどの多価アルコール、メチルトリメトキシシ
ランなどのシランカップリング剤、ポリジメチルシロキ
サンなどのポリシロキサン、ε−カプロラクタム類、チ
タネート系カップリングなどの化合物で表面処理したも
のを適宜使用することが出来る。
タンと酸化亜鉛が、不透明度、白色度、分散性及び安定
性の点から好ましく用いられる。その二酸化チタンはル
チル型であっても、アナターゼ型でも良く、それらを単
独又は混合して使用しても良い。また、硫酸法で製造さ
れたものでも、塩素法で製造されたものでも良い。二酸
化チタンとしては、含水アルミナ処理、含水二酸化ケイ
素処理または酸化亜鉛処理などの無機物質による表面被
覆処理したもの、トリメチロールメタン、トリメチロー
ルエタンなどの多価アルコール、メチルトリメトキシシ
ランなどのシランカップリング剤、ポリジメチルシロキ
サンなどのポリシロキサン、ε−カプロラクタム類、チ
タネート系カップリングなどの化合物で表面処理したも
のを適宜使用することが出来る。
【0038】接着層:本発明の熱転写シートは、基材上
に、着色層、白色隠蔽層、さらに接着層4を順次形成
し、被転写体と転写される熱転写インキ層との接着性を
向上させることができる。この接着層は、サーマルヘッ
ド、レーザー等の加熱により、軟化して接着性を発揮す
る熱可塑性エラストマーを主体とし、得られる熱転写シ
ートをロール状に巻き取った時にブロッキングを防止す
るために、ワックス類、高級脂肪酸のアミド、エステル
及び塩、フッ素樹脂や無機物質の粉末のようにブロッキ
ング防止剤を添加することができる。添加されるワック
ス類は、例えば、マイクロクリスタリンワックス、カル
ナバワックス、パラフィンワックス等がある。更に、フ
ィッシャートロプシュワックス、各種低分子量ポリエチ
レン、木ロウ、ミツロウ、鯨ロウ、イボタロウ、羊毛ロ
ウ、セラックワックス、キャンデリラワックス、ペトロ
ラクタム、ポリエステルワックス、一部変性ワックス、
脂肪酸エステル、脂肪酸アミド等、種々のワックスが挙
げられる。
に、着色層、白色隠蔽層、さらに接着層4を順次形成
し、被転写体と転写される熱転写インキ層との接着性を
向上させることができる。この接着層は、サーマルヘッ
ド、レーザー等の加熱により、軟化して接着性を発揮す
る熱可塑性エラストマーを主体とし、得られる熱転写シ
ートをロール状に巻き取った時にブロッキングを防止す
るために、ワックス類、高級脂肪酸のアミド、エステル
及び塩、フッ素樹脂や無機物質の粉末のようにブロッキ
ング防止剤を添加することができる。添加されるワック
ス類は、例えば、マイクロクリスタリンワックス、カル
ナバワックス、パラフィンワックス等がある。更に、フ
ィッシャートロプシュワックス、各種低分子量ポリエチ
レン、木ロウ、ミツロウ、鯨ロウ、イボタロウ、羊毛ロ
ウ、セラックワックス、キャンデリラワックス、ペトロ
ラクタム、ポリエステルワックス、一部変性ワックス、
脂肪酸エステル、脂肪酸アミド等、種々のワックスが挙
げられる。
【0039】熱可塑性エラストマーとして、例えば、エ
チレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン−ア
クリル酸エステル共重合体(EEA)、ポリエステル樹
脂、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリプロピレン、ポ
リブデン、石油樹脂、塩化ビニル樹脂、塩化ビニル−酢
酸ビニル共重合体、ポリビニルアルコール、塩化ビニリ
デン樹脂、メタクリル樹脂、ポリアミド、ポリカーボネ
ート、ポリビニルフォルマール、ポリビニルブチラー
ル、アセチルセルロース、ニトロセルロース、ポリ酢酸
ビニル、ポリイソブチレン、エチルセルロースまたはポ
リアセタールなどが挙げられ、特に従来感熱接着剤とし
て使用されている比較的低軟化点、例えば、50〜15
0℃の軟化点を有するものが好ましい。
チレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン−ア
クリル酸エステル共重合体(EEA)、ポリエステル樹
脂、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリプロピレン、ポ
リブデン、石油樹脂、塩化ビニル樹脂、塩化ビニル−酢
酸ビニル共重合体、ポリビニルアルコール、塩化ビニリ
デン樹脂、メタクリル樹脂、ポリアミド、ポリカーボネ
ート、ポリビニルフォルマール、ポリビニルブチラー
ル、アセチルセルロース、ニトロセルロース、ポリ酢酸
ビニル、ポリイソブチレン、エチルセルロースまたはポ
リアセタールなどが挙げられ、特に従来感熱接着剤とし
て使用されている比較的低軟化点、例えば、50〜15
0℃の軟化点を有するものが好ましい。
【0040】接着層の形成は、上記の熱可塑性エラスト
マーと添加剤をホットメルトコートまたは適当な有機溶
剤または水に溶解または分散した接着層形成用塗工液
を、従来公知のホットメルトコート、ホットラッカーコ
ート、グラビアダイレクトコート、グラビアリバースコ
ート、ナイフコート、エアコート、ロールコート等の方
法により、乾燥状態で厚さ0.05〜5g/m2程度を
設けるものである。
マーと添加剤をホットメルトコートまたは適当な有機溶
剤または水に溶解または分散した接着層形成用塗工液
を、従来公知のホットメルトコート、ホットラッカーコ
ート、グラビアダイレクトコート、グラビアリバースコ
ート、ナイフコート、エアコート、ロールコート等の方
法により、乾燥状態で厚さ0.05〜5g/m2程度を
設けるものである。
【0041】乾燥塗膜の厚さが、0.05g/m2未満
の場合、被転写体及び熱転写インキ層との接着性が劣
り、印字の際に転写不良となる。また、厚さが5g/m
2を越えた場合、印字時の転写感度が低下し、満足のい
く印字品質が得られない。
の場合、被転写体及び熱転写インキ層との接着性が劣
り、印字の際に転写不良となる。また、厚さが5g/m
2を越えた場合、印字時の転写感度が低下し、満足のい
く印字品質が得られない。
【0042】剥離層:本発明の熱転写シートは、基材と
着色層との間に剥離層5を設けて、熱転写時に溶融して
着色層の基材からの剥離性を良くし、転写後は転写画像
の表面に少なくとも一部が着色層と共に転写され、着色
層の保護層、特に転写画像に良好な滑り性を与えて、転
写画像の耐擦過性を向上させることができる。この剥離
層は、例えば、剥離性に優れたアクリル樹脂、シリコー
ン樹脂、弗素樹脂、シリコーン或は弗素で変性した各種
の樹脂が使用出来るが、ワックスを主成分として用いる
ことが好ましい。
着色層との間に剥離層5を設けて、熱転写時に溶融して
着色層の基材からの剥離性を良くし、転写後は転写画像
の表面に少なくとも一部が着色層と共に転写され、着色
層の保護層、特に転写画像に良好な滑り性を与えて、転
写画像の耐擦過性を向上させることができる。この剥離
層は、例えば、剥離性に優れたアクリル樹脂、シリコー
ン樹脂、弗素樹脂、シリコーン或は弗素で変性した各種
の樹脂が使用出来るが、ワックスを主成分として用いる
ことが好ましい。
【0043】かかるワックスとしては、印字時に溶融し
て剥離性を発揮する各種のワックスが好ましい。好適に
使用されるワックスとしては、例えばマイクロクリスタ
リンワックス、カルナバワックス、パラフィンワック
ス、フィッシャートロプシュワックス、各種低分子量ポ
リエチレン、木ロウ、ミツロウ、鯨ロウ、イボタロウ、
羊毛ロウ、セラックワックス、キャンデリラワックス、
ペトロラクタム、一部変性ワックス、脂肪酸エステル、
脂肪酸アミド等、種々のワックスが挙げられる。特に好
ましいワックスは比較的融点が高く且つ溶剤に溶けにく
いマイクロクリスタリンワックス及びカルナバワックス
等である。
て剥離性を発揮する各種のワックスが好ましい。好適に
使用されるワックスとしては、例えばマイクロクリスタ
リンワックス、カルナバワックス、パラフィンワック
ス、フィッシャートロプシュワックス、各種低分子量ポ
リエチレン、木ロウ、ミツロウ、鯨ロウ、イボタロウ、
羊毛ロウ、セラックワックス、キャンデリラワックス、
ペトロラクタム、一部変性ワックス、脂肪酸エステル、
脂肪酸アミド等、種々のワックスが挙げられる。特に好
ましいワックスは比較的融点が高く且つ溶剤に溶けにく
いマイクロクリスタリンワックス及びカルナバワックス
等である。
【0044】上記剥離層は熱転写シートの感度を低下さ
せることがないように薄い層、例えば、乾燥状態で0.
1〜2g/m2程度の厚みであることが好ましい。
せることがないように薄い層、例えば、乾燥状態で0.
1〜2g/m2程度の厚みであることが好ましい。
【0045】本発明の熱転写シートは、基材上に、上記
に説明した着色層と白色隠蔽層、必要に応じて剥離層、
接着層を加えた熱転写インキ層を設ける。
に説明した着色層と白色隠蔽層、必要に応じて剥離層、
接着層を加えた熱転写インキ層を設ける。
【0046】本発明では、熱転写シートと組み合わせて
使用する被転写体の記録面が有色の時に、その被転写体
に熱転写されたインキ層の色と、その熱転写シートの基
材の他方の面、つまり基材の着色層の設けられていない
面から測定されるインキ層との色差が、国際照明委員会
(CIE)のL*a*b*表色系の色差式で10以下で
ある。尚、上記熱転写シートの基材の他方の面には耐熱
層も、何も設けていないもので、基材は透明シートであ
る。
使用する被転写体の記録面が有色の時に、その被転写体
に熱転写されたインキ層の色と、その熱転写シートの基
材の他方の面、つまり基材の着色層の設けられていない
面から測定されるインキ層との色差が、国際照明委員会
(CIE)のL*a*b*表色系の色差式で10以下で
ある。尚、上記熱転写シートの基材の他方の面には耐熱
層も、何も設けていないもので、基材は透明シートであ
る。
【0047】このCIEのL*a*b*表色系の色差式
は、以下の式で表わされる。
は、以下の式で表わされる。
【0048】2色の色差をΔE*ab、メトリックス明
度をL、色相と彩度に関係する量として、a、bがあ
り、2つの物体の表面色L*a*b*を、(L1 *,a
1 *,b1 *)及び(L2 *,a2 *,b2 *)とし
て、 ΔE*ab=〔(ΔL*)2+(Δa*)2+(Δ
b*)2〕1/2 ΔL*=L2 *−L1 * Δa*=a2 *−a1 * Δb*=b2 *−b1 * 上記2色の色差のΔE*abが10より大きいと、熱転
写シートから熱転写されるインキ層が、記録面が有色で
ある被転写体の上では、その本来の色から異なった色に
見えてしまい、好ましくない。そのΔE*abが10以
下で、その数値が小さければ小さいほど(0に近いほ
ど)、記録面が有色である被転写体の上で、その本来の
色のインキ層の色相を再現できるものである。
度をL、色相と彩度に関係する量として、a、bがあ
り、2つの物体の表面色L*a*b*を、(L1 *,a
1 *,b1 *)及び(L2 *,a2 *,b2 *)とし
て、 ΔE*ab=〔(ΔL*)2+(Δa*)2+(Δ
b*)2〕1/2 ΔL*=L2 *−L1 * Δa*=a2 *−a1 * Δb*=b2 *−b1 * 上記2色の色差のΔE*abが10より大きいと、熱転
写シートから熱転写されるインキ層が、記録面が有色で
ある被転写体の上では、その本来の色から異なった色に
見えてしまい、好ましくない。そのΔE*abが10以
下で、その数値が小さければ小さいほど(0に近いほ
ど)、記録面が有色である被転写体の上で、その本来の
色のインキ層の色相を再現できるものである。
【0049】本発明では、熱転写シートと組み合わせて
使用する被転写体の記録面が有色の時に、その記録面の
地色と被転写体に熱転写されたインキ層との色差が、国
際照明委員会(CIE)のL*a*b*表色系の色差式
で55以上である。
使用する被転写体の記録面が有色の時に、その記録面の
地色と被転写体に熱転写されたインキ層との色差が、国
際照明委員会(CIE)のL*a*b*表色系の色差式
で55以上である。
【0050】上記2色の色差のΔE*abが55未満で
あると、遠目から見た場合、被転写体の地色と熱転写記
録された情報の色の差が少なく、被転写体上の記録情報
を判読できなくなってくる。ΔE*abの値として、5
5以上で、その数値が高ければ高いほど被転写体上の記
録情報が鮮明となってくる。被転写体の記録面の色と熱
転写されるインキ層(特に着色層)の色の種類によっ
て、ΔE*abの値が変化するが、ΔE*abの値とし
て、55以上であれば、被転写体上に記録された情報を
即座に、遠くから見ても、判読することができる。
あると、遠目から見た場合、被転写体の地色と熱転写記
録された情報の色の差が少なく、被転写体上の記録情報
を判読できなくなってくる。ΔE*abの値として、5
5以上で、その数値が高ければ高いほど被転写体上の記
録情報が鮮明となってくる。被転写体の記録面の色と熱
転写されるインキ層(特に着色層)の色の種類によっ
て、ΔE*abの値が変化するが、ΔE*abの値とし
て、55以上であれば、被転写体上に記録された情報を
即座に、遠くから見ても、判読することができる。
【0051】また、本発明では熱転写シートと組み合わ
せて使用する被転写体の記録面が有色の時に、その記録
面の地色と被転写体に熱転写されたインキ層との色につ
いて、国際照明委員会(CIE)のL*a*b*表色系
で、〔(Δa*)2+(Δb *)2〕1/2の値が、4
0以上である。
せて使用する被転写体の記録面が有色の時に、その記録
面の地色と被転写体に熱転写されたインキ層との色につ
いて、国際照明委員会(CIE)のL*a*b*表色系
で、〔(Δa*)2+(Δb *)2〕1/2の値が、4
0以上である。
【0052】2つの物体の表面色a*b*を、
(a1 *,b1 *)及び(a2*,b2 *)として、 Δa*=a2 *−a1 * Δb*=b2 *−b1 * の関係である。
(a1 *,b1 *)及び(a2*,b2 *)として、 Δa*=a2 *−a1 * Δb*=b2 *−b1 * の関係である。
【0053】上記の〔(Δa*)2+(Δb*)2〕
1/2の値が、40未満であると、遠目から見た場合、
被転写体の地色と熱転写記録された情報の色の差が少な
く、被転写体上の記録情報を判読できなくなってくる。
1/2の値が、40未満であると、遠目から見た場合、
被転写体の地色と熱転写記録された情報の色の差が少な
く、被転写体上の記録情報を判読できなくなってくる。
【0054】〔(Δa*)2+(Δb*)2〕1/2の
値が、40以上であれば、被転写体の記録面の色と熱転
写されるインキ層(特に着色層)の色の種類によって見
易さが変化してくるが、総じて、被転写体上に記録され
た情報を即座に、遠くから見ても、判読することができ
る。
値が、40以上であれば、被転写体の記録面の色と熱転
写されるインキ層(特に着色層)の色の種類によって見
易さが変化してくるが、総じて、被転写体上に記録され
た情報を即座に、遠くから見ても、判読することができ
る。
【0055】耐熱層:また、本発明においては、基材と
して熱に弱い材料を用いる場合等に、サーマルヘッドに
接する側の表面に、つまり基材の着色層の設けてある側
と反対側に、サーマルヘッドの滑り性を良くし、かつス
ティッキングを防止する耐熱層6を設けることが好まし
い。耐熱層は、耐熱性のある樹脂と熱離型剤または滑剤
の働きをする物質とを基本的な構成成分とする。このよ
うな耐熱層を設けることによって、熱に弱いプラスチッ
クフィルムを基材とした熱転写シートにおいても、ステ
ィッキングが起こることなく、熱転写印字が可能であっ
て、プラスチックフィルムのもつ切れにくさ、加工のし
易さ等のメリットが生かせる。
して熱に弱い材料を用いる場合等に、サーマルヘッドに
接する側の表面に、つまり基材の着色層の設けてある側
と反対側に、サーマルヘッドの滑り性を良くし、かつス
ティッキングを防止する耐熱層6を設けることが好まし
い。耐熱層は、耐熱性のある樹脂と熱離型剤または滑剤
の働きをする物質とを基本的な構成成分とする。このよ
うな耐熱層を設けることによって、熱に弱いプラスチッ
クフィルムを基材とした熱転写シートにおいても、ステ
ィッキングが起こることなく、熱転写印字が可能であっ
て、プラスチックフィルムのもつ切れにくさ、加工のし
易さ等のメリットが生かせる。
【0056】この耐熱層は、バインダー樹脂に滑り剤、
界面活性剤、無機粒子、有機粒子、顔料等を添加したも
のを、好適に使用し、形成される。耐熱層に使用される
バインダー樹脂は、例えば、エチルセルロース、ヒドロ
キシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロー
ス、メチルセルロース、酢酸セルロース、酢酪酸セルロ
ース、硝化綿などのセルロース系樹脂、ポリビニルアル
コール、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルブチラール、ポリ
ビニルアセタール、ポリビニルピロリドン、アクリル樹
脂、ポリアクリルアミド、アクリロニトリル−スチレン
共重合体などのビニル系樹脂、ポリエステル樹脂、ポリ
ウレタン樹脂、シリコーン変性またはフッ素変性ウレタ
ン樹脂などが、挙げられる。
界面活性剤、無機粒子、有機粒子、顔料等を添加したも
のを、好適に使用し、形成される。耐熱層に使用される
バインダー樹脂は、例えば、エチルセルロース、ヒドロ
キシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロー
ス、メチルセルロース、酢酸セルロース、酢酪酸セルロ
ース、硝化綿などのセルロース系樹脂、ポリビニルアル
コール、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルブチラール、ポリ
ビニルアセタール、ポリビニルピロリドン、アクリル樹
脂、ポリアクリルアミド、アクリロニトリル−スチレン
共重合体などのビニル系樹脂、ポリエステル樹脂、ポリ
ウレタン樹脂、シリコーン変性またはフッ素変性ウレタ
ン樹脂などが、挙げられる。
【0057】これらのなかで、数個の反応性基、例え
ば、水酸基を有しているものを使用し、架橋剤として、
ポリイソシアネートなどを併用して、架橋樹脂を使用す
ることが好ましい。耐熱層を形成する手段は、上記のご
とき、バインダー樹脂に滑り剤、界面活性剤、無機粒
子、有機粒子、顔料等を添加した材料を、適当な溶剤中
に溶解または分散させて、塗工液を調製し、この塗工液
をグラビアコーター、ロールコーター、ワイヤーバーな
どの慣用の塗工手段により、塗工し、乾燥するものであ
る。
ば、水酸基を有しているものを使用し、架橋剤として、
ポリイソシアネートなどを併用して、架橋樹脂を使用す
ることが好ましい。耐熱層を形成する手段は、上記のご
とき、バインダー樹脂に滑り剤、界面活性剤、無機粒
子、有機粒子、顔料等を添加した材料を、適当な溶剤中
に溶解または分散させて、塗工液を調製し、この塗工液
をグラビアコーター、ロールコーター、ワイヤーバーな
どの慣用の塗工手段により、塗工し、乾燥するものであ
る。
【0058】
【実施例】次に、実施例を挙げて、本発明を更に具体的
に説明する。尚、文中、部または%とあるのは、特に断
りのない限り重量基準である。
に説明する。尚、文中、部または%とあるのは、特に断
りのない限り重量基準である。
【0059】実施例1
基材として、厚さ4.5μmのポリエチレンテレフタレ
ートフィルム(東レ株式会社製、ルミラー)の一方の面
に、下記組成の着色層用塗工液をグラビアコーティング
により、乾燥塗布量が2.0g/m2になるように塗
布、乾燥して着色層を形成した。さらに、その着色層の
上に、下記組成の白色隠蔽層用塗工液をグラビアコーテ
ィングにより、乾燥塗布量が2.0g/m2になるよう
に塗布、乾燥して白色隠蔽層を形成し、実施例1の熱転
写シートを作製する。尚、上記基材の他方の面に、予め
下記組成の耐熱層用塗工液をグラビアコーティングによ
り、乾燥塗布量が0.1g/m2になるように塗布、乾
燥して、耐熱層を形成しておいた。
ートフィルム(東レ株式会社製、ルミラー)の一方の面
に、下記組成の着色層用塗工液をグラビアコーティング
により、乾燥塗布量が2.0g/m2になるように塗
布、乾燥して着色層を形成した。さらに、その着色層の
上に、下記組成の白色隠蔽層用塗工液をグラビアコーテ
ィングにより、乾燥塗布量が2.0g/m2になるよう
に塗布、乾燥して白色隠蔽層を形成し、実施例1の熱転
写シートを作製する。尚、上記基材の他方の面に、予め
下記組成の耐熱層用塗工液をグラビアコーティングによ
り、乾燥塗布量が0.1g/m2になるように塗布、乾
燥して、耐熱層を形成しておいた。
【0060】
着色層用塗工液:
青顔料:シアニンブルーKRG(山陽色素(株)製) 9部
アクリル樹脂(三菱レイヨン(株)製、BR113) 21部
ポリエチレンワックス 2部
トルエン 34部
メチルエチルケトン 34部
白色隠蔽層用塗工液:
酸化チタン 40部
(石原産業(株)製、CR−80、平均粒径0.25μm)
塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 5部
(電気化学工業(株)製、デンカラックTF300K)
ポリエステル樹脂(東洋紡績(株)製、バイロン200) 5部
トルエン 20部
メチルエチルケトン 20部
酢酸エチル 10部
耐熱層用塗工液:
スチレンアクリロニトリル共重合体 11部
線状飽和ポリエステル樹脂 0.5部
ジンクステアリルホスフェート 5部
尿素樹脂粉末 5部
メラミン樹脂粉末 3部
トルエン 40部
メチルエチルケトン 40部
実施例2
上記の実施例1で作製した熱転写シートにおいて、着色
層用塗工液を下記のものに変更し、また白色隠蔽層の上
に、下記組成の接着層用塗工液をグラビアコーティング
により、乾燥塗布量が0.6g/m2になるように塗
布、乾燥して接着層を形成し、実施例2の熱転写シート
を作製した。
層用塗工液を下記のものに変更し、また白色隠蔽層の上
に、下記組成の接着層用塗工液をグラビアコーティング
により、乾燥塗布量が0.6g/m2になるように塗
布、乾燥して接着層を形成し、実施例2の熱転写シート
を作製した。
【0061】
着色層用塗工液:
赤顔料
(クラリアント・ジャパン(株)製、ホスタパームE5B−02) 9部
アクリル樹脂(三菱レイヨン(株)製、BR113) 21部
ポリエチレンワックス 2部
トルエン 34部
メチルエチルケトン 34部
接着層用塗工液:
アセタール樹脂(積水化学工業(株)製、エスレックKS−1) 5部
カルナバワックス 45部
イソプロピルアルコール 25部
水 25部
実施例3
基材として、実施例1で使用したものと同様のものを用
い、その基材の一方の面に、実施例1で使用した白色隠
蔽層用塗工液と同様の組成の塗工液をグラビアコーティ
ングにより、乾燥塗布量が2.0g/m2になるように
塗布、乾燥して白色隠蔽層を形成した。さらに、その白
色隠蔽層の上に、実施例1で用いた着色層用塗工液と同
様の組成の塗工液をグラビアコーティングにより、乾燥
塗布量が2.0g/m2になるように塗布、乾燥して着
色層を形成し、実施例3の熱転写シートを作製した。
い、その基材の一方の面に、実施例1で使用した白色隠
蔽層用塗工液と同様の組成の塗工液をグラビアコーティ
ングにより、乾燥塗布量が2.0g/m2になるように
塗布、乾燥して白色隠蔽層を形成した。さらに、その白
色隠蔽層の上に、実施例1で用いた着色層用塗工液と同
様の組成の塗工液をグラビアコーティングにより、乾燥
塗布量が2.0g/m2になるように塗布、乾燥して着
色層を形成し、実施例3の熱転写シートを作製した。
【0062】比較例1
上記の実施例1で作製した熱転写シートにおいて、白色
隠蔽層を除いた構成にして、それ以外は実施例1の通り
にして、比較例1の熱転写シートを作製した。
隠蔽層を除いた構成にして、それ以外は実施例1の通り
にして、比較例1の熱転写シートを作製した。
【0063】上記、実施例および比較例の熱転写シート
を用いて、下記の印字条件にて、印字を実施し、その印
字物を下記の方法にて、CIEのL*a*b*表色系の
色差ΔE*abと、〔(Δa*)2+(Δb*)2〕
1/2の値を測定し、さらに目視判読性の評価を行な
う。
を用いて、下記の印字条件にて、印字を実施し、その印
字物を下記の方法にて、CIEのL*a*b*表色系の
色差ΔE*abと、〔(Δa*)2+(Δb*)2〕
1/2の値を測定し、さらに目視判読性の評価を行な
う。
【0064】印字条件:使用プリンターはアストロメッ
ド社製CQL−4を用い、被転写体として、実施例1、
2、および比較例1では、黄ラベル、銀ラベルの2種を
用い、また実施例3では、透明シートを用い、その上に
文字パターンを印字した。
ド社製CQL−4を用い、被転写体として、実施例1、
2、および比較例1では、黄ラベル、銀ラベルの2種を
用い、また実施例3では、透明シートを用い、その上に
文字パターンを印字した。
【0065】色差など測定条件:上記で得られた印字物
の記録部(熱転写インキ層がある部分)と、非記録部
(被転写体の記録面)の2個所で、ミノルタ(株)製色
彩色差計CR−221を用い、光源はD65を使用し
て、CIEのL*a*b*表色系の色差ΔE*abと、
〔(Δa*)2+(Δb*)2〕1/2の値を測定し
た。
の記録部(熱転写インキ層がある部分)と、非記録部
(被転写体の記録面)の2個所で、ミノルタ(株)製色
彩色差計CR−221を用い、光源はD65を使用し
て、CIEのL*a*b*表色系の色差ΔE*abと、
〔(Δa*)2+(Δb*)2〕1/2の値を測定し
た。
【0066】また、実施例1、2および比較例1の熱転
写シートを用いた印字物については、印字物の記録部
(熱転写インキ層がある部分)と、使用した熱転写シー
トの基材の着色層の設けられていない面から測定される
インキ層との色差を、上記と同様のミノルタ(株)製色
彩色差計CR−221を用いて測定した。実施例3の熱
転写シートを用いた印字物については、透明シートの印
字面側に、銀ラベルを重ね合わせたときの印字物の記録
部と、使用した熱転写シートの基材の着色層の設けられ
ていない面から測定されるインキ層との色差を測定し
た。但し、上記の熱転写シートの背面側に耐熱層等、何
らの層も塗工していないもので測定した。
写シートを用いた印字物については、印字物の記録部
(熱転写インキ層がある部分)と、使用した熱転写シー
トの基材の着色層の設けられていない面から測定される
インキ層との色差を、上記と同様のミノルタ(株)製色
彩色差計CR−221を用いて測定した。実施例3の熱
転写シートを用いた印字物については、透明シートの印
字面側に、銀ラベルを重ね合わせたときの印字物の記録
部と、使用した熱転写シートの基材の着色層の設けられ
ていない面から測定されるインキ層との色差を測定し
た。但し、上記の熱転写シートの背面側に耐熱層等、何
らの層も塗工していないもので測定した。
【0067】尚、常用光源D65は、JIS Z 87
23(1988)で規定する照明に用いる光源であり、
測色用の標準の光D65に相対分光分布が近似する常用
光源である。近似の対象となる標準の光D65は、相関
色温度が約6504Kの光で、昼光で照明される物体色
を表示する場合に用いられる。
23(1988)で規定する照明に用いる光源であり、
測色用の標準の光D65に相対分光分布が近似する常用
光源である。近似の対象となる標準の光D65は、相関
色温度が約6504Kの光で、昼光で照明される物体色
を表示する場合に用いられる。
【0068】測定結果を下記の表1と表2に示す。
【0069】
【表1】
【表2】
目視判読性:上記の印字条件にて得られた印字物を、5
m離れたところから、記録された情報を目視にて観察
し、下記の判断基準にて評価する。
m離れたところから、記録された情報を目視にて観察
し、下記の判断基準にて評価する。
【0070】◎:記録された情報が非常に鮮明であり、
情報の判読が非常に行ない易かった。
情報の判読が非常に行ない易かった。
【0071】○:記録された情報が鮮明であり、情報の
判読が行ない易かった。
判読が行ない易かった。
【0072】△:記録された情報が少し不鮮明であり、
若しくは着色層本来の色と異なる色で記録部が見え、情
報の判読が少し行ない難いものであった。
若しくは着色層本来の色と異なる色で記録部が見え、情
報の判読が少し行ない難いものであった。
【0073】×:記録された情報が非常に不鮮明であ
り、若しくは着色層本来の色と非常に異なる色で記録部
が見え、情報の判読が非常に行ない難いものであった。
り、若しくは着色層本来の色と非常に異なる色で記録部
が見え、情報の判読が非常に行ない難いものであった。
【0074】上記の実施例および比較例の目視判読性の
評価結果を、下記の表3に示す。
評価結果を、下記の表3に示す。
【0075】
【表3】
【0076】
【発明の効果】このように、熱転写シートを有色の記録
面を備える被転写体と組み合わせて使用する場合に、有
色記録面の地色と被転写体に熱転写されたインキ層の色
との色差がCIEのL*a*b*表色系の色差式で55
以上、または〔(Δa*)2+(Δb*)2〕1/2の
値が、40以上であるように規定することで、あるいは
被転写体に熱転写されたインキ層の色と、熱転写される
前の基材の他方の面から測定されるインキ層の色との色
差が10以下であるように規定することで、被転写体の
記録面の色等の影響を受けずに、被転写体に熱転写され
る着色層が、その本来の色相を被転写体上で再現でき
る。
面を備える被転写体と組み合わせて使用する場合に、有
色記録面の地色と被転写体に熱転写されたインキ層の色
との色差がCIEのL*a*b*表色系の色差式で55
以上、または〔(Δa*)2+(Δb*)2〕1/2の
値が、40以上であるように規定することで、あるいは
被転写体に熱転写されたインキ層の色と、熱転写される
前の基材の他方の面から測定されるインキ層の色との色
差が10以下であるように規定することで、被転写体の
記録面の色等の影響を受けずに、被転写体に熱転写され
る着色層が、その本来の色相を被転写体上で再現でき
る。
【0077】また、熱転写シートを透明媒体に熱転写
し、熱転写された透明媒体の印字面に、表面が有色の媒
体を重ね合わせて使用する場合に、透明媒体に熱転写さ
れたインキ層の色を前記透明媒体を通じて測定した、印
字面と非印字面との色差が、CIEのL*a*b*表色
系の色差式で55以上、または〔(Δa*)2+(Δb
*)2〕1/2の値が、40以上であるように規定する
ことで、あるいは、透明媒体に熱転写されたインキ層の
色を前記透明媒体を通じて測定した、透明媒体印字面側
に前記着色媒体を重ね合わす前のインキ層の色と、重ね
合わした後の前記インキ層の色との色差が、10以下に
規定することで、有色媒体の色等の影響を受けずに、被
転写体に熱転写される着色層が、その本来の色相を被転
写体上で再現できる。
し、熱転写された透明媒体の印字面に、表面が有色の媒
体を重ね合わせて使用する場合に、透明媒体に熱転写さ
れたインキ層の色を前記透明媒体を通じて測定した、印
字面と非印字面との色差が、CIEのL*a*b*表色
系の色差式で55以上、または〔(Δa*)2+(Δb
*)2〕1/2の値が、40以上であるように規定する
ことで、あるいは、透明媒体に熱転写されたインキ層の
色を前記透明媒体を通じて測定した、透明媒体印字面側
に前記着色媒体を重ね合わす前のインキ層の色と、重ね
合わした後の前記インキ層の色との色差が、10以下に
規定することで、有色媒体の色等の影響を受けずに、被
転写体に熱転写される着色層が、その本来の色相を被転
写体上で再現できる。
【図1】図1は、本発明の熱転写シートにおいて、有色
の記録面を備える被転写体に熱転写を行う場合の実施形
態を示したものである。
の記録面を備える被転写体に熱転写を行う場合の実施形
態を示したものである。
【図2】図2は、本発明の熱転写シートにおいて、有色
の記録面を備える被転写体に熱転写を行う場合の他の実
施形態を示したものである。
の記録面を備える被転写体に熱転写を行う場合の他の実
施形態を示したものである。
【図3】図3は、本発明の熱転写シートにおいて、有色
の記録面を備える被転写体に熱転写を行う場合の他の実
施形態を示したものである。
の記録面を備える被転写体に熱転写を行う場合の他の実
施形態を示したものである。
【図4】図4は、本発明の熱転写シートにおいて、有色
の記録面を備える被転写体に熱転写を行う場合の他の実
施形態を示したものである。
の記録面を備える被転写体に熱転写を行う場合の他の実
施形態を示したものである。
【図5】図5は、本発明の熱転写シートにおいて、透明
な被転写体に熱転写を行う場合の実施形態を示したもの
である。
な被転写体に熱転写を行う場合の実施形態を示したもの
である。
【図6】図6は、本発明の熱転写シートにおいて、透明
な被転写体に熱転写を行う場合の他の実施形態を示した
ものである。
な被転写体に熱転写を行う場合の他の実施形態を示した
ものである。
【図7】図7は、本発明の熱転写シートにおいて、透明
な被転写体に熱転写を行う場合の他の実施形態を示した
ものである。
な被転写体に熱転写を行う場合の他の実施形態を示した
ものである。
1 基材
2 着色層
3 白色隠蔽層
4 接着層
5 剥離層
6 耐熱層
Claims (15)
- 【請求項1】基材の一方の面に、少なくとも着色層を設
けた熱転写シートであって、前記熱転写シートを、有色
の記録面を備える被転写体と組み合わせて使用する場合
に、前記被転写体に熱転写されたインキ層の色と、熱転
写される前の前記熱転写シートのインキ面の反対面から
測定されるインキ層の色との色差が、国際照明委員会
(CIE)のL*a*b*表色系の色差式で、10以下
であることを特徴とする、熱転写シート。 - 【請求項2】基材の一方の面に、少なくとも着色層を設
けた熱転写シートであって、前記熱転写シートを、有色
の記録面を備える被転写体と組み合わせて使用する場合
に、熱転写された印字面と非印字面との色の色差が、国
際照明委員会(CIE)のL *a*b*表色系の色差式
で、55以上であることを特徴とする、熱転写シート。 - 【請求項3】基材の一方の面に、少なくとも着色層を設
けた熱転写シートであって、前記熱転写シートを、有色
の記録面を備える被転写体と組み合わせて使用する場合
に、熱転写された印字面と非印字面との色における、国
際照明委員会(CIE)のL *a*b*表色系での
〔(Δa*)2+(Δb*)2〕1/2の値が、40以
上であることを特徴とする、熱転写シート。 - 【請求項4】前記着色層の上に、樹脂バインダーと酸化
チタン、酸化亜鉛、シリカ、水酸化アルミニウム、タル
ク、クレー、カオリナイトのうち1種以上からなる白色
隠蔽層を設けてなる、請求項1〜3のいずれか1項に記
載の熱転写シート。 - 【請求項5】前記白色隠蔽層の上に、接着層を設けてな
る、請求項4に記載する熱転写シート。 - 【請求項6】基材の一方の面に、少なくとも着色層を設
けた熱転写シートであって、前記熱転写シートを透明媒
体に熱転写し、前記の熱転写された透明媒体の印字面
に、表面が有色の媒体を重ね合わせて使用する場合に、
前記透明媒体に熱転写されたインキ層の色を前記透明媒
体を通じて測定した時、前記透明媒体印字面側に前記着
色媒体を重ね合わす前の前記インキ層の色と、重ね合わ
した後の前記インキ層の色との色差が、国際照明委員会
(CIE)のL*a*b*表色系の色差式で、10以下
であることを特徴とする、熱転写シート。 - 【請求項7】基材の一方の面に、少なくとも着色層を設
けた熱転写シートであって、前記熱転写シートを透明媒
体に熱転写し、前記の熱転写された透明媒体の印字面
に、表面が有色の媒体を重ね合わせて使用する場合に、
前記透明媒体に熱転写されたインキ層の色を前記透明媒
体を通じて測定した、印字面と非印字面との色差が、国
際照明委員会(CIE)のL*a*b*表色系の色差式
で、55以上であることを特徴とする、熱転写シート。 - 【請求項8】基材の一方の面に、少なくとも着色層を設
けた熱転写シートであって、前記熱転写シートを透明媒
体に熱転写し、前記の熱転写された透明媒体の印字面
に、表面が有色の媒体を重ね合わせて使用する場合に、
前記透明媒体に熱転写されたインキ層の色を前記透明媒
体を通じて測定した、印字面と非印字面における国際照
明委員会(CIE)のL*a*b*表色系での〔(Δa
*)2+(Δb*)2〕 1/2の値が、40以上である
ことを特徴とする、熱転写シート。 - 【請求項9】前記着色層と、前記基材との間に、樹脂バ
インダーと酸化チタン、酸化亜鉛、シリカ、水酸化アル
ミニウム、タルク、クレー、カオリナイトのうち1種以
上からなる白色隠蔽層を設けてなる、請求項6〜8のい
ずれか1項に記載の熱転写シート。 - 【請求項10】前記着色層の上に、接着層を設けてな
る、請求項9に記載の熱転写シート。 - 【請求項11】前記被転写体および前記有色媒体が、有
機顔料、無機顔料、金属フレーク、ガラスフレーク、ガ
ラスビーズ、真珠箔顔料、染料から選択される少なくと
も1種以上からなる表面を有する、再帰反射シートであ
る、請求項1〜10のいずれか1項に記載の熱転写シー
ト。 - 【請求項12】請求項1〜4のいずれか1項に記載の熱
転写シートを用いて、再帰反射シート上に熱転写画像を
形成してなる、印画物。 - 【請求項13】請求項12に記載の印画物の印字面側
に、透明シートを重ね合わせてなる、ナンバープレー
ト。 - 【請求項14】請求項5〜8のいずれか1項に記載の熱
転写シートを用いて、透明被転写媒体上に熱転写画像を
形成してなる、印画物。 - 【請求項15】請求項14に記載の印画物の印字面側
に、再帰反射シートを重ね合わせてなる、ナンバープレ
ート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002185693A JP2003080847A (ja) | 2001-06-26 | 2002-06-26 | 熱転写シート |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001-192329 | 2001-06-26 | ||
JP2001192329 | 2001-06-26 | ||
JP2002185693A JP2003080847A (ja) | 2001-06-26 | 2002-06-26 | 熱転写シート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003080847A true JP2003080847A (ja) | 2003-03-19 |
Family
ID=26617544
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002185693A Pending JP2003080847A (ja) | 2001-06-26 | 2002-06-26 | 熱転写シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003080847A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012171241A (ja) * | 2011-02-22 | 2012-09-10 | Dainippon Printing Co Ltd | 熱転写記録媒体およびその製造方法 |
JP2016196175A (ja) * | 2015-04-03 | 2016-11-24 | ダイニック株式会社 | 熱溶融転写型インクリボン |
JP2020019216A (ja) * | 2018-07-31 | 2020-02-06 | 大日本印刷株式会社 | 熱転写シート |
JP2020124892A (ja) * | 2019-02-06 | 2020-08-20 | ゼネラル株式会社 | 感熱転写媒体 |
-
2002
- 2002-06-26 JP JP2002185693A patent/JP2003080847A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012171241A (ja) * | 2011-02-22 | 2012-09-10 | Dainippon Printing Co Ltd | 熱転写記録媒体およびその製造方法 |
JP2016196175A (ja) * | 2015-04-03 | 2016-11-24 | ダイニック株式会社 | 熱溶融転写型インクリボン |
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