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JP2003078303A - スイッチ回路 - Google Patents

スイッチ回路

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Publication number
JP2003078303A
JP2003078303A JP2001263903A JP2001263903A JP2003078303A JP 2003078303 A JP2003078303 A JP 2003078303A JP 2001263903 A JP2001263903 A JP 2001263903A JP 2001263903 A JP2001263903 A JP 2001263903A JP 2003078303 A JP2003078303 A JP 2003078303A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
port
circuit
impedance
transmission line
switch circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001263903A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuo Ariga
光夫 有家
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2001263903A priority Critical patent/JP2003078303A/ja
Publication of JP2003078303A publication Critical patent/JP2003078303A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Waveguide Switches, Polarizers, And Phase Shifters (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)
  • Transceivers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 整合回路の削減を可能にするスイッチ回路を
提供する。 【解決手段】 スイッチ手段Q1,Q2のスイッチング動
作に応じて選択ポートである第1ポートPと第2ポー
トPが択一的に切り換わって共通ポートPkと導通状
態になる構成を有する。分岐部Xと第1ポートP間に
おける第1のλ/4伝送線路4と、分岐部Xと第2ポ
ートP間における第2のλ/4伝送線路4とのうち
の少なくとも一方は、特性インピーダンスをZとし、
共通ポートPkのインピーダンスをZkとし、共通ポート
Pkとは反対側に接続される選択ポートのインピーダン
スをZsとした場合に、Z=√(Zk×Zs)の関係式
を満たす特性インピーダンスを有する。λ/4伝送線路
,4はインピーダンス変換機能を有し、スイッチ
回路1は整合回路としても機能することができるので、
スイッチ回路1を組み込む回路において整合回路の削減
を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、RF回路などに組
み込まれるスイッチ回路に関するものである。
【0002】
【背景技術】図1にはスイッチ回路の一構成例が簡略化
されて示されている。このスイッチ回路1は、共通ポー
トPkと、選択ポートである第1ポートPおよび第2
ポートPとを有し、共通ポートPkを第1ポートP
と第2ポートPのうちの一方に択一的に切り換え接続
させる構成を備えており、SPDT(Single Pole Doub
le Throw)スイッチとして機能することができるもので
ある。
【0003】このスイッチ回路1において、第1ポート
と第2ポートPを接続させる形態の信号伝送路2
が形成されている。この信号伝送路2の分岐部Xには信
号伝送路3が接続され、この信号伝送路3によって分岐
部Xと共通ポートPkが接続されている。また、信号伝
送路2には、分岐部Xと第1ポートPとの間の部分
に、第1のλ/4伝送線路4が直列に介設され、ま
た、分岐部Xと第2ポートPとの間の部分に、第2の
λ/4伝送線路4が直列に介設されている。
【0004】さらに、第1のλ/4伝送線路4と第1
ポートPとの間には第1制御用導通路5の一端側が
接続されており、この第1制御用導通路5の他端側は
スイッチ手段Q1を介してグランドに接地されている。
また、同様に、第2のλ/4伝送線路4と第2ポート
との間には第2制御用導通路5の一端側が接続さ
れており、この第2制御用導通路5の他端側はスイッ
チ手段Q2を介してグランドに接地されている。
【0005】スイッチ手段Q1,Q2は、一方側がオン状
態のときには他方側がオフ状態となるように連動してス
イッチング制御が成される。
【0006】このスイッチング制御により、スイッチ手
段Q1がオン状態となり、スイッチ手段Q2がオフ状態に
なると、第1のλ/4伝送線路4が、見かけ上、無限
大のインピーダンスを持つような状態となる。このた
め、共通ポートPkと第1ポートP間には信号は導通
せず、共通ポートPkと第2ポートP間は信号の導通
が可能な状態となる。
【0007】同様に、スイッチ手段Q1がオフ状態とな
り、スイッチ手段Q2がオン状態になると、第2のλ/
4伝送線路4が、見かけ上、無限大のインピーダンス
を持つような状態となって、共通ポートPkと第2ポー
トP間には信号は導通せず、共通ポートPkと第1ポ
ートP間は信号の導通が可能な状態となる。
【0008】このように第1と第2のλ/4伝送線路4
,4と、スイッチ手段Q1,Q2のスイッチング動作
とによって、このスイッチ回路1では、共通ポートPk
を第1ポートPと第2ポートPに択一的に切り換え
接続させるスイッチ切り換え動作を行う。
【0009】このスイッチ回路1は、例えば、図7に示
されるような無線機のRF回路10に組み込まれる。こ
のRF回路10は、無線機のアンテナ11と、信号処理
回路(図示せず)との間に介設されており、受信側の回
路と、送信側の回路とを有する。スイッチ回路1は、ア
ンテナ11を受信側の回路と送信側の回路とのうちの一
方に択一的に切り換え接続させる構成と成す。
【0010】なお、図7に示す例では、受信側の回路
は、スイッチ回路1から信号処理回路に向かうに従って
順に、バンドパスフィルタ(BPF)13と、整合回路
14と、LNA(ローノイズアンプ)15と、整合回路
16と、BPF17と、ミキサ18とが設けられてい
る。送信側の回路は、スイッチ回路1から信号処理回路
に向かうに従って順に、BPF20と、整合回路21
と、PA(パワーアンプ)22と、整合回路23と、B
PF24と、ミキサ25とが設けられている。
【0011】また、図7中の符号26はPLL(Phase
Locked Loop)回路を示し、符号27はVCO(Voltage
Controlled Oscillator)を示しており、これらPLL
回路26とVCO27によって、設定の周波数を持つロ
ーカル信号が作り出される。符号28は、スイッチ手段
を示している。このスイッチ手段28はスイッチ回路1
と連動してスイッチング動作が制御される。つまり、ス
イッチ回路1によってアンテナ11が受信側の回路に切
り換え接続されているときには、スイッチ手段28は受
信側の回路側に切り換えられてローカル信号を受信側の
回路に供給する。また、アンテナ11が送信側の回路に
切り換え接続されているときには、スイッチ手段28は
送信側の回路側に切り換えられてローカル信号を送信側
の回路に供給する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、汎用性と利
便性の向上の観点から、回路を構成している様々な部品
は入力インピーダンスと出力インピーダンスが、それぞ
れ、予め定められている共通の値(例えば50Ω)とな
るように設計されることが非常に多い。スイッチ回路1
も同様であり、共通ポートPkのインピーダンスZkと、
第1ポートPのインピーダンスZ1と、第2ポートP
のインピーダンスZ2とが何れも上記共通値(50
Ω)となるように設計されることが殆どである。
【0013】これに対して、半導体素子は素子毎に入力
インピーダンスと出力インピーダンスが定まるものであ
り、半導体素子の入力インピーダンスと出力インピーダ
ンスが上記共通の値となることは殆ど無い。LNA(ロ
ーノイズアンプ)やPA(パワーアンプ)は半導体素子
を利用して構成されており、この半導体素子に起因し
て、LNAやPAの入力インピーダンスと出力インピー
ダンスは上記共通値と異なる場合が殆どである。
【0014】このため、例えば、図7に示されるよう
に、LNA15やPA22の入力側と出力側にそれぞれ
整合回路14,16,21,23を設け、これら整合回
路によってLNA15、PA22の入力インピーダンス
と出力インピーダンスを上記共通値に変換して、他の回
路構成部品との整合を取るようにしている。
【0015】しかしながら、複数の整合回路を設ける
と、例えば無線機などの装置が大型化するという問題が
生じる。また、整合回路で信号の通過損失が発生するの
で、信号の通過損失が増加するという問題が生じる。
【0016】この発明は上記課題を解決するために成さ
れたものであり、その目的は、整合回路の削減を図るこ
とができて、装置の小型化と信号の通過損失の低減を容
易にするスイッチ回路を提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は次に示す構成をもって前記課題を解決す
る手段としている。すなわち、第1の発明は、2つの選
択ポートを択一的に切り換えて共通ポートと導通状態に
する構成を備え、前記2つの選択ポートの一方側の第1
ポートと他方側の第2ポートを接続する形態で信号伝送
路が形成され、この信号伝送路の分岐部には共通ポート
に接続する信号伝送路が接続されており、その分岐部と
第1ポートとの間の信号伝送路には第1のλ/4伝送線
路が直列に介設され、また、分岐部と第2ポートとの間
の信号伝送路には第2のλ/4伝送線路が直列に介設さ
れている構成を備えたスイッチ回路であって、第1のλ
/4伝送線路と第2のλ/4伝送線路とのうちの少なく
とも一方は、特性インピーダンスをZとし、共通ポー
トのインピーダンスをZkとし、共通ポートとは反対側
に接続される選択ポートのインピーダンスをZsとした
場合に、Z=√(Zk×Zs)の関係式を満たす特性イ
ンピーダンスを有することを特徴としている。
【0018】第2の発明は、第1の発明の構成を備え、
共通ポートは無線機のアンテナに接続され、第1ポート
と第2ポートのうちの一方は無線機の受信側の回路に接
続され、他方側は送信側の回路に接続されており、スイ
ッチ回路は、アンテナを受信側の回路と送信側の回路と
の一方に択一的に切り換え接続させることを特徴として
いる。
【0019】この発明では、第1のλ/4伝送線路と第
2のλ/4伝送線路とのうちの少なくとも一方は、Z
=√(Zk×Zs)の関係式を満たす特性インピーダンス
を有しており、インピーダンス変換機能を備えている。
つまり、この発明のスイッチ回路は整合回路としての機
能を有しているものである。
【0020】したがって、この発明のスイッチ回路を組
み込むことにより、当該スイッチ回路が組み込まれる例
えば無線機などの装置において、整合回路の削減を図る
ことができる。これにより、整合回路を削減した分、装
置の小型化を図ることができるという効果や、信号の通
過損失を低減することができるという効果を得ることが
できる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下に、この発明に係る実施形態
例を図面に基づいて説明する。
【0022】この実施形態例のスイッチ回路は、図1の
回路を基本構成として有するものである。なお、図1の
回路構成の説明は前述したので、この実施形態例では、
その重複説明は省略する。
【0023】この実施形態例では、第1のλ/4伝送線
路4および第2のλ/4伝送線路4の各特性インピ
ーダンスに特徴がある。
【0024】すなわち、第1のλ/4伝送線路4の特
性インピーダンスをZ01とし、第2のλ/4伝送線路
の特性インピーダンスをZ02とし、選択ポートで
ある第1ポートPのインピーダンスをZs1とし、選択
ポートである第2ポートPのインピーダンスをZs2と
し、共通ポートPkのインピーダンスをZkとした場合
に、第1のλ/4伝送線路4は、Z01=√(Zk×
Zs1)の関係式を満たす特性インピーダンスZ01(つ
まり、共通ポートのインピーダンスZ01と、共通ポー
トの反対側に接続される選択ポートである第1ポートP
のインピーダンスZs1とによって定まる特性インピー
ダンスZ01)を持っている。
【0025】また同様に、第2のλ/4伝送線路4
は、Z02=√(Zk×Zs2)の関係式を満たす特性
インピーダンスZ02を持っている。
【0026】このような特性インピーダンスを有するこ
とにより、第1のλ/4伝送線路4 においては、共通
ポートPkから第1ポートPを見たインピーダンスZk
1が、共通ポートPkと概略共役の関係を持つインピーダ
ンスになる。また、第1ポートPから見たインピーダ
ンスZp1が、第1ポートPと概略共役の関係を持つイ
ンピーダンスになる。また、第2のλ/4伝送線路4
においても同様に、共通ポートPkから第2ポートP
を見たインピーダンスZk2が、共通ポートPkと概略共
役の関係を持つインピーダンスになり、第2ポートP
から見たインピーダンスZp2が、第2ポートPと概略
共役の関係を持つインピーダンスになる。
【0027】すなわち、第1のλ/4伝送線路4およ
び第2のλ/4伝送線路4は、インピーダンス変換機
能を有することとなり、共通ポートPkのインピーダン
スZkと、第1ポートPのインピーダンスZs1とが異
なっていても、第1のλ/4伝送線路4によって、共
通ポートPkと第1ポートPの整合を取ることが可能
となる。また同様に、共通ポートPkのインピーダンス
Zkと、第2ポートPのインピーダンスZs2とが異な
っていても、第2のλ/4伝送線路4によって、共通
ポートPkと第2ポートPの整合を取ることが可能と
なる。
【0028】したがって、この実施形態例に示すスイッ
チ回路1は、整合回路としての機能を持つこととなる。
これにより、このスイッチ回路1の組み込み対象の装置
(例えば通信機)において、整合回路の削減を図ること
が可能となる。
【0029】例えば、図7に示す無線機の回路におい
て、整合回路14,21を省略し、BPF13がLNA
15に、また、BPF20がPA20に、それぞれ、整
合するインピーダンスを持つようにBPF13,20を
設計する。この場合に、BPF13,20のインピーダ
ンスが、アンテナ11のインピーダンス(例えば汎用の
特定値(50Ω))に整合しない状態であっても、この
実施形態例のスイッチ回路1を利用することにより、B
PF13,20と、アンテナ11との整合を取ることが
できる。
【0030】つまり、例えば、スイッチ回路1の共通ポ
ートPkにアンテナ11を接続し、第1ポートPに受
信側の回路を接続し、第2ポートPに送信側の回路を
接続する構成とし、アンテナ11に起因した共通ポート
PkのインピーダンスをZ11とし、BPF13に起因し
た第1ポートPのインピーダンスをZ13とし、BPF
20に起因した第2ポートPのインピーダンスをZ20
とする。この場合に、第1のλ/4伝送線路4に、Z
01=√(Z11×Z13)の関係式を満たす特性インピー
ダンスZ01を持たせることにより、BPF13とアン
テナ11の整合を取ることができる。また、第2のλ/
4伝送線路4に、Z02=√(Z11×Z20)の関係式
を満たす特性インピーダンスZ02を持たせることによ
り、BPF20とアンテナ11の整合を取ることができ
る。
【0031】このように、スイッチ回路1に整合回路と
しての機能を持たせることにより、スイッチ回路1が組
み込まれる回路において、整合回路を削減することがで
きる。これにより、整合回路を削減できる分、回路の小
型化を図ることができる。また、信号の通過損失の増加
を抑制することができる。
【0032】ところで、図1の回路を基本構成としたス
イッチ回路1には様々な構成がある。例えば、図2〜図
6にはそれぞれスイッチ回路1の具体例が示されてい
る。
【0033】図2〜図6の各スイッチ回路1では、スイ
ッチ手段Q1,Q2はFET等のトランジスタ素子により
構成されている。これら各スイッチ手段Q1,Q2の制御
端子には、それぞれ、抵抗体R2,R3を介して制御信
号入力部Y1,Y2が接続されている。各制御信号入力
部Y1,Y2には例えば通信機の制御回路等のスイッチ
ング制御部(図示せず)が接続される。
【0034】そのスイッチング制御部から制御信号入力
部Y1,Y2と抵抗体R2,R3を通してスイッチ手段
Q1,Q2の各制御端子にそれぞれ別々の制御信号が加え
られることにより、各制御信号に基づいて各スイッチ手
段Q1,Q2がスイッチング動作する構成と成す。それら
制御信号は、スイッチ手段Q1,Q2の一方がオフ状態の
ときには他方がオン状態となるようにスイッチ手段Q
1,Q2を連動的にスイッチング動作させるものである。
【0035】また、図3〜図6の各スイッチ回路1で
は、信号伝送路2の分岐部Xと第1のλ/4伝送線路4
との間にスイッチ手段Q3が設けられ、また、信号伝
送路2の分岐部Xと第2のλ/4伝送線路4との間に
はスイッチ手段Q4が設けられている。これらスイッチ
手段Q3,Q4は、スイッチ手段Q1,Q2と同様に、制御
信号入力部Y3,Y4から抵抗体R4,R5を通して加
えられる制御信号に基づいてスイッチング動作を行うも
のである。
【0036】これら図3〜図6の各スイッチ回路1で
は、スイッチ手段Q1,Q4がオン状態のときにはスイッ
チ手段Q2,Q3がオフ状態となり、スイッチ手段Q1,
Q4がオフ状態のときにはスイッチ手段Q2,Q3がオン
状態となるように、各スイッチ手段Q1,Q2,Q3,Q4
のスイッチング動作が制御される。
【0037】なお、図2〜図6において、符号C1〜C
5はそれぞれコンデンサを示し、符号R1〜R5はそれ
ぞれ抵抗体を示し、符号L1〜L6はそれぞれインダク
タを示し、DはDC電源接続部を示している。
【0038】もちろん、これら図2〜図6に示されるよ
うな各スイッチ回路1においても、第1のλ/4伝送線
路4と第2のλ/4伝送線路4が、それぞれ、この
実施形態例において特徴的な特性インピーダンス
01,Z02を有することにより、上記のような効果
を得ることができる。
【0039】なお、この発明はこの実施形態例に限定さ
れるものではなく、様々な実施の形態を採り得る。例え
ば、この実施形態例では、選択ポートである第1ポート
と第2ポートは両方共に共通ポートPkのインピーダン
スZkと異なるインピーダンスを持つ例を示したが、例
えば、第1ポートPと第2ポートPのうちの一方側
は、共通ポートPkのインピーダンスZkとほぼ等しいイ
ンピーダンスを有し、他方側は、共通ポートPkのイン
ピーダンスZkと異なるインピーダンスを有するように
設計してもよい。
【0040】また、図1の回路を基本構成として持つス
イッチ回路1として、図2〜図6にそれぞれ回路構成の
具体例を示したが、もちろん、この発明は、図2〜図6
の各スイッチ回路1に限定して適用されるものではな
く、図1の回路を基本構成として持つスイッチ回路であ
れば、その他のスイッチ回路にも適用することができる
ものである。
【0041】さらに、この実施形態例では、アンテナを
受信側の回路と送信側の回路に択一的に切り換え接続さ
せるスイッチ手段として、この実施形態例において特徴
的なスイッチ回路1を利用する例を示したが、もちろ
ん、この実施形態例のスイッチ回路1は他の用途でも使
用することができるものであり、この実施形態例の使用
形態に限定されるものではない。例えば、図7に示すス
イッチ手段28として、スイッチ回路1を設けてもよ
い。
【0042】
【発明の効果】この発明によれば、第1のλ/4伝送線
路と第2のλ/4伝送線路のうちの少なくとも一方は、
特性インピーダンスをZとし、共通ポートのインピー
ダンスをZkとし、共通ポートとは反対側に接続される
選択ポートのインピーダンスをZsとした場合に、Z
=√(Zk×Zs)の関係式を満たす特性インピーダンス
を有する構成とした。このため、その特性インピーダン
スZを有する第1あるいは第2のλ/4伝送線路は、
共通ポートから選択ポートを見たインピーダンスが共通
ポートのインピーダンスと概略共役の関係を持つインピ
ーダンスとなり、また、選択ポートから見たインピーダ
ンスがその選択ポートのインピーダンスと概略共役の関
係を持つインピーダンスとなる。
【0043】これにより、その第1あるいは第2のλ/
4伝送線路はインピーダンス変換機能を有することにな
り、この発明のスイッチ回路は整合回路としての機能を
有することができることとなる。
【0044】したがって、この発明のスイッチ回路を組
み込む回路において、整合回路の削減を図ることができ
る。これにより、整合回路を削減できる分、スイッチ回
路の組み込み対象の回路の小型化を図ることができる
し、信号の通過損失を低減させることができる。
【0045】アンテナを受信側の回路と送信側の回路と
の一方に択一的に切り換え接続させるスイッチ回路とし
て、この発明において特徴的なスイッチ回路を利用する
ことにより、上記のように、整合回路の削減を図ること
ができるので、無線機の小型化を促進させることができ
る。また、信号の通過損失を低減できるので、信号の劣
化が防止され信号送受信の感度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が適用されるスイッチ回路の基本構成
例を示した回路図である。
【図2】この発明が適用されるスイッチ回路の具体例を
示した回路図である。
【図3】さらに、この発明が適用されるスイッチ回路の
その他の具体例を示した回路図である。
【図4】さらに、この発明が適用されるスイッチ回路の
その他の具体例を示した回路図である。
【図5】さらに、この発明が適用されるスイッチ回路の
その他の具体例を示した回路図である。
【図6】さらにまた、この発明が適用されるスイッチ回
路のその他の具体例を示した回路図である。
【図7】スイッチ回路が組み込まれた電気回路の一例を
説明するための図である。
【符号の説明】
1 スイッチ回路 2,3 信号伝送路 4 第1のλ/4伝送線路 4 第2のλ/4伝送線路 11 アンテナ P 第1ポート P 第2ポート Pk 共通ポート X 分岐部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つの選択ポートを択一的に切り換えて
    共通ポートと導通状態にする構成を備え、前記2つの選
    択ポートの一方側の第1ポートと他方側の第2ポートを
    接続する形態で信号伝送路が形成され、この信号伝送路
    の分岐部には共通ポートに接続する信号伝送路が接続さ
    れており、その分岐部と第1ポートとの間の信号伝送路
    には第1のλ/4伝送線路が直列に介設され、また、分
    岐部と第2ポートとの間の信号伝送路には第2のλ/4
    伝送線路が直列に介設されている構成を備えたスイッチ
    回路であって、第1のλ/4伝送線路と第2のλ/4伝
    送線路とのうちの少なくとも一方は、特性インピーダン
    スをZとし、共通ポートのインピーダンスをZkと
    し、共通ポートとは反対側に接続される選択ポートのイ
    ンピーダンスをZsとした場合に、Z=√(Zk×Z
    s)の関係式を満たす特性インピーダンスを有すること
    を特徴としたスイッチ回路。
  2. 【請求項2】 共通ポートは無線機のアンテナに接続さ
    れ、第1ポートと第2ポートのうちの一方は無線機の受
    信側の回路に接続され、他方側は送信側の回路に接続さ
    れており、スイッチ回路は、アンテナを受信側の回路と
    送信側の回路との一方に択一的に切り換え接続させるこ
    とを特徴とした請求項1記載のスイッチ回路。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7817968B2 (en) 2006-10-03 2010-10-19 Mitsubishi Electric Corporation Transmitter and receiver circuit
JP2011199725A (ja) * 2010-03-23 2011-10-06 Mitsubishi Electric Corp 半導体スイッチ、送受信器、送信器および受信器
WO2020035634A1 (en) * 2018-08-17 2020-02-20 Teknologian Tutkimuskeskus Vtt Oy Differential transmission line based switch for palna transceivers

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