JP2003075474A - 架空地線の電流検出装置 - Google Patents
架空地線の電流検出装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 架空地線の電流検出装置を限られた取付けス
ペ−スに取付けられるようコンパクト化すること。 【解決手段】 CTコア2、コイル等の電流検出部品を
収納ケ−ス20内に収納した架空地線1の電流検出装置
9において、収納ケ−ス20はケ−ス本体部20aと、
その上部を覆う平板状蓋部20bとからなり、前記ケ−
ス本体部20aは前記架空地線1が貫通する両側壁を有
し、その各々の上端から下端に向けて前記架空地線1が
貫通するための切欠部があって、この切欠部の底部には
前記架空地線1を上面で支持する架空地線支持部21を
それぞれ設け、この切欠部の上部には、架空地線支持部
21に向けて架空地線1を押圧する架空地線押圧部22
をそれぞれ設け、前記架空地線支持部21と前記架空地
線押圧部22とを固定することとしたこと。
ペ−スに取付けられるようコンパクト化すること。 【解決手段】 CTコア2、コイル等の電流検出部品を
収納ケ−ス20内に収納した架空地線1の電流検出装置
9において、収納ケ−ス20はケ−ス本体部20aと、
その上部を覆う平板状蓋部20bとからなり、前記ケ−
ス本体部20aは前記架空地線1が貫通する両側壁を有
し、その各々の上端から下端に向けて前記架空地線1が
貫通するための切欠部があって、この切欠部の底部には
前記架空地線1を上面で支持する架空地線支持部21を
それぞれ設け、この切欠部の上部には、架空地線支持部
21に向けて架空地線1を押圧する架空地線押圧部22
をそれぞれ設け、前記架空地線支持部21と前記架空地
線押圧部22とを固定することとしたこと。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、架空地線の電流検
出装置に係わり、特に同装置の内、電流検出部品等を収
納する収納ケ−スの改良に関するものである。
出装置に係わり、特に同装置の内、電流検出部品等を収
納する収納ケ−スの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】架空送電線路において、落雷などで短絡
事故等が発生すると、架空送電線路の架空地線に電流が
流れる。この架空地線の電流を検出する方法としては、
分割型変流器(以下CTと称す)を使用した電流検出装
置が一般的に用いられている。この従来の電流検出装置
の外観を図3に示す。図3は、電流検出装置9aを架空
地線1へ取付けて、上部ケ−ス4aを半開きとした状態
を示すものである。
事故等が発生すると、架空送電線路の架空地線に電流が
流れる。この架空地線の電流を検出する方法としては、
分割型変流器(以下CTと称す)を使用した電流検出装
置が一般的に用いられている。この従来の電流検出装置
の外観を図3に示す。図3は、電流検出装置9aを架空
地線1へ取付けて、上部ケ−ス4aを半開きとした状態
を示すものである。
【0003】電流検出装置9aは、電流検出部品である
CTコア2及びこのCTコア2と互いにチェ−ン状にリ
ンクしたコイル(下部ケ−ス4bにより見えない所に位
置しているので図示していない)と、これらを収納する
収納ケ−ス4と、架空地線1を把持するための把持金具
5を有する台座7とから構成されており、収納ケ−ス4
は、その下部に設けた収納ケ−ス取付部8において台座
7と固定されている。収納ケ−ス4は、上部ケ−ス4a
と下部ケ−ス4bとからなり、架空地線1はCTコア2
を貫通しており、更に架空地線1の収納ケ−ス4の貫通
位置は、架空地線1の中心部が上部ケ−ス4aと下部ケ
−ス4bとの合わせ目となっている。
CTコア2及びこのCTコア2と互いにチェ−ン状にリ
ンクしたコイル(下部ケ−ス4bにより見えない所に位
置しているので図示していない)と、これらを収納する
収納ケ−ス4と、架空地線1を把持するための把持金具
5を有する台座7とから構成されており、収納ケ−ス4
は、その下部に設けた収納ケ−ス取付部8において台座
7と固定されている。収納ケ−ス4は、上部ケ−ス4a
と下部ケ−ス4bとからなり、架空地線1はCTコア2
を貫通しており、更に架空地線1の収納ケ−ス4の貫通
位置は、架空地線1の中心部が上部ケ−ス4aと下部ケ
−ス4bとの合わせ目となっている。
【0004】架空地線1が貫通する収納ケ−ス4の両側
壁28aは、下部ケ−ス4bには架空地線1を支持する
ための半円筒状の架空地線支持部12が設けられてお
り、上部ケ−ス4aには前記架空地線支持部12と対応
して架空地線1を押圧するための半円筒状の架空地線押
圧部14がそれぞれ設けられいる。また、架空地線1と
平行する収納ケ−ス4の両側壁29は、一方の側壁側に
おいて、上部ケ−ス4aと下部ケ−ス4bとが蝶番接続
により上下開閉自在となっている。また、他方の側壁側
においては固定部13a、固定部13bがそれぞれ設け
られていて、ボルト等により上部ケ−ス4aと下部ケ−
ス4bとが固定される構成としている。尚、半円筒状の
架空地線押圧部14及び半円筒状の架空地線支持部12
の内面には、絶縁ゴム等の介在物11を設けており、ま
た、CTコア2は固定バンド10により、下部ケ−ス4
bの底面に固定されている。
壁28aは、下部ケ−ス4bには架空地線1を支持する
ための半円筒状の架空地線支持部12が設けられてお
り、上部ケ−ス4aには前記架空地線支持部12と対応
して架空地線1を押圧するための半円筒状の架空地線押
圧部14がそれぞれ設けられいる。また、架空地線1と
平行する収納ケ−ス4の両側壁29は、一方の側壁側に
おいて、上部ケ−ス4aと下部ケ−ス4bとが蝶番接続
により上下開閉自在となっている。また、他方の側壁側
においては固定部13a、固定部13bがそれぞれ設け
られていて、ボルト等により上部ケ−ス4aと下部ケ−
ス4bとが固定される構成としている。尚、半円筒状の
架空地線押圧部14及び半円筒状の架空地線支持部12
の内面には、絶縁ゴム等の介在物11を設けており、ま
た、CTコア2は固定バンド10により、下部ケ−ス4
bの底面に固定されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】近年は、架空送電線路
における架空地線を利用して光ファイバケ−ブル網が構
築されている。光ファイバケ−ブルが設けられていない
既設の架空地線への光ファイバケ−ブルの設け方として
は、既設の架空地線を光ファイバケ−ブルを複合した架
空地線(OPGW)に引き替えるか、又は既設の架空地
線に光ファイバケ−ブルを巻き付けて布設する方法とが
ある。前者の場合は、前記従来の電流検出装置9aをそ
のまま架空地線に取付けできるが、後者の場合で、光フ
ァイバケ−ブルを布設した後になって、従来の電流検出
装置9aを架空地線に取付けしようとするときは、取付
けられないという問題が生じた。
における架空地線を利用して光ファイバケ−ブル網が構
築されている。光ファイバケ−ブルが設けられていない
既設の架空地線への光ファイバケ−ブルの設け方として
は、既設の架空地線を光ファイバケ−ブルを複合した架
空地線(OPGW)に引き替えるか、又は既設の架空地
線に光ファイバケ−ブルを巻き付けて布設する方法とが
ある。前者の場合は、前記従来の電流検出装置9aをそ
のまま架空地線に取付けできるが、後者の場合で、光フ
ァイバケ−ブルを布設した後になって、従来の電流検出
装置9aを架空地線に取付けしようとするときは、取付
けられないという問題が生じた。
【0006】図4はこの問題点を説明するためのもの
で、架空送電線路の鉄塔近傍における架空地線への光フ
ァイバケ−ブル布設状況を示すものである。架空地線1
の端部は架空地線クランプ18により把持され、その端
部近傍の架空地線1には振動低減用のダンパ−17が取
付けられている。このような部分への光ファイバケ−ブ
ル15の設け方としては、ダンパ−17へは光ファイバ
ケ−ブル15を巻き付けられないので、ダンパ−17の
架空地線1方向の両側にそれぞれ光ファイバケ−ブル1
5と架空地線1を一定間隔で把持固定するスペ−サ16
を取付け、これらスペ−サ16間に渡って光ファイバケ
−ブル15を図に示すように架空地線1とほぼ平行直線
状としている。
で、架空送電線路の鉄塔近傍における架空地線への光フ
ァイバケ−ブル布設状況を示すものである。架空地線1
の端部は架空地線クランプ18により把持され、その端
部近傍の架空地線1には振動低減用のダンパ−17が取
付けられている。このような部分への光ファイバケ−ブ
ル15の設け方としては、ダンパ−17へは光ファイバ
ケ−ブル15を巻き付けられないので、ダンパ−17の
架空地線1方向の両側にそれぞれ光ファイバケ−ブル1
5と架空地線1を一定間隔で把持固定するスペ−サ16
を取付け、これらスペ−サ16間に渡って光ファイバケ
−ブル15を図に示すように架空地線1とほぼ平行直線
状としている。
【0007】前記のような状況において、従来の電流検
出装置9aを架空地線1に取付けようとする場合、ダン
パ−17と架空地線クランプ18側のスペ−サ16との
間となるが、図中の点線で示した状況となる。即ち、電
流検出装置9aの高さ方向(図の上下方向)では、光フ
ァイバケ−ブル15が障害となり、又、電流検出装置9
aの巾方向(図の左右方向)では、スペ−サ16がそれ
ぞれ障害となって、電流検出装置9aが取付けられない
という問題が生じていた。
出装置9aを架空地線1に取付けようとする場合、ダン
パ−17と架空地線クランプ18側のスペ−サ16との
間となるが、図中の点線で示した状況となる。即ち、電
流検出装置9aの高さ方向(図の上下方向)では、光フ
ァイバケ−ブル15が障害となり、又、電流検出装置9
aの巾方向(図の左右方向)では、スペ−サ16がそれ
ぞれ障害となって、電流検出装置9aが取付けられない
という問題が生じていた。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解消
するもので、電流検出部品を収納する収納ケ−スはケ−
ス本体部と、その上部を覆う平板状蓋部とからなり、前
記ケ−ス本体部は架空地線が貫通する両側壁を有し、そ
の各々の上端から下端に向けて前記架空地線が貫通する
ための切欠部がある。この切欠部の底部には架空地線を
上面で支持する架空地線支持部をそれぞれ設け、この切
欠部の上部には、前記架空地線支持部に向けて架空地線
を押圧する架空地線押圧部をれそぞれ設け、前記架空地
線支持部と前記架空地線押圧部とを固定してなることを
特徴とする架空地線の電流検出装置としたことにある。
こうすることにより、電流検出装置の高さ方向、巾方向
ともコンパクト化が図れ、前記課題の解決が可能となっ
た。尚、切欠部の底部に設ける架空地線支持部は、切欠
部の底部そのものを架空地線支持部としても良く、又切
欠部の底部に別途の架空地線支持部材を取付固定して架
空地線支持部としても良い。
するもので、電流検出部品を収納する収納ケ−スはケ−
ス本体部と、その上部を覆う平板状蓋部とからなり、前
記ケ−ス本体部は架空地線が貫通する両側壁を有し、そ
の各々の上端から下端に向けて前記架空地線が貫通する
ための切欠部がある。この切欠部の底部には架空地線を
上面で支持する架空地線支持部をそれぞれ設け、この切
欠部の上部には、前記架空地線支持部に向けて架空地線
を押圧する架空地線押圧部をれそぞれ設け、前記架空地
線支持部と前記架空地線押圧部とを固定してなることを
特徴とする架空地線の電流検出装置としたことにある。
こうすることにより、電流検出装置の高さ方向、巾方向
ともコンパクト化が図れ、前記課題の解決が可能となっ
た。尚、切欠部の底部に設ける架空地線支持部は、切欠
部の底部そのものを架空地線支持部としても良く、又切
欠部の底部に別途の架空地線支持部材を取付固定して架
空地線支持部としても良い。
【0009】
【発明の実施の形態】図1(A)は本発明の電流検出装
置の外観図であり、図1(B)は、図1(A)の平板状
蓋部20b、及び架空地線押圧部22を取外した状態で
の外観図である。図1(B)により、本発明の電流検出
装置について説明する。収納ケ−ス20は、ケ−ス本体
部20aと、その上部を覆う平板状蓋部20bとからな
る。ケ−ス本体部20aには、電流検出部品であるCT
コア2及びこのCTコア2と互いにチェ−ン状にリンク
したコイル(ケ−ス本体部20aの下部に位置している
ので、ケ−ス本体部20aの側壁28、側壁29により
見えないので図示していない)等が収納されている。
尚、ケ−ス本体部20a、その上部を覆う平板状蓋部2
0bのそれぞれ材質としては、アルミニュ−ム合金又は
ステンレスが耐腐食性の点で好ましい。
置の外観図であり、図1(B)は、図1(A)の平板状
蓋部20b、及び架空地線押圧部22を取外した状態で
の外観図である。図1(B)により、本発明の電流検出
装置について説明する。収納ケ−ス20は、ケ−ス本体
部20aと、その上部を覆う平板状蓋部20bとからな
る。ケ−ス本体部20aには、電流検出部品であるCT
コア2及びこのCTコア2と互いにチェ−ン状にリンク
したコイル(ケ−ス本体部20aの下部に位置している
ので、ケ−ス本体部20aの側壁28、側壁29により
見えないので図示していない)等が収納されている。
尚、ケ−ス本体部20a、その上部を覆う平板状蓋部2
0bのそれぞれ材質としては、アルミニュ−ム合金又は
ステンレスが耐腐食性の点で好ましい。
【0010】このケ−ス本体部20aの架空地線が貫通
する両側壁は、その各々の上端から下端に向けて架空地
線が貫通するための切欠部30があり、この切欠部30
の底部に架空地線支持部21をそれぞれ設けている。こ
の架空地線支持部のそれぞれの上面には架空地線を支持
するための円弧状の曲部31と、この曲部の両側に平坦
面32とがある。切欠部30の上部には、架空地線支持
部に向けて架空地線を押圧する架空地線押圧部22をそ
れぞれ設け、この架空地線押圧部22のそれぞれの下面
には架空地線を押圧するための円弧状の曲部31と、こ
の曲部の両側に平坦面32とがあり、図1(A)に示す
とおり、架空地線支持部21及び架空地線押圧部22の
それぞれの対向する平坦面32同士を固定用ボルト27
により固定する構成としている。
する両側壁は、その各々の上端から下端に向けて架空地
線が貫通するための切欠部30があり、この切欠部30
の底部に架空地線支持部21をそれぞれ設けている。こ
の架空地線支持部のそれぞれの上面には架空地線を支持
するための円弧状の曲部31と、この曲部の両側に平坦
面32とがある。切欠部30の上部には、架空地線支持
部に向けて架空地線を押圧する架空地線押圧部22をそ
れぞれ設け、この架空地線押圧部22のそれぞれの下面
には架空地線を押圧するための円弧状の曲部31と、こ
の曲部の両側に平坦面32とがあり、図1(A)に示す
とおり、架空地線支持部21及び架空地線押圧部22の
それぞれの対向する平坦面32同士を固定用ボルト27
により固定する構成としている。
【0011】図1(A)及び図1(B)では、架空地線
支持部21及び架空地線押圧部22は、ケ−ス本体部2
0aの側壁面からそれぞれ突出した構成としているが、
側壁28の厚さとほぼ同様としても良い。又、架空地線
支持部21及び架空地線押圧部22の円弧状の曲部31
のそれぞれの内面には、介在物11を設け、この介在物
11を介して収納ケ−ス20を架空地線1に取付けるこ
ととしている。この介在物11の材質としては、一方の
側壁側のそれは絶縁ゴムとし、他方の側壁側のそれはア
ルミニュ−ム又はアルミニュ−ム合金等の金属製とする
のが好ましい。片方を金属製とすることにより、収納ケ
−ス20が架空地線1と同電位となり誘導障害を防止す
ることができ、更には、収納ケ−ス20をより強固に架
空地線1に取付けることができる。介在物11の材質と
して、双方とも金属製とするのは、この金属製介在物を
介して収納ケ−ス20にも事故電流が分流するので好ま
しくない。尚、CTコア2は固定バンド10により、ケ
−ス本体部20aの底面に固定することは、図3で説明
した従来のそれと同様である。
支持部21及び架空地線押圧部22は、ケ−ス本体部2
0aの側壁面からそれぞれ突出した構成としているが、
側壁28の厚さとほぼ同様としても良い。又、架空地線
支持部21及び架空地線押圧部22の円弧状の曲部31
のそれぞれの内面には、介在物11を設け、この介在物
11を介して収納ケ−ス20を架空地線1に取付けるこ
ととしている。この介在物11の材質としては、一方の
側壁側のそれは絶縁ゴムとし、他方の側壁側のそれはア
ルミニュ−ム又はアルミニュ−ム合金等の金属製とする
のが好ましい。片方を金属製とすることにより、収納ケ
−ス20が架空地線1と同電位となり誘導障害を防止す
ることができ、更には、収納ケ−ス20をより強固に架
空地線1に取付けることができる。介在物11の材質と
して、双方とも金属製とするのは、この金属製介在物を
介して収納ケ−ス20にも事故電流が分流するので好ま
しくない。尚、CTコア2は固定バンド10により、ケ
−ス本体部20aの底面に固定することは、図3で説明
した従来のそれと同様である。
【0012】次に、ケ−ス本体部20aとその上面を覆
う平板状蓋部20bとの勘合の仕方について説明する。
ケ−ス本体部20aの架空地線が貫通する両側壁及び切
欠部の上部にそれぞれ設けた架空地線押圧部22のそれ
ぞれの外壁面に、平板状蓋部22bに接する上端面に添
って溝33を設け、平板状蓋部20bの両側縁には溝3
3に嵌め込みスライドさせるための勘合部34を設けて
いる。他の勘合の仕方としては、前記溝33の代わりに
この部分に突起部を設け、平板状蓋部20bの両側縁は
この突起部に嵌め込みスライドさせるための勘合部とし
ても良い。
う平板状蓋部20bとの勘合の仕方について説明する。
ケ−ス本体部20aの架空地線が貫通する両側壁及び切
欠部の上部にそれぞれ設けた架空地線押圧部22のそれ
ぞれの外壁面に、平板状蓋部22bに接する上端面に添
って溝33を設け、平板状蓋部20bの両側縁には溝3
3に嵌め込みスライドさせるための勘合部34を設けて
いる。他の勘合の仕方としては、前記溝33の代わりに
この部分に突起部を設け、平板状蓋部20bの両側縁は
この突起部に嵌め込みスライドさせるための勘合部とし
ても良い。
【0013】ケ−ス本体部20aの上面に平板状蓋部2
0bを前記のとおり、嵌め込みスライドさせて取付けた
後は、図1(A)に示すとおり架空地線と平行するケ−
ス本体部20aの両側壁に設けられ、上下方向の長穴2
4を有する押え板23を持ち上げ、締め付ボルト25に
より押え板23をケ−ス本体部20aの両側壁にれそぞ
れ固定して、押え板23の上端部により平板状蓋部20
bが動いて外れないようにしている。尚、平板状蓋部2
0bの片端に前記押え板23と同機能の板状体を予め設
けておき、締め付ボルト25により前記板状体をケ−ス
本体部20aの側壁に固定しても良い。
0bを前記のとおり、嵌め込みスライドさせて取付けた
後は、図1(A)に示すとおり架空地線と平行するケ−
ス本体部20aの両側壁に設けられ、上下方向の長穴2
4を有する押え板23を持ち上げ、締め付ボルト25に
より押え板23をケ−ス本体部20aの両側壁にれそぞ
れ固定して、押え板23の上端部により平板状蓋部20
bが動いて外れないようにしている。尚、平板状蓋部2
0bの片端に前記押え板23と同機能の板状体を予め設
けておき、締め付ボルト25により前記板状体をケ−ス
本体部20aの側壁に固定しても良い。
【0014】本発明の電流検出装置9とすることによ
り、従来の電流検出装置9aでは取付けることができな
かった、スペ−サ16とダンパ−17間の架空地線1
に、図2に示すとおり電流検出装置9を取付けることが
可能となった。その理由の一つは、図3に示すとおりの
収納ケ−ス4とは別に設けた電流検出装置9aを把持す
るための把持金具5を無しとし、収納ケ−ス20のケ−
ス本体部20aのみにより、架空地線1に取付ける構成
としたので、電流検出装置9の巾方向(図の左右方向)
の寸法がコンパクト化できたためである。
り、従来の電流検出装置9aでは取付けることができな
かった、スペ−サ16とダンパ−17間の架空地線1
に、図2に示すとおり電流検出装置9を取付けることが
可能となった。その理由の一つは、図3に示すとおりの
収納ケ−ス4とは別に設けた電流検出装置9aを把持す
るための把持金具5を無しとし、収納ケ−ス20のケ−
ス本体部20aのみにより、架空地線1に取付ける構成
としたので、電流検出装置9の巾方向(図の左右方向)
の寸法がコンパクト化できたためである。
【0015】もう一つの理由としては、架空地線1のケ
−ス本体部20aへの貫通位置を極力収納ケ−ス20の
上部に位置させ、且つ蓋を平板状としてスライドにより
開閉することによって、光ファイバケ−ブル15が障害
とならなくなったものである。
−ス本体部20aへの貫通位置を極力収納ケ−ス20の
上部に位置させ、且つ蓋を平板状としてスライドにより
開閉することによって、光ファイバケ−ブル15が障害
とならなくなったものである。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電流検出
装置によれば、収納ケ−スの両側壁に設けた架空地線支
持部と架空地線押圧部自体に架空地線を把持、固定する
機能を有しているので、収納ケ−スとは別に把持金具を
設ける必要がなく、その分、電流検出装置の高さ方向、
巾方向ともコンパクト化が図れ、既設の架空地線に光フ
ァイバケ−ブルを巻付けた線路であっても、電流検出装
置が取付け可能となり、より信頼性の高い線路保守がで
きることとなった。
装置によれば、収納ケ−スの両側壁に設けた架空地線支
持部と架空地線押圧部自体に架空地線を把持、固定する
機能を有しているので、収納ケ−スとは別に把持金具を
設ける必要がなく、その分、電流検出装置の高さ方向、
巾方向ともコンパクト化が図れ、既設の架空地線に光フ
ァイバケ−ブルを巻付けた線路であっても、電流検出装
置が取付け可能となり、より信頼性の高い線路保守がで
きることとなった。
【0017】
【図1】(A)は本発明の電流検出装置の外観図、
(B)は図1(A)の平板状蓋部20b、及び架空地線
押圧部22を取外した状態での外観図である。
(B)は図1(A)の平板状蓋部20b、及び架空地線
押圧部22を取外した状態での外観図である。
【図2】本発明の電流検出装置の架空地線への取付状態
図である。
図である。
【図3】従来の電流検出装置を架空地線に取付けた状態
の外観図である。
の外観図である。
【図4】従来の電流検出装置の架空地線への取付状態図
である。
である。
1 架空地線
2 CTコア
4 収納ケ−ス
4a上部ケ−ス
4b下部ケ−ス
5 把持金具
7 台座
8 収納ケ−ス取付部
9、9a、電流検出装置
10 固定バンド
11 介在物
12、21 架空地線支持部
13a、13b 固定部
14、22 架空地線押圧部
15 光ファイバケ−ブル
16 スペ−サ
17 ダンパ−
18 架空地線クランプ
19 締付けクランプ
19a 固定板
20 収納ケ−ス
20a ケ−ス本体部
20b 平板状蓋部
23 押え板
24 長穴
25 締め付ボルト
26 架空地線貫通孔
27 固定用ボルト
28、28a、29、29a 側壁
30 切欠部
31 円弧状の曲部
32 平坦面
33 溝
34 勘合部
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
H02G 9/00 G01R 15/02 G
Claims (3)
- 【請求項1】 CTコア、コイル等の電流検出部品を収
納ケ−ス内に収納した架空地線の電流検出装置におい
て、 収納ケ−スはケ−ス本体部と、その上部を覆う平板状蓋
部とからなり、 前記ケ−ス本体部は架空地線が貫通する両側壁を有し、
その各々の上端から下端に向けて前記架空地線が貫通す
るための切欠部があって、この切欠部の底部には架空地
線を上面で支持する架空地線支持部をそれぞれ設け、こ
の切欠部の上部には、前記架空地線支持部に向けて架空
地線を押圧する架空地線押圧部をそれぞれ設け、前記架
空地線支持部と前記架空地線押圧部とを固定してなるこ
とを特徴とする架空地線の電流検出装置。 - 【請求項2】 前記架空地線支持部の上面には架空地線
を支持するための円弧状の曲部と、この曲部の両側に平
坦面とがあり、前記架空地線押圧部の下面には架空地線
を把持するための円弧状の曲部と、この曲部の両側に平
坦面とがあり、前記架空地線支持部及び前記架空地線押
圧部のそれぞれの対向する平坦面同士を固定してなるこ
とを特徴とする請求項1に記載の架空地線の電流検出装
置。 - 【請求項3】 前記両側壁及び前記切欠部の上部にそれ
ぞれ設けた架空地線押圧部のそれぞれの外壁面に、前記
平板状蓋部に接する上端面に添って溝または突起部を設
け、前記平板状蓋部の両側縁には前記溝または突起部に
嵌め込みスライドさせるための勘合部を設けてなること
を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の架空地線の
電流検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001265207A JP2003075474A (ja) | 2001-09-03 | 2001-09-03 | 架空地線の電流検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001265207A JP2003075474A (ja) | 2001-09-03 | 2001-09-03 | 架空地線の電流検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003075474A true JP2003075474A (ja) | 2003-03-12 |
Family
ID=19091709
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001265207A Pending JP2003075474A (ja) | 2001-09-03 | 2001-09-03 | 架空地線の電流検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003075474A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016038383A (ja) * | 2014-08-08 | 2016-03-22 | ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ | センサ装置、および導体を通る電流を感知する際に使用するための方法 |
-
2001
- 2001-09-03 JP JP2001265207A patent/JP2003075474A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016038383A (ja) * | 2014-08-08 | 2016-03-22 | ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ | センサ装置、および導体を通る電流を感知する際に使用するための方法 |
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