JP2003066770A - 感光体ドラム用サイレンサーの装着方法及びその方法に使用する感光体ドラム用サイレンサー - Google Patents
感光体ドラム用サイレンサーの装着方法及びその方法に使用する感光体ドラム用サイレンサーInfo
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- JP2003066770A JP2003066770A JP2001251818A JP2001251818A JP2003066770A JP 2003066770 A JP2003066770 A JP 2003066770A JP 2001251818 A JP2001251818 A JP 2001251818A JP 2001251818 A JP2001251818 A JP 2001251818A JP 2003066770 A JP2003066770 A JP 2003066770A
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- photosensitive drum
- cylindrical body
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- Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
- Photoreceptors In Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 感光体ドラム内にスムーズ、かつ確実に押
し込むことができる感光体ドラム用サイレンサーの装着
方法及びその方法に使用する感光体ドラム用サイレンサ
ーを提供すること。 【解決手段】感光体ドラム12内周面に密接して前記感
光体ドラム12に生じた振動を減衰除去するサイレンサ
ー100の装着方法であって、前記サイレンサー100
を前記感光体ドラム12内周面に対応する直径を有する
筒状体101によって構成すると共に、前記筒状体10
1の押し込み方向端部又は端部近傍に突き当たり部10
2を設け、この突き当たり部102を押して前記サイレ
ンサー100を前記感光体ドラム12内に押し込むよう
にしたことを特徴とする。
し込むことができる感光体ドラム用サイレンサーの装着
方法及びその方法に使用する感光体ドラム用サイレンサ
ーを提供すること。 【解決手段】感光体ドラム12内周面に密接して前記感
光体ドラム12に生じた振動を減衰除去するサイレンサ
ー100の装着方法であって、前記サイレンサー100
を前記感光体ドラム12内周面に対応する直径を有する
筒状体101によって構成すると共に、前記筒状体10
1の押し込み方向端部又は端部近傍に突き当たり部10
2を設け、この突き当たり部102を押して前記サイレ
ンサー100を前記感光体ドラム12内に押し込むよう
にしたことを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば複写機、フ
ァクシミリ装置、レーザープリンタやLEDなどの電子
写真プリンタ、ワードプロセッサなどの感光体ドラムに
発生する振動を減衰させる感光体ドラム用サイレンサー
の装着方法及びその方法に使用する感光体ドラム用サイ
レンサーに関する。詳細には感光体ドラム内にスムー
ズ、かつ確実に押し込むことができる感光体ドラム用サ
イレンサーの装着方法及びその方法に使用する感光体ド
ラム用サイレンサーに関する。
ァクシミリ装置、レーザープリンタやLEDなどの電子
写真プリンタ、ワードプロセッサなどの感光体ドラムに
発生する振動を減衰させる感光体ドラム用サイレンサー
の装着方法及びその方法に使用する感光体ドラム用サイ
レンサーに関する。詳細には感光体ドラム内にスムー
ズ、かつ確実に押し込むことができる感光体ドラム用サ
イレンサーの装着方法及びその方法に使用する感光体ド
ラム用サイレンサーに関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真画像形成方式を用いた複写機や
電子写真プリンタなどにおいては、印刷媒体として感光
体ドラムが使用されている。この感光体ドラムは、導体
で形成された円筒状のドラム外周面に光導電体を塗布し
たものであり、前記光導電体は光書込系から送られた画
像情報を含む光によって物性変化を起こし、感光体ドラ
ム表面に制電潜像を形成する。この感光体ドラム表面に
形成された制電潜像は、トナーにより顕像化されて記録
紙などの記録媒体に転写して画像を形成する。
電子写真プリンタなどにおいては、印刷媒体として感光
体ドラムが使用されている。この感光体ドラムは、導体
で形成された円筒状のドラム外周面に光導電体を塗布し
たものであり、前記光導電体は光書込系から送られた画
像情報を含む光によって物性変化を起こし、感光体ドラ
ム表面に制電潜像を形成する。この感光体ドラム表面に
形成された制電潜像は、トナーにより顕像化されて記録
紙などの記録媒体に転写して画像を形成する。
【0003】このような構造を持つ画像形成装置にあっ
ては、使用される感光体ドラムが、この感光体ドラムを
回転駆動させるモータやギヤからの振動を受けて共振し
ていた。また感光体ドラムには、クリーニングブレード
との接触時の摩擦によっても振動が発生していた。
ては、使用される感光体ドラムが、この感光体ドラムを
回転駆動させるモータやギヤからの振動を受けて共振し
ていた。また感光体ドラムには、クリーニングブレード
との接触時の摩擦によっても振動が発生していた。
【0004】感光体ドラムの振動は、そのドラムの回転
速度にも変動を引き起こし、この結果、レーザービーム
による書き込みが乱れ、画質が低下するという不具合を
招いていた。また感光体ドラムの振動は、ドラムだけに
留まらず、その周囲の部材やケーシングにも伝播し、耳
障りな高周波の異常騒音が発生していた。
速度にも変動を引き起こし、この結果、レーザービーム
による書き込みが乱れ、画質が低下するという不具合を
招いていた。また感光体ドラムの振動は、ドラムだけに
留まらず、その周囲の部材やケーシングにも伝播し、耳
障りな高周波の異常騒音が発生していた。
【0005】このような感光体ドラムの振動に起因する
欠点の克服を目的として、従来、感光体ドラム内に装着
することで、当該感光体ドラムに発生する振動を減衰さ
せる感光体ドラム用サイレンサーが適用されていた。
欠点の克服を目的として、従来、感光体ドラム内に装着
することで、当該感光体ドラムに発生する振動を減衰さ
せる感光体ドラム用サイレンサーが適用されていた。
【0006】このサイレンサー100は、図1に示すよ
うに、感光体ドラム12内周面に対応する直径を有する
筒状体からなり、このサイレンサー100を感光体ドラ
ム12内に押し込んで前記感光体ドラム12内周面に密
接させることで、当該感光体ドラム12の振動を減衰除
去し、さらに同感光体ドラム12に接触した周囲の部品
への共振を防ぐようになっている。
うに、感光体ドラム12内周面に対応する直径を有する
筒状体からなり、このサイレンサー100を感光体ドラ
ム12内に押し込んで前記感光体ドラム12内周面に密
接させることで、当該感光体ドラム12の振動を減衰除
去し、さらに同感光体ドラム12に接触した周囲の部品
への共振を防ぐようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の感光
体ドラム用サイレンサーにあっては、該サイレンサーの
一方端部を手で持って感光体ドラム内に押し込んでいた
ため、該サイレンサーの押し込み方向端部はまったくの
フリーの状態となっていて上下左右に振れていた。
体ドラム用サイレンサーにあっては、該サイレンサーの
一方端部を手で持って感光体ドラム内に押し込んでいた
ため、該サイレンサーの押し込み方向端部はまったくの
フリーの状態となっていて上下左右に振れていた。
【0008】このため、感光体ドラム内に押し込むとき
に、誤って該サイレンサーの押し込み方向端部が感光体
ドラム内周面に当たって該感光体ドラムが変形するとい
う事態を招いていた。
に、誤って該サイレンサーの押し込み方向端部が感光体
ドラム内周面に当たって該感光体ドラムが変形するとい
う事態を招いていた。
【0009】感光体ドラムが変形すると画像が歪んだり
かすれたりするなど、画質を著しく低下させるので、サ
イレンサーを感光体ドラム内に装着する作業は大変に煩
雑で手間の掛かる作業であった。
かすれたりするなど、画質を著しく低下させるので、サ
イレンサーを感光体ドラム内に装着する作業は大変に煩
雑で手間の掛かる作業であった。
【0010】本発明は、このような事情に鑑みなされた
ものであり、感光体ドラム内にスムーズ、かつ確実に押
し込むことができる感光体ドラム用サイレンサーの装着
方法及びその方法に使用する感光体ドラム用サイレンサ
ーを提供することを目的とするものである。
ものであり、感光体ドラム内にスムーズ、かつ確実に押
し込むことができる感光体ドラム用サイレンサーの装着
方法及びその方法に使用する感光体ドラム用サイレンサ
ーを提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、感光体ドラム内周面に密接
して前記感光体ドラムに生じた振動を減衰除去するサイ
レンサーの装着方法であって、前記サイレンサーを前記
感光体ドラム内周面に対応する直径を有する筒状体によ
って構成すると共に、前記筒状体の押し込み方向端部又
は端部近傍に突き当たり部を設け、この突き当たり部を
押して前記サイレンサーを前記感光体ドラム内に押し込
むようにしたことを特徴とする感光体ドラム用サイレン
サーの装着方法をその要旨とした。
め、請求項1記載の発明は、感光体ドラム内周面に密接
して前記感光体ドラムに生じた振動を減衰除去するサイ
レンサーの装着方法であって、前記サイレンサーを前記
感光体ドラム内周面に対応する直径を有する筒状体によ
って構成すると共に、前記筒状体の押し込み方向端部又
は端部近傍に突き当たり部を設け、この突き当たり部を
押して前記サイレンサーを前記感光体ドラム内に押し込
むようにしたことを特徴とする感光体ドラム用サイレン
サーの装着方法をその要旨とした。
【0012】請求項2記載の発明は、押し込み棒を用
い、この押し込み棒先端をサイレンサーの突き当たり部
に当てて押し込むことを特徴とする請求項1記載の感光
体ドラム用サイレンサーの装着方法をその要旨とした。
い、この押し込み棒先端をサイレンサーの突き当たり部
に当てて押し込むことを特徴とする請求項1記載の感光
体ドラム用サイレンサーの装着方法をその要旨とした。
【0013】請求項3記載の発明は、感光体ドラム内周
面に密接して前記感光体ドラムに生じた振動を減衰除去
するサイレンサーであって、前記感光体ドラム内周面に
対応する直径を有する筒状体によって構成されると共に
前記筒状体内面の押し込み方向端部又は端部近傍には突
き当たり部が設けられていることを特徴とする感光体ド
ラム用サイレンサーをその要旨とした。
面に密接して前記感光体ドラムに生じた振動を減衰除去
するサイレンサーであって、前記感光体ドラム内周面に
対応する直径を有する筒状体によって構成されると共に
前記筒状体内面の押し込み方向端部又は端部近傍には突
き当たり部が設けられていることを特徴とする感光体ド
ラム用サイレンサーをその要旨とした。
【0014】請求項4記載の発明は、筒状体内面の押し
込み方向端部又は端部近傍が押し込み方向端部に向かっ
て径小に設けられていることを特徴とする請求項3記載
の感光体ドラム用サイレンサーをその要旨とした。
込み方向端部又は端部近傍が押し込み方向端部に向かっ
て径小に設けられていることを特徴とする請求項3記載
の感光体ドラム用サイレンサーをその要旨とした。
【0015】請求項5記載の発明は、筒状体内面の押し
込み方向端面に壁が設けられていることを特徴とする請
求項3記載の感光体ドラム用サイレンサーをその要旨と
した。
込み方向端面に壁が設けられていることを特徴とする請
求項3記載の感光体ドラム用サイレンサーをその要旨と
した。
【0016】請求項6記載の発明は、筒状体が、ベンゾ
チアジル基を持つ化合物、ベンゾトリアゾール基を持つ
化合物、ジフェニルアクリレート基を持つ化合物、ある
いはベンゾフェノン基を持つ化合物からなる制振性向上
剤を含む制振材料により構成されていることを特徴とす
る請求項3〜5のいずれかに記載の感光体ドラム用サイ
レンサーをその要旨とした。
チアジル基を持つ化合物、ベンゾトリアゾール基を持つ
化合物、ジフェニルアクリレート基を持つ化合物、ある
いはベンゾフェノン基を持つ化合物からなる制振性向上
剤を含む制振材料により構成されていることを特徴とす
る請求項3〜5のいずれかに記載の感光体ドラム用サイ
レンサーをその要旨とした。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面に示した好ましい形態
に従って、本発明の感光体ドラム用サイレンサーの装着
方法(以下単に装着方法と称す。)、及びその方法に使
用する感光体ドラム用サイレンサー(以下単にサイレン
サーと称す。)について詳細に説明する。
に従って、本発明の感光体ドラム用サイレンサーの装着
方法(以下単に装着方法と称す。)、及びその方法に使
用する感光体ドラム用サイレンサー(以下単にサイレン
サーと称す。)について詳細に説明する。
【0018】本発明のサイレンサーは、例えば複写機、
ファクシミリ装置、レーザープリンタやLEDなどの電
子写真プリンタ、ワードプロセッサなどの画像形成装置
に適用される。図1に示すように、画像形成装置11に
は、印刷媒体として感光体ドラム12が使用されてい
る。この感光体ドラム12は、導体で形成された円筒状
のドラム13外周面に光導電体14を塗布したものであ
り、前記光導電体14は光書込系から送られた画像情報
を含む光によって物性変化を起こし、感光体ドラム12
表面に制電潜像を形成するようになっている。感光体ド
ラム12表面に形成された制電潜像は、トナーにより顕
像化され、紙搬送ユニット15から搬送された記録紙
(記録媒体)に転写して画像を形成する。画像が転写さ
れた後、感光体ドラム12表面に残ったトナーは、クリ
ーニング装置のクリーニングブレード16によって掻き
落とされて除去されるようになっている。尚、図1中の
17は、現像ユニット、18は帯電ユニット、19は転
写ユニット、20は剥離ユニットである。このように構
成された画像形成装置11における感光体ドラム12の
内周面にサイレンサー100が適用されるのである。
ファクシミリ装置、レーザープリンタやLEDなどの電
子写真プリンタ、ワードプロセッサなどの画像形成装置
に適用される。図1に示すように、画像形成装置11に
は、印刷媒体として感光体ドラム12が使用されてい
る。この感光体ドラム12は、導体で形成された円筒状
のドラム13外周面に光導電体14を塗布したものであ
り、前記光導電体14は光書込系から送られた画像情報
を含む光によって物性変化を起こし、感光体ドラム12
表面に制電潜像を形成するようになっている。感光体ド
ラム12表面に形成された制電潜像は、トナーにより顕
像化され、紙搬送ユニット15から搬送された記録紙
(記録媒体)に転写して画像を形成する。画像が転写さ
れた後、感光体ドラム12表面に残ったトナーは、クリ
ーニング装置のクリーニングブレード16によって掻き
落とされて除去されるようになっている。尚、図1中の
17は、現像ユニット、18は帯電ユニット、19は転
写ユニット、20は剥離ユニットである。このように構
成された画像形成装置11における感光体ドラム12の
内周面にサイレンサー100が適用されるのである。
【0019】図2〜図10に示すように本発明のサイレ
ンサー100は、感光体ドラム12内周面に対応する直
径を有する筒状体101によって構成されている。
ンサー100は、感光体ドラム12内周面に対応する直
径を有する筒状体101によって構成されている。
【0020】筒状体101は、感光体ドラム12の内周
面に対応して直径が感光体ドラム12の内径と同じかそ
れよりも僅かに小さくなっている。このため、該筒状体
101を感光体ドラム12内に装着したとき、筒状体1
01は前記感光体ドラム12内周面に密接するようにな
っており、これにより感光体ドラム12に生じた振動を
減衰除去できるようになっている。
面に対応して直径が感光体ドラム12の内径と同じかそ
れよりも僅かに小さくなっている。このため、該筒状体
101を感光体ドラム12内に装着したとき、筒状体1
01は前記感光体ドラム12内周面に密接するようにな
っており、これにより感光体ドラム12に生じた振動を
減衰除去できるようになっている。
【0021】筒状体101については特に限定されない
が、以下に示すようなベースポリマーに無機充填材を充
填した制振材料を成形材料として用いて成形すること
で、感光体ドラム12に生じた振動をより効果的に減衰
除去することができる。
が、以下に示すようなベースポリマーに無機充填材を充
填した制振材料を成形材料として用いて成形すること
で、感光体ドラム12に生じた振動をより効果的に減衰
除去することができる。
【0022】ベースポリマーとしては、例えばポリアミ
ド、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、塩素化ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、エチレン−酢ビ共重合体、ポリメ
タクリル酸メチル、ポリフッ化ビニリデン、ポリイソプ
レン、ポリスチレン、スチレン−ブタジエン−アクリロ
ニトリル共重合体(ABS樹脂)、スチレン−アクリロ
ニトリル共重合体(AS樹脂)、ポリカーボネート、ア
クリロニトリル−ブタジエンゴム(NBR)、スチレン
−ブタジエンゴム(SBR)、ブタジエンゴム(B
R)、天然ゴム(NR)、イソプレンゴム(IR)の中
から選ばれた1種若しくはそれらの混合物を挙げること
ができる。
ド、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、塩素化ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、エチレン−酢ビ共重合体、ポリメ
タクリル酸メチル、ポリフッ化ビニリデン、ポリイソプ
レン、ポリスチレン、スチレン−ブタジエン−アクリロ
ニトリル共重合体(ABS樹脂)、スチレン−アクリロ
ニトリル共重合体(AS樹脂)、ポリカーボネート、ア
クリロニトリル−ブタジエンゴム(NBR)、スチレン
−ブタジエンゴム(SBR)、ブタジエンゴム(B
R)、天然ゴム(NR)、イソプレンゴム(IR)の中
から選ばれた1種若しくはそれらの混合物を挙げること
ができる。
【0023】中でもアクリロニトリル−ブタジエンゴム
(NBR)、スチレン−ブタジエンゴム(SBR)、ブ
タジエンゴム(BR)、天然ゴム(NR)、イソプレン
ゴム(IR)などのゴム系ポリマーをベースポリマーと
して用いた場合には、それらが持つゴム弾性力によっ
て、サイレンサー100が感光体ドラム12内周面に密
着し、該感光体ドラム12の変形をより効果的に防止す
ると共に、感光体ドラム12に生じた振動をより効果的
に減衰除去することができるようになる点で好ましい。
(NBR)、スチレン−ブタジエンゴム(SBR)、ブ
タジエンゴム(BR)、天然ゴム(NR)、イソプレン
ゴム(IR)などのゴム系ポリマーをベースポリマーと
して用いた場合には、それらが持つゴム弾性力によっ
て、サイレンサー100が感光体ドラム12内周面に密
着し、該感光体ドラム12の変形をより効果的に防止す
ると共に、感光体ドラム12に生じた振動をより効果的
に減衰除去することができるようになる点で好ましい。
【0024】尚、ベースポリマーの選択に際しては、前
記サイレンサーの種類や使用形態、大きさや形状の他
に、取り扱い性、成形成、入手容易性、温度性能(耐熱
性や耐寒性)、耐候性、価格なども考慮するのが望まし
い。
記サイレンサーの種類や使用形態、大きさや形状の他
に、取り扱い性、成形成、入手容易性、温度性能(耐熱
性や耐寒性)、耐候性、価格なども考慮するのが望まし
い。
【0025】無機充填材は、制振性能をさらに向上させ
る目的で充填されるものであり、例えばマイカ鱗片、ガ
ラス片、グラスファイバー、カーボンファイバー、炭酸
カルシウム、バライト、沈降硫酸バリウムなどを挙げる
ことができる。当該無機充填材の充填量としては、ベー
スポリマー100重量部に対し10〜400重量部の割
合で含まれているのが好ましい。例えば無機充填材の充
填量が10を下回る場合には、無機充填材を充填しても
十分な制振性能の向上がみられず、反対に無機充填材の
充填量を400を上回る量としても、現実に充填できな
かったり、サイレンサーの機械的強度が低下したりする
といった弊害を招くことになるからである。
る目的で充填されるものであり、例えばマイカ鱗片、ガ
ラス片、グラスファイバー、カーボンファイバー、炭酸
カルシウム、バライト、沈降硫酸バリウムなどを挙げる
ことができる。当該無機充填材の充填量としては、ベー
スポリマー100重量部に対し10〜400重量部の割
合で含まれているのが好ましい。例えば無機充填材の充
填量が10を下回る場合には、無機充填材を充填しても
十分な制振性能の向上がみられず、反対に無機充填材の
充填量を400を上回る量としても、現実に充填できな
かったり、サイレンサーの機械的強度が低下したりする
といった弊害を招くことになるからである。
【0026】尚、筒状体の成形材料として用いる制振材
料には、上記成分の他に、必要に応じて、例えばベース
ポリマーにおける双極子モーメント量を増大させる機能
を持つ、ベンゾチアジル基を持つ化合物、ベンゾトリア
ゾール基を持つ化合物、ジフェニルアクリレート基を持
つ化合物、あるいはベンゾフェノン基を持つ化合物など
の制振性向上剤、酸化防止剤、補強剤・強化剤、帯電防
止剤、難燃剤、滑剤、発泡剤、着色剤などを配合するこ
とができる。
料には、上記成分の他に、必要に応じて、例えばベース
ポリマーにおける双極子モーメント量を増大させる機能
を持つ、ベンゾチアジル基を持つ化合物、ベンゾトリア
ゾール基を持つ化合物、ジフェニルアクリレート基を持
つ化合物、あるいはベンゾフェノン基を持つ化合物など
の制振性向上剤、酸化防止剤、補強剤・強化剤、帯電防
止剤、難燃剤、滑剤、発泡剤、着色剤などを配合するこ
とができる。
【0027】このサイレンサー100を構成する筒状体
101内面の押し込み方向端部又は端部近傍に突き当た
り部が設けられている。
101内面の押し込み方向端部又は端部近傍に突き当た
り部が設けられている。
【0028】図2及び図3の筒状体101は、押し込み
方向端部開口に壁を設けて、この壁を突き当たり部10
2としたものである。図4及び図5の筒状体101は、
押し込み方向端部に穴103付きの壁を設けて、この壁
を突き当たり部102としたものである。
方向端部開口に壁を設けて、この壁を突き当たり部10
2としたものである。図4及び図5の筒状体101は、
押し込み方向端部に穴103付きの壁を設けて、この壁
を突き当たり部102としたものである。
【0029】図6及び図7並びに図8及び図9の筒状体
101は、その内周面が押し込み方向端部に向かって径
小に設けられていて、この径小に設けた筒状体101の
内周面を突き当たり部102としたものである。
101は、その内周面が押し込み方向端部に向かって径
小に設けられていて、この径小に設けた筒状体101の
内周面を突き当たり部102としたものである。
【0030】図2〜図9に示す筒状体101にあって
は、図10に示すように、筒状体101の押し込み方向
端部を感光体ドラム12内に押し込み、次いで、押し込
み棒105を用い、その先端を押し込み方向端部又は端
部近傍に設けた突き当たり部102に当てて押し込み操
作することで、サイレンサー100(筒状体101)を
感光体ドラム12内に押し込み装着できるようになって
いる。
は、図10に示すように、筒状体101の押し込み方向
端部を感光体ドラム12内に押し込み、次いで、押し込
み棒105を用い、その先端を押し込み方向端部又は端
部近傍に設けた突き当たり部102に当てて押し込み操
作することで、サイレンサー100(筒状体101)を
感光体ドラム12内に押し込み装着できるようになって
いる。
【0031】このため、図10に示すように、図2〜図
9に示すサイレンサー100(筒状体101)の装着方
法では、該筒状体101の押し込み方向端部又は端部近
傍の突き当たり部102を押して前記筒状体101を前
記感光体ドラム12内に押し込むので、サイレンサー1
00の手元側(押し込み方向とは逆の方向端部)を押し
た場合とは異なって、サイレンサー100(筒状体10
1)の押し込み方向端部が押し込み時に上下左右に振れ
ることがない。このため、誤って該サイレンサー100
(筒状体101)の押し込み方向端部が感光体ドラム1
2内周面に当たって該感光体ドラム12が変形すること
もなく、サイレンサー100(筒状体101)を感光体
ドラム12内にスムーズ、かつ確実に押し込むことがで
きる。
9に示すサイレンサー100(筒状体101)の装着方
法では、該筒状体101の押し込み方向端部又は端部近
傍の突き当たり部102を押して前記筒状体101を前
記感光体ドラム12内に押し込むので、サイレンサー1
00の手元側(押し込み方向とは逆の方向端部)を押し
た場合とは異なって、サイレンサー100(筒状体10
1)の押し込み方向端部が押し込み時に上下左右に振れ
ることがない。このため、誤って該サイレンサー100
(筒状体101)の押し込み方向端部が感光体ドラム1
2内周面に当たって該感光体ドラム12が変形すること
もなく、サイレンサー100(筒状体101)を感光体
ドラム12内にスムーズ、かつ確実に押し込むことがで
きる。
【0032】
【発明の効果】本発明のサイレンサー及びその装着方法
にあっては、サイレンサー(筒状体)の押し込み方向端
部又は端部近傍の突き当たり部を押して前記筒状体を前
記感光体ドラム内に押し込むようにしたので、サイレン
サーを感光体ドラム内にスムーズ、かつ確実に押し込む
ことができる。
にあっては、サイレンサー(筒状体)の押し込み方向端
部又は端部近傍の突き当たり部を押して前記筒状体を前
記感光体ドラム内に押し込むようにしたので、サイレン
サーを感光体ドラム内にスムーズ、かつ確実に押し込む
ことができる。
【図1】図1は画像形成装置における感光体ドラムの内
周面にサイレンサーを適用した例を示す模式図。
周面にサイレンサーを適用した例を示す模式図。
【図2】図2は本発明のサイレンサーの一形態を示す断
面図。
面図。
【図3】図3は図2に示すサイレンサーの側面図。
【図4】図4は本発明のサイレンサーの別の形態を示す
断面図。
断面図。
【図5】図5は図4に示すサイレンサーの側面図。
【図6】図6は本発明のサイレンサーのさらに別の形態
を示す断面図。
を示す断面図。
【図7】図7は図6に示すサイレンサーの側面図。
【図8】図8は本発明のサイレンサーのさらに別の形態
を示す断面図。
を示す断面図。
【図9】図9は図8に示すサイレンサーの側面図。
【図10】図10は本発明のサイレンサーの装着形態を
示す斜視図。
示す斜視図。
12 ・・・感光体ドラム
101・・・筒状体
102・・・突き当たり部
103・・・開口
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
Fターム(参考) 2H035 CA07 CB02 CB03
2H068 AA54 AA60 BA60 BB65 FA01
FA02
Claims (6)
- 【請求項1】 感光体ドラム内周面に密接して前記感光
体ドラムに生じた振動を減衰除去するサイレンサーの装
着方法であって、前記サイレンサーを前記感光体ドラム
内周面に対応する直径を有する筒状体によって構成する
と共に、前記筒状体の押し込み方向端部又は端部近傍に
突き当たり部を設け、この突き当たり部を押して前記サ
イレンサーを前記感光体ドラム内に押し込むようにした
ことを特徴とする感光体ドラム用サイレンサーの装着方
法。 - 【請求項2】 押し込み棒を用い、この押し込み棒先端
をサイレンサーの突き当たり部に当てて押し込むことを
特徴とする請求項1記載の感光体ドラム用サイレンサー
の装着方法。 - 【請求項3】 感光体ドラム内周面に密接して前記感光
体ドラムに生じた振動を減衰除去するサイレンサーであ
って、前記感光体ドラム内周面に対応する直径を有する
筒状体によって構成されると共に前記筒状体内面の押し
込み方向端部又は端部近傍には突き当たり部が設けられ
ていることを特徴とする感光体ドラム用サイレンサー。 - 【請求項4】筒状体内面の押し込み方向端部又は端部近
傍が押し込み方向端部に向かって径小に設けられている
ことを特徴とする請求項3記載の感光体ドラム用サイレ
ンサー。 - 【請求項5】筒状体内面の押し込み方向端面に壁が設け
られていることを特徴とする請求項3記載の感光体ドラ
ム用サイレンサー。 - 【請求項6】筒状体が、ベンゾチアジル基を持つ化合
物、ベンゾトリアゾール基を持つ化合物、ジフェニルア
クリレート基を持つ化合物、あるいはベンゾフェノン基
を持つ化合物からなる制振性向上剤を含む成形材料によ
り構成されていることを特徴とする請求項3〜5のいず
れかに記載の感光体ドラム用サイレンサー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001251818A JP2003066770A (ja) | 2001-08-22 | 2001-08-22 | 感光体ドラム用サイレンサーの装着方法及びその方法に使用する感光体ドラム用サイレンサー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001251818A JP2003066770A (ja) | 2001-08-22 | 2001-08-22 | 感光体ドラム用サイレンサーの装着方法及びその方法に使用する感光体ドラム用サイレンサー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003066770A true JP2003066770A (ja) | 2003-03-05 |
Family
ID=19080402
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001251818A Pending JP2003066770A (ja) | 2001-08-22 | 2001-08-22 | 感光体ドラム用サイレンサーの装着方法及びその方法に使用する感光体ドラム用サイレンサー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003066770A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7010246B2 (en) * | 2002-06-10 | 2006-03-07 | Ricoh Company, Ltd. | Image forming apparatus, drum unit, image forming module, and method of insertion and removal of a damper into and from an image carrier drum |
EP1962145A3 (en) * | 2007-02-21 | 2011-05-04 | Xerox Corporation | Acoustic dampening material for imaging drum |
-
2001
- 2001-08-22 JP JP2001251818A patent/JP2003066770A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7010246B2 (en) * | 2002-06-10 | 2006-03-07 | Ricoh Company, Ltd. | Image forming apparatus, drum unit, image forming module, and method of insertion and removal of a damper into and from an image carrier drum |
US7321742B2 (en) | 2002-06-10 | 2008-01-22 | Ricoh Company, Ltd. | Image forming apparatus, drum unit, image forming module, and method of insertion and removal of a damper into and from an image carrier drum |
US7548712B2 (en) | 2002-06-10 | 2009-06-16 | Ricoh Company, Ltd. | Image forming apparatus, drum unit, image forming module, and method of insertion and removal of a damper into and from an image carrier drum |
EP1962145A3 (en) * | 2007-02-21 | 2011-05-04 | Xerox Corporation | Acoustic dampening material for imaging drum |
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