JP2003063560A - アンカープラグ類のブリスターパック - Google Patents
アンカープラグ類のブリスターパックInfo
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 アンカーやビス等、アンカープラグ類の対応
素材の識別が容易であり、かつ製品外観にも優れ、整然
と陳列することができ、破損のおそれがない、アンカー
プラグ類のブリスターパックを提供する。 【解決手段】 透明なプラスチックシートを成形してな
るアンカープラグ類収納用凹部を有するカバーシート
と、前記収納用凹部に収納されたアンカープラグ類と、
板状の台紙とからなるアンカープラグ類のブリスターパ
ックであって、前記板状の台紙には、少なくとも前記収
納用凹部に相当する領域に、前記収納されたアンカープ
ラグ類の使用場所を目視により識別しうる表示手段を設
けている。
素材の識別が容易であり、かつ製品外観にも優れ、整然
と陳列することができ、破損のおそれがない、アンカー
プラグ類のブリスターパックを提供する。 【解決手段】 透明なプラスチックシートを成形してな
るアンカープラグ類収納用凹部を有するカバーシート
と、前記収納用凹部に収納されたアンカープラグ類と、
板状の台紙とからなるアンカープラグ類のブリスターパ
ックであって、前記板状の台紙には、少なくとも前記収
納用凹部に相当する領域に、前記収納されたアンカープ
ラグ類の使用場所を目視により識別しうる表示手段を設
けている。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アンカー、プラグ、ビ
ス等のアンカープラグ類のブリスターパックに関するも
のであり、さらに詳しくは、収納されているアンカープ
ラグ類の識別性に優れたブリスターパックに関するもの
である。 【0002】 【従来の技術】従来、歯ブラシ、文房具、電池、日用雑
貨品等の比較的小さい物品を包装する手段として、いわ
ゆるブリスターパックが広く用いられている。一般に、
ブリスターパックは、物品を収納する凹部を備えた、例
えばポリ塩化ビニル等のプラスチックシートを成形して
なる透明な成形品(ブリスターと称する)に物品を収納
し、開口部を、紙やプラスチックフィルム等の台紙(ブ
リスター台紙と称する)を、ヒートシールやホチキス止
め等の方法で密封、封止するものである。 【0003】一般に、歯ブラシや電池を収納したブリス
ターパックは、一見して、収納された物品が歯ブラシや
電池であることが識別できるため、収納される物品の形
状や大きさに合せてプラスチックフィルムを成形したブ
リスターが使用されており、特にブリスターパックの形
状や係止部に特徴をもたせたものが多い。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、アンカ
ー、プラグ、ビス等のアンカープラグ類の場合は、種類
が豊富で、用途別に形状や機能が異なるため、これらの
アンカープラグ類購入時には、購入するアンカープラグ
類の使用可能な範囲を見極める必要があるが、アンカ
ー、プラグ、ビス等を収納したブリスターの形状を変え
ただけでは、一概にその用途を見極める事は困難であ
る。例えば、コンクリートに用いるアンカーと石膏ボー
ドに用いるアンカーとではアンカーの長さや形状が異な
るため、間違って石膏ボード用アンカーを購入し、これ
をコンクリートに用いた場合等は施工が困難になり、ま
た、コンクリート用アンカーを購入してこれを合板に用
いた場合等は、割れが発生したり、外観を損ねるといっ
た問題点がある。 【0005】一方、従来アンカーやビスのアンカープラ
グ類を店頭で陳列する場合は、アンカープラグ類を収納
したプラスチック製の袋の開口部両側を紙で挟み、この
袋と紙を接着剤やホチキス止め等で接合した包装体を用
い、この紙部分に用途を印刷したものが多く用いられて
いるが、表示部分が小さいために表示が見難い等の問題
点がある。さらに、プラスチック製の袋に収納した場合
は、袋が破損したり、嵩張る等の問題点もある。 【0006】本発明は、アンカーやビス等、アンカープ
ラグ類の対応素材の識別が容易であり、かつ製品外観に
も優れ、整然と陳列することができ、破損のおそれがな
い、アンカープラグ類のブリスターパックを提供するこ
とを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明のアンカープラグ類のブリスターパックは、
透明なプラスチックシートを成形してなるアンカープラ
グ類収納用凹部を有するカバーシートと、前記収納用凹
部に収納されたアンカープラグ類と、板状の台紙とから
なるアンカープラグ類のブリスターパックであって、前
記板状の台紙には、少なくとも前記収納用凹部に相当す
る領域に、前記収納されたアンカープラグ類の使用場所
を目視により識別しうる表示手段を設けたことを特徴と
する。 【0008】本発明によれば、透明なプラスチックシー
トを成形してなるカバーシートの収納用凹部にアンカー
やビス等のアンカープラグ類を収納し、少なくともこの
収納用凹部に対応するように、板状の台紙には、収納さ
れたアンカープラグ類の使用場所を目視により識別しう
る表示手段が設けられているため、透明なプラスチック
シートを通じて、アンカープラグ類の状態とその使用場
所を瞬時に識別することができる。 【0009】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図を
用いて説明する。ただし、本発明はそれらの実施の形態
のみに限定されるものではない。 【0010】図1及び図2は、本発明のアンカープラグ
類のブリスターパックの一実施例を模式的に示す概略外
観図である。本発明において、アンカープラグ類とは、
アンカー、プラグ、ビス、プラグとビスの組合せ、ナッ
ト、及びこれらに類似する同様の機能を有する物品をい
う。 【0011】図中、1は透明なプラスチックフィルムを
成形したカバーシートであり、このカバーシート1に
は、アンカーやビス等のアンカープラグ類を収納するた
めの収納用凹部2が形成されている。また、カバーシー
ト1の長辺両側には、鍔部3が設けられている。カバー
シート1の鍔部3に、カバーシートと同寸法の板状台紙
11を嵌め込む。このカバーシート1と板状台紙11は
着脱自在となっている。 【0012】また、ブリスターパック上部には係止部1
3が設けられている。この係止部13を利用して、本発
明のブリスターパックを陳列台のバーに通すことによっ
て、狭いスペースに多数のブリスターパックを陳列でき
るようにしている。このように、ブリスターパックで陳
列することによって、各包装体の向きを揃えることが容
易となるため、整然と陳列することができる。また、各
包装体には、荷重が均一にかかるため、陳列台のバーの
歪み等を防止することができる。 【0013】収納用凹部2には、種類によって異なる所
定の本数(通常は2〜6本程度)のアンカープラグ類
(図では省略している)が収納される。 【0014】収納用凹部2は、アンカーやビス等のアン
カープラグ類を収納できる空間が形成されていればよい
ので、その形状は円形、楕円形、三角形、矩形など種々
の形状に成形することが可能である。特に、成形が容易
であり、プラスチック製のカバーシートを介して光が屈
折する現象を防止して視認性を良くし、表示部12を見
やすくするため、矩形に成形されていることが望まし
い。 【0015】ここで、カバーシートとなる透明なプラス
チックフィルムとしては、ポリ塩化ビニル、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート等が
挙げられる。カバーシートの厚さは、収納する物品によ
り適宜選択すればよく、0.1mm〜1mm程度のもの
が一般的である。 【0016】また、図中11は台紙である。台紙には、
少なくとも前記収納用凹部に相当する領域に、収納した
アンカープラグ類の使用場所を目視で認識することがで
きるように、表示部12が設けられている。 【0017】板状台紙に使用される材料は、特に制限さ
れないが、板紙やプラスチックシートあるいは紙とプラ
スチックのラミネートシート等を用いることができる。 【0018】板状台紙11において、表示部12の占め
る面積は、板状台紙の面積を基準として面積比で50〜
80%、好ましくは55〜75%である。面積比が50
%未満の場合は表示部が見難くなるため本発明の目的を
達成できなくなるとともに、表示部に対応する収納部の
容積が小さくなるため、アンカープラグ類の収納が困難
になる。一方、80%を越える場合は、商品説明のため
の面積が少なくなってしまう。 【0019】次に、前記表示部について詳述する。 【0020】表示部には、収納したアンカープラグ類の
種類が一目瞭然にわかるように、アンカープラグ類の使
用場所を表示する手段、すなわち対応可能な素材の色と
地模様が表示されている。例えば、収納したアンカープ
ラグ類がコンクリートに適している場合は、図1(a)
に示すように、表示部にはコンクリートの色と地模様
(例えば灰色地に黒点模様)を表示する。同様に、収納
したアンカーが石膏ボードに適している場合は、図1
(b)に示すように、表示部には石膏ボードに近似した
色(例えば白色)と地模様(例えば骨材模様)を表示す
る。同様に、収納したアンカーが金属板に適している場
合は、図1(c)に示すように、表示部には金属板の色
と地模様(この場合、一般的に模様はない)を表示す
る。ベニヤ板やALC用のアンカーを収納した場合も同
様である(図は省略する)。 【0021】さらに、中空壁用のアンカープラグ類等、
2種以上の素材に使用する場合は、中空壁の構造に合せ
て、例えば石膏ボード/ベニヤ板/コンクリートからな
る中空壁の場合は、図2(a)に示すように、壁の構成
の色と地模様を表示部12に色分け表示する。同様に、
例えばコンクリート/金属板からなる中空壁の場合は、
図2(b)に示すように、壁の構成の色と地模様を表示
部12に色分け表示する。同様に、例えば石膏ボード/
ベニヤ板からなる中空壁の場合は、図2(c)に示すよ
うに、壁の構成の色と地模様を表示部12に色分け表示
する。 【0022】台紙11に表示部12を形成する場合は、
例えば台紙の表面に前記の対応素材の色や地模様を表示
したラベルを貼付したり、台紙にイラストを表示するこ
ともできるが、ラベルの剥離を防止し、製品外観を良好
にして製造コストを抑える観点から、対応素材の表面写
真を台紙に印刷したものを用いることが望ましい。 【0023】図3は、本発明の実施の形態にかかるブリ
スターパックの実施例を模式的に示す概略正面図であ
る。カバーシート1に形成されたアンカープラグ類を収
納するための収納用凹部2は、係止部13の反対方向を
中心に設けられている。また、前記収納用凹部2に対応
する台紙11の部分に、表示部12が設けられている。 【0024】図3に例示した本発明のブリスターパック
においては、係止部13には開口部を設けていない。そ
のため、係止部13の横の空間に、アンカープラグ類の
使用説明等の情報を表示する手段なども設けることがで
き、前述した表示部12の情報と相俟って、収納したア
ンカープラグ類の対応素材や使い方を一層明確にするこ
とができる。なお、本発明の目的を達成できる限り、係
止部13に開口部を設けても構わない。 【0025】また、係止部13と表示部12の間の空間
には、収納物品の最大特徴やコンセプト、価格等を文字
で表示したり、使用場所を文字や絵等で表示することが
できる。 【0026】図4は、本発明のブリスターパックの実施
形態を模式的に示す概略断面図である。図4から明らか
なように、カバーシート1には膨出した部分、すなわち
収納用凹部2があるので、ここにアンカープラグ類を収
納することができる。この収納用凹部2に対応する台紙
11の部分に、表示部12(図4にて太線で表示した部
分)が設けられている。従って、透明プラスチックシー
トを介して、外部から収納したアンカープラグ類とその
対応素材が一目瞭然に見ることができる。 【0027】図5は、本発明のブリスターパックの実施
形態を模式的に示す概略背面図である。台紙11は、カ
バーシートの鍔部3に嵌め込まれている。従って、台紙
11背面には、アンカープラグ類の物品の取扱い説明や
注意書き等を印刷表示することができる。 【0028】なお、本実施の形態では、カバーシート1
の鍔部に台紙を差し込む方式について説明したが、透明
プラスチックシートを成形してなるカバーシートと板状
台紙とを、接着剤や熱で貼り合せる方式のものであって
もよい。 【0029】 【発明の効果】以上説明したとおり、本発明では、透明
なプラスチックシートを成形してなるアンカープラグ類
収納用凹部を有するカバーシートと、前記収納用凹部に
相当する領域に、前記収納されたアンカープラグ類の使
用場所を目視により識別しうる表示手段を設けた板状の
台紙とを用いてブリスターパックを構成しているので、
収納したアンカープラグ類の使用場所が一目瞭然にわか
り、かつ表示面積を大きくとることができる利点があ
る。従って、間違った種類のアンカーやビスを購入する
事を防止できるとともに、売れ筋商品にまぎれていた特
殊商品を識別することが容易になる。また、透明カバー
シートを用いているため商品外観にも優れるとともに、
内容物が飛び出し難いため、流通過程における取扱性に
も優れる。
ス等のアンカープラグ類のブリスターパックに関するも
のであり、さらに詳しくは、収納されているアンカープ
ラグ類の識別性に優れたブリスターパックに関するもの
である。 【0002】 【従来の技術】従来、歯ブラシ、文房具、電池、日用雑
貨品等の比較的小さい物品を包装する手段として、いわ
ゆるブリスターパックが広く用いられている。一般に、
ブリスターパックは、物品を収納する凹部を備えた、例
えばポリ塩化ビニル等のプラスチックシートを成形して
なる透明な成形品(ブリスターと称する)に物品を収納
し、開口部を、紙やプラスチックフィルム等の台紙(ブ
リスター台紙と称する)を、ヒートシールやホチキス止
め等の方法で密封、封止するものである。 【0003】一般に、歯ブラシや電池を収納したブリス
ターパックは、一見して、収納された物品が歯ブラシや
電池であることが識別できるため、収納される物品の形
状や大きさに合せてプラスチックフィルムを成形したブ
リスターが使用されており、特にブリスターパックの形
状や係止部に特徴をもたせたものが多い。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、アンカ
ー、プラグ、ビス等のアンカープラグ類の場合は、種類
が豊富で、用途別に形状や機能が異なるため、これらの
アンカープラグ類購入時には、購入するアンカープラグ
類の使用可能な範囲を見極める必要があるが、アンカ
ー、プラグ、ビス等を収納したブリスターの形状を変え
ただけでは、一概にその用途を見極める事は困難であ
る。例えば、コンクリートに用いるアンカーと石膏ボー
ドに用いるアンカーとではアンカーの長さや形状が異な
るため、間違って石膏ボード用アンカーを購入し、これ
をコンクリートに用いた場合等は施工が困難になり、ま
た、コンクリート用アンカーを購入してこれを合板に用
いた場合等は、割れが発生したり、外観を損ねるといっ
た問題点がある。 【0005】一方、従来アンカーやビスのアンカープラ
グ類を店頭で陳列する場合は、アンカープラグ類を収納
したプラスチック製の袋の開口部両側を紙で挟み、この
袋と紙を接着剤やホチキス止め等で接合した包装体を用
い、この紙部分に用途を印刷したものが多く用いられて
いるが、表示部分が小さいために表示が見難い等の問題
点がある。さらに、プラスチック製の袋に収納した場合
は、袋が破損したり、嵩張る等の問題点もある。 【0006】本発明は、アンカーやビス等、アンカープ
ラグ類の対応素材の識別が容易であり、かつ製品外観に
も優れ、整然と陳列することができ、破損のおそれがな
い、アンカープラグ類のブリスターパックを提供するこ
とを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明のアンカープラグ類のブリスターパックは、
透明なプラスチックシートを成形してなるアンカープラ
グ類収納用凹部を有するカバーシートと、前記収納用凹
部に収納されたアンカープラグ類と、板状の台紙とから
なるアンカープラグ類のブリスターパックであって、前
記板状の台紙には、少なくとも前記収納用凹部に相当す
る領域に、前記収納されたアンカープラグ類の使用場所
を目視により識別しうる表示手段を設けたことを特徴と
する。 【0008】本発明によれば、透明なプラスチックシー
トを成形してなるカバーシートの収納用凹部にアンカー
やビス等のアンカープラグ類を収納し、少なくともこの
収納用凹部に対応するように、板状の台紙には、収納さ
れたアンカープラグ類の使用場所を目視により識別しう
る表示手段が設けられているため、透明なプラスチック
シートを通じて、アンカープラグ類の状態とその使用場
所を瞬時に識別することができる。 【0009】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図を
用いて説明する。ただし、本発明はそれらの実施の形態
のみに限定されるものではない。 【0010】図1及び図2は、本発明のアンカープラグ
類のブリスターパックの一実施例を模式的に示す概略外
観図である。本発明において、アンカープラグ類とは、
アンカー、プラグ、ビス、プラグとビスの組合せ、ナッ
ト、及びこれらに類似する同様の機能を有する物品をい
う。 【0011】図中、1は透明なプラスチックフィルムを
成形したカバーシートであり、このカバーシート1に
は、アンカーやビス等のアンカープラグ類を収納するた
めの収納用凹部2が形成されている。また、カバーシー
ト1の長辺両側には、鍔部3が設けられている。カバー
シート1の鍔部3に、カバーシートと同寸法の板状台紙
11を嵌め込む。このカバーシート1と板状台紙11は
着脱自在となっている。 【0012】また、ブリスターパック上部には係止部1
3が設けられている。この係止部13を利用して、本発
明のブリスターパックを陳列台のバーに通すことによっ
て、狭いスペースに多数のブリスターパックを陳列でき
るようにしている。このように、ブリスターパックで陳
列することによって、各包装体の向きを揃えることが容
易となるため、整然と陳列することができる。また、各
包装体には、荷重が均一にかかるため、陳列台のバーの
歪み等を防止することができる。 【0013】収納用凹部2には、種類によって異なる所
定の本数(通常は2〜6本程度)のアンカープラグ類
(図では省略している)が収納される。 【0014】収納用凹部2は、アンカーやビス等のアン
カープラグ類を収納できる空間が形成されていればよい
ので、その形状は円形、楕円形、三角形、矩形など種々
の形状に成形することが可能である。特に、成形が容易
であり、プラスチック製のカバーシートを介して光が屈
折する現象を防止して視認性を良くし、表示部12を見
やすくするため、矩形に成形されていることが望まし
い。 【0015】ここで、カバーシートとなる透明なプラス
チックフィルムとしては、ポリ塩化ビニル、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート等が
挙げられる。カバーシートの厚さは、収納する物品によ
り適宜選択すればよく、0.1mm〜1mm程度のもの
が一般的である。 【0016】また、図中11は台紙である。台紙には、
少なくとも前記収納用凹部に相当する領域に、収納した
アンカープラグ類の使用場所を目視で認識することがで
きるように、表示部12が設けられている。 【0017】板状台紙に使用される材料は、特に制限さ
れないが、板紙やプラスチックシートあるいは紙とプラ
スチックのラミネートシート等を用いることができる。 【0018】板状台紙11において、表示部12の占め
る面積は、板状台紙の面積を基準として面積比で50〜
80%、好ましくは55〜75%である。面積比が50
%未満の場合は表示部が見難くなるため本発明の目的を
達成できなくなるとともに、表示部に対応する収納部の
容積が小さくなるため、アンカープラグ類の収納が困難
になる。一方、80%を越える場合は、商品説明のため
の面積が少なくなってしまう。 【0019】次に、前記表示部について詳述する。 【0020】表示部には、収納したアンカープラグ類の
種類が一目瞭然にわかるように、アンカープラグ類の使
用場所を表示する手段、すなわち対応可能な素材の色と
地模様が表示されている。例えば、収納したアンカープ
ラグ類がコンクリートに適している場合は、図1(a)
に示すように、表示部にはコンクリートの色と地模様
(例えば灰色地に黒点模様)を表示する。同様に、収納
したアンカーが石膏ボードに適している場合は、図1
(b)に示すように、表示部には石膏ボードに近似した
色(例えば白色)と地模様(例えば骨材模様)を表示す
る。同様に、収納したアンカーが金属板に適している場
合は、図1(c)に示すように、表示部には金属板の色
と地模様(この場合、一般的に模様はない)を表示す
る。ベニヤ板やALC用のアンカーを収納した場合も同
様である(図は省略する)。 【0021】さらに、中空壁用のアンカープラグ類等、
2種以上の素材に使用する場合は、中空壁の構造に合せ
て、例えば石膏ボード/ベニヤ板/コンクリートからな
る中空壁の場合は、図2(a)に示すように、壁の構成
の色と地模様を表示部12に色分け表示する。同様に、
例えばコンクリート/金属板からなる中空壁の場合は、
図2(b)に示すように、壁の構成の色と地模様を表示
部12に色分け表示する。同様に、例えば石膏ボード/
ベニヤ板からなる中空壁の場合は、図2(c)に示すよ
うに、壁の構成の色と地模様を表示部12に色分け表示
する。 【0022】台紙11に表示部12を形成する場合は、
例えば台紙の表面に前記の対応素材の色や地模様を表示
したラベルを貼付したり、台紙にイラストを表示するこ
ともできるが、ラベルの剥離を防止し、製品外観を良好
にして製造コストを抑える観点から、対応素材の表面写
真を台紙に印刷したものを用いることが望ましい。 【0023】図3は、本発明の実施の形態にかかるブリ
スターパックの実施例を模式的に示す概略正面図であ
る。カバーシート1に形成されたアンカープラグ類を収
納するための収納用凹部2は、係止部13の反対方向を
中心に設けられている。また、前記収納用凹部2に対応
する台紙11の部分に、表示部12が設けられている。 【0024】図3に例示した本発明のブリスターパック
においては、係止部13には開口部を設けていない。そ
のため、係止部13の横の空間に、アンカープラグ類の
使用説明等の情報を表示する手段なども設けることがで
き、前述した表示部12の情報と相俟って、収納したア
ンカープラグ類の対応素材や使い方を一層明確にするこ
とができる。なお、本発明の目的を達成できる限り、係
止部13に開口部を設けても構わない。 【0025】また、係止部13と表示部12の間の空間
には、収納物品の最大特徴やコンセプト、価格等を文字
で表示したり、使用場所を文字や絵等で表示することが
できる。 【0026】図4は、本発明のブリスターパックの実施
形態を模式的に示す概略断面図である。図4から明らか
なように、カバーシート1には膨出した部分、すなわち
収納用凹部2があるので、ここにアンカープラグ類を収
納することができる。この収納用凹部2に対応する台紙
11の部分に、表示部12(図4にて太線で表示した部
分)が設けられている。従って、透明プラスチックシー
トを介して、外部から収納したアンカープラグ類とその
対応素材が一目瞭然に見ることができる。 【0027】図5は、本発明のブリスターパックの実施
形態を模式的に示す概略背面図である。台紙11は、カ
バーシートの鍔部3に嵌め込まれている。従って、台紙
11背面には、アンカープラグ類の物品の取扱い説明や
注意書き等を印刷表示することができる。 【0028】なお、本実施の形態では、カバーシート1
の鍔部に台紙を差し込む方式について説明したが、透明
プラスチックシートを成形してなるカバーシートと板状
台紙とを、接着剤や熱で貼り合せる方式のものであって
もよい。 【0029】 【発明の効果】以上説明したとおり、本発明では、透明
なプラスチックシートを成形してなるアンカープラグ類
収納用凹部を有するカバーシートと、前記収納用凹部に
相当する領域に、前記収納されたアンカープラグ類の使
用場所を目視により識別しうる表示手段を設けた板状の
台紙とを用いてブリスターパックを構成しているので、
収納したアンカープラグ類の使用場所が一目瞭然にわか
り、かつ表示面積を大きくとることができる利点があ
る。従って、間違った種類のアンカーやビスを購入する
事を防止できるとともに、売れ筋商品にまぎれていた特
殊商品を識別することが容易になる。また、透明カバー
シートを用いているため商品外観にも優れるとともに、
内容物が飛び出し難いため、流通過程における取扱性に
も優れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のブリスターパックの一実施例を模式的
に示す概略外観図である。 【図2】本発明のブリスターパックの一実施例を模式的
に示す概略外観図である。 【図3】本発明のブリスターパックの一実施例を模式的
に示す概略正面図である。 【図4】本発明のブリスターパックの一実施例を模式的
に示す概略断面図である。 【図5】本発明のブリスターパックの一実施例を模式的
に示す概略背面図である。 【符号の説明】 1 カバーシート 2 収納用凹部 3 鍔部 11 板状台紙 12 表示部 13 係止部
に示す概略外観図である。 【図2】本発明のブリスターパックの一実施例を模式的
に示す概略外観図である。 【図3】本発明のブリスターパックの一実施例を模式的
に示す概略正面図である。 【図4】本発明のブリスターパックの一実施例を模式的
に示す概略断面図である。 【図5】本発明のブリスターパックの一実施例を模式的
に示す概略背面図である。 【符号の説明】 1 カバーシート 2 収納用凹部 3 鍔部 11 板状台紙 12 表示部 13 係止部
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 透明なプラスチックシートを成形してな
るアンカープラグ類収納用凹部を有するカバーシート
と、前記収納用凹部に収納されたアンカープラグ類と、
板状の台紙とからなるアンカープラグ類のブリスターパ
ックであって、前記板状の台紙には、少なくとも前記収
納用凹部に相当する領域に、前記収納されたアンカープ
ラグ類の使用場所を目視により識別しうる表示手段を設
けたことを特徴とするアンカープラグ類のブリスターパ
ック。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001249943A JP2003063560A (ja) | 2001-08-21 | 2001-08-21 | アンカープラグ類のブリスターパック |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001249943A JP2003063560A (ja) | 2001-08-21 | 2001-08-21 | アンカープラグ類のブリスターパック |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Family
ID=19078857
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103449027A (zh) * | 2012-05-29 | 2013-12-18 | 真彩文具股份有限公司 | 笔形物件吸塑包装盒 |
US10038040B2 (en) | 2004-09-29 | 2018-07-31 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Display device, electronic apparatus, and method of fabricating the display device |
-
2001
- 2001-08-21 JP JP2001249943A patent/JP2003063560A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10038040B2 (en) | 2004-09-29 | 2018-07-31 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Display device, electronic apparatus, and method of fabricating the display device |
CN103449027A (zh) * | 2012-05-29 | 2013-12-18 | 真彩文具股份有限公司 | 笔形物件吸塑包装盒 |
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