JP2003061922A - 眼底血流計 - Google Patents
眼底血流計Info
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Landscapes
- Measuring Pulse, Heart Rate, Blood Pressure Or Blood Flow (AREA)
- Eye Examination Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 測定する眼底部位が動脈か静脈か乳頭部であ
るかにより、最適の測定を自動的に行い、ユーザーが装
置の設定血管の種類を間違うことを防止する。 【解決手段】 選択されている測定モードが乳頭測定モ
ードであるか否かを判断し、乳頭測定モードの場合は、
固視標の移動可能範囲を制限した後に、右眼か左眼かに
よって乳頭部が観測可能な位置に固視標を表示する。血
管へのトラッキングをオフし、トラッキング光と測定光
の照射位置をずらすように、レーザーダイオードの位置
を制御し、解析方法を乳頭血流解析に設定する。血管測
定モードの場合は、固視標の移動可能範囲の制限を解除
した後に、前回測定した位置に血管測定用の固視標を表
示する。血管へのトラッキングをオンし、トラッキング
光と測定光の照射位置をずらさないようにしてレーザー
ダイオードを制御し、解析方法を静脈血流解析か動脈血
流解析かに設定する。
るかにより、最適の測定を自動的に行い、ユーザーが装
置の設定血管の種類を間違うことを防止する。 【解決手段】 選択されている測定モードが乳頭測定モ
ードであるか否かを判断し、乳頭測定モードの場合は、
固視標の移動可能範囲を制限した後に、右眼か左眼かに
よって乳頭部が観測可能な位置に固視標を表示する。血
管へのトラッキングをオフし、トラッキング光と測定光
の照射位置をずらすように、レーザーダイオードの位置
を制御し、解析方法を乳頭血流解析に設定する。血管測
定モードの場合は、固視標の移動可能範囲の制限を解除
した後に、前回測定した位置に血管測定用の固視標を表
示する。血管へのトラッキングをオンし、トラッキング
光と測定光の照射位置をずらさないようにしてレーザー
ダイオードを制御し、解析方法を静脈血流解析か動脈血
流解析かに設定する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被検眼の眼底部に
レーザー光を照射し、眼底部からの散乱反射光を受光し
て解析し、血流速度及び血流量を計測する眼底血流計に
関するものである。
レーザー光を照射し、眼底部からの散乱反射光を受光し
て解析し、血流速度及び血流量を計測する眼底血流計に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば眼底血流計として、被検眼の眼底
血管をトラッキングし、トラッキングした血管の絶対血
流速度を測定するレーザードップラ眼底血流計が知られ
ている。このレーザードップラ眼底血流計においては、
例えば眼底の血管にトラッキング用のレーザー光と血流
測定用のレーザー光を共に照射する装置が、特開平7−
31596号公報等により知られており、眼底の血管の
血流速度と測定した血管の血管径を求め、血管内の血流
量を測定できるようになっている。
血管をトラッキングし、トラッキングした血管の絶対血
流速度を測定するレーザードップラ眼底血流計が知られ
ている。このレーザードップラ眼底血流計においては、
例えば眼底の血管にトラッキング用のレーザー光と血流
測定用のレーザー光を共に照射する装置が、特開平7−
31596号公報等により知られており、眼底の血管の
血流速度と測定した血管の血管径を求め、血管内の血流
量を測定できるようになっている。
【0003】また、眼底の乳頭部の血流をレーザードッ
プラ法によって解析する眼底血流計が、特開平12−1
97613号公報等により知られている。この眼底血流
計は乳頭部内の血管以外の部位にレーザー光を照射し、
その反射光を解析して乳頭部の血流を求める装置であ
る。
プラ法によって解析する眼底血流計が、特開平12−1
97613号公報等により知られている。この眼底血流
計は乳頭部内の血管以外の部位にレーザー光を照射し、
その反射光を解析して乳頭部の血流を求める装置であ
る。
【0004】このようにレーザードップラ眼底血流計
は、血管血流と乳頭血流の2つの測定方法が一般に良く
知られている。しかし、この血管血流測定と乳頭血流測
定は別々のソフトで制御し、別々にデータ管理を行って
いるため、血管血流測定を行う場合のソフトと乳頭血流
測定 を行う場合のソフトの切換えが必要である。この
ように、血管血流測定と乳頭血流測定で使用するソフト
が異なると、連続的な使用ができないという点で使い勝
手が悪い。
は、血管血流と乳頭血流の2つの測定方法が一般に良く
知られている。しかし、この血管血流測定と乳頭血流測
定は別々のソフトで制御し、別々にデータ管理を行って
いるため、血管血流測定を行う場合のソフトと乳頭血流
測定 を行う場合のソフトの切換えが必要である。この
ように、血管血流測定と乳頭血流測定で使用するソフト
が異なると、連続的な使用ができないという点で使い勝
手が悪い。
【0005】そこで、この不具合を解消した装置が特開
平7−136141号公報により知られている。
平7−136141号公報により知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述の特
開平7−136141号公報による装置では、血管血流
測定によって得られた動脈と静脈の測定データ及び乳頭
血流測定によって得られた測定データの一元管理がなさ
れていないため、解析後のデータ閲覧の際には、一般の
表計算ソフトを用いるか血管血流と乳頭血流それぞれの
測定データ閲覧専用ソフトが必要である。
開平7−136141号公報による装置では、血管血流
測定によって得られた動脈と静脈の測定データ及び乳頭
血流測定によって得られた測定データの一元管理がなさ
れていないため、解析後のデータ閲覧の際には、一般の
表計算ソフトを用いるか血管血流と乳頭血流それぞれの
測定データ閲覧専用ソフトが必要である。
【0007】本発明の目的は、上述の課題を解決し、測
定データを一元管理できる眼底血流計を提供することに
ある。
定データを一元管理できる眼底血流計を提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの請求項1に係る本発明は、眼底にレーザー光を照射
し眼底からの反射光を受光し、該反射光から血流速度を
算出する眼底血流計において、測定部位を眼底の動脈と
静脈と乳頭部に切換え可能な切換手段と、該切換手段か
らの入力に応じて測定モードの管理を行う測定モード管
理部と、動脈と静脈と乳頭部の測定データが記録可能な
測定データ記録手段と、該測定データ記録手段を一元管
理する測定データ管理部とを有することを特徴とする眼
底血流計である。
めの請求項1に係る本発明は、眼底にレーザー光を照射
し眼底からの反射光を受光し、該反射光から血流速度を
算出する眼底血流計において、測定部位を眼底の動脈と
静脈と乳頭部に切換え可能な切換手段と、該切換手段か
らの入力に応じて測定モードの管理を行う測定モード管
理部と、動脈と静脈と乳頭部の測定データが記録可能な
測定データ記録手段と、該測定データ記録手段を一元管
理する測定データ管理部とを有することを特徴とする眼
底血流計である。
【0009】請求項2に係る本発明は、被検眼の固視に
必要な固視標を表示する固視標表示手段を有し、前記測
定モード管理部は眼底の血管測定時である動脈又は静脈
の測定時と乳頭部測定時で前記固視標の移動範囲の切換
えを行うことを特徴とする請求項1に記載の眼底血流計
である。
必要な固視標を表示する固視標表示手段を有し、前記測
定モード管理部は眼底の血管測定時である動脈又は静脈
の測定時と乳頭部測定時で前記固視標の移動範囲の切換
えを行うことを特徴とする請求項1に記載の眼底血流計
である。
【0010】請求項3に係る本発明は、前記固視標の前
記移動範囲は、眼底の血管測定時である動脈又は静脈の
測定時には被検眼から観察可能な範囲を前記移動範囲と
し、乳頭部測定時には被検眼の眼底の乳頭部を観察可能
とする移動範囲とすることを特徴とする請求項2に記載
の眼底血流計である。
記移動範囲は、眼底の血管測定時である動脈又は静脈の
測定時には被検眼から観察可能な範囲を前記移動範囲と
し、乳頭部測定時には被検眼の眼底の乳頭部を観察可能
とする移動範囲とすることを特徴とする請求項2に記載
の眼底血流計である。
【0011】請求項4に係る本発明は、測定眼の左右切
換えの切換えを行う左右切換手段を有し、前記測定モー
ド管理部は、眼底の乳頭部測定時には前記左右切換手段
に連動して固視標の初期表示位置の切換えを行うことを
特徴とする請求項1に記載の眼底血流計である。
換えの切換えを行う左右切換手段を有し、前記測定モー
ド管理部は、眼底の乳頭部測定時には前記左右切換手段
に連動して固視標の初期表示位置の切換えを行うことを
特徴とする請求項1に記載の眼底血流計である。
【0012】請求項5に係る本発明は、アライメント視
標の投影手段を有し、前記測定モード管理部は、眼底の
血管測定時である動脈又は静脈の測定時と乳頭部測定時
でアライメント視標の投影位置の切換えを行うことを特
徴とする請求項1に記載の眼底血流計である。
標の投影手段を有し、前記測定モード管理部は、眼底の
血管測定時である動脈又は静脈の測定時と乳頭部測定時
でアライメント視標の投影位置の切換えを行うことを特
徴とする請求項1に記載の眼底血流計である。
【0013】請求項6に係る本発明は、前記アライメン
ト視標の照射位置は、眼底の血管測定時である動脈又は
静脈の測定時には測定位置近傍とし、乳頭部測定時には
乳頭外部とするように前記アライメント視標の投影位置
の切換えを行うことを特徴とする請求項5に記載の眼底
血流計である。
ト視標の照射位置は、眼底の血管測定時である動脈又は
静脈の測定時には測定位置近傍とし、乳頭部測定時には
乳頭外部とするように前記アライメント視標の投影位置
の切換えを行うことを特徴とする請求項5に記載の眼底
血流計である。
【0014】請求項7に係る本発明は、前記切換手段の
入力に応じて、検者又は被検者から前記測定モードの識
別が認識可能な測定モード出力手段を有することを特徴
とする請求項1に記載の眼底血流計である。
入力に応じて、検者又は被検者から前記測定モードの識
別が認識可能な測定モード出力手段を有することを特徴
とする請求項1に記載の眼底血流計である。
【0015】請求項8に係る本発明は、被検眼の固視に
必要な固視標を表示する固視標表示手段を有し、前記測
定モード出力手段は、眼底の血管測定時である動脈又は
静脈の測定時と乳頭部測定時で、前記固視標のパターン
の切換えを行う前記固視標表示手段であることを特徴と
する請求項7に記載の眼底血流計である。
必要な固視標を表示する固視標表示手段を有し、前記測
定モード出力手段は、眼底の血管測定時である動脈又は
静脈の測定時と乳頭部測定時で、前記固視標のパターン
の切換えを行う前記固視標表示手段であることを特徴と
する請求項7に記載の眼底血流計である。
【0016】請求項9に係る本発明は、前記測定データ
管理部は、前記測定データ記録手段の動脈と静脈と乳頭
部の測定データを同時に表示可能な測定データ表示手段
を有することを特徴とする請求項1に記載の眼底血流計
である。
管理部は、前記測定データ記録手段の動脈と静脈と乳頭
部の測定データを同時に表示可能な測定データ表示手段
を有することを特徴とする請求項1に記載の眼底血流計
である。
【0017】請求項10に係る本発明は、前記測定モー
ド管理部は、眼底の血管測定時である動脈又は静脈の測
定時と乳頭部測定時で、前記反射光受光部の前方に配置
した絞りの挿入と離脱の切換えを行うことを特徴とする
請求項1に記載の眼底血流計である。
ド管理部は、眼底の血管測定時である動脈又は静脈の測
定時と乳頭部測定時で、前記反射光受光部の前方に配置
した絞りの挿入と離脱の切換えを行うことを特徴とする
請求項1に記載の眼底血流計である。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明を図示の実施の形態に基づ
いて詳細に説明する。図1は本発明を眼底血流計に応用
した実施の形態の構成図であり、被検眼Eに対向して対
物レンズ1、黄色域の波長光を透過し他の光束を殆ど反
射するバンドパスミラー2、孔あきミラー3、光路に沿
って移動可能なフォーカシングレンズ4、リレーレンズ
5、スケール板6、光路中に挿脱自在な光路切換ミラー
7、接眼レンズ8を順次に配列し、検者眼eに至ってい
る。光路切換えミラー7が光路中に挿入されているとき
のその反射方向の光路上には、テレビリレーレンズ9、
CCDカメラ10を配置する。
いて詳細に説明する。図1は本発明を眼底血流計に応用
した実施の形態の構成図であり、被検眼Eに対向して対
物レンズ1、黄色域の波長光を透過し他の光束を殆ど反
射するバンドパスミラー2、孔あきミラー3、光路に沿
って移動可能なフォーカシングレンズ4、リレーレンズ
5、スケール板6、光路中に挿脱自在な光路切換ミラー
7、接眼レンズ8を順次に配列し、検者眼eに至ってい
る。光路切換えミラー7が光路中に挿入されているとき
のその反射方向の光路上には、テレビリレーレンズ9、
CCDカメラ10を配置する。
【0019】孔あきミラー3の反射方向には、被検眼E
の角膜近傍と共役関係にある遮光部材11、リレーレン
ズ12、光路に沿って移動自在な固視表示用素子である
透過型液晶板13、リレーレンズ14、被検眼Eの水晶
体とほぼ共役な位置に設けた遮光部材15、被検眼Eの
瞳孔とほぼ共役な位置に設けたリングスリット16、例
えば黄色域の波長光のみを透過するバンドパスフィルタ
付きのフィールドレンズ17、コンデンサレンズ18、
白色光を発するタングステンランプ等から成る観察用光
源19を順次に配列する。
の角膜近傍と共役関係にある遮光部材11、リレーレン
ズ12、光路に沿って移動自在な固視表示用素子である
透過型液晶板13、リレーレンズ14、被検眼Eの水晶
体とほぼ共役な位置に設けた遮光部材15、被検眼Eの
瞳孔とほぼ共役な位置に設けたリングスリット16、例
えば黄色域の波長光のみを透過するバンドパスフィルタ
付きのフィールドレンズ17、コンデンサレンズ18、
白色光を発するタングステンランプ等から成る観察用光
源19を順次に配列する。
【0020】バンドパスミラー2の反射方向の光路上に
は、イメージローテータ20、紙面に垂直な回転軸を有
し両面研磨したガルバノメトリックミラー21を配置
し、ガルバノメトリックミラー21の後方には光路長補
償半月板22、光路中に遮光部を有する黒点板23、凹
面ミラー24を配列する。ガルバノメトリックミラー2
1の下側反射面21aの反射方向には光路に沿って移動
可能なフォーカシングレンズ25、上側反射面21bの
反射方向にはレンズ26、更に光路に沿って移動自在な
フォーカスユニット27を配置する。なお、レンズ26
の前側焦点面は被検眼Eの瞳孔と共役関係にあり、この
焦点面にガルバノメトリックミラー21を配置する。
は、イメージローテータ20、紙面に垂直な回転軸を有
し両面研磨したガルバノメトリックミラー21を配置
し、ガルバノメトリックミラー21の後方には光路長補
償半月板22、光路中に遮光部を有する黒点板23、凹
面ミラー24を配列する。ガルバノメトリックミラー2
1の下側反射面21aの反射方向には光路に沿って移動
可能なフォーカシングレンズ25、上側反射面21bの
反射方向にはレンズ26、更に光路に沿って移動自在な
フォーカスユニット27を配置する。なお、レンズ26
の前側焦点面は被検眼Eの瞳孔と共役関係にあり、この
焦点面にガルバノメトリックミラー21を配置する。
【0021】フォーカスユニット27には、レンズ26
と同一光路上にダイクロイックミラー28、集光レンズ
29を配置し、ダイクロイックミラー28の反射方向の
光路上にはマスク30、マスク31を配置し、これらで
構成するフォーカスユニット27は一体的に矢印で示す
方向に移動できるようにする。
と同一光路上にダイクロイックミラー28、集光レンズ
29を配置し、ダイクロイックミラー28の反射方向の
光路上にはマスク30、マスク31を配置し、これらで
構成するフォーカスユニット27は一体的に矢印で示す
方向に移動できるようにする。
【0022】レンズ29の入射方向の光路上には、固定
ミラー32、光路から退避可能な光路切換ミラー33を
平行に配置し、光路切換えミラー33の入射方向の光路
上には、コリメータレンズ34、コヒーレントな例えば
赤色光を発する測定用のレーザーダイオード35を配置
する。更に、マスク31の入射方向の光路上には、シリ
ンドリカルレンズ等から成るビームエクスパンダ36、
高輝度の他の光源と異なる例えば緑色光を発するトラッ
キング用光源37を配列する。
ミラー32、光路から退避可能な光路切換ミラー33を
平行に配置し、光路切換えミラー33の入射方向の光路
上には、コリメータレンズ34、コヒーレントな例えば
赤色光を発する測定用のレーザーダイオード35を配置
する。更に、マスク31の入射方向の光路上には、シリ
ンドリカルレンズ等から成るビームエクスパンダ36、
高輝度の他の光源と異なる例えば緑色光を発するトラッ
キング用光源37を配列する。
【0023】フォーカシングレンズ25の後方には、ダ
イクロイックミラー38、フィールドレンズ39、拡大
レンズ40、イメージインテンシファイヤ付きの一次元
CCD41を順次に配列し、血管検出系を構成する。ま
た、ダイクロイックミラー38の反射方向の光路上に
は、結像レンズ42、光路に挿入と離脱が可能な共焦点
絞り43、被検眼Eの瞳孔とほぼ共役に設けたミラー対
44a、44b、フォトマルチプライヤ45a、45b
を配置し、測定用受光光学系を構成する。なお、図示の
都合上、全ての光路を同一平面上に示したが、ミラー対
44a、44bの反射光路、トラッキング用光源37の
出射方向の測定光路、レーザーダイオード35からマス
ク30に至る光路は、それぞれ紙面に直交している。
イクロイックミラー38、フィールドレンズ39、拡大
レンズ40、イメージインテンシファイヤ付きの一次元
CCD41を順次に配列し、血管検出系を構成する。ま
た、ダイクロイックミラー38の反射方向の光路上に
は、結像レンズ42、光路に挿入と離脱が可能な共焦点
絞り43、被検眼Eの瞳孔とほぼ共役に設けたミラー対
44a、44b、フォトマルチプライヤ45a、45b
を配置し、測定用受光光学系を構成する。なお、図示の
都合上、全ての光路を同一平面上に示したが、ミラー対
44a、44bの反射光路、トラッキング用光源37の
出射方向の測定光路、レーザーダイオード35からマス
ク30に至る光路は、それぞれ紙面に直交している。
【0024】更に、装置全体を制御するためにシステム
制御部50を設け、このシステム制御部50にはCCD
カメラ10、検者が操作する入力手段52、フォトマル
チプライヤ45a、45bの出力、更に表示部51、入
力手段52、共焦点絞り43、ガルバノメトリックミラ
ー21を制御する制御回路53、光路切換ミラー33、
透過型液晶板13にそれぞれ接続する。また、制御回路
53には血管位置検出回路54を介して一次元CCD4
1の出力を接続し、血管位置検出回路54の出力は制御
回路53にも接続する。
制御部50を設け、このシステム制御部50にはCCD
カメラ10、検者が操作する入力手段52、フォトマル
チプライヤ45a、45bの出力、更に表示部51、入
力手段52、共焦点絞り43、ガルバノメトリックミラ
ー21を制御する制御回路53、光路切換ミラー33、
透過型液晶板13にそれぞれ接続する。また、制御回路
53には血管位置検出回路54を介して一次元CCD4
1の出力を接続し、血管位置検出回路54の出力は制御
回路53にも接続する。
【0025】観察用光源19から発した白色光はコンデ
ンサレンズ18を通り、バンドパスフィルタ付フィール
ドレンズ17により黄色の波長光のみが透過され、リン
グスリット16、遮光部材15、リレーレンズ14を通
り、透過型液晶28を背後から照明し、リレーレンズ1
2、遮光部材11を通って孔あきミラー3で反射され、
黄色域の波長光のみがバンドパスミラー2を透過し、対
物レンズ1を通り、被検眼Eの瞳孔上で眼照明光光束像
Iとして一旦結像した後に、眼底Eaをほぼ一様に照明
する。このとき、透過型液晶板13には固視標が表示さ
れており、照明光により被検眼Eの眼底Eaに投影さ
れ、視標像として被検眼Eに呈示される。なお、リング
スリット16、遮光部材15、11は被検眼Eの前眼部
において眼照明光と眼観察光を分離するためのものであ
り、必要な遮光領域を形成するものであればその形状は
問題とならない。
ンサレンズ18を通り、バンドパスフィルタ付フィール
ドレンズ17により黄色の波長光のみが透過され、リン
グスリット16、遮光部材15、リレーレンズ14を通
り、透過型液晶28を背後から照明し、リレーレンズ1
2、遮光部材11を通って孔あきミラー3で反射され、
黄色域の波長光のみがバンドパスミラー2を透過し、対
物レンズ1を通り、被検眼Eの瞳孔上で眼照明光光束像
Iとして一旦結像した後に、眼底Eaをほぼ一様に照明
する。このとき、透過型液晶板13には固視標が表示さ
れており、照明光により被検眼Eの眼底Eaに投影さ
れ、視標像として被検眼Eに呈示される。なお、リング
スリット16、遮光部材15、11は被検眼Eの前眼部
において眼照明光と眼観察光を分離するためのものであ
り、必要な遮光領域を形成するものであればその形状は
問題とならない。
【0026】眼底Eaからの反射光は同じ光路を戻り、
瞳孔上から眼観察光光束として取り出され、孔あきミラ
ー3の中心の開口部、フォーカシングレンズ4、リレー
レンズ5を通りスケール板6で眼底像Ea’として結像
した後に、光路切換ミラー7に至る。ここで、光路切換
ミラー7が光路から退避しているときは、検者眼eによ
り接眼レンズ8を介して眼底像Ea’が観察可能とな
り、一方で光路切換ミラー7が光路に挿入されていると
きは、スケール板6上に結像された眼底像Ea’がテレ
ビリレーレンズ9によりCCDカメラ10上に再結像さ
れ、表示部51に映出される。表示部51はCCDカメ
ラ10によって撮像される観察像と共に血管径及び血流
速度等の計算結果、更には測定条件などの全ての情報を
出力するCRTディスプレイであり、このとき表示部5
1には前回の測定結果、測定条件と共に眼底像Ea’が
表示される。
瞳孔上から眼観察光光束として取り出され、孔あきミラ
ー3の中心の開口部、フォーカシングレンズ4、リレー
レンズ5を通りスケール板6で眼底像Ea’として結像
した後に、光路切換ミラー7に至る。ここで、光路切換
ミラー7が光路から退避しているときは、検者眼eによ
り接眼レンズ8を介して眼底像Ea’が観察可能とな
り、一方で光路切換ミラー7が光路に挿入されていると
きは、スケール板6上に結像された眼底像Ea’がテレ
ビリレーレンズ9によりCCDカメラ10上に再結像さ
れ、表示部51に映出される。表示部51はCCDカメ
ラ10によって撮像される観察像と共に血管径及び血流
速度等の計算結果、更には測定条件などの全ての情報を
出力するCRTディスプレイであり、このとき表示部5
1には前回の測定結果、測定条件と共に眼底像Ea’が
表示される。
【0027】この眼底像Ea’を接眼レンズ8又は表示
部51により観察しながら、装置のアライメントを行
う。このとき、適切な目的に応じて観察方式を採用する
ことが好適であり、接眼レンズ8による観察はCRTデ
ィスプレイよる表示部51よりも高解像かつ高感度なの
で、眼底Eaの微細な変化を読み取って診断する場合に
適している。一方、表示部51による観察は、視野を制
限しないので検者の疲労を軽減することができ、更にC
CDカメラ10の出力を外部のビデオテープレコーダや
ビデオプリンタ等に接続することにより、眼底像Ea’
上の測定部位の変化を逐次に電子的に記録することが可
能となるので、臨床上極めて有効である。
部51により観察しながら、装置のアライメントを行
う。このとき、適切な目的に応じて観察方式を採用する
ことが好適であり、接眼レンズ8による観察はCRTデ
ィスプレイよる表示部51よりも高解像かつ高感度なの
で、眼底Eaの微細な変化を読み取って診断する場合に
適している。一方、表示部51による観察は、視野を制
限しないので検者の疲労を軽減することができ、更にC
CDカメラ10の出力を外部のビデオテープレコーダや
ビデオプリンタ等に接続することにより、眼底像Ea’
上の測定部位の変化を逐次に電子的に記録することが可
能となるので、臨床上極めて有効である。
【0028】レーザーダイオード35を発した測定光は
コリメータレンズ34によりコリメートされ、光路切換
ミラー33が光路に挿入されている場合には、光路切換
ミラー33、固定ミラー32でそれぞれ反射され、集光
レンズ29の下方を通過し、光路切換ミラー33が光路
から退避している場合には、直接集光レンズ29の上方
を通過し、ダイクロイックミラー28を透過する。
コリメータレンズ34によりコリメートされ、光路切換
ミラー33が光路に挿入されている場合には、光路切換
ミラー33、固定ミラー32でそれぞれ反射され、集光
レンズ29の下方を通過し、光路切換ミラー33が光路
から退避している場合には、直接集光レンズ29の上方
を通過し、ダイクロイックミラー28を透過する。
【0029】一方、トラッキング用光源37から発した
トラッキング光は、ビームエクスパンダ36により縦横
異なる倍率でビーム径が拡大され、マスク31で反射さ
れ整形用マスク30で所望の形状に整形された後に、ダ
イクロイックミラー28で反射されて上述の測定光と重
畳される。このとき、測定光は集光レンズ29により、
マスク30の開口部中心と共役な位置にスポット状に結
像されている。更に、測定光とトラッキング光はレンズ
26を通り、ガルバノメトリックミラー21の上側反射
面21bで一度反射され、黒点板23を通った後に、凹
面鏡24で反射され再び黒点板23、そして光路長補正
用半月板22を通りガルバノメトリックミラー21の方
に戻される。
トラッキング光は、ビームエクスパンダ36により縦横
異なる倍率でビーム径が拡大され、マスク31で反射さ
れ整形用マスク30で所望の形状に整形された後に、ダ
イクロイックミラー28で反射されて上述の測定光と重
畳される。このとき、測定光は集光レンズ29により、
マスク30の開口部中心と共役な位置にスポット状に結
像されている。更に、測定光とトラッキング光はレンズ
26を通り、ガルバノメトリックミラー21の上側反射
面21bで一度反射され、黒点板23を通った後に、凹
面鏡24で反射され再び黒点板23、そして光路長補正
用半月板22を通りガルバノメトリックミラー21の方
に戻される。
【0030】ここで、ガルバノメトリックミラー21は
被検眼瞳の共役な位置に配されている。そして凹面鏡2
4、黒点板23、光路長補正用半月板22は光軸上に同
心に配置されかつ共働して、ガルバノメトリックミラー
21の上側反射面21bと下側反射面21aとを−1倍
で結像するリレー系の機能が与えられている。イメージ
ローテータ20を経て、バンドパスミラー2により対物
レンズ1方向に偏向された両光束は、対物レンズ1を介
して被検眼Eの眼底Eaに照射される。なお、光路長補
正用半月板22はガルバノメトリックミラー21の上側
反射面21b、下側反射面21aの位置が、そのミラー
厚によって生ずる図面上下方向へずれを持つことを補正
するためのものであり、イメージローテータ20に向か
う光路中にのみ作用するものである。
被検眼瞳の共役な位置に配されている。そして凹面鏡2
4、黒点板23、光路長補正用半月板22は光軸上に同
心に配置されかつ共働して、ガルバノメトリックミラー
21の上側反射面21bと下側反射面21aとを−1倍
で結像するリレー系の機能が与えられている。イメージ
ローテータ20を経て、バンドパスミラー2により対物
レンズ1方向に偏向された両光束は、対物レンズ1を介
して被検眼Eの眼底Eaに照射される。なお、光路長補
正用半月板22はガルバノメトリックミラー21の上側
反射面21b、下側反射面21aの位置が、そのミラー
厚によって生ずる図面上下方向へずれを持つことを補正
するためのものであり、イメージローテータ20に向か
う光路中にのみ作用するものである。
【0031】このように、測定光とトラッキング光はガ
ルバノメトリックミラー21の上側反射面21b内で反
射されて、再び戻されるように対物レンズ1の光軸から
偏心した状態でガルバノメトリックミラー21に入射が
行われる。
ルバノメトリックミラー21の上側反射面21b内で反
射されて、再び戻されるように対物レンズ1の光軸から
偏心した状態でガルバノメトリックミラー21に入射が
行われる。
【0032】眼底Eaでの散乱反射光は再び対物レンズ
1で集光され、バンドパスミラー2で反射されてイメー
ジローテータ20を通り、ガルバノメトリックミラー2
1の下側反射面21aで反射され、フォーカシングレン
ズ25を通り、ダイクロイックミラー38において測定
光とトラッキング光とが分離される。
1で集光され、バンドパスミラー2で反射されてイメー
ジローテータ20を通り、ガルバノメトリックミラー2
1の下側反射面21aで反射され、フォーカシングレン
ズ25を通り、ダイクロイックミラー38において測定
光とトラッキング光とが分離される。
【0033】以上の説明においては、眼底血流計の光学
系について述べたが、本実施の形態の眼底血流計は、眼
底Eaの血管の血流速度を求める血管測定モードと眼底
Eaの乳頭部の血流速度を求める乳頭測定モードの2つ
の測定モードで、眼底血流を測定可能となっている。こ
の2つの測定モードの切換えは、図示は省略しているが
入力手段52中のモード切換えスイッチによって行う。
系について述べたが、本実施の形態の眼底血流計は、眼
底Eaの血管の血流速度を求める血管測定モードと眼底
Eaの乳頭部の血流速度を求める乳頭測定モードの2つ
の測定モードで、眼底血流を測定可能となっている。こ
の2つの測定モードの切換えは、図示は省略しているが
入力手段52中のモード切換えスイッチによって行う。
【0034】最初に、モード切換えスイッチによって血
管測定モードを選択し、血管血流測定を行う方法につい
て説明すると、入力手段52の固視標位置移動用ジョイ
スティックは、システム制御部50を介して透過型液晶
板13に接続する。システム制御部50は固視標位置移
動用ジョイスティックの操作に従って、透過型液晶板1
3に表示している固視標を制御する。検者は被検眼Eの
アライメントを行うために固視標位置移動用ジョイステ
ィックを用いて被検眼Eを誘導することができる。図2
は透過型液晶板13上の固視標FT1とその移動可能範
囲を示しているが、血管測定モードでは眼底Eaの観察
可能範囲全体の血管を測定対象とするため、固視標FT
1の移動可能な範囲は、移動可能範囲Aのように移動範
囲を制限していない。
管測定モードを選択し、血管血流測定を行う方法につい
て説明すると、入力手段52の固視標位置移動用ジョイ
スティックは、システム制御部50を介して透過型液晶
板13に接続する。システム制御部50は固視標位置移
動用ジョイスティックの操作に従って、透過型液晶板1
3に表示している固視標を制御する。検者は被検眼Eの
アライメントを行うために固視標位置移動用ジョイステ
ィックを用いて被検眼Eを誘導することができる。図2
は透過型液晶板13上の固視標FT1とその移動可能範
囲を示しているが、血管測定モードでは眼底Eaの観察
可能範囲全体の血管を測定対象とするため、固視標FT
1の移動可能な範囲は、移動可能範囲Aのように移動範
囲を制限していない。
【0035】被検眼Eの眼底Eaの眼底を固視標位置移
動用ジョイスティックによって固視誘導し、測定する血
管が観察されると、眼底Eaにフォーカスを合わせるた
めにフォーカス視標を投影する。本実施の形態では、ト
ラッキング光とフォーカス視標を兼用しており、トラッ
キング用光源37からのトラッキング光Tが図3に示す
眼底像Ea’中で観察されるように、フォーカスユニッ
ト27を移動する。このように、血管測定モードではト
ラッキング光Tとレーザーダイオード35による測定光
Mが眼底Erの同一部位に照射される。
動用ジョイスティックによって固視誘導し、測定する血
管が観察されると、眼底Eaにフォーカスを合わせるた
めにフォーカス視標を投影する。本実施の形態では、ト
ラッキング光とフォーカス視標を兼用しており、トラッ
キング用光源37からのトラッキング光Tが図3に示す
眼底像Ea’中で観察されるように、フォーカスユニッ
ト27を移動する。このように、血管測定モードではト
ラッキング光Tとレーザーダイオード35による測定光
Mが眼底Erの同一部位に照射される。
【0036】トラッキング光はダイクロイックミラー3
8を透過し、フィールドレンズ39、結像レンズ40に
より一次元CCD41上で眼観察光学系による眼底像E
a’よりも拡大された血管像として結像する。そして、
一次元CCD41で撮像された血管像に基づいて、血管
位置検出回路54において血管像の移動量を表すデータ
が作成され、制御回路53に出力される。制御回路53
はこの移動量を補償するように、ガルバノメトリックミ
ラー21を駆動する。また、システム制御部50では一
次元CCD41で撮像された血管像を基に血管径を算出
する。
8を透過し、フィールドレンズ39、結像レンズ40に
より一次元CCD41上で眼観察光学系による眼底像E
a’よりも拡大された血管像として結像する。そして、
一次元CCD41で撮像された血管像に基づいて、血管
位置検出回路54において血管像の移動量を表すデータ
が作成され、制御回路53に出力される。制御回路53
はこの移動量を補償するように、ガルバノメトリックミ
ラー21を駆動する。また、システム制御部50では一
次元CCD41で撮像された血管像を基に血管径を算出
する。
【0037】一方、測定光はダイクロイックミラー38
により反射され、血管測定モード時には光路に挿入され
るように制御された共焦点絞り43の開口部を経てミラ
ー対44a、44bで反射され、それぞれフォトマルチ
プライヤ45a、45bに受光され、フォトマルチプラ
イヤ45a、45bの出力はそれぞれシステム制御部5
0に出力され、この受光信号はシステム制御部50によ
って受光信号を周波数解析して眼底Eaの該当の血管の
血流速度が求められる。
により反射され、血管測定モード時には光路に挿入され
るように制御された共焦点絞り43の開口部を経てミラ
ー対44a、44bで反射され、それぞれフォトマルチ
プライヤ45a、45bに受光され、フォトマルチプラ
イヤ45a、45bの出力はそれぞれシステム制御部5
0に出力され、この受光信号はシステム制御部50によ
って受光信号を周波数解析して眼底Eaの該当の血管の
血流速度が求められる。
【0038】この血管内の血流速度を算出する周波数解
析の方法については、例えば特開平7−31596号公
報等に詳細に説明されている。更に、システム制御部5
0では、測定対象の血管が動脈であるか静脈であるかを
区別し、測定データベースに保存している。
析の方法については、例えば特開平7−31596号公
報等に詳細に説明されている。更に、システム制御部5
0では、測定対象の血管が動脈であるか静脈であるかを
区別し、測定データベースに保存している。
【0039】次に、モード切換えスイッチによって乳頭
測定モードを選択し、乳頭血流測定をする場合には、入
力手段52の固視標位置移動用ジョイスティックによ
り、システム制御部50を介して透過型液晶板13に接
続する。システム制御部50は固視標位置移動用ジョイ
スティックの操作に従って、透過型液晶板13に表示し
ている固視標を制御する。これにより、検者は被検眼E
のアライメントを行うために、被検眼Eを誘導すること
ができる。
測定モードを選択し、乳頭血流測定をする場合には、入
力手段52の固視標位置移動用ジョイスティックによ
り、システム制御部50を介して透過型液晶板13に接
続する。システム制御部50は固視標位置移動用ジョイ
スティックの操作に従って、透過型液晶板13に表示し
ている固視標を制御する。これにより、検者は被検眼E
のアライメントを行うために、被検眼Eを誘導すること
ができる。
【0040】図2に示す固視標FT2及びその移動可能
範囲を示しているが、乳頭測定モードでは眼底Eaの乳
頭部のみを測定対象とするため、固視標FT2の移動可
能な範囲は移動可能範囲Bのように移動範囲を制限して
いる。
範囲を示しているが、乳頭測定モードでは眼底Eaの乳
頭部のみを測定対象とするため、固視標FT2の移動可
能な範囲は移動可能範囲Bのように移動範囲を制限して
いる。
【0041】本実施の形態においては、被検者にも測定
するのが血管なのか乳頭部なのかを判別可能なように、
血管測定と乳頭測定で固視標のパターンを変更してい
る。また、このように複数の測定モードの存在する装置
において、測定モードを被検者に知らせる手段として
は、表示で認識させる方法と音声で知らせる方法があ
り、例えば表示で知らせる方法としては、液晶などのデ
ィスプレイパネルやLEDに表示する方法が考えられ
る。
するのが血管なのか乳頭部なのかを判別可能なように、
血管測定と乳頭測定で固視標のパターンを変更してい
る。また、このように複数の測定モードの存在する装置
において、測定モードを被検者に知らせる手段として
は、表示で認識させる方法と音声で知らせる方法があ
り、例えば表示で知らせる方法としては、液晶などのデ
ィスプレイパネルやLEDに表示する方法が考えられ
る。
【0042】ここで、図2に示すエリアBのうち右側の
エリアは、測定対象眼が左眼の場合の移動可能範囲であ
り、左側のエリアは測定対象眼が右眼の場合の移動可能
範囲である。例えば、装置の位置やオクルーダの位置を
検出するスイッチによって、測定眼の左右検出を行うこ
とにより、この左右の移動可能範囲を切換え可能なこと
は云うまでもない。この場合には、固視標の初期表示位
置も左右によって切換わり、乳頭測定モードになると直
ちに検者が被検眼Eの眼底Eaを観察可能となる。
エリアは、測定対象眼が左眼の場合の移動可能範囲であ
り、左側のエリアは測定対象眼が右眼の場合の移動可能
範囲である。例えば、装置の位置やオクルーダの位置を
検出するスイッチによって、測定眼の左右検出を行うこ
とにより、この左右の移動可能範囲を切換え可能なこと
は云うまでもない。この場合には、固視標の初期表示位
置も左右によって切換わり、乳頭測定モードになると直
ちに検者が被検眼Eの眼底Eaを観察可能となる。
【0043】眼底Eaを固視標位置移動用ジョイスティ
ックによって固視誘導し、測定する乳頭部が観察される
と、眼底Eaにフォーカスを合わせるためにフォーカス
視標Fを投影する。フォーカス視標Fは血管測定時にト
ラッキング光及びフォーカス視標として使用する緑色光
を発するトラッキング用光源37を用いる。乳頭測定モ
ードでは、トラッキング光Tが図4に示すように観察さ
れるようにフォーカスユニット27を移動する。乳頭部
にはこのフォーカス視標が投影できないので、乳頭測定
モードではトラッキング光Tと測定光をずらせて照射し
ている。なお、このフォーカス視標をずらして投影する
方法については後述する。
ックによって固視誘導し、測定する乳頭部が観察される
と、眼底Eaにフォーカスを合わせるためにフォーカス
視標Fを投影する。フォーカス視標Fは血管測定時にト
ラッキング光及びフォーカス視標として使用する緑色光
を発するトラッキング用光源37を用いる。乳頭測定モ
ードでは、トラッキング光Tが図4に示すように観察さ
れるようにフォーカスユニット27を移動する。乳頭部
にはこのフォーカス視標が投影できないので、乳頭測定
モードではトラッキング光Tと測定光をずらせて照射し
ている。なお、このフォーカス視標をずらして投影する
方法については後述する。
【0044】乳頭測定モードでは、乳頭部の血流速度を
算出するように光学系を制御する。本実施の形態におい
ては、乳頭部の測定時にはトラッキング光Tをフォーカ
ス視標として用いると共に乳頭部からずらして照射し、
測定光Mのみを乳頭部に照射している。
算出するように光学系を制御する。本実施の形態におい
ては、乳頭部の測定時にはトラッキング光Tをフォーカ
ス視標として用いると共に乳頭部からずらして照射し、
測定光Mのみを乳頭部に照射している。
【0045】図1に示すレーザーダイオード35は紙面
に対して光路切換ミラー33を軸として垂直方向に移動
可能となっていて、血管測定モード時には紙面と平行な
位置に置かれ、乳頭測定モード時には、図4に示すよう
に測定光Mとトラッキング光Tをずらせて照射するよう
に、紙面に上向き方向に位置を移動するように制御して
いる。
に対して光路切換ミラー33を軸として垂直方向に移動
可能となっていて、血管測定モード時には紙面と平行な
位置に置かれ、乳頭測定モード時には、図4に示すよう
に測定光Mとトラッキング光Tをずらせて照射するよう
に、紙面に上向き方向に位置を移動するように制御して
いる。
【0046】また、共焦点絞り43は光路から離脱され
るように制御され、ダイクロイックミラー38により反
射され、ミラー対44a、44bで反射された後に、そ
れぞれフォトマルチプライヤ45a、45bに受光され
る。このときに、受光されるフォトマルチプライヤ45
a、45bの受光信号をシステム制御部50において血
管測定モードとは異なる方法によって周波数解析して、
眼底Eaの乳頭部の血流速度を求める。この乳頭部内の
血流速度を算出する周波数解析の方法については、例え
ば特開平12−197613等に詳細に説明されてい
る。更に、システム制御部50では測定対象が血管では
なく乳頭部であることを区別できるように、測定データ
ベースに保存している。
るように制御され、ダイクロイックミラー38により反
射され、ミラー対44a、44bで反射された後に、そ
れぞれフォトマルチプライヤ45a、45bに受光され
る。このときに、受光されるフォトマルチプライヤ45
a、45bの受光信号をシステム制御部50において血
管測定モードとは異なる方法によって周波数解析して、
眼底Eaの乳頭部の血流速度を求める。この乳頭部内の
血流速度を算出する周波数解析の方法については、例え
ば特開平12−197613等に詳細に説明されてい
る。更に、システム制御部50では測定対象が血管では
なく乳頭部であることを区別できるように、測定データ
ベースに保存している。
【0047】血管測定モードと乳頭測定モードについて
説明してきたが、システム制御部50における測定モー
ドの管理方法は図5に示すフローチャート図の通りであ
る。システム制御部50は先ず入力手段52によって選
択されている測定モードが乳頭測定モードであるか否か
を判断する。乳頭測定モードの場合は、固視標の移動可
能範囲を制限した後に、被検眼Eが右眼か左眼かによっ
て検者から乳頭部が観測可能な位置に固視標を表示し、
乳頭測定モードであることを示す固視標FT2を透過型
液晶板13上に表示する。次に、血管へのトラッキング
をオフし、トラッキング光と測定光の照射位置をずらす
ように、レーザーダイオード35の位置を制御する。最
後に、フォトマルチプライヤ45a、45bの受光信号
の解析方法を乳頭血流解析に設定する。
説明してきたが、システム制御部50における測定モー
ドの管理方法は図5に示すフローチャート図の通りであ
る。システム制御部50は先ず入力手段52によって選
択されている測定モードが乳頭測定モードであるか否か
を判断する。乳頭測定モードの場合は、固視標の移動可
能範囲を制限した後に、被検眼Eが右眼か左眼かによっ
て検者から乳頭部が観測可能な位置に固視標を表示し、
乳頭測定モードであることを示す固視標FT2を透過型
液晶板13上に表示する。次に、血管へのトラッキング
をオフし、トラッキング光と測定光の照射位置をずらす
ように、レーザーダイオード35の位置を制御する。最
後に、フォトマルチプライヤ45a、45bの受光信号
の解析方法を乳頭血流解析に設定する。
【0048】血管測定モードの場合は、固視標の移動可
能範囲の制限を解除した後に、前回測定した位置に血管
測定用の固視標を表示し、血管測定モードであることを
示す固視標FT1を透過型液晶板13上に表示する。次
に、血管へのトラッキングをオンし、トラッキング光と
測定光の照射位置をずらさないように、レーザーダイオ
ード35を制御する。最後に、入力手段52によって測
定する血管が静脈の設定時には、フォトマルチプライヤ
45a、45bの受光信号の解析方法を、周波数解析し
た際に血流の変化を長い時間で観察するため、FFTの
ウィンドウ幅を大きく設定する静脈血流解析に設定し、
動脈の設定の時はフォトマルチプライヤ45a、45b
の受光信号の解析方法を、周波数解析した際に血流の変
化を短い時間で観察するため、FFTのウィンドウ幅を
小さく設定する動脈血流解析に設定する。以上の説明の
ように、測定モードに最適となる測定方法を、装置が自
動的に設定するように制御されるため、検者は測定モー
ドを選択するだけでよい。
能範囲の制限を解除した後に、前回測定した位置に血管
測定用の固視標を表示し、血管測定モードであることを
示す固視標FT1を透過型液晶板13上に表示する。次
に、血管へのトラッキングをオンし、トラッキング光と
測定光の照射位置をずらさないように、レーザーダイオ
ード35を制御する。最後に、入力手段52によって測
定する血管が静脈の設定時には、フォトマルチプライヤ
45a、45bの受光信号の解析方法を、周波数解析し
た際に血流の変化を長い時間で観察するため、FFTの
ウィンドウ幅を大きく設定する静脈血流解析に設定し、
動脈の設定の時はフォトマルチプライヤ45a、45b
の受光信号の解析方法を、周波数解析した際に血流の変
化を短い時間で観察するため、FFTのウィンドウ幅を
小さく設定する動脈血流解析に設定する。以上の説明の
ように、測定モードに最適となる測定方法を、装置が自
動的に設定するように制御されるため、検者は測定モー
ドを選択するだけでよい。
【0049】次に、測定データベースに保存された測定
データを解析する方法について述べる。測定モードで説
明したように、測定データベースには動脈・静脈の血管
径、血流速度及び血流量と、乳頭部の血流を示すデータ
が保存されている。図6は略T1の時刻に動脈・静脈の
血流量と乳頭部の血流を測定した結果を示している。本
実施の形態においては、図6に示すように動脈・静脈・
乳頭部の各部の結果を同一のグラフ図上に表すことが可
能となっている。
データを解析する方法について述べる。測定モードで説
明したように、測定データベースには動脈・静脈の血管
径、血流速度及び血流量と、乳頭部の血流を示すデータ
が保存されている。図6は略T1の時刻に動脈・静脈の
血流量と乳頭部の血流を測定した結果を示している。本
実施の形態においては、図6に示すように動脈・静脈・
乳頭部の各部の結果を同一のグラフ図上に表すことが可
能となっている。
【0050】図7は略T2の時刻に動脈・静脈の血流量
と乳頭部の血流を測定した結果を示している。図6、図
7はパーソナルコンピュータの同一画面上に表示可能と
なっているので、例えば時刻T1の動脈の流量T1a、
静脈の流量T1v、乳頭部の血流T1dと、時刻T2の
動脈の流量T2a、静脈の流量T2v、乳頭部の血流T
2dとを比較すると、時刻T1と時刻T2では共に、動
脈の流量と静脈の流量は殆ど変化していないが、乳頭部
の血流Tには変化が見られる。従って、時刻T2の方が
時刻T1に比べて抹消の血管に血液が蓄積されていると
推定される。このように、血液の眼循環を総合的に評価
することが可能であるので、緑内障などの眼疾患を見極
める上で極めて有効となる。
と乳頭部の血流を測定した結果を示している。図6、図
7はパーソナルコンピュータの同一画面上に表示可能と
なっているので、例えば時刻T1の動脈の流量T1a、
静脈の流量T1v、乳頭部の血流T1dと、時刻T2の
動脈の流量T2a、静脈の流量T2v、乳頭部の血流T
2dとを比較すると、時刻T1と時刻T2では共に、動
脈の流量と静脈の流量は殆ど変化していないが、乳頭部
の血流Tには変化が見られる。従って、時刻T2の方が
時刻T1に比べて抹消の血管に血液が蓄積されていると
推定される。このように、血液の眼循環を総合的に評価
することが可能であるので、緑内障などの眼疾患を見極
める上で極めて有効となる。
【0051】その他にも、乳頭部からの第1分岐前の全
ての動脈と静脈の血流量を測定し、乳頭部の血流である
相対的な値を絶対的な値に換算し、時間変化で観測した
り、疾病別に評価したりすることが可能である。
ての動脈と静脈の血流量を測定し、乳頭部の血流である
相対的な値を絶対的な値に換算し、時間変化で観測した
り、疾病別に評価したりすることが可能である。
【0052】以上説明した眼底血流計は、各測定モード
及び測定データの閲覧が全て1つのプログラムとデータ
ベースで管理されているため、シームレスで使い勝手が
良く、ユーザーは快適な操作を実現できる。
及び測定データの閲覧が全て1つのプログラムとデータ
ベースで管理されているため、シームレスで使い勝手が
良く、ユーザーは快適な操作を実現できる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1〜
8、11に係る眼底血流計は、測定する部位によって自
動的に測定モードを切換えるように構成されているの
で、固視標の位置や絞りの挿脱、解析方法などの設定を
間違ってしまうことがない。従って、解析方法を間違え
ることで計算のし直しをしたり、測定自体をし直したり
することがなく、迅速な測定が可能で再測定による被検
者への負担を考えなくてよいため、検査上極めて有効で
ある。
8、11に係る眼底血流計は、測定する部位によって自
動的に測定モードを切換えるように構成されているの
で、固視標の位置や絞りの挿脱、解析方法などの設定を
間違ってしまうことがない。従って、解析方法を間違え
ることで計算のし直しをしたり、測定自体をし直したり
することがなく、迅速な測定が可能で再測定による被検
者への負担を考えなくてよいため、検査上極めて有効で
ある。
【0054】更に、請求項9、10による眼底血流計
は、血管測定のデータと乳頭測定のデータを間違えるこ
とがない上に、同時に複数個所の複数データを比較、閲
覧可能なので、データ管理上も極めて有効となる。
は、血管測定のデータと乳頭測定のデータを間違えるこ
とがない上に、同時に複数個所の複数データを比較、閲
覧可能なので、データ管理上も極めて有効となる。
【図1】眼底血流計に適用した構成図である。
【図2】透過型液晶板上の固視標と移動可能範囲の説明
図である。
図である。
【図3】血管測定モード時の眼底の観察像の説明図であ
る。
る。
【図4】乳頭測定モード時の眼底の観察像の説明図であ
る。
る。
【図5】測定モードの管理方法のフローチャート図であ
る。
る。
【図6】時刻T1における動脈・静脈・乳頭部の血流量
のグラフ図である。
のグラフ図である。
【図7】時刻T2における動脈・静脈・乳頭部の血流量
のグラフ図である。
のグラフ図である。
1 対物レンズ
2 バンドパスミラー
3 孔あきミラー
6 スケール板
10 CCDカメラ
19 観察用光源
20 イメージローテータ
21 ガルバノメトリックミラー
22 フォーカスユニット
35 レーザーダイオード
37 トラッキング用光源
41 一次元CCD
45a、45b フォトマルチプライヤ
50 システム制御部
51 表示部
52 入力手段
53 制御回路
54 血管位置検出回路
Claims (10)
- 【請求項1】 眼底にレーザー光を照射し眼底からの反
射光を受光し、該反射光から血流速度を算出する眼底血
流計において、測定部位を眼底の動脈と静脈と乳頭部に
切換え可能な切換手段と、該切換手段からの入力に応じ
て測定モードの管理を行う測定モード管理部と、動脈と
静脈と乳頭部の測定データが記録可能な測定データ記録
手段と、該測定データ記録手段を一元管理する測定デー
タ管理部とを有することを特徴とする眼底血流計。 - 【請求項2】 被検眼の固視に必要な固視標を表示する
固視標表示手段を有し、前記測定モード管理部は眼底の
血管測定時である動脈又は静脈の測定時と乳頭部測定時
で前記固視標の移動範囲の切換えを行うことを特徴とす
る請求項1に記載の眼底血流計。 - 【請求項3】 前記固視標の前記移動範囲は、眼底の血
管測定時である動脈又は静脈の測定時には被検眼から観
察可能な範囲を前記移動範囲とし、乳頭部測定時には被
検眼の眼底の乳頭部を観察可能とする移動範囲とするこ
とを特徴とする請求項2に記載の眼底血流計。 - 【請求項4】 測定眼の左右切換えの切換えを行う左右
切換手段を有し、前記測定モード管理部は、眼底の乳頭
部測定時には前記左右切換手段に連動して固視標の初期
表示位置の切換えを行うことを特徴とする請求項1に記
載の眼底血流計。 - 【請求項5】 アライメント視標の投影手段を有し、前
記測定モード管理部は、眼底の血管測定時である動脈又
は静脈の測定時と乳頭部測定時でアライメント視標の投
影位置の切換えを行うことを特徴とする請求項1に記載
の眼底血流計。 - 【請求項6】 前記アライメント視標の照射位置は、眼
底の血管測定時である動脈又は静脈の測定時には測定位
置近傍とし、乳頭部測定時には乳頭外部とするように前
記アライメント視標の投影位置の切換えを行うことを特
徴とする請求項5に記載の眼底血流計。 - 【請求項7】 前記切換手段の入力に応じて、検者又は
被検者から前記測定モードの識別が認識可能な測定モー
ド出力手段を有することを特徴とする請求項1に記載の
眼底血流計。 - 【請求項8】 被検眼の固視に必要な固視標を表示する
固視標表示手段を有し、前記測定モード出力手段は、眼
底の血管測定時である動脈又は静脈の測定時と乳頭部測
定時で、前記固視標のパターンの切換えを行う前記固視
標表示手段であることを特徴とする請求項7に記載の眼
底血流計。 - 【請求項9】 前記測定データ管理部は、前記測定デー
タ記録手段の動脈と静脈と乳頭部の測定データを同時に
表示可能な測定データ表示手段を有することを特徴とす
る請求項1に記載の眼底血流計。 - 【請求項10】 前記測定モード管理部は、眼底の血管
測定時である動脈又は静脈の測定時と乳頭部測定時で、
前記反射光受光部の前方に配置した絞りの挿入と離脱の
切換えを行うことを特徴とする請求項1に記載の眼底血
流計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001251339A JP2003061922A (ja) | 2001-08-22 | 2001-08-22 | 眼底血流計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001251339A JP2003061922A (ja) | 2001-08-22 | 2001-08-22 | 眼底血流計 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003061922A true JP2003061922A (ja) | 2003-03-04 |
Family
ID=19080000
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001251339A Pending JP2003061922A (ja) | 2001-08-22 | 2001-08-22 | 眼底血流計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003061922A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019055134A (ja) * | 2017-09-22 | 2019-04-11 | 株式会社トプコン | 眼科撮影装置及び眼科情報処理装置 |
-
2001
- 2001-08-22 JP JP2001251339A patent/JP2003061922A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019055134A (ja) * | 2017-09-22 | 2019-04-11 | 株式会社トプコン | 眼科撮影装置及び眼科情報処理装置 |
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