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JP2003061305A - モータおよびディスク装置 - Google Patents

モータおよびディスク装置

Info

Publication number
JP2003061305A
JP2003061305A JP2001245264A JP2001245264A JP2003061305A JP 2003061305 A JP2003061305 A JP 2003061305A JP 2001245264 A JP2001245264 A JP 2001245264A JP 2001245264 A JP2001245264 A JP 2001245264A JP 2003061305 A JP2003061305 A JP 2003061305A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnet
central axis
motor
magnetic body
magnetic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001245264A
Other languages
English (en)
Inventor
Harushige Osawa
晴繁 大澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Corp
Original Assignee
Nidec Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nidec Corp filed Critical Nidec Corp
Priority to JP2001245264A priority Critical patent/JP2003061305A/ja
Publication of JP2003061305A publication Critical patent/JP2003061305A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Sliding-Contact Bearings (AREA)
  • Rotational Drive Of Disk (AREA)
  • Motor Or Generator Frames (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 流体動圧軸受機構を有するモータにおいて、
回転性能を低下させることなく静止時にロータの遊動を
抑制する。 【解決手段】 モータ1において、ロータ11の磁石3
1に対向させてステータ12側に磁性体41を設ける。
また、磁石31の中心位置31Cを電磁石32の中心位
置32Cに対してステータ12側に位置させる。静止時
には磁石31と磁性体41との磁気的吸引力によりロー
タ11にステータ12側を向く力が作用し、シャフト2
1のスラストプレート211とカウンタプレート23と
が接する。その結果、外乱によりロータ11がスラスト
方向に遊動することが抑制される。ロータ11の回転時
には、中心位置31Cと中心位置32Cとのずれにより
ロータ11にステータ12から離れる方向の力が作用
し、回転性能を低下させることなくロータ11を回転さ
せることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流体動圧軸受機構
を有する電動式のモータおよびこのモータを用いたディ
スク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】流体動圧軸受機構を利用した電動式のモ
ータでは、従来より、ロータ側の磁石の中心とステータ
側の電磁石の中心とを回転軸方向に関してほぼ一致させ
ることにより、コギングトルク等のモータ特性を向上さ
せていた。一方で、ボール軸受やピボット軸受を用いた
モータでは、軸受の予圧を保持するために電磁石の中心
に対してロータ側の磁石の中心をステータ側へとずらし
たり、強磁性体をステータ側に配置することにより、シ
ャフトにスラスト方向の力を常に作用させるようにした
ものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、流体動圧軸
受機構を有するモータの多くでは、シャフトの端部はス
ラスト荷重を受ける流体動圧機構となっており、このよ
うなモータではラジアル荷重を受ける流体動圧機構より
もスラスト荷重を受ける流体動圧機構において動圧を発
生させる部材間の隙間が大きく設定される。また、既述
のように流体動圧機構を有するモータではシャフトにス
ラスト方向の力がほぼ作用しない状態とされる。したが
って、モータの非回転時に衝撃や振動等の外乱が加わる
とロータがスラスト方向に遊動することとなる。
【0004】以上のことから、スラスト荷重を受ける流
体動圧機構の設計や加工が不適切に行われると、モータ
の非回転時にロータの遊動に起因して製品のトラブルが
生じる可能性がある。例えば、不適切なモータがハード
ディスクに用いられると、ハードディスクの搬送時にヘ
ッドがディスクに接触するトラブルが生じる可能性があ
る。
【0005】さらに、油を用いた流体動圧軸受機構を有
するモータにおいては、衝撃によりシャフトがスラスト
方向に急激に移動すると、スラスト荷重を受ける流体動
圧機構においてスクイズ効果による気泡が発生し、油が
シール部から流出したり、気泡を有したまま回転させる
ことによる焼き付き現象が発生する可能性も考えられ
る。
【0006】一方で、ボール軸受やピボット軸受を用い
たモータと同様の手法によりシャフトにスラスト方向の
力を常に作用させ、非回転時にスラスト方向へのロータ
の遊動を防止するという手法が考えられる。しかしなが
ら、このような手法では回転時においてもシャフトに力
が作用するとともにシャフトの遊動を防止するにはスラ
スト方向の大きな力をロータに作用させる必要があるこ
とから、流体動圧軸受機構の機能が損なわれるおそれが
ある。すなわち、このような手法を採用した場合、回転
数を高くしないとスラスト方向に対する動圧効果が得ら
れなかったり、摩耗損傷が激しくなるおそれがある。場
合によっては回転自体が困難となってしまうことも考え
られる。
【0007】本発明は上記課題に鑑みなされたものであ
り、流体動圧軸受機構を有するモータにおいて、回転性
能を低下させることなく、静止時にロータの遊動を抑制
することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、電動式のモータであって、所定の中心軸の周囲に配
置される磁石が取り付けられた第1の部材と、前記磁石
に対向して配置され、前記中心軸周りの回転力を発生す
る電磁石が設けられた第2の部材と、一方の軸受要素が
他方の軸受要素に対して相対的に回転することにより、
前記中心軸を中心に前記第1の部材を前記第2の部材に
対して相対的に回転可能に支持する流体動圧軸受機構
と、前記第2の部材に設けられた磁性体とを備え、前記
第1の部材が前記第2の部材に対して静止している状態
において、前記磁石と前記磁性体との間に生じる磁気的
作用により、前記一方の軸受要素が前記他方の軸受要素
に当接して前記第1の部材と前記第2の部材との相対的
遊動が抑制され、前記第2の部材に対して前記第1の部
材が回転する際に、前記磁気的作用により前記第1の部
材に作用する力の前記中心軸方向の成分が、前記磁石と
前記電磁石との間に生じる力により相殺される。
【0009】請求項2に記載の発明は、電動式のモータ
であって、所定の中心軸の周囲に配置される磁石が取り
付けられた第1の部材と、前記磁石に対向して配置さ
れ、前記中心軸周りの回転力を発生する電磁石が設けら
れた第2の部材と、一方の軸受要素が他方の軸受要素に
対して相対的に回転することにより、前記中心軸を中心
に前記第1の部材を前記第2の部材に対して相対的に回
転可能に支持する流体動圧軸受機構と、前記第2の部材
に設けられた磁性体と、前記磁石と前記磁性体との間に
生じる磁気的作用を解除することができる補助コイルと
を備え、前記第1の部材が前記第2の部材に対して静止
している状態において、前記磁石と前記磁性体との間に
生じる磁気的作用により、前記一方の軸受要素が前記他
方の軸受要素に当接して前記第1の部材と前記第2の部
材との相対的遊動が抑制され、前記第2の部材に対して
前記第1の部材が回転する際に、前記補助コイルにより
前記磁気的作用が解除される。
【0010】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載のモータであって、前記磁性体が前記中心軸を
中心とする円環形状である。
【0011】請求項4に記載の発明は、請求項1または
2に記載のモータであって、前記磁性体が、前記中心軸
の周方向に対して等間隔に配置された複数の磁性体によ
り構成される。
【0012】請求項5に記載の発明は、請求項1ないし
4のいずれかに記載のモータであって、前記一方の軸受
要素がシャフトであり、前記シャフトの端部がスラスト
荷重を受ける流体動圧機構の一部であるスラストプレー
トとされ、前記第1の部材が前記第2の部材に対して静
止している状態において、前記磁石と前記磁性体との間
に生じる磁気的作用により前記シャフトに前記スラスト
プレートに向かう成分を有する力が作用する。
【0013】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
のモータであって、前記スラスト荷重を受ける流体動圧
機構において、前記スラストプレートに対向する面に凸
部が形成される。
【0014】請求項7に記載の発明は、請求項1に記載
のモータであって、前記磁気的作用により、前記一方の
軸受要素と前記他方の軸受要素との間に前記中心軸に垂
直な成分を有する力が作用する。
【0015】請求項8に記載の発明は、情報を記録でき
る円板状の記録媒体が装着されるディスク装置であっ
て、前記記録媒体を収容するハウジングと、前記ハウジ
ング内部に固定されて前記記録媒体を回転させる請求項
1ないし7のいずれかに記載のモータと、前記記録媒体
に対する情報の書き込みまたは読み出しを行うアクセス
手段とを備える。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1の実施の形態
に係る電動式のモータ1が取り付けられた一般的なディ
スク装置70の内部構成を示す図である。ディスク装置
70の内部はハウジング71により塵や埃が極度に少な
いクリーンな空間とされる。ハウジング71は、円板状
の記録媒体である複数のディスク板72、ディスク板7
2への情報の書き込みおよび(/または)読み出しを行
うアクセス部73、および、ディスク板72を回転させ
るモータ1を収容する。
【0017】アクセス部73は、ディスク板72に近接
して情報の書き込みおよび読み書きを磁気的に行うヘッ
ド731、ヘッド731を支持するアーム732、およ
び、アーム732を移動させることによりヘッド731
とディスク板72との相対的位置を変更するヘッド移動
機構733を有する。このような構成により、ヘッド7
31は回転するディスク板72に近接した状態でディス
ク板72の所要の位置にアクセスし、情報の書き込みお
よび読み出しを行う。
【0018】図2は第1の実施の形態に係るモータ1の
構成を示す縦断面図である。モータ1は中心軸11Jを
中心に回転するロータ11と取り付け側のステータ12
とから構成され、ロータ11は油を用いた流体動圧軸受
機構2によりステータ12に対して回転可能に支持され
る。なお、以下の説明では必要に応じて、図2の上下方
向を参照しながら説明を行う。
【0019】ロータ11は、ロータ本体111、中心軸
11Jの位置にてロータ本体111に取り付けられたシ
ャフト21、および、ロータ本体111の外周の内側に
取り付けられた円環状の磁石31を有する。円環状の磁
石31には周方向に多極着磁が施されている。ステータ
12は、ブラケット121、ブラケット121の中央に
取り付けれた中空のホルダ122、ホルダ122の周囲
に配置された複数の電磁石32を有する。さらに、ステ
ータ12では、シャフト21が挿入されるスリーブ2
2、および、シャフト21の下方端部に対向するカウン
タプレート23がホルダ122内に配置される。
【0020】シャフト21の下方端部はスリーブ22の
下面とカウンタプレート23の上面との間に挟まれる円
盤状のスラストプレート211となっており、スラスト
プレート211の上下面にはスパイラル溝が形成され
る。スラストプレート211の周囲には油が充填されて
おり、シャフト21が回転すると、スラストプレート2
11の上下面に流体動圧効果が生じ、上下面は非接触状
態とされる。すなわち、スラストプレート211の上下
面、スリーブ22の下面およびカウンタプレート23の
上面により、中心軸11Jの方向を向くスラスト荷重を
受ける流体動圧機構が構成される。
【0021】シャフト21の軸周りの外側面とスリーブ
22の内側面との間にも油が充填されており、シャフト
21の外側面にはヘリングボーン溝が形成されている。
したがって、シャフト21が回転すると、シャフト21
の外側面とスリーブ22の内側面との間に流体動圧効果
が生じ、シャフト21の外側面とスリーブ22の内側面
とは非接触状態とされる。すなわち、シャフト21の外
側面とスリーブ22の内側面とによりラジアル荷重を受
ける流体動圧機構が構成される。
【0022】以上のように、モータ1の流体動圧軸受機
構2は、シャフト21、スリーブ22およびカウンタプ
レート23により、ラジアル荷重およびスラスト荷重を
受ける流体動圧機構が組み合わされたものとなってい
る。なお、スリーブ22およびホルダ122には流体動
圧軸受機構2の油中に生じた気泡を除去するための通気
口22aが形成される。
【0023】多極着磁された円環状の磁石31および複
数の電磁石32は互いに対向して中心軸11Jの周囲に
配置され、複数の電磁石32に与えられる電流を制御す
ることにより、磁石31と複数の電磁石32との間に中
心軸11J周りの回転力が発生する。これによりステー
タ12に対してロータ11が回転する。このとき、シャ
フト21とスリーブ22との間、および、シャフト21
とカウンタプレート23との間に流体動圧が発生し、シ
ャフト21が非接触状態にて円滑に回転する。
【0024】モータ1では、ロータ11上の磁石31と
対向するステータ12上の位置に中心軸11Jを挟んで
2つの磁性体41がさらに設けられる。また、中心軸1
1Jの方向に関する磁石31の中心の位置31C(以
下、「中心位置31C」という。)が中心軸11Jの方
向に関する電磁石32の中心の位置32C(以下、「中
心位置32C」という。)よりも下側(すなわち、磁性
体41側)に配置される。
【0025】磁性体41は鉄等の強磁性体であり、磁性
体41を配置することによりモータ1の非回転時、すな
わち、ロータ11がステータ12に対して静止している
状態において、円環状の磁石31と磁性体41との間に
磁気的吸引力が生じ、ロータ11にスラストプレート2
11側(図2における下方)を向く力が作用する。その
結果、モータ1の非回転時においてスラストプレート2
11がカウンタプレート23に当接する。2つの磁性体
41が中心軸11Jを挟んで対称に配置されるため、シ
ャフト21にはロータ本体111を介してラジアル方向
の力が作用することはない。なお、ロータ11に力が作
用することはシャフト21に同様の力が作用することに
等しい。
【0026】磁石31と磁性体41との間に生じる磁気
的吸引力は、モータ1が搬送等の際に受ける加速度αに
よってもロータ11が上方向(シャフト21がカウンタ
プレート23から遠ざかる方向)に移動しない大きさに
設定される。すなわち、ロータ11の質量をmとした場
合、磁気的吸引力はmαよりも十分に大きくなるように
磁性体41が配置される。これにより、スラストプレー
ト211を利用したロータ11の遊動の抑制が実現され
る。
【0027】なお、図2に示すように中心位置32Cが
中心位置31Cよりも上方に位置するため、静止時にお
いても磁石31は電磁石32の鉄芯に僅かに引き寄せら
れている。したがって、磁石31と磁性体41との間の
磁気的吸引力をF1とし、静止時に磁石31と電磁石3
2の鉄芯との間に生じる力の中心軸11J方向成分をF
2とすると、正確には、(F1−F2)がmαを越える
ようにF1の大きさが設定される必要がある。
【0028】また、カウンタプレート23上の中央には
凸部231が形成される。これにより、ロータ11が静
止してスラストプレート211とカウンタプレート23
とが当接する際にこれらのプレート間から移動する油の
量を削減することができ、スラストプレート211とカ
ウンタプレート23とを速やかに当接させることが実現
される。実際の設計においては、シャフト21の径(ス
リーブ22に支持される部分の径)がモータ1の出力特
性に基づいて決定される点、スラストプレート211と
凸部231との接触に対抗して回転を開始する必要性が
ある点等を考慮して、凸部231は中心軸11J近傍に
シャフト21の径以下の径で形成される。これにより、
回転の際に相対的速度が小さい部分でスラストプレート
211とカウンタプレート23とを接触させることがで
き、起動時に必要なトルクを小さくしたり、起動時の摩
耗損傷を低減することができる。
【0029】電磁石32に通電が行われてロータ11の
回転が開始されると、磁石31の中心位置31Cは電磁
石32の中心位置32Cよりも下方に位置するため、磁
石31には上方の力が作用する。磁石31および電磁石
32は中心軸11J周りに配置されることから、ロータ
11の回転開始とともにロータ11には上方を向く力
(すなわち、スラストプレート211側とは反対向きの
力)が作用する。
【0030】この上方を向く力の大きさは、磁石31と
磁性体41との磁気的吸引力に基づくロータ11やシャ
フト21への作用を相殺する大きさとされる。すなわ
ち、磁石31と磁性体41との間の磁気的吸引力をF1
とし、回転時に磁石31と電磁石32との間に生じる力
をF3とすると、(F1−F3)がほぼ0となるように
磁石31の中心位置31Cと電磁石32の中心位置32
Cとの位置関係が設定される。したがって、ロータ11
が低速回転を行う場合であってもスラストプレート21
1とカウンタプレート23との間に流体動圧効果を適切
に生じさせることができ、モータ1の回転特性が損なわ
れることはない。
【0031】以上のように第1の実施の形態に係るモー
タ1では、ステータ12側に磁性体41を配置すること
により、静止時にはロータ11にスラストプレート21
1側(すなわち、ブラケット121側)へと向かう力が
作用し、搬送等の際にシャフト21がスラストプレート
211とは反対側(すなわち、ロータ11がステータ1
2から離れる方向)に遊動してしまうことが抑制され
る。その結果、モータ1を用いた図1に示すディスク装
置70が振動等の外乱を受けたとしてもヘッド731が
ディスク板72に接触してしまうことを確実に防止する
ことができる。
【0032】一方、回転時には磁石31および電磁石3
2との間に生じる力を利用してロータ11に作用してい
た力(すなわち、シャフト21に作用していた力)が相
殺されるため、回転性能が低下することはない。
【0033】第1の実施の形態では、図2に示すように
2つの磁性体41は中心軸11Jを挟んで対称に配置さ
れる。これにより、磁石31と磁性体41との間の磁気
的吸引力を利用してロータ11には中心軸11Jに平行
なスラスト方向のみの力が作用するようにしている。図
3は、第2の実施の形態に係るモータとして磁性体41
が1つだけ配置される様子を模式的に示す平面図であ
る。なお、磁性体41が1つのみ配置される点を除い
て、モータの構成は第1の実施の形態と同様であり、図
2に付した符号を適宜参照する。
【0034】図3に示すように磁性体41の配置が中心
軸11Jに対して非対称である場合、磁性体41により
ロータ本体111を介してシャフト21にはスラスト方
向の成分とラジアル方向(中心軸11Jに対して垂直な
方向)の成分とを有する力が作用する。したがって、ロ
ータ11がステータ12に対して静止している状態にお
いて、スラスト方向の成分によりスラストプレート21
1とカウンタプレート23とが接し、ラジアル方向の成
分によりシャフト21が傾いてスリーブ22の内側面と
接する。
【0035】第2の実施の形態に係るモータでは、磁石
31と磁性体41との間の磁気的吸引力のスラスト方向
の成分のみならず、シャフト21とスリーブ22の内側
面との接触も利用して、非回転時にロータ11がスラス
ト方向に遊動してしまうことが抑制される。このよう
に、静止時のシャフト21の遊動防止はシャフト21と
スリーブ22との接触により行われてもよい。なお、図
3に示すように磁性体41を1つだけ設ける場合、第1
の実施の形態に係るモータ1よりも静止時にシャフト2
1に作用するスラスト方向の成分の力を小さくすること
ができる。
【0036】シャフト21に作用する力のラジアル方向
の成分は、ロータ11の回転時にシャフト21の外側面
とスリーブ22の内側面との間に生じる流体動圧に影響
を与えない程度とされる。また、第1の実施の形態と同
様に、磁石31の中心位置31Cを電磁石32の中心位
置32Cよりも下方に位置させ、ロータ11の回転時
に、磁石31と磁性体41との間に生じる磁気的吸引力
のスラスト方向の成分が磁石31と電磁石32との間に
生じる力により相殺される。これにより、モータ1の動
作時にはロータ11が流体動圧軸受機構2により滑らか
に回転する。
【0037】なお、図4に示すように磁性体41と中心
軸11Jとの間の距離を変更して磁石31と磁性体41
との相対的位置関係を調整することにより、シャフト2
1に作用する力のラジアル方向の成分の大きさが適宜調
整されてもよい。
【0038】図5は、第3の実施の形態に係るモータの
磁性体41近傍の様子を示す断面図である。磁性体41
は中心軸11Jに対して対称に2つ設けられ、磁性体4
1の周囲を覆うように補助コイル42が設けられる。ま
た、図2に示す第1の実施の形態と異なり、磁石31の
中心位置31Cと電磁石32の中心位置32Cの中心位
置32Cが一致するように磁石31と電磁石32とが配
置される。これら以外の構成は第1の実施の形態と同様
であり、第1の実施の形態と同様の符号を付して説明を
行う。
【0039】モータの静止時には補助コイル42には電
流は流されない。したがって、第1の実施の形態と同様
に、磁石31と磁性体41との間に生じる磁気的吸引力
によりロータ11にはスラストプレート211に向かう
力が作用する。その結果、シャフト21のスラスト方向
の遊動が防止される。
【0040】一方、モータの動作時には、所定の回路が
補助コイル42の通電制御を行う。補助コイル42には
磁石31による磁性体41の磁化を打ち消すようにモー
タ回転速度に対応した電流が流される。これにより、磁
石31と磁性体41との間に生じていた磁気的吸引力が
解除され、シャフト21には磁性体41の影響によるス
ラスト方向の力が作用しなくなる。その結果、磁性体4
1が存在しない場合と同様に、ロータ11は滑らかに回
転することが可能となる。
【0041】以上、本発明の実施の形態について説明し
てきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるもので
はなく様々な変形が可能である。
【0042】上記実施の形態に係るモータは、流体動圧
軸受機構を有する電動式のモータであって、スラスト方
向へのロータの遊動を抑制する必要があるものであれ
ば、任意の用途に利用可能である。なお、シャフトとス
リーブとの当接により振動等の外乱によるロータの回転
遊動も抑制される。
【0043】また、流体動圧軸受機構2における溝の形
成箇所は適宜変更されてよい。例えば、シャフト21の
外側面ではなくスリーブ22の内側面に溝が形成されて
もよく、スラストプレート211に溝を形成するのでは
なく、カウンタプレート23の上面に溝が形成されても
よい。
【0044】上記実施の形態では、シャフト21がスリ
ーブ22内で回転するが、シャフトが固定され、スリー
ブが回転してもよい。また、ステータに磁石が設けら
れ、ロータに電磁石が設けられてもよい。すなわち、流
体動圧軸受機構は、軸受機構を構成する一方の軸受要素
が他方の軸受要素に対して相対的に回転することによ
り、中心軸を中心にステータがロータを相対的に回転可
能に支持するものであればよい。そして、静止時に、一
方の軸受要素が他方の軸受要素に当接することによりロ
ータとステータとの相対的遊動が抑制されることが実現
される。
【0045】第1および第2の実施の形態において、磁
性体41は磁石(すなわち、磁化された磁性体)であっ
てもよい。この場合、磁石と磁性体との磁気的作用を磁
気的反発力とすることも可能であり、反発力によりロー
タにステータ側に向かう力が作用するように設計されて
もよい。
【0046】磁性体41の個数は1または2個に限定さ
れるものではなく、3以上の磁性体41が中心軸11J
周りに配置されてもよい。複数の磁性体41が配置され
る場合、図6に示すように、複数の磁性体41は中心軸
11Jの周方向に対して等間隔に配置されることが好ま
しい。これにより、ロータ11にラジアル方向の力が作
用することが防止される。
【0047】図7は、磁性体41が中心軸11Jを中心
とする円環状である場合の様子を模式的に示す図であ
る。この場合、磁性体41が1つの部材であっても中心
軸11Jの周囲に連続的に存在するため、ロータ11に
ラジアル方向の力を作用させないことが実現される。す
なわち、磁性体41を1つだけ設ける場合、磁性体41
は円環状とされることが最も好ましい。
【0048】磁性体41は、中心軸11Jの周方向に等
間隔で配置されることが好ましいが、回転に影響を与え
ない範囲で中心軸11Jの周方向に対して任意の間隔あ
るいは不連続に存在してもよい。この場合、ロータ11
には中心軸11Jに垂直なラジアル方向の成分を有する
力が作用するが、ラジアル方向の成分は回転に影響を与
えない大きさに制限されるように磁性体が配置される。
また、電磁石32に流す電流を制御して回転時にラジア
ル方向の成分を相殺するようにしてもよい。
【0049】さらには、ロータ11には磁性体41によ
りラジアル方向の成分のみを有する力が作用してもよ
い。この場合であってもシャフト21の外側面とスリー
ブ22の内側面とが当接することによりシャフト21の
スラスト方向の遊動を抑制することができる。
【0050】なお、第3の実施の形態の場合、補助コイ
ル42により磁石31と磁性体41との磁気的吸引力が
解除されることから、磁性体41をステータ12側の任
意の位置に配置することができる。
【0051】補助コイル42は磁石31と磁性体41と
の間に生じる磁気的吸引力を解除することができるので
あるならばどのように配置されてもよい。例えば、補助
コイル42が磁性体41を内包するのではなく、磁性体
41の近傍に補助コイル42が配置されるのみでもよ
い。
【0052】上記説明では、中心軸11Jに垂直なラジ
アル方向の力をロータ11(シャフト21)に作用させ
てもよいと説明したが、ラジアル方向の力には偶力(シ
ャフト21を中心軸11Jに垂直な軸を中心に回転させ
る力)が含まれる。
【0053】上記実施の形態に係るモータ1では円環状
の多極着磁された磁石31が用いられるが、磁石31は
もちろん複数の磁石により構成されてもよい。逆に、電
磁石32は複数の電磁石と捉えられる形態に限定される
ものではなく、複数の磁極を発生することができる1つ
の電磁石であってもよい。
【0054】また、上記実施の形態では油を用いた流体
動圧軸受機構2を有するモータについて説明を行った
が、空気、磁性流体等の油以外の流体を用いた流体動圧
軸受機構であっても本発明を適用することができる。
【0055】さらに、図1に示すディスク装置70では
モータ1にディスク板72が固定されるが、ディスク板
72はモータ1と着脱可能であってもよい。ディスク板
72への情報の書き込みまたは読み出しもヘッド731
を用いた磁気的手法に限定されるものではない。例え
ば、光、または、光および磁気を用いた手法であっても
よい。
【0056】
【発明の効果】請求項1ないし7の発明では、回転性能
を低下させることなく、静止時に第1の部材と第2の部
材との相対的遊動を抑制することができる。
【0057】また、請求項5の発明では、スラストプレ
ートを利用して遊動を抑制することができ、請求項6の
発明では、スラストプレートを対向する面に速やかに当
接させることができる。
【0058】請求項8の発明では、請求項1ないし7に
係るモータを用いたディスク装置とすることにより、振
動等を受けた際に記録媒体とアクセス手段とが接触して
しまうことを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ディスク装置の一般的内部構成を示す図であ
る。
【図2】第1の実施の形態に係るモータの縦断面図であ
る。
【図3】第2の実施の形態における中心軸と磁性体との
配置関係を示す模式図である。
【図4】磁石と磁性体との配置の他の例を示す縦断面図
である。
【図5】第3の実施の形態に係るモータの磁性体近傍の
様子を示す縦断面図である。
【図6】磁石と磁性体との配置のさらに他の例を示す模
式図である。
【図7】円環状の磁性体を示す模式図である。
【符号の説明】
1 モータ 2 流体動圧軸受機構 11 ロータ 11J 中心軸 12 ステータ 21 シャフト 22 スリーブ 23 プレート 31 磁石 32 電磁石 41 磁性体 42 補助コイル 70 ディスク装置 72 ディスク板 73 アクセス部 211 スラストプレート 231 凸部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02K 5/16 H02K 5/16 Z 21/22 21/22 M Fターム(参考) 3J011 AA11 BA04 CA02 JA02 KA02 KA03 LA05 MA21 5D109 BA01 BA14 BA16 BA17 BB12 BB18 BB21 BB22 5H605 AA00 AA02 BB05 BB19 CC02 CC04 CC05 DD03 DD16 EB01 EB03 EB21 EB28 EB35 5H607 AA00 AA05 AA06 BB01 BB14 BB17 CC01 DD01 DD02 DD03 DD09 DD16 GG01 GG03 GG12 GG15 GG25 KK03 5H621 AA00 GA01 GB00 HH01 JK17 JK19

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動式のモータであって、 所定の中心軸の周囲に配置される磁石が取り付けられた
    第1の部材と、 前記磁石に対向して配置され、前記中心軸周りの回転力
    を発生する電磁石が設けられた第2の部材と、 一方の軸受要素が他方の軸受要素に対して相対的に回転
    することにより、前記中心軸を中心に前記第1の部材を
    前記第2の部材に対して相対的に回転可能に支持する流
    体動圧軸受機構と、 前記第2の部材に設けられた磁性体と、を備え、 前記第1の部材が前記第2の部材に対して静止している
    状態において、前記磁石と前記磁性体との間に生じる磁
    気的作用により、前記一方の軸受要素が前記他方の軸受
    要素に当接して前記第1の部材と前記第2の部材との相
    対的遊動が抑制され、 前記第2の部材に対して前記第1の部材が回転する際
    に、前記磁気的作用により前記第1の部材に作用する力
    の前記中心軸方向の成分が、前記磁石と前記電磁石との
    間に生じる力により相殺されることを特徴とするモー
    タ。
  2. 【請求項2】 電動式のモータであって、 所定の中心軸の周囲に配置される磁石が取り付けられた
    第1の部材と、 前記磁石に対向して配置され、前記中心軸周りの回転力
    を発生する電磁石が設けられた第2の部材と、 一方の軸受要素が他方の軸受要素に対して相対的に回転
    することにより、前記中心軸を中心に前記第1の部材を
    前記第2の部材に対して相対的に回転可能に支持する流
    体動圧軸受機構と、 前記第2の部材に設けられた磁性体と、 前記磁石と前記磁性体との間に生じる磁気的作用を解除
    することができる補助コイルと、 を備え、 前記第1の部材が前記第2の部材に対して静止している
    状態において、前記磁石と前記磁性体との間に生じる磁
    気的作用により、前記一方の軸受要素が前記他方の軸受
    要素に当接して前記第1の部材と前記第2の部材との相
    対的遊動が抑制され、 前記第2の部材に対して前記第1の部材が回転する際
    に、前記補助コイルにより前記磁気的作用が解除される
    ことを特徴とするモータ。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のモータであっ
    て、 前記磁性体が前記中心軸を中心とする円環形状であるこ
    とを特徴とするモータ。
  4. 【請求項4】 請求項1または2に記載のモータであっ
    て、 前記磁性体が、前記中心軸の周方向に対して等間隔に配
    置された複数の磁性体により構成されることを特徴とす
    るモータ。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載のモ
    ータであって、 前記一方の軸受要素がシャフトであり、前記シャフトの
    端部がスラスト荷重を受ける流体動圧機構の一部である
    スラストプレートとされ、 前記第1の部材が前記第2の部材に対して静止している
    状態において、前記磁石と前記磁性体との間に生じる磁
    気的作用により前記シャフトに前記スラストプレートに
    向かう成分を有する力が作用することを特徴とするモー
    タ。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のモータであって、 前記スラスト荷重を受ける流体動圧機構において、前記
    スラストプレートに対向する面に凸部が形成されること
    を特徴とするモータ。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載のモータであって、 前記磁気的作用により、前記一方の軸受要素と前記他方
    の軸受要素との間に前記中心軸に垂直な成分を有する力
    が作用することを特徴とするモータ。
  8. 【請求項8】 情報を記録できる円板状の記録媒体が装
    着されるディスク装置であって、 前記記録媒体を収容するハウジングと、 前記ハウジング内部に固定されて前記記録媒体を回転さ
    せる請求項1ないし7のいずれかに記載のモータと、 前記記録媒体に対する情報の書き込みまたは読み出しを
    行うアクセス手段と、を備えることを特徴とするディス
    ク装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7439643B2 (en) 2005-06-30 2008-10-21 Victor Company Of Japan, Limited Motor having suction ring
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JP2011150770A (ja) * 2010-01-25 2011-08-04 Alphana Technology Co Ltd ディスク駆動装置

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