JP2003061157A - 移動通信システム及びその発着信規制方法 - Google Patents
移動通信システム及びその発着信規制方法Info
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- JP2003061157A JP2003061157A JP2001250950A JP2001250950A JP2003061157A JP 2003061157 A JP2003061157 A JP 2003061157A JP 2001250950 A JP2001250950 A JP 2001250950A JP 2001250950 A JP2001250950 A JP 2001250950A JP 2003061157 A JP2003061157 A JP 2003061157A
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- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 27
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 title abstract description 6
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 20
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- 230000006854 communication Effects 0.000 description 13
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 description 1
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- Telephonic Communication Services (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 より簡便に所望の地域での通話を規制するこ
とができる移動通信システムを得る。 【解決手段】 CDMA方式の移動通信システムにおい
て、複数の基地局21,22及び23と無線により同時
に接続される移動機30は、各基地局21,22及び2
3との間の電波の伝搬時間を計測し、それら伝搬時間情
報を基地局21,22及び23と交換部11とを介して
位置情報制御部12に送信する。位置情報制御部12
は、各伝搬時間情報を基に各基地局21,22及び23
と移動機30との距離を算出し位置を求める。交換部
は、位置情報制御部12に予め格納されている発着信規
制エリアの区間情報と特定された移動機30の位置とを
比較し、移動機30が発着信規制エリア内に存在する場
合、移動機30の発着信を規制する。
とができる移動通信システムを得る。 【解決手段】 CDMA方式の移動通信システムにおい
て、複数の基地局21,22及び23と無線により同時
に接続される移動機30は、各基地局21,22及び2
3との間の電波の伝搬時間を計測し、それら伝搬時間情
報を基地局21,22及び23と交換部11とを介して
位置情報制御部12に送信する。位置情報制御部12
は、各伝搬時間情報を基に各基地局21,22及び23
と移動機30との距離を算出し位置を求める。交換部
は、位置情報制御部12に予め格納されている発着信規
制エリアの区間情報と特定された移動機30の位置とを
比較し、移動機30が発着信規制エリア内に存在する場
合、移動機30の発着信を規制する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は移動通信システム及
びその発着信規制方法に関し、特に複数の基地局と移動
局とが無線により同時に接続される符号分割多元接続方
式の移動通信システム及びその発着信規制方法に関す
る。
びその発着信規制方法に関し、特に複数の基地局と移動
局とが無線により同時に接続される符号分割多元接続方
式の移動通信システム及びその発着信規制方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、携帯電話は、いつでも,どこで
も,誰とでも通信ができることを目的としてきた。しか
し、近年、どこでも通信できることが社会的に問題とさ
れている。なぜならば、映画館、静寂なイベント会場、
その他の携帯電話を使用した通話に適さない場所(地
域)で、通話を行っている人間が増えているからであ
る。しかし、従来の携帯電話方式では、この通話を規制
することができなかった。
も,誰とでも通信ができることを目的としてきた。しか
し、近年、どこでも通信できることが社会的に問題とさ
れている。なぜならば、映画館、静寂なイベント会場、
その他の携帯電話を使用した通話に適さない場所(地
域)で、通話を行っている人間が増えているからであ
る。しかし、従来の携帯電話方式では、この通話を規制
することができなかった。
【0003】図20及び図21は従来の携帯電話方式の
構成を示す図であり、両図において同等部分は同一符号
にて示している。図20において、従来の携帯電話方式
であるアナログ方式(TACS(Total Access Communic
ations System),AMPS(Advanced Mobile Phone Ser
vice)等)やデジタル方式(PDC(Personal Digi
tal Cellular) ,GSM(Global System for Mobile Co
mmunication),D−AMPS等)は、交換局100と、
交換局100に収容される基地局101〜103と、移
動機104とを有している。
構成を示す図であり、両図において同等部分は同一符号
にて示している。図20において、従来の携帯電話方式
であるアナログ方式(TACS(Total Access Communic
ations System),AMPS(Advanced Mobile Phone Ser
vice)等)やデジタル方式(PDC(Personal Digi
tal Cellular) ,GSM(Global System for Mobile Co
mmunication),D−AMPS等)は、交換局100と、
交換局100に収容される基地局101〜103と、移
動機104とを有している。
【0004】図21において、101aは基地局101
のエリアであり、102aは基地局102のエリアであ
り、103aは基地局103のエリアである。また、A
地点に存在する移動機104は符号104−Aにて示さ
れ、B地点に存在する移動機104は符号104−Bに
て示され、C地点に存在する移動機104は符号104
−Cにて示されている。
のエリアであり、102aは基地局102のエリアであ
り、103aは基地局103のエリアである。また、A
地点に存在する移動機104は符号104−Aにて示さ
れ、B地点に存在する移動機104は符号104−Bに
て示され、C地点に存在する移動機104は符号104
−Cにて示されている。
【0005】図22は移動機の位置とその位置に存在す
る移動機が通信を行う基地局とを示した図であり、図2
0及び図21と同等部分は同一符号にて示している。図
21及び22において、基地局101のエリア101a
内のA地点に存在する移動機104−Aは、基地局10
1と通信を行い、エリア101aと基地局103のエリ
ア103aとがオーバーラップしているエリア内のB地
点に存在する移動機104−Bは、基地局101もしく
は基地局103と通信を行う。また、エリア103a内
のC地点に存在する移動機104−Cは基地局103と
通信を行う。
る移動機が通信を行う基地局とを示した図であり、図2
0及び図21と同等部分は同一符号にて示している。図
21及び22において、基地局101のエリア101a
内のA地点に存在する移動機104−Aは、基地局10
1と通信を行い、エリア101aと基地局103のエリ
ア103aとがオーバーラップしているエリア内のB地
点に存在する移動機104−Bは、基地局101もしく
は基地局103と通信を行う。また、エリア103a内
のC地点に存在する移動機104−Cは基地局103と
通信を行う。
【0006】ここで、オーバーラップエリア内のB地点
について考えてみると、B地点に存在する移動機104
−Bが例えば基地局101と通信を行っている場合、基
地局101から移動機104−Bまでの距離は、無線区
間の遅延時間を計測することにより求められるが、一度
に複数の基地局との距離を計測することができないの
で、移動機104−Bの位置を確認することはできな
い。したがって、図20及び21に示した従来の携帯電
話方式では、通話に適さない場所における通話を規制す
ることができなかった。
について考えてみると、B地点に存在する移動機104
−Bが例えば基地局101と通信を行っている場合、基
地局101から移動機104−Bまでの距離は、無線区
間の遅延時間を計測することにより求められるが、一度
に複数の基地局との距離を計測することができないの
で、移動機104−Bの位置を確認することはできな
い。したがって、図20及び21に示した従来の携帯電
話方式では、通話に適さない場所における通話を規制す
ることができなかった。
【0007】また、所望の地域における通話を規制する
ことを目的とした技術として、例えば、特開平10−3
27474号公報に記載の移動通信システムがある。図
23は上記公報に記載の移動通信システムについて説明
するための図である。図23において、上記公報に記載
の移動通信システムは、多数の無線基地局111−1〜
111−Mが備えられ、移動機112の所在位置に応じ
た無線基地局を介して移動機112と相手端末との間で
通信が行われる。
ことを目的とした技術として、例えば、特開平10−3
27474号公報に記載の移動通信システムがある。図
23は上記公報に記載の移動通信システムについて説明
するための図である。図23において、上記公報に記載
の移動通信システムは、多数の無線基地局111−1〜
111−Mが備えられ、移動機112の所在位置に応じ
た無線基地局を介して移動機112と相手端末との間で
通信が行われる。
【0008】そして、規制基地局113は、所定の無線
基地局との間及び移動機との間で無線により通信し、か
つ移動機112の発着信を規制する規制空間を設定し、
規制空間内に存在する移動機からの発信及び該移動機へ
の着信を規制する。すなわち、無線基地局111−1〜
111−Mのいずれかによって形成され、かつ移動機1
12が位置し得る無線ゾーンには、その移動機112の
発着信が規制される規制空間が設定される。したがっ
て、無線基地局111−1〜111−Mによって形成さ
れる無線ゾーンの内、所望の地域は確実に移動機112
に対して何ら通信サービスが提供されない地域となる。
基地局との間及び移動機との間で無線により通信し、か
つ移動機112の発着信を規制する規制空間を設定し、
規制空間内に存在する移動機からの発信及び該移動機へ
の着信を規制する。すなわち、無線基地局111−1〜
111−Mのいずれかによって形成され、かつ移動機1
12が位置し得る無線ゾーンには、その移動機112の
発着信が規制される規制空間が設定される。したがっ
て、無線基地局111−1〜111−Mによって形成さ
れる無線ゾーンの内、所望の地域は確実に移動機112
に対して何ら通信サービスが提供されない地域となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、上記公
報に記載の移動通信システムでは、規制基地局113を
設けてその規制空間内に存在する移動機の発着信を規制
するようにしているので、通話を規制したい所望の地域
に、無線基地局とは別に発着信規制用の新たな基地局を
設けなければならないという問題がある。
報に記載の移動通信システムでは、規制基地局113を
設けてその規制空間内に存在する移動機の発着信を規制
するようにしているので、通話を規制したい所望の地域
に、無線基地局とは別に発着信規制用の新たな基地局を
設けなければならないという問題がある。
【0010】本発明の目的は、より簡便に所望の地域で
の通話を規制することができる移動通信システムを提供
することである。
の通話を規制することができる移動通信システムを提供
することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明による移動通信シ
ステムは、移動局と、その移動局と無線により同時に接
続される複数の基地局と、それら複数の基地局を収容す
る交換局とを含む符号分割多元接続方式の移動通信シス
テムであって、前記交換局は、前記移動局と前記複数の
基地局の各々との間の電波の伝搬時間を基に前記移動局
の位置を特定する位置情報制御部を有し、前記位置情報
制御部により特定された前記移動局の位置に応じて、前
記移動局からの発信及び前記移動局への着信を規制する
ことを特徴とする。
ステムは、移動局と、その移動局と無線により同時に接
続される複数の基地局と、それら複数の基地局を収容す
る交換局とを含む符号分割多元接続方式の移動通信シス
テムであって、前記交換局は、前記移動局と前記複数の
基地局の各々との間の電波の伝搬時間を基に前記移動局
の位置を特定する位置情報制御部を有し、前記位置情報
制御部により特定された前記移動局の位置に応じて、前
記移動局からの発信及び前記移動局への着信を規制する
ことを特徴とする。
【0012】また、前記移動通信システムにおいて、前
記位置情報制御部は、前記発信及び着信を規制すべき発
着信規制エリアの区間情報を保持し、前記交換局は、前
記発着信規制エリアの区間情報と前記移動局の位置とを
比較し、その比較結果に応じて前記発信及び着信を規制
することを特徴とする。
記位置情報制御部は、前記発信及び着信を規制すべき発
着信規制エリアの区間情報を保持し、前記交換局は、前
記発着信規制エリアの区間情報と前記移動局の位置とを
比較し、その比較結果に応じて前記発信及び着信を規制
することを特徴とする。
【0013】さらに、前記移動通信システムにおいて、
前記交換局は、前記比較結果に応じて前記移動局に対し
て発着信禁止信号を送信し、前記移動局は、前記発着信
禁止信号に応答して自局からの発信及び自局への着信を
禁止するようにしたことを特徴とする。
前記交換局は、前記比較結果に応じて前記移動局に対し
て発着信禁止信号を送信し、前記移動局は、前記発着信
禁止信号に応答して自局からの発信及び自局への着信を
禁止するようにしたことを特徴とする。
【0014】本発明による別の移動通信システムは、移
動局と、その移動局と無線により同時に接続される複数
の基地局と、それら複数の基地局を収容する交換局とを
含む符号分割多元接続方式の移動通信システムであっ
て、前記交換局は、前記移動局と前記複数の基地局の各
々との間の電波の伝搬時間を基に前記移動局の位置を特
定する位置情報制御部を有し、前記位置情報制御部によ
り特定された前記移動局の位置を前記移動局へ通知し、
前記移動局は、前記交換局より通知された自局の位置に
応じて、自局からの発信及び自局への着信を規制するこ
とを特徴とする。
動局と、その移動局と無線により同時に接続される複数
の基地局と、それら複数の基地局を収容する交換局とを
含む符号分割多元接続方式の移動通信システムであっ
て、前記交換局は、前記移動局と前記複数の基地局の各
々との間の電波の伝搬時間を基に前記移動局の位置を特
定する位置情報制御部を有し、前記位置情報制御部によ
り特定された前記移動局の位置を前記移動局へ通知し、
前記移動局は、前記交換局より通知された自局の位置に
応じて、自局からの発信及び自局への着信を規制するこ
とを特徴とする。
【0015】また、前記別の移動通信システムにおい
て、前記位置情報制御部は、前記発信及び着信を規制す
べき発着信規制エリアの区間情報を保持し、前記交換局
は、前記発着信規制エリアの区間情報を前記移動局の位
置と共に前記移動局へ通知し、前記移動局は、前記発着
信規制エリアの区間情報と前記移動局の位置とを比較
し、その比較結果に応じて前記発信及び着信を規制する
ことを特徴とする。
て、前記位置情報制御部は、前記発信及び着信を規制す
べき発着信規制エリアの区間情報を保持し、前記交換局
は、前記発着信規制エリアの区間情報を前記移動局の位
置と共に前記移動局へ通知し、前記移動局は、前記発着
信規制エリアの区間情報と前記移動局の位置とを比較
し、その比較結果に応じて前記発信及び着信を規制する
ことを特徴とする。
【0016】本発明による発着信規制方法は、移動局
と、その移動局と無線により同時に接続される複数の基
地局と、それら複数の基地局を収容する交換局とを含む
符号分割多元接続方式の移動通信システムの発着信規制
方法であって、前記交換局において、前記移動局と前記
複数の基地局の各々との間の電波の伝搬時間を基に前記
移動局の位置を特定する位置特定ステップと、その位置
特定ステップにより特定された前記移動局の位置に応じ
て、前記移動局からの発信及び前記移動局への着信を規
制する規制ステップとを含むことを特徴とする。
と、その移動局と無線により同時に接続される複数の基
地局と、それら複数の基地局を収容する交換局とを含む
符号分割多元接続方式の移動通信システムの発着信規制
方法であって、前記交換局において、前記移動局と前記
複数の基地局の各々との間の電波の伝搬時間を基に前記
移動局の位置を特定する位置特定ステップと、その位置
特定ステップにより特定された前記移動局の位置に応じ
て、前記移動局からの発信及び前記移動局への着信を規
制する規制ステップとを含むことを特徴とする。
【0017】また、前記発着信規制方法において、前記
規制ステップは、前記発信及び着信を規制すべき発着信
規制エリアの区間情報と前記移動局の位置とを比較する
比較ステップを有し、その比較結果に応じて前記発信及
び着信を規制することを特徴とする。
規制ステップは、前記発信及び着信を規制すべき発着信
規制エリアの区間情報と前記移動局の位置とを比較する
比較ステップを有し、その比較結果に応じて前記発信及
び着信を規制することを特徴とする。
【0018】さらに、前記発着信規制方法において、前
記規制ステップは、前記比較結果に応じて前記移動局に
対して発着信禁止信号を送信し、前記移動局において、
前記発着信禁止信号に応答して自局からの発信及び自局
への着信を禁止するステップを有することを特徴とす
る。
記規制ステップは、前記比較結果に応じて前記移動局に
対して発着信禁止信号を送信し、前記移動局において、
前記発着信禁止信号に応答して自局からの発信及び自局
への着信を禁止するステップを有することを特徴とす
る。
【0019】本発明による別の発着信規制方法は、移動
局と、その移動局と無線により同時に接続される複数の
基地局と、それら複数の基地局を収容する交換局とを含
む符号分割多元接続方式の移動通信システムの発着信規
制方法であって、前記交換局において、前記移動局と前
記複数の基地局の各々との間の電波の伝搬時間を基に前
記移動局の位置を特定する位置特定ステップと、その位
置特定ステップにより特定された前記移動局の位置を前
記移動局へ通知する通知ステップと、前記移動局におい
て、前記通知ステップにより通知された自局の位置に応
じて、自局からの発信及び自局への着信を規制する規制
ステップとを含むことを特徴とする。
局と、その移動局と無線により同時に接続される複数の
基地局と、それら複数の基地局を収容する交換局とを含
む符号分割多元接続方式の移動通信システムの発着信規
制方法であって、前記交換局において、前記移動局と前
記複数の基地局の各々との間の電波の伝搬時間を基に前
記移動局の位置を特定する位置特定ステップと、その位
置特定ステップにより特定された前記移動局の位置を前
記移動局へ通知する通知ステップと、前記移動局におい
て、前記通知ステップにより通知された自局の位置に応
じて、自局からの発信及び自局への着信を規制する規制
ステップとを含むことを特徴とする。
【0020】前記別の発着信規制方法において、前記通
知ステップは、発信及び着信を規制すべき発着信規制エ
リアの区間情報を前記移動局の位置と共に前記移動局へ
通知し、前記規制ステップは、前記通知ステップにより
通知された前記発着信規制エリアの区間情報と前記移動
局の位置とを比較する比較ステップを有し、その比較結
果に応じて前記発信及び着信を規制することを特徴とす
る。
知ステップは、発信及び着信を規制すべき発着信規制エ
リアの区間情報を前記移動局の位置と共に前記移動局へ
通知し、前記規制ステップは、前記通知ステップにより
通知された前記発着信規制エリアの区間情報と前記移動
局の位置とを比較する比較ステップを有し、その比較結
果に応じて前記発信及び着信を規制することを特徴とす
る。
【0021】本発明の作用は次の通りである。各基地局
から移動局へ送信された電波の伝搬時間、または移動局
から各基地局へ送信された電波の伝搬時間を基に、交換
局の位置情報制御部が各基地局と移動局との距離を求め
ることにより、移動局の位置が特定される。そして、そ
の移動局が発着信を規制すべき発着信規制エリア内に位
置しているのであれば、交換局はその移動局の発着信を
規制するようにする。ここで、交換局は、移動局の発着
信を規制するために、移動局に発着信禁止信号を送信す
るようにし、その信号を受信した移動局自身が自局の発
着信を禁止するようにしてもよい。
から移動局へ送信された電波の伝搬時間、または移動局
から各基地局へ送信された電波の伝搬時間を基に、交換
局の位置情報制御部が各基地局と移動局との距離を求め
ることにより、移動局の位置が特定される。そして、そ
の移動局が発着信を規制すべき発着信規制エリア内に位
置しているのであれば、交換局はその移動局の発着信を
規制するようにする。ここで、交換局は、移動局の発着
信を規制するために、移動局に発着信禁止信号を送信す
るようにし、その信号を受信した移動局自身が自局の発
着信を禁止するようにしてもよい。
【0022】また、位置情報制御部により特定された移
動局の位置を、交換局が移動局に通知するようにし、移
動局自身が自局の発着信を規制すべきか否かを判断する
ようにしてもよい。
動局の位置を、交換局が移動局に通知するようにし、移
動局自身が自局の発着信を規制すべきか否かを判断する
ようにしてもよい。
【0023】
【発明の実施の形態】まず、本発明の実施例について説
明をする前に、一般的なCDMA(符号分割多元接続)
方式の移動通信システムについて図面を用いて説明す
る。図16及び図17は一般的なCDMA方式の移動通
信システムの構成を示す図であり、両図において同等部
分は同一符号にて示している。また、図18は図16及
び17に示した移動通信システムにおける動作を説明す
るための図であり、図16及び17と同等部分は同一符
号にて示している。
明をする前に、一般的なCDMA(符号分割多元接続)
方式の移動通信システムについて図面を用いて説明す
る。図16及び図17は一般的なCDMA方式の移動通
信システムの構成を示す図であり、両図において同等部
分は同一符号にて示している。また、図18は図16及
び17に示した移動通信システムにおける動作を説明す
るための図であり、図16及び17と同等部分は同一符
号にて示している。
【0024】図16において、一般的なCDMA方式の
移動通信システムは、交換局50と、交換局50に収容
される基地局51〜53と、移動機54とを有してい
る。図17において、51aは基地局51のエリアであ
り、52aは基地局52のエリアであり、53aは基地
局53のエリアである。また、A地点に存在する移動機
54は符号54−Aにて示され、B地点に存在する移動
機54は符号54−Bにて示され、C地点に存在する移
動機54は符号54−Cにて示されている。なお、図1
6には図示されていないが、本移動通信システムは、基
地局51〜53と同様に交換局50に収容される基地局
55をさらに有しており、55aは基地局55のエリア
である。
移動通信システムは、交換局50と、交換局50に収容
される基地局51〜53と、移動機54とを有してい
る。図17において、51aは基地局51のエリアであ
り、52aは基地局52のエリアであり、53aは基地
局53のエリアである。また、A地点に存在する移動機
54は符号54−Aにて示され、B地点に存在する移動
機54は符号54−Bにて示され、C地点に存在する移
動機54は符号54−Cにて示されている。なお、図1
6には図示されていないが、本移動通信システムは、基
地局51〜53と同様に交換局50に収容される基地局
55をさらに有しており、55aは基地局55のエリア
である。
【0025】図16及び17に示したCDMA方式の移
動通信システムでは、DHO(ダイバシティハンドオー
バ)と呼ばれるハンドオーバ方式を使用しており、ハン
ドオーバ元セル・セクタとの通信チャネルを解放する前
に、ハンドオーバ先セル・セクタとの通信チャネルを設
定する。すなわち、移動機は複数のセル・セクタと複数
の通信チャネルを同時に設定し通信を行う、換言すれ
ば、複数の基地局と移動機が無線により同時に接続され
通信を行う。また、このように、複数の基地局と移動機
が無線により同時に接続されるのは通話中に限られるも
のではなく、通話中以外のとき、例えば移動機が待ち受
け状態にあるとき、制御情報の通信の際にも、複数の基
地局と移動機が無線により同時に接続される(サイトダ
イバシティ、またはマクロダイバシティ)。
動通信システムでは、DHO(ダイバシティハンドオー
バ)と呼ばれるハンドオーバ方式を使用しており、ハン
ドオーバ元セル・セクタとの通信チャネルを解放する前
に、ハンドオーバ先セル・セクタとの通信チャネルを設
定する。すなわち、移動機は複数のセル・セクタと複数
の通信チャネルを同時に設定し通信を行う、換言すれ
ば、複数の基地局と移動機が無線により同時に接続され
通信を行う。また、このように、複数の基地局と移動機
が無線により同時に接続されるのは通話中に限られるも
のではなく、通話中以外のとき、例えば移動機が待ち受
け状態にあるとき、制御情報の通信の際にも、複数の基
地局と移動機が無線により同時に接続される(サイトダ
イバシティ、またはマクロダイバシティ)。
【0026】図19は移動機の位置とその位置に存在す
る移動機が通信を行う基地局とを示した図であり、図1
6〜図18と同等部分は同一符号にて示している。図1
7〜図19において、基地局51のエリア51a内のA
地点に存在する移動機54−Aは、基地局51と通信を
行う。また、エリア51aと基地局52のエリア52a
と基地局53のエリア53aとがオーバーラップしてい
るエリア内のB地点に存在する移動機54−Bは、基地
局51,52及び53と無線により同時に接続され通信
を行う。また、エリア52aとエリア53aと基地局5
5のエリア55aとがオーバーラップしているエリア内
のC地点に存在する移動機54−Cは、基地局52,5
3及び55と無線により同時に接続され通信を行う。
る移動機が通信を行う基地局とを示した図であり、図1
6〜図18と同等部分は同一符号にて示している。図1
7〜図19において、基地局51のエリア51a内のA
地点に存在する移動機54−Aは、基地局51と通信を
行う。また、エリア51aと基地局52のエリア52a
と基地局53のエリア53aとがオーバーラップしてい
るエリア内のB地点に存在する移動機54−Bは、基地
局51,52及び53と無線により同時に接続され通信
を行う。また、エリア52aとエリア53aと基地局5
5のエリア55aとがオーバーラップしているエリア内
のC地点に存在する移動機54−Cは、基地局52,5
3及び55と無線により同時に接続され通信を行う。
【0027】ここで、B地点に存在する移動機54−B
について考えてみると(特に図18参照)、移動機54
−Bは、上述のように、無線を使用し、基地局51,5
2及び53と同時に通信を行っている。移動機54−B
と通信を行っている基地局51,52及び53は、移動
機54−Bから受信した信号を基地局51,52及び5
3に接続された交換局50に送信する。
について考えてみると(特に図18参照)、移動機54
−Bは、上述のように、無線を使用し、基地局51,5
2及び53と同時に通信を行っている。移動機54−B
と通信を行っている基地局51,52及び53は、移動
機54−Bから受信した信号を基地局51,52及び5
3に接続された交換局50に送信する。
【0028】また、基地局51,52及び53の各々
は、交換局50から自局に送信された信号を無線を用い
て移動機54−Bへ送信し、B地点に存在する移動機5
4−Bは、基地局51,52及び53から送信された信
号を受信する。移動機54−Bは、基地局51,52及
び53からの信号を受信し、その各々の受信信号を基に
各無線区間の遅延時間(伝搬時間)を計測することがで
きる。
は、交換局50から自局に送信された信号を無線を用い
て移動機54−Bへ送信し、B地点に存在する移動機5
4−Bは、基地局51,52及び53から送信された信
号を受信する。移動機54−Bは、基地局51,52及
び53からの信号を受信し、その各々の受信信号を基に
各無線区間の遅延時間(伝搬時間)を計測することがで
きる。
【0029】すなわち、移動機54−Bは、自局と基地
局51間の電波の伝搬時間、自局と基地局52間の電波
の伝搬時間及び自局と基地局53間の電波の伝搬時間を
それぞれ求めることができる。このような電波の伝搬時
間の算出は、移動機54に限られるものではなく、基地
局51,52及び53が算出することもできることは勿
論である。
局51間の電波の伝搬時間、自局と基地局52間の電波
の伝搬時間及び自局と基地局53間の電波の伝搬時間を
それぞれ求めることができる。このような電波の伝搬時
間の算出は、移動機54に限られるものではなく、基地
局51,52及び53が算出することもできることは勿
論である。
【0030】以下に、本発明の実施例について図面を用
いて説明する。図1及び図2は本発明の第1の実施例に
よる移動通信システムの構成を示す図であり、両図にお
いて同等部分は同一符号にて示している。図1におい
て、本発明の第1の実施例による移動通信システムは、
CDMA方式を採用しており、交換局10と、交換局1
0に収容される基地局21〜23と、移動機(移動局)
30とを有している。交換局10は、基地局21〜23
を収容する交換部11と、後述するZエリア(発着信規
制エリア)の情報を保持すると共に移動機30の位置を
算出する位置情報制御部12とを有している。
いて説明する。図1及び図2は本発明の第1の実施例に
よる移動通信システムの構成を示す図であり、両図にお
いて同等部分は同一符号にて示している。図1におい
て、本発明の第1の実施例による移動通信システムは、
CDMA方式を採用しており、交換局10と、交換局1
0に収容される基地局21〜23と、移動機(移動局)
30とを有している。交換局10は、基地局21〜23
を収容する交換部11と、後述するZエリア(発着信規
制エリア)の情報を保持すると共に移動機30の位置を
算出する位置情報制御部12とを有している。
【0031】図2において、基地局21は、基地局21
が発信する電波が移動機30に届く範囲である基地局2
1のエリア21aを持っている。また、基地局22も、
基地局22が発信する電波が移動機30に届く範囲であ
る基地局22のエリア22aを持っており、基地局23
も、基地局23が発信する電波が移動機30に届く範囲
である基地局23のエリア23aを持っている。
が発信する電波が移動機30に届く範囲である基地局2
1のエリア21aを持っている。また、基地局22も、
基地局22が発信する電波が移動機30に届く範囲であ
る基地局22のエリア22aを持っており、基地局23
も、基地局23が発信する電波が移動機30に届く範囲
である基地局23のエリア23aを持っている。
【0032】そして、移動機30は、自局が存在してい
るエリア21a,22aまたは23aに対応する基地局
21,22または23から送信された電波を受信し、ま
た、対応する基地局21,22または23に電波を送信
することが可能な構成となっている。また、各基地局2
1〜23は、自局のエリアに存在する移動機30から送
信された電波を受信することが可能な構成となってい
る。
るエリア21a,22aまたは23aに対応する基地局
21,22または23から送信された電波を受信し、ま
た、対応する基地局21,22または23に電波を送信
することが可能な構成となっている。また、各基地局2
1〜23は、自局のエリアに存在する移動機30から送
信された電波を受信することが可能な構成となってい
る。
【0033】なお、基地局21のエリア21a,基地局
22のエリア22a及び基地局23のエリア23aが重
なり合ったエリア(以下、オーバーラップエリアと称
す)内のB地点に存在する移動機30は、符号30−B
にて示されており、オーバーラップエリア内に設定され
た後述するZエリア(発着信規制エリア)40内のZ地
点に存在する移動機30は、符号30−Zにて示されて
いる。
22のエリア22a及び基地局23のエリア23aが重
なり合ったエリア(以下、オーバーラップエリアと称
す)内のB地点に存在する移動機30は、符号30−B
にて示されており、オーバーラップエリア内に設定され
た後述するZエリア(発着信規制エリア)40内のZ地
点に存在する移動機30は、符号30−Zにて示されて
いる。
【0034】ここで、本発明の第1の実施例による移動
通信システムでは、図16及び17に示した移動通信シ
ステムと同様にDHO方式を使用しているので、通話中
に複数の基地局と移動機が無線により同時に接続される
と共に、通話中以外のとき、例えば移動機が待ち受け状
態にあるとき、制御情報の通信の際にも、複数の基地局
と移動機が無線により同時に接続される。したがって、
B地点に存在する移動機30−B及びZ地点に存在する
移動機30−Zは、基地局21,基地局22及び基地局
23と無線により同時に接続され通信を行う。
通信システムでは、図16及び17に示した移動通信シ
ステムと同様にDHO方式を使用しているので、通話中
に複数の基地局と移動機が無線により同時に接続される
と共に、通話中以外のとき、例えば移動機が待ち受け状
態にあるとき、制御情報の通信の際にも、複数の基地局
と移動機が無線により同時に接続される。したがって、
B地点に存在する移動機30−B及びZ地点に存在する
移動機30−Zは、基地局21,基地局22及び基地局
23と無線により同時に接続され通信を行う。
【0035】オーバーラップエリア内には、移動機30
の発着信を規制したい地域であるZエリア40が設定さ
れており、後述するように、Zエリア40内に存在する
移動機30については、移動機30からの発信及び移動
機30への着信が規制される。したがって、移動機30
−BはZエリア40の外に存在するので、他の移動機等
との通信・通話が可能であるが、移動機30−ZはZエ
リア40内に存在しているので、移動機30−Zの発着
信が規制されることになる。
の発着信を規制したい地域であるZエリア40が設定さ
れており、後述するように、Zエリア40内に存在する
移動機30については、移動機30からの発信及び移動
機30への着信が規制される。したがって、移動機30
−BはZエリア40の外に存在するので、他の移動機等
との通信・通話が可能であるが、移動機30−ZはZエ
リア40内に存在しているので、移動機30−Zの発着
信が規制されることになる。
【0036】図1及び2において、オーバーラップエリ
ア内の移動機30は、基地局21,基地局22及び基地
局23と無線により同時に接続され通信を行う。移動機
30は、図16及び17に示した移動通信システムにお
ける移動機54と同様に、自局と通信を行っている基地
局21,22及び23から無線により送信された信号を
受信し、その各々の受信信号を基に各無線区間の遅延時
間(伝搬時間)を計測することができる。
ア内の移動機30は、基地局21,基地局22及び基地
局23と無線により同時に接続され通信を行う。移動機
30は、図16及び17に示した移動通信システムにお
ける移動機54と同様に、自局と通信を行っている基地
局21,22及び23から無線により送信された信号を
受信し、その各々の受信信号を基に各無線区間の遅延時
間(伝搬時間)を計測することができる。
【0037】ここで、本発明の実施例による移動通信シ
ステムではシステム全体が同期できる仕組みを持ってい
る。すなわち、本システムに存在する基地局21,22
及び23間で、拡散コードのタイミングレベル(チップ
レベル)で同期をとることができる。したがって、複数
の基地局21,22及び23から同期をとって電波が送
信される。そこで、各基地局21,22及び23の送信
タイミングを移動機30に予め教えておくことにより、
移動機30は、受信した電波がどの程度遅れているかを
判断できるので、電波の遅延時間を計測することができ
る。なお、電波遅延時間の測定方法については、3GP
P(3rd Generation Partnership Project)に様々
な方法が規定されており(3GPP TS 25.215 v3.5.0 , 3G
PP TS 25.305 v5.0.0)、本発明に適用できる電波遅延
時間の測定方法は上述した方法に限定されるものではな
い。
ステムではシステム全体が同期できる仕組みを持ってい
る。すなわち、本システムに存在する基地局21,22
及び23間で、拡散コードのタイミングレベル(チップ
レベル)で同期をとることができる。したがって、複数
の基地局21,22及び23から同期をとって電波が送
信される。そこで、各基地局21,22及び23の送信
タイミングを移動機30に予め教えておくことにより、
移動機30は、受信した電波がどの程度遅れているかを
判断できるので、電波の遅延時間を計測することができ
る。なお、電波遅延時間の測定方法については、3GP
P(3rd Generation Partnership Project)に様々
な方法が規定されており(3GPP TS 25.215 v3.5.0 , 3G
PP TS 25.305 v5.0.0)、本発明に適用できる電波遅延
時間の測定方法は上述した方法に限定されるものではな
い。
【0038】移動機30は、計測した自局と基地局21
間の電波の遅延時間情報を基地局21へ送信し、計測し
た自局と基地局22間の電波の遅延時間情報を基地局2
2へ送信し、計測した自局と基地局23間の電波の遅延
時間情報を基地局23へ送信する。
間の電波の遅延時間情報を基地局21へ送信し、計測し
た自局と基地局22間の電波の遅延時間情報を基地局2
2へ送信し、計測した自局と基地局23間の電波の遅延
時間情報を基地局23へ送信する。
【0039】基地局21,22及び23は、交換局10
の交換部11から受信した信号を移動機30に無線を利
用して送信し、移動機30から無線で受信した信号を有
線に変換して交換部11に送信する。したがって、移動
機30から送信された遅延時間情報の各々は、各基地局
21,22及び23を介して交換部11に通知されるこ
とになる。
の交換部11から受信した信号を移動機30に無線を利
用して送信し、移動機30から無線で受信した信号を有
線に変換して交換部11に送信する。したがって、移動
機30から送信された遅延時間情報の各々は、各基地局
21,22及び23を介して交換部11に通知されるこ
とになる。
【0040】交換局10の交換部11は、基地局21,
22及び23と通信を行うものであり、また、基地局2
1,22及び23から送信された遅延時間情報を受信す
ると、受信した遅延時間情報を位置情報制御部12へ送
信する。
22及び23と通信を行うものであり、また、基地局2
1,22及び23から送信された遅延時間情報を受信す
ると、受信した遅延時間情報を位置情報制御部12へ送
信する。
【0041】交換局10の位置情報制御部12は、受信
した遅延時間情報の各々を基に、基地局21から移動機
30までの距離,基地局22から移動機30までの距離
及び基地局23から移動機30までの距離を算出し、そ
れらの距離を移動機30の位置情報として保持する。ま
た、位置情報制御部12には、基地局21,22及び2
3の各々からZエリア40の境界までの距離として表さ
れるZエリア40の区間情報が予め登録されている。
した遅延時間情報の各々を基に、基地局21から移動機
30までの距離,基地局22から移動機30までの距離
及び基地局23から移動機30までの距離を算出し、そ
れらの距離を移動機30の位置情報として保持する。ま
た、位置情報制御部12には、基地局21,22及び2
3の各々からZエリア40の境界までの距離として表さ
れるZエリア40の区間情報が予め登録されている。
【0042】図3はZエリア40の区間情報について説
明するための図であり、図2と同等部分は同一符号にて
示している。図2及び3において、Zエリア40の区間
情報は、基地局21からZエリア40の境界上のK点ま
での距離(以下、距離21−Kと称す)、基地局21か
らZエリア40の境界上のL点までの距離(以下、距離
21−Lと称す)、基地局22からZエリア40の境界
上のM点までの距離(以下、距離22−Mと称す)、基
地局22からZエリア40の境界上のN点までの距離
(以下、距離22−Nと称す)、基地局23からZエリ
ア40の境界上のO点までの距離(以下、距離23−O
と称す)及び基地局23からZエリア40の境界上のP
点までの距離(以下、距離23−Pと称す)として、図
1に示した位置情報制御部12に格納されている。
明するための図であり、図2と同等部分は同一符号にて
示している。図2及び3において、Zエリア40の区間
情報は、基地局21からZエリア40の境界上のK点ま
での距離(以下、距離21−Kと称す)、基地局21か
らZエリア40の境界上のL点までの距離(以下、距離
21−Lと称す)、基地局22からZエリア40の境界
上のM点までの距離(以下、距離22−Mと称す)、基
地局22からZエリア40の境界上のN点までの距離
(以下、距離22−Nと称す)、基地局23からZエリ
ア40の境界上のO点までの距離(以下、距離23−O
と称す)及び基地局23からZエリア40の境界上のP
点までの距離(以下、距離23−Pと称す)として、図
1に示した位置情報制御部12に格納されている。
【0043】すなわち、Zエリア40の区間は、距離2
1−K<Zエリア40<距離21−L、距離22−M<
Zエリア40<距離22−N及び距離23−O<Zエリ
ア40<距離23−Pであるので、距離21−K<基地
局21から移動機30までの距離<距離21−Lであ
り、かつ、距離22−M<基地局22から移動機30ま
での距離<距離22−Nであり、かつ、距離23−O<
基地局23から移動機30までの距離<距離23−Pで
あれば、移動機30がZエリア40内に存在していると
判断することが可能となる。
1−K<Zエリア40<距離21−L、距離22−M<
Zエリア40<距離22−N及び距離23−O<Zエリ
ア40<距離23−Pであるので、距離21−K<基地
局21から移動機30までの距離<距離21−Lであ
り、かつ、距離22−M<基地局22から移動機30ま
での距離<距離22−Nであり、かつ、距離23−O<
基地局23から移動機30までの距離<距離23−Pで
あれば、移動機30がZエリア40内に存在していると
判断することが可能となる。
【0044】なお、図2及び3に示したZエリア40は
任意に設定することができ、複数エリア設定してもよ
い。また、移動機30単位にZエリア40を設定するこ
とも可能である。
任意に設定することができ、複数エリア設定してもよ
い。また、移動機30単位にZエリア40を設定するこ
とも可能である。
【0045】図1及び2において、交換部11は、位置
情報制御部12に保持されているZエリア40の区間情
報及び移動機30の位置情報を基に、移動機30がZエ
リア40内に存在しているか否かを判断し、移動機30
がZエリア40内に存在する場合、移動機30の発着信
を規制する。
情報制御部12に保持されているZエリア40の区間情
報及び移動機30の位置情報を基に、移動機30がZエ
リア40内に存在しているか否かを判断し、移動機30
がZエリア40内に存在する場合、移動機30の発着信
を規制する。
【0046】すなわち、交換部11は、一般電話や携帯
端末等から移動機30に対して発信がある場合、通常、
移動機30に基地局21,22及び23経由で呼び出し
信号を送信するが、Zエリア40内に存在する移動機3
0−Zに対して一般電話や携帯端末等から発信がある場
合は、呼び出し信号を送信しないようにすることで、移
動機30−Zに対する着信を規制する。
端末等から移動機30に対して発信がある場合、通常、
移動機30に基地局21,22及び23経由で呼び出し
信号を送信するが、Zエリア40内に存在する移動機3
0−Zに対して一般電話や携帯端末等から発信がある場
合は、呼び出し信号を送信しないようにすることで、移
動機30−Zに対する着信を規制する。
【0047】また、交換部11は、移動機30が発呼し
た場合、通常、その発呼を受け付けて移動機30と発呼
先との間で通信可能となるよう交換動作を行うが、Zエ
リア40内に存在する移動機30−Zが発呼した場合
は、その発呼を受け付けることを中止することで、移動
機30−Zからの発信を規制する。
た場合、通常、その発呼を受け付けて移動機30と発呼
先との間で通信可能となるよう交換動作を行うが、Zエ
リア40内に存在する移動機30−Zが発呼した場合
は、その発呼を受け付けることを中止することで、移動
機30−Zからの発信を規制する。
【0048】次に、本発明の第1の実施例による移動通
信システムの動作について図面を用いて説明する。図4
は図1及び2の移動機の動作を示すフローチャートであ
る。図1,2及び4において、オーバラップエリア内の
移動機30は待ち受け中であり、自局が基地局21,2
2及び23と無線により接続されていると認識すると、
すなわちサイトダイバシティ受信中であると(ステップ
A1,Yes)、基地局21,22及び23の各々から
の電波の遅延時間を計測する(ステップA2)。そし
て、移動機30は、基地局21からの電波の遅延時間情
報を基地局21へ送信し、基地局22からの電波の遅延
時間情報を基地局22へ送信し、基地局23からの電波
の遅延時間情報を基地局23へ送信する(ステップA
3)。
信システムの動作について図面を用いて説明する。図4
は図1及び2の移動機の動作を示すフローチャートであ
る。図1,2及び4において、オーバラップエリア内の
移動機30は待ち受け中であり、自局が基地局21,2
2及び23と無線により接続されていると認識すると、
すなわちサイトダイバシティ受信中であると(ステップ
A1,Yes)、基地局21,22及び23の各々から
の電波の遅延時間を計測する(ステップA2)。そし
て、移動機30は、基地局21からの電波の遅延時間情
報を基地局21へ送信し、基地局22からの電波の遅延
時間情報を基地局22へ送信し、基地局23からの電波
の遅延時間情報を基地局23へ送信する(ステップA
3)。
【0049】図5は図1及び2の各基地局の動作を示す
フローチャートである。図1,2及び5において、各基
地局21,22及び23は、移動機30から遅延時間情
報を受信すると(ステップB1,Yes)、受信した遅
延時間情報を交換局10の交換部11へ送信する(ステ
ップB2)。
フローチャートである。図1,2及び5において、各基
地局21,22及び23は、移動機30から遅延時間情
報を受信すると(ステップB1,Yes)、受信した遅
延時間情報を交換局10の交換部11へ送信する(ステ
ップB2)。
【0050】図6は図1の交換部の動作を示すフローチ
ャートであり、図7は図1の位置情報制御部の動作を示
すフローチャートである。図1,2,6及び7におい
て、交換部11は、各基地局21,22及び23から遅
延時間情報を受信すると(図6のステップC1,Ye
s)、受信した各遅延時間情報を位置情報制御部12へ
出力する(図6のステップC2)。
ャートであり、図7は図1の位置情報制御部の動作を示
すフローチャートである。図1,2,6及び7におい
て、交換部11は、各基地局21,22及び23から遅
延時間情報を受信すると(図6のステップC1,Ye
s)、受信した各遅延時間情報を位置情報制御部12へ
出力する(図6のステップC2)。
【0051】位置情報制御部12は、交換部11から各
遅延時間情報を受信すると(図7のステップD1,Ye
s)、受信した各遅延時間情報を基に、基地局21から
移動機30までの距離,基地局22から移動機30まで
の距離及び基地局23から移動機30までの距離を算出
し、それらの距離を移動機30の位置情報として保持す
る(図7のステップD2)。
遅延時間情報を受信すると(図7のステップD1,Ye
s)、受信した各遅延時間情報を基に、基地局21から
移動機30までの距離,基地局22から移動機30まで
の距離及び基地局23から移動機30までの距離を算出
し、それらの距離を移動機30の位置情報として保持す
る(図7のステップD2)。
【0052】図6のステップC3において、交換部11
は、移動機30への着信または移動機30からの発呼を
検出すると(図6のステップC3,Yes)、位置情報
制御部12が保持する移動機30の位置情報及びZエリ
ア40の区間情報を位置情報制御部12に対して要求す
る(図6のステップC4)。
は、移動機30への着信または移動機30からの発呼を
検出すると(図6のステップC3,Yes)、位置情報
制御部12が保持する移動機30の位置情報及びZエリ
ア40の区間情報を位置情報制御部12に対して要求す
る(図6のステップC4)。
【0053】図7のステップD3において、位置情報制
御部12は、交換部11からの移動機30の位置情報及
びZエリア40の区間情報の要求を検出すると(図7の
ステップD3,Yes)、保持する移動機30の位置情
報及びZエリア40の区間情報を交換部11へ出力する
(図7のステップD4)。
御部12は、交換部11からの移動機30の位置情報及
びZエリア40の区間情報の要求を検出すると(図7の
ステップD3,Yes)、保持する移動機30の位置情
報及びZエリア40の区間情報を交換部11へ出力する
(図7のステップD4)。
【0054】図6のステップC5において、交換部11
は、位置情報制御部12から受信した移動機30の位置
情報及びZエリア40の区間情報を基に、移動機30が
Zエリア40内に存在しているか否かを判断する。交換
部11は、移動機30がZエリア40内に存在している
と判断すると(図6のステップC5,Yes)、図6の
ステップC3において移動機への着信を検出しているの
であれば移動機30へ呼び出し信号を送信しないように
し、また、移動機30からの発呼を検出していいるので
あればその発呼を受け付けないようにすることで、移動
機30の発着信を規制する(図6のステップC6)。
は、位置情報制御部12から受信した移動機30の位置
情報及びZエリア40の区間情報を基に、移動機30が
Zエリア40内に存在しているか否かを判断する。交換
部11は、移動機30がZエリア40内に存在している
と判断すると(図6のステップC5,Yes)、図6の
ステップC3において移動機への着信を検出しているの
であれば移動機30へ呼び出し信号を送信しないように
し、また、移動機30からの発呼を検出していいるので
あればその発呼を受け付けないようにすることで、移動
機30の発着信を規制する(図6のステップC6)。
【0055】このように、移動機30の発着信を規制し
たい区間を位置情報制御部12に登録しておき、移動機
30と複数の基地局21,22及び23とが無線により
同時に接続されることを利用して、すなわち、サイトダ
イバシティを利用して移動機30の位置を特定すること
により、その区間内に存在する移動機30に対して、発
信・着信の規制を与えることができる。これは、イベン
ト会場等で携帯電話等による通話を行わせたくない場合
に有効である。
たい区間を位置情報制御部12に登録しておき、移動機
30と複数の基地局21,22及び23とが無線により
同時に接続されることを利用して、すなわち、サイトダ
イバシティを利用して移動機30の位置を特定すること
により、その区間内に存在する移動機30に対して、発
信・着信の規制を与えることができる。これは、イベン
ト会場等で携帯電話等による通話を行わせたくない場合
に有効である。
【0056】次に、本発明の第2の実施例による移動通
信システムについて図面を用いて説明する。本発明の第
2の実施例による移動通信システムの基本的構成は、本
発明の第1の実施例による移動通信システムと同様であ
るが、本発明の第1の実施例による移動通信システムで
は、交換局10の交換部11が移動機30への呼び出し
信号を送信しないようにしたり、移動機30からの発呼
を受け付けないようにすることで、Zエリア40内の移
動機30の発着信を規制していたが、本発明の第2の実
施例による移動通信システムでは、交換部11の制御に
よりZエリア40内の移動機30が自局の発着信を規制
するようにしている。
信システムについて図面を用いて説明する。本発明の第
2の実施例による移動通信システムの基本的構成は、本
発明の第1の実施例による移動通信システムと同様であ
るが、本発明の第1の実施例による移動通信システムで
は、交換局10の交換部11が移動機30への呼び出し
信号を送信しないようにしたり、移動機30からの発呼
を受け付けないようにすることで、Zエリア40内の移
動機30の発着信を規制していたが、本発明の第2の実
施例による移動通信システムでは、交換部11の制御に
よりZエリア40内の移動機30が自局の発着信を規制
するようにしている。
【0057】すなわち、図1及び2において、移動機3
0−Bがオーバーラップエリア内を移動し、Zエリア4
0内のZ地点に移動した場合、交換部11は、移動機3
0−Zに対して発着信禁止信号を送信する。そして、交
換部11は、一般電話や携帯端末等から移動機30−Z
に対して発信がある場合、移動機30−Zに基地局2
1,22及び23経由で呼び出し信号を送信するが、発
着信禁止信号を受信した移動機30−Zは、この呼び出
し信号を受け付けないようにすることで、自局への着信
を禁止する。また、発着信禁止信号を受信した移動機3
0−Zは自局からの発信を禁止する。
0−Bがオーバーラップエリア内を移動し、Zエリア4
0内のZ地点に移動した場合、交換部11は、移動機3
0−Zに対して発着信禁止信号を送信する。そして、交
換部11は、一般電話や携帯端末等から移動機30−Z
に対して発信がある場合、移動機30−Zに基地局2
1,22及び23経由で呼び出し信号を送信するが、発
着信禁止信号を受信した移動機30−Zは、この呼び出
し信号を受け付けないようにすることで、自局への着信
を禁止する。また、発着信禁止信号を受信した移動機3
0−Zは自局からの発信を禁止する。
【0058】また、移動機30−Zが移動して、オーバ
ーラップエリア内のB地点に移動した場合、交換部11
は、移動機30−Bに対して発着信禁止解除信号を送信
する。発着信禁止解除信号を受信した移動機30−B
は、その後、一般電話や携帯端末等から移動機30−B
に対して発信があり、交換部11から呼び出し信号が送
信された場合、この呼び出し信号を受け付けるようにす
ることで、自局への着信規制を解除する。また、移動機
30−Bからの発信についても、その規制を解除して正
常に行うことができるようにする。
ーラップエリア内のB地点に移動した場合、交換部11
は、移動機30−Bに対して発着信禁止解除信号を送信
する。発着信禁止解除信号を受信した移動機30−B
は、その後、一般電話や携帯端末等から移動機30−B
に対して発信があり、交換部11から呼び出し信号が送
信された場合、この呼び出し信号を受け付けるようにす
ることで、自局への着信規制を解除する。また、移動機
30−Bからの発信についても、その規制を解除して正
常に行うことができるようにする。
【0059】図8は本発明の第2の実施例における図1
及び2の移動機の動作を示すフローチャートであり、図
9は本発明の第2の実施例における図1及び2の各基地
局の動作を示すフローチャートであり、図10は本発明
の第2の実施例における図1の交換部の動作を示すフロ
ーチャートであり、図11は本発明の第2の実施例にお
ける図1の位置情報制御部の動作を示すフローチャート
である。
及び2の移動機の動作を示すフローチャートであり、図
9は本発明の第2の実施例における図1及び2の各基地
局の動作を示すフローチャートであり、図10は本発明
の第2の実施例における図1の交換部の動作を示すフロ
ーチャートであり、図11は本発明の第2の実施例にお
ける図1の位置情報制御部の動作を示すフローチャート
である。
【0060】図1,2及び8〜11において、移動機3
0は、自局が基地局21,22及び23と無線により接
続されていると認識すると(図8のステップE1,Ye
s)、基地局21,22及び23の各々からの電波の遅
延時間を計測する(図8のステップE2)。そして、移
動機30は、基地局21からの電波の遅延時間情報を基
地局21へ送信し、基地局22からの電波の遅延時間情
報を基地局22へ送信し、基地局23からの電波の遅延
時間情報を基地局23へ送信する(図8のステップE
3)。
0は、自局が基地局21,22及び23と無線により接
続されていると認識すると(図8のステップE1,Ye
s)、基地局21,22及び23の各々からの電波の遅
延時間を計測する(図8のステップE2)。そして、移
動機30は、基地局21からの電波の遅延時間情報を基
地局21へ送信し、基地局22からの電波の遅延時間情
報を基地局22へ送信し、基地局23からの電波の遅延
時間情報を基地局23へ送信する(図8のステップE
3)。
【0061】各基地局21,22及び23は、移動機3
0から遅延時間情報を受信すると(図9のステップF
1,Yes)、受信した遅延時間情報を交換局の交換部
11へ送信する(図9のステップF2)。交換部11
は、各基地局21,22及び23から遅延時間情報を受
信すると(図10のステップG1,Yes)、受信した
各遅延時間情報を位置情報制御部12へ出力すると共
に、位置情報制御部12に対してZエリアの区間情報及
び移動機30の位置情報を要求する(図10のステップ
G2)。
0から遅延時間情報を受信すると(図9のステップF
1,Yes)、受信した遅延時間情報を交換局の交換部
11へ送信する(図9のステップF2)。交換部11
は、各基地局21,22及び23から遅延時間情報を受
信すると(図10のステップG1,Yes)、受信した
各遅延時間情報を位置情報制御部12へ出力すると共
に、位置情報制御部12に対してZエリアの区間情報及
び移動機30の位置情報を要求する(図10のステップ
G2)。
【0062】位置情報制御部12は、交換部11から各
遅延時間情報を受信すると(図11のステップH1,Y
es)、受信した各遅延時間情報を基に、基地局21か
ら移動機30までの距離,基地局22から移動機30ま
での距離及び基地局23から移動機30までの距離を算
出し、それらの距離を移動機30の位置情報として保持
する(図11のステップH2)。そして、位置情報制御
部12は、図10のステップG2において交換部11か
らZエリアの区間情報及び移動機30の位置情報を要求
されているので、保持するZエリアの区間情報及び移動
機30の位置情報を交換部11へ出力する(図11のス
テップH3)。
遅延時間情報を受信すると(図11のステップH1,Y
es)、受信した各遅延時間情報を基に、基地局21か
ら移動機30までの距離,基地局22から移動機30ま
での距離及び基地局23から移動機30までの距離を算
出し、それらの距離を移動機30の位置情報として保持
する(図11のステップH2)。そして、位置情報制御
部12は、図10のステップG2において交換部11か
らZエリアの区間情報及び移動機30の位置情報を要求
されているので、保持するZエリアの区間情報及び移動
機30の位置情報を交換部11へ出力する(図11のス
テップH3)。
【0063】図10のステップG3において、交換部1
1は、位置情報制御部12から受信した移動機30の位
置情報及びZエリア40の区間情報を基に、移動機30
がZエリア40内に存在しているか否かを判断する。交
換部11は、移動機30がZエリア40内に存在してい
ると判断すると(図10のステップG3,Yes)、移
動機30の発着信を規制するための発着信禁止信号を各
基地局21,22及び23へ送信する(図10のステッ
プG4)。
1は、位置情報制御部12から受信した移動機30の位
置情報及びZエリア40の区間情報を基に、移動機30
がZエリア40内に存在しているか否かを判断する。交
換部11は、移動機30がZエリア40内に存在してい
ると判断すると(図10のステップG3,Yes)、移
動機30の発着信を規制するための発着信禁止信号を各
基地局21,22及び23へ送信する(図10のステッ
プG4)。
【0064】図9のステップF3において、各基地局2
1,22及び23は、交換部11から発着信禁止信号を
受信すると(図9のステップF3,Yes)、受信した
発着信禁止信号を移動機30へ送信する(図9のステッ
プF4)。図8のステップE4において、移動機30
は、交換部11から各基地局21,22及び23を経て
受信した信号が発着信禁止信号であるので(図8のステ
ップE4,発着信禁止信号)、発着信禁止信号に応答し
て、以降、自局の発着信を禁止する(図8のステップE
5)。
1,22及び23は、交換部11から発着信禁止信号を
受信すると(図9のステップF3,Yes)、受信した
発着信禁止信号を移動機30へ送信する(図9のステッ
プF4)。図8のステップE4において、移動機30
は、交換部11から各基地局21,22及び23を経て
受信した信号が発着信禁止信号であるので(図8のステ
ップE4,発着信禁止信号)、発着信禁止信号に応答し
て、以降、自局の発着信を禁止する(図8のステップE
5)。
【0065】また、図10のステップG3において、交
換部11は、移動機30がZエリア40の外に存在して
いると判断すると(図10のステップG3,No)、移
動機30の発着信規制を解除するための発着信禁止解除
信号を各基地局21,22及び23へ送信する(図10
のステップG5)。図9のステップF3において、各基
地局21,22及び23は、交換部11から発着信禁止
解除信号を受信すると(図9のステップF3,Ye
s)、受信した発着信禁止解除信号を移動機30へ送信
する(図9のステップF4)。
換部11は、移動機30がZエリア40の外に存在して
いると判断すると(図10のステップG3,No)、移
動機30の発着信規制を解除するための発着信禁止解除
信号を各基地局21,22及び23へ送信する(図10
のステップG5)。図9のステップF3において、各基
地局21,22及び23は、交換部11から発着信禁止
解除信号を受信すると(図9のステップF3,Ye
s)、受信した発着信禁止解除信号を移動機30へ送信
する(図9のステップF4)。
【0066】図8のステップE4において、移動機30
は、交換部11から各基地局21,22及び23を経由
して受信した信号が発着信禁止解除信号であるので(図
8のステップE4,発着信禁止解除信号)、発着信禁止
解除信号に応答して自局の発着信規制を解除して、以降
の発着信を正常に行うことができるようにする(図8の
ステップE6)。なお、図8のステップE6において、
移動機30が自局の発着信を規制している状態であれ
ば、上述のようにその規制を解除するが、発着信を規制
している状態ではなく、発着信を正常に行う状態であれ
ば、その状態を維持するようにすればよい。
は、交換部11から各基地局21,22及び23を経由
して受信した信号が発着信禁止解除信号であるので(図
8のステップE4,発着信禁止解除信号)、発着信禁止
解除信号に応答して自局の発着信規制を解除して、以降
の発着信を正常に行うことができるようにする(図8の
ステップE6)。なお、図8のステップE6において、
移動機30が自局の発着信を規制している状態であれ
ば、上述のようにその規制を解除するが、発着信を規制
している状態ではなく、発着信を正常に行う状態であれ
ば、その状態を維持するようにすればよい。
【0067】このように、本発明の第2の実施例による
移動通信システムでは、本発明の第1の実施例のよう
に、Zエリア40内に存在する移動機30に対する発着
信規制を移動機30に対する発信、着信ごとに行うので
はなく、Zエリア40内に移動した移動機30に発着信
禁止信号を送信し、移動機30自身が発着信規制を実施
するようにしているので、交換局10の交換部11の負
荷を低減することができる。
移動通信システムでは、本発明の第1の実施例のよう
に、Zエリア40内に存在する移動機30に対する発着
信規制を移動機30に対する発信、着信ごとに行うので
はなく、Zエリア40内に移動した移動機30に発着信
禁止信号を送信し、移動機30自身が発着信規制を実施
するようにしているので、交換局10の交換部11の負
荷を低減することができる。
【0068】次に、本発明の第3の実施例による移動通
信システムについて図面を用いて説明する。本発明の第
3の実施例による移動通信システムの基本的構成は、本
発明の第1の実施例による移動通信システムと同様であ
るが、本発明の第1の実施例による移動通信システムで
は、交換局10の交換部11が移動機30の位置とZエ
リア40の区間とを比較することで、Zエリア40内の
移動機30の発着信を規制していたが、本発明の第3の
実施例による移動通信システムでは、移動機30が自局
の位置とZエリア40の区間とを比較して、Zエリア4
0内の自局の発着信を規制するようにしている。
信システムについて図面を用いて説明する。本発明の第
3の実施例による移動通信システムの基本的構成は、本
発明の第1の実施例による移動通信システムと同様であ
るが、本発明の第1の実施例による移動通信システムで
は、交換局10の交換部11が移動機30の位置とZエ
リア40の区間とを比較することで、Zエリア40内の
移動機30の発着信を規制していたが、本発明の第3の
実施例による移動通信システムでは、移動機30が自局
の位置とZエリア40の区間とを比較して、Zエリア4
0内の自局の発着信を規制するようにしている。
【0069】すなわち、図1及び2において、交換部1
1は、移動機30に対して、位置情報制御部12が保持
するZエリア40の区間情報及び移動機30の位置情報
を通知する。そして、移動機30は、自局がZエリア4
0内に存在しているか否かを判断し、Zエリア40内に
存在する場合、自局の発着信を規制する。
1は、移動機30に対して、位置情報制御部12が保持
するZエリア40の区間情報及び移動機30の位置情報
を通知する。そして、移動機30は、自局がZエリア4
0内に存在しているか否かを判断し、Zエリア40内に
存在する場合、自局の発着信を規制する。
【0070】図12は本発明の第3の実施例における図
1及び2の移動機の動作を示すフローチャートであり、
図13は本発明の第3の実施例における図1及び2の各
基地局の動作を示すフローチャートであり、図14は本
発明の第3の実施例における図1の交換部の動作を示す
フローチャートであり、図15は本発明の第3の実施例
における図1の位置情報制御部の動作を示すフローチャ
ートである。
1及び2の移動機の動作を示すフローチャートであり、
図13は本発明の第3の実施例における図1及び2の各
基地局の動作を示すフローチャートであり、図14は本
発明の第3の実施例における図1の交換部の動作を示す
フローチャートであり、図15は本発明の第3の実施例
における図1の位置情報制御部の動作を示すフローチャ
ートである。
【0071】図1,2及び12〜15において、移動機
30は、自局が基地局21,22及び23と無線により
接続されていると認識すると(図12のステップI1,
Yes)、基地局21,22及び23の各々からの電波
の遅延時間を計測する(図12のステップI2)。そし
て、移動機30は、基地局21からの電波の遅延時間情
報を基地局21へ送信し、基地局22からの電波の遅延
時間情報を基地局22へ送信し、基地局23からの電波
の遅延時間情報を基地局23へ送信する(図12のステ
ップI3)。
30は、自局が基地局21,22及び23と無線により
接続されていると認識すると(図12のステップI1,
Yes)、基地局21,22及び23の各々からの電波
の遅延時間を計測する(図12のステップI2)。そし
て、移動機30は、基地局21からの電波の遅延時間情
報を基地局21へ送信し、基地局22からの電波の遅延
時間情報を基地局22へ送信し、基地局23からの電波
の遅延時間情報を基地局23へ送信する(図12のステ
ップI3)。
【0072】各基地局21,22及び23は、移動機3
0から遅延時間情報を受信すると(図13のステップJ
1,Yes)、受信した遅延時間情報を交換局10の交
換部11へ送信する(図13のステップJ2)。交換部
11は、各基地局21,22及び23から遅延時間情報
を受信すると(図14のステップK1,Yes)、受信
した各遅延時間情報を位置情報制御部12へ出力すると
共に、位置情報制御部12に対してZエリアの区間情報
及び移動機30の位置情報を要求する(図14のステッ
プK2)。
0から遅延時間情報を受信すると(図13のステップJ
1,Yes)、受信した遅延時間情報を交換局10の交
換部11へ送信する(図13のステップJ2)。交換部
11は、各基地局21,22及び23から遅延時間情報
を受信すると(図14のステップK1,Yes)、受信
した各遅延時間情報を位置情報制御部12へ出力すると
共に、位置情報制御部12に対してZエリアの区間情報
及び移動機30の位置情報を要求する(図14のステッ
プK2)。
【0073】位置情報制御部12は、交換部11から各
遅延時間情報を受信すると(図15のステップL1,Y
es)、受信した各遅延時間情報を基に、基地局21か
ら移動機30までの距離,基地局22から移動機30ま
での距離及び基地局23から移動機30までの距離を算
出し、それらの距離を移動機30の位置情報として保持
する(図15のステップL2)。そして、位置情報制御
部12は、図14のステップK2において交換部11か
らZエリア40の区間情報及び移動機30の位置情報を
要求されているので、保持するZエリア40の区間情報
及び移動機30の位置情報を交換部11へ出力する(図
15のステップL3)。
遅延時間情報を受信すると(図15のステップL1,Y
es)、受信した各遅延時間情報を基に、基地局21か
ら移動機30までの距離,基地局22から移動機30ま
での距離及び基地局23から移動機30までの距離を算
出し、それらの距離を移動機30の位置情報として保持
する(図15のステップL2)。そして、位置情報制御
部12は、図14のステップK2において交換部11か
らZエリア40の区間情報及び移動機30の位置情報を
要求されているので、保持するZエリア40の区間情報
及び移動機30の位置情報を交換部11へ出力する(図
15のステップL3)。
【0074】図14のステップK3において、交換部1
1は、要求した移動機30の位置情報及びZエリア40
の区間情報を受信すると(図14のステップK3,Ye
s)、受信した移動機30の位置情報及びZエリア40
の区間情報を各基地局21,22及び23へ送信する
(図14のステップK4)。
1は、要求した移動機30の位置情報及びZエリア40
の区間情報を受信すると(図14のステップK3,Ye
s)、受信した移動機30の位置情報及びZエリア40
の区間情報を各基地局21,22及び23へ送信する
(図14のステップK4)。
【0075】図13のステップJ3において、各基地局
21,22及び23は、交換部11から移動機30の位
置情報及びZエリア40の区間情報を受信すると(図1
3のステップJ3,Yes)、受信した移動機30の位
置情報及びZエリア40の区間情報を移動機30へ送信
する(図13のステップJ4)。
21,22及び23は、交換部11から移動機30の位
置情報及びZエリア40の区間情報を受信すると(図1
3のステップJ3,Yes)、受信した移動機30の位
置情報及びZエリア40の区間情報を移動機30へ送信
する(図13のステップJ4)。
【0076】図12のステップI4において、移動機3
0は、交換部11から各基地局21,22及び23を経
て移動機30の位置情報及びZエリア40の区間情報を
受信すると(図8のステップI4,Yes)、それらを
基に自局がZエリア40内に存在しているか否かを判断
する(図12のステップI5)。移動機30は、自局が
Zエリア40内に存在していると判断すると(図12の
ステップI5,Yes)、以降の自局の発着信を規制す
る(図12のステップI6)。
0は、交換部11から各基地局21,22及び23を経
て移動機30の位置情報及びZエリア40の区間情報を
受信すると(図8のステップI4,Yes)、それらを
基に自局がZエリア40内に存在しているか否かを判断
する(図12のステップI5)。移動機30は、自局が
Zエリア40内に存在していると判断すると(図12の
ステップI5,Yes)、以降の自局の発着信を規制す
る(図12のステップI6)。
【0077】また、図12のステップI5において、移
動機30は、自局がZエリアの外に存在していると判断
すると(図12のステップI5,No)、自局の発着信
規制を解除して、以降の発着信を正常に行うことができ
るようにする(図12のステップI7)。なお、図12
のステップI7において、移動機30が自局の発着信を
規制している状態であれば、上述のようにその規制を解
除するが、発着信を規制している状態ではなく、発着信
を正常に行う状態であれば、その状態を維持するように
すればよい。
動機30は、自局がZエリアの外に存在していると判断
すると(図12のステップI5,No)、自局の発着信
規制を解除して、以降の発着信を正常に行うことができ
るようにする(図12のステップI7)。なお、図12
のステップI7において、移動機30が自局の発着信を
規制している状態であれば、上述のようにその規制を解
除するが、発着信を規制している状態ではなく、発着信
を正常に行う状態であれば、その状態を維持するように
すればよい。
【0078】このように、本発明の第3の実施例による
移動通信システムでは、本発明の第1の実施例のよう
に、交換部11が移動機30の位置とZエリア40の区
間とを比較して、Zエリア40内に存在する移動機30
に対する発着信規制を移動機30に対する発信、着信ご
とに行うのではなく、移動機30が自局の位置とZエリ
ア40の区間とを比較して、移動機30自身が発着信規
制を実施するようにしているので、交換部11の負荷を
低減することができる。
移動通信システムでは、本発明の第1の実施例のよう
に、交換部11が移動機30の位置とZエリア40の区
間とを比較して、Zエリア40内に存在する移動機30
に対する発着信規制を移動機30に対する発信、着信ご
とに行うのではなく、移動機30が自局の位置とZエリ
ア40の区間とを比較して、移動機30自身が発着信規
制を実施するようにしているので、交換部11の負荷を
低減することができる。
【0079】
【発明の効果】本発明による効果は、より簡便に所望の
地域での通話を規制することができることである。その
理由は、複数の基地局と移動局とが無線により同時に接
続されることを利用することにより、各基地局と移動局
との間の電波の伝搬時間を基に移動局の位置を特定する
ことが可能であるので、無線側のハードウェアを追加す
ることなく、所望の地域における通話を規制することが
できるためである。
地域での通話を規制することができることである。その
理由は、複数の基地局と移動局とが無線により同時に接
続されることを利用することにより、各基地局と移動局
との間の電波の伝搬時間を基に移動局の位置を特定する
ことが可能であるので、無線側のハードウェアを追加す
ることなく、所望の地域における通話を規制することが
できるためである。
【図1】本発明の第1の実施例による移動通信システム
の構成を示す図である。
の構成を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施例による移動通信システム
の構成を示す図である。
の構成を示す図である。
【図3】図2のZエリアの区間情報について説明するた
めの図である。
めの図である。
【図4】図1及び2の移動機の動作を示すフローチャー
トである。
トである。
【図5】図1及び2の各基地局の動作を示すフローチャ
ートである。
ートである。
【図6】図1の交換部の動作を示すフローチャートであ
る。
る。
【図7】図1の位置情報制御部の動作を示すフローチャ
ートである。
ートである。
【図8】本発明の第2の実施例における図1及び2の移
動機の動作を示すフローチャートである。
動機の動作を示すフローチャートである。
【図9】本発明の第2の実施例における図1及び2の各
基地局の動作を示すフローチャートである。
基地局の動作を示すフローチャートである。
【図10】本発明の第2の実施例における図1の交換部
の動作を示すフローチャートである。
の動作を示すフローチャートである。
【図11】本発明の第2の実施例における図1の位置情
報制御部の動作を示すフローチャートである。
報制御部の動作を示すフローチャートである。
【図12】本発明の第3の実施例における図1及び2の
移動機の動作を示すフローチャートである。
移動機の動作を示すフローチャートである。
【図13】本発明の第3の実施例における図1及び2の
各基地局の動作を示すフローチャートである。
各基地局の動作を示すフローチャートである。
【図14】本発明の第3の実施例における図1の交換部
の動作を示すフローチャートである。
の動作を示すフローチャートである。
【図15】本発明の第3の実施例における図1の位置情
報制御部の動作を示すフローチャートである。
報制御部の動作を示すフローチャートである。
【図16】一般的なCDMA方式の移動通信システムの
構成を示す図である。
構成を示す図である。
【図17】一般的なCDMA方式の移動通信システムの
構成を示す図である。
構成を示す図である。
【図18】図16及び17の移動通信システムの動作を
説明するための図である。
説明するための図である。
【図19】図16及び17の移動機の位置とその位置に
存在する移動機が通信を行う基地局とを示した図であ
る。
存在する移動機が通信を行う基地局とを示した図であ
る。
【図20】従来の携帯電話方式の構成を示す図である。
【図21】従来の携帯電話方式の構成を示す図である。
【図22】図20及び21の移動機の位置とその位置に
存在する移動機が通信を行う基地局とを示した図であ
る。
存在する移動機が通信を行う基地局とを示した図であ
る。
【図23】従来の移動通信システムについて説明するた
めの図である。
めの図である。
10,50 交換局
11 交換部
12 位置情報制御部
21〜23,51〜53,55 基地局
21a〜23a,51a〜53a,55a 基地局の
エリア 30,54 移動機 40 Zエリア
エリア 30,54 移動機 40 Zエリア
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
H04B 7/26 109L
Claims (10)
- 【請求項1】 移動局と、その移動局と無線により同時
に接続される複数の基地局と、それら複数の基地局を収
容する交換局とを含む符号分割多元接続方式の移動通信
システムであって、 前記交換局は、前記移動局と前記複数の基地局の各々と
の間の電波の伝搬時間を基に前記移動局の位置を特定す
る位置情報制御部を有し、前記位置情報制御部により特
定された前記移動局の位置に応じて、前記移動局からの
発信及び前記移動局への着信を規制することを特徴とす
る移動通信システム。 - 【請求項2】 前記位置情報制御部は、前記発信及び着
信を規制すべき発着信規制エリアの区間情報を保持し、 前記交換局は、前記発着信規制エリアの区間情報と前記
移動局の位置とを比較し、その比較結果に応じて前記発
信及び着信を規制することを特徴とする請求項1記載の
移動通信システム。 - 【請求項3】 前記交換局は、前記比較結果に応じて前
記移動局に対して発着信禁止信号を送信し、前記移動局
は、前記発着信禁止信号に応答して自局からの発信及び
自局への着信を禁止するようにしたことを特徴とする請
求項2記載の移動通信システム。 - 【請求項4】 移動局と、その移動局と無線により同時
に接続される複数の基地局と、それら複数の基地局を収
容する交換局とを含む符号分割多元接続方式の移動通信
システムであって、 前記交換局は、前記移動局と前記複数の基地局の各々と
の間の電波の伝搬時間を基に前記移動局の位置を特定す
る位置情報制御部を有し、前記位置情報制御部により特
定された前記移動局の位置を前記移動局へ通知し、 前記移動局は、前記交換局より通知された自局の位置に
応じて、自局からの発信及び自局への着信を規制するこ
とを特徴とする移動通信システム。 - 【請求項5】 前記位置情報制御部は、前記発信及び着
信を規制すべき発着信規制エリアの区間情報を保持し、 前記交換局は、前記発着信規制エリアの区間情報を前記
移動局の位置と共に前記移動局へ通知し、 前記移動局は、前記発着信規制エリアの区間情報と前記
移動局の位置とを比較し、その比較結果に応じて前記発
信及び着信を規制することを特徴とする請求項4記載の
移動通信システム。 - 【請求項6】 移動局と、その移動局と無線により同時
に接続される複数の基地局と、それら複数の基地局を収
容する交換局とを含む符号分割多元接続方式の移動通信
システムの発着信規制方法であって、 前記交換局において、前記移動局と前記複数の基地局の
各々との間の電波の伝搬時間を基に前記移動局の位置を
特定する位置特定ステップと、その位置特定ステップに
より特定された前記移動局の位置に応じて、前記移動局
からの発信及び前記移動局への着信を規制する規制ステ
ップとを含むことを特徴とする発着信規制方法。 - 【請求項7】 前記規制ステップは、前記発信及び着信
を規制すべき発着信規制エリアの区間情報と前記移動局
の位置とを比較する比較ステップを有し、その比較結果
に応じて前記発信及び着信を規制することを特徴とする
請求項6記載の発着信規制方法。 - 【請求項8】 前記規制ステップは、前記比較結果に応
じて前記移動局に対して発着信禁止信号を送信し、前記
移動局において、前記発着信禁止信号に応答して自局か
らの発信及び自局への着信を禁止するステップを有する
ことを特徴とする請求項7記載の発着信規制方法。 - 【請求項9】 移動局と、その移動局と無線により同時
に接続される複数の基地局と、それら複数の基地局を収
容する交換局とを含む符号分割多元接続方式の移動通信
システムの発着信規制方法であって、 前記交換局において、前記移動局と前記複数の基地局の
各々との間の電波の伝搬時間を基に前記移動局の位置を
特定する位置特定ステップと、その位置特定ステップに
より特定された前記移動局の位置を前記移動局へ通知す
る通知ステップと、 前記移動局において、前記通知ステップにより通知され
た自局の位置に応じて、自局からの発信及び自局への着
信を規制する規制ステップとを含むことを特徴とする発
着信規制方法。 - 【請求項10】 前記通知ステップは、発信及び着信を
規制すべき発着信規制エリアの区間情報を前記移動局の
位置と共に前記移動局へ通知し、 前記規制ステップは、前記通知ステップにより通知され
た前記発着信規制エリアの区間情報と前記移動局の位置
とを比較する比較ステップを有し、その比較結果に応じ
て前記発信及び着信を規制することを特徴とする請求項
9記載の発着信規制方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001250950A JP2003061157A (ja) | 2001-08-22 | 2001-08-22 | 移動通信システム及びその発着信規制方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001250950A JP2003061157A (ja) | 2001-08-22 | 2001-08-22 | 移動通信システム及びその発着信規制方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003061157A true JP2003061157A (ja) | 2003-02-28 |
Family
ID=19079675
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001250950A Pending JP2003061157A (ja) | 2001-08-22 | 2001-08-22 | 移動通信システム及びその発着信規制方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003061157A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014003443A (ja) * | 2012-06-18 | 2014-01-09 | Kddi Corp | 無線通信端末の位置に応じてサービス提供の可否を制御するシステム及び方法 |
-
2001
- 2001-08-22 JP JP2001250950A patent/JP2003061157A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014003443A (ja) * | 2012-06-18 | 2014-01-09 | Kddi Corp | 無線通信端末の位置に応じてサービス提供の可否を制御するシステム及び方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040615 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040622 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20041019 |