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JP2003057896A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JP2003057896A
JP2003057896A JP2001242689A JP2001242689A JP2003057896A JP 2003057896 A JP2003057896 A JP 2003057896A JP 2001242689 A JP2001242689 A JP 2001242689A JP 2001242689 A JP2001242689 A JP 2001242689A JP 2003057896 A JP2003057896 A JP 2003057896A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image forming
information
storage element
forming apparatus
forming unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001242689A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoru Murakami
哲 村上
Junji Ogura
淳二 小倉
Yusuke Nagano
雄介 永野
Hiroshi Takatani
宏 高谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2001242689A priority Critical patent/JP2003057896A/ja
Publication of JP2003057896A publication Critical patent/JP2003057896A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Ink Jet (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】低コストで、作像ユニットの交換検知機能を具
備させることができる画像形成装置を提供する。 【解決手段】少なくとも2つの作像ユニット32,40
にそれぞれ設けられて、その作像ユニット32,40に
関する情報(ID)を記憶する記憶素子41,42と、
各記憶素子41,42の記憶情報を読み出すことができ
る制御手段52と、を具備し、記憶素子41,42が、
制御手段52により書き込まれる他の記憶素子の情報を
記憶すると共に、制御手段52が、各作像ユニットの記
憶素子に記憶された情報と、その作像ユニット以外の作
像ユニットの記憶素子に記憶された情報とを比較する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置本体
に対して着脱可能な少なくとも2つの作像ユニットを備
える画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、画像形成装置本体に対して着脱自
在なトナーカートリッジ等の補給容器(作像ユニット)
を交換するに際しては、交換の検知や、交換前後におけ
る補給容器の画像形成条件の調整は、画像形成装置本体
に設けられた記憶手段に記憶されている情報と、補給容
器に設けられた記憶手段に記憶されている情報とを照合
することにより実現されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
方法では、補給容器と装置本体の両方に記憶手段が必要
とされ、例えば電子写真方式とインクジェット方式とを
併用した画像形成装置においては、トナー補給容器と、
インク補給容器と、画像形成装置本体に、それぞれ記憶
手段を設ける必要があり、部品点数が増え、画像形成装
置全体のコストが高くならざるを得なかった。
【0004】また、トナー補給容器に加えて感光体ドラ
ムカートリッジを交換可能とした電子写真方式の画像形
成装置においては、トナー補給容器と、感光体ドラムカ
ートリッジと、画像形成装置本体とに、それぞれ記憶手
段を設ける必要があり、この場合にも、画像形成装置全
体がコスト高となっていた。
【0005】本発明は、このような実情に鑑みてなさ
れ、低コストで、作像ユニットの交換検知機能を具備さ
せることができる画像形成装置を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の課題を
解決するための手段を以下のように構成している。
【0007】(1)画像形成装置本体に対して着脱可能
な少なくとも2つの作像ユニットと、前記各作像ユニッ
トにそれぞれ設けられて、その作像ユニットに関する情
報(ID)を記憶する記憶素子と、前記各記憶素子の記
憶情報を読み出すことができる制御手段と、を具備し、
前記記憶素子が、前記制御手段により書き込まれる他の
記憶素子の情報を記憶すると共に、前記制御手段が、前
記各作像ユニットの記憶素子に記憶された情報と、その
作像ユニット以外の作像ユニットの記憶素子に記憶され
た情報とを比較することを特徴とする。
【0008】この構成においては、制御手段を用いて、
各作像ユニット自体の記憶素子に記憶された情報と、他
の作像ユニットの記憶素子に記憶された情報とを比較す
ることができる。
【0009】そして、ある作像ユニットに関する情報に
ついて、その作像ユニット自体の記憶素子に記憶された
内容と、他の作像ユニットの記憶素子に記憶された内容
が不一致であると判断した場合には、その作像ユニット
が交換されたことを知ることができる。
【0010】前記のように、各作像ユニットが交換され
たか否かを判断する場合において、各作像ユニットの記
憶素子に記憶された情報を用いて判断を行うので、従来
各作像ユニットの情報を記憶するために画像形成装置本
体に設けられていた記憶素子を不要とすることができ
る。
【0011】(2)前記記憶素子は、前記画像形成装置
本体に適する作像ユニットの種別に関する情報をさらに
記憶することを特徴とする。
【0012】この構成においては、前記記憶素子が、前
記画像形成装置本体に適する作像ユニットの種別に関す
る情報をさらに記憶する。
【0013】したがって、ある作像ユニットを交換した
ときに、交換されていない作像ユニットの記憶素子に記
憶されている情報を用いて、交換した作像ユニットが画
像形成装置に適したものであるか否かを判断することが
できる。
【0014】これにより、純正品の作像ユニットが交換
されたか否かを判断する場合において、他の作像ユニッ
トの記憶素子に記憶された情報を用いて判断を行うの
で、従来各作像ユニットの情報を記憶するために画像形
成装置本体に設けられていた記憶素子を不要とすること
ができる。
【0015】(3)前記記憶素子は、前記画像形成装置
が行う画像形成プロセスにおける画像形成条件に関する
情報をさらに記憶することを特徴とする。
【0016】この構成においては、ある作像ユニットを
交換した場合において、交換された作像ユニット以外の
作像ユニットの記憶素子に記憶された画像形成条件を用
いて、新たに交換された作像ユニットの画像形成条件を
設定することができる。
【0017】(4)前記記憶素子は、書き込み可能な不
揮発性のメモリであることを特徴とする。
【0018】この構成においては、電源の切断前後にお
いて、各記憶素子が記憶している他の作像ユニットに関
する情報を保持することができる。
【0019】これにより、電源切断前後においても、各
作像ユニットが交換されたか否か、あるいは純正品の作
像ユニットが交換されたか否かの判断を、各記憶素子が
記憶している他の作像ユニットに関する情報を用いて行
うことができる。
【0020】また、電源切断前後においても、各記憶素
子には画像形成条件が記憶されているので、電源切断前
後における画像形成条件を維持することができる。
【0021】(5)前記制御手段は、各作像ユニットに
関する情報はその作像ユニット以外のいずれの作像ユニ
ットの記憶素子にも記憶されていないと判断した場合に
おいて、既に交換された作像ユニットの少なくとも一つ
を再び画像形成装置に装着するように要求するメッセー
ジを表示する表示手段を備えることを特徴とする。
【0022】この構成においては、制御手段が、各作像
ユニットに関する情報はその作像ユニット以外のいずれ
の作像ユニットの記憶素子にも記憶されていないと判断
した場合において、既に交換された作像ユニットの少な
くとも一つを再び画像形成装置に装着するように要求す
るメッセージを表示する表示手段を備える。
【0023】ここで、各作像ユニットに関する情報はそ
の作像ユニット以外のいずれの作像ユニットの記憶素子
にも記憶されていないと判断した場合は、画像形成装置
に備えられた作像ユニットが全て同時に交換された場合
である。
【0024】すなわち、前記表示手段は、全ての作像ユ
ニットが同時に交換された場合において、既に交換され
た作像ユニットの少なくとも一つを再び画像形成装置に
装着するように要求するメッセージを表示する。
【0025】そのメッセージによりユーザが再び装着し
た作像ユニットの記憶素子から、制御手段は交換前に記
憶されていた他の作像ユニットに関する情報を読み取
り、その情報を交換された新たな作像ユニットの記憶素
子に記憶させることができる。それゆえ、交換前に各作
像ユニットが有していた情報を、交換後において容易に
復元することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施形態に係る
画像形成装置について図面を参照しつつ説明する。
【0027】図1は、画像形成装置1の構成を示し、こ
の画像形成装置1は、スキャナ光学系3と画像形成部4
とにより構成され、透明なガラス等からなる原稿台2に
載置された原稿画像を、原稿台2の裏面側に配置された
スキャナ光学系3が読み取り、読み取った画像データに
対応して画像形成部4が用紙5に画像形成を行う。
【0028】スキャナ光学系3は、原稿に光を照射する
露光用光源11と、原稿からの反射光を一定の光路長を
維持するように導く反射鏡12〜14と、結像レンズ1
5と、光電変換素子(CCD)16とを備え、露光用光
源11および反射鏡12からなる第1走査ユニットが原
稿台2の一方端から他方端へ速度Vで走査し、これに応
答して反射鏡13、14からなる第2走査ユニットが一
方端から中央まで速度V/2で走査し、その間、原稿の
各走査部位からCCD16までの光路長が一定に維持さ
れる。
【0029】CCDl6によって読み取られた原稿画像
データは、画像処理が施された後、画像形成部4のレー
ザスキャニングユニット(図示せず)に与えられ、これ
によって、矢印22方向に回転駆動される感光体ドラム
21には、原稿画像に対応したレーザ光が照射され、静
電潜像が形成される。
【0030】感光体ドラム21の周囲には、レーザ照射
点から上記回転方向22に向かって露光により感光体ド
ラム21の表面に形成された静電潜像をトナーにより可
視像に現像する現像装置23と、そのトナー像を用紙5
に転写する転写チャージャ24と、感光体ドラム21の
表面に残留したトナーを除去するクリーニング装置(図
示せず)と、感光体ドラム21を所定の電位に帯電させ
る主帯電器25などが順に設けられており、この画像形
成部4で、電子写真方式により用紙5にトナー像が形成
される。
【0031】また、画像形成部4の下部には、給紙カセ
ット26および手差しトレイ27、その給紙カセット2
6または手差しトレイ27から用紙5を1枚ずつ取り出
すピックアップローラ28,28、取り出された用紙5
を所定タイミングで転写部へ給送し、感光体ドラム21
上のトナー像と用紙5の位置合わせを行うレジストロー
ラ29、用紙5に転写されたトナー像を加熱定着する定
着装置30等を備えている。
【0032】そして、感光体ドラム21の上部にはプリ
ントヘッド31が配置され、そのプリントヘッド31に
はインクカートリッジ(作像ユニット)32が着脱交換
自在に設けられ、また、プリントヘッド31の前後には
搬送ローラ33,34が設けられ、かつ、その下流側に
は、排紙ローラ35と排紙トレイ36が配置されてい
る。
【0033】このような構成により、電子写真方式によ
りトナー像が転写された用紙5が定着装置30を通過し
てそのトナー像が定着された後、更に、プリントヘッド
31によりインクジェット方式による印刷が行われ、両
方式による印刷が完了した用紙5が排紙トレイ34に排
出される。
【0034】図2は、画像形成部4におけるプリントヘ
ッド31と感光体ドラム21の近傍の構成を拡大して示
す。図示の構成から明かなように、定着装置30を通過
してトナー像が定着された用紙5は、主搬送路37と副
搬送路38との分岐点に設けられた切換え爪39が図中
「A」の位置にある場合、排紙ローラ35によりプリン
トヘッド31の方向に搬送されインクジェット方式によ
る印刷が行われる。
【0035】ところで、電子写真方式の印刷は、印刷速
度は速いがカラー化が難しく高価になる。これに対し
て、インクジェット方式の印刷では、容易にカラー化出
来るが印刷速度が遅い。そこで、本実施形態では、この
両者を組み合わせることにより両者の長所を利用し、モ
ノクロは電子写真方式、カラーはインクジェット方式で
印刷するようにしている。
【0036】電子写真方式における現像装置23は、現
像剤としてのトナーを収納するトナーボックス(作像ユ
ニット)40とICチップ(記憶素子)41とを備えて
いる。この現像装置23は、ユニット構造に形成され、
図2の紙面の手前方向に引き出して交換できるようにな
っている。
【0037】また、この現像装置23は、引き出された
状態で、トナーボックス40が交換可能となっており、
交換することで現像剤の補給が行われる。なお、トナー
ボックス40に取り付けられているICチップ41につ
いては後述する。
【0038】同様に、プリントヘッド31とインクカー
トリッジ32とは、ユニット構造であり、全体で図2の
紙面の手前方向に引き出して交換できるようになってい
る。なお、インクカートリッジ32に取り付けられてい
るICチップ(記憶素子)42については後述する。
【0039】上述のトナーボックス40に取り付けられ
たICチップ41には、図3に示すように、メモリ41
a(ROM)が設けられており、その各アドレスに対応
して、トナーボックス40のID情報と、画像形成条件
に関する情報と、インクカートリッジ32に関する情報
とが格納されている。
【0040】「ID情報」として、アドレス0001番
地には、そのトナーボックス40が使用可能とされる装
置名や型番、アドレス0002番地にはそのトナーボッ
クス40に収納されている現像剤のロット番号、アドレ
ス0003番地には現像剤の寿命(現像剤の残りライ
フ、トナーの残量、カートリッジ自体の寿命等)、アド
レス0004番地にはICチップ41のメモリ41aに
書き込むためにメインCPUが発生させた乱数、アドレ
ス0005番地にはそのトナーボックス40の容器をリ
サイクルした回数、アドレス0006番地にはそのトナ
ーボックス40における現像剤の初期状態(イニシャ
ル)、アドレス0007番地にはそのトナーボックスが
初期使用であるか否かの判定結果の情報が格納されてい
る。
【0041】また、画像形成条件に関する情報として、
アドレス0008番地には電子写真方式の印刷における
画像形成装置1の調整値(トナーセンサの出力補正値、
現像剤の現像条件(現像バイアス電圧等)、帯電高圧電
圧値、画像形成装置本体の用紙送り先端補正値等)の情
報が格納されている。また、アドレス0009番地に
は、インクカートリッジ32に関する情報が格納されて
いる。
【0042】同様に、インクカートリッジ32のICチ
ップ(記憶素子)42にも、メモリ42a(ROM)が
設けられており、その各アドレスに対応して、インクカ
ートリッジ32のID情報と、画像形成条件に関する情
報と、トナーボックス40に関する情報とが格納されて
いる。
【0043】「ID情報」として、アドレス0001番
地にはそのインクカートリッジ32が使用可能とされる
装置名や型番、アドレス0002番地にはそのインクカ
ートリッジ32に収納されているインクのロット番号、
アドレス0003番地にはインクカートリッジ32の寿
命(インク残量、インクヘッドの寿命等)、アドレス0
004番地にはICチップ42のメモリ42aに書き込
むためにCPUが発生させた乱数、アドレス0005番
地にはそのインクカートリッジ32の容器をリサイクル
した回数、アドレス0006番地にはそのインクカート
リッジ32におけるインクの初期状態(イニシャル)、
アドレス0007番地にはそのインクカートリッジ32
が初期使用であるか否かの判定結果の情報が格納されて
いる。
【0044】画像形成条件に関する情報として、アドレ
ス0008番地には、インクジェット方式の印刷におけ
る画像形成装置1の調整値(インクの吐出圧力、キャリ
ッジのホームポジションの補正、へツド送り速度の補正
値等)の情報が格納されている。また、アドレス000
9番地には、インクカートリッジ32に関する情報が格
納されている。
【0045】図4は、ICチップ41とICチップ42
との概略の構成を示す。図示のように、トナーボックス
40から電子写真方式の印字手段50にトナー補給が行
われ、インクカートリッジ32からインクジェット方式
の印字手段51にインク補給が行われる。また、電子写
真方式の印字手段50とインクジェット方式の印字手段
51は、制御手段52のCPU52aからの指令により
画像形成のための制御がおこなわれる。
【0046】また、トナーボツクス40のICチップ4
1と、インクカートリッジ32のICチップ42は、C
PU52aによる相互の情報の書き込み/読み出しを行
うことができる。すなわち、ICチップ41のアドレス
0009番地(図3)にはインクカートリッジ32に関
する情報が格納されるとともに、ICチップ42のアド
レス0009番地(図3)には、トナーボックス40に
関する情報が格納される。
【0047】図5は、トナーボックス40のICチップ
41と、インクカートリッジ32のICチップ42と、
CPU52aとの接続状態を示す。図示のように、トナ
ーボックス40が取り付けられた現像装置23が、装置
本体に装着されると、ICチップ41を搭載する基板6
0およびICチップ42を搭載する基板61と、CPU
(メインCPU)52aを搭載する本体制御基板63と
が、コネクタ64、コネクタ65を介して、電気的およ
び機械的に相互に接続される。
【0048】これによって、ICチップ41、42は、
電源ライン66によって装置本体側の基板63から電源
VCCの供給を受けると共に、GNDライン67により
接地されることにより、動作可能となる。また、CPU
52aからはライン68を介してクロックが供給され、
ライン69を介してCPU52aとICチップ41、4
2との間のデータの送受信、およびICチップ41・4
2の間のデータの送受信がそれぞれ可能になる。
【0049】また、画像形成装置1は、CPU52aが
インクカートリッジ32に関するID情報がトナーボッ
クスのICチップに記憶されていないと判断した場合、
あるいは逆にCPU52aがトナーボックスに関するI
D情報がインクカートリッジ32のICチップ41、4
2に記憶されていないと判断した場合において、既に交
換されたトナーボックスあるはインクカートリッジ32
の少なくとも一つを再び画像形成装置に装着するように
要求するメッセージを表示する表示手段を備える(図示
せず)。
【0050】以上のように、本画像形成装置1において
は、装置本体に対して着脱可能なトナーボックス40お
よびインクカートリッジ32と、これらに対応して設け
られると共に、その作像ユニットに関する情報(ID情
報)を記憶するICチップ41、42と、各ICチップ
41、42の記憶情報を読み出すことができるCPU5
2aとを備えており、前記ICチップ41、42が、C
PU52aから読み出された他方のICチップの情報を
記憶するとともに、CPU52aが、各ICチップのア
ドレス0001〜0008番地に格納されたID情報
と、他方のICチップのアドレス0009番地に記憶さ
れた当該作像ユニットに関するID情報とを比較する。
【0051】例えば、CPU52aが、各ICチップ4
1に記憶されたトナーボックス40自身に関する情報
と、インクカートリッジ32のICチップ42のアドレ
ス0009番地に記憶されたトナーボックス40に関す
る情報とを比較する。
【0052】したがって、CPU52aを用いて、IC
チップ41のアドレス0001番地〜0009番地のい
ずれか一つに格納された情報と、インクカートリッジ3
2のICチップ42のアドレス0009番地に記憶され
たトナーボックス40に関する情報とが不一致であると
判断した場合には、トナーボックス40が交換されたこ
とを知ることができる。
【0053】上記のように、トナーボックス40あるい
はインクカートリッジ32が交換されたか否かを判断す
る場合において、他方のICチップに記憶された情報を
用いて判断を行うので、従来、トナーボックス40およ
びインクカートリッジ32のアドレス0009番地の情
報を記憶するために、必要とされていた画像形成装置本
体に設けられるICチップを不要とすることができる。
これにより、画像形成装置1のコストを低減することが
できる。
【0054】また、本実施の形態のインクカートリッジ
32のICチップ42は、画像形成装置l本体に適する
トナーボックスの種別に関する情報を、メモリ42aの
アドレス0009番地に格納している。したがって、ト
ナーボックス40を交換したときに、インクカートリッ
ジ32のICチップ42に記憶されている情報(アドレ
ス0009番地)を用いて、交換したトナーボックス4
0が画像形成装置に適したものであるか否かを判断する
ことができる。
【0055】その逆に、トナーボックス40のICチッ
プ41に、画像形成装置に適するインクカートリッジの
種別に関する情報を記憶させることにより、その情報を
用いて交換したインクカートリッジ32が画像形成装置
に適したものであるか否かを判断することができる。こ
れにより、従来各作像ユニットの情報を記憶するために
画像形成装置本体に設けられていた記憶素子を不要とす
ることができ、画像形成装置のコストを低減することが
できる。
【0056】また、ICチップ41、42のいずれか
は、画像形成装置が行う画像形成プロセスにおける画像
形成条件に関する情報をさらに記憶する。これにより、
トナーボックスあるいはインクカートリッジを交換した
場合において、交換されていない方のICチップに記憶
された画像形成条件を用いて、新たに交換された方の画
像形成条件を設定することができる。これにより、交換
前後における画像形成条件を維持することができる。
【0057】また、ICチップ41、42は、書き込み
可能な不揮発性のメモリ(ROM)である。したがっ
て、電源の切断前後において、各ICチップ41、42
が記憶しているトナーボックス40あるいはインクカー
トリッジ32に関する情報を保持することができる。
【0058】これにより、電源切断前後においても、ト
ナーボックス40あるいはインクカートリッジ32が交
換されたか否か、あるいは純正品が交換されたか否かの
判断を、各ICチップ41、42が記憶している情報を
用いて行うことができる。また、電源切断前後において
も、各ICチップ41、42には画像形成条件が記憶さ
れているので、電源切断前後における画像形成条件を維
持することができる。
【0059】そして、CPU52aは、トナーボックス
に関する情報はインクカートリッジ32のICチップ4
1,42に記憶されていないと判断した場合、およびイ
ンクカートリッジ32に関する情報がトナーボックス4
0に記憶されていないと判断した場合において、既に交
換されたインクカートリッジ32あるいはトナーボック
ス40のいずれか一方を再び画像形成装置に装着するよ
うに要求するメッセージを表示する表示手段を備える。
【0060】したがって、そのメッセージによりユーザ
が再び装着したインクカートリッジあるいはトナーボッ
クスのICチップから、CPU52aは交換前に記憶さ
れていた情報を読み取り、その情報を交換された方のI
Cチップに記憶させることができる。それゆえ、交換前
に各作像ユニットが有していた情報を、交換後において
容易に復元することができる。
【0061】なお、本実施の形態においては、作像ユニ
ットとしてのトナーボックスとインクカートリッジと
に、記憶素子としてのICチップを設けた場合について
説明したが、本発明は、必ずしもこれに限定されるもの
ではなく、作像ユニットは適宜に選択設定されてよく、
例えば、感光体ドラムカートリッジ(図示せず)が画像
形成装置1本体に対して着脱可能である場合には、その
感光体ドラムカートリッジを作像ユニットとして、これ
に記憶素子としてのICチップを設けるようにすること
も可能である。
【0062】この場合、インクカートリッジのID情報
とトナーボックスのID情報とを、感光体ドラムカート
リッジのICチップのメモリに格納する。加えて、感光
体ドラムカートリッジのID情報を、インクカートリッ
ジのICチップとトナーボックスのICチップとに格納
する。
【0063】これにより、感光体ドラムカートリッジの
ICチップを用いて、他の作像ユニット(トナーボック
ス、インクカートリッジ)の交換、純正品で無いものの
装着を検知することができる。反対に、他の作像ユニッ
ト(トナーボックス、インクカートリッジ)のICチッ
プを用いて、感光体ドラムカートリッジの交換・純正品
で無いものの装着を検知することができる。
【0064】あるいは、複数個のトナーボックスが画像
形成装置に備えられている場合には、その各トナーボッ
クスにICチップを設けることも可能である。その場合
には、各トナーボックスのID情報を、他のトナーボッ
クスのICチップに記憶させればよい。
【0065】また、複数個のインクカートリッジが画像
形成装置に備えられている場合には、その各インクカー
トリッジにICチップを設けることも可能である。その
場合には、各インクカートリッジのID情報を、他のイ
ンクカートリッジのICチップに記憶させればよい。
【0066】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明
は、以下の効果を奏する。
【0067】請求項1によれば、制御手段により、各作
像ユニット自体の記憶素子に記憶された情報と、他の作
像ユニットの記憶素子に記憶された情報とを比較し、あ
る作像ユニットに関する情報について、その作像ユニッ
ト自体の記憶素子に記憶された内容と、他の作像ユニッ
トの記憶素子に記憶された内容が不一致であると判断し
た場合には、その作像ユニットが交換されたことを知る
ことができる。
【0068】このように、各作像ユニットの記憶素子に
記憶された情報を用いて、各作像ユニットが交換された
か否かを判断するので、従来各作像ユニットの情報を記
憶するために画像形成装置本体に設けられていた記憶素
子を不要とすることができ、これにより、画像形成装置
のコストを低減することができる。
【0069】請求項2によれば、記憶素子に、前記画像
形成装置本体に適する作像ユニットの種別に関する情報
をさらに記憶させるので、ある作像ユニットを交換した
ときに、交換されていない作像ユニットの記憶素子に記
憶されている情報を用いて、交換した作像ユニットが画
像形成装置に適したものであるか否かを判断することが
できる。
【0070】これにより、純正品の作像ユニットが交換
されたか否かを判断する場合において、他の作像ユニッ
トの記憶素子に記憶された情報を用いて判断を行うの
で、従来各作像ユニットの情報を記憶するために画像形
成装置本体に設けられていた記憶素子を不要とすること
ができ、これにより、画像形成装置のコストを低減する
ことができる。
【0071】請求項3によれば、記憶素子に、前記画像
形成装置が行う画像形成プロセスにおける画像形成条件
に関する情報をさらに記憶させるので、ある作像ユニッ
トを交換した場合において、交換された作像ユニット以
外の作像ユニットの記憶素子に記憶された画像形成条件
を用いて、新たに交換された作像ユニットの画像形成条
件を設定することができ、これにより、交換前後におけ
る画像形成条件を維持することができる。
【0072】請求項4によれば、記憶素子を、書き込み
可能な不揮発性のメモリとしたので、電源の切断前後に
おいて、各記憶素子が記憶している他の作像ユニットに
関する情報を保持することができ、これにより、電源切
断前後においても、各作像ユニットが交換されたか否
か、あるいは純正品の作像ユニットが交換されたか否か
の判断を、各記憶素子が記憶している他の作像ユニット
に関する情報を用いて行うことができる。
【0073】また、電源切断前後においても、各記憶素
子には画像形成条件が記憶されているので、電源切断前
後における画像形成条件を維持することができる。
【0074】請求項5によれば、全ての作像ユニットが
同時に交換された場合において、表示手段が、既に交換
された作像ユニットの少なくとも一つを再び画像形成装
置に装着するように要求するメッセージを表示するた
め、そのメッセージによりユーザが再び装着した作像ユ
ニットの記憶素子から、制御手段は交換前に記憶されて
いた他の作像ユニットに関する情報を読み取り、その情
報を交換された新たな作像ユニットの記憶素子に記憶さ
せることができ、交換前に各作像ユニットが有していた
情報を、交換後においても容易に復元することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る画像形成装置の全体構
成図である。
【図2】同要部構成図である。
【図3】同記憶素子の記憶内容の説明図である。
【図4】同制御系統ブロック図である。
【図5】同記憶素子と制御手段の接続配線図である。
【符号の説明】
1−画像形成装置 32,40−作像ユニット 41,42−記憶素子 52−制御手段
フロントページの続き (72)発明者 永野 雄介 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 高谷 宏 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 2C056 EA24 EA30 EB20 EB44 EB45 EC26 KC30 2C061 AP04 AQ05 AQ06 HJ10 HK05 HK08 HN15 HV32 2H027 EE08 HB01 HB05 HB13 HB15 HB17 2H071 BA03 BA13 BA33 BA34 DA08

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成装置本体に対して着脱可能な少
    なくとも2つの作像ユニットと、 前記各作像ユニットにそれぞれ設けられて、その作像ユ
    ニットに関する情報(ID)を記憶する記憶素子と、 前記各記憶素子の記憶情報を読み出すことができる制御
    手段と、を具備し、 前記記憶素子が、前記制御手段により書き込まれる他の
    記憶素子の情報を記憶すると共に、 前記制御手段が、前記各作像ユニットの記憶素子に記憶
    された情報と、その作像ユニット以外の作像ユニットの
    記憶素子に記憶された情報とを比較することを特徴とす
    る画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記記憶素子は、前記画像形成装置本体
    に適する作像ユニットの種別に関する情報をさらに記憶
    することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記記憶素子は、前記画像形成装置が行
    う画像形成プロセスにおける画像形成条件に関する情報
    をさらに記憶することを特徴とする請求項1または2に
    記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記記憶素子は、書き込み可能な不揮発
    性のメモリであることを特徴とする請求項1ないし3の
    いずれかに記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、各作像ユニットに関す
    る情報はその作像ユニット以外のいずれの作像ユニット
    の記憶素子にも記憶されていないと判断した場合におい
    て、既に交換された作像ユニットの少なくとも一つを再
    び画像形成装置本体に装着するように要求するメッセー
    ジを表示する表示手段を備えることを特徴とする請求項
    1ないし4のいずれかに記載の画像形成装置。
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