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JP2003055364A - 2,3−ジデオキシ−2,3−デヒドロペントフラノース誘導体に関する新規製造法 - Google Patents

2,3−ジデオキシ−2,3−デヒドロペントフラノース誘導体に関する新規製造法

Info

Publication number
JP2003055364A
JP2003055364A JP2002061249A JP2002061249A JP2003055364A JP 2003055364 A JP2003055364 A JP 2003055364A JP 2002061249 A JP2002061249 A JP 2002061249A JP 2002061249 A JP2002061249 A JP 2002061249A JP 2003055364 A JP2003055364 A JP 2003055364A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
formula
general formula
substituted
compound represented
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2002061249A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidetake Umetani
豪毅 梅谷
Hironori Komatsu
小松  弘典
Hiroshi Sonoda
寛 園田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Chemicals Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Chemicals Inc filed Critical Mitsui Chemicals Inc
Priority to JP2002061249A priority Critical patent/JP2003055364A/ja
Publication of JP2003055364A publication Critical patent/JP2003055364A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】水酸基の活性化やハロゲン原子の導入等を行う
ことなく、簡便に二重結合を形成し、また廃棄上問題の
ある反応試薬を回避する。 【解決手段】2−デオキシ−ペントフラノース類に2,
2−ジフルオロ−1,3−ジメチル−イミダゾリジンも
しくは2,2−ジフルオロ−1,3−ジメチル−3,
4,5,6−テトラヒドロ−ピリミジンを反応させるこ
とにより、2,3−ジデオキシ−2,3−デヒドロペン
トフラノース類を得る。 【効果】本発明の方法は、水酸基の活性化やハロゲン原
子の導入等を行う必要がなく、一つの反応だけで二重結
合を導入することができる簡便な製造法である。また、
廃棄上問題となる遷移金属等を使用しないので、工業的
製法に適している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2,3−ジデオキ
シ−2,3−デヒドロペントフラノース誘導体に関する
新規な製造法である。
【0002】
【従来の技術】2,3−ジデオキシ−2,3−デヒドロ
ペントフラノース誘導体は、抗ウイルス作用、抗癌作
用、抗HIV作用等を有し、医薬品として重要であるこ
とが知られている。そのために、様々な製造法の検討が
なされている。代表的な製法を例示すると、(I)リボ
ヌクレオシドの2’,3’位をオルト蟻酸メチルと反応
させ、さらにアシル化、脱炭酸を行う方法(WO920
2516)、(II)リボヌクレオシドの2’位にハロ
ゲンを導入した後に、亜鉛等の遷移金属で処理する方法
(WO9209599)、(III)デオキシリボヌク
レオシドの3’位の水酸基に、メシル等の脱離基を付加
した後に、テトラブチルアンモニウム フルオリド(T
BAF)を反応させる方法(Liebigs Ann.
Chem.1991,897、J.Med.Chem.
1987,30,1270)などがある。
【0003】(I)〜(III)の共通点として、脱水
反応を行うために、水酸基の活性化やハロゲン原子の導
入等の反応を必要とすることが挙げられる。また、(I
I)の亜鉛等の遷移金属の使用は、廃棄上の問題を有し
ており、工業的製法として好ましいとはいえない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、水酸
基の活性化やハロゲン原子の導入等を行うことなく、簡
便に二重結合を形成し、また廃棄上問題のある反応試薬
を回避することである。
【0005】
【課題を解決する手段】従来の問題点を克服すべく鋭意
検討を行った結果、2−デオキシ−ペントフラノース類
に2,2−ジフルオロ−1,3−ジメチル−イミダゾリ
ジンもしくは2,2−ジフルオロ−1,3−ジメチル−
3,4,5,6−テトラヒドロ−ピリミジンを反応させ
ることにより、2,3−ジデオキシ−2,3−デヒドロ
ペントフラノース類が得られる新規製造法を見出した。
こうした方法は、水酸基の活性化やハロゲン原子の導入
等を行う必要がなく、一つの反応だけで二重結合を導入
することができる簡便な製造法である。また、廃棄上問
題となる遷移金属等を使用しない。こうした方法は、工
業的製法に適している。
【0006】すなわち、本発明は[1]一般式(1)
[化8]
【0007】
【化8】
【0008】(式中、R1は、アルコキシ基、アシルオ
キシ基、もしくは核酸塩基またはその誘導体を表し、R
2はヒドロキシ保護基を表す。)で示される2−デオキ
シ−エリトロ−ペントフラノシド類と、もしくは、一般
式(2)[化9]
【0009】
【化9】
【0010】(式中、R1とR2は、前記と同一。) で
示される2−デオキシ−トレオ−ペントフラノシド類の
いずれか一方あるいは混合物を出発原料として、 一般
式(3)[化10]
【0011】
【化10】
【0012】(式中、R3〜R6は、置換または無置換
の飽和または不飽和のアルキル基、置換または無置換の
アリール基またはアラルキル基を表し、同一でも異なっ
ていてもよい。また、R3とR4、R5とR6が結合し
て、窒素原子、または窒素原子と他のヘテロ原子を含む
環を構成してもよい。また、R3とR5が結合して、窒
素原子、または窒素原子と他のヘテロ原子を含む環を構
成してもよい。)で示される化合物と反応し、一般式
(4)[化11]
【0013】
【化11】
【0014】(式中、R1とR2は、前記と同一。)で示
される2,3−ジデオキシ−2,3−デヒドロペントフ
ラノース誘導体を得る製造法であり、[2] 一般式
(3)で示される化合物が、一般式(5)[化12]
【0015】
【化12】
【0016】(式中、nは2または3の整数、R7及び
R8は炭素数1〜6の置換または無置換の飽和または不
飽和の低級アルキル基であり、同一でも異なっていても
よい。)で示される化合物である[1]に記載の方法であ
り、[3] 一般式(3)で示される化合物が、一般式
(6)[化13]
【0017】
【化13】
【0018】で示される化合物である[1]に記載の方法
であり、[4] 一般式(3)で示される化合物が、一
般式(7)[化14]
【0019】
【化14】
【0020】で示される化合物である[1]に記載の方法
であり、[5] フッ素原子を含む金属塩の存在下で反
応させる[1]〜[4]の何れか一項に記載の方法であ
り、[6] フッ素原子を含む金属塩がフッ化カリウム
である[5]に記載の方法であり、[7] 一般式
(1)中、R1が炭素数1〜4のアルコキシ基、もしく
は炭素数1〜4を含むアシルオキシ基である[1]〜
[6]の何れか一項に記載の方法である。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の出発原料は、 一般式
(1)[化15]
【0022】
【化15】
【0023】(式中、R1は、アルコキシ基、もしくは
アシルオキシ基、もしくはプリンまたはピリミジン塩基
を表し、R2はヒドロキシ保護基を表す。)で示される
2−デオキシ−エリトロ−ペントフラノース類と、もし
くは、一般式(2)[化16]
【0024】
【化16】
【0025】(式中、R1とR2は、前記と同一。) で
示される2−デオキシ−トレオ−ペントフラノース類を
使用することができる。こうした化合物は、Liebi
gsAnn. Chem.1990,599、Che
m.Parm.Bull.1967,15,894、E
P450585等に記載された方法で合成できる。
【0026】アルコキシ基とは、炭素数1〜4が好まし
く、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、イソプロ
ポキシ基、ブトキシ基等が例示されるが、これらに限定
されるものではない。
【0027】アシルオキシ基とは、炭素数1〜5を含む
ものが好ましく、アセトキシ基、プロピオニルオキシ
基、ブチリルオキシ基、イソブチリルオキシ基、ペンタ
ノイルオキシ基、ピバロイルオキシ基、バレリルオキシ
基等が例示されるが、これらに限定されるものではな
い。
【0028】核酸塩基またはその誘導体としては、天然
型や非天然型の種々のプリン塩基やピリミジン塩基が例
示される。
【0029】プリン塩基とは、アデニン、グアニン、ヒ
ポキサンチン、キサンチン、2−クロロプリン、6−ク
ロロプリン、2,6−ジクロロプリン、2−アミノ-6
−クロロプリン、2,6−ジアミノプリン、6−メルカ
プトプリン、6−メチルチオプリン、2−アミノプリン
等やこれらに保護基を付したものが例示されるが、これ
らに限定されるものではない。
【0030】ピリミジン塩基とは、ウラシル、シトシ
ン、チミン、5−フルオロウラシル、5−クロロウラシ
ル、5−ブロモウラシル、5−ヨードウラシル、5−エ
チルウラシル、5−トリフルオロメチルウラシル等やこ
れらに保護基を付したものが例示されるが、これらに限
定されるものではない。
【0031】水酸基の保護基におけるヒドロキシ保護基
とは、加水素分解、加水分解、光分解のような化学的方
法によって除去される保護基を指す。そのような基とし
ては、ホルミル基、アシル基、シリル基、アルキル基、
アラルキル基、カルボニル基、スルホニル基があり、中
でも好ましくは、ホルミル基、脂肪族アシル基、芳香族
アシル基、シリル基、アルコキシアルキル基、ハロゲン
化アルキル基、アラルキル基、アルコキシカルボニル
基、アラルキルオキシカルボニル基、脂肪族スルホニル
基、芳香族スルホニル基が挙げられる。
【0032】脂肪族アシル基としては、アルキルカルボ
ニル基またはハロゲン置換された低級アルキルカルボニ
ル基が挙げられる。
【0033】上記のアルキルカルボニル基の具体例とし
て、アセチル基、プロピオニル基、ブチリル基、イソブ
チリル基、ペンタノイル基、ピバロイル基、バレリル
基、イソバレリル基、オクタノイル基、ノニルカルボニ
ル基、デシルカルボニル基、3−メチルノニルカルボニ
ル基、8−メチルノニルカルボニル基、3−エチルオク
チルカルボニル基、3,7−ジメチルオクチルカルボニ
ル基、ウンデシルカルボニル基、ドデシルカルボニル
基、トリデシルカルボニル基、テトラデシルカルボニル
基、ペンタデシルカルボニル基、ヘキサデシルカルボニ
ル基、1−メチルペンタデシルカルボニル基、14−メ
チルペンタデシルカルボニル基、13,13−ジメチル
テトラデシルカルボニル基、ヘプタデシルカルボニル
基、15−メチルヘキサデシルカルボニル基、オクタデ
シルカルボニル基などを例示することができる。
【0034】また、ハロゲン置換された低級アルキルカ
ルボニル基の具体例として、クロロアセチル基、ジクロ
ロアセチル基、トリクロロアセチル基、トリフルオロア
セチル基などを例示することができる。
【0035】芳香族アシル基としては、アリールカルボ
ニル基、また置換芳香族アシル基としてハロゲン置換さ
れたアリールカルボニル基、低級アルキル化アリールカ
ルボニル基、低級アルコキシアリールカルボニル基、ニ
トロ化アリールカルボニル基、低級アルコキシカルボニ
ル化アリールカルボニル基、アリール化アリールカルボ
ニル基を挙げることができる。
【0036】上記のアリールカルボニル基の具体例とし
て、ベンゾイル基、α−ナフトイル基、β−ナフトイル
基などを例示することができる。
【0037】また、ハロゲン置換されたアリールカルボ
ニル基の具体例として、2−フルオロベンゾイル基、3
−フルオロベンゾイル基、4−フルオロベンゾイル基、
2−クロロベンゾイル基、3−クロロベンゾイル基、4
−クロロベンゾイル基、2−ブロモベンゾイル基、3−
ブロモベンゾイル基、4−ブロモベンゾイル基、2,4
−ジクロロベンゾイル基、2,6−ジクロロベンゾイル
基、3,4−ジクロロベンゾイル基、3,5−ジクロロ
ベンゾイル基などを例示することができる。
【0038】また、低級アルキル化アリールカルボニル
基の具体例として、2−トルオイル基、3−トルオイル
基、4−トルオイル基、2,4,6−トリメチルベンゾ
イル基などを例示することができる。
【0039】さらに、低級アルコキシアリールカルボニ
ル基の具体例として、2−アニソイル基、3−アニソイ
ル基、4−アニソイル基などを例示することができる。
【0040】ニトロ化アリールカルボニル基の具体例と
して、2−ニトロベンゾイル基、3−ニトロベンゾイル
基、4−ニトロベンゾイル基、3,5−ジニトロベンゾ
イル基などを例示することができる。
【0041】さらに、低級アルコキシカルボニル化アリ
ールカルボニル基の具体例として、2−(メトキシカル
ボニル)ベンゾイル基などを例示することができる。
【0042】アリール化アリールカルボニル基の具体例
として、4−フェニルベンゾイル基などを例示すること
ができる。
【0043】シリル基としては、低級アルキルシリル
基、アリール基で置換された低級アルキルシリル基を挙
げることができる。
【0044】低級アルキルシリル基の具体例として、ト
リメチルシリル基、トリエチルシリル基、イソプロピル
ジメチルシリル基、tert−ブチルジメチルシリル
基、メチルジイソプロピルシリル基、トリイソプロピル
シリル基を例示することができる。
【0045】アリール基で置換された低級アルキルシリ
ル基の具体例として、ジフェニルメチルシリル基、ジフ
ェニルイソプロピルシリル基、フェニルジイソプロピル
シリル基などを例示することができる。
【0046】アラルキル基としては、低級アルキル基で
置換されたアラルキル基、低級アルコキシ基で置換され
たアラルキル基、ニトロ基で置換されたアラルキル基、
ハロゲン置換されたアラルキル基、シアノ基で置換され
たアラルキル基、無置換もしくは置換されたトリチル基
を挙げることができる。
【0047】これらの具体的な基を例示すると、2−メ
チルベンジル基、3−メチルベンジル基、4−メチルベ
ンジル基、2,4,6−トリメチルベンジル基、2−メ
トキシベンジル基、3−メトキシベンジル基、4−メト
キシベンジル基、2−ニトロベンジル基、3−ニトロベ
ンジル基、4−ニトロベンジル基、2−クロロベンジル
基、3−クロロベンジル基、4−クロロベンジル基、2
−ブロモベンジル基、3−ブロモベンジル基、4−ブロ
モベンジル基、2−シアノベンジル基、3−シアノベン
ジル基、4−シアノベンジル基、トリチル基、4−メト
キシトリチル基、4,4’−ジメトキシトリチル基など
が挙げられる。
【0048】アラルキルオキシカルボニル基としては、
低級アルキル基で置換されたアラルキルオキシカルボニ
ル基、低級アルコキシ基で置換されたアラルキルオキシ
カルボニル基、ニトロ基で置換されたアラルキルオキシ
カルボニル基、ハロゲン置換されたアラルキルオキシカ
ルボニル基、シアノ基で置換されたアラルキルオキシカ
ルボニル基を挙げることができる。
【0049】これらの具体例として、2−メチルベンジ
ルオキシカルボニル基、3−メチルベンジルオキシカル
ボニル基、4−メチルベンジルオキシカルボニル基、
2,4,6−トリメチルベンジルオキシカルボニル基、
2−メトキシベンジルオキシカルボニル基、3−メトキ
シベンジルオキシカルボニル基、4−メトキシベンジル
オキシカルボニル基、2−ニトロベンジルオキシカルボ
ニル基、3−ニトロベンジルオキシカルボニル基、4−
ニトロベンジルオキシカルボニル基、2−クロロベンジ
ルオキシカルボニル基、3−クロロベンジルオキシカル
ボニル基、4−クロロベンジルオキシカルボニル基、2
−ブロモベンジルオキシカルボニル基、3−ブロモベン
ジルオキシカルボニル基、4−ブロモベンジルオキシカ
ルボニル基、2−シアノベンジルオキシカルボニル基、
3−シアノベンジルオキシカルボニル基、4−シアノベ
ンジルオキシカルボニル基などを挙げることができる。
【0050】アルコキシカルボニル基としては、低級ア
ルコキシカルボニル基、ハロゲン置換されたアルコキシ
カルボニル化合物、アルキルシリル基で置換されたアル
コキシカルボニル基を挙げることができる。
【0051】低級アルコキシカルボニル基の具体例とし
て、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、プ
ロポキシカルボニル基、ブトキシカルボニル基、sec
−ブトキシカルボニル基、tert−ブトキシカルボニ
ル基などを例示することができる。
【0052】ハロゲン置換されたアルコキシカルボニル
基の具体例として、2,2,2−トリクロロエトキシカ
ルボニル基を、低級アルキルシリル基で置換されたアル
コキシカルボニル基の具体例として、2−トリメチルシ
リルエトキシカルボニル基などを例示することができ
る。
【0053】アルキル基としては、メトキシメチル基、
エトキシメチル基、2−メトキシエチル基、2−メトキ
シエトキシメチル基のようなアルコキシアルキル基、
2,2,2−トリクロロエチル基のようなハロゲン化ア
ルキル基、ベンジル基、α−ナフチルメチル基、β−ナ
フチルメチル基、ジフェニルメチル基、トリフェニルメ
チル基のようなアリール基で置換された低級アルキル基
が挙げられる。
【0054】脂肪族スルホニル基としては、低級アルキ
ルスルホニル基またはハロゲン置換された低級アルキル
スルホニル基が挙げられる。
【0055】低級アルキルスルホニル基の具体例として
は、メタンスルホニル基を、ハロゲン置換された低級ア
ルキルスルホニル基については、トリフルオロメタンス
ルホニル基が挙げられる。
【0056】芳香族スルホニル基としては、無置換もし
くは置換されたアリールスルホニル基を挙げることがで
きる。
【0057】無置換のアリールスルホニル基として、ベ
ンゼンスルホニル基を、置換されたものとして、p−ト
ルエンスルホニル基などを例示することができる。ま
た、R1のアノマーの立体は、αとβのいずれでも良く
制限はない。また、αとβのいずれか一方のみ、もしく
は混合物でもよく、その形態を問わない。また、二重結
合を導入するものとして、一般式(3)[化17]
【0058】
【化17】
【0059】(式中、R3〜R6は、置換または無置換
の飽和または不飽和のアルキル基、置換または無置換の
アリール基またはアラルキル基を表し、同一でも異なっ
ていてもよい。また、R3とR4、R5とR6が結合し
て、窒素原子、または窒素原子と他のヘテロ原子を含む
環を構成してもよい。また、R3とR5が結合して、窒
素原子、または窒素原子と他のヘテロ原子を含む環を構
成してもよい。)で表される化合物が使用される。
【0060】上記において、置換または無置換の飽和ま
たは不飽和のアルキル基は、炭素数1〜6の低級アルキ
ル、アルケニル基が好ましく、直鎖状または分岐してよ
い。
【0061】低級アルキルの具体例として、メチル基、
エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、ヘ
キシル基、シクロプロパン基、シクロヘキシル基等や、
メトキシエチル基、メトキシメチル基、エトキシメチル
基、2−メトキシエチル基、2−メトキシエトキシメチ
ル基ヘテロ原子を含む低級アルキル等が挙げられる。不
飽和のアルキル基として、アリル基、ブテニル基等が例
示される。
【0062】置換または無置換のアリール基またはアラ
ルキル基は、置換される場合、炭素数1〜3の低級アル
キル基、ハロゲン、ニトロ基、炭素数1〜3の低級アル
コキシ基、アリル基が挙げられる。
【0063】アリール基の例として、フェニル基、2−
メチルフェニル基、3−メチルフェニル基、4−メチル
フェニル基、2,4,6−トリメチルフェニル基、2−
メトキシフェニル基、3−メトキシフェニル基、4−メ
トキシフェニル基、2−ニトロフェニル基、3−ニトロ
フェニル基、4−ニトロフェニル基、3−フルオロフェ
ニル基、4−フルオロフェニル基、2−クロロフェニル
基、3−クロロフェニル基、4−クロロフェニル基、2
−ブロモフェニル基、3−ブロモフェニル基、4−ブロ
モフェニル基、2,4−ジクロロフェニル基、2,6−
ジクロロフェニル基、3,4−ジクロロフェニル基、
3,5−ジクロロフェニル基等が例示される。
【0064】ベンジルの例としては、2−メチルベンジ
ル基、3−メチルベンジル基、4−メチルベンジル基、
2,4,6−トリメチルベンジル基、2−メトキシベン
ジル基、3−メトキシベンジル基、4−メトキシベンジ
ル基、2−ニトロベンジル基、3−ニトロベンジル基、
4−ニトロベンジル基、2−クロロベンジル基、3−ク
ロロベンジル基、4−クロロベンジル基、2−ブロモベ
ンジル基、3−ブロモベンジル基、4−ブロモベンジル
基等が例示される。
【0065】R3とR4、R5とR6が結合して、窒素
原子、または窒素原子と他のヘテロ原子を含む環を構成
する例として、ピロリジン環、ピペリジン環等が挙げら
れる。
【0066】R3とR5が結合して、窒素原子、または
窒素原子と他のヘテロ原子を含む環を構成するものとし
て、イミダゾリジン環、3,4,5,6−テトラヒドロ
−ピリミジン環等が挙げられる。
【0067】これらは特開2000−38370公報に
記載された方法で合成できる。一般式(3)の例とし
て、ビス−ジメチルアミノ−ジフルオロメタン、ビス−
ジエチルアミノ−ジフルオロメタン、ビス−ジプロピル
アミノ−ジフルオロメタン、ビス−ジイソプロピルアミ
ノ−ジフルオロメタン、ビス−ジアリルアミノ−ジフル
オロメタン、ビス−ブチルアミノ−ジフルオロメタン、
ビス−ヘキシルアミノ−ジフルオロメタン、ビス(1−
ピロリジル)−ジフルオロメタン、ビス(1−ピペリリ
ジル)−ジフルオロメタン、ビス(N−メチル−N−フ
ェニル)ジフルオロメタン、2,2−ジフルオロ−1,
3−ジメチル−イミダゾリジン、2,2−ジフルオロ−
1,3−ジエチル−イミダゾリジン、2,2−ジフルオ
ロ−1,3−ジプロピル−イミダゾリジン、2,2−ジ
フルオロ−1,3−ジイソプロピル−イミダゾリジン、
2,2−ジフルオロ−1,3−ジアリル−イミダゾリジ
ン、2,2−ジフルオロ−1,3−ジブチル−イミダゾ
リジン、2,2−ジフルオロ−1,3−ジメチル−イミ
ダゾリジン−4,5−ジオン、2,2−ジフルオロ−
1,3−ジメチル−3,4,5,6−テトラヒドロ−ピ
リミジン、2,2−ジフルオロ−1,3−ジエチル−
3,4,5,6−テトラヒドロ−ピリミジン、2,2−
ジフルオロ−1,3−ジプロピル−3,4,5,6−テ
トラヒドロ−ピリミジン、2,2−ジフルオロ−1,3
−ジイソプロピル−3,4,5,6−テトラヒドロ−ピ
リミジン、2,2−ジフルオロ−1,3−ジアリル−
3,4,5,6−テトラヒドロ−ピリミジン、2,2−
ジフルオロ−1,3−ジブチル−3,4,5,6−テト
ラヒドロ−ピリミジン、2,2−ジフルオロ−1,3−
ジメチル−3,4,5,6−テトラヒドロ−ピリミジ
ン、2,2−ジフルオロ−1,3−ジブチル−3,4,
5,6−テトラヒドロ−ピリミジン等が挙げられる。好
ましくは、2,2−ジフルオロ−1,3−ジメチル−イ
ミダゾリジンと2,2−ジフルオロ−1,3−ジメチル
−3,4,5,6−テトラヒドロ−ピリミジンである
が、特に限定されることはない。
【0068】また、使用量は1当量以上あれば、特に限
定されることはないが、経済的観点から、1〜3当量が
好ましい。
【0069】反応溶媒は、非プロトン性溶媒であれば、
特に限定されることはない。また、無溶媒で行ってもよ
い。非プロトン性溶媒として、芳香族系溶媒、エーテル
系溶媒、エステル系溶媒、ハロゲン系脂肪族溶媒、ニト
リル系溶媒、ウレア系溶媒が挙げられる。
【0070】芳香族系溶媒の具体例として、1,2,4
−トリクロロベンゼン、o−ジクロロベンゼン、クロロ
ベンゼン、アニソール、トルエン、ニトロベンゼン等が
挙げられる。
【0071】エーテル系溶媒の具体例として、イソプロ
ピルエーテル、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラ
ン、ジオキサン等が挙げられる。ハロゲン系脂肪族溶媒
の具体例として、クロロホルム、塩化メチレン等が挙げ
られる。
【0072】ニトリル系溶媒の具体例として、アセトニ
トリル等が挙げられる。ウレア系溶媒の具体例として、
1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、N,N’−
ジメチルプロピレンウレア等が挙げられる。
【0073】反応温度に関しては、−20℃以上溶媒の
沸点以下であり、好適には室温以上溶媒の沸点以下であ
る。
【0074】反応の際、塩基を加えなくても反応は進行
するが、必要あれば、塩基を加えて生成するフッ化水素
を捕獲することができる。
【0075】塩基の例として、トリエチルアミン、ピリ
ジン、N,N’ジメチルアニリン等の三級アミン等が挙
げられる。
【0076】フッ素を含む金属塩を添加することによっ
て、反応収率を挙げることができる。フッ素を含む金属
塩の具体例として、フッ化カリウム、フッ化セシウム、
フッ化銀、フッ化ナトリウム、フッ化リチウム、フッ化
銅等が挙げられる。好適には、フッ化カリウム、フッ化
ナトリウムである。その使用量は限定されることはない
が、50当量以下が好ましい。
【0077】
【実施例】以下に実施例により、本発明を更に詳細に示
すが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0078】出発原料となるメチル 2−デオキシ−5
−O−(4−フェニルベンゾイル)−β−D−トレオ−
ペントフラノシド(以下、(I)と称する)はLibig
sAnn.Chem.1990,1137、メチル 2
−デオキシ−5−O−(4−フェニルベンゾイル)−α
−D−エリトロ−ペントフラノシド(以下、(II)と
称する)と、メチル 2−デオキシ−5−O−(4−フ
ェニルベンゾイル)−β−D−エリトロ−ペントフラノ
シド(以下、(III)と称する) はLibigs A
nn.Chem.1990,599に記載の方法で合成
した。
【0079】[実施例1](I)を出発原料とした、メ
チル 2,3−ジデオキシ−2,3−デヒドロ−5−O
−(4−フェニルベンゾイル)−β−D−ペントフラノ
ースの合成[化18]
【0080】
【化18】
【0081】窒素気流下、(I)500mgにアセトニ
トリル5mlを加えて、2,2−ジフルオロ−1,3−
ジメチル−イミダゾリジン(以下、DFIと称する)4
56mgを滴下し、85℃で4時間反応した。その後、
氷冷して、メタノール1ccを加えた。さらに、飽和炭
酸水素ナトリウムを加えて、クロロホルムで抽出した。
抽出した有機層を硫酸ナトリウムで乾燥して、カラムク
ロマトグラフィーにて精製した。表題の化合物が白色固
体として333mg(収率 71%)で得られた。 H NMR(CDCl)3.43ppm(3H,
s)、4.40(1H,m)、4.48(1H,m)、
5.05(1H,m)、5.76(1H,d=1.22
Hz)、5.95(1H,m)、6.22(1H,
m)、7.41(1H,m)、7.47(2H,m)、
7.65(4H,m)、8.12(2H,m)
【0082】[実施例2](II)を出発原料とした、
メチル 2,3−ジデオキシ−2,3−デヒドロ−5−
O−(4−フェニルベンゾイル)−β−D−ペントフラ
ノースの合成[化19]
【0083】
【化19】
【0084】実施例1の(I)を(II)にする以外
は、同様に行った。得られた表題の化合物は白色固体で
180mg(収率 38%)
【0085】[実施例3](III)を出発原料とし
た、メチル 2,3−ジデオキシ−2,3−デヒドロ−
5−O−(4−フェニルベンゾイル)−α−D−ペント
フラノースの合成[化20]
【0086】
【化20】
【0087】窒素気流下、(III)1.00gにアセ
トニトリル10mlを加えて、DFI0.91gを滴下
し、85℃で1時間反応した。その後、氷冷して、メタ
ノール2ccを加えた。さらに、飽和炭酸水素ナトリウ
ムを加えて、クロロホルムで抽出した。抽出した有機層
を硫酸ナトリウムで乾燥して、カラムクロマトグラフィ
ーにて精製した。得られた表題の化合物は白色固体で5
59mg(収率 59%) H NMR(CDCl)3.43ppm(3H,
s)、4.45(2H,m)、5.25(1H,m)、
5.88(1H,m)、5.93(1H,m)、6.2
3(1H、dt、J=1.22、6.10Hz)、7.
41(1H,m)、7.47(2H,m)、7.64
(4H,m)、8.10(2H,m)
【0088】[実施例4] (I)を出発原料とした、メチル 2,3−ジデオキシ
−2,3−デヒドロ−5−O−(4−フェニルベンゾイ
ル)−β−D−ペントフラノースの合成 実施例1のアセトニトリル溶媒を、1,3−ジメチル−
2−イミダゾリジノン溶媒にする以外は同様に反応を行
った。反応液をHPLCにて定量すると、表題の化合物
が77%であった。
【0089】[実施例5] (I)を出発原料とした、メチル 2,3−ジデオキシ
−2,3−デヒドロ−5−O−(4−フェニルベンゾイ
ル)−β−D−ペントフラノースの合成 実施例4に、DFIを滴下する前に、470μlのトリ
エチルアミンを加える以外は同様に反応を行った。反応
液をHPLCにて定量すると、表題の化合物が79%で
あった。
【0090】[実施例6] (I)を出発原料とした、メチル 2,3−ジデオキシ
−2,3−デヒドロ−5−O−(4−フェニルベンゾイ
ル)−β−D−ペントフラノースの合成 実施例1のアセトニトリル溶媒を、トルエン溶媒にする
以外は同様に反応を行った。反応液をHPLCにて定量
すると、表題の化合物が64%であった。
【0091】[実施例7] (I)を出発原料とした、メチル 2,3−ジデオキシ
−2,3−デヒドロ−5−O−(4−フェニルベンゾイ
ル)−β−D−ペントフラノースの合成 実施例1のアセトニトリル溶媒をクロロホルム溶媒にし
て、反応を還流する以外は同様に反応を行った。反応液
をHPLCにて定量すると、表題の化合物が63%であ
った。
【0092】[実施例8] (I)を出発原料とした、メチル 2,3−ジデオキシ
−2,3−デヒドロ−5−O−(4−フェニルベンゾイ
ル)−β−D−ペントフラノースの合成 実施例1のアセトニトリル溶媒をテトラヒドロフラン溶
媒にして、反応を還流する以外は同様に反応を行った。
反応液をHPLCにて定量すると、表題の化合物が69
%であった。
【0093】[実施例9] (I)を出発原料とした、メチル 2,3−ジデオキシ
−2,3−デヒドロ−5−O−(4−フェニルベンゾイ
ル)−β−D−ペントフラノースの合成 窒素気流下、2,2−ジフルオロ−1,3−ジメチル−
3,4,5,6−テトラヒドロ−ピリミジン0.36g
にクロロホルム3.4gを加え、これに(I)140m
gを溶解したクロロホルム2.5mlを滴下し、還流下
で4時間反応した。冷却後、反応液をHPLCにて定量
すると、表題の化合物が98%であった。
【0094】[実施例10] フッ化カリウム存在下において、(I)を出発原料とし
た、メチル 2,3−ジデオキシ−2,3−デヒドロ−
5−O−(4−フェニルベンゾイル)−β−D−ペント
フラノースの合成 窒素気流下、アセトニトリル3mlに、DFI0.27
gとスプレードライのフッ化カリウム0.3gを加え
て、これに(I)0.101gをアセトニトリル3ml
に溶解した溶液を滴下し、85℃で1時間反応した。冷
却した後に、反応マスのHPLC分析を行なった結果、
表題の化合物が98%の反応収率で生成していることを
確認した。
【0095】[実施例11] フッ化カリウム存在下において、(I)を出発原料とし
た、メチル 2,3−ジデオキシ−2,3−デヒドロ−
5−O−(4−フェニルベンゾイル)−β−D−ペント
フラノースの合成 窒素気流下、1,3−ジメチル−イミダゾリジノン3m
lに、DFI0.39gとスプレードライのフッ化カリ
ウム0.3gを加えて、これに(I)0.114gを
1,3−ジメチル−イミダゾリジノン3mlに溶解した
溶液を滴下し、85℃で1時間反応した。冷却した後
に、反応マスのHPLC分析を行なった結果、表題の化
合物が98%の反応収率で生成していることを確認し
た。
【0096】
【発明の効果】本発明は、簡便に二重結合を導入するこ
とができ、また廃棄上問題となる遷移金属等を使用しな
い新規製造法である。こうした製造法は、工業的製法に
適している。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(1)[化1] 【化1】 (式中、R1は、アルコキシ基、アシルオキシ基、もし
    くは核酸塩基またはその誘導体を表し、R2はヒドロキ
    シ保護基を表す。)で示される2−デオキシ−エリトロ
    −ペントフラノシド類と、もしくは、一般式(2)[化
    2] 【化2】 (式中、R1とR2は、前記と同一。) で示される2−
    デオキシ−トレオ−ペントフラノシド類のいずれか一方
    あるいは混合物を出発原料として、 一般式(3)[化3] 【化3】 (式中、R3〜R6は、置換または無置換の飽和または
    不飽和のアルキル基、置換または無置換のアリール基ま
    たはアラルキル基を表し、同一でも異なっていてもよ
    い。また、R3とR4、R5とR6が結合して、窒素原
    子、または窒素原子と他のヘテロ原子を含む環を構成し
    てもよい。また、R3とR5が結合して、窒素原子、ま
    たは窒素原子と他のヘテロ原子を含む環を構成してもよ
    い。)で示される化合物と反応し、一般式(4)[化
    4] 【化4】 (式中、R1とR2は、前記と同一。)で示される2,3
    −ジデオキシ−2,3−デヒドロペントフラノース誘導
    体を得る製造法。
  2. 【請求項2】 一般式(3)で示される化合物が、一般
    式(5)[化5] 【化5】 (式中、nは2または3の整数、R7及びR8は炭素数
    1〜6の置換または無置換の飽和または不飽和の低級ア
    ルキル基であり、同一でも異なっていてもよい。)で示
    される化合物である請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 一般式(3)で示される化合物が、一般
    式(6)[化6] 【化6】 で示される化合物である請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 一般式(3)で示される化合物が、一般
    式(7)[化7] 【化7】 で示される化合物である請求項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】 フッ素原子を含む金属塩の存在下で反応
    させる請求項1〜4の何れか一項に記載の方法。
  6. 【請求項6】 フッ素原子を含む金属塩がフッ化カリウ
    ムである請求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】 一般式(1)中、R1が炭素数1〜4の
    アルコキシ基、もしくは炭素数1〜4を含むアシルオキ
    シ基である請求項1〜6の何れか一項に記載の方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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