JP2003048337A - サーマルヘッドの制御方法および制御装置 - Google Patents
サーマルヘッドの制御方法および制御装置Info
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Abstract
久性を低下させることなく、発熱体の発熱温度のバラツ
キを抑え、穿孔不良の発生を防止する。 【解決手段】 穿孔を行わない白情報画素で、また主走
査方向に隣接する画素のひとつが穿孔を行う黒情報画素
である画素(エリア30)と対応する発熱体に対して、
該画素を穿孔が形成されない程度に微弱加熱する補助加
熱制御を行うことにより、隣接した黒情報画素に対応す
る発熱体の発熱温度を上昇させる。また白情報画素で、
その画素の副走査方向の次の画素が黒情報画素である画
素(エリア31)と対応する発熱体の加熱制御を行う場
合には、微弱加熱する予熱制御を行なうことにより、黒
情報画素に対応する発熱体の発熱温度を上昇させる。こ
のため、サーマルヘッドの耐久性を低下させることのあ
る熱履歴制御をおこなわずとも、発熱体の温度のバラツ
キを抑えることができる。
Description
載されるサーマルヘッドの制御方法および制御装置に関
するものであり、詳しくはサーマルヘッドに列設された
発熱体を加熱制御する際の制御方法および装置に関す
る。
されたサーマルヘッドを用いて、副走査方向に孔版原紙
を移動させながら穿孔を形成する感熱製版等を行うにあ
たっては、サーマルヘッドの各発熱体の熱履歴に基づい
て、その発熱体に通電する時間を変更することにより、
各発熱体の発熱温度を制御する熱履歴制御が行われてい
る。例えば図21の(a)に示すような正方形を印刷す
るために、孔版原紙の正方形領域に穿孔を形成する必要
がある。この場合に、熱履歴制御を行わず、正方形領域
に対応するサーマルヘッドの各発熱体を同一時間の通電
により加熱して穿孔を行うと、図21の(b)に示すよ
うに、正方形の左右辺におけるエリア71および上辺に
おけるエリア72において、穿孔不発が発生する。この
原因としては、正方形の左右辺においては、外側に隣接
した発熱体が発熱していないため、発熱体の発熱温度が
十分に上昇していないことが考えられる。また上辺に関
しては、直前の穿孔タイミングにおいて、発熱体が発熱
していないため、発熱体の発熱温度が十分に上昇せず
に、穿孔不良が生じたと考えられる。一方このような穿
孔不良を防止するために、穿孔を行う際に、上辺および
左右辺において十分に発熱温度が上昇するように、発熱
体に通電する時間を増加した場合には、図21のエリア
73において、穿孔が大きくなり過ぎてしまう。
ば、穿孔を行う画素の一つに注目し、その画素(以後注
目画素と記載)が、穿孔を行う黒情報の画素であり、か
つその前の画素、または両隣の画素のうちのひとつが、
穿孔を行わない白情報の画素である場合に、その注目画
素に対応する発熱体の通電時間を増加するように熱履歴
制御を行えば、エリア71およびエリア72の穿孔にた
いしては、その穿孔を行う発熱体に対する通電時間が増
加され、エリア71およびエリア72に穿孔を行なう発
熱体の発熱温度が、エリア73に穿孔を行なう発熱体の
発熱温度とほぼ同等の温度まで上昇し、図21の(c)
に示すような均一な穿孔が形成される。
ような熱履歴制御を行うと、図21(c)におけるエリ
ア71および72の穿孔を行なう発熱体は、数回の穿孔
が行われる間、通電時間が通常の穿孔を行う際の通電時
間より長くなる。また、例えば、細線を印刷させるため
に、副走査方向に一列の穿孔を形成する場合には、その
穿孔を行なう発熱体には、連続的に長時間の通電が行わ
れることとなる。このため、その発熱体の耐久性が低下
する場合がある。また、熱履歴制御を通電時間の増加で
はなく、単位時間あたりに通電する電気量の増加により
行った場合であっても、同様である。すなわち、発熱温
度のバラツキに起因する穿孔不良を防止するために、所
定の発熱体に印加するエネルギーを増加させ、その発熱
体の発熱温度を上昇させる熱履歴制御を行うと、サーマ
ルヘッドの耐久性を低下させる虞れがある。
れたサーマルヘッドの制御方法および制御装置におい
て、サーマルヘッドの耐久性を低下させることなく、発
熱体の発熱温度のバラツキを抑え、穿孔不良の発生を防
止することのできる制御方法および制御装置を提供する
ことを目的とする。
ッドの制御方法においては、主走査方向に発熱体が列設
されたサーマルヘッドの発熱体を、各画素毎に黒情報ま
たは白情報を有する黒白画像情報に応じて加熱制御する
サーマルヘッドの制御方法であって、前記黒白画像情報
が白情報である画素に対応する発熱体に対して、該画素
に前記主走査方向に隣接する画素の黒白画像情報に基づ
いて、微弱加熱する補助加熱制御を行うことを特徴とす
る。
おいては、主走査方向に発熱体が列設されたサーマルヘ
ッドと、各画素毎に黒情報または白情報を有する黒白画
像情報に応じて前記発熱体を加熱制御する加熱制御手段
とを備えたサーマルヘッドの制御装置であって、前記加
熱制御手段が、前記黒白画像情報が白情報である画素に
対応する発熱体に対して、該画素に前記主走査方向に隣
接する画素の黒白画像情報に基づいて、微弱加熱する補
助加熱制御を行う補助加熱制御手段を備えたものである
ことを特徴とするものである。
サーマルヘッドが感熱印刷装置に搭載されている場合で
あれば、印刷対象の2値画像情報に相当し、感熱製版装
置に搭載されている場合であれば、製版対象の2値画像
情報に相当する。また、「黒白画像情報が白情報である
画素」とは、例えば非印字対象あるいは非穿孔対象の画
素であり、黒白画像情報が黒情報である画素とは、例え
ば印字対象あるいは穿孔対象の画素である。
情報が白情報である画素に対応する発熱体に対して、該
画素に前記主走査方向と略直交する副走査方向に隣接す
る画素の黒白画像情報に基づいて、微弱加熱する予熱制
御を行う予熱制御手段を備えたものであってもよい。
ーマルヘッドの制御方法および制御装置が感熱製版装置
に使用されている場合であれば、インクの透過が可能な
穿孔が形成されることのない程度の加熱を、すなわち穿
孔が行われない程度の加熱あるいはインクの透過が不可
能な程度の穿孔が形成される程度の加熱を意味する。
像情報が黒情報である画素に対応する発熱体に対して、
該画素に前記主走査方向または該主走査方向と略直交す
る副走査方向に隣接する画素の黒白画像情報に基づい
て、追加加熱する熱履歴制御を行う熱履歴制御手段を備
えたものであってもよい。
段および熱履歴制御手段は、隣接している画素に加え、
隣接している画素の隣の画素、あるいは斜め方向に存在
する画素等の情報に基づいて加熱制御を行なうものであ
ってもよい。また、上記補助加熱制御と前記熱履歴制御
とが同一のタイミングで行われるものであってもよい。
製版装置に搭載されているものであってもよく、上記補
助加熱制御手段としては、前記黒白画像情報が黒情報で
ある画素に対応する発熱体の加熱制御により感熱孔版原
紙に穿孔が形成されるタイミングよりも前に、前記黒白
画像情報が白情報である画素に対応する発熱体に、前記
微弱加熱する補助加熱制御を行うものであってもよい。
対応して、前記主走査方向または前記副走査方向に連続
的に配置された複数個の発熱体が発熱するように形成さ
れているものであってもよい。なお、この場合には一つ
の画素に対応する複数個の発熱体に対して、前記補助加
熱制御、予熱制御および熱履歴制御が行われるものであ
る。
および制御装置においては、前記黒白画像情報が白情報
である画素に対応する発熱体に対して、該画素に前記主
走査方向に隣接する画素の黒白画像情報に基づいて、微
弱加熱する補助加熱制御を行うことにより、主走査方向
に白情報の画素に隣接した黒情報の画素に対応する発熱
体の発熱温度を、その発熱体に熱履歴制御による大きな
エネルギーを印加することなく、黒情報の画素に挟まれ
た黒情報の画素に対応する発熱体の発熱温度へ近づける
ことができるので、サーマルヘッドの耐久性を低下させ
ることなく、発熱体の発熱温度のバラツキを抑えること
ができる。このため、例えばこのサーマルヘッドが感熱
製版装置へ搭載される場合であれば、均一な穿孔を形成
することができる。
画像情報が白情報である画素に対応する発熱体に対し
て、該画素に前記主走査方向と略直交する副走査方向に
隣接する画素の黒白画像情報に基づいて、微弱加熱する
予熱制御を行なう場合であれば、副走査方向に白情報の
画素の次の黒情報の画素に対応する発熱体の発熱温度
を、黒情報の画素の次の黒情報の画素に対応する発熱体
の発熱温度へ近づけることができるので、発熱体の発熱
温度のバラツキをさらに抑えることができる。このた
め、例えばこのサーマルヘッドが感熱製版装置へ搭載さ
れる場合であれば、さらに均一な穿孔を形成することが
できる。
報が黒情報である画素に対応する発熱体に対して、該画
素に前記主走査方向または該主走査方向と略直交する副
走査方向に隣接する画素の黒白画像情報に基づいて、追
加加熱する熱履歴制御を行う場合であれば、副走査方向
に白情報の画素の次の黒情報の画素に対応する発熱体の
発熱温度を、黒情報の画素の次の黒情報の画素に対応す
る発熱体の発熱温度へ近づけることができるので、発熱
体の発熱温度のバラツキをさらに抑えることができる。
このため、例えばこのサーマルヘッドが感熱製版装置へ
搭載される場合であれば、さらに均一な穿孔を形成する
ことができる。
タイミングで行われれば、熱履歴制御を行うための時間
を補助加熱制御を行うための時間と別個に確保する必要
がなく、副走査方向のライン周期の増加を防止できる。
し、上記補助加熱制御手段として、前記黒白画像情報が
黒情報である画素に対応する発熱体の加熱制御により感
熱孔版原紙に穿孔が形成されるタイミングよりも前に、
前記黒白画像情報が白情報である画素に対応する発熱体
に、前記微弱加熱する補助加熱制御を行うものを用いる
場合であれば、補助加熱を行なう際の印加エネルギー
を、効率良く穿孔形成に用いることができる。
って、複数配列サーマルヘッドが使用されることがあ
る。通常のサーマルヘッドでは、主走査方向に配列され
た発熱体は、一つの発熱体が1画素の画像情報に対応し
て発熱している。しかし、複数配列サーマルヘッドにお
いては、連続的に配置された複数個の発熱体が1画素の
画像情報に対応している。例えば、本出願人により出願
された特開2000−326474公報には、主走査方
向の2つの発熱体がペアになっている複数配列サーマル
ヘッドが開示され、また特開2000−238230公
報には、主走査方向および副走査方向の複数個の発熱体
が、1画素の画像情報に対応しているサーマルヘッドが
開示されている。
なっている複数配列サーマルヘッドとしては、図22の
(a)に示すように、リード電極80の中央にスリット
が形成されて、2つの発熱体81がペアとして形成され
ているもの、図22の(b)に示すようにU字型に屈曲
されたリード電極82に2つの発熱体83が形成されて
いるものなどがある。これらの複数配列サーマルヘッド
においては、図22の(c)に示す通常のサーマルヘッ
ドにおける発熱体84に比べ、その発熱体81または8
3の大きさが小さくなっている。そのため、図23の
(a)に示す、通常のサーマルヘッドを使用した300
dpiの穿孔例に比べて、図23の(b)に示す、複数
配列サーマルヘッドを用いた300dpiの穿孔例の方
が、穿孔径が小さくなり、印刷時にインクが用紙に転移
する量であるインク転移量を抑えることができ、インク
の裏写りなどを防止できる。なお、図23の(b)に示
す穿孔例においては、副走査方向には、600dpi解
像度で穿孔が行われている。
形成されている複数配列サーマルヘッドを用いて、孔版
原紙に穿孔を形成する際に、発熱体の温度のバラツキに
起因する穿孔不良を解決するために、熱履歴制御を行な
った場合には、穿孔過多が生じることがあった。例えば
図24の(a)に示すように正方形を印刷するために、
孔版原紙の正方形領域に穿孔を形成する場合には、まず
正方形の上辺における穿孔不良の発生を防止するため
に、図24の(b)に示すエリア86に穿孔を形成する
際に、発熱体への通電時間が増加される。さらに、正方
形の左右辺における穿孔不発の発生を防止するために、
エリア87に穿孔を形成する際に、発熱体への通電時間
が増加される。エリア87への通電時間が増加すると、
外側の穿孔が穿孔不良となることは防止される。しか
し、内側の発熱体は、周囲の発熱体の温度上昇の影響
と、通電時間の増加の影響を受け、通常の発熱温度以上
に温度が上昇してしまい、穿孔過多が生じることとな
る。
向に連続的に配置された複数個の発熱体が、一つの画素
分の画像情報に対応している複数配列サーマルヘッドを
サーマルヘッドとして用いた場合であっても、上記微弱
加熱する補助加熱制御を行うことにより、主走査方向に
白情報の画素に隣接した黒情報の画素に対応する発熱体
の発熱温度を、熱履歴制御を行なうことなく、黒情報の
画素に挟まれた黒情報の画素に対応する発熱体の発熱温
度へ近づけることができるので、サーマルヘッドの耐久
性を低下させることなく、かつ穿孔過多を生じることな
く、発熱体の発熱温度のバラツキを抑えることができ
る。このため、例えばこのサーマルヘッドが感熱製版装
置へ搭載される場合であれば、均一な穿孔を形成するこ
とができる。
制御方法および制御装置を用いた第1の実施の形態であ
る感熱製版装置を図面に基づいて詳細に説明する。まず
本感熱製版装置における構成を図1〜図5を用いて説明
する。図1はこの感熱製版装置の概要構成図であり、図
2は感熱製版装置のA−A断面図であり、図3はサーマ
ルヘッドにおける回路図であり、図4は制御信号の入力
タイミングを示す図であり、図5はサーマルヘッド制御
部のブロック図である。
6個の発熱体11が主走査方向に列設された、ドット密
度400dpi対応型のサーマルヘッド10を搭載する
ものであり、黒白画像情報が白情報である画素に対応す
る発熱体11に対して、該画素にその画素と主走査方向
に隣接する画素の情報に基づいて、微弱加熱する補助加
熱制御と、その画素と副走査方向に隣接する画素、具体
的に次ラインの穿孔を行なう際に、同一の発熱体11で
穿孔される画素の情報に基づいて、微弱加熱する予熱制
御とを組み合わせて行うものである。
版原紙1を搬送するプラテンローラ2と、該プラテンロ
ーラ2を回転駆動する副走査駆動モータ3と、ギア部4
と、不図示の圧接機構により図2に示すようにプラテン
ローラ2に接離可能に圧接されるサーマルヘッド10
と、副走査駆動モータ3およびサーマルヘッド10へ制
御信号を出力する制御部20とを備えている。
プ回転するステップモータであり、副走査駆動モータ3
が1ステップ回転すると、プラテンローラ2により孔版
原紙1が1画素ピッチすなわち63.5μm搬送される
ように、ギア部4のギア比が設定されている。
ーマルヘッドと呼ばれるもので、図2の(a)に側面図
を、図2の(b)に図2の(a)における下方向から見
た一部平面図を示す。図2の(b)に示すように基板1
3上に櫛歯状のリード電極12が設けられ、所定間隔で
設けられた各電極には、長方形の発熱体11が取り付け
られている。発熱体11は、主走査方向に一列に409
6個配列されている。各発熱体11は、図3に示すよう
に、1024個ずつ4ブロックに分割され、各リード電
極12の一端には、それぞれアンド回路14が接続さ
れ、他端は接地されている。また、各ブロック毎にラッ
チ部15およびシフトレジスタ16が設けられている。
後述するサーマルヘッド制御部20から出力されるクロ
ック信号CLK1〜CLK4および画像データDAT1
〜DAT4が、各シフトレジスタ16に入力され、ラッ
チ信号LAT1〜LAT4が、ラッチ回路15に入力さ
れ、ストローブ信号STB1〜STB4は、各アンド回
路14に入力されている。
ッド10のシフトレジスタ16にシリアルデータとして
画像データDAT1〜DAT4が入力され、パラレル展
開されてラッチ信号LAT1〜LAT4によりラッチ部
15にラッチされる。このラッチ部15にラッチされた
画像データDAT1〜DAT4と、ストローブ信号ST
B1〜STB4の信号積により、各発熱体11への通電
が行われ、該当する発熱体11が発熱する。なお画像デ
ータ(DAT1〜DAT4)は、穿孔を行なうか否かを
指示する黒白データと、後述する補助加熱データおよび
予熱データから構成されている。また、サーマルヘッド
10の各ブロックに入力される各信号の入力タイミング
は、図4に示すように、各ブロック毎に分割駆動されて
いる。なおDAT4に記載されているデータ1は補助加
熱データを、データ2は黒白データを、データ3は予熱
データを示している。
紙1を搬送するプラテンローラ2を回転駆動させる副走
査駆動モータ3の動作を制御する副走査モータ駆動回路
21および入力された画像情報に応じて各画素毎に黒情
報または白情報からなる黒白画像情報を作成する画像処
理回路22を備えた孔版制御回路23と、孔版制御回路
23およびサーマルヘッド10に接続されるサーマルヘ
ッド制御回路24と、孔版制御回路23およびサーマル
ヘッド制御回路24に接続され、全体的な動作タイミン
グを制御するシステム制御回路25とを備えている。
信号CLK1〜CLK4と、サーマルヘッド10の発熱
体11を選択的に駆動するための画像データDAT1〜
DAT4と、サーマルヘッド10に設けられたシフトレ
ジスタ16に画像データをセットする(いわゆるラッチ
を掛ける)ためのラッチ信号LAT1〜LAT4と、ラ
ッチされた画像データを発熱体11へ出力するタイミン
グを指示するストローブ信号STB1〜STB4とをサ
ーマルヘッド10に出力し、サーマルヘッド10の各発
熱体11への通電を制御して、各発熱体11の発熱動作
を制御するものであり、また、補助加熱制御回路26
と、予熱制御回路27とを備えている。
穿孔を行わない白情報である画素に対応する発熱体11
に対して、該画素にその画素と主走査方向に隣接する画
素の黒白画像情報が穿孔を行う黒情報である場合には、
インクの透過が可能な穿孔が形成されることのない程度
の微弱加熱する補助加熱制御を行うように、補助加熱デ
ータを出力させるものである。また、予熱制御回路27
は、黒白画像情報が白情報である画素に対応する発熱体
11に対して、該画素にその画素の副走査方向に次に位
置する画素の黒白画像情報が穿孔を行う黒情報である場
合には、インクの透過が可能な穿孔が形成されることの
ない程度の微弱加熱する予熱制御を行うように、予熱デ
ータを出力させるものである。
熱製版装置を用いて孔版原紙1に穿孔を行う場合の孔版
動作の詳細を説明する。まず、画像情報が制御部20に
入力されると、孔版制御回路23の画像処理回路22
は、画像情報の濃淡に基づいて、各画素毎の黒情報また
は白情報からなる黒白画像情報を作成し、孔版原紙1枚
分の黒白画像情報をサーマルヘッド制御回路24へ出力
する。
参照して、サーマルヘッド制御回路24の動作を中心に
説明を行う。なお説明を簡単にするために画像データD
AT1〜DAT4の一例としては画像データDATを用
い、ラッチ信号LAT1〜LAT4の一例としてはラッ
チ信号LATを用い、ストローブ信号STB1〜STB
4の一例としては、ストローブ信号STBを用いてい
る。
制御回路24は、黒白画像情報の中で、孔版原紙1の副
走査方向の最上ラインで、かつ主走査方向の左端に対応
する画素を注目画素として設定する。ステップ102で
は、注目画素の黒白画像情報が黒情報であるか白情報で
あるかを判定する。白情報であれば、ステップ104へ
進む。黒情報であれば、ステップ103へ進み、シリア
ルデータである画像データ(DAT)としての、補助加
熱データ(オフ)を、サーマルヘッド10のシフトレジ
スタ16へ転送し、ステップ107へ進む。
制御回路24の補助加熱制御回路26において、注目画
素に対して、主走査方向に隣接した両隣の画素の黒白画
像情報のうち一つが黒情報であるか否かを判定する。両
隣の画素の黒白画像情報のうち一つが黒情報であれば、
ステップ106へ進む。両隣の画素の黒白画像情報が2
つとも白情報であった場合、および2つとも黒情報であ
った場合にはステップ105へ進み、画像データ(DA
T)としての補助加熱データ(オフ)をシフトレジスタ
16へ転送し、ステップ107へ進む。ステップ106
では、画像データ(DAT)としての補助加熱データ
(オン)をシフトレジスタ16へ転送する。
素があるか否かを判定し、次の画素があれば、ステップ
108へ進み、次の画素をあらたな注目画素として設定
し、ステップ102へ戻る。次の画素が無ければ、ステ
ップ109へ進む。
T)を出力する。このラッチ信号(LAT)により、そ
れまでの間にサーマルヘッド10のシフトレジスタ16
に転送され、パラレル展開された補助加熱データを、ラ
ッチ部15に保持(ラッチ)し、ステップ110へ進
む。ステップ110では、主走査方向の左端の画素を注
目画素として、設定する。
情報が黒情報であるか白情報であるかを判定する。黒情
報であれば、ステップ112へ進み、シリアルデータで
ある画像データ(DAT)としての、黒白データ(オ
ン)をサーマルヘッド10のシフトレジスタ16へ転送
し、ステップ114へ進む。白情報であれば、ステップ
113へ進み、画像データ(DAT)としての、黒白デ
ータ(オフ)をシフトレジスタ16へ転送し、ステップ
114へ進む。
素があるか否かを判定し、次の画素があれば、ステップ
115へ進み、次の画素をあらたな注目画素として設定
し、ステップ111へ戻る。次の画素が無ければ、ステ
ップ116へ進む。
TB)信号がオン状態にされる。このストローブ信号
(STB)により、サーマルヘッド10においては、ラ
ッチ部15に保持されていた補助加熱データに基づい
て、サーマルヘッド10の発熱体11の加熱が開始され
る。すなわちラッチ部15に補助加熱データ(オン)が
保持されている発熱体11は、通電されて加熱され、補
助加熱データ(オフ)が保持されている発熱体11は加
熱が行われない。なお、ストローブ信号(STB)は、
ステップ127において、オフにされるまで、継続的に
オン状態を保つ。
いてストローブ信号がオンにされてから、予め設定され
た時間が経過して時点で、再度ラッチ信号(LAT)を
出力する。このラッチ信号(LAT)により、それまで
の間にサーマルヘッド10のシフトレジスタ16に転送
され、パラレル展開された黒白データが、ラッチ部15
にラッチされる。すなわち、ラッチ部15にラッチされ
ているデータが、補助加熱データから黒白データに切り
替わる。そのため、黒白データに基づいたサーマルヘッ
ド10の発熱体11の加熱が開始される。ラッチ部15
に黒白データ(オン)が保持されている発熱体11は、
通電されて加熱され、黒白データ(オフ)が保持されて
いる発熱体11は加熱が行われない。
画素を注目画素として、設定する。
白画像情報が黒情報であるか白情報であるかを判定す
る。黒情報であれば、ステップ120へ進み、シリアル
データである画像データ(DAT)としての、予熱デー
タ(オフ)を、サーマルヘッド10のシフトレジスタ1
6へ転送し、ステップ124へ進む。白情報であれば、
ステップ121へ進む。
おいて、注目画素に対して、副走査方向の次の画素の黒
白画像情報が黒情報であるか否かを判定する。黒情報で
あれば、ステップ123へ進む。白情報であった場合に
はステップ122へ進み、画像データ(DAT)として
の予熱データ(オフ)をシフトレジスタ16へ転送し、
ステップ124へ進む。
T)としての予熱データ(オン)をシフトレジスタ16
へ転送する。ステップ124では、主走査方向に次の画
素があるか否かを判定し、次の画素があれば、ステップ
125へ進み、次の画素をあらたな注目画素として設定
し、ステップ119へ戻る。次の画素が無ければ、ステ
ップ126へ進む。
T)を出力する。このラッチ信号(LAT)により、そ
れまでの間にサーマルヘッド10のシフトレジスタ16
に転送され、パラレル展開された予熱データが、ラッチ
部15に保持(ラッチ)される。すなわち、ラッチ部1
5にラッチされているデータが、黒白データから予熱デ
ータに切り替わる。そのため、予熱データに基づいた、
サーマルヘッド10の発熱体11の加熱が開始される。
すなわちラッチ部15に予熱データ(オン)が保持され
ている発熱体11は、通電されて加熱され、予熱データ
(オフ)が保持されている発熱体11は加熱が行われな
い。
いてラッチ信号(LAT)が出力されてから、予め設定
された時間が経過して時点で、ストローブ信号(ST
B)がオフ状態に切り換えられる。これにより、予熱デ
ータに基づく加熱も停止される。
次のラインが存在するか否かが判定される。存在する場
合には、ステップ129において、次のラインの左端の
画素を注目画素として設定し、ステップ102へ戻る。
なお、この際には、孔版制御回路23の副走査モータ駆
動回路21の制御により、副走査駆動モータ3が1ステ
ップ回転され、プラテンローラ2により孔版原紙1が1
画素ピッチすなわち63.5μm搬送される。次のライ
ンが存在しない場合には、動作を終了する。
より、図9に示すように、ストローブ信号(STB)が
オン状態にされてから、2回目のラッチ信号(LAT)
が出力されるまでの間(本実施の形態では110μs)
に、補助加熱データに基づいた補助加熱が行われ、2回
目のラッチ信号(LAT)が出力されてから3回目のラ
ッチ信号(LAT)が出力されるまでの間(本実施の形
態では370μs)に、黒白データに基づいた通常の加
熱が行われ、3回目のラッチ信号(LAT)が出力され
てからストローブ信号(STB)がオフ状態にされるま
での間(本実施の形態では140μs)に、予熱データ
に基づいた加熱が行われることとなる。
補助加熱および予熱データに基づいた加熱を行う場合に
は、その加熱時間が短いため、インクの透過が不可能な
程度の穿孔が形成されることはあっても、インクの透過
が可能な穿孔が形成されることはない。
像情報を有する画像情報に基づいて、孔版原紙1に穿孔
を行う場合であれば、まず注目画素が黒情報を有する画
素である場合には、ステップ102からステップ103
へ進むため補助加熱データ(オフ)が転送され、ステッ
プ111からステップ112へ進むため黒白データ(オ
ン)が転送され、さらにステップ119からステップ1
20へ進み予熱データ(オフ)が転送され、これらのデ
ータに応じて発熱体11へ通電され、黒白画像データ
(オン)に基づく通常の加熱のみが行われる。
する画素であって、その画素と主走査方向に隣接する画
素のうちの一つが黒情報を有する画素であり、その画素
の副走査方向の次の画素が白情報を有する画素である画
素が、注目画素である場合には、ステップ102からス
テップ104、ステップ106へ進むため補助加熱デー
タ(オン)となり、ステップ111からステップ113
へ進むため黒白データ(オフ)となり、さらにステップ
119からステップ121、ステップ122へ進むので
予熱データ(オフ)となり、これらのデータに応じて発
熱体11へ通電され、補助加熱データ(オン)に基づく
補助加熱のみが行われる。このため、この画素でインク
が透過するほどの穿孔が形成されることは無い。隣接す
る黒情報を有する画素に対応している発熱体11では、
通常の加熱のみが行われるが、エリア30における補助
加熱の影響により、容易に発熱温度が上昇し、穿孔不良
の発生が防止される。また、特定の発熱体11が繰り返
し長時間加熱されることがないので、発熱体11の劣化
を招くこともない。
素であって、主走査方向に隣接する画素が2つとも白情
報を有する画素であり、副走査方向の次の画素が黒情報
を有する画素である画素が、注目画素である場合には、
ステップ102からステップ104、ステップ105へ
進むため補助加熱データ(オフ)となり、ステップ11
1からステップ113へ進むため黒白データ(オフ)と
なり、ステップ119からステップ121,ステップ1
23へ進むので予熱データ(オン)となり、これらのデ
ータに応じて、この画素に対応する発熱体11に通電さ
れ、予熱データ(オン)に基づく加熱のみが実行され
る。このため、エリア31の次のラインで穿孔を行う際
には、その黒情報を有する画素に対応する発熱体11が
既に予熱データに基づいた微弱な加熱により暖められて
いるため、穿孔不良が生じることはない。なお、主走査
方向に隣接する画素が2つとも黒情報であって、かつ副
走査方向の次の画素が黒情報を有する画素である画素
が、注目画素である場合にも、上記と同様のステップを
得て、予熱データ(オン)に基づく加熱のみが実行され
る。
する画素であって、主走査方向に隣接している2つの画
素が両方とも黒情報を有する画素であり、副走査方向の
次の画素が白情報を有する画素である画素が、注目画素
であった場合には、ステップ102からステップ10
4、ステップ105へ進むため補助加熱データ(オフ)
となり、ステップ111からステップ113へ進むため
黒白データ(オフ)となり、ステップ119からステッ
プ121、ステップ122へ進むので、予熱データ(オ
フ)となり、これらのデータに応じてこの画素に対応す
る発熱体11に通電されるため、加熱は行われない。こ
の発熱体11は、両隣の画素に通常の加熱が行われてい
るため、補助加熱を行った場合には、発熱体11の温度
が上昇して、インクが透過する穿孔が形成される恐れが
あるため、補助加熱を行わない構成とした。
する画素であって、主走査方向に隣接している2つの画
素の内一つが黒情報を有する画素であり、副走査方向の
次の画素が黒情報を有する画素である画素が、注目画素
であった場合には、ステップ102からステップ10
4、ステップ106へ進むため補助加熱データ(オン)
となり、ステップ111からステップ113へ進むため
黒白データ(オフ)となり、ステップ119からステッ
プ121、ステップ123へ進むので、予熱データ(オ
ン)となり、それらのデータに応じてこの画素に対応す
る発熱体11に通電されるため、補助加熱データ(オ
ン)に基づく補助加熱および予熱データ(オン)に基づ
く加熱の両者が行われる。このため、隣接する画素に対
応する穿孔が支障無く形成され、また副走査方向の次の
画素に対応する穿孔も支障無く形成される。他の白情報
を有する画素においては、ステップ102からステップ
104,ステップ105へ進むため補助加熱データ(オ
フ)となり、ステップ111からステップ113へ進む
ため黒白データ(オフ)となり、またステップ119か
らステップ121、ステップ122へ進むので予熱デー
タ(オフ)となり、これらのデータに応じてこの画素に
対応する発熱体11に通電されるため、加熱は行われな
い。
装置においては、黒白画像情報が白情報である画素に対
応する発熱体に対して、該画素にその画素と主走査方向
に隣接する画素の情報に基づいて、微弱加熱する補助加
熱制御を行うことにより、主走査方向に白情報の画素に
隣接した黒情報の画素に対応する発熱体11の発熱温度
を、その発熱体に熱履歴制御による大きなエネルギーを
印加することなく、黒情報の画素に挟まれた黒情報の画
素に対応する発熱体の発熱温度へ近づけることができる
ので、サーマルヘッドの耐久性を低下させることなく、
発熱体の発熱温度のバラツキを抑えることができ、均一
な穿孔を形成することができる。
情報が白情報である画素に対応する発熱体に対して、該
画素にその画素と副走査方向に隣接する画素の情報に基
づいて、微弱加熱する補助加熱制御を行う予熱制御を行
なったため、副走査方向に白情報の画素の次の黒情報の
画素に対応する発熱体の発熱温度を、その発熱体に熱履
歴制御によるエネルギーを印加することなく、黒情報の
画素の次の黒情報の画素に対応する発熱体の発熱温度へ
近づけることができるので、サーマルヘッドの耐久性を
低下させることなく、発熱体の発熱温度のバラツキをさ
らに抑えることができ、さらに均一な穿孔を形成するこ
とができる。
である画素に対応する発熱体の加熱制御により孔版原紙
1に穿孔が形成されるタイミングよりも前に、隣接する
白情報である画素に対応する発熱体において、補助加熱
が行われるため、補助加熱を行なう際の印加エネルギー
を、効率良く穿孔形成に用いることができる。
り、発熱体11の温度のバラツキを抑えることができる
ため、注目画素の周辺に黒情報を有する画素が少なく、
穿孔が形成されにくい状況であっても、穿孔不良の少な
い小径の穿孔を均一に形成することができる。このた
め、穿孔を行なう際に発熱体11に印加するエネルギー
を調整することにより、穿孔径を段階的に変更すること
が可能となり、孔版印刷を行う時に印刷濃度を調整する
ことができる。また多重階調印刷も可能となる。
および制御装置を用いた第2の実施の形態である感熱製
版装置について説明する。本感熱製版装置における概略
構成は、図1〜図5に記載された第1の実施の形態にお
ける感熱製版装置とほぼ同様であるため、異なる部分の
番号のみを図1〜図5に付す。なお、同等の要素には同
番号を付してあり、それらについての説明は特に必要の
無い限り省略する。
である画素に対応する発熱体11に対して、該画素に主
走査方向に隣接する画素の情報に基づいて、微弱加熱す
る補助加熱制御と、黒白画像情報が黒情報である画素に
対応する発熱体11に対して、該画素に副走査方向に隣
接する画素、具体的には1ライン前の穿孔を行った時
に、注目画素を穿孔する発熱体と同様の発熱体11によ
り穿孔された画素の情報に基づいて、追加加熱を行う熱
履歴制御とを組み合わせて行うものである。
紙1を搬送するプラテンローラ2を回転駆動させる副走
査駆動モータ3の動作を制御する副走査モータ駆動回路
21および入力された画像情報に応じて各画素毎に黒情
報または白情報からなる黒白画像情報を作成する画像処
理回路22を備えた孔版制御回路23と、孔版制御回路
23およびサーマルヘッド10に接続されるサーマルヘ
ッド制御回路41と、孔版制御回路23およびサーマル
ヘッド制御回路41に接続され、全体的な動作タイミン
グを制御するシステム制御回路25とを備えている。
信号CLK1〜CLK4と、サーマルヘッド10の発熱
体11を選択的に駆動するための画像データDAT1〜
DAT4と、サーマルヘッド10に設けられたシフトレ
ジスタ16に画像データをセットする(いわゆるラッチ
を掛ける)ためのラッチ信号LAT1〜LAT4と、ラ
ッチされた画像データを発熱体11へ出力するタイミン
グを指示するストローブ信号STB1〜STB4とをサ
ーマルヘッド10に出力し、サーマルヘッド10の各発
熱体11への通電を制御して、各発熱体11の発熱動作
を制御するものであり、また、補助加熱制御回路26
と、熱履歴制御回路42とを備えている。
は、穿孔を行なうか否かを指示する黒白データと、補助
加熱データおよび後述する熱履歴データから構成されて
いる。
入力される各信号の入力タイミングは、図4に示すよう
に、各ブロック毎に分割駆動されている。なおDAT4
に記載されているデータ1は補助加熱データを、データ
2は黒白データを、データ4は熱履歴データを示してい
る。
製版装置を用いて孔版原紙1に穿孔を行う場合の孔版動
作の詳細を説明する。まず、画像情報が制御部40に入
力されると、孔版制御回路23の画像処理回路22は、
各画素毎の黒情報または白情報からなる黒白画像情報を
作成し、孔版原紙1枚分の黒白画像情報をサーマルヘッ
ド制御回路41へ出力する。
チャートを参照して、サーマルヘッド回路41の動作を
中心に説明を行う。
1の実施形態におけるサーマルヘッド制御回路24にお
ける動作と、ステップ101からステップ117までの
ステップは同一であるため、説明は省略する。
る。ステップ201では、主走査方向の左端の画素を注
目画素として、設定する。
白画像情報が黒情報であるか白情報であるかを判定す
る。白情報であれば、ステップ203へ進み、シリアル
データである画像データ(DAT)としての、熱履歴デ
ータ(オフ)を、サーマルヘッド10のシフトレジスタ
16へ転送し、ステップ207へ進む。黒情報であれ
ば、ステップ204へ進む。
において、注目画素に対して、副走査方向の前の画素の
黒白画像情報が黒情報であるか否かを判定する。黒情報
でなければ、ステップ206へ進む。黒情報であった場
合にはステップ205へ進み、画像データ(DAT)と
しての熱履歴データ(オフ)をシフトレジスタ16へ転
送し、ステップ207へ進む。
T)としての熱履歴データ(オン)をシフトレジスタ1
6へ転送する。ステップ207では、主走査方向に次の
画素があるか否かを判定し、次の画素があれば、ステッ
プ208へ進み、次の画素をあらたな注目画素として設
定し、ステップ202へ戻る。次の画素が無ければ、ス
テップ209へ進む。
T)を出力する。このラッチ信号(LAT)により、そ
れまでの間にサーマルヘッド10のシフトレジスタ16
に転送され、パラレル展開された熱履歴データが、ラッ
チ部15に保持(ラッチ)される。すなわち、ラッチ部
15にラッチされているデータが、黒白データから熱履
歴データに切り替わる。そのため、熱履歴データに基づ
いて、サーマルヘッド10の発熱体11の加熱が開始さ
れる。すなわちラッチ部15に熱履歴データ(オン)が
保持されている発熱体11は、通電されて加熱され、熱
履歴データ(オフ)が保持されている発熱体11は加熱
が行われない。
いてラッチ信号(LAT)が出力されてから、予め設定
された時間が経過して時点で、ストローブ信号(ST
B)がオフ状態に切り換えられる。これにより、熱履歴
データに基づく加熱も停止される。
次のラインが存在するか否かが判定される。存在する場
合には、ステップ212において、次のラインの左端の
画素を注目画素として設定し、ステップ102へ戻る。
なお、この際には、孔版制御回路23の副走査モータ駆
動回路21の制御により、副走査駆動モータ3が1ステ
ップ回転され、プラテンローラ2により孔版原紙1が1
画素ピッチすなわち63.5μm搬送される。次のライ
ンが存在しない場合には、動作を終了する。
より、図12に示すように、ストローブ信号(STB)
がオン状態にされてから、2回目のラッチ信号(LA
T)が出力されるまでの間(本実施の形態では110μ
s)に、補助加熱データに基づいた補助加熱が行われ、
2回目のラッチ信号(LAT)が出力されてから3回目
のラッチ信号(LAT)が出力されるまでの間(本実施
の形態では370μs)に、黒白データに基づいた通常
の加熱が行われ、3回目のラッチ信号(LAT)が出力
されてからストローブ信号(STB)がオフ状態にされ
るまでの間(本実施の形態では140μs)に、熱履歴
データに基づいた加熱が行われることとなる。
補助加熱を行う場合には、その加熱時間が短いため、イ
ンクの透過が不可能な程度の穿孔が形成されることはあ
っても、インクの透過が可能な穿孔が形成されることは
ない。
像情報を有する画像情報に基づいて、孔版原紙1に穿孔
を行う場合であれば、エリア44内の画素のように、黒
情報を有する画素であって、かつ、その画素の1ライン
前の画素が白情報を有する画素である画素が、注目画素
である場合には、補助加熱データ(オフ)、黒白データ
(オン)および熱履歴データ(オン)が転送されるた
め、この画素に対応する発熱体11では、通常の加熱に
加え熱履歴データに基づく加熱が行われ、加熱時間が延
長される。このため、副走査方向に黒情報の画素が連続
している場合と同様の発熱温度まで、発熱温度が上昇
し、穿孔不良の発生が防止される。
が副走査方向に連続している画素が、注目画素である場
合には、補助加熱データ(オフ)、黒白データ(オン)
および熱履歴データ(オフ)が転送され、通常の加熱の
みが行われる。
報を有する画素であって、その画素と主走査方向に隣接
する画素のうちの一つが黒情報を有する画素である画素
が、注目画素である場合には、補助加熱データ(オ
ン)、黒白データ(オフ)および熱履歴データ(オフ)
が転送されるため、この画素に対応する発熱体11で
は、補助加熱データに基づく補助加熱のみが行われる。
このため、この画素でインクが透過するほどの穿孔が形
成されることは無い。隣接する黒情報を有する画素に対
応している発熱体11では、通常の加熱のみが行われる
が、エリア45における補助加熱の影響により、容易に
発熱温度が上昇し、穿孔不良の発生が防止される。ま
た、特定の発熱体11が繰り返し長時間加熱されること
がないので、発熱体11の劣化を招くこともない。
する画素であり、主走査方向に隣接する2つの画素が両
方とも黒情報を有する画素である画素が注目画素である
場合には、補助加熱データ(オフ)、黒白データ(オ
フ)および熱履歴データ(オフ)が転送されるため、加
熱は行われない。この発熱体11は、両隣の画素に通常
の加熱が行われているため、補助加熱を行った場合に
は、発熱体11の温度が上昇して、インクが透過する穿
孔が形成される恐れがあるので補助加熱を行わない構成
とした。他の白情報を有する画素においても、補助加熱
データ(オフ)黒白データ(オフ)および熱履歴データ
(オフ)が出力されるため、加熱は行われない。
装置においては、黒白画像情報が白情報である画素に対
応する発熱体に対して、該画素と主走査方向に隣接する
画素の黒白画像情報に基づいて、微弱加熱する補助加熱
制御を行うことにより、第1の実施の形態と同様に、サ
ーマルヘッドの耐久性を低下させることなく、発熱体の
発熱温度のバラツキを抑えることができ、均一な穿孔を
形成することができる。
御を行ったため、副走査方向に白情報の画素の次の黒情
報の画素に対応する発熱体11の発熱温度を、黒情報の
画素の次の黒情報の画素に対応する発熱体の発熱温度へ
近づけることができるので、発熱体の発熱温度のバラツ
キをさらに抑えることができ、一層均一な穿孔を形成す
ることができる。また、補助加熱制御を行なうための加
熱時間と、熱履歴制御を行なうための加熱時間を別個に
設定できるため、補助加熱による加熱時間あるいは熱履
歴による加熱時間を細かく制御できる。さらに、例え
ば、注目する画素が黒情報を有するもので、かつ隣接す
る画素が白情報を有する際に、非常に微弱な熱履歴制御
を行なえば、発熱体11の発熱温度を微調整することが
できる。
および制御装置を用いた第3の実施の形態である感熱製
版装置について説明する。本感熱製版装置における概略
構成は、図1〜図3に記載された第1の実施の形態にお
ける感熱製版装置とほぼ同様であるため、異なる部分の
番号のみを図1〜図3に付す。なお、同等の要素には同
番号を付してあり、それらについての説明は特に必要の
無い限り省略する。
である画素に対応する発熱体11に対して、該画素に主
走査方向に隣接する画素の黒白画像情報に基づいて、微
弱加熱する補助加熱制御と、黒白画像情報が黒情報であ
る画素に対応する発熱体11に対して、該画素に副走査
方向に隣接する画素、具体的には1ライン前の画素の情
報に基づいて、追加加熱を行う熱履歴制御とを組み合わ
せて行うものであり、補助加熱制御と熱履歴制御を同一
のタイミングで実行するものである。
原紙1を搬送するプラテンローラ2を回転駆動させる副
走査駆動モータ3の動作を制御する副走査モータ駆動回
路21および入力された画像情報に応じて各画素毎に黒
情報または白情報からなる黒白画像情報を作成する画像
処理回路22を備えた孔版制御回路23と、孔版制御回
路23およびサーマルヘッド10に接続されるサーマル
ヘッド制御回路51と、孔版制御回路23およびサーマ
ルヘッド制御回路51に接続され、全体的な動作タイミ
ングを制御するシステム制御回路25とを備えている。
信号CLK1〜CLK4と、サーマルヘッド10の発熱
体11を選択的に駆動するための画像データDAT1〜
DAT4と、サーマルヘッド10に設けられたシフトレ
ジスタ16に画像データをセットする(いわゆるラッチ
を掛ける)ためのラッチ信号LAT1〜LAT4と、ラ
ッチされた画像データを発熱体11へ出力するタイミン
グを指示するストローブ信号STB1〜STB4とをサ
ーマルヘッド10に出力し、サーマルヘッド10の各発
熱体11への通電を制御して、各発熱体11の発熱動作
を制御するものであり、また本発明の補助加熱制御手段
および熱履歴制御手段を兼ねる補助加熱・熱履歴制御回
路52とを備えている。
は、穿孔を行なうか否かを指示する黒白データと、補助
加熱・熱履歴データから構成されている。また、サーマ
ルヘッド10の各ブロックに入力される各信号の入力タ
イミングは、図15に示すように、各ブロック毎に分割
駆動されている。
製版装置を用いて孔版原紙1に穿孔を行う場合の孔版動
作の詳細を説明する。まず、画像情報が制御部50に入
力されると、孔版制御回路23の画像処理回路22は、
各画素毎の黒情報または白情報からなる黒白画像情報を
作成し、孔版原紙1枚分の黒白画像情報をサーマルヘッ
ド制御回路51へ出力する。
ートを参照して、サーマルヘッド制御回路51の動作を
中心に説明を行う。なお説明を簡単にするために画像デ
ータDAT1〜DAT4の一例としては画像データDA
Tを用い、ラッチ信号LAT1〜LAT4の一例として
はラッチ信号LATを用い、ストローブ信号STB1〜
STB4の一例としては、ストローブ信号STBを用い
ている。
制御回路51は、孔版原紙1の副走査方向の最上ライン
で、かつ主走査方向の左端にある画素を注目画素として
設定する。ステップ502では、注目画素の黒白画像情
報が黒情報であるか白情報であるかを判定する。白情報
であれば、ステップ503へ進む。黒情報であれば、ス
テップ504へ進む。
制御回路51の補助加熱・熱履歴制御回路52におい
て、注目画素に対して、主走査方向に隣接した両隣の画
素の黒白画像情報のうち一つが黒情報であるか否かを判
定する。両隣の画素の黒白画像情報のうち一つが黒情報
であれば、ステップ505へ進む。両隣の画素の黒白画
像情報が2つとも白情報であった場合、および2つとも
黒情報であった場合にはステップ506へ進む。
御回路52において、注目画素に対して、副走査方向の
前の画素の黒白画像情報が黒情報であるか否かを判定す
る。黒情報でなければ、ステップ505へ進む。黒情報
であった場合にはステップ506へ進む。
T)としての補助加熱・熱履歴データ(オン)をシフト
レジスタ16へ転送し、ステップ507へ進む。
T)としての補助加熱・熱履歴データ(オフ)をシフト
レジスタ16へ転送し、ステップ507へ進む。
素があるか否かを判定し、次の画素があれば、ステップ
508へ進み、次の画素をあらたな注目画素として設定
し、ステップ502へ戻る。次の画素が無ければ、ステ
ップ509へ進む。
T)を出力する。このラッチ信号(LAT)により、そ
れまでの間にサーマルヘッド10のシフトレジスタ16
に転送され、パラレル展開された補助加熱・熱履歴デー
タが、ラッチ部15に保持(ラッチ)され、ステップ5
10へ進む。
画素を注目画素として、設定する。ステップ511で
は、注目画素の黒白画像情報が黒情報であるか白情報で
あるかを判定する。黒情報であれば、ステップ512へ
進み、シリアルデータである画像データ(DAT)とし
ての、黒白データ(オン)をサーマルヘッド10のシフ
トレジスタ16へ転送し、ステップ514へ進む。白情
報であれば、ステップ513へ進み、画像データ(DA
T)としての、黒白データ(オフ)をシフトレジスタ1
6へ転送し、ステップ514へ進む。
素があるか否かを判定し、次の画素があれば、ステップ
515へ進み、次の画素をあらたな注目画素として設定
し、ステップ111へ戻る。次の画素が無ければ、ステ
ップ516へ進む。
TB)信号がオン状態にされる。このストローブ信号
(STB)により、サーマルヘッド10においては、ラ
ッチ部15に保持されていた補助加熱・熱履歴データに
基づいて、サーマルヘッド10の発熱体11の加熱が開
始される。すなわちラッチ部15に補助加熱・熱履歴デ
ータ(オン)が保持されている発熱体11は、通電され
て加熱され、補助加熱データ(オフ)が保持されている
発熱体11は加熱が行われない。なお、ストローブ信号
(STB)は、ステップ518において、オフにされる
まで、継続的にオン状態を保つ。
いてストローブ信号がオンにされてから、予め設定され
た時間が経過して時点で、再度ラッチ信号(LAT)を
出力する。このラッチ信号(LAT)により、それまで
の間にサーマルヘッド10のシフトレジスタ16に転送
され、パラレル展開された黒白データを、ラッチ部15
にラッチする。すなわち、ラッチ部15にラッチされて
いるデータが、補助加熱・熱履歴データから黒白データ
に切り替わる。そのため、黒白データに基づいて、サー
マルヘッド10の発熱体11の加熱が開始される。すな
わちラッチ部15に黒白データ(オン)が保持されてい
る発熱体11は、通電されて加熱され、黒白データ(オ
フ)が保持されている発熱体11は加熱が行われない。
いてラッチ信号(LAT)が出力されてから、予め設定
された時間が経過して時点で、ストローブ信号(ST
B)がオフ状態に切り換えられる。これにより、黒白デ
ータに基づく加熱も停止される。
次のラインが存在するか否かが判定される。存在する場
合には、ステップ520において、次のラインの左端の
画素を注目画素として設定し、ステップ502へ戻る。
なお、この際には、孔版制御回路23の副走査モータ駆
動回路21の制御により、副走査駆動モータ3が1ステ
ップ回転され、プラテンローラ2により孔版原紙1が1
画素ピッチすなわち63.5μm搬送される。次のライ
ンが存在しない場合には、動作を終了する。
より、図18に示すように、ストローブ信号(STB)
がオン状態にされてから、2回目のラッチ信号(LA
T)が出力されるまでの間(本実施の形態では130μ
s)に、補助加熱・熱履歴データに基づいた加熱が行わ
れ、2回目のラッチ信号(LAT)が出力されてから3
回目のラッチ信号(LAT)が出力されるまでの間(本
実施の形態では370μs)に、黒白データに基づいた
通常の加熱が行われる。
補助加熱を行う場合には、その加熱時間が短いため、イ
ンクの透過が不可能な程度の穿孔が形成されることはあ
っても、インクの透過が可能な穿孔が形成されることは
ない。また、本来、補助加熱制御は、白情報を有する画
素に対応する発熱体に対して実行され、熱履歴制御は黒
情報を有する画素に対応する発熱体に対して実行される
ものであるため、この2つの制御は、同一タイミングで
行うことが可能である。
像情報を有する画像情報に基づいて、孔版原紙1に穿孔
を行う場合であれば、エリア54内の画素のように、白
情報を有する画素であって、その画素の主走査方向に隣
接する画素のうち、一つの画素が黒情報を有する画素で
ある画素が、注目画素である場合には、ステップ50
2、503および505と進むため、補助加熱・熱履歴
データ(オン)となり、黒白データ(オフ)となる。こ
の画素に対応する発熱体11では、補助加熱・熱履歴デ
ータに基づく加熱のみが行われる。このため、この画素
でインクが透過するほどの穿孔が形成されることは無
い。隣接する黒情報を有する画素に対応している発熱体
11では、通常の加熱のみが行われるが、エリア54に
おける補助加熱・熱履歴データに基づく加熱の影響によ
り、容易に発熱温度が上昇し、穿孔不良の発生が防止さ
れる。また、特定の発熱体11が繰り返し長時間加熱さ
れることがないので、発熱体11の劣化を招くこともな
い。
る場合には、ステップ502,503および506と進
み、補助加熱・熱履歴データ(オフ)となり、黒白デー
タ(オフ)となるので、加熱は行われない。
に、黒情報を有する画素であって、その画素の副走査方
向の一つ前の画素が白情報を有する画素である画素が、
注目画素である場合には、ステップ502、504およ
び505と進むため、補助加熱・熱履歴データ(オン)
となり、黒白データ(オン)となる。この画素に対応す
る発熱体11では、補助加熱・熱履歴データに基づく加
熱および通常の加熱が行われ、発熱体11の温度が十分
に上昇するため、穿孔不良の発生が防止される。
のタイミングで行なったため、熱履歴制御を行うための
時間を補助加熱制御を行うための時間と別個に確保する
必要がなく、副走査方向のライン周期の増加を防止でき
る。
の主走査方向または副走査方向に隣接した画素の黒白画
像情報に基づいて、補助加熱制御、予熱制御あるいは熱
履歴制御を行ったが、これに限定されるものではなく、
注目画素に隣接する画素と、注目画素の周辺の画素(斜
め位置に配置された画素あるいは1つまたは2つ置いた
隣の画素)等の黒白画像情報に基づいて、上記各制御を
行うものであってもよいなお、上記各実施の形態におい
てはサーマルヘッドとして、発熱体11が1画素の画像
情報に対応して発熱しているサーマルヘッド10を用い
たが、図22の(a)または(b)に示すような複数配
列サーマルヘッドを使用することもできる。例えば、隣
接した主走査方向20μm、副走査方向25μmの大き
さの発熱体2つが、1画素の画像情報に対応して発熱す
る場合であれば、0.14w〜0.16wの電力を各発
熱体に印加することにより良好な穿孔を得ることができ
る。なお、このような複数配列サーマルヘッドを使用す
る場合には、主走査方向の解像度が例えば300dpi
であれば、副走査方向の解像度としては、600dpi
の解像度を得ることができる。
補助加熱・熱履歴データによる加熱時間を130μs、
黒白データによる加熱時間を370μsとした場合であ
れば、各発熱体に0.16wのエネルギーを印加した時
には、穿孔率が27%となり、0.14wのエネルギー
を印加した時には、穿孔率が24%となった。なお、穿
孔率とは、図20に示すように、1画素に対応する最大
面積S(=A×B)に対する、穿孔部の面積r2πの比
率である。
ドを用いた場合にも、微弱加熱する補助加熱制御を行う
ことにより、主走査方向に白情報の画素に隣接した黒情
報の画素に対応する発熱体の発熱温度を、熱履歴制御を
行なうことなく、黒情報の画素に挟まれた黒情報の画素
に対応する発熱体の発熱温度へ近づけることができるの
で、サーマルヘッドの耐久性を低下させることなく、発
熱体の発熱温度のバラツキを抑えることができる。この
ため、例えばこのサーマルヘッドが感熱製版装置へ搭載
される場合であれば、均一な穿孔を形成することができ
る。
ないため、白情報を有する画素と隣接した黒情報を有す
る画素に対応する発熱体のうち、白情報を有する画素に
対応する発熱体と隣接していない方の発熱体が、黒情報
と隣接している場合であっても、熱履歴制御の影響によ
り通常の発熱温度以上に温度が上昇することがなく、穿
孔過多となることはない。
製版装置の概要構成図
回路の動作の流れを説明するフローチャート
回路の動作の流れを説明するフローチャート
回路の動作の流れを説明するフローチャート
御回路の動作の流れを説明するフローチャート
御回路の動作の流れを説明するフローチャート
御回路の動作の流れを説明するフローチャート
Claims (8)
- 【請求項1】 主走査方向に発熱体が列設されたサーマ
ルヘッドの発熱体を、各画素毎に黒情報または白情報を
有する黒白画像情報に応じて加熱制御するサーマルヘッ
ドの制御方法であって、 前記黒白画像情報が白情報である画素に対応する発熱体
に対して、該画素に前記主走査方向に隣接する画素の黒
白画像情報に基づいて、微弱加熱する補助加熱制御を行
うことを特徴とするサーマルヘッドの制御方法。 - 【請求項2】 主走査方向に発熱体が列設されたサーマ
ルヘッドと、各画素毎に黒情報または白情報を有する黒
白画像情報に応じて前記発熱体を加熱制御する加熱制御
手段とを備えたサーマルヘッドの制御装置であって、 前記加熱制御手段が、前記黒白画像情報が白情報である
画素に対応する発熱体に対して、該画素に前記主走査方
向に隣接する画素の黒白画像情報に基づいて、微弱加熱
する補助加熱制御を行なう補助加熱制御手段を備えたも
のであることを特徴とするサーマルヘッドの制御装置。 - 【請求項3】 前記加熱制御手段が、前記黒白画像情報
が白情報である画素に対応する発熱体に対して、該画素
に前記主走査方向と略直交する副走査方向に隣接する画
素の黒白画像情報に基づいて、微弱加熱する予熱制御を
行う予熱制御手段を備えたものであることを特徴とする
請求項2記載のサーマルヘッドの制御装置。 - 【請求項4】 前記加熱制御手段が、前記黒白画像情報
が黒情報である画素に対応する発熱体に対して、該画素
に前記主走査方向または該主走査方向と略直交する副走
査方向に隣接する画素の黒白画像情報に基づいて、追加
加熱する熱履歴制御を行う熱履歴制御手段を備えたもの
であることを特徴とする請求項2または3記載のサーマ
ルヘッドの制御装置。 - 【請求項5】 前記補助加熱制御と前記熱履歴制御とが
同一のタイミングで行われることを特徴とする請求項4
記載のサーマルヘッドの制御装置。 - 【請求項6】 前記サーマルヘッドが、感熱製版装置に
搭載されているものであることを特徴とする請求項2か
ら5のいずれか1項記載のサーマルヘッドの制御装置。 - 【請求項7】 前記補助加熱制御手段が、前記黒白画像
情報が黒情報である画素に対応する発熱体の加熱制御に
より感熱孔版原紙に穿孔が形成されるタイミングよりも
前に、前記黒白画像情報が白情報である画素に対応する
発熱体に、前記微弱加熱する補助加熱制御を行うもので
あることを特徴とする請求項6記載のサーマルヘッドの
制御装置。 - 【請求項8】 前記サーマルヘッドが、一つの前記画素
に対応して、前記主走査方向または前記副走査方向に連
続的に配置された複数個の発熱体が発熱するように形成
されているものであることを特徴とする請求項2から7
のいずれか1項記載のサーマルヘッドの制御装置。
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