JP2003045647A - 電界発光灯及びその製造方法 - Google Patents
電界発光灯及びその製造方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 発光サイズが大きくても輝度むらが解消さ
れ、かつ任意の形状に分割できるサイズ可変型の電界発
光灯及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 透明フィルム1上に形成された透明電極
2の周縁部の略全周に亘ってスクリーン印刷で導電層3
を形成し、該導電層3を回避して透明電極2上に発光層
4を形成し、別体の金属箔(背面電極6)上に反射絶縁
層5をロールコーターで形成した後、所定の形状、サイ
ズに切断し、発光層と反射絶縁層とを対面して熱圧着し
貼り合わせる。
れ、かつ任意の形状に分割できるサイズ可変型の電界発
光灯及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 透明フィルム1上に形成された透明電極
2の周縁部の略全周に亘ってスクリーン印刷で導電層3
を形成し、該導電層3を回避して透明電極2上に発光層
4を形成し、別体の金属箔(背面電極6)上に反射絶縁
層5をロールコーターで形成した後、所定の形状、サイ
ズに切断し、発光層と反射絶縁層とを対面して熱圧着し
貼り合わせる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種発光サイズに
容易に対応できる電界発光灯及びその製造方法に関する
ものである。
容易に対応できる電界発光灯及びその製造方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、情報化社会の進展に伴い携帯電
話、PHS等の携帯型電子機器が急速に普及している。
これらの電子機器は液晶ディスプレイを搭載しており、
バックライトとして小型・薄型の電界発光灯が使用され
ている。また、電界発光灯は液晶以外の各種図形、文
字、記号等の表示装置用光源としても使用されている。
話、PHS等の携帯型電子機器が急速に普及している。
これらの電子機器は液晶ディスプレイを搭載しており、
バックライトとして小型・薄型の電界発光灯が使用され
ている。また、電界発光灯は液晶以外の各種図形、文
字、記号等の表示装置用光源としても使用されている。
【0003】このように用途が多岐にわたるので、種々
の発光サイズの電界発光灯が必要となる。このため、従
来の電界発光灯は、異なるサイズ毎に最初の工程から最
後の工程まで順次製造されていたが、共通の工程が多い
ため無駄が多くコスト高になっていた。
の発光サイズの電界発光灯が必要となる。このため、従
来の電界発光灯は、異なるサイズ毎に最初の工程から最
後の工程まで順次製造されていたが、共通の工程が多い
ため無駄が多くコスト高になっていた。
【0004】そこで、対策として比較的大きなサイズの
電界発光灯を製造しておき、最終工程で必要なサイズに
自由に切断することにより任意のサイズの電界発光灯を
迅速に提供できるサイズ可変型の電界発光灯が開発され
ている。この種の電界発光灯として、例えば特開平7−
94277号公報に記載のものがある。この電界発光灯
100は図12に示す背面電極側から見た平面構造と、
図13に示す発光部の要部断面構造を有する。図13に
おいて、PETフィルム101上に蒸着されたITO等
の透明電極102の上に、硫化亜鉛蛍光体をフッ素樹脂
系バインダに分散した発光層103が形成され、その上
にチタン酸バリウムをフッ素樹脂系バインダに分散した
誘電体層104が形成され、その上に背面電極105が
形成されている。背面電極105は、カーボン粉末をフ
ッ素樹脂系バインダ(例えば、フッ化ビニリデンと六フ
ッ化プロピレンの共重合体)に混合したインクを用い
て、誘電体層104上に印刷し、加熱・乾燥して形成さ
れている。
電界発光灯を製造しておき、最終工程で必要なサイズに
自由に切断することにより任意のサイズの電界発光灯を
迅速に提供できるサイズ可変型の電界発光灯が開発され
ている。この種の電界発光灯として、例えば特開平7−
94277号公報に記載のものがある。この電界発光灯
100は図12に示す背面電極側から見た平面構造と、
図13に示す発光部の要部断面構造を有する。図13に
おいて、PETフィルム101上に蒸着されたITO等
の透明電極102の上に、硫化亜鉛蛍光体をフッ素樹脂
系バインダに分散した発光層103が形成され、その上
にチタン酸バリウムをフッ素樹脂系バインダに分散した
誘電体層104が形成され、その上に背面電極105が
形成されている。背面電極105は、カーボン粉末をフ
ッ素樹脂系バインダ(例えば、フッ化ビニリデンと六フ
ッ化プロピレンの共重合体)に混合したインクを用い
て、誘電体層104上に印刷し、加熱・乾燥して形成さ
れている。
【0005】また、背面電極105の形状は、図12に
示すように、外周部に複数の引き出し端子105aが形
成されており、引き出し端子105aに隣合わせに全周
にわたって交互に透明電極102の引出し端子102a
が形成されている。引出し端子102a上には、背面電
極105と同一インクを用いて背面電極105と同時に
引出し端子電極102bが印刷形成されている。この電
界発光灯100は1対の引出し端子を含む任意形状に分
割できる。
示すように、外周部に複数の引き出し端子105aが形
成されており、引き出し端子105aに隣合わせに全周
にわたって交互に透明電極102の引出し端子102a
が形成されている。引出し端子102a上には、背面電
極105と同一インクを用いて背面電極105と同時に
引出し端子電極102bが印刷形成されている。この電
界発光灯100は1対の引出し端子を含む任意形状に分
割できる。
【0006】しかしながら、図12、13に示す電界発
光灯100は、透明電極の引出し端子102aと背面電
極の引出し端子105aとを、全周に亘って設けたの
で、透明電極の引出し端子102a(特に引出し端子電
極102b)の面積が小さくなり、駆動回路からのリー
ド線を透明電極の引出し端子102aに接続するのが難
しいという問題があった。
光灯100は、透明電極の引出し端子102aと背面電
極の引出し端子105aとを、全周に亘って設けたの
で、透明電極の引出し端子102a(特に引出し端子電
極102b)の面積が小さくなり、駆動回路からのリー
ド線を透明電極の引出し端子102aに接続するのが難
しいという問題があった。
【0007】そこで、対策として特開平9−27391
号公報に記載の改良された電界発光灯が開示されてい
る。この電界発光灯200は図14に示す背面電極側か
ら見た平面構造と、図15に示すE−E線に沿う断面構
造を有する。PETフィルム201上に蒸着されたIT
O等の透明電極202上に、外周部を全周に亘って回避
して発光層203が形成され、その上に誘電体層204
形成され、その上にカーボン粉末をポリエステル樹脂に
混合した背面電極205が形成されている。背面電極2
05上には、銀ペースト等の低抵抗の導電パターン20
6が図14のような格子状に印刷されている。導電パタ
ーン206の最外周部は背面電極端子部206aであ
る。また、中央の導電パターン206には十字状にスリ
ット部205aが形成されている。透明電極202の所
定幅の外周部には、全周に亘ってカーボン粉末をポリエ
ステル樹脂に混合したカーボン層207が形成され、該
カーボン層207上には、銀ペースト等からなる透明電
極端子部208が全周に亘って印刷されている。駆動回
路からのリード線(図示しない)を、透明電極端子部2
08と背面電極端子部206aとに接続することにより
電界発光灯200を点灯する。これらの端子部は面積が
大きいのでリード線の接続は容易である。また、スリッ
ト部205aに沿って切断すれば発光サイズの小さい電
界発光灯が得られる。
号公報に記載の改良された電界発光灯が開示されてい
る。この電界発光灯200は図14に示す背面電極側か
ら見た平面構造と、図15に示すE−E線に沿う断面構
造を有する。PETフィルム201上に蒸着されたIT
O等の透明電極202上に、外周部を全周に亘って回避
して発光層203が形成され、その上に誘電体層204
形成され、その上にカーボン粉末をポリエステル樹脂に
混合した背面電極205が形成されている。背面電極2
05上には、銀ペースト等の低抵抗の導電パターン20
6が図14のような格子状に印刷されている。導電パタ
ーン206の最外周部は背面電極端子部206aであ
る。また、中央の導電パターン206には十字状にスリ
ット部205aが形成されている。透明電極202の所
定幅の外周部には、全周に亘ってカーボン粉末をポリエ
ステル樹脂に混合したカーボン層207が形成され、該
カーボン層207上には、銀ペースト等からなる透明電
極端子部208が全周に亘って印刷されている。駆動回
路からのリード線(図示しない)を、透明電極端子部2
08と背面電極端子部206aとに接続することにより
電界発光灯200を点灯する。これらの端子部は面積が
大きいのでリード線の接続は容易である。また、スリッ
ト部205aに沿って切断すれば発光サイズの小さい電
界発光灯が得られる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のサイ
ズ可変型の電界発光灯100では、背面電極105の材
料はカーボン粉末をフッ素樹脂に混合したものであるか
ら、背面電極105の抵抗値は大きい。このため、電圧
を印加すると背面電極内でかなりの電圧降下を生じ、輝
度むらが発生する。一方、電界発光灯200において
も、背面電極205がカーボン粉末をポリエステル樹脂
に混合したものであるから、同様に抵抗値が大きい。背
面電極205上には、銀ペースト等の低抵抗の導電パタ
ーン206が格子状に形成されているので、電界発光灯
100よりは電圧降下が小さく輝度むらも軽減するが、
発光面積が大きくなるほど輝度むらを無視できなくな
る。
ズ可変型の電界発光灯100では、背面電極105の材
料はカーボン粉末をフッ素樹脂に混合したものであるか
ら、背面電極105の抵抗値は大きい。このため、電圧
を印加すると背面電極内でかなりの電圧降下を生じ、輝
度むらが発生する。一方、電界発光灯200において
も、背面電極205がカーボン粉末をポリエステル樹脂
に混合したものであるから、同様に抵抗値が大きい。背
面電極205上には、銀ペースト等の低抵抗の導電パタ
ーン206が格子状に形成されているので、電界発光灯
100よりは電圧降下が小さく輝度むらも軽減するが、
発光面積が大きくなるほど輝度むらを無視できなくな
る。
【0009】さて、近年、市場では発光サイズの大きい
サイズ可変型の電界発光灯の需要が急増している。発光
サイズが増すと、改良された電界発光灯200であって
も、背面電極のサイズも増し、電圧降下も増して輝度む
らが無視できなくなるという問題がある。
サイズ可変型の電界発光灯の需要が急増している。発光
サイズが増すと、改良された電界発光灯200であって
も、背面電極のサイズも増し、電圧降下も増して輝度む
らが無視できなくなるという問題がある。
【0010】そこで、本発明は、上記の問題に鑑みてな
されたもので、発光サイズが大きくても輝度むらが解消
され、かつ任意の形状に分割できるサイズ可変型の電界
発光灯及びその製造方法を提供するものである。
されたもので、発光サイズが大きくても輝度むらが解消
され、かつ任意の形状に分割できるサイズ可変型の電界
発光灯及びその製造方法を提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の電界発
光灯は、透明基板上に形成された透明電極の周縁部の略
全周に亘って導電層が形成され、該導電層を回避して透
明電極上に発光層、反射絶縁層が積層され、該反射絶縁
層の上に金属箔からなる背面電極が形成されていること
を特徴とする。この構成により、略全周に亘って透明電
極用端子部3Aが帯状に形成され、その内側に背面電極
の一部(例えば周縁部)として背面電極用端子部6Aが
全周に亘って連続に形成されているので、どのような形
状に切断しても、1対の端子部3A、6Aを有する電界
発光灯を得ることができる。また、透明電極用端子部3
Aは区分されていないので、個々の透明電極用端子部3
Aの面積を十分に確保できる。このため、透明電極リー
ドの接続部の面積を大きくでき、接続が容易で、発光面
積が大きく電流が多い電界発光灯に好適である。一方、
背面電極は金属箔からなるので、抵抗値が十分に低く、
電圧降下損失が極めて小さいので、輝度むらが発生しな
い。しかも、背面電極用端子部6Aは背面電極の任意の
場所を使用できるので、形成場所と面積に制限が無く、
背面電極リードの接続も容易である。
光灯は、透明基板上に形成された透明電極の周縁部の略
全周に亘って導電層が形成され、該導電層を回避して透
明電極上に発光層、反射絶縁層が積層され、該反射絶縁
層の上に金属箔からなる背面電極が形成されていること
を特徴とする。この構成により、略全周に亘って透明電
極用端子部3Aが帯状に形成され、その内側に背面電極
の一部(例えば周縁部)として背面電極用端子部6Aが
全周に亘って連続に形成されているので、どのような形
状に切断しても、1対の端子部3A、6Aを有する電界
発光灯を得ることができる。また、透明電極用端子部3
Aは区分されていないので、個々の透明電極用端子部3
Aの面積を十分に確保できる。このため、透明電極リー
ドの接続部の面積を大きくでき、接続が容易で、発光面
積が大きく電流が多い電界発光灯に好適である。一方、
背面電極は金属箔からなるので、抵抗値が十分に低く、
電圧降下損失が極めて小さいので、輝度むらが発生しな
い。しかも、背面電極用端子部6Aは背面電極の任意の
場所を使用できるので、形成場所と面積に制限が無く、
背面電極リードの接続も容易である。
【0012】また、請求項2に記載の電界発光灯は、透
明基板上に形成された透明電極の周縁部の略全周に亘っ
て導電層が形成され、該導電層の上に所定間隔で複数の
絶縁層が形成され、前記導電層を回避して透明電極上に
発光層、反射絶縁層が積層され、該反射絶縁層の上に金
属箔からなる背面電極が形成されたことを特徴とする。
この構成においても、略全周に亘って透明電極用端子部
3Aと背面電極用端子部6Aとが形成されているので、
どのような形状に切断しても、1対の端子部3A、6A
を有する電界発光灯を得ることができる。しかも、背面
電極は金属箔からなるので、抵抗値が十分に低く、電圧
降下損失が極めて小さいので、輝度むらが発生しない。
また、背面電極リードを前記絶縁層の上を通って導出で
きるので、背面電極用リードと導電層との間の絶縁を確
保でき、背面電極リードに絶縁処理を施す必要がない。
明基板上に形成された透明電極の周縁部の略全周に亘っ
て導電層が形成され、該導電層の上に所定間隔で複数の
絶縁層が形成され、前記導電層を回避して透明電極上に
発光層、反射絶縁層が積層され、該反射絶縁層の上に金
属箔からなる背面電極が形成されたことを特徴とする。
この構成においても、略全周に亘って透明電極用端子部
3Aと背面電極用端子部6Aとが形成されているので、
どのような形状に切断しても、1対の端子部3A、6A
を有する電界発光灯を得ることができる。しかも、背面
電極は金属箔からなるので、抵抗値が十分に低く、電圧
降下損失が極めて小さいので、輝度むらが発生しない。
また、背面電極リードを前記絶縁層の上を通って導出で
きるので、背面電極用リードと導電層との間の絶縁を確
保でき、背面電極リードに絶縁処理を施す必要がない。
【0013】また、請求項3に記載の電界発光灯は、透
明基板上に形成された透明電極の周縁部の略全周に亘っ
て導電層が形成され、該導電層を回避して透明電極上に
発光層が形成され、該発光層上に反射絶縁層、金属箔か
らなる背面電極が積層され、該反射絶縁層の周縁部に複
数の凸部が形成され、該凸部が前記導電層の上に延設さ
れたことを特徴とする。この構成においても、前記の請
求項2に記載の電界発光灯と同様の効果を奏する。
明基板上に形成された透明電極の周縁部の略全周に亘っ
て導電層が形成され、該導電層を回避して透明電極上に
発光層が形成され、該発光層上に反射絶縁層、金属箔か
らなる背面電極が積層され、該反射絶縁層の周縁部に複
数の凸部が形成され、該凸部が前記導電層の上に延設さ
れたことを特徴とする。この構成においても、前記の請
求項2に記載の電界発光灯と同様の効果を奏する。
【0014】また、請求項4に記載の電界発光灯は、透
明基板上に形成された透明電極の周縁部の略全周に亘っ
て導電層が形成され、該導電層の上に所定間隔で複数の
絶縁層が形成され、前記導電層を回避して透明電極上に
発光層が形成され、該発光層上に反射絶縁層と金属箔か
らなる背面電極との積層体が形成され、該積層体の周縁
部に複数の凸部が形成され、該凸部が前記絶縁層の上に
延設されたことを特徴とする。この構成においても、前
記の請求項2に記載の電界発光灯と同様の効果を奏す
る。さらに、凸部の金属箔と導電層との間に反射絶縁層
の凸部と絶縁層とが介在するので、2重の絶縁効果があ
る。
明基板上に形成された透明電極の周縁部の略全周に亘っ
て導電層が形成され、該導電層の上に所定間隔で複数の
絶縁層が形成され、前記導電層を回避して透明電極上に
発光層が形成され、該発光層上に反射絶縁層と金属箔か
らなる背面電極との積層体が形成され、該積層体の周縁
部に複数の凸部が形成され、該凸部が前記絶縁層の上に
延設されたことを特徴とする。この構成においても、前
記の請求項2に記載の電界発光灯と同様の効果を奏す
る。さらに、凸部の金属箔と導電層との間に反射絶縁層
の凸部と絶縁層とが介在するので、2重の絶縁効果があ
る。
【0015】また、請求項5に記載の電界発光灯は、請
求項1に記載の電界発光灯、又はこの電界発光灯を任意
の形状に切断した電界発光灯の導電層と背面電極に、平
行かつ長手方向に、透明電極リードと背面電極リードと
が接続されていることを特徴とする。この構成により、
接続部の面積を十分に確保できるリード取出し構造を提
供できる。
求項1に記載の電界発光灯、又はこの電界発光灯を任意
の形状に切断した電界発光灯の導電層と背面電極に、平
行かつ長手方向に、透明電極リードと背面電極リードと
が接続されていることを特徴とする。この構成により、
接続部の面積を十分に確保できるリード取出し構造を提
供できる。
【0016】また、請求項6に記載の電界発光灯は、請
求項2又は請求項3に記載の電界発光灯、又はこれらの
電界発光灯を任意の形状に切断した電界発光灯の導電層
と背面電極とに、各々透明電極用リードと背面電極用リ
ードとが接続され、該背面電極用リードは絶縁層上又は
反射絶縁層凸部上を経由して配設されていることを特徴
とする。この構成により、背面電極用リードと導電層と
の間の絶縁を確保できるので、背面電極リードに絶縁処
理を施す必要がない。
求項2又は請求項3に記載の電界発光灯、又はこれらの
電界発光灯を任意の形状に切断した電界発光灯の導電層
と背面電極とに、各々透明電極用リードと背面電極用リ
ードとが接続され、該背面電極用リードは絶縁層上又は
反射絶縁層凸部上を経由して配設されていることを特徴
とする。この構成により、背面電極用リードと導電層と
の間の絶縁を確保できるので、背面電極リードに絶縁処
理を施す必要がない。
【0017】また、請求項7に記載の電界発光灯は、請
求項5に記載の電界発光灯において、透明電極リードと
背面電極リードとがフラットケーブルからなることを特
徴とする。この構成により、接続が容易でコンパクトな
リード取出し構造を提供できる。
求項5に記載の電界発光灯において、透明電極リードと
背面電極リードとがフラットケーブルからなることを特
徴とする。この構成により、接続が容易でコンパクトな
リード取出し構造を提供できる。
【0018】また、請求項8に記載の電界発光灯の製造
方法は、請求項1に記載の電界発光灯を製造する方法で
あって、透明基板上に形成された透明電極の周縁部の略
全周に亘って導電層をスクリーン印刷する工程と、該導
電層を回避して透明電極上に発光層をスクリーン印刷す
る工程と、別体の金属箔の略全面に反射絶縁層を印刷す
る工程と、該反射絶縁層を形成した金属箔を前記導電層
を回避する形状に切断する工程と、前記発光層と前記反
射絶縁層とを対面して熱圧着し貼り合わせる工程とを具
備することを特徴とする。この製造方法では、同一バイ
ンダを使用した発光層4と反射絶縁層5とを熱圧着する
ので、両層の密着性が極めて良好であり、輝度、輝度分
布に優れる。また、反射絶縁層をロールコーターで印刷
できるので、スクリーン印刷に比べて工程が容易であ
り、印刷速度が速く量産性に優れる。
方法は、請求項1に記載の電界発光灯を製造する方法で
あって、透明基板上に形成された透明電極の周縁部の略
全周に亘って導電層をスクリーン印刷する工程と、該導
電層を回避して透明電極上に発光層をスクリーン印刷す
る工程と、別体の金属箔の略全面に反射絶縁層を印刷す
る工程と、該反射絶縁層を形成した金属箔を前記導電層
を回避する形状に切断する工程と、前記発光層と前記反
射絶縁層とを対面して熱圧着し貼り合わせる工程とを具
備することを特徴とする。この製造方法では、同一バイ
ンダを使用した発光層4と反射絶縁層5とを熱圧着する
ので、両層の密着性が極めて良好であり、輝度、輝度分
布に優れる。また、反射絶縁層をロールコーターで印刷
できるので、スクリーン印刷に比べて工程が容易であ
り、印刷速度が速く量産性に優れる。
【0019】また、請求項9に記載の電界発光灯の製造
方法は、請求項2に記載の電界発光灯を製造する方法で
あって、透明基板上に形成された透明電極の周縁部の略
全周に亘って導電層をスクリーン印刷する工程と、該導
電層の上に所定間隔で複数の絶縁層をスクリーン印刷す
る工程と、該導電層を回避して透明電極上に発光層をス
クリーン印刷する工程と、別体の金属箔の略全面に反射
絶縁層を印刷する工程と、反射絶縁層を形成した金属箔
を前記導電層を回避する形状に切断する工程と、前記発
光層と前記反射絶縁層とを対面して熱圧着し貼り合わせ
る工程とを具備することを特徴とする。この製造方法に
おいても、請求項8に記載の製造方法と同様の作用効果
を奏する。
方法は、請求項2に記載の電界発光灯を製造する方法で
あって、透明基板上に形成された透明電極の周縁部の略
全周に亘って導電層をスクリーン印刷する工程と、該導
電層の上に所定間隔で複数の絶縁層をスクリーン印刷す
る工程と、該導電層を回避して透明電極上に発光層をス
クリーン印刷する工程と、別体の金属箔の略全面に反射
絶縁層を印刷する工程と、反射絶縁層を形成した金属箔
を前記導電層を回避する形状に切断する工程と、前記発
光層と前記反射絶縁層とを対面して熱圧着し貼り合わせ
る工程とを具備することを特徴とする。この製造方法に
おいても、請求項8に記載の製造方法と同様の作用効果
を奏する。
【0020】また、請求項10に記載の電界発光灯の製
造方法は、請求項3に記載の電界発光灯を製造する方法
であって、透明基板上に形成された透明電極の周縁部の
略全周に亘って導電層をスクリーン印刷する工程と、該
導電層を回避して透明電極上に発光層をスクリーン印刷
する工程と、該発光層の上及び前記導電層の一部に反射
絶縁層をスクリーン印刷する工程であって、特に該反射
絶縁層の周縁部に設けた複数の凸部を前記導電層の上に
延設する形状で反射絶縁層をスクリーン印刷する工程
と、金属箔を前記導電層を回避する形状に切断する工程
と、前記反射絶縁層と前記金属箔とを対面して熱圧着し
貼り合わせる工程とを具備することを特徴とする。この
製造方法によると、反射絶縁層の凸部を絶縁層8に代用
するので、絶縁層8を形成する工程が不要となり、請求
項9に記載の製造方法よりも工数減となる利点がある。
造方法は、請求項3に記載の電界発光灯を製造する方法
であって、透明基板上に形成された透明電極の周縁部の
略全周に亘って導電層をスクリーン印刷する工程と、該
導電層を回避して透明電極上に発光層をスクリーン印刷
する工程と、該発光層の上及び前記導電層の一部に反射
絶縁層をスクリーン印刷する工程であって、特に該反射
絶縁層の周縁部に設けた複数の凸部を前記導電層の上に
延設する形状で反射絶縁層をスクリーン印刷する工程
と、金属箔を前記導電層を回避する形状に切断する工程
と、前記反射絶縁層と前記金属箔とを対面して熱圧着し
貼り合わせる工程とを具備することを特徴とする。この
製造方法によると、反射絶縁層の凸部を絶縁層8に代用
するので、絶縁層8を形成する工程が不要となり、請求
項9に記載の製造方法よりも工数減となる利点がある。
【0021】また、請求項11に記載の電界発光灯の製
造方法は、請求項4に記載の電界発光灯を製造する方法
であって、透明基板上に形成された透明電極の周縁部の
略全周に亘って導電層をスクリーン印刷する工程と、前
記導電層の上に所定間隔で複数の絶縁層をスクリーン印
刷する工程と、該導電層を回避して透明電極上に発光層
をスクリーン印刷する工程と、別体の金属箔の略全面に
反射絶縁層を印刷する工程と、反射絶縁層を形成した金
属箔を周縁部に凸部を有する形状に切断する工程と、前
記発光層と前記反射絶縁層とを対面し、かつ、前記凸部
の反射絶縁層と前記絶縁層とを対面して熱圧着し貼り合
わせる工程とを具備することを特徴とする。この製造方
法においても、請求項8に記載の製造方法と同様の作用
効果を奏する。
造方法は、請求項4に記載の電界発光灯を製造する方法
であって、透明基板上に形成された透明電極の周縁部の
略全周に亘って導電層をスクリーン印刷する工程と、前
記導電層の上に所定間隔で複数の絶縁層をスクリーン印
刷する工程と、該導電層を回避して透明電極上に発光層
をスクリーン印刷する工程と、別体の金属箔の略全面に
反射絶縁層を印刷する工程と、反射絶縁層を形成した金
属箔を周縁部に凸部を有する形状に切断する工程と、前
記発光層と前記反射絶縁層とを対面し、かつ、前記凸部
の反射絶縁層と前記絶縁層とを対面して熱圧着し貼り合
わせる工程とを具備することを特徴とする。この製造方
法においても、請求項8に記載の製造方法と同様の作用
効果を奏する。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の電界発光灯の第1の実施
の形態について図を参照して説明する。図1は、例えば
A3サイズ等の大面積の電界発光灯10の平面図であ
り、図2はA−A線に沿う断面図である。構造の特徴
は、透明フィルム1上に形成された透明電極2の周縁部
の略全周に亘って銀ペースト等の低抵抗の導電ペースト
からなる導電層3が帯状に形成されていること、導電層
3より内側の透明電極2の上に、発光層4、反射絶縁層
5、背面電極6が積層形成されていること、特に、背面
電極6はアルミニウム箔等の抵抗の極めて小さい金属箔
で構成されていることである。背面電極6の周縁部を除
いた部分にエポキシ樹脂、フェノール樹脂等の絶縁性樹
脂、絶縁性フィルム等からなる保護層7が形成されてい
る。したがって、導電層3の任意の箇所が透明電極用端
子部3Aとして、また、背面電極6の周縁部の任意の箇
所が背面電極用端子部6Aとして利用できる。透明電極
用端子部3Aと背面電極用端子部6Aとは、各辺に沿っ
て平行に配置されている。ここで、透明電極2の周縁部
の略全周とは、分割前の全周の長さの約70%以上とす
る。基板が矩形であれば3辺以上に相当する。分割後の
電界発光灯では、当然であるが略全周に透明電極用端子
部が存在することはない。分割の仕方に依存するが、少
なくとも一辺に1対の端子部が存在する。また、上記保
護層7は場合によって省略することができる。
の形態について図を参照して説明する。図1は、例えば
A3サイズ等の大面積の電界発光灯10の平面図であ
り、図2はA−A線に沿う断面図である。構造の特徴
は、透明フィルム1上に形成された透明電極2の周縁部
の略全周に亘って銀ペースト等の低抵抗の導電ペースト
からなる導電層3が帯状に形成されていること、導電層
3より内側の透明電極2の上に、発光層4、反射絶縁層
5、背面電極6が積層形成されていること、特に、背面
電極6はアルミニウム箔等の抵抗の極めて小さい金属箔
で構成されていることである。背面電極6の周縁部を除
いた部分にエポキシ樹脂、フェノール樹脂等の絶縁性樹
脂、絶縁性フィルム等からなる保護層7が形成されてい
る。したがって、導電層3の任意の箇所が透明電極用端
子部3Aとして、また、背面電極6の周縁部の任意の箇
所が背面電極用端子部6Aとして利用できる。透明電極
用端子部3Aと背面電極用端子部6Aとは、各辺に沿っ
て平行に配置されている。ここで、透明電極2の周縁部
の略全周とは、分割前の全周の長さの約70%以上とす
る。基板が矩形であれば3辺以上に相当する。分割後の
電界発光灯では、当然であるが略全周に透明電極用端子
部が存在することはない。分割の仕方に依存するが、少
なくとも一辺に1対の端子部が存在する。また、上記保
護層7は場合によって省略することができる。
【0023】以上のように本発明の電界発光灯10は、
略全周に亘って透明電極用端子部3Aが連続に形成さ
れ、その内側に背面電極用端子部6Aが全周に亘って連
続に形成されているので、どのような形状に切断して
も、1対の端子部3A、6Aを有する小サイズの電界発
光灯を得ることができる。また、個々の透明電極用端子
部3Aの面積を十分に確保できる。このため、透明電極
リードの接続が容易であり、リード接続部の面積を大き
くできるので、発光面積が大きく電流が多い電界発光灯
にも十分対応できる。一方、背面電極は金属箔からなる
ので、抵抗値が十分に低く、電圧降下損失が極めて小さ
いので、輝度むらが発生しない。しかも、背面電極用端
子部6Aは形成場所と面積に制限が無いので、背面電極
リードの接続も容易である。
略全周に亘って透明電極用端子部3Aが連続に形成さ
れ、その内側に背面電極用端子部6Aが全周に亘って連
続に形成されているので、どのような形状に切断して
も、1対の端子部3A、6Aを有する小サイズの電界発
光灯を得ることができる。また、個々の透明電極用端子
部3Aの面積を十分に確保できる。このため、透明電極
リードの接続が容易であり、リード接続部の面積を大き
くできるので、発光面積が大きく電流が多い電界発光灯
にも十分対応できる。一方、背面電極は金属箔からなる
ので、抵抗値が十分に低く、電圧降下損失が極めて小さ
いので、輝度むらが発生しない。しかも、背面電極用端
子部6Aは形成場所と面積に制限が無いので、背面電極
リードの接続も容易である。
【0024】次に、分割前の電界発光灯10のリード取
出し構造について図を参照して説明する。図3(a)
は、2本の扁平な透明電極リード11と背面電極リード
12とが平行配置された可撓性のフラットケーブルの要
部平面図である。同一サイズの接続部11a、12aは
露出しており、リード部11b、12bは上下の絶縁性
樹脂フィルム13で挟持されている。接続部11a、1
2aは、図3(b)に示すように、電界発光灯10の導
電層3(端子部3A)、背面電極6(端子部6A)に長
手方向に沿ってそれぞれ導電性接着剤等で接着されてい
る。接続部11a、12aの長さは、導電層3、背面電
極6に沿って十分な長さに選定でき、必要な接続面積を
確保できる。透明電極リード11、背面電極リード12
のリード部11b、12bは絶縁性樹脂フィルム13で
覆われているので、それぞれ導電層3、背面電極6に接
触しても短絡することはない。このようなフラットケー
ブルを用いると、容易に薄型のリード取出しができる。
出し構造について図を参照して説明する。図3(a)
は、2本の扁平な透明電極リード11と背面電極リード
12とが平行配置された可撓性のフラットケーブルの要
部平面図である。同一サイズの接続部11a、12aは
露出しており、リード部11b、12bは上下の絶縁性
樹脂フィルム13で挟持されている。接続部11a、1
2aは、図3(b)に示すように、電界発光灯10の導
電層3(端子部3A)、背面電極6(端子部6A)に長
手方向に沿ってそれぞれ導電性接着剤等で接着されてい
る。接続部11a、12aの長さは、導電層3、背面電
極6に沿って十分な長さに選定でき、必要な接続面積を
確保できる。透明電極リード11、背面電極リード12
のリード部11b、12bは絶縁性樹脂フィルム13で
覆われているので、それぞれ導電層3、背面電極6に接
触しても短絡することはない。このようなフラットケー
ブルを用いると、容易に薄型のリード取出しができる。
【0025】図4は、他のリード取出し構造を示す要部
斜視図である。透明電極リード14は、やや肉厚の金属
板を図のように成形したもので、接続部14aとその一
端を延設したリード部14bとからなる。背面電極リー
ド15も同一材料を成形したもので、同様に接続部15
aとリード部15bとからなる。接続方法は、スプリン
グ等(図示しない)で接続部14a、15aを端子部3
A、6Aにそれぞれ圧接する。特にリード部15bは、
導電層3と接触して短絡しないように図のように切り欠
いて成形されている。この構造は、機械的強度が大き
く、接続部の面積を大きくできるので電流の多い面積の
大きい電界発光灯に適する。なお、変形例として接続部
を端子部と同一形状とし、端子部全体に圧接してもよ
い。
斜視図である。透明電極リード14は、やや肉厚の金属
板を図のように成形したもので、接続部14aとその一
端を延設したリード部14bとからなる。背面電極リー
ド15も同一材料を成形したもので、同様に接続部15
aとリード部15bとからなる。接続方法は、スプリン
グ等(図示しない)で接続部14a、15aを端子部3
A、6Aにそれぞれ圧接する。特にリード部15bは、
導電層3と接触して短絡しないように図のように切り欠
いて成形されている。この構造は、機械的強度が大き
く、接続部の面積を大きくできるので電流の多い面積の
大きい電界発光灯に適する。なお、変形例として接続部
を端子部と同一形状とし、端子部全体に圧接してもよ
い。
【0026】次に、分割後の電界発光灯のリード取出し
構造について図を参照して説明する。図5は、一例とし
て電界発光灯10を図1の2点鎖線に沿って四つに分割
し、そのうちの一個の電界発光灯10Aについて、リー
ド取出し構造を示す平面図である。分割後の電界発光灯
10Aでは1対の端子部3A、6Aが共に切断によって
生じた辺と直交するので、両リードを端子部と平行に導
出することにより、短絡防止対策が不要となる。しか
も、接続部を長くして面積を大きくすることができる。
このためリードには簡易な直線形の金属箔を使用でき
る。透明電極リード16は接続部16aとリード部16
bとからなり、接続部16aは透明電極用端子部3Aに
導電性接着剤(図示しない)を介して接続されている。
同様に背面電極リード17も同一形状、サイズの接続部
17aとリード部17bとからなり、接続部17aが背
面電極用端子部6Aに導電性接着剤を介して接続されて
いる。また、他のリードとして図3(a)に示したフラ
ットケーブルを使用することもできるし、図4に示した
圧接型リードを使用することもできる。
構造について図を参照して説明する。図5は、一例とし
て電界発光灯10を図1の2点鎖線に沿って四つに分割
し、そのうちの一個の電界発光灯10Aについて、リー
ド取出し構造を示す平面図である。分割後の電界発光灯
10Aでは1対の端子部3A、6Aが共に切断によって
生じた辺と直交するので、両リードを端子部と平行に導
出することにより、短絡防止対策が不要となる。しか
も、接続部を長くして面積を大きくすることができる。
このためリードには簡易な直線形の金属箔を使用でき
る。透明電極リード16は接続部16aとリード部16
bとからなり、接続部16aは透明電極用端子部3Aに
導電性接着剤(図示しない)を介して接続されている。
同様に背面電極リード17も同一形状、サイズの接続部
17aとリード部17bとからなり、接続部17aが背
面電極用端子部6Aに導電性接着剤を介して接続されて
いる。また、他のリードとして図3(a)に示したフラ
ットケーブルを使用することもできるし、図4に示した
圧接型リードを使用することもできる。
【0027】次に、上記構造の電界発光灯10の製造方
法について、図1、図2を参照して説明する。 (1) 透明フィルム1の上にITO等の透明電極2を蒸
着した透明導電フィルムを用意する。低抵抗の銀ペース
トを用いてスクリーン印刷により、透明電極2の周縁部
の略全周に亘って、帯状の導電層3を形成する。 (2) 次に、発光層用インクを用いてスクリーン印刷
により、透明電極2の上に、導電層3を回避したパター
ンで20〜60μm厚(最適厚は30〜40μm)の発
光層4を形成する。発光層用インクは、フッ素樹脂バイ
ンダに対する硫化亜鉛蛍光体の重量比が1〜4(最適比
は2〜3)に調合されている。 (3) 次に、厚み50〜100μmのアルミニウム箔
等の金属箔(背面電極6になる。)上に、反射絶縁層用
インクを用いてロールコーターにより、30〜60μm
厚(最適厚は45〜50μm)の反射絶縁層5を印刷す
る。反射絶縁層用インクは、フッ素樹脂バインダに対す
るチタン酸バリウムの重量比が1〜4(最適比は2〜
3)に調合されている。 (4) 次に、反射絶縁層5を印刷した金属箔を定尺に
切断する。切断装置は既知のものが使用できる。形状、
サイズは、発光層4と略同一とする。 (5) 次に、工程(2)で形成した発光層4と、工程
(4)で定尺に切断した金属箔の反射絶縁層5とを対面
してホットプレス、ラミネータ等で熱圧着し貼り合わせ
る。
法について、図1、図2を参照して説明する。 (1) 透明フィルム1の上にITO等の透明電極2を蒸
着した透明導電フィルムを用意する。低抵抗の銀ペース
トを用いてスクリーン印刷により、透明電極2の周縁部
の略全周に亘って、帯状の導電層3を形成する。 (2) 次に、発光層用インクを用いてスクリーン印刷
により、透明電極2の上に、導電層3を回避したパター
ンで20〜60μm厚(最適厚は30〜40μm)の発
光層4を形成する。発光層用インクは、フッ素樹脂バイ
ンダに対する硫化亜鉛蛍光体の重量比が1〜4(最適比
は2〜3)に調合されている。 (3) 次に、厚み50〜100μmのアルミニウム箔
等の金属箔(背面電極6になる。)上に、反射絶縁層用
インクを用いてロールコーターにより、30〜60μm
厚(最適厚は45〜50μm)の反射絶縁層5を印刷す
る。反射絶縁層用インクは、フッ素樹脂バインダに対す
るチタン酸バリウムの重量比が1〜4(最適比は2〜
3)に調合されている。 (4) 次に、反射絶縁層5を印刷した金属箔を定尺に
切断する。切断装置は既知のものが使用できる。形状、
サイズは、発光層4と略同一とする。 (5) 次に、工程(2)で形成した発光層4と、工程
(4)で定尺に切断した金属箔の反射絶縁層5とを対面
してホットプレス、ラミネータ等で熱圧着し貼り合わせ
る。
【0028】この製造方法は、発光層4と反射絶縁層5
との密着性が、同一バインダを使用しているので極めて
良好である。また、反射絶縁層をロールコーターで印刷
できるので、スクリーン印刷に比べて工程が容易で量産
性に優れる。
との密着性が、同一バインダを使用しているので極めて
良好である。また、反射絶縁層をロールコーターで印刷
できるので、スクリーン印刷に比べて工程が容易で量産
性に優れる。
【0029】この製造方法の変形例1として、金属箔上
に反射絶縁層5、発光層4をロールコーターで積層印刷
し、所定サイズ(例えば、導電層3の内寸よりも小さい
サイズ)に切断後、発光層4を導電層3形成後の透明電
極2に熱圧着し貼り合わせる方法がある。また、変形例
2として、上記工程(2)で透明電極2上にスクリーン
印刷された発光層4の上に、さらに反射絶縁層5をスク
リーン印刷し、別体の何も印刷していない金属箔を貼り
合わせる方法もある。どの製造方法を使用するかは、諸
条件を考慮して適宜選択する。
に反射絶縁層5、発光層4をロールコーターで積層印刷
し、所定サイズ(例えば、導電層3の内寸よりも小さい
サイズ)に切断後、発光層4を導電層3形成後の透明電
極2に熱圧着し貼り合わせる方法がある。また、変形例
2として、上記工程(2)で透明電極2上にスクリーン
印刷された発光層4の上に、さらに反射絶縁層5をスク
リーン印刷し、別体の何も印刷していない金属箔を貼り
合わせる方法もある。どの製造方法を使用するかは、諸
条件を考慮して適宜選択する。
【0030】次に、本発明の電界発光灯の第2の実施の
形態について図を参照して説明する。図6は電界発光灯
20の要部平面図であり、図7はB−B線に沿う断面図
である。構造の特徴は、透明電極2の周縁部の略全周に
亘って銀ペースト等の低抵抗の導電ペーストからなる導
電層3が帯状に形成されていること、導電層3とその近
傍の透明電極にまたがって、導電層3と交叉するように
して複数の絶縁層8、8…が所定間隔で形成され、導電
層3を区切っていること、絶縁層8と絶縁層8との間で
導電層3が露出しており、この露出部が透明電極用端子
部3Aになっていること、透明電極2上の導電層3を回
避する領域(図6の破線で示す領域)に、発光層4が形
成され、その上に反射絶縁層5、背面電極6が積層形成
されていること、特に、背面電極6はアルミニウム箔等
の抵抗の極めて小さい金属箔で構成されていることであ
る。背面電極6の周縁部の任意の箇所が背面電極用端子
部6Aになる。なお、保護層7の説明は省略する(以下
の実施の形態でも同様である)。
形態について図を参照して説明する。図6は電界発光灯
20の要部平面図であり、図7はB−B線に沿う断面図
である。構造の特徴は、透明電極2の周縁部の略全周に
亘って銀ペースト等の低抵抗の導電ペーストからなる導
電層3が帯状に形成されていること、導電層3とその近
傍の透明電極にまたがって、導電層3と交叉するように
して複数の絶縁層8、8…が所定間隔で形成され、導電
層3を区切っていること、絶縁層8と絶縁層8との間で
導電層3が露出しており、この露出部が透明電極用端子
部3Aになっていること、透明電極2上の導電層3を回
避する領域(図6の破線で示す領域)に、発光層4が形
成され、その上に反射絶縁層5、背面電極6が積層形成
されていること、特に、背面電極6はアルミニウム箔等
の抵抗の極めて小さい金属箔で構成されていることであ
る。背面電極6の周縁部の任意の箇所が背面電極用端子
部6Aになる。なお、保護層7の説明は省略する(以下
の実施の形態でも同様である)。
【0031】上記構造の電界発光灯20に適する透明電
極リード18は、例えばT型の金属箔である。一端の接
続部18aを透明電極用端子部3Aに導電性接着剤で接
着して導出する。背面電極リード19もT型の金属箔が
適し、一端の接続部19aを背面電極用端子部6Aに接
続し、リード部19bを絶縁層8の上に重ねて外部へ導
出する。絶縁層8によって、背面電極リード19と導電
層3との間の絶縁を確保することができる。また、図3
のフラットケーブル、図4の圧接型リード、図5の金属
箔リード等を使用して、導電層3、背面電極6の長手方
向に沿って導出することもできる。
極リード18は、例えばT型の金属箔である。一端の接
続部18aを透明電極用端子部3Aに導電性接着剤で接
着して導出する。背面電極リード19もT型の金属箔が
適し、一端の接続部19aを背面電極用端子部6Aに接
続し、リード部19bを絶縁層8の上に重ねて外部へ導
出する。絶縁層8によって、背面電極リード19と導電
層3との間の絶縁を確保することができる。また、図3
のフラットケーブル、図4の圧接型リード、図5の金属
箔リード等を使用して、導電層3、背面電極6の長手方
向に沿って導出することもできる。
【0032】以上のように本発明の電界発光灯20は、
周縁部の略全周に亘って透明電極用端子部3Aが間隔を
もって形成され、その内側に背面電極用端子部6Aが全
周に亘って連続に形成されているので、どのような形状
に切断しても、1対の端子部3A、6Aを有する電界発
光灯を得ることができる。特に、周縁部の外周には、端
子部として透明電極用端子部3Aだけが形成されている
ので、個々の透明電極用端子部3Aの面積を十分に確保
できる。このため、透明電極リードの接続が容易であ
り、接続面積も問題ない。一方、背面電極6は金属箔か
らなるので、抵抗値が十分に低く、電圧降下損失が極め
て小さいので、輝度むらが発生しない。しかも、背面電
極用端子部6Aは形成場所と面積に制限が無いので、背
面電極リードの接続も容易である。特に、絶縁層8によ
って、背面電極リード19と導電層3との間の絶縁を確
保することができるので、背面電極リード19自体に絶
縁処理を施す必要がない。
周縁部の略全周に亘って透明電極用端子部3Aが間隔を
もって形成され、その内側に背面電極用端子部6Aが全
周に亘って連続に形成されているので、どのような形状
に切断しても、1対の端子部3A、6Aを有する電界発
光灯を得ることができる。特に、周縁部の外周には、端
子部として透明電極用端子部3Aだけが形成されている
ので、個々の透明電極用端子部3Aの面積を十分に確保
できる。このため、透明電極リードの接続が容易であ
り、接続面積も問題ない。一方、背面電極6は金属箔か
らなるので、抵抗値が十分に低く、電圧降下損失が極め
て小さいので、輝度むらが発生しない。しかも、背面電
極用端子部6Aは形成場所と面積に制限が無いので、背
面電極リードの接続も容易である。特に、絶縁層8によ
って、背面電極リード19と導電層3との間の絶縁を確
保することができるので、背面電極リード19自体に絶
縁処理を施す必要がない。
【0033】上記構造の電界発光灯20の製造方法につ
いて、図6、図7を参照して説明する。 (1) 透明フィルム1の上にITO等の透明電極2を蒸
着した透明導電フィルムを用意する。銀ペースト等の低
抵抗の導電ペーストを用いてスクリーン印刷により、透
明電極2の周縁部の略全周に亘って、帯状の導電層3を
形成する。 (2) 次に、エポキシ樹脂、フェノール樹脂等の絶縁
性樹脂を用いてスクリーン印刷により、導電層3上に複
数の矩形の絶縁層8、8…を所定間隔で形成する。 (3)次に、発光層用インクを用いてスクリーン印刷に
より、透明電極2の上に、導電層3を回避したパターン
(図6の破線で示す領域)で発光層4を形成する。厚
み、インク組成は、第1の実施の形態と同様である。 (4) 一方、厚み50〜100μmのアルミニウム箔
等の金属箔を用意しその片面に、反射絶縁層用インクを
用いてロールコーターにより、30〜60μm厚(最適
厚は45〜50μm)の反射絶縁層5を印刷する。厚
み、インク組成は第1の実施の形態と同様である。 (5) 次に、反射絶縁層5が形成された金属箔を定尺
に切断する。切断装置は既知のものが使用できる。形
状、サイズは、発光層4と同一か、又はこれよりもやや
大きくする。 (6) 次に、反射絶縁層5と発光層4とを対面してホ
ットプレス、ラミネータ等て熱圧着し貼り合わせる。
いて、図6、図7を参照して説明する。 (1) 透明フィルム1の上にITO等の透明電極2を蒸
着した透明導電フィルムを用意する。銀ペースト等の低
抵抗の導電ペーストを用いてスクリーン印刷により、透
明電極2の周縁部の略全周に亘って、帯状の導電層3を
形成する。 (2) 次に、エポキシ樹脂、フェノール樹脂等の絶縁
性樹脂を用いてスクリーン印刷により、導電層3上に複
数の矩形の絶縁層8、8…を所定間隔で形成する。 (3)次に、発光層用インクを用いてスクリーン印刷に
より、透明電極2の上に、導電層3を回避したパターン
(図6の破線で示す領域)で発光層4を形成する。厚
み、インク組成は、第1の実施の形態と同様である。 (4) 一方、厚み50〜100μmのアルミニウム箔
等の金属箔を用意しその片面に、反射絶縁層用インクを
用いてロールコーターにより、30〜60μm厚(最適
厚は45〜50μm)の反射絶縁層5を印刷する。厚
み、インク組成は第1の実施の形態と同様である。 (5) 次に、反射絶縁層5が形成された金属箔を定尺
に切断する。切断装置は既知のものが使用できる。形
状、サイズは、発光層4と同一か、又はこれよりもやや
大きくする。 (6) 次に、反射絶縁層5と発光層4とを対面してホ
ットプレス、ラミネータ等て熱圧着し貼り合わせる。
【0034】この製造方法は、発光層4と反射絶縁層5
との密着性が、同一バインダを使用しているので極めて
良好である。また、反射絶縁層をロールコーターで印刷
できるので、スクリーン印刷に比べて工程が容易で量産
性にも優れる。
との密着性が、同一バインダを使用しているので極めて
良好である。また、反射絶縁層をロールコーターで印刷
できるので、スクリーン印刷に比べて工程が容易で量産
性にも優れる。
【0035】この製造方法の変形例1として、金属箔上
に反射絶縁層5、発光層4をロールコーターで積層印刷
し、所定サイズ(例えば、導電層3の内寸よりも小さい
サイズ)に切断後、発光層4を導電層3形成後の透明電
極2に熱圧着し貼り合わせる方法がある。また、変形例
2として、上記工程(2)で透明電極2上にスクリーン
印刷された発光層4の上に、さらに反射絶縁層5をスク
リーン印刷し、別体の何も印刷していない金属箔を貼り
合わせる方法もある。どの製造方法を使用するかは、諸
条件を考慮して適宜選択する。
に反射絶縁層5、発光層4をロールコーターで積層印刷
し、所定サイズ(例えば、導電層3の内寸よりも小さい
サイズ)に切断後、発光層4を導電層3形成後の透明電
極2に熱圧着し貼り合わせる方法がある。また、変形例
2として、上記工程(2)で透明電極2上にスクリーン
印刷された発光層4の上に、さらに反射絶縁層5をスク
リーン印刷し、別体の何も印刷していない金属箔を貼り
合わせる方法もある。どの製造方法を使用するかは、諸
条件を考慮して適宜選択する。
【0036】次に、本発明の電界発光灯の第3の実施の
形態について図を参照して説明する。図8はこの電界発
光灯30の要部平面図であり、図9はC−C線に沿う断
面図である。構造の特徴は、反射絶縁層5の周縁部を延
長して凸部5Aを形成し、この凸部5Aで導電層3の一
部を覆い第2の実施の形態の絶縁層8に代用する点であ
る。このため絶縁層8を形成する工程が不要になる。そ
の他の構造は第2の実施の形態と同様である。リード取
出し構造は図6のT形リード使用の場合と同様である。
また、図3のフラットケーブル、図4の圧接型リード、
図5の金属箔リード等を使用して、導電層3、背面電極
6の長手方向に沿って導出することもできる。
形態について図を参照して説明する。図8はこの電界発
光灯30の要部平面図であり、図9はC−C線に沿う断
面図である。構造の特徴は、反射絶縁層5の周縁部を延
長して凸部5Aを形成し、この凸部5Aで導電層3の一
部を覆い第2の実施の形態の絶縁層8に代用する点であ
る。このため絶縁層8を形成する工程が不要になる。そ
の他の構造は第2の実施の形態と同様である。リード取
出し構造は図6のT形リード使用の場合と同様である。
また、図3のフラットケーブル、図4の圧接型リード、
図5の金属箔リード等を使用して、導電層3、背面電極
6の長手方向に沿って導出することもできる。
【0037】上記構造の電界発光灯30の製造方法につ
いて、図8、図9を参照して説明する。 (1) 透明フィルム1の上にITO等の透明電極2を蒸
着した透明導電フィルムを用意する。低抵抗の銀ペース
トを用いてスクリーン印刷により、透明電極2の周縁部
の略全周に亘って、帯状の導電層3を形成する。 (2)次に、スクリーン印刷により、透明電極2の上
に、導電層3を回避したパターン(図8の破線で示す領
域)で発光層4を形成する。厚み、インク組成は、第1
の実施の形態と同様である。 (3) 次に、発光層4を覆って、図8に示す複数の凸
部5Aを有するパターンで反射絶縁層5をスクリーン印
刷する。凸部5Aは、導電層3とその近傍の透明電極2
を被覆する。厚み、インク組成は、第1の実施の形態と
同様である。 (4) 一方、別体のアルミニウム箔等の金属箔を定尺
に切断する。形状、サイズは、導電層を回避する形状で
あり、発光層4と略同一であり、また、反射絶縁層の本
体部分(凸部5Aを除く部分)よりもやや小さい。 (5) 次に、発光層と略同一サイズに切断した金属箔
と、反射絶縁層5とを対面してホットプレス、ラミネー
タ等て熱圧着し貼り合わせる。
いて、図8、図9を参照して説明する。 (1) 透明フィルム1の上にITO等の透明電極2を蒸
着した透明導電フィルムを用意する。低抵抗の銀ペース
トを用いてスクリーン印刷により、透明電極2の周縁部
の略全周に亘って、帯状の導電層3を形成する。 (2)次に、スクリーン印刷により、透明電極2の上
に、導電層3を回避したパターン(図8の破線で示す領
域)で発光層4を形成する。厚み、インク組成は、第1
の実施の形態と同様である。 (3) 次に、発光層4を覆って、図8に示す複数の凸
部5Aを有するパターンで反射絶縁層5をスクリーン印
刷する。凸部5Aは、導電層3とその近傍の透明電極2
を被覆する。厚み、インク組成は、第1の実施の形態と
同様である。 (4) 一方、別体のアルミニウム箔等の金属箔を定尺
に切断する。形状、サイズは、導電層を回避する形状で
あり、発光層4と略同一であり、また、反射絶縁層の本
体部分(凸部5Aを除く部分)よりもやや小さい。 (5) 次に、発光層と略同一サイズに切断した金属箔
と、反射絶縁層5とを対面してホットプレス、ラミネー
タ等て熱圧着し貼り合わせる。
【0038】この製造方法の利点は、第2の実施の形態
の工程(2)である絶縁層8の形成工程が不要になり、
工程全体としては、第2実施の形態よりも工数減となる
ことである。
の工程(2)である絶縁層8の形成工程が不要になり、
工程全体としては、第2実施の形態よりも工数減となる
ことである。
【0039】次に、本発明の電界発光灯の第4の実施の
形態について図を参照して説明する。図10はこの電界
発光灯40の要部平面図であり、図11はD−D線に沿
う断面図である。構造の特徴は、透明電極2の周縁部の
略全周に亘って銀ペースト等の低抵抗の導電ペーストか
らなる導電層3が帯状に形成されていること、導電層3
とその近傍の透明電極にまたがって、導電層3と交叉す
るようにして複数の絶縁層8、8…が所定間隔で形成さ
れ、導電層3を区切っていること、絶縁層8と絶縁層8
との間の導電層3が露出しており、この露出部が透明電
極用端子部3Aになっていること、一方、金属箔からな
る背面電極6と反射絶縁層5との積層体の周縁部が凹凸
形状であり、凸部6′が形成されていること、しかも凸
部6′の反射絶縁層5(又は発光層4と反射絶縁層5と
の積層体)は絶縁層8の上に積層されていることであ
る。凸部6′は背面電極用端子部6Aとして使用され
る。リード取出し構造は図6のT形リード使用の場合と
同様である。また、図3のフラットケーブル、図4の圧
接型リード、図5の金属箔リード等を使用して、導電層
3、背面電極6の長手方向に沿って導出することもでき
る。
形態について図を参照して説明する。図10はこの電界
発光灯40の要部平面図であり、図11はD−D線に沿
う断面図である。構造の特徴は、透明電極2の周縁部の
略全周に亘って銀ペースト等の低抵抗の導電ペーストか
らなる導電層3が帯状に形成されていること、導電層3
とその近傍の透明電極にまたがって、導電層3と交叉す
るようにして複数の絶縁層8、8…が所定間隔で形成さ
れ、導電層3を区切っていること、絶縁層8と絶縁層8
との間の導電層3が露出しており、この露出部が透明電
極用端子部3Aになっていること、一方、金属箔からな
る背面電極6と反射絶縁層5との積層体の周縁部が凹凸
形状であり、凸部6′が形成されていること、しかも凸
部6′の反射絶縁層5(又は発光層4と反射絶縁層5と
の積層体)は絶縁層8の上に積層されていることであ
る。凸部6′は背面電極用端子部6Aとして使用され
る。リード取出し構造は図6のT形リード使用の場合と
同様である。また、図3のフラットケーブル、図4の圧
接型リード、図5の金属箔リード等を使用して、導電層
3、背面電極6の長手方向に沿って導出することもでき
る。
【0040】以上のように本発明の電界発光灯40は、
周縁部の略全周に亘って透明電極用端子部3Aと、背面
電極用端子部6Aが順番に形成されているので、どのよ
うな形状に切断しても、1対の端子部3A、6Aを有す
る電界発光灯を得ることができる。背面電極用端子部6
Aと導電層3との絶縁は、絶縁層8と反射絶縁層5(場
合によっては発光層4も加算される。)とで十分に確保
できる。背面電極用リード自体に絶縁処理を施す必要が
ない。一方、背面電極6は金属箔からなるので、抵抗値
が十分に低く、電圧降下損失が極めて小さいので、輝度
むらが発生しない。
周縁部の略全周に亘って透明電極用端子部3Aと、背面
電極用端子部6Aが順番に形成されているので、どのよ
うな形状に切断しても、1対の端子部3A、6Aを有す
る電界発光灯を得ることができる。背面電極用端子部6
Aと導電層3との絶縁は、絶縁層8と反射絶縁層5(場
合によっては発光層4も加算される。)とで十分に確保
できる。背面電極用リード自体に絶縁処理を施す必要が
ない。一方、背面電極6は金属箔からなるので、抵抗値
が十分に低く、電圧降下損失が極めて小さいので、輝度
むらが発生しない。
【0041】上記構造の電界発光灯40の製造方法につ
いて、図10、図11を参照して説明する。 (1) 透明フィルム1の上にITO等の透明電極2を蒸
着した透明導電フィルムを用意する。銀ペースト等の低
抵抗の導電ペーストを用いてスクリーン印刷により、透
明電極2の周縁部の略全周に亘って、帯状の導電層3を
形成する。 (2) 次に、エポキシ樹脂、フェノール樹脂等の絶縁
性樹脂を用いてスクリーン印刷により、導電層3上に複
数の矩形の絶縁層8、8…を所定間隔で形成する。 (3)次に、発光層用インクを用いてスクリーン印刷に
より、透明電極2の上に、導電層3を回避したパターン
(図10の破線で示す領域)で発光層4を形成する。厚
み、インク組成は、第1の実施の形態と同様である。 (4) 一方、厚み50〜100μmのアルミニウム箔
等の金属箔を用意しその片面に、反射絶縁層用インクを
用いてロールコーターにより、30〜60μm厚(最適
厚は45〜50μm)の反射絶縁層5を印刷する。反射
絶縁層用インクは、フッ素樹脂バインダに対するチタン
酸バリウムの重量比が1〜4(最適比は2〜3)に調合
されている。 (5) 次に、反射絶縁層5が形成された金属箔を、周
縁部が凹凸形状となるパターンで切断し、凸部6′を形
成する。反射絶縁層5も同一パターンとなる。 (6) 次に、反射絶縁層5と発光層4、及び凸部6′
の反射絶縁層と絶縁層8とを対面させ、ホットプレス、
ラミネータ等て熱圧着し貼り合わせる。
いて、図10、図11を参照して説明する。 (1) 透明フィルム1の上にITO等の透明電極2を蒸
着した透明導電フィルムを用意する。銀ペースト等の低
抵抗の導電ペーストを用いてスクリーン印刷により、透
明電極2の周縁部の略全周に亘って、帯状の導電層3を
形成する。 (2) 次に、エポキシ樹脂、フェノール樹脂等の絶縁
性樹脂を用いてスクリーン印刷により、導電層3上に複
数の矩形の絶縁層8、8…を所定間隔で形成する。 (3)次に、発光層用インクを用いてスクリーン印刷に
より、透明電極2の上に、導電層3を回避したパターン
(図10の破線で示す領域)で発光層4を形成する。厚
み、インク組成は、第1の実施の形態と同様である。 (4) 一方、厚み50〜100μmのアルミニウム箔
等の金属箔を用意しその片面に、反射絶縁層用インクを
用いてロールコーターにより、30〜60μm厚(最適
厚は45〜50μm)の反射絶縁層5を印刷する。反射
絶縁層用インクは、フッ素樹脂バインダに対するチタン
酸バリウムの重量比が1〜4(最適比は2〜3)に調合
されている。 (5) 次に、反射絶縁層5が形成された金属箔を、周
縁部が凹凸形状となるパターンで切断し、凸部6′を形
成する。反射絶縁層5も同一パターンとなる。 (6) 次に、反射絶縁層5と発光層4、及び凸部6′
の反射絶縁層と絶縁層8とを対面させ、ホットプレス、
ラミネータ等て熱圧着し貼り合わせる。
【0042】この製造方法は、発光層4と反射絶縁層5
との密着性が、同一バインダを使用しているので極めて
良好である。また、反射絶縁層をロールコーターで印刷
できるので、スクリーン印刷に比べて工程が容易で量産
性に優れる。
との密着性が、同一バインダを使用しているので極めて
良好である。また、反射絶縁層をロールコーターで印刷
できるので、スクリーン印刷に比べて工程が容易で量産
性に優れる。
【0043】この製造方法の変形例として、金属箔上に
反射絶縁層5、発光層4をロールコーターで積層印刷
し、周縁部を凹凸パターンで切断し、別途、導電層3、
絶縁層8を形成した透明導電フィルムに熱圧着し貼り合
わせる方法がある。どの製造方法を使用するかは、諸条
件を考慮して適宜選択する。
反射絶縁層5、発光層4をロールコーターで積層印刷
し、周縁部を凹凸パターンで切断し、別途、導電層3、
絶縁層8を形成した透明導電フィルムに熱圧着し貼り合
わせる方法がある。どの製造方法を使用するかは、諸条
件を考慮して適宜選択する。
【0044】
【発明の効果】本発明の電界発光灯は、透明電極の周縁
部の略全周に亘って導電層が形成され、該導電層を回避
して透明電極上に発光層、反射絶縁層が積層され、反射
絶縁層の上に金属箔からなる背面電極が形成されている
ことを基本とする。この構成により、略全周に亘って透
明電極用端子部と背面電極用端子部が露出して形成され
ているので、どのような形状に切断しても、1対の端子
部を有する輝度むらのない電界発光灯を得ることができ
る。
部の略全周に亘って導電層が形成され、該導電層を回避
して透明電極上に発光層、反射絶縁層が積層され、反射
絶縁層の上に金属箔からなる背面電極が形成されている
ことを基本とする。この構成により、略全周に亘って透
明電極用端子部と背面電極用端子部が露出して形成され
ているので、どのような形状に切断しても、1対の端子
部を有する輝度むらのない電界発光灯を得ることができ
る。
【0045】また、本発明の電界発光灯の製造方法は、
透明基板上に形成された透明電極の周縁部の略全周に亘
って導電層をスクリーン印刷する工程と、該導電層を回
避して透明電極上に発光層をスクリーン印刷する工程
と、別体の金属箔の略全面に反射絶縁層を印刷する工程
と、反射絶縁層を形成した金属箔を所定の形状に切断す
る工程と、前記発光層と前記反射絶縁層とを対面して熱
圧着し貼り合わせる工程とを具備することを基本とす
る。この製造方法では、同一バインダを使用した発光層
と反射絶縁層とを熱圧着するので、両層の密着性が極め
て良好であり、輝度、輝度分布に優れる。また、反射絶
縁層をロールコーターで印刷できるので、スクリーン印
刷に比べて工程が容易であり、印刷速度が速く量産性に
優れる。
透明基板上に形成された透明電極の周縁部の略全周に亘
って導電層をスクリーン印刷する工程と、該導電層を回
避して透明電極上に発光層をスクリーン印刷する工程
と、別体の金属箔の略全面に反射絶縁層を印刷する工程
と、反射絶縁層を形成した金属箔を所定の形状に切断す
る工程と、前記発光層と前記反射絶縁層とを対面して熱
圧着し貼り合わせる工程とを具備することを基本とす
る。この製造方法では、同一バインダを使用した発光層
と反射絶縁層とを熱圧着するので、両層の密着性が極め
て良好であり、輝度、輝度分布に優れる。また、反射絶
縁層をロールコーターで印刷できるので、スクリーン印
刷に比べて工程が容易であり、印刷速度が速く量産性に
優れる。
【図1】 本発明の第1の実施の形態の電界発光灯の構
造を説明するための平面図
造を説明するための平面図
【図2】 図1に示す電界発光灯のA−A線に沿う断面
図
図
【図3】 図1に示す電界発光灯のリード取出し構造を
示す要部平面図((a)はフラットケーブル、(b)は
取出し構造)
示す要部平面図((a)はフラットケーブル、(b)は
取出し構造)
【図4】 図1に示す電界発光灯の他のリード取出し構
造を示す要部斜視図
造を示す要部斜視図
【図5】 分割した電界発光灯のリード取出し構造を示
す平面図
す平面図
【図6】 本発明の第2の実施の形態の電界発光灯の構
造を説明するための要部平面図
造を説明するための要部平面図
【図7】 図6に示す電界発光灯のB−B線に沿う断面
図
図
【図8】 本発明の第3の実施の形態の電界発光灯の構
造を説明するための要部平面図
造を説明するための要部平面図
【図9】 図8に示す電界発光灯のC−C線に沿う断面
図
図
【図10】 本発明の第4の実施の形態の電界発光灯の
構造を説明するための要部平面図
構造を説明するための要部平面図
【図11】 図10に示す電界発光灯のD−D線に沿う
断面図
断面図
【図12】 従来のサイズ可変型電界発光灯の要部平面
図
図
【図13】 図12に示す電界発光灯の要部断面図
【図14】 従来の他のサイズ可変型電界発光灯の要部
平面図
平面図
【図15】 図14に示す電界発光灯のE−E線に沿う
断面図
断面図
1 透明フィルム
2 透明電極
3 導電層
3A 透明電極用端子部
4 発光層
5 反射絶縁層
5A 反射絶縁層の凸部
6 背面電極(金属箔)
6A 背面電極用端子部
6′ 背面電極と反射絶縁層との積層体の凸部
7 保護層
8 絶縁層
10、20、30、40 電界発光灯
11、14、16、18 透明電極リード
12、15、17、19 背面電極リード
13 絶縁性樹脂フィルム
Claims (11)
- 【請求項1】透明基板上に形成された透明電極の周縁部
の略全周に亘って導電層が形成され、該導電層を回避し
て透明電極上に発光層、反射絶縁層が積層され、該反射
絶縁層の上に金属箔からなる背面電極が形成された電界
発光灯。 - 【請求項2】透明基板上に形成された透明電極の周縁部
の略全周に亘って導電層が形成され、該導電層の上に所
定間隔で複数の絶縁層が形成され、前記導電層を回避し
て透明電極上に発光層、反射絶縁層が積層され、該反射
絶縁層の上に金属箔からなる背面電極が形成された電界
発光灯。 - 【請求項3】透明基板上に形成された透明電極の周縁部
の略全周に亘って導電層が形成され、該導電層を回避し
て透明電極上に発光層が形成され、該発光層上に反射絶
縁層、金属箔からなる背面電極が積層され、該反射絶縁
層の周縁部に複数の凸部が形成され、該凸部が前記導電
層の上に延設された電界発光灯。 - 【請求項4】透明基板上に形成された透明電極の周縁部
の略全周に亘って導電層が形成され、該導電層の上に所
定間隔で複数の絶縁層が形成され、前記導電層を回避し
て透明電極上に発光層が形成され、該発光層上に反射絶
縁層と金属箔からなる背面電極との積層体が形成され、
該積層体の周縁部に複数の凸部が形成され、該凸部が前
記絶縁層の上に延設された電界発光灯。 - 【請求項5】請求項1に記載の電界発光灯、又はこの電
界発光灯を任意の形状に分割した電界発光灯の導電層と
背面電極に、平行かつ長手方向に、透明電極リードと背
面電極リードとが接続されていることを特徴とする電界
発光灯。 - 【請求項6】請求項2又は請求項3に記載の電界発光
灯、又はこれらの電界発光灯を任意の形状に分割した電
界発光灯の導電層と背面電極とに、各々透明電極リード
と背面電極リードとが接続され、該背面電極リードは絶
縁層上又は反射絶縁層凸部上を経由して配設されている
ことを特徴とする電界発光灯。 - 【請求項7】透明電極リードと背面電極リードとがフラ
ットケーブルからなることを特徴とする請求項5に記載
の電界発光灯。 - 【請求項8】請求項1に記載の電界発光灯を製造する方
法であって、透明基板上に形成された透明電極の周縁部
の略全周に亘って導電層をスクリーン印刷する工程と、
該導電層を回避して透明電極上に発光層をスクリーン印
刷する工程と、別体の金属箔の略全面に反射絶縁層を印
刷する工程と、反射絶縁層を形成した金属箔を前記導電
層を回避する形状に切断する工程と、前記発光層と前記
反射絶縁層とを対面して熱圧着し貼り合わせる工程とを
具備する電界発光灯の製造方法。 - 【請求項9】請求項2に記載の電界発光灯を製造する方
法であって、透明基板上に形成された透明電極の周縁部
の略全周に亘って導電層をスクリーン印刷する工程と、
該導電層の上に所定間隔で複数の絶縁層をスクリーン印
刷する工程と、前記導電層を回避して透明電極上に発光
層をスクリーン印刷する工程と、別体の金属箔の略全面
に反射絶縁層を印刷する工程と、反射絶縁層を形成した
金属箔を前記導電層を回避する形状に切断する工程と、
前記発光層と前記反射絶縁層とを対面して熱圧着し貼り
合わせる工程とを具備する電界発光灯の製造方法。 - 【請求項10】請求項3に記載の電界発光灯を製造する
方法であって、透明基板上に形成された透明電極の周縁
部の略全周に亘って導電層をスクリーン印刷する工程
と、該導電層を回避して透明電極上に発光層をスクリー
ン印刷する工程と、該発光層の上及び前記導電層の一部
に反射絶縁層をスクリーン印刷する工程であって、特
に、該反射絶縁層の周縁部に設けた複数の凸部を前記導
電層の上に延設する形状でスクリーン印刷する工程と、
金属箔を前記導電層を回避する形状に切断する工程と、
前記反射絶縁層と前記金属箔とを対面して熱圧着し貼り
合わせる工程とを具備する電界発光灯の製造方法。 - 【請求項11】請求項4に記載の電界発光灯を製造する
方法であって、透明基板上に形成された透明電極の周縁
部の略全周に亘って導電層をスクリーン印刷する工程
と、該導電層の上に所定間隔で複数の絶縁層をスクリー
ン印刷する工程と、前記導電層を回避して透明電極上に
発光層をスクリーン印刷する工程と、別体の金属箔の略
全面に反射絶縁層を印刷する工程と、反射絶縁層を形成
した金属箔を周縁部に凸部を有する形状に切断する工程
と、前記発光層と前記反射絶縁層とを対面し、かつ、前
記凸部の反射絶縁層と前記絶縁層とを対面して熱圧着し
貼り合わせる工程とを具備する電界発光灯の製造方法。
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---|---|---|---|
JP2001225708A JP2003045647A (ja) | 2001-07-26 | 2001-07-26 | 電界発光灯及びその製造方法 |
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JP2001225708A JP2003045647A (ja) | 2001-07-26 | 2001-07-26 | 電界発光灯及びその製造方法 |
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- 2001-07-26 JP JP2001225708A patent/JP2003045647A/ja active Pending
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