JP2003045370A - 走査電子顕微鏡 - Google Patents
走査電子顕微鏡Info
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Abstract
て回転している場合でも、常にフォーカスの合った状態
で観察と分析が行えるようにした走査電子顕微鏡を提供
すること。 【解決手段】 試料7の観察・分析領域で、電子線4に
よる同一走査線上の任意の2点の(x、y)座標から、制御
部16により試料7の回転角度θを算出し、この回転角
度θに基づいて1画素ごとのフォーカス電流変化量ΔI
を計算し、これを対物レンズ6のフォーカス電流に重畳
させることにより、フォーカスずれを防ぐようにした。 【効果】 電子線の走査方向に対して試料7が回転して
いる場合でも、試料7の観察・分析領域全面にフォーカ
スが合った像を簡易に得ることができる。
Description
えた走査電子顕微鏡に係り、特に試料傾斜時での焦点補
正を行なうようにした走査電子顕微鏡に関する。
く細く絞った電子線(電子ビーム)で試料面を走査して試
料情報を持った信号を検出し、SEM像又はEBSP
(電子後方散乱回折パターン:Electron Backscatter Di
ffraction Pattern)を得るものである。
で、凹凸のある試料面からも、全面にわたってフォーカ
ス(焦点)がかなり良好な像を得ることができるので、好
都合であり、試料を傾斜させた観察にも良く対応するこ
とができる。
子線の開き角を大きくし、プローブ径(電子ビーム径)を
更に小さくする必要があるが、このときは焦点深度が浅
くなってしまうため、試料傾斜時にはフォーカスずれが
大きくなる。そこで、このことを、以下、図2により説
明する。
向の走査に対して、試料観察面が垂直な場合には、z=
i面(観察面上のz座標、ここでz=0面は対物レンズ
の下面とする)に合わせた電子線4のフォーカスは、走
査(観察)領域24内を走査したときもずれることはな
い。ここで、e-は電子線を表わす。
えば図2(b)に示すように、試料7が角度α°、Y方向
に傾斜していた場合には、図2(c)に示すように、Y方
向にフォーカスのずれが生じてしまう。
示すように、X方向走査線1本毎に対物レンズ6(後述)
のフォーカス電流を変化させるようにした、いわゆる傾
斜焦点補正(ダイナミックフォーカス)が従来から用いら
れている。
ず、試料を大きな角度で傾斜させた上で電子線を照射す
ることにより得られる“菊池線”を用いて結晶方位解析
を行なうEBSP法には特に有効である。
線の走査方向に対して試料が傾斜し、且つ回転している
場合について配慮がされておらず、フォーカスずれの補
正に問題があった。従来のダイナミックフォーカスは、
X方向走査に平行に試料が傾斜している場合のフォーカ
ス補正には有効であったが、電子線の走査方向に対して
試料が傾斜し、且つ回転している場合のフォーカスずれ
の補正は不可能である。
傾斜しているだけではなく、更に電子線の走査方向に対
して回転している場合には、X方向の走査においてもフ
ォーカスのずれが生じるため、上記したダイナミックフ
ォーカスを用いても焦点補正ができない。
フォーカスずれが補正できないだけではなく、EBSP
法の場合には、フォーカスのずれにより微小結晶粒のパ
ターン検出や、正確な結晶粒サイズの算出が困難である
といった問題があった。
線の走査方向に対して回転している場合でも、常にフォ
ーカスの合った状態で観察と分析が行えるようにした走
査電子顕微鏡を提供することにある。
料の面に対する入射角度を、垂直方向から傾けて観察す
る方式の走査電子顕微鏡において、電子線の走査方向に
対する試料の回転角度を検出する手段を設け、前記回転
角度の検出結果に基づいて、前記電子線の前記試料面で
のフォーカスずれを補正するようにして達成される。
対する入射角度を、垂直方向から傾けて観察する方式の
走査電子顕微鏡において、電子線の走査方向に対する試
料の回転角度を検出する手段を設け、前記回転角度の検
出結果に基づいて、前記試料の回転角度が補正されるよ
うにして達成される。
が、前記試料面で前記電子線による同一走査線上にある
任意の2点の座標位置に基づいて、前記回転角度を検出
する手段で構成されるようにしてもよい。
鏡について、図示の実施の形態により詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る走査電子顕微鏡の概
略を示したもので、この図において、電子銃1と引き出
し電極2、及び加速電極3により生成された電子線4
は、電磁型のコンデンサレンズ5と同じく電磁型の対物
レンズ6により微細なビームに絞られ、試料7の表面に
収束される。
所定の入力装置から任意の倍率Mが設定してある。そし
て、この倍率MがX方向走査制御部11とY方向走査制
御部12に入力され、これにより、X方向走査制御部1
1とY方向走査制御部12からX方向走査コイル8とY
方向走査コイル9に、それぞれ設定倍率Mに適した走査
電流が供給され、この結果、電子線4による試料7の表
面の走査が得られることになる。
れると、電子線4が収束された部分(点)から二次電子2
1が発生され、この二次電子21が二次電子検出器22
により検出される。そして、ここで変換された二次電子
21による信号が、図示してない表示装置に供給される
ことにより、SEM像の表示が得られる。また、このS
EM像表示と同時に、二次電子検出器22により検出さ
れ信号は、画像信号として画像メモリ23にも記憶され
る。
流の値は、フォーカス電流読込部15によりフォーカス
電流値として読込まれ、マイクロコンピュータで構成さ
れている制御部16に入力される。このとき、制御部1
6には、更に倍率設定部10に設定されている倍率Mと
ステージ制御部14で試料7に設定されている座標情報
及び傾斜角度情報、それに画像メモリ23に記憶された
画像情報が入力されるようになっている。
の回転角度θ°を算出し、そして、第1の実施形態の場
合、制御部16は、この算出した回転角度θ°に基づい
て、試料7の表面に指定された観察・分析領域のXY方
向にわたって逐次、1画素あたりのフォーカス電流変化
量を算出し、対物レンズ電源20によるフォーカス電流
に重畳させることにより、観察・分析領域全面にフォー
カスを合わせるように制御する。
は、算出した試料回転角度θ°に基いて、それをステー
ジ制御部14に記録後、試料ステージ13を−θ°回転
させ、試料7の回転角度θ°がゼロ値になるように制御
し、これにより、従来技術と同じダイナミックフォーカ
スの適用により、観察・分析領域全面にフォーカスを合
わせることができるようにするのである。
ズ系に静電補助レンズ25が組み込んであり、れこによ
り、フォーカス制御の精度向上が更に図れるようになっ
ている。次に、この実施形態の動作について、図4と図
5のフローチャートにより説明する。
は、制御部16のマイクロコンピュータにより実行さ
れ、このとき、この走査電子顕微鏡の操作者には、その
都度、所定の操作が、制御部16から指示れるようにな
っているもので、まず始めに、操作者は、図4に示すよ
うに、試料ステージ13を動かし、試料7の表面で観察
対象となる部分が目的の視野となるように表示させる
(501)。
電子顕微鏡自体に備えられている所定の入力装置を用い
て実行される。次に、観察倍率Mag(M)と試料傾斜角度
Tilt(α°)を、入力装置16又は倍率設定部10とス
テージ制御部14から入力する(502)。
左上端部(Pmax)の(x、y)座標を記録し、その端部の
点が画面中央に来るように、X方向に−LX/2M、Y
方向に−LY/2Mだけ、イメージシフト処理により、
或いは試料ステージ13の制御により、自動的に移動さ
せる。
画像のX方向の表示距離、LY は画像のY方向の表示距
離であるが、端部Pmax の位置は、そのx、y座標が、
z座標と共に記録できるなら、視野の左上端部に限ら
ず、操作者が任意の位置に指定しても良い。そして、移
動後、オートフォーカス、又は手動によりフォーカスを
合わせ、この位置の作動距離(又はフォーカス電流)を算
出し、最大作動距離Zmax として記録する(503)。
ら、この後、同じくイメージシフト処理又はステージの
制御により、X方向にLX/2M、Y方向にLY/2Mだ
け、自動的に元の視野に移動させ、この状態で観察・分
析領域の決定(504)と、画像・分析データサイズの入
力(505)、画像取込時間(s/pixel)とFrame 数の入
力(506)を行い、これにより全領域totalの観察・分
析時間が算出される(507)。
テプ504に戻り、妥当な時間となるまで設定作業を繰
り返す。そして、この処理507の後は、観察・分析領
域を目的視野全体とした場合の操作になる。
の回転角度(θ°)が既知であるか否かを調べ、未知のと
きは目的視野上の右上端部Pmin の(x、y)座標を記録
し、この右上端部Pmin が画面中央に来るように、X方
向にはLX/2M、Y方向には−LY/2Mだけ、イメー
ジシフト処理又はステージ制御により自動的に移動さ
せ、オートフォーカス又は手動フォーカス合わせ作業に
より作動距離(又はフォーカス電流)を算出し、算出した
値を最小作動距離Zmin として記録する(508)。この
とき、右上端部Pmin の位置は、このPmax を指定した
走査線上の位置に限る。
向に−LX/2M、Y方向にLY/2M、イメージシフト
処理又はステージ制御により自動的に移動させ、元の視
野に戻してから、既に求めてある最大作動距離Pmax の
(x、y)座標と、いま算出した最小作動距離Zmax、右
上端部Pmin の(x、y)座標、それに最小作動距離Zm
in により回転角度(θ°)を後述するようにして算出す
る(509)。一方、回転角度(θ°)が既知の場合もある
ので、このときは、それが入力できるようにする(51
0)。
5の処理に続き、まず倍率とX方向の走査距離、それに
X方向の画素数から、X方向1pixel(1画素)当りのフ
ォーカス変化量ΔfX を、後述するようにして算出し
(511)、次いで同様に、Y方向1pixel 当りのフォー
カス変化量ΔfY を、同じく後述するようにして算出す
る(512)。
fX、ΔfYから、X、Y方向走査時のZ方向1pixel 当
りのフォーカス変化量ΔfZを、これも後述するように
して算出する(513)。そして、このフォーカス変化量
ΔfZ をテーブル(table)に記録(514)した後、X、
Y走査を開始する(515)。
次走査座標(x、y)に対応したフォーカス電流を設定し
(516)、走査点がP(xm、yn)になったとき、1フレー
ム分の走査を終了するのである(517)。一方、回転角
度(θ°)を算出又は入力後、試料ステージ13を自動的
に−θ°回転させ、θ=0°にし(518)、この後、
(514)以降の処理を実行するようにしてもよい。
態、つまり図2(b)(d)と同じ状態にされるので、(51
4)の処理では、フォーカス変化量ΔfX =0にしたま
までフォーカス変化量ΔfZ を算出しても良いし、従来
技術と同じくダイナミックフォーカス補正を行なっても
良く、これだけで、フォーカスの合った状態で観察と分
析が行えることになる。
510における回転角度θの算出方法について、図2と
図3を用いて説明する。ここで、このとき電子線4によ
る走査は、X方向走査はX軸に対して平行で、Y方向走
査はY軸に対して平行に行なわれるものとする(図2(a)
参照)。
z=0面に平行なとき(試料傾斜をしていないとき)、走
査領域24内の任意の1点を点A(xa、ya、za)とす
ると、点Aのz座標za は、za=iであり、従って、
このときはフォーカス位置(za)を変化させる必要はな
い。
の平面αはy=yd(yd>0)で、z=i面と角度α°を
成す(図2(b)〜(d)、図3(a))。
域24(x、y座標)は、試料傾斜角度と無関係(試料傾
斜なしの場合と同じ)であるため、平面α上で点Aと同
じx、y座標を有す る点A'(xa、ya、za')のz座標
がわかれば、平面α上の走査領域でフォーカス電流を制
御し、フォーカスを合わせることができる。
変化させれば良い。さらに、図2(e)と図3(b)に示すよ
うに、平面αが電子線の走査方向に対してθ°回転(θ
=未知)しているときの平面を平面θとする。
平面θ上の点A"(xa、ya、za")のz座標za"を、
x、y、α、θの関数として表記できれば、点A"
(xa、ya、za")の実測によって、回転角度θの値を求
めることができる。このため、まず図3(a)において、
z座標をx、y、α、θの関数として表すため、仮定点
P、Q、Rを設定する。このとき、これらの点はx=x
a の同一直線上にあるとし、以下のように設定する。
ときのy=0平面との交点を、点Rとすると、点Rの座
標は(xa、0、za')である。次に、点Rを通る対物レ
ンズ6の下面(z=0面)の法線を引いたときのz=0面
との交点を点Qとすると、点Qの座標は(xa、0、0)
である。そして、線分QRと平面αとの交点を点Pとす
ると、点Pの座標は(xa、0、zp)となる(0<zp≦z
a')。
QPは、 QP=za'−ya・tanα …………(3) となる。
y、α、θの関数として表すため、仮定点P'、Q'、
R'を以下のように設定する。そして、まずy=0面が
電子線の走査方向に対してθ°回転した平面をyθと
し、点A”を通る平面yθの法線を引いたとき、この法
線と平面yθの交点を点R'(xR'、yR'、zR')とする
と、点R'は、 xR'=(xa−tanθ)・cos2θ yR'=−(xa−tanθ)・sinθ・cosθ zR'=za" である。
いたときのz=0面との交点を点Q'(xQ'、yQ'、
zQ')とすると、点Q'は、 xQ'=(xa−tanθ)・cos2θ yQ'=−(xa−tanθ)・sinθ・cosθ zQ'=0 となる。
(xP'、yP'、zP')とすると、点P'は、 xP'=(xa−tanθ)・cos2θ yP'=−(xa−tanθ)・sinθ・cosθ 0<zP'≦za” と表わせる。
は等しく、点P'、Q'、R'は同一直線上にあり、且つ
0<zP'≦za"であるから、za”=Q'P'+P'R'で
ある。
が同一であり、それぞれα=0°のときの面(z=i面)
から対物レンズ5の下面(z=0面)までの距離は一定で
あることから、QP=Q'P'=i−yd・tanαとおけ
る。よって、(3)式と(5)式により、 za"=za'−{ya(1−cosθ)−xa・sinθ}・tanα ……(6) となる。
ためには、za'が同一になっている2点の(xa、ya、
za")座標が必要であるが、点Pmaxと点Pmin の2点は
同一走査線上にあり、従って、これらの座標から(6)式
を満足させることができ、従って、この(6)式により回
転角度θを算出することができる。このとき、Zmax<
Zmin となってしまった場合も、(6)式により、同様に
してθが算出できるため、Pmax とPminの入替は不要
である。
13及びステップ516におけるΔfX、ΔfY、Δ
fZ、IB の算出方法について、以下に説明する。ま
ず、走査領域のX座標をa1、a2、……am、Y座標を
b1、b2、……bnとすると、X、Y方向の走査距離X
(m)、Y(n)は、 X(m)=am−a1=LX/M …………(8) Y(n)=bn−b1=LY/M …………(9) となる。
カス変化量ΔfX(m)は、(8)式と(9)式により、 ΔfX(m)=(am−a1)・sinθ・tanα ……(10) となり、Y方向Y(n)走査時のフォーカス変化量Δf
Y(n)は、(8)式と(9)式により、 ΔfY(n)={bn−b1+(b1−bn)・(1−cosθ)}・tanα ……(11) となる。
(1)は、 X(1)=am−a1/m−1 Y(1)=bn−b1/n−1 と一定であることが判る。
化量ΔfX 、及びY方向1画素当りのフォーカス変化量
ΔfY は、次式の通りに表わせることになり、これらは
一定の割合で変化する。 ΔfX=ΔfX(m)/m−1 …………(12) ΔfY=ΔfY(n)/n−1 …………(13)
意の走査位置を点B(as、bt)とすると(0<s≦m、
0<t≦n、s及びtは整数)、点Bにおける点P
max(a1、b1)からのフォーカス変化量ΔfZ は、(12)
式と(13)式により、 ΔfZ=ΔfX(s−1)+ΔfY(t−1) ……(14) と表わせる。
からのフォーカス電流の変化量ΔIは、(14)式により、 ΔI=k・ΔfZ …………(15) となる。ここで、kは定数で、加速電圧、レンズのコイ
ル巻数、レンズの形状などにより定まる。
電流量をIとすると、この点Bにおけるフォーカス電流
量IB は、(15)式により、 IB=I+k・ΔfZ …………(16) となる。
による試料の観察結果について、図6により説明する。
ここで、この図6の像は、或る同一の試料について、同
一の回転角度θのもとでSEM観察した結果であるが、
ここで上側の図6(a)は、上記図4と図5のフローチャ
ートによる処理を適用しなかった場合の観察結果で、こ
の場合、電子線の走査方向に対して試料が回転している
ため、図の右上部及び左下部においてフォーカスずれが
生じてしまい、視野全体の表面状態を把握するのが困難
であることが判る。
と図5のフローチャートによる処理を適用し、1画素単
位でフォーカス電流が変化されるようにした場合で、こ
のときは視野全体にフォーカスの合ったSEM像が得ら
れ、従って、視野全体の表面状態の把握が容易にでき
る。
線の走査方向に対して回転している場合でも、視野内の
全域にわたってフォーカスずれの補正が得られ、従っ
て、視野全体の表面状態を容易に把握することができ
る。また、この結果、本発明によれば、結晶方位解析に
適用して、精度の良い解析結果を容易に得ることができ
る。
す概略構成図である。
線走査領域の説明図である。
ける電子線位置と試料の関係を示す説明図である。
作を説明するためのフローチャートである。
作を説明するためのフローチャートである。
Claims (3)
- 【請求項1】 電子線の試料の面に対する入射角度を、
垂直方向から傾けて観察する方式の走査電子顕微鏡にお
いて、 電子線の走査方向に対する試料の回転角度を検出する手
段を設け、 前記回転角度の検出結果に基づいて、前記電子線の前記
試料面でのフォーカスずれを補正するように構成したこ
とを特徴とする走査電子顕微鏡。 - 【請求項2】 電子線の試料の面に対する入射角度を、
垂直方向から傾けて観察する方式の走査電子顕微鏡にお
いて、 電子線の走査方向に対する試料の回転角度を検出する手
段を設け、 前記回転角度の検出結果に基づいて、前記試料の回転角
度が補正されるように構成したことを特徴とする走査電
子顕微鏡。 - 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の発明にお
いて、 前記回転角度を検出する手段が、前記試料面で前記電子
線による同一走査線上にある任意の2点の座標位置に基
づいて、前記回転角度を検出する手段で構成されている
ことを特徴とする走査電子顕微鏡。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001233767A JP2003045370A (ja) | 2001-08-01 | 2001-08-01 | 走査電子顕微鏡 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001233767A JP2003045370A (ja) | 2001-08-01 | 2001-08-01 | 走査電子顕微鏡 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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Family
ID=19065501
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001233767A Pending JP2003045370A (ja) | 2001-08-01 | 2001-08-01 | 走査電子顕微鏡 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2003045370A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006051574A (ja) * | 2004-08-12 | 2006-02-23 | National Institute Of Advanced Industrial & Technology | ナノサイズ材料の設置方法 |
JP2006194743A (ja) * | 2005-01-13 | 2006-07-27 | Canon Inc | 結晶方位測定方法およびそれに用いる試料ホルダー |
JP2013217898A (ja) * | 2012-03-16 | 2013-10-24 | Hitachi High-Tech Science Corp | 試料作製装置及び試料作製方法 |
CN105435404A (zh) * | 2016-01-12 | 2016-03-30 | 浙江宇安消防装备有限公司 | 一种具有手动紧急停车/启动装置的干粉灭火系统 |
-
2001
- 2001-08-01 JP JP2001233767A patent/JP2003045370A/ja active Pending
Cited By (4)
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