JP2003039694A - インクの残量検出方法およびインクジェット記録装置 - Google Patents
インクの残量検出方法およびインクジェット記録装置Info
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- B41J2/17566—Ink level or ink residue control
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Abstract
用いた低コストかつ簡易な構成でインク残量を細かなレ
ベルまで正確に検出することを可能とする。 【解決手段】 インクが所定量以下となったことを検出
できる比較的低コストのセンサと記録動作等で消費した
量を保持するカウンタC2とを併用し、センサがインク
量の所定量以下である、インクなしを検出したとき(S
301)、前回の処理ではセンサがインクありを検出し
ていると判断した場合は(S302)、そのときのカウン
タC2の内容をセンサが上記インクなしを検出するとき
のレベル(N)に対応するしきい値T2とし(S303)、
次回の残量算出ではこのしきい値T2を用いて残量Lを
算出する(S312)。
Description
録装置およびインクジェット記録装置において用いるイ
ンクの残量検出方法に関し、詳しくは、インク残量のレ
ベルを検出する残量検出方法に関するものである。
ンクを用いる記録装置では、インクが無くなったりある
いは記録に支障が出る程度のインク量になったときに、
記録動作を停止したりユーザにインクタンクの交換を促
す表示を行うなどのため、インク残量の検出を行なうも
のがある。そして、その検出方法としては種々の方法が
提案されている。例えば、インクによる遮光を利用して
光学的に検出する光学的センサ、インクの有無に応じた
抵抗値の変化によって電気的に検出する電気的センサ、
インクの量に応じたレバーなどの部材の動作に応じて機
械的に検出する機械的センサなど、インクの有無や残量
を直接的に検出するセンサが知られている。また、記録
動作や回復動作等各種動作において消費されるインク量
を、データとして累積し、これに基いて残量を算出し推
定する方法も知られている。
的、電気的もしくは機械的に検出するセンサは、インク
残量がある一定量以下であるか否かといったインクの有
無を検出することは比較的簡易な構成でかつ低コストで
検出可能であるが、インク残量の細かなレベルを検出す
るには、そのための制御が複雑になったり検出のための
部品コストがかかるなどのデメリットがある。
出によって残量を推定する方法は、それほどのコストを
要することなく残量の細かなレベルの検出が可能である
という利点がある。しかし、記録ヘッドの吐出量や回復
機構の性能ばらつきによる各種動作について算出される
インク消費量自体にばらつきがあることがあり、また、
インクタンクの容積やインク充填量等のばらつきがあ
り、推定した残量と実際のインク残量との間の誤差が大
きい場合がある。また、これらの誤差を考慮すると一定
のマージンを持って残量検出をする必要があり、そのた
めインクタンク内にまだインクが残っているにもかかわ
らず、例えば記録動作の停止やインクなしエラーの表示
がなされるなどの問題がある。
なされたものであり、その目的とするところは、センサ
を用いた低コストかつ簡易な構成でインク残量を細かな
レベルまで正確に検出することが可能インクジェット記
録装置およびインクの残量検出方法を提供することにあ
る。
インク容器のインク残量を検出するインク残量検出方法
において、インク容器におけるインク残量が所定レベル
以下か否かを検出するセンサ手段と、該センサ手段が検
出した前記所定レベル以下または以下でないいずれかの
状態を記憶する検出状態記憶手段と、インク容器のイン
クが消費される量を当該インクを用いる手段の動作に基
いて算出する算出手段とを用意し、前記算出手段が算出
するインク消費量と、前記算出手段が算出するインク消
費量が前記センサ手段にかかる前記所定レベルに達する
と推定されるインク消費量としてのしきい値とを用い
て、前記所定レベルを基準としたインク残量を求める、
工程を有し、前記センサ手段が前記所定レベル以下であ
ることを検出し、かつ前記検出状態記憶手段が記憶する
状態が前記所定レベル以下でない状態であるとき、前記
算出手段が算出するインク消費量を前記しきい値の内容
とすることを特徴とする。
録ヘッドに供給するインクを貯留したインク容器を用い
記録媒体に記録を行なう装置であって、前記インク容器
のインク残量を検出するインクジェット記録装置におい
て、インク容器におけるインク残量が所定レベル以下か
否かを検出するセンサ手段と、前記センサ手段が検出し
た前記所定レベル以下または以下でないいずれかの状態
を記憶する検出状態記憶手段と、インク容器のインクが
消費される量を当該インクを用いる手段の動作に基いて
算出する算出手段と、前記算出手段が算出するインク消
費量と、前記算出手段が算出するインク消費量が前記セ
ンサ手段にかかる前記所定レベルに達すると推定される
インク消費量としてのしきい値とを用いて、前記所定レ
ベルを基準としたインク残量を求める残量算出手段と、
を備え、前記センサ手段が前記所定レベル以下であるこ
とを検出し、かつ前記検出状態記憶手段が記憶する状態
が前記所定レベル以下でない状態であるとき、前記算出
手段が算出するインク消費量を前記しきい値の内容とす
ることを特徴とする。
にあたって、上記センサ手段が上記所定レベル以下であ
ることを検出し、かつ上記検出状態記憶手段が記憶する
状態が上記所定レベル以下でない状態であるとき、上記
算出手段が算出するインク消費量を上記しきい値の内容
とするので、このしきい値を次回のインク残量を求める
処理に用いることができ、このインク残量算出における
しきい値の値をセンサ手段が所定レベル以下であること
を検出したときに対応した値に補正することが可能とな
る。
施形態を詳細に説明する。
例にかかわるインクジェットプリンタ1の構成を示す模
式的正面図である。
て、図中矢印AおよびB方向に往復移動するキャリッジ
3上には、ブラックK、シアンC、マゼンタM、イエロ
ーYのインクをそれぞれ吐出するノズル列が設けられた
各色インクごとの記録ヘッド4と、これらの記録ヘッド
に供給するインクを貯留した各色インクごとのインクタ
ンク5が搭載されており、このキャリッジ3は一部が接
続するベルト6を介して伝達されるキャリッジモータ7
の駆動力によって上記往復移動が可能となる。このキャ
リッジ3の移動により記録ヘッド4を用紙などの記録媒
体8に対して走査し、この走査の間に記録ヘッド4のノ
ズルに対応した吐出ヒータに駆動パルスを与えることに
よりインクを吐出し記録を行うことができる。すなわ
ち、本実施形態の記録ヘッドは吐出ヒータが駆動パルス
の印加によって発生する熱エネルギーを利用してインク
に気泡を生じさせ、この気泡の圧力によってインクを吐
出するものである。記録媒体8は、記録ヘッド4の一走
査毎に搬送モータ9により駆動される搬送ローラ10に
よって、図中矢印C方向(図の紙面に垂直な方向)に所定
量ずつ送られ、これを繰り返すことにより記録媒体8の
1ページ分の記録を行なう。
動するそれぞれのインクタンク5と対向する位置には、
図7以降で後述される光学的にインク残量を検出するセ
ンサ11が設けられる。これにより、キャリッジ3の位
置X1への移動もしくは記録ヘッド4の走査で位置X1
に移動するごとにこのセンサ11によってそれぞれのイ
ンクタンクのインク残量を検出できる構成となってい
る。本実施形態では、図4、図6にて後述されるよう
に、記録ヘッド4の一回の走査ごとにセンサ11の出力
が取り込まれ、図6にて後述されるインク残量更新処理
に用いられる。すなわち、本実施形態では、残量が一定
量以下になったか否か(残量の有無)を検出する、比較的
低コストで簡易な構成のセンサとして光学的センサを用
いるが、これの代わりに、前述した公知の電気的あるい
は機械的なセンサを用いてもよいことはもちろんであ
る。
に外れた位置X2にあるときに記録ヘッド4と対向する
位置には、記録ヘッド4の吐出状態を良好に保つための
回復機構12が設けられている。この回復機構12はキ
ャップやブレードなどを備え、非記録時などにキャップ
によって各記録ヘッドのノズル配設面を覆うキャッピン
グを行ない、ノズル内のインクの増粘を防止したり、キ
ャピング状態でノズル内からインクを吸引して増粘等し
たインクを排出する吸引回復処理を行なうことができ
る。また、これらのキャップ内には対応する記録ヘッド
から記録に関与しない予備吐出の際に、インクが吐出さ
れる。さらに、各記録ヘッドに対応するブレードでノズ
ル配設面をワイピングし液滴や塵埃を取り除いたり、異
なる色のインクの混色を防止したりすることができる。
ンタ1の制御系の構成を示すブロック図である。
部バス14を介して接続されたROM形態のプログラム
メモリ15に格納された制御プログラムおよびRAM形
態のデータメモリ16の内容にしたがって動作する。
1がインクタンク5のインクなし状態を検出した時点か
らのインク消費量をカウントする、それぞれのインクタ
ンクごとのインクカウンタC1と、新しいインクタンク
5が装着されてからのインク消費量をカウントする、そ
れぞれのインクタンクごとのインクカウンタC2のカウ
ント値を格納する領域がそれぞれ設けられている。これ
らのカウンタは、図4および図5にて後述されるよう
に、記録動作で記録ヘッドから吐出されて消費されるイ
ンク量と吸引回復や予備吐出によって消費されるインク
量とを、それぞれ上述した時点からカウントする。さら
に、データメモリ16には、上記カウンタC1、C2と
同様、図6にて後述する処理で用いられるしきい値T2
とインク有無フラグFを記憶する領域も設けられる。し
きい値T2は、新しいインクタンク5を装着してから残
量センサ11がインクタンクのインクなしを検出するま
でに消費すると想定されるインク消費量に対応するもの
であり、また、インク有無フラグFは、最後にインク残
量センサ11でインクタンク5のインクの有無を検出し
た結果を記憶するものである。
ェースケーブル18を介して接続されたホストコンピュ
ータ19から受信した記録データは、データメモリ16
中の各色毎の記録バッファメモリ20に記録画像データ
として展開格納される。記録バッファメモリ20に展開
された各色毎の記録画像データはヘッド制御回路21を
介して記録ヘッド4のドライバへ送られる。
れの記録ヘッド4へ送った記録画像データが示す吐出イ
ンク滴数(以下、インクドット数ともいう)をカウントし
ており、CPU13はヘッド制御回路21のレジスタを
読み取ることにより、各記録ヘッドが走査ごとに消費し
たインクドット数を取得することができる。そして、そ
の値はインク量に換算されて上記のカウンタC1および
C2に累積されることになる。
てキャリッジモータ7、搬送モータ9、回復機構駆動モ
ータ23を制御する。また、CPU13は、センサ回路
24を通じて、光学インクセンサ11の出力値を読取
り、各色インクタンク5内のインクの有無を検出するこ
とができる。
ケーブル18を介して接続されたホストコンピュータ1
9へ各種情報を通知することもでき、これにより、本プ
リンタ1で算出したインク残量情報、すなわち、図6に
て後述されるインク残量レベルをホストコンピュータ1
9へ通知し、ホストコンピュータ19上の画面にインク
残量表示を行うことができる。
おけるインク残量表示形態を示し、また、インク残量レ
ベルを説明する図である。
ぞれのインク残量は図示のように棒グラフとして表示さ
れる。図6にて後述されるように、残量レベル情報Lが
残量情報として本プリンタで算出され、この情報がホス
トコンピュータ19に送られることにより、ホストコン
ピュータ19はこの残量レベル情報Lに従い図3に示す
ような表示を行なう。新しいインクタンク5が装着され
た直後は残量レベル情報Lは、図3においてレベルN+
Mに対応しその表示がなされ、また、残量センサ11が
インクタンク5のインクなし状態を検出した時点では、
本来残量レベル情報Lは、図3におけるレベルNに対応
するが、図6にて後述されるように複数の値をとり得る
ものであり、それに応じたレベルの表示がなされる。さ
らに、所定のインク量を消費した時点でインクなしエラ
ーを表示し、このときレベル情報Lは図3においてレベ
ル0に対応しその表示がなされる。
での間は、残量レベル情報Lの値に応じて、M段階に等
分されたいずれかのレベルに丸めて表示される。この1
段階の大きさを示す単位幅Umは検出する残量レベルの
細かさを示し、プリンタの仕様などに応じて定められる
ものである。また、この単位幅Umは、図6にて後述さ
れるように残量レベル情報Lの算出に用いられるもので
ある。同様に、レベルNからレベル0の間はN段階に等
分されたいずれかのレベルに丸めて表示され、また、単
位幅Unは図6にて後述される残量レベル情報Lの算出
に用いられる。
動作の処理手順を示すフローチャートである。
記録開始に先だち、まず記録媒体の給紙動作を行う(ス
テップS101)。次に、インクジェット記録装置1
は、ホストコンピュータ19から1バンド分すなわち各
記録ヘッド4の一走査分の記録データを受信し(ステッ
プS102)、記録ヘッド4を走査して受信した1バン
ド分の記録動作を行う(ステップS103)。
ンタ1では、ヘッド制御回路21のレジスタを読み取る
ことにより記録動作で消費したインクドット数をインク
量に換算した量の消費量D1を取得するとともに(ステ
ップS104)、図6にて後述されるインク残量更新処
理を行う(ステップS105)。
05を繰り返したのち(ステップS106)、1ページ
の記録を終了すると、記録媒体の排紙動作を行い(ステ
ップS107)、本記録動作を終了し、次のページの記
録指示を待機する。
て実行される回復動作時の処理手順を示すフローチャー
トである。
吸引回復処理や予備吐出を、記録開始時や記録動作中の
所定回数などのそれぞれの所定タイミングで実行する
(ステップS201)。そして、それぞれの実行ごとに
その回復処理で消費したインク量を消費量D2として取
得するとともに、上述の記録動作の場合と同様、インク
残量更新処理を行ない(ステップS202)、本処理を
終了する。
テップS202で行われるインク残量更新処理の詳細な
処理手順を示すフローチャートである。なお、本処理
は、インクタンク5Y、5M、5C、5Kそれぞれにつ
いて行なわれることはもちろんである。以下では、一つ
のインクタンクに関する処理について説明するが、他に
ついても同様であることは明らかである。
出力値を取り込み、その出力より各インクタンク5のイ
ンクの有無を判断する(ステップS301)。ここで、
インクタンク5が、センサ11がインク無しを検出した
状態である、インクなし状態であると判断したときは、
インク有無フラグFによって前回のインクタンク5のイ
ンク有無検出状態をチェックする(ステップS30
2)。インク有無フラグFがインクあり状態を示すもの
であるときは、センサ11の出力が今回の検出で始めて
インクあり状態からインクなし状態へ変化したことにな
る。この場合は、カウンタC2の内容を次回の処理で用
いるしきい値T2として記憶する(ステップS30
3)。これにより、カウンタ2の内容とセンサ11がイ
ンクなし状態を検出するときの値に対応するしきい値T
2の内容とを一致させることができ、インク消費量等の
個体差ばらつきによりカウンタC2の内容に誤差があっ
ても、次回以降のしきい値T2を補正することでばらつ
きが吸収されるため、後述のステップS312のインク
残量レベルLの算出を正確に行なうことができる。さら
に、インク有無フラグFが上記のようにインクあり状態
のときはインクなし状態にセットし、インクなしのとき
はそのままとする処理を行なう(ステップS304)。
1に、記録動作にかかるインク消費量D1または回復動
作にかかるインク消費量D2を加算する(ステップS3
05)。そして、インク残量レベルを算出するが、ここ
で、インクカウンタC1の内容が、インクタンク5でイ
ンクなし状態が検出された後のインク残量レベルの計算
に用いられるしきい値T1を超えているか否かを調べる
(ステップS306)。ここで、しきい値Т1は、セン
サ11がインクなしを検出した後インクなしエラーまで
に消費すべきインク量、すなわち、図3に示したレベル
と単位幅を用いて、N×Unと表されるものである。イ
ンクカウンタC1の内容がしきい値T1を超えていない
ときは、インク残量レベルLを L=(T1−C1)/Un+1 として算出する(ステップS307)。なお、上記の式
の計算は整数演算として扱われ、式中の除算により発生
する少数部分は切り捨てられるものとする。一方、イン
クカウンタC1がしきい値T1を超えているときは、イ
ンクなしエラーをホストコンピュータに通知した上で
(ステップS308)、インク残量レベルLを0とする
(ステップS309)。
ンク5のインク有りの状態を検出しているときは、イン
ク有無フラグFをインクあり状態にセットし(ステップ
S310)、次に、インクカウンタC2の内容にインク
消費量D1またはD2を加算する(ステップS31
1)。そして、インク残量レベルLを L=N+(T2−C2)/Um+1 として算出する(ステップS312)。上記の式の計算
も同様に整数演算として扱われ、式中の除算により発生
する少数部分は切り捨てられるものとする。
12の処理で求めたインク残量レベル情報Lをホストコ
ンピュータ19へ通知し(ステップS313)、本処理を
抜ける。この通知により、ホストコンピュータ19の画
面上に図3に示しようなインク残量表示が行われる。
インクタンク5内のインク有無のみを検出する安価なセ
ンサ11を用いてインク残量を段階表示することが可能
になる。また、記録ヘッドの吐出量や回復機構の性能ば
らつきによる各種動作のインク消費量やインクタンク5
のインク容量およびインク充填量のばらつき等によりイ
ンク残量推定に誤差が生じたとしても、インク残量セン
サ11によるインクタンク5のインクなし状態検出時点
でのカウンC2の内容で補正したしきい値を基に次のイ
ンク残量レベル算出を行うため、カウンタの内容に誤差
があっても、正確なインク残量検出が可能となる。
ンクタンク5においてインクあり状態からインクなし状
態へ変化した時点でのカウンタC2の値をそのまま次の
処理で用いるしきい値T2として記憶する場合を説明し
たが、複数回の履歴を記憶するようにして、平均値を算
出あるいはその他の演算処理により次の処理で用いるし
きい値T2を算出するようにすればなお効果的である。
光学的インク残量センサ11の具体的構成と残量の検出
のいくつかの例を説明する図である。
1と、この記録ヘッドに供給するインクを収容するイン
クタンク700の構成、ならびに、インクタンク700
内のインクの残量低下を光学センサにより検知する構成
を説明する図である。
て複数のインク室に分けられており、図7に示す構成で
は、複数のインク室は、インクをそのままの状態で収容
するインク収容部716と、スポンジのような多孔質体
や繊維によって構成される負圧発生部材713を収容し
た負圧発生部材収容部714とから構成されている。ま
た、このインク収容部716と負圧発生部材収容部71
4とはインクタンク700の底部711の隙間部708
によって連通しており、負圧発生部材収容部714に収
容されるインクは、負圧発生部材713によってインク
が流出しないよう負圧が保たれている。
の負圧発生部材収容部714側のインク室に開口部70
5が設けられ、また、この開口部705にジョイント部
材707が挿入され、インクジェット記録ヘッド701
にインクが供給されるよう構成されている。また、負圧
発生部材収容部714には大気連通口710が設けられ
ている。
うと、記録ヘッド701に設けられているノズルからイ
ンクが吐出され、インクタンク700にインク吸引力が
発生する。インクタンク700内のインク709はこの
吸引力により、まず負圧発生部材13に保持されるイン
クが少し使われ、その後、インク収容部71からリブ7
15の端部とインクカートリッジ底部711との隙間部
708を通り負圧発生部材収容部714へ負圧発生部材
713を通ってジョイント部材707内に引き込まれ記
録ヘッド701へ供給される。これにより、隙間部70
8以外は密閉しているインク収容部716の内部の圧力
が低下し、インク収容部716と負圧発生部材収容部7
14との間に圧力差を生じる。記録が継続して行われる
とその圧力差は上昇を続けるが、負圧発生部材収容部7
14の上部は大気連通口710により大気に解放されて
いるため空気は負圧発生部材713を通ってリブ端部と
インクカートリッジ底部711との隙間部708からイ
ンク収容部716に入る。この時点でインク収容部16
と負圧発生部材収容部14との間に圧力差が解消され
る。記録装置が稼働中はこの動作が繰り返され、インク
収容部716内のインクはインク収容部716内の壁面
に付着するインク以外はほぼ全て使用される。
時における底面側の位置に、図7および図8に示すよう
に、インク収容部716内のインク残量が所定レベルよ
り低下したことを検出するためのインク検出手段703
が設けられている。このインク検出手段703は、イン
ク収容部716の底面の透明な部分に対し光を発する発
光素子821と、発光素子の対向する位置で光を受ける
受光素子822とで構成されており、インク収容部71
6内にインク709が満たされているときにはインク7
09により、正確にはインク709に含まれる染料ある
いは顔料により光路が遮断され、受光素子822の出力
が出力されないが、インク収容部716内のインク70
9の残量が所定レベルより低下したとき、受光素子82
2が受光したことを示す出力が得られる。この受光素子
の出力に基づいて、インク収容部716内のインク残量
が所定レベルより低下したことが検出される。
インク残量として、インク収容部716内のインク残量
がほぼ無くなった状態、つまり、所定レベルより低下し
た状態を検出することができる。
図である。
クタンク700のインク室のうち、インクをそのままの
状態で貯留するインク収容部716内のインク残量の低
下を、光が透過するか否かに応じて検出するものであっ
たが、以下に示す構成は、インクタンクが使用される状
態における底面にプリズム状の部材を設け、その部材を
構成する壁面における光の反射を利用し、その部材にイ
ンクが接触する程度にインクが残っているか否かを検出
するものである。
す側面図である。図9において、図7と同じ構成、もし
くは同等の機能のために設けられた構成については、図
7と同じ符号を付している。
示すインクタンクと同様に、リブ715で仕切られた複
数のインク室で構成されており、吸収体である負圧発生
部材713を収容した負圧発生部材収容部714と、イ
ンクを液体の状態そのままで収容するインク収容部71
6とが、リブ715の底部で連通している。
部材収容部714の内部の上側に、突出する形態で複数
個のリブ720が一体に成形され、負圧発生部材収納室
340に圧縮状態で収容される負圧発生部材713と当
接している。また、上壁700Uと負圧発生部材713
との間にエアバッファ室740が形成されている。
Bには、インク収容部716内のインク残量の低下を検
出するために用いるプリズム180設けられている。イ
ンクタンク700は、半透明の光透過性材料、例えば、
ポリプロピレンなどの材料で形成され、前述のプリズム
180はインクタンク700と一体的に形成されてい
る。また、プリズム180は一般的な三角プリズムの底
面中央の一部に凹状部200が設けられた形をしてい
る。
原理について図10を参照して説明する。なお、図10
においては、凹状部200を省略している。
光透過型プリズムとそのプリズムに光を照射する発光素
子1001及びその光を受光する受光素子1002の位
置関係を示す図である。なお、発光素子1001と受光
素子1002は記録装置本体側に設けられている。
面700Bと一体に形成されており、プリズム1060
にインクタンク700の外部下方から、発光素子100
1からの光が入射される。
インク収容部716内部にインクが充分に充填されてい
る場合には光路Aから光路B'という経路を辿りインク
内に吸収されてしまう。これに対して、インクが消費さ
れインク収容部716内にインクがなくなっている場
合、図10に示すように、その入射光はプリズム180
の斜辺部で反射され、光路Aから光路B、さらに光路C
とを経て受光素子1002へと至る。従って、インク収
容部716内にインクが有る場合と、インク残量が低下
した場合とで、受光素子1002により受光する光量が
異なり、その受光素子1002の出力に基づいて、イン
ク残量が所定量以下に低下した状態であるか否かを検出
することができる。なお、プリズム180の斜辺部にお
いて光の反射が異なるのは、プリズム180を構成する
部材、インク、および空気における光の屈折率によるも
のであり、インク残量が低下して斜辺部にインクが接触
していない場合、斜辺部において光が全反射し、受光素
子1002の受光量が大きくなる。また、斜辺部にイン
クが接触する程度にインクが残っている場合、プリズム
180の部材とインクの屈折率により、斜辺部で全反射
が生じず、光はインク収容部716内に進むこととな
る。
インク残量として、インク収容部716内のインク残量
がほぼ無くなった状態、つまり、所定量より低下した状
態を検出することができる。
0のインク収容部716にプリズム180を設けた構成
を示すものである。図9と同構成については同じ符号を
付している。
設けたプリズム180の方向である。図12は、プリズ
ム180を、図11の矢印a方向から見た拡大図であ
る。
配置したインクタンク700を用いる記録装置において
は、そのプリズム180の配置方向に合わせて前述の発
光素子と受光素子を装置内に設ける必要がある。
0を構成する斜辺部の面積を大きくとることができ、図
9に示す構成と比較して、照射された光をプリズムの面
で正確に捕捉することができる。
インク残量を求めるにあたって、上記センサ手段が上記
所定レベル以下であることを検出し、かつ上記検出状態
記憶手段が記憶する状態が上記所定レベル以下でない状
態であるとき、上記算出手段が算出するインク消費量を
上記しきい値の内容とするので、このしきい値を次回の
インク残量を求める処理に用いることができ、このイン
ク残量算出におけるしきい値の値をセンサ手段が所定レ
ベル以下であることを検出したときに対応した値に補正
することが可能となる。
ても、インク所定レベル以下か否かのみを検出する比較
的安価なセンサを用いてインク残量検出を細かなレベル
まで正確に行うことが可能となる。
プリンタの概略構成を示す模式的正面図である。
示すブロック図である。
形態を示す図である。
示すフローチャートである。
示すフローチャートである。
処理の処理手順を示すフローチャートである。
成を説明する図である。
図である。
構成例を示す図である。
の機能を説明する図である。
の構成例を示す図である。
から見た拡大図である。
2)
Claims (19)
- 【請求項1】 インク容器のインク残量を検出するイン
ク残量検出方法において、 インク容器におけるインク残量が所定レベル以下か否か
を検出するセンサ手段と、該センサ手段が検出した前記
所定レベル以下または以下でないいずれかの状態を記憶
する検出状態記憶手段と、インク容器のインクが消費さ
れる量を当該インクを用いる手段の動作に基いて算出す
る算出手段とを用意し、 前記算出手段が算出するインク消費量と、前記算出手段
が算出するインク消費量が前記センサ手段にかかる前記
所定レベルに達すると推定されるインク消費量としての
しきい値とを用いて、前記所定レベルを基準としたイン
ク残量を求める、工程を有し、前記センサ手段が前記所
定レベル以下であることを検出し、かつ前記検出状態記
憶手段が記憶する状態が前記所定レベル以下でない状態
であるとき、前記算出手段が算出するインク消費量を前
記しきい値の内容とすることを特徴とするインク残量検
出方法。 - 【請求項2】 前記算出手段が算出するインク消費量と
前記しきい値を用いて求める前記インク残量は、複数段
階の各残量レベルとして求められることを特徴とする請
求項1に記載のインク残量検出方法。 - 【請求項3】 前記求めたインク残量を表示する工程を
さらに有したことを特徴とする請求項1または2に記載
のインク残量検出方法。 - 【請求項4】 前記インクを用いる手段は、インクジェ
ット記録装置で有り、該装置のインクを吐出する記録ヘ
ッドによる記録動作および記録ヘッドの吐出回復動作に
よってインクが消費されることを特徴とする請求項1な
いし3のいずれかに記載のインク残量検出方法。 - 【請求項5】 インクタンク内のインク有無を検出する
光学センサと、印字記録を含む各種動作におけるインク
消費量を算出するインク消費量算出手段と、前記光学セ
ンサがインクタンク内のインクなし状態を検出してから
前記インク消費量算出手段により算出されたインク消費
量を累積記憶する第1のインクカウンタとを備え、前記
光学センサがインクタンク内のインクなし状態を検出し
てからインクなしエラーとするまでのインク消費量を第
1のしきい値としてあらかじめ設定しておき、前記光学
センサがインクタンク内インクなし状態を検出してから
前記インク消費量算出手段により算出されたインク消費
量を前記第1のインクカウンタに累積記憶し、前記第1の
インクカウンタが前記第1のしきい値を超えた場合にイ
ンクなしエラーとするよう制御するインクジェット記録
装置におけるインク残量検出方法において、 新しいインクタンクが装着されてから前記インク消費量
算出手段により算出されたインク消費量を累積記憶する
第2のインクカウンタと、前記光学センサがインクタン
ク内インクなし状態を検出している場合に前記第1のイ
ンクカウンタを基にインクなしエラーになるまでに消費
できる第1のインク残量レベルを算出する第1のインク
残量レベル算出手段と、前記光学センサがインクタンク
内インクなし状態を検出している場合に前記第2のイン
クカウンタを基にインクなしエラーになるまでに消費で
きると想定される第2のインク残量レベルを算出する第
2のインク残量レベル算出手段と、前記光学センサの状
態により前記第1のインク残量レベルまたは前記第2の
インク残量レベルのいずれかを選択し所定の補正を加え
ることによりインク残量レベルを決定するインク残量レ
ベル決定手段と、前記インク残量レベル決定手段により
決定されたインク残量レベルを表示するインク残量表示
手段と、新しいインクタンクが装着されてから前記光学
センサがインクタンク内のインクなし状態を検出するま
でに消費すると想定されるインク消費量を第2のしきい
値として決定する第2のしきい値決定手段とを用意し、 新しいインクタンクが装着された時点で取るべきインク
残量レベルを第1のインク残量レベル値、前記光学セン
サがインクタンク内インクなし状態を検出した時点で取
るべきインク残量レベル値を第2のインク残量レベル
値、およびインクなしエラー状態に達した時点で取るべ
きインク残量レベルとしての第3のインク残量レベル値
を設定する工程を有し、 前記第1のインク残量算出手段は、前記光学センサがイ
ンクタンク内インクなし状態を検出した時点で前記第2
のインク残量レベル値となり、前記第1のインクカウン
タが前記第1のしきい値に達した時点で前記第3のイン
ク残量レベル値となるよう前記第1のインク残量を算出
し、 前記第2のインク残量算出手段は、新しいインクタンク
が装着された時点すなわち前記第2のインクカウンタが
0の時点で前記第1のインク残量レベル値となり、前記
第2のインクカウンタが前記第2のしきい値に達した時
点で前記第2のインク残量レベル値となるよう前記第2
のインク残量を算出し、 前記インク残量レベル決定手段は、前記光学センサがイ
ンクタンク内インクなし状態を検出している場合には前
記第1のインク残量レベル算出手段により算出した前記
第1のインク残量レベルを選択し、前記光学センサがイ
ンクタンク内インクあり状態を検出している場合には前
記第2のインク残量レベル算出手段により算出した前記
第2のインク残量レベルを選択するとともに、前記光学
センサによるインクタンク内インク有無検出状態がイン
クあり状態からインクなし状態に変化した時点の前記第
2のインクカウンタの値を履歴として記憶しておき、前
記第2のしきい値決定手段は前記記憶してある第2のイ
ンクカウンタ履歴を参照して補正された前記第2のしき
い値を決定することを特徴とするインク残量検出方法。 - 【請求項6】 前記第2のしきい値決定手段は、前記記
憶してある第2のインクカウンタ履歴のうち最後に記憶
した第2のインクカウンタ履歴値を前記第2のしきい値
として決定することを特徴とする請求項5に記載のイン
ク残量検出方法。 - 【請求項7】 前記第2のしきい値決定手段は、前記記
憶してある第2のインクカウンタ履歴の複数の第2のイ
ンクカウンタ履歴の平均値を前記第2のしきい値として
決定することを特徴とする請求項5に記載のインク残量
検出方法。 - 【請求項8】 前記インク残量レベル決定手段は、前記
第1のインク残量レベルと前記第2のインク残量レベル
をN分割する点および前記第2のインク残量レベルと前
記第3のインク残量レベルをM分割する点のみをインク
残量レベルと取り得る値としてインク残量レベルを算出
することを特徴とする請求項5ないし7のいずれかに記
載のインク残量検出方法。 - 【請求項9】 前記算出したインク残量を表示する工程
をさらに有したことを特徴とする請求項5ないし8のい
ずれかに記載のインク残量検出方法。 - 【請求項10】 インクを吐出する記録ヘッドと該記録
ヘッドに供給するインクを貯留したインク容器を用い記
録媒体に記録を行なう装置であって、前記インク容器の
インク残量を検出するインクジェット記録装置におい
て、 インク容器におけるインク残量が所定レベル以下か否か
を検出するセンサ手段と、 前記センサ手段が検出した前記所定レベル以下または以
下でないいずれかの状態を記憶する検出状態記憶手段
と、 インク容器のインクが消費される量を当該インクを用い
る手段の動作に基いて算出する算出手段と、 前記算出手段が算出するインク消費量と、前記算出手段
が算出するインク消費量が前記センサ手段にかかる前記
所定レベルに達すると推定されるインク消費量としての
しきい値とを用いて、前記所定レベルを基準としたイン
ク残量を求める残量算出手段と、を備え、前記センサ手
段が前記所定レベル以下であることを検出し、かつ前記
検出状態記憶手段が記憶する状態が前記所定レベル以下
でない状態であるとき、前記算出手段が算出するインク
消費量を前記しきい値の内容とすることを特徴とするイ
ンクジェット記録装置。 - 【請求項11】 前記算出手段が算出するインク消費量
と前記しきい値を用いて求める前記インク残量は、複数
段階の各残量レベルとして求められることを特徴とする
請求項10に記載のインクジェット記録装置。 - 【請求項12】 前記インクを用いる手段は、インクジ
ェット記録装置で有り、該装置のインクを吐出する記録
ヘッドによる記録動作および記録ヘッドの吐出回復動作
によってインクが消費されることを特徴とする請求項1
0または11に記載のインクジェット記録装置。 - 【請求項13】 前記求めたインク残量の情報を当該イ
ンクジェット記録装置のホスト装置へ送信する手段をさ
らに備えたことを特徴とする請求項10ないし12のい
ずれかに記載のインクジェット記録装置。 - 【請求項14】 前記記録ヘッドは熱エネルギーを利用
してインクに気泡を生じさせ該気泡の圧力によってイン
クを吐出することを特徴とする請求項10ないし13の
いずれかに記載のインクジェット記録装置。 - 【請求項15】 インクタンク内のインク有無を検出す
る光学センサと、印字記録を含む各種動作におけるイン
ク消費量を算出するインク消費量算出手段と、前記光学
センサがインクタンク内のインクなし状態を検出してか
ら前記インク消費量算出手段により算出されたインク消
費量を累積記憶する第1のインクカウンタとを備え、前
記光学センサがインクタンク内のインクなし状態を検出
してからインクなしエラーとするまでのインク消費量を
第1のしきい値としてあらかじめ設定しておき、前記光
学センサがインクタンク内インクなし状態を検出してか
ら前記インク消費量算出手段により算出されたインク消
費量を前記第1のインクカウンタに累積記憶し、前記第1
のインクカウンタが前記第1のしきい値を超えた場合に
インクなしエラーとするよう制御するインクジェット記
録装置において、 新しいインクタンクが装着されてから前記インク消費量
算出手段により算出されたインク消費量を累積記憶する
第2のインクカウンタと、 前記光学センサがインクタンク内インクなし状態を検出
している場合に前記第1のインクカウンタを基にインク
なしエラーになるまでに消費できる第1のインク残量レ
ベルを算出する第1のインク残量レベル算出手段と、 前記光学センサがインクタンク内インクなし状態を検出
している場合に前記第2のインクカウンタを基にインク
なしエラーになるまでに消費できると想定される第2の
インク残量レベルを算出する第2のインク残量レベル算
出手段と、 前記光学センサの状態により前記第1のインク残量レベ
ルまたは前記第2のインク残量レベルのいずれかを選択
し所定の補正を加えることによりインク残量レベルを決
定するインク残量レベル決定手段と、 前記インク残量レベル決定手段により決定されたインク
残量レベルを表示するインク残量表示手段と、新しいイ
ンクタンクが装着されてから前記光学センサがインクタ
ンク内のインクなし状態を検出するまでに消費すると想
定されるインク消費量を第2のしきい値として決定する
第2のしきい値決定手段とを備え、 新しいインクタンクが装着された時点で取るべきインク
残量レベルを第1のインク残量レベル値、前記光学セン
サがインクタンク内インクなし状態を検出した時点で取
るべきインク残量レベル値を第2のインク残量レベル
値、およびインクなしエラー状態に達した時点で取るべ
きインク残量レベルとしての第3のインク残量レベル値
を設定し、 前記第1のインク残量算出手段は、前記光学センサがイ
ンクタンク内インクなし状態を検出した時点で前記第2
のインク残量レベル値となり、前記第1のインクカウン
タが前記第1のしきい値に達した時点で前記第3のイン
ク残量レベル値となるよう前記第1のインク残量を算出
し、 前記第2のインク残量算出手段は、新しいインクタンク
が装着された時点すなわち前記第2のインクカウンタが
0の時点で前記第1のインク残量レベル値となり、前記
第2のインクカウンタが前記第2のしきい値に達した時
点で前記第2のインク残量レベル値となるよう前記第2
のインク残量を算出し、 前記インク残量レベル決定手段は、前記光学センサがイ
ンクタンク内インクなし状態を検出している場合には前
記第1のインク残量レベル算出手段により算出した前記
第1のインク残量レベルを選択し、前記光学センサがイ
ンクタンク内インクあり状態を検出している場合には前
記第2のインク残量レベル算出手段により算出した前記
第2のインク残量レベルを選択するとともに、前記光学
センサによるインクタンク内インク有無検出状態がイン
クあり状態からインクなし状態に変化した時点の前記第
2のインクカウンタの値を履歴として記憶しておき、前
記第2のしきい値決定手段は前記記憶してある第2のイ
ンクカウンタ履歴を参照して補正された前記第2のしき
い値を決定することを特徴とするインクジェット記録装
置。 - 【請求項16】 前記第2のしきい値決定手段は、前記
記憶してある第2のインクカウンタ履歴のうち最後に記
憶した第2のインクカウンタ履歴値を前記第2のしきい
値として決定することを特徴とする請求項15に記載の
インクジェット記録装置。 - 【請求項17】 前記第2のしきい値決定手段は、前記
記憶してある第2のインクカウンタ履歴の複数の第2の
インクカウンタ履歴の平均値を前記第2のしきい値とし
て決定することを特徴とする請求項15に記載のインク
ジェット記録装置。 - 【請求項18】 前記インク残量レベル決定手段は、前
記第1のインク残量レベルと前記第2のインク残量レベ
ルをN分割する点および前記第2のインク残量レベルと
前記第3のインク残量レベルをM分割する点のみをイン
ク残量レベルと取り得る値としてインク残量レベルを算
出することを特徴とする請求項15ないし17のいずれ
かに記載のインクジェット記録装置。 - 【請求項19】 前記インクジェット記録装置はホスト
コンピュータとともにインクジェット記録システムを構
成し、前記インクジェット記録装置は前記インク残量レ
ベルを前記ホストコンピュータに送信する手段をさらに
備え、前記ホストコンピュータは前記インク残量レベル
を前記インクジェット記録装置より受信する手段を備
え、前記インク残量表示手段をホストコンピュータの画
面上に構成することを特徴とする請求項15または18
に記載のインクジェット記録装置。
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