JP2003035314A - 転がり直動案内装置の設計方法及びこれにより設計された転がり直動案内装置 - Google Patents
転がり直動案内装置の設計方法及びこれにより設計された転がり直動案内装置Info
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Abstract
ングを、転がり直動案内装置の玉通過振動を低減できる
最適なクラウニング形状に設計する転がり直動案内装置
の設計方法及びこれにより設計された転がり直動案内装
置を提供し、転がり直動案内装置の運動精度を高める。 【解決手段】 外面に第1の転動体転動溝3a,3bを
有して軸方向に延びる案内レール1に、第2の転動体転
動溝を有するスライダ2が遊嵌され、これら転動体転動
溝間に転動体が装填されると共に、第2の転動体転動溝
の軸方向両端にクラウニング部分を有する転がり直動案
内装置の設計方法であって、転動体が軸方向に移動して
も、スライダ2の垂直方向(鉛直方向)、水平方向、ロ
ーリング方向の少なくともいずれか一方向に対する剛性
が略一定に、かつスライダ2のピッチング方向とヨーイ
ング方向の一方又は両方に対する剛性が略一定に保たれ
るクラウニング形状に設定する。
Description
置の設計方法及びこれにより設計された転がり直動案内
装置に関し、特に転がり直動案内装置の運動精度を向上
させる技術に関する。
機械等の各種機械装置で直進動を得るために広く採用さ
れ、近年の小型化や高精度化の要求に伴って転がり直動
案内の運動精度の向上が一層求められている。転がり直
動案内装置の運動性能を低下させる要因としては、その
一つに転動体の移動に伴って周期的な変位成分を生じる
転動体通過振動がある。この転動体通過振動は、転がり
直動案内装置のスライダを案内レール上で等速に移動さ
せたときのスライダの姿勢(角度)変化を測定すること
で確認できる。図14に転動体通過振動の一例として、
スライダの移動距離に対するピッチング角変位の測定結
果を示した。この測定結果によれば、転動体である玉や
ローラの直径の約2倍の波長で顕著な振動が現れてい
る。転動体通過振動によるスライダの角度変化自体は小
さいが、スライダからの距離が大きい位置では、大きな
変位に増幅されるために無視できないものとなる。
ズムを簡単に説明する。いま、図15(a)に示すよう
に、上下2列の転動体転動溝30,32を有するスライ
ダ34が案内レール36に沿って移動する転がり直動案
内装置を考える。2つの溝30,32内の玉38の配置
が、図15(b)に示すように玉38の直径Dwの1/
2だけずれていると仮定すると、上溝30の玉数<下溝
32の玉数となる。転がり直動案内装置に予圧が与えら
れていて外部荷重が作用しない場合、上溝30の玉荷重
の総計=下溝32の玉荷重の総計であるから、上溝30
の玉1個あたりの荷重>下溝32の玉1個あたりの荷重
となる。即ち、上溝30の玉が下溝32の玉より大きく
変形し、上下の玉38の配置が同一の状態(図15
(a)の状態)と比較して、スライダ34は下方に移動
する。この状態からスライダ34が直径Dw分移動する
と、玉38はDw/2移動し、図15(c)に示す状態
となる。このときの玉38の配置は図15(b)を上下
反転したものとなり、スライダ34は上方に移動する。
従って、玉径の2倍の距離毎に繰り返し変動が現れるよ
うになり、これが転動体通過振動の主原因となる。
に、転がり直動案内装置のスライダ36には、図16に
示すクラウニング40と呼ばれる緩やかな傾斜部分が設
けられている。クラウニング40を設けることによっ
て、スライダ34端部の玉38は、移動に伴って徐々に
負荷が増加・減少していくので、スライダ34の姿勢変
化が緩和される。
ニング40の最適な形状についての理論的な検討は十分
に行われておらず、また、このクラウニング形状の違い
で転動体通過振動の大きさが変化することが経験的に知
られており、クラウニング形状を如何にして、転がり直
動案内装置の運動精度向上に寄与させるように設定する
かが課題となっていた。さらに、従来の転がり直動案内
装置におけるクラウニング形状は、その加工の容易性か
ら単一円弧形状や単一直線勾配形状等が主に用いられて
いるが、その形状の設計は主に経験則に基づいて行われ
るもので、転動体通過振動を効果的に抑制する設計方法
は用いられていなかった。
で、スライダの転動体転動溝に形成するクラウニング
を、転がり直動案内装置の玉通過振動を低減できる最適
なクラウニング形状に設計する転がり直動案内装置の設
計方法及びこれにより設計された転がり直動案内装置を
提供し、転がり直動案内装置の運動精度を高めることを
目的としている。
発明に係る請求項1記載の転がり直動案内装置の設計方
法は、外面に第1の転動体転動溝を有して軸方向に延び
る案内レールに、前記第1の転動体転動溝に対向する第
2の転動体転動溝を有するスライダが遊嵌され、前記第
1の転動体転動溝と前記第2の転動体転動溝との間に転
動体が装填されると共に、前記第2の転動体転動溝の軸
方向両端にクラウニング部分を有する転がり直動案内装
置の設計方法であって、前記クラウニング部分の形状
を、前記第1の転動体転動溝と前記第2の転動体転動溝
との間の転動体が前記軸方向に移動しても、前記スライ
ダの垂直方向(鉛直方向)、水平方向、ローリング方向
の少なくともいずれか一方向に対する剛性が略一定に保
たれ、かつ、前記スライダのピッチング方向とヨーイン
グ方向の一方又は両方に対する剛性がおのおの略一定に
保たれる形状に設定することを特徴とする。
少なくともスライダの垂直方向(鉛直方向)、水平方
向、ローリング方向のいずれか一方向に対する剛性が略
一定に保たれ、かつ、スライダのピッチング方向とヨー
イング方向の一方又は両方に対する剛性がおのおの略一
定に保たれる形状に設定することにより、第1及び第2
転動体転動溝内の転動体に生じる弾性変位量が、その配
置位置によらずに略一定となり、スライダ移動時の転動
体通過振動の発生が抑えられる。これにより、運動精度
の高い転がり直動案内装置を容易に設計することが可能
となる。
方法は、前記クラウニング部分の形状を、前記転動体転
動溝間の転動体を前記スライダの軸方向中心位置に対し
て軸方向へ転動体を対称に振り分けたときに、前記軸方
向中心位置に転動体が配置される状態と、前記軸方向中
心位置に隣接する転動体同士間が配置される状態におけ
る前記スライダの垂直方向(鉛直方向)と水平方向の一
方又は両方に対する剛性と、前記スライダのピッチング
方向とヨーイング方向の一方又は両方に対する剛性が、
おのおの略一定に保たれるように設定することを特徴と
する。
転動体転動溝内に存在する転動体個数が異なる2つの状
態、即ち、軸線方向中心位置に転動体が配置される状態
と、軸方向中心位置に隣接する転動体同士間が配置され
る状態に対して、それぞれの状態における剛性が略同一
となるクラウニング形状を設定することにより、スライ
ダ移動時における接触角方向の変位量及びピッチング方
向の変位量が略等しくなり、玉通過振動を低減できる。
方法は、前記各状態で前記剛性が同一となる複数のクラ
ウニング形状座標点をそれぞれ求め、該複数のクラウニ
ング形状座標点に対する近似曲線を求めてクラウニング
形状に設定することを特徴とする。
剛性が同一となる複数のクラウニング形状座標点に対し
て近似曲線を求め、得られた近似曲線をクラウニング形
状に設定することにより、離散されたクラウニング形状
座標点に対してのみ剛性の計算を行うため、クラウニン
グ部分全体にわたって剛性の計算を行う必要がなく、計
算負担が軽減され、且つ、必要十分な精度でクラウニン
グ形状を設定することができる。
方法は、前記近似曲線が、前記複数のクラウニング形状
座標点のうち、少なくとも1点を通過し、他のクラウニ
ング形状座標点に対しては、その近傍を通過する近似曲
線であることを特徴とする。
複数のクラウニング形状座標点のうち少なくとも1点を
通過し、他のクラウニング形状座標点に対してはその近
傍を通過する近似曲線を用いることで、うねりの少ない
曲線形状を得ることができる。
方法は、前記近似曲線が、f(x)=awxw(aw、w
は定数)なる型のべき関数であることを特徴とする。
べき関数を用いて曲線近似することにより、単一円弧形
状の場合と比較して、よりクラウニング形状座標点に近
い曲線形状に設定できる。
方法は、前記近似曲線が、複数の曲線を組み合わせて設
定した曲線であることを特徴とする。
複数の曲線を組み合わせて近似曲線を設定することによ
り、よりクラウニング形状座標点に近い曲線形状にでき
ると共に曲線形状の加工を容易にできる。
方法は、前記近似曲線が、最小二乗法により近似した曲
線であることを特徴とする。
曲線近似を最小二乗法により行うことにより、クラウニ
ング形状座標点からの残差の小さい曲線に近似できる。
求項1〜請求項7のいずれか1項記載の転がり直動案内
装置の設計方法を用いてクラウニング形状が設定された
スライダを備えていることを特徴とする。
り直動案内の設計方法によりクラウニング形状を設定し
たスライダを備えることにより、玉通過振動が低減され
運動精度が高められ、高精度な転がり直動案内装置とす
ることができる。
内装置の設計方法及びこれにより設計された転がり直動
案内装置の好適な実施の形態について、図面を参照して
詳細に説明する。図1は本発明に係る転がり直動案内装
置の概略構成を示す斜視図であり、図2は図1のA−A
断面図である。本実施形態の転がり直動案内装置100
は、外面に転動体転動溝(第1の転動体転動溝)3a,
3bを有してX軸方向に延びる案内レール1と、その案
内レール1を跨いで組み付けられたスライダ2とを備え
ている。案内レール1は、図1及び図2に示すように、
案内レール1の上面1aと両側面1bが交差する稜線で
X軸方向に連続して形成され断面が略1/4円弧形状の
凹溝からなる一方の転動体転動溝3aと、案内レール1
の両側面1bの略中央位置で断面が略半円形状の他方の
転動体転動溝3bとが形成されている。
と、その両端部に取り付けられたエンドキャップ2bか
らなり、スライダ本体2aは両袖部4の内側面に案内レ
ール1の転動体転動溝3a,3bに対向する転動体転動
溝(第2の転動体転動溝)5a,5bを有すると共に、
袖部の肉厚部分をX軸方向に貫通する図示しない転動体
戻し路を有している。エンドキャップ2bは、スライダ
本体2aの転動体転動溝5a,5bとこれに平行な転動
体戻し路とを連通させる図示しない湾曲路を有してお
り、これら転動体転動溝5a,5bと転動体戻し路と両
端の湾曲路とで、転動体循環回路が形成されている。転
動体循環回路内には、例えば鋼球からなる多数の転動体
6が充填されている。以降、転動体転動溝3a,5aを
上側転動路7、転動体転動溝3b,5bを下側転動路8
として適宜呼称する。
基台に固定された案内レール1上をスライダ2が移動す
ると、転動体6が上側転動路7及び下側転動路8内を転
動しつつ、スライダ2の移動方向にスライダ2より低速
で移動し、一端側の湾曲路でUターンして転動体戻し路
をスライダ移動方向とは逆方向に転動しつつ移動し、他
端側の湾曲路で再度Uターンして上側転動路7及び下側
転動路8内に戻るといった循環を繰り返す。
a,5bに形成する最適なクラウニング形状を決定する
ためのクラウニング形状設計方法について詳細に説明す
る。図3は、転動体転動溝3a,5aの接触角方向mに
対するB−B断面の概念的矢視図であって、(a)はス
ライダ本体2aの軸方向中心Oに関して対称に玉6が振
り分けて配置された状態、(b)はスライダ本体2aの
軸方向中心Oの真下に玉が存在するように玉6を配置し
た状態を示している。図中、L1はスライダ本体2aの
軸方向長さ、sは隣り合う玉6との間隔、nはスライダ
本体2aの軸方向中心Oに玉6が配置されたときのL1
内に存在する玉6の個数を表す。なお、図中のクラウニ
ング形状はクラウニング量を誇張して示しているが、実
際の玉6は転動体転動溝に接している。また、本実施形
態の転がり直動案内装置においては4列の転動体転動路
を有する例を示しているが、ここでは計算を単純化する
ために、上側転動路7となる2つの転動体転動溝3a,
3a及び5a,5a内は同一の玉配置とし、下側転動路
8となる2つの転動体転動路3b,3b及び5b,5b
内は同一の玉配置として考える。
玉6の垂直転動体荷重Qjは(1)式で与えられる。
2に示す接触角方向mに対する番号jの玉と転動体転動
溝面との間の弾性変形量である。図3(a)及び(b)
における弾性変形量δjは(2)式で与えられる。
イズ量であって締め代に相当する。また、Cjはクラウ
ニング量を表し、Cj≧0である。なお、δj<0となる
場合はδj=0とする。(1)式及び(2)式より、番
号jの玉と転動体転動溝面との間の弾性変形によって生
ずる垂直方向剛性kjは(3)式に示すようになる。
ピッチング方向に微小角度θ(図1参照)傾くとき、番
号jの玉によって生ずる反モーメントMjは(4)式で
与えられる。
より番号jの玉によるO点まわりの傾き方向剛性kjθ
は(5)式のようになる。
の軸方向中心Oに対して玉が振り分けて配置された状態
では、L1の範囲内にn−1個の玉が存在する。図3
(a)の玉の配置では、L1の範囲内に存在する玉によ
る垂直方向剛性の総和kA、及び傾き方向剛性の総和k
Aθは以下のように与えられる。
Oに関して対称に玉を振り分けて配置したときの番号j
の玉のX軸座標である。いま、図3(a)に示す番号1
及び番号n−1の玉位置におけるクラウニング量がCa
であり、その他の玉位置ではクラウニング量が0とする
と、スライダ本体両端のクラウニング部分10a,10
bには、それぞれ番号1と番号n−1の玉が配置され
る。このとき、上記(6)、(7)式は次のように表す
ことができる。
本体2aの軸方向中心Oの真下に玉が位置する配置で
は、L1の範囲内にn個の玉が存在する。図3(b)に
示す玉の配置では、L1の範囲内に存在する玉による垂
直方向剛性の総和kB、及び傾き方向剛性の総和k
Bθは、以下のように与えられる。
中心Oの真下に玉が位置するように配置したときの番号
jの玉のX軸座標である。いま、図3(b)に示す番号
1と番号nの玉位置におけるクラウニング量がCb、番
号2とn−1の玉位置におけるクラウニング量がCcで
あるとし、その他の玉位置におけるクラウニング量が0
とすると、図中左側のクラウニング部分10aには番号
1と2の玉、右側のクラウニング部分10bには番号n
−1とnの玉が配置される。このとき、(10)式及び
(11)式は、次のように表すことができる。
用するとき、 ka=kB (14) が成り立つと、図3(a),(b)に示すスライダ本体
の垂直方向移動量は等しくなる。また、ピッチング方向
に一定の外部モーメントが作用するとき、 kAθ=kBθ (15)
スライダ本体2aの傾き量は等しくなる。よって、(1
4)式と(15)式が同時に成り立てば、図3(a)の
玉配置におけるスライダ本体2aの垂直方向移動量と傾
き量が、図3(b)の玉配置におけるスライダ本体2a
の垂直方向移動量と傾き量と等しくなる。これにより、
(14)式と(15)式が同時に成り立つ場合には、こ
れらが成り立たない場合と比較して玉通過振動の振幅が
減衰されることが期待できる。このように、本発明に係
るクラウニング形状の設計方法は、図3(a)の状態
と、図3(b)の状態とで、垂直方向の剛性及びピッチ
ング方向の剛性を一致させることで、玉通過振動の発生
を大幅に低減させることを特徴としている。ここで、
(14)式と(15)式に、(8)、(9)、(1
2)、(13)式を代入して整理すると、玉通過振動の
低減の条件として次式が得られる。
nを設計諸元として与え、さらにクラウニング量Caを
所定の値に仮設定すると、設定されたクラウニング量C
aに対するCb、Ccが求められる。ここで、図4にクラ
ウニング形状の寸法を示すように、Ca,Cb,Ccは、
xA 1,xB1,xB2(又は、xA(n-1)、xBn,xB(n-1))
におけるクラウニング量となる。なお、図4におけるx
=±xsの位置は、スライダ本体2aの転動体転動溝の
直線部分とクラウニング部分10a,10bとの交点の
座標を表す。即ち、x=±xsではクラウニング量が0
となる。
グ部分10a(図中左側)では、図5に図4のC部拡大
図を示すように、PL0(−xs,0),PL1(xA1,
Ca),PL2(xB1,Cb),PL3(xB2,Cc)の4つ
のクラウニング形状座標点が玉通過振動の低減の条件式
である(16)式を満足することになる。また、スライ
ダ本体2aのクラウニング部分10b(図中右側)で
は、図6に図4のD部拡大図を示すように、P
R0(xs,0),PR1(xA(n-1),Ca),PR2(xBn,
Cb),PR3(xB(n-1),Cc)の4つのクラウニング形
状座標点が(16)式を満足することになる。
両端のクラウニングに対して、それぞれ上記のクラウニ
ング形状座標点をべき関数で曲線近似させて、クラウニ
ングの形状を定式化している。なお、(16)式を満足
する点の座標は、クラウニング量Caの設定値に依存す
るため、クラウニング量Caを微小量変化させて他のク
ラウニング量Cb及びCcを求め、これらをべき関数を用
いて曲線近似させることで求める。このような方法によ
り、クラウニング量Caをパラメータとしてクラウニン
グ形状のクラウニング形状座標点を求め、べき関数を用
いて曲線近似させた場合のクラウニング量Cjは、(1
7)式で表される。
方法で曲線近似させるときに計算される定数である。こ
れらの定数aw,wを最適に決定することで、玉通過振
動を効果的に低減することが可能となる。なお、曲線近
似方法としては、最小二乗法以外であっても、残差を小
さくできる近似方法であれば如何なる方法であってもよ
い。
ニング形状座標点PL0,PL1,PL2,PL3及びPR0,P
R1,PR2,PR3に対し、べき関数で曲線近似した結果
と、単一円弧形状に曲線近似した結果を示す図である。
なお、クラウニング形状座標点PL0,PL1,PL2,PL3
は、クラウニング形状座標点PR0,PR1,PR2,PR3と
それぞれ同じクラウニング量であるため、図中の黒丸で
示すクラウニング形状座標点は合計4点となっている。
これらのクラウニング形状座標点をそのまま直線連結す
ると、滑らかな形状にならず、実際のクラウニングの加
工が困難となる。そこで、上記4つのクラウニング形状
座標点を通るように(17)式を用いて曲線近似を行う
が、この場合のクラウニング形状座標点の配置では近似
結果に大きなうねりを生じる。このため、PL0(PR0)
のクラウニング形状座標点に対しては通過し、PL1(P
R1)とPL2(PR2)とPL3(PR3)のクラウニング形状
座標点に対してはその近傍を通過するという条件で曲線
近似を行った。その結果が図中実線で示す曲線である。
また、従来行われてきた単一円弧形状(半径R=110
0mm)のクラウニング形状も点線で示している。この
ように、べき関数を用いて曲線近似することにより、単
一円弧形状に曲線近似した場合と比較してクラウニング
形状座標点からのずれ量の総和を小さくできる。
姿勢変化について説明する。スライダ本体2aが、図1
に示す鉛直方向にza移動し、ピッチング方向にθ姿勢
変化したとき、上側転動路7の転動体転動溝3a及び下
側転動路8の転動体転動溝3bにおける番号jの玉の弾
性変形量δUj,δLjは次式で与えられる。
路8における番号jの玉のX軸座標であり、以下の式で
与えられる。
1の玉のX軸座標であり、a(0≦a<1.0)は初期
状態における上側転動路7及び下側転動路8の玉の位置
関係を示す定数であり、上側転動路7と下側転動路8の
玉の位置が玉径の1/2ずれているときにa=0.5と
なる。なお、上記(18)式において、δUj<0,δ Lj
<0となる場合は、δUj=0,δLj=0とする。(1)
式より上側転動路7及び下側転動路8における番号jの
玉の垂直転動体荷重QUj,QLjは(20)式で与えられ
る。
ッチング方向のモーメントMpは(21)式で与えられ
る。
路8の負荷圏内の玉数である。Fz=0,Mp=0とし
て、(21)式をまとめると次のようになる。
(21)式を用いてスライダの姿勢変化za、及びピッ
チング方向の角度θを計算することができる。即ち、
(22)式が成り立つようなza及びθを数値計算によ
って算出する。また、玉の移動距離をパラメータにとっ
てZa及びθを算出することによって、玉の移動距離と
姿勢変化の関係を得ることができる。
線形状と、単一円弧形状のクラウニングによる玉通過振
動をシミュレーションにより求めた結果を示す図で、
(a)は玉の移動距離に対するスライダの鉛直方向変
位、(b)は玉の移動距離に対するスライダのピッチン
グ角変位を示している。ここで、玉の移動距離は、スラ
イダが案内レール上を移動する際に転動体転動溝内で移
動する玉の移動距離である。なお、ここでは、クラウニ
ング長さLcを6.4mmとし、(19)式における上
側転動路7及び下側転動路8内の玉の位置関係を示す定
数aを0.5として計算している。
形状のクラウニングの方が、単一円弧形状のクラウニン
グより鉛直方向変位が低減されており、鉛直方向の玉通
過振動の発生が低減されることがわかる。また、図8
(b)によれば、単一円弧形状のクラウニングは大きな
振幅のピッチング角変位を周期的に発生させているが、
べき関数による曲線形状のクラウニングは、殆どピッチ
ング角変位を生じさせていない。このように、ピッチン
グ方向の玉通過振動の発生が大幅に低減されている。
直動案内装置の設計方法によれば、案内レール1及びス
ライダ2に形成された転動体転動溝に充填される玉の位
置が、スライダ2の移動時に転動体転動溝毎に異なる場
合でも、転動体6の玉通過振動を低減でき、スライダ2
の姿勢変化も低減できるクラウニング形状を簡便にして
決定することができる。これにより、転がり直動案内の
運動精度を向上でき、高い精度が要求される部位に対し
て適用可能な転がり直動案内装置を、設計コストを抑え
つつ安定供給することができる。また、離散されたクラ
ウニング形状座標点のみ剛性の計算を行うため、クラウ
ニング部分全体にわたって剛性の計算を行う必要がな
く、計算負担を軽減しつつ、必要十分な精度でクラウニ
ング形状を設定できる。
諸条件を変更し、玉通過振動をシミュレーションにより
求めた結果を説明する。図9は、定数aを変化させたと
きの玉通過振動の振幅を計算した結果を示す図で、
(a)は鉛直方向変位、(b)はピッチング角変位の振
幅を、べき関数による曲線形状のクラウニングと単一円
弧形状のクラウニングに対してそれぞれ示している。な
お、この場合のクラウニング長さLcは6.4mmであ
る。
路8の玉の位置ずれがないa=0,1のときには振幅が
0になり、位置ずれが最大となるa=0.5付近で振幅
が大きくなる傾向が認められる。べき関数による曲線形
状のクラウニングでは、a=0.5付近で現れる鉛直方
向の最大振幅が単一円弧形状のクラウニングより小さく
抑えられ、特にピッチング角変位の振幅に対しては、a
の全領域にわたって大きく低減されている。このため、
べき関数を用いて曲線近似したクラウニング形状の方が
単一円弧形状の場合よりも玉通過振動の振幅を低減で
き、玉の位置ずれに対する影響が少なくて済む。
せたときの玉通過振動の振幅を計算した結果を示す図
で、(a)は鉛直方向変位、(b)はピッチング角変位
の振幅を、べき関数による曲線形状のクラウニングと単
一円弧形状のクラウニングに対してそれぞれ示してい
る。なお、この場合の定数aは0.5としている。この
図によれば、べき関数による曲線形状のクラウニングの
方が、単一円弧形状のクラウニングより全体的に振幅が
小さく抑えられており、べき関数の使用が玉通過振動の
振幅を低減する上で有利となっている。また、べき関数
によるクラウニング形状の長さLcが6mmのときに鉛
直方向変位の振幅が最低となっている。
向変位の振幅が最低となる6.0mmとし、定数aを
0.5として、図8同様に玉通過振動をシミュレーショ
ンにより求めた結果を示す図である。この図によれば、
べき関数による曲線形状のクラウニングに対する鉛直方
法変位が大きく低減されており、且つ、ピッチング角変
位も小さいことから、このクラウニング形状に設計する
ことで、玉通過振動の極めて小さい転がり直動案内装置
が得られる。
設計方法の第2実施形態を説明する。本実施形態の設計
方法は、前述したクラウニング形状のクラウニング形状
座標点を曲線近似する際、複数の曲線を組み合わせるこ
とで近似曲線を設定している。図12は、3つの異なる
半径及び中心位置による円弧で形成したクラウニング形
状を示している。即ち、スライダ本体の端部からX軸方
向に沿って距離Lcまでの間に3種の円弧によってクラ
ウニング形状を形成している。なお、各円弧の境界とな
る中間点PRO1(xR1,H1),PRO2(xR2,H2)は任
意に設定している。
間点PRO1までの間は中心位置O0(L1/2−Lc,
R0)の半径R0の円弧で形成し、中間点PRO1から中間
点PRO2までの間は中心位置O1(xO1,HR1)の半径R
1の円弧で形成し、中間点PRO2から最端点PRO3までの
間は中心位置O2(xO2,HR2)の半径R2の円弧で形成
している。
てクラウニング形状を形成した一例を示した。これによ
れば、異なる種類の3つの円弧を連続的に接続すること
により、前述のべき関数により近似した曲線に殆ど一致
した曲線形状が得られると共に、4つのクラウニング形
状座標点に対するずれを一層小さく設定できる。従っ
て、玉通過振動を防止するための最適位置であるクラウ
ニング形状座標点により近いクラウニング形状にでき、
スライド移動時の振動や姿勢変化を大きく低減できる。
また、クラウニング形状の加工時においても、円弧形状
に設定しておくことによりNC加工機械等で容易に加工
プログラムを生成でき、加工を行うことができる。
わせた一例を示したが、必要に応じて任意の数の円弧を
組み合わせることもできる。このように複数の円弧を用
いてクラウニング形状を決定することで、クラウニング
形状座標点の位置関係に応じてより適切なクラウニング
形状を得ることができる。
転がり直動案内装置を用いて説明しているが、これに限
らず、ローラ等の他の転動体を用いた転がり直動案内に
対しても、また、玉同士の間にセパレータが挿入された
タイプの直動案内装置であっても同様の設計方法により
クラウニング形状を決定することができる。なお、上記
各実施形態においては、クラウニング部分に含まれる玉
が、片側で2個の場合と1個の場合を言及しているが、
これ以外の玉個数であっても同様な手法でクラウニング
形状を決定できる。また、上記実施形態では、垂直方向
とピッチング方向の剛性を検討することでクラウニング
形状を決定しているが、垂直方向の代わりに水平方向又
はローリング方向(Z軸まわりの回転方向)、ピッチン
グ方向の代わりにヨーイング方向(案内レール幅方向)
の剛性を用いてもよく、同様な方法でクラウニング形状
を決定することができる。
る転がり直動案内装置の設計方法によれば、少なくとも
スライダの垂直方向(鉛直方向)、水平方向、ローリン
グ方向のいずれか一方向に対する剛性が略一定に保た
れ、かつ、スライダのピッチング方向とヨーイング方向
の一方又は両方に対する剛性がおのおの略一定に保たれ
る形状に設定することにより、第1及び第2転動体転動
溝内の転動体に生じる弾性変位量が、その配置位置によ
らずに略一定となり、スライダ移動時の転動体通過振動
の発生が抑えられる。これにより、運動精度の高い転が
り直動案内装置を容易に設計することが可能となる。こ
の転がり直動案内装置の設計方法によりクラウニング形
状を設定することにより、高い運動精度の転がり直動案
内装置を容易に設計することが可能となる。
示す斜視図である。
る。
曲線近似した結果と、単一円弧形状に曲線近似した結果
を示す図である。
ラウニングによる玉通過振動をシミュレーションにより
求めた結果を示す図である。
計算した結果を示す図である。
振動の振幅を計算した結果を示す図である。
結果を示す図である。
形成したクラウニング形状を示す図である。
グ形状を形成した一例を示す図である。
位の測定結果を示す図である。
を示す図である。
る。
ラウニング形状座標点
Claims (8)
- 【請求項1】 外面に第1の転動体転動溝を有して軸方
向に延びる案内レールに、前記第1の転動体転動溝に対
向する第2の転動体転動溝を有するスライダが遊嵌さ
れ、前記第1の転動体転動溝と前記第2の転動体転動溝
との間に転動体が装填されると共に、前記第2の転動体
転動溝の軸方向両端にクラウニング部分を有する転がり
直動案内装置の設計方法であって、 前記クラウニング部分の形状を、前記第1の転動体転動
溝と前記第2の転動体転動溝との間の転動体が前記軸方
向に移動しても、前記スライダの垂直方向(鉛直方
向)、水平方向、ローリング方向の少なくともいずれか
一方向に対する剛性が略一定に保たれ、かつ、前記スラ
イダのピッチング方向とヨーイング方向の一方又は両方
に対する剛性がおのおの略一定に保たれる形状に設定す
ることを特徴とする転がり直動案内装置の設計方法。 - 【請求項2】 前記クラウニング部分の形状を、前記転
動体転動溝間の転動体を前記スライダの軸方向中心位置
に対して軸方向へ転動体を対称に振り分けたときに、前
記軸方向中心位置に転動体が配置される状態と、前記軸
方向中心位置に隣接する転動体同士間が配置される状態
における前記スライダの垂直方向(鉛直方向)と水平方
向の一方又は両方に対する剛性と、前記スライダのピッ
チング方向とヨーイング方向の一方又は両方に対する剛
性が、おのおの略一定に保たれるように設定することを
特徴とする請求項1記載の転がり直動案内装置の設計方
法。 - 【請求項3】 前記各状態で前記剛性が同一となる複数
のクラウニング形状座標点をそれぞれ求め、該複数のク
ラウニング形状座標点に対する近似曲線を求めてクラウ
ニング形状に設定することを特徴とする請求項2記載の
転がり直動案内装置の設計方法。 - 【請求項4】 前記近似曲線が、前記複数のクラウニン
グ形状座標点のうち、少なくとも1点を通過し、他のク
ラウニング形状座標点に対しては、その近傍を通過する
近似曲線であることを特徴とする請求項3記載の転がり
直動案内装置の設計方法。 - 【請求項5】 前記近似曲線が、f(x)=awxw(a
w、wは定数)なる型のべき関数であることを特徴とす
る請求項3又は請求項4記載の転がり直動案内装置の設
計方法。 - 【請求項6】 前記近似曲線が、複数の曲線を組み合わ
せて設定した曲線であることを特徴とする請求項3又は
請求項4記載の転がり直動案内装置の設計方法。 - 【請求項7】 前記近似曲線が、最小二乗法により近似
した曲線であることを特徴とする請求項3〜請求項6の
いずれか1項記載の転がり直動案内装置の設計方法。 - 【請求項8】 請求項1〜請求項7のいずれか1項記載
の転がり直動案内装置の設計方法を用いてクラウニング
形状が設定されたスライダを備えていることを特徴とす
ることを特徴とする転がり直動案内装置。
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- 2001-07-23 JP JP2001221622A patent/JP4540893B2/ja not_active Expired - Fee Related
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