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JP2003034023A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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Publication number
JP2003034023A
JP2003034023A JP2001320197A JP2001320197A JP2003034023A JP 2003034023 A JP2003034023 A JP 2003034023A JP 2001320197 A JP2001320197 A JP 2001320197A JP 2001320197 A JP2001320197 A JP 2001320197A JP 2003034023 A JP2003034023 A JP 2003034023A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
cartridge
carriage
ink supply
jet recording
Prior art date
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Application number
JP2001320197A
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English (en)
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JP4386604B2 (ja
Inventor
Hironari Owaki
寛成 大脇
Munehide Kanetani
宗秀 金谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2001320197A priority Critical patent/JP4386604B2/ja
Priority to CA002379717A priority patent/CA2379717C/en
Priority to MYPI20021211 priority patent/MY138848A/en
Priority to TW091106768A priority patent/TW590900B/zh
Priority to CNB021060088A priority patent/CN1297406C/zh
Priority to KR1020020018279A priority patent/KR100675073B1/ko
Priority to CNU022298754U priority patent/CN2649336Y/zh
Publication of JP2003034023A publication Critical patent/JP2003034023A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インク供給針に挿抜可能なインクカートリッ
ジからのインクの漏れ出しによる電気的障害を確実に防
止すること。 【解決手段】 キャリッジにインク導入部材を取囲むよ
うに形成され、かつ記録ヘッドの電気接続部材から離れ
た領域に形成された切欠き162を備えた垂直壁160
と、電気接続部材から離れた領域を開放口とし、かつ切
欠き162の出口側を囲むように形成されたリブ161
とを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷信号に対応し
てインク滴を吐出する記録ヘッドにカートリッジからイ
ンクの供給を受けるインクジェット記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録ヘッドを備えたキャ
リッジに着脱して記録ヘッドにインクを供給するインク
容器は、インク貯蔵室に連通し、かつ記録装置のインク
供給針の挿通が可能なインク供給口が形成されている。
このため、インク容器の交換のために記録装置からイン
ク容器を引き抜く際にインク供給口から不用意にインク
が漏れ出したり、また記録装置に装着されている状態で
あってもインク供給針との係合に緩みが生じて徐々に漏
れ出す虞がある。
【0003】一方、インクジェット記録ヘッドは、ユニ
ットとして構成されていて駆動信号を伝送するフレキシ
ブルケーブルにコネクタを介して接続されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このため、インク容器
のインク供給口から漏れ出してコネクタに流れ込むと、
記録ヘッドに駆動信号が正常に供給されなくなり、印刷
不良を起こすなどの問題が生じる。本発明はこのような
問題に鑑みてなされたものであって、その目的とすると
ころは、インク供給針に挿抜可能なインクカートリッジ
からのインクの漏れ出しによる電気的障害を確実に防止
することができるインクジェット記録装置を提供するこ
とである。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような課題を達成す
るために本発明においては、上面にインクカートリッジ
を挿抜可能に収容するキャリッジに、前記インクカート
リッジのインク供給口と係合するインク導入部材と、前
記インク導入部材を介してインクの供給を受けるインク
ジェット記録ヘッドとを設けたインクジェット記録装置
において、前記キャリッジに前記インク導入部材を取囲
むように形成され、かつ前記記録ヘッドの電気接続部材
から離れた領域に形成されたインク排出口を備えた垂直
壁と、前記電気接続部材から離れた領域を開放口とし、
かつ前記インク排出口の出口側を囲むように形成された
リブとが形成されている。
【0006】
【作用】インクカートリッジから漏れ出したインクは、
垂直壁に囲まれた領域に収容される。収容し切れないイ
ンクは、インク排出口からリブに囲まれた領域に流れ出
す。インクはリブにより電気接続部材から離れた領域に
導かれる。
【0007】
【発明の実施の形態】そこで以下に本発明の詳細を図示
した実施例に基づいて説明する。図1(イ)、(ロ)、
及び図2(イ)乃至(ニ)は、それぞれ本発明のインク
ジェット記録装置に装着されるインクカートリッジの一
例を示すものであって、カートリッジ1は、一方の面が
開口した扁平な矩形状の有底箱型の容器本体2と、この
開口を封止する蓋体3とを主体として構成されている。
挿入方向の先端側、この実施例では底面の、長手方向の
一方に偏するようにインク供給口4が、上部の側方には
それぞれ係止部材5、6が容器本体2と一体に形成され
ている。
【0008】インク供給口側に偏して位置する係止部材
5は、挿入方向の先端側、この実施例では下端側を回動
支点5bとし、かつ上部が外側に拡開可能に形成されて
いる。
【0009】またインク供給口側の係止部材5の下部に
は記憶手段7が設けられ、他方の係止部材6の下部には
バルブ収容室8が形成されている。インク供給口4の近
傍で、かつ容器の中央領域側にはカートリッジの挿抜方
向に延び、かつ少なくとも先端側が開口したスリット部
9が形成されている。
【0010】一方、インクカートリッジが装着される本
発明の記録装置を構成するキャリッジ100は、図3に
示したように底面に記録ヘッド101を設けるととも
に、記録ヘッド101に連通するインク供給針102を
設けて構成されている。インク供給針102が設けられ
ている領域から離れた領域には押圧部材、この実施例で
は板バネ103が設けられ、またインク供給針102と
の間に位置決め用の凸片104がインクカートリッジの
挿抜方向に延出形成されている。また、インク供給針1
02の側の側壁105には電極106が配置され、その
上部に係止部材5の突起5aと係合する凹部107が形
成されている。
【0011】このような構造を採ることにより、図4
(I)に示したようにインク供給口4を奥側として挿入
し、板バネ103に抗して押え込むと、スリット部9が
凸片104に規制されるため、一方に偏して設けられた
板バネ103によりインク供給口4の側が下方となるよ
うに回転力(図中、矢印A)を受けるとしても、姿勢が
規定の挿抜方向、この実施例では上下方向に平行となる
ように規制される。
【0012】さらにカートリッジ1をバネ103に抗し
て押し込むと、図4(II)に示したように係止部材5の
突起5aが、係止部材5の全体の弾性に抗して凹部10
7に落ち込んで係合する。これにより係止部材5を把持
している指に明確なクリック感が伝わり、ユーザは、カ
ートリッジがキャリッジ100に確実に装着されたこと
を判定できる。
【0013】装着された状態では、カートリッジ1の記
憶手段7が設けられている面が、係止部材5の突起5a
により挿抜方向の位置を規制されてバネ103による付
勢力(図中、矢印Aの力)によりキャリッジ100の電
極106に押し付けられているため、印刷時の振動に関
わりなく、確実にコンタクトを維持する。
【0014】一方、交換等によりインクカートリッジ1
をキャリッジ100から取り外す場合には、係止部材5
を容器本体2側に弾圧すると、係止部材5の突起5aが
凹部107から離れるからカートリッジ1は、バネ10
3の付勢力によりガイド片104にガイドされてインク
供給針102に平行に移動し、インク供給針4に曲げ力
などを作用させることなく取り外される。
【0015】図5、図6は、同上インクカートリッジを
構成する容器本体2に形成された流路の一実施例を示す
ものであって、容器本体2は、略水平方向、より詳細に
はインク供給口4の側が若干下方となるように延びる壁
10により上下に分割されている。下部領域には第1イ
ンク収容室11が、また上部は、壁10を底面とするよ
うに容器本体2の壁12と一定の間隙を持たせて大気連
通路13を形成するように枠部14により区画されてい
る。枠部14は、底部に連通口15aが形成された垂直
な壁15により分割され、一方の領域を第2インク収容
室16として、また他方の領域を負圧発生手段収容部を
兼ねる第3インク収容室17として形成されている。
【0016】第2インク収容室16に対向する領域に
は、第2インク収容室16と容器本体2の底面2aとを
接続する吸い上げ流路18が形成されている。吸い上げ
流路18は、記録ヘッドでのインク消費量に対応できる
程度の断面積に形成され、その下端に第1インク収容室
11に開口し、かつ毛細管力によりインクを保持できる
吸い込み口18aが、また上端が第2インク収容室16
の底部に連通するように流出口18bが開口するように
形成されている。
【0017】吸い上げ流路18の下部に連通口19a、
19bを備えた壁19が形成されている。またこの吸い
上げ流路18に対向する箇所には容器本体2に外部から
インクの注入のための複数の開口20、21が形成され
ている。この吸い上げ流路18は、容器本体2の表面に
凹部18c(図7)を形成し、この凹部18cを遮気性
のフィルムにより封止することにより構成されている。
【0018】第3インク収容室17は、枠部14の上面
14aと一定の間隙を隔てて壁22により、また第4イ
ンク収容室23は壁26により区画されている。壁22
に連続して差圧弁25(図8)とフィルタ55を収容す
る領域が壁24により区画され、さらに厚み方向の一方
の側に差圧弁収容室33(図7)を、また他方の側にフ
ィルタ室34を形成するように壁25により区画されて
いる。壁25にはフィルタを通過したインクをフィルタ
室34と背腹関係に形成された差圧弁収容室33に導く
貫通穴25aが設けられている。
【0019】壁24の下部には壁10との間に連通口2
6aを備えた区画壁26が、また枠部14との間には下
部に連通口27aを備えた区画壁27を設けてインク流
路28が形成されている。インク流路28の上部は、貫
通穴29を介してカートリッジ1の表面側に連通してい
る。
【0020】この貫通穴29は、図6に示したように壁
27に連続するように形成された壁30により分離さ
れ、図7に示したようにその凹部30aを介してフィル
タ室34の上部に連通されている。より詳細には、貫通
穴29は凹部30aを介して壁30、24、22により
区画された領域31に連通し、フィルタ室34を区画す
る壁24の上部の連通口24aを介してフィルタ室34
の上部に連通されている。
【0021】差圧弁収容室33の下部とインク供給口4
とは、図7に示したように表面に形成された凹部35
と、この凹部35を覆う遮気性フィルムとからなる流路
により接続されている。なお、図中符号35aは、イン
ク供給口側に入り込んだ深部を示す。
【0022】また、容器本体2の表面には、可及的に流
路抵抗が高くなるように蛇行する細溝36と、これの周
囲に幅広の溝37と、第2インク収容室16に対向する
領域に矩形状の凹部38が形成されている。矩形状の凹
部38にはさらに一段下がった位置に枠部39とリブ4
0が形成され、これらに撥インク性と通気性とを備えた
通気性フィルムを張設して大気通気室が区画形成されて
いる。凹部38の底面には貫通穴41が形成され、第2
インク収容室16の壁42で区画された細長い領域43
(図5)に連通されている。また凹部38の、通気性フ
ィルムよりも表面側の領域で細溝36が連通されてい
る。領域43の他端は貫通穴44、連通用の溝45、及
び貫通穴46を介してバルブ収容室8に連通されてい
る。図7(ロ)に示したように領域43の他端は貫通穴
44、連通用の溝45、及び貫通穴46を介してバルブ
収容室8に連通されている。
【0023】バルブ収容室8の、カートリッジ挿入側の
先端、この実施例では図6に示したように下部に窓8a
が形成されて開放されていて、記録装置本体のキャリッ
ジ100に設けられた複数の識別片110、111、1
12(図3)及びバルブ作動杆が進入可能な後述する識
別ブロックが装着されている。
【0024】図8は、前述の第3インク収容室17の断
面構造を示すものであって、差圧弁収容室33には、バ
ネ50とエラストマー等の弾性変形可能な材料により構
成され、中心に貫通穴51を備えた膜弁52が収容され
ている。膜弁52はその周囲を環状の厚肉部52aと、
この厚肉部52aと一体的に形成された枠部54とを備
え、この枠部54を介してカートリッジ本体に固定さ
れ、またバネ50は、一端を膜弁52のバネ受け部52
bに、他端を収容室の蓋体53のバネ受け部53aに支
持されている。
【0025】なお、図中符号55はフィルタ室34に設
けられたフィルタを、また符号56、57は、容器本体
2の表面、及び開口面側に貼付された遮気性フィルムを
それぞれ示す。フィルム56は、図6における枠部1
0、14、壁15、22、24、26、27、30、及
び42に溶着等により接着されている。
【0026】このような構成により、フィルタ55を通
過したインクは、インク流通口25aを通過して膜弁5
2に阻止される。この状態でインク供給口4の圧力が低
下すると、膜弁52がバネ50の付勢力に抗して弁座部
25bから離れるため、貫通穴51を通過し、凹部35
により形成された流路を経由してインク供給口4に流れ
込む。
【0027】インク供給口4のインク圧力が所定の値に
上昇すると、膜弁52がバネ50の付勢力に負けて弁座
部25bに弾接され、インクの流通が遮断される。この
ような動作を繰返すことにより一定の負圧を維持しなが
らインクをインク供給口4に排出することができる。
【0028】図9は、大気連通用のバルブ収容室8の断
面構造を示すものであって、バルブ収容室8を区画する
壁には貫通穴60が穿設され、ここにゴム等の弾性部材
により構成された押圧部材61がその周囲を容器本体2
に支持されて移動可能に挿入されている。押圧部材61
の進入側の先端には、下端を突起63により固定され、
中央部を突起64により規制された板バネなどの弾性部
材62に支持され、貫通穴60に常時付勢された弁体6
5が配置されている。
【0029】また押圧部材61の他面には図10に示し
たような識別ブロック70が位置するように装着されて
いる。識別ブロック70は、爪70a、70bによりカ
ートリッジの凹部80(図7)に固定される基体に、カ
ートリッジの挿入方向に平行で、かつカートリッジの一
定の幅をもった複数、この実施例では3本の溝71、7
2、73を形成し、また1つの溝72にはインクカート
リッジの挿入方向側、この実施例では下端が押圧部材6
1を押圧するためのアーム74を形成して構成されてい
る。各溝71、72、73は、その奥行きを複数の識別
片の挿通が可能な程度に設定されていている。
【0030】アーム74は、若干内側に位置するように
回動支点74aにより回動可能で、かつ引き抜き側、こ
の実施例では上部側が作動杆113(図13)の進入路
に斜めに突出するように構成されている。また、それぞ
れの溝71乃至73には、キャリッジ100の識別片1
10、111、112の先端に対向するように突出部7
1a、72a,73aが形成されている。
【0031】このような構成により、アーム74の位置
を一定とする一方、これら突出部71a、72a、73
aの位置を図11(イ)(イ’)乃至(ヘ)(ヘ’)に
示したように、また対応して識別片110、111、1
12の先端の位置を、カートリッジのインクの種類に対
応させて設定するすることにより、カートリッジの誤装
着を防止することができる。これら突出部71a、72
a、73aの位置は、カートリッジの挿抜方向だけでは
なく、カートリッジの厚み方向の位置を変えることによ
り、3次元的な配列構造を採ることが可能となり、識別
領域形成面積の拡大を招くことなく多くのインク種を識
別することができる。
【0032】図12、図13は、本発明の記録装置を構
成するキャリッジの一実施例を示すものであって、複数
個、この実施例ではブラック、及びカラーインク用のカ
ートリッジが装着可能に構成されている。すなわち、一
側側に若干幅広の第1の装着領域120を設け、これに
隣り合うように同一幅の第2乃至第4の装着領域121
乃至123が、両端のリブ124〜126、リブ127
〜129により区画されている。
【0033】各カートリッジの装着領域には、図3に基
づいて説明したように、記録ヘッド101に連通するイ
ンク供給針102が設けられ、インク供給針102が設
けられている領域から離れた領域には押圧部材、この実
施例では板バネ103が設けられ、またインク供給針1
02との間に位置決め用の凸片104がカートリッジの
挿抜方向に延出形成されている。
【0034】また、インク供給針102の側の側壁10
5には電極106が配置され、その上部には係止部材5
の突起5aと係合すると係合する凹部107が形成され
ている。特に電極106が配置された側の壁には、係止
部材5の両側の側面と係合してカートリッジの挿入時の
ガイド部材の機能を果たす凹部107’が形成されてい
る。
【0035】この実施例では、位置決め用の凸片104
は、図14(イ)に示したようにカートリッジの表面に
平行に延びる側部104aが形成され、位置決めの確実
性と、薄くて長い凸片104の強度を確保するように構
成されている。これに対応するようにインクカートリッ
ジのスリット部9は、カートリッジの挿入方向の先端
が、図14(ロ)に示したように少なくとも側部104
aに対向する領域に凹部9aが形成されていて表面側に
延出されている。
【0036】インク供給針102の周囲には、インクカ
ートリッジのインク供給口4を挟むように形成された断
面「コ」の字状のリブ4a、4aと係合するリブ102
aが形成されていて、これらリブによりインク供給口4
にインク供給針102が挿通された状態に保持すること
ができる。
【0037】ところで、幅広とされた装着領域120に
装填されるインクカートリッジは、基本的には図2乃至
図9に示した第2及び第4の装着領域に装填されるイン
クカートリッジと同様の構造に構成されるものではある
が、容器本体2’は、開口面の形状は同一で、その深さ
Wだけ大きくなるように構成されている。これにより、
容器本体2’の深さWを変更するだけで収容可能なイン
ク量を増加することができる。
【0038】そして、インク供給口4’、記憶手段7’
は、その配列中心が、他のカートリッジと同様に容器本
体2の表面、つまり底から一定の位置W1となるように
設定されている。なお、識別ブロック70’は、容器本
体2’の表面側に装着されているから、当然に同一の位
置に配置されることになる。
【0039】また、係止部材5’、6’は、装填時にイ
ンク供給口4’に確実に押圧力が作用するように、イン
ク供給口4’と同様に容器本体2’の側に偏して配置さ
れている。また、容器本体2に貼付される装飾用フィル
ム130(図16(イ))のインク注入口20、21’
に対向する領域に舌部130aを形成し、図16(ロ)
に示したように舌部130aをインク吸入口20’、2
1’を封止してもよい。
【0040】図17、図18は、上述したキャリッジを
構成するインク供給針近傍の底部を構成する基台139
の一実施例を示すものであって、キャリッジ100のカ
ートリッジ収容領域の底面にはインク供給針102’、
102、及びフィルタ140’、140が装填される凹
部141’、141が形成されている。またキャリッジ
の裏面には連結部材148、回路基板151、ヘッドケ
ース155、記録ヘッドを構成する流路ユニット156
を順番に積層し、窓157aを備えた導電材料、例えば
金属をプレス加工した枠体157を填めてネジ158に
よりキャリッジ100に固定されている。
【0041】連結部材148は、耐インク性を備えたゴ
ム等のシート状弾性部材に、インク流路142’、14
2の先端と気密的に係合する貫通孔を有するテーパ状凸
部143’、143を形成して構成されている。回路基
板151は、凸部143’、143を露出させる貫通孔
145’、145、FPC144を引出す窓146が設
けられ、コネクタ147、150を固定して構成されて
いる。ヘッドケース155は、フレキシブルケーブル1
44により回路基板151に接続される圧電振動子ユニ
ット152を収容室153に収容するととともに、流路
ユニット156にインクを供給するインク流路15
4’、154を形成して構成されている。
【0042】図19(イ)、(ロ)は、上述の基台13
9を拡大して示すものであって、インク供給針10
2’、102の装着用の凹部141’、141の周囲を
取囲むように壁160が形成され、これの外側には一端
が回路基板151のコネクタ147、150とは反対側
に遠ざかるように延長された「L」字状のリブ161が
形成されている。
【0043】リブ161に取囲まれた側の壁160に
は、最も深い位置まで延びる窓、または切欠き162
が、また壁160の他の面にはこの切欠き162これよ
りも浅い切欠き163が形成されている。またリブ16
1の先端161aに隣接するように段差部165が形成
され、環状のリブ166により取囲まれた貫通孔167
が穿設されている。この貫通孔167は、基台139の
裏面でリブ168により取囲まれ、図示しないインク収
容部材に連通される。
【0044】このような構成により、インクカートリッ
ジの引き抜き等によりインクが大量に漏れ出した場合に
は、壁160により外部への流出が防止される。それで
も収容し切れないインクは、最も深い凹部162の位置
から漏れ出す。凹部162から漏れ出したインクはリブ
161により形成された流路を流れ、コネクタ147、
150から最も離れた貫通孔167の位置に漏れ出した
インクが導かれる。貫通孔167を出たインクは、リブ
168により他の領域への広がりを阻止され、確実にイ
ンク収容部材に流れ込む。これにより、電気接続部を構
成するコネクタ147、150へのインクの流れ込みを
確実に防止して、短絡や、また腐食等による印刷不能と
いった事故を防止することができる。
【0045】なお、上述の実施例においては、負圧発生
手段として差圧弁を使用したインクカートリッジを装着
する場合について説明したが、スポンジ等の多孔質材に
インクを含浸させ、細孔の毛細管力により負圧を維持す
るインクカートリッジを使用する場合にでも同様の作用
を奏することは明らかである。また上述の実施例におい
ては、単一のキャリッジに複数のインクカートリッジを
収容する場合について説明したが、単一のインクカート
リッジを収容するキャリッジに適用しても同様の作用を
奏することは明らかである。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、イ
ンクカートリッジから漏れ出したインクを垂直壁に囲ま
れた領域に収容する一方、収容し切れないインクは、イ
ンク排出口からリブに囲まれた領域に流れ出すが、電気
接続部材から離れた領域に導いて電気接続部材に流れ込
むのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(イ)、(ロ)は、それぞれ本発明のイン
クジェット記録装置に装着されるインクカートリッジの
一実施例の表裏の外観を示す図である。
【図2】図(イ)乃至(ニ)は、それぞれ同上インクカ
ートリッジの上面図、正面図、底面図、及び側面図であ
る。
【図3】同上インクカートリッジが装着されるキャリッ
ジの一実施例を示す断面図である。
【図4】図(I)、(II)は、それぞれインクカートリ
ッジをキャリッジに装着する過程を示す図である。
【図5】同上インクカートリッジを構成する容器本体の
底面の構造を示す斜視図である。
【図6】図(イ)、(ロ)は、それぞれ同上インクカー
トリッジを構成する容器本体の開口面の構造を示す正面
図である。
【図7】図(イ)は同上インクカートリッジを構成する
容器本体の表面の構造を示す斜視図であり、また図
(ロ)は、連通用の溝に形成された貫通孔を示す図であ
る。
【図8】負圧発生手段収容室の断面構造を拡大して示す
図である。
【図9】大気連通用のバルブ収容室の断面構造を拡大し
て示す図である。
【図10】図(イ)、(ロ)は、それぞれ識別用ブロッ
クの一実施例を示す斜視図と正面図である。
【図11】図(イ)(イ’)乃至(ヘ)(ヘ’)は、そ
れぞれ識別ブロックによる識別可能な凸部の形態を示す
斜視図と正面図である。
【図12】複数のインクカートリッジを収容できるよう
に構成されたキャリッジの一実施例を示す斜視図であ
る。
【図13】同上キャリッジの向きを変えて示す斜視図で
ある。
【図14】図(イ)、(ロ)は、それぞれ同上キャリッ
ジのインク供給針の近傍、及びインクカートリッジのイ
ンク供給口の近傍を拡大して示す図である。
【図15】図(イ)乃至(ハ)は、それぞれ同上インク
カートリッジの他の実施例を示す斜視図と底面図であ
る。
【図16】図(イ)、(ロ)は、それぞれ同上インクカ
ートリッジのインク注入口の構造を示す図である。
【図17】本発明の記録装置を構成するキャリッジの一
実施例を示す組立斜視図である。
【図18】同上キャリッジを構成する基体に記録ヘッド
を取り付けた状態での裏面の構造を示す図である。
【図19】図(イ)、(ロ)は、それぞれ同上基体の表
裏の構造を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 カートリッジ 4、4’ インク供給口 5、6、5’、6’ 係止部材 100 キャリッジ 101 記録ヘッド 102、102’ インク供給針 121〜123 装着領域 139 基台 147、150 コネクタ 148 連結部材 151 回路基板 152 圧電振動子ユニット 155 ヘッドケース 156 流路ユニット 157 枠体 160 壁 161 リブ 162〜164 切欠き 165 段差部 166 リブ 167 貫通孔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面にインクカートリッジを挿抜可能に
    収容するキャリッジに、前記インクカートリッジのイン
    ク供給口と係合するインク導入部材と、前記インク導入
    部材を介してインクの供給を受けるインクジェット記録
    ヘッドとを設けたインクジェット記録装置において、前
    記キャリッジに前記インク導入部材を取囲むように形成
    され、かつ前記記録ヘッドの電気接続部材から離れた領
    域に形成されたインク排出口を備えた垂直壁と、前記電
    気接続部材から離れた領域を開放口とし、かつ前記イン
    ク排出口の出口側を囲むように形成されたリブとが形成
    されているインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 前記開放口に連通するように底部領域を
    形成し、周囲がリブにより囲まれ、かつインク収容部材
    に連通する貫通孔が前記底部領域に形成されている請求
    項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】前記キャリッジは、前記インクカートリッ
    ジを収容する領域の底面にインク誘導部材を備えた基台
    を備え、前記基台にインクジェット記録ヘッドが固定さ
    れている請求項1に記載のインクジェット記録装置。
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CN100445098C (zh) * 2003-07-31 2008-12-24 惠普开发有限公司 打印流体容器
JP2015033839A (ja) * 2013-08-09 2015-02-19 セイコーエプソン株式会社 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置

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