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JP2003033401A - 車両の脱着式シート - Google Patents

車両の脱着式シート

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JP2003033401A
JP2003033401A JP2001224772A JP2001224772A JP2003033401A JP 2003033401 A JP2003033401 A JP 2003033401A JP 2001224772 A JP2001224772 A JP 2001224772A JP 2001224772 A JP2001224772 A JP 2001224772A JP 2003033401 A JP2003033401 A JP 2003033401A
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seat
seat cushion
vehicle
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JP2001224772A
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English (en)
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Masamitsu Iwatani
正光 岩谷
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Toyota Auto Body Co Ltd
Original Assignee
Toyota Auto Body Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シート装置の見栄えを向上するとともに該シ
ート装置のシートバック部を軽量化して車椅子としての
バランスを良くすることのできる車両の脱着式シートを
提供する。 【解決手段】 シート装置10は、シートクッション部
及びシートバック部を有し、車両室内用のシートとして
使用可能かつ車椅子として使用可能とする。車両室内に
設置されるリフトアップ装置50は、シート装置10を
脱着可能に連結した連結体60の昇降動作により、シー
ト装置10を車両室内と車両室外との間で移動させる。
連結体60が有するシートクッション受け部65をシー
ト装置10の背後側からシートクッション部の下方に挿
入したのち、連結体60の上昇動作に伴いシートクッシ
ョン受け部65がシートクッション部を掬い上げる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば身障者や
老人等(以下、単に「着座者」と言う)が車両への乗降
を楽に行うことができる車両の脱着式シートに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の車両の脱着式シートには、本件
出願人が既に提案したものがある(例えば、特開200
0−325397号公報参照)。この車両の脱着式シー
トは、シートクッション部及びシートバック部を有する
を有するシート装置と、車両室内に設置され、前記シー
ト装置を脱着可能に連結するための連結体を車両室内と
車両室外との間で昇降動作可能に有するリフトアップ装
置とを備える。前記リフトアップ装置は、前記シート装
置を連結した前記連結体の昇降動作により、該シート装
置を着座姿勢を保持しつつ車両室内と車両室外との間で
移動可能な構成となっている。また、前記シート装置
は、車両室内に移動して車両室内用のシートとして使用
可能、かつ車両室外に移動し、前記リフトアップ装置の
連結体から切り離して車椅子として単独で使用可能な構
成となっている。そして、前記シート装置のシートフレ
ームには、シートバック部の側方付近に延設されかつ前
記リフトアップ装置の連結体を脱着可能に連結する連結
部を設けている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の車両の脱着式シートは、シート装置すなわち車
椅子のシートバック部付近にある連結部(以下、連結部
を含めてシートバック部という)を吊り上げる形式のも
のであった。したがって、リフトアップ装置の連結体の
脱着可能な連結に必要な連結部の構成部品(以下、連結
部品ともいう)が、車椅子のシートバック部付近に集中
して設けられている。このため、車椅子のシートバック
部が繁雑な構成となり、車椅子の見栄えを損なうばかり
でなく、該シートバック部の重量が増加するという問題
があった。このように、シート装置のシートバック部の
重量が増加する原因としては、シート装置の重心から連
結部が離れた位置にあることにより、該連結部の構成部
品すなわち連結部品に必要な強度を確保するために該連
結部品の板厚が厚くなったり、該連結部品点数が増えた
りすること等があげられる。また、シートバック部の重
量が増加すると、例えば、シート装置の重心より上方の
重量が増えるために、車椅子として使用している時のバ
ランスが悪くなる。そこで、本発明は、シート装置の見
栄えを向上するとともに該シート装置のシートバック部
を軽量化して車椅子としてのバランスを良くすることの
できる車両の脱着式シートを提供することを目的として
いる。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題は、特許請求の
範囲の欄に記載された構成を要旨とする車両の脱着式シ
ートにより解決することができる。すなわち、特許請求
の範囲の請求項1に記載された車両の脱着式シートによ
ると、着座者はシート装置に着座したまま車両に乗り込
むことができ、又、シート装置に着座したまま室外に出
た後、該シート装置をリフトアップ装置の連結体から切
り離して通常の車椅子として単独で使用することができ
る。ところで、特許請求の範囲の請求項1に記載された
車両の脱着式シートは、リフトアップ装置の連結体のシ
ートクッション受け部をシート装置の背後側からシート
クッション部の下方に挿入したのち、前記リフトアップ
装置の連結体の上昇動作に伴い該連結体のシートクッシ
ョン受け部が前記シートクッション部を掬い上げ可能な
構成とされている。したがって、シート装置のシートバ
ック部を吊り上げる従来の形式(例えば、特開2000
−325397号公報参照)のものと異なり、リフトア
ップ装置の連結体の脱着可能な連結に必要な連結部品を
シート装置のシートバック部付近に集中的に設ける必要
がない。このため、シート装置のシートバック部を簡素
化することができるとともに、該シートバック部に板厚
の厚い連結部品を設けたり、該連結部品点数が増えたり
する等の問題が解消されるためシートバック部を軽量化
することができる。よって、シート装置の見栄えを向上
するとともに、該シート装置のシートバック部が軽量化
されるので車椅子としてのバランスが良くなる。
【0005】さらに、リフトアップ装置の連結体のシー
トクッション受け部がシート装置のシートクッション部
を背後側から掬い上げるものであるから、シート装置に
着座した着座者を安定良く昇降させることができる。こ
の点について詳述する。例えば、シート装置のシートバ
ック部を吊り上げる従来の形式(例えば、特開2000
−325397号公報参照)のものでは、シートバック
部の吊り下げ位置がシート装置の重心よりも後ろに離れ
ているため、昇降時にシート装置及び着座者が前下がり
に傾きやすい。また、シート装置を車輪毎掬い上げる形
式(例えば、特開昭62−295660号公報参照)の
ものもあるが、これは、シート装置の一側方を支持側と
しているため、昇降時にシート装置及び着座者が反支持
側が下がる方向すなわち横下がりに傾きやすく、また、
シート装置を車輪毎掬い上げるものであるために重心が
高くなるので安定性も悪い。しかし、本発明によれば、
前にも述べたように、リフトアップ装置の連結体のシー
トクッション受け部がシート装置のシートクッション部
を背後側から掬い上げるものである。したがって、シー
ト装置に着座した着座者を前下がりや横下りの傾きを防
止した状態で、かつ、重心付近にあるシート装置のシー
トクッション部を掬い上げることができ、シート装置に
着座した着座者を安定良く昇降させることができる。
【0006】また、特許請求の範囲の請求項2に記載さ
れた車両の脱着式シートによると、シートクッション受
け部が、シート装置のシートクッション部に各車輪を支
持する左右の車輪ステーの間を通ってシートクッション
部の下方に挿入可能な構成とされている。したがって、
シートクッション受け部を左右の車輪ステーの間よりも
小さい幅寸法としてコンパクト化することができる。
【0007】また、特許請求の範囲の請求項3に記載さ
れた車両の脱着式シートによると、リフトアップ装置の
連結体の上昇動作に伴い、シートクッション部位置決め
手段の係合凸部と係合凹部が係合する。これにより、シ
ートクッション部が、シートクッション受け部に対し水
平方向に関して位置決めされる。したがって、シートク
ッション部をシートクッション受け部に対し一定の位置
関係をもって連結することができる。
【0008】また、特許請求の範囲の請求項4に記載さ
れた車両の脱着式シートによると、シートクッション受
け部がシートクッション部位置決め手段の係合凸部を兼
用することにより、該係合凸部のための専用の部材を設
定する必要がない。
【0009】また、特許請求の範囲の請求項5に記載さ
れた車両の脱着式シートによると、リフトアップ装置の
連結体の上昇動作に伴い、シートクッション部位置決め
手段が備える案内手段によって、その位置決め手段の係
合凸部と係合凹部のうち一方が他方に対し所定の係合位
置へ案内される。したがって、シートクッション部とシ
ートクッション受け部との間の相対関係にずれがあった
としても、シートクッション部位置決め手段の係合凸部
と係合凹部との係合が確実になされる。このため、シー
トクッション受け部に対するシートクッション部のセッ
ト可能な範囲を拡大することができる。
【0010】また、特許請求の範囲の請求項6に記載さ
れた車両の脱着式シートによると、シートクッション部
位置決め手段の案内手段が、係合凹部の入り口部からシ
ート装置の幅方向で車輪ステーに対応する付近まで延在
する斜面状の壁面からなるので、係合凹部による係合凸
部の案内可能な範囲を拡大することができる。
【0011】また、特許請求の範囲の請求項7に記載さ
れた車両の脱着式シートによると、リフトアップ装置の
連結体の上昇動作に伴い、シートバック部位置決め手段
の係合凸部と係合凹部が係合する。これにより、シート
バック部が、連結体のシートバック受け部に対し水平方
向に関して位置決めされる。したがって、シートバック
部をシートバック受け部に対し一定の位置関係をもって
連結することができる。
【0012】また、特許請求の範囲の請求項8に記載さ
れた車両の脱着式シートによると、リフトアップ装置の
連結体の上昇動作に伴い、シートバック部位置決め手段
が備える案内手段によって、その位置決め手段の係合凸
部と係合凹部のうち一方が他方に対し所定の係合位置へ
案内される。したがって、シートバック部とシートバッ
ク受け部との間の相対関係にずれがあったとしても、シ
ートバック部位置決め手段の係合凸部と係合凹部との係
合が確実になされる。このため、シートバック受け部に
対するシートバック部のセット可能な範囲を拡大するこ
とができる。
【0013】また、特許請求の範囲の請求項9に記載さ
れた車両の脱着式シートによると、シートクッション部
に対する車輪ステーの折り畳み動作に伴い、挟持手段が
シートクッション部との間にシートクッション受け部を
挟み込み、これにより、該シートクッション受け部をシ
ートクッション部に対し上下方向に関して位置決めする
ことができる。このため、シートクッション受け部とシ
ートクッション部との分離を防止することができる。
【0014】また、特許請求の範囲の請求項10に記載
された車両の脱着式シートによると、挟持手段が、車輪
ステーに設けられた挟持部材である。このため、車輪ス
テーを利用して設けた挟持部材によって、挟持手段を容
易に構成することができる。
【0015】また、特許請求の範囲の請求項11に記載
された車両の脱着式シートによると、挟持部材の挟み込
み動作に伴い、シートクッション受け部位置決め手段の
係合凸部と係合凹部が係合する。これにより、シートク
ッション受け部が、挟持部材に対し水平方向に関して位
置決めされる。したがって、シートクッション受け部を
挟持部材に対し一定の位置関係をもって連結することが
できる。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1は本実施の形態に係る車両
の脱着式シートを示す斜視図、図2は同じく側面図であ
る。まず、車両の脱着式シートの概要を述べる。図1及
び図2に示すように、車両の脱着式シートは、シート装
置10と、車両室内(図示省略)に設置されてシート装
置10を車両室内と車両室外(図示省略)との間で昇降
移動させるためのリフトアップ装置50とを備えてい
る。なお、図1及び図2はシート装置をリフトアップ装
置から切り離した状態で示している。
【0017】また、前記脱着式シートは、図3に側面図
で示すように、リフトアップ装置50の連結体60(後
述する)にシート装置10を脱着可能に連結した状態
で、該リフトアップ装置50を作動すなわち連結体60
を昇降動作させることにより、シート装置10の着座姿
勢を保持しつつ車両室外(図3中、実線10参照)から
車両室内(図3中、二点鎖線10参照)へ、逆に車両室
内から車両室外へ移動させることができる。そして、シ
ート装置10は、車両室内に移動されることにより通常
の車両用シートとして使用される一方、車両室外に移動
されてリフトアップ装置50の連結体60から切り離さ
れることにより車椅子として単独で使用される(図1及
び図2参照)。なお、説明の都合上、シート装置10、
リフトアップ装置50を説明した後に、シート装置10
とリフトアップ装置50との脱着可能な連結構造につい
て説明する。
【0018】シート装置10から説明する。図4にシー
ト装置10の斜視図が示されている。図4に示すよう
に、シート装置10は、シートクッション12及びシー
トバック14と、シートクッション12及びシートバッ
ク14を支持するシートフレーム20とを備えている。
【0019】前記シートフレーム20は、左右の両側枠
21と、その両側枠21の相互間に架設された前枠22
及び後枠23を有している。両側枠21の前端部には、
それぞれフットレスト25が取り付けられている。両側
枠21は、前記シートクッション12を支持するシート
クッション支持部21aと、そのシートクッション支持
部21aの後端部より立ち上げられたシートバック支持
部21bを有している。なお、本明細書では、シートフ
レーム20の両側枠21のシートクッション支持部21
a及び前枠22及び後枠23、シートクッション12等
を含めて「シートクッション部」と称する。また、シー
トフレーム20の両側枠21のシートバック支持部21
b、シートバック14等を含めて「シートバック部」と
称する。
【0020】前記シートフレーム20の両側枠21のシ
ートクッション支持部21aには、左右一対をなす前後
の車輪すなわち前輪30及び後輪40が格納可能に取り
付けられている。なお、車輪の格納構造については、周
知の構成(例えば、特開2000−325397号公報
参照)であるから簡単に説明するにとどめる。すなわ
ち、両側枠21のシートクッション支持部21aの前端
部には、左右の前輪ステー31が回動可能に支持されて
いる。前輪ステー31には、前輪30を回転可能に支持
した前輪ブラケット33が水平方向で回転可能に取り付
けられている。左右の前輪ステー31は、前側の連結ロ
ッド34により連結されている。また、前輪ステー31
は、前輪リンクアーム35を介して移動枠38に連結さ
れている。
【0021】一方、前記両側枠21のシートクッション
支持部21aの後端部には、左右の後輪ステー41(図
4においては一方のみを示す)が回動可能に支持されて
いる。後輪ステー41の下端部に、後輪40が回転可能
に取り付けられている。両後輪ステー41は、後側の連
結ロッド44により連結されている。また、両後輪ステ
ー41は、後輪リンクアーム45を介して前記移動枠3
8に連結されている。
【0022】前記移動枠38は、電動モータ(図示省
略)及び動力伝達機構等で構成された車輪駆動装置(図
示省略)の作動により前後方向に移動される。そして、
移動枠38が前方に移動されたときには、前輪リンクア
ーム35を介して、前輪ステー31が前輪30を後上方
へ移動させる方向に回動して折り畳まれることにより、
前輪30が格納される。これとともに、後輪ステー41
が後輪40を前上方へ移動させる方向に回動して折り畳
まれることにより、後輪40が格納される。なお、図6
に後輪ステー41の周辺部が側断面図で示されており、
同図に後輪40の格納状態が二点鎖線40で示されてい
る。
【0023】前記後輪40の格納状態から移動枠38が
後方に移動されたときには、前輪リンクアーム35及び
後輪リンクアーム45を介して、前輪ステー31及び後
輪ステー41がそれぞれ折り畳み時と逆方向に回動され
ることにより、前輪30及び後輪40がそれぞれ使用位
置に取り出される(図4参照)。なお、車輪の格納構造
としては、上記電動式のものに代え、手動式のものを採
用してもよい。
【0024】次に、リフトアップ装置50を説明する。
図1〜図3に示されるリフトアップ装置50は、車両
(図示省略)の車両室内に設置されている。なお、リフ
トアップ装置50の基本的な構造については、周知の構
成(例えば、特開2000−325397号公報参照)
であるから簡単に説明するにとどめる。
【0025】図5にリフトアップ装置50が斜視図で示
されている。図5に示すように、リフトアップ装置50
はスイングベース51を備えている。このスイングベー
ス51は、図示しないが、車両のフロアに対しスライド
機構及び回転機構を介して車両前後方向に移動可能でか
つ車両前方向きの位置と車両側方(ドア開口側方)向き
の位置との2位置間で回転可能に設けられている。な
お、スイングベース51のスライド動作は、手動操作で
も電動モータを駆動源とする電動式でも行える。
【0026】前記スイングベース51の両側部には、左
右一対の四節リンク機構52が設けられている。両四節
リンク機構52は、それぞれ2本のリンクアーム53と
1本の連結板54を備えている。両リンクアーム53の
一端部は、スイングベース51の側壁部51aに対し回
転可能に連結されている。また、両リンクアーム53の
他端部には、連結板54が回転可能に連結されている。
上記した両四節リンク機構52は、油圧シリンダや電動
モータ等の駆動源(図示省略)によって回転駆動される
ことにより、連結板54を、前進させつつ下降させて図
2に実線54で示す下降位置に移動させ、また逆に、後
退させつつ上昇させて図2に二点鎖線54で示す上昇位
置に移動させる。
【0027】次に、上記したシート装置10とリフトア
ップ装置50とを脱着可能に連結する連結構造について
説明する。図5に示すように、連結体60は、シートバ
ック受け部61とシートクッション受け部65とを備え
ている。シートバック受け部61は、パイプ材をほぼU
字状に折り曲げて形成されている。シートバック受け部
61の左右の両側部60aの上端部は両連結板54に連
結されている。両側部60aは、前記シート装置10
(図4参照)のシートフレーム20の両シートバック支
持部21bとほぼ同じ間隔をもって形成される。これに
より、シート装置10とリフトアップ装置50との連結
時(図3参照)において、シートバック受け部61の両
側部60aとシートフレーム20の両シートバック支持
部21bとが対応可能になっている。
【0028】図5に示すように、シートクッション受け
部65は、シートバック受け部61の下端部60bに前
方へ突出するように設けられている。すなわち、シート
クッション受け部65は、パイプ材を平面視でほぼU字
状となるように折り曲げて形成されており、その左右の
両側部65aの後端部がシートバック受け部61の下端
部60bに連結されている。シートクッション受け部6
5は、その幅が左右の後輪ステー41の間隔より狭く形
成されており、前記シート装置10の背後側(図3にお
いて右方)から左右の後輪ステー41の間を通ってシー
トクッション12の下方に挿入可能となっている。ま
た、シートクッション受け部65の前端部の左右両側部
には、シートクッション受け部65をシートクッション
12の下方に挿入する際のガイドとなるように、前方に
向かって内側に傾斜するガイド部65cが形成されてい
る。
【0029】図6にシート装置と連結体のシートクッシ
ョン受け部との連結関係を示す側断面図、図7に同じく
背面図、図8に同じく底面図が示されている。図6及び
図7に示すように、シート装置10のシートフレーム2
0における後枠23はほぼ長細板状に形成されており、
その下部がシートクッション12の下面よりも下方へ突
出されている。該後枠23の下面には、左右一対をなす
ほぼ逆U字状の係合溝23aが形成されている。この係
合溝23aは、前記リフトアップ装置50(図5参照)
におけるシートクッション受け部65の左右の両側部6
5aを係合可能すなわち挿入可能に形成されている。ま
た、係合溝23aの入り口部は、図7に示すように、斜
面状すなわちほぼ逆V字状をなす両壁面23b(図7で
は片側の壁面のみに符号23bを付した)によって、開
口すなわち下方に向かって先広がり状に形成されてい
る。両側面23bのうちシート装置10の幅方向外側に
位置する方は、後輪ステー41に近接する位置まで延設
されている。
【0030】図6に示すように、前記シートクッション
12のシートクッションフレーム(符号、12aを付
す)の下面には、前後方向に伸びるほぼ四角形板状の係
合板24が取付けられている(図8参照)。係合板24
の下面には、ほぼ逆U字状の係合溝24aが形成されて
いる。この係合溝24aは、前記リフトアップ装置50
におけるシートクッション受け部65の前側部(符号、
65bを付す)を係合可能すなわち挿入可能に形成され
ている。また、係合溝24aの入り口部は、前記後枠2
3の係合溝23aの入り口部と同様に、斜面状すなわち
ほぼ逆V字状をなす両壁面24b(図6では片側の壁面
のみに符号24bを付した)によって、開口すなわち下
方に向かって先広がり状に形成されている。なお、シー
トクッションフレーム12aは、シートフレーム20と
一体的に連結されるものであるから、本明細書ではシー
トフレーム20の一部として扱うものとする。
【0031】前記リフトアップ装置50(図5参照)に
おける連結体60のシートクッション受け部65が図7
に二点鎖線65で示す状態から図7に実線65で示すよ
うに上昇されることにより、該シートクッション受け部
65の両側部65aがシートフレーム20の後枠23の
両係合溝23aにそれぞれ係合する。これとともに、図
6に示すように、連結体60のシートクッション受け部
65の前側部65bが、シートフレーム20の係合板2
4の係合溝24aに係合する。これにより、連結体60
のシートクッション受け部65に対し、シート装置10
のシートクッション部が、水平方向すなわち左右方向及
び前後方向に関して位置決めされる(図6〜図8参
照)。
【0032】詳しくは、連結体60のシートクッション
受け部65の両側部65aとシートフレーム20の後枠
23の両係合溝23aとの係合によって、連結体60の
シートクッション受け部65に対しシート装置10のシ
ートクッション部が左右方向(図7において左右方向
で、図8において上下方向)に関して位置決めされる。
また、連結体60のシートクッション受け部65の前側
部65bとシートフレーム20の係合板24の係合溝2
4aとの係合によって、連結体60のシートクッション
受け部65に対しシート装置10のシートクッション部
が前後方向(図6及び図8において左右方向)に関して
位置決めされる。
【0033】なお、シートフレーム20の係合溝23
a,24aと、連結体60のシートクッション受け部6
5(詳しくは、各側部65a,65b)とは、本明細書
でいう「シートクッション部位置決め手段」を構成して
いる。また、連結体60のシートクッション受け部65
(詳しくは、各側部65a,65b)は、本明細書でい
う「シートクッション部位置決め手段の係合凸部」を兼
用している。また、シートフレーム20の係合溝23
a,24aは、本明細書でいう「シートクッション部位
置決め手段の係合凹部」に相当する。また、シートフレ
ーム20の係合板24の係合溝24aと、連結体60の
シートクッション受け部65の前側部65bとは、本明
細書でいう「シートクッション部位置決め手段の前後方
向位置決め手段」を構成している。また、シートフレー
ム20の後枠23の係合溝23aと、連結体60のシー
トクッション受け部65の各側部65aとは、本明細書
でいう「シートクッション部位置決め手段の左右方向位
置決め手段」を構成している。
【0034】しかして、シート装置10のシートクッシ
ョン部とリフトアップ装置50の連結体60のシートク
ッション受け部65との間の相対関係にずれが生じる場
合がある。このような場合、連結体60のシートクッシ
ョン受け部65の各側部65a,65bと、シートフレ
ーム20の各係合溝23a,24aとが相互に係合する
に際し(図8参照)、該各側部65a,65bが当該各
係合溝23a,24aの各両壁面23b,24bにそれ
ぞれ当接しかつ相対的に摺動することより所定の係合位
置に案内される。なお、シートフレーム20の係合溝2
3aの両壁面23bと、係合溝24aの両壁面24bと
は、本明細書でいう「シートクッション部位置決め手段
の案内手段」に相当する。
【0035】また、図6に示すように、前記連結体60
のシートクッション受け部65が前記シートフレーム2
0の各係合溝23a,係合溝24aに対しそれぞれ係合
した状態において、両後輪ステー41が後側の連結ロッ
ド44とともに折り畳まれる(図6中、二点鎖線41参
照)。すると、後側の連結ロッド44とシート装置10
のシートクッション部により、連結体60のシートクッ
ション受け部65が挟み込まれる。これにより、連結体
60に対し、該シートクッション受け部65が上下方向
に関して位置決めされる。また、逆に、後輪ステー41
が使用状態(図6中、実線41参照)に引出されると、
後側の連結ロッド44とシートクッション部とよる前記
シートクッション受け部65の挟み込みが開放される。
なお、後側の連結ロッド44は本明細書でいう「挟持部
材」を兼用している。また、後側の連結ロッド44は本
明細書でいう「挟持手段」に相当している。
【0036】図5に示すように、前記連結体60のシー
トクッション受け部65の左右の両側部65aには、下
方へ突出するロックピン67が固定されている(図5参
照)。また、前記後側の連結ロッド44には、左右一対
の孔部(符号省略)を形成するストライカ(アンダース
トライカという)48が固着されている。両アンダース
トライカ48は、後輪ステー41の折り畳みに伴い、前
記連結体60のシートクッション受け部65のロックピ
ン67を孔部内に挿入した状態で係合する。これによ
り、連結体60のシートクッション受け部65が、後側
の連結ロッド44すなわちシートクッション部に対し、
水平方向すなわち前後方向(図6において左右方向)及
び左右方向(図6において紙面表裏方向)に関して位置
決めされる。また逆に、後輪ステー41が使用状態に引
出されると、前記ロックピン67から前記アンダースト
ライカ48が抜け外れる。
【0037】なお、ロックピン67とアンダーストライ
カ48の孔部とは、本明細書でいう「クッション受け部
位置決め手段」を構成している。また、ロックピン67
は本明細書でいう「クッション受け部位置決め手段の係
合凸部」に相当し、アンダーストライカ48の孔部は本
明細書でいう「クッション受け部位置決め手段の係合凹
部」に相当する。また、ロックピン67とアンダースト
ライカ48とは逆配置、すなわちロックピン67を後側
の連結ロッド44に配置し、下側のストライカをシート
クッション受け部65に配置することもできる。
【0038】図4に示すように、前記シートフレーム2
0の両側枠21のシートバック支持部21bには、後下
方へ突出するフック部27aを有するフック27が固着
されている。また図5に示すように、前記シートバック
受け部61の左右の両側部60aには、前記フック27
に対応するほぼU字状のストライカ(アッパーストライ
カという)62が固着されている。これにより、アッパ
ーストライカ62内に孔部が形成されている。フック2
7とアッパーストライカ62が図9に斜視図で示されて
いる。
【0039】図9において、前記アッパーストライカ6
2は、前記連結体60の上昇に伴い、図9の斜視図に実
線62で示す状態から図9に二点鎖線62で示すように
上昇することによって、フック27のフック部27aを
該アッパーストライカ62内の孔部に挿入した状態でフ
ック27と係合する。これにより、シートバック受け部
61に対し、シートフレーム20の両シートバック支持
部21bが、水平方向すなわち前後方向及び左右方向に
関して位置決めされる。また逆に、連結体60が下降さ
れると、フック27のフック部27aからアッパースト
ライカ62が抜け外れる。なお、フック27とアッパー
ストライカ62の孔部とは、本明細書でいう「シートバ
ック部位置決め手段」を構成している。また、フック2
7は本明細書でいう「シートバック部位置決め手段の係
合凸部」に相当し、アッパーストライカ62の孔部は本
明細書でいう「シートバック部位置決め手段の係合凹
部」に相当する。また、フック27とアッパーストライ
カ62とは逆配置、すなわちフック27を連結体60に
配置し、アッパーストライカ62をシートバック支持部
21bに配置することもできる。
【0040】以上のように構成された車両の脱着式シー
トによれば、シート装置10とリフトアップ装置50の
連結体60とが次のようにして連結されたり切り離され
たりする。なお、以下の操作がなされる間、着座者はシ
ート装置10に着座したままで車両室外から車両室内の
所定位置に移動することができ、逆に車両室内から車両
室外に移動することができる。
【0041】先ず、車両室外に位置するシート装置10
をリフトアップ装置50の連結体60に連結する場合の
操作について説明する。シート装置10をリフトアップ
装置50の連結体60から切り離した状態を示した図1
及び図2において、リフトアップ装置50の両四節リン
ク機構52は、振り出し側に作動した状態となってい
る。一方、シート装置10においては、前輪30及び後
輪40が使用位置に取り出されている。この状態でのシ
ート装置10は、単独で使用可能すなわち通常の車椅子
として使用することができる。
【0042】このような状態からシート装置10をリフ
トアップ装置50の連結体60に連結するためには、シ
ート装置10を後ろ向きでリフトアップ装置50に接近
させる。そして、シート装置10の背後側からシートク
ッション12の下方に対し、リフトアップ装置50の連
結体60のシートクッション受け部65が挿入される。
そうして、シート装置10を前後方向でシートバック受
け部61に当接するまで挿入する。
【0043】このとき、前記シートクッション受け部6
5は、図7に示すように、シートフレーム20の後枠2
3と後側の連結ロッド44との間隔Aの範囲内において
挿入される。したがって、間隔Aの寸法を大きくとるこ
とにより、車種間の高低差、あるいは、傾斜地でのシー
ト装置10の図7において左上がり右下がりあるいは右
上がり左下がりの傾き等に対応可能な余裕代を拡大する
ことができる。
【0044】その後、リフトアップ装置50の両四節リ
ンク機構52を僅かに起立させることにより、連結体6
0を上昇させる。その過程で、連結体60のシートクッ
ション受け部65の各側部65a,65bがシートフレ
ーム20の後枠23及び係合板24の各係合溝23a,
24aに対し係合される。これによって、連結体60の
シートクッション受け部65に対し、シート装置10の
シートクッション部が水平方向に関して位置決めされる
(図6〜図8参照)。
【0045】また、連結体60が上昇することにより、
左右のアッパーストライカ62がシートフレーム20に
おける両側枠21のシートバック支持部21bの両フッ
ク27に対し係合される(図9中、二点鎖線62参
照)。これにより、連結体60のシートバック受け部6
1に対し、シート装置10のシートバック部が水平方向
に関して位置決めされる(図3参照)。
【0046】引き続き、リフトアップ装置50の四節リ
ンク機構52を起立させることにより、シート装置10
を地面から所定量浮き上がらせる。この段階で、一旦、
リフトアップ装置50を停止させる。この状態で、前輪
ステー31及び後輪ステー41を折り畳み、前輪30及
び後輪40を格納する。すると、後輪ステー41側の連
結ロッド44が、シート装置10のシートクッション部
とともに連結体60のシートクッション受け部65を挟
み込む(図6中、二点鎖線44参照)。これにより、連
結体60のシートクッション受け部65が上下方向に関
して位置決めされる。さらに、連結体60のシートクッ
ション受け部65のロックピン67に対し、アンダース
トライカ48が係合する(図6中、二点鎖線48参
照)。これによっても、連結体60のシートクッション
受け部65に対し、連結ロッド44および後輪ステー4
1を介してシート装置10が水平方向に関して位置決め
される。
【0047】そして、前輪30及び後輪40の格納が完
了した後、リフトアップ装置50の四節リンク機構52
を起立させていくことにより、シート装置10を上昇さ
せながら車両室内に収容していくことができる(図3
中、二点鎖線10参照)。その後、シート装置10が車
両前方向きの着座位置に回転される。以上で、単独で使
用可能なシート装置10を車両室内の着座位置に位置さ
せるまでの一連の操作が完了する。
【0048】逆に、前記シート装置10を車両室内の着
座位置から車両室外に移動させ、車椅子として単独で使
用可能な状態にするには、上記と逆の操作をすればよ
い。すなわち、車両室内にあるシート装置10を車両側
方向きの位置に回転させる。そして、リフトアップ装置
50の四節リンク機構52を傾倒させる。これにより、
シート装置10を車両室内から車両室外に移動すなわち
下降させることができる。
【0049】シート装置10が地面に接地する直前の段
階で、前輪30及び後輪40を使用位置に取り出す。す
ると、シートフレーム20の後側の連結ロッド44が連
結体60のシートクッション受け部65の挟み込みを開
放するとともに、ロックピン67からアンダーストライ
カ48が抜き外される。
【0050】上記前輪30及び後輪40の取り出しが完
了した後、リフトアップ装置50の四節リンク機構52
を傾倒させることにより、シート装置10を接地させる
ことができる。さらに、リフトアップ装置50の四節リ
ンク機構52を引き続き傾倒させると、シートフレーム
20の両側枠21のシートバック支持部21bの左右の
フック27から連結体60の両アッパーストライカ62
が抜き外されるとともに(図9中、二点鎖線62参
照)、連結体60のシートクッション受け部65が下降
してシート装置10のシートクッション部から離れる
(図7中、二点鎖線65参照)。
【0051】そして、シート装置10をそのまま前方へ
移動させれば、該シート装置10がリフトアップ装置5
0から完全に切り離された状態となる(図1及び図2参
照)。以後、このシート装置10を車椅子として単独で
使用することができる。一方、シート装置10を切り離
したリフトアップ装置50は、四節リンク機構52を起
立させることにより(図3中、二点鎖線52参照)、車
両室内に収容することができる。
【0052】以上のように構成した車両の脱着式シート
によれば、リフトアップ装置50の連結体60のシート
クッション受け部65をシート装置10の背後側からシ
ートクッション部の下方に挿入したのち、前記リフトア
ップ装置50の連結体60の上昇動作に伴い該連結体6
0のシートクッション受け部65が前記シートクッショ
ン部を掬い上げ可能な構成とされている。したがって、
シート装置のシートバック部を吊り上げる従来の形式
(例えば、特開2000−325397号公報参照)の
ものと異なり、リフトアップ装置50の連結体60の脱
着可能な連結に必要な連結部品をシート装置10のシー
トバック部付近に集中的に設ける必要がない。このた
め、シート装置10のシートバック部を簡素化すること
ができるとともに、該シートバック部に板厚の厚い連結
部品を設けたり、該連結部品点数が増えたりする等の問
題が解消されるためシートバック部を軽量化することが
できる。また、シート装置10のシートバック部の軽量
化によって、シート装置10のシートバック部とシート
クッション部との重量バランスが従来に比べて良くな
り、シート装置10の重心を低位置に設定することがで
きる。よって、シート装置10の見栄えを向上するとと
もに、該シート装置10のシートバック部が軽量化され
るので車椅子としてのバランスが良くなる。
【0053】また、前に述べたように、シート装置10
の連結体60の脱着可能な連結に必要な連結点数が削減
されることにより、シート装置10のコストも削減され
る。
【0054】さらに、リフトアップ装置50の連結体6
0のシートクッション受け部65がシート装置10のシ
ートクッション部を背後側から掬い上げるものであるか
ら、シート装置10に着座した着座者を安定良く昇降さ
せることができる。この点について詳述する。例えば、
シート装置のシートバック部を吊り上げる従来の形式
(例えば、特開2000−325397号公報参照)の
ものでは、シートバック部の吊り下げ位置がシート装置
10の重心よりも後ろに離れているため、昇降時にシー
ト装置10及び着座者が前下がりに傾きやすい。このた
め、着座者が脱落の不安を感じやすく、着座者が後ろに
反り返るいわゆる「海老反り」の姿勢をとりやすい。ま
た、シート装置10を車輪毎掬い上げる形式(例えば、
特開昭62−295660号公報参照)のものもある
が、これは、シート装置10の一側方を支持側としてい
るため、昇降時にシート装置10及び着座者が反支持側
が下がる方向すなわち横下がりに傾きやすく、また、シ
ート装置10を車輪毎掬い上げるものであるために重心
が高くなるので安定性も悪い。しかし、本実施の形態に
よれば、前にも述べたように、リフトアップ装置50の
連結体60のシートクッション受け部65がシート装置
10のシートクッション部を背後側から掬い上げるもの
である。したがって、シート装置10に着座した着座者
を前下がりや横下りの傾きを防止した状態で、かつ、重
心付近にあるシート装置10のシートクッション部を掬
い上げることができ、シート装置10に着座した着座者
を安定良く昇降させることができる。このため、着座者
は、海老反りの姿勢等の不安定な姿勢をとることなく、
シート装置10に安心して着座していることができる。
【0055】また、シート装置のシートバック部を吊り
上げる従来の形式(例えば、特開2000−32539
7号公報参照)では、車両の衝突時等にシート装置が前
方へ移動するのを防止するための機構として、シート装
置10と車両側の固定部材との間に、シート装置10の
スイング動作をロック可能なスイングロック機構を設け
ている(例えば、特開平11−240362号公報参
照)。そのスイングロック機構の場合、シートベルト荷
重に対する強度を確保するために、シート装置10に取
付けたロックプレートに強度部材を介してシートベルト
アンカが連結されている。シートベルトにかかった荷重
は、シートベルトアンカ、強度部材、ロックプレートを
通って車両フロア側に伝達される。したがって、従来の
形式では、シート装置10に対しロックプレート、強度
部材、シートベルトアンカ等の重量部品を取り付けてい
るために、シート装置10の重量増加を招いていた。し
かし、本実施の形態によれば、前記ロックプレート、強
度部材等の重量部品を、シート装置10ではなく、リフ
トアップ装置50の連結体60のシートクッション受け
部65に取付けることが可能であるため、シート装置1
0の軽量化を図ることができる。
【0056】また、シートクッション受け部65が、シ
ート装置10のシートクッション部に各車輪(後輪4
0)を支持する左右の車輪ステー(後輪ステー41)の
間を通ってシートクッション部の下方に挿入可能な構成
とされている。したがって、シートクッション受け部6
5を左右の後輪ステー41の間よりも小さい幅寸法とし
てコンパクト化することができる。
【0057】また、リフトアップ装置50の連結体60
の上昇動作に伴い、シートクッション部位置決め手段の
係合凸部(連結体60のシートクッション受け部65の
各側部65a,65b)と係合凹部(シートフレーム2
0の係合溝23a,24a)が係合する(図6〜図8参
照)。これにより、シートクッション部が、シートクッ
ション受け部65に対し水平方向に関して位置決めされ
る。したがって、シートクッション部をシートクッショ
ン受け部65に対し一定の位置関係をもって連結するこ
とができる。
【0058】また、シートクッション受け部65がシー
トクッション部位置決め手段の係合凸部を兼用すること
により、該係合凸部のための専用の部材を設定する必要
がない。
【0059】また、リフトアップ装置50の連結体60
の上昇動作に伴い、シートクッション部位置決め手段が
備える案内手段(係合溝23a,24aの壁面23b,
24b)によって、その位置決め手段の係合凸部(シー
トクッション受け部65)が係合凹部(係合溝23a,
24a)に対し所定の係合位置へ案内される。したがっ
て、シートクッション部とシートクッション受け部65
との間の相対関係にずれがあったとしても、シートクッ
ション部位置決め手段の係合凸部(シートクッション受
け部65)と係合凹部(係合溝23a,24a)との係
合が確実になされる。このため、シートクッション受け
部65に対するシートクッション部のセット可能な範囲
を拡大することができる。
【0060】また、シートクッション部位置決め手段の
案内手段が、係合凹部(係合溝23a)の入り口部から
シート装置10の幅方向で車輪ステー(後輪ステー4
1)に対応する付近まで延在する斜面状の壁面23b
(図7参照)からなる。このため、シートクッション部
位置決め手段の案内手段による係合凸部(シートクッシ
ョン受け部65)の案内可能な範囲を拡大することがで
きる。
【0061】また、リフトアップ装置50の連結体60
の上昇動作に伴い、シートバック部位置決め手段の係合
凸部(フック27)と係合凹部(アッパーストライカ6
2の孔部)が係合する(図9参照)。これにより、シー
トバック部が、連結体60のシートバック受け部61に
対し水平方向に関して位置決めされる。したがって、シ
ートバック部をシートバック受け部61に対し一定の位
置関係をもって連結することができる。
【0062】また、シートクッション部に対する車輪ス
テー(後輪ステー41)の折り畳み動作に伴い、挟持手
段(後輪ステー41側の連結ロッド44)がシートクッ
ション部との間にシートクッション受け部65を挟み込
み、これにより、該シートクッション受け部65をシー
トクッション部に対し上下方向に関して位置決めするこ
とができる(図6中、二点鎖線41参照)。このため、
シートクッション受け部65とシートクッション部との
分離を防止することができる。
【0063】また、挟持手段が、車輪ステー(後輪ステ
ー41)に設けられた挟持部材(連結ロッド44)であ
る。このため、後輪ステー41を利用して設けた連結ロ
ッド44によって、挟持手段を容易に構成することがで
きる。
【0064】また、挟持部材(後輪ステー41側の連結
ロッド44)の挟み込み動作に伴い、シートクッション
受け部位置決め手段の係合凸部(ロックピン67)と係
合凹部(アンダーストライカ48の孔部)が係合する。
これにより、シートクッション受け部65が、後輪ステ
ー41側の連結ロッド44に対し水平方向に関して位置
決めされる。したがって、シートクッション受け部65
を後輪ステー41側の連結ロッド44に対し一定の位置
関係をもって連結することができる。
【0065】また、上記実施の形態における前記アッパ
ーストライカ62(図9参照)は、図10〜図12示す
ように、ほぼ円柱状のアッパーストライカ(符号、16
2を付す)に代えることができる。なお、図10はアッ
パーストライカ162の斜視図、図11は同じく側断面
図、図12は同じく平面図である。このアッパーストラ
イカ162は、上下方向に貫通する円筒状の孔部162
bを有している。孔部162bの入り口部は、テーパー
状をなす周壁面162aによって、開口すなわち上方に
向かって先広がり状に形成されている。また、アッパー
ストライカ162の前側部には、ほぼU字状の受入れ溝
162cが形成されている。なお、アッパーストライカ
162の孔部162bは、フック27のフック部27a
を挿入可能に形成されている。また、アッパーストライ
カ162の受入れ溝162cは、フック27の基端部
(符号、27bを付す)を嵌合可能に形成されている。
【0066】上記したアッパーストライカ162は、リ
フトアップ装置50の連結体60(側部60a参照)の
上昇に伴い、受入れ溝162cにフック27の基端部2
7bが嵌合され、フック27のフック部27aを該アッ
パーストライカ162の孔部162bに挿入した状態で
フック27と係合する(図11及び図12中、二点鎖線
27参照)。これにより、シートバック受け部61に対
し、シートフレーム20の両シートバック支持部21b
が水平方向すなわち前後方向及び左右方向に関して位置
決めされる。また逆に、連結体60(側部60a参照)
が下降されると、フック27のフック部27aからアッ
パーストライカ162が抜け外れる。
【0067】しかして、フック27とアッパーストライ
カ162との間の相対関係にずれが生じる場合がある。
このような場合、フック27とアッパーストライカ16
2ととが相互に係合するに際し、フック部27aの下端
部がアッパーストライカ162の周壁面162aに当接
しかつ相対的に摺動することよって、フック部27aア
ッパーストライカ162の孔部162bに対し所定の係
合位置へ案内される。なお、アッパーストライカ162
の周壁面162aは本明細書でいう「シートバック部位
置決め手段の案内手段」に相当する。
【0068】したがって、シートバック部とシートバッ
ク受け部61との間の相対関係にずれがあったとして
も、シートバック部位置決め手段のフック27とアッパ
ーストライカ162との係合が確実になされる。このた
め、シートバック受け部61に対するシートバック部の
セット可能な範囲を拡大することができる。
【0069】本発明は上記した実施の形態に限定される
ものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における
変更が可能である。例えば、連結体60のシートクッシ
ョン受け部65は、シート装置10の背後側からシート
クッション部の下方に挿入したのち、リフトアップ装置
50の連結体60の上昇動作に伴い前記シート装置10
のシートクッション部を背後側から掬い上げ可能なもの
であればよく、例えばパイプ製に代えて、金属製板材、
樹脂成形品等により形成することができる。また、シー
トクッション部位置決め手段の係合凸部と係合凹部は、
相互に係合することにより、リフトアップ装置50の連
結体60のシートクッション受け部65とシート装置1
0のシートクッション部とを水平方向に関して位置決め
するものであればよく、上記実施の形態のものに限定さ
れるものではない。あるいは、シートクッション部位置
決め手段を省略してもよい。
【0070】また、上記実施の形態では、シートクッシ
ョン部位置決め手段を前後方向位置決め手段と左右方向
位置決め手段との組合わせによって構成したが、前記シ
ート装置の前後方向に関する位置決めをなす前後方向位
置決め手段と、シート装置10の前後方向と左右方向と
の位置決めを同時に行えるシートクッション部位置決め
手段としてもよい。また、上記実施の形態では、シート
クッション受け部65がシートクッション部位置決め手
段の係合凸部を兼用する構成とされているが、該係合凸
部のための専用の部材を設定してもよい。また、シート
クッション部位置決め手段の案内手段は、専用の部材に
よって設けてもよいし、あるいは、リフトアップ装置5
0の連結体60のシートクッション受け部65に設けて
もよい。
【0071】また、シートバック部位置決め手段の係合
凸部と係合凹部は、相互に係合することにより、リフト
アップ装置50の連結体60とシート装置10のシート
バック部とを水平方向に関して位置決めするものであれ
ばよく、上記実施の形態のものに限定されるものではな
い。あるいは、シートバック部位置決め手段を省略して
もよい。また、シートバック部位置決め手段の案内手段
は、専用の部材によって設けてもよいし、あるいは、フ
ック27に設けてもよい。
【0072】また、上記実施の形態では、シート装置1
0に設ける挟持手段が後輪ステー41側の連結ロッド4
4であったが、専用の挟持手段を設定してもよいし、あ
るいは前輪ステー31側の連結ロッド34を利用しても
よい。あるいは、挟持手段を省略してもよい。
【0073】また、シートクッション受け部位置決め手
段の係合凸部と係合凹部は、相互に係合することによ
り、シートクッション受け部65を挟持部材(後輪ステ
ー41側の連結ロッド44)に対し水平方向に関して位
置決めするものであればよく、上記実施の形態のものに
限定されるものではない。あるいは、シートクッション
受け部位置決め手段を省略してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る車両の脱着式シー
トを示す斜視図である。本図は、シート装置をリフトア
ップ装置の連結体から切り離した状態を示している。
【図2】同じく車両の脱着式シートを示す側面図であ
る。本図は、シート装置をリフトアップ装置の連結体か
ら切り離した状態を示している。
【図3】同じく車両の脱着式シートを示す側面図であ
る。本図は、シート装置をリフトアップ装置の連結体に
連結した状態を示している。
【図4】シート装置の斜視図である。
【図5】リフトアップ装置の斜視図である。
【図6】シート装置と連結体のシートクッション受け部
との連結関係を示す側断面図である。
【図7】同じく背面図である。
【図8】同じく底面図である。
【図9】フックとアッパーストライカとの関係を示す斜
視図である。
【図10】アッパーストライカの変更例を示す斜視図で
ある。
【図11】同じく側断面図である。
【図12】同じく平面図である。
【符号の説明】
10 シート装置 12 シートクッション 14 シートバック 20 シートフレーム 23 後枠 23a 係合溝(シートクッション部位置決め手段の係
合凹部) 23b 壁面(シートクッション部位置決め手段の案内
手段) 24 係合板 24a 係合溝(シートクッション部位置決め手段の係
合凹部) 24b 壁面(シートクッション部位置決め手段の案内
手段) 27 フック(シートバック部位置決め手段の係合凸
部) 30 前輪(車輪) 40 後輪(車輪) 41 後輪ステー 44 連結ロッド(挟持手段(挟持部材)) 48 アンダーストライカ(クッション受け部位置決め
手段の係合凹部を形成する部材) 50 リフトアップ装置 60 連結体 62 アッパーストライカ(シートバック部位置決め手
段の係合凹部を形成する部材) 65 シートクッション受け部(シートクッション部位
置決め手段の係合凸部) 67 ロックピン(クッション受け部位置決め手段の係
合凸部) 162 アッパーストライカ 162a 周壁面(シートバック部位置決め手段の案内
手段) 162b 孔部(シートバック部位置決め手段の係合凹
部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B62B 3/02 B62B 3/02 A F 3/04 3/04 A 3/10 3/10 D

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートクッション部及びシートバック部
    を有するシート装置と、 車両室内に設置され、前記シート装置を脱着可能に連結
    するための連結体を車両室内と車両室外との間で昇降動
    作可能に有するリフトアップ装置とを備え、 前記リフトアップ装置は、前記シート装置を連結した前
    記連結体の昇降動作により、該シート装置を着座姿勢を
    保持しつつ車両室内と車両室外との間で移動可能な構成
    とされ、 前記シート装置は、車両室内に移動して車両室内用のシ
    ートとして使用可能、かつ車両室外に移動し、前記リフ
    トアップ装置の連結体から切り離して車椅子として単独
    で使用可能な構成とされた車両の脱着式シートであっ
    て、 前記リフトアップ装置の連結体は、前記シート装置の背
    後側からシートクッション部の下方に挿入可能なシート
    クッション受け部を有しており、 前記シートクッション受け部を前記シート装置の背後側
    からシートクッション部の下方に挿入したのち、前記リ
    フトアップ装置の連結体の上昇動作に伴い前記シートク
    ッション受け部が前記シートクッション部を掬い上げ可
    能な構成とされた車両の脱着式シート。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の車両の脱着式シートで
    あって、 前記シート装置は、左右両側に配置された車輪と、前記
    シートクッション部に対し前記各車輪を支持する車輪ス
    テーとを備え、 前記シートクッション受け部は、前記左右の車輪ステー
    の間を通ってシートクッション部の下方に挿入可能な構
    成とされた車両の脱着式シート。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の車両の脱着式シ
    ートであって、 前記シートクッション部と前記シートクッション受け部
    との間には、該リフトアップ装置の連結体の上昇動作に
    伴い相互に係合可能な係合凸部と係合凹部とからなるシ
    ートクッション部位置決め手段を設け、該シートクッシ
    ョン部位置決め手段の係合凸部と係合凹部が係合するこ
    とにより、前記シートクッション部を前記シートクッシ
    ョン受け部に対し水平方向に関して位置決めする構成と
    した車両の脱着式シート。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の車両の脱着式シートで
    あって、 前記シートクッション受け部が、前記シートクッション
    部位置決め手段の係合凸部を兼用する構成とされた車両
    の脱着式シート。
  5. 【請求項5】 請求項3又は4に記載の車両の脱着式シ
    ートであって、 前記シートクッション部位置決め手段は、前記リフトア
    ップ装置の連結体の上昇動作に伴い前記係合凸部と前記
    係合凹部のうち一方を他方に対し所定の係合位置へ案内
    する案内手段を備えている車両の脱着式シート。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の車両の脱着式シートで
    あって、 前記シートクッション部位置決め手段の案内手段が、前
    記係合凹部の入り口部から前記シート装置の幅方向で前
    記車輪ステーに対応する付近まで延在する斜面状の壁面
    からなる車両の脱着式シート。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか1つに記載の車
    両の脱着式シートであって、 前記連結体に前記シートバック部に沿うシートバック受
    け部を設け、 前記シートバック部と前記シートバック受け部との間に
    は、該リフトアップ装置の連結体の上昇動作に伴い相互
    に係合可能な係合凸部と係合凹部とからなるシートバッ
    ク部位置決め手段を設け、該シートバック部位置決め手
    段の係合凸部と係合凹部が係合することにより、前記シ
    ートバック部を前記シートバック受け部に対し水平方向
    に関して位置決めする構成とした車両の脱着式シート。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の車両の脱着式シートで
    あって、 前記シートバック部位置決め手段は、前記リフトアップ
    装置の連結体の上昇動作に伴い前記係合凸部と前記係合
    凹部のうち一方を他方に対し所定の係合位置へ案内する
    案内手段を備えている車両の脱着式シート。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれか1つに記載の車
    両の脱着式シートであって、 前記車輪ステーは、前記シートクッション部に対し折り
    畳み可能となっており、 前記シート装置には、この車輪ステーの折り畳み動作に
    伴い前記シートクッション部との間に前記シートクッシ
    ョン受け部を挟み込み、これにより該シートクッション
    受け部を前記シートクッション部に対し上下方向に関し
    て位置決め可能な挟持手段を設けた車両の脱着式シー
    ト。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の車両の脱着式シート
    であって、 前記挟持手段は、前記車輪ステーに設けられた挟持部材
    である車両の脱着式シート。
  11. 【請求項11】 請求項9又は10に記載の車両の脱着
    式シートであって、 前記連結体のシートクッション受け部と前記挟持部材と
    の間には、該挟持部材の挟み込み動作に伴い相互に係合
    可能な係合凸部と係合凹部とからなるシートクッション
    受け部位置決め手段を設け、該シートクッション受け部
    位置決め手段の係合凸部と係合凹部が係合することによ
    り、前記シートクッション受け部を前記挟持部材に対し
    水平方向に関して位置決めする構成とした車両の脱着式
    シート。
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