[go: up one dir, main page]

JP2003033135A - 改良クリーミングパウダー、カップ式飲料自動販売機用飲料 - Google Patents

改良クリーミングパウダー、カップ式飲料自動販売機用飲料

Info

Publication number
JP2003033135A
JP2003033135A JP2001224820A JP2001224820A JP2003033135A JP 2003033135 A JP2003033135 A JP 2003033135A JP 2001224820 A JP2001224820 A JP 2001224820A JP 2001224820 A JP2001224820 A JP 2001224820A JP 2003033135 A JP2003033135 A JP 2003033135A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cup
creaming powder
beverage
improved
powder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001224820A
Other languages
English (en)
Inventor
Toyoji Ishihara
豊史 石原
Shigeo Shimizu
重雄 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Apex Corp Japan
Original Assignee
Apex Corp Japan
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Apex Corp Japan filed Critical Apex Corp Japan
Priority to JP2001224820A priority Critical patent/JP2003033135A/ja
Publication of JP2003033135A publication Critical patent/JP2003033135A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Tea And Coffee (AREA)
  • Beverage Vending Machines With Cups, And Gas Or Electricity Vending Machines (AREA)
  • Dairy Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】カップ式自動販売機等で用いるのに適し味覚を
向上させたクリーミングパウダーおよびカップ式飲料自
動販売機用飲料を提供する。また、湯に溶かしても水っ
ぽくなくコクがある飲料が得られるクリーミングパウダ
ーを提供する。 【解決手段】植物性あるいは動物性クリーミングパウダ
ーに乳清ミネラルを添加した改良クリーミングパウダー
である。また、これを用いたカップ式飲料自動販売機用
飲料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は改良クリーミングパ
ウダーおよびカップ式飲料自動販売機用飲料に係わり、
特にクリーミングパウダーに乳精ミネラルを添加して味
覚を向上させた改良クリーミングパウダーおよびカップ
式飲料自動販売機用飲料に関する。
【0002】
【従来の技術】クリーミングパウダーには、大別して、
牛乳等の動物性を中心にした動物性クリーミングパウダ
ーと、コーンシロップなど植物性原料を中心とした植物
性クリーミングパウダーとがある。これらのクリーミン
グパウダーは、コーヒーへの使用や、ココアなどの乳味
感を上げる原料として使われ、また、ホットカプチーノ
など、表面の泡を特色とする飲み物のホワイトニングに
も用いられる。
【0003】しかし、牛乳や液体ミルクがコーヒー、紅
茶、ココアとの相性がよく、これら飲料の味覚を向上さ
せるのに対して、上記クリーミングパウダーは、お湯、
水で溶解するため、味覚がうすく、特にボディ感がな
く、牛乳などに比べると、明らかに濃厚感にも欠けてい
る。その反面、牛乳や液体ミルクは腐敗、劣化しやす
く、流通、保管などの取り扱いが大変難しく、また、カ
ップ式自動販売機での使用方法などにも厳しい制限があ
る。
【0004】従って、カップ式自動販売機においては、
コーンシロップなど植物性クリーミングパウダー以外は
使用が困難なため、通常、牛乳を使用する商品(カプチ
ーノ、カフェラテ、カフェオレ、コーヒー牛乳、ミルク
シェイク、ココア等)をコンセプトにした場合、植物性
クリーミングパウダーを用いると、商品性において牛乳
を実際に使用しているものに比べ劣る。
【0005】そこでカップ式自動販売機等で用いるのに
適し味覚を向上させたクリーミングパウダーおよびカッ
プ式飲料自動販売機用飲料が要望されている。
【0006】また、カップ式自動販売機用以外に用いる
場合であって、動物性クリーミングパウダーを湯で溶か
した飲料にあっては水っぽく、コク(ボディ感)がな
く、また、スキム粉乳についても同様に水っぽく、コク
(ボディ感)がなかった。
【0007】そこで湯に溶かしても水っぽくなくコクが
ある飲料が得られるクリーミングパウダーが要望されて
いる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述した事情
を考慮してなされたもので、カップ式自動販売機等で用
いるのに適し味覚を向上させたクリーミングパウダーお
よびカップ式飲料自動販売機用飲料を提供することを目
的とする。また、湯に溶かしても水っぽくなくコクがあ
る飲料が得られるクリーミングパウダーを提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
実現のために、鋭意研究した結果、動物性あるいは植物
性クリーミングパウダーに乳清ミネラルを添加すること
で、クリーミングパウダーのコクが増すとの知見を得、
湯に溶かしても水っぽくなくコクがある飲料が得られる
改良クリーミングパウダーを発明するに至った。
【0010】また、特に、植物性クリーミングパウダー
に乳清ミネラルを添加することで、植物性クリーミング
パウダーであっても、液体ミルクに比べて乏しい濃厚感
などの味覚を液体ミルク並に向上させることができる植
物性の改良クリーミングパウダーを発明するに至った。
【0011】すなわち、本願請求項1の発明は、クリー
ミングパウダーに乳清ミネラルを添加したことを特徴と
する改良クリーミングパウダーであることを要旨として
いる。
【0012】本願請求項2の発明では、上記クリーミン
グパウダーは、植物性であることを特徴とする請求項1
に記載の改良クリーミングパウダーであることを要旨と
している。
【0013】本願請求項3の発明では、上記クリーミン
グパウダーは、動物性であることを特徴とする改良クリ
ーミングパウダーであることを要旨としている。
【0014】本願請求項4の発明では、上記乳清ミネラ
ルの添加量は1〜30重量%であることを特徴とする請
求項1ないし3のいずれか1項に記載の改良クリーミン
グパウダーであることを要旨としている。
【0015】本願請求項5の発明では、上記クリーミン
グパウダーは60〜89重量%であり、残部は甘味料な
どの添加物であることを特徴とする請求項4に記載の改
良クリーミングパウダーであることを要旨としている。
【0016】本願請求項6の発明では、カップ式飲料自
動販売機に収納されたカップに、請求項2、4および5
のいずれか1項に記載の改良クリーミングパウダー、飲
料原料、および、前記クリーミングパウダー、前記飲料
原料が溶かされる飲用液体を供給して生成することを特
徴とするカップ式飲料自動販売機用飲料であることを要
旨としている。
【0017】本願請求項7の発明では、カップ式飲料自
動販売機に収納されたカップに、請求項2、4および5
のいずれか1項に記載の改良クリーミングパウダー、お
よび、飲料原料が含有された飲料液を供給して生成する
ことを特徴とするカップ式飲料自動販売機用飲料である
ことを要旨としている。
【0018】本願請求項8の発明では、カップ式飲料自
動販売機に収納されたカップに、請求項2、4および5
のいずれか1項に記載の改良クリーミングパウダーを供
給し、このクリーミングパウダーを攪拌して泡立て、し
かる後、飲料原料が含有された飲料液を供給して生成す
ることを特徴とするカップ式飲料自動販売機用飲料であ
ることを要旨としている。
【0019】本願請求項9の発明では、カップ式飲料自
動販売機に収納されたカップに、請求項2、4および5
のいずれか1項に記載の改良クリーミングパウダーを供
給し、さらに、飲料原料が含有された飲料液を供給し、
しかる後、攪拌することを特徴とするカップ式飲料自動
販売機用飲料であることを要旨としている。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明に係わる改良クリーミング
パウダーの実施形態について説明する。
【0021】本実施形態の改良クリーミングパウダーは
植物性クリーミングパウダーを主成分とし、この植物性
クリーミングパウダーに乳清ミネラルを添加して製造さ
れる。
【0022】上記乳清ミネラルの添加量は、好ましく
は、改良クリーミングパウダーの全重量に対して1〜3
0重量%を添加する。添加量が1重量%より小さいと、
ボディ感がなく牛乳などに比べても濃厚感が劣り、牛乳
あるいは液体ミルクを用いたカプチーノ/ホット並の味
覚を得ることができない。また、30重量%を超える
と、ボディ感があり牛乳などに比べても濃厚感が劣ら
ず、牛乳あるいは液体ミルクを用いたカプチーノ/ホッ
ト並の味覚を得ることができるが、乳清ミネラルの味が
ミルク味に勝り、味覚コンセプトから外れる。また、乳
清ミネラルは吸湿性が高いので、粉末が固結し易く、カ
ップ式自動販売機での使用も困難になる。
【0023】上記植物性クリーミングパウダーは、主と
して植物種子を圧搾あるいは溶剤で浸出し、精製、脱
色、脱臭させて得られる植物油脂を粉末化したもので、
コーンシロップ、カカオバターなどを原料にするもので
ある。
【0024】また、上記乳清ミネラルは、乳酸発酵また
はレンニンで牛乳を凝固させ凝固物を取り除いた後に残
る液体である乳清(ホエー)に含まれる栄養成分のうち
ミネラル分を特に凝縮したものである。具体的には乳清
からタンパク質を限界ろ過で分け、得られた透過液中の
乳糖を晶析分離操作で減ずる方法で製造される。
【0025】さらに、味覚を増すために、必要に応じ
て、植物性クリーミングパウダー60〜89重量%、乳
清ミネラル1〜30重量%とし、残部は甘味料などの添
加物とするが、10重量%を超えないことが好ましい。
植物性クリーミングパウダーの含有量が60重量%より
小さいと、乳清ミネラルの添加量が30重量%を超える
ことになり、上記のように、粉末の固結が生じ易く、カ
ップ式自動販売機での使用は困難である。含有量が89
重量%を超えると、乳清ミネラルの添加量が1重量%よ
り小さくなり、上記のようにボディ感がなく牛乳などに
比べても濃厚感が劣り、牛乳あるいは液体ミルクを用い
たカプチーノ/ホット並の味覚を得ることができない。
【0026】本発明に係わるクリーミングパウダーは、
植物性クリーミングパウダーを主原料とし、これに乳清
ミネラルを添加するものであり、牛乳や液体ミルクのよ
うに腐敗、劣化を生じることがなく、流通、保管などで
の取り扱いが容易で、さらに、長期間クリームキャニス
タ内に収納されるカップ式自動販売機にも容易に用いる
ことができる。
【0027】次に本発明に係わるカップ式飲料自動販売
機用飲料の製造方法について説明する。
【0028】一般に用いられるカップ式飲料自動販売機
を用い、図1に示すカプチーノ生成フロー図および図2
に示すカプチーノ生成タイムチャート図に従って製造す
る例を詳細に説明する。
【0029】カップ式飲料自動販売機の管理者は、本発
明に係わる改良クリーミングパウダーはじめ、コーヒー
原料など各原料、副原料を夫々のキャニスタに随時補給
し、販売可能な状態にしておく。
【0030】このように改良クリーミングパウダーは、
長期間カップ式飲料自動販売機のクリーミングキャニス
タ内に収納保存されるが、改良クリーミングパウダー
は、植物性クリーミングパウダーを主原料とし、これに
乳清ミネラルを添加するものであり、粉末の固結がな
く、また、腐敗、劣化を生じることもなく、クリーミン
グキャニスタ内でその品質を保持できる。
【0031】利用者により硬貨が投入され、コーヒーの
販売準備がなされると、利用者は、例えば、カプチーノ
/ホットボタンを選択し、さらに、コーヒー豆選択ボタ
ンを選択する。
【0032】制御手段の制御によりカップ搬送手段を作
動させて、このカップ搬送手段でカップを保持状態にす
る(ST1)。
【0033】これと同時にクリーミングキャニスタから
クリームパウダーの一時保留装置にカップ一杯分として
必要なクリームパウダーを供給し(ST2)、砂糖キャ
ニスタから砂糖の一時保留装置にカップ一杯分として必
要な砂糖を供給する(ST3)。この砂糖の一時保留装
置への供給は、砂糖の添加を希望しない場合には行われ
ない。
【0034】カップ供給機構を作動させて、1個のカッ
プを切り離し、カップ搬送手段に保持させる(ST
4)。
【0035】さらに、カップ搬送手段を作動させて、カ
ップを一時保留装置の下方に搬送、位置させる(ST
5)。
【0036】一時保留装置に収納されたカップ一杯分の
改良クリーミングパウダーと、一時保留装置にカップ一
杯分に必要な砂糖とをそれぞれ供給する(ST6)。
【0037】カップ搬送手段を作動させて、カップを保
持状態のままカップ取出口に対向する調理ステーション
の位置に搬送する(ST7)。
【0038】コーヒー豆キャニスタからカップ一杯分に
必要なコーヒー豆をコーヒーミルに供給する(ST
8)。コーヒーミルのミルモータが回転し、コーヒー豆
をコーヒー粉末に挽く。
【0039】コーヒーミルによって挽かれたコーヒー粉
末をそのままコーヒーミルの下方に設けられたブルワー
に供給する(ST9)。
【0040】ある程度コーヒー粉末がブルワーに貯まっ
た状態でコーヒー粉末を供給しながら、改良クリーミン
グパウダー、飲料原料が溶かされ、あるいは、原料から
抽出する飲用液体、例えば、湯タンクからの抽出湯を給
湯し、コーヒーの抽出を継続する(ST10)。
【0041】飲料原料が含有された飲料液、例えば、抽
出されたコーヒー液(抽出液)を排出することなくブル
ワーにとどめて所定時間むらしを行う(ST11)。こ
のむらし工程により、こくのあるコーヒー液を抽出でき
る。
【0042】一方、ST6で必要な改良クリームパウダ
ーと砂糖が供給され、ST7で調理ステーションに位置
したカップにパウダー調理湯を給湯する(ST12)。
【0043】この給湯と同時にホイップクリーム生成装
置のインペラーを下降させる(ST13)。
【0044】インペラーを回転させ、インペラーにより
改良クリームパウダーを1次攪拌し、改良クリームパウ
ダーを泡立てる(ST14)。
【0045】インペラーを所定時間停止させる(ST1
5)。
【0046】再び、インペラーを回転させ、インペラー
により改良クリームパウダーを2次攪拌する(ST1
6)。改良クリームパウダーは十分に攪拌されパウダー
調理湯と混じり合い、さらに、先の攪拌工程で発生した
大きな泡を次の攪拌工程で粉砕しきめ細かな泡のホイッ
プクリームを生成でき、その泡の高さも高くできる。
【0047】ST14とST16とのホイップクリーム
の2段階攪拌を行うことにより、ホイップクリームの泡
はきめ細かくなり、泡持ちがよく、泡の高さを高くする
ことができる。生成時間を短縮するために、2次攪拌を
行わない方法も考えられるが、この場合には泡が多少大
きくなる。
【0048】ST13とは逆にインペラーを上昇させる
(ST17)。
【0049】インペラーの上昇後、ST10で抽出さ
れ、ST12でむらされたコーヒー液(抽出液)をブル
ワーから排出して、泡立ったホイップクリームが下部に
収納されたカップにコーヒー液を供給する(ST1
8)。泡立ち軽量なホイップクリームはカップ内でコー
ヒー液の上になり、コーヒー液にホイップクリームが載
ったコーヒーができ上がる。このようにきめ細かな泡を
発生させることができるので、泡は軽く、ホイップクリ
ームが入ったカップに後からコーヒー液を供給しても確
実にホイップクリームが上になる。従って、ホイップク
リーム生成用に別個の容器を用いることなく、カップを
利用してホイップクリームを生成できる。
【0050】シナモンフレーバーなどのトピングフレー
バキャニスタからカップ一杯分に必要とされるシナモン
フレーバーを一時保留装置に供給する(ST19)。
【0051】一方、カップ搬送手段によりカップをトピ
ングフレーバキャニスタの下方に搬送して位置させる
(ST20)。
【0052】一時保留装置からカップにシナモンフレー
バーを供給する(ST21)。カップ内でカプチーノ/
ホットができ上がる。
【0053】カップ搬送手段によりカプチーノ/ホット
が入ったカップを調理ステーションに搬送する(ST2
2)。
【0054】利用者は販売口扉を開放して、カップを取
り出し、販売は完了する(ST23)。
【0055】利用者は、本発明に係わるカップ式飲料自
動販売機用飲料、例えば、カプチーノ/ホットを飲用す
るが、本発明に係わる改良クリーミングパウダーは、植
物性クリーミングパウダーを主原料とし、これに乳清ミ
ネラルを添加して製造されているので、ボディ感があり
牛乳などに比べても濃厚感が劣らず、牛乳あるいは液体
ミルクを用いたカプチーノ/ホット並の味覚を得ること
ができる。
【0056】次に本発明に係わる改良クリーミングパウ
ダーの他の実施形態について説明する。
【0057】本実施形態の改良クリーミングパウダー
は、上述した実施形態の改良クリーミングパウダーが植
物性クリーミングパウダーに乳清ミネラルを添加するの
に対して、動物性クリーミングパウダーに乳清ミネラル
を添加するクリーミングパウダーである。
【0058】例えば、本実施形態の改良クリーミングパ
ウダーは動物性クリーミングパウダーを主成分とし、こ
の動物性クリーミングパウダーに乳清ミネラルを添加し
て製造される。
【0059】上記乳清ミネラルの添加量は、好ましく
は、改良クリーミングパウダーの全重量に対して1〜3
0重量%を添加する。さらに、味覚を増すために、必要
に応じて、動物性クリーミングパウダー60〜89重量
%、乳清ミネラル1〜20重量%とし、残部は甘味料な
どの添加物とするが、10重量%を超えないことが好ま
しい。
【0060】上記動物性クリーミングパウダーは乳製品
タンパク質であるのが好ましく、乳製品由来のタンパク
質には、脱脂粉乳、カゼイン酸ナトリウム、ホエータン
パク質濃縮物もしくは単離物および乳タンパク質濃縮物
もしくは単離物がある。
【0061】動物性クリーミングパウダーを主原料とす
る本実施形態の改良クリーミングパウダーを調理湯に溶
かした飲料(液体ミルク)は、湯に溶かしたにもかかわ
らず、牛乳や液体ミルクに劣らない乳味感、コクを持た
せることができる。
【0062】また、スキムミルクに本実施形態の改良ク
リーミングパウダーを添加すれば、脱脂であるにもかか
わらず牛乳や液体ミルクに劣らない乳味感、コクを持た
せることができ、また、良好な味覚を得ながらカロリー
摂取量を抑制することができる。
【0063】
【実施例】試験1:表1に示すような組成の植物性の本
発明の改良クリーミングパウダーを用いて、表2に示す
ような調理条件を用いカプチーノ/ホットを生成し、そ
の味覚を調べる。
【0064】
【表1】
【0065】
【表2】
【0066】表1に示すような組成の改良クリームパウ
ダー10gをカップに入れ、クリーミングパウダー湯を
30cc供給し、表2に示すような調理条件により攪拌
する。この攪拌は、一定時間攪拌後、攪拌を停止し、さ
らに、攪拌を行う2段階攪拌で行う。
【0067】改良クリームパウダーは十分に攪拌されク
リーミングパウダー湯と混じり合い、さらに、先の攪拌
工程で発生した大きな泡を次の攪拌工程で粉砕しきめ細
かな泡のホイップクリームを生成でき、その泡の高さも
高くできる。
【0068】さらに、カップにコーヒー液(抽出液)を
供給する。泡立ち軽量なホイップクリームはカップ内で
コーヒー液の上になり、コーヒー液にホイップクリーム
が載ったカプチーノができ上がる。
【0069】このように生成されたカプチーノを10名
のモニターに味覚調査させた。
【0070】いずれのモニターも、従来の植物性クリー
ミングパウダーを用いたカプチーノよりも濃厚感があ
り、従来の牛乳や液体ミルクを用いたカプチーノに近い
濃厚感があるとの評価であった。
【0071】試験2:表1に示すような組成の動物性の
本発明の改良クリーミングパウダーを用いて、家庭用コ
ーヒーミルクを作り、その味覚を調べる。このように家
庭用コーヒーミルクを10名のモニターに味覚調査させ
た。
【0072】いずれのモニターも、従来の動物性クリー
ミングパウダーを用いた場合より、水っぽさがなく、従
来の牛乳や液体ミルクを用いたコーヒーに近い濃厚感が
あるとの評価であった。
【0073】また、スキムミルクパウダーに同様の添加
を行い、湯で溶かしてスキムミルクを生成し、評価した
が、従来の動物性クリーミングパウダーを用いた場合よ
り、水っぽさがなく、従来の牛乳や液体ミルクを用いた
コーヒーに近い濃厚感があるとの評価であった。
【0074】
【発明の効果】本発明に係わる改良クリーミングパウダ
ー、カップ式飲料自動販売機用飲料によれば、カップ式
自動販売機等で用いるのに適し味覚を向上させたクリー
ミングパウダーおよびカップ式飲料自動販売機用飲料を
提供することができ、また、湯に溶かしても水っぽくな
くコクがある飲料が得られるクリーミングパウダーを提
供することができる。
【0075】すなわち、クリーミングパウダーに乳清ミ
ネラルを添加した改良クリーミングパウダーであるの
で、ボディ感があり牛乳などに比べても濃厚感が劣ら
ず、牛乳あるいは液体ミルクの味覚を得ることができ
る。
【0076】また、クリーミングパウダー原料が植物性
であるので、植物性であるにもかかわらず味覚を向上さ
せることができると共に、長期間カップ式飲料自動販売
機のクリーミングキャニスタ内に収納保存しても固結を
生じることがなく、クリーミングキャニスタ内でその品
質を保持できる。
【0077】また、クリーミングパウダーが動物性であ
るので、湯に溶かすにもかかわらず、牛乳や液体ミルク
に劣らない乳味感、コクを持たせることができる。
【0078】また、乳清ミネラルの添加量は1〜30重
量%であるので、牛乳や液体ミルクに劣らない乳味感、
コクを持たせることができ、これにより、カップ式自動
販売機や家庭で手軽にミルク入りコーヒー、紅茶、ココ
アを生成することができる。また、カップ式自動販売機
では牛乳や動物性ミルクはもちろん乳等を主原料とする
クリーミングパウダーが使用困難でも、カプチーノ、カ
フェラテのような濃い抽出のコーヒーを使い、牛乳のよ
うな乳味感、コクを必要とする商品の味覚を実現するこ
とができる。
【0079】また、植物性クリーミングパウダーは60
〜89重量%であり、残部は甘味料などの添加物である
ので、カップ式自動販売機でのコーヒー用ミルクの味覚
向上のみならず、牛乳、ミルクをコンセプトにした商品
も販売可能となる。
【0080】また、カップ式飲料自動販売機に収納され
たカップに、植物性クリーミングパウダーに乳清ミネラ
ルを添加したクリーミングパウダー、飲料原料、飲用液
体あるいは、上記クリーミングパウダーに飲料液を供給
して生成するカップ式飲料自動販売機用飲料であるの
で、クリーミングパウダーは、植物性クリーミングパウ
ダーを主原料とし、これに乳清ミネラルを添加して製造
され、ボディ感があり牛乳などに比べても濃厚感が劣ら
ず、牛乳あるいは液体ミルクを用いた飲料並の味覚を得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるカップ式飲料自動販売機用飲料
の生成フロー図。
【図2】本発明に係わるカップ式飲料自動販売機用飲料
の生成タイムチャート図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E047 AA02 CC03 DA01 DB01 EA10 EC09 GA03 GA04 GA08 4B001 AC20 BC01 DC01 EC09 EC99 4B027 FB24 FC02 FE06 FK18 FQ20

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クリーミングパウダーに乳清ミネラルを
    添加したことを特徴とする改良クリーミングパウダー。
  2. 【請求項2】 上記クリーミングパウダーは、植物性で
    あることを特徴とする請求項1に記載の改良クリーミン
    グパウダー。
  3. 【請求項3】 上記クリーミングパウダーは、動物性で
    あることを特徴とする改良クリーミングパウダー。
  4. 【請求項4】 上記乳清ミネラルの添加量は1〜30重
    量%であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれ
    か1項に記載の改良クリーミングパウダー。
  5. 【請求項5】 上記クリーミングパウダーは60〜89
    重量%であり、残部は甘味料などの添加物であることを
    特徴とする請求項4に記載の改良クリーミングパウダ
    ー。
  6. 【請求項6】 カップ式飲料自動販売機に収納されたカ
    ップに、請求項2、4および5のいずれか1項に記載の
    改良クリーミングパウダー、飲料原料、および、前記ク
    リーミングパウダー、前記飲料原料が溶かされる飲用液
    体を供給して生成することを特徴とするカップ式飲料自
    動販売機用飲料。
  7. 【請求項7】 カップ式飲料自動販売機に収納されたカ
    ップに、請求項2、4および5のいずれか1項に記載の
    改良クリーミングパウダー、および、飲料原料が含有さ
    れた飲料液を供給して生成することを特徴とするカップ
    式飲料自動販売機用飲料。
  8. 【請求項8】 カップ式飲料自動販売機に収納されたカ
    ップに、請求項2、4および5のいずれか1項に記載の
    改良クリーミングパウダーを供給し、このクリーミング
    パウダーを攪拌して泡立て、しかる後、飲料原料が含有
    された飲料液を供給して生成することを特徴とするカッ
    プ式飲料自動販売機用飲料。
  9. 【請求項9】 カップ式飲料自動販売機に収納されたカ
    ップに、請求項2、4および5のいずれか1項に記載の
    改良クリーミングパウダーを供給し、さらに、飲料原料
    が含有された飲料液を供給し、しかる後、攪拌すること
    を特徴とするカップ式飲料自動販売機用飲料。
JP2001224820A 2001-07-25 2001-07-25 改良クリーミングパウダー、カップ式飲料自動販売機用飲料 Pending JP2003033135A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001224820A JP2003033135A (ja) 2001-07-25 2001-07-25 改良クリーミングパウダー、カップ式飲料自動販売機用飲料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001224820A JP2003033135A (ja) 2001-07-25 2001-07-25 改良クリーミングパウダー、カップ式飲料自動販売機用飲料

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003033135A true JP2003033135A (ja) 2003-02-04

Family

ID=19057915

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001224820A Pending JP2003033135A (ja) 2001-07-25 2001-07-25 改良クリーミングパウダー、カップ式飲料自動販売機用飲料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003033135A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7867520B2 (en) * 2006-06-21 2011-01-11 Adeka Corporation Flavor improving agent
JP2013051885A (ja) * 2011-08-31 2013-03-21 Morinaga Milk Ind Co Ltd ホワイトナーおよびその製造方法
WO2017100885A1 (pt) * 2015-12-16 2017-06-22 Duas Rodas Industrial Ltda Processo e máquina para venda de bebidas a base de protína, destinada a atletas, e formulação de bebida em pó para uso nesta mãquina

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7867520B2 (en) * 2006-06-21 2011-01-11 Adeka Corporation Flavor improving agent
JP2013051885A (ja) * 2011-08-31 2013-03-21 Morinaga Milk Ind Co Ltd ホワイトナーおよびその製造方法
WO2017100885A1 (pt) * 2015-12-16 2017-06-22 Duas Rodas Industrial Ltda Processo e máquina para venda de bebidas a base de protína, destinada a atletas, e formulação de bebida em pó para uso nesta mãquina

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2781165B1 (en) A beverage composition
US20090162489A1 (en) Effervescent tablet for use as an additive in hot coffee or hot water and method of making same
RU2673602C2 (ru) Способ приготовления напитков на основе молока
JP2009512477A (ja) 水溶性製品から飲料を調製する方法及び装置
JP6397616B2 (ja) カフェラテ風味を再現するミルク入りコーヒー
CN101731343A (zh) 含碳酸气起泡液态乳制品及其生产方法
EP1472931B1 (en) Acid whey texture system
GB2487393A (en) Kit, method and apparatus for preparing a chocolate beverage
JP3620841B2 (ja) コーヒー飲料の製造方法
CN106413410A (zh) 包装乳饮料
CN101664062A (zh) 乳清蛋白质的含量降低的乳组合物及含乳饮料
JP2003033135A (ja) 改良クリーミングパウダー、カップ式飲料自動販売機用飲料
CN104797145A (zh) 泡沫饮料组合物及其制备方法
EP3086652B1 (en) Method of manufacturing an improved beverage
JP6840641B2 (ja) フォームドミルクの官能特性を評価する方法
CN1250099C (zh) 新型咖啡提取物及按需要提供新鲜煮泡的咖啡定制品种和浓度的方法
US20230000286A1 (en) Plant-based milk maker and blender, especially for home use
JP3971862B2 (ja) 起泡性飲料
JP3897269B2 (ja) 起泡性飲料の製造方法
JP3265213B2 (ja) 飲料製造装置
JP7682877B2 (ja) 植物性ミルク
JP4282890B2 (ja) コーヒー含有凍結物およびその製造方法
US12232514B2 (en) Infusing edible oil into a beverage
JP2004152313A (ja) カップ式飲料自動販売機用ホイップクリームの生成方法、コーヒーの生成方法
JPH1156244A (ja) 起泡性コーヒー飲料の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040607

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060207

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060404

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060425