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JP2003025729A - 透明感熱記録体 - Google Patents

透明感熱記録体

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Publication number
JP2003025729A
JP2003025729A JP2001218985A JP2001218985A JP2003025729A JP 2003025729 A JP2003025729 A JP 2003025729A JP 2001218985 A JP2001218985 A JP 2001218985A JP 2001218985 A JP2001218985 A JP 2001218985A JP 2003025729 A JP2003025729 A JP 2003025729A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
meth
acrylate
color
recording medium
compound
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001218985A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroaki Tsugawa
洋晶 津川
Mitsuyo Saito
光代 西頭
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Kayaku Co Ltd
Original Assignee
Nippon Kayaku Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Kayaku Co Ltd filed Critical Nippon Kayaku Co Ltd
Priority to JP2001218985A priority Critical patent/JP2003025729A/ja
Publication of JP2003025729A publication Critical patent/JP2003025729A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】印字時のヘッドマッチング性、発色濃度及び保
存性に優れた透明感熱記録体の開発。 【解決手段】透明な支持体上に無色又は淡色の発色性化
合物と該発色性化合物を熱時発色せしめる顕色性化合物
を含有する感熱発色層を設け、その上に放射線硬化型の
保護層を形成した感熱記録体において、該感熱発色層中
にp−アセトトルイジドを含有し、ヘイズ値が60%以
下であることを特徴とする透明感熱記録体。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は感熱記録体に関す
る。更に詳しくは透明性を有し、印字時のヘッドマッチ
ング性、発色濃度及び保存性に優れた透明感熱記録体に
関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、無色又は淡色の発色性化合物と有
機又は無機の顕色性化合物を熱により反応させて記録画
像を得る感熱記録体は比較的安価で、装置がコンパクト
で且つメンテナンスフリーであるため、ファクシミリや
プリンターの分野で近年急速に普及し、POSラベル、
オーバーヘッドプロジェクター(OHP)、設計図等の
第2原図、カード類等、感熱記録体(感熱記録材料)に
対するニーズも拡大している。感熱記録方式のOHPシ
ートに代表される透明感熱記録媒体は、そのほかにスケ
ルトン包装及び容器用の貼付ラベル、感熱カラーテープ
(従来のカラーフィルム又はテープ上に透明感熱記録層
を設けることによりカラーベースでの表示機能を付
与))等に用途展開が高まっている。透明感熱記録材料
(透明感熱記録体)については、特開昭63−2656
82号、特開平1−99783号、特開平7−7616
8号、特開平11−58975号等で提案され、用途と
してOHP(オーバーヘッドプロジェクター)用、ジア
ゾコピーの第二原図用、CAD用、銀塩フィルムの代用
等の具体例が挙げられて透明性、ヘッドマッチング等の
品質が検討されている。 【0003】しかし、食品用途をはじめとする各種ラベ
ルは取り扱う環境において、周知の如く水、油脂類等に
よる濡れ及びラップフィルムに含まれる可塑剤の接触が
あり、そのため記録分の脱落や消色を起こし、上記公報
等であかされている技術では各種ラベル用の透明感熱材
料としては不十分であり、未だその実用例を見ない。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は前記、
従来技術の欠点を解決することにある。即ち、印字時の
ヘッドマッチング性、発色濃度及び画像保存性に優れた
透明感熱記録体を提供することである。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明者は、前記したよ
うな問題点を解決すべく鋭意研究した結果、本発明を完
成させた。即ち本発明は、(1)透明な支持体上に無色
又は淡色の発色性化合物と該発色性化合物を熱時発色せ
しめる顕色性化合物を含有する感熱発色層を設け、その
上に放射線硬化型の保護層を形成した感熱記録体におい
て、該感熱発色層中にp−アセトトルイジドを含有し、
ヘイズ値が60%以下であることを特徴とする透明感熱
記録体、に関する。 【発明の実施の形態】 【0006】本発明を詳細に説明する。本発明の感熱記
録体は透明支持体上にp−アセトトルイジドを含有する
透明感熱発色層、放射線硬化型の保護層が形成されたも
のである。 【0007】本発明において使用される透明支持体とし
ては、ポリエステル系フィルム、ポリカーボネート系フ
ィルム、ポリオレフイン系フィルム、ポリスチレン系フ
ィルム、ポリアミド系フィルム等が挙げられる。そのそ
の厚みとしては20〜200μm程度、ヘイズ値として
は50%以下、好ましくは10%以下がよい。又、感熱
記録層との密着性を高めるために透明支持体表面にアン
カーコート層を設けたり、コロナ放電処理することもで
きる。 【0008】感熱発色層に使用する発色性化合物として
は、一般に感圧記録紙や感熱記録紙に用いられているも
のであればよく、特に制限されない。その具体例として
は、例えばフルオラン系化合物、トリアリールメタン系
化合物、スピロ系化合物 、ジフェニルメタン系化合
物、チアジン系化合物、ラクタム系化合物、フルオレン
系化合物等が挙げられる。 【0009】フルオラン系化合物としては、例えば3−
ジエチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラ
ン、3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフ
ルオラン、3−(N−メチル−N−シクロヘキシルアミ
ノ)−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−(N
−エチル−N−イソペンチルアミノ)−6−メチル−7
−アニリノフルオラン、3−イソブチルエチルアミノ−
6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−[N−エチ
ル−N−(3−エトキシプロピル)アミノ]−6−メチ
ル−7−アニリノフルオラン、3−(N−エチル−N−
ヘキシルアミノ)−6−メチル−7−アニリノフルオラ
ン、3−ジペンチルアミノ−6−メチル−7−アニリノ
フルオラン、3−(N−メチル−N−プロピルアミノ)
−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−(N−エ
チル−N−テトラヒドロフリルアミノ)−6−メチル−
7−アニリノフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メ
チル−7−(p−クロロアニリノ)フルオラン、3−ジ
エチルアミノ−6−メチル−7−(p−フルオロアニリ
ノ)フルオラン、3−(p−トルイジノエチルアミノ)
−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジエチル
アミノ−6−メチル−7−(p−トルイジノ)フルオラ
ン、3−ジエチルアミノ−7−(o−クロロアニリノ)
フルオラン、3−ジブチルアミノ−7−(o−クロロア
ニリノ)フルオラン、3−ジエチルアミノ−7−(o−
フルオロアニリノ)フルオラン、3−ジブチルアミノ−
7−(o−フルオロアニリノ)フルオラン、3−ジエチ
ルアミノ−7−(3,4−ジクロロアニリノ)フルオラ
ン、3−ピロリジノ−6−メチル−7−アニリノフルオ
ラン、3−ジエチルアミノ−6−クロロ−7−エトキシ
エチルアミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−ク
ロロ−7−アニリノフルオラン、3−ジエチルアミノ−
7−クロロフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−クロ
ロ−7−メチルフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−
メチルフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−オクチル
アミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−フェニル
フルオラン、3−(p−トルイジノエチルアミノ)−6
−メチル−7−フェネチルフルオラン等が挙げられる。 【0010】トリアリールメタン系化合物としては、例
えば3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6
−ジメチルアミノフタリド(別名:クリスタルバイオレ
ットラクトン又はCVL)、3,3−ビス(p−ジメチ
ルアミノフェニル)フタリド、3−(p−ジメチルアミ
ノフェニル)−3−(1,2−ジメチルアミノインドー
ル−3−イル)フタリド、3−(p−ジメチルアミノフ
ェニル)−3−(2−メチルインドール−3−イル)フ
タリド、3−(p−ジメチルアミノフェニル)−3−
(2−フェニルインドール−3−イル)フタリド、3,
3−ビス(1,2−ジメチルインドール−3−イル)−
5−ジメチルアミノフタリド、3,3−ビス(1,2−
ジメチルインドール−3−イル)−6−ジメチルアミノ
フタリド、3,3−ビス(9−エチルカルバゾール−3
−イル)−5−ジメチルアミノフタリド、3,3−(2
−フェニルインドール−3−イル)−5−ジメチルアミ
ノフタリド、3−p−ジメチルアミノフェニル−3−
(1−メチルピロール−2−イル)−6−ジメチルアミ
ノフタリド等が挙げられる。 【0011】更にスピロ系化合物としては、例えば3−
メチルスピロジナフトピラン、3−エチルスピロジナフ
トピラン、3,3’−ジクロロスピロジナフトピラン、
3−ベンジルスピロジナフトピラン、3−プロピルスピ
ロベンゾピラン、3−メチルナフト−(3−メトキシベ
ンゾ)スピロピラン、1,3,3−トリメチル−6−ニ
トロ−8’−メトキシスピロ(インドリン−2,2’−
ベンゾピラン)等が、ジフェニルメタン系化合物として
は、例えばN−ハロフェニル−ロイコオーラミン、4,
4−ビス−ジメチルアミノフェニルベンズヒドリルベン
ジルエーテル、N−2,4,5−トリクロロフェニルロ
イコオーラミン等が、チアジン系化合物としては、例え
ばベンゾイルロイコメチレンブルー、p−ニトロベンゾ
イルロイコメチレンブルー等が、ラクタム系化合物とし
ては、例えばローダミンBアニリノラクタム、ローダミ
ンB−p−クロロアニリノラクタム等が、フルオレン系
化合物としては、例えば3,6−ビス(ジメチルアミ
ノ)フルオレンスピロ(9,3’)−6’−ジメチルア
ミノフタリド、3,6−ビス(ジメチルアミノ)フルオ
レンスピロ(9,3’)−6’−ピロリジノフタリド、
3−ジメチルアミノ−6−ジエチルアミノフルオレンス
ピロ(9,3’)−6’−ピロリジノフタリド等が挙げ
られる。これらの発色性化合物は単独もしくは混合して
用いられる。 【0012】感熱発色層に使用する顕色性化合物も一般
に感圧記録紙や感熱記録紙に用いられているものであれ
ばよく、特に制限されない。用いうる顕色性化合物の具
体例としては、例えばα−ナフトール、β−ナフトー
ル、p−オクチルフェノール、4−t−オクチルフェノ
ール、p−t−ブチルフェノール、p−フェニルフェノ
ール、1,1−ビス(p−ヒドロキシフェニル)プロパ
ン、2,2−ビス(p−ヒドロキシフェニル)プロパン
(別名:ビスフェノールA又はBPA)、2,2−ビス
(p−ヒドロキシフェニル)ブタン、1,1−ビス(p
−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、4,4’−チ
オビスフェノール、4,4’−シクロヘキシリデンジフ
ェノール、2,2’−(2,5−ジブロム−4−ヒドロ
キシフェニル)プロパン、4,4−イソプロピリデンビ
ス(2−t−ブチルフェノール)、2,2’−メチレン
ビス(4−クロロェノール)、4,4’−ジヒドロキシ
ジフェニルスルホン、2,4’−ジヒドロキシジフェニ
ルスルホン、ビス(3−アリル−4−ヒドロキシフェニ
ル)スルホン、4−ヒドロキシ−4’−メトキシジフェ
ニルスルホン、4−ヒドロキシ−4’−エトキシジフェ
ニルスルホン、4−ヒドロキシ−4’−イソプロポキシ
ジフェニルスルホン、4−ヒドロキシ−4’−ブトキシ
ジフェニルスルホン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)
酢酸メチル、ビス(4−ヒドロキシフェニル)酢酸ブチ
ル、ビス(4−ヒドロキシフェニル)酢酸ベンジル、
2,4−ジヒドロキシ−2’−メトキシベンズアニリド
等のフェノール性化合物、p−ヒドロキシ安息香酸ベン
ジル、p−ヒドロキシ安息香酸エチル、4−ヒドロキシ
フタル酸ジベンジル、4−ヒドロキシフタル酸ジメチ
ル、5−ヒドロキシイソフタル酸エチル、3,5−ジ−
t−ブチルサリチル酸、3,5−ジ−α−メチルベンジ
ルサリチル酸等の芳香族カルボン酸誘導体、芳香族カル
ボン酸又はその金属塩等が挙げられる。 【0013】本発明においては感熱発色層に、更に必要
に応じて、結合剤、充填剤(フィラー)、熱可融性化合
物なども用いることができる。 【0014】本発明において用いうる結合剤の具体例と
しては、例えばメチルセルロース、メトキシセルロー
ス、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセ
ルロース、ナトリウムカルボキシメチルセルロース、セ
ルロース、ポリビニルアルコール(PVA)、カルボキ
シル基変性ポリビニルアルコール、スルホン酸基変性ポ
リビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリアク
リルアミド、ポリアクリル酸、デンプン及びその誘導
体、カゼイン、ゼラチン、水溶性イソプレンゴム、スチ
レン/無水マレイン酸共重合体のアルカリ塩、イソ(又
はジイソ)ブチレン/無水マレイン酸共重合体塩等の水
溶性のもの或は、スチレン/ブタジエン(SB)共重合
体、カルボキシル化スチレン/ブタジエン(SB)共重
合体、スチレン/ブタジエン/アクリル酸系共重合体、
ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル/酢酸ビ
ニル共重合体、ポリスチレン、アクリル樹脂、アクリル
/スチレン樹脂、ポリアクリル酸エステル、ポリエステ
ル、ポリカーボネート、ポリウレタン、ポリブチラー
ル、エポキシ樹脂、フラン樹脂、ビニルトルエン樹脂、
ロジンエステル樹脂、コロイダルシリカとアクリル共重
合体の複合体粒子等の疎水性高分子化合物又はそれらの
エマルジョン等が挙げられる。 【0015】本発明において用いうる充填剤(フィラ
ー)の例としては、例えば水酸化アルミニウム、水酸化
マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、酸
化マグネシウム、酸化アルミニウム、二酸化珪素、二酸
化チタン、タルク、クレイ、カオリン、コロイダルシリ
カ、硫酸バリウム金属粉末等の無機フィラーやこれらの
無機フィラーを表面処理したフィラー、スチレンマイク
ロボール、ポリスチレン樹脂ビーズ、アクリル系樹脂ビ
ーズ、ウレタン樹脂ビーズ、ポリカーボネート樹脂ビー
ズ、ポリオレフィン樹脂、ベンゾグアナミン−ホルマリ
ン縮合物の樹脂粉末、ベンゾグアナミン−メラミン−ホ
ルマリン縮合物の樹脂粉末、尿素−ホルマリン縮合物の
樹脂粉末、エポキシ樹脂パウダー、ポリエチレンパウダ
ー、テトラブロモビスフェノールA、デカブロモジフェ
ニルオキサイド、トリクレジルホスフェート、トリエチ
ルホスフェート、芳香族ポリエステル等の有機フィラー
等があげられる。 【0016】本発明において用いうる熱可融性化合物の
例としては、例えば動植物性ワックス、合成ワックスな
どのワックス類や高級脂肪酸、高級脂肪酸アミド、高級
脂肪酸アニリド、ナフタレン誘導体、芳香族エーテル、
芳香族カルボン酸誘導体、芳香族スルホン酸エステル誘
導体、炭酸又はシュウ酸ジエステル誘導体、ビフェニル
誘導体、ターフェニル誘導体等、常温で固体であり約7
0℃以上の融点を有するものをあげることができる。こ
れらは、通常発色感度を高める増感剤として作用する。 【0017】上記においてワックス類としては、例えば
木ろう、カルナウバろう、シェラック、パラフィン、モ
ンタンろう、酸化パラフィン、ポリエチレンワックス、
酸化ポリエチレン等が、高級脂肪酸としては、例えばス
テアリン酸、ベヘン酸等が、高級脂肪酸アミドとして
は、例えばステアリン酸アミド、オレイン酸アミド、N
−メチルステアリン酸アミド、エルカ酸アミド、メチロ
ールベヘン酸アミド、メチロールステアリン酸アミド、
メチレンビスステアリン酸アミド、エチレンビスステア
リン酸アミド等が、高級脂肪酸アニリドとしては、例え
ばステアリン酸アニリド、リノール酸アニリド等が、ナ
フタレン誘導体としては、例えば1−ベンジルオキシナ
フタレン、2−ベンジルオキシナフタレン、1−ヒドロ
キシナフトエ酸フェニルエステル等が、芳香族エーテル
としては、例えば1,2−ジフェノキシエタン、1,4
−ジフェノキシエタン、1,2−ビス(3−メチルフェ
ノキシ)エタン、1,2−ビス(4−メトキシフェノキ
シ)エタン、1,2−ビス(3,4−ジメチルフェニ
ル)エタン、1−フェノキシ−2−(4−クロロフェノ
キシ)エタン、1−フェノキシ−2−(4−メトキシフ
ェノキシ)エタン等が、芳香族カルボン酸誘導体として
は、例えばp−ヒドロキシ安息香酸ベンジルエステル、
p−ベンジルオキシ安息香酸ベンジルエステル、テレフ
タル酸ジベンジルエステル等が、芳香族スルホン酸エス
テル誘導体としては、例えばp−トルエンスルホン酸フ
ェニルエステル、フェニルメシチレンスルホナート、4
−メチルフェニルメシチレンスルホナート等が、炭酸又
はシュウ酸ジエステル誘導体としては、例えば炭酸ジフ
ェニル、シュウ酸ジベンジルエステル、シュウ酸ジ(4
−メチルベンジル)エステル、シュウ酸ジ(4−クロロ
ベンジル)エステル等が、ビフェニル誘導体としては、
例えばp−ベンジルビフェニル、p−アリルオキシビフ
ェニル等が、ターフェニル誘導体としては、例えばm−
ターフェニル等が、各々例示される。 【0018】その他四フッ化樹脂、ステアリン酸変性シ
リコーンオイル、アスパラギン酸エステル誘導体、フェ
イメックスA−1212(味の素社製)、ポリエチレン
ワックス、カルナバワックス等や、ステアリン酸亜鉛、
ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸アルミニウ
ム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸アマイド、
ポリオキシエチレンステアリン酸アミド、ポリオキシエ
チレンソルビットステアリン酸エステルなどの直鎖でC
16〜C18の長鎖アルキル基を有する化合物等の各種
滑剤、界面活性剤、消泡剤、紫外線吸収剤等が必要に応
じて加えられる。 【0019】本発明における感熱発色層を形成するに当
たっては、発色性化合物は通常1〜50重量%、好まし
くは5〜30重量%、顕色性化合物は通常1〜80重量
%、好ましくは5〜40重量%、p−アセトトルイジド
は通常0.5〜80重量%、好ましくは5〜40重量
%、結合剤は通常1〜90重量%、充填剤及び熱可融性
化合物は通常各々0〜80重量%使用され、必要に応じ
て、その他滑剤、界面活性剤、消泡剤、紫外線吸収剤等
が各々任意の割合で、例えば通常各々0〜30%重量使
用することができる(重量%は感熱発色層中に占める各
成分)。更に好ましい態様としては、上記のような組成
のうちで、各々の使用量が重量比で発色性化合物1に対
して顕色性化合物は通常1〜20倍、好ましくは1〜5
倍、p−アセトトルイジドは通常0.5〜20倍、好ま
しくは1〜8倍が適当である。 【0020】本発明の透明性を得るための感熱発色層の
必須成分である発色性化合物、顕色性化合物の粒子径は
各々平均粒度1μm以下、好ましくは0.8μm以下の
ものが用いられる。又、本発明の感熱記録体の透明性
(ヘイズ値)は前記した透明感熱記録体用途の中、感熱
カラーテープ又はカラーラベルの場合は70%前後でも
透明機能は得られるがOHP及びスケルトン容器/包装
用ラベルでは好ましくは60%以下、より好ましくは3
0%以下のヘイズ値が示される。 【0021】前記材料を用いて例えば次のような方法に
よって本発明における感熱発色層が調製される。即ち、
常法によりまず発色性化合物、顕色性化合物、P−アセ
トトルイジドをそれぞれ別々に結合剤あるいは、必要に
応じてその他の添加物と共にボールミル、アトライタ
ー、サンドミルなどの分散機にて各々が平均粒度0.8
μmになるよう粉砕、分散した後(粉砕、分散を湿式で
行うときは通常水を媒体として用いる)、混合して感熱
発色層塗布液を調製し、透明フィルム上に通常、乾燥時
の重量で1〜20g/m2 になるようにバーコーター、
ブレードコーター等により塗布(発色性化合物と顕色性
化合物の比は、通常乾燥重量比で2:1〜1:10であ
る)、乾燥して感熱発色層を有した支持体を得る。又、
必要に応じて感熱発色層と保護層の間に中間層を設けて
もよい。中間層は例えば前記したような結合剤あるいは
必要に応じてその他の添加物と共に感熱発色層塗布液調
製におけるのと同様に粉砕、分散して中間層塗布液とし
た後、乾燥時の重量で通常0.1〜10g/m 程度
となるように塗布、乾燥することにより設けられる。 【0022】本発明の感熱記録体では、このようにして
形成された感熱発色層(及び中間層)上に放射線硬化型
の保護層を設ける。本発明の放射線硬化型の保護層は、
通常単官能や多官能のモノマー、オリゴマー及び非イオ
ン界面活性剤を主要な成分とし、更に必要に応じて前記
したフィラー、滑剤、消泡剤、紫外線吸収剤、更にポリ
マー、レベリング剤、ラジカル反応性シリコーンマクロ
マー、酸化防止剤、重合禁止剤、帯電防止剤、蛍光染料
などの添加剤を含有する。また、紫外線で硬化する場合
は光重合開始剤と、必要に応じて光重合促進剤を含有す
る。 【0023】本発明における放射線硬化型の保護層を形
成するあたっては単官能や多官能のモノマー、オリゴマ
ーが通常20〜90重量%、好ましくは40〜70重量
%、非イオン界面活性剤が通常1〜50重量%、好まし
くは5〜30重量%、更に必要に応じてフィラーや滑剤
等が通常0〜50重量%、その他消泡剤、紫外線吸収剤
等が各々任意の割合で、例えば通常各々0〜30重量%
使用される。紫外線硬化させる場合は重合開始剤および
促進剤を通常各々0.1〜15重量%含有させ放射線硬
化型樹脂組成物を調製し、通常の放射線を照射し硬化さ
せればよい。 【0024】本発明で用いる放射線硬化型樹脂組成物に
使用しうる単官能モノマーの例としては、例えばスチレ
ン、酢酸ビニル、N−ビニルピロリドンなどのビニルモ
ノマー、エポキシ(メタ)アクリレート、飽和ポリエス
テル/スチレン、ポリエチレン(メタ)アクリレート、
ポリエーテル(メタ)アクリレート、シリコン(メタ)
アクリレート、ポリブタジエン(メタ)アクリレート、
ポリエン/チオール、ポリスチリルエチル(メタ)アク
リレート、ポリアミド(メタ)アクリレートなどのオリ
ゴマー、スチレン、酢酸ビニル、N−ビニルピロリドン
などのビニルモノマー、N,N−ジメチルアミノメチル
(メタ)アクリレート、N,N−ジメチルアミノエチル
(メタ)アクリレート、N,N−ジエチルアミノエチル
(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、
2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒド
ロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキ
シル(メタ)アクリレート、ヒドロキシブチル(メタ)
アクリレート、n−ヘキシルアクリレート、シクロヘキ
シルアクリレート、n−デシルアクリレート、イソボル
ニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンタニルオキシ
エチル(メタ)アクリレート、フェノキシエチル(メ
タ)アクリレート、フェノキシポリエチレングリコール
(メタ)アクリレート、ノニルフェノキシエチル(メ
タ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、フ
ェニルグリシジルエーテル(メタ)アクリレート、アク
リロイルモルホリンなどがあげられる。 【0025】同じく多官能モノマーの例としては、例え
ばエチレングリコールジアクリレート、ポリエチレング
リコールジアクリレート、ポリプロピレングリコールジ
アクリレート、ネオペンチルグリコールジアクリレー
ト、トリプロピレングリコールジアクリレート、ビスフ
ェノールAのアルキレンオキシド付加物のジ(メタ)ア
クリレート、テトラエチレングリコールジアクリレー
ト、ヒドロキシピバリン酸ネオペンチルグリコールジア
クリレート、1,4−ブタンジオールジ(メタ)アクリ
レート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレ
ート、1,12−ドデカンジオールジ(メタ)アクリレ
ート、1,14−テトラデカンジオールジ(メタ)アク
リレート、1,16−ヘキサデカンジオールジ(メタ)
アクリレート、1,20−エイコサンジオールジ(メ
タ)アクリレート、イソペンチルジオールジ(メタ)ア
クリレート、3−エチル−1,8−オクタンジオールジ
(メタ)アクリレートなどの2官能モノマーや、トリメ
チロールプロパントリ(メタ)アクリレート、トリメチ
ロールオクタントリ(メタ)アクリレート、トリメチロ
ールプロパンポリエトキシトリ(メタ)アクリレート、
トリメチロールプロパンポリプロポキシトリ(メタ)ア
クリレート、トリメチロールプロパンポリエトキシポリ
プロポキシトリ(メタ)アクリレート、トリス[(メ
タ)アクロイルオキシエチル]イソシアヌレート、ペン
タエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエ
リスリトールポリエトキシテトラ(メタ)アクリレー
ト、ペンタエリスリトールポリプロポキシテトラ(メ
タ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メ
タ)アクリレート、ジトリメチロールプロパンテトラ
(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールテトラ
(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ
(メタ)アクリレート、ジペンタエリトリトールヘキサ
(メタ)アクリレート、カプロラクトン変性トリス
[(メタ)アクリロイルオキシエチル]イソシアヌレー
トなどの3官能以上のモノマーが挙げられる。 【0026】更にオリゴマーの例としては、例えばエポ
キシ(メタ)アクリレート、ウレタン(メタ)アクリレ
ート、飽和ポリエステル/スチレン、ポリエチレン(メ
タ)アクリレート、ポリエーテル(メタ)アクリレー
ト、シリコン(メタ)アクリレート、ポリブタジエン
(メタ)アクリレート、ポリエン/チオール、ポリスチ
リルエチル(メタ)アクリレート、ポリアミド(メタ)
アクリレートなどが挙げられる。 【0027】本発明で用いる放射線硬化型樹脂組成物に
使用される非イオン界面活性剤は例えばエチレンオキシ
ド基を分子内に有し、そのHLB値が通常10以上、好
ましくは14以上の特性値のものが使用される。非イオ
ン界面活性剤の組成比としては、その分子中にエチレン
オキシド基が通常50重量%以上、好ましくは70重量
%以上含有されるもので、化合物としては、例えばポリ
オキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリオキシエ
チレンオクチルフエニルエーテル、ポリオキシエチレン
2−エチルヘキシルエーテル、ポリオキシエチレンラウ
リルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、
ポリオキシエチレントリデシルエーテル、ポリオキシエ
チレンヒマシ油エーテル、ポリエキシエチレンステアリ
ルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン
ブロック共重合体、ポリオキシエチレンソルビタンラウ
レート、ポリオキシエチレンソルビタンステアレート、
ポリオキシエチレンソルビタンオレエート、ポリオキシ
エチレンアリルエーテル、ポリオキシエチレンアルキル
アリルエーテル、ポリオキシエチレン多環フェニルエー
テル、ポリオキシアルキレン多環フェニルエーテル等が
挙げられる。 【0028】本発明で使用する放射線硬化型樹脂組成物
には、電子線で硬化させる場合はなくてもよいが、紫外
線で硬化させる場合は光重合開始剤を、又必要に応じ、
光重合促進剤を使用する。光重合開始剤としては、例え
ばアセトフェノン、ベンゾフェノン、ベンゾインエーテ
ル、クロロアセトフェノン、ジエトキシアセトフェノ
ン、ヒドロキシアセトフェノン、α−アミノアセトフェ
ノン、ベンジルメチルケタール、チオキサントン、α−
アシルオキシムエステル、アシルホスフィンオキサイ
ド、グリオキシエステル、3−ケトクマリン、2−エチ
ルアンスラキノン、カンファーキノン、ベンジルなどが
挙げられる。光重合促進剤としてN−メチルジエタノー
ルアミン、トリエタノールアミン、ジエタノールアミ
ン、P−ジメチルアミノ安息香酸イソアミルエステル、
N,N−ジエチル−P−アミノベンゾニトリル等のアミ
ン系化合物や、トリ−n−ブチルホスフィン等のリン化
合物、ヘキサクロロエタン等の塩素化合物、ミヒラーケ
トンなどを、単独あるいは2種以上組み合わせて使用す
ることもできる。 【0029】また、本発明で使用する放射線硬化型樹脂
組成物には、必要に応じて流動パラフィン、パラフィン
ワックス、ポリエチレンワックス、合成ワックス、植物
油、動物油、ソルビタンエステル、ポリオキシエチレン
ソルビット脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エス
テルを添加することができる。また、アクリル共重合
体、シリコーンオイル、アルキル基、アミノ基、エポキ
シ基、フッ素基、カルボキシル基、水酸基、メルカプト
基等で変性したシリコーンオイル、フッ素系界面活性
剤、ポリマー、レベリング剤、ラジカル反応性シリコー
ンマクロマー、消泡剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、重
合禁止剤、帯電防止剤、蛍光染料等を添加することがで
きる。 【0030】本発明で使用する放射線硬化型樹脂組成物
は上記の各成分を均一に混合することにより得ることが
でき、使用に際し必要に応じて有機溶剤で希釈したりエ
マルジョン形態にすることができる。このようにして得
られた放射線硬化型樹脂組成物は従来のロールコータ
ー、バーコーター、グラビアコーター、フレキソコータ
ー、スクリーン印刷機などによりそれ自体公知の方法で
感熱発色層上に塗布し、溶剤などで希釈する場合は塗
布、乾燥後、紫外線又は電子線を照射して塗膜を硬化さ
せる。保護層の塗布量は特に限定されるものではない
が、好ましくは0.1〜20g/m 、より好ましく
は1〜10g/m の範囲で塗工するのがよい。放射
線の照射装置としては、例えば100〜500eVのエ
ネルギーを有する電子線加速装置や、光源としてキセノ
ンランプ、高圧水銀灯、メタルハライドランプを有する
紫外線照射装置があげられる。使用する装置によって光
量、光源の配置などが決定されるが、高圧水銀灯を用い
る場合、80〜120W/cmの光量を有したランプに
より、搬送速度20〜60m/分、1〜4回照射して硬
化させるのが好ましい。 【0031】透明な支持体上に無色又は淡色の発色性化
合物と該発色性化合物を熱時発色せしめる顕色性化合物
を含有する感熱発色層を設け、その上に放射線硬化型の
保護層を形成した感熱記録体において、該感熱発色中に
p−アセトトルイジドを含有し、ヘイズ値が60%以下
である本発明の透明感熱記録体は、従来公知のものに比
べて印字時のヘッドマッチング性、発色濃度及び保存性
等に優れている。 【実施例】本発明を実施例によりさらに具体的に説明す
るが、本発明がこれらに限定されるものではない。実施
例中「部」は重量部、「%」は重量%を示す。 【0032】実施例1 (感熱記録層の形成)下記組成の混合物をサンドグライ
ンダーを用いて平均粒径が0.8μmになるように粉
砕、分散化してそれぞれ[A]液、[B]液、[C]液
を調製した。 [A]液:3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン 25部 25%PVA水溶液 20部 水 55部 [B]液:ビス(3−アリル−4ヒドロキシフェニル)スルホン 25部 25%PVA水溶液 20部 水 55部 [C]液:p−アセトトルイジド 25部 25%PVA水溶液 20部 水 55部 【0033】次いで各調製液を下記の割合で混合して感
熱発色層塗布液を調製し、透明ポリエステルフィルム
(厚さ50μm、ヘイズ値0.6%)上に乾燥時の重量
が7g/m となるように塗布、乾燥して感熱発色層
を得た。 [A]液 8部 [B]液 24部 [C]液 24部 50%カルボキシル化スチレン・ブタジエン共重合体ラテックス 12部 【0034】(保護層の形成)次に前記感熱発色層上に
下記の組成割合からなる保護層塗布液「放射線硬化型樹
脂組成物を含有する液)を乾燥時の塗布量が4g/m
となる様に塗布し、80W/cmの高圧水銀灯を有す
る紫外線照射装置(GS ASE−20;日本電池社
製)によりコンベアー速度40m/分で2回照射させる
ことにより硬化させて、本発明の感熱記録体を得た。 ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート 35部 EO変性ビスフェノールAジアクリレート 6部 1,4−ブタンジオールジアクリレート 12部 ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル(エチレンオキシド 基含有率=94重量%、HLB=18.8) 7部 炭酸カルシウム(平均粒子径0.5μm以下) 7部 光重合開始剤(イルガキュアー184;チバガイギー社) 7部 水 74部 【0035】実施例2 実施例1のポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル
の代わりにポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブ
ロック共重合体(分子量=3,250、エチレンオキシ
ド含有率=80重量%、HLB=16)を使用して、実
施例1と同様にして本発明の感熱記録体を得た。 【0036】実施例3 実施例1のポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル
の代わりにポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブ
ロック共重合体(分子量=2,250、エチレンオキシ
ド含有率=50重量%、HLB=10)を使用して、実
施例1と同様にして本発明の感熱記録体を得た。 【0037】実施例4 実施例1の感熱発色層形成に使用したビス(3−アリル
−4−ヒドロキシフェニル)スルホンの代わり4−ヒド
ロキシ−4’−イソプロポキシジフェニルスルホン)を
使用して、実施例1と同様にして本発明の感熱記録体を
得た。 【0038】実施例5 実施例1の感熱発色層形成に使用した3−ジブチルアミ
ノ−6−メチル−7−アニリノフルオランの代わりに3
−(N−エチル−N−イソペンチルアミノ)−6−メチ
ル−7−アニリノフルオランを使用して、実施例1と同
様にして本発明の感熱記録体を得た。 【0039】比較例1 実施例1のp−アセトトルイジドを除いて、実施例1と
同様にして比較用の感熱記録体を得た。 【0040】比較例2 実施例1のp−アセトトルイジドの代わりに蓚酸ジ(4
−メチルベンジル)を使用して比較用の感熱記録体を得
た。 【0041】以上の様にして得られた本発明及び比較用
の感熱記録体の品質性能を表1に示す。 【0042】 表1 品質性能表 ヘイズ値1)発色濃度2)耐湿性3) 耐水性4) 耐可塑剤性5)印字品質6) 実施例1 24% 2.04 0.16 1.97 2.26 ○ 実施例2 24% 2.03 0.16 1.98 2.25 ○ 実施例3 25% 2.04 0.16 1.99 2.23 ○ 実施例4 23% 2.01 0.14 1.95 2.20 ○ 実施例5 23% 2.07 0.16 2.00 2.28 ○ 比較例1 22% 1.88 0.16 1.79 2.05 ○ 比較例2 64% 1.74 1.11 1.73 2.02 ○ 【0043】1)ヘイズ値(透明性) 透明性の特性値として試料の未印字部をヘーズ−メータ
ーTC−HIIIDPK(東京電色技術センター製)を使
用して測定したヘイズ値(%)。 2)発色濃度 市販のPOSプリンター((株)イシダ製)を使用して
発色させた部分をマクベス反射濃度計RD−914型で
測定した値(反射濃度)。 3)耐湿性 上記プリンターで発色させた試料を60℃、相対湿度9
0%の恒湿器中に24時間放置後の発色部の残存濃度を
マクベス反射濃度計で測定した値。 4)耐水性 上記プリンターで発色させた試料を室温で水道水に24
時間浸漬後の発色部の残存濃度をマクベス反射濃度計で
測定した値。 5)耐可塑剤性 上記プリンターで発色させた試料の両面にPVCラップ
フィルム重ねて0.0294MPa(300g/cm
)の荷重下、40℃、24時間放置後の発色面のマク
ベス反射濃度計で測定した値。 6)印字品質(ヘッドマッチング) 上記プリンターを使用して試料を発色させた時の発色面
の状態。 ○−−−異常なし。 △−−−キズ僅かあり。 ×−−−キズあり。 【0044】表から明らかなように本発明の感熱記録体
は透明性が高く、ヘッドマッチングが良好で且つ発色濃
度、耐水性、耐湿性及び耐可塑剤性が優れている。 【0045】 【発明の効果】ヘッドマッチング、発色濃度及び保存性
に優れた透明感熱記録体が得られた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】透明な支持体上に無色又は淡色の発色性化
    合物と該発色性化合物を熱時発色せしめる顕色性化合物
    を含有する感熱発色層を設け、その上に放射線硬化型の
    保護層を形成した感熱記録体において、該感熱発色層中
    にp−アセトトルイジドを含有し、ヘイズ値が60%以
    下であることを特徴とする透明感熱記録体。
JP2001218985A 2001-07-19 2001-07-19 透明感熱記録体 Pending JP2003025729A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017019243A (ja) * 2015-07-14 2017-01-26 大阪シーリング印刷株式会社 感熱発色組成物ならびにそれを含む感熱記録体
JP2023052912A (ja) * 2018-11-19 2023-04-12 株式会社リコー 感熱記録媒体、感熱記録液、及び物品

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