JP2003023689A - 可変指向性超音波スピーカシステム - Google Patents
可変指向性超音波スピーカシステムInfo
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Abstract
向させる超音波スピーカにおいて素子の配列を容易にす
ること。 【解決手段】超音波モジュレータは、可聴信号の入力に
基づいて中央周波数fを有する超音波信号を変調する。
多数の遅延線路は、ビームパターンを角度θ0へ指向さ
せるために、変調された超音波信号を遅延させる。スピ
ーカはビームパターンを角度θ0へ指向させて超音波信
号を出力する。超音波スピーカは、中心間の距離dが超
音波の半波長λ/2よりも大きくなるように配置されて
いる。このためビームパターンは、メインローブと少な
くとも1つのグレーティングローブとを有する。メイン
ローブはモードKを有しており、グレーティングローブ
は、メインローブの減衰に対する減衰Gaを有する。
d、f,K,Ga、θ0の値の間には以下の関係があ
る。ここでcは音速である。
Description
ステムに関する。
ては、発生した音波は様々な方向に放射される。スピー
カアレーを用いて、鋭く集中的な音波のビームを形成す
ることは理論上は可能であるが、非常に多くのスピーカ
を用いることとなる。また、スピーカから発生される音
波は、1.74〜17.40mの範囲の値を採る比較的
長い波長を有しているため、また、波の動きの性質によ
り、スピーカアレーは広大なスペースを占めることとな
る。
は、狭い幅のビームを形成することができる。超音波
は、音声信号によってAM変調され、超音波変換器アレ
ーを動作させ、AM変調された超音波ビームを形成する
ために用いられる。AM変調された超音波ビームは、空
気中を伝搬しているときに、空気中の非線型伝搬効果に
より復調され、超音波の周波数帯域以外の周波数の可聴
音のみが残る。パラメトリックアレーは、「音のスポッ
トライト」を作るためにこの現象を用いており、音のス
ポットライト中にいる人にのみ音が聞こえるようにして
いる。
は、回転可能に構成された反射面によって狭い幅の超音
波ビームを反射することを提案している。超音波ビーム
は、反射面を回転させることによって所望の位置へ絞ら
れる。超音波ビームが第2の面へ向かって反射される
と、第2の面において超音波周波数は吸収され可聴音周
波数が反射され、第2の面の方向から可聴音が聞こえ
る。第2の面が映画のスクリーンであれば、反射面を回
転させることによって、スクリーン上を横切る映画のキ
ャラクターに可聴音の聞こえる位置を追随させることが
できる。
2号には、超音波周波数が吸収され可聴音周波数が反射
される曲面を用いることができ、この構成により、反射
された可聴音は特定の視聴位置に向けられることが開示
されている。
2号には、多数の超音波変換器モジュールを有し、これ
らが2次元又は3次元に構成された変換器アレーが開示
されている。電気的に収束させたり指向させたりするこ
とを容易にするために、変換器モジュールに印可される
信号に可変的な相関関係のある位相をネットワークが付
加する。信号は広帯域であるため、アレーからのビーム
を指向させるために遅延を用いることができる。
型の超音波変換器を用いてビームを指向させることを可
能とする超音波スピーカシステムを製造しようと試み
た。圧電素子型の超音波変換器は、直径が1〜4cmの
範囲である。超音波変換器をアレー中に組込もうとした
ときに、発明者は、超音波変換器間を標準半波長となる
ように配置することが非常に困難であることに気が付い
た。超音波の半波長の長さが非常に短く、ミリメートル
レベルであるためである。発明者は、超音波変換器アレ
ーで発生した超音波ビームを指向させるためにこのよう
な配置とすることは実現困難であることに気づいた。超
音波変換器の素子を非常に小さくしなければならず、非
常に短い距離で隔てられなければならないからである。
ー中においてスピーカの配置の自由度を持たせることを
可能とした超音波スピーカシステムを提供することであ
る。
ーカシステムは、超音波モジュレータと、多数の遅延線
路と、遅延線路に一対一対応で接続された多数の超音波
スピーカとを有している。超音波モジュレータは、入力
した可聴信号に基づいて中央周波数fを有する超音波信
号を変調し、変調された該超音波信号を出力する。遅延
線路は、該超音波モジュレータからの該変調された超音
波信号を受信し、ビームパターンを角度θ0へ指向させ
るために該変調された超音波信号に異なる遅延が付加さ
れた状態で超音波信号を出力する。該超音波スピーカ
は、該遅延線路により遅延の付加された変調された超音
波信号に基づいてビームパターンを角度θ0へ指向させ
た状態で超音波を出力する。該超音波スピーカは、中心
間の距離dが超音波の半波長λ/2よりも大きくなるよ
うに配置されることにより、該ビームパターンは、メイ
ンローブと少なくとも1つのグレーティングローブとを
有する。該メインローブはモード数Kを有し、該メイン
ローブに最も近い位置にある該グレーティングローブは
該メインローブの減衰に対する減衰Gaを有する。cを
音速として該距離d、該周波数f、該モード数K、該減
衰Ga、及び、該角度θ0の値の間には、以下の関係: がある。
波の半波長λ/2よりも大きいため、非常に鋭いビーム
を形成することができ、選択された視聴者へ音を指向さ
せることができる。
K、減衰Ga、及び、角度θ0の値の間には、特許請求
の範囲に示したような関係のあることを認識した。スピ
ーカシステム設計者は、減衰Gaをどのぐらいのレベル
で許容できるかを指定し、モード数Kについて次の等式
を解くことにより、スピーカの放射パターンを容易に計
算するために上述の関係を用いることができる。
るためスピーカに要求される放射パターンを決定するた
めに、モード数Kを次の等式に代入する。
出力される前に変調された超音波信号に遅延を付加する
ため、ビームの指向を物理的に制御するのではなく電気
的に制御することができる。
度を広げるための凸面反射板を設けることが好ましい。
凸面反射面が用いられるため、例えば、数度から10度
以上といったように、所望の角度の制限範囲を広げるこ
とができる。
ために、超音波モジュレータに入力した音声信号の処理
を行うためのプリプロセッサーを有していることが好ま
しい。
ことが好ましい。圧電素子型超音波スピーカは高価では
ない。しかし、1〜4cmといった具合にかなり大きい
サイズであるため、互いに接近させることは困難であ
る。本発明では、半波長λ/2よりも大きい間隔で配置
するため、高価ではない圧電素子型超音波スピーカを用
いることができる。
特徴、有利点については、添付の図面を参照しながら以
下の実施例についての記述を理解することにより明らか
になる。
システム10について、添付の図面を参照しながら説明
する。図1に示すように、システム10は、超音波スピ
ーカアレー20と、凸面反射板30と、信号処理器40
と、入力ユニット50とを有している。超音波スピーカ
アレー20は、圧電素子タイプの5つの超音波スピーカ
21a〜21eからなる一行をなしている。
音声信号入力ユニット51と所望角度θ0入力ユニット
52とを有している。音声信号入力ユニット51は、可
聴音に代表される音声信号を入力する。所望角度θ0入
力ユニット52は、ビームの方向を特定するための所望
角度θ0で表されるデータを入力し、信号処理器40へ
出力する。
1と、超音波モジュレータ42と、可変遅延ユニット4
3と、超音波信号源44とを有している。プリプロセッ
サー41は、出力される可聴音のゆがみを減じるため
に、音声信号入力ユニット51からの音声信号の前段処
理を行う。プリプロセッサー42は、The Jour
nal of Audio Eng. Soc.,
Vol.47, No.9.1999 Septemb
er中の「一般的な可聴音ビームのための空中を伝達す
る超音波の利用」に記載されているF.Joseph
Pompeiの方法に従い動作する。この内容について
は、同刊行物を参照されたい。
42へ超音波信号を出力する。超音波信号は、20KH
zよりも高い中央周波数fを有している。超音波モジュ
レータ42は、プリプロセッサー41によって処理され
た音声信号入力に基づいて超音波信号を変調し、変調さ
れた超音波信号x(t)を可変遅延ユニット43へ出力
する。
な遅延線路43a〜43eを有している。遅延線路43
a〜43eは、それぞれ超音波モジュレータ42からの
変調された超音波信号を受信し、所望角度θ0入力ユニ
ット52において入力した所望角度θ0へとビームを指
向させるために、それぞれ異なる遅延が付加され変調さ
れた超音波信号を出力する。遅延時間は、所望ビーム角
度θ0に基づき各スピーカ21a〜21eについて計算
され、可変遅延回路に対して設定される。
カ21は、数度乃至10度の音圧指向性を有している。
図4に示すように、アレー20は、直線上に配列された
5つの超音波スピーカ21a〜21eからなる一次元ア
レーにより構成されている。5つの超音波スピーカ21
a〜21eは、一対一対応で遅延線路43a〜43eに
接続されている。このため、スピーカ21a〜21e
は、遅延線路43a〜43eによって遅延が付加された
変調された超音波信号に基づき、異なる超音波を発生す
る。図5、6、及び7に示すように、超音波は、所望角
度θ0(図5、6、及び7においては、θ0はそれぞれ
−3、0、及び+5である)に指向されたメインローブ
71を有する超音波ビームパターン70を発生するため
に組合される。超音波ビームは空気中を伝搬するため、
空気の非線型効果により可聴音が発生する。
の距離がdとなるように配置されている。dは、超音波
スピーカ21a〜21eから発生する超音波の半波長λ
/2よりも大きい。中心間の距離dが超音波の半波長λ
/2よりも大きいため、アレー20中におけるスピーカ
21a、21eの配置を極めて容易とすることができ
る。また、図5、6、及び7に示すように、結果として
生ずるビームパターン70は好ましい狭い幅のメインロ
ーブ71を有している。メインビームが鋭いため、より
特定された視聴者に向けることができる。これに対して
図8は、中心間の距離dが超音波の半波長λ/2に等し
い場合に発生したビームパターンを示している。メイン
ローブが幅広いことに注意されたい。
響を与えるモードナンバーKを有している。即ち、図9
に示されるように、Kの値が大きくなればなるほどビー
ム幅は狭くなる。
距離dが超音波の半波長λ/2よりも大きいときには、
結果として生ずるビームパターン70は少なくとも1つ
のグレーティングローブを有している。メインローブ7
1に近いグレーティングローブ72は、メインローブ7
1の減衰に対する減衰Gaを有している。他のグレーテ
ィングローブは、何れも減衰がはるかに大きい。
f、モード数K、減衰Ga、及び、角度θ0の間には、
次のような関係がある。 ここで、cは音速である。
心間の距離dが1.5cmで配置されているスピーカア
レーから発生したビームパターンが示されている。これ
らのスピーカは、55〜65KHzの周波数、即ち、半
波長λ/2が2.6〜3.1mmである超音波を発生す
る。従って、中心間の距離dは、超音波の半波長λ/2
よりも遙かに大きい。このため、グレーティングローブ
72は、メイン(0)ビーム71の左側又は右側に発生
し、これらは、スピーカ表面に対して垂直の方向に指向
している。
指向性で全方向に発生され、同一の振幅及び位相を有す
ると仮定している。しかし、実際には、超音波スピーカ
アレーは、図6の円弧状の線で示されるような狭い範囲
の音圧指向特性SPDを有している。このため、実際の
ビームパターンは図6に示すようになる。即ち、このビ
ームパターンは、無指向性と仮定された図10のビーム
パターンと、スピーカ自身の音圧指向特性SPDとを組
合せて得られたものである。グレーティングローブは、
スピーカ自身の音圧指向特性を適切に利用することによ
って減ずることが可能であり、このようにしてビームは
一方向のみに統合され、グレーティングローブを取除く
ことが可能となる。
遅延線路43a〜43eにおいて遅延時間を変えること
によって、角度θ0だけ左又は右に振ることができる。
しかし、可変可能な角度の範囲は、図5又は7に示すよ
うなスピーカの音圧指向特性により制限されている。あ
る場合には、超音波アレー20の放射パターンによって
数度から20度までに制限される。また、指向させるこ
とが可能な角度の範囲は、等式(1)に用いられている
変数が実際に採りうる範囲により制限される。凸面反射
板30を設けることよって、ビームにおける可変可能な
角度の範囲を広くすることができる。
テムの応用例を示す。
の聴力を有する人と一緒にテレビを見ている難聴のテレ
ビ視聴者の一例を示している。大音量の可聴音ビーム
は、難聴の視聴者に向けられている。ビームは、音の通
常の無指向性放射よりも大音量であるため、難聴の視聴
者はより容易に聞くことができる。しかし、ビームは鋭
い指向性を有しているため、周囲のテレビ視聴者をうる
さがらせることはない。
ックとを含むテレビ番組を見ているグループを示してい
る。英語のトラックのビームは、グループ中の英語バー
ジョンの視聴を希望する一人に向けられており、他の者
は、日本語バージョンである無指向放射による音声を視
聴している。
ーファーとが用いられて、従来の方法によってサラウン
ド音声が実現されている状態を示している。図14は、
本発明に基づき1つのスピーカから高指向性の音声ビー
ムを発生させることによって、サラウンド音声を実現し
ている様子を示している。必要に応じて壁でビームを反
射させることにより、視聴者は5つの異なる方向からの
音を聞くことができる。ビームの方向は、部屋の形状等
を考慮に入れることにより容易に調整することが可能で
ある。
を説明する。
とし、n=1、2、・・・、Nとして、調整可能な遅延
線路43a〜43eの各々をTnで表すことができる。
Nは実施例においては5である。調整可能な遅延線路T
nは、以下に示す指向ビームパターンのメインローブの
所望角度θ0によって決まる。
の負の値に対しては負の遅延が得られるが、このような
値を満たすことはできないからである。ファーフィール
ドにおいて方向θ(−90<θ<+90)で受信された
信号は、 に等しい。ここで、Xn(t)はスピーカnから発生さ
れた信号であり、τnは各素子と視聴者との間の距離の
違いから生ずる遅延であり、A(θ)は各素子と伝搬路
の総合利得である。
定伝搬遅延(constant transmission delay)であり、
ファーフィールドにおける受信方向θに対して独立であ
る。
に分けることができる。 ここで、A1(θ)は、角度に依存した要素の利得であ
り、A2は、距離に依存した減衰である。
ると、 を得る。ここで、α0=T0+τ0である。
方向にビームパターンが形成されることが分かる。図8
は、55〜65KHzの間に均一に分布する11の周波
数について、中心間の距離dが半波長λ/2に等しいビ
ームフォーミングスピーカアレーによって形作られた指
向性パターンを示すグラフである。図8の例は、等式
(7)において基準化された振幅を示しており、以下の
諸条件が等式(7)に代入されている。即ち、AM信号
は、中央周波数fが60KHzであり、帯域幅が10K
Hzであり、ファーフィールド受信方向θ0が10゜、
−90<θ<+90であり、スピーカの数Nが10であ
り、スピーカの中心間の距離dが2.6mmであり、音
速cが340m/sであり、角度に従属関係を有する利
得A(θ)は距離に関係する減衰A2に等しい。所望ビ
ーム角度θ0がファーフィールド受信方向θと同一であ
るときには、信号対ノイズ比dBは全ての周波数におい
て同一であり、信号対ノイズ比は周波数から完全に独立
していると考えられるが、所望ビーム角度θ0とファー
フィールド受信方向θとの差が大きくなるにつれて、信
号対ノイズ比dBは周波数に依存して増加すると考えら
れる。しかし、ビーム形成器は分別帯域幅は10/6
0、即ち17%である。変調されていないことのみが異
なりその他は同一のメッセージの場合には、分数帯域幅
は5/2.5、即ち、200%である。従って、帯域幅
に対する中央周波数の比が非常に大きく、ビーム形成を
行うのが困難であるため、変調されている超音波ではな
く変調されていない音声信号について1つのビーム形成
器を用いようとしても役に立たない。より複雑なフィル
ターを利用したビーム形成器が必要である。更に、スピ
ーカの中心間の距離dが2.6mmであるため、実際に
スピーカアレーを作ることが極めて困難かおそらく不可
能である。
離dを大きくすることによりスピーカアレーをより容易
に作ることができる。また、このように大きくすること
により鋭いメインビームとなる。メインビームが鋭いた
め、より特定された視聴者へ指向させることが可能であ
る。一方、このように大きくすることにより、スピーカ
から発せられる音の視聴者が通常いる場所、即ち、−9
0<θ<+90の範囲の角度において、好ましくないグ
レーティングローブを形成する。
角度及びその存在状況は決定される。等式(7)は、角
度に従属関係を有する利得A(θ)が距離に依存する減
衰A 2に等しいと仮定し、ファーフィールド受信方向θ
が所望ビーム角度θ0に等しいときに書換えることがで
きる。換言すれば、等式(7)は、メインローブが完璧
な変換器であると仮定すると以下の等式で書換えること
ができる。
グローブとなる他の角度θgに対しても成り立ってい
る。グレーティングローブの角度θgを計算するため
に、先ず、等式(7)より以下のように決定される。
ブの角度θgについて以下のように計算される。 ここで、m=±1、±2、・・・とする。故に、
することにより得られる。−90<θ<+90の値を採
るグレーティングローブの角度θgが存在しない場合に
は、ビーム形成のネットワークはグレーティングローブ
を発生させないことが分かる。所望ビーム角度θ0が±
90の値を採るときに、最悪のグレーティングローブが
発生する。等式(11)より以下の関係が決定される。
即ち、半波長λ/2よりもスピーカの中心間の距離dが
小さいときには、グレーティングローブは発生しない。
カの数Nの関数ではなく、スピーカの中心間の距離dに
完全に依存していることは興味深いことである。
よりも大きいときのグレーティングローブが現れる様子
を示す。図10は図8と同様の状態を示すグラフである
が、スピーカの中心間の距離dは15mmでありスピー
カの中心間の距離dは半波長λ/2よりも大きくなって
いる。スピーカ間をこのように大きくした結果、グレー
ティングローブが発生している。60KHzの周波数f
に最も近いグレーティングローブは、33.5〜−1
1.8度の間にあり、等式(11)と一致していない。
ファーフィールド受信角度θが所望角度θ0と異なれば
異なるほど、ビームパターンが周波数により大きく依存
するようになる。
示すメインビームよりも遙かに狭くなっていることは注
目すべきことである。これに相当する等式は容易に導き
出せる。中間ヌルビーム幅(inter-null beam widt
h)INBWは、所望のビーム角度θ0の周りの最も近
い2つのヌルビームによって定義される。中間ヌルビー
ム幅INBWをゼロと仮定すると、等式(7)から以下
の関係が定まる。 ここで、m=±1、±2、・・・である。
1、θ2は、mをm=+1、m=−1とすることにより
等式(13)より計算することができ、それぞれ以下の
ようになる。
θ2についての中間ヌルビーム幅は、INBWΔθ =
θ2 θ1であり、以下のように決定される。
て、ヌルビームが現れないことは明らかである。特殊な
ケースとしては、所望ビーム角度θ0がゼロの場合があ
るが、この場合中間ヌルビーム幅INBW0は、 となる。
することにより、中間ヌルビーム幅INBWの値が小さ
くなり、鋭いビームが形成されることが理解できる。図
8、10の例で用いられている条件の下で、等式(1
6)を容易に試してみることができる。これらの条件の
下では、図8、10の例における中間ヌルビーム幅IN
BWの値を、それぞれ25.6、4.4度と算出するこ
とができる。
dを大きくすることによって、鋭いビームとすることが
できるが、多くのグレーティングローブを生ずることが
理解できる。次に、スピーカアレー20のスピーカ21
の指向パターンについて、より詳細に説明する。スピー
カは、それぞれ指向性があり、次の放射パターンにより
示される、角度に従属関係を有する基準化利得A
1(θ)を有している。
e)のモード数である。
ざまな周波数特性や指向性を有するものが生産されてい
る。超音波スピーカの異なる放射パターンは、等式(1
8)中のモード数Kを適宜代えることにより概略的に表
すことができる。図9は、モード数Kを幾つかの様々な
値に代えてみたときに、1つの超音波変換器によって形
成される放射パターン(角度に依存する基準化利得A1
(θ))を示している。
ーフィールド受信角度θがグレーティングローブθgに
等しいとして等式(7)を計算すると、m=±1として
等式(10)より次の結果が得られる。
るため、ファーフィールド受信方向θ0やグレーティン
グローブ角度θgについて、それぞれ といった減衰を生ずる。所望ビーム角θ0における減衰
に対する、最も近いグレーティングローブの角度におけ
る要求される減衰GadBは、等式(1)を用いて計算
することができる。即ち、
ァーフィールド受信方向θの負又は正の値にそれぞれ用
いられる。
まれていることは、計算及びその結果が周波数に従属関
係を有していることを示している。必要なときには、等
式(20)中のモード数Kのように、信号のキャリアの
中央周波数fを推定パラメータに用いることができる。
例えば、±5の値のファーフィールド受信方向θ0にお
ける、最も近いグレーティングローブの角度において、
減衰Gaの値として30dBが許容されるときには、図
10に示されるアレーでは、モード数Kの値は85.7
が要求される。図5、6、及び7は、モード数Kが8
5.7の値の場合であって、所望ビーム角度θ0がそれ
ぞれ−3、0、5である場合のスピーカアレーの指向性
パターンの全体を示している。モード数Kを高い値とす
ることによって、グレーティングローブの減衰Gaが大
きくなるが、これと同時に、ビーム指向性として有用な
角度θ0の範囲は狭くなる。減衰Gaと有用な角度θ0
との間にはトレード関係がある。モード数Kが固定であ
り、メインローブの減衰に対する所望の減衰Gaが設定
されると、対応するスピーカアレーとしての有用な角度
θ0の範囲を決定するための試行錯誤を行うことによ
り、等式(20)を所望ビーム角度θ0について解くこ
とができる。
照しながら詳細にわたり説明してきたが、本発明は、添
付した特許請求の範囲に記載した範囲で種々の変形や改
良が可能である。
カアレー20は5行の超音波スピーカを有していたが、
10行の超音波スピーカとしても同様の効果を発揮す
る。
アレー20′で代用してもよい。スピーカアレー20′
はn行m列のスピーカ21を有している。この場合、信
号処理器40′は、各列のスピーカについて遅延線路を
有しており、各遅延線路からの信号は、対応する列中の
全てのスピーカに送られる。各列において垂直に配列さ
れたスピーカは、発生する音波のパワーを増大させる。
テムを示す概念図。
図。
ピーカの各々の音圧指向性を示す概念図。
ピーカアレーの音圧指向性を示す概念図。
スピーカアレーから発生した超音波を表すグラフであ
り、−3の値の狭いメインローブ指向性を有する超音波
ビームパターンを発生させるために超音波が組合されて
いる状態を示しており、また、スピーカアレーの音圧指
向特性により許容された範囲内を示す。
波ビームパターンを発生させるために組合された、スピ
ーカアレーから発せられた超音波を示すグラフ。
フであり、+5の値の狭いメインローブ指向性を有する
超音波ビームパターンを発生させるために超音波が組合
されている状態を示しており、スピーカアレーの音圧指
向特性により許容された範囲内を示す。
おける、異なる周波数についての遅延ビーム形成器の指
向性パターンを示すグラフ。
スピーカの放射パターンを示すグラフ。
外は図8と同一の条件であり、スピーカアレーは無指向
性であると仮定した場合の状態を表すグラフ。
音量を大きくすることに本発明を応用した様子を示す斜
視図。
ル音声、例えば、英語の音声トラックを聞こえるように
することに本発明を応用した様子を示す斜視図。
る、本発明の他の実施例を示す概念図。
Claims (3)
- 【請求項1】 入力した可聴信号に基づいて中央周波数
fを有する超音波信号を変調し、変調された該超音波信
号を出力するための超音波モジュレータと、該超音波モ
ジュレータからの該変調された超音波信号を受信し、ビ
ームパターンを角度θ0へ指向させるために該変調され
た超音波信号に異なる遅延が付加された状態で超音波信
号を出力するための多数の遅延線路と、 該遅延線路に一対一対応で接続された多数の超音波スピ
ーカとを有し、 該スピーカは、該遅延線路により遅延の付加された変調
された超音波信号に基づいてビームパターンを角度θ0
へ指向させた状態で超音波を出力し、中心間の距離dが
超音波の半波長λ/2よりも大きくなるように配置され
ることにより、該ビームパターンは、メインローブと少
なくとも1つのグレーティングローブとを有し、該メイ
ンローブはモード数Kを有し、該メインローブに最も近
い位置にある該グレーティングローブは該メインローブ
における減衰に対する減衰Gaを有し、cを音速として
該距離d、該周波数f、該モード数K、該減衰Ga、及
び、該角度θ0の値の間には、以下の関係: があることを特徴とする超音波スピーカシステム。 - 【請求項2】 該メインローブの伝搬路には、指向させ
る角度を広げるための凸面反射板が設けられていること
を特徴とする請求項1記載の超音波スピーカシステム。 - 【請求項3】 出力された可聴音のゆがみを減じるため
に、超音波モジュレータに入力した音声信号の処理を行
うためのプリプロセッサーを有していることを特徴とす
る請求項1記載の超音波スピーカシステム。
Priority Applications (1)
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Applications Claiming Priority (1)
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JP2001208073A JP2003023689A (ja) | 2001-07-09 | 2001-07-09 | 可変指向性超音波スピーカシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Family Applications (1)
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