JP2003018792A - モータ - Google Patents
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- JP2003018792A JP2003018792A JP2002115035A JP2002115035A JP2003018792A JP 2003018792 A JP2003018792 A JP 2003018792A JP 2002115035 A JP2002115035 A JP 2002115035A JP 2002115035 A JP2002115035 A JP 2002115035A JP 2003018792 A JP2003018792 A JP 2003018792A
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- shaft
- surface portion
- motor
- annular body
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/02—Parts of sliding-contact bearings
- F16C33/04—Brasses; Bushes; Linings
- F16C33/06—Sliding surface mainly made of metal
- F16C33/10—Construction relative to lubrication
- F16C33/1025—Construction relative to lubrication with liquid, e.g. oil, as lubricant
- F16C33/106—Details of distribution or circulation inside the bearings, e.g. details of the bearing surfaces to affect flow or pressure of the liquid
- F16C33/107—Grooves for generating pressure
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C17/00—Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement
- F16C17/02—Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement for radial load only
- F16C17/026—Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement for radial load only with helical grooves in the bearing surface to generate hydrodynamic pressure, e.g. herringbone grooves
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C17/00—Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement
- F16C17/04—Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement for axial load only
- F16C17/08—Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement for axial load only for supporting the end face of a shaft or other member, e.g. footstep bearings
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
- H02K5/00—Casings; Enclosures; Supports
- H02K5/04—Casings or enclosures characterised by the shape, form or construction thereof
- H02K5/16—Means for supporting bearings, e.g. insulating supports or means for fitting bearings in the bearing-shields
- H02K5/167—Means for supporting bearings, e.g. insulating supports or means for fitting bearings in the bearing-shields using sliding-contact or spherical cap bearings
- H02K5/1675—Means for supporting bearings, e.g. insulating supports or means for fitting bearings in the bearing-shields using sliding-contact or spherical cap bearings radially supporting the rotary shaft at only one end of the rotor
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
- H02K7/00—Arrangements for handling mechanical energy structurally associated with dynamo-electric machines, e.g. structural association with mechanical driving motors or auxiliary dynamo-electric machines
- H02K7/08—Structural association with bearings
- H02K7/085—Structural association with bearings radially supporting the rotary shaft at only one end of the rotor
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- Power Engineering (AREA)
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- Fluid Mechanics (AREA)
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- Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
- Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
- Sliding-Contact Bearings (AREA)
- Motor Or Generator Frames (AREA)
- Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 流体動圧軸受の損傷を防止することができる
モータを提供する。 【解決手段】 シャフト本体12aの端面部12bにボ
ール51を嵌合圧入し、ボール51の先端部が環状体1
0の端面部10bに比して高い位置になるようにした。
シャフト12の回転静止時には、ボール51がカウンタ
プレート11の上面部11aに当接し、環状体10の端
面部10bはカウンタプレート11の上面部11aから
浮いた状態になり、環状体10の端面部10bとカウン
タプレート11の上面部11aとが略全面接触状態とな
ることを回避できる。このため、回転始動時に流体の循
環が速くなり、流体層が迅速に形成され、従来技術で起
こり得た流体循環性阻止作用が改善されると共に、密着
状態での回転始動により惹起する傷発生を確実に防止で
きる。
モータを提供する。 【解決手段】 シャフト本体12aの端面部12bにボ
ール51を嵌合圧入し、ボール51の先端部が環状体1
0の端面部10bに比して高い位置になるようにした。
シャフト12の回転静止時には、ボール51がカウンタ
プレート11の上面部11aに当接し、環状体10の端
面部10bはカウンタプレート11の上面部11aから
浮いた状態になり、環状体10の端面部10bとカウン
タプレート11の上面部11aとが略全面接触状態とな
ることを回避できる。このため、回転始動時に流体の循
環が速くなり、流体層が迅速に形成され、従来技術で起
こり得た流体循環性阻止作用が改善されると共に、密着
状態での回転始動により惹起する傷発生を確実に防止で
きる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータのハ
ードディスクドライブ装置に用いられるスピンドルモー
タなどの磁気ディスク駆動用のモータに関する。
ードディスクドライブ装置に用いられるスピンドルモー
タなどの磁気ディスク駆動用のモータに関する。
【0002】
【従来の技術】ハードディスクドライブ装置では、近
時、大容量化が進められている。この大容量化に対処す
るために、ハードディスクドライブ装置に用いられるモ
ータには高速回転化が要求されている。このモータの軸
受としては、従来一般に玉軸受が用いられていたが、前
記高速回転化の要求に対応するために、流体動圧軸受の
適用が図られるようになってきている。
時、大容量化が進められている。この大容量化に対処す
るために、ハードディスクドライブ装置に用いられるモ
ータには高速回転化が要求されている。このモータの軸
受としては、従来一般に玉軸受が用いられていたが、前
記高速回転化の要求に対応するために、流体動圧軸受の
適用が図られるようになってきている。
【0003】そして、ハードディスクドライブ装置に用
いられ、かつ流体動圧軸受を用いたモータの一例として
図20に示す磁気ディスク駆動用スピンドルモータがあ
る。この磁気ディスク駆動用スピンドル(以下、スピン
ドルモータという。)1は、フランジ2に設けたステー
タ3に対向するようにロータ4にマグネット5を設けて
いる。前記フランジ2は、前記ステータ3を保持するフ
ランジ本体6と、該フランジ本体6に形成された孔(ス
リーブ嵌合孔6a)に圧入されるスリーブ7とから大略
構成されている。
いられ、かつ流体動圧軸受を用いたモータの一例として
図20に示す磁気ディスク駆動用スピンドルモータがあ
る。この磁気ディスク駆動用スピンドル(以下、スピン
ドルモータという。)1は、フランジ2に設けたステー
タ3に対向するようにロータ4にマグネット5を設けて
いる。前記フランジ2は、前記ステータ3を保持するフ
ランジ本体6と、該フランジ本体6に形成された孔(ス
リーブ嵌合孔6a)に圧入されるスリーブ7とから大略
構成されている。
【0004】スリーブ7は、筒状のスリーブ本体9と、
円盤状のカウンタプレート11とから大略構成されてい
る。スリーブ本体9は、内側に一端側(図20上側)か
ら他端側(図20下側)に延びシャフト12を挿入する
孔(符号省略)を備え、この孔を一端側に形成された孔
(以下、スリーブ孔という。)7aと、スリーブ孔7a
と同心となるようにしてこのスリーブ孔7aに段差をも
って連接された環状段差部8とから形成している。図2
1及び図22に示すように、環状段差部8は、スリーブ
孔7aに比して内径寸法が大きくスリーブ本体9に段差
をもって連接する環状孔部(以下、中径環状孔部とい
う。)8aと、中径環状孔部8aに比して内径寸法が大
きく中径環状孔部8aに段差をもって連接する環状孔部
(以下、大径環状孔部という。)8bとからなってい
る。大径環状孔部8bは、スリーブ本体9の他端側(図
21下側)で開口している。カウンタプレート11は、
大径環状孔部8bに配置され、このカウンタプレート1
1とスリーブ本体9とは溶接等により気密結合されてい
る。前記シャフト12は、シャフト本体12aと、この
シャフト本体12aの一端部(図20下側)に嵌合され
た環状体10とからなっている。前記中径環状孔部8a
に、シャフト12の環状体10が配置され、スリーブ孔
7aにシャフト12のシャフト本体12aが挿入され
る。
円盤状のカウンタプレート11とから大略構成されてい
る。スリーブ本体9は、内側に一端側(図20上側)か
ら他端側(図20下側)に延びシャフト12を挿入する
孔(符号省略)を備え、この孔を一端側に形成された孔
(以下、スリーブ孔という。)7aと、スリーブ孔7a
と同心となるようにしてこのスリーブ孔7aに段差をも
って連接された環状段差部8とから形成している。図2
1及び図22に示すように、環状段差部8は、スリーブ
孔7aに比して内径寸法が大きくスリーブ本体9に段差
をもって連接する環状孔部(以下、中径環状孔部とい
う。)8aと、中径環状孔部8aに比して内径寸法が大
きく中径環状孔部8aに段差をもって連接する環状孔部
(以下、大径環状孔部という。)8bとからなってい
る。大径環状孔部8bは、スリーブ本体9の他端側(図
21下側)で開口している。カウンタプレート11は、
大径環状孔部8bに配置され、このカウンタプレート1
1とスリーブ本体9とは溶接等により気密結合されてい
る。前記シャフト12は、シャフト本体12aと、この
シャフト本体12aの一端部(図20下側)に嵌合され
た環状体10とからなっている。前記中径環状孔部8a
に、シャフト12の環状体10が配置され、スリーブ孔
7aにシャフト12のシャフト本体12aが挿入され
る。
【0005】上述したように中径環状孔部8aに、シャ
フト12の環状体10が配置され、スリーブ孔7aにシ
ャフト12のシャフト本体12aが挿入されており、ス
リーブ7は、シャフト12と共に流体動圧軸受13を構
成している。流体動圧軸受13の流体としては油液14
を用いるが、空気など気体を用いるように構成してもよ
い。
フト12の環状体10が配置され、スリーブ孔7aにシ
ャフト12のシャフト本体12aが挿入されており、ス
リーブ7は、シャフト12と共に流体動圧軸受13を構
成している。流体動圧軸受13の流体としては油液14
を用いるが、空気など気体を用いるように構成してもよ
い。
【0006】すなわち、スリーブ本体9の内周壁(スリ
ーブ孔7a)には複数条の溝15が形成され、環状体1
0のスリーブ本体9の中径環状孔部8aの段壁面に接す
る端部及びカウンタプレート11の上面部の環状体10
と接する部分にはそれぞれ複数条の溝(図示省略)が形
成されている。前記溝15を含む前記スリーブ7とシャ
フト12の間及び図示しない溝には油液14が封入・貯
留されている。環状体10の内周面には、流体循環溝1
0aが形成されており、流体の循環を容易に行えるよう
にしている。なお、シャフト12に対し、環状体10
は、微小長さ、カウンタプレート11側に突出してお
り、流体循環溝10aに対する流体の流入及び流出を容
易に行えるようになっている。また、シャフト12の環
状体10は中径環状孔部8aに配置され、中径環状孔部
8aの軸方向(図20上側)の壁面とカウンタプレート
11との間になっており、これにより、シャフト12
は、環状体10を介して軸方向(図20上下方向)の移
動が規制され得るようになっている。
ーブ孔7a)には複数条の溝15が形成され、環状体1
0のスリーブ本体9の中径環状孔部8aの段壁面に接す
る端部及びカウンタプレート11の上面部の環状体10
と接する部分にはそれぞれ複数条の溝(図示省略)が形
成されている。前記溝15を含む前記スリーブ7とシャ
フト12の間及び図示しない溝には油液14が封入・貯
留されている。環状体10の内周面には、流体循環溝1
0aが形成されており、流体の循環を容易に行えるよう
にしている。なお、シャフト12に対し、環状体10
は、微小長さ、カウンタプレート11側に突出してお
り、流体循環溝10aに対する流体の流入及び流出を容
易に行えるようになっている。また、シャフト12の環
状体10は中径環状孔部8aに配置され、中径環状孔部
8aの軸方向(図20上側)の壁面とカウンタプレート
11との間になっており、これにより、シャフト12
は、環状体10を介して軸方向(図20上下方向)の移
動が規制され得るようになっている。
【0007】そして、シャフト12の回転に伴うポンピ
ング作用により発生する動圧により、スリーブ7とシャ
フト12の間に流体層を強制的に形成し、静止時に図2
1に示すようにカウンタプレート11に対して接触状態
にあったシャフト12が、図22に示すようにカウンタ
プレート11に対し浮上し、シャフト12がスリーブ7
に対し流体層を介して回転するようにしている。なお、
この流体動圧軸受13は、上述したように動圧により流
体層を形成してシャフト12とカウンタプレート11と
の間に隙間を形成してシャフト12のスラスト荷重を支
持する〔即ち、カウンタプレート11がシャフト12の
下方向(図20の矢印D方向)のスラスト荷重を受け、
かつ、中径環状孔部8aの天井壁部がシャフト12(環
状体10)の上方向(図20の矢印U方向)のスラスト
荷重を受ける〕と共に、スリーブ7のスリーブ孔7a形
成部分がシャフト12のラジアル荷重を支持するように
なっている。
ング作用により発生する動圧により、スリーブ7とシャ
フト12の間に流体層を強制的に形成し、静止時に図2
1に示すようにカウンタプレート11に対して接触状態
にあったシャフト12が、図22に示すようにカウンタ
プレート11に対し浮上し、シャフト12がスリーブ7
に対し流体層を介して回転するようにしている。なお、
この流体動圧軸受13は、上述したように動圧により流
体層を形成してシャフト12とカウンタプレート11と
の間に隙間を形成してシャフト12のスラスト荷重を支
持する〔即ち、カウンタプレート11がシャフト12の
下方向(図20の矢印D方向)のスラスト荷重を受け、
かつ、中径環状孔部8aの天井壁部がシャフト12(環
状体10)の上方向(図20の矢印U方向)のスラスト
荷重を受ける〕と共に、スリーブ7のスリーブ孔7a形
成部分がシャフト12のラジアル荷重を支持するように
なっている。
【0008】ここで、上記従来技術の流体動圧軸受の作
用を図21及び図22に基づいて説明する。前記図22
は、シャフト12が回転し、流体の動圧発生時の状態を
示すものである。図22において、スピンドルモータ1
が起動され、シャフト12が回転を開始すると、流体動
圧が発生し、固定体であるスリーブ7の内径面と回転体
であるシャフト12の外周面、スリーブ7の段部端面
(環状段差部8)と環状体10の対向端面、スリーブ7
の中径環状孔部8aの壁面と環状体10の外径面、並び
にスリーブ7に嵌合組み合わせられているカウンタープ
レート11の上面部11a(内端面)と環状体10の端
面部10b及びシャフト本体12aの端面部12b、そ
の各々の隙間に流体層が形成され、固定部と回転部が接
触することなく回転し流体動圧軸受を形成している。図
22中、G07は、ロータ4(シャフト12)の所定速
度の回転時に環状体10の端面部10bとカウンタープ
レート11の上面部11aとの間に形成される隙間の軸
方向の距離寸法である。
用を図21及び図22に基づいて説明する。前記図22
は、シャフト12が回転し、流体の動圧発生時の状態を
示すものである。図22において、スピンドルモータ1
が起動され、シャフト12が回転を開始すると、流体動
圧が発生し、固定体であるスリーブ7の内径面と回転体
であるシャフト12の外周面、スリーブ7の段部端面
(環状段差部8)と環状体10の対向端面、スリーブ7
の中径環状孔部8aの壁面と環状体10の外径面、並び
にスリーブ7に嵌合組み合わせられているカウンタープ
レート11の上面部11a(内端面)と環状体10の端
面部10b及びシャフト本体12aの端面部12b、そ
の各々の隙間に流体層が形成され、固定部と回転部が接
触することなく回転し流体動圧軸受を形成している。図
22中、G07は、ロータ4(シャフト12)の所定速
度の回転時に環状体10の端面部10bとカウンタープ
レート11の上面部11aとの間に形成される隙間の軸
方向の距離寸法である。
【0009】前記図21は、シャフト12の回転を止め
静止させた状態で、カウンタプレート11が下方向にな
るようにスピンドルモータ1を位置させた時の軸端部の
状態を示したものである。図21において、シャフト1
2に組み付けられている図20のハブ32、ヨーク41
及びマグネット5等の荷重が下方向に加わり、環状体1
0が嵌圧されたシャフト12は、下方向に沈下し、カウ
ンタプレート11の上面部11aに環状体10の端面部
10bが薄い流体層を介して接触する。なお、カウンタ
プレート11の上面部11aと環状体10の端面部10
bとの間に介在する流体層は極めて薄いため、カウンタ
プレート11の上面部11aと環状体10の端面部10
bとの間の隙間G17は極めて小さい値となるか、若し
くは接触する場合も有り得る。
静止させた状態で、カウンタプレート11が下方向にな
るようにスピンドルモータ1を位置させた時の軸端部の
状態を示したものである。図21において、シャフト1
2に組み付けられている図20のハブ32、ヨーク41
及びマグネット5等の荷重が下方向に加わり、環状体1
0が嵌圧されたシャフト12は、下方向に沈下し、カウ
ンタプレート11の上面部11aに環状体10の端面部
10bが薄い流体層を介して接触する。なお、カウンタ
プレート11の上面部11aと環状体10の端面部10
bとの間に介在する流体層は極めて薄いため、カウンタ
プレート11の上面部11aと環状体10の端面部10
bとの間の隙間G17は極めて小さい値となるか、若し
くは接触する場合も有り得る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したス
ピンドルモータ1では、図20に示すようにシャフト1
2を垂直にしてカウンタプレート11上に配置した場
合、シャフト12の下方端部に荷重がかかり、衝撃、振
動などが加わると、接触面の流体層が切れたり、あるい
は傷が付いたり等機械的ダメージを受けやすい。例え
ば、シャフト12の回転始動の際、隙間G17が小さい
為、流体の廻りが遅いことから、いわゆる流体循環性阻
止作用が働き、速やかには流体層が出来難く、回転体
(シャフト12)の速やかな浮上や十分な大きさの浮上
が行われず流体動圧軸受としての機能に支障を来すこと
が起こり得た。また、シャフト12が回転しない状態で
は、流体動圧による浮上作用が無い為に、図21に示す
ようにシャフト12の下端面(環状体10の端面部10
b)がカウンタプレート11の上面部11aに面接触
し、双方の接触面に傷を付ける虞がある。特に、輸送や
ハンドリング時などには、大きな衝撃が加わりやすい
が、このような場合、接触面の損傷は大きくなり、装置
の性能への障害を招くことが起こり得る。
ピンドルモータ1では、図20に示すようにシャフト1
2を垂直にしてカウンタプレート11上に配置した場
合、シャフト12の下方端部に荷重がかかり、衝撃、振
動などが加わると、接触面の流体層が切れたり、あるい
は傷が付いたり等機械的ダメージを受けやすい。例え
ば、シャフト12の回転始動の際、隙間G17が小さい
為、流体の廻りが遅いことから、いわゆる流体循環性阻
止作用が働き、速やかには流体層が出来難く、回転体
(シャフト12)の速やかな浮上や十分な大きさの浮上
が行われず流体動圧軸受としての機能に支障を来すこと
が起こり得た。また、シャフト12が回転しない状態で
は、流体動圧による浮上作用が無い為に、図21に示す
ようにシャフト12の下端面(環状体10の端面部10
b)がカウンタプレート11の上面部11aに面接触
し、双方の接触面に傷を付ける虞がある。特に、輸送や
ハンドリング時などには、大きな衝撃が加わりやすい
が、このような場合、接触面の損傷は大きくなり、装置
の性能への障害を招くことが起こり得る。
【0011】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、流体動圧軸受の損傷を防止することができるモータ
を提供することを目的とする。
で、流体動圧軸受の損傷を防止することができるモータ
を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
スラスト・ラジアル両荷重を支持する流体動圧軸受を介
して回転体を固定部に支持するモータであって、前記流
体動圧軸受の軸端部で相対向する略平坦状の面部のうち
一方の面部に、該一方の面部と別体の1個または複数個
の凸部を、かつ、前記回転体の回転静止時に他方の面部
に当接可能に設けたことを特徴とする。請求項2記載の
発明は、請求項1記載のモータにおいて、前記一方の面
部は前記回転体に備えられる軸部の端面部で、かつ前記
他方の面部は前記軸部の端面部に臨む固定部における固
定部軸部側対向面部であるか、又は前記一方の面部は前
記固定部軸部側対向面部で、かつ前記他方の面部は前記
軸部の端面部であることを特徴とする。
スラスト・ラジアル両荷重を支持する流体動圧軸受を介
して回転体を固定部に支持するモータであって、前記流
体動圧軸受の軸端部で相対向する略平坦状の面部のうち
一方の面部に、該一方の面部と別体の1個または複数個
の凸部を、かつ、前記回転体の回転静止時に他方の面部
に当接可能に設けたことを特徴とする。請求項2記載の
発明は、請求項1記載のモータにおいて、前記一方の面
部は前記回転体に備えられる軸部の端面部で、かつ前記
他方の面部は前記軸部の端面部に臨む固定部における固
定部軸部側対向面部であるか、又は前記一方の面部は前
記固定部軸部側対向面部で、かつ前記他方の面部は前記
軸部の端面部であることを特徴とする。
【0013】請求項3記載の発明は、軸部本体の一端部
に環状体を嵌合した軸部を持ち、スラスト・ラジアル両
荷重を支持する流体動圧軸受を介して回転体を固定部に
支持するモータであって、前記軸部本体の端面部に、前
記軸部本体と別体の1個または複数個の凸部を設け、凸
部は、その先端部が環状体の端面部に比して高い位置に
なるように設けたことを特徴とする。請求項4記載の発
明は、軸部本体の一端部に環状体を嵌合した軸部を持
ち、スラスト・ラジアル両荷重を支持する流体動圧軸受
を介して回転体を固定部に支持するモータであって、前
記環状体の端面部に、前記環状体と別体の1個または複
数個の凸部を設けたことを特徴とする。
に環状体を嵌合した軸部を持ち、スラスト・ラジアル両
荷重を支持する流体動圧軸受を介して回転体を固定部に
支持するモータであって、前記軸部本体の端面部に、前
記軸部本体と別体の1個または複数個の凸部を設け、凸
部は、その先端部が環状体の端面部に比して高い位置に
なるように設けたことを特徴とする。請求項4記載の発
明は、軸部本体の一端部に環状体を嵌合した軸部を持
ち、スラスト・ラジアル両荷重を支持する流体動圧軸受
を介して回転体を固定部に支持するモータであって、前
記環状体の端面部に、前記環状体と別体の1個または複
数個の凸部を設けたことを特徴とする。
【0014】請求項5記載の発明は、軸部本体の一端部
に環状体を嵌合した軸部を持ち、スラスト・ラジアル両
荷重を支持する流体動圧軸受を介して回転体を固定部に
支持するモータであって、前記環状体の端面部に臨む前
記固定部における固定部側環状体対向面部に、前記固定
部と別体の1個または複数個の凸部を設けたことを特徴
とする。請求項6記載の発明は、軸部本体の一端部に環
状体を嵌合した軸部を持ち、スラスト・ラジアル両荷重
を支持する流体動圧軸受を介して回転体を固定部に支持
するモータであって、前記軸部の端面部に臨む前記固定
部における固定部側軸本体対向面部に、前記固定部と別
体の1個または複数個の凸部を設け、該凸部は、取付け
部からの高さ寸法を、軸部本体の端面部から前記環状体
の端面部までの寸法に比して大きくしたことを特徴とす
る。
に環状体を嵌合した軸部を持ち、スラスト・ラジアル両
荷重を支持する流体動圧軸受を介して回転体を固定部に
支持するモータであって、前記環状体の端面部に臨む前
記固定部における固定部側環状体対向面部に、前記固定
部と別体の1個または複数個の凸部を設けたことを特徴
とする。請求項6記載の発明は、軸部本体の一端部に環
状体を嵌合した軸部を持ち、スラスト・ラジアル両荷重
を支持する流体動圧軸受を介して回転体を固定部に支持
するモータであって、前記軸部の端面部に臨む前記固定
部における固定部側軸本体対向面部に、前記固定部と別
体の1個または複数個の凸部を設け、該凸部は、取付け
部からの高さ寸法を、軸部本体の端面部から前記環状体
の端面部までの寸法に比して大きくしたことを特徴とす
る。
【0015】請求項7記載の発明は、請求項1から請求
項6までのいずれかに記載の構成において、前記凸部
は、前記凸部が設けられる部材に嵌合、圧入されること
を特徴とする。
項6までのいずれかに記載の構成において、前記凸部
は、前記凸部が設けられる部材に嵌合、圧入されること
を特徴とする。
【0016】請求項8記載の発明は、請求項1から請求
項7までのいずれかに記載の構成において、前記凸部
は、球状をなすことを特徴とする。請求項9記載の発明
は、請求項1から請求項8までのいずれかに記載の構成
において、前記凸部はセラミックからなることをなるこ
とを特徴とするモータ。請求項10記載の発明は、請求
項1から請求項6までのいずれかに記載の構成におい
て、前記凸部は、スパッタリングにより形成される高硬
度物質部材からなることを特徴とする。請求項11記載
の発明は、請求項1から請求項6までのいずれかに記載
の構成において、前記凸部は、前記凸部が設けられる部
材にスパッタリングにより形成されるシリコン又はクロ
ムを主成分とする基礎部材と、該基礎部材の上にスパッ
タリングにより形成される高硬度物質部材とからなるこ
とを特徴とする。請求項12記載の発明は、請求項10
又は請求項11に記載の構成において、前記高硬度物質
部材は、アモルファスカーボンまたはDLCからなるこ
とを特徴とする。
項7までのいずれかに記載の構成において、前記凸部
は、球状をなすことを特徴とする。請求項9記載の発明
は、請求項1から請求項8までのいずれかに記載の構成
において、前記凸部はセラミックからなることをなるこ
とを特徴とするモータ。請求項10記載の発明は、請求
項1から請求項6までのいずれかに記載の構成におい
て、前記凸部は、スパッタリングにより形成される高硬
度物質部材からなることを特徴とする。請求項11記載
の発明は、請求項1から請求項6までのいずれかに記載
の構成において、前記凸部は、前記凸部が設けられる部
材にスパッタリングにより形成されるシリコン又はクロ
ムを主成分とする基礎部材と、該基礎部材の上にスパッ
タリングにより形成される高硬度物質部材とからなるこ
とを特徴とする。請求項12記載の発明は、請求項10
又は請求項11に記載の構成において、前記高硬度物質
部材は、アモルファスカーボンまたはDLCからなるこ
とを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施の形態を図1な
いし図3に基づいて説明する。この第1実施の形態は、
請求項3に記載の発明に対応するものである。なお、図
20〜図22に示す部分と同等の部分については同一の
符号で示し、その説明は、適宜、省略する。
いし図3に基づいて説明する。この第1実施の形態は、
請求項3に記載の発明に対応するものである。なお、図
20〜図22に示す部分と同等の部分については同一の
符号で示し、その説明は、適宜、省略する。
【0018】このスピンドルモータ1A(磁気ディスク
駆動用スピンドルモータ)は、図1に示すように、フラ
ンジ2に設けたステータ3に対向するようにロータ4に
マグネット5を設けている。前記フランジ2は、前記ス
テータ3を保持するアルミニウム製またはステンレス系
製のフランジ本体6と、該フランジ本体6に形成された
孔(スリーブ嵌合孔6a)に圧入されるスリーブ7とか
ら大略構成されている。
駆動用スピンドルモータ)は、図1に示すように、フラ
ンジ2に設けたステータ3に対向するようにロータ4に
マグネット5を設けている。前記フランジ2は、前記ス
テータ3を保持するアルミニウム製またはステンレス系
製のフランジ本体6と、該フランジ本体6に形成された
孔(スリーブ嵌合孔6a)に圧入されるスリーブ7とか
ら大略構成されている。
【0019】フランジ本体6は、前記スリーブ嵌合孔6
aを備える筒状のセンター筒部20と、センター筒部2
0の基端側に径方向外方に延設されたフレーム21とか
ら大略構成されている。フレーム21は、センター筒部
20に連接される環状のベース部22と、このベース部
22の外周端部に垂設された筒状の外周壁部23と、外
周壁部23の上端部から径方向外方に延設された延長部
24とから大略構成されており、センター筒部20と外
周壁部23との間には、環状空間25が形成されてい
る。
aを備える筒状のセンター筒部20と、センター筒部2
0の基端側に径方向外方に延設されたフレーム21とか
ら大略構成されている。フレーム21は、センター筒部
20に連接される環状のベース部22と、このベース部
22の外周端部に垂設された筒状の外周壁部23と、外
周壁部23の上端部から径方向外方に延設された延長部
24とから大略構成されており、センター筒部20と外
周壁部23との間には、環状空間25が形成されてい
る。
【0020】ステータ3は、ステータスタック27と、
このステータスタック27に巻かれたコイル28とから
なり、ステータスタック27をセンター筒部20の外周
側に保持させて環状空間25に配置されている。コイル
28は、その引出し線29が接続されるコネクタ30を
介して図示しない外部回路に接続されている。図1中、
31は、シール部材である。
このステータスタック27に巻かれたコイル28とから
なり、ステータスタック27をセンター筒部20の外周
側に保持させて環状空間25に配置されている。コイル
28は、その引出し線29が接続されるコネクタ30を
介して図示しない外部回路に接続されている。図1中、
31は、シール部材である。
【0021】前記ロータ4は、アルミニウム及びステン
レス系材料等からなるハブ32と、このハブ32に固定
されたシャフト12とから大略構成されている。ハブ3
2は、大略、径が順次大きくなる3つの有底の筒状体
を、開口側で順次、重ねるように連接した形状をなして
いる。ここで、3つの有底の筒状体について、以下、便
宜上、径が小さいものから順に、第1、第2、第3ハブ
筒状体32a,32b,32cという。第1ハブ筒状体
32aの底部に形成した孔34に前記シャフト12が嵌
合して取り付けられている。
レス系材料等からなるハブ32と、このハブ32に固定
されたシャフト12とから大略構成されている。ハブ3
2は、大略、径が順次大きくなる3つの有底の筒状体
を、開口側で順次、重ねるように連接した形状をなして
いる。ここで、3つの有底の筒状体について、以下、便
宜上、径が小さいものから順に、第1、第2、第3ハブ
筒状体32a,32b,32cという。第1ハブ筒状体
32aの底部に形成した孔34に前記シャフト12が嵌
合して取り付けられている。
【0022】第1ハブ筒状体32aの外周壁部35の外
周面に磁気ディスク36が嵌挿され、第1ハブ筒状体3
2aの外周壁部35には、磁気ディスク36を押えるカ
バーを止めるための雌ねじ37が形成されている。ま
た、第1ハブ筒状体32aの外周壁部35には、周方向
に複数個の孔39が形成されており、これらの孔39に
は、バランスウェイト40が選択的に取り付けられるよ
うになっている。
周面に磁気ディスク36が嵌挿され、第1ハブ筒状体3
2aの外周壁部35には、磁気ディスク36を押えるカ
バーを止めるための雌ねじ37が形成されている。ま
た、第1ハブ筒状体32aの外周壁部35には、周方向
に複数個の孔39が形成されており、これらの孔39に
は、バランスウェイト40が選択的に取り付けられるよ
うになっている。
【0023】図1及び図2に示すように、スリーブ本体
9の内周壁(スリーブ孔7a)には複数条の溝15が形
成され、環状体10のスリーブ本体9の環状段差部8の
壁面に接する端部及びカウンタプレート11の環状体1
0と接する部分にはそれぞれ複数条の溝(図示省略)が
形成されている。前記溝15を含む前記スリーブ7とシ
ャフト12の間及び図示しない溝には油液14が封入・
貯留されている。本実施の形態では、軸部本体であるシ
ャフト本体12a及び環状体10からシャフト(軸部)
12が構成されている。
9の内周壁(スリーブ孔7a)には複数条の溝15が形
成され、環状体10のスリーブ本体9の環状段差部8の
壁面に接する端部及びカウンタプレート11の環状体1
0と接する部分にはそれぞれ複数条の溝(図示省略)が
形成されている。前記溝15を含む前記スリーブ7とシ
ャフト12の間及び図示しない溝には油液14が封入・
貯留されている。本実施の形態では、軸部本体であるシ
ャフト本体12a及び環状体10からシャフト(軸部)
12が構成されている。
【0024】シャフト12の回転に伴うポンピング作用
により発生する動圧により、スリーブ7とシャフト12
の間に流体層を強制的に形成し、これにより図3に示す
ようにシャフト12がカウンタプレート11に対し浮上
し、シャフト12がスリーブ7に対し流体層を介して回
転するようにしている。すなわち、流体動圧軸受13
は、上述したように動圧により流体層を形成してシャフ
ト12とカウンタプレート11(固定部)との間に隙間
を形成してシャフト12のスラスト荷重を支持する〔即
ち、カウンタプレート11がシャフト12の下方向(図
1の矢印D方向)のスラスト荷重を受け、かつ、中径環
状孔部8aの天井壁部がシャフト12(環状体10)の
上方向(図1の矢印U方向)のスラスト荷重を受ける〕
と共に、スリーブ7のスリーブ孔7a形成部分がシャフ
ト12のラジアル荷重を支持するようになっている。
により発生する動圧により、スリーブ7とシャフト12
の間に流体層を強制的に形成し、これにより図3に示す
ようにシャフト12がカウンタプレート11に対し浮上
し、シャフト12がスリーブ7に対し流体層を介して回
転するようにしている。すなわち、流体動圧軸受13
は、上述したように動圧により流体層を形成してシャフ
ト12とカウンタプレート11(固定部)との間に隙間
を形成してシャフト12のスラスト荷重を支持する〔即
ち、カウンタプレート11がシャフト12の下方向(図
1の矢印D方向)のスラスト荷重を受け、かつ、中径環
状孔部8aの天井壁部がシャフト12(環状体10)の
上方向(図1の矢印U方向)のスラスト荷重を受ける〕
と共に、スリーブ7のスリーブ孔7a形成部分がシャフ
ト12のラジアル荷重を支持するようになっている。
【0025】環状体10の内周側には、1又は複数個の
流体循環溝10aが形成されており、流体の循環を容易
に行えるようにしている。なお、シャフト本体12aに
対し、環状体10は、微小長さ、カウンタプレート11
側に突出しており、流体循環溝10aに対する流体の流
入及び流出を容易に行えるようになっている。なお、環
状体10をシャフト本体12aに対してカウンタプレー
ト11側に突出させず、平坦(いわゆる面一)となるよ
うにしてもよい。また、シャフト12の環状体10は中
径環状孔部8aに配置され、中径環状孔部8aの軸方向
(図1上側)の壁面とカウンタプレート11との間にな
っており、これにより、シャフト12は、環状体10を
介して軸方向(図1上下方向)の移動が規制され得るよ
うになっている。
流体循環溝10aが形成されており、流体の循環を容易
に行えるようにしている。なお、シャフト本体12aに
対し、環状体10は、微小長さ、カウンタプレート11
側に突出しており、流体循環溝10aに対する流体の流
入及び流出を容易に行えるようになっている。なお、環
状体10をシャフト本体12aに対してカウンタプレー
ト11側に突出させず、平坦(いわゆる面一)となるよ
うにしてもよい。また、シャフト12の環状体10は中
径環状孔部8aに配置され、中径環状孔部8aの軸方向
(図1上側)の壁面とカウンタプレート11との間にな
っており、これにより、シャフト12は、環状体10を
介して軸方向(図1上下方向)の移動が規制され得るよ
うになっている。
【0026】シャフト本体12aの端面部12bの中央
部には、1個のセラミックからなるボール(凸部)51
が、嵌合圧入されている。ボール51は、その先端部
(符号省略)が環状体10の端面部10bに比して高い
位置になるように設けられている。ボール51を設ける
部分は、シャフト本体12aの端面部12bの中央部に
限られず、シャフト本体12aの端面部12bであれ
ば、中央部以外の部分であってもよい。なお、ボール5
1を複数個設けるように構成してもよい。ボール51を
複数個、設ける場合、シャフト12の荷重をバランスよ
く支持できるように複数個のボール51を配置すること
が望ましい。ボール51は、その先端部が環状体10の
端面部10bに比して高い位置になるように設けられて
いる。より詳しくは、次のようにボール51のシャフト
本体12aの端面部12bからの突出寸法(以下、ボー
ル51の突出寸法という。)hひいてはボール51の高
さ寸法htが設定されている。
部には、1個のセラミックからなるボール(凸部)51
が、嵌合圧入されている。ボール51は、その先端部
(符号省略)が環状体10の端面部10bに比して高い
位置になるように設けられている。ボール51を設ける
部分は、シャフト本体12aの端面部12bの中央部に
限られず、シャフト本体12aの端面部12bであれ
ば、中央部以外の部分であってもよい。なお、ボール5
1を複数個設けるように構成してもよい。ボール51を
複数個、設ける場合、シャフト12の荷重をバランスよ
く支持できるように複数個のボール51を配置すること
が望ましい。ボール51は、その先端部が環状体10の
端面部10bに比して高い位置になるように設けられて
いる。より詳しくは、次のようにボール51のシャフト
本体12aの端面部12bからの突出寸法(以下、ボー
ル51の突出寸法という。)hひいてはボール51の高
さ寸法htが設定されている。
【0027】すなわち、図4に示す距離寸法G2、距離
寸法G3及び距離寸法G0について以下に示すように定
め、ボール51の突出寸法hひいてはボール51の高さ
寸法htは、距離寸法G2と距離寸法G3との加算値が、
距離寸法G0と同等(G2+G3=G0)になるように
定められている。 (1)距離寸法G2: シャフト12(ロータ4)が回
転静止状態でボール51の先端部がシャフト12に臨む
カウンタプレート11の上面部11aに接触した時の環
状体10の端面部10bとカウンタプレート11の上面
部11aとの間の軸方向の距離寸法。なお、図4は、シ
ャフト12が回転している際の断面図であり、この図4
に示す距離寸法G2は便宜的に記載したものである。 (2)距離寸法G3: シャフト12の所定速度の回転
時におけるボール51の先端部とカウンタプレート11
の上面部11aとの間の軸方向の距離寸法。 (3)距離寸法G0: シャフト12の所定速度の回転
時における環状体10の端面部10bとカウンタプレー
ト11の上面部11aとの間の軸方向の距離寸法。
寸法G3及び距離寸法G0について以下に示すように定
め、ボール51の突出寸法hひいてはボール51の高さ
寸法htは、距離寸法G2と距離寸法G3との加算値が、
距離寸法G0と同等(G2+G3=G0)になるように
定められている。 (1)距離寸法G2: シャフト12(ロータ4)が回
転静止状態でボール51の先端部がシャフト12に臨む
カウンタプレート11の上面部11aに接触した時の環
状体10の端面部10bとカウンタプレート11の上面
部11aとの間の軸方向の距離寸法。なお、図4は、シ
ャフト12が回転している際の断面図であり、この図4
に示す距離寸法G2は便宜的に記載したものである。 (2)距離寸法G3: シャフト12の所定速度の回転
時におけるボール51の先端部とカウンタプレート11
の上面部11aとの間の軸方向の距離寸法。 (3)距離寸法G0: シャフト12の所定速度の回転
時における環状体10の端面部10bとカウンタプレー
ト11の上面部11aとの間の軸方向の距離寸法。
【0028】本実施の形態では、上述したようにシャフ
ト本体12aの端面部12bにボール51を設け、ボー
ル51の先端部が環状体10の端面部10bに比して高
い位置になるようにした。これにより、シャフト12の
回転静止時には、ボール51がカウンタプレート11の
上面部11aに当接し、環状体10の端面部10bはカ
ウンタプレート11の上面部11aから浮いた状態にな
り、環状体10の端面部10bとカウンタプレート11
の上面部11aとが略全面接触状態となることを回避で
きる。このため、環状体10の端面部10bとカウンタ
プレート11の上面部11aとの間には所定の隙間が形
成され、回転始動時に流体の循環が速くなり、流体層が
迅速に形成され、ひいてはシャフト12の浮上も十分大
きく、かつ迅速に行われる。
ト本体12aの端面部12bにボール51を設け、ボー
ル51の先端部が環状体10の端面部10bに比して高
い位置になるようにした。これにより、シャフト12の
回転静止時には、ボール51がカウンタプレート11の
上面部11aに当接し、環状体10の端面部10bはカ
ウンタプレート11の上面部11aから浮いた状態にな
り、環状体10の端面部10bとカウンタプレート11
の上面部11aとが略全面接触状態となることを回避で
きる。このため、環状体10の端面部10bとカウンタ
プレート11の上面部11aとの間には所定の隙間が形
成され、回転始動時に流体の循環が速くなり、流体層が
迅速に形成され、ひいてはシャフト12の浮上も十分大
きく、かつ迅速に行われる。
【0029】そして、上述したように、シャフト12の
回転静止時には、ボール51がカウンタプレート11の
上面部11aに当接し、環状体10の端面部10bはカ
ウンタプレート11の上面部11aから浮いた状態にな
り、かつシャフト12の浮上が十分大きく、かつ迅速に
行われることから、上述した従来技術で起こり得た、密
着状態での粘着や隙間が小さいことにより惹起する流体
循環性阻止作用が改善されると共に、密着状態での回転
始動により惹起する傷発生を確実に防止することができ
る。前記ボール51はセラミックからなり、多孔性であ
り、油を含浸できるので、潤滑性をより向上させること
ができる。
回転静止時には、ボール51がカウンタプレート11の
上面部11aに当接し、環状体10の端面部10bはカ
ウンタプレート11の上面部11aから浮いた状態にな
り、かつシャフト12の浮上が十分大きく、かつ迅速に
行われることから、上述した従来技術で起こり得た、密
着状態での粘着や隙間が小さいことにより惹起する流体
循環性阻止作用が改善されると共に、密着状態での回転
始動により惹起する傷発生を確実に防止することができ
る。前記ボール51はセラミックからなり、多孔性であ
り、油を含浸できるので、潤滑性をより向上させること
ができる。
【0030】なお、特開平11−311245号公報に
示されるスピンドルモータでは、同公報の図1及び段落
「0016」〜「0017」に示されるように、軸体の
自由端が筒状部材の閉塞端面(図面上側)に接触してい
る状態において、筒状部材の開口側端面と、支持体の上
面との間(図面下側)に隙間が形成され、軸体の自由端
の形状を曲面状に形成している。このスピンドルモータ
では、曲面部(凸部)を筒状部材と同一部材で形成して
おり、その分、軸体の作製に制約を受け、汎用性の低下
を招くが、これに対し、本実施の形態では、凸部(ボー
ル51)を、この凸部が設けられる部材(シャフト本体
12a)と別体とするので、凸部が設けられる部材(シ
ャフト本体12a)を種々のタイプのモータに幅広く用
いることが可能であり、その分、生産性の向上を図るこ
とができる。
示されるスピンドルモータでは、同公報の図1及び段落
「0016」〜「0017」に示されるように、軸体の
自由端が筒状部材の閉塞端面(図面上側)に接触してい
る状態において、筒状部材の開口側端面と、支持体の上
面との間(図面下側)に隙間が形成され、軸体の自由端
の形状を曲面状に形成している。このスピンドルモータ
では、曲面部(凸部)を筒状部材と同一部材で形成して
おり、その分、軸体の作製に制約を受け、汎用性の低下
を招くが、これに対し、本実施の形態では、凸部(ボー
ル51)を、この凸部が設けられる部材(シャフト本体
12a)と別体とするので、凸部が設けられる部材(シ
ャフト本体12a)を種々のタイプのモータに幅広く用
いることが可能であり、その分、生産性の向上を図るこ
とができる。
【0031】上記実施の形態では、シャフト本体12a
の端面部12bにボール51を設けた場合を例にした
が、これに代えて、図5に示すように、ボール51を環
状体10の端面部10bに嵌合圧入するようにしてもよ
い(第2実施の形態)。この第2実施の形態は、請求項
4に記載の発明に対応するものである。この第2実施の
形態では、ボール51の高さ寸法(環状体10の端面部
10bからの突出寸法)hを、詳細には次のように設定
している。
の端面部12bにボール51を設けた場合を例にした
が、これに代えて、図5に示すように、ボール51を環
状体10の端面部10bに嵌合圧入するようにしてもよ
い(第2実施の形態)。この第2実施の形態は、請求項
4に記載の発明に対応するものである。この第2実施の
形態では、ボール51の高さ寸法(環状体10の端面部
10bからの突出寸法)hを、詳細には次のように設定
している。
【0032】すなわち、図5に示す距離寸法G22、距
離寸法G32及び距離寸法G02について以下に示すよ
うに定め、ボール51の高さ寸法hは、距離寸法G22
と距離寸法G32との加算値が、距離寸法G02と同等
(G22+G32=G02)になるように定められてい
る。 (1)距離寸法G22: シャフト12が回転静止状態
でボール51の先端部がカウンタプレート11の上面部
11aに接触した時の環状体10の端面部10bとカウ
ンタプレート11の上面部11aとの間の軸方向の距離
寸法。なお、図5は、シャフト12が回転している際の
断面図であり、この図5に示す距離寸法G22は便宜的
に記載したものである。 (2)距離寸法G32: シャフト12の所定速度の回
転時にボール51の先端部とカウンタプレート11の上
面部11aとの間の軸方向の距離寸法。 (3)距離寸法G02: シャフト12の所定速度の回
転時に環状体10の端面部10bとカウンタプレート1
1の上面部11aとの間の軸方向の距離寸法。
離寸法G32及び距離寸法G02について以下に示すよ
うに定め、ボール51の高さ寸法hは、距離寸法G22
と距離寸法G32との加算値が、距離寸法G02と同等
(G22+G32=G02)になるように定められてい
る。 (1)距離寸法G22: シャフト12が回転静止状態
でボール51の先端部がカウンタプレート11の上面部
11aに接触した時の環状体10の端面部10bとカウ
ンタプレート11の上面部11aとの間の軸方向の距離
寸法。なお、図5は、シャフト12が回転している際の
断面図であり、この図5に示す距離寸法G22は便宜的
に記載したものである。 (2)距離寸法G32: シャフト12の所定速度の回
転時にボール51の先端部とカウンタプレート11の上
面部11aとの間の軸方向の距離寸法。 (3)距離寸法G02: シャフト12の所定速度の回
転時に環状体10の端面部10bとカウンタプレート1
1の上面部11aとの間の軸方向の距離寸法。
【0033】この第2実施の形態は、シャフト12の回
転静止時には、ボール51がカウンタプレート11の上
面部11aに当接し、前記第1実施の形態と同様に、環
状体10の端面部10bはカウンタプレート11の上面
部11aから浮いた状態になり、環状体10の端面部1
0bとカウンタプレート11の上面部11aとが略全面
接触状態となることが回避され、これにより従来技術で
起こり得た流体循環性阻止作用が改善されると共に、密
着状態での回転始動により惹起する傷発生を確実に防止
できる。
転静止時には、ボール51がカウンタプレート11の上
面部11aに当接し、前記第1実施の形態と同様に、環
状体10の端面部10bはカウンタプレート11の上面
部11aから浮いた状態になり、環状体10の端面部1
0bとカウンタプレート11の上面部11aとが略全面
接触状態となることが回避され、これにより従来技術で
起こり得た流体循環性阻止作用が改善されると共に、密
着状態での回転始動により惹起する傷発生を確実に防止
できる。
【0034】上記第1、第2実施の形態では、シャフト
12側(シャフト本体12a又は環状体10)にボール
51を設けた場合を例にしたが、これに代えて、図6〜
図8に示すようにボール51をシャフト本体12aの端
面部12bに臨むカウンタプレート11におけるカウン
タプレート側シャフト本体対向面部11b(上面部11
aにおけるシャフト本体12aの端面部12bに臨む部
分。固定部側軸本体対向面部)に嵌合圧入するようにし
てもよい(第3実施の形態)。この第3実施の形態は、
請求項6に記載の発明に対応するものである。この第3
実施の形態では、ボール51の高さ寸法(カウンタプレ
ート11の上面部11aからの突出寸法)hを、シャフ
ト本体12aの端面部12bから環状体10の端面部1
0bまでの寸法に比して大きくしており、詳細には次の
ように設定している。
12側(シャフト本体12a又は環状体10)にボール
51を設けた場合を例にしたが、これに代えて、図6〜
図8に示すようにボール51をシャフト本体12aの端
面部12bに臨むカウンタプレート11におけるカウン
タプレート側シャフト本体対向面部11b(上面部11
aにおけるシャフト本体12aの端面部12bに臨む部
分。固定部側軸本体対向面部)に嵌合圧入するようにし
てもよい(第3実施の形態)。この第3実施の形態は、
請求項6に記載の発明に対応するものである。この第3
実施の形態では、ボール51の高さ寸法(カウンタプレ
ート11の上面部11aからの突出寸法)hを、シャフ
ト本体12aの端面部12bから環状体10の端面部1
0bまでの寸法に比して大きくしており、詳細には次の
ように設定している。
【0035】すなわち、図8に示す距離寸法G23、距
離寸法G33及び距離寸法G03について以下に示すよ
うに定め、ボール51の高さ寸法hは、距離寸法G23
と距離寸法G33との加算値が、距離寸法G03と同等
(G23+G33=G03)になるように定められてい
る。 (1)距離寸法G23: シャフト12が回転静止状態
でボール51の先端部がシャフト本体12aの端面部1
2bに接触した時の環状体10の端面部10bとカウン
タプレート11の上面部11aとの間の軸方向の距離寸
法。なお、図8は、シャフト12が回転している際の断
面図であり、この図8に示す距離寸法G23は便宜的に
記載したものである。 (2)距離寸法G33: シャフト12の所定速度の回
転時にボール51の先端部とシャフト本体12aの端面
部12bとの間の軸方向の距離寸法。 (3)距離寸法G03: シャフト12の所定速度の回
転時にシャフト本体12aの端面部12bとカウンタプ
レート11の上面部11aとの間の軸方向の距離寸法。
離寸法G33及び距離寸法G03について以下に示すよ
うに定め、ボール51の高さ寸法hは、距離寸法G23
と距離寸法G33との加算値が、距離寸法G03と同等
(G23+G33=G03)になるように定められてい
る。 (1)距離寸法G23: シャフト12が回転静止状態
でボール51の先端部がシャフト本体12aの端面部1
2bに接触した時の環状体10の端面部10bとカウン
タプレート11の上面部11aとの間の軸方向の距離寸
法。なお、図8は、シャフト12が回転している際の断
面図であり、この図8に示す距離寸法G23は便宜的に
記載したものである。 (2)距離寸法G33: シャフト12の所定速度の回
転時にボール51の先端部とシャフト本体12aの端面
部12bとの間の軸方向の距離寸法。 (3)距離寸法G03: シャフト12の所定速度の回
転時にシャフト本体12aの端面部12bとカウンタプ
レート11の上面部11aとの間の軸方向の距離寸法。
【0036】この第3実施の形態は、シャフト12の回
転静止時には、ボール51がシャフト本体12aの端面
部12bに当接し、前記第1実施の形態と同様に、環状
体10の端面部10bはカウンタプレート11の上面部
11aから浮いた状態になり、環状体10の端面部10
bとカウンタプレート11の上面部11aとが略全面接
触状態となることが回避され、これにより従来技術で起
こり得た流体循環性阻止作用が改善されると共に、密着
状態での回転始動により惹起する傷発生を確実に防止で
きる。
転静止時には、ボール51がシャフト本体12aの端面
部12bに当接し、前記第1実施の形態と同様に、環状
体10の端面部10bはカウンタプレート11の上面部
11aから浮いた状態になり、環状体10の端面部10
bとカウンタプレート11の上面部11aとが略全面接
触状態となることが回避され、これにより従来技術で起
こり得た流体循環性阻止作用が改善されると共に、密着
状態での回転始動により惹起する傷発生を確実に防止で
きる。
【0037】上記第3実施の形態では、ボール51をカ
ウンタプレート側シャフト本体対向面部11b(固定部
側軸本体対向面部)に嵌合圧入する場合を例にしたが、
これに代えて、図9に示すようにボール51を環状体1
0の端面部10bに臨むカウンタプレート11における
カウンタプレート側環状体対向面部11c(上面部11
aにおける環状体10の端面部10bに臨む部分であ
り、固定部側環状体対向面部に相当する。)に嵌合圧入
するようにしてもよい(第4実施の形態)。この第4実
施の形態は、請求項5に記載の発明に対応するものであ
る。この第4実施の形態では、ボール51の高さ寸法
(カウンタプレート11の上面部11aからの突出寸
法)hを、次のように設定している。
ウンタプレート側シャフト本体対向面部11b(固定部
側軸本体対向面部)に嵌合圧入する場合を例にしたが、
これに代えて、図9に示すようにボール51を環状体1
0の端面部10bに臨むカウンタプレート11における
カウンタプレート側環状体対向面部11c(上面部11
aにおける環状体10の端面部10bに臨む部分であ
り、固定部側環状体対向面部に相当する。)に嵌合圧入
するようにしてもよい(第4実施の形態)。この第4実
施の形態は、請求項5に記載の発明に対応するものであ
る。この第4実施の形態では、ボール51の高さ寸法
(カウンタプレート11の上面部11aからの突出寸
法)hを、次のように設定している。
【0038】すなわち、図9に示す距離寸法G24、距
離寸法G34及び距離寸法G04を以下に示すように定
め、ボール51の高さ寸法hは、距離寸法G24と距離
寸法G34との加算値が、距離寸法G04と同等(G2
4+G34=G04)になるように定められている。 (1)距離寸法G24: シャフト12が回転静止状態
でボール51の先端部が環状体10の端面部10bに接
触した時の環状体10の端面部10bとカウンタプレー
ト11の上面部11aとの間の軸方向の距離寸法。な
お、図9は、シャフト12が回転している際の断面図で
あり、この図9に示す距離寸法G24は便宜的に記載し
たものである。 (2)距離寸法G34: シャフト12の所定速度の回
転時にボール51の先端部と環状体10の端面部10b
との間の軸方向の距離寸法。 (3)距離寸法G04: シャフト12の所定速度の回
転時に環状体10の端面部10bとカウンタプレート1
1の上面部11aとの間の軸方向の距離寸法。
離寸法G34及び距離寸法G04を以下に示すように定
め、ボール51の高さ寸法hは、距離寸法G24と距離
寸法G34との加算値が、距離寸法G04と同等(G2
4+G34=G04)になるように定められている。 (1)距離寸法G24: シャフト12が回転静止状態
でボール51の先端部が環状体10の端面部10bに接
触した時の環状体10の端面部10bとカウンタプレー
ト11の上面部11aとの間の軸方向の距離寸法。な
お、図9は、シャフト12が回転している際の断面図で
あり、この図9に示す距離寸法G24は便宜的に記載し
たものである。 (2)距離寸法G34: シャフト12の所定速度の回
転時にボール51の先端部と環状体10の端面部10b
との間の軸方向の距離寸法。 (3)距離寸法G04: シャフト12の所定速度の回
転時に環状体10の端面部10bとカウンタプレート1
1の上面部11aとの間の軸方向の距離寸法。
【0039】この第4実施の形態は、シャフト12の回
転静止時には、ボール51が環状体10の端面部10b
に当接し、前記第1実施の形態と同様に、環状体10の
端面部10bはカウンタプレート11の上面部11aか
ら浮いた状態になり、環状体10の端面部10bとカウ
ンタプレート11の上面部11aとが略全面接触状態と
なることが回避され、これにより従来技術で起こり得た
流体循環性阻止作用が改善されると共に、密着状態での
回転始動により惹起する傷発生を確実に防止できる。
転静止時には、ボール51が環状体10の端面部10b
に当接し、前記第1実施の形態と同様に、環状体10の
端面部10bはカウンタプレート11の上面部11aか
ら浮いた状態になり、環状体10の端面部10bとカウ
ンタプレート11の上面部11aとが略全面接触状態と
なることが回避され、これにより従来技術で起こり得た
流体循環性阻止作用が改善されると共に、密着状態での
回転始動により惹起する傷発生を確実に防止できる。
【0040】上記第1〜第4実施の形態では、シャフト
本体12及び環状体10から構成されるシャフト12を
用いた場合を例にしたが、これに代えて、図10に示す
ように、環状体10を備えないシャフト(以下、便宜
上、単一シャフトという。)12Tを用い、単一シャフ
ト12Tの端面部12T1にボール51を嵌合圧入する
ようにしてもよい(第5実施の形態)。この第5実施の
形態は、請求項1又は請求項2に記載の発明に対応する
ものである。この第5実施の形態では、ボール51の高
さ寸法(単一シャフト12Tの端面部12T1からの突
出寸法)hを、次のように設定している。
本体12及び環状体10から構成されるシャフト12を
用いた場合を例にしたが、これに代えて、図10に示す
ように、環状体10を備えないシャフト(以下、便宜
上、単一シャフトという。)12Tを用い、単一シャフ
ト12Tの端面部12T1にボール51を嵌合圧入する
ようにしてもよい(第5実施の形態)。この第5実施の
形態は、請求項1又は請求項2に記載の発明に対応する
ものである。この第5実施の形態では、ボール51の高
さ寸法(単一シャフト12Tの端面部12T1からの突
出寸法)hを、次のように設定している。
【0041】すなわち、図10に示す距離寸法G25、
距離寸法G35及び距離寸法G05について以下に示す
ように定め、ボール51の高さ寸法hは、距離寸法G2
5と距離寸法G35との加算値が、距離寸法G05と同
等(G25+G35=G05)になるように定められて
いる。 (1)距離寸法G25: シャフト12が回転静止状態
でボール51の先端部がカウンタプレート11の上面部
11aに接触した時の環状体10の端面部10bとカウ
ンタプレート11の上面部11aとの間の軸方向の距離
寸法。なお、図10は、シャフト12が回転している際
の断面図であり、この図10に示す距離寸法G25は便
宜的に記載したものである。 (2)距離寸法G35: シャフト12の所定速度の回
転時にボール51の先端部とカウンタプレート11の上
面部11aとの間の軸方向の距離寸法。 (3)距離寸法G05: シャフト12の所定速度の回
転時に環状体10の端面部10bとカウンタプレート1
1の上面部11aとの間の軸方向の距離寸法。
距離寸法G35及び距離寸法G05について以下に示す
ように定め、ボール51の高さ寸法hは、距離寸法G2
5と距離寸法G35との加算値が、距離寸法G05と同
等(G25+G35=G05)になるように定められて
いる。 (1)距離寸法G25: シャフト12が回転静止状態
でボール51の先端部がカウンタプレート11の上面部
11aに接触した時の環状体10の端面部10bとカウ
ンタプレート11の上面部11aとの間の軸方向の距離
寸法。なお、図10は、シャフト12が回転している際
の断面図であり、この図10に示す距離寸法G25は便
宜的に記載したものである。 (2)距離寸法G35: シャフト12の所定速度の回
転時にボール51の先端部とカウンタプレート11の上
面部11aとの間の軸方向の距離寸法。 (3)距離寸法G05: シャフト12の所定速度の回
転時に環状体10の端面部10bとカウンタプレート1
1の上面部11aとの間の軸方向の距離寸法。
【0042】この第5実施の形態は、シャフト12の回
転静止時には、ボール51がカウンタプレート11の上
面部11aに当接し、前記第1実施の形態と同様に、環
状体10の端面部10bはカウンタプレート11の上面
部11aから浮いた状態になり、環状体10の端面部1
0bとカウンタプレート11の上面部11aとが略全面
接触状態となることが回避され、これにより従来技術で
起こり得た流体循環性阻止作用が改善されると共に、密
着状態での回転始動により惹起する傷発生を確実に防止
できる。
転静止時には、ボール51がカウンタプレート11の上
面部11aに当接し、前記第1実施の形態と同様に、環
状体10の端面部10bはカウンタプレート11の上面
部11aから浮いた状態になり、環状体10の端面部1
0bとカウンタプレート11の上面部11aとが略全面
接触状態となることが回避され、これにより従来技術で
起こり得た流体循環性阻止作用が改善されると共に、密
着状態での回転始動により惹起する傷発生を確実に防止
できる。
【0043】上記第5実施の形態では、ボール51を単
一シャフト12Tの端面部12T1に嵌合圧入する場合
を例にしたが、これに代えてボール51をカウンタプレ
ート11の上面部11aに、先端部側部分がカウンタプ
レート11の上面部11aから突出するように嵌合圧入
するように構成してもよい(請求項1又は請求項2に記
載の発明に対応する)。
一シャフト12Tの端面部12T1に嵌合圧入する場合
を例にしたが、これに代えてボール51をカウンタプレ
ート11の上面部11aに、先端部側部分がカウンタプ
レート11の上面部11aから突出するように嵌合圧入
するように構成してもよい(請求項1又は請求項2に記
載の発明に対応する)。
【0044】上記各実施の形態では、ボール51を、ボ
ール51が設けられる部材(シャフト本体12a、環状
体10又はカウンタプレート11)に嵌合圧入する場合
を例にしたが、ボール51をボール51が設けられる部
材(シャフト本体12a、環状体10又はカウンタプレ
ート11)に接着剤などの固着手段により固定するよう
にしてもよい。この場合、接着剤などの固着手段は流体
との相性が合うものとする。
ール51が設けられる部材(シャフト本体12a、環状
体10又はカウンタプレート11)に嵌合圧入する場合
を例にしたが、ボール51をボール51が設けられる部
材(シャフト本体12a、環状体10又はカウンタプレ
ート11)に接着剤などの固着手段により固定するよう
にしてもよい。この場合、接着剤などの固着手段は流体
との相性が合うものとする。
【0045】上記各実施の形態では、凸部がセラミック
からなるボール51である場合を例にしたが、これに代
えて鋼球としてもよい。また、凸部は上記各実施の形態
で説明した球状のもの(ボール51)に限らず、図11
に示すように円錐台形状の凸部を用いたり、あるいは軸
状のもの、円錐状等の先細り形状のものなど他の形状の
ものを用いてもよい。なお、先細り形状のものとする場
合には、先端部は接触する相手側を凹ませないように先
端部を凸曲面状に形成しておくことが望ましい。
からなるボール51である場合を例にしたが、これに代
えて鋼球としてもよい。また、凸部は上記各実施の形態
で説明した球状のもの(ボール51)に限らず、図11
に示すように円錐台形状の凸部を用いたり、あるいは軸
状のもの、円錐状等の先細り形状のものなど他の形状の
ものを用いてもよい。なお、先細り形状のものとする場
合には、先端部は接触する相手側を凹ませないように先
端部を凸曲面状に形成しておくことが望ましい。
【0046】また、上記実施の形態では、凸部(ボール
51)を、凸部(ボール51)が設けられる部材(シャ
フト本体12a、環状体10又はカウンタプレート1
1)と別体のものとした場合を例にしたが、これに代え
て、凸部を、凸部が設けられる部材(シャフト本体12
a、環状体10又はカウンタプレート11)と一体のも
ので構成してもよい。例えば、図12に示すように、カ
ウンタプレート11の上面部11aに円錐台形状の凸部
52を形成するようにしてもよい。
51)を、凸部(ボール51)が設けられる部材(シャ
フト本体12a、環状体10又はカウンタプレート1
1)と別体のものとした場合を例にしたが、これに代え
て、凸部を、凸部が設けられる部材(シャフト本体12
a、環状体10又はカウンタプレート11)と一体のも
ので構成してもよい。例えば、図12に示すように、カ
ウンタプレート11の上面部11aに円錐台形状の凸部
52を形成するようにしてもよい。
【0047】上記各実施の形態で、ボール51を、ボー
ル51が設けられる部材(シャフト本体12a、環状体
10又はカウンタプレート11)に嵌合圧入する場合を
例にして説明すると共に、ボール51をボール51が設
けられる部材(シャフト本体12a、環状体10又はカ
ウンタプレート11)に接着剤などの固着手段により固
定するように構成してもよいと説明したが、これに代え
て、図13〜図19に示すように、凸部について、スパ
ッタリングにより形成される高硬度物質部材を含むよう
に構成してもよい(第6〜第12実施の形態)。第6〜
第12実施の形態は、請求項10〜請求項12に記載の
発明に対応するものである。
ル51が設けられる部材(シャフト本体12a、環状体
10又はカウンタプレート11)に嵌合圧入する場合を
例にして説明すると共に、ボール51をボール51が設
けられる部材(シャフト本体12a、環状体10又はカ
ウンタプレート11)に接着剤などの固着手段により固
定するように構成してもよいと説明したが、これに代え
て、図13〜図19に示すように、凸部について、スパ
ッタリングにより形成される高硬度物質部材を含むよう
に構成してもよい(第6〜第12実施の形態)。第6〜
第12実施の形態は、請求項10〜請求項12に記載の
発明に対応するものである。
【0048】第6実施の形態は、図13に示すように、
シャフト本体12aの端面部12bの中央部に、略円板
状の1個の凸部55を設けている。凸部55は、直径が
0.5mm〜5mmであり、高さ寸法h1が2μmとさ
れている。凸部55は、シャフト本体12aの端面部1
2bにスパッタリングにより形成されるSi(珪素、シリ
コン)又はCr(クロム)を主成分とする高さ寸法が0.5
μmの基礎部材56と、該基礎部材56の上にスパッタ
リングにより形成される高さ寸法が1.5μmの高硬度
物質部材57とから構成されている。高硬度物質部材5
7はDLC(ダイヤモンドライクカーボン)から構成さ
れている。前記DLCは水素ガスやメタンガス等の雰囲
気中で結晶生成させたもので高度がアモルファスカーボ
ン(カーボンを真空中で結晶生成させて出来た結晶体)
より滑らかで硬い特徴を有している。
シャフト本体12aの端面部12bの中央部に、略円板
状の1個の凸部55を設けている。凸部55は、直径が
0.5mm〜5mmであり、高さ寸法h1が2μmとさ
れている。凸部55は、シャフト本体12aの端面部1
2bにスパッタリングにより形成されるSi(珪素、シリ
コン)又はCr(クロム)を主成分とする高さ寸法が0.5
μmの基礎部材56と、該基礎部材56の上にスパッタ
リングにより形成される高さ寸法が1.5μmの高硬度
物質部材57とから構成されている。高硬度物質部材5
7はDLC(ダイヤモンドライクカーボン)から構成さ
れている。前記DLCは水素ガスやメタンガス等の雰囲
気中で結晶生成させたもので高度がアモルファスカーボ
ン(カーボンを真空中で結晶生成させて出来た結晶体)
より滑らかで硬い特徴を有している。
【0049】凸部55は、上述したように高さ寸法h1
を2μmとし、その先端部が環状体10の端面部10b
に比して高い位置になるように設けられている。より詳
しくは、第1実施の形態(図4)のボール51を凸部5
5に代えて、第1実施の形態の場合と同様に各寸法を定
め、凸部55の高さ寸法h1を2μmとした状態で、凸
部55のシャフト本体12aの端面部12bからの突出
寸法(以下、凸部55の突出寸法という。)htが設定
されている。すなわち、凸部55の突出寸法hmひいて
は凸部55の高さ寸法h1(2μm)は、距離寸法G2
と距離寸法G3との加算値が、距離寸法G0と同等(G
2+G3=G0)になるように定められている。
を2μmとし、その先端部が環状体10の端面部10b
に比して高い位置になるように設けられている。より詳
しくは、第1実施の形態(図4)のボール51を凸部5
5に代えて、第1実施の形態の場合と同様に各寸法を定
め、凸部55の高さ寸法h1を2μmとした状態で、凸
部55のシャフト本体12aの端面部12bからの突出
寸法(以下、凸部55の突出寸法という。)htが設定
されている。すなわち、凸部55の突出寸法hmひいて
は凸部55の高さ寸法h1(2μm)は、距離寸法G2
と距離寸法G3との加算値が、距離寸法G0と同等(G
2+G3=G0)になるように定められている。
【0050】このように構成された第6実施の形態で
は、上述した実施の形態と同様にして、シャフト12の
回転静止時には、凸部55がカウンタプレート11の上
面部11aに当接し、環状体10の端面部10bはカウ
ンタプレート11の上面部11aから浮いた状態にな
り、かつシャフト12の浮上が十分大きく、かつ迅速に
行われることから、上述した従来技術で起こり得た、密
着状態での粘着や隙間が小さいことにより惹起する流体
循環性阻止作用が改善されると共に、密着状態での回転
始動により惹起する傷発生を確実に防止することができ
る。また、凸部55の高硬度物質部材57は、DLC
(ダイヤモンドライクカーボン)からなり、DLCが高
硬度でかつ表面平滑性に優れる特性を有することから、
耐久性の向上を図ることができる。この場合、凸部55
は、比較的簡単な製法であるスパッタリングにより形成
されるので、容易に得ることができる。すなわち、例え
ばステンレスのマスクにおける結晶生成(凸部を形成)
させたい所に対応する部分に孔を開けておいてスパッタ
リングを施すことにより、凸部の形成が可能となる。ま
た、一回に複数個所に結晶生成(凸部を形成)したい場
合は、前記複数箇所に対応する孔をマスクに開けておく
ことにより、一回のスパッタリングにより複数個所に結
晶生成させる(凸部を形成する)ことができる。また、
マスクの形状を工夫することにより、円錐台形状又は半
球状の凸部を得ることができる。さらに、凸部55は、
シャフト本体12aの端面部12bにスパッタリングに
より形成されるSi又はCrを主成分とする基礎部材56
と、基礎部材56の上に形成される高硬度物質部材57
とから構成され、シャフト本体12aの端面部12bと
高硬度物質部材57と間にSi又はCrを主成分とする基礎
部材56を介在させているので、シャフト本体12aの
端面部12bへの高硬度物質部材57の密着性を良好な
ものにできる。
は、上述した実施の形態と同様にして、シャフト12の
回転静止時には、凸部55がカウンタプレート11の上
面部11aに当接し、環状体10の端面部10bはカウ
ンタプレート11の上面部11aから浮いた状態にな
り、かつシャフト12の浮上が十分大きく、かつ迅速に
行われることから、上述した従来技術で起こり得た、密
着状態での粘着や隙間が小さいことにより惹起する流体
循環性阻止作用が改善されると共に、密着状態での回転
始動により惹起する傷発生を確実に防止することができ
る。また、凸部55の高硬度物質部材57は、DLC
(ダイヤモンドライクカーボン)からなり、DLCが高
硬度でかつ表面平滑性に優れる特性を有することから、
耐久性の向上を図ることができる。この場合、凸部55
は、比較的簡単な製法であるスパッタリングにより形成
されるので、容易に得ることができる。すなわち、例え
ばステンレスのマスクにおける結晶生成(凸部を形成)
させたい所に対応する部分に孔を開けておいてスパッタ
リングを施すことにより、凸部の形成が可能となる。ま
た、一回に複数個所に結晶生成(凸部を形成)したい場
合は、前記複数箇所に対応する孔をマスクに開けておく
ことにより、一回のスパッタリングにより複数個所に結
晶生成させる(凸部を形成する)ことができる。また、
マスクの形状を工夫することにより、円錐台形状又は半
球状の凸部を得ることができる。さらに、凸部55は、
シャフト本体12aの端面部12bにスパッタリングに
より形成されるSi又はCrを主成分とする基礎部材56
と、基礎部材56の上に形成される高硬度物質部材57
とから構成され、シャフト本体12aの端面部12bと
高硬度物質部材57と間にSi又はCrを主成分とする基礎
部材56を介在させているので、シャフト本体12aの
端面部12bへの高硬度物質部材57の密着性を良好な
ものにできる。
【0051】凸部55をシャフト本体12aの端面部1
2bの中央部に設けているので、起動時トルクを低減す
ることができる。なお、凸部55を設ける部分は、シャ
フト本体12aの端面部12bの中央部に限られず、シ
ャフト本体12aの端面部12bであれば、中央部以外
の部分であってもよい。また、凸部55を複数個設ける
ように構成してもよい。凸部55を複数個、設ける場
合、シャフト12の荷重をバランスよく支持できるよう
に複数個の凸部55を配置することが望ましい。また、
凸部55がカウンタプレート11の上面部11aに当接
し、カウンタプレート11の上面部11aと環状体10
との間の空間が大きくなり、その分、オイル溜め容量の
増加を図ることができる。
2bの中央部に設けているので、起動時トルクを低減す
ることができる。なお、凸部55を設ける部分は、シャ
フト本体12aの端面部12bの中央部に限られず、シ
ャフト本体12aの端面部12bであれば、中央部以外
の部分であってもよい。また、凸部55を複数個設ける
ように構成してもよい。凸部55を複数個、設ける場
合、シャフト12の荷重をバランスよく支持できるよう
に複数個の凸部55を配置することが望ましい。また、
凸部55がカウンタプレート11の上面部11aに当接
し、カウンタプレート11の上面部11aと環状体10
との間の空間が大きくなり、その分、オイル溜め容量の
増加を図ることができる。
【0052】なお、本第6実施の形態では、凸部55の
高さ寸法h1を2μmに設定した場合を例にしたが、こ
れに限らず、凸部55の高さ寸法h1を、0.02μm
〜5μmの範囲の寸法に設定してもよい。このことは、
後述する第7〜第12実施の形態にも同様に言えること
である。
高さ寸法h1を2μmに設定した場合を例にしたが、こ
れに限らず、凸部55の高さ寸法h1を、0.02μm
〜5μmの範囲の寸法に設定してもよい。このことは、
後述する第7〜第12実施の形態にも同様に言えること
である。
【0053】また、本第6実施の形態では、凸部55の
高硬度物質部材57は、DLC(ダイヤモンドライクカ
ーボン)からなる場合を例にしたが、これに限らず、高
硬度物質部材57をアモルファスカーボンで構成しても
よい。このことは、後述する第7〜第12実施の形態に
も同様に言えることである。
高硬度物質部材57は、DLC(ダイヤモンドライクカ
ーボン)からなる場合を例にしたが、これに限らず、高
硬度物質部材57をアモルファスカーボンで構成しても
よい。このことは、後述する第7〜第12実施の形態に
も同様に言えることである。
【0054】また、本第6実施の形態では、凸部55
は、高さ寸法が0.5μmの基礎部材56と、高さ寸法
が1.5μmの高硬度物質部材57とから構成されてい
る場合を例にしたが、これに代えて、基礎部材56を廃
止し、凸部55を高さ寸法が2.0μmの高硬度物質部
材57から構成してもよい。この場合、高硬度物質部材
57(ひいては凸部55)の高さ寸法は、2.0μmに
限らず、0.02μm〜5μmの範囲の寸法に設定する
ようにしてもよい(請求項10に記載の発明に相当す
る)。なお、このことは、後述する第7〜第12実施の
形態にも同様に言えることである。
は、高さ寸法が0.5μmの基礎部材56と、高さ寸法
が1.5μmの高硬度物質部材57とから構成されてい
る場合を例にしたが、これに代えて、基礎部材56を廃
止し、凸部55を高さ寸法が2.0μmの高硬度物質部
材57から構成してもよい。この場合、高硬度物質部材
57(ひいては凸部55)の高さ寸法は、2.0μmに
限らず、0.02μm〜5μmの範囲の寸法に設定する
ようにしてもよい(請求項10に記載の発明に相当す
る)。なお、このことは、後述する第7〜第12実施の
形態にも同様に言えることである。
【0055】上記第6実施の形態(図13)では、シャ
フト本体12aの端面部12bに凸部55を設けた場合
を例にしたが、これに代えて、第7実施の形態は、図1
4に示すように、凸部55を環状体10の端面部10b
に設けている。この第7実施の形態では、凸部55の高
さ寸法(環状体10の端面部10bからの突出寸法)h
1を2μmに定めている。さらに、この第7実施の形態
では、図14に示す距離寸法G22、距離寸法G32及
び距離寸法G02について、第2実施の形態(図5)の
ボール51を凸部55に代えて、第2実施の形態の場合
と同様に寸法を定めている。すなわち、距離寸法G22
と距離寸法G32との加算値が、距離寸法G02と同等
(G22+G32=G02)になるように定めている。
フト本体12aの端面部12bに凸部55を設けた場合
を例にしたが、これに代えて、第7実施の形態は、図1
4に示すように、凸部55を環状体10の端面部10b
に設けている。この第7実施の形態では、凸部55の高
さ寸法(環状体10の端面部10bからの突出寸法)h
1を2μmに定めている。さらに、この第7実施の形態
では、図14に示す距離寸法G22、距離寸法G32及
び距離寸法G02について、第2実施の形態(図5)の
ボール51を凸部55に代えて、第2実施の形態の場合
と同様に寸法を定めている。すなわち、距離寸法G22
と距離寸法G32との加算値が、距離寸法G02と同等
(G22+G32=G02)になるように定めている。
【0056】上記第6、第7実施の形態では、シャフト
12側(シャフト本体12a又は環状体10)に凸部5
5を設けた場合を例にしたが、これに代えて、図15に
示すように凸部55をシャフト本体12aの端面部12
bに臨むカウンタプレート11におけるカウンタプレー
ト側シャフト本体対向面部11b(上面部11aにおけ
るシャフト本体12aの端面部12bに臨む部分。固定
部側軸本体対向面部)に設けてもよい(第8実施の形
態)。この第8実施の形態では、凸部55の高さ寸法
(カウンタプレート11の上面部11aからの突出寸
法)h1を上述したように2μmに設定している。さら
に、図15に示す距離寸法G23、距離寸法G33及び
距離寸法G03について、第3実施の形態(図8)のボ
ール51を凸部55に代えて、第3実施の形態の場合と
同様に定めている。すなわち、距離寸法G23と距離寸
法G33との加算値が、距離寸法G03と同等(G23
+G33=G03)になるように定められている。
12側(シャフト本体12a又は環状体10)に凸部5
5を設けた場合を例にしたが、これに代えて、図15に
示すように凸部55をシャフト本体12aの端面部12
bに臨むカウンタプレート11におけるカウンタプレー
ト側シャフト本体対向面部11b(上面部11aにおけ
るシャフト本体12aの端面部12bに臨む部分。固定
部側軸本体対向面部)に設けてもよい(第8実施の形
態)。この第8実施の形態では、凸部55の高さ寸法
(カウンタプレート11の上面部11aからの突出寸
法)h1を上述したように2μmに設定している。さら
に、図15に示す距離寸法G23、距離寸法G33及び
距離寸法G03について、第3実施の形態(図8)のボ
ール51を凸部55に代えて、第3実施の形態の場合と
同様に定めている。すなわち、距離寸法G23と距離寸
法G33との加算値が、距離寸法G03と同等(G23
+G33=G03)になるように定められている。
【0057】上記第8実施の形態では、凸部55をカウ
ンタプレート側シャフト本体対向面部11b(固定部側
軸本体対向面部)に設ける場合を例にしたが、これに代
えて、図16に示すように凸部55を環状体10の端面
部10bに臨むカウンタプレート11におけるカウンタ
プレート側環状体対向面部11c(上面部11aにおけ
る環状体10の端面部10bに臨む部分であり、固定部
側環状体対向面部に相当する。)に設けるようにしても
よい(第9実施の形態)。この第9実施の形態では、凸
部55の高さ寸法(カウンタプレート11の上面部11
aからの突出寸法)h1を、2μmに設定している。さ
らに、第9実施の形態では、図16に示す距離寸法G2
4、距離寸法G34及び距離寸法G04について、第4
実施の形態(図9)のボール51を凸部55に代えて、
第4実施の形態の場合と同様に定めている。すなわち、
距離寸法G24と距離寸法G34との加算値が、距離寸
法G04と同等(G24+G34=G04)になるよう
に定められている。
ンタプレート側シャフト本体対向面部11b(固定部側
軸本体対向面部)に設ける場合を例にしたが、これに代
えて、図16に示すように凸部55を環状体10の端面
部10bに臨むカウンタプレート11におけるカウンタ
プレート側環状体対向面部11c(上面部11aにおけ
る環状体10の端面部10bに臨む部分であり、固定部
側環状体対向面部に相当する。)に設けるようにしても
よい(第9実施の形態)。この第9実施の形態では、凸
部55の高さ寸法(カウンタプレート11の上面部11
aからの突出寸法)h1を、2μmに設定している。さ
らに、第9実施の形態では、図16に示す距離寸法G2
4、距離寸法G34及び距離寸法G04について、第4
実施の形態(図9)のボール51を凸部55に代えて、
第4実施の形態の場合と同様に定めている。すなわち、
距離寸法G24と距離寸法G34との加算値が、距離寸
法G04と同等(G24+G34=G04)になるよう
に定められている。
【0058】上記第6〜第9実施の形態では、シャフト
本体12及び環状体10から構成されるシャフト12を
用いた場合を例にしたが、これに代えて、図17に示す
ように、環状体10を備えないシャフト(以下、便宜
上、単一シャフトという。)12Tを用い、単一シャフ
ト12Tの端面部12T1に凸部55を設けるようにし
てもよい(第10実施の形態)。この第10実施の形態
では、凸部55の高さ寸法(単一シャフト12Tの端面
部12T1からの突出寸法)h1を、2μmに設定して
いる。さらに、第10実施の形態では、図17に示す距
離寸法G25、距離寸法G35及び距離寸法G05につ
いて、第5実施の形態(図10)のボール51を凸部5
5に代えて、第5実施の形態の場合と同様に寸法を定め
ている。すなわち、図17に示す距離寸法G25、距離
寸法G35及び距離寸法G05について、凸部55の高
さ寸法h1は、距離寸法G25と距離寸法G35との加
算値が、距離寸法G05と同等(G25+G35=G0
5)になるように定めている。また、上記第6〜第10
実施の形態では、凸部55が略円板状である場合を例に
したが、これに代えて、図18に示すように円錐台形状
としてもよい(第11実施の形態)し、図19に示すよ
うに半球状に形成してもよい(第12実施の形態)。
本体12及び環状体10から構成されるシャフト12を
用いた場合を例にしたが、これに代えて、図17に示す
ように、環状体10を備えないシャフト(以下、便宜
上、単一シャフトという。)12Tを用い、単一シャフ
ト12Tの端面部12T1に凸部55を設けるようにし
てもよい(第10実施の形態)。この第10実施の形態
では、凸部55の高さ寸法(単一シャフト12Tの端面
部12T1からの突出寸法)h1を、2μmに設定して
いる。さらに、第10実施の形態では、図17に示す距
離寸法G25、距離寸法G35及び距離寸法G05につ
いて、第5実施の形態(図10)のボール51を凸部5
5に代えて、第5実施の形態の場合と同様に寸法を定め
ている。すなわち、図17に示す距離寸法G25、距離
寸法G35及び距離寸法G05について、凸部55の高
さ寸法h1は、距離寸法G25と距離寸法G35との加
算値が、距離寸法G05と同等(G25+G35=G0
5)になるように定めている。また、上記第6〜第10
実施の形態では、凸部55が略円板状である場合を例に
したが、これに代えて、図18に示すように円錐台形状
としてもよい(第11実施の形態)し、図19に示すよ
うに半球状に形成してもよい(第12実施の形態)。
【0059】
【発明の効果】請求項1から請求項12までのいずれか
に記載の発明によれば、回転体の回転静止時に凸部の当
接により、流体動圧軸受の相対向する略平坦状の端面部
の間に隙間が形成され、この相対向する両端面部の一方
は相手側の端面部に対して浮いた状態になり、前記両端
面部が略全面接触状態となることが回避され、従来技術
で起こり得た流体循環性阻止作用が改善されると共に、
密着状態での回転始動により惹起する傷発生を確実に防
止できる。
に記載の発明によれば、回転体の回転静止時に凸部の当
接により、流体動圧軸受の相対向する略平坦状の端面部
の間に隙間が形成され、この相対向する両端面部の一方
は相手側の端面部に対して浮いた状態になり、前記両端
面部が略全面接触状態となることが回避され、従来技術
で起こり得た流体循環性阻止作用が改善されると共に、
密着状態での回転始動により惹起する傷発生を確実に防
止できる。
【図1】本発明の第1実施の形態を示す断面図である。
【図2】図1のスピンドルモータの回転静止状態を示す
断面図である。
断面図である。
【図3】図1のスピンドルモータの回転状態を示す断面
図である。
図である。
【図4】図1のボールの高さ寸法の設定を説明するため
の断面図である。
の断面図である。
【図5】本発明の第2実施の形態を示す断面図である。
【図6】本発明の第3実施の形態のスピンドルモータの
回転静止状態を示す断面図である。
回転静止状態を示す断面図である。
【図7】図6のスピンドルモータの回転状態を示す断面
図である。
図である。
【図8】図6のボールの高さ寸法の設定を説明するため
の断面図である。
の断面図である。
【図9】本発明の第4実施の形態のスピンドルモータの
ボールの高さ寸法の設定を説明するための断面図であ
る。
ボールの高さ寸法の設定を説明するための断面図であ
る。
【図10】本発明の第5実施の形態のスピンドルモータ
のボールの高さ寸法の設定を説明するための断面図であ
る。
のボールの高さ寸法の設定を説明するための断面図であ
る。
【図11】シャフト本体に円錐台形状の凸部を設けた本
発明の一例を示す断面図である。
発明の一例を示す断面図である。
【図12】カウンタプレートに円錐台形状の凸部を設け
た本発明の一例を示す断面図である。
た本発明の一例を示す断面図である。
【図13】本発明の第6実施の形態を示す断面図であ
る。
る。
【図14】本発明の第7実施の形態を示す断面図であ
る。
る。
【図15】本発明の第8実施の形態を示す断面図であ
る。
る。
【図16】本発明の第9実施の形態を示す断面図であ
る。
る。
【図17】本発明の第10実施の形態を示す断面図であ
る。
る。
【図18】本発明の第11実施の形態を示す断面図であ
る。
る。
【図19】本発明の第12実施の形態を示す断面図であ
る。
る。
【図20】従来のスピンドルモータの一例を示す断面図
である。
である。
【図21】図20のスピンドルモータの回転静止状態を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図22】図20のスピンドルモータの回転状態を示す
断面図である。
断面図である。
10 環状体
10b 端面部
11 カウンタプレート(固定部)
11a 上面部
12 シャフト(軸部)
12a シャフト本体(軸部本体)
13 流体動圧軸受
12b 端面部
51 ボール(凸部)
55 凸部
56 基礎部材
57 高硬度物質部材
フロントページの続き
Fターム(参考) 3J011 AA20 BA05 CA02 CA06 DA01
JA02 KA02 KA03 LA05 MA12
PA03
5H605 BB05 BB10 BB14 BB19 CC04
EB04 EB06 FF10
5H607 BB01 BB05 BB07 BB09 BB14
BB17 BB25 GG01 GG04 GG07
GG09 GG12
5H621 BB07 GA01 JK19 PP05
Claims (12)
- 【請求項1】 スラスト・ラジアル両荷重を支持する流
体動圧軸受を介して回転体を固定部に支持するモータで
あって、前記流体動圧軸受の軸端部で相対向する略平坦
状の面部のうち一方の面部に、該一方の面部と別体の1
個または複数個の凸部を、かつ、前記回転体の回転静止
時に他方の面部に当接可能に設けたことを特徴とするモ
ータ。 - 【請求項2】 請求項1記載のモータにおいて、前記一
方の面部は前記回転体に備えられる軸部の端面部で、か
つ前記他方の面部は前記軸部の端面部に臨む固定部にお
ける固定部軸部側対向面部であるか、又は前記一方の面
部は前記固定部軸部側対向面部で、かつ前記他方の面部
は前記軸部の端面部であることを特徴とするモータ。 - 【請求項3】 軸部本体の一端部に環状体を嵌合した軸
部を持ち、スラスト・ラジアル両荷重を支持する流体動
圧軸受を介して回転体を固定部に支持するモータであっ
て、 前記軸部本体の端面部に、前記軸部本体と別体の1個ま
たは複数個の凸部を設け、凸部は、その先端部が環状体
の端面部に比して高い位置になるように設けたことを特
徴とするモータ。 - 【請求項4】 軸部本体の一端部に環状体を嵌合した軸
部を持ち、スラスト・ラジアル両荷重を支持する流体動
圧軸受を介して回転体を固定部に支持するモータであっ
て、 前記環状体の端面部に、前記環状体と別体の1個または
複数個の凸部を設けたことを特徴とするモータ。 - 【請求項5】 軸部本体の一端部に環状体を嵌合した軸
部を持ち、スラスト・ラジアル両荷重を支持する流体動
圧軸受を介して回転体を固定部に支持するモータであっ
て、 前記環状体の端面部に臨む前記固定部における固定部側
環状体対向面部に、前記固定部と別体の1個または複数
個の凸部を設けたことを特徴とするモータ。 - 【請求項6】 軸部本体の一端部に環状体を嵌合した軸
部を持ち、スラスト・ラジアル両荷重を支持する流体動
圧軸受を介して回転体を固定部に支持するモータであっ
て、 前記軸部の端面部に臨む前記固定部における固定部側軸
本体対向面部に、前記固定部と別体の1個または複数個
の凸部を設け、該凸部は、取付け部からの高さ寸法を、
軸部本体の端面部から前記環状体の端面部までの寸法に
比して大きくしたことを特徴とするモータ。 - 【請求項7】 請求項1から請求項6までのいずれかに
記載の構成において、前記凸部は、前記凸部が設けられ
る部材に嵌合、圧入されることを特徴とするモータ。 - 【請求項8】 請求項1から請求項7までのいずれかに
記載の構成において、前記凸部は、球状をなすことを特
徴とするモータ。 - 【請求項9】 請求項1から請求項8までのいずれかに
記載の構成において、前記凸部はセラミックからなるこ
とを特徴とするモータ。 - 【請求項10】 請求項1から請求項6までのいずれか
に記載の構成において、前記凸部は、スパッタリングに
より形成される高硬度物質部材からなることを特徴とす
るモータ。 - 【請求項11】 請求項1から請求項6までのいずれか
に記載の構成において、前記凸部は、前記凸部が設けら
れる部材にスパッタリングにより形成されるシリコン又
はクロムを主成分とする基礎部材と、該基礎部材の上に
スパッタリングにより形成される高硬度物質部材とから
なることを特徴とするモータ。 - 【請求項12】 請求項10又は請求項11に記載の構
成において、前記高硬度物質部材は、アモルファスカー
ボンまたはDLCからなることを特徴とするモータ。
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---|---|---|---|
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US11/645,630 US20070103020A1 (en) | 2001-04-17 | 2006-12-27 | Motor |
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---|---|---|---|
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JP (1) | JP2003018792A (ja) |
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