JP2003018547A - 画像ストリーム伝送方法、シーン切り替え点検出方法および復号表示装置 - Google Patents
画像ストリーム伝送方法、シーン切り替え点検出方法および復号表示装置Info
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- JP2003018547A JP2003018547A JP2001204332A JP2001204332A JP2003018547A JP 2003018547 A JP2003018547 A JP 2003018547A JP 2001204332 A JP2001204332 A JP 2001204332A JP 2001204332 A JP2001204332 A JP 2001204332A JP 2003018547 A JP2003018547 A JP 2003018547A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 画像ピクチュアを通常の時間軸とは逆の方向
に表示させたい場合に、時間軸方向に相関を持たせた画
像符号化を利用した画像ストリームでは、再符号化装置
(逆方向の場合には、復号および大容量の記憶装置)を搭
載しなければならないという課題があった。 【解決手段】 スローモーションによる時間軸の変更に
対して、画像ストリーム内の時間軸を変更する。ISO
/IEC13818−1規格の場合は、PESヘッダ内
のPTS,DTSおよびパケットの出力間隔を変更す
る。さらに、画像ストリームの復号は行うが、表示をし
ないいわゆる非表示ピクチュアを伝送し、画面の復号処
理を行わせる。そして、非表示ピクチュアであることを
示す非表示指示信号を非表示ピクチュアに載せる。
に表示させたい場合に、時間軸方向に相関を持たせた画
像符号化を利用した画像ストリームでは、再符号化装置
(逆方向の場合には、復号および大容量の記憶装置)を搭
載しなければならないという課題があった。 【解決手段】 スローモーションによる時間軸の変更に
対して、画像ストリーム内の時間軸を変更する。ISO
/IEC13818−1規格の場合は、PESヘッダ内
のPTS,DTSおよびパケットの出力間隔を変更す
る。さらに、画像ストリームの復号は行うが、表示をし
ないいわゆる非表示ピクチュアを伝送し、画面の復号処
理を行わせる。そして、非表示ピクチュアであることを
示す非表示指示信号を非表示ピクチュアに載せる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、MPEG−2等の
時間軸方向に相関を持たせた画像符号化を用いた画像ス
トリームを通常の時間軸とは異なる時間軸で表示させる
場合の画像ストリーム伝送方法および装置に関するもの
であり、更に画像シーンの切り替え点を検出する方法お
よび装置に関するものである。
時間軸方向に相関を持たせた画像符号化を用いた画像ス
トリームを通常の時間軸とは異なる時間軸で表示させる
場合の画像ストリーム伝送方法および装置に関するもの
であり、更に画像シーンの切り替え点を検出する方法お
よび装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】時間軸方向に相関を持たせた画像符号
化、例えば、ISO/IEC13818−2、即ち、M
PEG−2を利用した画像ストリームに対して、通常の
時間軸と異なる時間軸で表示させる手法として、特開平
08−223533号公報記載のものがある。以下その
概略を説明する。
化、例えば、ISO/IEC13818−2、即ち、M
PEG−2を利用した画像ストリームに対して、通常の
時間軸と異なる時間軸で表示させる手法として、特開平
08−223533号公報記載のものがある。以下その
概略を説明する。
【0003】特開平08−223533号公報に記載の
発明は、ディスク記録情報のスローモーション再生時
に、表示画面の動きを滑らかにするディスクプレーヤー
を提供することを目的としている。MPEG−2で符号
化された画像データがディスクの中に記録されている。
イントラフレーム(Iピクチュア)、前方向予測ピクチュ
ア(Pピクチュア)、双方向ピクチュア(Bピクチュア)
で、画像が構成されている。通常、スローモーション用
の画像データは記録されていない。PおよびBピクチュア
は時間的に過去のピクチュアもしくは、時間的に未来の
ピクチュアからの予測符号化を施されているものであ
り、動きベクトルを保有する。ここで、例えば、1/n
(nは自然数)スローモーション再生の場合は、この動
きベクトルを(1/n)×I(Iは表示画面ごとにインク
リメントする。なお、NTSCの場合30まで、PAL
の場合25まで)にして、新たに、補間動きベクトルを
生成する。そして、この補間動きベクトルを用いて、補
間ピクチュアを生成する。この補間ピクチュアを用い
て、スローモーションの画面を生成している。
発明は、ディスク記録情報のスローモーション再生時
に、表示画面の動きを滑らかにするディスクプレーヤー
を提供することを目的としている。MPEG−2で符号
化された画像データがディスクの中に記録されている。
イントラフレーム(Iピクチュア)、前方向予測ピクチュ
ア(Pピクチュア)、双方向ピクチュア(Bピクチュア)
で、画像が構成されている。通常、スローモーション用
の画像データは記録されていない。PおよびBピクチュア
は時間的に過去のピクチュアもしくは、時間的に未来の
ピクチュアからの予測符号化を施されているものであ
り、動きベクトルを保有する。ここで、例えば、1/n
(nは自然数)スローモーション再生の場合は、この動
きベクトルを(1/n)×I(Iは表示画面ごとにインク
リメントする。なお、NTSCの場合30まで、PAL
の場合25まで)にして、新たに、補間動きベクトルを
生成する。そして、この補間動きベクトルを用いて、補
間ピクチュアを生成する。この補間ピクチュアを用い
て、スローモーションの画面を生成している。
【0004】しかしながら、補間ピクチュアを生成する
ということは、符号化装置を搭載することになる。MP
EGの符号化装置は、一般に高価であり、符号化装置を
搭載することは、好まれない。特に、High Def
initionの場合は、符号化装置の価格は非常に高
価なものとなり搭載することは困難である。しかも、再
エンコードにより、画質を落してしまう。さらに、逆ス
ローモーションの場合、補間動きベクトルだけによる補
間ピクチュア生成だけでは、表示画像を生成することは
できない。なぜならば、逆スローモーションの場合、参
照した画像が表示したい画像よりも後に伝送されるため
である。従って、逆スローモーションを実現するために
は、Group of Picture単位で2つ以上を
記憶装置に貯えておき、そこから、完全に復号して、再
度符号化を行って、さらに、補間ピクチュアを生成しな
ければならない。これを実現するためには、装置が非常
に複雑になってしまう。
ということは、符号化装置を搭載することになる。MP
EGの符号化装置は、一般に高価であり、符号化装置を
搭載することは、好まれない。特に、High Def
initionの場合は、符号化装置の価格は非常に高
価なものとなり搭載することは困難である。しかも、再
エンコードにより、画質を落してしまう。さらに、逆ス
ローモーションの場合、補間動きベクトルだけによる補
間ピクチュア生成だけでは、表示画像を生成することは
できない。なぜならば、逆スローモーションの場合、参
照した画像が表示したい画像よりも後に伝送されるため
である。従って、逆スローモーションを実現するために
は、Group of Picture単位で2つ以上を
記憶装置に貯えておき、そこから、完全に復号して、再
度符号化を行って、さらに、補間ピクチュアを生成しな
ければならない。これを実現するためには、装置が非常
に複雑になってしまう。
【0005】以上説明したように、従来例である特開平
08−223533号記載の発明では、再符号化装置
(逆方向の場合には、復号および大容量の記憶装置)を搭
載しなければならず、普及タイプの機器を開発できない
という大きな課題があった。
08−223533号記載の発明では、再符号化装置
(逆方向の場合には、復号および大容量の記憶装置)を搭
載しなければならず、普及タイプの機器を開発できない
という大きな課題があった。
【0006】一方、シーンが変化することを検出する手
段としては、シーンが変化する位置を特定領域に記憶さ
せておき、前記特定領域からの情報を用いることを行っ
ている。しかしながら、シーンが変化する位置を特定領
域に記憶させるためには、一度、画像を再生して、機械
ではなく、人が位置を検出する必要がある。すなわち、
シーン検出を自動化することが出来ないという大きな課
題があった。
段としては、シーンが変化する位置を特定領域に記憶さ
せておき、前記特定領域からの情報を用いることを行っ
ている。しかしながら、シーンが変化する位置を特定領
域に記憶させるためには、一度、画像を再生して、機械
ではなく、人が位置を検出する必要がある。すなわち、
シーン検出を自動化することが出来ないという大きな課
題があった。
【0007】本発明は上記課題に鑑み、簡単な装置でス
ローモーションおよび逆スローモーションが実現できる
画像ストリーム伝送方法を提供するものである。更に加
えて、簡単な装置で、シーンの切り替え点を検出するこ
とができる切り替え点検出方法を提供するものである。
ローモーションおよび逆スローモーションが実現できる
画像ストリーム伝送方法を提供するものである。更に加
えて、簡単な装置で、シーンの切り替え点を検出するこ
とができる切り替え点検出方法を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る画像ストリーム伝送方法は、スローモ
ーションによる時間軸の変更に対して、画像ストリーム
内の時間軸を変更する。ISO/IEC13818−1
規格の場合は、PESヘッダ内のPTS,DTSを変更
する。また、逆スローモーションの場合には、画像スト
リームの復号は行うが、表示をしないことを示す情報を
付加する。ISO/IEC13818−1規格の場合
は、PESヘッダ内のStream_idもしくは、P
ES#Private_dataもしくはPES_ex
tension_fieldを用いる。また、ISO/
IEC13818−2規格の場合は、User_dat
aもしくはPictureヘッダ内のtemporal
_referenceもしくはextra_infor
mation_Pictureを用いる。そして、シー
ンが変化することを検出する手段として、時間軸方向の
予測を用いて符号化する際のデータ量を利用する。さら
に、ISO/IEC13818−1規格の場合では、S
equence_Header内の量子化テーブルの値
が変化した場合も利用することができる。
に、本発明に係る画像ストリーム伝送方法は、スローモ
ーションによる時間軸の変更に対して、画像ストリーム
内の時間軸を変更する。ISO/IEC13818−1
規格の場合は、PESヘッダ内のPTS,DTSを変更
する。また、逆スローモーションの場合には、画像スト
リームの復号は行うが、表示をしないことを示す情報を
付加する。ISO/IEC13818−1規格の場合
は、PESヘッダ内のStream_idもしくは、P
ES#Private_dataもしくはPES_ex
tension_fieldを用いる。また、ISO/
IEC13818−2規格の場合は、User_dat
aもしくはPictureヘッダ内のtemporal
_referenceもしくはextra_infor
mation_Pictureを用いる。そして、シー
ンが変化することを検出する手段として、時間軸方向の
予測を用いて符号化する際のデータ量を利用する。さら
に、ISO/IEC13818−1規格の場合では、S
equence_Header内の量子化テーブルの値
が変化した場合も利用することができる。
【0009】以上のような構成により、時間軸方向に相
関を持たせた画像符号化を利用した画像ストリームであ
っても、スムーズなスロー映像を鑑賞することができ
る。さらに、シーンの切り替え点を自動設定することが
でき、全てのシーンを鑑賞して切り換え点を設定する必
要が無くなる。
関を持たせた画像符号化を利用した画像ストリームであ
っても、スムーズなスロー映像を鑑賞することができ
る。さらに、シーンの切り替え点を自動設定することが
でき、全てのシーンを鑑賞して切り換え点を設定する必
要が無くなる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明に係る請求項1の画像スト
リーム伝送方法は、時間軸方向に相関を持たせた画像符
号化を利用した画像ストリームの画像符号化の復号処理
は行うが復号後の画像データを画面に表示しないことを
示す非表示指示信号を前記画像ストリーム内に保有させ
ることを特徴としている。本発明に係る請求項1の画像
ストリーム伝送方法においての効果は、時間軸を逆転さ
せて表示させたい場合において、時間方向として、矛盾
の無い順序で表示することである。本発明に係る請求項
2の画像ストリーム伝送方法は、請求項1記載の画像符
号化を復号する順序と画面表示順序が異なる順序入替画
面を保有する場合、請求項1記載の非表示指示信号を前
記順序入替画面に保有させることを特徴としている。本
発明に係る請求項2の画像ストリーム伝送方法において
の効果は、時間方向として、矛盾の無い順序で表示する
ことである。本発明に係る請求項3の画像ストリーム伝
送方法は、画面の更新が順方向で、請求項2記載の順序
入替画面が存在する場合、時間軸方向の双方向予測以外
の符号化を行ったピクチュアの一部または全部に請求項
1記載の非表示指示信号を保有させることを特徴として
いる。本発明に係る請求項3の画像ストリーム伝送方法
においての効果は、画面の更新が順方向の場合に、時間
方向として、矛盾の無い順序で表示することである。本
発明に係る請求項4の復号表示装置は、請求項1から3
記載の非表示指示信号が保有されているピクチュアに対
して、画像符号化の復号処理は行うが画面の表示は行わ
ず、前記非表示指示信号を保有しないピクチュアに対し
て、画像符号化の復号処理を行って画面の表示を行うこ
とを特徴としている。本発明に係る請求項4の復号表示
装置においての効果は、請求項1および2に対応可能な
復号表示機器を提供することである。本発明に係る請求
項5の画像ストリーム伝送方法は、ISO/IEC13
818で規格化された符号化法を用いた画像ストリーム
であって請求項1記載の非表示指示信号として、ISO
/IEC13818の既存値を変更して利用することを
特徴としている。本発明に係る請求項5の画像ストリー
ム伝送方法においての効果は、データ量を増加させるこ
と無くISO/IEC13818に対応できることであ
る。本発明に係る請求項6の画像ストリーム伝送方法
は、ISO/IEC13818で規格化された符号化法
を用いた画像ストリームであって請求項1記載の非表示
指示信号として、ISO/IEC13818の予備領域
を前記画像ストリームに付加して利用することを特徴と
している。本発明に係る請求項6の画像ストリーム伝送
方法においての効果は、従来のISO/IEC1381
8対応機器に悪影響を及ぼす事無くISO/IEC13
818に対応できることである。本発明に係る請求項7
の画像ストリーム伝送方法は、ISO/IEC1381
8で規格化された符号化法を用いた画像ストリームであ
って請求項1記載の非表示指示信号として、ISO/I
EC13818の既存信号の意味合いを変更して利用す
ることを特徴としている。本発明に係る請求項7の画像
ストリーム伝送方法においての効果は、データ量を増加
させること無くISO/IEC13818に対応できる
ことである。本発明に係る請求項8の画像ストリーム伝
送方法は、時間軸方向に相関を持たせた画像符号化を利
用した画像ストリームを記録した蓄積機器から前記画像
ストリームに対して通常再生以外の再生を行う場合、通
信路の伝送能力もしくは前記画像符号化を復号する復号
器能力に応じて、表示するピクチュアを間引くことを特
徴としている。本発明に係る請求項8の画像ストリーム
伝送方法においての効果は、通信路上もしくは復号装置
内で、画像ストリームにより、オーバフローさせること
が無いことである。本発明に係る請求項9の画像ストリ
ーム伝送方法は、時間軸方向に相関を持たせた画像符号
化を利用した画像ストリームであって、画面の更新順を
逆にして画面表示を行うために、前記画像符号化を復号
するために必要なストリームのみを再伝送することを特
徴としている。本発明に係る請求項9の画像ストリーム
伝送方法においての効果は、画面の更新順を逆にして画
面表示を行うことができることである。本発明に係る請
求項10の画像ストリーム伝送方法は、時間軸方向に相
関を持たせた画像符号化を利用した画像ストリームであ
って、前記画像ストリームの画像符号化の復号処理は行
うが復号後の画像データを画面に表示しないことを示す
非表示指示信号に対応可能な復号装置か前記非表示指示
信号に対応不可能な復号装置かを調査し、前記対応可能
な復号装置であれば、前記非表示指示信号を画像ストリ
ーム内に保有させて画像ストリームを伝送し、前記対応
不可能な復号装置であれば、前記非表示指示信号を画像
ストリーム内に保有させずに、時間軸方向に相関の無い
符号化を行ったピクチュアのみの画像ストリームを伝送
することを特徴としている。本発明に係る請求項10の
画像ストリーム伝送方法における効果は、請求項1の効
果ばかりでなく、対応できる機器に最適な画像ストリー
ムを出力できることである。本発明に係る請求項11の
画像ストリーム伝送方法は、時間軸方向に相関を持たせ
た画像符号化を利用した画像ストリームであって、復号
し、画面表示を行う時間軸方向に相関の無い符号化を行
ったピクチュア以外のピクチュアにエラーフラグを立て
て、出力することを特徴としている。本発明に係る請求
項11の画像ストリーム伝送方法における効果は、従来
の機器に悪影響を与える事無く、従来の機器において
も、一部の画面を復号し、表示させることができること
である。本発明に係る請求項12の画像ストリーム伝送
方法は、ISO/IEC13818−1で規格化された
符号化法を用いた画像ストリームであって、請求項11
のエラーフラグとして、ISO/IEC13818−1
のTransport_error_indicato
rを用いる事を特徴としている。本発明に係る請求項1
2の画像ストリーム伝送方法における効果は、ISO/
IEC13818−1に対応でき、従来の機器に悪影響
を与える事無く、従来の機器においても、一部の画面を
復号し、表示させることができることである。本発明に
係る請求項13の再生装置は、ISO/IEC1381
8−1で規格化された符号化法を用いた画像ストリーム
が記録されており、前記記録されている画像ストリーム
を再生し、画面の表示時間を変更して、表示する場合に
おいて、時間管理を行っている時間管理信号を所定の値
に書き換えて、画像データストリームを復号装置に出力
することを特徴としている。本発明に係る請求項13の
再生装置における効果は、簡単な装置で、容易に、画面
の表示速度を変更できることである。本発明に係る請求
項14の再生装置は、画面の更新を順方向に1/n(n
は自然数)のスロー表示する場合においては、請求項1
3記載の時間管理信号として、PTSおよびDTSを選
択し、PTSおよびDTSのピクチュア毎の差分値が
(1/f)×n秒(fはNTSCの時30、PALの時
25)となるようにPTSおよびDTSを書き換えるこ
とを特徴としている。本発明に係る請求項14の再生装
置における効果は、均等間隔の画面表示が、簡易な手法
でできることである。本発明に係る請求項15の再生装
置は、請求項13記載の時間管理信号として、Sequ
ense Headerのframe_rate_co
de選択することを特徴としている。本発明に係る請求
項15の再生装置における効果は、復号表示装置の画像
処理の制御を容易にできることである。本発明に係る請
求項16の再生装置は、請求項13から15記載の再生
装置からの再生画像データストリームであって、画面の
更新を順方向に1/n(n:自然数)のスロー表示する
場合においては、PTSおよびDTSのピクチュア毎の
差分値が(1/30)×n秒となるようにPTSおよび
DTSを書き換えるばばかりでなく、Transpor
t Packetの出力間隔も通常再生時のn倍にするこ
とを特徴としている。本発明に係る請求項16の再生装
置における効果は、復号表示装置の画像処理の制御、特
にビデオバッファの制御を容易にすることである。本発
明に係る請求項17のシーン切り替え点検出方法は、時
間軸方向に相関を持たせた画像符号化を利用した画像ス
トリームであって、前記画像ストリーム内の情報が大き
く変化した点をシーンの切り替わりと判定することを特
徴としている。本発明に係る請求項17のシーン切り替
え点検出方法における効果は、シーン切り替え点を自動
検出できるということである。本発明に係る請求項18
のシーン切り替え点検出方法は、請求項17記載の情報
が大きく変化した点を、同一符号化手段のピクチュアの
データ量が大きく変化した点とすることを特徴としてい
る。本発明に係る請求項18のシーン切り替え点検出方
法における効果は、複数の符号化法が混在する画像スト
リームであっても、シーン切り替え点の自動検出が可能
となることである。本発明に係る請求項19のシーン切
り替え点検出方法は、ISO/IEC13818−2で
規格化された符号化法を用いた画像データストリームで
あって、請求項17記載の情報が大きく変化した点を、
Sequence_Header内の量子化テーブルの
値が変化した点とすることを特徴としている。本発明に
係る請求項18のシーン切り替え点検出方法における効
果は、ISO/IEC13818−2の規格化を利用し
た符号化において、容易に実現できることである。
リーム伝送方法は、時間軸方向に相関を持たせた画像符
号化を利用した画像ストリームの画像符号化の復号処理
は行うが復号後の画像データを画面に表示しないことを
示す非表示指示信号を前記画像ストリーム内に保有させ
ることを特徴としている。本発明に係る請求項1の画像
ストリーム伝送方法においての効果は、時間軸を逆転さ
せて表示させたい場合において、時間方向として、矛盾
の無い順序で表示することである。本発明に係る請求項
2の画像ストリーム伝送方法は、請求項1記載の画像符
号化を復号する順序と画面表示順序が異なる順序入替画
面を保有する場合、請求項1記載の非表示指示信号を前
記順序入替画面に保有させることを特徴としている。本
発明に係る請求項2の画像ストリーム伝送方法において
の効果は、時間方向として、矛盾の無い順序で表示する
ことである。本発明に係る請求項3の画像ストリーム伝
送方法は、画面の更新が順方向で、請求項2記載の順序
入替画面が存在する場合、時間軸方向の双方向予測以外
の符号化を行ったピクチュアの一部または全部に請求項
1記載の非表示指示信号を保有させることを特徴として
いる。本発明に係る請求項3の画像ストリーム伝送方法
においての効果は、画面の更新が順方向の場合に、時間
方向として、矛盾の無い順序で表示することである。本
発明に係る請求項4の復号表示装置は、請求項1から3
記載の非表示指示信号が保有されているピクチュアに対
して、画像符号化の復号処理は行うが画面の表示は行わ
ず、前記非表示指示信号を保有しないピクチュアに対し
て、画像符号化の復号処理を行って画面の表示を行うこ
とを特徴としている。本発明に係る請求項4の復号表示
装置においての効果は、請求項1および2に対応可能な
復号表示機器を提供することである。本発明に係る請求
項5の画像ストリーム伝送方法は、ISO/IEC13
818で規格化された符号化法を用いた画像ストリーム
であって請求項1記載の非表示指示信号として、ISO
/IEC13818の既存値を変更して利用することを
特徴としている。本発明に係る請求項5の画像ストリー
ム伝送方法においての効果は、データ量を増加させるこ
と無くISO/IEC13818に対応できることであ
る。本発明に係る請求項6の画像ストリーム伝送方法
は、ISO/IEC13818で規格化された符号化法
を用いた画像ストリームであって請求項1記載の非表示
指示信号として、ISO/IEC13818の予備領域
を前記画像ストリームに付加して利用することを特徴と
している。本発明に係る請求項6の画像ストリーム伝送
方法においての効果は、従来のISO/IEC1381
8対応機器に悪影響を及ぼす事無くISO/IEC13
818に対応できることである。本発明に係る請求項7
の画像ストリーム伝送方法は、ISO/IEC1381
8で規格化された符号化法を用いた画像ストリームであ
って請求項1記載の非表示指示信号として、ISO/I
EC13818の既存信号の意味合いを変更して利用す
ることを特徴としている。本発明に係る請求項7の画像
ストリーム伝送方法においての効果は、データ量を増加
させること無くISO/IEC13818に対応できる
ことである。本発明に係る請求項8の画像ストリーム伝
送方法は、時間軸方向に相関を持たせた画像符号化を利
用した画像ストリームを記録した蓄積機器から前記画像
ストリームに対して通常再生以外の再生を行う場合、通
信路の伝送能力もしくは前記画像符号化を復号する復号
器能力に応じて、表示するピクチュアを間引くことを特
徴としている。本発明に係る請求項8の画像ストリーム
伝送方法においての効果は、通信路上もしくは復号装置
内で、画像ストリームにより、オーバフローさせること
が無いことである。本発明に係る請求項9の画像ストリ
ーム伝送方法は、時間軸方向に相関を持たせた画像符号
化を利用した画像ストリームであって、画面の更新順を
逆にして画面表示を行うために、前記画像符号化を復号
するために必要なストリームのみを再伝送することを特
徴としている。本発明に係る請求項9の画像ストリーム
伝送方法においての効果は、画面の更新順を逆にして画
面表示を行うことができることである。本発明に係る請
求項10の画像ストリーム伝送方法は、時間軸方向に相
関を持たせた画像符号化を利用した画像ストリームであ
って、前記画像ストリームの画像符号化の復号処理は行
うが復号後の画像データを画面に表示しないことを示す
非表示指示信号に対応可能な復号装置か前記非表示指示
信号に対応不可能な復号装置かを調査し、前記対応可能
な復号装置であれば、前記非表示指示信号を画像ストリ
ーム内に保有させて画像ストリームを伝送し、前記対応
不可能な復号装置であれば、前記非表示指示信号を画像
ストリーム内に保有させずに、時間軸方向に相関の無い
符号化を行ったピクチュアのみの画像ストリームを伝送
することを特徴としている。本発明に係る請求項10の
画像ストリーム伝送方法における効果は、請求項1の効
果ばかりでなく、対応できる機器に最適な画像ストリー
ムを出力できることである。本発明に係る請求項11の
画像ストリーム伝送方法は、時間軸方向に相関を持たせ
た画像符号化を利用した画像ストリームであって、復号
し、画面表示を行う時間軸方向に相関の無い符号化を行
ったピクチュア以外のピクチュアにエラーフラグを立て
て、出力することを特徴としている。本発明に係る請求
項11の画像ストリーム伝送方法における効果は、従来
の機器に悪影響を与える事無く、従来の機器において
も、一部の画面を復号し、表示させることができること
である。本発明に係る請求項12の画像ストリーム伝送
方法は、ISO/IEC13818−1で規格化された
符号化法を用いた画像ストリームであって、請求項11
のエラーフラグとして、ISO/IEC13818−1
のTransport_error_indicato
rを用いる事を特徴としている。本発明に係る請求項1
2の画像ストリーム伝送方法における効果は、ISO/
IEC13818−1に対応でき、従来の機器に悪影響
を与える事無く、従来の機器においても、一部の画面を
復号し、表示させることができることである。本発明に
係る請求項13の再生装置は、ISO/IEC1381
8−1で規格化された符号化法を用いた画像ストリーム
が記録されており、前記記録されている画像ストリーム
を再生し、画面の表示時間を変更して、表示する場合に
おいて、時間管理を行っている時間管理信号を所定の値
に書き換えて、画像データストリームを復号装置に出力
することを特徴としている。本発明に係る請求項13の
再生装置における効果は、簡単な装置で、容易に、画面
の表示速度を変更できることである。本発明に係る請求
項14の再生装置は、画面の更新を順方向に1/n(n
は自然数)のスロー表示する場合においては、請求項1
3記載の時間管理信号として、PTSおよびDTSを選
択し、PTSおよびDTSのピクチュア毎の差分値が
(1/f)×n秒(fはNTSCの時30、PALの時
25)となるようにPTSおよびDTSを書き換えるこ
とを特徴としている。本発明に係る請求項14の再生装
置における効果は、均等間隔の画面表示が、簡易な手法
でできることである。本発明に係る請求項15の再生装
置は、請求項13記載の時間管理信号として、Sequ
ense Headerのframe_rate_co
de選択することを特徴としている。本発明に係る請求
項15の再生装置における効果は、復号表示装置の画像
処理の制御を容易にできることである。本発明に係る請
求項16の再生装置は、請求項13から15記載の再生
装置からの再生画像データストリームであって、画面の
更新を順方向に1/n(n:自然数)のスロー表示する
場合においては、PTSおよびDTSのピクチュア毎の
差分値が(1/30)×n秒となるようにPTSおよび
DTSを書き換えるばばかりでなく、Transpor
t Packetの出力間隔も通常再生時のn倍にするこ
とを特徴としている。本発明に係る請求項16の再生装
置における効果は、復号表示装置の画像処理の制御、特
にビデオバッファの制御を容易にすることである。本発
明に係る請求項17のシーン切り替え点検出方法は、時
間軸方向に相関を持たせた画像符号化を利用した画像ス
トリームであって、前記画像ストリーム内の情報が大き
く変化した点をシーンの切り替わりと判定することを特
徴としている。本発明に係る請求項17のシーン切り替
え点検出方法における効果は、シーン切り替え点を自動
検出できるということである。本発明に係る請求項18
のシーン切り替え点検出方法は、請求項17記載の情報
が大きく変化した点を、同一符号化手段のピクチュアの
データ量が大きく変化した点とすることを特徴としてい
る。本発明に係る請求項18のシーン切り替え点検出方
法における効果は、複数の符号化法が混在する画像スト
リームであっても、シーン切り替え点の自動検出が可能
となることである。本発明に係る請求項19のシーン切
り替え点検出方法は、ISO/IEC13818−2で
規格化された符号化法を用いた画像データストリームで
あって、請求項17記載の情報が大きく変化した点を、
Sequence_Header内の量子化テーブルの
値が変化した点とすることを特徴としている。本発明に
係る請求項18のシーン切り替え点検出方法における効
果は、ISO/IEC13818−2の規格化を利用し
た符号化において、容易に実現できることである。
【0011】本発明に係る請求項20の記録再生装置
は、シーン切り替え点をインデックスとして登録して記
録し、再生時にシーン切り替え点をインデックス検索と
して利用することを特徴としている。
は、シーン切り替え点をインデックスとして登録して記
録し、再生時にシーン切り替え点をインデックス検索と
して利用することを特徴としている。
【0012】本発明に係る請求項20の記録再生装置の
効果は、自動でインデックを作成することができること
である。
効果は、自動でインデックを作成することができること
である。
【0013】以下、本発明に係る画像ストリーム伝送方
法および復号表示装置および再生装置およびシーン切り
替え点検出方法および記録再生装置の実施の形態につい
て、図面を参照しながら詳細に説明する。
法および復号表示装置および再生装置およびシーン切り
替え点検出方法および記録再生装置の実施の形態につい
て、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0014】(実施の形態1)図1は、本発明に係る画
像ストリーム伝送方法での画像ストリームの構成を示す
ストリーム構成図である。図2は、時間軸方向に相関を
持たせた符号化法の一例を示している。図3は、画像ス
トリームを受信し、復号して、表示する復号表示装置で
ある。話を簡単にするために、ここでは、時間軸方向に
相関を持たせた画像符号化を利用した画像ストリームを
蓄積機器に記録し、その画像ストリームを再生すること
により、伝送する画像ストリームを生成することにす
る。また、画面の更新順を順方向にして、記録されてい
る一部の画面を出力する特殊再生の画像の画像ストリー
ムを送信する場合と、画面の更新順を逆方向して画像ス
トリームを送信する場合とについて説明する。
像ストリーム伝送方法での画像ストリームの構成を示す
ストリーム構成図である。図2は、時間軸方向に相関を
持たせた符号化法の一例を示している。図3は、画像ス
トリームを受信し、復号して、表示する復号表示装置で
ある。話を簡単にするために、ここでは、時間軸方向に
相関を持たせた画像符号化を利用した画像ストリームを
蓄積機器に記録し、その画像ストリームを再生すること
により、伝送する画像ストリームを生成することにす
る。また、画面の更新順を順方向にして、記録されてい
る一部の画面を出力する特殊再生の画像の画像ストリー
ムを送信する場合と、画面の更新順を逆方向して画像ス
トリームを送信する場合とについて説明する。
【0015】図1において、1はn番目ビデオストリー
ム(nは整数)、2はc番目オーディオストリーム(c
は整数)、3はm番目ビデオストリーム(mは整数)、
4は、d番目オーディオストリーム(dは整数)、10
は(i−1)番目ピクチュア、11は(i)番目ピクチ
ュア、12は(i+1)番目ピクチュア、13は(i+
2)番目ピクチュア、14は(j−1)番目ピクチュ
ア、(i,jは整数)、20はヘッダ、21はペイロー
ド(有効データ領域)である。
ム(nは整数)、2はc番目オーディオストリーム(c
は整数)、3はm番目ビデオストリーム(mは整数)、
4は、d番目オーディオストリーム(dは整数)、10
は(i−1)番目ピクチュア、11は(i)番目ピクチ
ュア、12は(i+1)番目ピクチュア、13は(i+
2)番目ピクチュア、14は(j−1)番目ピクチュ
ア、(i,jは整数)、20はヘッダ、21はペイロー
ド(有効データ領域)である。
【0016】図2において、31は0番目のピクチュア
であり、時間軸方向からの予測を用いないで符号化を行
う符号化法により、符号化を行うピクチュア(Iピクチ
ュア)、32は1番目のピクチュアであり、時間軸の双
方向からの予測を用いて符号化を行う符号化法により、
符号化を行うピクチュア(Bピクチュア)、33は2番
目のピクチュアであり、時間軸の双方向からの予測を用
いて符号化を行う符号化法により、符号化を行うピクチ
ュア(Bピクチュア)、34は3番目のピクチュアであ
り、時間軸の前方向からの予測を用いて符号化を行う符
号化法により、符号化を行うピクチュア(Pピクチュ
ア)、以下同様に35から45まで、それぞれのピクチ
ュアである。
であり、時間軸方向からの予測を用いないで符号化を行
う符号化法により、符号化を行うピクチュア(Iピクチ
ュア)、32は1番目のピクチュアであり、時間軸の双
方向からの予測を用いて符号化を行う符号化法により、
符号化を行うピクチュア(Bピクチュア)、33は2番
目のピクチュアであり、時間軸の双方向からの予測を用
いて符号化を行う符号化法により、符号化を行うピクチ
ュア(Bピクチュア)、34は3番目のピクチュアであ
り、時間軸の前方向からの予測を用いて符号化を行う符
号化法により、符号化を行うピクチュア(Pピクチュ
ア)、以下同様に35から45まで、それぞれのピクチ
ュアである。
【0017】図3において、120は入力ストリーム解
析回路、121は復号回路、122は制御信号生成回
路、123は表示回路、124は表示装置、125は画
像データ伝送路、126は表示停止信号伝送路である。
析回路、121は復号回路、122は制御信号生成回
路、123は表示回路、124は表示装置、125は画
像データ伝送路、126は表示停止信号伝送路である。
【0018】図1および図2および図3を用いて、本発
明における実施の形態の動作説明を行う。なお、オーデ
ィオ処理については、本発明とは直接関係しないので省
略する。
明における実施の形態の動作説明を行う。なお、オーデ
ィオ処理については、本発明とは直接関係しないので省
略する。
【0019】今、一連に伝送されているストリームの
内、n番目のビデオストリーム1からm番目のビデオス
トリーム3までのストリームについて検討する。m番目
のビデオストリームには、(i−1)番目のピクチュア
10から始まって、(j−1)番目のピクチュア14ま
でが含まれている。ピクチュアデータの構成は、ヘッダ
20とペイロード21である。(i−1)番目のピクチ
ュア10は、時間軸方向に予測を行わない符号化法で符
号化する。i番目のピクチュア11および(i+1)番
目ピクチュア12は(i−1)番目ピクチュア10と
(i+2)番目ピクチュア13の2つのピクチュアから
双方向で予測を行う符号化法で符号化する。(i+2)
番目ピクチュア13は(i−1)番目ピクチュア10か
らの予測を行う符号化法で符号化する。これを、図2と
対比して、説明する。(i−1)番目のピクチュア10
は図2のピクチュア31のIピクチャとなる。i番目の
ピクチュア11および(i+1)番目ピクチュア12
は、それぞれ、図2のピクチュア32およびピクチュア
33のBピクチュアとなる。(i+2)番目ピクチュア
13は、図2のピクチュア34のPピクチュアとなる。
内、n番目のビデオストリーム1からm番目のビデオス
トリーム3までのストリームについて検討する。m番目
のビデオストリームには、(i−1)番目のピクチュア
10から始まって、(j−1)番目のピクチュア14ま
でが含まれている。ピクチュアデータの構成は、ヘッダ
20とペイロード21である。(i−1)番目のピクチ
ュア10は、時間軸方向に予測を行わない符号化法で符
号化する。i番目のピクチュア11および(i+1)番
目ピクチュア12は(i−1)番目ピクチュア10と
(i+2)番目ピクチュア13の2つのピクチュアから
双方向で予測を行う符号化法で符号化する。(i+2)
番目ピクチュア13は(i−1)番目ピクチュア10か
らの予測を行う符号化法で符号化する。これを、図2と
対比して、説明する。(i−1)番目のピクチュア10
は図2のピクチュア31のIピクチャとなる。i番目の
ピクチュア11および(i+1)番目ピクチュア12
は、それぞれ、図2のピクチュア32およびピクチュア
33のBピクチュアとなる。(i+2)番目ピクチュア
13は、図2のピクチュア34のPピクチュアとなる。
【0020】まず、画面の更新順を順方向にして、記録
されている一部の画面を出力する特殊再生の画像の画像
ストリームを送信する場合について説明する。
されている一部の画面を出力する特殊再生の画像の画像
ストリームを送信する場合について説明する。
【0021】順方向時の画像ストリームの送信順序は、
図1の順方向送信時に示したように、(i−1)番目ピ
クチュア10、(i+2)番目ピクチュア13、i番目
のピクチュア11、(i+1)番目ピクチュア12であ
る。このような順で送信されたそれぞれのピクチュア
は、復号処理が施される。そして、復号された画面は、
ピクチュアの順序を入れ替えて、符号化時と同一順序で
表示される。すなわち、(i−1)番目ピクチュア1
0、i番目のピクチュア11、(i+1)番目ピクチュ
ア12、(i+2)番目ピクチュア13の順となる。
図1の順方向送信時に示したように、(i−1)番目ピ
クチュア10、(i+2)番目ピクチュア13、i番目
のピクチュア11、(i+1)番目ピクチュア12であ
る。このような順で送信されたそれぞれのピクチュア
は、復号処理が施される。そして、復号された画面は、
ピクチュアの順序を入れ替えて、符号化時と同一順序で
表示される。すなわち、(i−1)番目ピクチュア1
0、i番目のピクチュア11、(i+1)番目ピクチュ
ア12、(i+2)番目ピクチュア13の順となる。
【0022】話を簡単にするために、ここでは、Bピク
チュア以外のピクチュアに対して、復号処理は行うが画
像を画面表示させないようにする。一般に、Iピクチュ
ア、Pピクチュア、Bピクチュアのうち、画面数が最も
多いのは、Bピクチュアである。従って、順方向時に一
部の画面を出力する特殊再生の場合は、このようにする
ことで、画面数の多いピクチュアが選択され、表示され
るので、時間的関連が比較的分かりやすくなる。特に、
ISO/IEC13818−1規格のDSMトリックモ
ードを利用している場合には、有効になる。なぜなら
ば、ISO/IEC13818−1規格のDSMトリッ
クモードを利用している場合、規格書における復号表示
装置の推奨動作は、受信した画像ストリームは直ちに復
号し、表示することである。従って、もし、復号表示装
置が、推奨動作に基づき、動作を行えば、全てピクチュ
ア(I,P,B)を復号後ただちに表示されることにな
り、時間軸上矛盾のある画像が画面に表示されてしま
う。本発明で、Bピクチュア以外のピクチュアに非表示
指示信号(復号は行うが、表示しない事を示す信号)を
付加すれば、ISO/IEC13818−1規格のDS
Mトリックモードを利用していても、何ら時間的に矛盾
の無い画面を表示することができる。(i−1)番目ピ
クチュア10、(i+2)番目ピクチュア13に対して
は、非表示指示信号を付加し、(i+1)番目ピクチュ
ア12、(i+2)番目ピクチュア13には、非表示指
示信号を付加しない。すなわち、IピクチュアおよびP
ピクチュアにのみ、非表示指示信号を付加する。このよ
うにすることで、Bピクチュアのみの時間的に矛盾の無
い画面を構成することができる。
チュア以外のピクチュアに対して、復号処理は行うが画
像を画面表示させないようにする。一般に、Iピクチュ
ア、Pピクチュア、Bピクチュアのうち、画面数が最も
多いのは、Bピクチュアである。従って、順方向時に一
部の画面を出力する特殊再生の場合は、このようにする
ことで、画面数の多いピクチュアが選択され、表示され
るので、時間的関連が比較的分かりやすくなる。特に、
ISO/IEC13818−1規格のDSMトリックモ
ードを利用している場合には、有効になる。なぜなら
ば、ISO/IEC13818−1規格のDSMトリッ
クモードを利用している場合、規格書における復号表示
装置の推奨動作は、受信した画像ストリームは直ちに復
号し、表示することである。従って、もし、復号表示装
置が、推奨動作に基づき、動作を行えば、全てピクチュ
ア(I,P,B)を復号後ただちに表示されることにな
り、時間軸上矛盾のある画像が画面に表示されてしま
う。本発明で、Bピクチュア以外のピクチュアに非表示
指示信号(復号は行うが、表示しない事を示す信号)を
付加すれば、ISO/IEC13818−1規格のDS
Mトリックモードを利用していても、何ら時間的に矛盾
の無い画面を表示することができる。(i−1)番目ピ
クチュア10、(i+2)番目ピクチュア13に対して
は、非表示指示信号を付加し、(i+1)番目ピクチュ
ア12、(i+2)番目ピクチュア13には、非表示指
示信号を付加しない。すなわち、IピクチュアおよびP
ピクチュアにのみ、非表示指示信号を付加する。このよ
うにすることで、Bピクチュアのみの時間的に矛盾の無
い画面を構成することができる。
【0023】次に、画面の更新順を逆方向にする場合に
ついて説明する。
ついて説明する。
【0024】逆方向時の送信順序は、図1の逆方向送信
時に示したものとなる。i番目のピクチュア11、(i
+1)番目ピクチュア12を復号し、表示するために
は、(i−1)番目ピクチュア10、(i+2)番目ピ
クチュア13が必要であるので、(i−1)番目ピクチ
ュア10、(i+2)番目ピクチュア13のデータをi
番目のピクチュア11、(i+1)番目ピクチュア12
よりも先に送信する必要がある。しかしながら、表示順
序は復号時の順序とは、異なる。従って、受信側では、
(i−1)番目ピクチュア10、(i+2)番目ピクチ
ュア13に対して、復号処理を行って、i番目のピクチ
ュア11、(i+1)番目ピクチュア12を復号するた
めの参照画面を生成する必要がある。さらに、受信側で
は、(i−1)番目ピクチュア10を表示しない手続き
が必要となる。なぜならば、(i−1)番目ピクチュア
10はi番目のピクチュア11、(i+1)番目ピクチ
ュア12よりも時間的に前のピクチュアであるため、i
番目のピクチュア11、(i+1)番目ピクチュア12
より先に表示してはならないためである。
時に示したものとなる。i番目のピクチュア11、(i
+1)番目ピクチュア12を復号し、表示するために
は、(i−1)番目ピクチュア10、(i+2)番目ピ
クチュア13が必要であるので、(i−1)番目ピクチ
ュア10、(i+2)番目ピクチュア13のデータをi
番目のピクチュア11、(i+1)番目ピクチュア12
よりも先に送信する必要がある。しかしながら、表示順
序は復号時の順序とは、異なる。従って、受信側では、
(i−1)番目ピクチュア10、(i+2)番目ピクチ
ュア13に対して、復号処理を行って、i番目のピクチ
ュア11、(i+1)番目ピクチュア12を復号するた
めの参照画面を生成する必要がある。さらに、受信側で
は、(i−1)番目ピクチュア10を表示しない手続き
が必要となる。なぜならば、(i−1)番目ピクチュア
10はi番目のピクチュア11、(i+1)番目ピクチ
ュア12よりも時間的に前のピクチュアであるため、i
番目のピクチュア11、(i+1)番目ピクチュア12
より先に表示してはならないためである。
【0025】そこで、(i−1)番目ピクチュア10の
ヘッダ20の中に復号処理は行うが、画面には、表示を
させないことを示すフラグを設定する。すると、受信側
では、(i−1)番目ピクチュア10、(i+2)番目
ピクチュア13の復号処理を行い、i番目のピクチュア
11、(i+1)番目ピクチュア12を復号するための
参照画面を生成する。そして、(i+2)番目ピクチュ
ア13のみ画面表示を行う。引き続き、(i+1)番目
ピクチュア12、i番目のピクチュア11を復号し、画
面表示する。
ヘッダ20の中に復号処理は行うが、画面には、表示を
させないことを示すフラグを設定する。すると、受信側
では、(i−1)番目ピクチュア10、(i+2)番目
ピクチュア13の復号処理を行い、i番目のピクチュア
11、(i+1)番目ピクチュア12を復号するための
参照画面を生成する。そして、(i+2)番目ピクチュ
ア13のみ画面表示を行う。引き続き、(i+1)番目
ピクチュア12、i番目のピクチュア11を復号し、画
面表示する。
【0026】受信側での処理を図3の復号表示装置のブ
ロック図を用いて説明する。
ロック図を用いて説明する。
【0027】画像ストリームが入力ストリーム解析回路
120に入力される。入力ストリーム解析回路120で
は、画像符号化の復号処理は行うが復号後の画像データ
を画面に表示しないことを示す非表示指示信号を検出
し、伝送路126を経て、制御信号生成回路122に出
力する。同時に、伝送路125経由で、画像データを復
号回路121に出力する。復号回路121では、入力さ
れたストリームに対して、復号処理を行い、参照画面と
する。制御信号生成回路122では、入力された非表示
指示信号により、今、復号回路121で、復号された画
面データを表示すべきか、表示しないかの指示信号を生
成し、復号回路121に出力する。復号回路121で
は、制御信号生成回路122からの指示信号により、表
示すべき画面であれば、表示回路123に画面データを
出力し、表示してはいけいない画面であれば、参照画面
として、止めておく。表示回路123では、入力された
画面データを表示装置124に出力する。さらに、送信
側では、画像ストリームを伝送する前の準備段階時に、
接続されている復号器が、本発明の非表示指示信号に対
応する機種であるか、対応しない機種であるかを検出す
ることを行う。接続されている復号器が、本発明の非表
示指示信号に対応する機種ならば、本発明の非表示指示
信号を付加して伝送を開始する。接続されている復号器
が、本発明の非表示指示信号に対応していない機種なら
ば、本発明の非表示指示信号を付加せずに、時間軸方向
に相関の無い符号化を行ったピクチュアのみの画像スト
リームを伝送する。
120に入力される。入力ストリーム解析回路120で
は、画像符号化の復号処理は行うが復号後の画像データ
を画面に表示しないことを示す非表示指示信号を検出
し、伝送路126を経て、制御信号生成回路122に出
力する。同時に、伝送路125経由で、画像データを復
号回路121に出力する。復号回路121では、入力さ
れたストリームに対して、復号処理を行い、参照画面と
する。制御信号生成回路122では、入力された非表示
指示信号により、今、復号回路121で、復号された画
面データを表示すべきか、表示しないかの指示信号を生
成し、復号回路121に出力する。復号回路121で
は、制御信号生成回路122からの指示信号により、表
示すべき画面であれば、表示回路123に画面データを
出力し、表示してはいけいない画面であれば、参照画面
として、止めておく。表示回路123では、入力された
画面データを表示装置124に出力する。さらに、送信
側では、画像ストリームを伝送する前の準備段階時に、
接続されている復号器が、本発明の非表示指示信号に対
応する機種であるか、対応しない機種であるかを検出す
ることを行う。接続されている復号器が、本発明の非表
示指示信号に対応する機種ならば、本発明の非表示指示
信号を付加して伝送を開始する。接続されている復号器
が、本発明の非表示指示信号に対応していない機種なら
ば、本発明の非表示指示信号を付加せずに、時間軸方向
に相関の無い符号化を行ったピクチュアのみの画像スト
リームを伝送する。
【0028】以上により、画面の更新順を順方向にし
て、記録されている一部の画面を出力する特殊再生の画
像の画像ストリームを送信する場合および時間軸を逆転
させて表示させたい場合において、時間方向として、矛
盾の無い順序で表示することができる。しかも、送信側
が画像ストリームを伝送する前の準備段階として、接続
されている復号器が、本発明の非表示指示信号に対応す
る機種であるか、対応しない機種であるかを検出するこ
とを行えば、従来の機種にも対応可能となる。
て、記録されている一部の画面を出力する特殊再生の画
像の画像ストリームを送信する場合および時間軸を逆転
させて表示させたい場合において、時間方向として、矛
盾の無い順序で表示することができる。しかも、送信側
が画像ストリームを伝送する前の準備段階として、接続
されている復号器が、本発明の非表示指示信号に対応す
る機種であるか、対応しない機種であるかを検出するこ
とを行えば、従来の機種にも対応可能となる。
【0029】(実施の形態2)本発明における実施の形
態2に係る画像ストリーム伝送方法について説明する。
図4は、MPEG2のISO/IEC13818−1を
例にとり、本発明に係る画像ストリーム伝送方法での逆
方向送信時の画像ストリーム構成を示すストリーム構成
図である。図4を用いて、実施の形態2に係る画像スト
リーム伝送方法について説明する。実施の形態2が実施
の形態1と異なる所は、時間軸方向に相関を持たせた画
像符号化として、MPEG2を用い、復号処理は行うが
復号後の画像データを表示しないことを示す非表示指示
信号として、PESヘッダ内にあるReserved
data Streamを示すPESのStream_
idを用いることもしくは、Private Data
フィールドもしくはextensionフィールドを用
いることである。また、非表示指示信号として、Tra
nsport_priorityに非表示の意味合いを
持たせることである。
態2に係る画像ストリーム伝送方法について説明する。
図4は、MPEG2のISO/IEC13818−1を
例にとり、本発明に係る画像ストリーム伝送方法での逆
方向送信時の画像ストリーム構成を示すストリーム構成
図である。図4を用いて、実施の形態2に係る画像スト
リーム伝送方法について説明する。実施の形態2が実施
の形態1と異なる所は、時間軸方向に相関を持たせた画
像符号化として、MPEG2を用い、復号処理は行うが
復号後の画像データを表示しないことを示す非表示指示
信号として、PESヘッダ内にあるReserved
data Streamを示すPESのStream_
idを用いることもしくは、Private Data
フィールドもしくはextensionフィールドを用
いることである。また、非表示指示信号として、Tra
nsport_priorityに非表示の意味合いを
持たせることである。
【0030】図4において、1はn番目ビデオストリー
ム(nは整数)、2はc番目オーディオストリーム(c
は整数)、3はm番目ビデオストリーム(mは整数)、
4は、d番目オーディオストリーム(dは整数)、10
は(i−1)番目ピクチュア(Iピクチュア)、11は
(i)番目ピクチュア(Bピクチュア)、12は(i+
1)番目ピクチュア(Bピクチュア)、13は(i+
2)番目ピクチュア(Pピクチュア)、14は(j−
1)番目ピクチュア、(i,jは整数)、49はPES
ヘッダ、21はペイロード、50はPacket St
art Code、51はStream ID、52はP
ES Packet Length、53は2進数の“1
0”、54はControl Signals、55は
Flags、56はPTS/DTS、57はESCR、
58はES Rate、59はDSM Trick Mo
de、60はAdditional Copy Inf
o.、61はPES CRC、62はPES exten
sion、63はFlags、64はPES Priv
ate data、65はothers、66はPES
_extension_field_length、6
7はPES_extension_fieldである。
PESヘッダの構造は、Control Signal
s54やFlags55やFlags63等は、簡略し
て、記述してある。詳しくは、MPEG2の規格書であ
るISO/IEC13818−1を参照されたい。ま
た、Iピクチュア、Bピクチュア、Pピクチュアは、実
施の形態1と同等である。非表示指示信号として、PE
SヘッダのStream IDの値を用いる。Stre
am IDは8ビットの信号である。通常、画像ストリ
ームのStreamIDは、上位側4ビットが“111
1”(2進数)で、下位4ビットは任意である。ここで、
Reaserve data Streamを指示するS
treamIDは“1111 1010”(2進数)から
“1111 1110” (2進数)までの値である。こ
の内、いずれかの値を選ぶ。例えば、“1111 10
10”(2進数)を画像の復号処理は行うが復号後の画
像データを表示しないことを示す信号として、選択す
る。逆方向送信時は、(i−1)番目ピクチュア10と
(i+2)番目ピクチュア13に対して、復号処理は行
う。しかし、(i−1)番目ピクチュア10は画面表示
を行わない。従って、(i−1)番目ピクチュア10の
Stream ID51を“1111 1010”に書き
換える。なお、(i+2)番目ピクチュア13と(i+
1)番目ピクチュア12とi番目ピクチュア11のSt
ream ID51は、変更しない。
ム(nは整数)、2はc番目オーディオストリーム(c
は整数)、3はm番目ビデオストリーム(mは整数)、
4は、d番目オーディオストリーム(dは整数)、10
は(i−1)番目ピクチュア(Iピクチュア)、11は
(i)番目ピクチュア(Bピクチュア)、12は(i+
1)番目ピクチュア(Bピクチュア)、13は(i+
2)番目ピクチュア(Pピクチュア)、14は(j−
1)番目ピクチュア、(i,jは整数)、49はPES
ヘッダ、21はペイロード、50はPacket St
art Code、51はStream ID、52はP
ES Packet Length、53は2進数の“1
0”、54はControl Signals、55は
Flags、56はPTS/DTS、57はESCR、
58はES Rate、59はDSM Trick Mo
de、60はAdditional Copy Inf
o.、61はPES CRC、62はPES exten
sion、63はFlags、64はPES Priv
ate data、65はothers、66はPES
_extension_field_length、6
7はPES_extension_fieldである。
PESヘッダの構造は、Control Signal
s54やFlags55やFlags63等は、簡略し
て、記述してある。詳しくは、MPEG2の規格書であ
るISO/IEC13818−1を参照されたい。ま
た、Iピクチュア、Bピクチュア、Pピクチュアは、実
施の形態1と同等である。非表示指示信号として、PE
SヘッダのStream IDの値を用いる。Stre
am IDは8ビットの信号である。通常、画像ストリ
ームのStreamIDは、上位側4ビットが“111
1”(2進数)で、下位4ビットは任意である。ここで、
Reaserve data Streamを指示するS
treamIDは“1111 1010”(2進数)から
“1111 1110” (2進数)までの値である。こ
の内、いずれかの値を選ぶ。例えば、“1111 10
10”(2進数)を画像の復号処理は行うが復号後の画
像データを表示しないことを示す信号として、選択す
る。逆方向送信時は、(i−1)番目ピクチュア10と
(i+2)番目ピクチュア13に対して、復号処理は行
う。しかし、(i−1)番目ピクチュア10は画面表示
を行わない。従って、(i−1)番目ピクチュア10の
Stream ID51を“1111 1010”に書き
換える。なお、(i+2)番目ピクチュア13と(i+
1)番目ピクチュア12とi番目ピクチュア11のSt
ream ID51は、変更しない。
【0031】そして、上記のような画像ストリームは、
実施の形態1で示した図3の復号表示装置で受信すれ
ば、時間軸的に矛盾の無い画面を表示することができ
る。すなわち、(i+2)番目ピクチュア13、(i+
1)番目ピクチュア12、i番目ピクチュア11を順に
出力することができる。なお、この場合、図3における
入力ストリーム解析回路120では、PESヘッダ49
のStream ID51の値を検出し、伝送路126
を経て、制御信号生成回路122に出力する。なお、本
実施の形態では、非表示指示信号として、PESヘッダ
のStreamIDにおいて、Reserved da
ta Streamの値を用いたが、Private_
stream_1を示す値である“1011 110
1”(2進数)およびPrivate_stream_
2を示す値である“1011 1111”(2進数)で
も良いことは、言うまでもない。さらに、非表示指示信
号を、PES_Header内のPES_Privat
e_data64もしくは、PES_extensio
n_field67のフィールド内部に挿入すること
も、可能である。これは、Private_strea
m_1およびPrivate_stream_2がすで
に、使用されているストリームに有効である。さらに、
MPEG2の規格において、Reservedのビット
を非表示指示信号として、利用しても良い。この場合、
どのビットを利用したかを、予め復号器側に通知してお
く。
実施の形態1で示した図3の復号表示装置で受信すれ
ば、時間軸的に矛盾の無い画面を表示することができ
る。すなわち、(i+2)番目ピクチュア13、(i+
1)番目ピクチュア12、i番目ピクチュア11を順に
出力することができる。なお、この場合、図3における
入力ストリーム解析回路120では、PESヘッダ49
のStream ID51の値を検出し、伝送路126
を経て、制御信号生成回路122に出力する。なお、本
実施の形態では、非表示指示信号として、PESヘッダ
のStreamIDにおいて、Reserved da
ta Streamの値を用いたが、Private_
stream_1を示す値である“1011 110
1”(2進数)およびPrivate_stream_
2を示す値である“1011 1111”(2進数)で
も良いことは、言うまでもない。さらに、非表示指示信
号を、PES_Header内のPES_Privat
e_data64もしくは、PES_extensio
n_field67のフィールド内部に挿入すること
も、可能である。これは、Private_strea
m_1およびPrivate_stream_2がすで
に、使用されているストリームに有効である。さらに、
MPEG2の規格において、Reservedのビット
を非表示指示信号として、利用しても良い。この場合、
どのビットを利用したかを、予め復号器側に通知してお
く。
【0032】さらにTransport Packet
Header内のtransport_priorit
yの意味あいを変えることにより、非表示指示信号とす
ることができる。すなわち、transport_pr
iority=“0”を非表示指示とし、transp
ort_priority=“1”表示指示とする。以
上により、時間軸を逆転させて表示させたい場合におい
て、時間方向として、矛盾の無い順序で表示することが
できる。
Header内のtransport_priorit
yの意味あいを変えることにより、非表示指示信号とす
ることができる。すなわち、transport_pr
iority=“0”を非表示指示とし、transp
ort_priority=“1”表示指示とする。以
上により、時間軸を逆転させて表示させたい場合におい
て、時間方向として、矛盾の無い順序で表示することが
できる。
【0033】(実施の形態3)本発明における実施の形
態3に係る画像ストリーム伝送方法について説明する。
図5は、MPEG2のISO/IEC13818−2を
例にとり、本発明に係る画像ストリーム伝送方法での逆
方向送信時の画像ストリーム構成を示すストリーム構成
図である。図5を用いて、実施の形態3に係る画像スト
リーム伝送方法について説明する。実施の形態3が実施
の形態1および実施の形態2と異なる所は、時間軸方向
に相関を持たせた画像符号化として、MPEG2を用
い、復号処理は行うが復号後の画像データを表示しない
ことを示す非表示指示信号として、User data
もしくはPicture_Headerのtempor
al_referenceもしくは、extra_in
formation_Pictureを用いることであ
る。
態3に係る画像ストリーム伝送方法について説明する。
図5は、MPEG2のISO/IEC13818−2を
例にとり、本発明に係る画像ストリーム伝送方法での逆
方向送信時の画像ストリーム構成を示すストリーム構成
図である。図5を用いて、実施の形態3に係る画像スト
リーム伝送方法について説明する。実施の形態3が実施
の形態1および実施の形態2と異なる所は、時間軸方向
に相関を持たせた画像符号化として、MPEG2を用
い、復号処理は行うが復号後の画像データを表示しない
ことを示す非表示指示信号として、User data
もしくはPicture_Headerのtempor
al_referenceもしくは、extra_in
formation_Pictureを用いることであ
る。
【0034】図5において、1はn番目ビデオストリー
ム(nは整数)、2はc番目オーディオストリーム(c
は整数)、3はm番目ビデオストリーム(mは整数)、
4は、d番目オーディオストリーム(dは整数)、10
は(i−1)番目ピクチュア(Iピクチュア)、11は
(i)番目ピクチュア(Bピクチュア)、12は(i+
1)番目ピクチュア(Bピクチュア)、13は(i+
2)番目ピクチュア(Pピクチュア)、14は(j−
1)番目ピクチュア、(i,jは整数)、49はPES
ヘッダ、21はペイロード、70はSequense
Header、71はUser Data、72はGO
P Header、73はUser Data、74はP
icture Header、75はPicture S
tart Code、76はTemporal Refe
rence、77はPicture Type、78は
VBV Delay、79はVector or Cod
es、80はextra_bit_Picture、8
1はextra_information_Pictu
re、82はextension Headersであ
る。ここでは、Vector or Codes79は簡
略した形式で記述してある。また、extension
Headers82も簡略した形式で記述してある。
なお、ストリームの構造の詳細は、MPEG2の規格書
であるISO/IEC13818−1を参照されたい。
非表示指示信号を、User Data71のフィール
ドもしくはUser Data73のフィールドに設定
する。これは、User Dataのフィールドがどち
らにでも、設定可能であるためである。例えば、Use
r Dataのstart codeの次のバイト位置の
8ビットが"01"(16進数)であれば、通常通りに復号
を行い、画面を表示することとし、"02"(16進数)で
あれば、復号を行うが画面を表示しないこととする。
(i−1)番目ピクチュア10は復号を行うが画面を表
示しないので、"02"(16進数)を設定する。そして、
(i)番目ピクチュア11と(i+1)番目ピクチュア
12と(i+2)番目ピクチュア13は、通常通りに復
号を行い、画面を表示するため、"01"(16進数)を設
定する。
ム(nは整数)、2はc番目オーディオストリーム(c
は整数)、3はm番目ビデオストリーム(mは整数)、
4は、d番目オーディオストリーム(dは整数)、10
は(i−1)番目ピクチュア(Iピクチュア)、11は
(i)番目ピクチュア(Bピクチュア)、12は(i+
1)番目ピクチュア(Bピクチュア)、13は(i+
2)番目ピクチュア(Pピクチュア)、14は(j−
1)番目ピクチュア、(i,jは整数)、49はPES
ヘッダ、21はペイロード、70はSequense
Header、71はUser Data、72はGO
P Header、73はUser Data、74はP
icture Header、75はPicture S
tart Code、76はTemporal Refe
rence、77はPicture Type、78は
VBV Delay、79はVector or Cod
es、80はextra_bit_Picture、8
1はextra_information_Pictu
re、82はextension Headersであ
る。ここでは、Vector or Codes79は簡
略した形式で記述してある。また、extension
Headers82も簡略した形式で記述してある。
なお、ストリームの構造の詳細は、MPEG2の規格書
であるISO/IEC13818−1を参照されたい。
非表示指示信号を、User Data71のフィール
ドもしくはUser Data73のフィールドに設定
する。これは、User Dataのフィールドがどち
らにでも、設定可能であるためである。例えば、Use
r Dataのstart codeの次のバイト位置の
8ビットが"01"(16進数)であれば、通常通りに復号
を行い、画面を表示することとし、"02"(16進数)で
あれば、復号を行うが画面を表示しないこととする。
(i−1)番目ピクチュア10は復号を行うが画面を表
示しないので、"02"(16進数)を設定する。そして、
(i)番目ピクチュア11と(i+1)番目ピクチュア
12と(i+2)番目ピクチュア13は、通常通りに復
号を行い、画面を表示するため、"01"(16進数)を設
定する。
【0035】このように構成した画像ストリームを受信
側に伝送する。受信側の復号表示装置が、図3のような
構成のものであれば、表示される画面は、時間軸上、矛
盾の無いものとなる。ただし、図3における入力ストリ
ーム解析回路120において、非表示指示信号の検出
は、User Data71もしくはUser Data
73のフィールドの上記値を用いるものとする。なお、
非表示指示信号は、“02”(16進数)である必要は
なく、その他の値でもよいことは言うまでもない。更
に、非表示指示信号は8ビットである必要は無く、その
他のビット数でも良いことは言うまでもない。更に、非
表示指示信号を、Piture Header74の中
にあるextra_information_Pict
ure81のフィールドに設定しても、良い。この場
合、上記のUser Dataのフィールドに設定した
ものと、同一のものでも良いし、異なるものでも良い。
この場合は、ストリームの構成にUser Dataは
必要ない。すなわち、図5におけるUser Data
71のフィールドおよびUser Data73は削除
できる。このように構成した画像ストリームを受信側に
伝送する。受信側の復号表示装置が、図3のような構成
のものであれば、表示される画面は、時間軸上、矛盾の
無いものとなる。ただし、図3における入力ストリーム
解析回路120において、非表示指示信号の検出は、P
iture Header74の中にあるextra_
information_Picture81のフィー
ルド内に設定された値を用いるものとする。
側に伝送する。受信側の復号表示装置が、図3のような
構成のものであれば、表示される画面は、時間軸上、矛
盾の無いものとなる。ただし、図3における入力ストリ
ーム解析回路120において、非表示指示信号の検出
は、User Data71もしくはUser Data
73のフィールドの上記値を用いるものとする。なお、
非表示指示信号は、“02”(16進数)である必要は
なく、その他の値でもよいことは言うまでもない。更
に、非表示指示信号は8ビットである必要は無く、その
他のビット数でも良いことは言うまでもない。更に、非
表示指示信号を、Piture Header74の中
にあるextra_information_Pict
ure81のフィールドに設定しても、良い。この場
合、上記のUser Dataのフィールドに設定した
ものと、同一のものでも良いし、異なるものでも良い。
この場合は、ストリームの構成にUser Dataは
必要ない。すなわち、図5におけるUser Data
71のフィールドおよびUser Data73は削除
できる。このように構成した画像ストリームを受信側に
伝送する。受信側の復号表示装置が、図3のような構成
のものであれば、表示される画面は、時間軸上、矛盾の
無いものとなる。ただし、図3における入力ストリーム
解析回路120において、非表示指示信号の検出は、P
iture Header74の中にあるextra_
information_Picture81のフィー
ルド内に設定された値を用いるものとする。
【0036】さらに、ISO/IEC13818−2で
規格化された符号化法を用いた画像データストリームで
って、Group of Picture毎に必ずGOP
_Headerを備え、非表示指示信号として、Pic
ture_Header内のtemporal_ref
erenceの値でGroup of Picture内
のピクチュア数以上の値を用いることもできる。一般
に、Group of Pictureの時間は、0.5
〜1秒である。従って、Group of Pictur
e内のピクチュア数は、NTSCのフレームの場合は、
高々30であり、フィールドの場合は、高々60であ
る。また、PALの場合は、フレームの場合、高々25
であり、フィールドの場合、高々、50である。従っ
て、非表示指示信号として、100程度を用いれば、良
い。今回は、temporal_referenceの
値でGroup of Picture内のピクチュア数
以上の値なら可能であることを、より一層確かめるため
に、100とは異なる数字、例えば、1023を用いて
みる。なお、1023はtemporal_refer
enceの最大値である。非表示指示信号として、te
mporal_reference=1023を用い
る。そして、通常通り復号し、表示させる場合は、表示
される順序の値をつけるか、元の値をつける。但し、も
との値が1023の場合は、表示される順序の値に付け
直さなければならない。図5において、(i−1)番目
ピクチュア10と(i+2)番目ピクチュア13のte
mporal_referenceの値を1023にす
る。(i+1)番目ピクチュア12とi番目ピクチュア
11のtemporal_referenceの値は、
例えば、それぞれ、0,1にする。
規格化された符号化法を用いた画像データストリームで
って、Group of Picture毎に必ずGOP
_Headerを備え、非表示指示信号として、Pic
ture_Header内のtemporal_ref
erenceの値でGroup of Picture内
のピクチュア数以上の値を用いることもできる。一般
に、Group of Pictureの時間は、0.5
〜1秒である。従って、Group of Pictur
e内のピクチュア数は、NTSCのフレームの場合は、
高々30であり、フィールドの場合は、高々60であ
る。また、PALの場合は、フレームの場合、高々25
であり、フィールドの場合、高々、50である。従っ
て、非表示指示信号として、100程度を用いれば、良
い。今回は、temporal_referenceの
値でGroup of Picture内のピクチュア数
以上の値なら可能であることを、より一層確かめるため
に、100とは異なる数字、例えば、1023を用いて
みる。なお、1023はtemporal_refer
enceの最大値である。非表示指示信号として、te
mporal_reference=1023を用い
る。そして、通常通り復号し、表示させる場合は、表示
される順序の値をつけるか、元の値をつける。但し、も
との値が1023の場合は、表示される順序の値に付け
直さなければならない。図5において、(i−1)番目
ピクチュア10と(i+2)番目ピクチュア13のte
mporal_referenceの値を1023にす
る。(i+1)番目ピクチュア12とi番目ピクチュア
11のtemporal_referenceの値は、
例えば、それぞれ、0,1にする。
【0037】このようにすれば、図3のような復号表示
装置で、受信すれば、(i−1)番目ピクチュア10を
表示せず、(i+2)番目ピクチュア13と(i+1)
番目ピクチュア12とi番目ピクチュア11を表示し、
時間軸上、矛盾の無い画像が表示できる。なお、図3に
おいて、入力ストリーム解析回路120において、非表
示指示信号の検出は、temporal_refere
nceの値を用いることになる。
装置で、受信すれば、(i−1)番目ピクチュア10を
表示せず、(i+2)番目ピクチュア13と(i+1)
番目ピクチュア12とi番目ピクチュア11を表示し、
時間軸上、矛盾の無い画像が表示できる。なお、図3に
おいて、入力ストリーム解析回路120において、非表
示指示信号の検出は、temporal_refere
nceの値を用いることになる。
【0038】(実施の形態4)本発明における実施の形
態4に係る画像ストリーム伝送方法について説明する。
図6は、MPEG2のISO/IEC13818−1を
例にとり、本発明に係る画像ストリーム伝送方法での逆
方向送信時の画像ストリーム構成を示すストリーム構成
図である。図6を用いて、実施の形態4に係る画像スト
リーム伝送方法について、説明する。実施の形態4が実
施の形態1から実施の形態3と異なる所は、エラーイン
ジケータを用いたストリームの制御を付け加えたことで
ある。図6において、1はn番目ビデオストリーム(nは
整数)、2はc番目オーディオストリーム(cは整
数)、3はm番目ビデオストリーム(mは整数)、4
は、d番目オーディオストリーム(dは整数)、10は
(i−1)番目ピクチュア(Iピクチュア)、11は
(i)番目ピクチュア(Bピクチュア)、12は(i+
1)番目ピクチュア(Bピクチュア)、13は(i+
2)番目ピクチュア(Pピクチュア)、14は(j−
1)番目ピクチュア、(i,jは整数)、90はTSP
ヘッダ、91はペイロード、92はTSPヘッダ、93
はペイロード、94はTSPヘッダ、95はペイロー
ド、96はSync Byte(“47(16進
数))、97はTranspoirt_error_i
ndicator、98はothersである。なお、
others98は簡略して、記述してある。詳細は、
ISO/IEC13818−1を参照されたい。時間軸
方向の相関を利用した符号化法で符号化を行ったピクチ
ュアである(i+2)番目ピクチュア13、(i+1)
番目ピクチュア12、(i)番目ピクチュア11に関係
するTSPヘッダのTranspoirt_error
_indicator97のビットをアクティブにす
る。そして、時間軸方向の相関がない符号化法で符号化
したピクチュアである(i−1)番目ピクチュア10に
関係するTSPヘッダのTranspoirt_err
or_indicator97のビットを非アクティブ
にする。このようにして、画像ストリームを伝送する。
この時、従来の復号表示装置では、Transpoir
t_error_indicator97を検出して、
アクティブであれば、関係するペイロード内には、エラ
ーが含まれているという判断がなされることになり、通
常、復号処理をしない。すなわち、画面が表示されない
ことになる。そして、時間軸方向の相関がない符号化法
で符号化したピクチュアに対しては、Transpoi
rt_error_indicator97を非アクテ
ィブにしている。従って、表示される画面は、時間軸方
向の相関がない符号化法で符号化したピクチュアのみと
なる。時間軸方向の相関がない符号化法で符号化したピ
クチュアのみであれば、時間軸の逆方向送信時でも、時
間軸方向に矛盾がない画像となる。すなわち、従来の復
号表示装置でも、時間軸方向に矛盾がない画像を表示す
ることができる。なお、時間軸方向の相関がない符号化
法で符号化したピクチュアの一部に対しても、Tran
spoirt_error_indicator97を
アクティブにしても良い。この場合、表示される画面が
少なくなり、より一層のコマ送り的な表示が可能とな
る。また、本実施の形態4は、MPEG2のISO/I
EC13818−1を例として、記述したが、その他の
時間軸方向の相関を持たせた画像符号化を利用しても、
可能であることは、言うまでもない。また、図3に示し
たような本発明による復号表示装置では、時間軸方向が
逆方向のストリームが入力されている場合には、入力ス
トリーム解析回路120で、TSPヘッダのTrans
poirt_error_indicator97に関
係なく、データを取り込むようにする。これにより、図
3に示したような新規の復号表示装置では、(i)番目
ピクチュア11、(i+1)番目ピクチュア12、(i
+2)番目ピクチュア13に対して、復号処理を行う。
以上により、従来の復号表示装置および、本発明による
復号表示装置のいずれの場合でも、時間軸上、矛盾の無
い画像表示ができる。時間軸方向の相関をもたせた符号
化を行う場合は、圧縮効率を上げつつも、画質を保とう
とすれば、必然的に、時間軸方向の相関がない符号化法
で符号化したピクチュアの数よりも、時間軸方向の相関
がある符号化法で符号化したピクチュアの数の方が多く
なる。従って、従来の復号表示装置よりも、本発明によ
る復号表示装置の方が、より一層、動きのなめらかな画
面が得られる。
態4に係る画像ストリーム伝送方法について説明する。
図6は、MPEG2のISO/IEC13818−1を
例にとり、本発明に係る画像ストリーム伝送方法での逆
方向送信時の画像ストリーム構成を示すストリーム構成
図である。図6を用いて、実施の形態4に係る画像スト
リーム伝送方法について、説明する。実施の形態4が実
施の形態1から実施の形態3と異なる所は、エラーイン
ジケータを用いたストリームの制御を付け加えたことで
ある。図6において、1はn番目ビデオストリーム(nは
整数)、2はc番目オーディオストリーム(cは整
数)、3はm番目ビデオストリーム(mは整数)、4
は、d番目オーディオストリーム(dは整数)、10は
(i−1)番目ピクチュア(Iピクチュア)、11は
(i)番目ピクチュア(Bピクチュア)、12は(i+
1)番目ピクチュア(Bピクチュア)、13は(i+
2)番目ピクチュア(Pピクチュア)、14は(j−
1)番目ピクチュア、(i,jは整数)、90はTSP
ヘッダ、91はペイロード、92はTSPヘッダ、93
はペイロード、94はTSPヘッダ、95はペイロー
ド、96はSync Byte(“47(16進
数))、97はTranspoirt_error_i
ndicator、98はothersである。なお、
others98は簡略して、記述してある。詳細は、
ISO/IEC13818−1を参照されたい。時間軸
方向の相関を利用した符号化法で符号化を行ったピクチ
ュアである(i+2)番目ピクチュア13、(i+1)
番目ピクチュア12、(i)番目ピクチュア11に関係
するTSPヘッダのTranspoirt_error
_indicator97のビットをアクティブにす
る。そして、時間軸方向の相関がない符号化法で符号化
したピクチュアである(i−1)番目ピクチュア10に
関係するTSPヘッダのTranspoirt_err
or_indicator97のビットを非アクティブ
にする。このようにして、画像ストリームを伝送する。
この時、従来の復号表示装置では、Transpoir
t_error_indicator97を検出して、
アクティブであれば、関係するペイロード内には、エラ
ーが含まれているという判断がなされることになり、通
常、復号処理をしない。すなわち、画面が表示されない
ことになる。そして、時間軸方向の相関がない符号化法
で符号化したピクチュアに対しては、Transpoi
rt_error_indicator97を非アクテ
ィブにしている。従って、表示される画面は、時間軸方
向の相関がない符号化法で符号化したピクチュアのみと
なる。時間軸方向の相関がない符号化法で符号化したピ
クチュアのみであれば、時間軸の逆方向送信時でも、時
間軸方向に矛盾がない画像となる。すなわち、従来の復
号表示装置でも、時間軸方向に矛盾がない画像を表示す
ることができる。なお、時間軸方向の相関がない符号化
法で符号化したピクチュアの一部に対しても、Tran
spoirt_error_indicator97を
アクティブにしても良い。この場合、表示される画面が
少なくなり、より一層のコマ送り的な表示が可能とな
る。また、本実施の形態4は、MPEG2のISO/I
EC13818−1を例として、記述したが、その他の
時間軸方向の相関を持たせた画像符号化を利用しても、
可能であることは、言うまでもない。また、図3に示し
たような本発明による復号表示装置では、時間軸方向が
逆方向のストリームが入力されている場合には、入力ス
トリーム解析回路120で、TSPヘッダのTrans
poirt_error_indicator97に関
係なく、データを取り込むようにする。これにより、図
3に示したような新規の復号表示装置では、(i)番目
ピクチュア11、(i+1)番目ピクチュア12、(i
+2)番目ピクチュア13に対して、復号処理を行う。
以上により、従来の復号表示装置および、本発明による
復号表示装置のいずれの場合でも、時間軸上、矛盾の無
い画像表示ができる。時間軸方向の相関をもたせた符号
化を行う場合は、圧縮効率を上げつつも、画質を保とう
とすれば、必然的に、時間軸方向の相関がない符号化法
で符号化したピクチュアの数よりも、時間軸方向の相関
がある符号化法で符号化したピクチュアの数の方が多く
なる。従って、従来の復号表示装置よりも、本発明によ
る復号表示装置の方が、より一層、動きのなめらかな画
面が得られる。
【0039】(実施の形態5)本発明における実施の形
態5に係る再生装置について説明する。図8は、本発明
に係る再生装置に関する信号処理ブロック図である。図
10は、MPEG2のISO/IEC13818−1規
格に載ったPTS/DTSの相対的な値の図である。図
8および図10を用いて、実施の形態5に係る再生装置
における信号処理について説明する。実施の形態5が実
施の形態1から実施の形態4と異なる所は、MPEG2
であるISO/IEC13818−1規格のPTS/D
TSを画面の表示時間に応じて、書き換えることであ
る。
態5に係る再生装置について説明する。図8は、本発明
に係る再生装置に関する信号処理ブロック図である。図
10は、MPEG2のISO/IEC13818−1規
格に載ったPTS/DTSの相対的な値の図である。図
8および図10を用いて、実施の形態5に係る再生装置
における信号処理について説明する。実施の形態5が実
施の形態1から実施の形態4と異なる所は、MPEG2
であるISO/IEC13818−1規格のPTS/D
TSを画面の表示時間に応じて、書き換えることであ
る。
【0040】図8において、130はPTS/DTS書
き換え・付加回路、131はPTS/DTS計算回路、
132は制御回路、133は信号再生回路、134は記
録装置である。図10において、151は0番目のピク
チュアであり、時間軸方向からの予測を用いないで符号
化を行う符号化法により、符号化を行うピクチュア(I
ピクチュア)、152は1番目のピクチュアであり、時
間軸の双方向からの予測を用いて符号化を行う符号化法
により、符号化を行うピクチュア(Bピクチュア)、1
53は2番目のピクチュアであり、時間軸の双方向から
の予測を用いて符号化を行う符号化法により、符号化を
行うピクチュア(Bピクチュア)、154は3番目のピ
クチュアであり、時間軸の前方向からの予測を用いて符
号化を行う符号化法により、符号化を行うピクチュア
(Pピクチュア)、以下同様に155から165まで、
それぞれのピクチュアである。さらに、それぞれのピク
チュアの送信順序と通常再生時のPTS/DTSの値が
相対値を記載してある。話を簡単にするために、順方向
の1/2倍速スローの画面を再生することにする。すな
わち、通常の画面更新周期が2倍になっている。また、
図10において、1/2スローとなる場合のPTS/D
TSの相対値を記載する。信号処理回路133を用い
て、記録装置134から画像ストリームを再生する。画
像ストリームはISO/IEC13818に準拠したM
PEG2である。さらに、信号処理回路133では、再
生された画像ストリームの記録装置に関わる信号処理
(再生処理等)を施し、ISO/IEC13818に準
拠したMPEG2の形式に再生ストリームを変換して、
PTS/DTS書き換え・付加回路130に出力する。
通常再生時であれば、PTS/DTS書き換え・付加回
路130は、入力された再生ストリームに対して、特に
何もする事はなく、そのまま、伝送路に出力する。この
時のPTS/DTSの相対値を図10の通常再生時に示
す。NTSCであれば、PTSの差分もしくはDTSの
差分は1/30秒を27MHzのクロックでカウントし
た数字となる。また、PALであれば、PTSの差分も
しくはDTSの差分は1/25秒を27MHzのクロッ
クでカウントした数字となる。
き換え・付加回路、131はPTS/DTS計算回路、
132は制御回路、133は信号再生回路、134は記
録装置である。図10において、151は0番目のピク
チュアであり、時間軸方向からの予測を用いないで符号
化を行う符号化法により、符号化を行うピクチュア(I
ピクチュア)、152は1番目のピクチュアであり、時
間軸の双方向からの予測を用いて符号化を行う符号化法
により、符号化を行うピクチュア(Bピクチュア)、1
53は2番目のピクチュアであり、時間軸の双方向から
の予測を用いて符号化を行う符号化法により、符号化を
行うピクチュア(Bピクチュア)、154は3番目のピ
クチュアであり、時間軸の前方向からの予測を用いて符
号化を行う符号化法により、符号化を行うピクチュア
(Pピクチュア)、以下同様に155から165まで、
それぞれのピクチュアである。さらに、それぞれのピク
チュアの送信順序と通常再生時のPTS/DTSの値が
相対値を記載してある。話を簡単にするために、順方向
の1/2倍速スローの画面を再生することにする。すな
わち、通常の画面更新周期が2倍になっている。また、
図10において、1/2スローとなる場合のPTS/D
TSの相対値を記載する。信号処理回路133を用い
て、記録装置134から画像ストリームを再生する。画
像ストリームはISO/IEC13818に準拠したM
PEG2である。さらに、信号処理回路133では、再
生された画像ストリームの記録装置に関わる信号処理
(再生処理等)を施し、ISO/IEC13818に準
拠したMPEG2の形式に再生ストリームを変換して、
PTS/DTS書き換え・付加回路130に出力する。
通常再生時であれば、PTS/DTS書き換え・付加回
路130は、入力された再生ストリームに対して、特に
何もする事はなく、そのまま、伝送路に出力する。この
時のPTS/DTSの相対値を図10の通常再生時に示
す。NTSCであれば、PTSの差分もしくはDTSの
差分は1/30秒を27MHzのクロックでカウントし
た数字となる。また、PALであれば、PTSの差分も
しくはDTSの差分は1/25秒を27MHzのクロッ
クでカウントした数字となる。
【0041】今、1/2スロー再生を仮定する。1/2
スローであることが制御回路132に入力されると、制
御回路132は、信号再生回路133に対して、記録装
置134からのストリーム再生レートを平均的に1/2
になるような指示信号を出力する。同時に制御回路13
2は、PTS/DTS計算回路131に対して、PTS
/DTSの値を2倍にするような指示信号を出力する。
PTS/DTS計算回路131は、制御回路132から
の指示信号に応じたPTS値およびDTS値を計算し
て、PTS/DTS書き換え・付加回路130に出力す
る。本実施例の場合は、2倍となる。1/2スローにお
けるPTS/DTSの相対値を図10に示す。そして、
Transport Packet の出力間隔を通常再
生時の2倍にする。最も、PCRに対しては、ISO/
IEC13818−1のPCRの規格基準として、10
0msec以上の間隔を空けないということがある。こ
のPCR規格基準を守るようにPCRパケットを挿入す
る必要がある。このようにすることで、スロー再生時の
時間基準を正確に保てることができ、従来の復号表示機
器でも、スロー再生が可能になる。以上のようにして、
再生ストリームを伝送路から受信した機器では、何らの
変更を必要とせずに滑らかな再生画像を得ることができ
る。なお、再生ストリームを伝送路から受信した機器ば
かりでなく、再生装置と一体化した復号表示機器でも良
いことは、言うまでもない。また、本実施の形態5で
は、例として、1/2スローとしたが、他の速度、例え
ば、1/3スローでも、良いことは言うまでもない。1
/3の場合は、PTS/DTSはそれぞれの差分値が通
常再生時の3倍の値となり、TransportPac
ketの出力間隔は通常再生時の3倍となる。
スローであることが制御回路132に入力されると、制
御回路132は、信号再生回路133に対して、記録装
置134からのストリーム再生レートを平均的に1/2
になるような指示信号を出力する。同時に制御回路13
2は、PTS/DTS計算回路131に対して、PTS
/DTSの値を2倍にするような指示信号を出力する。
PTS/DTS計算回路131は、制御回路132から
の指示信号に応じたPTS値およびDTS値を計算し
て、PTS/DTS書き換え・付加回路130に出力す
る。本実施例の場合は、2倍となる。1/2スローにお
けるPTS/DTSの相対値を図10に示す。そして、
Transport Packet の出力間隔を通常再
生時の2倍にする。最も、PCRに対しては、ISO/
IEC13818−1のPCRの規格基準として、10
0msec以上の間隔を空けないということがある。こ
のPCR規格基準を守るようにPCRパケットを挿入す
る必要がある。このようにすることで、スロー再生時の
時間基準を正確に保てることができ、従来の復号表示機
器でも、スロー再生が可能になる。以上のようにして、
再生ストリームを伝送路から受信した機器では、何らの
変更を必要とせずに滑らかな再生画像を得ることができ
る。なお、再生ストリームを伝送路から受信した機器ば
かりでなく、再生装置と一体化した復号表示機器でも良
いことは、言うまでもない。また、本実施の形態5で
は、例として、1/2スローとしたが、他の速度、例え
ば、1/3スローでも、良いことは言うまでもない。1
/3の場合は、PTS/DTSはそれぞれの差分値が通
常再生時の3倍の値となり、TransportPac
ketの出力間隔は通常再生時の3倍となる。
【0042】(実施の形態6)本発明における実施の形
態6に係る再生装置について説明する。図7は、本発明
に係る画像ストリームの構成図である。図9は、本発明
に係る記録再生装置の信号処理ブロック図である。図7
および図9を用いて、実施の形態6に係る再生装置にお
ける信号処理について、説明する。実施の形態6が実施
の形態1から実施の形態5と異なる所は、シーンの切り
替え点を自動検出して、シーンの切り替え点をインデッ
クスとして、記録装置に画像ストリームと共に記録する
ことである。
態6に係る再生装置について説明する。図7は、本発明
に係る画像ストリームの構成図である。図9は、本発明
に係る記録再生装置の信号処理ブロック図である。図7
および図9を用いて、実施の形態6に係る再生装置にお
ける信号処理について、説明する。実施の形態6が実施
の形態1から実施の形態5と異なる所は、シーンの切り
替え点を自動検出して、シーンの切り替え点をインデッ
クスとして、記録装置に画像ストリームと共に記録する
ことである。
【0043】図7において、1はn番目ビデオストリー
ム(nは整数)、2はc番目オーディオストリーム(c
は整数)、3はm番目ビデオストリーム(mは整数)、
4は、d番目オーディオストリーム(dは整数)、10
は(i−1)番目ピクチュア(Iピクチュア)、11は
(i)番目ピクチュア(Bピクチュア)、12は(i+
1)番目ピクチュア(Bピクチュア)、13は(i+
2)番目ピクチュア(Pピクチュア)、14は(j−
1)番目ピクチュア、(i,jは整数)、49はPES
ヘッダ、70はSequense Header、71
はUser Data、72はGOP Header、7
3はUser Data、74はPicture Hea
der、100はSquence Start Cod
e、101はH,V Size Value、102はA
spect Ratioframe Rate、103は
Bit Rate、104はVBV Buffer Si
ze、105はFlag、106はLoad Intr
a Quantizer Matrix、107はInt
ra Quantizer Matrix、108は、L
oad NonIntra Quantizer Mat
rix、109はNonIntra Quantize
r Matrix、110はextension Hea
dersである。図7におけるSequense He
ader70内の構造は、簡略化して、記述してある。
詳細は、MPEG2のISO/IEC13818−2規
格を参照されたい。
ム(nは整数)、2はc番目オーディオストリーム(c
は整数)、3はm番目ビデオストリーム(mは整数)、
4は、d番目オーディオストリーム(dは整数)、10
は(i−1)番目ピクチュア(Iピクチュア)、11は
(i)番目ピクチュア(Bピクチュア)、12は(i+
1)番目ピクチュア(Bピクチュア)、13は(i+
2)番目ピクチュア(Pピクチュア)、14は(j−
1)番目ピクチュア、(i,jは整数)、49はPES
ヘッダ、70はSequense Header、71
はUser Data、72はGOP Header、7
3はUser Data、74はPicture Hea
der、100はSquence Start Cod
e、101はH,V Size Value、102はA
spect Ratioframe Rate、103は
Bit Rate、104はVBV Buffer Si
ze、105はFlag、106はLoad Intr
a Quantizer Matrix、107はInt
ra Quantizer Matrix、108は、L
oad NonIntra Quantizer Mat
rix、109はNonIntra Quantize
r Matrix、110はextension Hea
dersである。図7におけるSequense He
ader70内の構造は、簡略化して、記述してある。
詳細は、MPEG2のISO/IEC13818−2規
格を参照されたい。
【0044】話を簡単にする為に、時間軸方向に相関を
持たせた画像符号化として、MPEG2のISO/IE
C13818−2規格を例にする。なお、その他の時間
軸方向に相関を持たせた画像符号化法であっても良いこ
とは、言うまでもない。同一シーンであれば、近所のピ
クチュアには、それほど、大きな差はない。すなわち、
時間軸上の相関を用いた符号化法で符号化を行ったピク
チュアであるPピクチュアやBピクチュアは、データ量
が比較的小さくなる。それに対して、異なるシーンであ
れば、近所のピクチュアは、大きく異なっている。従っ
て、シーンを境にして、時間軸上の相関を用いれば、P
ピクチュアやBピクチュアのデータ量は比較的大きくな
る。図7において、(i+1)番目ピクチュア12は
(i−1)ピクチュア10からの差分からの参照画面に
基づき符号化される。例えば、(i−1)番目ピクチュ
ア10から(i+2)番目ピクチュア13までの、4つ
のピクチュアのうち、(i+1)番目ピクチュア12と
(i+2)番目ピクチュア13の間にシーン切り替えが
あったとする。(i+1)番目ピクチュア12を符号化
するための参照画面は(i−1)番目ピクチュア10か
ら生成されるために、(i+2)番目ピクチュア13と
はかなり異なったものとなる。従って、(i+2)番目
ピクチュア13の符号量をmcとすると、比較的大きな
値となる。一方、(i−1)番目ピクチュア10から
(i+2)番目ピクチュア13までの、4つのピクチュ
ア中にシーンの切り替えが無かった場合は、(i+1)
番目ピクチュア12を符号化するための参照画面は(i
−1)番目ピクチュア10から生成されるけれども、
(i+2)番目ピクチュア13とそれほど、大きな差は
無い。従って、この場合の(i+2)番目ピクチュア1
3の符号量をmnすると、比較的小さな値となる。すな
わち、mc>>mnとなる。ゆえに、同一符号化法で行
ったピクチュア毎、すなわち、Iピクチュア同士、Pピ
クチュア同士、Bピクチュア同士の符号量を比較して、
著しく、符号量の値が変化した時点をシーン切り替え点
とすることができる。
持たせた画像符号化として、MPEG2のISO/IE
C13818−2規格を例にする。なお、その他の時間
軸方向に相関を持たせた画像符号化法であっても良いこ
とは、言うまでもない。同一シーンであれば、近所のピ
クチュアには、それほど、大きな差はない。すなわち、
時間軸上の相関を用いた符号化法で符号化を行ったピク
チュアであるPピクチュアやBピクチュアは、データ量
が比較的小さくなる。それに対して、異なるシーンであ
れば、近所のピクチュアは、大きく異なっている。従っ
て、シーンを境にして、時間軸上の相関を用いれば、P
ピクチュアやBピクチュアのデータ量は比較的大きくな
る。図7において、(i+1)番目ピクチュア12は
(i−1)ピクチュア10からの差分からの参照画面に
基づき符号化される。例えば、(i−1)番目ピクチュ
ア10から(i+2)番目ピクチュア13までの、4つ
のピクチュアのうち、(i+1)番目ピクチュア12と
(i+2)番目ピクチュア13の間にシーン切り替えが
あったとする。(i+1)番目ピクチュア12を符号化
するための参照画面は(i−1)番目ピクチュア10か
ら生成されるために、(i+2)番目ピクチュア13と
はかなり異なったものとなる。従って、(i+2)番目
ピクチュア13の符号量をmcとすると、比較的大きな
値となる。一方、(i−1)番目ピクチュア10から
(i+2)番目ピクチュア13までの、4つのピクチュ
ア中にシーンの切り替えが無かった場合は、(i+1)
番目ピクチュア12を符号化するための参照画面は(i
−1)番目ピクチュア10から生成されるけれども、
(i+2)番目ピクチュア13とそれほど、大きな差は
無い。従って、この場合の(i+2)番目ピクチュア1
3の符号量をmnすると、比較的小さな値となる。すな
わち、mc>>mnとなる。ゆえに、同一符号化法で行
ったピクチュア毎、すなわち、Iピクチュア同士、Pピ
クチュア同士、Bピクチュア同士の符号量を比較して、
著しく、符号量の値が変化した時点をシーン切り替え点
とすることができる。
【0045】なお、MPEG2のISO/IEC138
18−2規格を例にして説明を行ったが、その他の時間
軸方向に相関を持たせた画像符号化方法であっても良い
ことは言うまでもない。
18−2規格を例にして説明を行ったが、その他の時間
軸方向に相関を持たせた画像符号化方法であっても良い
ことは言うまでもない。
【0046】また、符号化の過程で量子化を用いている
場合、符号量を最適化する、即ち、できるだけ少ない符
号量でできるだけ高画質を得ようとするためには、シー
ン毎に量子化テーブルを書き換えることが望ましい。そ
こで、Sequense Header70の中のIn
tra Quantizer Matrix107もしく
はNon Intra Quantizer Matri
x109を検出して、前回の値と著しく異なれば、シー
ンが変化したと判断することができる。そして、上記の
シーン切り替え手法により、シーン切り替え点を検出
し、インデックスとして、登録すれば、自動的にインデ
ックスを生成することができる。この具体例について図
9を用いて説明する。図9において、140はシーン切
り替え検出回路、141はインデックス生成回路、14
2は信号記録回路、143は記録装置、144は信号再
生回路、145はコントローラ、146は再生制御回
路、147はストリーム入力線、148はストリーム出
力線である。話を簡単にするために、画像符号化方法は
MPEG2のISO/IEC13818とする。まず、
記録時について述べる。画像ストリームがストリーム入
力線147を介して、シーン切り替え検出器140およ
び信号記録回路142に入力される。シーン切り替え検
出器140では、シーンの切り替え点の検出が行われ
る。シーンの切り替え点の検出法は上記で示したよう
に、本発明では、2通りをあげている。一つは、ピクチ
ュアの符号量の差分量を用いるもので、もう一つは量子
化テーブルの値の変化を用いるものである。シーンの切
り替え点が検出できれば、それを示す信号(以下、シー
ン切り替え信号とする)をシーン切り替え検出器140
はインデックス生成回路141に出力する。この信号は
例えば、記録開始時点からの通算のピクチュアナンバー
でも良いし、MPEGのGOP数でも良いし、秒・分・
時などの時刻でも良いし、これらを複合して用いる場合
でも良い。インデックス生成回路141は、入力された
シーン切り替え信号に基づいて、インデックスを生成す
る。このインデックスは、例えば、シーン切り替え点と
切り替わる時間(時・分・秒・フレーム)が表(以下シ
ーン切り替え点表とする)になっているもので良い。こ
のシーン切り替え点表を一つのファイルとして、信号記
録回路142に出力する。また、シーン切り替え点表を
分割して、信号記録回路142に出力しても良い。信号
記録回路142では、ストリーム入力線147から入力
された画像ストリームに対して、記録装置143に最適
な記録信号に変換して、記録装置143に出力する。さ
らに、インデックス生成回路141からの入力信号であ
るインデックス情報を記録装置143に最適な記録信号
に変換して、記録装置143に出力する。この時、シー
ン切り替え点表を一つのファイルとして、画像ストリー
ムの記録領域とは、別の場所に記録しても良い。また、
シーン切り替え点表を分割して、画像ストリームの該当
ヶ所に、その前後を含めて、記録しても良い。例えば、
Aピクチュアのところでシーンが切り替わっているとす
ると、Aピクチュアのシーン切り替え点を中心に、時間
的に5つほど前のシーン切り替え点から時間的に5つほ
ど後ろの合計11個のシーン切り替え点をAピクチュア
の記録領域付近に記録する。なお、ここでは、時間的に
5つの前後としたが、他の値、例えば、10など、でも
良い事は、言うまでもない。また、Aピクチュアがシー
ン切り替え点であることを記録しなくても良い。次に、
再生時について、述べる。再生時は、再生制御回路14
6により、記録装置143を制御して、再生信号を得、
信号再生回路144に再生信号が入力される。信号再生
回路144は、再生信号に再生処理を施して、画像スト
リームを生成して、ストリーム出力線148に出力す
る。さらに。シーン切り替え点表をコントローラ145
に出力する。通常の再生には、従来と同様であるので説
明を省略し、インデックス検索についてのみ説明する。
コントローラ145では、検出されたシーン切り替え点
表を保持している。そして、コントローラで保持してい
るシーン切り替え点の情報は、ユーザに通知する。コン
トローラ145は、必要とするシーン切り替え点を再生
制御回路146に通知する。再生制御回路146は希望
のシーン切り替え点のピクチュアが記録されてある位置
を算出し、記録装置143に該当ヶ所の再生を要求す
る。記録装置143では、信号再生時し、信号再生回路
144に入力させる。信号再生回路144では、再生信
号から画像ストリームを構成して、出力する。この時、
画像ストリームをTranspoirt Packet
で出力する場合に、ピクチュアのスタートがTrans
poirt Packetに対して、アライアンスされ
ていなけば、スタッフィングをして、アライアンスをと
っても良い。これにより、シーン切り替え点を必要な時
に画面をインデックスとして、表示することができる。
ユーザはインデックス画面より、鑑賞画面を選択するこ
とができ、ひとつのインデックス画面を選択するれば、
その時刻がコントローラ145に保持されている。コン
トローラ145での情報を基に、再生制御回路146が
記録装置143における読み出し位置算出して、該当ヶ
所からの再生を実現する。なお、時間軸方向に相関を持
たせた画像符号化として、MPEG2を例にして、実施
の形態を記載したが、その他の時間軸方向に相関を持た
せた画像符号化であっても良いことは、言うまでもな
い。
場合、符号量を最適化する、即ち、できるだけ少ない符
号量でできるだけ高画質を得ようとするためには、シー
ン毎に量子化テーブルを書き換えることが望ましい。そ
こで、Sequense Header70の中のIn
tra Quantizer Matrix107もしく
はNon Intra Quantizer Matri
x109を検出して、前回の値と著しく異なれば、シー
ンが変化したと判断することができる。そして、上記の
シーン切り替え手法により、シーン切り替え点を検出
し、インデックスとして、登録すれば、自動的にインデ
ックスを生成することができる。この具体例について図
9を用いて説明する。図9において、140はシーン切
り替え検出回路、141はインデックス生成回路、14
2は信号記録回路、143は記録装置、144は信号再
生回路、145はコントローラ、146は再生制御回
路、147はストリーム入力線、148はストリーム出
力線である。話を簡単にするために、画像符号化方法は
MPEG2のISO/IEC13818とする。まず、
記録時について述べる。画像ストリームがストリーム入
力線147を介して、シーン切り替え検出器140およ
び信号記録回路142に入力される。シーン切り替え検
出器140では、シーンの切り替え点の検出が行われ
る。シーンの切り替え点の検出法は上記で示したよう
に、本発明では、2通りをあげている。一つは、ピクチ
ュアの符号量の差分量を用いるもので、もう一つは量子
化テーブルの値の変化を用いるものである。シーンの切
り替え点が検出できれば、それを示す信号(以下、シー
ン切り替え信号とする)をシーン切り替え検出器140
はインデックス生成回路141に出力する。この信号は
例えば、記録開始時点からの通算のピクチュアナンバー
でも良いし、MPEGのGOP数でも良いし、秒・分・
時などの時刻でも良いし、これらを複合して用いる場合
でも良い。インデックス生成回路141は、入力された
シーン切り替え信号に基づいて、インデックスを生成す
る。このインデックスは、例えば、シーン切り替え点と
切り替わる時間(時・分・秒・フレーム)が表(以下シ
ーン切り替え点表とする)になっているもので良い。こ
のシーン切り替え点表を一つのファイルとして、信号記
録回路142に出力する。また、シーン切り替え点表を
分割して、信号記録回路142に出力しても良い。信号
記録回路142では、ストリーム入力線147から入力
された画像ストリームに対して、記録装置143に最適
な記録信号に変換して、記録装置143に出力する。さ
らに、インデックス生成回路141からの入力信号であ
るインデックス情報を記録装置143に最適な記録信号
に変換して、記録装置143に出力する。この時、シー
ン切り替え点表を一つのファイルとして、画像ストリー
ムの記録領域とは、別の場所に記録しても良い。また、
シーン切り替え点表を分割して、画像ストリームの該当
ヶ所に、その前後を含めて、記録しても良い。例えば、
Aピクチュアのところでシーンが切り替わっているとす
ると、Aピクチュアのシーン切り替え点を中心に、時間
的に5つほど前のシーン切り替え点から時間的に5つほ
ど後ろの合計11個のシーン切り替え点をAピクチュア
の記録領域付近に記録する。なお、ここでは、時間的に
5つの前後としたが、他の値、例えば、10など、でも
良い事は、言うまでもない。また、Aピクチュアがシー
ン切り替え点であることを記録しなくても良い。次に、
再生時について、述べる。再生時は、再生制御回路14
6により、記録装置143を制御して、再生信号を得、
信号再生回路144に再生信号が入力される。信号再生
回路144は、再生信号に再生処理を施して、画像スト
リームを生成して、ストリーム出力線148に出力す
る。さらに。シーン切り替え点表をコントローラ145
に出力する。通常の再生には、従来と同様であるので説
明を省略し、インデックス検索についてのみ説明する。
コントローラ145では、検出されたシーン切り替え点
表を保持している。そして、コントローラで保持してい
るシーン切り替え点の情報は、ユーザに通知する。コン
トローラ145は、必要とするシーン切り替え点を再生
制御回路146に通知する。再生制御回路146は希望
のシーン切り替え点のピクチュアが記録されてある位置
を算出し、記録装置143に該当ヶ所の再生を要求す
る。記録装置143では、信号再生時し、信号再生回路
144に入力させる。信号再生回路144では、再生信
号から画像ストリームを構成して、出力する。この時、
画像ストリームをTranspoirt Packet
で出力する場合に、ピクチュアのスタートがTrans
poirt Packetに対して、アライアンスされ
ていなけば、スタッフィングをして、アライアンスをと
っても良い。これにより、シーン切り替え点を必要な時
に画面をインデックスとして、表示することができる。
ユーザはインデックス画面より、鑑賞画面を選択するこ
とができ、ひとつのインデックス画面を選択するれば、
その時刻がコントローラ145に保持されている。コン
トローラ145での情報を基に、再生制御回路146が
記録装置143における読み出し位置算出して、該当ヶ
所からの再生を実現する。なお、時間軸方向に相関を持
たせた画像符号化として、MPEG2を例にして、実施
の形態を記載したが、その他の時間軸方向に相関を持た
せた画像符号化であっても良いことは、言うまでもな
い。
【0047】(実施の形態7)本発明における実施の形
態7に係る画像ストリーム伝送方法について説明する。
図11は、本発明に係る画像ストリーム伝送方式におい
て、時間軸方向の逆方向送信時の画像ストリーム構成を
示すストリーム構成図と時間軸方向の逆方向送信時の表
示ピクチュアを間引く時の画像ストリーム構成を示すス
トリーム構成図である。図11では、破線で示したピク
チュアは復号処理を行うが、画面表示を行わない、いわ
ゆる非表示ピクチュアである。図11を用いて、実施の
形態7に係る画像ストリーム伝送方法について、説明す
る。実施の形態7が実施の形態1から実施の形態6と異
なる所は、表示する画面を生成するために、必要な画像
ストリームを再伝送する点と、通信路もしくは復号器の
性能により、表示画像の間引きが必要になった場合に、
表示画像の間引きを行う点である。図11において17
0は第1のI2ピクチュア、171は第1のB0ピクチ
ュア、以下同様にして、181は第1のB10ピクチュ
ア、182は第2のI2ピクチュア、以下同様にして、
193は第2のB10ピクチュアである。時間軸上の相
関を用いた符号化を利用しているために、Bピクチュア
は符号化の元になる参照画面を生成する必要がある。こ
の参照画面は、Bピクチュアの時間的に前後のピクチュ
アである。従って、Bピクチュアを復号するためには、
予め、参照画面となるIピクチュアもしくはPピクチュ
アを伝送する必要がある。時間軸上、順方向の画像スト
リームの伝送は、図11の順方向の矢印で示した順序で
ピクチュアを伝送する。そして、Iピクチュア、Pピク
チュアは、復号して、直ちに画面表示するのではなく、
Bピクチュアを表示後、画面表示を行う。一方、時間軸
上、順方向の画像ストリームの伝送は、Bピクチュアを
復号するために、参照画面であるIピクチュアもしくは
Pピクチュアの伝送が必要となる。しかしながら、復号
表示装置側では、参照画面となるベースバンドのピクチ
ュアデータを多数保持することはできない。なぜなら
ば、大容量の記憶回路が必要となるからである。とく
に、High Definition画像は1ピクチュア
のデータ量は1×109ビット程度となり、膨大となり、
実現的でない。そこで、Bピクチュアの復号後、異なる
参照ピクチュアが必要になれば、再度、参照ピクチュア
に必要が画像ストリームを伝送する。図11を用いて、
この様子を簡単に説明する。今、第2のB6ピクチュア
189まで表示した後、時間軸上の逆方向に伝送する。
次の表示画面は第2のP5ピクチュア185である。そ
の次は第2のB4ピクチュア187、第2のB3ピクチ
ュア186と続く。これらの復号には、第2のI2ピク
チュア182が必要である。そこで、第2のI2ピクチ
ュア182を非表示ピクチュア(復号は行うが画面表示
はしないピクチュア)として、伝送する。同様に、第2
のB1ピクチュア184と第2のB0ピクチュア183
を画面表示するために、第1のI2ピクチュア170か
ら第2のI2ピクチュア182までの画像ストリームを
伝送する必要がある。さらに、第1のP11ピクチュア
179から第1のB9ピクチュア180までを画面表示
するために、再度、第1のI2ピクチュア170から第
1のP11ピクチュア179までの伝送している。同様
にして、第1のP8ピクチュア176から第1のB6ピ
クチュア177を画面表示するために、第1のI2ピク
チュア170から第1のP8ピクチュア176までの再
度、伝送している。このようにして、参照画面を生成す
るために必要な画像ストリームを再伝送することによ
り、復号表示機器側で膨大なメモリを持つ必要が無いば
かりでなく、復号手順が通常とほぼ同等となり、逆方向
のために、複雑な復号手順を踏まなくて良い。しかも、
再伝送している画像ストリームは参照画面の生成に必要
なIピクチュアおよびPピクチュアのストリームのみで
ある。すなわち、途中のBピクチュアのストリームは伝
送していない。このことは、効率の良い伝送となる。さ
らに、通信路もしくは復号表示機器の性能により、画像
の伝送レートを高く設定できないときは、表示画面の間
引きを行っても良い。図11における逆方向画像ストリ
ームの構成図と逆方向間引き画像ストリームの構成図と
を比較すると、逆方向間引き画像ストリームの構成図の
方は第1のP11ピクチュア179から第1のB9ピク
チュア180までの間引いている。従って、この間の画
像ストリームである第1のI2ピクチュア170から第
1のB9ピクチュア180までの画像ストリームを伝送
していない。このようにして、画像ストリームの伝送帯
域を削減することができ、システム全体として、破綻を
きたさない。
態7に係る画像ストリーム伝送方法について説明する。
図11は、本発明に係る画像ストリーム伝送方式におい
て、時間軸方向の逆方向送信時の画像ストリーム構成を
示すストリーム構成図と時間軸方向の逆方向送信時の表
示ピクチュアを間引く時の画像ストリーム構成を示すス
トリーム構成図である。図11では、破線で示したピク
チュアは復号処理を行うが、画面表示を行わない、いわ
ゆる非表示ピクチュアである。図11を用いて、実施の
形態7に係る画像ストリーム伝送方法について、説明す
る。実施の形態7が実施の形態1から実施の形態6と異
なる所は、表示する画面を生成するために、必要な画像
ストリームを再伝送する点と、通信路もしくは復号器の
性能により、表示画像の間引きが必要になった場合に、
表示画像の間引きを行う点である。図11において17
0は第1のI2ピクチュア、171は第1のB0ピクチ
ュア、以下同様にして、181は第1のB10ピクチュ
ア、182は第2のI2ピクチュア、以下同様にして、
193は第2のB10ピクチュアである。時間軸上の相
関を用いた符号化を利用しているために、Bピクチュア
は符号化の元になる参照画面を生成する必要がある。こ
の参照画面は、Bピクチュアの時間的に前後のピクチュ
アである。従って、Bピクチュアを復号するためには、
予め、参照画面となるIピクチュアもしくはPピクチュ
アを伝送する必要がある。時間軸上、順方向の画像スト
リームの伝送は、図11の順方向の矢印で示した順序で
ピクチュアを伝送する。そして、Iピクチュア、Pピク
チュアは、復号して、直ちに画面表示するのではなく、
Bピクチュアを表示後、画面表示を行う。一方、時間軸
上、順方向の画像ストリームの伝送は、Bピクチュアを
復号するために、参照画面であるIピクチュアもしくは
Pピクチュアの伝送が必要となる。しかしながら、復号
表示装置側では、参照画面となるベースバンドのピクチ
ュアデータを多数保持することはできない。なぜなら
ば、大容量の記憶回路が必要となるからである。とく
に、High Definition画像は1ピクチュア
のデータ量は1×109ビット程度となり、膨大となり、
実現的でない。そこで、Bピクチュアの復号後、異なる
参照ピクチュアが必要になれば、再度、参照ピクチュア
に必要が画像ストリームを伝送する。図11を用いて、
この様子を簡単に説明する。今、第2のB6ピクチュア
189まで表示した後、時間軸上の逆方向に伝送する。
次の表示画面は第2のP5ピクチュア185である。そ
の次は第2のB4ピクチュア187、第2のB3ピクチ
ュア186と続く。これらの復号には、第2のI2ピク
チュア182が必要である。そこで、第2のI2ピクチ
ュア182を非表示ピクチュア(復号は行うが画面表示
はしないピクチュア)として、伝送する。同様に、第2
のB1ピクチュア184と第2のB0ピクチュア183
を画面表示するために、第1のI2ピクチュア170か
ら第2のI2ピクチュア182までの画像ストリームを
伝送する必要がある。さらに、第1のP11ピクチュア
179から第1のB9ピクチュア180までを画面表示
するために、再度、第1のI2ピクチュア170から第
1のP11ピクチュア179までの伝送している。同様
にして、第1のP8ピクチュア176から第1のB6ピ
クチュア177を画面表示するために、第1のI2ピク
チュア170から第1のP8ピクチュア176までの再
度、伝送している。このようにして、参照画面を生成す
るために必要な画像ストリームを再伝送することによ
り、復号表示機器側で膨大なメモリを持つ必要が無いば
かりでなく、復号手順が通常とほぼ同等となり、逆方向
のために、複雑な復号手順を踏まなくて良い。しかも、
再伝送している画像ストリームは参照画面の生成に必要
なIピクチュアおよびPピクチュアのストリームのみで
ある。すなわち、途中のBピクチュアのストリームは伝
送していない。このことは、効率の良い伝送となる。さ
らに、通信路もしくは復号表示機器の性能により、画像
の伝送レートを高く設定できないときは、表示画面の間
引きを行っても良い。図11における逆方向画像ストリ
ームの構成図と逆方向間引き画像ストリームの構成図と
を比較すると、逆方向間引き画像ストリームの構成図の
方は第1のP11ピクチュア179から第1のB9ピク
チュア180までの間引いている。従って、この間の画
像ストリームである第1のI2ピクチュア170から第
1のB9ピクチュア180までの画像ストリームを伝送
していない。このようにして、画像ストリームの伝送帯
域を削減することができ、システム全体として、破綻を
きたさない。
【0048】
【発明の効果】以上のように、本発明による画像ストリ
ーム伝送方法および復号表示装置および再生装置および
シーン切り替え点検出方式および記録再生装置によれ
ば、簡単な装置でスローモーションおよび逆スローもシ
ョンが実現でき、さらに、簡単な装置でシーンの切り替
え点を検出することができる。
ーム伝送方法および復号表示装置および再生装置および
シーン切り替え点検出方式および記録再生装置によれ
ば、簡単な装置でスローモーションおよび逆スローもシ
ョンが実現でき、さらに、簡単な装置でシーンの切り替
え点を検出することができる。
【図1】本発明の実施の形態1に係る画像ストリーム構
成図
成図
【図2】本発明の実施の形態1に係る時間軸方向に相関
を持たせた符号化法の一例図
を持たせた符号化法の一例図
【図3】本発明の実施の形態1から4に係る復号表示装
置のブロック図
置のブロック図
【図4】本発明の実施の形態2に係る時間軸逆方向送信
時の画像ストリーム構成図
時の画像ストリーム構成図
【図5】本発明の実施の形態3に係る時間軸逆方向送信
時の画像ストリーム構成図
時の画像ストリーム構成図
【図6】本発明の実施の形態4に係る時間軸逆方向送信
時の画像ストリーム構成図
時の画像ストリーム構成図
【図7】本発明の実施の形態6に係る時間軸逆方向送信
時の画像ストリーム構成図
時の画像ストリーム構成図
【図8】本発明の実施の形態5に係る再生装置のブロッ
ク図
ク図
【図9】本発明の実施の形態6に係る記録再生装置のブ
ロック図
ロック図
【図10】本発明の実施の形態5に係るPTS/DTS
の値の一例図
の値の一例図
【図11】本発明の実施の形態7に係る画像ストリーム
伝送の一例図
伝送の一例図
1 n番目のビデオストリーム
2 c番目のオーディオストリーム
3 m番目のビデオストリーム
4 d番目のオーディオストリーム
10 i−1番目ピクチュア
11 i番目ピクチュア
12 i+1番目ピクチュア
13 i+2番目ピクチュア
14 j−1番目ピクチュア
20 ヘッダ
21 ペイロード
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 越智 厚雄
大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器
産業株式会社内
(72)発明者 遠山 泰明
大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器
産業株式会社内
Fターム(参考) 5C053 FA23 GA11 GB06 GB29 GB37
HA23 HA25 JA21 LA14
5C059 LB07 MA00 MA05 PP05 PP06
PP07 PP14 RC12 SS16 TA07
TA71 TB04 TC21 UA02 UA05
Claims (20)
- 【請求項1】時間軸方向に相関を持たせた画像符号化を
用いた画像ストリーム伝送方法であって、画像ストリー
ムの画像符号化の復号処理は行うが復号後の画像データ
を画面に表示しないことを示す非表示指示信号を前記画
像ストリーム内に保有させて伝送することを特徴とする
画像ストリーム伝送方法。 - 【請求項2】画像符号化を復号する順序と画面表示順序
が異なる順序入替画面を保有する場合、非表示指示信号
を前記順序入替画面に保有させることを特徴とする請求
項1記載の画像ストリーム伝送方法。 - 【請求項3】画面の更新が順方向で、順序入替画面が存
在する場合、時間軸方向の双方向予測以外の符号化を行
ったピクチュアの一部または全部に非表示指示信号を保
有させることを特徴とする請求項2記載の画像ストリー
ム伝送方法。 - 【請求項4】請求項1から3記載の非表示指示信号が保
有されているピクチュアに対して、画像符号化の復号処
理は行うが画面の表示は行わず、前記非表示指示信号を
保有しないピクチュアに対して、画像符号化の復号処理
を行って画面の表示を行うことを特徴とする復号表示装
置。 - 【請求項5】画像ストリームは、ISO/IEC138
18で規格化された符号化法を用いた画像ストリームで
あって、非表示指示信号は、ISO/IEC13818
の既存値を変更して利用する信号である特徴とする請求
項1から3記載の画像ストリーム伝送方法。 - 【請求項6】画像ストリームは、ISO/IEC138
18で規格化された符号化法を用いた画像ストリームで
あって、非表示指示信号は、ISO/IEC13818
の予備領域を前記画像ストリームに付加して利用する信
号であることを特徴とする請求項1から3記載の画像ス
トリーム伝送方法。 - 【請求項7】画像ストリームは、ISO/IEC138
18で規格化された符号化法を用いた画像ストリームで
あって、非表示指示信号は、ISO/IEC13818
の既存信号の意味合いを変更して利用する信号であるこ
とを特徴とする請求項1から3記載の画像ストリーム伝
送方法。 - 【請求項8】時間軸方向に相関を持たせた画像符号化を
利用した画像ストリームを記録した蓄積機器から前記画
像ストリームに対して通常再生以外の再生を行なって伝
送する場合、通信路の伝送能力もしくは前記画像符号化
を復号する復号器能力に応じて、表示するピクチュアを
間引くことを特徴とする画像ストリーム伝送方法。 - 【請求項9】時間軸方向に相関を持たせた画像符号化を
利用した画像ストリーム伝送であって、画面の更新順を
逆にして画面表示を行うため、前記画像符号化を復号す
るために必要なストリームのみを再伝送することを特徴
とする画像ストリーム伝送方法。 - 【請求項10】時間軸方向に相関を持たせた画像符号化
を利用した画像ストリーム伝送であって、伝送先の復号
装置が、画像ストリームの画像符号化の復号処理は行う
が復号後の画像データを画面に表示しないことを示す非
表示指示信号に対応可能な復号装置か前記非表示指示信
号に対応不可能な復号装置かを調査し、対応可能な復号
装置であれば、前記非表示指示信号を画像ストリーム内
に保有させて画像ストリームを伝送し、対応不可能な復
号装置であれば、前記非表示指示信号を画像ストリーム
内に保有させずに、時間軸方向に相関の無い符号化を行
ったピクチュアのみの画像ストリームを伝送することを
特徴とする画像ストリーム伝送方法。 - 【請求項11】時間軸方向に相関を持たせた画像符号化
を利用した画像ストリーム伝送であって、復号し画面表
示を行う時間軸方向に相関の無い符号化を行ったピクチ
ュア以外のピクチュアにエラーフラグを立てて出力する
ことを特徴とする画像ストリーム伝送方法。 - 【請求項12】ISO/IEC13818−1で規格化
された符号化法を用いた画像ストリーム伝送であって、
エラーフラグとして、ISO/IEC13818−1の
Transport_error_indicator
を用いる事を特徴とする請求項11記載の画像ストリー
ム伝送方法。 - 【請求項13】ISO/IEC13818−1で規格化
された符号化方法を用いた画像ストリームが記録されて
おり、前記記録されている画像ストリームを再生し、画
面の表示時間を変更して表示する場合において、時間管
理を行っている時間管理信号を所定の値に書き換えて、
画像データストリームを復号装置に出力することを特徴
とする再生装置。 - 【請求項14】画面の更新を順方向に1/n(nは自然
数)のスロー表示する場合において、時間管理信号とし
て、PTSおよびDTSを選択し、PTSおよびDTS
のピクチュア毎の差分値が(1/f)×n秒(fはNT
SCの時30、PALの時25)となるようにPTSお
よびDTSを書き換えることを特徴とする請求項13記
載の再生装置。 - 【請求項15】時間管理信号として、Sequense
Headerのframe_rate_code選択
することを特徴とする請求項13または14記載の再生
装置。 - 【請求項16】再生画像データストリームは、画面の更
新を順方向に1/n(n:自然数)のスロー表示する場
合においては、PTSおよびDTSのピクチュア毎の差
分値が(1/30)×n秒となるようにPTSおよびD
TSを書き換えるばかりでなく、Transport
Packetの出力間隔も通常再生時のn倍にすること
を特徴とする請求項13から15記載の再生装置。 - 【請求項17】時間軸方向に相関を持たせた画像符号化
を利用した画像ストリームのシーン切り替え点検出方法
であって、前記画像ストリーム内の情報が大きく変化し
た点をシーンの切り替わりと判定することを特徴とする
シーン切り替え点検出方法。 - 【請求項18】情報が大きく変化した点を、同一符号化
手段のピクチュアのデータ量が大きく変化した点とする
ことを特徴とする請求項17記載のシーン切り替え点検
出方法。 - 【請求項19】ISO/IEC13818−2で規格化
された符号化法を用いた画像データストリームのシーン
切り換え点検出方法であって、情報が大きく変化した点
を、Sequence_Header内の量子化テーブ
ルの値が変化した点とすることを特徴とする請求項17
記載のシーン切り替え点検出方法。 - 【請求項20】シーン切り替え点をインデックスとし
て、登録して、記録し、再生時にシーン切り替え点をイ
ンデックス検索として利用することを特徴とする記録再
生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001204332A JP2003018547A (ja) | 2001-07-05 | 2001-07-05 | 画像ストリーム伝送方法、シーン切り替え点検出方法および復号表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001204332A JP2003018547A (ja) | 2001-07-05 | 2001-07-05 | 画像ストリーム伝送方法、シーン切り替え点検出方法および復号表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003018547A true JP2003018547A (ja) | 2003-01-17 |
Family
ID=19040821
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001204332A Pending JP2003018547A (ja) | 2001-07-05 | 2001-07-05 | 画像ストリーム伝送方法、シーン切り替え点検出方法および復号表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003018547A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008278012A (ja) * | 2007-04-26 | 2008-11-13 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ビットストリーム差替装置 |
JP2009268129A (ja) * | 2004-03-31 | 2009-11-12 | Panasonic Corp | 映像記録装置、多重方法、プログラム、及び記録媒体 |
US7917000B2 (en) | 2004-03-31 | 2011-03-29 | Panasonic Corporation | Video recording apparatus, multiplexing method, picture encoding method, program, and recording medium for variable frame-rate recording |
-
2001
- 2001-07-05 JP JP2001204332A patent/JP2003018547A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009268129A (ja) * | 2004-03-31 | 2009-11-12 | Panasonic Corp | 映像記録装置、多重方法、プログラム、及び記録媒体 |
US7917000B2 (en) | 2004-03-31 | 2011-03-29 | Panasonic Corporation | Video recording apparatus, multiplexing method, picture encoding method, program, and recording medium for variable frame-rate recording |
US8699863B2 (en) | 2004-03-31 | 2014-04-15 | Panasonic Corporation | Video recording apparatus, multiplexing method, picture encoding method, program, and recording medium for variable frame-rate recording |
JP2008278012A (ja) * | 2007-04-26 | 2008-11-13 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ビットストリーム差替装置 |
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