JP2003015198A - カメラ - Google Patents
カメラInfo
- Publication number
- JP2003015198A JP2003015198A JP2001200130A JP2001200130A JP2003015198A JP 2003015198 A JP2003015198 A JP 2003015198A JP 2001200130 A JP2001200130 A JP 2001200130A JP 2001200130 A JP2001200130 A JP 2001200130A JP 2003015198 A JP2003015198 A JP 2003015198A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lens barrel
- gear
- camera
- gear train
- motor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03B—APPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
- G03B17/00—Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
- G03B17/42—Interlocking between shutter operation and advance of film or change of plate or cut-film
- G03B17/425—Interlocking between shutter operation and advance of film or change of plate or cut-film motor drive cameras
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Lens Barrels (AREA)
- Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)
- Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 フイルム給送用モータとレンズ鏡胴駆動用モ
ータを備えたカメラの小型化を図る。 【解決手段】 鏡胴ギア列26は、ウォームギア52
と、平歯車53〜58、ベベルギア59とから構成さ
れ、鏡胴モータ25の駆動力をレンズ鏡胴に伝達し、撮
影レンズを移動させる。給送ギア列27は、複数の平歯
車のみで構成され、フイルム給送に必要な駆動力を伝達
する。鏡胴ギア列26と給送ギア列27は、カメラ底部
の同一面上に組み付けられている。ウォーム50は、カ
メラ前方側を向いており、鏡胴モータ25の駆動力は、
ウォームギア52で軸方向が90度変換されて伝達され
る。また、ベベルギア59で回転軸が再び90度変換さ
れ、光軸に平行な回転軸を有するギアに伝達される。鏡
胴ギア列26と給送ギア列27とを並べて設けること
で、鏡胴ギア列26をカメラ前面に設けたときよりも、
カメラの厚み寸法を小さくできる。
ータを備えたカメラの小型化を図る。 【解決手段】 鏡胴ギア列26は、ウォームギア52
と、平歯車53〜58、ベベルギア59とから構成さ
れ、鏡胴モータ25の駆動力をレンズ鏡胴に伝達し、撮
影レンズを移動させる。給送ギア列27は、複数の平歯
車のみで構成され、フイルム給送に必要な駆動力を伝達
する。鏡胴ギア列26と給送ギア列27は、カメラ底部
の同一面上に組み付けられている。ウォーム50は、カ
メラ前方側を向いており、鏡胴モータ25の駆動力は、
ウォームギア52で軸方向が90度変換されて伝達され
る。また、ベベルギア59で回転軸が再び90度変換さ
れ、光軸に平行な回転軸を有するギアに伝達される。鏡
胴ギア列26と給送ギア列27とを並べて設けること
で、鏡胴ギア列26をカメラ前面に設けたときよりも、
カメラの厚み寸法を小さくできる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のモータの回
転力を伝達するそれぞれのギア列が同一面に並べて設け
られたカメラに関するものである。
転力を伝達するそれぞれのギア列が同一面に並べて設け
られたカメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】特開平9−211644号公報等に記載
されているように、ズームレンズを備えたカメラやオー
トフォーカス式のカメラでは、入力操作や撮影動作に応
答して駆動するモータを内蔵している。モータの回転力
は、減速ギア列を介して、例えばヘリコイドが形成され
たレンズ鏡胴に伝達され、このヘリコイド鏡胴を光軸の
周りに回転させる。ヘリコイド鏡胴が回転すると、鏡胴
内部の移動レンズが光軸方向に進退するので、モータ回
転数の制御等を行うことで、撮影レンズの焦点距離が変
更されたり、被写体のピント合わせが行われる。
されているように、ズームレンズを備えたカメラやオー
トフォーカス式のカメラでは、入力操作や撮影動作に応
答して駆動するモータを内蔵している。モータの回転力
は、減速ギア列を介して、例えばヘリコイドが形成され
たレンズ鏡胴に伝達され、このヘリコイド鏡胴を光軸の
周りに回転させる。ヘリコイド鏡胴が回転すると、鏡胴
内部の移動レンズが光軸方向に進退するので、モータ回
転数の制御等を行うことで、撮影レンズの焦点距離が変
更されたり、被写体のピント合わせが行われる。
【0003】また、近年においては、写真フイルムの巻
上げや巻戻しを内蔵モータによって自動で行うものが一
般的である。フイルム給送用のモータは、レンズ鏡胴駆
動用のモータとは別個に設けられ、回転力を伝達するギ
ア列も独立して設けられる。写真フイルムの巻取り軸
は、パトローネの巻芯駆動用や、フイルム室の巻上げス
プールのいずれにおいても、光軸に対して垂直向きとな
るため、フイルム給送用のモータやギア列も、その駆動
軸及び回転軸が光軸に対して垂直向きになるように設け
るのが簡単である。このようなことから、フイルム給送
用のギア列は、カメラ底面や上面に設けられるが、カメ
ラ上部には、ファインダやストロボが設けられるため、
給送用のギア列は、カメラ底面に設ける方がカメラの構
成を複雑にしなくて済む利点がある。
上げや巻戻しを内蔵モータによって自動で行うものが一
般的である。フイルム給送用のモータは、レンズ鏡胴駆
動用のモータとは別個に設けられ、回転力を伝達するギ
ア列も独立して設けられる。写真フイルムの巻取り軸
は、パトローネの巻芯駆動用や、フイルム室の巻上げス
プールのいずれにおいても、光軸に対して垂直向きとな
るため、フイルム給送用のモータやギア列も、その駆動
軸及び回転軸が光軸に対して垂直向きになるように設け
るのが簡単である。このようなことから、フイルム給送
用のギア列は、カメラ底面や上面に設けられるが、カメ
ラ上部には、ファインダやストロボが設けられるため、
給送用のギア列は、カメラ底面に設ける方がカメラの構
成を複雑にしなくて済む利点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
9−211644号公報記載のカメラでは、レンズ鏡胴
駆動用のモータの駆動軸と、ギア列を構成する各ギアの
回転軸とを光軸方向に設けることで、ギア列をカメラ前
面に配置している。このため、レンズ鏡胴の駆動用モー
タに加えて、フイルム給送用モータを組み込むと、カメ
ラ前面、及びカメラ底面にそれぞれギア列が設けられる
ことになり、カメラの厚み方向と高さ方向の双方の寸法
が大きくなってしまうという欠点がある。さらに、カメ
ラの二面間に渡ってギア列が設けられるので、カメラ製
造時に、各ギア列の組み付けを別々に行う必要が生じ
て、組立てが面倒になってしまったり、ギア列を抜け止
めする押さえカバーを各々設けなければならず、部品点
数が増えてしまうという問題もある。
9−211644号公報記載のカメラでは、レンズ鏡胴
駆動用のモータの駆動軸と、ギア列を構成する各ギアの
回転軸とを光軸方向に設けることで、ギア列をカメラ前
面に配置している。このため、レンズ鏡胴の駆動用モー
タに加えて、フイルム給送用モータを組み込むと、カメ
ラ前面、及びカメラ底面にそれぞれギア列が設けられる
ことになり、カメラの厚み方向と高さ方向の双方の寸法
が大きくなってしまうという欠点がある。さらに、カメ
ラの二面間に渡ってギア列が設けられるので、カメラ製
造時に、各ギア列の組み付けを別々に行う必要が生じ
て、組立てが面倒になってしまったり、ギア列を抜け止
めする押さえカバーを各々設けなければならず、部品点
数が増えてしまうという問題もある。
【0005】本発明は、上記問題点を考慮してなされた
もので、その目的は、鏡胴駆動用及びフイルム給送用の
2つのモータの回転力を伝達する各ギア列をカメラの1
つの面上に設けるようにすることで、カメラ寸法の小型
化、組立て適性の向上、及び部品点数の削減を図ること
にある。
もので、その目的は、鏡胴駆動用及びフイルム給送用の
2つのモータの回転力を伝達する各ギア列をカメラの1
つの面上に設けるようにすることで、カメラ寸法の小型
化、組立て適性の向上、及び部品点数の削減を図ること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のカメラは、カメ
ラ底部にフイルム巻取り軸と垂直なギア取付け面を備
え、給送モータの回転力をフイルム巻取り軸に伝達する
第1ギア列が、その回転軸を前記ギア取付け面に垂直に
して設けられている。さらに、レンズ鏡胴を光軸方向に
駆動させるために、鏡胴モータと、その回転力をレンズ
鏡胴に伝達する第2ギア列が設けられており、この第2
ギア列を構成する複数の平歯車を、その回転軸が前記ギ
ア取付け面に対して垂直になるように設けている。すな
わち、第1及び第2ギア列を前記ギア取付け面上に並べ
て設け、これによって、2つのギア列がコンパクトに、
かつ簡単に組み付けられ、ギア列の押さえカバーを一部
品とすることができる。
ラ底部にフイルム巻取り軸と垂直なギア取付け面を備
え、給送モータの回転力をフイルム巻取り軸に伝達する
第1ギア列が、その回転軸を前記ギア取付け面に垂直に
して設けられている。さらに、レンズ鏡胴を光軸方向に
駆動させるために、鏡胴モータと、その回転力をレンズ
鏡胴に伝達する第2ギア列が設けられており、この第2
ギア列を構成する複数の平歯車を、その回転軸が前記ギ
ア取付け面に対して垂直になるように設けている。すな
わち、第1及び第2ギア列を前記ギア取付け面上に並べ
て設け、これによって、2つのギア列がコンパクトに、
かつ簡単に組み付けられ、ギア列の押さえカバーを一部
品とすることができる。
【0007】また、ヘリコイドなどによって、光軸の周
りに回転することで繰り出されるレンズ鏡胴を駆動させ
るには、ギア取付け面上に設けられる平歯車の他に、回
転軸の方向を90度偏向させる、例えばウォームギアや
ベベルギアを第2ギア列に設ける必要がある。
りに回転することで繰り出されるレンズ鏡胴を駆動させ
るには、ギア取付け面上に設けられる平歯車の他に、回
転軸の方向を90度偏向させる、例えばウォームギアや
ベベルギアを第2ギア列に設ける必要がある。
【0008】さらに、本発明では、鏡胴モータをコンパ
クトに組み込むため、そのモータ駆動軸を光軸と平行に
してカメラ底部に組み込み、長手方向を前記モータ駆動
軸と垂直にさせたストロボ用メインコンデンサ及び電源
電池とを、前記鏡胴モータの上部で隣接させて設けてい
る。すなわち、コンデンサ室や電池室、鏡胴モータを収
納するモータ室を集合させて、極力無駄な空間を減らす
ようにしている。
クトに組み込むため、そのモータ駆動軸を光軸と平行に
してカメラ底部に組み込み、長手方向を前記モータ駆動
軸と垂直にさせたストロボ用メインコンデンサ及び電源
電池とを、前記鏡胴モータの上部で隣接させて設けてい
る。すなわち、コンデンサ室や電池室、鏡胴モータを収
納するモータ室を集合させて、極力無駄な空間を減らす
ようにしている。
【0009】
【発明の実施の形態】図1において、カメラ1は、撮影
レンズ2が保持されたレンズ鏡胴3を備え、ストロボ発
光部4やファインダ窓5、測光窓6が設けられている。
カメラ上面には、レリーズボタン7、ズーム切替えスイ
ッチ8が設けられている。ズーム切替えスイッチ8を操
作すると、レンズ鏡胴3が被写体に向かって繰り出さ
れ、標準撮影時と比較して、例えば、3倍ズームの望遠
撮影を行うことができる。
レンズ2が保持されたレンズ鏡胴3を備え、ストロボ発
光部4やファインダ窓5、測光窓6が設けられている。
カメラ上面には、レリーズボタン7、ズーム切替えスイ
ッチ8が設けられている。ズーム切替えスイッチ8を操
作すると、レンズ鏡胴3が被写体に向かって繰り出さ
れ、標準撮影時と比較して、例えば、3倍ズームの望遠
撮影を行うことができる。
【0010】図2において、レンズ鏡胴3は、カメラ1
の内部に設けられる本体フレーム9に組み付けられ、カ
メラ1の前面外装を構成する前カバー10の開口11か
ら露呈される。また、図示はしないが、本体フレーム9
の上部には、ファインダ光学系や測光素子が組み付けら
れる。本体フレーム9には、レンズ鏡胴3の組み付け位
置の背後にアパーチャー12が形成され、パトローネ室
13及びフイルム室14が設けられている。パトローネ
室13の隣には、ストロボ用のメインコンデンサ15を
収納するコンデンサ室16が設けられている。メインコ
ンデンサ15は略円柱状をしており、その長手方向が、
光軸に対して上下に垂直を向くように収納される。
の内部に設けられる本体フレーム9に組み付けられ、カ
メラ1の前面外装を構成する前カバー10の開口11か
ら露呈される。また、図示はしないが、本体フレーム9
の上部には、ファインダ光学系や測光素子が組み付けら
れる。本体フレーム9には、レンズ鏡胴3の組み付け位
置の背後にアパーチャー12が形成され、パトローネ室
13及びフイルム室14が設けられている。パトローネ
室13の隣には、ストロボ用のメインコンデンサ15を
収納するコンデンサ室16が設けられている。メインコ
ンデンサ15は略円柱状をしており、その長手方向が、
光軸に対して上下に垂直を向くように収納される。
【0011】図3に示すように、パトローネ室13に
は、フイルムパトローネ17が収納され、フイルム室1
4には、フイルムパトローネ17から引き出された写真
フイルム18が収納される。パトローネ室13に設けら
れた巻戻しフォーク19は、巻芯20に係合し、写真フ
イルム18をフイルムパトローネ15に巻戻す際に駆動
される。フイルム室14には、巻上げスプール21が設
けられ、巻上げスプール21には、引っ掛け爪21aが
形成されている。引っ掛け爪21aは、写真フイルム1
8のパーフォレーション22と係合する。これにより、
巻上げスプール21が駆動すると、フイルムパトローネ
17から写真フイルム18が引き出され、フイルム巻上
げ動作が行われる。
は、フイルムパトローネ17が収納され、フイルム室1
4には、フイルムパトローネ17から引き出された写真
フイルム18が収納される。パトローネ室13に設けら
れた巻戻しフォーク19は、巻芯20に係合し、写真フ
イルム18をフイルムパトローネ15に巻戻す際に駆動
される。フイルム室14には、巻上げスプール21が設
けられ、巻上げスプール21には、引っ掛け爪21aが
形成されている。引っ掛け爪21aは、写真フイルム1
8のパーフォレーション22と係合する。これにより、
巻上げスプール21が駆動すると、フイルムパトローネ
17から写真フイルム18が引き出され、フイルム巻上
げ動作が行われる。
【0012】カメラ1の電源電池23を収納する電池室
24は、コンデンサ室16の背後に隣接して設けられて
いる。電源電池23は、メインコンデンサ15と同様
に、その長手方向を光軸と垂直にして、直立した状態で
収納される。コンデンサ室16及び電池室24の真下に
は、レンズ鏡胴3を駆動させる鏡胴モータ25が設けら
れている。本体フレーム9の底面9aには、鏡胴モータ
25の回転力を伝達する鏡胴ギア列26と、給送ギア列
27とが並んで設けられている。鏡胴ギア列26、及び
給送ギア列27は、カメラ底面9aに対し、各ギアの回
転軸を垂直にして組み付けられた後、その上からギアカ
バー28が被せられて抜け止めされる。
24は、コンデンサ室16の背後に隣接して設けられて
いる。電源電池23は、メインコンデンサ15と同様
に、その長手方向を光軸と垂直にして、直立した状態で
収納される。コンデンサ室16及び電池室24の真下に
は、レンズ鏡胴3を駆動させる鏡胴モータ25が設けら
れている。本体フレーム9の底面9aには、鏡胴モータ
25の回転力を伝達する鏡胴ギア列26と、給送ギア列
27とが並んで設けられている。鏡胴ギア列26、及び
給送ギア列27は、カメラ底面9aに対し、各ギアの回
転軸を垂直にして組み付けられた後、その上からギアカ
バー28が被せられて抜け止めされる。
【0013】図4及び図5において、巻上げスプール2
1の内部に設けられた給送モータ30の駆動軸上には、
平歯車31が設けられている。平歯車31の回転は、複
数の平歯車32〜35によって減速され、太陽ギア36
及び遊星ギア37に伝達される。遊星ギア37は、給送
モータ30が正転駆動と反転駆動とを切替えることに応
じて公転方向を変更し、巻戻しフォーク19と巻上げス
プール21の駆動を切替えるためのクラッチとして作用
する。給送モータ30が正転駆動すると、遊星ギア37
が平歯車38と噛合して、巻上げギア39が回転する。
巻上げギア39と巻上げスプール21は一体となって回
転し、フイルム巻上げ動作が行われる。一方、給送モー
タ30が反転駆動すると、遊星ギア37は平歯車40と
噛合し、この反転駆動力が、平歯車41〜44を介して
巻戻しギア45に伝達される。巻戻しギア45と巻戻し
フォーク19は同軸とされており、給送モータ30の反
転駆動によって一体となって回転し、フイルム巻戻し動
作が行われる。
1の内部に設けられた給送モータ30の駆動軸上には、
平歯車31が設けられている。平歯車31の回転は、複
数の平歯車32〜35によって減速され、太陽ギア36
及び遊星ギア37に伝達される。遊星ギア37は、給送
モータ30が正転駆動と反転駆動とを切替えることに応
じて公転方向を変更し、巻戻しフォーク19と巻上げス
プール21の駆動を切替えるためのクラッチとして作用
する。給送モータ30が正転駆動すると、遊星ギア37
が平歯車38と噛合して、巻上げギア39が回転する。
巻上げギア39と巻上げスプール21は一体となって回
転し、フイルム巻上げ動作が行われる。一方、給送モー
タ30が反転駆動すると、遊星ギア37は平歯車40と
噛合し、この反転駆動力が、平歯車41〜44を介して
巻戻しギア45に伝達される。巻戻しギア45と巻戻し
フォーク19は同軸とされており、給送モータ30の反
転駆動によって一体となって回転し、フイルム巻戻し動
作が行われる。
【0014】図4及び図6において、鏡胴モータ25の
駆動軸上には、ウォーム50が設けられている。ウォー
ム50は、その先端をカメラ前面に向けており、その軸
は光軸方向を向いている。ウォーム50に噛合するウォ
ームホイール51は、その回転軸が給送ギア列27の各
ギアの回転軸と平行になっている。
駆動軸上には、ウォーム50が設けられている。ウォー
ム50は、その先端をカメラ前面に向けており、その軸
は光軸方向を向いている。ウォーム50に噛合するウォ
ームホイール51は、その回転軸が給送ギア列27の各
ギアの回転軸と平行になっている。
【0015】鏡胴モータ25が駆動すると、その回転
は、ウォーム50及びウォームホイール51とからなる
ウォームギア52を介して、給送ギア列27と並んで設
けられた平歯車53〜58で減速され、すぐば型のベベ
ルギア59に伝達される。ベベルギア59と、その対と
されたベベルギア60は、軸角が90度であり、ベベル
ギア60の支持軸61は、光軸方向に設けられている。
ベベルギア60と一体に設けられた平歯車60aは、柱
状ギア62に噛合する。柱状ギア62は、レンズ鏡胴3
の固定筒に軸が保持されており、レンズ鏡胴3の可動筒
に形成されたギア部3a(図2参照)に噛合する。よっ
て、柱状ギア62が回転すると、レンズ鏡胴3の可動筒
が光軸の周りに回転し、レンズ鏡胴3が繰り出された
り、引き込まれたりして、撮影レンズ2が光軸方向に進
退する。
は、ウォーム50及びウォームホイール51とからなる
ウォームギア52を介して、給送ギア列27と並んで設
けられた平歯車53〜58で減速され、すぐば型のベベ
ルギア59に伝達される。ベベルギア59と、その対と
されたベベルギア60は、軸角が90度であり、ベベル
ギア60の支持軸61は、光軸方向に設けられている。
ベベルギア60と一体に設けられた平歯車60aは、柱
状ギア62に噛合する。柱状ギア62は、レンズ鏡胴3
の固定筒に軸が保持されており、レンズ鏡胴3の可動筒
に形成されたギア部3a(図2参照)に噛合する。よっ
て、柱状ギア62が回転すると、レンズ鏡胴3の可動筒
が光軸の周りに回転し、レンズ鏡胴3が繰り出された
り、引き込まれたりして、撮影レンズ2が光軸方向に進
退する。
【0016】カメラ1の作用について説明する。フイル
ムパトローネ17をパトローネ室13に装填し、予め先
端を引き出しておいた写真フイルム18のパーフォレー
ション22を巻上げスプール21に引っ掛ける。フイル
ム装填が終了すると、給送モータ30が正転駆動し、巻
上げスプール21によって写真フイルム18が数コマ分
巻上げられ、撮影準備が完了する。レリーズボタン7を
押下すると、撮影が行われ、給送モータ30が正転駆動
し、露光されたフイルムコマは巻上げスプール21に巻
き取られる。
ムパトローネ17をパトローネ室13に装填し、予め先
端を引き出しておいた写真フイルム18のパーフォレー
ション22を巻上げスプール21に引っ掛ける。フイル
ム装填が終了すると、給送モータ30が正転駆動し、巻
上げスプール21によって写真フイルム18が数コマ分
巻上げられ、撮影準備が完了する。レリーズボタン7を
押下すると、撮影が行われ、給送モータ30が正転駆動
し、露光されたフイルムコマは巻上げスプール21に巻
き取られる。
【0017】ズーム切替えスイッチ8を標準側から望遠
側に操作すると、鏡胴モータ25が正転駆動する。鏡胴
モータ25の回転力は、ウォームギア52で軸方向が9
0度変換され、平歯車53〜58で減速されると、ベベ
ルギア59及び60によって軸方向が戻され、平歯車6
0aが回転する。平歯車60aから柱状ギア62に伝達
された回転力は、ギア部3aを介してレンズ鏡胴3の可
動筒に伝達される。レンズ鏡胴3は、レンズ光軸の周り
を回転し、撮影レンズ2が被写体に向かって繰り出され
る。また、ズーム切替えスイッチ8を望遠側から標準側
に操作すれば、鏡胴モータ25が逆転駆動して、鏡胴ギ
ア列26により逆向きの回転力が伝達され、レンズ鏡胴
3が沈み込む。
側に操作すると、鏡胴モータ25が正転駆動する。鏡胴
モータ25の回転力は、ウォームギア52で軸方向が9
0度変換され、平歯車53〜58で減速されると、ベベ
ルギア59及び60によって軸方向が戻され、平歯車6
0aが回転する。平歯車60aから柱状ギア62に伝達
された回転力は、ギア部3aを介してレンズ鏡胴3の可
動筒に伝達される。レンズ鏡胴3は、レンズ光軸の周り
を回転し、撮影レンズ2が被写体に向かって繰り出され
る。また、ズーム切替えスイッチ8を望遠側から標準側
に操作すれば、鏡胴モータ25が逆転駆動して、鏡胴ギ
ア列26により逆向きの回転力が伝達され、レンズ鏡胴
3が沈み込む。
【0018】このようにして、撮影を繰り返し行ってい
き、やがて、写真フイルム18を全て使い切ると、給送
モータ30が逆転駆動し、給送ギア列27によって巻戻
しフォーク19が駆動され、フイルム巻戻し動作が行わ
れる。写真フイルム18は全て巻戻されて、パトローネ
室13からフイルムパトローネ17を取り出すことが可
能になる。
き、やがて、写真フイルム18を全て使い切ると、給送
モータ30が逆転駆動し、給送ギア列27によって巻戻
しフォーク19が駆動され、フイルム巻戻し動作が行わ
れる。写真フイルム18は全て巻戻されて、パトローネ
室13からフイルムパトローネ17を取り出すことが可
能になる。
【0019】なお、上記実施形態では、レンズ鏡胴を駆
動させる鏡胴モータを、撮影レンズの焦点距離を切替え
るためのものとして用いているが、これに限られず、ピ
ント調節用にレンズ鏡胴を駆動させるものであったり、
焦点距離の切替えとピント調節の両方を行うものであっ
てもよい。また、鏡胴モータと鏡胴ギア列を、焦点距離
の切替え用とピント調節用に計2組設けたカメラにも適
用することができる。また、レンズ鏡胴は、光軸の周り
に回転させることで繰り出される形態のものに限られ
ず、ラックピニオンや送りネジ軸によって、光軸方向に
並進駆動させるものであってもよい。
動させる鏡胴モータを、撮影レンズの焦点距離を切替え
るためのものとして用いているが、これに限られず、ピ
ント調節用にレンズ鏡胴を駆動させるものであったり、
焦点距離の切替えとピント調節の両方を行うものであっ
てもよい。また、鏡胴モータと鏡胴ギア列を、焦点距離
の切替え用とピント調節用に計2組設けたカメラにも適
用することができる。また、レンズ鏡胴は、光軸の周り
に回転させることで繰り出される形態のものに限られ
ず、ラックピニオンや送りネジ軸によって、光軸方向に
並進駆動させるものであってもよい。
【0020】
【発明の効果】以上のように、本発明のカメラによれ
ば、鏡胴モータの回転力を伝達する鏡胴ギア列を構成す
る平歯車を、カメラ底面で給送ギア列と並設したので、
異なるモータで独立した動作をするギア列を、カメラの
二面間に渡って設ける時よりも寸法を小型化できるとと
もに、ギア列抜け止め用のカバーを複数設けなくてもよ
くなり、組立てを簡単化でき、部品点数を減らすことが
できる。
ば、鏡胴モータの回転力を伝達する鏡胴ギア列を構成す
る平歯車を、カメラ底面で給送ギア列と並設したので、
異なるモータで独立した動作をするギア列を、カメラの
二面間に渡って設ける時よりも寸法を小型化できるとと
もに、ギア列抜け止め用のカバーを複数設けなくてもよ
くなり、組立てを簡単化でき、部品点数を減らすことが
できる。
【図1】カメラの外観斜視図である。
【図2】レンズ鏡胴と、これが取り付けられる本体フレ
ームの斜視図である。
ームの斜視図である。
【図3】本体フレームの背面及び底面を示した斜視図で
ある。
ある。
【図4】鏡胴ギア列と給送ギア列の平面図である。
【図5】給送ギア列と給送モータの位置関係を示す斜視
図である。
図である。
【図6】鏡胴ギア列と鏡胴モータの位置関係を示す斜視
図である。
図である。
3 レンズ鏡胴
8 ズーム切替えスイッチ
25 鏡胴モータ
26 鏡胴ギア列
27 給送ギア列
28 ギアカバー
30 給送モータ
50 ウォーム
51 ウォームホイール
59,60 ベベルギア
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
Fターム(参考) 2H020 MA09 MC31 MC41 MC44 MC91
MC94
2H044 DB02 DD08
2H100 BB05 BB06 BB07 DD05
Claims (3)
- 【請求項1】 カメラ底部にフイルム巻取り軸と垂直な
ギア取付け面を備え、給送モータの回転力をフイルム巻
取り軸に伝達する第1ギア列が、その回転軸を前記ギア
取付け面に垂直にして設けられるとともに、鏡胴モータ
の回転力をレンズ鏡胴に伝達する第2ギア列により、レ
ンズ鏡胴が光軸方向に駆動されるカメラにおいて、 前記第2ギア列を構成する複数の平歯車が、その回転軸
を前記ギア取付け面に対して垂直にして設けられ、前記
第1及び第2ギア列が、前記ギア取付け面上で並設され
ていることを特徴とするカメラ。 - 【請求項2】 前記第2ギア列には、回転軸の方向を9
0度偏向させるギアが設けられていることを特徴とする
請求項1記載のカメラ。 - 【請求項3】 前記鏡胴モータは、そのモータ駆動軸を
光軸と平行にしてカメラ底部に組み込まれており、長手
方向を前記モータ駆動軸と垂直にさせたストロボ用メイ
ンコンデンサ及び電源電池とが、前記鏡胴モータの上部
で、隣接して設けられていることを特徴とする請求項2
記載のカメラ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001200130A JP2003015198A (ja) | 2001-06-29 | 2001-06-29 | カメラ |
US10/184,871 US6574438B2 (en) | 2001-06-29 | 2002-07-01 | Motor drive camera |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001200130A JP2003015198A (ja) | 2001-06-29 | 2001-06-29 | カメラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003015198A true JP2003015198A (ja) | 2003-01-15 |
Family
ID=19037306
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001200130A Pending JP2003015198A (ja) | 2001-06-29 | 2001-06-29 | カメラ |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6574438B2 (ja) |
JP (1) | JP2003015198A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TWI491950B (zh) * | 2013-08-16 | 2015-07-11 | 信泰光學(深圳)有限公司 | 變焦鏡頭 |
CN118884653A (zh) * | 2024-10-08 | 2024-11-01 | 河南皓泽电子股份有限公司昆山分公司 | 镜头驱动装置 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4579435A (en) * | 1983-08-23 | 1986-04-01 | Canon Kabushiki Kaisha | Film transportation system for motor built-in camera |
JPH09211644A (ja) | 1996-01-29 | 1997-08-15 | Fuji Photo Optical Co Ltd | 可変焦点レンズ装置付カメラ |
US5768636A (en) | 1996-01-16 | 1998-06-16 | Fuji Photo Optical Co., Ltd. | Variable-focus photographic camera |
JPH11218819A (ja) * | 1998-02-03 | 1999-08-10 | Olympus Optical Co Ltd | カメラ |
-
2001
- 2001-06-29 JP JP2001200130A patent/JP2003015198A/ja active Pending
-
2002
- 2002-07-01 US US10/184,871 patent/US6574438B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US6574438B2 (en) | 2003-06-03 |
US20030002875A1 (en) | 2003-01-02 |
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A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20041101 |
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20051227 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060105 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060524 |