JP2003011280A - 嵌合部を有する結合部材 - Google Patents
嵌合部を有する結合部材Info
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Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 低い製造コストで形成できる樹脂コーティン
グを備えた嵌合部を有する結合部材を提供する。 【解決手段】 この嵌合部を有する結合部材は、第1の
樹脂層6がポリフェニレンサルファイド系樹脂からなる
から、この第1の樹脂層6を、たとえば、鉄系金属から
なる嵌合部4の表面1Aに、直接に接合できる。また、
このポリフェニレンサルファイド系樹脂からなる第1の
樹脂層6は、静電塗装でもって、嵌合部4の表面1Aを
被覆することができるから、ドライ環境で製造でき、乾
燥工程が不要になり、低い製造コストで形成できる。ま
た、この第1の樹脂層6を覆う第2の樹脂層7は、ナイ
ロン系またはオレフィン系またはエステル系またはテフ
ロン(登録商標)系の樹脂からなるから、摺動性が良
く、摺動抵抗の低減と防音を達成できる。
グを備えた嵌合部を有する結合部材を提供する。 【解決手段】 この嵌合部を有する結合部材は、第1の
樹脂層6がポリフェニレンサルファイド系樹脂からなる
から、この第1の樹脂層6を、たとえば、鉄系金属から
なる嵌合部4の表面1Aに、直接に接合できる。また、
このポリフェニレンサルファイド系樹脂からなる第1の
樹脂層6は、静電塗装でもって、嵌合部4の表面1Aを
被覆することができるから、ドライ環境で製造でき、乾
燥工程が不要になり、低い製造コストで形成できる。ま
た、この第1の樹脂層6を覆う第2の樹脂層7は、ナイ
ロン系またはオレフィン系またはエステル系またはテフ
ロン(登録商標)系の樹脂からなるから、摺動性が良
く、摺動抵抗の低減と防音を達成できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、嵌合部に樹脂が
コーティングされたたとえばスプライン等の結合部材に
関する。
コーティングされたたとえばスプライン等の結合部材に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、動力伝達部品等の結合部材では、
摺動抵抗低減と防音を目的として、ナイロン系樹脂を嵌
合部(摺動部)にコーティングしたものがある。しかし、
このナイロン系樹脂は、鉄あるいは非鉄金属からなる嵌
合部に対して、密着性が良くないので、密着性向上のた
めに、予め、有機あるいは無機系の接着剤からなるアン
ダーコートを上記嵌合部の表面に形成していた。
摺動抵抗低減と防音を目的として、ナイロン系樹脂を嵌
合部(摺動部)にコーティングしたものがある。しかし、
このナイロン系樹脂は、鉄あるいは非鉄金属からなる嵌
合部に対して、密着性が良くないので、密着性向上のた
めに、予め、有機あるいは無機系の接着剤からなるアン
ダーコートを上記嵌合部の表面に形成していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この有機ある
いは無機系の接着剤からなるアンダーコートは、溶剤で
溶かす工程が必要となるから、乾燥工程が必要となり、
製造コストが高くなっていた。
いは無機系の接着剤からなるアンダーコートは、溶剤で
溶かす工程が必要となるから、乾燥工程が必要となり、
製造コストが高くなっていた。
【0004】そこで、この発明の目的は、低い製造コス
トで形成できる樹脂コーティングを備えた嵌合部を有す
る結合部材を提供することにある。
トで形成できる樹脂コーティングを備えた嵌合部を有す
る結合部材を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明の嵌合部を有する結合部材は、ポリ
フェニレンサルファイド系樹脂からなり、嵌合部の表面
を覆う第1の樹脂層と、ナイロン系またはオレフィン系
またはエステル系またはテフロン系の樹脂からなり、上
記第1の樹脂層を覆う第2の樹脂層とを備えたことを特
徴としている。
め、請求項1の発明の嵌合部を有する結合部材は、ポリ
フェニレンサルファイド系樹脂からなり、嵌合部の表面
を覆う第1の樹脂層と、ナイロン系またはオレフィン系
またはエステル系またはテフロン系の樹脂からなり、上
記第1の樹脂層を覆う第2の樹脂層とを備えたことを特
徴としている。
【0006】この請求項1の発明の結合部材では、第1
の樹脂層がポリフェニレンサルファイド系樹脂からなる
から、この第1の樹脂層を、たとえば、鉄系金属からな
る嵌合部に、直接に接合できる。また、このポリフェニ
レンサルファイド系樹脂からなる第1の樹脂層は、静電
塗装でもって、嵌合部を被覆することができるから、ド
ライ環境で製造でき、乾燥工程が不要になり、低い製造
コストで形成できる。
の樹脂層がポリフェニレンサルファイド系樹脂からなる
から、この第1の樹脂層を、たとえば、鉄系金属からな
る嵌合部に、直接に接合できる。また、このポリフェニ
レンサルファイド系樹脂からなる第1の樹脂層は、静電
塗装でもって、嵌合部を被覆することができるから、ド
ライ環境で製造でき、乾燥工程が不要になり、低い製造
コストで形成できる。
【0007】また、この第1の樹脂層を覆う第2の樹脂
層は、ナイロン系またはオレフィン系またはエステル系
またはテフロン系の樹脂からなるから、摺動性が良く、
摺動抵抗低減と防音を達成できる。
層は、ナイロン系またはオレフィン系またはエステル系
またはテフロン系の樹脂からなるから、摺動性が良く、
摺動抵抗低減と防音を達成できる。
【0008】また、請求項2の発明の嵌合部を有する結
合部材は、ポリフェニレンサルファイド系樹脂と、ナイ
ロン系またはオレフィン系またはエステル系またはテフ
ロン系の樹脂とが混合している混合樹脂からなる樹脂層
が、嵌合部を覆っていることを特徴としている。
合部材は、ポリフェニレンサルファイド系樹脂と、ナイ
ロン系またはオレフィン系またはエステル系またはテフ
ロン系の樹脂とが混合している混合樹脂からなる樹脂層
が、嵌合部を覆っていることを特徴としている。
【0009】この請求項2の発明の結合部材では、上記
混合樹脂がポリフェニレンサルファイド系樹脂を含有し
ているので、この混合樹脂からなる樹脂層をたとえば鉄
系金属からなる嵌合部に直接に接合できる。また、上記
ポリフェニレンサルファイド系樹脂と、ナイロン系,オ
レフィン系,エステル系,テフロン系のいずれかの樹脂と
が混合している混合樹脂は、静電塗装でもって、嵌合部
を被覆することができるから、ドライ環境で製造でき、
乾燥工程が不要になり、低い製造コストで形成できる。
混合樹脂がポリフェニレンサルファイド系樹脂を含有し
ているので、この混合樹脂からなる樹脂層をたとえば鉄
系金属からなる嵌合部に直接に接合できる。また、上記
ポリフェニレンサルファイド系樹脂と、ナイロン系,オ
レフィン系,エステル系,テフロン系のいずれかの樹脂と
が混合している混合樹脂は、静電塗装でもって、嵌合部
を被覆することができるから、ドライ環境で製造でき、
乾燥工程が不要になり、低い製造コストで形成できる。
【0010】また、上記混合樹脂が含有するナイロン
系,オレフィン系,エステル系,テフロン系のいずれかの
樹脂は、摺動性が良いから、この混合樹脂からなる樹脂
層によれば、摺動抵抗低減と防音を達成できる。
系,オレフィン系,エステル系,テフロン系のいずれかの
樹脂は、摺動性が良いから、この混合樹脂からなる樹脂
層によれば、摺動抵抗低減と防音を達成できる。
【0011】また、この結合部材では、上記嵌合部を覆
っている樹脂層が上記混合樹脂からなるから、複数の層
を形成する場合に比べて、加工工程を削減でき、さらな
るコスト低減を達成できる。
っている樹脂層が上記混合樹脂からなるから、複数の層
を形成する場合に比べて、加工工程を削減でき、さらな
るコスト低減を達成できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明を図示の実施の形
態により詳細に説明する。
態により詳細に説明する。
【0013】(第1の実施形態)図1(A)に、この発明の
嵌合部を有する結合部材の実施の形態としてのスプライ
ンシャフト1の端面を示す。このスプラインシャフト1
は、鉄系金属からなり、スプライン歯となる山部2と谷
部3とが周方向に交互に形成され、この山部2と谷部3
は軸方向に延在している。この山部2と谷部3とが嵌合
部4をなす。
嵌合部を有する結合部材の実施の形態としてのスプライ
ンシャフト1の端面を示す。このスプラインシャフト1
は、鉄系金属からなり、スプライン歯となる山部2と谷
部3とが周方向に交互に形成され、この山部2と谷部3
は軸方向に延在している。この山部2と谷部3とが嵌合
部4をなす。
【0014】図1(B)に示すように、このスプラインシ
ャフト1は、その嵌合部4の表面1Aを覆う樹脂被覆5
を有している。この樹脂被覆5は、ポリフェニレンサル
ファイド(PPS)系樹脂からなる第1の樹脂層6と、こ
の第1の樹脂層6を覆う第2の樹脂層7からなる。この
第2の樹脂層7は、ナイロン系樹脂であるPPA(ポリ
フタルアミド)からなる。
ャフト1は、その嵌合部4の表面1Aを覆う樹脂被覆5
を有している。この樹脂被覆5は、ポリフェニレンサル
ファイド(PPS)系樹脂からなる第1の樹脂層6と、こ
の第1の樹脂層6を覆う第2の樹脂層7からなる。この
第2の樹脂層7は、ナイロン系樹脂であるPPA(ポリ
フタルアミド)からなる。
【0015】この実施形態のスプラインシャフト1によ
れば、第1の樹脂層6がポリフェニレンサルファイド系
樹脂からなるから、この第1の樹脂層6を、鉄系金属か
らなる嵌合部4に、直接に接合できる。また、このポリ
フェニレンサルファイド(PPS)系樹脂からなる第1の
樹脂層6は、静電塗装でもって、嵌合部4を被覆するこ
とができるから、ドライ環境で製造でき、乾燥工程が不
要になり、低い製造コストで形成できる。
れば、第1の樹脂層6がポリフェニレンサルファイド系
樹脂からなるから、この第1の樹脂層6を、鉄系金属か
らなる嵌合部4に、直接に接合できる。また、このポリ
フェニレンサルファイド(PPS)系樹脂からなる第1の
樹脂層6は、静電塗装でもって、嵌合部4を被覆するこ
とができるから、ドライ環境で製造でき、乾燥工程が不
要になり、低い製造コストで形成できる。
【0016】また、この第1の樹脂層6を覆う第2の樹
脂層7は、ナイロン系樹脂であるPPA(ポリフタルア
ミド)からなるから、摺動性が良く、摺動抵抗の低減と
防音を達成できる。
脂層7は、ナイロン系樹脂であるPPA(ポリフタルア
ミド)からなるから、摺動性が良く、摺動抵抗の低減と
防音を達成できる。
【0017】次に、図2(A),(B)を参照して、上記実
施形態における樹脂被膜5の製造方法を説明する。ま
ず、図2(A)に示すように、嵌合部4の表面1Aに、P
PS系樹脂からなる樹脂粉体21を、静電塗装でもっ
て、塗装する。その後、この樹脂粉体21からなる下塗
り樹脂層22上に、PPA(ポリフタルアミド)からなる
樹脂粉体23を、再度、粉体塗装して、上塗り樹脂層2
5を形成する。
施形態における樹脂被膜5の製造方法を説明する。ま
ず、図2(A)に示すように、嵌合部4の表面1Aに、P
PS系樹脂からなる樹脂粉体21を、静電塗装でもっ
て、塗装する。その後、この樹脂粉体21からなる下塗
り樹脂層22上に、PPA(ポリフタルアミド)からなる
樹脂粉体23を、再度、粉体塗装して、上塗り樹脂層2
5を形成する。
【0018】次に、下塗り樹脂層22の溶融温度以上
で、上塗り樹脂層25も溶融する温度である350℃以
上の温度で約10分間だけ、上塗り樹脂層25と下塗り
樹脂層22とを加熱する。この加熱の方法としては、オ
ーブンを使用して外部から加熱してもよいし、誘導加熱
などにより内部から加熱してもよい。
で、上塗り樹脂層25も溶融する温度である350℃以
上の温度で約10分間だけ、上塗り樹脂層25と下塗り
樹脂層22とを加熱する。この加熱の方法としては、オ
ーブンを使用して外部から加熱してもよいし、誘導加熱
などにより内部から加熱してもよい。
【0019】これにより、図2(B)に示すように、下塗
り樹脂層22を溶融して第1の樹脂層6とし、上塗り樹
脂層25を溶融して第2の樹脂層7として、嵌合部4を
第1の樹脂層6と第2の樹脂層7との二層構造からなる
樹脂被膜5でコーティングする。ここでは、上記第1の
樹脂層6の層厚を100μmとし、第2の樹脂層7の層
厚を100μmとした。
り樹脂層22を溶融して第1の樹脂層6とし、上塗り樹
脂層25を溶融して第2の樹脂層7として、嵌合部4を
第1の樹脂層6と第2の樹脂層7との二層構造からなる
樹脂被膜5でコーティングする。ここでは、上記第1の
樹脂層6の層厚を100μmとし、第2の樹脂層7の層
厚を100μmとした。
【0020】尚、上記第1実施形態では、第2の樹脂層
7をPPA(ポリフタルアミド)で作製したが、他のナイ
ロン系樹脂(PA6,PA66,PA46,PA11,PA
12,MXD(芳香族ポリアミド))で作製してもよい。ま
た、ナイロン系樹脂以外に、PP(ポリプロピレン),P
E(ポリエチレン)(UHDPE(超高密度ポリエチレン)
等を含む)オレフィン系樹脂や、PET(ポリエチレンテ
レフタレート),PBT(ポリブチレンテレフタレート)等
のエステル系樹脂、さらには、PFA(テトラフルオロ
エチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合
体),PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)等のテフロ
ン系樹脂としてもよい。
7をPPA(ポリフタルアミド)で作製したが、他のナイ
ロン系樹脂(PA6,PA66,PA46,PA11,PA
12,MXD(芳香族ポリアミド))で作製してもよい。ま
た、ナイロン系樹脂以外に、PP(ポリプロピレン),P
E(ポリエチレン)(UHDPE(超高密度ポリエチレン)
等を含む)オレフィン系樹脂や、PET(ポリエチレンテ
レフタレート),PBT(ポリブチレンテレフタレート)等
のエステル系樹脂、さらには、PFA(テトラフルオロ
エチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合
体),PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)等のテフロ
ン系樹脂としてもよい。
【0021】(第2の実施形態)次に、この発明の嵌合部
を有する結合部材の第2の実施形態を説明する。この第
2実施形態は、前述の第1実施形態の二層構造の樹脂被
膜5に替えて、図3(B)に示すように、混合樹脂からな
る樹脂被膜31を備える点のみが、前述の第1実施形態
と異なる。
を有する結合部材の第2の実施形態を説明する。この第
2実施形態は、前述の第1実施形態の二層構造の樹脂被
膜5に替えて、図3(B)に示すように、混合樹脂からな
る樹脂被膜31を備える点のみが、前述の第1実施形態
と異なる。
【0022】まず、この樹脂被膜31の製造工程を説明
する。まず、図3(A)に示すように、PPS系樹脂から
なる樹脂粉体32と、テフロン系樹脂であるPTFE
(ポリテトラフルオロエチレン)からなる樹脂粉体33と
を混合させた混合粉体を、嵌合部4の表面1Aに、静電
粉体塗装する。これにより、PPS系の樹脂粉体32と
PTFE系の樹脂粉体33からなる樹脂粉体層36を形
成する。ここでは、この樹脂粉体層36において、PP
S系の樹脂粉体32とPTFE系の樹脂粉体33との混
合割合を、重量%において、略5対5にしたが、2対8
〜9.9対0.1の範囲内で設定することができる。
する。まず、図3(A)に示すように、PPS系樹脂から
なる樹脂粉体32と、テフロン系樹脂であるPTFE
(ポリテトラフルオロエチレン)からなる樹脂粉体33と
を混合させた混合粉体を、嵌合部4の表面1Aに、静電
粉体塗装する。これにより、PPS系の樹脂粉体32と
PTFE系の樹脂粉体33からなる樹脂粉体層36を形
成する。ここでは、この樹脂粉体層36において、PP
S系の樹脂粉体32とPTFE系の樹脂粉体33との混
合割合を、重量%において、略5対5にしたが、2対8
〜9.9対0.1の範囲内で設定することができる。
【0023】次に、350℃以上で、上記樹脂粉体層3
6を加熱して、図3(B)に示すように、PPS系の樹脂
粉体32とPTFE系の樹脂粉体33とが混合状態で溶
融した混合樹脂からなる混合樹脂層31を形成する。こ
の混合樹脂層31は、樹脂粉体32が溶融した溶融樹脂
部分35と、樹脂粉体33が溶融した溶融樹脂部分34
からなる。なお、上記加熱の温度は、PPS系の樹脂粉
体32の溶融温度以上で、上記PTFE系の樹脂粉体3
3の溶融する温度であればよい。この場合には、加熱時
に、PPS系の樹脂粉体32がPTFE系樹脂粉体33
よりも先に溶融し、表面1Aとの界面に集まり、図3
(B)に示す溶融樹脂部分35となり、その後、摺動性を
持つPTFE系の樹脂粉体33が溶けて、表層に集ま
り、図3(B)に示す溶融樹脂部分34となる。したがっ
て、摺動性能の向上を図れる。また、この実施形態で
は、樹脂層31の層厚を200μmとした。
6を加熱して、図3(B)に示すように、PPS系の樹脂
粉体32とPTFE系の樹脂粉体33とが混合状態で溶
融した混合樹脂からなる混合樹脂層31を形成する。こ
の混合樹脂層31は、樹脂粉体32が溶融した溶融樹脂
部分35と、樹脂粉体33が溶融した溶融樹脂部分34
からなる。なお、上記加熱の温度は、PPS系の樹脂粉
体32の溶融温度以上で、上記PTFE系の樹脂粉体3
3の溶融する温度であればよい。この場合には、加熱時
に、PPS系の樹脂粉体32がPTFE系樹脂粉体33
よりも先に溶融し、表面1Aとの界面に集まり、図3
(B)に示す溶融樹脂部分35となり、その後、摺動性を
持つPTFE系の樹脂粉体33が溶けて、表層に集ま
り、図3(B)に示す溶融樹脂部分34となる。したがっ
て、摺動性能の向上を図れる。また、この実施形態で
は、樹脂層31の層厚を200μmとした。
【0024】この実施形態の結合部材では、上記混合樹
脂が含有しているポリフェニレンサルファイド樹脂によ
り、この混合樹脂からなる混合樹脂層31を鉄系金属か
らなる嵌合部4に直接に接合できる。また、上記ポリフ
ェニレンサルファイド系樹脂と、テフロン系であるPT
FE(ポリテトラフルオロエチレン)からなる樹脂とが混
合している混合樹脂は、静電塗装でもって、嵌合部4を
被覆することができるから、ドライ環境で製造でき、乾
燥工程が不要になり、低い製造コストで形成できる。
脂が含有しているポリフェニレンサルファイド樹脂によ
り、この混合樹脂からなる混合樹脂層31を鉄系金属か
らなる嵌合部4に直接に接合できる。また、上記ポリフ
ェニレンサルファイド系樹脂と、テフロン系であるPT
FE(ポリテトラフルオロエチレン)からなる樹脂とが混
合している混合樹脂は、静電塗装でもって、嵌合部4を
被覆することができるから、ドライ環境で製造でき、乾
燥工程が不要になり、低い製造コストで形成できる。
【0025】また、上記混合樹脂が含有するテフロン系
の樹脂は、摺動性が良いから、この混合樹脂からなる混
合樹脂層31によれば、摺動抵抗低減と防音を達成でき
る。
の樹脂は、摺動性が良いから、この混合樹脂からなる混
合樹脂層31によれば、摺動抵抗低減と防音を達成でき
る。
【0026】また、この実施形態の結合部材では、上記
嵌合部4を覆っている樹脂層31が上記混合樹脂からな
るから、複数の層を形成する場合に比べて、加工工程を
削減でき、さらなるコスト低減を達成できる。
嵌合部4を覆っている樹脂層31が上記混合樹脂からな
るから、複数の層を形成する場合に比べて、加工工程を
削減でき、さらなるコスト低減を達成できる。
【0027】尚、上記第2実施形態では、PPS系の樹
脂粉体32とPTFE系の樹脂粉体33を混合したが、
他のPFA等のテフロン系樹脂からなる粉体を混合して
もよい。また、テフロン系樹脂以外に、PP,PE(UH
DPE等を含む)等のオレフィン系樹脂を採用でき、ま
た、ナイロン系樹脂(PA6,PA66,PA46,PA1
1,PA12,MXD)で樹脂粉体33を作製してもよ
い。また、PET,PBT等のエステル系樹脂で樹脂粉
体33を作製してもよい。さらに、PPS系の樹脂材に
PTFE系,オレフィン系,ナイロン系,エステル系の樹
脂材を混練した材料を粉砕した混合系の粉体を使用し、
これを溶融して混合樹脂からなる樹脂層としてもよい。
この場合、より均質な樹脂層となる。
脂粉体32とPTFE系の樹脂粉体33を混合したが、
他のPFA等のテフロン系樹脂からなる粉体を混合して
もよい。また、テフロン系樹脂以外に、PP,PE(UH
DPE等を含む)等のオレフィン系樹脂を採用でき、ま
た、ナイロン系樹脂(PA6,PA66,PA46,PA1
1,PA12,MXD)で樹脂粉体33を作製してもよ
い。また、PET,PBT等のエステル系樹脂で樹脂粉
体33を作製してもよい。さらに、PPS系の樹脂材に
PTFE系,オレフィン系,ナイロン系,エステル系の樹
脂材を混練した材料を粉砕した混合系の粉体を使用し、
これを溶融して混合樹脂からなる樹脂層としてもよい。
この場合、より均質な樹脂層となる。
【0028】また、上記第1,第2の実施形態では、嵌
合部を有する結合部材として、図1(A)に示すように、
外周面にスプライン歯2が形成されたスプラインシャフ
ト1を一例として説明したが、図1(C)に示すように、
内周面にスプライン歯81が形成された嵌合部82Aを
有する筒状のスプラインシャフト82の上記嵌合部82
Aに、第1,第2実施形態のような樹脂被膜を形成して
もよい。さらには、この発明は、スプライン以外にセレ
ーション嵌合あるいはキー嵌合する嵌合部を有する結合
部材にも適用できる。また、上記第1,第2実施形態で
は、スプラインシャフトを鉄系金属で作製したが、非鉄
系金属で作製してもよい。
合部を有する結合部材として、図1(A)に示すように、
外周面にスプライン歯2が形成されたスプラインシャフ
ト1を一例として説明したが、図1(C)に示すように、
内周面にスプライン歯81が形成された嵌合部82Aを
有する筒状のスプラインシャフト82の上記嵌合部82
Aに、第1,第2実施形態のような樹脂被膜を形成して
もよい。さらには、この発明は、スプライン以外にセレ
ーション嵌合あるいはキー嵌合する嵌合部を有する結合
部材にも適用できる。また、上記第1,第2実施形態で
は、スプラインシャフトを鉄系金属で作製したが、非鉄
系金属で作製してもよい。
【0029】なお、図4に示すように、結合部材の金属
からなる嵌合部70の表面に、反応層71を形成してか
ら、樹脂被膜75を形成してもよい。この樹脂被膜75
を形成するには、まず、嵌合部70をなす金属表面に、
アミノアルキルシラン系のシランカップリング剤を適正
な濃度でコートして、120℃程度で加熱処理し、この
シランカップリング剤を上記金属表面に反応させて、反
応層71を形成する。次に、このカップリング処理によ
って形成した反応層71上に、例えば、エポキシフェノ
ール系樹脂からなるアンダーコート層72を塗布して乾
燥させる。次に、PA66,PA46,PPAなどからな
る樹脂粉体を、アンダーコート層72上に静電塗装した
後、その樹脂溶融温度よりも20℃以上高い温度で、上
記樹脂粉体を溶融して、樹脂被膜73を形成する。この
ように、下地金属からなる嵌合部70の表面にシランカ
ップリング剤を用いて、嵌合部70の金属表面に反応層
71を形成したことで、樹脂に対する密着性がよくな
り、耐熱性のある樹脂をコーティングできるようにな
る。また、この反応層71によれば、高温処理に対応可
能な高価なアンダーコート剤に比べて、コストを低減で
きる。なお、上記シランカップリング剤としては、γ-
(2-アミノエチル)アミノプロピルトリメトキシシラン,
γ-グリシドキシプロピルトリメトキシシランなどがあ
る。
からなる嵌合部70の表面に、反応層71を形成してか
ら、樹脂被膜75を形成してもよい。この樹脂被膜75
を形成するには、まず、嵌合部70をなす金属表面に、
アミノアルキルシラン系のシランカップリング剤を適正
な濃度でコートして、120℃程度で加熱処理し、この
シランカップリング剤を上記金属表面に反応させて、反
応層71を形成する。次に、このカップリング処理によ
って形成した反応層71上に、例えば、エポキシフェノ
ール系樹脂からなるアンダーコート層72を塗布して乾
燥させる。次に、PA66,PA46,PPAなどからな
る樹脂粉体を、アンダーコート層72上に静電塗装した
後、その樹脂溶融温度よりも20℃以上高い温度で、上
記樹脂粉体を溶融して、樹脂被膜73を形成する。この
ように、下地金属からなる嵌合部70の表面にシランカ
ップリング剤を用いて、嵌合部70の金属表面に反応層
71を形成したことで、樹脂に対する密着性がよくな
り、耐熱性のある樹脂をコーティングできるようにな
る。また、この反応層71によれば、高温処理に対応可
能な高価なアンダーコート剤に比べて、コストを低減で
きる。なお、上記シランカップリング剤としては、γ-
(2-アミノエチル)アミノプロピルトリメトキシシラン,
γ-グリシドキシプロピルトリメトキシシランなどがあ
る。
【0030】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1の発
明の嵌合部を有する結合部材では、第1の樹脂層がポリ
フェニレンサルファイド系樹脂からなるから、この第1
の樹脂層を、たとえば、鉄系金属からなる嵌合部に、直
接に接合できる。また、このポリフェニレンサルファイ
ド系樹脂からなる第1の樹脂層は、静電塗装でもって、
嵌合部を被覆することができるから、ドライ環境で製造
でき、乾燥工程が不要になり、低い製造コストで形成で
きる。
明の嵌合部を有する結合部材では、第1の樹脂層がポリ
フェニレンサルファイド系樹脂からなるから、この第1
の樹脂層を、たとえば、鉄系金属からなる嵌合部に、直
接に接合できる。また、このポリフェニレンサルファイ
ド系樹脂からなる第1の樹脂層は、静電塗装でもって、
嵌合部を被覆することができるから、ドライ環境で製造
でき、乾燥工程が不要になり、低い製造コストで形成で
きる。
【0031】また、この第1の樹脂層を覆う第2の樹脂
層は、ナイロン系またはオレフィン系またはエステル系
またはテフロン系の樹脂からなるから、摺動性が良く、
摺動抵抗の低減と防音を達成できる。
層は、ナイロン系またはオレフィン系またはエステル系
またはテフロン系の樹脂からなるから、摺動性が良く、
摺動抵抗の低減と防音を達成できる。
【0032】また、請求項2の発明の嵌合部を有する結
合部材では、上記混合樹脂が含有しているポリフェニレ
ンサルファイド系樹脂により、この混合樹脂からなる樹
脂層をたとえば鉄系金属からなる嵌合部に直接に接合で
きる。また、上記ポリフェニレンサルファイド系樹脂
と、ナイロン系またはオレフィン系またはエステル系ま
たはテフロン系の樹脂とが混合している混合樹脂は、静
電塗装でもって、嵌合部を被覆することができるから、
ドライ環境で製造でき、乾燥工程が不要になり、低い製
造コストで形成できる。
合部材では、上記混合樹脂が含有しているポリフェニレ
ンサルファイド系樹脂により、この混合樹脂からなる樹
脂層をたとえば鉄系金属からなる嵌合部に直接に接合で
きる。また、上記ポリフェニレンサルファイド系樹脂
と、ナイロン系またはオレフィン系またはエステル系ま
たはテフロン系の樹脂とが混合している混合樹脂は、静
電塗装でもって、嵌合部を被覆することができるから、
ドライ環境で製造でき、乾燥工程が不要になり、低い製
造コストで形成できる。
【0033】また、上記混合樹脂が含有するナイロン系
またはオレフィン系またはエステル系またはテフロン系
の樹脂は、摺動性が良いから、この混合樹脂からなる樹
脂層によれば、摺動抵抗低減と防音を達成できる。
またはオレフィン系またはエステル系またはテフロン系
の樹脂は、摺動性が良いから、この混合樹脂からなる樹
脂層によれば、摺動抵抗低減と防音を達成できる。
【0034】また、この結合部材では、上記嵌合部を覆
っている樹脂層が上記混合樹脂からなるから、複数の層
を形成する場合に比べて、加工工程を削減でき、さらな
るコスト低減を達成できる。
っている樹脂層が上記混合樹脂からなるから、複数の層
を形成する場合に比べて、加工工程を削減でき、さらな
るコスト低減を達成できる。
【図1】 図1(A)は、この発明の嵌合部を有する結合
部材の第1実施形態の端面図であり、図1(B)は、この
実施形態の要部断面図であり、図1(C)は、変形例の端
面図である。
部材の第1実施形態の端面図であり、図1(B)は、この
実施形態の要部断面図であり、図1(C)は、変形例の端
面図である。
【図2】 図2(A),(B)は、上記第1実施形態の製造
方法を順に説明する要部断面図である。
方法を順に説明する要部断面図である。
【図3】 図3(A),(B)は、第2実施形態の製造方法
を順に説明する要部断面図である。
を順に説明する要部断面図である。
【図4】 カップリング剤でもって金属表面に形成した
反応層上に樹脂コーティングを形成した様子を示す断面
図である。
反応層上に樹脂コーティングを形成した様子を示す断面
図である。
1…スプラインシャフト、1A…表面、2…山部、3…
谷部、4…嵌合部、5…樹脂被覆、6…第1の樹脂層、
7…第2の樹脂層、21…樹脂粉体、22…下塗り樹脂
層、25…上塗り樹脂層、31…樹脂被膜、32,33
…樹脂粉体、36…樹脂粉体層、70…嵌合部、72…
アンダーコート層、75…樹脂被膜、81…スプライン
歯、82…スプラインシャフト、82A…嵌合部。
谷部、4…嵌合部、5…樹脂被覆、6…第1の樹脂層、
7…第2の樹脂層、21…樹脂粉体、22…下塗り樹脂
層、25…上塗り樹脂層、31…樹脂被膜、32,33
…樹脂粉体、36…樹脂粉体層、70…嵌合部、72…
アンダーコート層、75…樹脂被膜、81…スプライン
歯、82…スプラインシャフト、82A…嵌合部。
Claims (2)
- 【請求項1】 ポリフェニレンサルファイド系樹脂から
なり、嵌合部の表面を覆う第1の樹脂層と、 ナイロン系またはオレフィン系またはエステル系または
テフロン系の樹脂からなり、上記第1の樹脂層を覆う第
2の樹脂層とを備えたことを特徴とする嵌合部を有する
結合部材。 - 【請求項2】 ポリフェニレンサルファイド系樹脂と、
ナイロン系またはオレフィン系またはエステル系または
テフロン系の樹脂とが混合している混合樹脂からなる樹
脂層が、嵌合部を覆っていることを特徴とする嵌合部を
有する結合部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001203383A JP2003011280A (ja) | 2001-07-04 | 2001-07-04 | 嵌合部を有する結合部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001203383A JP2003011280A (ja) | 2001-07-04 | 2001-07-04 | 嵌合部を有する結合部材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003011280A true JP2003011280A (ja) | 2003-01-15 |
Family
ID=19040029
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001203383A Pending JP2003011280A (ja) | 2001-07-04 | 2001-07-04 | 嵌合部を有する結合部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003011280A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010127295A (ja) * | 2008-11-25 | 2010-06-10 | Nsk Ltd | 伸縮軸の製造方法、及び、この製造方法によって製造した伸縮軸 |
JP2011002096A (ja) * | 2010-08-31 | 2011-01-06 | Jtekt Corp | 駆動軸 |
JP2012063017A (ja) * | 2011-12-26 | 2012-03-29 | Jtekt Corp | 駆動軸 |
EP2916020A3 (en) * | 2014-03-07 | 2016-06-22 | Jtekt Corporation | Resin coating forming method for spline shaft and spline shaft |
CN105782215A (zh) * | 2016-03-22 | 2016-07-20 | 奇瑞汽车股份有限公司 | 一种可降低摩擦异响的减磨垫片及其应用 |
JP2018059605A (ja) * | 2016-10-07 | 2018-04-12 | 自動車部品工業株式会社 | ラバーカップリング |
-
2001
- 2001-07-04 JP JP2001203383A patent/JP2003011280A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010127295A (ja) * | 2008-11-25 | 2010-06-10 | Nsk Ltd | 伸縮軸の製造方法、及び、この製造方法によって製造した伸縮軸 |
JP2011002096A (ja) * | 2010-08-31 | 2011-01-06 | Jtekt Corp | 駆動軸 |
JP2012063017A (ja) * | 2011-12-26 | 2012-03-29 | Jtekt Corp | 駆動軸 |
EP2916020A3 (en) * | 2014-03-07 | 2016-06-22 | Jtekt Corporation | Resin coating forming method for spline shaft and spline shaft |
CN105782215A (zh) * | 2016-03-22 | 2016-07-20 | 奇瑞汽车股份有限公司 | 一种可降低摩擦异响的减磨垫片及其应用 |
JP2018059605A (ja) * | 2016-10-07 | 2018-04-12 | 自動車部品工業株式会社 | ラバーカップリング |
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