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JP2003008019A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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Publication number
JP2003008019A
JP2003008019A JP2001189821A JP2001189821A JP2003008019A JP 2003008019 A JP2003008019 A JP 2003008019A JP 2001189821 A JP2001189821 A JP 2001189821A JP 2001189821 A JP2001189821 A JP 2001189821A JP 2003008019 A JP2003008019 A JP 2003008019A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
concentration
region
semiconductor
semiconductor region
low
Prior art date
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Pending
Application number
JP2001189821A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuyoshi Matsuura
伸悌 松浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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Publication of JP2003008019A publication Critical patent/JP2003008019A/ja
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  • Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐圧を確保しながら縦型FETのオン抵抗を
低減する。 【解決手段】 半導体基板に設けられた溝内に絶縁膜を
介してゲート導体層が埋め込まれ、高濃度第1半導体領
域、低濃度第1半導体領域、第2半導体領域、第3半導
体領域が順次形成された縦型のトランジスタを有する半
導体装置の前記低濃度第1半導体領域の中で前記ゲート
導体層側壁近傍部分の不純物濃度を、低濃度第1半導体
領域の他の部分の不純物濃度よりも高くする。また、半
導体基板に設けられた溝内に絶縁膜を介して導体層が埋
め込まれ、高濃度第1半導体領域、低濃度第1半導体領
域、第2半導体領域、第3半導体領域が順次形成された
縦型のトランジスタを有する半導体装置の前記第2領域
の中で前記ゲート導体層側壁近傍部分の不純物濃度を、
第2領域の他の部分の不純物濃度よりも低くする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置に関
し、特に、トレンチゲート構造の半導体装置に適用して
有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電力増幅回路、電源回路、コンバータ或
は電源保護回路等にはパワートランジスタが用いられて
いるが、これらのパワートランジスタには大電力を扱う
ために高耐圧化及び大電流化が要求される。MISFE
T(Metal Insulator Semiconductor Field Effect Tra
nsistor)の場合には、大電流化を達成する方法とし
て、チャネル幅を増大させることによって対処してい
る。
【0003】そして、このようなチャネル幅の増大を行
なうことによってチップ面積が増大するのを回避するた
めに、例えばメッシュゲート構造が用いられている。メ
ッシュゲート構造では、ゲートを平面的に格子状に配置
して単位チップ面積当りのチャネル幅を増加させてい
る。
【0004】従来、このようなパワーFETには、工程
が簡単でありゲート絶縁膜となる酸化膜の形成が容易な
ことからプレーナ構造のものが用いられてきた。しかし
ながら、プレーナFETでは低抵抗化のためにセルサイ
ズを小さくすると、隣接するセルの空乏層がぶつかり、
電流が流れなくなってしまう。このため微細化を図って
も抵抗は下がらない。これをJFET効果といい、これ
ゆえにプレーナFETでは微細化による低抵抗化には限
界があった。
【0005】このため、更にセルの集積度を向上させる
ことが可能であり、加えてオン抵抗を低減させることが
できる等の理由からJFET効果のないトレンチゲート
構造のFETが考えられた。トレンチゲート構造とは、
半導体基板主面に延設した溝に絶縁膜を介してゲートと
なる導体層を設け、前記半導体基板主面の深層部をドレ
イン領域とし、前記主面の表層部をソース領域とし、前
記ドレイン領域及びソース領域間の半導体層をチャネル
形成領域とするものである。この種のトレンチゲート構
造のMISFETは、例えば特開平8−23092号公
報に開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】こうしたパワートラン
ジスタでは、オン抵抗の低減が常に求められており、特
に低耐圧の製品では限界まで低オン抵抗化が求められて
いる。これまでトレンチゲート構造のFETでは、単位
セル面積を縮小するセルシュリンクによってオン抵抗を
低減してきたが、こうしたオン抵抗低減によって、全体
のオン抵抗に対して前記半導体基板主面を構成するエピ
タキシャル層の抵抗が占める割合が大きくなっている。
そこで、ドレイン領域或いはチャネル領域が形成される
エピタキシャル層の抵抗率を下げる或いはエピタキシャ
ル層の厚さを低減する等の手法が採られてきたが、こう
した方法では耐圧を低下させるという問題があり低抵抗
化には限界がある。
【0007】本発明の課題は、これらの問題点を解決
し、縦型FETのオン抵抗を更に低減し、アバランシェ
耐量を向上させることが可能な技術を提供することにあ
る。本発明の前記ならびにその他の課題と新規な特徴
は、本明細書の記述及び添付図面によって明らかになる
であろう。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
下記のとおりである。半導体基板に設けられた溝内に絶
縁膜を介してゲート導体層が埋め込まれ、高濃度第1半
導体領域、低濃度第1半導体領域、第2半導体領域、第
3半導体領域が順次形成された縦型のトランジスタを有
する半導体装置であって、前記低濃度第1半導体領域の
中で前記ゲート導体層側壁近傍部分の不純物濃度を、低
濃度第1半導体領域の他の部分の不純物濃度よりも高く
する。
【0009】また、半導体基板に設けられた溝内に絶縁
膜を介して導体層が埋め込まれ、高濃度第1半導体領
域、低濃度第1半導体領域、第2半導体領域、第3半導
体領域が順次形成された縦型のトランジスタを有する半
導体装置であって、前記第2領域の中で前記ゲート導体
層側壁近傍部分の不純物濃度を、第2領域の他の部分の
不純物濃度よりも低くする 上述した本発明によれば、低濃度第1半導体領域の中で
前記ゲート導体層側壁近傍部分の不純物濃度を、低濃度
第1半導体領域の他の部分の不純物濃度よりも高くして
あるので低オン抵抗化を図ることができる。加えて、ア
バランシェ降伏の際に空乏層の先端がトレンチ側壁に位
置しトレンチ底部の電界集中を抑制することから、アバ
ランシェ耐量が向上する。
【0010】また、第2半導体領域の不純物濃度を低濃
度第1半導体領域の不純物濃度よりも低くすることによ
って、耐圧を制限する空乏層が低濃度第1半導体領域よ
りも第2半導体領域側により拡がることから、耐圧が向
上する。
【0011】以下、本発明の実施の形態を説明する。な
お、実施の形態を説明するための全図において、同一機
能を有するものは同一符号を付け、その繰り返しの説明
は省略する。
【0012】
【発明の実施の形態】図1及び図2は、本実施の形態の
半導体装置に用いられる縦型パワーMISFETの単位
セルの構成を示す部分縦断面図である。この縦型パワー
MISFETは、例えば単結晶珪素からなるn+型半導
体基体1に、例えばエピタキシャル成長によってエピタ
キシャル層2を形成した半導体基板に形成される。この
MISFETは、半導体基板の外周に沿って矩形環状に
設けられたフィールド絶縁膜によって囲まれたセル形成
領域内に、平面形状がストライプ形状,長方形状或いは
多角形状となっているトレンチゲート構造のセルを規則
的に複数配置し、各ゲートを平面的にストライプ状或い
は格子状に配置して各セルを並列接続したストライプ或
いはメッシュゲート構造で構成される。
【0013】本実施の形態の各セルでは、第1半導体領
域がドレイン領域、第2半導体領域がチャネル領域、第
3半導体領域がソース領域となっており、高濃度ドレイ
ン領域であるn+型の半導体基体1上にn−型の低濃度
ドレイン領域2aが、低濃度ドレイン領域2a上にp型
のチャネル領域2bが、チャネル領域2b上にn+型の
ソース領域2cが形成された縦型FETとなっている。
【0014】ゲート導体層3は、半導体基板主面から低
濃度ドレイン領域2aに達する溝にゲート絶縁膜4を介
して形成される。ゲート導体層3としては、例えば不純
物が導入された多結晶珪素を用い、ゲート絶縁膜4とし
ては、例えば、熱酸化膜と堆積膜とを順次形成した酸化
珪素の多層膜で構成されている。
【0015】本実施の形態のゲート導体層3の上面はキ
ャップ絶縁膜5によって覆われており、キャップ絶縁膜
5によって規定された半導体基板主面の露出部分のソー
ス領域2cには、例えばシリコンを含有させたアルミニ
ウムを用いたソース電極6が電気的に接続されている。
また、ゲート導体層3は半導体基板の周辺部にてソース
電極6と同層のゲート電極と接続されている。
【0016】半導体基板主面の全面には、例えば、テト
ラエトキシシラン(TEOS)ガスをソースガスの主体
とするプラズマCVD法による酸化珪素膜及びポリイミ
ドを用いた保護絶縁膜7が形成され、この保護絶縁膜7
に、ゲート導体層3と接続したゲート電極及びソース電
極6を部分的に露出させる開口を設け、この開口が、ゲ
ート及びソースの接続領域となり、この接続領域にワイ
ヤボンディング等により電気的な接続が行なわれる。
【0017】ドレインの接続領域としては、半導体基板
裏面の全面に、n+型半導体基体1と導通するドレイン
電極8が、例えばニッケル、チタン、ニッケル及び銀が
順次積層された金属膜、或いはチタン、ニッケル及び金
が順次積層された金属膜として形成され、このドレイン
電極8の銀又は金を用いた表面を例えば導電性の接着材
によってリードフレームに接続することによって電気的
な接続が行なわれる。
【0018】本実施の形態の縦型トランジスタの図1に
示す構成では、低濃度ドレイン領域2aの中でゲート絶
縁膜4を介してトレンチゲート導体層3側壁に隣接する
側壁近傍部分に不純物濃度が低濃度ドレイン領域2aの
他の部分よりも高い高濃度層10aを形成する。この高
濃度層10aによって、FETがオンの状態で低濃度ド
レイン領域2aの抵抗を低減することができる。また、
高濃度層10aによってアバランシェ降伏の際の空乏層
が、破線図示のごとく、トレンチゲート導体層3側壁で
は伸びにくくなる。
【0019】トレンチゲート下面の角部では電界が集中
するために、従来は、空乏層が伸びることによってこの
部分がアバランシェ降伏の際のブレイクダウンポイント
となることが多いので、耐圧を確保するために、トレン
チゲート導体層3下部の低濃度ドレイン領域2aの厚さ
を確保して、電界の集中を緩和していた。
【0020】しかし、本実施の形態では空乏層の先端が
トレンチゲート導体層3下面の角部ではなくトレンチゲ
ートの側壁に位置しているため、トレンチゲート導体層
3下面の角部への電界集中を抑制することができるの
で、この部分がブレイクダウンポイントになりにくくア
バランシェ耐量が向上する。この結果として、トレンチ
ゲート導体層3下部の低濃度ドレイン領域2aの厚さを
低減することが可能となり、これによって低濃度ドレイ
ン領域2aの抵抗を低減することができる。
【0021】加えて、ブレイクダウンポイントが、トレ
ンチゲート導体層3下面の角部以外の場所、具体的には
ソース電極6と接続する部分の直下に生じることから、
寄生バイポーラトランジスタが動作しにくくなりアパラ
ンシェ耐量が高くなる。
【0022】また、図2に示す構成では、チャネル領域
2bの中でゲート絶縁膜4を介してトレンチゲート導体
層3側壁に隣接する側壁近傍部分に不純物濃度がチャネ
ル領域2bの他の部分よりも低い低濃度層10bを形成
する。この低濃度層10bによって伝達コンダクタンス
を大きくすることができる。伝達コンダクタンスが大き
くなることによって、許容される作動電圧範囲の狭い低
電圧駆動の際に低いしきい値電圧制御が容易になる。上
述した夫々の構成を一体にまとめた構成を図3に示す。
【0023】更に本実施の形態では、図4に不純物濃度
プロファイルを示すように、チャネル領域を複数のピー
クを有する不純物プロファイルとすることによって、チ
ャネル領域の濃度プロファイルを平坦化して、更に伝達
コンダクタンスの高い素子を得ることができる。
【0024】続いて、前述した半導体装置の製造方法に
ついて、図5及び図6を用いて説明する。先ず、例えば
ヒ素(As)が導入された単結晶珪素からなるn+型半
導体基体1上に、エピタキシャル成長によって半導体基
体1よりも低濃度のn−型のエピタキシャル層2を5μ
m程度形成した半導体基板主面に堆積させた絶縁膜11
を、ホトリソグラフィによってゲート導体層4のパター
ンを開口させ、この絶縁膜11をマスクとして用いたド
ライエッチングによって、半導体基板主面にゲート導体
層4のトレンチとして例えば深さ1.6μm程度の溝を
形成する。
【0025】この状態で、トレンチゲートの溝の近傍に
低濃度ドレイン領域2aの高濃度層10a及びチャネル
領域2bの低濃度層10bを形成するために、形成され
たトレンチゲートの溝へ対して不純物を注入する。この
注入では、図5に破線にて示すように、ウェハに対して
斜めにイオンを打ち込むステップを4方向に対して行な
うステップイオン注入によってリン或いはヒ素等のn型
不純物を導入して側壁近傍部分に不純物層10を形成す
る。
【0026】不純物層10としては、一括したイオン注
入によって単一の不純物濃度としたが、高濃度層10a
及び低濃度層10bを形成するための不純物導入は、側
壁表面にマスクを形成する等の方法によって、高濃度層
10aと低濃度層10bとで選択的にイオン注入を行な
い、夫々の不純物濃度を最適化してもよい。
【0027】この後、ゲート絶縁膜4を形成し、前記溝
内を含む半導体基板主面全面にゲート導体層3の導電膜
となる多結晶珪素膜をCVDにより形成し、この多結晶
珪素膜をエッチバックして、前記溝内にゲート導体層3
を形成する。
【0028】続いて、エピタキシャル層2の全面にp型
不純物(例えばボロン)のイオン打込みを行ない、熱拡
散処理を行なってチャネル領域2bを形成する。このイ
オン注入によって、チャネル領域2bの側壁近傍のn型
不純物層10が、注入されたp型不純物によって相殺さ
れ、不純物層10の側壁近傍のチャネル領域2bは他の
部分よりも低濃度p型のチャネル領域低濃度層10bに
なり、低濃度ドレイン領域2a高濃度層10aである低
濃度ドレイン領域2aの不純物層10と分離される。
【0029】更に、n型不純物(例えばヒ素)を選択的
にイオン打込みして、アニール処理を行ない、ソース領
域2cを形成する。なお、ソース領域2cでは、その側
壁に注入されたn型不純物はソース領域2cがはるかに
高濃度のn型となるため殆ど影響を与えない。そして、
これらの不純物導入が行なわれないエピタキシャル層2
の深部、具体的にはチャネル領域2bと半導体基体1と
の間に位置するエピタキシャル層2が、低濃度ドレイン
領域2aとなる。この状態を図6に示す。
【0030】この後、全面に堆積させた酸化珪素膜をパ
ターニングしてゲート導体層3を被覆するキャップ絶縁
膜5を形成し、所定パターンのレジストマスクを用いた
エッチングによってコンタクト孔を形成し、コンタクト
孔内を含む半導体基板主面上の全面に例えばシリコンを
含むアルミニウム等の金属からなる導電膜を形成し、こ
の金属膜をパターニングして、前記ゲート電極及びソー
ス電極6を形成し、例えばソースガスの主体としてテト
ラエトキシシラン(TEOS)ガスを用いたプラズマC
VDによる酸化珪素膜にポリイミドを塗布積層して半導
体基板主面の全面を覆う保護絶縁膜7を形成し、この保
護絶縁膜7にゲート電極及びソース電極6の前記接続領
域を露出させる開口を形成する。n+型半導体基体1の
裏面には例えば蒸着によりドレイン電極8を形成して、
図3に示す状態となる。
【0031】本実施の形態のパワートランジスタでは、
オン抵抗が低くアパランシェ耐量が高いことから、パー
ソナルコンピュータ等に用いられるVRM(Voltage Reg
ulator Module)等に用いると有効である。パーソナルコ
ンピュータでは、高速処理及び低消費電力化のためにデ
ータを処理する演算ユニット(CPU)の動作電圧は2
V以下として、更に状況に応じて動作電圧を変えている
ものが多い。このため、用意されている電源電圧の5V
或いは3.3Vを降圧した動作電圧を安定して供給する
ためにVRMが用いられている。
【0032】こうしたVRMでは、図7に示すように、
制御チップによって2つのパワーFETを交互にオンオ
フさせて、端子Vinから入力した5V或いは3.3V
の電源電圧を2V以下の所定の動作電圧に変換し、チョ
ークコイルL及びコンデンサCで平滑して端子Vout
からCPUに供給する。
【0033】本実施の形態のパワートランジスタは、そ
の他に携帯電話に用いられるリチウムイオン電池の保護
回路等に用いても有効である。
【0034】以上、本発明者によってなされた発明を、
前記実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明
は、前記実施の形態に限定されるものではなく、その要
旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは
勿論である。例えば、前述した説明ではn型のパワーM
ISFETについて説明したが、本発明は、p型のパワ
ーMISFETに適用することも可能であり、パワーM
ISFET以外にも、IGBT(Integrated Gate Bipo
lar Transistor)等にも適用が可能である。
【0035】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記のとおりである。 (1)本発明によれば、低濃度ドレイン領域の中で前記
ゲート導体層側壁近傍部分の不純物濃度を、他の部分の
不純物濃度よりも高くしてあるので低オン抵抗化を図る
ことができるという効果がある。 (2)本発明によれば、低濃度ドレイン領域の中で前記
ゲート導体層側壁近傍部分の不純物濃度を、他の部分の
不純物濃度よりも高くしてあるので、アバランシェ降伏
の際に空乏層の先端がトレンチ側壁に位置しトレンチ底
部の電界集中を抑制することから、耐圧を向上させるこ
とができるという効果がある。 (3)本発明によれば、チャネル層の不純物濃度をドレ
イン層の不純物濃度よりも低くすることによって、耐圧
を制限する空乏層がドレイン領域よりもチャネル領域側
により拡がることから、耐圧が向上するという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である半導体装置を示す
縦断面図である。
【図2】本発明の一実施の形態である半導体装置を示す
縦断面図である。
【図3】本発明の一実施の形態である半導体装置を示す
縦断面図である。
【図4】図3に示した半導体装置の不純物濃度プロファ
イルを示すグラフである。
【図5】本発明の一実施の形態である半導体装置の製造
工程を示す縦断面図である。
【図6】本発明の一実施の形態である半導体装置の製造
工程を示す縦断面図である。
【図7】本発明の一実施の形態である半導体装置を用い
たVRMの等価回路図である。
【符号の説明】
1…半導体基体、2…エピタキシャル層、2a…低濃度
ドレイン領域、2b…チャネル領域、2c…ソース領
域、3…ゲート導体層、4…ゲート絶縁膜、5…キャッ
プ絶縁膜、6…ソース電極、7…保護絶縁膜、8…ドレ
イン電極、10…不純物層、10a…高濃度層、10b
…低濃度層、11…絶縁膜。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板に設けられた溝内に絶縁膜を
    介してゲート導体層が埋め込まれ、高濃度第1半導体領
    域、低濃度第1半導体領域、第2半導体領域、第3半導
    体領域が順次形成された縦型のトランジスタを有する半
    導体装置であって、前記低濃度第1半導体領域の中で前
    記ゲート導体層側壁近傍部分の不純物濃度を、低濃度第
    1半導体領域の他の部分の不純物濃度よりも高くするこ
    とを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 半導体基板に設けられた溝内に絶縁膜を
    介して導体層が埋め込まれ、高濃度第1半導体領域、低
    濃度第1半導体領域、第2半導体領域、第3半導体領域
    が順次形成された縦型のトランジスタを有する半導体装
    置であって、前記第2領域の中で前記ゲート導体層側壁
    近傍部分の不純物濃度を、第2領域の他の部分の不純物
    濃度よりも低くすることを特徴とする半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記第2半導体領域が複数のピークを有
    する不純物プロファイルとなっていることを特徴とする
    請求項1又は請求項2に記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記第1半導体領域がドレイン領域であ
    り、第2半導体領域がチャネル領域であり、第3半導体
    領域がソース領域であることを特徴とする請求項1乃至
    請求項3の何れか一項に記載の半導体装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007059632A (ja) * 2005-08-24 2007-03-08 Sanken Electric Co Ltd 半導体素子及びその製造方法
JP2008205414A (ja) * 2007-01-26 2008-09-04 Rohm Co Ltd 窒化物半導体素子、窒化物半導体パッケージおよび窒化物半導体素子の製造方法
JP2008218846A (ja) * 2007-03-06 2008-09-18 Rohm Co Ltd 窒化物半導体素子および窒化物半導体素子の製造方法
JP2015133447A (ja) * 2014-01-15 2015-07-23 株式会社豊田中央研究所 半導体装置
JP2018125441A (ja) * 2017-02-01 2018-08-09 株式会社豊田中央研究所 窒化物半導体装置

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