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JP2003007603A - 基板加熱装置及び部品製造方法 - Google Patents

基板加熱装置及び部品製造方法

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Publication number
JP2003007603A
JP2003007603A JP2001193520A JP2001193520A JP2003007603A JP 2003007603 A JP2003007603 A JP 2003007603A JP 2001193520 A JP2001193520 A JP 2001193520A JP 2001193520 A JP2001193520 A JP 2001193520A JP 2003007603 A JP2003007603 A JP 2003007603A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
substrate heating
heating
gas
ion gas
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001193520A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirohisa Tanaka
裕久 田中
Mitsuo Hirota
実津男 広田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba Development and Engineering Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Electronic Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Electronic Engineering Co Ltd filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2001193520A priority Critical patent/JP2003007603A/ja
Publication of JP2003007603A publication Critical patent/JP2003007603A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Surface Acoustic Wave Elements And Circuit Networks Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】分極性を有する基板に対する帯電を除電し、製
品の質の向上、歩留まりを向上する。 【解決手段】加熱部300に、基板11の帯電電荷を除
電するために、基板11の一方の面と他方の面に対して
正イオンと負イオンのガスをそれぞれ噴霧する吐出部4
01、402を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば圧電性基
板上に櫛型電極を形成し、弾性表面波素子を得るのに有
効な基板加熱装置及び部品製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】弾性表面波(SAW)素子は、電気・電
子機器の信号フィルタとして多方面の需要がある。例え
ばテレビジョン、ビデオカセットレコーダなどの中間周
波数フィルタ、携帯電話機などの中間周波数フィルタな
どに利用されている。
【0003】弾性表面波素子は、そのベース基板とし
て、水晶、ニオブ酸リチウム(LNB),タンタル酸リ
チウム(LTO)などの圧電性基板が用いられる。この
圧電性基板上に櫛型電極が形成される。櫛型電極は、圧
電性基板上にアルミニウム(Al)、チタン(Ti)な
どがスパッタリング方式により成膜されたあと、エッチ
ングされて形成される。このような電極のパターンニン
グは、レジストのパターンを形成することから始まる。
【0004】この製造プロセスは、洗浄処理工程から簡
単にを示すと以下のようになり、フォトリゾグラフィー
工程とも言われる。基板投入→水洗処理→デバイドベー
ク処理→レジスト塗布処理→プリベーク処理→露光処理
→露光後のベーク処理→現像処理→水洗処理→ポストベ
ーク処理→冷却処理。ここで、ベーク処理では、製造途
中の部品に対する加熱が行なわれる。
【0005】図4は、上述した処理工程において、ポス
トベーク処理における問題点を説明するために示してい
る。製造途中の半製品100は、ベースとなる圧電性基
板11に対して、電極材料12(アルミニウムなどの
膜)が形成されており、この電極材料12の上面にレジ
スト膜13がパターンニングされている。
【0006】この製造途中の半製品100は、ホットプ
レート200上に放置され、加熱される。これにより、
製造途中の半製品が次の処理工程に移行できるように乾
燥される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ここで、本発明者は、
圧電性基板11の焦電性に着目した。圧電性基板11
は、室温においても基板内部で分極している。よって基
板の表面、裏面では、基板内部での分極を相殺するよう
に帯電する。つまり基板表面はマイナス電荷、基板裏面
にはプラス電荷が帯電する。
【0008】この現象は、フォトリゾグラフィー工程の
ベーク温度である90℃〜130℃において著しく大き
くなる。一般的なポストベーク温度である130℃に加
熱した基板の表面電荷は−10kV以上を示す。
【0009】この電荷の蓄積現象は、基板を表裏別々に
極性帯電させることになる。基板加熱により帯電した電
荷は、基板温度が室温に戻ることで初期の分極状態に戻
るが、加熱中に放電現象を発生することがある。放電現
象としては、基板表面と他の物質との間、あるいは基板
内で生じる。このような放電現象があると、基板自体の
割れ、かけ、パターンの損傷を引き起こす。
【0010】静電気対策として良く知られている手法と
してイオナイザーによる除電処理が挙げられる。この手
法は、帯電が正負どちらかに固定する半導体のSi(シ
リコン)基板、液晶のガラス基板に対しては有効である
が、基板が分極する圧電性基板の場合、除電方法として
は適していない。
【0011】そこでこの発明は、分極性を有する基板に
対する帯電を除電し、製品の質の向上、歩留まりを向上
し得る基板加熱装置及び部品製造方法を提供することを
目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成するために、基板加熱部に、基板の帯電電荷を除
電するために、前記基板の一方の面と他方の面に対して
正イオンと負イオンのガスをそれぞれ噴霧する吐出部を
設けるものである。
【0013】
【発明の実施形態】以下、この発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0014】図1はこの発明の一実施の形態を示すもの
で、ベーク処理が行われる加熱装置の加熱部300を模
式的に示している。この加熱部300は、箱状であり、
例えば手前の蓋(図示せず)を開いて、ホットプレート
310上に製造途中の半製品100を載置することがで
きる。この載置作業は、例えばロボットが行なう。半製
品100がホットプレート310上に載置されると、半
製品100の基板11が加熱される。
【0015】図面では1箇所の加熱部300を示してい
るが、実際には、第1段階、第2段階というふうに複数
の加熱部の過熱ステップを経て、次第に加熱温度の高い
過熱部に移し、急激な熱衝撃が加わらないように作業が
行なわれる。そしてまた、急激に冷却すると半製品10
0に熱衝撃が加わるので、次第に加熱温度の低い個所に
移す作業が行なわれる。
【0016】半製品100としては、ベースとなる圧電
性基板11に対して、電極材料12(アルミニウムなど
の膜)が形成されており、この電極材料12の上面にレ
ジスト膜13がパターンニングされたものを示してい
る。ここでレジスト膜13は例えばスクリーン印刷など
で形成される。そして、加熱されたホットプレート31
0上に半製品100が搭載されることにより、ホットプ
レート310のヒータ温により、半製品100が加熱さ
れ、レジスト膜13が硬貨される。つまりホットプレー
ト310上に半製品100を一定時間放置すると、基板
温度はプレート温度とほぼ等しくなる。ホットプレート
310内には、ヒータが内蔵されており、通電を行なう
ことで加熱することができる。
【0017】この装置では、この加熱の際に、加熱部3
00内に、基板の帯電電荷を除電するために、基板の一
方の面(上面)と他方の面(下面)に対して正イオンと
負イオンの不活性ガスをそれぞれ噴霧する吐出部(吐出
ポート)401、402が設けられている。イオンと負
イオンのガスは、アルゴン(Ar)ガスと、窒素ガス
(N)である。
【0018】さらにまた、この装置では、基板11に対
して上記のガスが有効に作用するように、ホットプレー
ト310には、複数の開口311が形成されている。ホ
ットプレート310の開口311は、このプレート上に
半製品100を載置した場合、半製品100が開口31
1を塞ぐことができるように設計する方が好ましい。ま
た図では、ホットプレート310の上面側と下面側と
は、空間が通じているように示しているが、実際には、
ホットプレート310を境界にして、上面側空間と、下
面側空間とは仕切られていてもよい。これはガスがミッ
クスされるのを防止することである。
【0019】上記のような加熱装置によると、分極した
基板11に対して表裏独立した不活性ガスを吐出し、除
電を行なうことができる。負側に帯電している基板上面
に対しては正イオン、正側に帯電している基板下面に対
しては負イオンを吐出している。これにより、除電効果
が得られ、従来生じているような放電が抑制される。つ
まり従来のように、基板表面と他の物質との間、あるい
は基板内で放電現象を生じることがない。また放電現象
により、基板自体の割れ、かけ、パターンの損傷を引き
起こすようなことも抑制される。よって、製品の質の向
上、歩留まりを向上することができる。
【0020】上記の実施の形態では、不活性ガスの吐出
ポートは、基板の真上と、基板の真下に設置したが、相
反するイオン極性をもつガスが、基板の表裏に別々に吹
き付けられるように構成すればよい。したがって、吐出
ポートの向きは、図に示した向きに限定されるものでは
ない。吐出ポートは、加熱部300の斜め、横方向に設
置してもよい。
【0021】また、図1の例では、圧電性の基板11上
に電極材料(アルミ膜)12が成膜され、この上にレジ
スト膜13がパターンニングされている単純な例を示し
ている。しかし実際には、例えば図2に示すように、ウ
エハ10に多数の弾性表面波素子1a,1b,1c,1d,…を形成
するもので、このウエハ10が半製品100に相当す
る。
【0022】この発明は、上記の実施の形態に限定され
るものではない。図3に示すようにガス排出部411、
412を更に取り付けてもよい。これにより、アルゴン
ガス、窒素ガスの無駄を無くすことができる。つまりア
ルゴンガス、窒素ガスを吐出したあと、ガス排出部41
1、412により、吸引するものである。
【0023】上記の説明では、除電処理を行うステップ
として、レジスト塗布後でベーク処理を行なうステップ
を前提として説明した。しかし、本発明の除電手段、或
は除電工程は、上記のステップに限定されるものではな
い。要は、基板を過熱、乾燥させるような工程に対して
は、いずれでも適用できるものである。
【0024】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
分極性を有する基板に対する帯電を除電し、製品の質の
向上、歩留まりを向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態による加熱装置の基本
構成図。
【図2】この発明の加熱装置により処理される半製品の
例を示す図。
【図3】この発明に係る加熱装置の他の例を示す図。
【図4】圧電基板が加熱された場合の問題点を説明する
ために示した説明図。
【符号の説明】
11…圧電性基板、12…電極材料(アルミニウム
膜)、13…レジスト膜、300…加熱部、310…ホ
ットプレート、311…開口、401、402…ガス吐
出部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/30 571 (72)発明者 広田 実津男 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 Fターム(参考) 5F046 KA04 KA07 KA10 LA18 5J097 AA27 AA32 HA10

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板加熱部に、基板の帯電電荷を除電する
    ために、前記基板の一方の面と他方の面に対して正イオ
    ンと負イオンのガスをそれぞれ噴霧する吐出部を設けた
    ことを特徴とする基板加熱装置。
  2. 【請求項2】前記基板加熱部は、前記基板を収容する箱
    状であることを特徴とする請求項1記載の基板加熱装
    置。
  3. 【請求項3】前記基板過熱部は、前記基板を載置したプ
    レートを搬送する搬送部を含むことを特徴とする請求項
    1記載の基板過熱装置。
  4. 【請求項4】前記基板は、弾性表面波素子を構成してい
    ることを特徴とする請求項1記載の基板過熱装置。
  5. 【請求項5】前記正イオンと負イオンのガスは、アルゴ
    ンガスと、窒素ガスであることを特徴とする請求項1記
    載の基板過熱装置。
  6. 【請求項6】前記基板加熱部は、前記基板の洗浄装置、
    またはレジスト塗布装置、または露光装置の何れかに近
    接して配置されていることを特徴とする請求項1記載の
    基板過熱装置。
  7. 【請求項7】ベース基板の表面に対して素子を形成する
    ために、前記ベース基板を加工処理部に順次移動させる
    途中で、中間加工半製品を加熱する加熱工程を有した部
    品製造方法において、 前記加熱工程は、帯電電荷を除電するために、前記中間
    加工半製品の一方の面と他方の面に対して正イオンと負
    イオンのガスをそれぞれ噴霧する工程を含むことを特徴
    とする部品製造方法。
JP2001193520A 2001-06-26 2001-06-26 基板加熱装置及び部品製造方法 Pending JP2003007603A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100720698B1 (ko) * 2000-03-22 2007-05-21 미쓰비시 펜슬 가부시키가이샤 필기구
JP2009212411A (ja) * 2008-03-06 2009-09-17 Nec Corp 電荷消去装置及び電荷消去方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100720698B1 (ko) * 2000-03-22 2007-05-21 미쓰비시 펜슬 가부시키가이샤 필기구
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