JP2002541925A - 組織工学用多孔質ポリマー足場 - Google Patents
組織工学用多孔質ポリマー足場Info
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Abstract
Description
マー足場(scaffold)に関する。詳しくは、本発明は、高度の相互連結性、大き
な内部表面積、および大きな孔の壁に沿って直線的に配列された複数の孔を与え
る、開放孔径の二様式分布を有する生体分解性多孔質ポリマー足場に関するもの
である。本発明はさらに、前記足場を製造して秩序的な二様式孔分布を得る方法
に関するものでもある。
れている。そのような足場はインビトロ培養およびその後のインビボ埋め込み時
における単離細胞の物理的支持体および付着基質の両方として役立つ。足場は、
細胞を身体の所望の部位に配置し、改変組織用の空間を区画形成し、組織発達プ
ロセスを誘導するのに利用される。足場上での細胞移植が、各種生体材料および
合成材料を用いて、皮膚、神経、肝臓、膵臓、軟骨および骨組織の再生用に研究
されている。
足場を患者に直接埋め込む。その場合には最初に細胞を含まない足場を、周囲の
生きた組織に由来する細胞がその足場に付着し、足場の中に移動して、足場内部
で機能性組織を形成するように設計する必要がある。
きる。ポリ(グリコール酸)(PGA)、ポリ(乳酸)(PLA)およびそれら
の共重合体が、組織工学で最も一般的に使用される合成ポリマーである。しかし
ながら基本的には、無毒性の分解生成物を生じる生体分解性ポリマーであればい
かなるものも使用可能である。組織工学基質としてのポリマーの利用可能性は主
として、それを用いて3次元足場を容易に作製できるか否かによって決まる。従
って、高度に相互連結された多孔質網目構造を有する多孔質足場を製造する処理
方法を開発することが、重要な研究分野となっている。
(Mikos et al., Polymer, 35, 1068-77 (1994); de Groot et al., Colloid Po
lym. Sci. 268, 1073-81 (1991); Laurencin et al., J. Biomed. Mater. Res.,
30, 133-8 (1996) 参照)。米国特許5,514,378号には、ポリマー溶液
を塩結晶床上に注ぐ基本手法が開示されている。塩結晶はその後、浸出プロセス
で水によって溶解除去される。デグルート(De Groot)らは、共溶媒を加えるこ
とで、液−液脱混合によって冷却時の系の相分離を誘発する浸出法の変法を開示
している。この分離機構によって、ポリマー基質内に包埋された円形孔が形成さ
れるが、ほとんどの孔の大きさが、浸出によって形成された相対的に大きい孔間
に高度に相互連結された網目構造を形成するには不十分である。
法などの基本的浸出法を用いる場合には、相互連結性の低い不十分な足場が生じ
る。ポリマー溶液に粒子を分散させると、粒子は溶液によって完全に取り囲まれ
るために、足場内の孔の相互連結性が制限される。
マーの溶媒溶液を注型し、次に鋳型中のポリマー溶液の急冷と溶液からの溶媒昇
華を行うことで生体分解性多孔質ポリマー足場を製造する方法が開示されている
。均一な孔分布が開示されている。二様式孔分布では、孔間に別のチャンネルを
形成して全体的な有孔度および表面積を高めることで、孔の相互連結性の程度が
高まると考えられる。
る第1の溶媒、および第1の溶媒と混和性である第2のポリマーを形成し、次に
乳濁液の破壊やポリマーの溶液からの分離が起こらない条件下で乳濁液を凍結乾
燥することで生体分解性多孔質ポリマー足場を製造する方法が開示されている。
しかしながらこの方法でも、より均一な孔径分布が得られ、孔の大半の径が9〜
35ミクロンの範囲にある。
を有する組織工学用生体分解性多孔質ポリマー足場、ならびにそのような足場を
製造することができる方法が必要とされている。さらに進んだ科学的根拠によれ
ば、二様式孔径分布を有するポリマー足場はかなりの利点を有する可能性がある
。孔径範囲が50〜500ミクロンである孔は、足場内での機能性組織の形成に
十分な開放空間を提供し、大孔間にチャンネルを形成するかなり多数の小孔が存
在することで、細胞と細胞の接触、細胞への栄養素および酸素の拡散、細胞から
の代謝老廃物の除去、ならびに細胞を誘導する表面パターンが増加するものと考
えられる。分解性ポリマー足場についてのこの新たな設計概念では、孔径が50
〜500ミクロンの大孔と、その大孔間にチャンネルを形成する小孔とが存在す
る二様式孔径分布が存在することが必要とされる。
新規な組織工学用構造を有するポリマー足場の作製を可能とする方法が提供され
る。
二様式分布を有し、大孔が約50〜約500ミクロンの径を有し、小孔が20ミ
クロン未満の径を有する実質的に連続的なポリマー相を有する生体分解性および
生体適合性多孔質足場であって、小孔が大孔の壁内に規則的に直線的に配列され
ている足場が提供される。大孔間にチャンネルを形成する小孔が存在することで
、孔の相互連結性は大きく高められる。それによって、有孔度が約90%超とな
り、比孔表面積が10m2/gを超える高いものとなる。
向している。これによって、足場全体にわたって細胞成長を誘導する表面パター
ンが提供される。この特定の構造によって、細胞接種、細胞成長および細胞外基
質形成に理想的な、大きい表面積および内部容量も得られる。さらに、孔が高度
に相互連結されていることで、足場全体における孔の分布、足場を通る細胞間シ
グナル伝達分子の移動、構造全体での栄養素の拡散、ならびに細胞成長を誘導す
る表面のパターン形成が可能となる。孔径と相互連結構造が、血管形成および組
織内部成長には重要である。
足場内に伸びることができる。理想的には、ポリマーは時間が経つと完全に吸収
されて、新たに形成された組織のみが残る。
該ポリマーが不溶であるが第1の溶媒とは混和性である第2の溶媒の混合液に溶
解させたそのポリマーの均一溶液から製造される。その均一溶液を、径が約50
〜約500ミクロンの水溶性粒子上に注ぎ、低温での急冷および凍結乾燥とそれ
に続く浸出によって相分離する。孔径の二様式分布は、浸出によって大孔が形成
され、ポリマーが可溶である溶媒の相分離時の結晶化によって小孔が形成される
ことで生じる。
ー足場の製造方法であって、生体適合性ポリマーをそのポリマーが可溶である第
1の溶媒およびそのポリマーが不溶である第2の溶媒の混和性溶媒混合液に溶解
させるものであり;第2の溶媒に対する第1の溶媒の比が、前記ポリマーが溶解
して均一溶液を形成する範囲にあり;前記第1の溶媒が約−40℃〜約20℃の
範囲の融点を有する方法が提供される。次に前記均一溶液を、有機溶媒に不溶で
あって約50〜約500ミクロンの径を有する水溶性で無毒性の粒子の入った型
に入れる。次にその溶液を、ポリマー溶液の液−液脱混合が生じる前に第1の溶
媒の結晶化を生じさせる上で効果的な速度で急冷する。次に、溶媒をポリマー相
から昇華させてから、粒子は可溶であるがポリマーが不溶である溶媒を用いる浸
出によって粒子を除去する。
構造が生じるものと考えられている。それによって、表面積が大きく、内部容量
の大きい高度に多孔性の足場発泡体が得られる。
がら、下記に述べた好ましい実施態様についての詳細な説明から、さらに理解を
深めることができる。
孔質の生体分解性足場を作製する。熱力学、動力学および冷却速度に応じて、相
分離は溶媒結晶化によって起こるか、液−液脱混合によって起こる。本発明は、
二様式孔径分布を有していることで高度の孔相互連結性と大孔壁内での高度に直
線配置された小孔構造とを与える多孔質ポリマー足場を得る上での相分離機構と
して溶媒結晶化が支配的となるような溶媒および処理条件を用いる。
の選択が非常に重要である。2種類の溶媒の混合液であって、一方の溶媒がポリ
マー可溶であり(明瞭を期するため「第1の溶媒」と称する)、他方がポリマー
不溶である(明瞭を期するため「第2の溶媒」と称する)ものを用いる。第1の
溶媒と第2の溶媒は混和性でなければならず、ポリマーが第2の溶媒中で不溶で
あっても、そのポリマーが可溶となる混合液を形成するものでなければならない
。ポリマー、第1の溶媒および第2の溶媒の量は、均一溶液を与えるように選択
する。
囲内では、冷却速度が大きいと、結晶化が優先的な相分離機構となる。約−20
℃〜約+20℃の融点が好ましい。これらの要件を理想的に満足する溶媒は1,
4−ジオキサンである。それは融点が12℃であり、結晶化エネルギーが低い。
られる第2の溶媒によって開始すると考えられる。第2の溶媒としての使用に好
適なポリマーが不溶である溶媒には、水やメタノール、エタノール、イソプロパ
ノール、tert−ブタノールおよび1,3−プロパンジオールなどの(これら
に限定されるものではない)アルコール類などがある。溶媒混合液中でポリマー
が可溶であることが必須である。
なるものである。冷却速度が大きいと、1,4−ジオキサンの結晶化が優先して
起こると考えられている。さらに、結晶化の核形成剤として作用すると考えられ
る水によって、1,4−ジオキサンの結晶化が開始されると考えられている。
成長を促進し、分化細胞の機能の保持を可能とする以外に、生体適合性かつ生体
分解性でなければならない。そのような材料はまた、大きい表面/体積比、機械
的強度、および例えば骨代替物用などの複雑な形状への容易な加工を可能とする
物理的特性を有するものでなければならない。得られたポリマー装置はまた、イ
ンビボ条件下で所望の形状を維持するだけの剛性を持つものでなければならない
。
り、生理的に適合性である。ポリマーは埋め込み時の生体適合性で選択しなけれ
ばならず、それの分解プロセスの産物も生体適合性でなければならない。重要な
役割を果たす別のパラメータには、材料の機械的特性、特に機械的剛性などがあ
る。剛性が比較的高ければ、足場内で成長している細胞によって加えられる収縮
力に足場が耐えることができることため有利である。さらに重要な点は温度特性
、特にガラス転移温度Tgである。ガラス転移温度Tgは、足場における孔の網
目構造が溶媒除去時に崩壊しない程度に高くなくてはならない。ポリマーの生体
分解動態が治癒プロセスの速度に適合することも重要である。
、例えばPGA、PLAおよびそれらの共重合体;リードらが開示している(Re
ed et al., Trans. Am. Soc. Artif. Intern. Organs, p.109 (1977))ポリエチ
レンオキサイド/ポリエチレンテレフタレート;乳酸もしくはグリコール酸また
はそれら2種類の組合せとヒドロキシ末端可撓性鎖、好ましくは米国特許4,8
26,945号に開示されている各種分子量のポリ(アルキレングリコール)類
との共重合体などがある。他の好適なポリマーには、生体分解性および生体適合
性のポリカプロラクトン類、ポリヒドロキシブチレート類ならびにポリエステル
類、ポリカーボネート類、ポリ無水物類およびポリ(オルトエステル)類の共重
合体などがある。
設計での使用に向けて提案されている。そのようなポリマーには、ポリ(ビスフ
ェノール−Aフェニルホスフェート)、ポリ(ビスフェノール−Aエチルホスフ
ェート)、ポリ(ビスフェノール−Aエチルホスフェート)、ポリ(ビスフェノ
ール−Aフェニルホスフェート)、ポリ[ビス(2−エトキシ)ヒドロホスホニ
ックテレフタレート]およびビスフェノール−Aをベースとしたポリ(ホスホエ
ステル)類の共重合体などがある。これらのポリマーは米国特許5,686,0
91号で提案されているが、ビスフェノール−Aには細胞毒性があることが知ら
れていることから、埋め込み用の候補としてはあまり好ましくない。他方、別の
有用なポリマー系として、ポリエチレンオキサイド/ポリエチレンテレフタレー
トの共重合体がある。
合物のポリマーである。チロシン由来ジフェノールモノマーの製造方法は米国特
許5,587,507号および同5,670,602号に開示されており、それ
らの開示内容はいずれも参照により本明細書に含まれるものとする。好ましいジ
フェノールモノマーはデス−アミノチロシル−チロシン(DT)エステル類であ
る。このモノマーは、懸垂鎖を結合させるのに使用することができる遊離カルボ
ン酸基を有する。通常、各種アルキルエステル懸垂鎖が用いられる。本発明に関
して、それのエチルエステルをDTEと称し、ブチルエステルをDTBと称し、
ヘキシルエステルをDTHと称し、オクチルエステルをDTOと称し、ベンジル
エステルをDTBuと称する等の呼称を用いる。
ネート類、ポリアリーレート類、ポリウレタン類、ポリエーテル類などのモノマ
ー原料として用いられる。ポリカーボネート類、ポリイミノカーボネート類およ
び製造方法については米国特許5,099,060号および同5,198,50
7号に開示されており、それらの開示内容は参照により本明細書に含まれるもの
とする。ポリアリーレート類および製造方法は米国特許5,216,115号に
開示されており、その開示内容も参照により本明細書に含まれるものとする。ポ
リカーボネートおよびポリアリーレートとポリ(アルキレンオキサイド)とのブ
ロック共重合体および製造方法は米国特許5,658,995号に開示されてお
り、その開示内容も参照により本明細書に含まれるものとする。厳密に交互配列
されたポリ(アルキレンオキサイドエーテル)共重合体および製造方法は199
8年11月6日出願の国際出願PCT/US98/23737に開示されており
、その開示内容も参照により本明細書に含まれるものとする。
ト類、ポリアリーレート類、ポリウレタン類、厳密に交互配列されたポリ(アル
キレンオキサイドエーテル)類、ならびにα−、β−およびγ−ヒドロキシ酸お
よびチロシン誘導体から製造されるジヒドロキシモノマーから重合したポリ(ア
ルキレンオキサイド)ブロック共重合体などがある。そのジヒドロキシモノマー
の製造および重合方法は国際特許出願PCT/US98/036013に開示さ
れており、その開示内容も参照により本明細書に含まれるものとする。
リイミノカーボネート類、ポリアリーレート類、ポリ(アルキレンオキサイド)
ブロック共重合体ならびにジフェノールとジヒドロキシチロシンモノマーのポリ
エーテル類も用いることができる。含ヨウ素ポリマーは放射線不透性である。こ
れらのポリマーおよび製造方法は、1998年11月6日出願の国際特許出願P
CT/US98/23777に開示されている。遊離カルボン酸懸垂鎖を有する
ポリマーおよび製造方法は、1998年4月7日出願の米国特許出願09/56
050号に開示されている。これら両出願の開示内容も、参照により本明細書に
含まれるものとする。
媒混合液に溶かす。第2の溶媒の量は、冷却時に相分離を誘発する上で有効であ
るが、その手順を開始する前に相分離を誘発する上で有効な量より少ない量でな
ければならない。溶媒全量に対する第1の溶媒の容量比は、好ましくは約1〜約
40体積%、より好ましくは約5〜約15体積%である。
ましくは約10〜約20重量%である。溶媒中のポリマー濃度は、粒子を通って
ポリマー溶液が十分に拡散することで大孔が形成されるように選択しなければな
らない。
生体適合性の結晶性物質である。好適な粒子の例としては、生理的に許容される
アルカリ金属およびアルカリ土類金属のハロゲン化物、リン酸塩、硫酸塩などが
ある。砂糖の結晶や、さらには水溶性ポリマーまたはアルブミンなどのタンパク
質のミクロスフィアも用いることができる。塩化ナトリウムが特に好ましい粒子
である。粒子の選択は、二様式の粒径分布の大径に望ましい直径を有するように
行わなければならない。約50〜約500ミクロンの粒径を有する粒子が好まし
く、約200〜約400ミクロンの粒径がより好ましい。
篩にかけた粒子上に注ぐ。粒子は、ディッシュなどの適切な鋳型に入れておく。 ポリマー溶液が粒子を通って拡散した後、ポリマー溶液の液−液脱混合が起こ
る前に第1の溶媒の結晶化を誘発する上で有効な速度で、ディッシュの内容物を
急冷する。例えば、ディッシュを液体窒素中またはそれと同等の低温液に入れ、
液体窒素に入れた状態に維持して、系の急速かつ完全な急冷を行うことができる
。
った容器にディッシュを入れる。この工程によって、冷凍物からの昇華による溶
媒除去が可能となることから、多孔質構造が残る。この系はまだ冷凍状態とし、
溶媒除去時にポリマーが弛緩しないようにする。
溶媒)で、またはより好ましくは第2の溶媒として用いるか否かとは無関係に水
で、浸出する。浸出溶媒を数回変えることで、粒子が完全に除去されるようにす
る。得られる足場を浸出溶媒から取り出し、乾燥させて一定量とする。
ー溶液を注型した際の粒子の痕跡である。前述のように、大孔は約50〜約50
0ミクロンの平均孔径を有する。小孔は、ポリマー溶液について冷却下での相分
離を行う際に形成され、平均径は約20ミクロン未満である。本発明による好ま
しい方法は、平均粒径が約10ミクロン未満の小孔を与える。大孔の形状は、水
が無溶媒である場合にポリマー溶液に水を加えることで平滑化することができる
。
孔度が95%を超える足場発泡体を提供する。その足場は10m2/gを超える
比孔表面積を有し、好ましい方法によって20m2/gを超える比孔表面積が得
られる。
受容体または化学誘引物として機能する生理活性物質で足場をコーティングする
ことができる。そのコーティングは、吸収または化学結合によって施すことがで
きる。
加剤は、ポリマー相の生理侵食によって、あるいはポリマー相の拡散によって放
出させることができる。別法として、添加剤を、それが活性となる足場構造のポ
リマー表面まで移動させてもよい。
合することができる。別法として、添加剤をそれが最もよく溶ける溶媒に溶かし
てから、第1および第2の溶媒ならびにポリマーを混合することができる。
することができ、徐放製剤で提供することができる。添加剤にはさらに、抗体、
抗体フラグメント、成長因子、ホルモンその他の添加剤が結合する標的部分など
の、添加剤の送達を促進する作用物質を加えることもできる。
の著作(Remington, Pharmaceutical Science, Mac Pulishing Co., (A. R. Gen
naro edt. 1985) )に記載されている。そのような材料は、使用される用量およ
び濃度ではレシピエントに対して無毒性であり、希釈剤;可溶化剤;潤滑剤;懸
濁剤;包埋材;溶媒;増粘剤;分散剤;リン酸塩、クエン酸塩、酢酸塩および他
の有機酸塩などの緩衝剤;アスコルビン酸などの酸化防止剤;保存剤;ポリアル
ギニンなどの低分子量(残基約10個未満)ペプチド;血清アルブミン、ゼラチ
ンまたは免疫グロブリンなどのタンパク質;ポリ(ビニルピロリジノン)などの
親水性ポリマー;グリシン、グルタミン酸、アスパラギン酸またはアルギニンな
どのアミノ酸;セルロースもしくはその誘導体、グルコース、マンノースまたは
デキストリン類などの単糖類、二糖類および他の炭水化物;EDTAなどのキレ
ート化剤;マンニトールまたはソルビトールなどの糖アルコール;ナトリウムな
どの対イオン;および/またはTween、プルロニック類(pluronics )もし
くはPEGなどの非イオン性界面活性剤などがある。
ことができる。ポリマー結合遊離カルボン酸基への各種部分の結合のための詳細
な化学的手順については、文献に記載されている。例えば、米国特許5,219
,564号および同5,660,822号;Nathan et al., Bio. Cong. Chem.,
4, 54-62 (1992)およびNathan, Macromolecules, 25, 4476 (1992) を参照する
。これら両特許および両雑誌論文の開示内容は、参照により本明細書に含まれる
。これら刊行物は、懸垂遊離カルボン酸基を有するポリマーを反応性官能基を有
する部分、あるいは活性官能基を有するよう誘導体化された部分と反応させてポ
リマー結合体を形成する手順を開示している。
る。添加剤が結合体型で不活性の場合には、加水分解可能な結合体を利用する。 ある量の添加剤を多孔質ポリマー足場に組み込んで、処置を必要とする患者、
特に哺乳動物に対して最適な効力を得るようにする。投与の用量および方法は患
者ごとに変わる可能性があり、治療を受ける哺乳動物の種類、それの性別、体重
、食事、併用薬剤、全体的な臨床的状態、使用する特定の化合物、その化合物を
用いる具体的な用途、ならびに当業者には明らかな他の要素などの要素によって
決まる。多孔質ポリマー足場は、ヒトなどの霊長類、ヒツジ、ウマ、ウシ、ブタ
、イヌ、ネコ、ラットおよびマウスなどの哺乳動物における組織工学用および組
織誘導再生用の足場としてインビボで、あるいはインビトロで利用することがで
きる。本発明のポリマー−薬剤の組合せは、薬剤活性の保持に適した条件下での
保存用に、さらにはポリマーの完全性維持用に製造することができ、一般には室
温または冷蔵温度での保存に好適である。組織工学および組織誘導再生に用いら
れる多孔質ポリマー足場はまた、無菌でなければならない。滅菌は、放射線照射
あるいはガス処理または加熱などの従来の方法によって容易に行うことができる
。
がある。生理活性化合物の例には、細胞付着に影響することが知られている各種
「RGD」インテグリン結合配列を有するペプチドなどの細胞付着介在物質、生
理活性リガンド、ならびに特定の種類の細胞または組織の内部成長を促進または
妨害する物質などがある。そのような物質には例えば、骨形態発生タンパク質(
BMP)のような骨誘発物質、上皮成長因子(EGF)、線維芽細胞成長因子(
FGF)、血小板由来成長因子(PDGF)、インシュリン様成長因子(IGF
−IおよびII)、TGF−βなどがある。
ン、プロカイン、アドリオマイシン、ダウノマイシン、プルンバギン、アトロピ
ン、キニーネ(quanine )、ジゴキシン、キニジン、生理活性ペプチド類、コリ
ンe6、セファロチン、プロリンおよびシス−ヒドロキシ−L−プロリンなどの
プロリン類縁体、ペニシリンV、アスピリン、イブプロフェン、ステロイド類、
ニコチン酸、ケモデオキシコリン酸、クロラムブチルなどがある。治療上有効な
用量は、インビトロまたはインビボでの方法によって決定することができる。各
特定の添加剤に関して個別に決定を行って、必要な最適用量を決定することがで
きる。有効用量レベル、すなわち所望の結果を得るのに必要な用量レベルの決定
は、当業者の裁量の範囲内である。さらに、添加剤の放出速度を当業界の通常の
技術の範囲内で変動させて、処置すべき治療状態に応じて有利なプロファイルを
決定することができる。
ましくは約0.01mg/kg〜約100mg/kg、より好ましくは約0.1
0mg/kg〜約20mg/kgの範囲になる。添加剤は単独で用いてもよいし
、あるいは他の治療薬または診断薬と組み合わせて使用してもよい。
多孔度測定法によって特性決定する。以下に具体例を示す。 多孔質ポリマー足場は、組織工学および再建手術などの組織誘導再生の分野の
物に成形される。足場の構造によって大量の細胞内部成長が可能となって、細胞
の前接種の必要性がなくなる。多孔質ポリマー足場はまた、外部支持臓器を形成
するためのインビトロ培養における支持体用の外部土台を形成するよう成形する
こともできる。
ビトロ培養時およびその後の埋め込み時の単離細胞における物理的支持体および
付着基質の両方として役立つ。移植細胞群が成長し、細胞が正常に機能するにつ
れて、それらはそれ自体のECM支持体を分泌し始める。足場ポリマーは、人工
的支持体が消失するにつれて分解するよう選択される。
であり、多孔質ポリマー足場を各種の厚さおよび形状の物に成形する必要がある
。鋏、メス、レーザー光または他のいずれかの切断具を用いて基質の一部を除去
することで、3次元構造で所望の間隙、開口または微細構造を形成することがで
きる。足場の利用例には、神経、筋骨格、軟骨、腱、肝臓、膵臓、眼球、皮膚、
動静脈、泌尿器または中実または中空の器官を形成する他の任意組織等の組織の
再生などがある。
いて、3次元の組織または器官を形成することもできる。任意の種類の細胞を足
場に加えて、培養および恐らくは埋め込みを行うことができ、それには軟骨細胞
、線維芽細胞、筋細胞および骨細胞などの筋・骨格系の細胞;肝細胞、膵臓細胞
(膵島細胞など)などの実質細胞;腸起源の細胞;神経細胞および皮膚細胞など
の他の細胞などがあり、それらは提供者から、確立された細胞培養系から、ある
いは遺伝子操作前後に、入手することができる。同じ構造中で多くの異なる細胞
種を提供することができる組織片も用いることができる。
を用いて解離し、発泡体足場上およびその足場内に接種する。適宜に、インビト
ロ培養を行ってから、埋め込みを行うことができる。別法として、発泡体足場を
埋め込み、血管形成させ、次に細胞を足場に注入する。インビトロでの細胞培養
の方法および試薬ならびに組織足場の埋め込みは当業者には周知である。
分野用の有用物へと作製することができる。足場はまた、外部支持臓器の形成の
ためのインビトロでの細胞培養の支持体用の外部足場を形成するよう成形するこ
ともできる。足場はまた、解離細胞用基質として移植に用いることもできる。
限定するものではない。「部」および「パーセント」はいずれも、別段の断りが
ない限り重量基準であり、温度はいずれも摂氏単位である。
ト)(Mw=206,000)を製造した。1,4−ジオキサン(証明済みAC
Sグレード)および塩化ナトリウム(NaCl)結晶をフィッシャー・サイエン
ティフィック(Fisher Scientific, ペンシルベニア州ピッツバーグ(Pittsburg
h)所在)から購入した。結晶を、開口が212μm(ni70)および425μ
m(ni40)の米国標準試験篩(ASTM−E11、Tyler, オハイオ州メンタ
ー(Mentor)所在)を用いて篩った。多孔度測定試験に用いた水銀は、3回蒸留
品(Bethlehem Apparatus, ペンシルベニア州ヘラータウン(Hellertown)所在
)であった。
サン3mLおよび水0.3mLの混合液に溶かした。ポリマー溶解後に得られた
透明溶液を、適切なディッシュに入った篩にかけた塩化ナトリウム塩(平均径:
約200μm〜約400μm)7gに注ぎかけた。
状態に維持して系を完全凍結させた。次に、溶媒を完全に昇華させて多孔質構造
を残すのに必要な期間にわたって、真空ポンプに連結された容器にディッシュを
入れた。ポリマーは溶媒除去時に弛緩しなかった。
イオン放出が示されなくなるまで、水を数回交換した。得られた足場を水から取
り出し、数日乾燥させて恒量とした。
の凍結割断によって、SEM用にサンプルを製造した。凍結割断は、湿サンプル
について行った。足場について一連の加圧−除圧を行って、孔が水で充填される
ようにした。足場から気泡が発生しなくなり、サンプルがバイアルの底に沈んだ
時点で、それを液体窒素に沈めた。
。それについて、バルザース(Balzers )SCD004スパッタコーティング装
置(BAL−TEC)を用いて銀コーティングした。ガス圧は3〜5Pa(3〜
5×10-2ミリバール)に設定し、電流は120秒間のコーティング時間におい
て30mAとした。検査には15kVの日立S450SEMを用いた。
)1.6ソフトウェアを用いて解析した。孔面積、周囲長さ、楕円の長軸および
短軸を、評価対象の画像パラメータとした。孔評価に先だって、デジタル画像の
調節を行う必要があった。全画像について同等の調節が行われるようにするため
、検査対象の孔径に用いた画像スケールに従ってパスカルマクロ(Pascal macro
)を書いた。
に表示されなかった一定の孔数は、統計データ解析から除外した。各足場につい
て、2種類の倍率(低倍率(200μmのスケールバー)および高倍率(10μ
mのスケールバー))で3種類のデジタル画像を解析した(n=3)。
容易に変形させることができた。さらに、平均径が約300μm(塩の最終痕跡
)を有するものと予想された最大孔は、この方法では過小評価されていたと考え
られる。そのため、足場の分析は塩がポリマー基質内にまだある時に行った。
s)所在)を用いて、各種圧力での足場中への水銀侵入容量を記録することで、
孔体積および孔径分布を求めた。充填圧は、約20.7MPa(3000psi
a)まで記録した。この圧力は、0.06μm以上の孔に水銀を侵入させるのに
必要なエネルギーに相当する。孔径および有孔度の値は、径が310μmより小
さい同等の円筒形孔に関係する。
銀と足場表面の間の表面張力であり(ダイン/cm);φは接触角(度)である
。
30° である。 結果は、平均孔径計算値の関数での増加水銀侵入量(mL/g)の曲線として
提供される。各足場について、サンプルの試験は3連で行った(n=3)。
果
様式分布によって特性決定される(図1)。平均孔径200μm〜400μmの
最大孔は、溶液を注型した際の塩の痕跡である。平均孔径が20μm未満である
最小孔は、ポリマー溶液について冷却下に相分離を行う際に形成される。最小孔
は、最大孔の壁上と、最大孔間のポリマー相に認められる。
所見は、最小孔自体が高度に相互連結されているという点である。最大孔が測定
のためにNaClによって充填されているにも拘わらず、比較的高い圧力をかけ
た場合に、最小孔のほとんどにそれが達することが可能であるように思われる。
さらに、最大孔間の相互連結性は、最大孔間にチャンネルを形成する最小孔の存
在によって促進される。得られる足場の有孔度は90%を超える。最大孔の壁に
形成される小孔の網目構造は、驚くほど良好に直線的に配列されている。
ネート)から足場を製造した。 材料: 実施例1と同様にしてポリ(DTEカーボネート)(Mw=89,000)を
製造した。
(91/9体積%)の溶液に溶かした。この溶液を用いて実施例1と同様にして
足場を作製した。
(Boynton Beach))を利用するブルナウアー−エロメット−テラー(Brunauer-
Eromett-Teller )(BET)法を用いて、比表面積を調べた。このBET装置
は、表面上に吸着された窒素の量を計算することで、サンプルの総比表面積を測
定するものである。
孔度が過小評価される。有孔度のより正確な測定は、各サンプルの重量、高さお
よび径を測定することで可能である。これらの測定値から、足場の見かけの密度
(ρ*)を計算することができ、有孔度(ε)は下記式によって求められる。
。この値は、PLLAのナフタレン溶液を噴霧することで製造される足場につい
て報告されている値(水銀多孔度測定によって得たもの)の10倍高い値であっ
た。この値は、PLGAの塩化メチレン溶液から乳濁液法によって製造された足
場について報告の値(16〜99m2/g)(水銀多孔度測定によって得たもの
)の範囲内であるが、平均径は50μmより低い。推定有孔度は97%であった
。
DTE co 30%DTカーボネート)から足場を製造する。 材料: 1997年11月7日出願の米国特許出願09/056,050号(その開示
内容は参照により本明細書に含まれる)に開示の方法を用いて、ポリ(DTE c
o 30%DTカーボネート)(Mw=960,000)を製造した。
ン/水(91/9体積%)に溶かした。この溶液を用いて実施例1と同様に足場
を作製した。
カーボネート)足場と比較した。 結果: SEM画像解析と水銀多孔度測定結果から、ポリ(DTEカーボネート)およ
びポリ(DTE co 30%DTカーボネート)から製造された足場は同様の孔径
分布を与えると言うことができる。2つの足場間に有意差は認められなかった。
足場を特性決定するのに用いられる方法の観点からすると、ポリマー溶液の粘度
を制御することで、ポリ(DTEカーボネート)およびポリ(DTE co 30%
DTカーボネート)から同様の孔径分布を有する足場を製造することが可能であ
る。
ーボネート)の共重合体であるポリ(DTE c o 5%PEG1000カーボネ
ート)から足場を製造する。
PEG1000カーボネート)(Mw=88,0000)を製造した。 足場作製: ポリ(DTE co 5%PEG1000カーボネート)0.246gを1,4−
ジオキサン/水(91/9体積%)3.3mLに溶かした。この溶液を用いて、
実施例1と同様にして足場を作製した。
(DTEカーボネート)足場と比較した。 結果: SEM画像解析と水銀多孔度測定結果から、ポリ(DTEカーボネート)およ
びポリ(DTE co 5%PEG1000カーボネート)から製造された足場は同
様の孔径分布を与えると言うことができる。2つの足場間に有意差は認められな
かった。足場を特性決定するのに用いられる方法の観点からすると、ポリマー溶
液の粘度を制御することで、ポリ(DTEカーボネート)およびポリ(DTE c
o 5%PEG1000カーボネート)から同様の孔径分布を有する足場を製造す
ることが可能である。
リアリーレートから足場を製造する。ポリ(DTBサクシネート)は、実施例1
のポリ(DTEカーボネート)と比較してTgが低いこと(65℃)を特徴とす
る。
ート)(Mw=108,0000)を製造した。 足場作製: ポリ(DTBサクシネート)0.3gを1,4−ジオキサン/水(91/9体
積%)3.3mLに溶かした。この溶液を用いて、実施例1と同様にして足場を
作製した。
足場と比較した。 結果: SEM所見から、ポリ(DTBサクシネート)足場は実施例1のポリ(DTE
カーボネート)足場と同じ形態学的特徴を示している(実施例1の結果と考察参
照)。
LLAから足場を製造する。 足場作製: PLLA(Mw=108,000)(Medisolb polymers, Alkermes Inc., オ
ハイオ州シンシナチ(Cincinnati)所在)0.3gを1,4−ジオキサン/水(
91/9体積%)に溶かした。この溶液を用いて、実施例1と同様にして足場を
作製した。
と同じ形態学的特徴を示している(実施例1の結果と考察参照)。
して多孔質足場の形態を最適化した。 足場作製: 実施例1のポリ(DTEカーボネート)0.3gを1,4−ジオキサン/水(
85/15体積%)3.3mLに溶かした。この溶液を用いて、実施例1と同様
にして足場を作製した。
。水は、ポリマー溶液を液体窒素中で急冷した際に溶媒結晶化の開始段階におい
て核化密度を高める。核化密度が上昇すると、得られる結晶の大きさは常に小さ
くなる。これによって、水の割合を上昇させていくと、最大孔間で認められる微
小構造が小さくなることが説明できると考えられる。非常に小さい孔(平均直径
が5μm未満)の体積割合は、溶液中の水分量に伴って上昇する。
と、溶媒中でのポリマー溶解度が徐々に低下する。溶液を急冷すると、ポリマー
溶液のL−L脱混合が誘発されるのが早くなる。核は形成量を多くすることがで
き、系が完全に凍結する前にポリマー基質中で成長することができる。そうして
最終的な足場において、さらに多くの円形孔(L−L脱混合によって生じる)が
存在するようになる。
割合が上昇するに連れて、最大孔の形状における変化が認められる。見かけ上で
は、このプロセスによってNaCl塩が侵食されていた。そのため、溶液中で水
含有量が上昇するに連れて、最大孔間での相互連結性に大幅な上昇を本発明者ら
は認める。
のニュージーランド白色ウサギ32匹に対して、頭蓋冠(頭蓋骨)の両側に足場
を埋め込んだ。
滅菌パウチ中に封入し、アンプロレン(Anprolene )AN72C自動換気滅菌装
置に入れてエチレンオキサイド曝露による滅菌を行った。滅菌後、サンプルを少
なくとも2週間大気中で平衡状態として、エチレンオキサイドを確実に除去した
。
埋込物を埋め込んだ。各埋込物は、2つの直径8mmの欠損部のうちの一方に入
れた。
の寸法に相当するようにした。足場には細胞の前接種は行わなかった。2週、4
週、8週および16週後、足場を回収し、組織学的分析を行った。中間の時点で
(例えば、4週間後の場合には2週間後)および屠殺前に、ウサギにオキシテト
ラサイクリンを注射して、骨の内部成長を標識した。サンプルを、70%、80
%、95%および100%エタノールの水/アルコール溶液中で脱水し、組織清
拭剤(FisherからのHemo-De )で清拭し、メタクリル酸メチル(Fisher)の重合
溶液中で固定して、サンプルをポリメタクリル酸メチルの固体ブロックに埋め込
んだ。サンプルを水平方向および垂直方向に切って、水平方向および垂直方向の
断面を得た。切片を乗せ、粉砕し、仕上げを行って、厚さが細胞1〜3個分の層
とした。サンプルを紫外線下に観察し、内部成長を分析した。次に、サンプルを
スティーブネル・ブルー(Stevenel’s blue)およびヴァン−ギーソンのピクロ
−フスシンで染色した。そのような染色において、骨は赤であり、線維組織は青
であり、類骨は緑であった。両方の染色において、サンプルの写真を撮影して、
肉眼観察と画像解析を行うようにした。
試験と比較した。その以前の試験では、1〜10ミクロンの孔なしで製造した足
場についてのデータが提供されている。その以前の足場は同じポリマーから形成
したものであるが、急冷段階を行わずに浸出を行って、異なる溶媒を用いて形成
したものである。
孔質の足場の方が、大きい骨の内部成長量を示した。さらに、1〜10ミクロン
の孔の規則的配列が細胞配列に影響した。細胞は、孔が形成したパターンに配列
しているのが認められた。細胞はさらに、そのパターンに沿って石化した。
る以上に、細胞成長を促進し、細胞増殖を誘導したという点で、先行技術の足場
より優れていた。
な骨の足場中への成長を支持する能力について、2種類の異なる足場構造を比較
した。この2種類の足場は孔径において均一であり(200〜500ミクロン)
、本発明で記載の二様式孔分布を有していた。足場は孔径分布以外の全ての面で
同一であったが、二様式分布を有する足場は骨治癒力が高かった。
される本発明を例示するものであって、限定するものと解釈すべきではない。容
易に理解されるように、特許請求の範囲に記載の本発明から逸脱しない限りにお
いて、多くの変更および上記の特徴の組合せを利用することができる。そのよう
な変更は、本発明の精神および範囲からの逸脱と見なされるものではなく、その
ような変更は全て特許請求の範囲に含まれる。
Claims (21)
- 【請求項1】 径が約50〜約500ミクロンの円形開放大孔および径が2
0ミクロン未満の円形開放小孔から成る高度に相互連結された二様式分布を有す
る実質的に連続的なポリマー相を有することを特徴とする生体分解性および生体
適合性多孔質足場であって、前記小孔が前記大孔の壁内に規則的に直線的に配列
されている足場。 - 【請求項2】 有孔度が約90%を超えることをさらなる特徴とする請求項
1に記載の足場。 - 【請求項3】 比孔表面積が約10m2/gを超えることをさらなる特徴と
する請求項1に記載の足場。 - 【請求項4】 前記ポリマーが水に不溶であるが、水混和性溶媒に可溶であ
ることを特徴とする請求項1に記載の足場。 - 【請求項5】 前記ポリマーが、生体適合性および生体分解性のポリカーボ
ネート類、ポリアリーレート類、ポリカーボネート類とポリ(アルキレンオキサ
イド)類とのブロック共重合体、ポリアリーレート類とポリ(アルキレンオキサ
イド)類とのブロック共重合体、α−ヒドロキシカルボン酸類、ポリ(カプロラ
クトン)類、ポリ(ヒドロキシブチレート)類、ポリ無水物類、ポリ(オルトエ
ステル)類、ポリエステル類およびビスフェノール−Aに基づくポリ(ホスホエ
ステル)類からなる群から選択されることを特徴とする請求項4に記載の足場。 - 【請求項6】 前記ポリマーが、特定の各種細胞または組織内部成長を促進
または防止する有効量の生理活性物質を含むことを特徴とする請求項1に記載の
足場。 - 【請求項7】 前記ポリマーが有効量の医薬活性化合物を含むことを特徴と
する請求項1に記載の足場。 - 【請求項8】 前記足場が、肝細胞、膵臓島細胞、線維芽細胞、軟骨細胞、
骨芽細胞、外分泌細胞、腸起源の細胞、胆管細胞、上皮小体細胞、甲状腺細胞、
副腎−視床下部−下垂体軸の細胞、心筋細胞、腎臓上皮細胞、腎臓尿細管細胞、
腎臓基底膜細胞、神経細胞、血管細胞、骨および軟骨を形成する細胞、平滑筋細
胞、筋骨格細胞、眼球細胞、外皮細胞、角質細胞および幹細胞からなる群から選
択される細胞を含むことを特徴とする請求項1に記載の足場。 - 【請求項9】 前記細胞が培養組織細胞であることを特徴とする請求項8に
記載の足場。 - 【請求項10】 ポリマー基質上での細胞付着、移動および増殖方法であっ
て、生きた細胞、生きた組織または生きた細胞を含む生体液を請求項1に記載の
足場と接触させることを特徴とする方法。 - 【請求項11】 生体分解性および生体適合性多孔質ポリマー足場の製造方
法であって、 約0.5〜約25重量%の生体適合性ポリマーをそのポリマーが可溶である第
1の溶媒とそのポリマーが不溶である第2の溶媒との混和性溶媒混合液に溶かす
工程であって、前記第2の溶媒に対する前記第1の溶媒の比が、前記ポリマーが
溶解して均一溶液を形成する範囲にあり、第1の溶媒が約−40℃〜約20℃の
範囲の融点を有する工程; 前記ポリマー溶液を、有機溶媒に不溶であって約50〜約500ミクロンの径
を有する水溶性で無毒性の粒子の入った型に入れる工程; 前記溶液を、前記第1および第2の溶媒の液−液脱混合開始前に前記第1の溶
媒の結晶化を生じさせるのに効果的な速度で急冷する工程; 前記ポリマーを昇華して前記第1及び第2の溶媒を除去する工程; 前記粒子が可溶であり前記ポリマーが不溶である溶媒で前記ポリマーを浸出し
て、前記粒子を前記ポリマーから除去する工程;ならびに 前記ポリマーを乾燥する工程 から成ることを特徴とする方法。 - 【請求項12】 前記溶媒全量に対する前記第1の溶媒の比が約1体積%〜
約40体積%であることを特徴とする請求項11に記載の方法。 - 【請求項13】 前記第1の溶媒が1,4−ジオキサンであり、前記第2の
溶媒が水であることを特徴とする請求項11に記載の方法。 - 【請求項14】 前記ポリマーが、生体適合性および生体分解性のポリカー
ボネート類、ポリアリーレート類、ポリカーボネート類とポリ(アルキレンオキ
サイド)類とのブロック共重合体、ポリアリーレート類とポリ(アルキレンオキ
サイド)類とのブロック共重合体、α−ヒドロキシカルボン酸類、ポリ(カプロ
ラクトン)類、ポリ(ヒドロキシブチレート)類、ポリ無水物類、ポリ(オルト
エステル)類、ポリエステル類およびビスフェノール−Aに基づくポリ(ホスホ
エステル)類からなる群から選択されることを特徴とする請求項11に記載の方
法。 - 【請求項15】 前記粒子が、アルカリ金属およびアルカリ土類金属ハロゲ
ン化物、リン酸塩および硫酸塩、砂糖結晶、水溶液ポリマーミクロスフィア、並
びにタンパク質ミクロスフィアからなる群から選択されることを特徴とする請求
項11に記載の方法。 - 【請求項16】 前記粒子が塩化ナトリウム結晶であることを特徴とする請
求項15に記載の方法。 - 【請求項17】 前記急冷工程が、液体窒素中への前記溶液の浸漬を含むこ
とを特徴とする請求項11に記載の方法。 - 【請求項18】 前記ポリマーを水で浸出することを特徴とする請求項11
に記載の方法。 - 【請求項19】 請求項11の方法によって製造されるポリマー性組織足場
。 - 【請求項20】 前記ポリマーが、特定の種類の細胞組織内部成長を促進ま
たは防止する有効量の生理活性物質を含むことを特徴とする請求項11に記載の
方法。 - 【請求項21】 前記ポリマーが、有効量の医薬活性化合物を含むことを特
徴とする請求項11に記載の方法。
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