JP2002536594A - 側方通路形ポンプ - Google Patents
側方通路形ポンプInfo
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- 238000005086 pumping Methods 0.000 claims description 24
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- 238000000034 method Methods 0.000 claims 2
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 claims 1
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 4
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 1
- 230000006978 adaptation Effects 0.000 description 1
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- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 238000003260 vortexing Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04D—NON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04D29/00—Details, component parts, or accessories
- F04D29/18—Rotors
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04D—NON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04D29/00—Details, component parts, or accessories
- F04D29/18—Rotors
- F04D29/188—Rotors specially for regenerative pumps
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04D—NON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04D5/00—Pumps with circumferential or transverse flow
- F04D5/002—Regenerative pumps
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
駆動された、ケーシング(3)内で回動可能な羽根車(4)を有する、側方通路ポンプとして形成された圧送ポンプ(2)において、搬送したい液体が羽根車(4)に配置された案内羽根(6)に半径方向内側から供給される。この羽根車(4)はこのために案内羽根(6)に隣接する溝(17)を有している。これにより圧送ポンプ(2)は特別高い効率を有している。
Description
【0001】 本発明は圧送ポンプであって、ケーシング内で回動する駆動される羽根車が設
けられていて、該羽根車の少なくとも一方の端面に羽根室を仕切る複数の案内羽
根が環状に配置されており、ケーシングの、案内羽根の領域に配置された部分リ
ング状の通路が設けられていて、該通路が羽根室とともに、流入通路から流出通
路にまで液体を圧送するための圧送室を形成している形式のものに関する。
けられていて、該羽根車の少なくとも一方の端面に羽根室を仕切る複数の案内羽
根が環状に配置されており、ケーシングの、案内羽根の領域に配置された部分リ
ング状の通路が設けられていて、該通路が羽根室とともに、流入通路から流出通
路にまで液体を圧送するための圧送室を形成している形式のものに関する。
【0002】 このような形式の圧送ポンプは円周流式ポンプまたは側方通路ポンプとして公
知であり、例えば今日の自動車では燃料または洗浄液を圧送するために使用され
ている。羽根車を回動させた場合、案内羽根は圧送室において案内羽根の運動方
向に対して直交する方向に向かう循環流が生ぜしめられる。この循環流は羽根車
の半径方向内側の領域で羽根室に流入しそして半径方向外側の領域で羽根室から
流出する。圧送ポンプを規定された特性曲線および圧送したい液体の粘度に適合
させるために案内羽根の傾斜角および室容量を計算して適合させることができる
。このような適合は規定された使用例における圧送ポンプの効率にとって決定的
である。
知であり、例えば今日の自動車では燃料または洗浄液を圧送するために使用され
ている。羽根車を回動させた場合、案内羽根は圧送室において案内羽根の運動方
向に対して直交する方向に向かう循環流が生ぜしめられる。この循環流は羽根車
の半径方向内側の領域で羽根室に流入しそして半径方向外側の領域で羽根室から
流出する。圧送ポンプを規定された特性曲線および圧送したい液体の粘度に適合
させるために案内羽根の傾斜角および室容量を計算して適合させることができる
。このような適合は規定された使用例における圧送ポンプの効率にとって決定的
である。
【0003】 この公知の圧送ポンプでは循環流は羽根室に流入する際に渦流を生ぜしめると
いう欠点を有している。この渦流は循環流を阻害しひいては圧送ポンプの効率の
低下を引き起こす。さらに羽根室の流入領域における循環流は特に小さな圧力を
有しているので、例えばほぼ沸点にある液体は渦流によって蒸発させられこれに
より圧送ポンプの効率は特に大きく減少させられ得る。そのため特に自動車の燃
料ポンプとして使用される圧送ポンプは極めて効率が悪い。
いう欠点を有している。この渦流は循環流を阻害しひいては圧送ポンプの効率の
低下を引き起こす。さらに羽根室の流入領域における循環流は特に小さな圧力を
有しているので、例えばほぼ沸点にある液体は渦流によって蒸発させられこれに
より圧送ポンプの効率は特に大きく減少させられ得る。そのため特に自動車の燃
料ポンプとして使用される圧送ポンプは極めて効率が悪い。
【0004】 本発明の課題は冒頭に記載した形式の圧送ポンプを改良して、渦流を特にわず
かに保ちかつできるだけ高い効率を有するような圧送ポンプを提供することであ
る。
かに保ちかつできるだけ高い効率を有するような圧送ポンプを提供することであ
る。
【0005】 この課題は本発明に基づき圧送室が、液体を、羽根車の半径方向内側の領域か
ら羽根室にガイドするように構成されていることによって解決される。
ら羽根室にガイドするように構成されていることによって解決される。
【0006】 このような構成により、羽根室への流入時における循環流の変向が回避される
。流れは案内羽根の構成に相応して羽根室内部で特に強く半径方向に向かって加
速されるので、渦流は羽根室での循環流の半径方向流入によって著しく減少され
る。これにより圧送したい液体は蒸発しにくくなる。そのため本発明による圧送
ポンプは阻害されない循環流を有しておりひいては特に高い効率が得られる。
。流れは案内羽根の構成に相応して羽根室内部で特に強く半径方向に向かって加
速されるので、渦流は羽根室での循環流の半径方向流入によって著しく減少され
る。これにより圧送したい液体は蒸発しにくくなる。そのため本発明による圧送
ポンプは阻害されない循環流を有しておりひいては特に高い効率が得られる。
【0007】 本発明による圧送ポンプは、案内羽根が部分リング状の通路内に突入している
と構造的に特に簡単に形成される。円周流式ポンプとして形成された圧送ポンプ
では循環流をこれにより内側から外側へ羽根室を介して案内することができる。
と構造的に特に簡単に形成される。円周流式ポンプとして形成された圧送ポンプ
では循環流をこれにより内側から外側へ羽根室を介して案内することができる。
【0008】 羽根車は本発明の別の有利な改良形態に基づき、羽根車が案内羽根の半径方向
内側で隣接する領域に溝を有していると、特に安価に製造される扁平な構成部材
として形成される。これにより案内羽根への流れ込みは少なくとも部分的に溝を
介して行われる。
内側で隣接する領域に溝を有していると、特に安価に製造される扁平な構成部材
として形成される。これにより案内羽根への流れ込みは少なくとも部分的に溝を
介して行われる。
【0009】 液体が流入通路にオーバーフローするのを防止するために、循環流は羽根車の
回動方向で見て流出通路の後で遮断されている。ケーシングが羽根車の前記溝に
侵入する、突き出たウェブを有していると、羽根車において溝を介して流出通路
から流入通路に燃料がオーバフローするのを簡単に防止することができる。
回動方向で見て流出通路の後で遮断されている。ケーシングが羽根車の前記溝に
侵入する、突き出たウェブを有していると、羽根車において溝を介して流出通路
から流入通路に燃料がオーバフローするのを簡単に防止することができる。
【0010】 ウェブを例えばもっぱら流出通路と流入通路との間にだけ配置されて溝を満た
すために構成することができる。しかし本発明による別の有利な改良形態に基づ
き、ウェブがリング状に構成されており、該ウェブが、部分リング状の通路の領
域の外側で、前記溝を満たす拡径部を有していると、ウェブは高い安定性を有す
る。さらにこの構成により、羽根車の安価な製造に適した幅を有することができ
る。このような構成によって羽根車は特にわずかな重量ひいてはわずかな慣性を
有する。
すために構成することができる。しかし本発明による別の有利な改良形態に基づ
き、ウェブがリング状に構成されており、該ウェブが、部分リング状の通路の領
域の外側で、前記溝を満たす拡径部を有していると、ウェブは高い安定性を有す
る。さらにこの構成により、羽根車の安価な製造に適した幅を有することができ
る。このような構成によって羽根車は特にわずかな重量ひいてはわずかな慣性を
有する。
【0011】 さらに渦流を圧送室内でさらに減少させるために、本発明による別の有利な実
施形態に基づき、溝内にかつ/またはウェブに、流れを圧送室に案内するための
案内部材が配置されている。
施形態に基づき、溝内にかつ/またはウェブに、流れを圧送室に案内するための
案内部材が配置されている。
【0012】 羽根室における循環流の一定の加速は、本発明のさらに別の有利な改良形態に
基づき、案内羽根が、半径方向内側の領域に、羽根車の回転方向に向けられた流
入傾斜部を有していると簡単に得られる。これにより循環流の特に少ない渦流が
得られる。
基づき、案内羽根が、半径方向内側の領域に、羽根車の回転方向に向けられた流
入傾斜部を有していると簡単に得られる。これにより循環流の特に少ない渦流が
得られる。
【0013】 案内羽根の他の領域に対する流入傾斜部の傾斜角αが約55゜〜70゜、有利
には60゜であると、燃料ポンプとして規定された本発明の圧送ポンプは特に高
い効率が得られる。
には60゜であると、燃料ポンプとして規定された本発明の圧送ポンプは特に高
い効率が得られる。
【0014】 案内羽根が、半径方向内側の領域では半径方向外側の領域よりも薄い壁厚さを
有していると、循環流は特にわずかな速度で羽根室に流入する。さらにこの構成
によって、循環流が案内羽根に当たった場合に生じる渦流は減少される。
有していると、循環流は特にわずかな速度で羽根室に流入する。さらにこの構成
によって、循環流が案内羽根に当たった場合に生じる渦流は減少される。
【0015】 本発明の別の有利な改良形態に基づき、ウェブを支持するケーシングと、羽根
車を支承するケーシング部分とが互いに係合し合うセンタリング溝とセンタリン
グウェブとを有していると、循環流の規定された案内を確実に保証することがで
きる。
車を支承するケーシング部分とが互いに係合し合うセンタリング溝とセンタリン
グウェブとを有していると、循環流の規定された案内を確実に保証することがで
きる。
【0016】 本発明は多数の実施形態を生ぜしめる。さらに本発明の基本原理を明確に示す
ためにそのうちの幾つかを図示しこれに基づき以下に詳説する。
ためにそのうちの幾つかを図示しこれに基づき以下に詳説する。
【0017】 図1には、電動モータ1によって駆動される本発明の圧送ポンプ2が長手方向
断面図で示されている。この圧送ポンプ2はケーシング3内で回動可能に配置さ
れた羽根車4を有しており、この羽根車4には、羽根室5を仕切る複数の案内羽
根6が環状に配置されている。この羽根車4は電動モータ1の軸7に取り付けら
れている。この軸7は電動モータ1と圧送ポンプ2との間に配置された、ケーシ
ング3のケーシング部分9の軸受8でガイドされている。案内羽根6に向かい合
う領域においてケーシング3は別のケーシング部分10を有しており、このケー
シング部分10内には流入通路11から流出通路12に延びる部分リング状の通
路13が加工されている。羽根室5と部分リング状の通路13とは、圧送したい
液体のための圧送室14を形成する。軸7を支承するケーシング部分9はセンタ
リング溝15を有しており、部分リング状の通路13を有するケーシング部分1
0は前記センタリング溝15内に侵入するセンタリングウェブ16を有している
。
断面図で示されている。この圧送ポンプ2はケーシング3内で回動可能に配置さ
れた羽根車4を有しており、この羽根車4には、羽根室5を仕切る複数の案内羽
根6が環状に配置されている。この羽根車4は電動モータ1の軸7に取り付けら
れている。この軸7は電動モータ1と圧送ポンプ2との間に配置された、ケーシ
ング3のケーシング部分9の軸受8でガイドされている。案内羽根6に向かい合
う領域においてケーシング3は別のケーシング部分10を有しており、このケー
シング部分10内には流入通路11から流出通路12に延びる部分リング状の通
路13が加工されている。羽根室5と部分リング状の通路13とは、圧送したい
液体のための圧送室14を形成する。軸7を支承するケーシング部分9はセンタ
リング溝15を有しており、部分リング状の通路13を有するケーシング部分1
0は前記センタリング溝15内に侵入するセンタリングウェブ16を有している
。
【0018】 羽根車4が回動させられると圧送室14内に循環流が生じる。この循環流は羽
根室5の内部で軸7に面する半径方向内側の領域から半径方向外側に向けてガイ
ドされている。液体が羽根車4の羽根室5を通過している間、循環流の運動エネ
ルギは高められる。明確にするために液体の流れを矢印で示した。
根室5の内部で軸7に面する半径方向内側の領域から半径方向外側に向けてガイ
ドされている。液体が羽根車4の羽根室5を通過している間、循環流の運動エネ
ルギは高められる。明確にするために液体の流れを矢印で示した。
【0019】 羽根車4は半径方向内側で案内羽根6に隣接する領域に溝17を有している。
この溝17は案内羽根6とは反対側の領域で、部分リング状の通路13を有する
ケーシング部分10のウェブ18によってほぼ半分まで塞がれる。この孔17は
最も深い箇所に、流れを羽根室5に変向するための案内部材19を有している。
したがってウェブ18と案内羽根6との間では渦流が発生することなく循環流は
溝17に流入することができる。次いで液体は溝17から案内羽根6に到達する
。これにより液体は羽根車4の半径方向内側の領域から羽根室5に供給されるの
で、案内羽根6にあたった際にも流れは変向されない。そのため圧送室14内に
は特にわずかな渦流だけが生じ、したがって本発明の圧送ポンプ2は特に高い効
率を有する。
この溝17は案内羽根6とは反対側の領域で、部分リング状の通路13を有する
ケーシング部分10のウェブ18によってほぼ半分まで塞がれる。この孔17は
最も深い箇所に、流れを羽根室5に変向するための案内部材19を有している。
したがってウェブ18と案内羽根6との間では渦流が発生することなく循環流は
溝17に流入することができる。次いで液体は溝17から案内羽根6に到達する
。これにより液体は羽根車4の半径方向内側の領域から羽根室5に供給されるの
で、案内羽根6にあたった際にも流れは変向されない。そのため圧送室14内に
は特にわずかな渦流だけが生じ、したがって本発明の圧送ポンプ2は特に高い効
率を有する。
【0020】 図2には、図1の圧送ポンプをII−II線に沿って断面して示した羽根車4
の端面が示されている。この図から案内羽根6が半径方向内側の領域で羽根車の
回転方向に向けられた流入傾斜部20を有しているのが分かる。この流入傾斜部
20の傾斜角αは、案内羽根6の他の領域に対して約60゜である。この流入傾
斜部20はその自由端部において先細りするように形成されているので、羽根室
5内に流入する際の液体の流れは一定に加速される。ウェブ18は羽根車4の回
転方向で見て、図1に示した流出通路12と流入通路11との間に拡径部21を
有している。ウェブ18はその拡径部21で羽根車4の溝17全体を満たす。こ
れにより、図1に示した流出通路12から流入通路11に液体がオーバーフロー
することが十分に回避されている。
の端面が示されている。この図から案内羽根6が半径方向内側の領域で羽根車の
回転方向に向けられた流入傾斜部20を有しているのが分かる。この流入傾斜部
20の傾斜角αは、案内羽根6の他の領域に対して約60゜である。この流入傾
斜部20はその自由端部において先細りするように形成されているので、羽根室
5内に流入する際の液体の流れは一定に加速される。ウェブ18は羽根車4の回
転方向で見て、図1に示した流出通路12と流入通路11との間に拡径部21を
有している。ウェブ18はその拡径部21で羽根車4の溝17全体を満たす。こ
れにより、図1に示した流出通路12から流入通路11に液体がオーバーフロー
することが十分に回避されている。
【0021】 図3には本発明による圧送ポンプの別の実施例の半径方向外側領域が示されて
いる。この圧送ポンプはケーシング32内で回動可能な1つの羽根車33と、互
いに向かい合って位置する2つの圧送室22,23を有している。これらの圧送
室22,23はそれぞれ部分リング状の通路24,25と、案内羽根26,27
によって仕切られた羽根室28,29と、これらの羽根室28,29に隣接する
溝30,31とから構成されている。これらの溝30,31内にはケーシング3
2と一体的に製造された、溝30,31のほぼ半分の幅を有するウェブ34,3
5が侵入している。互いに反対側に羽根室28,29は互いに連通されているの
で、圧力低下時に液体を圧送室22,23との間で羽根車33の一方の面から他
方の面にオーバーフローさせることができる。明確にするために、圧送室22,
23における液体の流れと、一方の圧送室22から他方の圧送室23への可能な
オーバーフローとを矢印で示した。
いる。この圧送ポンプはケーシング32内で回動可能な1つの羽根車33と、互
いに向かい合って位置する2つの圧送室22,23を有している。これらの圧送
室22,23はそれぞれ部分リング状の通路24,25と、案内羽根26,27
によって仕切られた羽根室28,29と、これらの羽根室28,29に隣接する
溝30,31とから構成されている。これらの溝30,31内にはケーシング3
2と一体的に製造された、溝30,31のほぼ半分の幅を有するウェブ34,3
5が侵入している。互いに反対側に羽根室28,29は互いに連通されているの
で、圧力低下時に液体を圧送室22,23との間で羽根車33の一方の面から他
方の面にオーバーフローさせることができる。明確にするために、圧送室22,
23における液体の流れと、一方の圧送室22から他方の圧送室23への可能な
オーバーフローとを矢印で示した。
【0022】 図4には図3に示した圧送ポンプの部分図が示されている。この図からは、羽
根車33が、互いに反対側に位置する羽根室28,29を連通するための窓36
を有しているのが分かる。案内羽根26,27は羽根車の回転方向で見て羽根車
33の軸線方向内側の領域から羽根車33の端面側に向かって上昇していくよう
に構成されている。
根車33が、互いに反対側に位置する羽根室28,29を連通するための窓36
を有しているのが分かる。案内羽根26,27は羽根車の回転方向で見て羽根車
33の軸線方向内側の領域から羽根車33の端面側に向かって上昇していくよう
に構成されている。
【0023】 図5には本発明による圧送ポンプの別の実施例の半径方向外側領域が示されて
いる。側方通路形ポンプ(Seitenkanalpumpe)として形成され
た図1および図3の圧送ポンプとは異なり、この圧送ポンプは円周流式ポンプと
して構成されている。ここではケーシング37内で回動可能な羽根車38はその
外周に配置された、羽根室40を制限するための案内羽根39を有している。こ
れらの案内羽根39はケーシング37の部分リング状の溝41内中央に突入して
いるので、液体は、部分リング状の溝41の半径方向内側領域から半径方向外側
領域に向かってガイドされる。部分リング状の溝41と羽根室40とが圧送室4
2を形成する。ここでは羽根室4の貫流はほぼ変向なく行われる。
いる。側方通路形ポンプ(Seitenkanalpumpe)として形成され
た図1および図3の圧送ポンプとは異なり、この圧送ポンプは円周流式ポンプと
して構成されている。ここではケーシング37内で回動可能な羽根車38はその
外周に配置された、羽根室40を制限するための案内羽根39を有している。こ
れらの案内羽根39はケーシング37の部分リング状の溝41内中央に突入して
いるので、液体は、部分リング状の溝41の半径方向内側領域から半径方向外側
領域に向かってガイドされる。部分リング状の溝41と羽根室40とが圧送室4
2を形成する。ここでは羽根室4の貫流はほぼ変向なく行われる。
【図1】 電動モータを有する本発明による圧送ポンプの概略的な長手方向断面図である
。
。
【図2】 図1のII−II線に沿った、圧送ポンプの断面図である。
【図3】 本発明による圧送ポンプの別の実施例を圧送室の領域において示した断面図で
ある。
ある。
【図4】 図3のIV−IV線に沿った、圧送ポンプの断面図である。
【図5】 本発明による圧送ポンプの別の実施例を圧送室の領域において示した断面図で
ある。
ある。
1 電動モータ、 2 圧送ポンプ、 3 ケーシング、 4 羽根車、 5
羽根室、 6 案内羽根、 7 軸、 8 軸受、 9,10 ケーシング部
分、 11 流入通路、 12 流出通路、 13 通路、 14 圧送室、
15 センタリング溝、 16 センタリングウェブ、 17 溝、 18 ウ
ェブ、 19 案内部材、 20 流入傾斜部、 21 拡径部、 22,23
圧送室、 24,25 通路、 26,27 案内羽根、 28,29 羽根
室、 30,31 溝、 32 ケーシング、 33 羽根車、 34,35
ウェブ、 36 窓、 37 ケーシング、 38 羽根車、 39 案内羽根
、 40 羽根室、 41 通路、 42 圧送室
羽根室、 6 案内羽根、 7 軸、 8 軸受、 9,10 ケーシング部
分、 11 流入通路、 12 流出通路、 13 通路、 14 圧送室、
15 センタリング溝、 16 センタリングウェブ、 17 溝、 18 ウ
ェブ、 19 案内部材、 20 流入傾斜部、 21 拡径部、 22,23
圧送室、 24,25 通路、 26,27 案内羽根、 28,29 羽根
室、 30,31 溝、 32 ケーシング、 33 羽根車、 34,35
ウェブ、 36 窓、 37 ケーシング、 38 羽根車、 39 案内羽根
、 40 羽根室、 41 通路、 42 圧送室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3H033 AA01 AA15 BB04 CC01 CC03 DD03 EE19 3H034 AA01 AA15 BB04 CC01 CC03 DD05 EE18
Claims (10)
- 【請求項1】 圧送ポンプであって、ケーシング内で回動する駆動される羽
根車が設けられていて、該羽根車の少なくとも一方の端面に羽根室を仕切る複数
の案内羽根が環状に配置されており、ケーシングの、案内羽根の領域に配置され
た部分リング状の通路が設けられていて、該通路が羽根室と一緒に、流入通路か
ら流出通路にまで液体を圧送するための圧送室を形成している形式のものにおい
て、 圧送室(14,22,23,42)が、液体を、羽根車(4,33,38)の
半径方向内側の領域から羽根室(5,28,29,40)にガイドするように構
成されている、圧送ポンプ。 - 【請求項2】 案内羽根(39)が部分リング状の通路(41)に突入して
いる、請求項1記載の圧送ポンプ。 - 【請求項3】 羽根車(4,33)が、案内羽根(6,26,27)に半径
方向内側で隣接する領域に溝(17,30,31)を有している、請求項1また
は2記載の圧送ポンプ。 - 【請求項4】 ケーシング(3,32)が、羽根車(4,33)の前記溝(
17,30,31)に侵入する、突き出たウェブ(18,34,35)を有して
いる、請求項1から3までのいずれか1項記載の圧送ポンプ。 - 【請求項5】 前記ウェブ(18)がリング状に構成されており、該ウェブ
(18)が、部分リング状の通路(13)の領域の外側で、前記溝(17)を満
たす拡径部(21)を有している、請求項1から4までのいずれか1項記載の圧
送ポンプ。 - 【請求項6】 溝(17)内にかつ/またはウェブ(18)に、流れを圧送
室(14)に案内するための案内部材(19)が配置されている、請求項1から
5までのいずれか1項記載の圧送ポンプ。 - 【請求項7】 案内羽根(6)が、半径方向内側の領域に、羽根車の回転方
向に向けられた流入傾斜部(20)を有している、請求項1から6までのいずれ
か1項記載の圧送ポンプ。 - 【請求項8】 案内羽根(6)の他の領域に対する流入傾斜部(20)の傾
斜角αが約55゜〜70゜、有利には60゜である、請求項1から7までのいず
れか1項記載の圧送ポンプ。 - 【請求項9】 案内羽根(6,26,27)が、半径方向内側の領域で半径
方向外側の領域よりも薄い壁厚さを有している、請求項1から8までのいずれか
1項記載の圧送ポンプ。 - 【請求項10】 ウェブ(18)を支持するケーシング(10)と、羽根車
(4)を支承するケーシング部分(9)とが互いに係合し合うセンタリング溝(
15)とセンタリングウェブ(16)とを有している、請求項1から9までのい
ずれか1項記載の圧送ポンプ。
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