JP2002536014A - ポリケチドシンターゼモジュールの有効性を媒介する方法 - Google Patents
ポリケチドシンターゼモジュールの有効性を媒介する方法Info
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Abstract
Description
出願された仮出願番号60/119,363(この内容は、本明細書中で参考と
して援用される)から優先権を主張する。
Institute of Health)からの助成金(CA−66736お
よびGM−22172)、ならびに全米科学財団(National Scie
cnce Foundation)からの助成金(BES−9806774)に
よる支援に基づいてなされた。米国政府は、本発明において特定の権利を有する
。
法を容易にすることに関する。より詳細には、本発明は、所望のポリケチドの合
成のための構築において、モジュール間リンカーおよびモジュール内リンカーを
含むことに関する。
れる化合物のクラスである。ポリケチドは、多くの型の生物において生じ、これ
らの生物には、真菌および菌糸細菌、特に放線菌類が含まれる。ポリケチドは、
広範な種々の構造を有する生物学的に活性な分子であり、そしてこのクラスは、
多様な活性を有する多くの化合物を含む。テトラサイクリン、エリスロマイシン
、エポチロン(epothilone)、FK−506、FK−520、ナルボ
マイシン(narbomycin)、ピクロマイシン(picromycin)
、ラパマイシン、スピノシン(spinocyn)、およびタイロシン(tyl
osin)が、ポリケチドの例である。伝統的な化学方法論によりポリケチド化
合物を産生する困難性、および代表的には、野生型細胞におけるポリケチドの低
い産生を考えると、ポリケチド化合物を産生する改善された手段または代替の手
段を見出すことに考慮すべき興味が存在している。
ターゼ(PKS)酵素による単純なモノマーの反復性の縮合によって生成される
。例えば、デオキシエリスロノライド(deoxyerythronolide
)−Bシンターゼは、いくつかのメチルマロニル補酵素A(MeMalCoA)
伸長単位を用いるプライマーの鎖伸長を触媒して、エリスロマイシンコアを産生
する。
術は、天然においてまたは宿主(そうでなければ、ポリケチドを産生しない)の
いずれかにおいて生じるよりも高いレベルでそのPKSにより合成されるポリケ
チドを産生する、既知のPKS遺伝子クラスターを操作することを可能にする。
この技術はまた、既知のPKS遺伝子クラスターから産生されるポリケチドに構
造的に関連するがそれとは異なる分子を産生することを可能にする。例えば、P
CT公開番号WO93/13663;同第95/08548;同第96/409
68;同第97/02358;同第98/27203;および同第98/493
15;米国特許第4,874,748号;同第5,063,155号;同第5,
098,837号;同第5,149,639号;同第5,672,491号;同
第5,712,146号;同第5,830,750号;および同第5,843,
718号;ならびにFuら、1994、Biochemistry 33:93
21〜9326;McDanielら、1993、Science 262:1
546〜1550;ならびにRohr、1995、Angew.Chem.In
t.Ed.Engl.34(8):881〜888(これらの各々は、本明細書
中に参考として援用される)を参照のこと。
lock)間の、反復性の脱カルボキシル性クライゼン縮合を通じてポリケチド
の生合成を触媒する。複合体ポリケチドを形成するために使用されるビルディン
グブロックは、代表的には、アシルチオエステル(例えば、アセチル、ブチリル
、プロピオニル、マロニル、ヒドロキシマロニル、メチルマロニル、およびエチ
ルマロニルCoA)である。2つの主要な型のPKS酵素が既知であり;これら
は、それらの組成および合成されるポリケチドの合成の様式において異なる。こ
れらの2つの主要な型のPKS酵素は、通常、I型(すなわち「モジュラー」)
PKS酵素およびII型(すなわち「反復性」)PKS酵素といわれる。
群において、別々の触媒活性部位のセット(各々の活性部位は、「ドメイン」と
呼ばれ、そしてそれらのセットは、「モジュール」と呼ばれる)は、ポリケチド
合成経路における炭素鎖延長および修飾の各々のサイクルに存在する。代表的な
モジュラーPKSは、いくつかの大きなポリペプチドから構成され、これらは、
アミノ末端からカルボキシ末端まで、ローディングモジュール、複数の伸長モジ
ュール、および放出(またはチオエステラーゼ)ドメインに分離され得る。6−
デオキシエリスロノライドBシンターゼ(DEBS)として既知のPKS酵素は
、代表的なI型PKSである。DEBSでは、ローディングモジュール、6個の
伸長モジュール、およびチオエステラーゼ(TE)ドメインが存在する。DEB
Sのローディングモジュール、6個の伸長モジュール、およびTEは、3つの別
々のタンパク質(DEBS−1、DEBS−2、およびDEBS−3(1つのタ
ンパク質あたり2つの伸長モジュールを有する)と命名される)に存在する。各
々のDEBSポリペプチドは、別々のオープンリーディングフレーム(ORF)
すなわち遺伝子によってコードされ;これらの遺伝子は、eryAI、eryA
II、およびeryAIIIとして既知である。図1を参照のこと。モジュラー
PKSの遺伝的および化学的な再プログラミング(reprogramming
)において考慮すべき興味が存在する(例えば、Khosla、1997、Ch
em.Rev.97:2577〜2590、およびStauntonら、199
7、Chem.Rev.2611〜2629(これらの各々は、本明細書中で参
考として援用される)を参照のこと)。
れる第1のビルディングブロックを結合し、そして第1のビルディングブロック
を第1の伸長モジュールに転移することを担う。DEBSのローディングモジュ
ールは、アシルトランスフェラーゼ(AT)ドメインおよびアシルキャリアタン
パク質(ACP)ドメインからなる。ローディングモジュールの別の型は、不活
性化されたKS、ATおよびACPを利用する。この不活性化されたKSは、い
くつかの場合に、KSQ(ここでこの上付き文字は、アミノ酸であるグルタミン
についての略語であり、これは、ケトシンターゼ活性に必要とされる活性部位シ
ステインの代わりに存在する)と呼ばれる。他のPKS酵素(FK−520PK
Sを含む)では、このローディングモジュールは、珍しい開始単位を取り込み、
そしてCoAリガーゼ活性ドメインから構成される。いくつかの事象では、この
ローディングモジュールは、特定のアシルCoA(通常、アセチルまたはプロピ
オニルであるが、時折、ブチリルである)を認識し、そしてローディングモジュ
ールのACPにチオールエステルとしてそれを転移する。
型マロニル、すなわち、メチルマロニル、エチルマロニル、およびヒドロキシマ
ロニル)を認識し、そしてその伸長モジュールのACPへとそれを転移して、チ
オエステルを形成する。各々の伸長モジュールは、先行モジュールからの化合物
を受容し、ビルディングブロックを結合し、先行モジュールからの化合物にビル
ディングブロックを付着し、必要に応じて、1以上のさらなる機能を行い、そし
て得られた化合物を次のモジュールに転移することを担う。モジュールへの転移
は、残りの触媒ドメインの上流にあるKSドメインによって媒介される。さらな
る機能は、酵素(これは、縮合により生成されるカルボニル基をアルコールに還
元するケトレダクターゼ(KR)、そのアルコールを二重結合に変換するデヒド
ラーゼ(DH)、およびその二重結合を単結合に還元するエノイルレダクターゼ
(ER)を含む)によって実施される。これらの触媒ドメインは、直ちに隣接さ
れ、そして任意の結合配列によって分離されないようである。集合的に、これら
は、「β−カルボニル修飾」ドメインと呼ばれ得る。従って、特定のモジュール
は、これらの活性、KRのみ、またはKR+DH、あるいはKR+DH+ERの
いずれもを含み得ない。従って、特定のモジュールのN末端からのドメインの順
序は、KS、AT、β−カルボニル修飾ドメイン(存在するならば)、ACPで
ある。この順序(β−カルボニル修飾酵素のN→C)は、DH ER KRであ
る。
素を含み、この酵素は、AT触媒ドメインの下流で生長するポリケチド鎖のβ炭
素を修飾する。代表的な(非ローディング)最小のI型PKS伸長モジュールは
、DEBSの伸長モジュール3によって例示され、これは、KSドメイン、AT
ドメイン、およびACPドメインのみを含む。次の伸長モジュール(モジュール
4)は、3つ全てのβ−カルボニル修飾酵素を含む(β−カルボニル修飾酵素は
、先のモジュールによって付加された伸長単位に対してこのような修飾をもたら
す)。
ィングモジュールのアシル基は、第1の伸長モジュールのKSでチオールエステ
ルを形成(トランス−エステル化)するために転移され;この段階で、伸長モジ
ュール1は、マロニル(または置換型マロニル)ACPに隣接してアシルKSを
保有する。次いで、このローディングモジュール由来のアシル基は、マロニル基
のα炭素に共有結合的に付着され、炭素間結合を形成し(同時脱カルボキシル化
により駆動される)、そしてこのローディングビルディングブロックよりも2つ
の炭素が長い骨格を有する新たなアシルACPを生成する(延長または伸長)。
ドを切断し、そして代表的には、ポリケチドを環化する放出ドメインに遭遇する
。例えば、6−dEBの最終合成は、伸長モジュール6の末端に位置するTEド
メインによって調節される。6−dEBの合成では、TEドメインは、エステル
結合の形成によってマクロライド環の環化を触媒する。FK−506、FK−5
20、ラパマイシン、および同様のポリケチドでは、TE活性によって形成され
るエステル結合は、ピペコリン酸(pipecolate acid)残基の取
り込みによって形成される結合に置換される。ラパマイシン酵素についてこの取
り込みを触媒する酵素活性は、rapP遺伝子によってコードされるRapPと
して既知である。このポリケチドは、酵素を仕立てること(tailoring
)によってさらに修飾され得;これらの酵素は、ポリケチドのコア分子に対して
、糖質基またはメチル基を加えるか、あるいは他の修飾(すなわち、酸化または
還元)を作製する。例えば、6−dEBは、エリスロマイシンAの合成において
、C−6およびC−12でヒドロキシル化され、そしてC−3およびC−5でグ
リコシル化される。
リンカー(すなわち「足場(scaffold)」)をコードする領域によって
分離される。これらの足場領域は、適切な距離および正確な順序でドメインを間
隔を空けて配置するアミノ酸配列をコードする。従って、PKSタンパク質のリ
ンカー領域は、集合的に、種々のドメイン(従って、足場)が特定の順序および
特殊な配置で置かれる足場をコードするとみなされ得る。一般に、この組織は、
異なるかまたは同一の基質特異性のPKS触媒ドメインが、種々の利用可能な方
法論によってPKS酵素間で(通常、DNAレベルで)置換されること可能にす
る。従って、既知のポリケチドがより効果的に産生され得る結果を有する新たな
PKS酵素の設計において、考慮すべき可撓性が存在し、そして医薬品としてか
または他の目的のために有用な新規なポリケチドが、作製され得る。
される)は、足場をインタクトに維持するが、触媒ドメインを異なる触媒ドメイ
ンと置換することによって、PKSのモジュール内に含まれる酵素的活性を修飾
するためのアプローチを記載する。米国出願番号09/346,860(199
9年7月2日出願)および対応するPCT公開WO00/01838(これもま
た同日に出願され、そして本明細書中で参考として援用される)は、伸長単位に
対する特異性およびコントロール立体化学に対するKSドメインの変更を変更す
るように、ATドメインの超可変性領域を変更することによる代替方法を記載す
る。本発明は、モジュールを操作するアプローチを利用し、その結果、モジュー
ル全体の触媒性活性が適切な配列に置かれて、所望のポリケチドを構築する。こ
のアプローチを利用する能力は、生長するポリケチド鎖を組み込むためにモジュ
ールに適切な手段をもたらすことに依存し、この能力は、適切なリンカー領域が
含まれると仮定することを包含する。本出願が優先権を主張する仮出願の出願以
来、関連する論文は、Ranganathan,A.ら、Chem.& Bio
l.(1996)6:731〜741によって公開されている。この論文におい
て、ポリペプチド内結合は、対応する上流モジュールと異種モジュール中のKS
ドメインの下流の位置との間のキメラにおいて、ネイティブな下流モジュールの
KS領域を含むことにより、キメラモジュールに対して偶発的に供給される。あ
るいは、この下流モジュールは、このキメラ中の異種モジュール上流の残りに融
合される、ネイティブな上流モジュールのACP触媒ドメインを含む。
方法、および従って、I型ポリケチドシンターゼのモジュール全体を操作するこ
とによる所望のポリケチドに関する。本発明は、ケトシンターゼ(KS)に対し
て適切な「導入(lead in)」配列またはリンカー配列を有するモジュー
ルを提供することによって、このアプローチを可能にする。出願人らは、このモ
ジュールを許容して新生のポリケチド鎖を受容するために、モジュール間に適切
なリンカーが関連するKSの上流に必要とし、そして、分子間転移の場合におい
て、N末端領域およびC末端領域の適切な対は、適切な転移を保証することを発
見した。このリンカーの性質は、このモジュールが別のモジュールからの下流を
共有結合的に結合するか否か、またはこのモジュールがポリペプチドのN末端を
形成するか否かに依存して、変化する。
するための方法に関し、この方法は、モジュールが、異なるPKS由来のモジュ
ール由来の同じポリペプチドの下流にある場合に、適切なポリペプチド内リンカ
ー(RAL)を有し、そしてモジュールが、このモジュールがポリペプチドのN
末端モジュールであるPKS由来である場合に適切なポリペプチド間リンカー(
ERL)を有する、所望のポリペプチドシンターゼ中に含まれる各モジュールを
提供する工程を包含する。ポリペプチドのN末端でこのモジュールが上流モジュ
ールから新生のポリケチド鎖を受容することが意図される場合、ポリペプチド間
リンカーは、新生の鎖を提供するモジュールのC末端で適切なアミノ酸配列を含
むことを必要とする。
ル」とは、KS触媒ドメインのN末端からACPのC末端に、適切に伸長する機
能性部分をいう(すなわち、モジュールの部分とみなされる以外のリンカー部分
を除外する)。
分子間的または分子内的のいずれかの適切なリンカーを提供することによって保
証され得る。従って、ポリケチドシンターゼは、ポリケチド鎖が1つのモジュー
ルから次のモジュールへ正確な配列を通過することを保証するために適切なリン
カーを提供することによって、ならびにそれらを含むポリペプチドを直接的に提
供することによるかあるいはヌクレオチド配列を同時発現するかまたは宿主細胞
中にそれらをコードすることによるかのいずれかにより、これらのモジュールを
構築することによって、個々のモジュールから構築され得る。
物に関し、特に、適切なポリペプチド内リンカーおよびポリペプチド間リンカー
を含む単離されたDNAフラグメントに関する。本発明はまた、モジュールのラ
イブラリーから機能性ポリケチドシンターゼを構築するための方法、および再構
築されたポリケチドシンターゼに対する適切な基質を供給することにより調製さ
れるポリケチドに関する。従って、ポリケチドは、単離された酵素を使用するか
、またはこれらの酵素を含む生物にポリケチドを与えることのいずれかで「仕立
て(tailor)」られて、これらの酵素を、他の活性(例えば、ヒドロキシ
ル化およびグリコシル化のようなポリケチド修飾後によるモトライド(moto
lide))の抗感染剤(anti−infective)または化合物に変換
し得る。ケチドまたはケトライド(ketolide)あるいはこれらの修飾形
態はまた、化学合成方法を使用してさらに誘導体化され得る。
するI型PKSのモジュール間の適切なリンカーを供給するためのアミノ酸配列
の同定を利用する。モジュールが、このモジュールが存在するポリペプチドのN
末端にある場合(すなわち、このモジュールに対して上流に共有結合されたさら
なるモジュールは存在しない)、「ポリペプチド間リンカー(ERL)」は、K
S触媒ドメインの上流に置かれる。逆に、モジュールが、このモジュールの上流
にさらなるモジュールが存在するポリペプチド内に存在し、そして融合タンパク
質としてこのモジュールに共有結合される場合、この2つのモジュールは、「ポ
リペプチド内リンカー(RAL)」によって分離されるべきである。ポリペプチ
ドのN末端に存在するモジュールが、ポリケチドのための合成プロセスにおいて
下流にある場合(すなわち、同じモジュール上でない異なるモジュールから新生
のポリペプチド鎖を受容しなければならない)、同様に、順序正しい転移を保証
するために、新生のポリケチド鎖を提供するモジュールのC末端でポリペプチド
間リンカーの一部を供給することが必要であり得る。
DNAレベルのいずれかで議論される。同様に理解されるように、ポリケチドシ
ンターゼタンパク質中のアミノ酸の配列の操作は、組換え技術を使用して最も簡
便に行われる。従って、例えば、適切なリンカー配列は、適切な遺伝子を修飾し
、そして適切な宿主中でその遺伝子を発現することによって、既存のモジュール
の配列に対して導入または修飾され得る。リンカーの内部変化もまた、この様式
において間G弁に行われる。さらに、「改変体」を得るためのアミノ酸配列の修
飾は、遺伝子を変異することによってもたらされる。参照ポリケチドシンターゼ
は、タンパク質レベルおよび核酸レベルの両方で存在すると理解されるべきであ
り、そして議論されている形態は、その状況から明らかであるべきである。
酵素を使用することによって細胞外的にもたらされ得るか、または細胞内的にそ
の酵素を産生することによってもたらされ得るかのいずれかであり得る。「適切
な基質」は、カルボン酸のチオエステルであるか、または部分的に合成されたポ
リケチド(例えば、ジケチド)のいずれかであるPKSおよび「スターター(s
tarter)」単位中の種々のモジュールによって認識される、それらのチオ
エステル形態中の伸長単位を意味する。例えば、PCT公開PCT/US96/
11317に記載されるように、モジュール1のケトシンターゼドメインは、共
有結合的に不活性化され、従って、モジュール2によってジケチドの有用性をよ
り効率的にする。
の組換えDNA操作によって供給され得る。本発明のPKS中のリンカーは、そ
れらの天然の環境から「単離される」。「単離される(単離された)」は、本明
細書中で使用される場合、その参照物が、通常会合されない部分と会合して結合
されるか、または天然に見出されない環境において結合されることが見出される
ことを、単に意味する。ヌクレオチド配列の場合には、通常結合されないさらな
る配列、またはペプチドの場合には、通常結合されないさらなるアミノ酸配列が
、結合されてもよいし、あるいは、通常会合されるさらなる部分から単に脱着さ
れてもよい。
20アミノ酸を含み、そして代表的に、配列のほぼ中央にプロリン残基を含む。
一方、N末端上流ポリペプチド間リンカーは、長さでほぼ2倍であり、そしてそ
の分子の上流半分の位置で、保存された酸性アミノ酸残基および塩基性アミノ酸
残基を含むようである。従って、代表的なN末端上流ポリペプチド間リンカー(
ERL)は、最初の3〜10残基内に酸性アミノ酸、続いて8〜10残基後ろに
塩基性アミノ酸、次いで、さらに2〜5アミノ酸残基後ろにさらなる酸性アミノ
酸を、含む。さらなる酸性残基および塩基性残基はまた、これらのリンカー中に
存在し得る。
下に記載されるように使用され得るか、あるいは、一般にネイティブI型PKS
由来の対応するアミノ酸配列が、使用され得る。天然に存在する配列に加えて、
「改変体」が、使用され得る。これらの改変体は、重要でない方法(リンカーが
該当のモジュールに対して新生のポリケチド鎖を「与える(feed)」能力に
影響を及ぼさない)でリンカーのアミノ酸配列を変更することによって得られる
。代表的に、このような「改変体」は、アミノ酸の置換、欠失または挿入によっ
て、ネイティブ配列から得られる;好ましくは、この置換は、「保存的」置換(
すなわち、酸性アミノ酸の異なる酸性アミノ酸への置換、塩基性アミノ酸の異な
る塩基性アミノ酸への置換など)である。好ましくは、改変体は、せいぜい3つ
、好ましくは、たった2つ、そしてより好ましくは、たった1つののアミノ酸の
変更を含む。
な転移の配列は、ドナー(donating)モジュールの適切なC末端アミノ
酸配列を、アクセプター(accepting)モジュールのポリペプチド間リ
ンカーの適切なN末端アミノ酸配列と適合することによって確実にされる。これ
は、例えば、それらが、ネイティブPKSにおいて存在するような対を選択する
ことによって、容易に行われ得る。例えば、2つの任意に選択されたモジュール
は、DEBSのモジュール4のC末端部分およびDEBSのモジュール5につい
てのリンカー配列のN末端の部分を使用して結合され得る。
N−ERL)、ポリペプチド間リンカーのC末端下流部分(C−ERL)、また
はいずれかの末端でポリペプチド内リンカー(RAL)との、所望のポリケチド
の合成のために、PKSにおいて使用されるモジュールに供給する工程を包含す
る。上述のように、モジュールがポリペプチドのN末端部分にある場合、N末端
上流ポリペプチド間リンカーは、そのN末端で付加されるべきである。モジュー
ルが、そのモジュールから上流に融合されるさらなるモジュールが存在するポリ
ペプチド中に存在する場合、2つのモジュールは、ポリペプチド内リンカーによ
って分離されるべきである。
ために適切な所望のモジュールを提供するために維持され得る。適切な配列のポ
リケチド鎖の生長を確実にする1つの方法は、共有結合的にモジュールを結合す
ることであり、その結果、第1のモジュールを除く全てが、上流ポリペプチド内
リンカーを含む。あるいは、および好ましくは、別々のポリペプチド分子上に非
共有結合的に会合した機能性モジュール間の適切な連絡は、新生ポリケチド鎖に
寄与するモジュールに会合するポリペプチド間リンカーのC末端下流部分と、こ
の新生ポリケチドを受け入れかつ伸長するモジュールの上流に配置されるポリペ
プチド間リンカーのN末端上流部分との間の適切な適合を提供することによって
、達成され得る。従って、生長するポリケチド鎖がモジュールAからモジュール
Bに(これらのモジュールは、共有結合されていない)渡すことを確実にするた
めに適切なリンカーは、例えば、エリスロマイシン由来のモジュール4のC末端
足場部分をモジュールAに結合し、そしてエリスロマイシンPKSのモジュール
5由来のN末端ポリペプチド間リンカー(足場)部分をモジュールBのKSのN
末端に結合する。
PKS(例えば、エリスロマイシンPKS)の既存のリンカー領域を利用するこ
とであり、そして、例えば、ライブラリー由来のモジュールを単に「接続する(
plug in)」ことである。
いて使用される全ての代替の伸長単位を組み込むモジュールを含む、天然に存在
するPKS由来のモジュールのライブラリーは、大きくない。天然に組み込まれ
る伸長単位としては、マロニル−CoA、メチルマロニル−CoA、エチルマロ
ニル−CoA、およびヒドロキシマロニル−CoAが挙げられる。これらの各々
の組込みのために適切なネイティブ分子は、容易に見出され得る。メチルマロニ
ル−CoA伸長単位は、例えば、エリスロマイシンPKSのモジュールによって
組み込まれる。ピクロマイシンPKSの特定のモジュールは、マロニル−CoA
を組み込み、一方、エポチロンPKSのモジュールは、エチルマロニル−CoA
またはヒドロキシマロニル−CoAを組み込む。特定の伸長特異性と特定のβ−
カルボニル修飾活性とを結び付けることが望ましい程度に、β−カルボニル修飾
活性の十分な範囲を含むモジュールが、天然に存在し、これは、触媒ドメインそ
れ自体を、上記で再び言及されるPCT公開WO98/49315に記載される
ように変更することによって達成され得る。従って、全てのβ−カルボニル修飾
の選択との、伸長単位の選択の完全な組合せは、総じて4×4、すなわち、16
モジュールのみである。KS単位がモジュールの立体選択性を決定するので、モ
ジュールライブラリーにおいてKSドメインを調整することによって前駆体の種
々の立体異性体形態について、適応がなされ得る。これは、必要なモジュールの
総数をたった32まで拡大する。任意の数のモジュールは、特定のPKS構築物
に含まれ得、従ってまた、ポリケチド鎖の長さおよびマクロライド産物のサイズ
を決定する。当然のことながら、このマクロライド産物は、所望であれば、既知
の仕立て酵素(tailoring enzyme)(これは、天然に存在する
マクロライドをヒドロキシル化形態および/またはグリコシル化形態などに変換
する)によって修飾され得る。当該分野で十分に理解されるように、このような
修飾は、種々の方法において(化学的修飾によって、適切な酵素を用いるインビ
トロ処理によって、または適切な仕立て酵素を含む宿主生物にこのポリケチドを
与えることによって)達成され得る。
してポリペプチド内リンカーまたはポリペプチド間リンカーの適切な上流に提供
される。適切なリンカーは、図3に示されるリンカー(任意のI型PKS由来の
対応する配列)からなる群より選択され得るか、または天然に保存的であるこれ
らの示された配列の改変体を含み得、そしてリンカーが新生のポリペプチド鎖の
効率的な取り込みを可能にする能力を妨げない。リンカーは、ライブラリー中の
モジュールに対して標準的な組換え技術によって付加され得るか、またはこのラ
イブラリーは、各モジュールがポリペプチド内リンカーもしくはポリペプチド間
リンカーのいずれかを含むようにさらに操作されたモジュールの集合から構成さ
れ得る。例えば、ポリペプチド内リンカーを有する各型の伸長モジュール(通常
そのリンカーと会合されるリンカーを保持する可能性を含む)を提供することが
、望ましくあり得る。リンカーが、モジュールのN末端に置かれる場合、そのモ
ジュールは、単一のポリペプチド中のさらなるモジュールの下流の共有結合に適
切である。ポリペプチド内リンカーがC末端にある場合、モジュールは、通常さ
らなるモジュールの上流に置かれ、そして共有結合される。いずれの場合におい
ても、モジュールは、最終的に構築されるべきPKS中に置かれる場所に依存し
て、N末端もしくはC末端のいずれかでポリペプチド内リンカー(RAL)とと
もに任意に提供され得るか、あるいは、PKS中のポリペプチドのN末端に置か
れる場合にポリペプチド間リンカーのN末端上流部分(N−REL)とともにか
、またはポリペプチドのC末端に置かれる場合にポリペプチド間リンカーのC末
端部分(C−ERL)とともに提供され得、そして新生のポリケチド鎖を続くモ
ジュールに転移することを、意図する。
ターゼへと構築される。上述のように、PKSの構築は、モジュールの活性部分
を既存のリンカーアレイに接続することに基づき得る。この構築物は、モジュー
ルを含むペプチドを単に混合することによって実施され得るか、または宿主細胞
中の発現構築物から組換え的に産生され得る。細胞は、PKSに適切な基質を提
供し得るか、あるいはこの基質は、ポリペプチドを含む反応混合物にかまたはポ
リペプチドが生成される細胞に提供されることが必要であり得る。宿主の選択に
依存して、提供は、これらの基質を提供するためになされることが必要であり得
る。
所望の伸長単位から、そして所望のβ−カルボニル修飾を有する、ポリケチド産
物を構築し得、ポリペプチド中のモジュールの位置に従ってリンカーを選択し、
そしてモジュールの数が、所望されるように変更され得る。
物を達成するために伸長単位とともにスターター単位を組み込むためのローディ
ングドメインを含むモジュールを含むことによって、インサイチュで形成される
ジケチドチオエステルであるか、あるいは、このジケチドは、PKSに対する基
質として独立して合成され、そして使用され得る。合成されたジケチドは、チオ
エステル(例えば、N−アシルシステアミンチオエステル)として供給され得る
。これらのチオエステルのための調製方法は、上記に参照される米国出願番号0
9/346,860(1999年7月2日出願)および対応するPCT出願、な
らびに米国出願番号(代理人事件番号30062−20032.00)(200
0年1月27日出願)に記載される。
的なクロストーク(cross−talk)をもたらすことを可能にして、所望
のマクロライドの産生を確実にする。このような技術は、例えば、エリスロマイ
シン遺伝子クラスターのモジュール2の代わりにチロシン遺伝子クラスターのモ
ジュール2を用いて、または(そのチオエステル配列とともに)エリスロマイシ
ンモジュール6の代わりにナルボマイシン(narbomysin)の対応する
モジュール6を用いて、例えば、マクロライド抗感染剤の構造を変更するために
、使用され得る。
ル1〜3の間に、タイロシンのモジュール2〜3、スピラマイシンまたはニダマ
イシン(niddamysin)のモジュール2〜3を融合することによってか
、あるいはエリスロマイシンの産生のためにシンターゼに他のI型PKSクラス
ターから任意に選択されたモジュールを付加することによって、16員環のマク
ロライドになるように伸長され得る。あるいは、エリスロマイシンのモジュール
1〜2は、欠失され得るか、あるいはタイロシン、スピラマイシンまたはニダマ
イシンのモジュール1〜3によって置換され得る。
レダクターゼ触媒活性を有する場合、エリスロマイシンPKSの第2のモジュー
ルの代わりにタイロシンPKS由来のモジュール5を用いることによって、PK
Sエリスロマイシンまたはその前駆体に導入され得る。これは、10位において
エチル基で置換されたエリスロマイシンを生じる。あるいは、エリスロマイシン
のモジュール5は、5−デスメチル−4−OHエリスロマイシンを得るために、
スピラマイシンのモジュール6によって置換され得る。
りにFK−506のモジュール2〜6を用いることによってか、またはラパマイ
シンのモジュール2〜11の代わりにFK−506のモジュール2〜7を用いる
ことによってか、またはラパマイシンのモジュール2〜12の代わりにFK−5
06のモジュール2〜8を用いることによってか、またはラパマイシンのモジュ
ール11〜14の代わりにFK−506のモジュール7〜10を用いることによ
って、得られる。上記の任意の組合せまたはサブセットもまた、利用され得る。
FK−520の改善された形態は、類似の様式で作製され得る。ラパマイシンの
代替の形態は、ラパマイシンのモジュール1の代わりにFK−506/520の
モジュール1で置換することによって合成される。
はインビボのいずれかで適切な基質を供給することによって得られるポリケチド
は、所望される場合、所望の産物を得るためにヒドロキシル化、グリコシル化な
どによって、さらに修飾され得る。さらに、化学合成操作もまた、利用され得る
。
CT出願PCT/US99/22886またはPCT/US99/24483)
によって調製され得る。しかし、上記の手順(これは、モジュール全体を操作す
る)は、より良好な収率またはより簡便な合成を生じ得る。
ない。
にモジュール2、3、5および6について調製した。TEドメインをモジュール
に融合して、終結を容易にする。(M3+TE)遺伝子を、DEBS−2遺伝子
の始めで操作されたNheI部位を有する、トリモジュラー(tri−modu
lar)構築物pKAO318(McDaniel,R.ら、Chem.Bio
l.(1997)4:667)から調製した。ACP3の末端でのTE遺伝子の
融合を、Cortes,J.ら、Science(1995)268:1487
;Kao,C.M.ら、J.Am.Chem.Soc.(1995)117:9
105およびKao,C.M.ら、J.Am.CHem.Soc.(1996)
118:9184(集合的に、「Cortes−Kaoの文書」)として以下に
引用される)において、pCK13の構築に関して記載した。NheI−Eco
RIフラグメントを、pET 21c(Novagen)中にクローニングして
、pRSG34を構築した。このEcoRI部位を使用して、TEドメインの停
止コドンを欠失させ、その結果、タンパク質を、カルボキシ末端に(His)6
をタグ化した融合タンパク質として過剰産生し得た。
enら、Biochem(19__)37:4928)と、pCK15由来のE
coRI部位(Cortes−Kaoの文書)とを組み合わせることによって構
築した。Nde−EcoRIフラグメントを、pET21c中にクローニングし
て、発現プラスミドpRSG46を得た。(M2+TE)および(M6+TE)
についての発現構築物を、対応するKS(7570位(5’−GCTAGCGA
GCCGATC−3’)で、および28710位(5’−GCTAGCGACC
CGATC−3’)で)の直ぐ上流の操作したNhe部位を使用して同様に構築
した。
(phosphopantetheinyl)トランスフェラーゼについての発
現系とともに、E.coli BL21(DE3)中で発現させ、その同時発現
は、Lambalot,R.H.ら、Chem.Biol.(1996)3:9
23によって記載される。sfp遺伝子の構築について、pUC8−sfp(N
akanoら、Mal.Gen.Genet.(19__)232:313)由
来のNdeI−HindIIIフラグメントを、カナマイシン耐性遺伝子を有す
るpET28中にクローニングして、得られるプラスミドpRSG56を得た。
次いで、得られたタンパク質を、以下の実施例に記載される反応混合物において
使用するために単離した。
ノシドを用いて誘導し、そして細胞を、遠心分離によって10時間後に収集し、
そして破壊緩衝液(200mMリン酸ナトリウム(pH7.2)、200mM塩
化ナトリウム、2.5mMジチオトレイトール、2.5mMエチレンジアミン四
酢酸ナトリウム(EDTA)、1.5mMベンズアミジン、2mg/Lペプスタ
チンおよびロイペプチンならびに30v/vグリセロール)中に再懸濁した。細
胞を、フレンチプレスを通過させることによって溶解し、そしてその溶解産物を
、遠心分離後に収集した。核酸を、ポリエチレンイミン(0.15%)を用いて
沈殿させ、そして遠心分離によって除去した。その上清を、硫酸アンモニウムを
用いて50%(w/v)飽和させ、そして一晩沈殿させた。遠心分離後、タンパ
ク質を含有するペレットを、緩衝液A(100mMリン酸ナトリウム(pH7.
2)、2.5mM DTT、2mM EDTAおよび20%グリセロール(v/
v))中に再溶解し、そして−80℃で保存した。クロマトグラフィーのために
、この緩衝液を、ゲル濾過PD10(Pharmacia)カラムを使用して、
緩衝液A+1M硫酸アンモニウムに交換した。得られたサンプルを、Butyl
Sepharose(Pharmacia)カラムにロードした。DEBSタ
ンパク質を含む画分をプールし、そして陰イオン交換カラム(Resource
Q;6mL、Pharmacia)に適用した。精製したタンパク質画分をプ
ールし、そしてAmicon centriprep30を使用して濃縮した。
代表的な精製したタンパク質の収率は、約3〜4mg/L培養物である。90%
より多いタンパク質が、sfpホスホパンテテイニルトランスフェラーゼの過剰
発現の結果として、インビボにおいてホスホパンテテイニル化された。このタン
パク質を、(His)6タグ化タンパク質として発現したが、それらは、実験条
件下でNi−カラムに結合しなかった。このタンパク質がNi−アガロースカラ
ムに結合できないことが立体効果に起因するか否か、または(His)6ペプチ
ドが精製の間に失われるかどうかは、明確ではない。
領域の同定) 2S,3R−2−メチル−3−ヒドロキシペンタン酸のシステアミンチオエス
テル(図2中、化合物2)を変換する能力について試験された、無細胞系は、1
00μlの反応中に、0.5〜10mM濃度のチオエステル、2.5mM 14C
−標識化メチルマロニルCoAおよび実施例1において調製した100pモルの
精製したタンパク質からなった。いくつかの場合において、1mMのNADPH
を添加した;これを、(M2+TE)タンパク質、(M5+TE)タンパク質お
よび(M6+TE)タンパク質を含むアッセイ混合物中で行った。このタンパク
質は、各々の場合において、モジュール6のチオエステラーゼ(TE)末端領域
に融合したDEBS PKSの単一モジュールであった。
マトグラフィー(TLC)によって分離して、30分後にトリケチドケトラクト
ン3およびトリケチドラクトン4(図2において両方とも示される)の形成を見
分けた。結果を、表1において最初の4つの項目として示す。
5+TE)(それらのそれぞれのポリペプチドの上流部分に存在するモジュール
)から形成されたが、(M2+TE)または(M6+TE)(それらのポリペプ
チドのC末端部分に存在するモジュール)からトリケチドは形成されなかった。
これらの後者は、予想外であった。なぜなら、このジケチドは、完全なポリペプ
チドDEBS−1の一部として供給される場合に、モジュール2によって組み込
まれ得るからである。ACPドメインをモジュール2およびモジュール6におい
てパンテテイニル化したこと、および(M2+TE)について、KSドメインを
放射標識化ジケチドを用いてアシル化し得なかったことが、確認された。
のアミノ酸上流をコードする配列を欠失させること、ならびにポリペプチド間リ
ンカーのN末端部分(N−ERL)を含む(M5+TE)由来の最初の39アミ
ノ酸を置換することにより、修飾した。関連する構築物を、pRSG46中のB
saBI−EcoRIフラグメントをpCK4由来の対応するフラグメントに置
換することにより調製して、プラスミドpRSG64中に(N−ERL−M2+
TE)を得たか、またはBsaBI−EcoRIフラグメントをpJPJ10由
来の対応するフラグメントに置換することにより調製して、プラスミドpRSG
54中に(N−ERL−M6+TE)を得た。これらの構築物は、モジュール5
由来の上流の39アミノ酸を含むモジュールを生じる。この構築物を、E.co
li中で発現させ、そしてタンパク質を、調製Aにおいて記載されるように得た
。これらのタンパク質は、表1の項目5および6に示されるように、実施例1の
無細胞系においてジケチドからトリケチド産物を産生し得た。
定数kcatおよびKMについて評価した。これらの結果を、表2に示す。表2に示
されるように、この結果は、モジュール3からの結果が他のモジュールと比較し
た場合に、kcatにおいて数倍の減少を示すことを除いて、全ての構築物につい
てまったく同様である。このことは、明らかに、(N−ERL−M6+TE)の
反応混合物からのNADPH(このようなモジュールの活性のために必要である
)の除去もまた低いKcatを生じるという事実によって確認されるように、モジ
ュール3におけるβ−カルボニル修飾酵素の非存在に起因する。
るN末端上流配列の存在は、モジュールが、生長するポリケチド鎖をこの位置に
組み込むことを可能にするために必須であることが、明らかである。
) それぞれ、モジュール3およびモジュール6を含むBsaBI−EcoRIフ
ラグメントを、M1とM2との間にネイティブに存在するポリペプチド内リンカ
ー(RAL)を含むM1モジュールの後ろに、それぞれクローニングした。次い
で、得られたM1−RAL−M3+TE遺伝子およびM1−RAL−M6+TE
遺伝子を、PacI−EcoRIフラグメントとして切り出し、そしてpCK1
2中に挿入して、それぞれ、プラスミドpST97およびプラスミドpST96
を得た。対応するタンパク質を、S.coelicolor CH999中に形
質転換することによって産生した。得られたS.coelicolorの株は、
表1の項目7および8によって示されるように、ジケチドチオエステルをトリケ
チド中に組み込み得た(産生したトリケチドは、図2中のケトラクトン3である
)。
ンPKS由来の対応するM1−M2ポリペプチドのポリペプチド内リンカーを含
む)が、リファマイシンPKS(rif)の第5のモジュールに融合される構築
物を、rif ACP5(5’−CGCGAC−3’)の28024位の天然配
列と、SpeI認識配列5’−ACTAGT−3’とを置換することによって構
築した。rifM5を含むBsaBI−SpeIフラグメントを切り出し、そし
てpCK12中の対応するeryM1−RAL−フラグメントと置換して、プラ
スミドpST110を得た。このプラスミド(eryM1−RAL−rif−M
5+TEを含む)を、S.coelicolor CH999中に形質転換し、
そして得られた株は、表1の項目9に示されるように、ジケチドを、トリケチド
ラクトンに組込み得た。その量は、DEBS−1+TEを用いて形質転換したこ
の株において産生される量に匹敵する。
の下流のカルボキシ末端において足場配列の始めに操作されたSpeI部位を有
する、pCK7の誘導体(Kao,C.M.ら、Sceince(1994)2
65:509)中に挿入した。得られたpST113構築物は、なお、ery分
子1とery分子2との間の天然のポリペプチド内リンカーを介してrif M
5に結合されるery M1を含み、そしてまたここで、ery M2由来のE
RLの下流のC末端部分に共有結合されるrif M5を含む。従って、pST
113によって生成されるポリペプチドと、DEBS−2を生成する構築物によ
って生成されるタンパク質との間の完全ERLは、ery PKS中のネイティ
ブERLに対応する。すなわち、rif M5は、ery分子2とery分子3
との間の天然のポリペプチド間リンカーを介してery M3に会合する。DE
BS−2およびDEBS−3を産生する構築物を伴うpST113のS.coe
licolorへの同時形質転換は、表1の項目10によって示されるように、
6−dEBの産生を生じる。
イシンPKSの図である。示されるように、PKSは、3つの遺伝子(一般に、
eryAI、eryAIIおよびeryAIIIと呼ばれる)によってコードさ
れる、3つのタンパク質(DEBS−1、DEBS−2およびDEBS−3)か
ら構成される。
よって産生されるトリケチドに対応するトリケチドへの変換を示す。
チド間リンカーのN末端部分の構造を示す。
Claims (22)
- 【請求項1】 個々のモジュールから所望のポリケチドシンターゼを調製す
る方法であって、該方法は、以下: 該PKSのモジュールから該PKSの次のモジュールへの新生ポリケチド鎖の
転移を促進するために、ポリペプチド内リンカー(RAL)を含む連続的に共有
結合するモジュール、およびポリペプチド間リンカー(ERL)を含む連続的に
非共有結合するモジュールを提供する工程;ならびに 該モジュールを構築する工程、 を包含する、方法。 - 【請求項2】 前記構築する工程が、反応混合物中に前記モジュールを含む
ポリペプチドをインキュベートすることによってである、請求項1に記載の方法
。 - 【請求項3】 前記構築する工程が、前記モジュールをコードする構築物を
宿主細胞中に発現させることによってである、請求項1に記載の方法。 - 【請求項4】 前記所望のポリケチドシンターゼ中の前記モジュールのうち
の少なくともいくつかが、I型PKSモジュールのライブラリーに由来し、そし
て該ポリケチドシンターゼ中の少なくとも1つのモジュールが、残りのモジュー
ルに対して異種である、請求項1に記載の方法。 - 【請求項5】 各RALが、図3に示されるアミノ酸配列またはその改変体
からなる群より選択されるアミノ酸配列を有し、そして各ERLのN末端部分が
、図3に示されるアミノ酸配列またはその改変体を有する、請求項1に記載の方
法。 - 【請求項6】 請求項4に記載の方法によって調製される、ポリケチドシン
ターゼ。 - 【請求項7】 請求項6に記載のポリケチドシンターゼであって、エリスロ
マイシンモジュール1および3〜6、ならびにタイロシンモジュール2を含み、
そして前記ポリケチド鎖が、eryモジュール1からtylモジュール2に、次
いでeryモジュール3〜6に転移される、ポリケチドシンターゼ。 - 【請求項8】 請求項6に記載のポリケチドシンターゼであって、エリスロ
マイシンモジュール1〜5およびナルボマイシンモジュール6を含み、前記ポリ
ケチド鎖がeryモジュール1〜5からnarモジュール6に渡される、ポリケ
チドシンターゼ。 - 【請求項9】 請求項6に記載のポリケチドシンターゼであって、エリスロ
マイシンのモジュール1および3〜6、ならびにタイロシン、スピラマイシンま
たはニダマイシンのモジュール2〜3を含み、前記ポリケチド鎖が、eryモジ
ュール1からタイロシン、スピラマシインまたはニダマイシンのモジュール2〜
3に、次いでeryモジュール3〜6に渡される、ポリケチドシンターゼ。 - 【請求項10】 請求項6に記載のポリケチドシンターゼであって、タイロ
シン、スピラマイシンまたはニダマイシンのモジュール1〜3、およびエリスロ
マシンのモジュール3〜6を含み、そして前記ポリケチド鎖が、該タイロシン、
該スピラマシインまたは該ニダマイシンのモジュール1〜3からeryモジュー
ル3〜6に渡される、ポリケチドシンターゼ。 - 【請求項11】 請求項6に記載のポリケチドシンターゼであって、タイロ
シン、スピラマイシンまたはニダマイシンのモジュール、ならびにエリスロマシ
ンのモジュール1〜2および3〜6を含み、前記ポリケチド鎖が、eryモジュ
ール1〜2から該タイロシン、該スピラマシインまたは該ニダマイシンのモジュ
ールに、次いでeryモジュール3〜6に渡される、ポリケチドシンターゼ。 - 【請求項12】 請求項6に記載のポリケチドシンターゼであって、エリス
ロマシンのモジュール1および3〜6、ならびにエノイルレダクターゼ触媒活性
を不活性化された、タイロシン、スピラマイシンまたはニダマイシンのモジュー
ル5を含み、前記ポリケチド鎖が、eryモジュール1からタイロシン、スピラ
マシインまたはニダマイシンのモジュール5に、次いでeryモジュール3〜6
に渡される、ポリケチドシンターゼ。 - 【請求項13】 請求項6に記載のポリケチドシンターゼであって、エリス
ロマシンのモジュール1〜4および6、ならびにスピラマイシンまたはニダマイ
シンのモジュール6を含み、前記ポリケチド鎖が、eryモジュール1〜4から
スピラマシインまたはニダマイシンのモジュール6に、次いでeryモジュール
6に渡される、ポリケチドシンターゼ。 - 【請求項14】 請求項6に記載のポリケチドシンターゼであって、FK−
506/520のモジュール1およびラパマイシンのモジュール2〜14を含み
、前記ポリケチド鎖が、FK−506/520のモジュール1から次いでラパマ
シンのモジュール2〜14に渡される、ポリケチドシンターゼ。 - 【請求項15】 請求項6に記載のポリケチドシンターゼであって、ラパマ
イシンのモジュール1および11〜14、ならびにFK−506/520のモジ
ュール2〜6を含み、前記ポリケチド鎖が、ラパマシインのモジュール1からF
K−506/520のモジュール2〜6に、次いでラパマイシンのモジュール1
1〜14に渡される、ポリケチドシンターゼ。 - 【請求項16】 請求項6に記載のポリケチドシンターゼであって、ラパマ
イシンのモジュール1、FK−506/520のモジュール2〜7、およびラパ
マイシンのモジュール12〜14を含み、前記ポリケチド鎖が、ラパマシインの
モジュール1からFK−506/520のモジュール2〜7に、次いでラパマイ
シンのモジュール12〜14に渡される、ポリケチドシンターゼ。 - 【請求項17】 請求項6に記載のポリケチドシンターゼであって、ラパマ
イシンのモジュール1、FK−506/520のモジュール2〜8、およびラパ
マイシンのモジュール13〜14を含み、前記ポリケチド鎖が、ラパマシインの
モジュール1からFK−506/520のモジュール2〜8に、次いでラパマイ
シンのモジュール13〜14に渡される、ポリケチドシンターゼ。 - 【請求項18】 請求項6に記載のポリケチドシンターゼであって、ラパマ
イシンのモジュール1〜10、およびFK−506/520のモジュール7〜1
0を含み、前記ポリケチド鎖が、ラパマシインのモジュール1〜10からFK−
506/520のモジュール7〜10に渡される、ポリケチドシンターゼ。 - 【請求項19】 所望のポリケチドを調製する方法であって、該方法は、必
要とされる基質と、請求項6に記載のポリケチドシンターゼとをインキュベート
する工程を包含する、方法。 - 【請求項20】 前記基質が、必要とされる伸長ユニットの1つのジケチド
チオエステルおよび複数のジケチドチオエステルを含む、請求項19に記載の方
法。 - 【請求項21】 前記伸長ユニットがマロニルチオエステル、メチルマロニ
ルチオエステル、エチルマロニルチオエステルまたはヒドロキシマロニルチオエ
ステルである、請求項20に記載の方法。 - 【請求項22】 請求項19の方法を包含する方法によって合成される、ポ
リケチドまたはポリケチド誘導体。
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