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JP2002535920A - 同報メッセージの符号化方法およびシステム - Google Patents

同報メッセージの符号化方法およびシステム

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Publication number
JP2002535920A
JP2002535920A JP2000595451A JP2000595451A JP2002535920A JP 2002535920 A JP2002535920 A JP 2002535920A JP 2000595451 A JP2000595451 A JP 2000595451A JP 2000595451 A JP2000595451 A JP 2000595451A JP 2002535920 A JP2002535920 A JP 2002535920A
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JP
Japan
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error
message
decoding
indication
bcch
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP2000595451A
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English (en)
Inventor
ライス、アレックス、クリスター
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ericsson Inc
Original Assignee
Ericsson Inc
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Publication date
Application filed by Ericsson Inc filed Critical Ericsson Inc
Publication of JP2002535920A publication Critical patent/JP2002535920A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)
  • Error Detection And Correction (AREA)
  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Abstract

(57)【要約】 メッセージをエラー訂正符号化してエラー訂正符号化メッセージブロックを作り出し、エラー訂正符号化メッセージブロックをフレームへ分割しフレームをエラー訂正符号化してエラー訂正符号化フレームを作り出すことによりメッセージがワイヤレスでワイヤレス端末へ同報される。エラー訂正符号化フレームはワイヤレス端末へワイヤレスで同報される。ワイヤレス端末において、フレームが受信されエラー訂正復号されてエラー訂正復号フレームを作り出す。エラー訂正復号フレームは結合されてメッセージブロックとなり、メッセージブロックはエラー訂正復号されてメッセージを作り出す。メッセージのフレームをエラー訂正符号化する他に全体メッセージをエラー訂正符号化することにより、伝送におけるフェージングその他の問題にもかかわらずロングメッセージを容易に同報し受信することができる。したがって、ショートメッセージ用に設計されている同報チャネルをロングメッセージの信頼できる伝送にも使用することができる。本発明は、例えば、ショートメッセージサービス同報制御チャネル(S−BCCH)論理チャネルを有するデジタル制御チャネル(DCCH)を含むTDMAシステムに応用することができる。エラー訂正符号化フレームはS−BCCH論理チャネル内に配置される。次に、S−BCCH論理チャネルは複数のTDMAタイムスロット内で無線電話機へワイヤレスで同報される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本発明は無線通信方法およびシステムに関し、特に無線電話機等のワイヤレス
端末へメッセージをワイヤレスで同報する方法およびシステムに関する。
【0002】 (背景技術) 商業無線通信が音声および/もしくはデータ通信用に広く使用されている。特
に、ページャおよびセルラー電話機は比較的一般に行き渡ってきている。これら
2つの異なるタイプの通信装置、およびサポートシステム、は異なる根源的目的
から発展してきている。特に、ページャは従来一人以上のエンドユーザに一方向
の限定された情報を提供し、セルラー電話機は従来2方向音声通信サービスを提
供している。
【0003】 時間および技術が進むにつれ、これら2つの異なるタイプの無線通信装置間の
従来の根源的な境界線があいまいになってきている。ページャは従来セルラー電
話機により提供されるいくつかの機能を取得するようになってきており、逆も同
様である。例えば、ページャユーザがページングシステムへメッセージを送信す
ることができる2方向ページャが開発されてきており、このメッセージは次に他
のパーティへ転送することができる。同様に、セルラー電話機はそのディスプレ
イ上に出力することができる短い(例えば、160アルファニューメリック文字
程度の)テキストメッセージを送受信する能力を取得している。
【0004】 無線通信装置のこの進展により多くの新しい情報サービスが開発され市場へ出
回るようになってきている。例えば、ディスプレイ付きページャを有する多数の
加入者に、株式相場情報サービス等の、情報サービスを同報するページングシス
テムが実現されてきている。これらのページャは多数の株式や、オプション、先
物取引、等の他の金融手段に関連する情報をエアインターフェイスを介して周期
的に受信し、ユーザがポートフォリオの業績を追跡できるようにこれらの手段の
現在価格をディスプレイする。
【0005】 セルラー電話機のユーザはセルラー網内で情報サービスサポートを提供する同
様なサービスの提供に関心を持つであろう。しかしながら、セルラーシステムは
ページングシステムとは異なり、従来(1)セルラーアプリケーションに対する
FCC等のさまざまな支配機関により割り当てられるスペクトルの制約による制
限された帯域幅、および(2)大概の制限された帯域幅はセルラー電話機とシス
テム間の音声接続等のポイントツーポイント接続に対して確保してなければなら
ず、システムからシステム内で作動するセルラー電話機への同報(ポイントツー
マルチポイント)送信には比較的小部分しか確保されないという観念のパラダイ
ムに基づいて設計されてきている。特に、セルラーシステムのこの後者の特徴に
より、システム設計者は一般的に利用可能な同報チャネルで送信される情報量お
よびこの情報が繰り返される周波数に関して非常に慎重である。したがって、セ
ルラー無線通信システムへ同報情報サービスを提供することは、全加入者に対し
て所望するいかなる情報でもそのセルラー電話機上にディスプレイするようなあ
まりにもまっ正直な同報方法では容易に達成することができない。
【0006】 例えば、時分割多元接続(TDMA)セルラー無線電話システムでは、各無線
周波数が一連のタイムスロットへ分割され、その各々がデータソースからの情報
のバースト、例えば、音声会話のデジタル符号化部を含んでいる。異なるソース
に関連するバーストを時間多重化することにより、各無線周波数上で2つ以上の
チャネルをサポートすることができる。タイムスロットは予め定められた持続時
間を有する連続するTDMAフレームへ分類される。各TDMAフレーム内のタ
イムスロット数は無線チャネルを同時に共用することができる異なるユーザ数に
関連づけられる。TDMAフレーム内の各スロットが異なるユーザに割り当てら
れる場合には、TDMAの持続時間は同じユーザに割り当てられた連続するタイ
ムスロット間の最小量の時間である。
【0007】 通常は無線搬送波上の連続するタイムスロットではない、同じユーザに割り当
てられた連続するタイムスロットはユーザのデジタルトラフィックチャネル(D
TC)を構成する。前記したように、これは典型的にポイントツーポイントリソ
ースである。事実、TDMAシステムは一般的に利用可能な無線チャネルの大部
分を大きなトラフィック容量を保証するためのDTCとして使用するために保存
する。しかしながら、後述するように、無線通信システムに接続しDTCを割り
当てられる機構を含む、制御信号およびオーバヘッド情報を通信するためにデジ
タル制御チャネル(DCCH)も設けられる。
【0008】 同様なタイプのリソース割当てが他のタイプのセルラーシステムで見られる。
例えば、符号分割多元接続(CDMA)システムでは、一意的な拡散符号を使用
して特定の接続に関連するデータを拡散することによりチャネル化が実施される
。この符号は、周波数および時間微分器とは対照的にあるいはそれらと共に、受
信コンポジット信号をそのトラフィックチャネルに関連する符号と相関させるこ
とにより、受信機にその所期のデータを抽出するための機構を提供する。TDM
Aシステムと同様に、CDMAシステムもそこへ既知の符号を割り当てることに
より同報制御チャネルその他のオーバヘッドシグナリングチャネルを提供するこ
とができる。しかしながら、TDMAシステムと同様に、CDMAシステムも情
報チャネルを同報するよりも多くの、符号および電力等の、リソースを専用トラ
フィックチャネル用に確保する傾向がある。したがって、既存のセルラー無線通
信システムの制約内で同報情報サービスを提供することができる方法およびシス
テムを提供することが望ましい。特に、乏しい同報チャネルリソースの使用を低
減好ましくは最小限に抑えながら、比較的頻繁に更新する必要がある比較的大量
のデータに対するエンドユーザの要望に適応することができる情報同報方法およ
びシステムを設計することが望ましい。
【0009】 GSMシステムは現在同報サービスを提供することができる。ANSI136
は帯域幅割当て、サブチャネル化、コンテンツ記述および変化記法に関して改善
された柔軟性を提供する同報チャネルを規定している。しかしながら、ANSI
136やANSI95技術については将来同報サービスが広く使用されないかも
しれない。
【0010】 パケットデータ通信、通信のポイントツーポイント形式、は同じサービスへの
アクセスを提供することができる。例えばGSMとANSI136の両方でサポ
ートされるGPRSを使用するパケットデータ通信が標準設定グループにおいて
作り出されており、ベンダーによりこのようなプロダクツの開発にリソースが割
り当てられている。したがって、ユーザは自分のポートフォリオが要求に応じて
ワイヤレス端末へダウンロードされるインターネットベース株式相場にアクセス
するパケットデータサービスを使用することができる。同報サービスを使用する
と、帯域幅制限のために恐らくは利用可能な全セキュリティのサブセットに限定
された、セキュリティの全てが同報チャネルを介して送られる。ワイヤレス端末
は断続的にあるいはユーザ要求の結果同報チャネル上のセキュリティの全セット
およびデータのさらなる操作を読み出す。例えば、特定のユーザのポートフォリ
オにより規定されるプレゼンテーション用データの抽出は移動局やコンパニオン
ラップトップコンピュータで行うことができる。
【0011】 現在、ワイヤレスパケットデータシステムが開発されており利用可能とされて
きている。それは“3:e世代”ワイヤレスシステムのITUが提案した開発に
より増幅される。この活動の焦点は環境に応じて144kbit/s,38kb
it/sおよび2Mbit/sのビットレートでなるべく効率的なパケットデー
タサービスを提供することである。ワイヤレスパケットデータを提供するために
、オペレータは必要な装置を得るだけでよく、次にユーザはインターネットや法
人メールサービスにアクセスすることができる。しかしながら、オペレータはワ
イヤレスビットパイプだけでコンテンツは提供できないことがある。コンテンツ
プロバイダは有線環境でコンテンツを提供するのと同じ会社であることがある。
インターネットにおける現在のトレンドはこれらの会社に対してそれ自体をでき
るだけ多くのユーザに対するインターネット“ポータル”として確立するよう試
みることである。ポータル、すなわちワールドワイドウェッブへのエントリポイ
ント、はそれらのサイトで広告を提供することにより収入を発生する。
【0012】 ワイヤレスオペレータにとって既存および漸増するインターネットベースコン
テンツプロバイダとの接続性の提供を超えて拡張するのは困難なことがある。ワ
イヤレスオペレータが接続性は提供するが非常に多くのコンテンツを提供できな
いことにはいくつかの理由がある。同報サービスを開発するのにオペレータはサ
ービスの定義および仕様にリソースを割り当てる必要がある。株式相場サービス
の例では、データソースからのフォーマットおよびコンテンツを同報チャネルの
フォーマットへ変換する付加ステップが必要となることがある。オペレータに対
する収入を発生するために、課金機構および関連するコンテンツアクセス制御を
開発することが必要となることがある。同報サービスのアクセス制御法が、本開
示の一部としてここに組み入れられている、本出願の譲受人が譲り受けた199
8年8月11日出願の本発明者による特許出願第09/132,232号に開示
されている。
【0013】 しかしながら、株式相場、スポーツ結果、天気予報等の同報チャネルを提供す
ることはワイヤレスオペレータにとって収入の流れを増加させることがある。さ
らに、同報チャネルは上り通信を必要としない。必要な帯域幅はユーザ数および
情報のユーザ要求に無関係であり、それに対してパケットデータシナリオでは使
用される帯域幅は一般的にこれら2つの変数に比例する。したがって、広く加入
申込みされるサービスについては、同報サービスはよりスペクトル効率が高くな
って全ユーザが個別にアクセスして株式ポートフォリオ等の情報を得られること
がある。
【0014】 サービスに加入申込みするユーザが非常に少ない場合には、パケットデータソ
リューションは一層効率的となることがある。一種のチャネルしか使用しないも
のよりも良好な帯域幅使用制御を行うことができる同報およびポイントツーポイ
ントサービスの組合せを使用するアプリケーションを構築することができる。例
えば、本出願の譲受人が譲り受けた1998年7月13日出願の本発明者による
特許出願第09/114,350号には同報されてコンテンツがサービスサーバ
内のより詳細な情報へハイパーリンクされる“ヘッドラインニュース”サービス
が開示されている。ユーザがアイテムすなわちトピックを選択すると、移動局が
ワールドワイドウェッブサイトとすることができるサービスサーバとのポイント
ツーポイント通信を発生し、あるいは詳細なコンテンツを移動局へダウンロード
することができる。したがって、同報サービスによりオペレータは付加価値サー
ビスに対する収入を受けたり、パケットデータサービスよりも効率的な提供を受
けることができる。
【0015】 (発明の開示) したがって、ワイヤレス端末へメッセージをワイヤレスで同報するための改善
された方法およびシステムを提供することが本発明の目的である。
【0016】 セルラーシステム内の複数の無線電話機へメッセージをワイヤレスで同報する
ためのシステムおよび方法を提供することが本発明のもう1つの目的である。
【0017】 比較的短いメッセージサービス能力を有するワイヤレス通信システムを介して
比較的長いメッセージを同報することができるシステムおよび方法を提供するこ
とが本発明のさらにもう1つの目的である。
【0018】 これらおよびその他の目的は、本発明に従って、メッセージをエラー訂正符号
化してエラー訂正符号化されたメッセージブロックを作り出し、エラー訂正符号
化されたメッセージブロックを複数のフレームへ分割し、フレームをエラー訂正
符号化して複数のエラー訂正符号化されたフレームを作り出すことによりメッセ
ージを複数のワイヤレス端末へワイヤレスで同報するシステムおよび方法より提
供される。複数のエラー訂正符号化フレームは複数のワイヤレス端末へワイヤレ
スで同報される。ワイヤレス端末において、複数のフレームが受信されエラー訂
正復号されて複数のエラー訂正復号フレームを発生する。複数のエラー訂正復号
フレームはメッセージブロックへ結合され、メッセージブロックがエラー訂正復
号されてメッセージを発生する。
【0019】 本発明に従って、メッセージのフレームをエラー訂正符号化する他に全体メッ
セージをエラー訂正符号化することにより、伝送におけるフェージングその他の
問題にもかかわらず、ロングメッセージを高い信頼度で同報かつ受信できること
が判っている。したがって、ショートメッセージ用に設計されている同報チャネ
ルを高い信頼度でロングメッセージの伝送に使用することができる。
【0020】 本発明の好ましい実施例では、フレームはエラー訂正符号化の他にエラー検出
符号化される。好ましくは、メッセージはブロック符号化を使用してエラー訂正
符号化され、フレームはたたみ込み符号化される。
【0021】 既存のショートメッセージサービスシステムおよび方法とコンパチブルなシス
テムおよび方法を提供するために、エラー訂正符号化メッセージブロックがエラ
ー訂正されるという表示が与えられる。この表示はエラー訂正符号化メッセージ
ブロック内もしくはエラー訂正符号化メッセージブロック外に与えることができ
る。好ましくは、エラー訂正メッセージブロック内のエラー訂正符号化のタイプ
およびエラー訂正符号化の量の少なくとも1つの表示が与えられる。さらに、好
ましくは、メッセージは多数のサイクルに対してワイヤレスで同報され、好まし
くは、再送のサイクル数および現在サイクル数の識別の表示も与えられる。
【0022】 本発明は、例えば、ショートメッセージサービス同報制御チャネル(S−BC
CH)論理チャネルを有するデジタル制御チャネル(DCCH)を含むTDMA
に応用することができる。メッセージはエラー訂正符号化されてエラー訂正符号
化メッセージブロックが作り出され、エラー訂正符号化メッセージブロックは複
数のフレームへ分割される。フレームはエラー訂正符号化されて複数のエラー訂
正符号化フレームが作り出される。次に、複数のエラー訂正符号化フレームはS
−BCCH論理チャネル内へ配置される。次に、S−BCCH論理チャネルは複
数のTDMAタイムスロット内で複数の無線電話機へワイヤレスで同報される。
【0023】 TDMAワイヤレス端末において、DCCHを含む複数のTDMAフレームが
ワイヤレスで受信される。DCCH内のS−BCCHの少なくとも一部はエラー
訂正復号されて複数のエラー訂正復号フレームを作り出す。複数のエラー訂正復
号フレームはメッセージブロックへ結合され、メッセージブロックはエラー訂正
復号されてメッセージを作り出す。
【0024】 前記したように、好ましくは、メッセージがエラー訂正符号化されるという表
示が与えられる。この表示はS−BCCH内もしくはS−BCCH外で与えるこ
とができる。好ましくは、DCCHはメッセージタイプ(MT)フィールドを含
み、表示はMTフィールド内に暗黙に与えられる。あるいは、表示を別のフィー
ルド内に明確に与えることができる。あるいは、メッセージは高速−BCCH(
F−BCCH)および拡張−BCCH(E−BCCH)を含んでいる。S−BC
CH内の少なくとも1つのメッセージはエラー訂正符号化されるという表示はF
−BCCHもしくはE−BCCH内に与えられる。
【0025】 TDMAシステムでは、メッセージのエラー訂正符号化は好ましくはブロック
符号化により実施され、フレームのエラー訂正符号化は好ましくはたたみ込み符
号化により行われる。メッセージブロック内に提供される付加符号化により、フ
レームはレート1/2よりも低いたたみ込み符号化でたたみ込み符号化すること
ができる。TDMAワイヤレス端末において、S−BCCHの少なくとも一部が
エラー訂正符号化されるという表示の受信に応答してDCCH内のS−BCCH
の少なくとも一部のエラー訂正復号が実施される。前記したように、表示はS−
BCCH内もしくはその外に与えることができる。したがって、比較的長いメッ
セージのロバストな同報を比較的短いメッセージサービス能力を有するワイヤレ
ス通信システム内に提供することができる。
【0026】 (発明を実施するための最良の形態) 次に、本発明の好ましい実施例を示す、添付図について本発明をより詳細に説
明する。しかしながら、本発明は多くの異なる形式で実現することができここに
記載された実施例に限定されるものではなく、これらの実施例は本開示が行き届
いた完全なものであって、本発明の範囲を当業者に完全に伝えるために提供され
る。全体を通して、同じ番号は同じ要素を表わす。
【0027】 (序文) 本発明は同報リソースを効率的に使用して無線通信システムを介した情報サー
ビスの同報をサポートする方法およびシステムを提供することができる。ここで
は“ワイヤレス端末”、“受信機”もしくは“移動局”と呼ばれるエンドユーザ
の装置は、ページャを含む、受信専用装置あるいは、無線電話機等の、送受信装
置とすることができる。当業者ならば、“ワイヤレス端末”、“受信機”および “移動局”という用語にはアナログおよびデジタル無線電話機、マルチモード
無線電話機、大型ディスプレイ、スキャナ、フルサイズキーボード等を含むこと
ができる高機能パーソナル通信システム(PCS)装置、ワイヤレスPDA(Per
sonal Digital Assistants)および、ワイヤレスモデムを備えたパーソナルコン
ピュータ等の、他の装置が含まれることがお判りであろう。
【0028】 本発明は伝送される情報の効率的な符号化を行うことにより、所与の品質のサ
ービスに対して情報サービスの同報により消費される同報リソースの容量を低減
、好ましくは、最小限に抑えることができる。さらに、本発明はワイヤレス端末
が無線チャネル条件の悪い同報サービスを受けるための時間を低減、好ましくは
、最小限に抑えることができる。
【0029】 本発明の純粋に例示するための実施例に従って、同報情報サービスは同報ショ
ートメッセージサービス(SMS)能力を有するIS−136コンプライアント
システム内に提供される証券(株式)相場サービスとすることができる。伝送さ
れる証券の範囲はおよそ9,600の株式およびミューチャルファンドと推定さ
れるUSA Todayと同様なものと仮定する。さらに、完全な証券名が使用
され、フォーマットは圧縮のない非拘束テキストであり、会社名、値段および値
段の変化をディスプレイするのに証券当たりおよそ17オクテットが使用される
ものと仮定する。すると、ペイロードのサイズはおよそ163,000オクテッ
トとなる。本発明の譲受人が譲り受け本開示の一部としてここに組み入れられて
いる、1998年7月10日に出願された本発明者による特許出願第09/11
3,317号に記載されているチャネル化技術が使用される場合には、データ量
をほぼ1/10に低減することができる。残りのデータ量はまだ非常に大きい。
このような大量のデータは、特別な配慮なしで、エラーを被りやすい無線チャネ
ルを介して送ることはできない。ペイロードのサイズが増すと、ペイロードが正
しく受信される確率はゼロに近づくことがある。
【0030】 ポイントツーポイント通信では、全体ペイロードがより小さいセグメントへ分
解され各セグメントが受信機により正しく受信される確率はかなり高い。受信機
は送信機に正しく受信されなかったセグメントを再送するよう要求する。それは
しばしばARQプロトコルと呼ばれ、数百オクテット程度以上でデータを送信す
る時にセルラーシステム内で使用されるデータ通信プロトコルで見つけることが
できる。
【0031】 同報サービスでは、誤受信されたセグメントの再送要求は望ましくないことが
ある。チャネルはダウンリンクチャネルのみである。しかしながら、ペイロード
は終りのないループで繰り返される。受信機は同じペイロードを受信する多くの
機会を有する。ポイントツーポイントARQと比べると、それは全体ペイロード
の要請されない繰返しと見なすことができる。しかしながら、それによりサービ
ス配送の遅延が増すことがある。メッセージの任意の部分が正しく受信されなか
った場合に、受信機が全体メッセージを廃棄するのではなくエラーである後続セ
グメントを待機するだけでよければ、性能、すなわち予期される配送時間、を実
質的に改善することができる。
【0032】 ANSI 136同報プロトコルはメッセージをレイヤ2フレームと呼ばれる
いくつかのセグメントへ分割する。各セグメントは一意的に識別することができ
、ワイヤレス端末は後続送信(サイクル)において正しく受信されなかったレイ
ヤ2フレームを再度読み出すだけでよい。ワイヤレス端末は第1のリードサイク
ルからの正しく受信された全てのレイヤ2フレームを格納することができ、メッ
セージに属する全てのレイヤ2フレームが正しく受信されるまで続くサイクル内
の残りのセグメントを再度読み出すことができる。しかしながら、前記した非常
に長いペイロードに対しては、完全に正しいペイロードが受信されるまでのサイ
クル数は非常に長く、サービスをほとんど役立たないものとしてしまうことがあ
る。
【0033】 もう1つの典型的なサービスはANSI 136に定義されている“インテリ
ジェントルーミング”(IR)に対して使用されるデータである。この情報は最
善のサービスプロバイダ、すなわち800MHzの2人のオペレータおよび19
00MHzの6人までのオペレータ間の最善のローミングパートナー、を見つけ
るようワイヤレス端末を案内する。IRサービスに対して予期できるデータ量は
およそ2,500オクテットまでである。後述するように、たとえこの少量のデ
ータに対してでも既存の同報チャネルの性能は実行できるサービスを提供するの
に十分ではないことがある。この場合、移動機がデータを取得するための時間量
はエンドユーザサービスに比べて比較的関心が少ないと考えられることがある。
しかしながら、同報チャネル上の長い休止時間によりワイヤレス端末は、バッテ
リ消耗が低減されるスリープモードへ遥かに早く入ることができる時に、不要に
アクティブリスニングモードとされることがある。
【0034】 本発明はワイヤレス端末により読み出されるサイクル数を実質的に低減してコ
ンテンツへのアクセスを早めることができる。また、本発明は既存のフォーマッ
トと逆行コンパチブルな同報チャネルの新しいフォーマットも提供することがで
きる。したがって、新旧ワイヤレス端末が両方に共通な情報に対して同じ同報チ
ャネルを共用することができる。変動する度合いのチャネル符号化を提供して特
定のサービス要求条件に適応させることができる。同報サービス読出しの進展の
表示をエンドユーザに提供することができる。メッセージセットが何回繰り返さ
れたかの情報をワイヤレス端末に提供することができ、メッセージセットが送信
される度にシーケンス番号を増分することができる。
【0035】IS−136 TDMAシステム 以下の説明はセルラー電話システムについてなされるが、本発明はこの実施例
に限定されるものではなく、任意のワイヤレス端末で使用することができる。ま
た、以下の説明はIS−136コンプライアント、TDMAセルラー通信システ
ムの状況でなされるが、当業者ならば本発明は、GSMやPDC等の、他の標準
に従って設計されるものおよび、IS−95等の、CDMAをアクセス方法論と
して使用するものを含む他のデジタル通信アプリケーションで実現できることが
お判りであろう。
【0036】 図1に示すような従来のセルラー無線システムでは、地理的エリア(例えば、
都会エリア)は、セルC1−C10等の、いくつかのより小さい隣接する無線開
路カバレッジエリア(“セル”と呼ばれる)へ分割される。セルC1−C10は
対応する一群の固定無線局(“基地局”と呼ばれる)B1−B10によりサービ
スされ、その各々がシステムへ割り当てられた無線周波数(RF)チャネルのサ
ブセットで動作する。任意所与のセルへ割り当てられるたRFチャネルは、従来
技術で既知の周波数再利用パターンに従って、離れたセルへ再割当てすることが
できる。各セルにおいて、制御もしくは監視メッセージを運ぶのに少なくとも1
つのRFチャネル(“制御”もしくは“ページング/アクセス”チャネルと呼ば
れる)が使用され、音声会話を運ぶのにもう1つのRFチャネル(“音声”もし
くは“通話”チャネルと呼ばれる)が使用される。セルC1−C10内のセルラ
ー電話機ユーザ(移動加入者)は、各々が近くの基地局と通信する、ワイヤレス
端末M1−M9等のポータブル(ハンドヘルド)、トランスポータブル(ハンド
キャリッド)もしくはモバイル(車載)電話機ユニットを提供される。基地局B
1−B10は移動交換局(MSC)20に接続され制御される。MSC20は地
上回線(有線)公衆交換電話網(PSTN)内の電話交換局(図1には図示せず
)もしくは総合デジタル通信網(ISDN)等の同様な施設に接続される。MS
C20は有線および移動加入者間で呼を交換し、有線端末へのシグナリングを制
御し、請求書統計(billing statistics)を編集し、システムの保守およびテスト
を行う。
【0037】 電源が入れ(パワーアップ)られると、各ワイヤレス端末M1−M9はアイド
ル状態(スタンバイモード)へ入り、最強制御チャネル(一般的には、その時点
でワイヤレス端末が位置するセルの制御チャネル)に同調して連続的に監視する
【0038】 着信呼を検出するために、ワイヤレス端末は連続的に制御チャネルを監視して
それにアドレスされたページメッセージ(すなわち、そのMINを含む)が受信
されているかどうかを確認する。例えば、通常の(地上回線)加入者が移動加入
者を呼び出す時に、ページメッセージはワイヤレス端末へ送られる。呼はPST
NからMSC20へ向けられ、そこでダイヤルされた番号が解析される。ダイヤ
ルされた番号が検証されると、MSC20はいくつかもしくは全ての基地局B1
−B10に、対応するセルC1−C10全体にわたって被呼ワイヤレス端末をペ
ージングするよう要求する。MSC20からの要求を受信する各基地局B1−B
10は、次に、対応するセルの制御チャネルを介して被呼ワイヤレス端末のMI
Nを含むページメッセージを送信する。そのセル内に存在するアイドルワイヤレ
ス端末M1−M9は制御チャネルを介して受信したページメッセージ内のMIN
をワイヤレス端末内に格納されたMINと比較する。一致するMINを有する被
呼ワイヤレス端末はページ応答を自動的に制御チャネルを介して基地局へ送信し
、それはページ応答をMSC20へ転送する。ページ応答を受信すると、MSC
20はそこからページ応答が受信されたセル内の利用可能な音声チャネルを選択
し(そのために、MSC20はアイドルチャネルリストを維持する)、制御チャ
ネルを介してワイヤレス端末を命令して選択された音声チャネルに同調するよう
にそのセル内の基地局に要求する。ワイヤレス端末が選択された音声チャネルに
同調されると、スルー接続が確立される。
【0039】 図3は少なくとも3つの論理チャネル、すなわち、同報制御チャネル(BCC
H)、ページングチャネル(PCH)、およびアクセス応答チャネル(ARCH
)を含む典型的なDCCHスーパーフレームを示す。本例では6DCCHスロッ
トが割り当てられるBCCHはオーバヘッドメッセージを運ぶ。1つのDCCH
スロットを割り当てられるPCHはページングメッセージを運ぶ。やはり1つの
DCCHスロットを割り当てられるARCHは音声チャネル割当てメッセージを
運ぶ。図6の典型的なスーパーフレームは、付加ページングチャネルを含む他の
論理チャネルを含むことができる(2つ以上のPCHが定義される場合には、異
なるワイヤレス端末グループを異なるPCHに割り当てることができる)。図3
のDCCHで動作するワイヤレス端末は各スーパーフレーム内のあるタイムスロ
ット中(例えば、BCCHとその割り当てられたPCH)に“アエーク(監視)”
するだけでよく、他の全ての時間は“スリープモード”へ入ることができる。ス
リープモード中、ワイヤレス端末は大概の内部回路の電源を切りバッテリパワー
を節減することができる。さらに、本開示の一部としてここに組み入れられてい
る本発明者による米国特許第5,404,355号“Method For Transmitting
Broadcast Information In A Digital Control Channel”に教示されているよう
にBCCHを構成することにより、ワイヤレス端末はDCCH上にロックする時に(
例えば、パワーアップ時)およびその後情報が変更されている時にオーバヘッド
メッセージを読み出す(すなわち、復号)ことができ、高速セル選択を許しなが
らさらにバッテリパワーを節減することができる。
【0040】 次に図4に、一般的にIS−136に従いかつ本発明に従って使用することが
できる典型的なワイヤレス端末のブロック図を示す。図4には、デジタルチャネ
ルを介した通信に関連するあるコンポーネントが示されているが、さらにもしく
はこれらのコンポーネントの替わりに他のデジタルもしくはアナログコンポーネ
ントを使用できることがお判りであろう。図4の典型的なワイヤレス端末は音声
および制御データを送受信することができる。送信回路は一般的に図4の上半部
に示され、受信回路は一般的に図4の下半部に示されている。
【0041】 図4のワイヤレス端末では、ユーザからの音声はアナログ音声信号としてマイ
クロホン100により検出され、次に1つ以上の音声処理ステージ(図4には図
示せず)を通って音声コーダ101へ入力として供給される。予符号化音声処理
ステージはオーディオレベル調節、バンドパスフィルタリングおよびアナログ/
デジタル変換(例えば、13ビットPCMフォーマットもしくは8ビット&ロー
フォーマット)それに続く付加ハイパスフィルタリングを含むことができる。音
声コーダ101は音声信号をローレートデータビットストリームへ圧縮する(例
えば、64kbpsから8kbpsへ)音声圧縮アルゴリズム(例えば、ACE
LPもしくはVSELP)を使用する。音声コーダ101の出力はデータストリ
ームに対して1つ以上のエラー保護および/もしくは訂正技術を適用するチャネ
ルコーダ104へ与えられる。例えば、チャネルコーダ104は1/2レートたた
み込み符号を使用して音声コーダデータストリームのより脆弱なビットを保護す
ることができる。チャネルコーダ104も音声コーダフレームの知覚的最上位ビ
ットに巡回冗長検査(CRC)を使用することができる。
【0042】 図4に戻って、高速付随制御チャネル(FACCH)発生器102および低速
付随制御チャネル(SACCH)発生器103内のワイヤレス端末内で制御デー
タが発生され、それぞれ、チャネルコーダ105,106内でエラー符号化され
る。FACCHメッセージはブランクアンドバーストモードで送信され音声デー
タのバーストが空白化され高速FACCHバーストと置換される。対照的に、S
ACCHメッセージは音声データの各バーストと共に低速で連続的に送信される
。図4に示す典型的な実施例では、SACCHメッセージはSACCHデータを
22タイムスロットにわたって拡散してから送信する22バーストインターリー
バ110へ与えられる。
【0043】 さらに、図4について、チャネルコーダ104からの符号化された音声ビット
およびチャネルコーダ105からの符号化されたFACCHメッセージは、音声
データもしくはFACCHメッセージを送信タイムスロット内へフォーマット化
する時分割マルチプレクサ107の各入力へ供給される。マルチプレクサ107
の出力はレイリーフェージングの劣化効果を改善するように(したがって、エラ
ー符号化の他にチャネルエラーに対してさらに保護する)符号化された音声もし
くはFACCHデータを2タイムスロットにわたってインターリーブする2−バ
ーストインターリーバ108へ与えられる。それは各音声タイムスロットが2つ
の連続する音声コーダフレームからのデータを含むことを意味し、あるいは、同
様に各FACCHメッセージが2タイムスロットにわたって拡散されることを意
味する。2−バーストインターリーバ108の出力は入力としてモジュロ−2加
算器109へ供給され、そこでデータは暗号化ユニット115により供給される
擬似ランダムキーストリームとの論理的モジュロ−2加算によりビットバイビッ
トベースで暗号化される。暗号化ユニット115への入力は20ms毎に(すな
わち、フルレートチャネルに対するTDMフレーム毎に)増分されるフレームカ
ウンタ114の値、およびワイヤレス端末に一意的な秘密鍵116を含むことが
できる。フレームカウンタ114は20ms毎に(すなわち、送信された各TD
Mフレーム毎に)暗号化符号(擬似ランダムキーストリーム)を更新するのに使
用される。暗号化符号は秘密鍵116のビットを操作する暗号化アルゴリズムを
使用して発生される。
【0044】 モジュロ−2加算器109からの暗号化データおよび22−バーストインター
リーバ110からのインターリーブされたSACCHデータは入力としてバース
ト発生器111へ与えられ、それには同期語/DVCC発生器112からの同期
(sync)語およびDVCC(Digital Verification Color Code)も与えられる。
バースト発生器111は各々が図5に示すように同期語、DVCCH,SACC
Hデータおよび音声すなわちFACCHデータを含むデータのバーストをフォー
マット化する(“G”および“R”フィールドは、それぞれ、ガードタイムおよ
びランプタイムに対するものである)。同期語はタイムスロット識別および同期
化、および遠隔受信機(すなわち、基地局)における等化器トレーニングに使用
される。DVCCは現在トラフィックチャネルをトラフィック同一チャネルから
識別するのに使用され、受信機により適切なRFチャネルが復号されていること
を保証する。DVCCは、例えば、ハミング符号によりエラー符号化することが
できる。後述するように、DVCCおよび同期語は基地局からワイヤレス端末へ
送信される各バースト内にも含まれる。
【0045】 さらに、図4について、バースト発生器111からの各メッセージバーストは
図2に示し前記したTDMフレーム(フルレート)の3つのタイムスロットの中
の1つで送信される。バースト発生器111は1つのタイムスロットの送信を他
の2つのタイムスロットの送信と同期化させるのに必要なタイミングを与える等
化器113に接続されている。等化器113は基地局(マスター)からワイヤレ
ス端末(スレーブ)へ送られるタイミング信号を検出してバースト発生器111
を同期化させる。等化器113は基地局から受信された同期語およびDVCCの
値をチェックするのにも使用することができる。バースト発生器111および等
化器113は共にタイミングの目的でフレームカウンタ111に接続されている
【0046】 バースト発生器111により発生されるメッセージバーストは、π/4偏移、
差分符号化4相位相変調(π/4DQPSK)として知られる変調技術に従って
搬送波周波数を変調するのに使用される。この技術の使用はワイヤレス端末によ
り送信される情報は、2ビットシンボルが絶対位相ではなく4つの可能な位相変
化(±π/4および±3π/4)として送信されるように差分符号化されること
を意味する。選択されたRFチャネル内のノイズによるエラーを最小限に抑える
ために、グレイ符号化を使用して隣接位相変化を1ビットしか違わないシンボル
へマッピングすることができる(最も起こりそうなエラーは隣接位相を選択する
受信機となるため、このようなエラーはシングルビットエラーに限定される)。
選択されたRFチャネルに対する搬送波周波数は送信周波数シンセサイザ118
によりRF変調器117へ供給される。RF変調器117のバースト変調搬送波
信号出力は電力増幅器119により増幅され次にアンテナ120を介して基地局
へ送信される。
【0047】 ワイヤレス端末における受信は送信の逆とすることができる。ワイヤレス端末
は受信機122に接続されたアンテナ121を介して基地局からバースト変調信
号を受信する。選択されたRFチャネルに対する受信機搬送波周波数は受信周波
数シンセサイザ123により発生され、受信機搬送波信号を中間周波数(IF)
信号へ復調するRF復調器124へ供給される。IF信号はオリジナルデジタル
情報をπ/4-DQPSK変調の前に回復するIF復調器125によりさらに復調される
。次に、デジタル情報はそれを2ビットシンボルへフォーマット化する等化器1
13へ通され、さらにシンボルを音声すなわちFACCHデータおよびSACC
Hデータからなるシングルビットデータストリームへ変換するシンボル検出器1
26へ通される。シンボル検出器126はFACCHすなわち音声データをモジ
ュロ−2加算器127へ、またSACCHデータを22−バーストインターリー
バ135へ分配する。モジュロ−2加算器127は暗号化ユニット115に接続
され、基地局において送信機により使用される同じ擬似ランダムノイズキースト
リームを、ビットバイビットベースで、減じることにより暗号化された音声すな
わちFACCHデータを復号してデータを暗号化するのに使用される。モジュロ
−2加算器127の復号された出力はデジタル語の2つの連続フレームからのビ
ットをアセンブリングすることにより音声すなわちFACCHデータを再構成す
る2−バーストデインターリーバ128へ与える。2−バーストデインターリー
バ128は、それぞれ、たたみ込み符号化された音声すなわちFACCHデータ
を復号し、CRCビットをチェックして任意のエラーが生じているかどうかを確
認する2つのチャネルデコーダ129,130に接続されている(CRCビット
は音声データをFACCHデータから識別する方法も提供する)。音声データは
チャネルデコーダ129からオリジナルデジタル音声信号を回復する音声デコー
ダ131へ与えられる。次に、この信号はスピーカ133により同報される前に
アナログへ変換されフィルタリングされる。任意のFACCHメッセージがFA
CCH検出器132により検出され、適切なアクションのためにマルチプレクサ
134へ転送される。
【0048】 さらに、図4について、22−バーストデインターリーバ135は22連続フ
レームにわたって拡散されるSACCHデータを再アセンブルする。22−バー
ストデインターリーバ135の出力は入力としてチャネルデコーダ136へ与え
られる。任意のSACCHメッセージがSACCH検出器137により検出され
適切なアクションのためにマルチプレクサ134へ転送される。
【0049】 マイクロプロセッサ134はワイヤレス端末のアクティビティおよびワイヤレ
ス端末と基地局間の通信を制御する。基地局から受信したメッセージおよびワイ
ヤレス端末により実施された測定に従ってマイクロプロセッサ134が判断を行
う。マイクロプロセッサ134にはメモリ(図示せず)が設けられ、また端末キ
ーボード入力およびディスプレイ出力ユニット138に接続されている。キーボ
ードおよびディスプレイユニット138によりユーザは呼を開始し呼に応答し、
ワイヤレス端末メモリへ情報を入力することができる。
【0050】 図4に示すワイヤレス端末の多くのコンポーネントを使用して図6に示すよう
な基地局構成することができ、図6で同じコンポーネントには図4と同じ参照番
号が付されており、さらに基地局コンポーネントをワイヤレス端末コンポーネン
トから識別するために(‘)が使用されている。図6の基地局は図7に示すような
スロットフォーマットを使用して図4のワイヤレス端末と通信し、それは図5に
示すようなワイヤレス端末により使用されるスロットフォーマットと同じである
。当業者ならばお判りのように、基地局およびワイヤレス端末の構造にはある違
いがあることがある。例えば、図6に示すように、基地局は1つではなく2つの
受信アンテナ121’およびダイバーシチ受信用の関連する無線ハードウェア1
22’−125’を有することがある。さらに、図2に示すように、基地局はR
Fチャネル当たり3つの(フルレート)デジタルトラフィックチャネル(DTC
H)をサポートするため、ベースバンド処理ハードウェア(図6における境界ボ
ックス)は基地局では三重とされることがあり、IF復調器125’は1つでは
なく、3つのデジタルトラフィックチャネルの各々に1つずつの、3つの出力を有
することがある。さらに、基地局は通常多数のRFチャネルで動作するため、適
用可能なセルラー周波数再利用計画に従って基地局により使用されるRFチャネ
ルの選択を実施するするのにプログラマブル周波数結合器118A’だけでなく
多数の無線チャネルハードウェア(ベースバンド処理および無線ハードウェア)
セットを含むことがある。一方、基地局はユーザキーボードおよびディスプレイ
ユニット138を含まないことがあるが、2つのアンテナ121’の各々が受信
する信号の強度を測定してマイクロプロセッサ134’へ出力を与える(ハンド
オフの目的で)信号レベルメータ100’を含むことがある。当業者ならば、ワ
イヤレス端末と基地局間の他の相違点が容易にお判りであろう。
【0051】 図4のワイヤレス端末および図6の関連する基地局はデジタルトラフィックチ
ャネル(DTCH)で動作することができるが、例えば、DCCHスロットの長
さおよびフォーマットが前記した米国特許第5,404,355号に示唆されて
いるようにIS−136におけるDTCHスロットに対して明記されたものとコ
ンパチブルとされる場合には、デジタル制御チャネルで動作するように容易に構
成することができる。図4は(破線ボックス内に)、例えば、DCCHのページ
ングチャネル(PCH)を介して送信されたメッセージを復号するのに使用する
ことができる付加ワイヤレス端末コンポーネントを示している。PCHメッセー
ジは、FACCHおよびSACCHメッセージと同様に、無線チャネルにより誘
起されるエラーに対して保護するようにインターリーブされるが、スリープモー
ド効率のために、ワイヤレス端末は2PCHスロット以上アウェークしてはなら
ないため、PCHメッセージのインターリービングは1スロット内に制限される
(スロット間インターリービング)。図4に示すように、復調および等化の後で
、ページングメッセージは1−バーストデインターリーバ138でデインターリ
ーブされ、その後チャネルデコーダ140でチャネル復号されPCH検出器14
1により検出される。任意のページメッセージが解析およびアクションのために
PCH検出器141からマイクロプロセッサ134へ転送される。
【0052】 本発明の目的のために、後述するように、IS−136DCCHとコンパチブ
ルなDCCHフォーマットを使用することができるが、一般的に任意のDCCH
フォーマットもしくは、それに対する、インターリービング方法、例えば、GS
M標準に明記されたDCCHフォーマットおよびインターリービング方法を使用
することができる。さらに、例えば、符号分割多元接続(CDMA)等の他のも
しくは時分割多元接続と組み合わせた伝送技術を使用してDCCHを実現するこ
とができる。
【0053】 産業もしくは政府標準(例えば、米国におけるIS−95およびIS−136
、欧州におけるGSM、および日本におけるPDC)に従ったPCH動作を図8
に示す。図8について、これらの大概の標準はレイヤ2ヘッダー201を含むデ
ータ200の“レイヤ2”(L2)フレーム、“レイヤ3”(L3)メッセージ
データ202のペイロード、およびテールビット203(一般的に、たたみ込み
符号化で使用され通常ゼロにセットされる)を有する巡回冗長検査(CRC)符
号等のエラー検出符号としてページメッセージの構造を与える(エラー訂正復号
化およびインターリービングの前)。ヘッダー201は無線リソース管理(例え
ば、受信機がとるアクション)その他の目的でオーバヘッド情報を含み、ペイロ
ード202内のレイヤ3のタイプもしくは長さの表示も含むことができる(例え
ば、ペイロード202内の空ページメッセージを示すビットをヘッダー201内
に割り当てることができる)。空ページに対して、ペイロード202は適用可能
な標準(例えば、IS−136内のオールゼロ)により定義される所定値を含む
。非空ページに対して、ペイロード202は移動局識別子(MSID)および、
恐らくは、呼のタイプ(すなわち、音声、データ、等)の表示等の補助データを
含んでいる。ヘッダー201およびペイロード202はエラー検出の目的でCR
C符号203により符号化される。
【0054】 PCHを介した送信の前に、フレーム200はエラー訂正符号により符号化さ
れ、符号化されたデータは適用可能な標準の仕様に従って1つ以上のスロットに
わたってインターリーブされる。受信機(例えば、ワイヤレス端末)において、
受信されたスロットは最初に復調され、恐らくは、等化される。続いて、復調さ
れたデータ(恐らくは、等化されている)はデインターリーブされチャネル復号
される。また、ワイヤレス端末はデインターリーブされ復号されたデータ(すな
わち、受信したヘッダー201およびペイロード202)を使用してCRCを計
算し、計算したCRCを受信したCRC(すなわち、受信したCRC203)と
比較することにより残りのエラーもチェックする。CRC比較によりデータが正
しく受信されたことが示される場合には、ワイヤレス端末は受信したヘッダー2
01をチェックしてなんらかのアクションが必要であるか、またメッセージが空
ページであるかどうかを確認する。アクションが必要ではなくメッセージが空ペ
ージである場合には、ワイヤレス端末はスリープへ戻ることができる。あるアク
ションが必要であれば、ワイヤレス端末は必要なアクションをとる。さらに、ペ
ージが空ページでなければ(すなわち、非空ページ)、ワイヤレス端末は受信し
たMSIDをメモリに格納されたそれ自体のMSIDと比較する。MSIDが一
致する場合には、ワイヤレス端末はシステムへページ応答を送る。しかしながら
、MSIDが一致しない場合には(すなわち、ページがもう1つのワイヤレス端
末に対するものである)、ワイヤレス端末はスリープへ戻ることができる。
【0055】 図10に示すように、DCCHダウンリンクスロットはアップリンク上のラン
ダムアクセス方式をサポートする情報を含む共用チャネル帰還(SCF)フィー
ルドを含んでいる。DCCHダウンリンクスロットはさらにワイヤレス端末がD
CCH上のスーパーフレームの開始を見つけるのを助ける情報を含む符号化スー
パーフレーム位相(CSFP)を含んでいる。DCCHとDTCHスロットフォ
ーマット間のもう1つの注目すべき違いはスリープモード動作を容易にするよう
にDCCH上でインターリーブするインタースロットがないことである。
【0056】 次に、IS−136に従った(ダウンリンク)DCCHのフレーム構成を示す
図11について、DCCHスロットは一連のスーパーフレーム内へ編成される論
理チャネル内へマッピングされる(アップリンク上の全てのタイムスロットをワ
イヤレス端末によるシステムアクセスに使用することができるため、アップリン
クDCCHに対する特殊なフレーム構造はない)。図11に示すように(この例
では、チャネル“A”がDCCHに割り当てられる)、フルレートDCCHはI
S−136 TDMAフレームの6スロットの中の2つを占有する。IS−13
6に明記された論理チャネルは全ワイヤレス端末へ同報されるシステム関連情報
を運ぶ同報制御チャネル(BCCH)、およびショートメッセージサービス、特
定のワイヤレス端末へ送られる情報を運ぶページングおよびアクセス応答チャネ
ル(SPACH)を含んでいる。BCCHおよびSPACHの構造および動作に
ついては後述する。
【0057】 セル(すなわち、DCCH)選択における高速取得を有するスリープモード動
作を効率的にするために、BCCHは前記米国特許第5,404,355号に教
示されているように論理サブチャネルへ分割される。図11に示すように、BC
CHは高速BCCH(F−BCCH)、拡張BCCH(E−BCCH)およびポ
イントツーポイントショートメッセージサービスBCCH(S−BCCH)を含
んでいる。F−BCCHはDCCH構造パラメータおよびシステムへアクセスす
るのに必要な他のパラメータを同報するのに使用される。E−BCCHはF−B
CCH内の情報のようにタイムクリティカルではない(ワイヤレス端末の動作に
とって)情報を同報するのに使用される。S−BCCHはショートメッセージサ
ービス(SMS)の同報に使用される。SPACHもポイントツーポイントショ
ートメッセージサービスチャネル(SMSCH)、ページングチャネル(PCH
)およびアクセス応答チャネル(ARCH)を含む論理サブチャネルへ分割され
る(図11には図示せず)。SMSCHはユーザメッセージを特定のワイヤレス
端末へ運ぶのに使用される。PCHはページングメッセージをさまざまなワイヤ
レス端末へ運ぶのに使用される。ARCHは1つのワイヤレス端末からのアクセ
ス要求に応答するのに使用される(例えば、このワイヤレス端末へチャネル割当
てメッセージを送出すことにより)。
【0058】 F−BCCHおよびE−BCCHにより、システムはワイヤレス端末の適切な
動作に対する重要性に応じて異なる種類のオーバヘッド情報を異なるレートで送
信することができる。システム構成およびワイヤレス端末によるシステムアクセ
スのためのルールを定義する情報はF−BCCHで送信される。この情報はワイ
ヤレス端末が迅速にシステムにアクセスできるレートで送信しなければならない
ため、この情報の完全なセットがスーパーフレーム毎に1回F−BCCHで送ら
れる。しかしながら、あまり重要ではないオーバヘッド情報は低いレートでE−
BCCHにより送信することができる。E−BCCH情報の完全なセットはいく
つかのスーパーフレームに跨ることがある。一方、S−BCCHによりシステム
はSMSメッセージに対する専用チャネルを提供することにより、オーバヘッド
情報の送信を同報SMSから切離すことができる。
【0059】 ワイヤレス端末によるオーバヘッド情報読出し(効率的なスリープモード動作
のため)の周期性の要求条件をシステムによるBCCH送信(セル選択における
高速取得のため)の周期性の要求条件から切離すために、F−BCCHおよびE
−BCCHサブチャネルの各々がもう1つの論理サブチャネル内の変化フラグと
関連づけられ、それは対応するBCCH情報が変化した時を示す(例えば、F−
BCCHの変化はPCH内の変化フラグにより示され、E−BCCHの変化はF
−BCCH内の変化フラグにより示される)。前記米国特許第5,404,35
5号に教示されているように、変化フラグによりワイヤレス端末は変化していな
いBCCH情報の読出しを回避してバッテリ消費を低減することができる。ワイ
ヤレス端末はDCCHを取得する時に必要なBCCH情報を最初に読み出す。し
かしながら、その後、ワイヤレス端末は変化したBCCH情報しか読み出さずB
CCH情報に変化がなければスリープモードにとどまることができる。それによ
り効率的なスリープモード動作を行うことができ(すなわち、BCCH情報読出
しの低い周期性)、同時に、セル選択における高速取得が可能となる(すなわち
、BCCH送信の高い周期性)。
【0060】 さらに図11について、最初のBCCHスロットで開始するフルレートDCC
H(ハーフレートDCCHに対する16スロット)に対する32の連続するタイ
ムスロット(640ms)の集まりとしてIS−136内でスーパーフレームが
定義される。スーパーフレーム内の最初のスロットはF−BCCHへ割り当てら
れ残りのスロットはE−BCCH,S−BCCHおよびSPACHへ割り当てら
れる。ワイヤレス端末はスーパーフレームの始まりのF−BCCHスロット内の
情報から、他のどのスロットがE−BCCH,S−BCCHおよびSPACHへ
それぞれ割り当てられるかを確認する。図11に示すように、各BCCHサブチ
ャネルは各繰返しスーパーフレーム内の整数のDCCHタイムスロットが割り当
てられる。しかしながら、スーパーフレーム内の他のスロットは完全にダイナミ
ックなベースでSPACHサブチャネル(SMSCH,PCHおよびARCH)
へ割り当てられる(そのため、SMSCH,PCHおよびARCHに対する各ス
ーパーフレーム内で利用できるスロットは一般的にSPACHとして図11に示
されている)。ワイヤレス端末はレイヤ2ヘッダー情報からSPACHスロット
(すなわち、SMSCH,PCHもしくはARCH)の使用を識別する。
【0061】 IS−136はワイヤレス端末をページングするのに使用することができる移
動局ID(MSID)の3つの形式、移動体認識番号(MIN)、国際移動局I
D(IMSI)、および一時的移動局ID(TMSI)を指定する。MINのル
ーツはEIA/TIA553およびIS−54標準(前記した)であり、北米の
電話番号計画に従ったワイヤレス端末のディレクトリ番号のデジタル表現である
。IMSIは国際ローミングに使用されワイヤレス端末の源の国を識別する国符
号、およびそのホームシステムを識別する他の情報(請求書その他の目的)を含
んでいる。TMSIは特定のエリア(例えば、MSCのサービスエリアもしくは
このサービスエリア内のロケーションエリア)内で一時的ベースでワイヤレス端
末へ割り当てられ、ワイヤレス端末は通常予め定められた期間後もしくはワイヤ
レス端末がこのエリアから出る時にもう1つのTMSIに再割当てされる。TM
SIを使用する主な利点は、それが通常MINもしくはIMSIよりも少ないビ
ットを含むためページング容量が増すことであり、したがって1つのPCHスロ
ット内でより多くのページを運ぶことができる(TMSIに対する割当て手順に
よっては、ユーザID秘匿性が高められる利点もある)。
【0062】 IS−136に従ったワイヤレス端末はMIN,IMSI、もしくはその両方
を割り当てることができる。MINおよび/もしくはIMSIはIS−136に
おいて永久移動局ID(PMSID)と呼ばれる。MINおよびIMSIの両方
を有するワイヤレス端末は、IS−136標準に明記されているように、BCC
Hデータにより決定される一方もしくは他方しかそのPMSIDとして使用しな
い。しかしながら、ワイヤレス端末は異なる時間にPMSID(すなわち、MI
NもしくはIMSI)とTMSIの両方を使用することができる。任意所与の時
間に、ワイヤレス端末はPMSIDおよびTMSIの一方もしくは他方を使用す
る。ワイヤレス端末は通常そのPMSIDに対するそのPCHスロットを監視す
る。TMSIがワイヤレス端末に割り当てられる場合には、ワイヤレス端末はT
MSIに対するPCHスロットしか監視しない。しかしながら、TMSI割当て
は切れることがあり、新しいTMSIが割り当てられなければ、ワイヤレス端末
はシステムと通信する時にPMSIDの使用に逆戻りする。IS−136では、
IDタイプ(IDT)フィールドをレイヤ2フレーム内に含めてどのIDがペー
ジメッセージ内で使用されているかをワイヤレス端末に知らせることができる。
しかしながら、IDのタイプがフレームのタイプから暗黙的である場合には、D
Tフィールドはレイヤ2内に含まれないことがある。他の標準ではワイヤレス端
末はPCHをPMSIDおよびTMSIの両方について監視する必要があること
がある。
【0063】 IS−136に従って、厳しい無線条件下であってもワイヤレス端末がページ
を受信する尤度が高くなるように、全ページが(PMSIDを含むかTMSIを
含むかにかかわらず)次のスーパーフレーム内の対応するタイムスロット内で繰
り返される。ワイヤレス端末は、第1の(“プライマリ”)スーパーフレーム内
のPCHスロットを復号できない場合だけ、第2の(“セカンダリ”)スーパー
フレーム内の対応するPCHスロットを読み出す(プライマリおよびセカンダリ
スーパーフレームは集約的に“ハイパーフレーム”と呼ばれる)。
【0064】 IS−136は、他の標準と同様に、DCCHを介したメッセージの送信にレ
イヤ方式を使用する。図12は“レイヤ3”(L3)メッセージ(例えば、ペー
ジメッセージ)が1つ以上の“レイヤ2”(L2)フレーム内にどのように変換
され、次に“レイヤ1”物理レイヤスロット内へマッピングされるかを示してい
る。L3メッセージは適用可能なプロトコルの元で必要なだけのL2フレームへ
解析される(BCCHおよびSPACHに対しては異なるプロトコルが指定され
る)。各L2フレームはL3データおよびL2プロトコル操作に対するオーバヘ
ッド情報を含んでいる。各L2フレームはエラー符号化(CRCおよびテールビ
ット)と物理レイヤ操作に特定のオーバヘッド情報(ヘッダー)の加算により単
一L1スロット内へマッピングされる。全てのIS−136DCCHサブチャネ
ルについて、単一下層物理レイヤスロット内で完全なL2プロトコルフレームが
実施されるように、L2操作はL1操作と揃えられるように定義されている。し
たがって、任意のL2フレームの全ビットが1物理スロット内で送られる(すな
わち、チャネル符号化の後で送信の前にスロット間インターリービングしか実施
されない)。
【0065】発明の概要 図13は本発明に従ってTDMAワイヤレス端末等の複数のワイヤレス端末へ
メッセージをワイヤレスで同報する操作を例示している。図14は本発明に従っ
てTDMAワイヤレス端末等のワイヤレス端末において同報メッセージをワイヤ
レスで受信する操作を例示している。
【0066】 当業者ならばお判りのように、本発明は方法、システム(装置)および/もし
くはコンピュータプログラムプロダクトとして実現することができる。したがっ
て、本発明は完全なハードウェアもしくはソフトウェアとハードウェアの面を組
み合わせた実施例の形をとることができる。
【0067】 フロー図を含む図13および14に本発明のさまざまな面が詳細に例示される
。フロー図の各ブロック、およびその組合せはコンピュータプログラム命令によ
り実現できることをお判り願いたい。これらのコンピュータプログラム命令はプ
ロセッサその他のプログラマブルデータ処理装置へ与えて、プロセッサその他の
プログラマブルデータ処理装置で実行する命令がフロー図ブロック内で指定され
た機能を実行する手段を作り出すように、マシンを作り出すことができる。また
、これらのコンピュータプログラム命令は、コンピュータ読出可能メモリ内に格
納された命令がフロー図ブロック内で指定された機能を実行する命令手段を含む
製作品を作り出すように、プロセッサその他のプログラマブルデータ処理装置を
特定の方法で機能するように指令することができるコンピュータ読出可能メモリ
内に格納することができる。
【0068】 したがって、フロー図のブロックは指定された機能を実施する手段の組合せ、
指定された機能を実施するステップの組合せおよび指定された機能を実施するプ
ログラム命令手段をサポートする。また、フロー図の各ブロック、およびその組
合せは指定された機能もしくはステップを実施する特殊目的ハードウェアベース
コンピュータシステム、もしくは特殊目的ハードウェアおよびコンピュータ命令
の組合せにより実現できることをお判り願いたい。
【0069】 次に、図13について、S−BCCH論理チャネルを有するDCCHを含むワ
イヤレスシステム内の複数のワイヤレス端末へメッセージがワイヤレスで同報さ
れる。ブロック1310に示すように、メッセージはエラー訂正符号化されてエ
ラー訂正符号化メッセージブロックを作り出す。ブロック1320に示すように
、エラー訂正符号化メッセージブロックはフレームへ分割される。ブロック13
30において、フレームはエラー訂正符号化されて複数のエラー訂正符号化フレ
ームを作り出す。
【0070】 ブロック1340において、エラー訂正符号化フレームはエラー訂正符号化を
S−BCCHチャネル内に配置することによりワイヤレス端末へワイヤレスで同
報される。最後に、ブロック1350において、S−BCCH論理チャネルがワ
イヤレスで同報される。
【0071】 したがって、図13に示すように、全体メッセージがそれをフレームに分割し
て個々のフレームをエラー訂正符号化する前にエラー訂正符号化される。フレー
ムをエラー訂正符号化する他にメッセージをエラー訂正符号化することにより、
ロングメッセージのよりロバストな同報を提供することができる。
【0072】 次に、図14について、同報メッセージはワイヤレスシステム内のワイヤレス
端末においてワイヤレスで受信される。ブロック1410において、DCCHを
含むフレームがワイヤレスで受信される。ブロック1420において、DCCH
内のS−BCCHの少なくとも一部がエラー訂正復号されて複数のエラー訂正復
号フレームを作り出す。ブロック1430において、エラー訂正復号S−BBC
Hフレームはメッセージブロックへ結合される。最後に、ブロック1440にお
いて、メッセージブロックはエラー訂正復号される。したがって、各フレームが
エラー訂正復号され全体メッセージブロックがエラー訂正復号される。たとえ1
つ以上のフレームが不適切に受信されても、メッセージブロックの全体エラー訂
正復号により適切に受信されなかったフレームを回復することができ、したがっ
て完全なメッセージを受信することができる。
【0073】ワイヤレス同報および受信の詳細な説明 図15はIS−136に従った順方向(基地局からワイヤレス端末)DCCH
のフレーム構造を例示しかつ2つの連続するハイパーフレーム(HF)を示し、
その各々が好ましくはそれぞれプライマリスーパーフレーム(SF)およびセカ
ンダリスーパーフレームを含んでいる。もちろん、ハイパーフレームは3つ以上
のスーパーフレームを含むことができることをお判り願いたい。
【0074】 3つの連続するスーパーフレームが図15に示されており、各々が後述する論
理チャネルF−BCCH,E−BCCH,S−BCCH,およびSPACHとし
て構成される複数のタイムスロットを含んでいる。この点において、順方向DC
CH内の各スーパーフレームは、必要なだけのスロットを使用する、完全な1組
のF−BCCH情報(すなわち、1組のレイヤ3メッセージ)を含み、各スーパ
ーフレームはF−BCCHスロットで開始することを示せば十分である。F−B
CCHスロットの後で、各スーパーフレーム内の残りのスロットはE−BCCH
,S−BCCH,およびSPACH論理チャネルに対する1つ以上のスロットを
含む(もしくは、スロットを含まない)。
【0075】 図15および特に図16について、ダウンリンク(順方向)DCCHの各スー
パーフレームは好ましくは同報制御チャネルBCCHおよびショートメッセージ
サービス/ページング/アクセスチャネル(SPACH)を含んでいる。BCC
Hは高速BCCH(図15に示すF−BCCH)、拡張されたBCCH(E−B
CCH)、およびショートメッセージサービスBCCH(S−BCCH)を含み
、そのいくつかは、一般的に、基地局からワイヤレス端末へジェネリックシステ
ム関連情報を運ぶのに使用される。
【0076】 F−BCCH論理チャネルは、DCCHの構造、システムにアクセスするのに
使用される他のパラメータ、および前記米国特許第5,404,355号に詳細
に記載されたE−BCCH変化フラグ等のタイムクリティカルシステム情報を運
ぶ。前記したように、各スーパーフレーム内でF−BCCH情報の完全なセット
が送られる。前記したように、F−BCCH情報の完全なセットはスーパーフレ
ーム毎に送られる。E−BCCH論理チャネルはF−BCCHで送られる情報よ
りもタイムクリティカルではないシステム情報を運ぶ。E−BCCH情報の完全
なセット(すなわち、レイヤ3メッセージセット)はいくつかのスーパーフレー
ムに跨ることがあり、スーパーフレームの第1のE−BCCHスロット内で開始
するように揃える必要がない。S−BCCH論理チャネルは、株式情報、広告お
よびさまざまなクラスの移動加入者に関心のあるその他の情報等のショート同報
メッセージを運ぶ。本発明の典型的な実施例では、この論理チャネルは情報サー
ビス、例えば、証券相場サービスもしくはスポーツ情報サービスをサポートする
のに使用することができる。
【0077】 図17はダウンリンクDVVHがどのようにタイムスロット内へマッピングさ
れるかを示す。255オクテットまでを含むレイヤ3メッセージがより小さいセ
グメントへ分解される。これらのセグメントはオーバヘッド、エラー検出符号お
よび“テールビット”と共にレイヤ2フレームを形成する。S−BCCHに対す
る特定のレイヤ2オーバヘッドが図18−20に図示されており、それについて
は後述する。各レイヤ2フレームはレート1/2エラー訂正たたみ込み符号により
保護され、得られるデータはインターリーブされ単一タイムスロット内へマッピ
ングされる。レイヤ3メッセージを運ぶのに必要なレイヤ2フレーム数はレイヤ
3メッセージの長さによって決まる。
【0078】 図17は本発明に従ったレイヤ3およびレイヤ2間のチャネルの包含を示す。
レイヤ2の符号化により移動機は、例えば車速に応じて、12−14dBの搬送
波対干渉比(C/I)に対するおよそ90%の確率でレイヤ2を正しく受信する
ことができる。ANSI136に対する設計規準および周波数再利用計画により
、これらの数よりも下のC/Iを経験するユーザは典型的に10%よりも少なく
なる。したがって、10%のレイヤ2フレームエラーレートを経験するユーザは
典型的10%よりも少なくなる。
【0079】 同報チャネル(S−BCCH)上のメッセージはポイントツーポイントメッセ
ージに関してはARQされない。アプリケーションレイヤメッセージは多数のレ
イヤ3メッセージを含むことができる。非常に長いアプリケーションレイヤメッ
セージに対するメッセージエラーレート(MER)は、メッセージ長さが非常に
長くなると、1となる。図17に示すように、アプリケーションメッセージエラ
ーを得るために、アプリケーションメッセージを運ぶ多数のレイヤ3メッセージ
の中のいずれか1つのレイヤ2フレームだけがエラーである必要がある。
【0080】 本発明に従ってアプリケーションレイヤもしくはレイヤ3内でチャネル符号化
を行うことにより、性能を実質的に向上させることができる。性能を向上させる
のに少量の冗長度しか必要としない。したがって、ほぼ完全な無線リンク品質を
有しいかなるエラーにも曝されないワイヤレス端末に対するスループットのペナ
ルティは低減する、好ましくは、最小限に抑えることができる。
【0081】 非常に長いアプリケーションレイヤメッセージの性能を改善するために、アプ
リケーションレイヤすなわちレイヤ3内で符号化を実施することができる。性能
改善を評価するために、レイヤ3内の符号化を仮定する。レイヤ3メッセージが
レイヤ2へ送られる前に、レイヤ3メッセージはブロック符号により保護される
。メッセージのヘッダーは符号化の一部である。図17を見ると、ブロック“チ
ャネル符号化”がレイヤ3とレイヤ2の間に加えられている。レイヤ2透視図(p
erspective)から現在増加されたレイヤ3メッセージはレイヤ3メッセージとし
て見える、すなわちレイヤ3ペイロードとレイヤ3冗長部の長さがレイヤ2透視
図からのレイヤ3メッセージを構成する。
【0082】 非常に短いアプリケーションメッセージに対しては、より高いレイヤのチャネ
ル符号化を行うことにメリットはなく逆矩効果となることがある。したがって、
レイヤ2符号化を越えるチャネル符号化はより長いメッセージに対してのみでき
るようにしなければならない。
【0083】ワイヤレス端末への符号化の表示 レイヤ3の受信端はレイヤ3メッセージがチャネル符号化されるかどうかを知
る必要がある。どのタイプの符号化が適用されるかをワイヤレス端末に知らせる
ための少なくとも3つの方法がある。 1. 表示は帯域外とすることができる、すなわち表示はチャネル符号化され
るデータの包絡線の外側に与えられる。表示はBCCH内に与えることができる
。同報エアインターフェイストランスポートサービス(BATS)を使用するI
S−136に対しては、カテゴリ(例えば、株式相場)がチャネル符号化される
かという表示をBATS内に与えることができる。 2. 表示は帯域内とすることができる、すなわち表示はチャネル符号化され
るデータの包絡線の内側に与えられる。体系的符号に対しては、符号化されるデ
ータに冗長度が加えられる、すなわち符号化されるデータは符号化プロセスによ
り変化されない。非体系的符号では、ソースデータは符号化プロセスにより変え
ることができる。表示は符号化されるセグメントのオーバヘッド部と一緒に与え
ることができる。例えば、レイヤ3メッセージに体系的符号化が実施される場合
には、レイヤ3メッセージのオーバヘッド部はチャネル符号化のタイプを示す情
報要素を含むことができる。したがって、図17では、表示はレイヤ3メッセー
ジの内側、PDおよびMTのすぐ後に与えることができる。 3. 表示はカテゴリ、サービスタイプもしくはメッセージタイプ内で暗黙的
とすることができる。例えば、レイヤ3メッセージにチャネル符号化が適用され
る場合には、メッセージタイプ(MT)はチャネル符号化を暗黙的に表示するこ
とができる。したがって、MTのある値に対してチャネル符号化が適用される。
しかしながら、チャネル符号化のタイプ(例えば、冗長度の量)は、好ましくは
、特定のMTについては変化されない。体系的符号化により、受信機は最初にM
Tを調べその後冗長度が与えられるかどうかを確認することができる。この例は
前記したオプション2に類似している。もう1つの例はサービスタイプもしくは
カテゴリを予め定められた符号化フォーマットと関連づけて帯域外で送出すこと
である。
【0084】 チャネル符号化のタイプの明確な表示によりさまざまな度合いもしくはタイプ
のチャネル符号化を考慮することができる。暗黙的表示に対しては、チャネル符
号化のタイプは一般的に表示の範囲内(例えば、メッセージ、サービス、カテゴ
リ等)に固定される。しかしながら、さまざまなメッセージ、カテゴリ等がさま
ざまな符号化形式を有することがある。
【0085】 ワイヤレス端末は2つ以上のデコーダを並列に作動することにより符号化の存
否を推論することができる。しかしながら、それにより複雑さが増すことがある
。さらに、2つのデコーダを使用すると符号化されているメッセージのタイプ、
例えば株式相場やスポーツの得点、を表示しないことがある。したがって、前記
したような表示が好ましい。
【0086】リード−ソロモン(RS符号) RS符号はソースデータのKシンボルがNシンボルへ符号化されるブロック符
号である。この符号は(N,K)符号として記述される。訂正可能なエラー数は
Int[(N-K+1)/2]であり、Intは整数関数である。符号化および復号はガロア体
(GF(q))内で数学演算を使用して実施され、ここに、qはガロア体内の数
学シンボル数である。符号のデフォルト長、符号語を定義するのに使用される符
号シンボル数はN=q−1である。したがって、RS符号語はq−1シンボルを
含み、各シンボルはqの値のいずれかをとることができる。実際に使用されるシ
ンボル数は情報シンボルのいくつかをそのエラー訂正能力に影響を及ぼすことな
く削除する(省く)ことによりNよりも小さくすることができる。例えば、25
6GFアルファベット(GF(256))を使用するデフォルト長は255であ
る。GF(256)内の各シンボルを表わすのに8ビットを使用することができ
る。
【0087】リード−ソロモン符号の消去復号 N−Kシンボルまで信頼できないことが知られており残りのKシンボルが正し
ければ、デコーダはN−Kの信頼できないシンボルを再構成することができる。
この復号形式は消去復号として知られている。受信機はあるシンボルを信頼でき
ないと識別しており、復号の前にこの表示をデコーダへ与えることができる。
【0088】 受信機は受信したシンボルが信頼できないことを表示する副次的情報をデコー
ダに与える。このプロセスにより訂正できる最大シンボル数は副次的情報なしで
訂正できるシンボル数の2倍である。しかしながら、シンボルが正しくないのに
信頼できないと表示されない場合には、訂正することができる消去したシンボル
数は最大よりも2だけ少ない。したがって、消去復号の訂正能力の全ポテンシャ
ルを得るには、副次的情報は信頼できなければならない。
【0089】 提案したアーキテクチュアでは、受信した各L2フレームに対して実施される
16ビットCRC検査の結果、副次的情報は非常に信頼できるものとすることが
できる。1つのL2フレーム内に含まれるシンボルは全部消去されるか1つも消
去されない。したがって、このアーキテクチュアはRS消去復号の全ポテンシャ
ルを利用することができる。
【0090】 提案したアーキテクチュアでは、RS消去復号の性能は次のように説明するこ
とができる。L3メッセージ内の1つのL2フレームを訂正できるようにするた
めに、冗長シンボルの1つのL2フレームが与えられる。
【0091】 レイヤ2の上に配置されるRSエンコーダの性能は非常に強力とすることがで
きる。それは少なくとも3つの理由による。 1) 全体L3メッセージにわたるチャネル符号化は、バーストエラー条件をよ
り良く処理する、L2フレーム間の時間インターリービングを提供する。 2)レイヤ2からの副次的情報は非常に信頼できるものとすることができる。そ
れは極端に高い確率でレイヤ2フレームが正しいか否かを表示する。 3)リード−ソロモン符号よりも強力なブロック符号はない、すなわちより大き
い最小距離を有する符号はない。
【0092】 RS符号の消去復号の複雑さは比較的低い。リード−ソロモン符号に関する詳
しい情報は、本開示の一部としてここに組み入れられている、“Error Control
Coding”シュ リンおよびダニエル ジェー.コステロ, Prentice-Hall, ISBN 0-
13-283796-X に記載されている。
【0093】 より高いレイヤの符号化の利点はメッセージの長さと共に増す。それは多数の
レイヤ2フレームにわたるインターリービング効果による。冗長度の所与の相対
量に対して、より長いメッセージは連続するL2エラーの統計的効果をより良く
調整する。
【0094】 レイヤ3メッセージ検出を実質的に改善するために、少量の冗長度、すなわち
追加レイヤ2フレームによるレイヤ3メッセージ長の増加を加えることができる
【0095】レイヤ3メッセージに対するRS符号の構成 IS−136(S−BCCH)の同報チャネルが典型的な実施例として使用さ
れる。レイヤ3メッセージの最大長は255オクテットであるため以下、GF(
256),すなわち8ビットシンボル、が使用される。受信機がレイヤ3メッセ
ージの開始および長さを識別できるように、他ならぬ第1のレイヤ2フレームが
オーバヘッドを含んでいる、図18参照。残りのレイヤ3ペイロードはレイヤ2
Continueフレームを使用して送信される、図19参照。レイヤ3メッセージの最
大長は255オクテットである、図17参照。より長いメッセージに対しては、
いくつかのContinueフレームが使用される。Beginフレーム内のペイロードの長
さは84ビットである。第1の10レイヤ3オクテットはBeginフレーム内で送
信され、第11オクテットの4ビットはBeginフレーム内で送信され残りの4ビ
ットは第1のContinueフレーム内で送られる。Continueフレーム内のペイロード
の長さは92ビットである。第1のContinueフレーム内には(92-4)8=11オクテッ
トがある。第2のContinueフレーム内には11オクテットプラス4ビットがある。
第3のContinueフレーム内には11の新しいオクテットおよび前のレイヤ2フレ
ームからの非完了オクテットからの残りの4ビットがある。したがって、Contin
ueフレーム内の92ビットは完全な1シンボルに対するデータしか運ばない。し
たがって、Beginフレーム内で開始したレイヤ3メッセージを運ぶエラー内の任
意のレイヤ2Continueフレームはせいぜい12オクテットしか影響を及ぼさない
。しかしながら、レイヤ3メッセージがTransitionフレームで開始した場合には
、図20参照、Continueフレームは前のフレームからの非完全オクテットを運び
非完全オクテットで終了することができる。したがって、Transitionフレームで
開始したレイヤ3メッセージに対して単一のL2エラーフレームによる影響を受
けるシンボルの最大量は13オクテットである。
【0096】 符号化冗長度がレイヤ3メッセージの一部と考えられる場合には、任意の冗長
度によりレイヤ3ネットペイロードの最大量が相応に低減される。q=256R
S符号が255の符号語長で構成することができるため、GF(256)RS符
号はこのシナリオに対する最大長レイヤ3メッセージに適応する。レイヤ2フレ
ームは正しく受信されるかあるいはいくつかのシンボルエラーを含むことがある
。これらの誤りのあるシンボルは典型的には識別することができない。任意の識
別されない(非消去)シンボルを訂正するのに2つの冗長シンボルを要するが、
消去したシンボルを回復するには1つの冗長シンボルで済む。したがって、誤り
のあるzのレイヤ2フレームからデータを回復してTransitionフレームでメッセ
ージを開始できるようにするために、好ましくは、冗長シンボル数はz*13で
なければならない。任意他の値は復号プロセスに多くの利点を与えることなくネ
ットスループットを低減することがある。さらに、エラー訂正復号は一般的に消
去復号よりも遥かに複雑である。
【0097】 255オクテットレイヤ3メッセージに対するレイヤ2フレーム数は、 84+(y-1)*92>=255*8 についてyを解いて, y=23である。 第23フレームはこのメッセージからの68ビットを運んでいる。
【0098】 もう1つの最大長レイヤ3メッセージが最後のL2フレームにおいてTransiti
onフレームを使用して開始される場合には、このメッセージに対するレイヤ2フ
レーム数は、 77-68+(y-1)*92>=255*8についてyを解いて, y=24である。 第24フレームはこのメッセージからの7ビットを運んでいる。
【0099】 追加シンボル数は、(1)L3ヘッダー内のエクスプリシット、(2)帯域外
シグナリング、もしくは(3)例えば、L3メッセージ外で送られたサービスタ
イプインジケータにより定義されるインプリシットにより受信機へ表示すること
ができる(前記したように)。
【0100】 さらに、ある数のL2フレームを訂正するのに使用することができるシンボル
の変動量により、提供される冗長シンボルの正確な量はメッセージがどのように
L2フレーム内にパックされたかで暗黙的に与えることができる。例えば、L3
メッセージがbeginフレームで開始して送られた場合には、冗長シンボルの正確
な量はz*12となりこのメッセージを送出開始するのにtransitionフレームが使用
された場合には、冗長シンボルの量はz*13となる。zの値は前記したように、
例えば帯域外送信、与えることができる。したがって、受信機は最初にzに対す
る値を求めることができる。次に、最多シンボルを運ぶレイヤ2フレーム内で、
非完全なシンボルを含む、情報のどれだけ多くのシンボルが送られるかを知るこ
とにより、どれだけ多くの冗長シンボルが与えられるかを正確に決定することが
できる。もう1つの方法は常に制限ケースを仮定する、すなわち前例に対して冗
長度数をz*13にセットすることである。
【0101】正しい受信メッセージ(CRM)の確率計算 CRMの確率が次のように計算される。 ここに、n=ネットL2フレーム数、m=冗長フレーム数、WER=レイヤ2
語エラーレートである。ここで使用される用語“語”は“フレーム”と同義であ
る。総レイヤ3長はn+mL2フレームである。
【0102】 これらの計算において、レイヤ3メッセージは少なくとも24までのレイヤ2
フレームを必要とし、冗長度は付加フレーム内に挿入されるものとする。プロト
コルがどのように定義されるかによっては(例えば、レイヤ3メッセージの最大
長)、それは可能ではないことがある。さらに、レイヤ2フレームを消去訂正す
るのに、レイヤ2フレームは1つだけ追加すればよいものとする。前記したよう
に、任意のレイヤ2フレームを訂正するのに必要な冗長シンボル数は単一レイヤ
2フレーム内に正確に適合しないことがある。しかしながら、エラー感度対メッ
セージ長を評価するのに、この仮定の有効性は重要ではない。さらに、L2フレ
ームのエラーイベントは独立しているものとする。この仮定の有効性は車速およ
び、存在する場合の、同じL3メッセージを運ぶL2フレーム間の時間の隔たり
によって決まる。より詳細な検討には車速およびl2フレーム送信のタイミング
がモデル化されるコンピュータシミュレーションを含むことができる。
【0103】 表1は長さが5,10,15,20,24のレイヤ2フレームのメッセージに対するレイヤ
3CRMの結果を示しレイヤ2WERは0.3%, 1%, 3%, 10%および30%である。レ
イヤ3符号化は実施されない(IS−136に従って)。図21は表1のグラフ
表現である。
【0104】 表2は冗長シンボルを有する1つの追加レイヤ2フレームがレイヤ3メッセー
ジに加えられる場合のCRMを示す。レイヤ2フレーム数は表1に比べて1だけ
増す。図22は表2のグラフ表現である。
【0105】 表3は冗長シンボルを有する2つの追加レイヤ2フレームがレイヤ3メッセー
ジに加えられる場合のCRMを示す。レイヤ2フレーム数は表1に比べて2だけ
増す。図23は表3のグラフ表現である。
【0106】 表4はそれぞれ3%および10%のWERの24レイヤ2フレームのレイヤ3
ペイロード長さに対する表1,2および3の抜書きである(実際のレイヤ2フレ
ーム数はそれぞれ24,25および26である)。 したがって、レイヤ3メッセージ長さの8.3%の増加に対して、CRMはWER=
3%の場合は48%から95.8%へ、WER=10%の場合は8%から51.1%へ増加する
【0107】 RS符号の冗長シンボルは追加レイヤ2フレーム内に与えられる(“体系的符
号”)。したがって、ワイヤレス端末は所望により冗長度を無視することができ
る(オプションファシリティ)。RS符号化を使用するようにされていないワイ
ヤレス端末に対する“コスト”はメッセージ長さの増加、すなわちスループット
の僅かな減少である。RS能力を備えたワイヤレス端末は、大概の場合、レイヤ
3メッセージが長ければ低WERに対してさえも使用可能なスループットの増加
を経験する。
【0108】 好ましくは、ワイヤレス端末はCRC検査に関してL2フレームがエラーであ
るかどうかを全てのL2について調べる。エラーがなければ、より高いレイヤ(
例えば、レイヤ3)の復号は必要ない(体系的符号化)。誤りのあるレイヤ2フ
レーム数が訂正可能なフレーム数よりも多ければ、ワイヤレス端末はより高いレ
イヤの正しいフレームを送り出すことができず、一般的には少なくともいくつか
のエラーフレームの次の発生を待たなければならない。誤りのあるレイヤ2フレ
ーム数が訂正可能なフレーム数以下であれば、ワイヤレス端末は(ほぼ)良い結
果が保証された復号を行うことができる。あるいは、ワイヤレス端末は復号を無
視して誤りのあるレイヤ2フレームの次の発生を待つことができる。
【0109】代替符号化フォーマットおよび関連するチャネル管理 ANSI136における現在のS−BCCHレイヤ2フレームはレート1/2た
たみ込み符号により保護される。より高いレイヤ符号化が利用できる場合には、
各L2フレームのチャネル符号化を低減して相応するより多くの冗長度をより高
いレイヤ符号化に与えることが好ましいことがある。典型的には、従来のANS
I136同報チャネルに関してより高いレイヤ符号化はないと仮定してより低い
レイヤ符号化の量が決定された場合がそうである。
【0110】 将来のサービスに対して、より多くのペイロードビットおよび対応するより少
ない冗長度を含む新しいL2フレームを定義する機会が存在する。しかしながら
、この代替アーキテクチュアは、好ましくは、同じ制御チャネル上の現在定義さ
れているS−BCCHと共存することができなければならない。したがって、S
−BCCHチャネルを読み出す時に新しいS−BCCHスロット定義の存在によ
り古いワイヤレス端末を混乱させてはならない。新旧スロットフォーマットはそ
れが軽減されるようにS−BCCHチャネル上で多重化することができる。ワイ
ヤレス端末がS−BCCHの記述子、ANSI−136におけるBATSサービ
ス、をうまく見つけられる場合には、古いワイヤレス端末は記述子チャネルによ
り示される位置(時間の)において古いサービス(すなわち、理解するよう指示
されるサービス)の読出しを試みるだけである。古いワイヤレス端末は新しいサ
ービスの読出しを省くことがある。新しいサービスがスーパーフレーム内の明確
なタイムスロット内で送られる場合には、これらのタイムスロットは古いS−B
CCH符号化フォーマットとは異なる符号化を行うことができる。しかしながら
、新旧フォーマットをミックスできる能力はさまざまなサービスの送信が正確な
時間に行われる時をピンポイントする記述子チャネルのフレキシビリティによっ
て決まることができる。第2に、古いワイヤレス端末が記述子チャネルを探索(
同期化)している間に、予期したものとは異なるレイヤ2チャネル符号化を使用
するS−BCCHタイムスロットに遭遇した時にそれを混乱させてはならない。
古いワイヤレス端末はCRC検査に基づいて新しいフォーマットタイプのS−B
CCHスロットを復号できなかったことを確認し、時間多重化された構造内のど
こに記述子チャネルが配置されているかを推定できるまでさらにスロットの読出
しを進めるだけであることをお判り願いたい。しかしながら、特定のワイヤレス
端末インプリメンテーションによっては、ワイヤレス端末がエラーであると確認
する多数の連続するL2フレームに遭遇する場合に記述子チャネルを見つけるタ
スクを放棄することがある。
【0111】 記述子チャネルをどこに配置するかについて予め定められたなんらかのルール
がある場合には、古いワイヤレス端末について示した前記事柄は低減されること
がある。例えば、記述子チャネルが常にスーパーフレーム内の第1のS−BCC
Hスロット内で開始しなければならずかつスーパーフレーム内の第1のS−BC
CHスロットが新しいフォーマットを使用するサービスに割り当てられる事がな
い場合には、新しいフォーマットにより混乱されることなく記述子チャネルを見
つけ出す古いワイヤレス端末の能力を改善することができる。
【0112】 もう1つの解決法はここではS2−BCCHと呼ばれる新しい論理同報SMS
チャネルを提供することである。古いワイヤレス端末はS−BCCHスロットの
数およびF−BCCH内のスーパーフレーム内のその位置を探す。スーパーフレ
ーム内のS2−BCCHスロット数を示す新しい情報要素を新しいワイヤレス端
末に提供することができる。古いワイヤレス端末はS2−BCCHスロットを読
み出す試みはしない。
【0113】 図24は古いワイヤレス端末により知覚される提案された新しいスーパーフレ
ームフォーマットを示す。図24において、非SPACHスロットの各スロット
割当ては、チャネルの順序しか示さない、図15とは反対に別々に示されている
。本例には2つのF−BCCHスロット、3つのE−BCCHスロット、2つの
S−BCCHスロットおよび4つのReservedスロットがある。
【0114】 図25は、新しいワイヤレス端末により知覚される、図24と同じ構成を使用
する新しいスーパーフレームフォーマットを示す。その違いは古いワイヤレス端
末により知覚される4Reservedスロットが3S2−BCCHスロットおよび1Re
servedスロット(R2)として理解されることである。
【0115】 将来技術に対するこの機構は論理チャネル“Reserved”を定義しているANS
I−136内に既に提供されている。古いワイヤレス端末はS−BCCHチャネ
ルにすぐ続くスーパーフレーム内のReservedスロット数を読み出すことができる
ため、非BCCHスロット(すなわち、SPACHスロット)の開始をそれでも
正しく識別することができる。この技術は同じ譲受人で本開示の一部としてここ
に組み入れられている本発明者による米国特許第5,751,731号“Simpli
fying Decoding Of Codewords In A Wireles Communication System”に記載さ
れている。
【0116】 新しいワイヤレス端末はS−BCCHスロット数、スーパーフレーム当たりS
2−BCCHスロット数(特記なき限りS−BCCHスロットに暗黙的に従う)
およびここではReserved-2と呼ばれる第2の情報要素の他にBCCH内の2つの
情報要素を見る。Reservedスロット数を示す既存の情報要素はS2−BCCHス
ロットとReserved-2スロット数の和にセットしなければならない。したがって、
それによりスーパーフレーム内の明確なタイムスロットセットを占有する将来の
(S2−BCCHを越える)新しい論理チャネルにより同じ制御チャネルをさら
に改善することができる。
【0117】同報チャネルの代替アーキテクチュア 前記したように、アプリケーションレイヤ上の符号化は非常に強力であるため
、各L2フレーム上の符号化の量を低減してアプリケーションレイヤの符号化量
を増すことが好ましいことがある。例えば、L2フレームの符号化がレート1/2
からレート3/4へ低減されてレート3/4のより高いレイヤ符号化が適用される場合
には、ネット符号化レートは3/4*3/4=9/16でありそれは既存のフォーマット(=1/
2)よりも幾分高いスループットである。冗長度のこのような再割当てにより冗長
度の全体量が幾分少ないにもかかわらずより長いメッセージの復号性能を改善す
ることができる。レート1/2からレート3/4への符号化レート変更により増加した
L2フレームのWERは第2の復号ステップにより十二分に補償される。
【0118】 スループットのさらなる改善はレイヤ2フレームを符号化する時にテールビッ
トを与えるのではなくテールビッティングを実施して実現することができる。テ
ールビッティング対テールビットの説明については米国特許第5,673,29
1号を参照されたい。それは、ANSI136で現在使用されているたたみ込み
符号に対して、レイヤ2フレーム内のペイロードを5ビット増すことができる。
しかしながら、復号は幾分計算集約的となる。しかしながら、この技術はより高
いレイヤにおいて符号化を行う面とは独立することができる。
【0119】 共に本開示の一部としてここに組み入れられているレイス等の米国特許第5,
603,081号“Method For Communicating In A Wireless Communication S
ystem”および1998年10月18日に出願されたレイス等の米国特許出願第
08/544,492号には制御チャネルのマスターアンドスレーブ(M/S)
の概念が開示されている。第1のチャネル、マスター、では制御チャネルに関連
する全ての論理チャネル、例えば、図16に従った論理チャネルが見つけ出され
る。スレーブチャネルはポイントツーポイントメッセージだけを運び同報チャネ
ルはない。そのため同報チャネルを繰り返すオーバヘッドを持ち越すことなく第
2の制御チャネル内へ展開することにより呼セットアップ容量を大きくすること
ができる。スレーブチャネルへハッシュすなわち割り当てられたワイヤレス端末
はその同報データをマスターチャネルから取得することができる。本発明の別の
同報フォーマットを導入することにより、M/S概念は新しい同報チャネルが1
つ以上のスレーブ上に常駐するように修正することができる。“古い”同報情報
、FおよびE−BCCH上で見つけたシステム情報および“古い”および“新し
い”ワイヤレス端末に対する“既存の”同報サービスの両方、をマスターチャネ
ル上に配置することができる。それにより、他の論理チャネルに対する帯域幅を
相応に低減する厳しいサービスインパクトなしで、例えば、前記したように株式
相場サービスを運ぶ等の同報サービスに対するより多くの帯域幅を考慮すること
ができる。例えば、スレーブ制御チャネル上の論理チャネルは下記のものを含む
ことができる。 ・S−BCCHおよびSPACHあるいは、 ・S−BCCH,SPACHおよびReserved
【0120】 マスターBCCH上の情報はスレーブ制御チャネル、存在するチャネルのタイ
プおよび適切な識別(TDMAシステムにおけるスロット番号、CDMAシステ
ムにおける符号)に対する帯域幅割当てを表示することができる。
【0121】 図26はANSI136例を使用する典型的なインプリメンテーションを示す
。DCCHはフルレートチャネル、すなわちANSI136内の2つおきのスロ
ットを割り当てられる。このチャネルは新旧両ワイヤレス端末にサービスする。
それはマスターDCCHである。本例では、スレーブチャネルはハーフレートチ
ャネルとして、すなわち5タイムスロットおきに、導入される。対応するハーフ
レートチャネルはハーフレートトラフィックチャネル(TCH2)、例えばuser
1への音声呼、へ割り当てられる。この周波数の残りの帯域幅はフルレートトラ
フィックチャネル(TCH2)へ割り当てられる、例えば、user2へのデータサ
ービスへ割り当てられる。
【0122】 スレーブチャネルはフルレート、ダブルレートチャネル等とすることができる
ことをお判り願いたい。多数の独立スレーブも可能である。さらに、スレーブチ
ャネルはマスターDCCH以外の異なる周波数へ割り当てることができる。マル
チレートDCCHとマルチレートチャネルDCCH間の違いは、例えば、マルチ
レートチャネルDCCHの場合ワイヤレス端末はそれ自体が例えばそのID(例
えば、MINもしくはIMSI)に基づいた1つの特定のチャネルへ割り当てら
れることである。一度マスターもしくは特定のスレーブDCCHへ割り当てられ
ると、ワイヤレス端末はその特定のDCCH上のデータしか読出し送信しないが
、恐らく共通BCCH情報は例外である。マルチレートDCCHはワイヤレス端
末がマルチレートチャネルの全体包絡線(例えば、タイムスロット)からデータ
を読出しおよび/もしくは送信することができるワイヤレス端末であることを意
味する。
【0123】 図27はマスターDCCHおよび2つのスレーブDCCHによるチャネル割当
てを例示している。ワイヤレス端末はそのIDおよびマスターDCCH上のBC
CH内の情報に基づいてどちらのDCCHへワイヤレス端末がそれ自体を割り当
てるかを決定することができる。また、例えば登録手順の一部のようなメッセー
ジ内のコマンドを送ることにより、随意ワイヤレス端末を再割当てすることがで
きる。
【0124】 スレーブDCCHは、SPACHチャネルの他に、同報チャネルを含むことが
できる。ANSI136標準は存在、位置(時間的)および主題(例えば、サー
ビスタイプ)を表示することができる同報テレサービストランスポートを含んで
いる。マスターチャネル上の記述情報ははスレーブチャネル上のコンテンツに関
する情報も含むことができる。もう1つの代替策はスレーブチャネル上のもう1
つのS−BCCHチャネルの存在をマスターチャネル上に表示して主題、メッセ
ージ長さおよびいつメッセージが開始するかに関するメーカル情報を提供するこ
とである。
【0125】 同報チャネルの受信性能はユーザに表示することができる。受信した信号の信
号強度をディスプレイすることが知られている。各L2フレームの正誤表示は時
間平均することができる(ローパスフィルタリング)。レイヤ3メッセージの正
誤表示もしくはさまざまなレイヤからの表示の任意の組合せを使用することがで
きる。アプリケーションメッセージを送るのに使用したいずれかのレイヤ内でC
RCを使用することは、典型的に、データが正しいか否かの信頼できる表示であ
る。ネットスループットを示すグラフをディスプレイすることができる。ペイロ
ードが完全に取得されるまでに多数のサイクルが受信される必要があることがあ
るため、ペイロードを取得する時間は一般的にチャネル品質によって決まる。受
信機はペイロードを送り出すことができる(例えば、それを画面上にディスプレ
イしたりペイロードをコンパニオン装置へ送る)前に、まだどれだけのデータを
フェッチしなければならないかを知っている。この情報は、例えば前記したよう
に推定された、現在のチャネル品質と共にいつペイロードを送り出す準備が完了
するかを予測するのに使用することができる。受信機が残りデータを待っている
間クロックすなわち“残り時間”インジケータをユーザに表示してみせることが
できる。受信性能を改善するために、ユーザは提示された性能(例えば、%ネッ
トスループット、推定された準備完了までの時間)からの情報を使用してアンテ
ナのより良いスポットを見つけることができる。
【0126】代替符号化フォーマットに対するCRM計算 規準L3メッセージが20のL2フレームを占有するものとする。各L2フレ
ームにレート3/4たたみ込み符号を適用することにより代替アーキテクチュアを
定義しL3ペイロードをレート3/4RS符号で符号化する。有効なレートは である。基準メッセージはL2フレームデータのn1=n_gross/rate非符号化量に
対応するペイロードを運び、ここにn1=20*1/2=10L2フレームである。次に、代
替メッセージはn2=n1/(3/4)=13.5レイヤ2L2フレームを使用する。n2を最も近
いより高い整数にセットする、すなわちn2=14L2フレーム。ペイロード量に対
応する同値非符号化L2フレーム数は14*3/4=10.5である。次に、L2フレーム
総数を基準および代替メッセージに対して等しく、すなわち20に等しくセット
する。代替メッセージに対する冗長度の6L2フレームの余裕がある。RS符号
に対する符号化レートは14/20=0.7となる。これは初期(0.75)目標よりも幾分多
い符号化である。代替メッセージは基準メッセージよりも多くのペイロードを運
ぶ(10.5対10“単位”)。
【0127】 したがって、代替メッセージは幾分多くの情報(10.5/10=5%)を運び、ペイロ
ードに対して14のL2フレームを占有し、6冗長フレームにより保護され同量
のグロスL2フレーム(20)を使用する。したがって、代替メッセージを送る
時間は基準メッセージと同一であるが5%だけ多くのペイロードを含んでいる。
代替メッセージに対するCRMは計算することができ、簡単にするために、独立
したL2エラーイベントを仮定する。表1,2,3からの1つもしくは2つの追
加冗長フレームを有する非符号化基準メッセージに対するCRMも表5として与
えられる。
【0128】 表5から代替メッセージは3%L2WERにおける非符号化基準メッセージよ
りも30%L2WERにおいてより頻繁に正しく受信されることが判る。CRM
は30%WERおよび10%WERにおいて2つの追加冗長フレームを有する基
準メッセージに対して等しい。しかしながら、たたみ込み符号化による保護が低
いため、代替メッセージは一般的により高いWERを経験する。レート3/4たた
み込み符号に対するWERがレート1/2に対するWERが3%である信号対ノイ
ズ比(SNR)においておよそ30%よりも低ければ、代替アーキテクチュアは
より良く動作している。レート1/2符号が10%WERとなる信号対ノイズ比(
SNR)において3/4符号に対するWERが30%以下であれば、代替アーキテ
クチュアはより良く動作している。最初のテストは経験に基づいてイエスと答え
ることができる。しかしながら、第2のテストに対しては特定の実施例、例えば
ANSI136、がモデル化されるコンピュータシミュレーションを実施するの
が望ましいことがある。
【0129】 もう1つの代替アーキテクチュアは、例えば、レート1/2からレート2/3RS符
号に対してのみ非たたみ込み符号化を有することである。性能評価はコンピュー
タ計算により行うことができる。既存のANSI136に対して、L2WERは
典型的に10%よりも小さいことが経験的に示されている。品質の落ちるチャネ
ルではWERが高くなることがある。この知識によりCRM計算に対して関連す
るWERを選択することができる。関心のあるSNRに対してエラーレートが8
ビットを越えるはどのシンボルかを同等に簡単に理解することはできず、したが
ってコンピュータシミュレーションが実施されることがある。しかしながら、多
数の短い符号よりは単一の長い符号のパワーの方が、このようなアーキテクチュ
アが少なくともエラー訂正復号が使用される場合に競合することを示している。
全体L3メッセージにわたるたたみ込み符号および全L2フレームにわたるイン
ターリーブおよびL2における符号化がないことがインターリービング効果が増
しただけによるL2符号化よりもよく動作する可能性が最も高い。
【0130】 しかしながら、より小さいブロック(例えば、単一L2フレーム)での内部た
たみ込み符号、内部符号がブロック(例えば、CRC)を正しく復号できたかど
うかの信頼できるインジケータの提供および外部RS符号の組合せはいくつかの
利点を有する。
【0131】 第1に、単一L3RS符号に関して、内部たたみ込み符号は性能を向上させる
ことができるソフト復号から利益を得ることができる。ソフトRSエラー訂正復
号は実行出来ないことがあり、消去復号に対するソフト情報しか使用しない代替
策は好ましいアーキテクチュアと同じ信頼できる副次的情報を提供しないことが
ある。このフォーマットはメッセージサイクルに同期化するのに使用することが
できるL2ヘッダーの読出しを信頼度の低いものとするか(L2符号化がない)
、あるいはワイヤレス端末がメッセージ長さを知りL2ヘッダーを調べる前に冗
長フレームの到来を待つことを必要とすることがある。しかしながら、この問題
は各レイヤ2ブロック内の別々の符号化されたブロック内のフレーム数等のオー
バヘッド情報を提供して解決することができる。このシナリオに対して、レイヤ
2はこのヘッダーを含みペイロードに対するレイヤ2を含まないと考えることが
できる。
【0132】 第2に、ソフトエラー訂正復号から十分な利益を得ることができる単一L3た
たみ込み符号は受諾もしくは拒絶される全体メッセージを生じることができる。
同報サービスに対して、同じ情報が繰り返される。受信機は正しく受信したL2
フレームを格納することができ、全体復号が成功しない場合には正しい(CRC
に従って)L2フレームを格納してL3メッセージを復号できるまで正しくない
L2フレームの次の発生を待つことができる。これはメッセージがL3内部で細
分化されL3内側の各分割片に対してCRCを加えなければ不可能である。この
シナリオに対しても、L2ヘッダーは符号化され物理レイヤ内の別々のフィール
ド内に配置することができる。しかしながら、ワイヤレス端末透視図から、符号
化ブロックの開始もしくは終了を知らずにたたみ込み符号を復号できるためこれ
は必要ではない。しかしながら、L3の内側へ“L2”オーバヘッドの挿入を必
要とすることがあり、レイヤリングの概念にそむくことがある。もう1つのイン
プリメンテーションは復号できなかった全体メッセージを格納して格納したメッ
セージと新たに到来したメッセージのジョイント復号を実施することである(ソ
フト結合)。しかしながら、これは過剰な記憶装置を必要とすることがある(全
体メッセージおよび関連するソフト情報)。どのセグメントがエラーであるかを
正確につきとめることができる特徴により記憶要求条件が高くなることがある。
【0133】正しいメッセージが受信される前のサイクル数 同報チャネル内でメッセージは、典型的に、使用されなくならない限り終わり
のないループで繰り返される。したがって、ワイヤレス端末が各イベント(サイ
クル)から正しく受信したL2フレームを格納する場合には、全てのL2フレー
ムを正しく受信するまで後続サイクル内の誤って受信したフレームを捕捉する必
要があるだけである。
【0134】 受信機がフレームを識別することをプロトコルが許し、したがって、後続サイ
クル内の誤りのあるフレームを再読出しするだけでよければ、全体メッセージを
再読出しするのに比べて実質的に性能を改善することができる。表6−10の結
果はこの能力を仮定している。しかしながら、メッセージ取得における遅延がメ
ッセージを捕捉するのに使用した各付加サイクルに対して増加する。多数のサイ
クルを使用してメッセージを取得することの実行可能性はサービスのタイプによ
って決まることがある。サービスコンテンツの高速プレゼンテーションを期待す
る時に、ユーザはパワーオンシナリオに最も敏感となることがある。
【0135】 表6はL2WERの関数としてL3メッセージが正しく受信される前に特定
のサイクル数を必要とする確率を示す。より高いレイヤチャネル符号化は含まれ
ない。L2フレームの総数は20である。表7は表6の累積確率を示す。
【0136】 表8はL2WERの関数としてL3メッセージが正しく受信される前に特定の
サイクル数を必要とする確率を示す。より高いレイヤチャネル符号化の1フレー
ムが含まれている。L2フレームの総数は20+1=21である。表9は表8の累積確率
を示す。
【0137】 表10はL2WERの関数としてL3メッセージが正しく受信される前に特定
のサイクル数を必要とする確率を示す。より高いレイヤチャネル符号化の1フレ
ームが含まれている。L2フレームの総数は20+2=22である。表11は表10の
累積確率を示す。
【0138】多数のメッセージの性能 さまざまなサービスが単一メッセージにはめ込むことができるよりも多くのペ
イロードよりを使用することがある。前の例には株式相場サービスに対する163,
000オクテットのペイロード(前記した米国特許出願第09/113,317号の技術が使
用される場合はおよそ16,300)およびインテリジェントローミングのデータベー
スに対する2,500オクテットがそれぞれ示された。ANSI136の典型的なフ
レーム構造およびメッセージ長さの使用を続けると、レイヤ2Continueフレーム
が11.5オクテットを含むことができる場合にペイロードを運ぶレイヤ3メッセー
ジ数は163,000/11.5/20=1600メッセージおよび2,500/11.5/20=11メッセージであ
る。ネットレイヤ2フレーム数は20にセットされる。したがって、多数のレイヤ
3メッセージを使用するサービスの配送性能を評価するという関心事がある。
【0139】 あるサービスにとってコンテンツがエンドユーザに対して関係のあるものとな
る前に全体ペイロード(レイヤ3メッセージに対応する全て)を利用できる必要
はないことをお判り願いたい。例えば、よく設計されたプロトコルにより、株式
相場サービスは正しく受信されなかったメッセージに対する後続サイクルを待つ
間に受信している相場をディスプレイすることができる。それは利用できる全メ
ッセージを有することなくアプリケーションを個別のメッセージに“同期化”で
きるように、ペイロードのセグメント化が実施されることを必要とすることがあ
る。下層ペイロードが更新されていることがある(新しい相場)次のサイクルに
おいて、ワイヤレス端末は新しい情報を表示し前のサイクルで更新されなかった
シンボルに対する相場を現在更新していることがある。限界内で、相場に変化が
あり対応するデータが正しく受信できた時は常に各株式相場は更新される。実際
上、ペイロードのセグメント化が与えられると、解釈できる最小セグメントはフ
レーム、例えば、レイヤ2フレームおよびレイヤ3メッセージ内のペイロードの
セグメント化に基づくことができる。したがって、無線チャネルが干渉を経験す
る時は常に1,600長メッセージに対する性能は非常に悪いが、その特定サー
ビスの性能は必ずしも1,600メッセージの全てをある時間内に正しく受信す
ることに基づいては判断されないことがある。
【0140】 データベースをダウンロードする他方の例では、プロトコル設計に応じてオー
ルオアナッシングがワイヤレス端末内で更新されることを必要とすることがある
。したがって、ワイヤレス端末は全メッセージが正しく受信されるまで待つ必要
があることがある。IRデータベース(ローミング協定)は典型的には非常に頻
繁に変更されることがないため、サイクルごとにデータは一定である。さらに、
ワイヤレス端末がデータベース更新後の最初のサイクルを正しく受信することは
重要とは考えられないことがある。完全なメッセージセットが得られるまで受信
機がレイヤ2フレームをフェッチする読出しの数サイクルは満足な性能と見なす
ことができる。これら2つのサービスは非常に長いメッセージセットを必要とす
るサービスがあるかもしれないが、ワイヤレス端末が新しいペイロードの完全な
セットを有する前に多数のサイクルを必要とする感度は各サービスについて個別
に評価する必要があるかもしれないことを例示している。
【0141】 符号化の典型的なインプリメンテーションの性能がさまざまな語エラーレート
(レイヤ2フレームエラーレート)についてメッセージセット(アプリケーショ
ンレイヤ)内の1−20メッセージに対して計算されている。計算は1,2およ
び3サイクルについて実施される。各メッセージ内のレイヤ2フレーム数は20
である。図28は1および2サイクルについてWER=10%に対する正しく受
信したメッセージセット(CRMS)を示す。各サイクルについて、RS符号化
の0,1および2フレームに対する性能を示す。図29は20%WERおよび1
,2および3サイクルに対する結果を示す。サイクル数が許可されたロングメッ
セージに対してCRMS性能は劇的に増加する。しかしながら、符号化により性
能も改善される。サイクルを配送する時間の増加は1,2および3サイクルに対
して0%,100%,および200%であることをお判り願いたい。RS符号化
の受信時間の対応する増加はRS符号化の0,1および2フレームに対して0%
,5%および10%である。例えば、図29において、2RS符号化および2サ
イクルの性能は符号化無し3サイクルよりも良好である。したがって、後のシナ
リオは全体メッセージを受信する時間の200%の増加を必要とすることがある
が、符号化シナリオの性能は110%の時間増加しか必要としないのに依然とし
てさらに良好である。
【0142】 図30および31は図28および29と同様であり、256メッセージまでの
性能を示している点が異なっている。結果はロングメッセージセットに対して、
多数のサイクル中の読出しとレイヤ3内の提示された符号化の包含とを組み合わ
せて使用することによりよい性能が得られることを例示している。符号化の3フ
レーム以上が含まれない限り、符号化だけでは満足な性能は得られない。図30
参照。たとえ非常に少ないメッセージに対しても、単一サイクルに対する性能は
非常に低い。しかしながら、例えば100の、メッセージの長いセットに対して
は、3サイクル符号化無しでは満足な性能は得られないことがある。2−RS符
号化を含むことによりCRMSはおよそ20%から97%へ改善され、それは符
号化を含めかつ読出しの2サイクル以上を考慮すことによる性能の向上を例示し
ている。
【0143】 図31はWERの関数としての12メッセージに対するCRMSを示す。この
例はIRサービスに対して代表的なものである。図32はさまざまなメッセージ
セット長に対するWERの関数としての3サービス後のCRMS性能を例示して
いる。符号化無し2−RS符号化に対する結果が示されている。
【0144】 サービス配送に対する期待時間は次式により計算することができ、 T=ΣTc*c*Pc ここに、Tcはサイクルの時間、cは所要サイクル数、Pcはcサイクルを必要
とする確率である。図28−33に対するPcは表6,8,10,12,14,
16,18,20,22,24,26で見つけられる。計算は3サイクルに制限
される。利用できる結果を3サイクルまでだけに制限したT(t)の下限は、 t=Tc*{1*P1+2*P2+3*P3+4*(1−P1−P2−P3)}
であり、それは最初の3サイクル内でペイロードを受信する累積確率が100%
に近い、すなわち(1−P1−P2−P3)が小さい数である場合のTの正確な
推定値である。推定値tは全てのメッセージが第4サイクル中よりも遅くは受信
されないと仮定している。性能が悪いほど、すなわち(1−P1−P2−P3)
が大きいほど、5,6,...サイクルが必要である非ゼロ確率があるため、T
は次第に過小推定される。したがって、悪い性能シナリオが過剰に楽観的な結果
を与えていることがある。
【0145】 例えば、WER=100%チャネルへの12メッセージペイロードに対する全
メッセージを読み出すための平均サイクル数(表18)は、次のようになる。
【0146】 したがって、RS符号化の2フレームを含むことにより全メッセージを取得す
るための平均時間はおよそ3.1サイクルから2.0サイクルへ低減することが
できる。符号化無しのケースはより楽観的な性能を有するため(必要なサイクル
は4サイクル以下と推定される)、符号化無しと符号化シナリオ間の性能差は実
際上幾分大きくなることがある。(1−P1−P2−P3)が非常に大きいため
、推定値tは同じメッセージ長の符号化無し20%WERには適切ではないこと
がある。これらの条件に対しては、チャネル符号化の改善は前記した例よりも更
に大きく、場合によっては遥かに大きく、なることがあるが推定値tを使用して
正しく表現はされない。性能を改善するのに4サイクル以上に対する結果が必要
なことがある。
【0147】同報メッセージのスケジューリング 正しく受信したデータを格納して次のサイクルで正しく受信されないデータを
待機する能力により実質的に性能を改善することができる、例えば、表15参照
。サイクルにわたってコンテンツが一定であれば、メッセージを読み出す多数の
機会がある方法だけを一般的に適用することができる。例えば、より高いレイヤ
符号化が適用される場合、冗長度はそれを発生した情報に対するエラーを訂正す
るためだけに使用することができる。したがって、ワイヤレス端末は正しいフレ
ームを格納することができないことがあり、後続サイクルにおいてN−Kの正し
いフレームが受信されるまでさらにフレームをフェッチし、サイクル間でコンテ
ンツが変化している場合には、前記したようにチャネル符号を適用することがあ
る。
【0148】 ワイヤレス端末は典型的にコンテンツが変化していることをいくつかの形式の
変化通知により知らされる。したがって、1つの戦略は正しい受信データを格納
することであり次のサイクルが変化インジケータをイネーブルしていなければ、
多数のサイクルからデータを集めるプロセスを使用することができる。頻繁に変
化しないサービス、例えばIrに対するデータベース、に対してはこれは問題に
はならないことがある。この種のサービスに対して、ANSI−136はページ
ングチャネル上の変化インジケータをサポートする(より詳細な特定サービスイ
ンジケータの他に)。したがって、システムが同報コンテンツを変える時は常に
、ワイヤレス端末はスリープモードからウェークされてBCCHを読み出すこと
ができる。ANSI−136では、2つのインジケータがページングスロット内
に与えられ、1つはF−BCCHおよびE−BBCHに対するものであり1つはS
−BCCH、すなわち、同報チャネル用である。
【0149】 しかしながら、全サービスをページングスロット内のS−BCCH変化フラグ
にリンク(トリガ)する必要はない。下層データが常時変化するサービス、例え
ば、株式相場サービスについては、いつプロトコルを開発するかの設計選択を行
うことができる。頻繁に変化するコンテンツについては、任意のS−BCCHデ
ータに関心のある全移動機のアクティビティがトリガーされるため、ページング
スロット内の変化フラグはイネーブルされないことがある。コンテンツを頻繁に
変化させないサービス、例えば、前記したIRサービスについては、ページング
スロット内の変化フラグのトリガーは実現可能である。ページングスロット内の
変化フラグをトリガーしないように定義されているサービスについては、ワイヤ
レス端末はサービスカテゴリ特定変化情報を見つける同報チャネルの記述部を調
べることができる。
【0150】 データがサイクル毎に変化できる場合には、ワイヤレス端末は各サイクルに対
するデータを受諾もしくは拒絶することができる。不良かあるいはぎりぎりの無
線チャネル条件では、全データを単一サイクル中に回復できないため、ワイヤレ
ス端末はいかなるデータも取得できないことがある。次のサイクル中にワイヤレ
ス端末はデータを復号するもう1つの機会を得るが、典型的には前のサイクルか
らのデータを使用して復号性能を改善することはできない。ここの計算はデータ
を回復する多数の機会を許すパワーを示すため、サイクルは遅延するが、本発明
はデータを繰り返しワイヤレス端末の復号性能を助けるスケジューリング情報を
含むことができる。
【0151】 さまざまなサービスタイプに割り当てられるメッセージのスケジューリングが
知られている。例えば、ダイアチナ等の米国特許第5,768,276号、“Di
gital Control Channel Having Logical Channels Supporting Broadcast SMS”
では、ANSI136BATSサービスおよび改善されたGSM Cell Broadcas
t がメッセージもしくはメッセージセットが正しい時間に生じる時を受信機に知
らせる面をサポートする。ワイヤレス端末はあるサービスカテゴリもしくはメッ
セージのタイプしか読み出さないようにプログラムすることができる(ユーザに
より)。次に、ワイヤレス端末はデータの読出しを省いてバッテリ消費を節減し
、スケジューリング情報に従ってメッセージが現れる時に同報チャネルの読出し
を開始することができる。本発明に従ったスケジューリングはワイヤレス端末に
下記の付加情報を提供することができる。 1.どれだけのサイクルのコンテンツが(最低限)一定のままであるか。 2.定コンテンツのサイクルセット内の現在サイクルのサイクルシーケンス番
号。
【0152】 このコンテンツ内のシーケンス番号は一般的に従来技術とは異なることをお判
り願いたい。従来技術では、メッセージもしくはメッセージセットにシーケンス
番号を割り当てることができる。ワイヤレス端末はこの番号を格納し、次の読出
しにおいて現在の番号を格納された番号と比較する。等しければ、メッセージが
同じコンテンツを有する表示である。従来技術におけるシーケンス番号の使用は
変化表示を与える。提案した方法に従ったシーケンス番号はワイヤレス端末が定
コンテンツを有するサイクルセットの開始に同期化することができるサイクル番
号である。したがって、受信機は共通コンテンツを有する第1,第2,..,お
よび最終サイクルを知る。シーケンス番号を使用する変化通知の面も本発明にお
いて有用となることがある。しかしながら、それらは異なる目的に使われ両方の
目的をサポートすることができる。サイクルシーケンス番号および繰返し数は、
(潜在的な)変化が生じる時に、有効にタイムスタンプを有する変化通知となる
【0153】 前記したように、スケジューリング情報を含むことにより、現在のサイクル内
でメッセージを完全に処理できない場合に、現在サイクルからのコンテンツを格
納する価値があるかどうかをワイヤレス端末に知らせることができる。コンテン
ツが頻繁に変化する株式相場その他任意のサービスに対して、この方法、すなわ
ち全体コンテンツの繰返し、を使用すると可能な最大スループットが減少するこ
とがある。非常に良好なチャネル条件を経験しているワイヤレス端末は、そうで
はない場合ほど頻繁には更新できないことがある。しかしながら、ぎりぎりのも
しくは不良なチャネル条件を経験しているワイヤレス端末はより良くデータを受
信することができ、実際上スループットが増加する。
【0154】 システムオペレータは繰返し数を決定することができる。この値は異なるサー
ビスカテゴリおよび/もしくは情報のタイプに対して異なることがある。好まし
くは、アプリケーションメッセージを定義するメッセージセットが長いほど、よ
り多くの繰返しを使用しなければならない。各サービスに特定のこの値は同報メ
ッセージのオーバヘッド部内で送ることができる。さまざまな位置(プロトコル
内の)が可能である。例えば、それはペイロードへ属性を与えるように定義され
るBATSサービス内に含めることができる。
【0155】 以下に、ワイヤレス端末アクティビティを記述する典型的なプロセスについて
説明する。多くのバリエーションが考えられる。例えば、パワーオン時にデータ
を読み出すために第1サイクルを待機する必要はない。 1.ワイヤレス端末はユーザが関心あるのはどのサービスカテゴリ、メッセー
ジタイプ等であるかの情報を取得する。この情報はスマートカード上で見つけた
りユーザがメモリ内へ入力したりすることができる。そのために、各サービスや
カテゴリには番号を、好ましくは、リンクされたサービスに対する階層順序で割
り当てることができる。例えば、スポット−NFLはリンクされた2つの数を有
する。 2.ワイヤレス端末はパワーオン時に制御チャネルを見つけ(マスター)制御
チャネルを読み出す。 3.サービス(例えば、BATS)に関するローカル記述情報を有する同報サ
ービスを運ぶ任意他のチャネルがあれば、そのチャネルは呼セットアップ目的に
対して割り当てられ、ワイヤレス端末は表示された(スレーブ)チャネルを読み
出す。 4.ワイヤレス端末は同報チャネルの記述部内の情報を使用して、 −どのサービスが現在ユーザ要求と一致するか、 −このサービスに関連するメッセージがどの時点で送信されるか、を確認し、 −各サービスに対する繰返し数を取得する。 5.ワイヤレス端末はサービスの第1サイクルを読み出す。送信数が2以上に
セットされる場合には、ワイヤレス端末は、典型的にはCRC検査を実施して、
正しく実施される高い尤度で表示される全フレームを格納する。このような多数
のフレームに基づいて冗長度が与えられる場合には、ワイヤレス端末はチャネル
復号を実施してメッセージを完全に回復させるのに十分な量の正しい受信データ
を有するかどうか計算する。 6.メッセージを完全に復号できる場合には、ワイヤレス端末は行き先(例え
ば、ディスプレイ、コンパニオン装置)へペイロードを配送する。ワイヤレス端
末は現在サイクルシーケンス番号およびサイクル繰返し数に従って、後続サイク
ルの読出しを省くことができる。メッセージを完全に復号できない場合、ワイヤ
レス端末は次のサイクル内の消失フレームを読み出すだけでよい。ワイヤレス端
末はチャネル復号が可能であるかどうか等を再度確認する。
【0156】より高い公称スループットに対する符号化フォーマット より高いレイヤ符号化の性能改善は改善されたCRMよりも高いネットビット
レートへ向けて適応させることができる。例えば、内部たたみ込み符号は5/6に
セットすることができ外部符号に対しては3/4以上にセットすることができる。
公称ネットビットレートにおける現在ANSI136を凌ぐ改善は(5/6)*(3/4)/
(1/2)≒1.25すなわち時間単位当たり25%の増加とすることができる。もう1
つの例は2RSフレームと組み合わせた5/6符号化であり、それはネットスルー
プットをさらに、(5/6)*(20/22)/(1/2)≒1.52すなわち52%改善することがで
きる。例えば、レイヤ2における符号化の低減はレイヤ3における少量の符号化
により完全に補償することができる。
【0157】 レイヤ2フレーム上で1/2からレート5/6へ行く時にWERが2倍になるものと
悲観的に仮定をすると、本ANSI136フォーマットの性能はこの典型的なフ
ォーマットと比較することができる。図32において、10%WERにおける符
号化無しの性能と20%WERにおける2RS符号化を比較することができる。
2サイクルに対して、20%WERにおける2RS符号化のCRMS性能はおよ
そ50%であり、10%WERにおける符号化無しに対するCRMSはおよそ9
%である(図32の矢符参照)。したがって、2サイクルに対して、代替フォー
マットはより良い結果を示す。さらに、スループットは52%より高速である。
【0158】 3サイクルに対してCRMSはそれぞれ78および96%であり、したがって
代替フォーマットはやはり基準フォーマットよりも性能がすぐれている。3サイ
クルについて、基準フォーマットに対する20%WERしたがって代替フォーマ
ットに対する40%WERを仮定すると、CRMSはそれぞれ5および9%であ
り、したがって代替フォーマットは幾分悪い。しかしながら、両フォーマットに
対する性能はこらの高WER条件においてむしろ悪くなることがある。4サイク
ル以上必要となることがある。
【0159】 より低いWERを有するシナリオについては、代替フォーマットはスループッ
トがより高いだけでなく基準フォーマットよりも性能がすぐれていることがある
。より高いWERに対しては、同じ経過時間中に、代替フォーマットは基準フォ
ーマットよりも多い回数ペイロードを送信している。例えば、基準フォーマット
が3サイクル送信している時間中に代替フォーマットは3*1.5すなわち4.5サイク
ル送信している。少量のRS符号化を含めることと所与の経過時間に対するサイ
クル数の増加することを組み合わせることにより、関連するあらゆる条件(WE
R,メッセージ数)に対して基準フォーマットよりも性能がすぐれている見込み
が最も高くなる。
【0160】 図面および明細書に本発明の典型的な好ましい実施例が開示され、特定の用語
が利用されたが、それらは包括的かつ記述的感覚だけで使用されるものであって
制約的意味合いはなく、発明の範囲は特許請求の範囲に記載されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 たたみ込みセルラー電話システムのアーキテクチュアを示す図である。
【図2】 IS−136、既知の工業規格、に従った時分割多元接続(TDMA)無線周
波数(RF)チャネルの構造を示す図である。
【図3】 図2に示すTDM RFチャネルを介して定義されるデジタル制御チャネル(
DCCH)のスーパーフレームに対する典型的な構造を示す図である。
【図4】 本発明に従って使用することができる典型的な移動ワイヤレス端末のブロック
図である。
【図5】 図4のワイヤレス端末からの時分割多元接続(TDMA)伝送に対するIS−
136スロットフォーマットを示す図である。
【図6】 図4のワイヤレス端末と通信する基地局のブロック図である。
【図7】 図6の基地局からのTDM伝送に対するIS−136スロットフォーマットを
示す図である。
【図8】 工業規格もしくは決定規格に従ってページメッセージを送信するのに使用する
ことができるレイヤ2(L2)フレームに対するフォーマットを示す図である。
【図9】 IS−136に従ったDCCHのアップリンクスロットフォーマットを示す図
である。
【図10】 IS−136に従ったDCCHのダウンリンクスロットフォーマットを示す図
である。
【図11】 IS−136DCCHのスロットにわたって定義されるスーパーフレームの構
造を示す図である。
【図12】 IS−136に従ったTDM/TDMAスロット内へのレイヤ3(L3)メッ
セージのマッピングを示す図である。
【図13】 本発明に従って、TDMAワイヤレス端末等の、複数のワイヤレス端末へワイ
ヤレスでメッセージを同報する動作を示す図である。
【図14】 本発明に従って、TDMAワイヤレス端末等の、ワイヤレス端末においてワイ
ヤレスで同報メッセージを受信する動作を示す図である。
【図15】 ANSI136標準に対するDCCHのスーパーおよびハイパーフレームを示
す図である。
【図16】 ANSI136標準のデジタル制御チャネル(DCCH)上の論理チャネルを
示す図である。
【図17】 本発明に従ったレイヤ3およびレイヤ2間のチャネル符号化を含む、ANSI
136標準のデジタル制御チャネル(DCCH)のダウンリンク上のレイヤ2さ
らには物理レイヤへのレイヤ3メッセージのマッピングを示す図である。
【図18】 ANSI136標準の同報チャネルのBeginフレームを示す図である。
【図19】 ANSI136標準の同報チャネルのContinueフレームを示す図である。
【図20】 ANSI136標準の同報チャネルのTransitionフレームを示す図である。
【図21】 さまざまな語エラーレート(WER)に対する正しい受信メッセージ(CRM
)の確率対メッセージ内のレイヤ2フレーム数(語)を示す図である。
【図22】 リード−ソロモン符号化の1フレームが加えられる、さまざまな語エラーレー
ト(WER)に対する正しい受信メッセージ(CRM)の確率対メッセージ内の
レイヤ2フレーム数(語)を示す図である。
【図23】 リード−ソロモン符号化の2フレームが加えられる、さまざまな語エラーレー
ト(WER)に対する正しい受信メッセージ(CRM)の確率対メッセージ内の
レイヤ2フレーム数(語)を示す図である。
【図24】 本発明を実現するのに使用することができるスーパーフレーム構造を示す図で
ある。
【図25】 本発明を実現するのに使用することができる提案された新しいスーパーフレー
ム構造を示す図である。
【図26】 本発明に従った、ANSI136に対するマスター/スレーブDCCHインプ
リメンテーションを示す図である。
【図27】 本発明に従ったマスターおよび2つのスレーブDCCHを示す図である。
【図28】 第1および第2RS符号化に対するメッセージセットを正しく受信する確率対
1および2サイクル後の10%WERに対するペイロード内のメッセージ数を示
す図である。
【図29】 第1および第2RS符号化に対するメッセージセットを正しく受信する確率対
1,2および3サイクル後の20%WERに対するペイロード内のメッセージ数
を示す図である。
【図30】 第1および第2RS符号化に対するメッセージセットを正しく受信する確率対
1,2および3サイクル後の10%WERに対するペイロード内のメッセージ数
を示す図である。
【図31】 第1および第2RS符号化に対するメッセージセットを正しく受信する確率対
1,2および3サイクル後の20%WERに対するペイロード内のメッセージ数
を示す図である。
【図32】 第1および第2RS符号化に対する12メッセージを正しく受信する確率対1
,2および3サイクル後のWERを示す図である。
【図33】 第1および第2RS符号化、メッセージセットを正しく受信する確率対3サイ
クル後のWERを示す図である。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成13年1月12日(2001.1.12)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0014】 サービスに加入申込みするユーザが非常に少ない場合には、パケットデータソ
リューションは一層効率的となることがある。一種のチャネルしか使用しないも
のよりも良好な帯域幅使用制御を行うことができる同報およびポイントツーポイ
ントサービスの組合せを使用するアプリケーションを構築することができる。例
えば、本出願の譲受人が譲り受けた1998年7月13日出願の本発明者による
特許出願第09/114,350号には同報されてコンテンツがサービスサーバ
内のより詳細な情報へハイパーリンクされる“ヘッドラインニュース”サービス
が開示されている。ユーザがアイテムすなわちトピックを選択すると、移動局が
ワールドワイドウェッブサイトとすることができるサービスサーバとのポイント
ツーポイント通信を発生し、あるいは詳細なコンテンツを移動局へダウンロード
することができる。したがって、同報サービスによりオペレータは付加価値サー
ビスに対する収入を受けたり、パケットデータサービスよりも効率的な提供を受
けることができる。 クアルコム社のPCT特許WO98/54866、Method and Apparatus for Providing Error Protection for Over the Air File Transferでは、IS−9 9に従った通信システムにおいて空中を介したエラーの無いファイル転送を提供 するために連接符号を使用することが検討されている。連接符号はリードソロモ ン符号化、CRCブロック符号化、およびたたみ込み符号化を含んでいる。送信 機において、ファイルはデータフレームへ分割され、データフレームに対してリ ードソロモン符号化が実施される。次に、リードソロモン符号化されたデータに 対してCRCブロック符号化が実施される。CRC符号化されたデータはたたみ 込み符号化される。CRCブロックステップはIS−99標準とのコンパチビリ ティを維持しながら、改善されたエラー訂正能力を提供する。受信機において、 符号語内の消去数が(n-k)以下であるか、あるいは符号語内のシンボルエラーが( n-k)/2以下であれば、リードソロモン復号が実施される。そうでなければ、再送 要求が送られる。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成13年3月7日(2001.3.7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C U,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE ,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS, JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,L R,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN ,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU, SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,T R,TT,UA,UG,UZ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 ライス、アレックス、クリスター アメリカ合衆国 ノースカロライナ、ダー ラム、 パーク リッジ ロード 805 − エイ5 Fターム(参考) 5J065 AA01 AB01 AC02 AD04 AD10 AD11 AF02 AG03 AG06 AH09 5K014 AA01 BA06 BA08 BA10 EA01 HA01 HA10 5K028 AA11 BB04 CC05 HH02 MM09 MM12 RR04 5K051 AA02 BB02 CC07 DD15 HH26 JJ11 JJ16 LL02 【要約の続き】 るデジタル制御チャネル(DCCH)を含むTDMAシ ステムに応用することができる。エラー訂正符号化フレ ームはS−BCCH論理チャネル内に配置される。次 に、S−BCCH論理チャネルは複数のTDMAタイム スロット内で無線電話機へワイヤレスで同報される。

Claims (83)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のワイヤレス端末へメッセージをワイヤレスで同報する
    方法であって、該方法は、 メッセージをエラー訂正符号化してエラー訂正符号化メッセージブロックを作
    り出すステップと、 エラー訂正符号化メッセージブロックを複数のフレームへ分割するステップと
    、 フレームをエラー訂正符号化して複数のエラー訂正符号化フレームを作り出す
    ステップと、 複数のエラー訂正符号化フレームを複数のワイヤレス端末へワイヤレスで同報
    するステップと、 を含む方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の方法であって、分割するステップとフレーム
    をエラー訂正符号化するステップとの間で、 フレームをエラー検出符号化して複数のエラー検出符号化フレームを作り出す
    ステップ、が実施され、 フレームをエラー訂正符号化するステップは、エラー検出符号化フレームをエ
    ラー訂正符号化して複数のエラー検出および訂正符号化フレームを作り出すステ
    ップを含む方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の方法であって、メッセージをエラー訂正符号
    化するステップはメッセージをブロック符号化するステップを含み、フレームを
    エラー訂正符号化するステップはフレームをたたみ込み符号化するステップを含
    む方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の方法であって、メッセージはレイヤ3メッセ
    ージであり、フレームはレイヤ2フレームである方法。
  5. 【請求項5】 請求項2記載の方法であって、メッセージをエラー訂正符号
    化するステップはメッセージをブロック符号化するステップを含み、フレームを
    エラー訂正符号化するステップはフレームをたたみ込み符号化するステップを含
    み、エラー検出符号化ステップはフレームを巡回冗長検査して巡回冗長検査値を
    含む複数の巡回冗長検査フレームを作り出すステップを含む方法。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の方法であって、さらに、エラー訂正符号化メ
    ッセージブロックがエラー訂正符号化されるという表示を与えるステップを含む
    方法。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の方法であって、表示を与えるステップはメッ
    セージブロックがエラー訂正符号化されるという表示をメッセージブロック内に
    与えるステップを含む方法。
  8. 【請求項8】 請求項6記載の方法であって、表示を与えるステップはメッ
    セージブロックがエラー訂正符号化されるという表示をメッセージブロック外に
    与えるステップを含む方法。
  9. 【請求項9】 請求項1記載の方法であって、ワイヤレスで同報するステッ
    プは複数のエラー訂正符号化フレームを同報チャネルを介して複数の無線電話機
    へワイヤレスで同報するステップを含む方法。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の方法であって、同報チャネルは複数のスロ
    ットを含む方法。
  11. 【請求項11】 請求項6記載の方法であって、表示を与えるステップは、
    さらに、エラー訂正符号化メッセージブロック内のエラー訂正符号化のタイプお
    よびエラー訂正符号化の量の少なくとも一方の表示を与えるステップを含む方法
  12. 【請求項12】 請求項1記載の方法であって、ワイヤレスで同報するステ
    ップは同じコンテンツで予め定められたサイクル数だけ繰り返し実施され、該方
    法は、さらに、予め定められたサイクル数の表示および現在のサイクル数の識別
    の少なくとも一方を与えるステップを含む方法。
  13. 【請求項13】 ワイヤレス端末においてメッセージをワイヤレスで受信す
    る方法であって、該方法は、 複数のフレームをワイヤレスで受信するステップと、 フレームをエラー訂正復号して複数のエラー訂正復号フレームを作り出すステ
    ップと、 複数のエラー訂正復号フレームを結合してメッセージブロックとするステップ
    と、 メッセージブロックをエラー訂正復号してメッセージを作り出すステップと、 を含む方法。
  14. 【請求項14】 請求項13記載の方法であって、エラー訂正復号するステ
    ップと結合するステップとの間で、 フレームをエラー検出復号して複数のエラー検出復号フレームを作り出すステ
    ップと、 エラー検出復号ステップの結果の表示を与えるステップと、が実施され、 フレームを結合するステップは複数のエラー検出復号フレームを結合してメッ
    セージとするステップを含む方法。
  15. 【請求項15】 請求項13記載の方法であって、メッセージブロックをエ
    ラー訂正復号するステップはメッセージブロックをブロック復号するステップを
    含み、フレームをエラー訂正復号するステップはフレームをたたみ込み復号する
    ステップを含む方法。
  16. 【請求項16】 請求項13記載の方法であって、メッセージブロックはレ
    イヤ3メッセージブロックであり、フレームはレイヤ2フレームである方法。
  17. 【請求項17】 請求項14記載の方法であって、メッセージブロックをエ
    ラー訂正復号するステップはメッセージブロックをブロック復号するステップを
    含み、フレームをエラー訂正復号するステップはフレームをたたみ込み復号する
    ステップを含み、エラー検出復号ステップはフレームを巡回冗長検査して巡回冗
    長検査がエラーを検出したかどうかを示す巡回冗長検査値を含む複数の巡回冗長
    検査フレームを作り出すステップを含む方法。
  18. 【請求項18】 請求項13記載の方法であって、メッセージブロックをエ
    ラー訂正復号するステップはメッセージブロックがエラー訂正符号化されるとい
    う表示を受信するステップに応答して実施される方法。
  19. 【請求項19】 請求項18記載の方法であって、表示を受信するステップ
    はメッセージブロックがエラー訂正符号化されるという表示をメッセージブロッ
    ク内で受信するステップを含む方法。
  20. 【請求項20】 請求項18記載の方法であって、表示を受信するステップ
    はメッセージブロックがエラー訂正符号化されるという表示をメッセージブロッ
    ク外で受信するステップを含む方法。
  21. 【請求項21】 請求項13記載の方法であって、ワイヤレスで受信するス
    テップは複数のフレームを同報チャネルを介してワイヤレスで受信するステップ
    を含む方法。
  22. 【請求項22】 請求項21記載の方法であって、同報チャネルは複数のス
    ロットを含む方法。
  23. 【請求項23】 請求項18記載の方法であって、表示を受信するステップ
    は、さらに、メッセージブロック内のエラー訂正符号化のタイプおよびエラー訂
    正符号化の量の少なくとも一方の表示を受信するステップを含み、メッセージブ
    ロックをエラー訂正復号するステップは受信した表示に従ってメッセージブロッ
    クをエラー訂正復号するステップを含む方法。
  24. 【請求項24】 請求項13記載の方法であって、ワイヤレスで受信するス
    テップは同じコンテンツで予め定められたサイクル数だけ繰り返し実施され、該
    方法は、さらに、予め定められたサイクル数の表示および現在のサイクル数の識
    別の少なくとも一方を受信するステップを含み、ワイヤレスで受信するステップ
    は予め定められたサイクル数の表示および現在のサイクル数の識別の受信した少
    なくとも一方に基づいて繰り返し実施される方法。
  25. 【請求項25】 請求項13記載の方法であって、エラー訂正復号ステップ
    にはワイヤレスで受信する方法に対する品質インジケータを発生するステップが
    続く方法。
  26. 【請求項26】 請求項14記載の方法であって、さらに、エラー訂正復号
    ステップの結果表示に基づいてワイヤレスで受信する方法に対する品質インジケ
    ータを発生するステップを含む方法。
  27. 【請求項27】 情報をワイヤレスで送信する方法であって、該方法は、 メッセージをエラー訂正符号化してエラー訂正符号化情報ブロックを作り出す
    ステップと、 エラー訂正符号化情報ブロックを複数のセグメントへ分割するステップと、 セグメントをエラー訂正符号化して複数のエラー訂正符号化セグメントを作り
    出すステップと、 複数のエラー訂正符号化セグメントをワイヤレスで送信するステップと、 を含む方法。
  28. 【請求項28】 請求項27記載の方法であって、分割するステップとセグ
    メントをエラー訂正符号化するステップとの間で、 セグメントをエラー検出符号化して複数のエラー検出符号化セグメントを作り
    出すステップ、が実施され、 セグメントをエラー訂正符号化するステップは、エラー検出符号化セグメント
    をエラー訂正符号化して複数のエラー検出および訂正符号化セグメントを作り出
    すステップを含む方法。
  29. 【請求項29】 請求項27記載の方法であって、情報をエラー訂正符号化
    するステップは情報をブロック符号化するステップを含み、セグメントをエラー
    訂正符号化するステップはセグメントをたたみ込み符号化するステップを含む方
    法。
  30. 【請求項30】 請求項28記載の方法であって、情報をエラー訂正符号化
    するステップは情報をブロック符号化するステップを含み、セグメントをエラー
    訂正符号化するステップはセグメントをたたみ込み符号化するステップを含み、
    エラー検出符号化ステップはセグメントを巡回冗長検査して複数の巡回冗長検査
    セグメントを作り出すステップを含む方法。
  31. 【請求項31】 請求項27記載の方法であって、さらに、情報ブロックが
    エラー訂正符号化されるという表示を与えるステップを含む方法。
  32. 【請求項32】 請求項31記載の方法であって、表示を与えるステップは
    エラー訂正符号化情報ブロックがエラー訂正符号化されるという表示を情報ブロ
    ック内に与えるステップを含む方法。
  33. 【請求項33】 請求項31記載の方法であって、表示を与えるステップは
    情報ブロックがエラー訂正符号化されるという表示をエラー訂正情報ブロック外
    に与えるステップを含む方法。
  34. 【請求項34】 請求項31記載の方法であって、表示を与えるステップは
    、さらに、エラー訂正符号化情報ブロック内のエラー訂正符号化のタイプおよび
    エラー訂正符号化の量の少なくとも一方の表示を与えるステップを含む方法。
  35. 【請求項35】 請求項27記載の方法であって、ワイヤレスで送信するス
    テップは同じコンテンツで予め定められたサイクル数だけ繰り返し実施され、該
    方法は、さらに、予め定められたサイクル数の表示および現在のサイクル数の識
    別の少なくとも一方を与えるステップを含む方法。
  36. 【請求項36】 ワイヤレス端末において情報をワイヤレスで受信する方法
    であって、該方法は、 複数のセグメントをワイヤレスで受信するステップと、 セグメントをエラー訂正復号して複数のエラー訂正復号セグメントを作り出す
    ステップと、 複数のエラー訂正復号セグメントを結合して情報ブロックとするステップと、 情報ブロックをエラー訂正復号して情報を作り出すステップと、 を含む方法。
  37. 【請求項37】 請求項36記載の方法であって、エラー訂正復号するステ
    ップと結合するステップとの間で、 セグメントをエラー検出復号して複数のエラー検出復号フレームを作り出すス
    テップと、 エラー検出復号ステップの結果の表示を結合するステップへ与えるステップと
    、が実施され、 セグメントを結合するステップは複数のエラー検出復号セグメントを結合して
    情報とするステップを含む方法。
  38. 【請求項38】 請求項36記載の方法であって、セグメントをエラー訂正
    復号するステップはセグメントをブロック復号するステップを含み、セグメント
    をエラー訂正復号するステップはセグメントをたたみ込み復号するステップを含
    む方法。
  39. 【請求項39】 請求項37記載の方法であって、情報ブロックをエラー訂
    正復号するステップはメッセージブロックをブロック復号するステップを含み、
    セグメントをエラー訂正復号するステップはセグメントをたたみ込み復号するス
    テップを含み、エラー検出復号ステップはセグメントを巡回冗長検査して巡回冗
    長検査がエラーを検出したかどうかを示す巡回冗長検査値を含む複数の巡回冗長
    検査セグメントを作り出すステップを含む方法。
  40. 【請求項40】 請求項36記載の方法であって、情報ブロックをエラー訂
    正復号するステップは情報ブロックがエラー訂正符号化されるという表示を受信
    するステップに応答して実施される方法。
  41. 【請求項41】 請求項40記載の方法であって、表示を受信するステップ
    は情報ブロックがエラー訂正符号化されるという表示を情報ブロック内で受信す
    るステップを含む方法。
  42. 【請求項42】 請求項40記載の方法であって、表示を受信するステップ
    は情報ブロックがエラー訂正符号化されるという表示を情報ブロック外で受信す
    るステップを含む方法。
  43. 【請求項43】 請求項40記載の方法であって、表示を受信するステップ
    は、さらに、情報ブロック内のエラー訂正符号化のタイプおよびエラー訂正符号
    化の量の少なくとも一方の表示を受信するステップを含み、情報ブロックをエラ
    ー訂正復号するステップは受信した表示に従って情報ブロックをエラー訂正復号
    するステップを含む方法。
  44. 【請求項44】 請求項36記載の方法であって、ワイヤレスで受信するス
    テップは同じコンテンツで予め定められたサイクル数だけ繰り返し実施され、該
    方法は、さらに、予め定められたサイクル数の表示および現在のサイクル数の識
    別の少なくとも一方を受信するステップを含み、ワイヤレスで繰り返すステップ
    は予め定められたサイクル数の表示および現在のサイクル数の識別の受信した少
    なくとも一方に基づいて繰り返し実施される方法。
  45. 【請求項45】 請求項36記載の方法であって、エラー訂正復号ステップ
    にはワイヤレスで受信する方法に対する品質インジケータを発生するステップが
    続く方法。
  46. 【請求項46】 ショートメッセージサービス同報制御チャネル(S−BC
    CH)論理チャネルを有するデジタル制御チャネル(DCCH)を含む時分割多
    元接続(TDMA)システムにおける複数のワイヤレス端末へメッセージをワイ
    ヤレスで同報する方法であって、該方法は、 メッセージをエラー訂正符号化してエラー訂正符号化情報ブロックを作り出す
    ステップと、 エラー訂正符号化メッセージブロックを複数のフレームへ分割するステップと
    、 フレームをエラー訂正符号化して複数のエラー訂正符号化フレームを作り出す
    ステップと、 複数のエラー訂正符号化フレームをS−BCCH論理チャネル内へ配置するス
    テップと、 S−BCCH論理チャネルを複数のワイヤレス端末へ複数のTDMAタイムス
    ロット内でワイヤレスで同報するステップと、 を含む方法。
  47. 【請求項47】 請求項46記載の方法であって、さらに、メッセージがエ
    ラー訂正符号化されるという表示を与えるステップを含む方法。
  48. 【請求項48】 請求項47記載の方法であって、表示を与えるステップは
    メッセージがエラー訂正符号化されるという表示をS−BCCH内に与えるステ
    ップを含む方法。
  49. 【請求項49】 請求項47記載の方法であって、表示を与えるステップは
    メッセージがエラー訂正符号化されるという表示をS−BCCH外に与えるステ
    ップを含む方法。
  50. 【請求項50】 請求項47記載の方法であって、メッセージはメッセージ
    タイプ(MT)フィールドを含み、表示を与えるステップはメッセージに対応す
    るメッセージタイプを示す値をMTフィールド内に与えるステップを含む方法。
  51. 【請求項51】 請求項49記載の方法であって、DCCHは、さらに、高
    速BCCH(F−BCCH)および拡張BCCH(E−BCCH)を含み、表示
    を与えるステップはS−BCCH内の少なくとも1つのメッセージがエラー訂正
    符号化されるという表示をF−BCCHもしくはE−BCCH内に与えるステッ
    プを含む方法。
  52. 【請求項52】 請求項46記載の方法であって、分割するステップとフレ
    ームをエラー訂正符号化するステップとの間で、 複数のフレームへ巡回冗長検査(CRC)を加えるステップが実施され、 フレームをエラー訂正符号化するステップはCRCを含むフレームをエラー訂
    正符号化して複数のエラー検出および訂正符号化フレームを作り出すステップを
    含む方法。
  53. 【請求項53】 請求項46記載の方法であって、メッセージをエラー訂正
    符号化するステップは情報をブロック符号化するステップを含み、フレームをエ
    ラー訂正符号化するステップはフレームをたたみ込み符号化するステップを含む
    方法。
  54. 【請求項54】 請求項53記載の方法であって、フレームをたたみ込み符
    号化するステップはレート1/2よりも低いたたみ込み符号化でフレームをたたみ
    込み符号化するステップを含む方法。
  55. 【請求項55】 請求項52記載の方法であって、メッセージをエラー訂正
    符号化するステップはメッセージをブロック符号化するステップを含み、フレー
    ムをエラー訂正符号化するステップはフレームをたたみ込み符号化するステップ
    を含む方法。
  56. 【請求項56】 請求項54記載の方法であって、さらに、フレームをたた
    み込み符号化するステップは、レート1/2たたみ込み符号化ではなく、レート1/2
    よりも低いたたみ込み符号化で実施されるという表示を与えるステップを含む方
    法。
  57. 【請求項57】 請求項46記載の方法であって、TDMAシステムはマス
    ターおよびスレーブDCCHの両方を含み、S−BCCHチャネルはスレーブD
    CCHの少なくとも一部を含む方法。
  58. 【請求項58】 請求項57記載の方法であって、S−BCCHチャネルは
    全体スレーブDCCHを含む方法。
  59. 【請求項59】 請求項47記載の方法であって、表示を与えるステップは
    、さらに、エラー訂正符号化メッセージブロック内のエラー訂正符号化のタイプ
    およびエラー訂正符号化の量の少なくとも一方の表示を与えるステップを含む方
    法。
  60. 【請求項60】 請求項46記載の方法であって、ワイヤレスで同報するス
    テップは同じコンテンツで予め定められたサイクル数だけ繰り返し実施され、該
    方法は、さらに、予め定められたサイクル数の表示および現在のサイクル数の識
    別の少なくとも一方を与えるステップを含む方法。
  61. 【請求項61】 請求項46記載の方法であって、配置するステップは、 第1および第2のS−BCCH論理チャネルを提供するステップと、 複数のエラー訂正符号化フレームを第2のS−BCCH論理チャネル内に配置
    するステップと、 第2のS−BCCH論理チャネル内にいくつかのスロットの表示を与えるステ
    ップと、を含み、 ワイヤレスで同報するステップは、第1および第2のS−BCCH論理チャネ
    ルおよび表示を複数のワイヤレス端末へ複数のTDMAタイムスロット内にワイ
    ヤレスで同報するステップを含む方法。
  62. 【請求項62】 請求項61記載の方法であって、さらに、BCCH内の保
    存されたスロット数の表示を与えるステップを含む方法。
  63. 【請求項63】 ショートメッセージサービス同報制御チャネル(S−BC
    CH)論理チャネルを有するデジタル制御チャネル(DCCH)を含む時分割多
    元接続(TDMA)システムにおけるワイヤレス端末においてメッセージをワイ
    ヤレスで受信する方法であって、該方法は、 DCCHを含む複数のTDMAフレームをワイヤレスで受信するステップと、 DCCH内のS−BCCHの少なくとも一部をエラー訂正復号して複数のエラ
    ー訂正復号フレームを作り出すステップと、 複数のエラー訂正復号フレームを結合してメッセージブロックとするステップ
    と、 メッセージブロックをエラー訂正復号してメッセージを作り出すステップと、 を含む方法。
  64. 【請求項64】 請求項63記載の方法であって、DCCH内のS−BCC
    Hの少なくとも一部をエラー訂正復号するステップはS−BCCHの少なくとも
    一部がエラー訂正符号化されるという表示の受信に応答して実施される方法。
  65. 【請求項65】 請求項64記載の方法であって、表示を受信するステップ
    はS−BCCHの少なくとも一部がエラー訂正符号化されるという表示をS−B
    CCH内で受信するステップを含む方法。
  66. 【請求項66】 請求項64記載の方法であって、表示を受信するステップ
    はS−BCCHの少なくとも一部がエラー訂正符号化されるという表示をS−B
    CCH外で受信するステップを含む方法。
  67. 【請求項67】 請求項64記載の方法であって、メッセージはメッセージ
    タイプ(MT)フィールドを含み、表示を受信するステップはメッセージに対応
    するメッセージタイプを示す値をMTフィールド内に受信するステップを含む方
    法。
  68. 【請求項68】 請求項64記載の方法であって、DCCHは、さらに、高
    速BCCH(F−BCCH)および拡張BCCH(E−BCCH)を含み、表示
    を受信するステップはS−BCCH内の少なくとも1つのメッセージがエラー訂
    正符号化されるという表示をF−BCCHもしくはE−BCCH内に与えるステ
    ップを含む方法。
  69. 【請求項69】 請求項63記載の方法であって、エラー訂正復号するステ
    ップと結合するステップとの間で、 S−BCCHの少なくとも一部をエラー検出復号して複数のエラー検出復号フ
    レームを作り出すステップと、 エラー検出復号ステップの結果の表示を結合するステップへ与えるステップと
    、が実施され、 フレームを結合するステップは複数のエラー検出復号フレームを結合してメッ
    セージとするステップを含む方法。
  70. 【請求項70】 請求項63記載の方法であって、S−BCCHの少なくと
    も一部をエラー訂正復号するステップはS−BCCHの少なくとも一部をブロッ
    ク復号するステップを含み、フレームをエラー訂正復号するステップはフレーム
    をたたみ込み復号するステップを含む方法。
  71. 【請求項71】 請求項69記載の方法であって、S−BCCHの少なくと
    も一部をエラー訂正復号するステップはS−BCCHの少なくとも一部をブロッ
    ク復号するステップを含み、フレームをエラー訂正復号するステップはフレーム
    をたたみ込み復号するステップを含み、エラー検出復号ステップはフレームを巡
    回冗長検査して巡回冗長検査がエラーを検出したかどうかを示す巡回冗長検査値
    を含む複数の巡回冗長検査フレームを作り出すステップを含む方法。
  72. 【請求項72】 請求項70記載の方法であって、フレームをたたみ込み符
    号化するステップはレート1/2よりも低いたたみ込み符号化でフレームをたたみ
    込み符号化するステップを含む方法。
  73. 【請求項73】 請求項72記載の方法であって、さらに、フレームをたた
    み込み符号化するステップは、レート1/2たたみ込み符号化ではなく、レート1/2
    よりも低いたたみ込み符号化で実施されるという表示を与えるステップを含む方
    法。
  74. 【請求項74】 請求項63記載の方法であって、TDMAシステムはマス
    ターおよびスレーブDCCHの両方を含み、S−BCCHチャネルはスレーブD
    CCHの少なくとも一部を含む方法。
  75. 【請求項75】 請求項74記載の方法であって、S−BCCHチャネルは
    全体スレーブDCCHを含む方法。
  76. 【請求項76】 請求項64記載の方法であって、表示を受信するステップ
    は、さらに、エラー訂正符号化メッセージブロック内のエラー訂正符号化のタイ
    プおよびエラー訂正符号化の量の少なくとも一方の表示を受信するステップを含
    む方法。
  77. 【請求項77】 請求項63記載の方法であって、ワイヤレスで受信するス
    テップは同じコンテンツで予め定められたサイクル数だけ繰り返し実施され、該
    方法は、さらに、予め定められたサイクル数の表示および現在のサイクル数の識
    別の少なくとも一方を受信するステップを含む方法。
  78. 【請求項78】 請求項63記載の方法であって、エラー訂正復号ステップ
    にはワイヤレスで受信する方法に対する品質インジケータを発生するステップが
    続く方法。
  79. 【請求項79】 請求項69記載の方法であって、さらに、エラー検出復号
    ステップの結果表示に基づいてワイヤレスで受信する方法に対する品質インジケ
    ータを発生するステップを含む方法。
  80. 【請求項80】 メッセージを複数のワイヤレス端末へ同報する基地局であ
    って、該基地局は、 メッセージをエラー訂正符号化してエラー訂正符号化メッセージブロックを作
    り出す手段と、 エラー訂正符号化メッセージブロックを複数のフレームへ分割する手段と、 フレームをエラー訂正符号化して複数のエラー訂正符号化フレームを作り出す手
    段と、 複数のエラー訂正符号化フレームを複数の無線電話機へワイヤレスで同報する
    手段と、 を含む基地局。
  81. 【請求項81】 ワイヤレス端末であって、該端末は、 複数のフレームをワイヤレスで受信する手段と、 フレームをエラー訂正復号して複数のエラー訂正復号フレームを作り出す手段
    と、 複数のエラー訂正復号フレームを結合してメッセージブロックとする手段と、 メッセージブロックをエラー訂正復号してメッセージを作り出す手段と、 を含むワイヤレス端末。
  82. 【請求項82】 ショートメッセージサービス同報制御チャネル(S−BC
    CH)論理チャネルを含むデジタル制御チャネル(DCCH)を介して複数のワ
    イヤレス端末へメッセージを同報する時分割多元接続(TDMA)基地局であっ
    て、該TDMA基地局は、 メッセージをエラー訂正符号化してエラー訂正符号化メッセージブロックを作
    り出す手段と、 エラー訂正符号化メッセージブロックを複数のフレームへ分割する手段と、 フレームをエラー訂正符号化して複数のエラー訂正符号化フレームを作り出す
    手段と、 複数のエラー訂正符号化セグメントをS−BCCH論理チャネル内に配置する
    手段と、 S−BCCH論理チャネルを複数の無線電話機へ複数のTDMAタイムスロッ
    ト内でワイヤレスで同報する手段と、 を含む基地局。
  83. 【請求項83】 時分割多元接続(TDMA)ワイヤレス端末であって、 ショートメッセージサービス同報制御チャネル(S−BCCH)論理チャネルを
    有するデジタル制御チャネル(DCCH)を含む複数のTDMAフレームをワイ
    ヤレスで受信する手段と、 DCCH内のS−BCCHの少なくとも一部をエラー訂正復号して複数のエラ
    ー訂正復号フレームを作り出す手段と、 複数のエラー訂正復号フレームを結合してメッセージブロックとする手段と、 メッセージブロックをエラー訂正復号してメッセージを作り出す手段と、 を含むワイヤレス端末。
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